JP2001155107A - 電子決済システム - Google Patents

電子決済システム

Info

Publication number
JP2001155107A
JP2001155107A JP33900099A JP33900099A JP2001155107A JP 2001155107 A JP2001155107 A JP 2001155107A JP 33900099 A JP33900099 A JP 33900099A JP 33900099 A JP33900099 A JP 33900099A JP 2001155107 A JP2001155107 A JP 2001155107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
settlement
wallet
customer
electronic
institution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33900099A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Nishio
美和 西尾
Akiyoshi Usui
明寿 碓氷
Kazuhiko Shigemi
和彦 重見
Toshihisa Takeuchi
敏尚 竹内
Shinobu Hasebe
忍 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP33900099A priority Critical patent/JP2001155107A/ja
Publication of JP2001155107A publication Critical patent/JP2001155107A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の決済機関を利用したい場合や利用して
いる場合の商取引ないし電子決済の手続を容易にすると
共に顧客に対するサポートコストの低減を図る。 【解決手段】 通信ネットワーク上で商取引をする顧客
81と前記商取引の決済を行う決済機関83との間に、
複数のウォレットを集中運用・管理可能のサーバウォレ
ット運用機関86を介在させ、当該運用機関が複数の決
済機関との間でウォレット運用・管理及び商取引決済の
委託を受けており、かつ複数の顧客との間でウォレット
管理の委託を受けていることにより、顧客は、前記運用
機関にアクセスしてその運用機関が前記委託を受けてい
る複数の決済機関の範囲内で自身の利用可能な決済機関
を任意に選択し自身が管理を委託したウォレットにて商
取引決済を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商取引、特にイン
ターネット等の通信ネットワークを利用した商取引の決
済をインターネット等の通信ネットワークを利用して行
うための電子決済システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信ネットワーク、特にインター
ネットを利用した電子商取引の普及に伴い、インターネ
ット上で安全な商取引を実現するために、電子マネー決
済、プリペイド方式の決済、更にはクレジットカードや
デビットカードを利用した決済等、種々の決済方式が提
案されている。
【0003】これらの決済方式のうち、安全性の面から
SET(Secure Electronic Transaction)決済への期
待が高まっており、既にクレジットカード会社・銀行
等、種々の金融機関が相次いでSETを利用した決済サ
ービス(決済機関)の提供を開始している。
【0004】図8は、従来のSETを利用した電子決済
システムの構成を示すブロック図である。図示するよう
に、従来のこの種のシステムは、顧客であるショッピン
グ利用者(クレジットカード会員、銀行・郵便局等の金
融機関預貯金口座開設者)81、仮想店舗82、クレジ
ットカード会社・銀行等の決済機関83及び認証局(C
A)84が、インターネット85で接続されてなる。
【0005】ここで、上記ショッピング利用者81はS
ETプロトコル対応のウォレット81cを備える。この
ウォレット81cは決済機関83からショッピング利用
者81に個別に配布されたソフトウェア(ウォレットソ
フトウェア)であり、ショッピング利用者81のパーソ
ナルコンピュータ等からなる端末(利用者端末)81a
にインストールされ、ショッピングの際に支払い処理要
求を仮想店舗82に送る。なお、81bはWWWブラウ
ザである。
【0006】仮想店舗82はSETプロトコル対応の仮
想店舗POS82bを備える。この仮想店舗POSは仮
想店舗82のサーバ(仮想店舗サーバ)82aにインス
トールされ、ショッピング利用者81から送られる支払
い処理要求を受け、決済機関83の後述決済ゲートウェ
イに承認処理を要求する。
【0007】決済機関83はSETプロトコル対応の決
済ゲートウェイ83aを備える。この決済ゲートウェイ
83aは決済システム83bに接続され、ショッピング
利用者81からの支払い処理要求に従って仮想店舗82
から送られる承認処理要求を、決済システム83bに通
知し、承認処理を行う。
【0008】認証局84は、SETプロトコル対応の認
証局で、ショッピング利用者81、仮想店舗82及び決
済機関83とは別に第三者機関として存在し、ショッピ
ング利用者81、仮想店舗82及び決済機関83相互で
通信する際、各々真正な相手方かどうかを証明(認証)
する。
【0009】しかしながら上述従来システムでは、次の
ような問題点があった。 (A)ショッピング利用者81側での問題点 ショッピング利用者81がSET決済等、所定のプロト
コルによる電子決済を利用するためには、ウォレットソ
フトウェアを自身の利用者端末81aにインストールす
る必要があった。
【0010】また、ショッピング利用者81は、仮想店
舗82でのショッピングを行う前に、ウォレットソフト
ウェアの入手、インストール、ウォレット設定等、手間
のかかる作業を行わなければならなかった。更に、これ
らの作業においては、各ショッピング利用者81の利用
者端末環境(使用しているOSやウォレットソフトウェ
アのバージョン、主メモリ容量、ハードディスク構成
等)が異なることから、ウォレットソフトウェアをイン
ストールしても正常に動作しないばかりか、それまで使
用していた利用者端末環境を破壊してしまう虞もあっ
た。
【0011】(B)決済機関83側での問題点 ウォレットソフトウェアの配布については、ソフトウェ
ア自体のサイズが4メガバイト〜10メガバイトもあっ
て、インターネット85上で配布するには大きいこと
や、暗号化ソフトウェアを含んでおりインターネット8
5上での配布(海外への配布)が規制されていることか
ら、現在はCD−ROM等の記憶媒体に格納し郵便や宅
配便で直接配送している。このため、クレジットカード
会社・銀行等の決済機関83は、ショッピング利用者8
1を増やす場合に、このCD−ROM等の記憶媒体の配
送に多大なコストを負担する必要があった。また仮に、
海外への配布(輸出)規制の問題が解消され、インター
ネット85によるオンライン配布(ダウンロード)が可
能になっても、ショッピング利用者81がダウンロード
のための多大な通信費を負担せねばならず、かえって普
及を阻害する原因になりかねなかった。
【0012】決済機関83は、ショッピング利用者81
がSET決済等、電子決済を利用していくときに発生す
るウォレット管理等のトラブルに対してサポートしてい
くが、そのためのコストも、例えば1時間30分もの電
話によるサポートの実例もあるように多大なものにな
り、従来システムのままでは決済機関83の運営を圧迫
していくことになった。
【0013】そこで、これらの問題点を解消すべく、S
ETを利用した電子決済システムの改良形としてサーバ
管理型SET決済システムが提案されている。図9は、
このサーバ管理型SET決済システムの構成を示すブロ
ック図である。図示するように、このシステムでは、顧
客であるショッピング利用者81、仮想店舗82、決済
機関83及び認証局84がインターネット85で接続さ
れてなる点と、仮想店舗82、認証局84及びインター
ネット85の構成とは、図8に示す従来システムと同様
であるが、ショッピング利用者81及び決済機関83の
構成は各々異なる。
【0014】すなわち、ここでの決済機関83は、決済
ゲートウェイ83a、決済システム83bに加えてサー
バ管理型ウォレットシステム83cを備える。このサー
バ管理型ウォレットシステム83cは、ショッピング利
用者81毎のウォレットを集中管理するもので、インタ
ーフェイスソフトウェア83d、ショッピング利用者8
1の人数分の個別ウォレット83e及び利用者データベ
ース(顧客データベース)83fを備えてなる。
【0015】決済機関83がこのようにショッピング利
用者81毎のウォレットを備えて構成されているので、
ショッピング利用者81は決済機関83のサーバ管理型
ウォレットシステム83cで管理される自身のウォレッ
トを利用するためのウォレット接続モジュール81dを
自身の利用者端末81aにインストールするだけでSE
T決済できるようになる。すなわち各ショッピング利用
者81は、ウォレット接続モジュール81dで自身のウ
ォレットを起動し、使用して決済することになる。
【0016】ここで、ウォレット接続モジュール81d
は、サイズが小さく、また暗号化モジュールを含まず上
述配布規制がないので、インターネット85により低コ
スト、かつ自由にダウンロードすることができ、自身の
利用者端末81aに簡単にインストールして簡単に使用
(取引・決済)することができる。また、このようなサ
ーバ管理型SET決済システムは、ショッピング利用者
81毎のウォレットをサーバ管理型ウォレットシステム
83cで集中管理するので、従来システムにおける各決
済機関83でのサポート上のコスト増大の問題点を解消
することができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記改良
形の電子決済システム(サーバ管理型SET決済システ
ム)には、次のような問題点があった。 (α)ショッピング利用者81側での問題点 ショッピング利用者81は、複数のクレジットカード会
社・銀行等の決済機関83のウォレットを利用したい場
合(入会時)あるいはウォレットの利用を止める場合
(退会時)、各々の決済機関83に対してその申込みを
しなければならなかった。
【0018】また、ウォレットの初期登録や管理(設定
の変更)を行う場合、各々の決済機関83(サーバ管理
型ウォレットシステム83c)にアクセスし、個別に登
録・管理をしなければならなかった。更に、あるウォレ
ット接続モジュール81dをダウンロードし、利用者端
末81aにインストールする場合、既存のウォレット接
続モジュール81dに上書きインストールしてしまうた
め、ウォレットを変更使用するたびに、使用したい決済
機関83のウォレット接続モジュール81dをダウンロ
ードしインストールいなければならなかった。
【0019】その他、決済機関83毎にウォレットのロ
グインIDやウォレット操作のモニタ画面表示(操作方
法)が異なっている場合が多く、このため、ショッピン
グ利用者81が複数の決済機関83をもち、それらを適
宜混用する場合に、操作がしづらいという問題点もあっ
た。また、ショッピング利用者81が複数の決済機関8
3をもっていても、ある決済機関83での電子決済操作
中にその決済機関83のクレジットカードの期限が切れ
ていたり、振替口座の残高が決済すべき金額より少ない
等の理由により、そこでの決済ができない場合には再
度、しかも最初からの操作をしなければならなかった。
【0020】(β)決済機関83側での問題点 個々の決済機関83がサーバ管理型ウォレットシステム
83cを設置、運用及び管理し、また、ショッピング利
用者81に対するサポートをしなければならず、電子決
済システム全体として多大なコストがかかった。
【0021】本発明は、上記従来システムの問題点を解
消すべくなされたものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述課題を解
決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉顧客が店舗との商取引の決済を通信ネットワ
ークを利用して決済機関にて行う電子決済システムにお
いて、前記顧客と決済機関との間に決済代行機関を介在
させ、当該決済代行機関に前記顧客が商取引決済のため
にアクセスしてきたとき、当該決済代行機関は、決済代
行が委託されている複数の決済機関中に、アクセスして
きた前記顧客が利用可能な決済機関が1又は複数ある場
合にその1の又は当該顧客が選択した任意の決済機関に
代行してその商取引決済が可能であることを特徴とする
電子決済システム。
【0023】〈構成2〉構成1に記載の電子決済システ
ムにおいて、店舗は通信ネットワーク上の仮想店舗であ
り、商取引は電子商取引であることを特徴とする電子決
済システム。
【0024】〈構成3〉通信ネットワーク上で商取引を
する顧客と前記商取引の決済を行う決済機関との間に、
複数のウォレットを集中運用・管理可能のサーバウォレ
ット運用機関を介在させ、当該運用機関が複数の決済機
関との間でウォレット運用・管理及び商取引決済の委託
を受けており、かつ複数の顧客との間でウォレット管理
の委託を受けていることにより、顧客は、前記運用機関
にアクセスしてその運用機関が前記委託を受けている複
数の決済機関の範囲内で自身の利用可能な決済機関を任
意に選択し自身が管理を委託したウォレットにて商取引
決済できることを特徴とする電子決済システム。
【0025】〈構成4〉構成3に記載の電子決済システ
ムにおいて、サーバウォレット運用機関は顧客データベ
ースをもつことを特徴とする電子決済システム。
【0026】〈構成5〉構成3又は4に記載の電子決済
システムにおいて、サーバウォレット運用機関は、顧客
のウォレット内に当該顧客が利用可能な複数の決済機関
の証明書を格納し、顧客が自身のウォレット内の任意の
証明書を選択し、その証明書に対応する決済機関を利用
して商取引決済できることを特徴とする電子決済システ
ム。
【0027】〈構成6〉構成3、4又は5に記載の電子
決済システムにおいて、サーバウォレット運用機関は、
顧客に対して、複数の決済機関についての証明書の初期
化、更新を一括して実行できることを特徴とする電子決
済システム。
【0028】〈構成7〉構成3〜6のいずれかに記載の
電子決済システムにおいて、サーバウォレット運用機関
は、1の顧客のウォレットを複数設定でき、前記1の顧
客はその複数のウォレットの中から選択した任意の1の
ウォレットで又は複数のウォレットを併用して商取引決
済できることを特徴とする電子決済システム。
【0029】〈構成8〉構成3〜7のいずれかに記載の
電子決済システムにおいて、サーバウォレット運用機関
は、1のウォレットを当該ウォレットの管理を委託した
顧客と所定の関係をもつ当該顧客以外の者が当該運用機
関にアクセスして当該顧客のウォレットにて商取引決済
できることを特徴とする電子決済システム。
【0030】〈構成9〉構成8に記載の電子決済システ
ムにおいて、サーバウォレット運用機関は、顧客以外の
者の当該運用機関へのアクセスによる商取引決済につ
き、決済できる商取引の内容に制限を設定できることを
特徴とする電子決済システム。
【0031】〈構成10〉構成3〜9のいずれかに記載
の電子決済システムにおいて、サーバウォレット運用機
関へのウォレット初期登録時及び管理時のうちの少なく
ともいずれか一方の時における顧客端末モニタ画面の最
初のページ表示内容はサーバウォレット運用機関が代行
する決済機関の相違に拘らず共通に設定されていること
を特徴とする電子決済システム。
【0032】〈構成11〉構成3〜10のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、サーバウォレット運用
機関へアクセスしてウォレットを操作する顧客側のモジ
ュール化されたソフトウェアは複数の決済機関に共通使
用できることを特徴とする電子決済システム。
【0033】〈構成12〉構成3〜11のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、ウォレットにアクセス
するためのログインID、パスワードは複数の決済機関
に共通使用できることを特徴とする電子決済システム。
【0034】〈構成13〉構成3〜12のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、特定の決済機関のクレ
ジットカード又は銀行口座にて商取引決済が実行できな
い場合に、そのクレジットカード又は銀行口座を顧客端
末モニタ画面に表示しないことを特徴とする電子決済シ
ステム。
【0035】〈構成14〉構成3〜13のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、特定の決済機関のクレ
ジットカード又は銀行口座にて商取引決済が実行できな
い場合に、そのクレジットカード又は銀行口座にて商取
引決済が実行できない理由を顧客端末モニタ画面に表示
することを特徴とする電子決済システム。
【0036】〈構成15〉構成3〜14のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、特定の決済機関のクレ
ジットカード又は銀行口座にて商取引決済が実行できな
い場合に、引き続き、他のクレジットカード又は銀行口
座にて商取引決済を実行すべく当該他のクレジットカー
ド又は銀行口座の選択ができることを特徴とする電子決
済システム。
【0037】〈構成16〉構成3〜15のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、仮想店舗での決済が完
了した際に、決済完了通知を電子メールにて顧客に送信
することを特徴とする電子決済システム。
【0038】〈構成17〉構成4〜16のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、顧客が顧客データベー
スに登録されているウォレット上の顧客情報を更新した
場合、顧客のウォレットに登録されている決済機関に更
新内容を通知することを特徴とする電子決済システム。
【0039】〈構成18〉構成4〜17のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、顧客が顧客のウォレッ
トに登録されている、ある決済機関に対して顧客情報を
更新した場合、更新内容を決済機関がサーバウォレット
運用機関に通知又はサーバウォレット運用機関が決済機
関に問い合わせることにより、サーバウォレット運用機
関が前記更新内容にて顧客データベースを更新すること
を特徴とする電子決済システム。
【0040】〈構成19〉構成4〜18のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、顧客による決済の際
に、決済機関が有する顧客情報と顧客データベース上の
顧客情報の差異をチェックし、決済機関が有する顧客情
報が新しい場合、その新しい情報に顧客データベースを
更新することを特徴とする電子決済システム。
【0041】〈構成20〉構成4〜19のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、顧客データベースの内
容で顧客のウォレットに登録されている決済機関に更新
内容を通知することを特徴とする電子決済システム。
【0042】〈構成21〉構成4〜20のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、定期的に又は顧客のウ
ォレットへのログイン時に、顧客データベースに存在す
る証明書の有効期限を参照し、その有効期限までの期間
が予め設定した日数以下になった場合に、顧客にその旨
を電子メールで通知するか、前記ログイン時に顧客端末
モニタ画面にその旨を表示することを特徴とする電子決
済システム。
【0043】〈構成22〉構成3〜21のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、顧客がサーバウォレッ
ト運用機関が提供するウォレットサービスから退会する
場合、その顧客が当該顧客のウォレットに登録されてい
る全ての決済機関に対して一括して退会手続き可能であ
ることを特徴とする電子決済システム。
【0044】〈構成23〉構成3〜22のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、顧客がサーバウォレッ
ト運用機関が提供するウォレットサービスにおいて当該
顧客のウォレットに登録されている一部の決済機関から
退会する場合、決済機関の相違に拘らず共通の手順で退
会手続き可能であることを特徴とする電子決済システ
ム。
【0045】〈構成24〉構成3〜23のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、顧客からウォレットの
パスワードを忘れた旨の通知を受けた場合、当該顧客の
ウォレットに登録されている他の決済機関の口座番号又
はクレジットカード番号に対する暗証番号を確認するこ
とにより本人確認を行い当該顧客にパスワードを通知す
ることを特徴とする電子決済システム。
【0046】〈構成25〉構成3〜24のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、顧客からの通知により
当該顧客のウォレットに登録されている全ての決済機関
に関するウォレットを利用した商取引決済を停止できる
ことを特徴とする電子決済システム。
【0047】〈構成26〉構成3〜25のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、ある決済機関からの通
知により、その決済機関のウォレットを商取引決済に利
用している特定の顧客のウォレットに登録されている全
ての決済機関に関して、ウォレットを利用した商取引決
済を停止することを特徴とする電子決済システム。
【0048】〈構成27〉構成4〜26のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、サーバウォレット運用
機関は、顧客の購買行動履歴を顧客データベースに格納
し、所望時に顧客の購買行動統計情報として作成し出力
できることを特徴とする電子決済システム。
【0049】〈構成28〉構成3〜27のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、サーバウォレット運用
機関は、顧客がウォレット利用時に参照する顧客端末モ
ニタ画面に広告情報を表示させ得ることを特徴とする電
子決済システム。
【0050】〈構成29〉構成3〜28のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、サーバウォレット運用
機関は、顧客に対し商取引決済に付帯する付加情報提供
サービスが可能なことを特徴とする電子決済システム。
【0051】〈構成30〉構成3〜29のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、サーバウォレット運用
機関は、当該サーバウォレット運用機関以外の者が提供
しようとする情報提供サービスを、当該サーバウォレッ
ト運用機関の顧客が商取引決済時に参照する顧客端末モ
ニタ画面に表示できることを特徴とする電子決済システ
ム。
【0052】〈構成31〉構成1〜30のいずれかに記
載の電子決済システムにおいて、通信ネットワークを利
用した商取引決済はSETプロトコルによることを特徴
とする電子決済システム。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。図1は、本発明による電子決済シ
ステムの具体例を示すブロック図である。ここでは、電
子商取引の対象がインターネット上の仮想店舗の商品で
あり、顧客であるショッピング利用者がその仮想店舗の
商品の購入代金をインターネットにてSETを利用した
電子決済で決済する場合について説明する。
【0054】図示するように、本発明システムでは、シ
ョッピング利用者(顧客)81、仮想店舗82、決済機
関83及び認証局84がインターネット85で接続され
てなる点と、各ショッピング利用者81、仮想店舗8
2、認証局84及びインターネット85の構成とは、図
9に示すシステムと同様であるが、各決済機関83の構
成は異なる。すなわち、ここでの決済機関83は、サー
バ管理型ウォレットシステムを備えず、図8に示すシス
テムと同様に決済ゲートウェイ83a及び決済システム
83bを備えてなる。
【0055】また、本発明システムでは、ショッピング
利用者81と決済機関83との間に決済代行機関として
のサーバウォレット運用機関86が介在するもので、こ
のサーバウォレット運用機関86はサーバ管理型ウォレ
ットシステム86aを備える。ここで、サーバ管理型ウ
ォレットシステム86aは、決済機関83を異にする複
数のショッピング利用者81及び複数の決済機関83で
各々共通使用される点で図9に示す電子決済システムと
は相違する。一方、インターフェイスソフトウェア(図
ではインターフェイスソフトと略記)86b、ショッピ
ング利用者81毎のウォレット(個別ウォレット)86
c及び利用者データベース(顧客データベース)86d
を備え、複数の個別ウォレット86cを集中管理する点
では図9に示す電子決済システムと同様である。
【0056】すなわち本発明システムでは、各決済機関
83は各ショッピング利用者81との間での商品購入代
金の決済を直接行わず、サーバウォレット運用機関86
によるショッピング利用者81との間の商品購入代金の
代行決済の承認をし、決済代行結果を受けることで、決
済完了するものである。
【0057】また本発明システムでは、上述したよう
に、サーバウォレット運用機関86のサーバ管理型ウォ
レットシステム86aが、決済機関83を異にする複数
のショッピング利用者81間で、あるいは複数の決済機
関83間で、各々共通使用され、また、ショッピング利
用者81毎のウォレット(複数の個別ウォレット)86
cが集中管理される。
【0058】したがって、サーバウォレット運用機関8
6は、各決済機関83に対するウォレット86cの入・
退会時、初期登録時あるいは管理時等における操作手順
や、操作の際のログインIDや利用者端末モニタ画面表
示内容、特に最初のページの表示内容を、代行される決
済機関83の相違に拘らず、容易に共通化できる。ま
た、ショッピング利用者81の利用者端末81aにイン
ストールされるウォレット接続モジュール81dについ
ても、代行される決済機関83の相違に拘らず、容易に
共通化できる。
【0059】更に、ショッピング利用者81が複数の決
済機関83をもっている場合で、そのうちのある決済機
関83での決済ができない場合でも、残余の決済機関8
3での決済が可能であれば、再度の操作をせずにその残
余の決済機関83での決済を可能とすることがサーバウ
ォレット運用機関86内部の設定のみで容易になし得
る。すなわち、ウォレット運用・管理及び商取引決済の
委託を受けた複数の決済機関83については、ウォレッ
ト管理の委託をした複数のショッピング利用者81は上
記(α)の問題点を容易に解消し得ることになる。
【0060】上記のように、サーバウォレット運用機関
86のサーバ管理型ウォレットシステム86aが、決済
機関83を異にする複数のショッピング利用者81で、
あるいは複数の決済機関83で、各々共通使用され、ま
た、ショッピング利用者81毎のウォレット(複数の個
別ウォレット)86cが集中管理されることによって
は、電子決済システム全体としてのコストを大幅に低減
でき、上記(β)の問題点についても容易に解消し得る
ことになる。
【0061】以下に、本発明システムにおけるウォレッ
ト入会(ウォレット管理委託)時、初期登録時、商品購
入時、ウォレット管理時、システム運用時及びウォレッ
ト退会時における手順について説明する。なお、サーバ
ウォレット運用機関86は、複数の決済機関83との間
でウォレット運用・管理及び商取引決済の委託を受けて
おり、それらウォレット運用・管理及び商取引決済が各
々可能とされている。また、サーバウォレット運用機関
86は、ショッピング利用者81のウォレット入会(ウ
ォレット管理委託)を受けることによってそのショッピ
ング利用者81のウォレット管理が可能とされる。
【0062】図2はウォレット入会時の手順の説明図で
ある。図示するように、ウォレット入会に当たっては、 (1)ショッピング利用者81はサーバウォレット運用
機関86がウォレット運用・管理及び商取引決済の委託
を受けている複数の決済機関83のうちの所望の決済機
関83に対して事前に口座開設及びクレジットカードC
Cの申込みをしておく。 (2)口座開設、クレジットカードCCの申込みが済ん
だショッピング利用者81は、次に利用者端末81aを
用いてサーバウォレット運用機関86のサーバ管理型ウ
ォレットシステム86a(インターフェイスソフトウェ
ア86b)にウォレット入会の申込みをする。
【0063】(3)サーバ管理型ウォレットシステム8
6aはウォレット入会の申込みを受けると、その申込み
者の住所、電話番号等の情報(利用者情報)をその者が
口座開設、クレジットカードCCの申込みをしておいた
決済機関83に送って、その者の照会、確認をする。 (4)同時に、サーバ管理型ウォレットシステム86a
は利用者データベース86dにその利用者情報を登録す
る。 (5)申込み者(利用者)の上記確認及び登録が済む
と、サーバ管理型ウォレットシステム86a(インター
フェイスソフトウェア86b)は申込み者にユーザID
や証明書取得番号等、その後に行う各種手続に必要な情
報を送り、ウォレット入会手続を終了する。
【0064】図3は初期登録時の手順の説明図である。
ショッピング利用者81によるサーバ管理型ウォレット
システム86a上の個別ウォレット86cの利用に際し
ては、サーバ管理型ウォレットシステム86aは利用者
データベース86dに格納された個別ウォレット86c
に割り振られたウォレットID、個別ウォレット86c
の利用者を認証するユーザID・パスワードにより、個
別ウォレット86cの識別及び個別ウォレット86cの
利用者の認証を行う。
【0065】図示するように、初期登録においては、個
別ウォレット86cの利用に必要とする利用者認証、パ
スワード設定及び利用者公開鍵登録、証明書受取りを行
う。すなわち、 (1)ショッピング利用者81は、利用者端末81aを
用い、WWWブラウザ81b及びウォレット接続モジュ
ール81dを介してサーバウォレット運用機関86のサ
ーバ管理型ウォレットシステム86a(インターフェイ
スソフトウェア86b)に対して利用者認証要求及びパ
スワード設定要求を送る。なお、上記ウォレット接続モ
ジュール81dはサーバ管理型ウォレットシステム86
aからのダウンロード等で既にインストールされてい
る。 (2)サーバ管理型ウォレットシステム86aは利用者
認証及びパスワード設定の両要求を受けると、その利用
者認証機能により、利用者認証及びパスワード設定を行
い、パスワードを利用者データベース86dに格納し、
その結果をショッピング利用者81の利用者端末81a
(WWWブラウザ81b)に返す。
【0066】(3)次にショッピング利用者81は、利
用者端末81aを用い、WWWブラウザ81b及びウォ
レット接続モジュール81dを介してサーバ管理型ウォ
レットシステム86a中の自身の個別ウォレット86c
に、認証局84に対する利用者公開鍵登録、証明書受取
りを行うために必要な情報と共に証明書設定要求を送
る。 (4)個別ウォレット86cは、秘密鍵及び公開鍵を生
成し、認証局84との間でSETプロトコルに従い、公
開鍵と共に証明書取得要求を送る。 (5)その後、個別ウォレット86cは、認証局84か
ら証明書と共に証明書取得応答を受け取る。この応答も
SETプロトコルに従う。 (6)個別ウォレット86cは、受け取った証明書取得
応答に基づき、ショッピング利用者81の利用者端末8
1a(WWWブラウザ81b)に証明書設定結果を送
り、以後、秘密鍵、公開鍵と共に証明書を管理する。な
お、初期登録時における利用者端末81aのモニタ画面
表示内容、特に最初のページの表示内容は代行される決
済機関83に拘らず、共通に設定されている。
【0067】図4は商品購入時の手順の説明図である。
図示するように、商品購入時には、まず、 (1)利用者端末81a(WWWブラウザ81b)で購
入する商品の選択が行われ、決済方法としてSETによ
る支払いが選択されると、仮想店舗サーバからはウォレ
ット起動メッセージが送信される。WWWブラウザ81
bはこのウォレット起動メッセージを受信し、サーバウ
ォレット運用機関86(サーバ管理型ウォレットシステ
ム86a)内の自身の個別ウォレット86cとのデータ
送受信のために、ウォレット接続モジュール81dを起
動する。
【0068】(2)起動されたウォレット接続モジュー
ル81dは、対応する個別ウォレット86cを起動し、
図3に示した手順と同様の手順でサーバ管理型ウォレッ
トシステム86aによる認証を得た後、利用者端末81
a(WWWブラウザ81b)から受け取った、商品の注
文に関する情報及び決済金額に関する情報を格納したメ
ッセージを、サーバ管理型ウォレットシステム86aに
送信する。なお、このメッセージは、WWWブラウザ8
1bを使用するインターネット通信において標準の暗号
化プロトコルであるSSL(Secure Socke
t Layer)による暗号化が施されるものの、SE
Tプロトコルで規定する公開鍵方式の暗号化は施されな
い。ここでのメッセージ中には、クレジットカード番号
等、クレジットカード関連情報のような機密情報は含ま
れていないので問題は生じない。
【0069】(3)個別ウォレット86cは、利用者端
末81aからの上記メッセージに加えて、個別ウォレッ
ト86cで管理するクレジットカード関連情報を付加
し、更に保管している秘密鍵によって暗号化を施すこと
により支払い要求メッセージ(支払い処理開始要求)を
組み立てて仮想店舗サーバに送信する。
【0070】(4)支払い要求メッセージを仮想店舗サ
ーバが受信すると、その仮想店舗サーバにより支払い要
求メッセージが注文情報と支払い情報に分離され、支払
い情報(支払い処理要求)のみが決済ゲートウェイ83
a経由で決済機関83の決済システム83bに送られ
る。決済システム83bの与信枠の審査の結果に問題が
なければ、承認応答メッセージ(承認処理応答)が発せ
られる。
【0071】(5)この承認応答メッセージは、決済ゲ
ートウェイ83a、仮想店舗サーバ経由でサーバ管理型
ウォレットシステム86aに支払い処理応答として返送
される。支払い処理応答を受信したサーバ管理型ウォレ
ットシステム86aは、利用者の個別ウォレット86c
に、本応答を通知する。この個別ウォレット86cによ
る支払い処理応答受信後の処理が行われた後、支払い処
理応答はインターフェイスソフトウェア86bに引き渡
される。
【0072】(6)支払い処理応答が引き渡されたサー
バ管理型ウォレットシステム86a中のインターフェイ
スソフトウェア86bは、SETプロトコルにより暗号
化されている当該支払い処理応答を復号化し、利用者デ
ータベース86dに保管し、決済が完了した旨、利用者
端末81aに通知する。この結果、利用者端末81aで
は、WWWブラウザ81bによって取引結果が表示さ
れ、一連の取引、決済手続を終了する。
【0073】取引結果(決済完了通知等)を、WWWブ
ラウザ81bによるリアルタイム表示のみならず、その
後にサーバウォレット運用機関86(サーバ管理型ウォ
レットシステム86a)からショッピング利用者81
(利用者端末81a)宛に電子メールで通知すれば、シ
ョッピング利用者81本人のなりすましを発見できる。
【0074】なお商品購入時、決済できる商取引の内
容、例えば支払い総額や最少残高等に制限を設定できる
ようにしてもよい。また、ショッピング利用者81が複
数の決済機関83をもっている場合であって、そのうち
のある決済機関83のクレジットカードの期限が切れて
いたり、振替口座の残高が決済すべき金額より少ない等
の理由により、そこでの決済ができない場合の利用者端
末81aのモニタに表示される決済機関83の選択画面
については次のように設定される。すなわち、そのよう
な決済機関83は選択画面に表示しない、表示するが表
示濃度を薄くする、表示するが選択不能とする等の画面
設定がなされる。
【0075】同じく、ショッピング利用者81が複数の
決済機関83をもっている場合であって、ある決済機関
83での決済を選択したが、そこでの決済ができず、残
余の決済機関83での決済が可能である場合、最初の決
済機関選択画面に戻らず、その残余の決済機関83での
決済を選択できる画面に移るようにしてもよい。
【0076】図5はウォレット管理時の手順の説明図で
ある。図示するように、ウォレット管理においては、証
明書の有効期限や有効期限が迫ってきたこと等のショッ
ピング利用者81への通知や、証明書の設定、具体的に
は追加、削除あるいは更新等が行われる。すなわち、 (1)サーバウォレット運用機関86のサーバ管理型ウ
ォレットシステム86aは、利用者データベース86d
を定期的に参照して、あるいはショッピング利用者81
(利用者端末81a)からの問合せにより利用者データ
ベース86dを参照して、ショッピング利用者81(利
用者端末81a)に証明書の有効期限や有効期限が迫っ
てきたことを通知する。
【0077】(2)また、ショッピング利用者81は、
証明書を追加することができる。この場合は、利用者端
末81aを用い、WWWブラウザ81b及びウォレット
接続モジュール81dを介してサーバ管理型ウォレット
システム86a中の自身の個別ウォレット86cに、認
証局84に対する新たな利用者公開鍵登録、証明書受取
りを行うために必要な情報と共に証明書設定要求を送
る。ここで使用されるウォレット接続モジュール81d
は証明書の種別に拘らず共通のものである。 (3)個別ウォレット86cは、新たな秘密鍵及び公開
鍵を生成し、認証局84との間でSETプロトコルに従
い、公開鍵と共に証明書取得要求を送る。
【0078】(4)その後、個別ウォレット86cは、
認証局84から新たな証明書と共に証明書取得応答を受
け取る。この応答もSETプロトコルに従う。 (5)個別ウォレット86cは、受け取った証明書取得
応答に基づき、ショッピング利用者81の利用者端末8
1a(WWWブラウザ81b)に証明書設定結果を送
り、以後、新たな秘密鍵、公開鍵と共に証明書を管理す
る。証明書の削除あるいは更新も、上述証明書の追加と
同様の流れで行われる。ただしこの場合の要求や応答の
内容は削除や更新に係わるものとなる。
【0079】ショッピング利用者81は、利用者端末8
1aを用い、WWWブラウザ81b及びウォレット接続
モジュール81dを介してサーバ管理型ウォレットシス
テム86aにアクセスし、自身の決済履歴を参照するこ
ともできる。この場合、サーバ管理型ウォレットシステ
ム86aは利用者データベース86dから必要な情報を
読み出し、インターフェイスソフトウェア86bを介し
て利用者端末81a(WWWブラウザ81b)に送信す
る。
【0080】ウォレット管理においては、利用者情報の
更新も可能であるが、当該利用者情報を更新した場合
に、そのウォレット86cに対応する決済機関83にお
ける利用者情報も同時に更新されるようにしてもよい。
また、後述退会手続とは別個に、自身のウォレット86
c上で退会手続が可能となるようにしてもよい。なお、
管理時における利用者端末81aのモニタ画面表示内
容、特に最初のページの表示内容についても、代行され
る決済機関83に拘らず、共通に設定されている。
【0081】図6はシステム運用時の手順の説明図であ
る。システム運用においては、ユーザ情報の更新、ユー
ザアカウントの無効化/有効化等が行われる。図示例で
は、ユーザ情報の更新、特にユーザパスワードを忘れた
ショッピング利用者81からのパスワードの問合せにつ
いて示している。この場合は、まず、 (1)ショッピング利用者81は利用者端末81aから
サーバ管理型ウォレットシステム86aに対してパスワ
ード通知要求を送る。 (2)サーバ管理型ウォレットシステム86aは上記パ
スワード通知要求を受けると、利用者端末81aに対し
て所定の検索キー入力要求を返す。
【0082】(3)ショッピング利用者81は利用者端
末81aから所定の検索キーを入力してサーバ管理型ウ
ォレットシステム86aに送る。 (4)サーバ管理型ウォレットシステム86aは利用者
端末81aから送られた検索キーで利用者データベース
86dを検索する。 (5)続いてサーバ管理型ウォレットシステム86aは
検索結果を利用者端末81aに送るが、利用者端末81
aから送られた検索キーによる検索結果から、現在通信
中のショッピング利用者81が真正であると判定された
場合には、検索結果と共にパスワード(通常は新パスワ
ード)を利用者端末81aに送り、パスワード更新手続
を終了する。
【0083】検索結果はオンラインで利用者端末81a
に送るが、新パスワードはそれとは別に、例えばショッ
ピング利用者81の自宅に電話や郵便等で送るようにし
てもよい。この場合の本人確認の方法としては、本人
(当該ショッピング利用者81)しか知り得ない情報、
例えばその者の家族、友人の誕生日等を質問して答えら
れるか否か確かめる方法が採られるが、これらの情報は
事前に利用者データベース86dに登録しておく等、サ
ーバウォレット運用機関86側で知り得るように準備し
てあることが前提となる。
【0084】上記検索キーとしても、当該ショッピング
利用者81しか知り得ない情報が挙げられる。その他、
当該ショッピング利用者81が1つのウォレット86c
に複数の決済機関83を登録している場合には、他の決
済機関のクレジットカードCCや口座の種類や番号、加
えてその暗証番号等を検索キーとなし得る。この場合、
これらの情報は既に利用者データベース86dに登録さ
れているので、新たに登録する必要はない。
【0085】ユーザアカウントの無効化/有効化につい
ては図示されていないが、次の通りである。すなわち、
1のウォレット86cにつき、当該ウォレット86cの
管理を委託したショッピング利用者81(本人)と所定
の関係をもつ本人以外の者、例えば本人の家族がサーバ
ウォレット運用機関86にアクセスして本人のウォレッ
ト86cにて商取引決済できるようにする場合がある。
このような場合に、本人が家族のアカウントを無効化あ
るいは有効化したい場合があるが、これをシステム運用
処理として可能にする。この場合、本人以外の者、すな
わち家族のサーバウォレット運用機関86へのアクセス
による商取引決済につき、決済できる商取引の内容、例
えば商品かサービスのどちらか、支払い総額等に制限を
設定できるようにしてもよい。
【0086】なお、上記とは逆に一人のショッピング利
用者81についてウォレット86cを複数設定し、ショ
ッピング利用者81はその複数のウォレット86cの中
から選択した任意の1のウォレット86cで又は複数の
ウォレット86cを併用して商取引決済できるようにし
てもよい。これによれば、例えば複数のウォレット86
cを用途に応じて使い分けることができる。
【0087】図7はウォレット退会時の手順の説明図で
ある。図示するように、ウォレット退会に当たっては、 (1)ショッピング利用者81は、利用者端末81aを
用いてサーバウォレット運用機関86のサーバ管理型ウ
ォレットシステム86a(インターフェイスソフトウェ
ア86b)にウォレット退会の申込みをする。 (2)サーバ管理型ウォレットシステム86aはウォレ
ット退会の申込みを受けると、その申込み者の住所、電
話番号等の情報(利用者情報)をその者が口座開設、ク
レジットカードCCの申込みをしておいた決済機関83
に送って、その者の照会、確認をする。
【0088】(3)同時に、サーバ管理型ウォレットシ
ステム86aは利用者データベース86d上のその者の
利用者情報の登録を抹消する。 (4)申込み者(利用者)の上記確認及び登録抹消が済
むと、サーバ管理型ウォレットシステム86a(インタ
ーフェイスソフトウェア86b)は申込み者に退会処理
完了通知を送り、ウォレット退会手続を終了する。
【0089】なお上述実施形態では、決済の対象が商品
の購入(ショッピング)代金である場合を述べたが、サ
ービス、例えば美容院等における役務の対価等であって
もよい。また、電子決済を行うのであれば、商品購入の
店舗は実在する店舗であってもよく、決済時のプロトコ
ルもSETに限定されない。
【0090】更に上述実施形態では、ショッピング利用
者81がサーバ管理型ウォレットシステム86aで管理
される個別ウォレット86cの正当な使用者であること
の確認に、ユーザID及びパスワードを利用者端末81
aから入力する方式を採っているが、これらをICカー
ド等の記憶媒体に記憶させるようにしてもよい。これに
よれば、上記ICカード等の記憶媒体を所持しているシ
ョッピング利用者81は、街頭やコンビニエンスストア
等の店先に設置されたKIOSK端末での電子商取引の
決済が可能となる。
【0091】その他、次のような応用例が挙げられる。 (ア)ウォレット86cにアクセスするためのログイン
ID、パスワードは複数の決済機関83に共通使用でき
ることとする。 (イ)顧客であるショッピング利用者81が決済に使用
したいクレジットカードの期限が切れていたり、振替口
座の残高が決済すべき金額より少ない等の理由により、
特定の決済機関83のクレジットカード又は銀行口座に
て商取引決済が実行できない場合に、決済時におけるク
レジットカードや銀行口座の選択時等において、そのク
レジットカード又は銀行口座を利用者端末モニタ画面に
表示しないこととする。
【0092】(ウ)同じく、商取引決済が実行できない
場合に、決済時におけるクレジットカードや銀行口座の
選択時等において、そのクレジットカード又は銀行口座
にて商取引決済が実行できない理由を利用者端末モニタ
画面に表示することとする。 (エ)同じく、商取引決済が実行できない場合に、最初
の画面に戻ることなく引き続き、他のクレジットカード
又は銀行口座にて商取引決済を実行すべく当該他のクレ
ジットカード又は銀行口座の選択ができることとする。
【0093】(オ)ショッピング利用者81が利用者デ
ータベース86dに登録されているウォレット86c上
の住所、電話番号等の利用者情報を更新した場合、ショ
ッピング利用者81のウォレット86cに登録されてい
る決済機関83に更新内容を通知することとする。 (カ)ショッピング利用者81がショッピング利用者8
1のウォレット86cに登録されている、ある決済機関
83に対して住所、電話番号等の利用者情報を更新した
場合、更新内容を決済機関83がサーバウォレット運用
機関に通知又はサーバウォレット運用機関86が決済機
関83に問い合わせることにより、サーバウォレット運
用機関86が前記更新内容にて利用者データベース86
dを更新することとする。
【0094】(キ)ショッピング利用者81による決済
の際に、決済機関83が有する利用者情報と利用者デー
タベース86d上の利用者情報の差異をチェックし、決
済機関83が有する利用者情報が新しい場合、その新し
い情報に利用者データベース86dを更新することとす
る。 (ク)利用者データベース86dの内容でショッピング
利用者81のウォレット86cに登録されている決済機
関83に更新内容を通知することとする。
【0095】(ケ)定期的に又はショッピング利用者8
1のウォレット86cへのログイン時に、利用者データ
ベース86dに存在する証明書の有効期限を参照し、そ
の有効期限までの期間が予め設定した日数以下になった
場合に、ショッピング利用者81にその旨を電子メール
で通知するか、前記ログイン時に利用者端末モニタ画面
にその旨を表示することとする。
【0096】(コ)ショッピング利用者81がサーバウ
ォレット運用機関86が提供するウォレットサービスか
ら退会する場合、そのショッピング利用者81が当該シ
ョッピング利用者81のウォレット86cに登録されて
いる全ての決済機関83に対して一括して退会手続き可
能であることとする。 (サ)ショッピング利用者81がサーバウォレット運用
機関86が提供するウォレットサービスにおいて当該シ
ョッピング利用者81のウォレット86cに登録されて
いる一部の決済機関83から退会する場合、決済機関8
3の相違に拘らず共通の手順で退会手続き可能であるこ
ととする。
【0097】(シ)ショッピング利用者81からの通知
により当該ショッピング利用者81のウォレット86c
に登録されている全ての決済機関83に関するウォレッ
ト86cを利用した商取引決済を停止できることとす
る。 (ス)ある決済機関83からの通知によりその決済機関
83をウォレット86cを利用した商取引決済に利用す
る特定のショッピング利用者81のウォレット86cに
登録されている全ての決済機関83に関するウォレット
86cを利用した商取引決済を停止することとする。
【0098】(セ)サーバウォレット運用機関86は、
ショッピング利用者81の購買履歴等の購買行動履歴を
利用者データベース86dに格納し、所望時にショッピ
ング利用者81の購買行動統計情報として作成し出力で
きることとする。この購買行動統計情報は、例えば決済
機関83やその他の者への販売に供される。 (ソ)サーバウォレット運用機関86は、ショッピング
利用者81がウォレット利用時に参照する利用者端末モ
ニタ画面に広告情報を表示させ得ることとする。これに
よれば、サーバウォレット運用機関86は広告依頼者か
らの広告掲載料徴収が可能になる。
【0099】(タ)サーバウォレット運用機関86は、
ショッピング利用者81に対し商取引決済に付帯する付
加情報提供サービスを可能にすることとする。これによ
れば、サーバウォレット運用機関86はショッピング利
用者81から付加情報提供サービスの利用料徴収が可能
となる。ここで付加情報としては、例えば明細情報、過
去の購買履歴等が挙げられる。 (チ)サーバウォレット運用機関86は、当該サーバウ
ォレット運用機関86以外の者が提供しようとする情報
提供サービスを、当該サーバウォレット運用機関86の
ショッピング利用者81が商取引決済時に参照する利用
者端末モニタ画面に表示できるようにすることとする。
これによれば、サーバウォレット運用機関86は当該サ
ーバウォレット運用機関86のショッピング利用者81
へのサービス提供と、同ショッピング利用者81からの
サービス利用料徴収を当該サーバウォレット運用機関8
6以外の者に代わって徴収することが可能となる。
【0100】なお本明細書において、ショッピング利用
者81、決済代行機関、店舗、ショッピング利用者8
1、仮想店舗82、決済機関83、認証局84及びサー
バウォレット運用機関86といったときには、基本的に
はそれら各側のシステムを指す。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、決
済代行する機関が複数の決済機関83をとりまとめて運
用するので次の効果が得られる。すなわち、顧客は複数
の決済機関を利用したい場合や利用している場合のウォ
レットの入退会、初期登録、商品購入(決済)等の手続
を決済代行する機関にのみすればよく、各種手続が極め
て簡単になる。また、顧客がウォレット接続モジュール
をもつ場合に、その接続モジュールは決済代行する機関
に対するもののみでよく、決済機関(ウォレット)の変
更利用のたびに異なるウォレット接続モジュールをイン
ストールする必要もなくなる。
【0102】更に、決済代行する機関との間の種々の手
続における顧客側のモニタ画面表示内容や操作方法も共
通化が容易になるので、この点からも各種手続が極めて
簡単になる。また、顧客が複数の決済機関をもっている
場合で、そのうちのある決済機関での決済ができない場
合でも、他の決済機関による決済を容易に可能とし得る
ので、決済機関選択操作を最初からやり直すということ
がなくなり、操作性は更に向上する。
【0103】また、顧客に対するサポートも決済代行す
る機関が、集中して行うことになるので、電子決済シス
テム全体としてのサポートコストは大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムの具体例を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示した本発明システムにおけるウォレッ
ト入会時の手順の説明図である。
【図3】同じく初期登録時の手順の説明図である。
【図4】同じく商品購入時の手順の説明図である。
【図5】同じくウォレット管理時の手順の説明図であ
る。
【図6】同じくシステム運用時の手順の説明図である。
【図7】同じくウォレット退会時の手順の説明図であ
る。
【図8】従来システムの構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示した従来システムの改良形システムの
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
81 ショッピング利用者(顧客) 81a 利用者端末 81b WWWブラウザ 81d ウォレット接続モジュール 82 仮想店舗 82a 仮想店舗サーバ 82b SETプロトコル対応の仮想店舗POS(SE
T POS) 83 決済機関 83a 決済ゲートウェイ 83b 決済システム 84 認証局(CA) 85 インターネット 86 サーバウォレット運用機関(決済代行機関) 86a サーバ管理型ウォレットシステム 86b インターフェイスソフトウェア 86c ショッピング利用者毎のウォレット(個別ウォ
レット) 86d 利用者データベース(顧客データベース)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重見 和彦 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 竹内 敏尚 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 長谷部 忍 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA05 BB11 CC05 CC10 CC36 DD01 EE00 FF03 GG02 GG04 GG07 GG10 5B055 BB16 CB09 EE02 EE03 EE17 EE21 EE27 JJ00

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客が店舗との商取引の決済を通信ネッ
    トワークを利用して決済機関にて行う電子決済システム
    において、前記顧客と決済機関との間に決済代行機関を
    介在させ、当該決済代行機関に前記顧客が商取引決済の
    ためにアクセスしてきたとき、当該決済代行機関は、決
    済代行が委託されている複数の決済機関中に、アクセス
    してきた前記顧客が利用可能な決済機関が1又は複数あ
    る場合にその1の又は当該顧客が選択した任意の決済機
    関に代行してその商取引決済が可能であることを特徴と
    する電子決済システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子決済システムにお
    いて、店舗は通信ネットワーク上の仮想店舗であり、商
    取引は電子商取引であることを特徴とする電子決済シス
    テム。
  3. 【請求項3】 通信ネットワーク上で商取引をする顧客
    と前記商取引の決済を行う決済機関との間に、複数のウ
    ォレットを集中運用・管理可能のサーバウォレット運用
    機関を介在させ、当該運用機関が複数の決済機関との間
    でウォレット運用・管理及び商取引決済の委託を受けて
    おり、かつ複数の顧客との間でウォレット管理の委託を
    受けていることにより、顧客は、前記運用機関にアクセ
    スしてその運用機関が前記委託を受けている複数の決済
    機関の範囲内で自身の利用可能な決済機関を任意に選択
    し自身が管理を委託したウォレットにて商取引決済でき
    ることを特徴とする電子決済システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子決済システムにお
    いて、サーバウォレット運用機関は顧客データベースを
    もつことを特徴とする電子決済システム。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の電子決済システ
    ムにおいて、サーバウォレット運用機関は、顧客のウォ
    レット内に当該顧客が利用可能な複数の決済機関の証明
    書を格納し、顧客が自身のウォレット内の任意の証明書
    を選択し、その証明書に対応する決済機関を利用して商
    取引決済できることを特徴とする電子決済システム。
  6. 【請求項6】 請求項3、4又は5に記載の電子決済シ
    ステムにおいて、サーバウォレット運用機関は、顧客に
    対して、複数の決済機関についての証明書の初期化、更
    新を一括して実行できることを特徴とする電子決済シス
    テム。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の電子決
    済システムにおいて、サーバウォレット運用機関は、1
    の顧客のウォレットを複数設定でき、前記1の顧客はそ
    の複数のウォレットの中から選択した任意の1のウォレ
    ットで又は複数のウォレットを併用して商取引決済でき
    ることを特徴とする電子決済システム。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7のいずれかに記載の電子決
    済システムにおいて、サーバウォレット運用機関は、1
    のウォレットを当該ウォレットの管理を委託した顧客と
    所定の関係をもつ当該顧客以外の者が当該運用機関にア
    クセスして当該顧客のウォレットにて商取引決済できる
    ことを特徴とする電子決済システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電子決済システムにお
    いて、サーバウォレット運用機関は、顧客以外の者の当
    該運用機関へのアクセスによる商取引決済につき、決済
    できる商取引の内容に制限を設定できることを特徴とす
    る電子決済システム。
  10. 【請求項10】 請求項3〜9のいずれかに記載の電子
    決済システムにおいて、サーバウォレット運用機関への
    ウォレット初期登録時及び管理時のうちの少なくともい
    ずれか一方の時における顧客端末モニタ画面の最初のペ
    ージ表示内容はサーバウォレット運用機関が代行する決
    済機関の相違に拘らず共通に設定されていることを特徴
    とする電子決済システム。
  11. 【請求項11】 請求項3〜10のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、サーバウォレット運用機関へ
    アクセスしてウォレットを操作する顧客側のモジュール
    化されたソフトウェアは複数の決済機関に共通使用でき
    ることを特徴とする電子決済システム。
  12. 【請求項12】 請求項3〜11のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、ウォレットにアクセスするた
    めのログインID、パスワードは複数の決済機関に共通
    使用できることを特徴とする電子決済システム。
  13. 【請求項13】 請求項3〜12のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、特定の決済機関のクレジット
    カード又は銀行口座にて商取引決済が実行できない場合
    に、そのクレジットカード又は銀行口座を顧客端末モニ
    タ画面に表示しないことを特徴とする電子決済システ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項3〜13のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、特定の決済機関のクレジット
    カード又は銀行口座にて商取引決済が実行できない場合
    に、そのクレジットカード又は銀行口座にて商取引決済
    が実行できない理由を顧客端末モニタ画面に表示するこ
    とを特徴とする電子決済システム。
  15. 【請求項15】 請求項3〜14のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、特定の決済機関のクレジット
    カード又は銀行口座にて商取引決済が実行できない場合
    に、引き続き、他のクレジットカード又は銀行口座にて
    商取引決済を実行すべく当該他のクレジットカード又は
    銀行口座の選択ができることを特徴とする電子決済シス
    テム。
  16. 【請求項16】 請求項3〜15のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、仮想店舗での決済が完了した
    際に、決済完了通知を電子メールにて顧客に送信するこ
    とを特徴とする電子決済システム。
  17. 【請求項17】 請求項4〜16のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、顧客が顧客データベースに登
    録されているウォレット上の顧客情報を更新した場合、
    顧客のウォレットに登録されている決済機関に更新内容
    を通知することを特徴とする電子決済システム。
  18. 【請求項18】 請求項4〜17のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、顧客が顧客のウォレットに登
    録されている、ある決済機関に対して顧客情報を更新し
    た場合、更新内容を決済機関がサーバウォレット運用機
    関に通知又はサーバウォレット運用機関が決済機関に問
    い合わせることにより、サーバウォレット運用機関が前
    記更新内容にて顧客データベースを更新することを特徴
    とする電子決済システム。
  19. 【請求項19】 請求項4〜18のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、顧客による決済の際に、決済
    機関が有する顧客情報と顧客データベース上の顧客情報
    の差異をチェックし、決済機関が有する顧客情報が新し
    い場合、その新しい情報に顧客データベースを更新する
    ことを特徴とする電子決済システム。
  20. 【請求項20】 請求項4〜19のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、顧客データベースの内容で顧
    客のウォレットに登録されている決済機関に更新内容を
    通知することを特徴とする電子決済システム。
  21. 【請求項21】 請求項4〜20のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、定期的に又は顧客のウォレッ
    トへのログイン時に、顧客データベースに存在する証明
    書の有効期限を参照し、その有効期限までの期間が予め
    設定した日数以下になった場合に、顧客にその旨を電子
    メールで通知するか、前記ログイン時に顧客端末モニタ
    画面にその旨を表示することを特徴とする電子決済シス
    テム。
  22. 【請求項22】 請求項3〜21のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、顧客がサーバウォレット運用
    機関が提供するウォレットサービスから退会する場合、
    その顧客が当該顧客のウォレットに登録されている全て
    の決済機関に対して一括して退会手続き可能であること
    を特徴とする電子決済システム。
  23. 【請求項23】 請求項3〜22のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、顧客がサーバウォレット運用
    機関が提供するウォレットサービスにおいて当該顧客の
    ウォレットに登録されている一部の決済機関から退会す
    る場合、決済機関の相違に拘らず共通の手順で退会手続
    き可能であることを特徴とする電子決済システム。
  24. 【請求項24】 請求項3〜23のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、顧客からウォレットのパスワ
    ードを忘れた旨の通知を受けた場合、当該顧客のウォレ
    ットに登録されている他の決済機関の口座番号又はクレ
    ジットカード番号に対する暗証番号を確認することによ
    り本人確認を行い当該顧客にパスワードを通知すること
    を特徴とする電子決済システム。
  25. 【請求項25】 請求項3〜24のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、顧客からの通知により当該顧
    客のウォレットに登録されている全ての決済機関に関す
    るウォレットを利用した商取引決済を停止できることを
    特徴とする電子決済システム。
  26. 【請求項26】 請求項3〜25のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、ある決済機関からの通知によ
    り、その決済機関のウォレットを商取引決済に利用して
    いる特定の顧客のウォレットに登録されている全ての決
    済機関に関して、ウォレットを利用した商取引決済を停
    止することを特徴とする電子決済システム。
  27. 【請求項27】 請求項4〜26のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、サーバウォレット運用機関
    は、顧客の購買行動履歴を顧客データベースに格納し、
    所望時に顧客の購買行動統計情報として作成し出力でき
    ることを特徴とする電子決済システム。
  28. 【請求項28】 請求項3〜27のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、サーバウォレット運用機関
    は、顧客がウォレット利用時に参照する顧客端末モニタ
    画面に広告情報を表示させ得ることを特徴とする電子決
    済システム。
  29. 【請求項29】 請求項3〜28のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、サーバウォレット運用機関
    は、顧客に対し商取引決済に付帯する付加情報提供サー
    ビスが可能なことを特徴とする電子決済システム。
  30. 【請求項30】 請求項3〜29のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、サーバウォレット運用機関
    は、当該サーバウォレット運用機関以外の者が提供しよ
    うとする情報提供サービスを、当該サーバウォレット運
    用機関の顧客が商取引決済時に参照する顧客端末モニタ
    画面に表示できることを特徴とする電子決済システム。
  31. 【請求項31】 請求項1〜30のいずれかに記載の電
    子決済システムにおいて、通信ネットワークを利用した
    商取引決済はSETプロトコルによることを特徴とする
    電子決済システム。
JP33900099A 1999-11-30 1999-11-30 電子決済システム Pending JP2001155107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33900099A JP2001155107A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 電子決済システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33900099A JP2001155107A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 電子決済システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001155107A true JP2001155107A (ja) 2001-06-08

Family

ID=18323330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33900099A Pending JP2001155107A (ja) 1999-11-30 1999-11-30 電子決済システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001155107A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003048989A1 (fr) * 2001-12-06 2003-06-12 Fujitsu Limited Systeme, procede et programme de support de serveur mandataire
JP2004110352A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Hitachi Software Eng Co Ltd クレジットカード決済サービスシステム
JP2005071081A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Bitwallet Inc 販売サーバ、販売方法、及び販売プログラム
JP2006260277A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Sharp Corp 電子決済システム
JP2007174314A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 電子証明書管理方法および画像処理装置
JP2008511067A (ja) * 2004-08-25 2008-04-10 エスケーテレコム株式会社 移動通信端末を用いた認証および決済システムと方法
JP2010044538A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Sbi Veritrans Co Ltd 決済代行システムおよび決済連動型広告配信方法
JP2014528601A (ja) * 2011-09-19 2014-10-27 カーディナル コマース コーポレーション 電子トランザクションのためのオープンウォレット
JP2018049630A (ja) * 2017-10-11 2018-03-29 カーディナルコマース コーポレーション 電子トランザクションのためのオープンウォレット
KR20180108785A (ko) * 2016-02-04 2018-10-04 알리바바 그룹 홀딩 리미티드 전자 결제 서비스 처리 방법 및 장치와, 전자 결제 방법 및 장치
JP2020107122A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社寺岡精工 セルフ登録システム及びプログラム
JP2020522813A (ja) * 2017-05-30 2020-07-30 エピソード シックス リミテッド 価値単位変換、利用、調停、および取引商品アプリケーションの作成のためのシステムおよび方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09114783A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Sony Corp 情報処理装置および方法
JPH09114891A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Sony Corp 情報処理装置および方法
JPH09152999A (ja) * 1995-09-29 1997-06-10 Mitsubishi Electric Corp ネットワークサービス装置、サービスホスト装置、サービス端末装置及びネットワークサービス方法
JPH09163011A (ja) * 1995-11-30 1997-06-20 Roehm Properties Bv ライセンスカードデータ入力装置付電話機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09152999A (ja) * 1995-09-29 1997-06-10 Mitsubishi Electric Corp ネットワークサービス装置、サービスホスト装置、サービス端末装置及びネットワークサービス方法
JPH09114783A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Sony Corp 情報処理装置および方法
JPH09114891A (ja) * 1995-10-13 1997-05-02 Sony Corp 情報処理装置および方法
JPH09163011A (ja) * 1995-11-30 1997-06-20 Roehm Properties Bv ライセンスカードデータ入力装置付電話機

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003048989A1 (fr) * 2001-12-06 2003-06-12 Fujitsu Limited Systeme, procede et programme de support de serveur mandataire
JP2004110352A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Hitachi Software Eng Co Ltd クレジットカード決済サービスシステム
JP2005071081A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Bitwallet Inc 販売サーバ、販売方法、及び販売プログラム
JP2008511067A (ja) * 2004-08-25 2008-04-10 エスケーテレコム株式会社 移動通信端末を用いた認証および決済システムと方法
JP2006260277A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Sharp Corp 電子決済システム
JP2007174314A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Ricoh Co Ltd 電子証明書管理方法および画像処理装置
JP2010044538A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Sbi Veritrans Co Ltd 決済代行システムおよび決済連動型広告配信方法
JP2014528601A (ja) * 2011-09-19 2014-10-27 カーディナル コマース コーポレーション 電子トランザクションのためのオープンウォレット
US11282080B2 (en) 2016-02-04 2022-03-22 Advanced New Technologies Co., Ltd. Electronic payment service processing
KR20180108785A (ko) * 2016-02-04 2018-10-04 알리바바 그룹 홀딩 리미티드 전자 결제 서비스 처리 방법 및 장치와, 전자 결제 방법 및 장치
JP2019505056A (ja) * 2016-02-04 2019-02-21 アリババ グループ ホウルディング リミテッド 電子決済サービス処理方法及びデバイス並びに電子決済方法及びデバイス
KR102151331B1 (ko) 2016-02-04 2020-09-03 알리바바 그룹 홀딩 리미티드 전자 결제 서비스 처리 방법 및 장치와, 전자 결제 방법 및 장치
JP2020522813A (ja) * 2017-05-30 2020-07-30 エピソード シックス リミテッド 価値単位変換、利用、調停、および取引商品アプリケーションの作成のためのシステムおよび方法
JP7280836B2 (ja) 2017-05-30 2023-05-24 エピソード シックス インコーポレイテッド 価値単位変換、利用、調停、および取引商品アプリケーションの作成のためのシステムおよび方法
JP2018049630A (ja) * 2017-10-11 2018-03-29 カーディナルコマース コーポレーション 電子トランザクションのためのオープンウォレット
JP2020107122A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社寺岡精工 セルフ登録システム及びプログラム
JP7325796B2 (ja) 2018-12-27 2023-08-15 株式会社寺岡精工 セルフ登録システム及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4879431B2 (ja) 取引方法
US7469233B2 (en) Method and system for facilitating the anonymous purchase of goods and services from an e-commerce website
US6752313B1 (en) Method and system for establishing a credit card transaction processing merchant account
US20020103753A1 (en) Charge splitter application
US20040139004A1 (en) Secure online commerce transactions
US20010047336A1 (en) Credit card management system
JP4573948B2 (ja) コンピュータネットワークを利用して複数の資産を一元管理する方法及びシステム
CA2429627A1 (en) A system and method for verifying, settling, printing and guaranteeing checks at a remote location
JP2001344545A (ja) 処理システム、サーバ、処理端末、通信端末、処理方法、データ管理方法、処理実行方法、プログラム
JPH10508708A (ja) インターネットを介して電子的に転送することにより情報製品を購入するためのコンピュータ化支払いシステム
BG108478A (bg) Защитна система за разплащане в режим он-лайн
JP2002531887A (ja) 電子的ファクタリング
JP2001155107A (ja) 電子決済システム
JPH10171887A (ja) オンラインショッピングシステム
JPH11102404A (ja) インターネット決済方法
JP2003532170A (ja) 安全な電子取引のためのシステムおよび方法
JP2002109237A (ja) カード取引用icカード
JP2001175752A (ja) 電子決済システム、サーバpos運用機関及び記録媒体
JP2001351002A (ja) 販売支援サーバおよび販売支援システム
JP2001297286A (ja) 認証システム
WO2003083743A1 (fr) Programme de remise de fonds projetee
JP2002150195A (ja) 電子決済システム、電子決済方法
US8510219B1 (en) Billing management package for internet access and web page utilization
JP2007066136A (ja) ネットワーク決済システム、ネットワーク決済方法、及びネットワーク決済プログラム
KR100509026B1 (ko) 사이버 분할 계좌(또는 직불카드) 제공 방법 및 시스템