JP2001154818A - データ処理装置および画像記録装置およびデータ処理装置の制御方法および画像記録装置の制御方法および記憶媒体 - Google Patents

データ処理装置および画像記録装置およびデータ処理装置の制御方法および画像記録装置の制御方法および記憶媒体

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JP2001154818A
JP2001154818A JP2000278974A JP2000278974A JP2001154818A JP 2001154818 A JP2001154818 A JP 2001154818A JP 2000278974 A JP2000278974 A JP 2000278974A JP 2000278974 A JP2000278974 A JP 2000278974A JP 2001154818 A JP2001154818 A JP 2001154818A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理装置毎のわずらわしい設定を行う
ことなく、排紙口の積載能力を最大限に発揮しながら、
ユーザ名のみでなく目的に応じた多種の印刷物の仕分け
排紙をユーザ毎に同時に実現すること。 【解決手段】 外部機器101Aが、指定される識別名
称または識別名称の種類に応じて決定される識別名称を
プリンタ102に送信する印刷データに付加し、プリン
タ102が、印刷データに付加された識別名称が登録さ
れている排紙口の検索,空の排紙口の検索結果に基づい
て、印刷結果を排紙する排紙口を決定し、該決定された
排紙口の識別名称がメモリ登録されていない場合、該識
別名称を決定された排紙口の識別名称として登録し、該
排紙口の積載量が零になった時に、登録された識別名称
を削除する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の収納ユニッ
トを有する画像記録装置又は複数の収納ユニットを有す
るオプション装置を接続可能な画像記録装置に印刷ジョ
ブを送信可能なデータ処理装置および画像記録装置およ
びデータ処理装置の制御方法および画像記録装置の制御
方法および記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ等の画像記録装置におい
ては、複数の排紙口を有する画像記録装置を複数のユー
ザで共有する場合、 (1)1ジョブ毎に空の排紙口へ排紙を行なう1ジョブ
セパレートモード (2)ホストコンピュータ上のプリンタドライバUI
(ユーザインタフェース)で、排紙口に名称を固定的に
つけておき、その名称を指定することによって排紙口を
切り換える疑似メールボックスモード (3)印刷データに含まれるユーザ情報を元に、ユーザ
毎に空の排紙口を動的に割り当てて排紙を行なう、特願
平2−120068号公報に示される排紙方法等により
仕分けを行なうことが提案されている。
【0003】以下、上記(1),(2),(3)の仕分
け方法についてそれぞれの説明を、それぞれの概念図で
ある図28,図29,図30を元に説明を行う。
【0004】まず、(1)1ジョブセパレートモードに
ついて説明する。
【0005】図28は、上述した仕分け方法(1)1ジ
ョブセパレートモードを説明する概念図である。
【0006】まず、(1)の1ジョブセパレートモード
について、図28で示している例は、ユーザkakky
→ユーザyuichi→ユーザjmori→ユーザsa
kai→ユーザkakky→ユーザsakai→ユーザ
sakaiの順でそれぞれ印刷ジョブをプリンタに送信
した場合の例である。
【0007】この例では、ジョブのオーナは関係なくプ
リンタ内でジョブの切り替わりを検知して、新規ジョブ
が送信されてきた場合に、積載量ゼロの排紙口を検索
し、そのジョブはジョブ開始時に決定した排紙口にジョ
ブ終了まで排紙を続ける。
【0008】このように、1ジョブ単位に排紙する排紙
口を変えて排出を行っていくことにより、ジョブの混載
を防いでいる。
【0009】次に、(2)疑似メールボックスモードに
ついて説明する。
【0010】図29は、上述した仕分け方法(2)疑似
メールボックスモードを説明する概念図である。
【0011】次に、(2)の疑似メールボックスモード
について、図29で示している例は、ホストコンピュー
タ上の設定を操作することにより、擬似的にメールボッ
クスモードを実現する方法である。
【0012】例えば、あるプリンタを7人で共有してい
る場合に、共有しているユーザはそれぞれのホストコン
ピュータ上で、共有するプリンタの排紙口の名称の設定
を行う。この時、共有する全てのホストコンピュータ上
で同一の名称を設定する必要がある。
【0013】図に示した例は、ビン1を部長、ビン2を
室長、ビン3を主任、ビン4を室員A、ビン5を室員
B、ビン6を室員C、ビン7を庶務と決めて運用を行っ
ており、印刷時には、名称を指定することで、その名称
に対する排紙口に対して固定指定を行い、擬似的に仕分
けを行っていく。
【0014】このように、ホストコンピュータ上の画面
に現れる排紙口に意味を持たせることでジョブの混載を
防いでいる。
【0015】次に、(3)特願平2−120068号公
報に示す排紙方法について説明する。
【0016】図30は、上述した仕分け方法(3)特開
平2−120068号公報に示される排紙方法を説明す
る概念図である。
【0017】(3)の特願平2−120068号公報に
示される排紙方法は、図に示すように、印刷データにユ
ーザ名を付加し、そのユーザが使用している排紙口又
は、そのユーザが使用している排紙口が無い場合は積載
量ゼロの排紙口を検索して、そこへ排紙を行うと同時に
そのユーザの排紙口として登録を行うものである。
【0018】この方法で排紙を行うと、ある排紙ビンに
は、必ず一人のユーザのジョブしか排紙されておらず、
ユーザ毎に使用するビンは確実に分けられる。更に、1
ビンに同一ユーザの複数ジョブを排紙することができる
ので、1ジョブセパレート時に問題となっていた、すぐ
に満載になってしまうという現象もなくなる。
【0019】また、そのプリンタを共有する全てのユー
ザのホストコンピュータ上で煩わしい設定を行う必要も
なく、ジョブの混載を防ぐことができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)〜(3)の従来例においては、それぞれ以下のよ
うな問題点が考えられる。
【0021】(1)の1ジョブセパレートモードにおい
ては、上述したように、1ジョブの枚数が少ないデータ
が多い場合でも、ジョブのオーナに関係なく1ジョブ毎
に排紙口を切り換えて排紙を行うので、排紙口の積載能
力を十分に使いきれないうちに満載となってしまうとい
う問題点が考えられる。
【0022】また、(2)の疑似メールボックスモード
においては、ホストコンピュータ上で画像記録装置の排
紙口名称を登録し、その名称のついた排紙口に対する固
定指定に変換する方法であったため、画像記録装置を共
有するホストコンピュータ上で全て同一の名称を登録す
る必要があった。このように、画像記録装置を共有する
全てのホストコンピュータ上の設定を合わせなければな
らないのは大変な手間であり、また、この操作を怠る
と、ユーザが意図しない排紙口へ用紙が排出されてしま
うことがあるという問題点が考えられる。
【0023】例えば、図29に示した例では、室長が設
定を間違ってしまって、部長のビンと室長のビンを反対
に設定してしまったために、ビン1とビン2には、部長
のジョブと室長のジョブが混載されてしまうという問題
が容易に発生してしまう虞がある。
【0024】さらに、(3)の特願平2−120068
号公報に示す排紙方法の場合、ユーザ毎の仕分けのみが
可能であり、ユーザの目的に合わせた仕分けを行なうこ
とは困難である。
【0025】例えば、 ・使用するホストコンピュータ毎に排紙口を切り換え
る。 ・使用するアプリケーション毎に排紙口を切り換える。 ・使用する紙種毎に排紙口を切り換える。 ・印刷するファイル毎に排紙口を切り換える。 ・使用した時間帯毎に排紙口を切り換える。 等の排紙目的をユーザが選択することはできない。即
ち、同じユーザの印刷物は同じビンに排紙されてしま
い、個々のユーザ毎に異なる排紙目的に応じた印刷ジョ
ブの仕分けをフレキシブルに行うことができず、非常に
不便であるという問題点が考えられる。
【0026】また、画像記録装置を共有しながら、大量
の印刷データの排紙を行なった場合、ユーザが登録を行
なった排紙口が満載となると、他のビンが空いていたと
しても満載のオペレータコールの表示を行なうため、ユ
ーザは排紙口の積載用紙を取り除かなければ残りの印刷
を行なうことはできず、連続して大量印刷することがで
きないという問題点が考えられる。
【0027】さらに、ユーザが使用中の排紙口が満載に
なっても満載表示は行なわず、別の空きビンがあれば、
その排紙口に排紙を行なう場合においても、複数のビン
に排紙を行なうことが可能になるものの、空の排紙口を
任意に検索して排紙を行なうことになり、これに起因し
て、記録紙の取り忘れ等が発生したり、複数のビンの夫
々を全部注意して確認しないと自分の印刷物が何処にあ
るのか分からなかったり、印刷ジョブの順番が分からな
くなってしまうという問題点が発生してしまう虞があ
る。このように、排紙口の積載能力を活かすが為に、装
置が独自の判断で動作した場合において発生しうる不具
合についても対処する必要がある。
【0028】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第35の発
明の目的は、データ処理装置毎のわずらわしい設定等を
行うことなく、排紙口の積載能力を最大限に発揮しなが
ら、ユーザ名のみでなく異なる排紙目的に応じた多種の
印刷物の仕分け排紙をユーザ毎に同時に実現して、ユー
ザからの様々な要望に対処する共に、排紙口の積載能力
を活かすが為に発生しうる不具合をも対処することので
きるデータ処理装置および画像記録装置およびデータ処
理装置の制御方法および画像記録装置の制御方法および
記憶媒体を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、複数の排紙口を有する画像記録装置又は複数の排紙
口を有するオプション装置を接続可能な画像記録装置に
印刷データを送信可能なデータ処理装置において、排紙
口を決定するための識別名称または識別名称の種類を指
定する指定手段(図3,図4に示す排紙モード設定画面
のビン名称設定エリア603,ビン名称入力エリア60
4)と、前記指定手段により指定された識別名称、また
は指定された識別名称の種類に応じて決定される識別名
称を前記画像記録装置に送信する印刷データに付加する
付加手段(図5に示すCPU1がROM3又は図示しな
いその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて
付加処理する)とを有するものである。
【0030】本発明に係る第2の発明は、前記識別名称
は、ユーザ名(図1に示すkakky,sakai
等),ホスト名,グループ名,部署名,ファイル名(図
1に示す仕様書,6月の連絡等),紙種(図1に示すA
3,A4等),日付を含む前記印刷データの印刷結果を
仕分ける為の識別情報とするものである。
【0031】本発明に係る第3の発明は、印刷結果排紙
終了時に前記画像記録装置から通知される印刷結果を出
力した排紙口の情報を報知する報知手段(図8に示す印
刷終了通知)を設けたものである。
【0032】本発明に係る第4の発明は、データ処理装
置より受信した印刷データの印刷結果を複数の排紙口に
排紙可能な画像記録装置において、前記各排紙口の用紙
積載量を検知する検知手段(図14に示すCPU409
がROM404又は図示しないその他の記憶媒体に格納
されたプログラムに基づいて検知処理する)と、前記検
知手段が検知した各排紙口の用紙積載量と登録される各
排紙口の識別名称を各排紙口毎に記憶する記憶手段(図
14に示すEEPROM410)と、前記印刷データに
付加された識別名称と同一の識別名称が前記記憶手段に
登録された排紙口が存在するかどうかを検索する第1の
検索手段(図14に示すCPU409がROM404又
は図示しないその他の記憶媒体に格納されたプログラム
に基づいて検索処理する)と、前記各排紙口から空の排
紙口を検索する第2の検索手段(図14に示すCPU4
09がROM404又は図示しないその他の記憶媒体に
格納されたプログラムに基づいて検索処理する)と、前
記第1の検索手段,第2の検索手段の検索結果に基づい
て、前記印刷データの印刷結果を排紙する排紙口を決定
する決定手段(図14に示すCPU409がROM40
4又は図示しないその他の記憶媒体に格納されたプログ
ラムに基づいて決定処理する)と、前記決定手段により
決定された排紙口の識別名称が前記記憶手段に登録され
ていない場合、前記印刷データに付加されている識別名
称を前記決定手段が決定した排紙口の識別名称として前
記記憶手段に登録する登録手段(図14に示すCPU4
09がROM404又は図示しないその他の記憶媒体に
格納されたプログラムに基づいてEEPROM410に
登録処理する)と、前記記憶手段に記憶される各排紙口
の積載量を監視し、前記記憶手段に識別名称を登録され
ている排紙口の積載量が零になった時に、該排紙口の識
別名称を前記記憶手段から削除する削除手段(図14に
示すCPU409がROM404又は図示しないその他
の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいてEEPR
OM410から削除処理する)とを有するものである。
【0033】本発明に係る第5の発明は、前記検知手段
は、少なくとも用紙が積載されていない、用紙が積載さ
れている、満載であるの3段階の検知を各排紙口毎に検
出するものである。
【0034】本発明に係る第6の発明は、前記記憶手段
は、各排紙口の用紙積載状況,識別名称,使用状況等を
各排紙口毎に記憶するものである。
【0035】本発明に係る第7の発明は、前記第1の検
索手段は、前記印刷データに付加されている識別名称と
同一の名称が登録されている排紙口が存在するか否かを
優先順位の低い排紙口から検索して最も優先順位の低い
同一名称の排紙口を1つ選択するものであり、前記決定
手段は、前記第1の検索手段の検索結果、前記印刷デー
タに付加されている識別名称と同一の名称の排紙口が選
択され、該排紙口が満載でない場合には、該排紙口を前
記印刷データの印刷結果の排紙口に決定するものであ
る。
【0036】本発明に係る第8の発明は、前記決定手段
は、前記第1の検索手段の検索結果、前記印刷データに
付加されている識別名称と同一の名称の排紙口が選択さ
れ、該排紙口が満載である場合は、該排紙口に連続する
排紙口が空の場合のみ該連続する排紙口を前記印刷デー
タの印刷結果を排紙する排紙口に決定するものである。
【0037】本発明に係る第9の発明は、前記決定手段
は、前記第1の検索手段の検索結果、前記印刷データに
付加されている識別名称と同一の名称の排紙口が選択さ
れ、該排紙口が満載である場合は、該排紙口の次の優先
順位の排紙口が空の場合のみ該次の優先順位の排紙口を
前記印刷データの印刷結果を排紙する排紙口に決定する
ものである。
【0038】本発明に係る第10の発明は、前記決定手
段は、前記第1の検索手段の検索結果、前記印刷データ
に付加されている識別名称と同一の名称の排紙口が選択
され、該排紙口が満載であり、かつ該排紙口の次の優先
順位の排紙口が空でない場合、前記第2の検索手段によ
り優先順位の高い順に検索された空き排紙口を前記印刷
データの印刷結果を排紙する排紙口に決定するものであ
る。
【0039】本発明に係る第11の発明は、前記決定手
段は、前記第1の検索手段の検索結果、前記印刷データ
に付加されている識別名称と同一の名称の排紙口が存在
しない場合、前記第2の検索手段により優先順位の高い
順に検索された空き排紙口を前記印刷データの印刷結果
を排紙する排紙口に決定するものである。
【0040】本発明に係る第12の発明は、前記優先順
位は、より上段又は、より下段にある排紙口がより優先
順位の高い排紙口とするものである。
【0041】本発明に係る第13の発明は、前記識別名
称は、ユーザ名(図1に示すkakky,sakai
等),ホスト名,グループ名,部署名,ファイル名(図
1に示す仕様書,6月の連絡等),紙種(図1に示すA
3,A4等),日付を含む前記印刷データの印刷結果を
仕分ける為の識別情報とするものである。
【0042】本発明に係る第14の発明は、前記決定手
段により決定した前記印刷データを印刷した排紙先を前
記印刷データの印刷排紙終了時に表示部に表示するおよ
び/または前記データ処理装置に通知する通知手段(図
14に示すCPU409がROM404又は図示しない
その他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて通
知処理する)を設けたものである。
【0043】本発明に係る第15の発明は、前記複数の
排紙口は、画像記録装置本体に設けられた複数の排紙
口,画像記録装置本体に接続されるオプション装置に設
けられた複数の排紙口を含むものである。
【0044】本発明に係る第16の発明は、複数の排紙
口を有する画像記録装置又は複数の排紙口を有するオプ
ション装置を接続可能な画像記録装置に印刷データを送
信可能なデータ処理装置の制御方法において、排紙口を
決定するための識別名称または識別名称の種類を指定す
る指定工程(図6のステップS304,S305)と、
該指定された識別名称、または指定された識別名称の種
類に応じて決定される識別名称を前記画像記録装置に送
信する印刷データに付加する付加工程(図7のステップ
S405,S403)とを有するものである。
【0045】本発明に係る第17の発明は、データ処理
装置より受信した印刷データの印刷結果を複数の排紙口
に排紙可能な画像記録装置の制御方法において、前記各
排紙口の用紙積載量を検知する検知工程(図24のステ
ップS701)と、該検知された各排紙口の用紙積載量
を、各排紙口の用紙積載量と登録される各排紙口の識別
名称を記憶するためのメモリに記憶させる記憶工程(図
24のステップS702)と、前記印刷データに付加さ
れた識別名称と同一の識別名称がメモリに登録されてい
る排紙口が存在するかどうかを検索する第1の検索工程
(図23のステップS601)と、前記各排紙口から空
の排紙口を検索する第2の検索工程(図23のステップ
S605,S609)と、各検索結果に基づいて、前記
印刷データの印刷結果を排紙する排紙口を決定する決定
工程(図23のステップS604,S607,S61
1)と、該決定された排紙口の識別名称が前記メモリに
登録されていない場合、前記印刷データに付加されてい
る識別名称を決定された排紙口の識別名称として前記メ
モリに登録する登録工程(図23のステップS608,
S612)と、前記メモリに記憶される各排紙口の積載
量を監視し、前記メモリに識別名称が登録されている排
紙口の積載量が零になった時に、該排紙口の識別名称を
前記メモリから削除する削除工程(図24のステップS
703,S704)とを有するものである。
【0046】本発明に係る第18の発明は、複数の排紙
口を有する画像記録装置又は複数の排紙口を有するオプ
ション装置を接続可能な画像記録装置に印刷データを送
信可能なデータ処理装置に、排紙口を決定するための識
別名称または識別名称の種類を指定する指定工程(図6
のステップS304,S305)と、該指定された識別
名称、または指定された識別名称の種類に応じて決定さ
れる識別名称を前記画像記録装置に送信する印刷データ
に付加する付加工程(図7のステップS405,S40
3)とを実行させるためのプログラムをコンピュータが
読み取り可能な記憶媒体に記憶したものである。
【0047】本発明に係る第19の発明は、データ処理
装置より受信した印刷データの印刷結果を複数の排紙口
に排紙可能な画像記録装置に、前記各排紙口の用紙積載
量を検知する検知工程(図24のステップS701)
と、該検知された各排紙口の用紙積載量を、各排紙口の
用紙積載量と登録される各排紙口の識別名称を記憶する
ためのメモリに記憶させる記憶工程(図24のステップ
S702)と、前記印刷データに付加された識別名称と
同一の識別名称がメモリに登録されている排紙口が存在
するかどうかを検索する第1の検索工程(図23のステ
ップS601)と、前記各排紙口から空の排紙口を検索
する第2の検索工程(図23のステップS605,S6
09)と、各検索結果に基づいて、前記印刷データの印
刷結果を排紙する排紙口を決定する決定工程(図23の
ステップS604,S607,S611)と、該決定さ
れた排紙口の識別名称が前記メモリに登録されていない
場合、前記印刷データに付加されている識別名称を決定
された排紙口の識別名称として前記メモリに登録する登
録工程(図23のステップS608,S612)と、前
記メモリに記憶される各排紙口の積載量を監視し、前記
メモリに識別名称を登録されている排紙口の積載量が零
になった時に、該排紙口の識別名称を前記メモリから削
除する削除工程(図24のステップS703,S70
4)とを実行させるためのプログラムをコンピュータが
読み取り可能な記憶媒体に記憶したものである。
【0048】本発明に係る第20の発明は、複数の収納
部を有するオプション装置に接続可能であって、前記複
数の収納部に対して選択的に記録紙を排出可能な画像記
録装置であって、前記複数の収納部の何れかの収納部へ
の第1のジョブの記録紙の排出動作中に、前記収納部に
対する記録紙の排出動作が不可能な状態になったことに
応じて、前記第1のジョブの残りの記録紙を、その他の
収納部に排出するよう制御する制御手段(図14に示す
CPU409がROM404又は図示しないその他の記
憶媒体に格納されたプログラムに基づいて制御する)を
有し、前記制御手段は、記録紙の排出動作が不可能な状
態になった前記収納部の隣の収納部の状態が既に記録紙
が収納されていない状態の場合は、その他の収納部に記
録紙が既に収納されていたとしても、前記第1のジョブ
の残りの記録紙の排出動作を許可すべく、前記隣の収納
部に前記第1のジョブの残りの記録紙を排出するよう制
御すると共に、記録紙の排出動作が不可能な状態になっ
た前記収納部の隣の収納部の状態が既に記録紙が収納さ
れている状態の場合は、記録紙が収納されていない他の
収納部が存在して記録紙の排出動作を実行可能であって
も、前記第1のジョブの残りの記録紙の排出動作を禁止
するよう制御する第1の制御(図22のステップS50
5(図23のステップS601〜S613))を実行す
るものである。
【0049】本発明に係る第21の発明は、遠隔のデー
タ処理装置からの印刷データを記録紙に記録するもので
ある。
【0050】本発明に係る第22の発明は、前記データ
処理装置のユーザにて選択され前記印刷データに対応し
て前記データ処理装置から出力された排紙モード(ユー
ザセパレート自動,ユーザセパレート自動以外の排紙モ
ード(固定指定,ユーザセパレート固定))に基づい
て、記録紙を排出すべき収納部を選択するものである。
【0051】本発明に係る第23の発明は、前記排紙モ
ードは、記録紙を排出すべき収納部を画像記録装置が自
動的に決定する第1のモード(ユーザセパレート自動)
と、記録紙を排出すべき収納部を前記データ処理装置の
ユーザにより指定可能な第2のモード(ユーザセパレー
ト自動以外の排紙モード(固定指定,ユーザセパレート
固定))とを含むものである。
【0052】本発明に係る第24の発明は、前記データ
処理装置のユーザにより選択された排紙モードが前記第
1のモードである場合に、前記制御手段による前記第1
の制御を行い(図22のステップS504,S50
5)、前記データ処理装置のユーザにより選択された排
紙モードが前記第2のモードである場合に、前記制御手
段による前記第1の制御を禁止する(図22のステップ
S504,S506からS511,S503,S51
2)ものである。
【0053】本発明に係る第25の発明は、前記第1の
ジョブの出力処理が終了したことに応じて、その旨を示
す第1の情報を、前記データ処理装置に通知する通知手
段(図14に示すCPU409がROM404又は図示
しないその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づ
いて図8に示す印刷終了通知を通知する)を更に具備す
るものである。
【0054】本発明に係る第26の発明は、前記データ
処理装置のユーザにより選択された排紙モードが前記第
1のモードである場合、前記通知手段は、どの収納部に
記録紙を排出したかをユーザにより識別可能な第2の情
報(図8に示す印刷終了通知内の「印刷で使用した排紙
先:ビン1〜ビン3」)を前記第1の情報と共に通知す
るものである。
【0055】本発明に係る第27の発明は、前記第1の
ジョブの残りの記録紙の排出動作を禁止した場合、前記
制御手段は、記録紙の排出動作が不可能な状態になった
前記収納部の隣の収納部から記録紙が取り除かれたこと
を確認したことに応じて、前記第1のジョブの残りの記
録紙の排出動作の禁止を解除する(図26(c)に示す
排紙動作のリカバリ方法)ものである。
【0056】本発明に係る第28の発明は、前記第1の
ジョブの残りの記録紙の排出動作を禁止した場合、前記
制御手段は、記録紙の排出動作が不可能な状態になった
前記収納部から前記第1のジョブの記録紙が取り除かれ
たことを確認したことに応じて、前記第1のジョブの残
りの記録紙の排出動作の禁止を解除する(図26(e)
に示す排紙動作のリカバリ方法)ものである。
【0057】本発明に係る第29の発明は、前記第1の
ジョブの残りの記録紙の排出動作を禁止した場合、前記
制御手段は、記録紙の排出動作が不可能な状態になった
前記収納部の隣の収納部から記録紙が取り除かれたこと
を確認した、或いは、記録紙の排出動作が不可能な状態
になった前記収納部から前記第1のジョブの記録紙が取
り除かれたことを確認した、ことに応じて、前記第1の
ジョブの残りの記録紙の排出動作の禁止を解除するもの
である。
【0058】本発明に係る第30の発明は、前記記録紙
の排出動作が不可能な状態とは、記録紙の積載状況が満
載になった状態であるものとする。
【0059】本発明に係る第31の発明は、前記記録紙
の排出動作が不可能な状態とは、複数部の排出を行う場
合に排出すべき記録紙が部の切れ目まで排出され新たな
部に切り換わる状態であるものとする。
【0060】本発明に係る第32の発明は、前記隣の収
納部とは、記録紙の排出動作が不可能な状態になった収
納部の1つ下の収納部であるものとする。
【0061】本発明に係る第33の発明は、前記隣の収
納部とは、記録紙の排出動作が不可能な状態になった収
納部の1つ上の収納部であるものとする。
【0062】本発明に係る第34の発明は、複数の収納
部を有するオプション装置に接続可能であって、前記複
数の収納部に対して選択的に記録紙を排出可能な画像記
録装置の制御方法であって、前記複数の収納部の何れか
の収納部への第1のジョブの記録紙の排出動作中に、前
記収納部に対する記録紙の排出動作が不可能な状態にな
ったことに応じて、前記第1のジョブの残りの記録紙
を、その他の収納部に排出するよう制御するステップ
(図23のステップS603,S605,S606,S
607)と、記録紙の排出動作が不可能な状態になった
前記収納部の隣の収納部の状態が既に記録紙が収納され
ていない状態の場合は、その他の収納部に記録紙が既に
収納されていたとしても、前記第1のジョブの残りの記
録紙の排出動作を許可すべく、前記隣の収納部に前記第
1のジョブの残りの記録紙を排出するよう制御する(図
23のステップS603,S605,S606,S60
7)と共に、記録紙の排出動作が不可能な状態になった
前記収納部の隣の収納部の状態が既に記録紙が収納され
ている状態の場合は、記録紙が収納されていない他の収
納部が存在して記録紙の排出動作を実行可能であって
も、前記第1のジョブの残りの記録紙の排出動作を禁止
する(図23のステップS603,S605,S60
6,S604)よう制御するステップとを有するもので
ある。
【0063】本発明に係る第35の発明は、複数の収納
部を有するオプション装置に接続可能であって、前記複
数の収納部に対して選択的に記録紙を排出可能な画像記
録装置に、前記複数の収納部の何れかの収納部への第1
のジョブの記録紙の排出動作中に、前記収納部に対する
記録紙の排出動作が不可能な状態になったことに応じ
て、前記第1のジョブの残りの記録紙を、その他の収納
部に排出するよう制御するステップ(図23のステップ
S603,S605,S606,S607)と、記録紙
の排出動作が不可能な状態になった前記収納部の隣の収
納部の状態が既に記録紙が収納されていない状態の場合
は、その他の収納部に記録紙が既に収納されていたとし
ても、前記第1のジョブの残りの記録紙の排出動作を許
可すべく、前記隣の収納部に前記第1のジョブの残りの
記録紙を排出するよう制御する(図23のステップS6
03,S605,S606,S607)と共に、記録紙
の排出動作が不可能な状態になった前記収納部の隣の収
納部の状態が既に記録紙が収納されている状態の場合
は、記録紙が収納されていない他の収納部が存在して記
録紙の排出動作を実行可能であっても、前記第1のジョ
ブの残りの記録紙の排出動作を禁止する(図23のステ
ップS603,S605,S606,S604)よう制
御するステップとを実行させるためのプログラムを記憶
媒体にコンピュータが読み取り可能に記憶させたもので
ある。
【0064】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、本発明に
おける実施形態を説明する。
【0065】図1は、本発明の第1実施形態を示すデー
タ処理装置および画像記録装置を適用可能な画像記録シ
ステムの仕分け方法を説明する概念図であり、複数のユ
ーザが共有する画像記録装置の排紙ビンを使って、複数
ユーザが持つそれぞれの目的に応じた仕分け排紙の実現
方法の概念図に対応する。
【0066】以下、この図を元に実際の運用について説
明する。
【0067】なお、以下に示す排紙方法は、ユーザの目
的に応じた印刷ジョブの仕分けをフレキシブルに行うも
ので、1ジョブ毎、ユーザ毎に限ったものではないが、
これ以降の説明では、広い意味でのユーザセパレートと
定義し、ユーザセパレート自動モードと呼ぶこととす
る。
【0068】図に示すように、画像記録装置を4つのホ
ストコンピュータ、すなわち4人のユーザで共有して使
用する場合の例を説明する。
【0069】図において、102は画像記録装置(プリ
ンタ)で、外部装置(ホストコンピュータ101(10
1A,101B,101C,101D))と所定の通信
媒体、例えばEthernet(登録商標)等のLAN
を介して接続され、各ホストコンピュータから送信され
る画像情報に基づいて記録媒体に画像記録を行い、ビン
1〜7に排紙出力する。
【0070】各ホストコンピュータのユーザはそれぞれ
sakai,kakky,yuichi,jmori
で、ホストコンピュータを立ち上げ、ユーザがログイン
する時に、上記各名称がデフォルト値として登録され
る。
【0071】この名称はユーザの編集が可能であり、ホ
ストコンピュータ上のUI(ユーザインタフェース)か
ら入力することができる。このユーザ名を使用して、一
律ユーザ毎に排紙ビンをシェアしても良いが、ユーザに
よっては他の方法で仕分けを行ないたいというユーザも
いて、1つのプリンタを各ユーザのニーズに合わせて使
用できた方がなお良い。
【0072】図1に示した例では、ユーザsakai,
ユーザkakkyは、単にユーザ毎の仕分けができれば
良い。また、ユーザyuichiは、色々なサイズの出
力を行なうので用紙サイズ毎に仕分けを行ないたい。さ
らに、ユーザjmoriは、ファイル毎に明確に分けた
いので、ファイル毎に仕分けを行ないたい。
【0073】このように、ユーザ各人それぞれ別々のニ
ーズを持ったユーザが1つのプリンタ102を共有する
場合の例を示している。
【0074】まず、プリンタ102の運用を決めた上
で、プリンタ102の排紙モードの設定について、プリ
ンタ102の操作パネル104又は各ホストコンピュー
タ101A? 101D上のホストアプリケーションによ
り、本実施形態において特徴的なモードを示すユーザセ
パレート自動モードを選択しておく。
【0075】図2は、図1に示した各ホストコンピュー
タ101上のホストアプリケーションによりプリンタ1
02の排紙モードの設定を行う画面の一例を示す模式図
であり、後述する図5に示すホストコンピュータ101
のCRT10に表示される。
【0076】図において、500は給排紙設定画面で、
画像記録装置102の給紙モードおよび排紙モードを設
定することができる。
【0077】501は給紙部設定エリアで、ここでは
「自動」が設定されている。502は自動給紙表示エリ
アで、給紙部設定エリア501が「自動」に設定されて
いる場合に給紙可能な給紙部が表示される。503はト
レイ優先設定エリアで、給紙部設定エリア501が「自
動」に設定されている場合に、トレイ優先の有無を選択
することができ、ここではトレイ優先が選択されてい
る。
【0078】504はトレイ用紙サイズ設定部で、トレ
イに格納されている用紙サイズ、例えばA4,B5,レ
ター,エグゼクティブ等を設定することができ、ここで
は「エグゼクティブ」が設定されている。505は用紙
名称設定ウインドウ表示ボタンで、このボタンを不図示
のキーボード又はポインティングデバイスで指示するこ
とにより不図示の用紙名称設定ウインドウを表示して、
用紙名称を設定することができる。
【0079】511は排紙部設定エリアで、ここでは
「自動」が設定されている。512は自動排紙設定エリ
アで、排紙部設定エリア511が「自動」に設定されて
いる場合に設定可能であり、ここでは「ユーザセパレー
ト」が設定されている。513はユーザセパレート設定
エリアで、自動排紙設定エリア512が「ユーザセパレ
ート」に設定されている場合に、「自動」又は「固定」
を選択的に設定することができ、ここでは自動が設定さ
れている。この「自動」の設定により、排紙モードは、
ユーザセパレート自動モードになる。
【0080】514はビン名称設定ウインドウ表示ボタ
ンで、ユーザセパレート設定エリア513で「固定」を
選択した場合、このボタンを不図示のキーボード又はポ
インティングデバイスで指示し不図示のビン名称設定ウ
インドウを表示して、ビン名称を設定することができ
る。つまり、「固定」の設定により、排紙モードは、ユ
ーザセパレート固定モードになり、例えば、ユーザ自ら
が記録紙を排出すべきビンを決定して、自分で決めたビ
ンに記録紙を排出するよう画像記録装置102を動作さ
せることが出来る。
【0081】521はOKボタンで、このボタンを不図
示のキーボード又はポインティングデバイスで指示する
ことにより、給排紙設定画面500の設定を有効(即
ち、プリンタ102に登録指示を送信する)にして、給
排紙設定画面500を終了させる。522はキャンセル
ボタンで、このボタンを不図示のキーボード又はポイン
ティングデバイスで指示することにより、給排紙設定画
面500の設定を無効にして、給排紙設定画面500を
終了させる。
【0082】523は更新ボタンで、このボタンを不図
示のキーボード又はポインティングデバイスで指示する
ことにより、給排紙設定画面500の設定を有効(即
ち、プリンタ102に登録指示を送信する)にすること
ができる。524はヘルプボタンで、このボタンを不図
示のキーボード又はポインティングデバイスで指示する
ことにより、不図示のヘルプウインドウを表示すること
ができる。
【0083】図2に示した例では、画像記録装置102
の排紙モードは、「ユーザセパレート自動」に設定され
ている。
【0084】なお、上記図2に示した給排紙設定画面5
00よる給紙モード,排紙モードの設定は、通常、運用
方法を決めてから画像記録装置設置時に1回だけ行えば
良い。
【0085】次に、印刷時に目的に合わせた識別名称の
設定を行なう場合の説明を行う。
【0086】図3,図4は、図1に示した各ホストコン
ピュータ101上のホストアプリケーションにより印刷
時の排紙モードの設定を行う画面の一例を示す模式図で
あり、後述する図5に示すホストコンピュータ101の
CRT10に表示される。
【0087】図3,図4において、600は印刷時の排
紙モード設定画面である。
【0088】601は7ビンソータ装着表示で、画像記
録装置102が7ビンソータを装着していることを示
す。602は排紙方法設定エリアで、ここではユーザセ
パレートが設定されている。
【0089】また、ユーザセパレートを選択すると、プ
リンタ102に予め設定されているユーザセパレートの
種類(自動)にマッチしたUI(ビン名称設定エリア6
03,ビン名称入力エリア604)が表示される。
【0090】ビン名称設定エリア603は、ユーザセパ
レート自動設定時、「ログイン名をビン名称として使
う」か、「ビン名称をカスタマイズして使う」かを選択
できる。
【0091】ビン名称入力エリア604は、ビン名称を
ビン名称設定エリア603により「ビン名称をカスタマ
イズして使う」を選択した場合のビン名称を、使用する
名称を入力するか、「ホスト別仕分け」,「グループ名
別仕分け」,「アプリケーション別仕分け」,「用紙サ
イズ別仕分け」,「用紙タイプ等の紙種」,「ファイル
名称別仕分け」,「時間帯別仕分け」,「日付別仕分
け」等の選択肢の中から1つを選択する。なお、「ホス
ト別仕分け」,「グループ名別仕分け」,「アプリケー
ション別仕分け」,「用紙サイズ別仕分け」,「用紙タ
イプ等の紙種」,「ファイル名称別仕分け」,「時間帯
別仕分け」,「日付別仕分け」等の選択肢は、後述する
図5のROM3、RAM2内の不揮発性メモリ、又は外
部メモリ11等に記憶されているものとする。また、ビ
ン名称入力エリア604に新規に入力されたビン名称
は、図5のRAM2内の不揮発性メモリ、又は外部メモ
リ11等に記憶され、次回より選択肢の一つとするよう
に構成してもよい。
【0092】605は標準に戻すボタンで、このボタン
を不図示のキーボード又はポインティングデバイスで指
示することにより、印刷時の排紙モード設定画面600
の設定を標準設定に戻す。
【0093】610は部単位印刷指定チェックボックス
で、このチェックボックスを不図示のキーボード又はポ
インティングデバイスで指示することにより、複数部数
印刷する場合、部単位での印刷を設定する。
【0094】606はOKボタンで、このボタンを不図
示のキーボード又はポインティングデバイスで指示する
ことにより、印刷時の排紙モード設定画面600の設定
を有効にして、印刷時の排紙モード設定画面600を終
了させる。607はキャンセルボタンで、このボタンを
不図示のキーボード又はポインティングデバイスで指示
することにより、印刷時の排紙モード設定画面600の
設定を無効にして、印刷時の排紙モード設定画面600
を終了させる。
【0095】608は適用ボタンで、このボタンを不図
示のキーボード又はポインティングデバイスで指示する
ことにより、印刷時の排紙モード設定画面600の設定
を有効にすることができる。609はヘルプボタンで、
このボタンを不図示のキーボード又はポインティングデ
バイスで指示することにより、不図示のヘルプウインド
ウを表示することができる。
【0096】図3はビン名称をビン名称設定エリア60
3で「ログイン名をビン名称として使う」を選択した場
合(デフォルト設定)に対応し、この設定を行ったユー
ザからの印刷ジョブは、ユーザ毎仕分けされて排紙され
る。また図4はビン名称をビン名称設定エリア603で
「ビン名称をカスタマイズして使う」を選択した場合に
対応し、この設定を行ったユーザからの印刷ジョブは、
ビン名称入力エリア604に入力(選択)された名称毎
に仕分けされて排紙される。
【0097】ここで、上述したように、ユーザsaka
i,ユーザkakkyは、ユーザ毎の仕分けで運用を行
うので、デフォルト設定のままで良く何もしなくても良
い。図3においてOKボタン606を指示することによ
りユーザ毎の仕分けが可能となる。
【0098】一方、ユーザyuichi,ユーザjmo
riのように目的別排紙を行いたいユーザは、図4に示
したようにビン名称設定エリア603で「ビン名称をカ
スタマイズして使う」を選択し、ビン名称入力エリア6
04で、使用する名称の入力を行うか、「ホスト別仕分
け」,「アプリケーション別仕分け」,「用紙サイズ別
仕分け」,「用紙タイプ等の紙種」,「ファイル名称別
仕分け」,「時間帯別仕分け」等の選択肢の中から1つ
を選択してOKボタン606を指示する。
【0099】図1で示した例では、ユーザyuichi
はビン名称入力エリア604で「用紙サイズ」を選択、
ユーザjmoriはビン名称入力エリア604で「ファ
イル」を選択したことになる。
【0100】上述のように必要な設定を行った後、ユー
ザセパレート指定で印刷指示を行なうだけで、目的別の
仕分けが可能となる。
【0101】また、図3及び図4の画面(印刷時の排紙
モード設定画面600)から分かるように、ユーザは排
紙口を指定する必要はなく、印刷データをユーザセパレ
ート設定で送信するだけで、予め図3,図4の印刷時の
排紙モード設定画面600により設定しておいた所望の
仕分けを行うことが可能となる。このように、ユーザセ
パレート自動モードの場合は、装置が、ユーザの所望と
する排紙目的に応じた、適正な仕分け処理を、排紙ビン
等の画像記録装置における状況等を適宜チェックしなが
ら、自動で行うようにして(詳細は後述する)、最大限
に排紙ビンを活用し、ユーザに対する負荷を極力少なく
している。
【0102】例えば、ユーザsakai,ユーザkak
kyは、排紙モード設定画面600でログイン名をビン
名称に設定して印刷実行し、ユーザyuichiは、排
紙モード設定画面600でビン名称をカスタマイズし、
サイズ毎をビン名称に設定して"A3 "サイズと"A4 "サ
イズの印刷を実行し、ユーザjmoriは、排紙モード
設定画面600でビン名称をカスタマイズし、ファイル
毎をビン名称に設定して" 仕様書" ファイルと" 6月の
連絡" ファイルの印刷を実行したとする。
【0103】その結果、図1に示したように、ユーザs
akaiのジョブはビン4とビン5に、ユーザkakk
yのジョブはビン1に、ユーザyuichiのジョブは
ビン2にA3サイズ、ビン7にA4サイズ、ユーザjm
oriのジョブはビン3に仕様書、ビン6に6月の連絡
の排紙が行われ、各ユーザの目的に合わせた仕分けを実
現することが可能となる。
【0104】また、ユーザsakaiの印刷ジョブはビ
ン4とビン5に排紙されているが、決してビン1とビン
3というように、同一の識別名称(ビン名称)がとびと
びでは登録されないようになっている。こうすること
で、同一名称ビンが複数存在する場合に、その名称でビ
ンに積載されている印刷ジョブの順番が分かりやすくな
るよう(この場合、上方のビン4が古いジョブ)工夫し
てある。
【0105】図5は、図1に示したホストコンピュータ
101の構成を説明するブロック図である。
【0106】図において、1はCPUで、ROM3のプ
ログラム用ROMに記憶されたプログラム(種々のアプ
リケーションプログラム,プリンタドライバ等)に基づ
いてプリンタ102とデータを通信することができ、シ
ステムバス4に接続される各デバイスを統括制御する。
【0107】また、ROM3のフォント用ROMにはフ
ォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは
各種データを記憶する。2はRAMで、CPU1の主メ
モリ,ワークエリア等として機能する。
【0108】5はキーボードコントローラ(KBC)
で、キーボード9や不図示のポインティングデバイスか
らのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(C
RTC)で、CRTディスプレイ(CRT)10の表示
を制御する。7はメモリコントローラ(MC)で、フォ
ントデータ,ユーザファイル,編集ファイル等を記憶す
るハードディスク(HD),フロッピー(登録商標)デ
ィスク(FD)などの外部メモリ11とのアクセスを制
御する。
【0109】8はプリンタコントローラ(PRTC)
で、所定の通信媒体(IEEE1284等で規定されて
いるローカルインタフェースでもEthernetのよ
うなネットワークインタフェースでもよい)を介してプ
リンタ102に接続され、プリンタ102との通信制御
処理を実行する。
【0110】なお、CPU1は、たとえばRAM2上に
設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの
展開処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを
可能としている。
【0111】また、CPU1は、CRT10上の不図示
のマウスカーソル(ポインタ)等で指示されたコマンド
に基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々の
データ処理を実行する。
【0112】さらに、RAM2は、内部にNVRAM等
の不揮発性メモリを有するものとする。
【0113】以下、図6,図7を参照して、図1に示し
た本発明のデータ処理装置および画像記録装置を適用可
能な画像記録システムの概念の印刷時の詳細な説明を行
う。
【0114】図6は、本発明のデータ処理装置および画
像記録装置を適用可能な画像記録システムの第1の処理
手順を示すフローチャートであり、ユーザセパレート自
動排紙指定時に使用する識別名称を選択する処理手順に
対応し、図5に示したホストコンピュータ101内のC
PU1がROM3又はその他の記憶媒体に格納されたプ
ログラムに基づいて実行する。なお、S301〜S30
6は各ステップを示す。
【0115】まず、ステップS301において、識別名
称を登録するか否かを判定する。即ち、ユーザセパレー
ト自動モードでの排紙をユーザが指示したか否かを判定
する。
【0116】ステップS301で識別名称を登録しな
い、即ちユーザセパレート自動モード以外の排紙をユー
ザが指示した場合は、識別名称を登録する必要がないの
で、そのまま処理を終了する。
【0117】一方、ステップS301で識別名称を登録
する、即ちユーザセパレート自動モードでの排紙をユー
ザが指示した場合は、ビン名称設定エリア603でユー
ザはどの識別名称を使用するか選択するためにステップ
S302に進む。
【0118】ステップS302において、識別名称を編
集する、即ちビン名称をカスタマイズして使うか否かを
判定し、識別名称を編集しない(ビン名称設定エリア6
03で「ログイン名をビン名称として使う」を選択し
た)と判定された場合は、識別名称を編集する必要がな
いので、そのまま処理を終了する。
【0119】一方、ステップS302で識別名称を編集
する(ビン名称設定エリア603で「ログイン名をカス
タマイズして使う」を選択した)と判定された場合は、
ステップS303において、識別名称のジャンルを選択
するか否かを判定し、識別名称のジャンルを選択すると
判定された場合は、ステップS305に進み、ビン名称
入力エリア604で、選択肢の中から、例えば「ホスト
別仕分け」,「アプリケーション別仕分け」,「用紙サ
イズ別仕分け」,「ファイル名称別仕分け」,「時間帯
別仕分け」等の中から1つを選択し、ステップS306
に進む。
【0120】一方、ステップS303で識別名称のジャ
ンルを選択しないと判定された場合は、ステップS30
4に進み、ビン名称入力エリア604で、名称入力を行
い、ステップS306に進む。
【0121】次に、ステップS306において、ユーザ
設定情報(排紙モード設定画面600上で設定した情報
(識別名称等))をRAM2内の不揮発性メモリ又はハ
ードディスク等の外部メモリ11に記憶し、処理を終了
する。
【0122】なお、記憶されたユーザ設定情報は、ユー
ザセパレート自動モード指定の印刷時に印刷データに付
加する情報を決定するために使用される。
【0123】次に、上記図6のフローチャートに示した
ユーザ設定の後、ユーザが印刷指示を行った後の印刷デ
ータ作成及び送信の処理について、以下図7を用いて説
明する。
【0124】図7は、本発明のデータ処理装置および画
像記録装置を適用可能な画像記録システムの第2の処理
手順を示すフローチャートであり、印刷指示があった時
に画像記録装置へ送信する印刷データを作成するホスト
コンピュータ上の処理手順に対応し、図5に示したホス
トコンピュータ101内のCPU1がROM3又はその
他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行す
る。なお、S401〜S405は各ステップを示す。
【0125】ユーザからの印刷指示があると、先ずステ
ップS401において給排紙の設定等の制御情報を作成
する。
【0126】次に、ステップS402において、ユーザ
セパレート自動モード指定か否かを判定し、ユーザセパ
レート自動モードでないと判定された場合は、ステップ
S403において各モードに合わせた排紙指定を行って
データを作成し、ステップS404において、画像記録
装置へのデータ送信を行う。
【0127】一方、ステップS402でユーザセパレー
ト自動モード指定であると判定された場合は、ステップ
S405において、図6のステップS306において記
憶(設定)しておいた識別の為のユーザ設定情報を元
に、印刷データに付加する識別名称を決定する。
【0128】デフォルトであればログイン名称、ユーザ
が編集した名称が登録されている場合は、予め入力して
おいたユーザ名称を付加し、その他ホスト別仕分け(ホ
ストID)、アプリケーション別仕分け(識別子)、用
紙サイズ別仕分け(指定用紙サイズ)、ファイル名称別
仕分け(ファイル名)、時間帯別仕分け(時刻)等の選
択が行われていたら、ホストコンピュータ内で管理する
各情報を付加するように決定する。
【0129】次に、ステップS403において、印刷デ
ータを作成(印刷ジョブを作成)する。この時、ステッ
プS405で付加決定した識別情報がある場合は、その
識別情報を付加して印刷データを作成する。
【0130】次に、ステップS404において、画像記
録装置102へのデータ送信を行う。
【0131】なお、印刷ジョブが排紙完了したら、ジョ
ブ終了通知を画像記録装置102から受け取って、例え
ば図8に示すような表示をホストコンピュータ101上
で行い、実際にユーザが使用している排紙ビンを認識で
きるようにしてある。
【0132】図8は、画像記録装置102からホストコ
ンピュータ101に通知される印刷終了通知を示す模式
図であり、ホストコンピュータ101の表示部に表示さ
れる。
【0133】この表示により、ユーザは、自分の印刷ジ
ョブがいずれのビンに排紙されたかを一目で認識するこ
とができる。
【0134】次に、図9〜図21を参照して、図1に示
した画像記録装置102の構成について説明する。
【0135】図9は、図1に示した画像記録装置102
を適用可能なレーザビームプリンタの構成を説明するブ
ロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付
してある。
【0136】なお、本実施形態を適用する画像記録装置
は、レーザビームプリンタに限られるものではなく、イ
ンクジェットプリンタ等他のプリント方式(液晶シャッ
タ方式、熱転写方式、昇華方式等)のプリンタでも良い
ことは言うまでもない。
【0137】また、以下の説明および図においては、オ
プションユニットを2台接続した例を説明するが、更に
多くのオプションユニットを接続可能であり、またオプ
ションユニットの機能を本体が共有しても構わない。
【0138】図において、レーザビームプリンタ(プリ
ンタ)102は、各種オプション装置が接続可能であ
り、ホストコンピュータ等の外部機器101と汎用イン
タフェース(例えばセントロニクス、RS232C,U
SB等),ネットワーク(例えばEthernet等)
で接続され、汎用インタフェースを介して外部機器10
1から転送される印刷情報(所定のプリンタ言語に基づ
くコードデータ等の制御情報、例えばPost Scr
ipt,LIPSIII,LIPSIV,イメージデー
タ等を含む)に基づく画像記録を行なう。
【0139】103はビデオコントローラで、外部機器
101と前記汎用インタフェースで接続され、外部機器
101から前記汎用インタフェースを介して転送される
コードデータ(ESCコード、各種PDLデータ等)を
受信し、該コードデータに基づくドットデータ等からな
るページ情報を生成し、ビデオインタフェース80を介
して後述するエンジンコントローラ105に対してイメ
ージデータ(2値又は多値)を送信するとともに、統括
インタフェース90を介して後述するオプションコント
ローラ部106に対して給紙指定及び排紙指定のコマン
ド等を送信する。エンジンコントローラ105は、前記
ビデオコントローラ103から転送されるイメージデー
タに基づいて、周知の電子写真プロセスによって感光ド
ラム上に潜像を形成し、供給される用紙に転写、定着し
て印字を行なう。なお、この時、オプションコントロー
ラ部106に対して給排紙のタイミングの指示等を行な
う。
【0140】104はパネル部で、操作のための各種ス
イッチ(ボタン)、LED表示器、LCD表示器等から
構成されるユーザとのインタフェースであり、ユーザは
パネル部104を操作することによりプリンタ102に
所定の動作を指示することができる。なお、ユーザによ
り設定された各種データ等は図示しない不揮発性メモ
リ、例えばNVRAM,EEPROM等に記憶管理され
る。
【0141】オプションコントローラ部106は、図示
しないCPU,ROM,RAM等を備え、前記ビデオコ
ントローラ103から転送される給排紙指定等及びエン
ジンコントローラ105からの給排紙指示等に基づい
て、1台以上のオプション装置(ユニット)を統括して
制御する統括コントローラであり、各種オプション装置
に具備されるオプションコントローラユニットとオプシ
ョンユニットインタフェース70を介して通信を行な
い、各種オプション装置を統括的に制御する。
【0142】また、オプションコントローラ部106の
RAM内には、ビデオコントローラ103がアクセス可
能な共有メモリ(後述する図15に示す)があり、該共
有メモリは約40頁分の搬送状況管理エリア、基本ステ
ータスエリア、コマンドステータス管理エリア、立ち上
げ処理エリア等から構成され、ビデオコントローラ10
3は、上記共有メモリの各エリアを介して各オプション
装置に対する指定を行なう。
【0143】なお、上記搬送状況管理エリアは、ビデオ
コントローラ103が印字方法(給紙口、排紙口、色、
ステイプルする、シフトする等)を各オプション装置へ
通知する領域と、各オプション状態(どこまで印字し
た、排紙完了した等)をビデオコントローラ103に通
知する領域から構成される。
【0144】また、基本ステータスエリアは、各オプシ
ョン装置の異常(JAM,紙なし,ステイプル針なし
等)をビデオコントローラ103に通知する領域で、コ
マンド&ステータス管理エリアは、ビデオコントローラ
103とコマンドステータスのやりとりを行なう領域
で、立ち上げ処理エリアは、ビデオコントローラ103
が各オプション装置の立ち上げ処理を指定する領域であ
る。
【0145】107は給紙オプション装置(ユニット)
であり、例えばペーパデッキオプションユニットで、内
部にペーパデッキコントローラ(大容量給紙カセットコ
ントローラ)107aを有し、オプションコントローラ
部106から送信される制御情報に基づいて給紙制御を
行なう。なお、上記ペーパデッキコントローラ107a
は、不図示のCPU,ROM,RAMを備え、CPUが
ROMに格納されたプログラムに基づいて給紙オプショ
ン装置107を制御する。また、ROMには給紙オプシ
ョン装置107の拡張情報、例えばペーパデッキに格納
可能な用紙サイズの情報等が格納されている。
【0146】108は排紙オプション装置(ユニット)
であり、例えばソート機能を有するソータオプションユ
ニットで、内部にソータコントローラ(大容量排紙スタ
ッカコントローラ)108aを有し、オプションコント
ローラ部106から送信される制御情報に基づいてソー
ト動作及び排紙動作を行なう。なお、上記ソータコント
ローラ108aは、不図示のCPU,ROM,RAMを
備え、CPUがROMに格納されたプログラムに基づい
て排紙オプション装置108を制御する。また、ROM
には排紙オプション装置108の拡張情報、例えば、排
紙ビンの数、ソート機能の有無、ステイプル機能の有
無、排紙用紙を所定の方向にずらすシフト機能の有無、
排紙用紙のフェースの向きを反転させる反転機能の有無
の情報等が格納されている。
【0147】なお、給紙オプション装置107及び排紙
オプション装置108には表示部及び各種キーを備える
操作部(コントローラ)107b及び108bがそれぞ
れ設けられ、各オプション使用時のユーザに対するメッ
セージ及び操作方法等を表示及び操作が可能となってい
る。
【0148】また、109は制御ユニットで、プリンタ
102の印字プロセス制御を行なうエンジンコントロー
ラ105、プリンタ102全体の制御とホストコンピュ
ータ等の外部機器101からのデータを解析しイメージ
データに変換するビデオコントローラ103、各種オプ
ションユニットを統括して制御するオプションコントロ
ーラ部106により構成されている。
【0149】なお、オプションコントローラ部106
は、共通のオプションユニットインタフェース70によ
って各オプションユニットを管理し、統括インタフェー
ス90を介してビデオコントローラ103と通信する。
本実施形態では、各給排紙オプションユニットをオプシ
ョンコントローラ部106を経由してビデオコントロー
ラ103が制御することが特徴である。
【0150】図10は、図9に示したプリンタ102の
構成を説明する断面図であり、図9と同一のものには同
一の符号を付してある。
【0151】図において、230は用紙カセットで、記
録紙Sを保持し、不図示の仕切り板によって電気的に記
録紙Sのサイズを検知する機構を有する。231はカセ
ット給紙クラッチで、用紙カセット230上に載置され
た記録紙Sの最上位の記録紙一枚のみを分離し、不図示
の駆動手段によって分離した記録紙Sを給紙ローラ20
4まで搬送させるカムであり、給紙のたびに間欠的に回
転し、1回転に対応して一枚の記録紙を給紙する。23
0Sは記録紙検知センサで、用紙カセット230に保持
された記録紙Sの量を検知する。
【0152】227はレジストシャッタで、用紙を押圧
して給紙を停止させる。給紙ローラ204は、記録紙S
の先端部をレジストシャッタ227まで搬送する。20
2は手差用トレイで、記録紙Sを載置する。203は手
差し給紙クラッチで、手差し用トレイ202に載置され
た記録紙Sをレジストシャッタ227まで搬送する。2
33はオプション給紙ローラ(給紙中継搬送ローラ)
で、給紙オプション107から給紙された記録紙Sをプ
リンタ102本体内へ供給する。
【0153】また、前記手差し給紙ローラ203、カセ
ット給紙クラッチ231、オプション給紙ローラ233
の下流には、記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対
205が設けられ、レジストローラの下流には、レーザ
スキャナ部206から発したレーザ光によって、記録紙
S上にトナー像を公知の電子写真プロセスにより形成す
る画像記録部207が設けられている。
【0154】レーザスキャナ部206において、215
はレーザユニットで、ビデオコントローラ103から送
出される画像信号(VDO信号)に基づいてレーガ光を
発する。レーザユニット215から発せられたレーザ光
は、ポリゴンミラー216により走査され、結像レンズ
群218及び折返ミラー219を介して感光ドラム22
0上に潜像を形成する。217はビーム検出器で、レー
ザユニット215から発せられたレーザ光を検知して主
走査同期信号を出力する。270は光量センサで、レー
ザユニット215から発せられたレーザ光の光量を検知
する。
【0155】また、画像記録部207において、222
は一次帯電器で、感光ドラム220上を均一に帯電させ
る。223は現像器で、一次帯電器222により帯電さ
れ、レーザスキャナ部206によりレーザ露光されて感
光ドラム220に形成された潜像をトナー現像する。2
24は転写帯電器で、前記現像器223により現像され
た感光ドラム220上のトナー像をレジストローラ20
5により給紙される記録紙Sに転写する。225はクリ
ーナで、感光ドラム220上の残存トナーを取り除く。
221は前露光ランプで、感光ドラム220を光除電す
る。
【0156】208は定着器で、画像記録部207によ
り記録紙Sに形成されたトナー画像を記録紙Sに熱定着
させる。210は搬送ローラで、記録紙Sを排紙搬送す
る。209は排紙センサで、記録紙Sの排紙状態を検知
する。211はフラッパで、記録が完了した記録紙Sの
搬送方向を排紙トレイ213側又は排紙オプション10
8側に切り換える。214及び212は排紙ローラで、
フラッパ211の切り換えにより搬送される記録紙Sを
積載トレイ213に排紙する。213Sは排紙積載量検
知センサで、積載トレイ213上に積載された記録紙S
の積載量を検知する。
【0157】また、制御ユニット109内のエンジンコ
ントローラ105は、レーザスキャナ部206、画像記
録部207、定着器208による電子写真プロセスの制
御、及びプリンタ102本体内の記録紙の搬送制御を行
なう。
【0158】さらに、ビデオコントローラ103は、パ
ーソナルコンピュータ等の外部機器101と汎用インタ
フェース(例えばセントロニクス、RS232C等)で
接続され、汎用インタフェースを介して送られてくる画
像情報をビットデータに展開し、そのビットデータをV
DO信号として、ビデオインタフェース80を介してエ
ンジンコントローラ105へ送る。
【0159】次に、プリンタ102本体に着脱可能に接
続された各種オプションユニットについて説明する。
【0160】図9に示したオプションコントローラ部1
06は、図10に示したプリンタ本体内に設けられ、各
種オプションユニットを共通パスとなるオプションユニ
ットインタフェース70を介して同一のプロトコルで通
信可能に構成されている。また、オプションコントロー
ラ部106は、統括インタフェース90を介してビデオ
コントローラ103に接続される。
【0161】ペーパデッキオプションユニット等の給紙
オプション装置107において、241はペーパデッキ
で、昇降するデッキ上に記録紙Sを大容量に積載する。
242はペーパデッキ給紙ローラで、ペーパデッキ24
1上に積載された記録紙Sを給紙する。
【0162】244は搬送ローラで、ペーパデッキ給紙
ローラ242から給紙される記録紙Sをオプション給紙
ローラ233方向に搬送する。243は給紙中継搬送ロ
ーラで、ペーパデッキオプションの下部に着脱可能に複
数接続可能な他の給紙系オプションユニット(異なるサ
イズ又は同一サイズの記録紙を給紙可能なオプションユ
ニット)から給紙される記録紙を中継搬送する。また、
241Sは記録紙格納量検知センサで、ペーパデッキ2
41上に載置された記録紙Sの載置量を検知する。
【0163】なお、ペーパデッキオプションユニット等
の給紙オプション装置107は、ペーパデッキコントロ
ーラ107aによって制御される。
【0164】ソータオプションユニット等の排紙オプシ
ョン装置108において、251〜257はフェースダ
ウン排紙を行なう第1排紙ビン〜第7排紙ビンで、記録
済みの記録紙Sを仕分けして積載するものである。ま
た、258はソータオプションへ搬入された用紙をその
ままストレートに通紙し、フェースアップ排紙を行なう
第8排紙ビンである。280はフラッパで、プリンタ1
02本体のフラッパ211により振り分けられソータオ
プションユニット108に送られた記録紙Sをビデオコ
ントローラ103からの指示に基づいて用紙のフェース
切り換えを行なうように搬送切り換えを行なう。また、
261S〜268Sは排紙エンプティ検知センサで、第
1排紙ビン251〜第8排紙ビン258に排紙される記
録用紙の積載用紙有り無しを検知する。
【0165】さらに、排紙積載量検知センサ271S〜
278Sは、前記第1排紙ビン251〜第8排紙ビン2
58上に積載された記録紙の積載量(積載量ゼロ(空)
〜満載)を検知し、前記第1排紙ビン251〜第8排紙
ビン258に積載された記録用紙の高さが例えば18m
m(約120枚に相当)に到達した(検知した)時点
で、ソータコントローラ108aが満載をオプションコ
ントローラ部106を介してビデオコントローラ103
に通知する。
【0166】また、上記第1排紙ビン251〜第8排紙
ビン258は、各ビンで約120枚、つまり8ビンで約
960枚積載可能であり、そのうち第1排紙ビン251
〜第7排紙ビン257はソート排紙を行なうことが可能
である。
【0167】ビデオコントローラ103により統括イン
タフェース90を通してフェースアップ指定された場合
は、フェースアップフラッパ280をオンにし振り分け
を行ない、振り分けられた記録紙Sは、ローラ290に
よりそのまま排紙口へ送られる。また、ビデオコントロ
ーラ103により統括インタフェース90を通してフェ
ースダウン指定された場合は、フェースアップフラッパ
280をオフにし振り分けを行ない、振り分けられた記
録紙Sは、ローラ291により一旦記録紙Sの後端がフ
ェースアップフラッパ280を越えるまで搬送され、次
にローラ291が反転して記録紙Sの後端から縦パスに
送り込まれ、指定排紙ビンによってビンフラッパ281
〜286を所定のタイミングで駆動して各フェースダウ
ン排紙口へ振り分けを行ない、フェースダウン状態で排
紙を完了する。排紙ビンが第7排紙ビン257の場合、
ビンフラッパを駆動せずそのまま排紙を行なうことによ
り、フェースダウン排紙を完了する。
【0168】さらに、不図示のステイプラにより、ビデ
オコントローラ103により統括インタフェース90を
通してステイプル指定されている場合は、不図示のステ
イプルトレイに記録紙Sを蓄え、記録紙Sを整列して、
ステイプラがステイプル実行して第1排紙ビン251〜
第8排紙ビン258のいずれかに排紙する。また、ビデ
オコントローラ103により統括インタフェース90を
通してシフト指定されている場合は、ステイプル指定さ
れている場合と同様に、不図示のステイプルトレイに用
紙を蓄え、記録紙Sを整列し記録紙Sをトレイごとずら
して、すなわち、排紙される記録紙Sの載置域(トレ
イ)をずらしてから第1排紙ビン251〜第8排紙ビン
258のいずれかに排紙する。また、不図示のステイプ
ル針残量検知センサを有し、ステイプル内に格納された
ステイプル針の残量を検知する。
【0169】なお、ソータオプションユニット108
は、ソータコントローラ108aによって制御される。
【0170】また、オプションコントローラ部106、
ペーパデッキコントローラ107a、ソータコントロー
ラ108aは、それぞれコネクタで接続され、オプショ
ンユニットインタフェース70によりシリアル通信を行
なう。両者は互いに同じコネクタにより直列接続され、
従って、ペーパデッキオプションユニット107と、ソ
ータオプションユニット108は、その接続順を入れ替
えて接続することも可能である。
【0171】なお、前記手差し給紙ローラ203、カセ
ット給紙クラッチ231、ペーパデッキ給紙ローラ24
2の下流には、記録紙Sを搬送する前記レジストローラ
対205、給紙ローラ204、搬送ローラ244がそれ
ぞれ設けられ、レジストローラ対205の下流には、レ
ーザスキャナ部206から発せられたレーザ光によっ
て、記録紙S上にトナー像を形成する画像記録部207
が設けられている。更に、画像記録部207の下流に
は、記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着
器208が設けられ、定着器208の下流には、排紙部
の搬送状態を検知する排紙センサ209、記録紙を搬送
する搬送ローラ210、記録が完了した記録紙Sの搬送
方向を切り換えるフラッパ211等が設けられている。
【0172】図11は、図9に示したプリンタ102の
構成を説明するブロック図であり、図9と同一のものに
は同一の符号を付してある。
【0173】図において、91はシリアル通信インタフ
ェースで、ペーパデッキオプションユニット107への
給紙指定やソータオプションユニット108への排紙ビ
ン指定等のコマンドが、ビデオコントローラ103から
オプションコントローラ部106に送信され、ペーパデ
ッキオプションユニット107の紙有無状態やソータオ
プションユニット108の各排紙ビンの積載状態、ステ
イプル針の有無状態等のステータスがオプションコント
ローラ部106とビデオコントローラ103とは、CP
Uバスで直結することもできる。
【0174】92はOPTRDY信号で、ビデオコント
ローラ103が指定したオプション、例えばステイプル
が使用できる状態になっているか否かを示す信号として
機能し、オプションコントローラ部106からビデオコ
ントローラ103に送信される。93はPOUTT信号
で、プリンタ102本体が記録紙を排紙するタイミング
信号として機能する。94はPFEDT信号で、プリン
タ102本体がオプションユニットから記録紙を受け入
れるタイミングを示す信号として機能する。95はSP
CNG信号で、オプションユニット内を高速搬送されて
きた記録紙Sをスピードダウンして、プリンタ102本
体の搬送速度に整合させるための信号として機能する。
【0175】81は通信インタフェースで、プリンタ1
02本体の給紙カセットへの給紙指定やプリンタ102
本体の排紙トレイ231への排紙指定及び印字等のコマ
ンドが、ビデオコントローラ103からエンジンコント
ローラ105に送信され、プリンタ102本体のカセッ
ト230の紙有無状態や紙づまり等のステータスがエン
ジンコントローラ105からビデオコントローラ103
に送信される。82はVDO信号で、ビデオコントロー
ラ103から送信されるビットデータを示す。
【0176】その他、不図示であるが、このエンジンコ
ントローラ105による各処理に対する制御は、ビデオ
コントローラ103との間でやりとりされる信号に基づ
き実行され、その信号として、/CPRDY、/PPR
DY、/RDY、/PRNT、/VSREQ、/VSY
NC、/BD、/SCLK、/CMD、/CBSY、/
STS、/SBSY、/CCRT(Condition
Change ReporT)の各信号があり、その
詳細は図12に示す通りである。
【0177】図12は、ビデオコントローラ(VC)1
03とエンジンコントローラ(EC)105との間でや
りとりされる信号を説明する図である。
【0178】なお、上記信号のうち、/CCRT信号の
使用方法を示すと、処理は以下の手順1及び手順2のよ
うになる。
【0179】(手順1)ビデオコントローラ103は通
常/RDY信号と/CCRT信号とをチェックし、それ
らの信号に変化があった場合に、ステータスの情報を読
みとりにいく。その際、/CCRT信号が"FALSE "
であり、/RDY信号が"FALSE "になった場合に
は、まずミスプリント、ウエイト、スリープ、オペレー
タコールなどの内容のステータスをチェックするもその
結果に応じて、各ビットに応じた下位のステータスを参
照して詳細を確認する。
【0180】(手順2)―方、/CCRT信号が" TR
UE" になった場合には、まず用紙サイズ変更、給紙部
紙有無変更、給紙部機能変更、警告内容変更などの内容
のステータスを読みとり、変更になったステータスの種
類を認識して、そのグループのステータスを順次読みと
り詳細を認識する。また、/CCRT信号のリセット手
順について、エンジンコントローラ105は末端のステ
ータス変化、すなわち用紙サイズの変更、用紙の有無の
変化、給紙部機能の変更、警告状態の変化を常時チェッ
クし、変化があった場合には、その上位に該当する状態
変化ステータスを"1 "にセットすると共に、ハード信号
である/CCRT信号を"TRUE "にする。その後ビデ
オコントローラ103からのステータス要求コマンドを
受信して状態変化ステータスがビデオコントローラ10
3に読み込まれたことをもって、/CCRT信号を" F
ALSE" にする。
【0181】また、統括インタフェース90は、シリア
ル通信インタフェース91、OPTRDY信号92、P
OUTT信号93、PFEDT信号94、SPCNG信
号95の5本のハード信号とで構成される。
【0182】なお、POUTT信号93、PFEDT信
号94、SPCNG信号95の3信号は、エンジンコン
トローラ105から出力され、ビデオインタフェース8
0を介し、ビデオコントローラ103をスルーして、オ
プションコントローラ部106へ入力される。上記各信
号の詳細は、図13に示す通りである。
【0183】図13は、ビデオコントローラ(VC)1
03,エンジンコントローラ(EC)105とオプショ
ンコントローラ(OC)部106との間でやりとりされ
る信号を説明する図である。
【0184】図14は、図9に示したビデオコントロー
ラ103の構成を説明するブロック図であり、図9と同
一のものには同一の符号を付してある。
【0185】図において、401はパネルインタフェー
ス(I/F)部で、パネル部104とのデータ通信によ
って、操作者からの諸設定及び指示をパネル部104か
ら受けとる。402はホストインタフェース(I/F)
部で、ホストコンピュータ等の外部機器101との信号
の入出力部である。406はエンジンインタフェース
(I/F)部で、エンジンコントローラ105との信号
の入出力部であり、不図示の出力バッファレジスタから
データ信号送出を行なうとともにエンジンコントローラ
105との通信制御を行なう。
【0186】403は画像データ発生部で、外部機器1
01より送られる制御コードデータに基づいて実際の印
字のためのビットマップデータを発生する。405は画
像メモリで、画像データを格納する。
【0187】409はCPUで、ビデオコントローラ1
03全体の制御を司る。404はROMで、CPU40
9の制御コードを格納する。407はRAMで、CPU
409の使用する一時記憶手段として機能する。410
はEEPROMで、不揮発性のメモリ媒体で構成され
る。
【0188】408はDMA制御部で、CPU409か
らの指示により画像メモリ405内のビットマップデー
タを、エンジンインタフェース部406に転送する。4
12は、オプションインタフェース(I/F)部であ
り、CPU409からの指示に応じてオプションコント
ローラ部106との通信を行なう。また、POUTT信
号93、PFEDT信号94、SPCNG信号95をエ
ンジンインタフェース部406からスルーで統括インタ
フェース90に送る。
【0189】411はシステムバスで、アドレスバス及
びデータバスを持つ。パネルインタフェース部401、
ホストインタフェース部402、画像データ発生部40
3、ROM404、画像メモリ405、エンジンインタ
フェース部406、RAM407、DMA制御部40
8、CPU409、EEPROM410、オプションイ
ンタフェース部412は、各々システムバス411に接
続され、システムバス411上にある全ての機能部にア
クセス可能である。
【0190】なお、CPU409を制御する制御コード
は、不図示のシステムクロックによってタスクと称され
るロードモジュール単位で時分割制御するOSと、機能
単位に動作する複数のロードモジュール(タスク)によ
って構成されるものとする。
【0191】以上の構成により、ビデオコントローラ1
03は、給排紙口を複数有し、外部機器101から入力
される印刷情報に基づいて記録媒体に画像を記録可能な
プリンタ102に給送するあるいは排送する記録媒体の
ハンドリングを制御する。
【0192】以下、図15,図16を参照して、ビデオ
コントローラ103がオプションコントローラ部106
を通じて、各オプション装置を統括制御する制御方法を
説明する。
【0193】図15は、図9に示したオプションコント
ローラ部106内に設けられるRAMに確保されるビデ
オコントローラ103との共有メモリの摸式図である。
【0194】図15に示す共有メモリは、ページ指定を
行ない、用紙の搬送状況を知るための搬送状況管理エリ
ア、各オプションの異常状態を知るための基本ステータ
ス部、コマンドステータスのやりとりを行なうコマンド
ステータス部、オプション装置の立ち上げ処理を指定す
る立ち上げ処理部とから成る。
【0195】立ち上げ処理部はビデオコントローラ10
3から指定を行なう立ち上げ指定部分と、指定を行なっ
た結果、各オプションが処理を完了したことを通知する
完了通知部分とから成る。
【0196】ビデオコントローラ103が、この立ち上
げ処理部に指定を行なうことにより各オプション類の立
ち上げ処理を行なう。電源が投入されると、ビデオコン
トローラ103から、共有メモリの初期化指定、オプシ
ョンコントローラ部106で必要な各オプションのコン
フィグレーション情報取得指定、情報取得完了などを立
ち上げ指定部分に知らせて、各処理が完了したかどうか
を完了通知部分を監視し、全てが完了したら立ち上げ処
理終了となる。
【0197】搬送状況管理エリアは、給紙口、排紙口、
カラー/モノクロ、ステイプル位置と実行などの印字方
法を指定する部分と、用紙をどこまで給紙したか、プリ
ント信号を出して良いか、排紙完了したかなどのオプシ
ョンの状態を教えてもらう部分とから成る。ビデオコン
トローラ103が、上記印字方法を指定し、各オプショ
ンの状態を把握しながら、印字を実行していく。
【0198】上記指定は最大40ページ分の指定が可能
であり、1ページごと順番に指定を行ない、排紙完了し
た領域は空き領域とみなし、再指定を行なえるように初
期化して、リングバッファとして使用する。
【0199】基本ステータス部は、各装置の異常状態を
通知するエリアで、紙なし、紙サイズ不一致、ドアオー
プン、紙づまり、故障、満載、ステイプル針なし等の状
態をこの領域から取得する。基本ステータスの内容か
ら、更に詳細な情報をコマンドステータスによって取得
する。
【0200】コマンドステータス部は、各オプションの
詳細情報取得及びオプションの動作制御を行なうための
領域であり、この領域に必要に応じたコマンドを指定
し、情報を取得する。例えば、取得可能な情報は、装置
名称、給紙実装用紙サイズ、給紙用紙残量、紙づまりの
位置、種類、アクセスポイント、排紙用紙の積載量、故
障詳細などであり、これらは、後述する図16に示すよ
うに、それぞれの状況に応じたコマンドを発行しステー
タスを受けとる。また省電力モードへ移行、紙づまり時
の緊急停止、排紙ビンの移動、リセット実行などのオプ
ションの制御もコマンドステータス部を使用して行な
う。
【0201】図16は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第3の処
理手順を示すフローチャートであり、図9に示したビデ
オコントローラ103が、基本ステータスを元にコマン
ドステータスを発行して入出力各オプションの詳細情報
を取得する手順に対応し、図13に示したビデオコント
ローラ103内のCPU409がROM404に格納さ
れたプログラムに基づいて実行する。なお、(a)は、
入力装置の異常を発見した場合に対応し、(b)は、出
力装置の異常を発見した場合に対応する。また、S10
1〜S108,S111〜S117は各ステップを示
す。
【0202】まず、(a)に示すように、ビデオコント
ローラ103は、図15に示した共有メモリの基本ステ
ータス部により入力装置の異常を発見すると(S10
1)、コマンドステータス部にコマンドを指定し、異常
装置(入力オプション装置を複数接続している場合は何
れの入力装置であるか)を特定する(S102)。
【0203】さらに、コマンドステータス部にコマンド
を指定し、異常内容(紙なし、紙サイズ不一致、ドアオ
ープン、紙づまり、故障等)を特定する(S103)。
【0204】次に、特定された異常内容に応じたコマン
ドを指定し、例えば、紙なしの場合には、紙無しデッキ
の特定(S104)、及び紙無し要因の特定を行い(S
105)、また紙づまりの場合には、紙づまり箇所の特
定を行い(S106)、また故障の場合には故障箇所の
特定を行う(S107)。
【0205】そして、上記コマンドにより取得した異常
内容を示すメッセージをパネル部104,操作部107
b,外部機器101の表示部等に表示する。
【0206】また、(b)に示すように、ビデオコント
ローラ103は、図15に示した共有メモリの基本ステ
ータス部により出力装置の異常を発見すると(S11
1)、コマンドステータス部にコマンドを指定し、異常
装置(出力オプション装置を複数接続している場合は何
れの出力装置であるか)を特定する(S112)。
【0207】さらに、コマンドステータス部にコマンド
を指定し、異常内容(満載、ステイプル針なし、ドアオ
ープン、紙づまり、故障等)を特定する(S113)。
【0208】次に、特定された異常内容に応じたコマン
ドを指定し、例えば、満載の場合には満載デッキの特定
を行い(S114)、また紙づまりの場合には、紙づま
り箇所の特定を行い(S115)、また故障の場合には
故障箇所の特定を行う(S116)。
【0209】そして、上記コマンドにより取得した異常
内容を示すメッセージをパネル部104,操作部107
b,外部機器101の表示部等に表示する。
【0210】このように、ビデオコントローラ103は
上記情報を取得し、異常がない状態で印字を実行し、基
本ステータスから異常発生を検知した場合は、異常箇所
を特定するコマンドステータスを発行し、更にその装置
に対して異常内容を特定し、その異常に応じた詳細な情
報収集及び制御を行なっていく。
【0211】図17は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第4の処
理手順を示すフローチャートであり、図9に示したビデ
オコントローラ103が、オプションコントローラ部1
06の共有メモリにアクセスを行ない各オプションとコ
マンドステータスのやりとりを行ない、情報交換する手
順に対応し、図14に示したビデオコントローラ103
内のCPU409がROM404に格納されたプログラ
ムに基づいて実行する。なお、S201〜S211は各
ステップを示す。
【0212】オプション情報を獲得する場合、オプショ
ンコントローラ部106が持つメモリ内のコマンドステ
ータス管理エリアへ指定を行ない、情報を受けとる。コ
マンド指定領域に、必要な情報の種類を識別するIDを
所定のアドレスに指定し(S201)、実行コマンドで
オプションコントローラ部106へ指定するデータ数を
所定のアドレスに指定し(S202)、指定内容を表す
データを所定のアドレスに指定する(S203)。
【0213】そして、コマンドを送信したことを通知
し、オプションコントローラ部106が各オプション装
置とやりとりを行ない情報を取得するためのトリガをか
ける(S204)。
【0214】ステップS204によるトリガと指定内容
を元に、オプションコントローラ部106は必要なオプ
ション装置とシリアル通信を行ない、指定された情報を
得る。一方、オプションコントローラ部106が完全に
情報を得るまで、タイマを起動し、ビデオコントローラ
103がステータス情報を取得可能な状態であるかどう
かを監視する(S205,S206)。
【0215】ステップS205で一定時間経っても、ス
テップS206でステータス情報獲得可能状態に移行し
ない場合は、ステータス情報は獲得できないので、再度
コマンド実行するようリトライ通知を行ない(S21
1)、処理を終了する。
【0216】一方、ステップS205での一定時間経過
前に、ステップS206でステータス情報獲得可能状態
に移行したら、ステータスのIDを取得し、指定したコ
マンドに対するステータス情報かどうかを確認する(S
207)。
【0217】次にステータスデータ数を取得し(S20
8)、ステータスデータ数分のステータスデータを取得
し(S209)、オプションコントローラ部106に対
してステータス獲得完了を通知し(S210)、処理を
終了する。
【0218】以下、図18〜図21を参照して、図9に
示した外部機器101からオプションコントローラ部1
06及びエンジンコントローラ105までのデータフロ
ーについて説明する。
【0219】図18は、図9に示した外部機器101か
らオプションコントローラ部106及びエンジンコント
ローラ105までのデータフローを示す図である。
【0220】なお、図14に示したビデオコントローラ
103のCPU409を制御する制御コードは、不図示
のシステムクロックによってタスクと称されるロードモ
ジュール単位に時分割制御するOSと、機能単位に動作
する複数のロードモジュール(タスク)によって構成さ
れるものとする。
【0221】図18に示すトランスレータ処理システム
(解析展開タスク1001)、スケジューリングシステ
ム(ページ操作タスク1002)、エンジンI/Fシス
テム(エンジンI/Fタスク1003)、オプションI
/Fシステム(オプションI/Fタスク1004)は、
上述したようにCPU409を実体とするタスクであ
り、論理的に並行動作するものとする。
【0222】図19は、図14に示したRAM407に
格納されるページテーブルの構造を示す図である。
【0223】図において、1100はページテーブル
で、ページ情報を格納する。このページテーブル110
0は、CPU409において、各ページを論理的に認識
するためのテーブルであり、ページテーブル1100
は、「ページ番号」1101,「ラスタポインタ」11
02,「状態フラグ」1103,……,「給紙モード」
1104,「要求用紙サイズ」1105,「コピーペー
ジID」1106,「処理番号」1107,「排紙モー
ド」1108,「識別名称」1109,「印刷部数」1
110,「排紙口」1111等から構成され、実体は図
14に示したRAM407の不図示の制御情報格納領域
に連続領域として存在し、不図示のページ管理機能部ま
たはCPU409によって獲得、解放を管理される。
【0224】ページテーブル1100内の「ラスタポイ
ンタ」1102は、図14に示した画像メモリ405中
の1ページ分の領域の先頭ポインタであり、CPU40
9は電源投入の初期化時に、前記画像メモリ405中の
不図示の該当領域をページ毎に分割してここにリンクす
る。
【0225】また、「状態フラグ」1103は、ページ
の状態を示すフラグを格納する領域であり、図19で示
すようにページの展開終了/未終了を示す「展開終了フ
ラグ」1103a,ページの指定終了/未終了を示す
「ページ指定終了フラグ」1103b,ページの印字開
始/未開始を示す「印字開始フラグ」1103c,ペー
ジの排紙終了/未終了を示す「排紙終了フラグ」110
3d,ページ情報展開領域の解放中/未解放中を示す
「解放フラグ」1103eなどがあり、この状態フラグ
により作成したページ情報がどういう状態にあるか判断
することが可能である。
【0226】さらに、「給紙モード」1104は、給紙
手段の決定方法を指示するものであり、不図示の「自動
給紙」,「カセット1(カセット230)給紙」,「ペ
ーパデッキ(給紙オプション107)給紙」,「MPト
レイ(手差用紙トレイ202)給紙」などがあり、「自
動給紙」は、用紙サイズが一致し用紙が載置されている
給紙手段から所定の優先順に従って検索し決定するモー
ドである。
【0227】また、「要求用紙サイズ」1105は、エ
ンジンコントローラ105に対して給紙を依頼する用紙
サイズの数値表現が格納される。
【0228】さらに、「識別名称」1109には、排紙
先の排紙口名称を表す文字列を示す数値が格納される。
「印刷部数」1110には、印刷部数を示す数値が格納
される。「排紙口」1111には、排紙先の排紙口を表
す数値が格納される。
【0229】図20は、図14に示したRAM407に
格納されるエンジン状態テーブルの構造を示す図であ
る。
【0230】図において、1200はエンジン状態テー
ブルで、ビデオコントローラ103において把握されて
いるエンジンコントローラ105およびオプション(1
06,107,108)の状態を示すテーブルであり、
「/RDY状態」1201,「/CCRT状態」120
2,……,「給紙段数」1203,「カセット1紙有
無」1204,「カセット1紙サイズ」1205,「ペ
ーパデッキ紙有無」1206,「ペーパデッキ紙サイ
ズ」1207,「MPトレイ紙有無」1208,「MP
トレイ紙サイズ」1209等により構成され、実際のエ
ンジンコントローラ105およびオプション(106,
107,108)の状態とは同一ではなく、任意のタイ
ミングで所定の通信によってエンジンコントローラ10
5およびオプション(106,107,108)の状態
を反映させ更新されるものである。
【0231】例えば、「/RDY状態」1201は、図
12に示した/RDY信号の状態を反映するフラグであ
り、エンジンI/Fタスクが/RDY信号の"FALSE
"を検知している間" TRUE" にする。
【0232】また、「/CCRT状態」1202は、図
12に示した/CCRT信号の状態を反映するフラグで
あり、エンジンI/Fタスクによって実際の/CCRT
信号の状態が反映される。エンジンI/Fタスクが/C
CRT信号の"TRUE "を検知し、エンジンコントロー
ラ105の状態を所定のシリアル通信によって獲得する
ことによって前記した通り/CCRT信号は" FALS
E" となる。
【0233】さらに、「給紙段数」1203は、オプシ
ョンカセットユニットの装着等を反映し選択可能な給紙
段数である。
【0234】また、「カセット1紙有無」1204は、
カセット230の用紙有無である。さらに、「カセット
1紙サイズ」1205は、カセット230の不図示のダ
イヤルで設定された用紙サイズであり、操作者はダイヤ
ル値と同一の用紙を載置しているという前提から、カセ
ット230の用紙サイズとして認識される。
【0235】また、「ペーパデッキ紙有無」1206
は、給紙オプション装置107の用紙有無である。「ペ
ーパデッキ紙サイズ」1207は、給紙オプション装置
107の不図示の仕切り板で設定された用紙サイズであ
り、操作者は仕切り板の値と同一の用紙を載置している
という前提から、給紙オプション装置107の用紙サイ
ズとして認識される。
【0236】「MPトレイ紙有無」1208は、手差用
トレイ202の用紙有無である。「MPトレイ紙サイ
ズ」1209は、手差用トレイ202の不図示のセンサ
により検知された用紙サイズである。
【0237】なお、図19に示したページテーブルおよ
び図20に示したエンジン状態テーブル(図18中には
不図示)の両テーブルとも解析展開タスク、ページ操作
タスク、エンジンI/Fタスク、オプションI/Fタス
クから参照・更新される。
【0238】図21は、図14に示したRAM407に
格納されるジョブ制御テーブルの構造を示す図である。
【0239】図において、1300はジョブ制御テーブ
ルで、CPU409において、ジョブを制御するための
テーブルであり、ジョブ制御テーブル1300は、「ジ
ョブID」1301,「ジョブ完了状態」1302,…
…,「ソート指定有無」1303,「使用可能ビン番
号」1304,「ソートのコピー部数」1305,「オ
リジナルページ数」1306,「ページ数確定状態」1
307等から構成され、実体は図13に示したRAM4
07の不図示の制御情報格納領域に連続領域として存在
し、CPU409によって獲得、解放を管理される。
【0240】以下に、図18のデータフローを説明す
る。
【0241】図18に示すように、外部機器101から
入力される印字データ(制御コード、PDL等)は、ホ
ストインタフェース部402に所定のブロック単位に格
納される。
【0242】「解析展開タスク」1001は、ホストI
/F部402にデータを検出すると、図19に示したペ
ージテーブル1100を獲得する。そして上記1ブロッ
ク単位にデータを解析し、画像形成情報(PDLの図形
描画命令、文字コード等)に関しては図13に示した画
像データ発生部403を用いて、あるいはCPU409
自身でイメージ展開を行ない、図19に示したページテ
ーブル1100の「ラスタポインタ」1102で示され
る領域に格納する。
【0243】また、プリンタに対しての制御情報(コピ
ー枚数、給紙選択等)に関しては図19に示したページ
テーブル1100に格納する。1ページ分のデータを解
析展開終了した後に、「状態フラグ」内の「展開終了フ
ラグ」をTRUEにして、FIFO構造のページキュー
(例えば、画像メモリ405又はEEPROM410内
に設けられる)にエンキューする。
【0244】「ページ操作タスク」1002は、図21
に示したジョブ制御テーブル1200を参照し、上述し
たページキュー中の全てのページテーブル1100内の
「状態フラグ」1103を同時監視し、状態に応じて搬
送手順を変更して印字を実現する。
【0245】この際、オプションI/F部412により
給紙手段、排紙手段、印刷モード等の印字指定を行なう
とともに、エシジンI/F部406によって、給紙手段
等の設定をエンジンコントローラ105に対して実際に
行なう。「排紙終了フラグ」1103cがTRUEとな
ったページテーブル1100はページキューからデキュ
ーされ、図示しないページ管理機能部に戻される。
【0246】「エンジンI/Fタスク」1003及び
「オプションI/Fタスク」1004は、それぞれ、エ
ンジンI/F部406、オプションI/F部412を介
してエンジンコントローラ105及びオプションコント
ローラ部106と所定の周期で通信を行ない、ページの
状態が変化する要因が発生すると、上述の「状態フラ
グ」1103を更新する。
【0247】また、/RDY信号の変化を監視し、TR
UE→FALSEの変化に対しては、プリンタの状態を
エラー発生中とするとともにエラーの解除を監視する。
さらに、/RDY信号、及び/CCRT信号など、状態
の変化を監視し、上述した(手順1)及び(手順2)を
実行し、図13に示した「エンジン状態テーブル」12
00を更新する。
【0248】パネル部104からの動作モード指定(コ
ピー枚数、給紙選択等)は、パネルI/F部401に―
旦格納される。不図示のプリンタ制御タスクは、適当な
間隔によってパネルI/F部401を巡回監視し、デー
タが存在するとEEPROM410に格納し、同時に制
御情報としてRAM407の不図示の制御情報格納領域
に格納する。EEPROM410に格納することによっ
て、プリンタの電源を一旦OFFした後でも、ユーザの
所望のモードによってプリンタを動作させることが可能
となる。
【0249】以下、図22を参照して、画像記録装置1
02がホストコンピュータ等の外部機器より印刷データ
を受信し印刷完了するまでの処理について説明する。
【0250】図22は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第5の制
御処理手順を示すフローチャートであり、画像記録装置
102がホストコンピュータ等の外部機器101より印
刷データを受信し印刷完了するまでの処理に対応し、図
14に示したCPU409がROM404又は図示しな
いその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて
実行する。なお、S501,S518は各ステップを示
す。
【0251】まず、ステップS501において、ホスト
コンピュータ等の外部機器101から送られた印刷デー
タ(制御情報と描画情報)を解析し、ステップS502
において、制御情報をメモリ(RAM407)へ格納す
るとともに、描画情報をメモリ(RAM407)へ展開
格納する。ステップS503において、メモリに格納さ
れた制御情報から排紙モードが自動指定かどうかを判断
し、自動指定でないと判断された場合は、ステップS5
12において、固定時の処理として制御情報に基づき固
定的に指定された排紙口を選択し、ステップS514に
進む。
【0252】一方、ステップS503で、制御情報から
排紙モードが自動指定であると判断された場合は、ステ
ップS504において、ユーザセパレート自動が指定さ
れているかどうかを判断し、ユーザセパレート自動が指
定されていると判断された場合は、ステップS505に
おいて、ユーザセパレート自動指定時の検索処理(後述
する図23に示す)を行い、ステップS514に進む。
【0253】一方、ステップS504でユーザセパレー
ト自動が指定されていないと判断された場合は、ステッ
プS506において、ユーザセパレート固定が指定され
ているかどうかを判断し、ユーザセパレート固定が指定
されていると判断された場合は、ステップS507にお
いて、ユーザセパレート固定指定時の検索処理を行い、
ステップS514に進む。
【0254】一方、ステップS506でユーザセパレー
ト固定が指定されていないと判断された場合は、ステッ
プS508において、ソートが指定されているかどうか
を判断し、ソートが指定されていると判断された場合
は、ステップS509において、ソート指定時の検索処
理を行い、ステップS514に進む。
【0255】一方、ステップS508でソートが指定さ
れていないと判断された場合は、ステップS510にお
いて、スタックが指定されているかどうかを判断し、ス
タックが指定されていると判断された場合は、ステップ
S511において、スタック指定時の検索処理を行い、
ステップS514に進む。
【0256】一方、ステップS510でスタックが指定
されていないと判断された場合は、ステップS513に
おいて、不正指定時の検索処理を行い、ステップS51
4に進む。
【0257】次に、ステップS514において、EEP
ROM410内に格納された積載状態等のチェックや図
示しない各センサ等をチェックして、満載等の異常なし
かどうかを判断し、異常なしと判断された場合は、ステ
ップS515において、エンジン制御処理(印刷処理)
を実行し、印刷ジョブの排紙が全て終了したら、印刷ジ
ョブで指定されている識別名称の排紙ビンをホストコン
ピュータに送信し、ホストコンピュータのUI上に現在
排紙を行ったビンをユーザに通知(および/または図9
に示したパネル部104の表示部に表示)して、印刷処
理を終了する。
【0258】なお、ユーザセパレート自動が指定されて
いる場合の印刷処理では、後述する図23に示すユーザ
セパレート自動検索処理により決定された各排紙口にそ
れぞれ決定された部数の印刷排紙処理を行う。
【0259】一方、ステップS514において、異常あ
り(例えば満載等の異常がある)と判断された場合は、
ステップS516において、異常の内容に応じたエラー
表示を画像記録装置102のパネル部104に行うとと
もに、ホストコンピュータ101に、異常の内容および
エラー表示のイベントを通知し、ステップS517にお
いて、ユーザのオペレーションにより異常が解除される
(例えば、満載状態のビンから印刷物を取り除く作業を
行なう)のを待って、異常が解除されたと判断されたら
(例えば、満載状態のビンからのユーザによる印刷物の
取除作業により、当該ビンが満載状態から空き状態とな
り、それを、センサからのシート積載量検知結果により
確認したことに応じて)、ステップS518において、
パネル部104のエラー表示を解除するとともに、ホス
トコンピュータ101に、エラー表示解除のイベントを
通知し、ステップS503の処理から再度行い、リカバ
リ処理に入る。
【0260】以下、図23を参照して、ユーザセパレー
ト自動モード時の排紙口検索処理について説明する。
【0261】図23は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第6の制
御処理手順を示すフローチャートであり、ユーザセパレ
ート自動モード時の排紙口検索処理(図22のステップ
S505のユーザセパレート自動指定時の検索処理)に
対応し、図14に示したCPU409がROM404又
は図示しないその他の記憶媒体に格納されたプログラム
に基づいて実行する。なお、S601〜S613は各ス
テップを示す。
【0262】ユーザセパレート自動の検索処理が開始し
たら、まずステップS601において、印刷データにお
いて指定されている識別名称と同一名称の排紙ビンを検
索し、図14に示したEEPROM410に登録された
同一名称の排紙ビンが存在する場合は、そのビンを仮決
定ビンとする。なお、この時、優先順位の低いビンから
検索し、複数存在する場合、最も優先順位の最も低いビ
ン(最後に登録を行った同一名称の排紙ビン)を1つ選
択するものとする。
【0263】次に、ステップS602において、ステッ
プS601の検索結果、即ち印刷データにおいて指定さ
れている識別名称と同一名称の排紙ビンがあるか否かを
判定し、同一の排紙ビンがあると判定された場合は、ス
テップS603において、そのビンが満載であるか否か
を図14に示したEEPROM410に格納された排紙
ビンの積載状態(この情報は、排紙対象となるビンの排
紙エンプティ検知センサや排紙積載量検知センサからの
検知結果に基づくもの)に基づいて判定し、満載でない
と判定された場合は、ステップS604において、ステ
ップS601で検索した仮決定ビンを正式ビンとして決
定(選択)、即ちページテーブル1100内の「排紙
口」1111に選択した排紙口を表す数値を格納し、排
紙を行う。
【0264】一方、ステップS603において、印刷デ
ータにおいて指定されている識別名称と同一名称の排紙
ビンが満載であると判定された場合は、ステップS60
5において、ステップS601で検索した仮決定ビンの
次の優先順位のビン(ステップS601で検索した仮決
定ビンと連続するビンに相当する。尚、複数のビンのう
ちの上方に位置するビンから下方に位置するビンへと順
次排紙を行なっている場合は、仮決定ビンよりも1つ下
に位置するビンが連続ビンとなる。一方、複数のビンの
うちの下方に位置するビンから上方のビンへと順次排紙
を行なっている場合は、仮決定ビンよりも1つ上に位置
するビンが連続ビンとなる。下方のビンへ向けて仕分け
を行なっていくのか、上方のビンへ向けて仕分けを行な
っていくのか、は、上述の優先順位の設定の仕方によ
り、予め決定されている。)が空かどうかを図14に示
したEEPROM410に格納された排紙ビンの積載状
態又は図15に示した共有メモリに基づいてチェック
し、ステップS606において、そのビンが空でないと
判定された場合は、新たにビン登録は行わず、ステップ
S604において、ステップS601で検索した仮決定
ビンを正式ビンとして決定(選択)、即ちページテーブ
ル1100内の「排紙口」1111に選択した排紙口を
表す数値を格納する。そして、この処理を抜けて、図2
2に示すステップS514へ移行する。尚、この場合、
満載状態と判断されているので、図22のステップS5
14の判断が否定判定となり、ステップS516に移
り、ユーザ等により異常状態が解除されるまで(例え
ば、ステップS601の判断で決定したビンの記録紙が
ユーザにより取り除かれるまで)の間、画像記録装置1
02における例えば記録処理等の処理は中断状態とな
る。勿論、排紙ビンに対する印刷物の排出動作も中断
(禁止)している。即ち、あるビンへの記録紙の排出動
作中において、当該ビンが満載状態になった等の理由に
より、その他のビンへと記録紙の排出先を切替える状況
が発生した場合において、現在のビンの、1つ隣のビン
(仕分け方向側の連続ビン)が、満載状態等の理由によ
り、記録紙を排出出来る状態ではないと判断した場合
は、たとえ、排紙エンプティ検知センサ261S〜26
8Sや排紙積載量検知センサ271S〜278Sの各セ
ンサからの各ビン毎のシート積載状況の検知結果等によ
り、その他のビンにて空き状態であることが確認され、
記録紙の排出動作をそのまま継続することができたとし
ても、記録紙の排出動作を中断(禁止)するようCPU
409により制御している。
【0265】何故このような制御を行なうか、その理由
に関し以下に説明する。
【0266】ユーザセパレート自動モードとは、上述し
たように、ユーザの負荷を極力軽減させ、操作性を向上
させながら、最大限に排紙ビンを活用して、ユーザの所
望とする排紙目的に応じた適正な仕分け処理を行うべ
く、装置が、排紙ビン等の画像記録装置における状況等
を適宜チェックしながら、装置自身の判断で適正なビン
へと仕分けを処理を行うものである。
【0267】つまり、ユーザにより複数のビンのうちの
どのビンに記録紙を排出させるかユーザにより設定や指
示等がなされておらず、どのビンに排出するかは、画像
記録装置側において自動で決定しており、ユーザは、自
分で排出先を決めていない為(但し、どのような排紙目
的であるか等はユーザ自身により設定させている)、印
刷開始時点等では、どこに排出されるかは知らないこと
になる。従って、複数のビンに印刷物が跨って排出され
るような場合に、記録紙の取り忘れ等が発生したり、複
数のビンの夫々を全部注意して確認しないと自分の印刷
物を何処にあるのか分らなかったり、印刷ジョブの順番
がわからなくなってしまう等の様々な不具合が生じる可
能性が考えられる。
【0268】そこで、本実施形態は、このような状況を
十分考慮し、上述の各種の不具合の発生を防止する為に
も、上述したような制御を行なっており、尚且つ、この
ような不具合の発生を確実に防止する為にも、図8に示
したような、どこに排出したのか識別可能な情報を印刷
終了通知と共にユーザに通知している。
【0269】一方、ステップS606において、ステッ
プS601で検索した仮決定ビンの次の優先順位のビン
が空あると判定された場合は、ステップS607におい
て、ステップS601で検索した仮決定ビンの次の優先
順位のビンを正式ビンとして決定(選択)、即ちページ
テーブル1100内の「排紙口」1111に選択した排
紙口を表す数値を格納し、ステップS608において、
そのビンのビン名称として印刷データに指定された識別
名称を図14に示したEEPROM410に登録する。
そして、この処理を抜けて、図22に示すステップS5
14へ移行する。尚、この場合、連続ビンは、満載状態
ではなく空き状態であり異常無しと判断されるので、ス
テップS514の判断が肯定判定となり、ステップS5
15に移り、ステップS515において、画像形成処理
及び、S608の判断にて決定したビンへの記録の排出
動作が行なわれる。
【0270】即ち、あるビンへの記録紙の排出動作中に
おいて、当該ビンが満載状態になった等の理由により、
その他のビンへと記録紙の排出先を切替える状況が発生
した場合において、現在のビン(満載状態のビン)の、
1つ隣のビン(仕分け方向側の連続ビン)が、空き状態
であり、記録紙を排出出来る状態であると判断した場合
は、記録紙の排出動作を許可し、そのビンに記録紙を排
出して、記録紙の排出動作をそのまま継続するようCP
U409により制御している。
【0271】これにより、複数のビンに印刷物が跨って
排出されるような場合でも、自分の印刷物の連続性が確
保され、上述したような不具合が解消され、画像記録装
置102に自分の印刷物を取りに来たユーザは、容易に
自分の印刷物を確認、取り出すことが出来る。
【0272】一方、ステップS602において、ステッ
プS601の検索結果、印刷データにおいて指定されて
いる識別名称と同一名称の排紙ビンがないと判定された
場合は、ステップS609において、最優先ビンから空
のビンを図14に示したEEPROM410に格納され
た排紙ビンの積載状態又は図15に示した共有メモリに
基づいて検索し、ステップS610において、ステップ
S609の検索結果、空のビンがあるか否かを判定し、
空のビンがあると判定された場合は、ステップS611
において、空きビンの中で最優先ビンを正式ビンとして
決定し、ステップS612において、そのビンのビン名
称として印刷データに指定された識別名称を図14に示
したEEPROM410に登録する。そして、この処理
を抜けて、図22に示すステップS514へ移行する。
尚、この場合、ステップS514の判断が肯定判定とな
り、ステップS515に移り、ステップS515におい
て、画像形成処理及び、S612の判断にて決定したビ
ンへの記録の排出動作が行なわれる。尚、このような状
況は、例えば、当該ジョブの印刷物をまだ何処のビンに
も排出しておらず、これから画像形成動作及び排紙動作
を開始するような場合等に相当する。
【0273】一方、ステップS610において、ステッ
プS609の検索結果、空のビンがないと判定された場
合は、既に別のユーザが全てビンを使用中であり新たに
割り当てるビンが無い状態であるので、ステップS61
3において、指定通り出力を行えない場合に排紙を行う
ためのエスケープビンを正式ビンとして決定し、検索処
理を終了する。なお、本実施形態では、より上のビンが
より優先順位が高いビンであるとする。
【0274】なお、上記フローチャートでは、あるビン
への記録紙の排出動作中に、ステップS603におい
て、そのビンが満載になったと判断されたことに応じ
て、そのビンの隣の収納部にまだ記録紙が収納されてい
ない場合は、そのビンの隣のビンにジョブの残りの記録
紙を排出するよう制御すると共に、該満載になったビン
の隣のビンに既に記録紙が収納されている場合は、記録
紙が収納されていない他のビンが存在して記録紙の排出
動作を実行可能であっても、ジョブの残りの記録紙の排
出動作を禁止するよう制御する構成について説明した
が、複数部ソート印刷するように設定されている場合は
ステップS603でこれから排紙する記録紙が部の切り
換わりであるか否かを、ホストコンピュータからの印刷
ジョブに含まれる情報(ページ数、部数、ページ区切り
信号等)等を用いて、判定するように構成して、あるビ
ンへの記録紙の排出動作中に排出すべき記録紙が部の切
れ目まで排出され新たな部に切り換わる状態(即ち、こ
れから排出する記録紙は新たな部の記録紙であり異なる
ビンに排出すべきである状態)になったことに応じて、
そのビンの隣の収納部にまだ記録紙が収納されていない
場合は、そのビンの隣のビンにジョブの残りの記録紙を
排出するよう制御すると共に、現在アクセス中の該ビン
の隣のビンに既に記録紙が収納されている場合は、記録
紙が収納されていない他のビンが存在して記録紙の排出
動作を実行可能であっても、ジョブの残りの記録紙の排
出動作を禁止するよう制御するように構成してもよい。
【0275】以下、図24を参照して、排紙ビンの情報
更新を行う処理を説明する。
【0276】図24は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第7の制
御処理手順を示すフローチャートであり、排紙ビンの情
報更新を行う処理に対応し、図14に示したCPU40
9がROM404又は図示しないその他の記憶媒体に格
納されたプログラムに基づいて実行する。なお、S70
1〜S705は各ステップを示す。
【0277】排紙口の状態は、一定周期間隔で状態変化
するステータス情報(オプションコントローラ部106
の共有メモリ(図15)にアクセスを行ないオプション
とコマンドステータスのやりとりを行なってステータス
情報)を取得し、更新を行う(図14に示したEEPR
OM410内に格納する)。
【0278】まず、ステップS701において、各排紙
ビンの積載量(状態)に変化があるかどうかを図15に
示した共有メモリを参照して判断し、排紙ビンの積載量
に変化がある(例えば、ユーザにより記録紙が取り除か
れた等)と判定された場合は、ステップS702におい
て、図14に示したEEPROM410に格納された排
紙ビンの積載状態(状態変化のあった排紙ビンの積載状
態)を更新し、ステップS703に進む。
【0279】一方、ステップS701で各排紙ビンの積
載量に変化がないと判定された場合は、そのままステッ
プS703に進む。
【0280】次に、ステップS703において、積載量
がゼロになった排紙ビンがあるか否かを判定し、積載量
がゼロになった排紙ビンがあると判定された場合は、ス
テップS704において、図23に示したユーザセパレ
ート自動検索処理時に図14に示したEEPROM41
0に登録したそのビンの識別名称を削除し、空きビン状
態とし、ステップS705に進む。
【0281】一方、ステップS703で積載量がゼロに
なった排紙ビンがないと判定された場合は、そのままス
テップS705に進む。
【0282】次に、ステップS705において、一定時
間ウエイトし、ステップS701の処理を繰り返す。
【0283】以上の処理により、排紙ビンの名称登録状
態を元に、排紙ビンの登録削除を動的に行いながら印刷
処理を行ない、識別名称による仕分けを実現する。
【0284】なお、図22のステップS507のユーザ
セパレート固定指定時の検索処理,S509のソート指
定時の検索処理,S511のスタック指定時の検索処
理,S512の不正指定時の検索処理の詳細説明につい
ては、本実施形態では省略する。但し、図23を用いて
説明した制御によらない制御を行うようにCPU409
は動作する。
【0285】即ち、あるビンへの記録紙の排出動作中に
おいて、当該ビンが満載状態になった、及び部の切れ目
等の理由により、その他のビンへと記録紙の排出先を切
替える状況が発生した場合において、現在のビンの、1
つ隣のビン(連続ビン)が、満載状態、その他のユーザ
の出力物が存在する等の理由により、記録紙を排出出来
る状態ではないと判断した場合に、たとえ、排紙積載量
検知センサ271S〜278Sの各センサからの検知結
果等により、その他のビンにて空き状態であることが確
認され、記録紙の排出動作をそのまま継続することがで
きたとしても、記録紙の排出動作を中断(禁止)するよ
う制御し、一方、1つ隣のビン(連続ビン)が、空き状
態であり、記録紙を排出出来る状態であると判断した場
合は、それ以外のビンに既に記録紙が存在していても、
記録紙の排出動作を許可し、そのビン(連続ビン)に記
録紙を排出して、記録紙の排出動作をそのまま継続する
よう制御する、等のユーザセパレート自動モードにおけ
る一連の制御とは異なる別の制御を行うようCPU40
9により制御される。つまり、当該一連の処理は、ユー
ザセパレート自動モードにおいて実行するものであり、
ユーザセパレート自動モードとは異なる排紙モードにお
いて、当該ユーザセパレート自動モードにおける上記一
連の処理を行うことを禁止している。
【0286】何故このような制御を行うか以下に説明す
る。
【0287】上述の、ユーザセパレート自動モードのよ
うな排紙モードは、上述したように、ユーザの負荷を極
力軽減させ、操作性を向上させながら、最大限に排紙ビ
ンを活用して、ユーザの所望とする排紙目的に応じた適
正な仕分け処理を行うべく、装置が、排紙ビン等の画像
記録装置における状況等を適宜チェックしながら、装置
自身の判断で適正なビンへと動的に仕分けを処理を行う
ものであり、印刷が完了するまで、ユーザは、どのビン
に排紙が行なわれたか分らないモードである(排紙目的
等を指定するだけで、どのビンに排出するかは直接指定
しないモードである)。
【0288】一方、ユーザセパレート固定モードのよう
な排紙モードは、先に述べたように、例えば、ユーザ自
らが記録紙を排出すべきビンを決定して、自分で決めた
ビンに記録紙を排出するよう画像記録装置102を動作
させることが可能なモードであり、ユーザ自らが、複数
のビンのうちのどのビンに記録紙を排出するかを指定設
定するモードであり、ユーザは、どのビンに排紙が行な
わるか予め分かっている。
【0289】従って、複数のビンに印刷物が跨って排出
されるような場合において、例えば、連続性のない複数
のビンに自分の記録紙が排出されても(例えば、第2ビ
ンと第5ビン等)、どこに排出されるのか初めから知っ
ているので、問題がない。よって、本実施形態では、複
数の排紙モードのうちの、ユーザ自らが、複数のビンの
うちのどのビンに記録紙を排出するかを指定可能なモー
ドに相当する排紙モードの場合は、上述の、ユーザセパ
レート自動モードにおける制御によらない制御を行うよ
うCPU409により制御している(例えば、図22に
示す処理のステップS504の判断において、ユーザセ
パレート自動モードではないと判断した場合に、ステッ
プS506の処理へと移行し、ステップS507,S5
09,S511等のステップS505における制御によ
らない制御を行う)。
【0290】以下、図25を参照して、ホストコンピュ
ータ101上でのプリンタ状態を示す情報及び表示の更
新を行う処理手順について説明する。
【0291】図25は、本発明のデータ処理装置および
画像記録装置を適用可能な画像記録システムの第8の制
御処理手順を示すフローチャートであり、ホストコンピ
ュータ上でのプリンタ状態を示す情報及び表示の更新を
行う処理に対応し、図5に示したホストコンピュータ1
01のCPU1がROM又はその他の記憶媒体に格納さ
れたプログラムに基づいて実行する。なお、S801〜
S803は各ステップを示す。
【0292】まず、ステップS801において、イベン
ト通知(図22のステップS515における排紙を行っ
たビンの通知,ステップS516におけるエラー表示の
通知,エラー表示解除の通知等)があるまで待機し、プ
リンタの状態が変化して、イベント通知があったと判断
された場合は、通知されたイベントを受け取り、ステッ
プS802において、その内容(排紙を行ったビンの通
知,エラー表示の通知,エラー表示解除通知等)を解析
する。
【0293】次に、ステップS803において、解析し
た結果その内容に基づいて通知内容の表示又は表示解除
を行い、プリンタの状態変化をユーザに知らせる。
【0294】例えば、ユーザセパレート自動モードで
は、動的に排紙ビンを割り振るので、印刷を行うまで、
ユーザにはどのビンに排紙が行われたかは分からない。
そのため、印刷ジョブ終了時に、そのジョブで指定され
た識別名称が登録されているビン情報をホストコンピュ
ータへ通知し、「あなたが使用しているビンはビン1か
らビン3です。」あるいは「"A3 "の排紙に使用されて
いるビンはビン2です。」の様なメッセージを図5に示
したCRT10に表示してビン使用状況等の排紙ビン情
報をユーザに知らせる(図8に示す画面参照)。
【0295】以上の、図22、図23、図24、図25
等を用いて説明した、ユーザセパレート自動モードにお
ける仕分け処理に関する制御の具体的な例を、図26を
用いて説明する。
【0296】図26は、本発明の第1実施形態のユーザ
セパレート自動モードにおける処理の具体例を説明する
為の図である。
【0297】図26(a)を参照して、第1排紙ビン2
51〜第7排紙ビン257のうちの、第1排紙ビン25
1、第2排紙ビン252の両ビンにユーザCの印刷物C
1,C2が、第5排紙ビン255にユーザBの印刷物B
が、第7排紙ビン257にユーザDの印刷物Dが、既に
スタックされており、その他のビンは空き状態とする。
【0298】そして、このような状態において、ホスト
コンピュータ101AのユーザAが、ユーザセパレート
自動モードを指定して、印刷データを画像記録装置10
2に出力したとする。尚、上段のビンから下段のビンに
向って仕分け処理を行うよう、上述の優先順位が予め設
定されているものとする。
【0299】このような状況の場合、図26(b)を参
照して、まず、ユーザAの印刷物A1を、第3排紙ビン
253に排出する()。そして、第3排紙ビン253
が、満載状態になったり、部の切れ目までの排紙が完了
した等に起因して、第3排紙ビン253にシートを排出
するのをやめたとする。そして、この時点で、ユーザA
の印刷すべきデータの出力が終了していない場合は、別
のビンへと排出先を切替えるわけであるが、この場合、
現ビン(第3排紙ビン253)に連続するビン、即ち、
第4排紙ビン254の記録紙積載量をチェックする。
【0300】そして、ユーザB、ユーザC、ユーザDの
印刷物等が夫々の排紙ビン251,252,255,2
57にスタックされた状態のままだが、第4排紙254
は現時点では空き状態なので、ユーザAの印刷部A2
を、引き続き、第4排紙ビン254に排出する()。
【0301】そして、第4排紙ビン254も満載状態に
なり、それでも未だ尚、ユーザAの印刷すべきデータの
出力が終了しておらず、その他のビンにユーザAの印刷
物を排出する必要があるとする。この場合、本実施形態
では、現在のアクセス中のビン、即ち第4排紙ビン25
4に隣接するビン(連続するビン)、即ち、第5排紙ビ
ン255が、既に記録紙がスタックされ空き状態ではな
い為、第6排紙ビン256や第8排紙ビン258が空き
状態でこれらのビンに印刷物を排出可能であるが、あえ
て、ユーザAの記録紙の排出動作を中断する。そして、
この旨をユーザAのホストコンピュータ101Aにネッ
トワークを介して通知する。
【0302】尚、例えば、ユーザセパレート固定モード
等のユーザセパレート自動排紙モードとは異なる排紙モ
ードの場合は、予め決められた排紙ビンに記録紙を排出
するので、連続ビン(この場合、第5排紙ビン255)
が空き状態でなくても、例えば、ユーザにより予め指定
された排紙ビンへの記録紙の排出動作が終了していなけ
れば、指定された排紙ビンへと記録紙を排出するよう、
そのまま記録紙の排出動作を継続する。
【0303】このように、ユーザセパレート自動モード
の場合において、あるビンへの記録紙の排出動作中に、
当該ビンが満載状態になった、或いは、部の切れ目まで
記録を排出した等の理由により、その他のビンへと記録
紙の排出先を切替える状況が発生した場合、現在アクセ
スしているビンの、1つ隣のビン(連続ビン)に、満載
状態等、既に記録紙が収納済みの理由により、記録紙を
排出出来る状態ではないと判断した場合は、たとえ、排
紙エンプティ検知センサ261S〜268Sや排紙積載
量検知センサ271S〜278Sの各センサからの各ビ
ン毎のシート積載状態を示す検知結果情報等により、そ
の他のビンにて空き状態であることが確認され(図26
(b)では、ビン256が空き状態)、記録紙の排出動
作をそのまま継続することができたとしても、記録紙の
排出動作を中断するよう制御し、一方、1つ隣のビン
(連続ビン)が、空き状態であり、記録紙を排出出来る
状態であると判断した場合は、その他のビンに既に記録
紙が収納されていても、空き状態である上記連続ビンへ
の記録紙の排出動作を許可し、記録紙の排出動作をその
まま継続するよう制御している。
【0304】そして、図26(b)において、中断され
たユーザAの印刷物の排紙動作のリカバリ方法として
は、例えば、図26(c)に示すように、エラー通知を
受けたユーザA又は、印刷終了通知を受けたユーザB等
により、ユーザBの印刷物Bが、第5排紙ビン255か
ら取り除かれ、第5排紙ビン255が空き状態であるこ
とをセンサ265Sからの検知結果により確認したこと
に応じて、図26(d)に示すように、引き続き、ユー
ザAからの印刷物A3を第5排紙ビン255に排出し
()、それでも未だ出力が終了していないのなら、印
刷物A4を第6排紙ビン256に排出する()。これ
により、複数のビンに跨って排出されたユーザAからの
印刷物は第3排紙ビン253〜第6排紙ビン256に排
出され、連続性が保たれる。
【0305】尚、ユーザAから印刷物をすべて排出し、
印刷ジョブが終了したら、図8に示したような印刷終了
通知をユーザAのホストコンピュータにネットワークを
介して送信する。又、上述したように、ユーザセパレー
ト自動モードにおける印刷終了通知情報のなかに、ユー
ザAの印刷物は何処に排出されたのか識別可能にする為
の情報、例えば、「ユーザAの印刷物は第3排紙ビン〜
第6排紙ビンに排出されました。」等の情報も含めてユ
ーザAに通知する。
【0306】また、図26(c)を用いて説明したリカ
バリ方法以外の、リカバリ方法としては、図26(e)
を参照して、エラー通知を受けたユーザA等のユーザに
より、第3排紙ビン253及び第4排紙254の両ビン
から、夫々、ユーザAの印刷物A1、印刷物A2が取り
除かれ、第3,4排紙ビン253,254が空き状態で
あることをセンサ263S、264Sからの検知結果に
より確認したことに応じて、図26(f)に示すよう
に、引き続き、ユーザAからの印刷物A3を第3排紙ビ
ン253に排出し()、それでも未だ出力が終了して
いないのなら、印刷物A4を第4排紙ビン254に排出
する()。
【0307】尚、このようなリカバリ方法においては、
連続性を保つ為に、第3排紙ビン253及び第4排紙2
54のうちの、片方のビンのみから印刷物が取り除かれ
ただけでは、リカバリ動作を行なわないよう制御する。
【0308】また、図26(c)に示した排紙動作のリ
カバリ方法と図26(e)に示した排紙動作のリカバリ
方法とを兼用し、エラー通知を受けたユーザA又は、印
刷終了通知を受けたユーザB等により、ユーザBの印刷
物Bが、第5排紙ビン255から取り除かれ、第5排紙
ビン255が空き状態であることをセンサからの検知結
果により確認したこと、或いは、エラー通知を受けたユ
ーザA等のユーザにより、第3排紙ビン253及び第4
排紙254の両ビンから、夫々、ユーザAの印刷物A
1、印刷物A2が取り除かれ、第3,4排紙ビン25
3,254が空き状態であることをセンサからの検知結
果により確認したことに応じて、ジョブの残りの記録紙
の排出動作の禁止を解除して、図26(d)に示すよう
に第5排紙ビン255に排出する、或いは、図26
(f)に示すように第3排紙ビン253に排出するよう
に構成してもよい。
【0309】以上より、外部機器101Aが、指定され
る識別名称または識別名称の種類に応じて決定される識
別名称をプリンタ102に送信する印刷データに付加
し、プリンタ102が、印刷データに付加された識別名
称が登録されている排紙口の検索,空の排紙口の検索結
果に基づいて、印刷結果を排紙する排紙口を決定し、該
決定された排紙口の識別名称がメモリ登録されていない
場合、該識別名称を決定された排紙口の識別名称として
登録し、該排紙口の積載量が零になった時に、登録され
た識別名称を削除する。又、あるビンへの記録紙の排出
動作中に、その他のビンへと記録紙の排出先を切替える
状況が発生した場合において、現在アクセスしているビ
ンに連続するビンに、記録紙を排出出来る状態ではない
と判断した場合は、その他のビンにて空き状態であるこ
とが確認され、記録紙の排出動作をそのまま継続するこ
とができたとしても、記録紙の排出動作を中断させ、一
方、上記連続ビンに記録紙を排出出来る状態であると判
断した場合は、記録紙の排出動作を許可し、記録紙の排
出動作をそのまま継続するよう制御することにより、デ
ータ処理装置毎のわずらわしい設定等を行うことなく、
排紙口の積載能力を最大限に発揮しながら、ユーザ名の
みでなく異なる排紙目的に応じた多種の印刷物の仕分け
排紙をユーザ毎に同時に実現して、ユーザからの様々な
要望に対処する共に、排紙口の積載能力を活かすが為に
発生しうる不具合を未然に防止することができる。
【0310】〔第2実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、図1において、ユーザ毎、用紙サイズ毎、ファイ
ル名毎の仕分けの場合のみの例を説明したが、その他、
ホストコンピュータ毎、アプリケーション毎、時間帯毎
についても同様にホストコンピュータ上で管理する情報
を識別名称として印刷データに付加するように構成して
もよい。以下、その実施形態について説明する。
【0311】ホストコンピュータ毎なら例えばホストI
Dを、アプリケーション毎なら例えばアプリケーション
名(識別子)を、時間帯毎なら例えば1時間単位に識別
名称が変化するように時間の単位までの情報を印刷デー
タに付加することによって実現することができる。
【0312】これにより、ホストコンピュータ毎、アプ
リケーション毎、時間帯毎に印刷結果の仕分けを実現で
きる。
【0313】〔第3実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、図23のステップS613で、指定通りの排紙が
実行できない場合の排紙を行うエスケープビンをどこに
するか言及していないが、予めプリンタのパネル設定ま
たはホストコンピュータからの設定等で、エスケープビ
ンの場所を設定しておき、ユーザが選択することを可能
となるように構成してもよい。
【0314】〔第4実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、ジョブ終了時にホストコンピュータへ通知する情
報は、「あなたが使用しているビンはビン1からビン3
です。」等のように、その印刷ジョブで指定した識別名
称が登録されているビンであったが、エスケープビン排
紙時のようにビン名称が登録されない場合もあるので、
「あなたのジョブは、ビン3に配布しました。」あるい
は「ビンに空きが無いため、あなたのジョブは、"エス
ケープビン "に配布しました。」等のように、送信した
ユーザの使用しているビン情報ではなく、そのジョブが
実際に排紙されたビン情報を返すように構成してもよ
い。
【0315】〔第5実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、より上段のビンがより優先順位が高いビンである
場合(上段のビンから下段のビンへと向けて仕分けが行
なわれる場合)について説明したが、より下段のビンが
より優先順位が高いビンである(下段のビンから上段の
ビンへと向けて仕分けが行なわれる)ように構成しても
よい。
【0316】これにより、ユーザセパレート自動モード
で複数のビンを使用する場合、スタック排紙された場合
と同じように排紙され、つまれたままの状態で上の段か
ら紙を取るだけで、印刷結果が正しい順番となる。
【0317】以上より、プリンタの共有利用において、
識別名称の登録及び選択を可能とし仕分けの方法を変更
可能とすることで、排紙口の積載能力を最大限に発揮し
ながら印刷ジョブの仕分けが可能となる。
【0318】また、ホストコンピュータ及びプリンタ上
の煩わしい設定を行わなくても、印刷時に排紙モードを
選択するだけで、印刷ジョブの仕分け排紙を行うことが
可能となる。
【0319】さらに、ホストコンピュータ上で、識別名
称の登録及び選択を行えば、ユーザ毎の仕分けだけでな
く、目的に合わせた多種の仕分け方法を、ユーザ毎に同
時に実現することが可能となる。
【0320】また、同一名称を複数の排紙口に対して登
録可能とすることで、1つのプリンタをより多くのユー
ザで共有することと、共有利用の中で大容量排紙の両立
を行うことが可能となる。
【0321】さらに、連続する排紙口のみを同一名称で
登録可能とすることで、複数排紙口に積載されている印
刷ジョブの排紙順番をユーザに分かりやすくすることが
可能となる。
【0322】また、上記第1〜5実施形態を合わせた構
成としてもよい。
【0323】以下、図27に示すメモリマップを参照し
て本発明に係るデータ処理装置および画像記録装置を適
用可能な画像記録システムで読み出し可能なデータ処理
プログラムの構成について説明する。
【0324】図27は、本発明に係るデータ処理装置お
よび画像記録装置を適用可能な画像記録システムで読み
出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒
体のメモリマップを説明する図である。
【0325】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0326】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0327】本実施形態における図6,図7、図16,
図17,図22,図23,図24,図25に示す機能が
外部からインストールされるプログラムによって、ホス
トコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、
その場合、CD? ROMやフラッシュメモリやFD等の
記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の
記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供
給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0328】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0329】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0330】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD?ROM,CD
?R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,
EEPROM,シリコンディスク等を用いることができ
る。
【0331】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0332】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0333】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0334】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0335】以上説明したように、本形態によれば、デ
ータ処理装置毎のわずらわしい設定等を行うことなく、
排紙口の積載能力を最大限に発揮しながら、ユーザ名の
みでなく異なる排紙目的に応じた多種の印刷物の仕分け
排紙(ホスト名毎の仕分け,グループ名毎の仕分け,部
署名毎の仕分け,ファイル名毎の仕分け,紙種毎の仕分
け,日付毎の仕分け等)をユーザ毎に同時に実現して、
ユーザからの様々な要望に対処する共に、排紙口の積載
能力を活かすが為に発生しうる不具合(例えば、複数の
ビンに印刷物が跨って排出されるような場合に、記録紙
の取り忘れ等が発生したり、複数のビンの夫々を全部注
意して確認しないと自分の印刷物を何処にあるのか分ら
なかったり、印刷ジョブの順番がわからなくなってしま
う等の様々な不具合)を未然に防止すること出来る。
【0336】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、指定手段が、排紙口を決定するための
識別名称または識別名称の種類を指定し、付加手段が、
前記指定手段により指定された識別名称、または指定さ
れた識別名称の種類に応じて決定される識別名称を前記
画像記録装置に送信する印刷データに付加するので、デ
ータ処理装置上からの指定により、データ処理装置毎の
わずらわしい設定を行う必要がなく、印刷ジョブの仕分
け排紙の運用を容易に行うことができるとともに、印刷
データの排紙先をユーザ名のみでなく目的に応じて指定
することができる。
【0337】第2の発明によれば、前記識別名称は、ユ
ーザ名,ホスト名,グループ名,部署名,ファイル名,
紙種,日付を含む前記印刷データの印刷結果を仕分ける
為の識別情報とするので、データ処理装置上からの指定
により、データ処理装置毎のわずらわしい設定を行う必
要がなく、印刷ジョブの仕分け排紙の運用を容易に行う
ことができるとともに、印刷データの排紙先をユーザ名
のみでなくユーザ名,ホスト名,グループ名,部署名,
ファイル名,紙種,日付等の目的に応じて指定すること
ができる。
【0338】第3の発明によれば、印刷結果排紙終了時
に前記画像記録装置から通知される印刷結果を出力した
排紙口の情報を報知する報知手段を設けたので、ユーザ
は、印刷データの印刷結果が排紙された排紙口を容易に
認識することができる。
【0339】第4の発明,第5の発明,第6の発明,第
15の発明によれば、検知手段が、前記各排紙口の用紙
積載量を検知し、第1の検索手段が、前記印刷データに
付加された識別名称と同一の識別名称が記憶手段に登録
された排紙口が存在するかどうかを検索し、第2の検索
手段が、前記各排紙口から空の排紙口を検索し、前記第
1の検索手段,第2の検索手段の検索結果に基づいて、
決定手段が、前記印刷データの印刷結果を排紙する排紙
口を決定し、登録手段が、前記決定手段が前記印刷デー
タを排紙する排紙口を前記記憶手段に識別名称登録され
ていない排紙口に決定した場合、前記印刷データに付加
されている識別名称を前記決定手段が決定した排紙口の
識別名称として前記記憶手段に登録し、削除手段が、前
記記憶手段に記憶される各排紙口の積載量を監視し、前
記記憶手段に識別名称が登録されている排紙口の積載量
が零になった時に、該排紙口の識別名称を前記記憶手段
から削除するので、複数のユーザで画像記録装置を共有
利用する場合でも、排紙口の積載能力を最大限に発揮し
ながら現在の排紙口の使用状況およびユーザの指定する
識別名称に合わせて動的に排紙口を割り当てて、ユーザ
名のみでなく目的に応じた多種の印刷物の仕分け排紙を
ユーザ毎に同時に実現することができる。
【0340】第7の発明によれば、前記第1の検索手段
は、前記印刷データに付加されている識別名称と同一の
名称が登録されている排紙口が存在するかを優先順位の
低い排紙口から検索して最も優先順位の低い同一名称の
排紙口を1つ選択するものであり、前記決定手段は、前
記第1の検索手段の検索結果、前記印刷データに付加さ
れている識別名称と同一の名称の排紙口が選択され、該
排紙口が満載でない場合には、該排紙口を前記印刷デー
タの印刷結果の排紙口に決定するので、複数のユーザで
画像記録装置を共有利用する場合でも、排紙口の積載能
力を最大限に発揮しながら現在の排紙口の使用状況に合
わせて動的に使用する排紙口を割り当てて、1つの画像
記録装置をより多くのユーザで共有することができる。
【0341】第8の発明によれば、前記決定手段は、前
記第1の検索手段の検索結果、前記印刷データに付加さ
れている識別名称と同一の名称の排紙口が選択され、該
排紙口が満載である場合は、該排紙口に連続する排紙口
が空の場合のみ該連続する排紙口を前記印刷データの印
刷結果を排紙する排紙口に決定するので、印刷データに
付加された識別名称の排紙口が満載の場合、連続する排
紙口を割り当てて出力することができ、複数の排紙口に
跨って排紙された印刷物の認識が容易になり、複数のユ
ーザによる共有利用と大容量排紙とを両立実現すること
ができる。
【0342】第9の発明によれば、前記決定手段は、前
記第1の検索手段の検索結果、前記印刷データに付加さ
れている識別名称と同一の名称の排紙口が選択され、該
排紙口が満載である場合は、該排紙口の次の優先順位の
排紙口が空の場合のみ該次の優先順位の排紙口を前記印
刷データの印刷結果を排紙する排紙口に決定するので、
印刷データに付加された識別名称の排紙口が満載の場
合、次の排紙口を割り当てて出力することができ、複数
の排紙口に跨って排紙された印刷物の排紙順序の認識が
容易になり、複数のユーザによる共有利用と大容量排紙
とを両立実現することができる。
【0343】第10の発明によれば、前記決定手段は、
前記第1の検索手段の検索結果、前記印刷データに付加
されている識別名称と同一の名称の排紙口が選択され、
該排紙口が満載であり、かつ該排紙口の次の優先順位の
排紙口が空でない場合、前記第2の検索手段により優先
順位の高い順に検索された空き排紙口を前記印刷データ
の印刷結果を排紙する排紙口に決定するので、印刷デー
タに付加された識別名称の排紙口が満載の場合、優先順
位の高い排紙口を割り当てて出力することができ、複数
の排紙口に跨って排紙された印刷物の排紙順序の認識が
容易になり、複数のユーザによる共有利用と大容量排紙
とを両立実現することができる。
【0344】第11の発明によれば、前記決定手段は、
前記第1の検索手段の検索結果、前記印刷データに付加
されている識別名称と同一の名称の排紙口が存在しない
場合、前記第2の検索手段により優先順位の高い順に検
索された空き排紙口を前記印刷データの印刷結果を排紙
する排紙口に決定するので、優先順位の高い排紙口を割
り当てて出力することができ、印刷物の認識が容易にな
り、複数のユーザによる共有利用と大容量排紙とを両立
実現することができる。
【0345】第12の発明によれば、前記優先順位は、
より上段又は、より下段にある排紙口がより優先順位の
高い排紙口とするので、複数のユーザでプリンタを共有
利用する場合、現在の排紙口の使用状況に合わせて使用
する排紙口を上段又は下段より動的に割り当てることが
できる。
【0346】第13の発明によれば、前記識別名称は、
ユーザ名,ホスト名,グループ名,部署名,ファイル
名,紙種,日付を含む前記印刷データの印刷結果を仕分
ける為の識別情報とするので、複数のユーザでプリンタ
を共有利用する場合、使用する排紙口をユーザ名のみで
なくホスト名,グループ名,部署名,ファイル名,紙
種,日付等の目的に応じて割り当てて印刷物を仕分けす
ることができる。
【0347】第14の発明によれば、前記決定手段によ
り決定した前記印刷データを印刷した排紙先を前記印刷
データの印刷排紙終了時に表示部に表示するおよび/ま
たは前記データ処理装置に通知する通知手段を設けたの
で、排紙口の使用状況およびユーザの目的に応じて動的
に割り当てられた排紙口をユーザに通知し、ユーザが排
紙口から印刷物を取得する際の認識を容易にすることが
できる。
【0348】第16の発明および第18の発明によれ
ば、排紙口を決定するための識別名称または識別名称の
種類を指定し、該指定された識別名称、または指定され
た識別名称の種類に応じて決定される識別名称を前記画
像記録装置に送信する印刷データに付加するので、デー
タ処理装置上からの指定により、データ処理装置毎のわ
ずらわしい設定を行う必要がなく、印刷ジョブの仕分け
排紙の運用を容易に行うことができるとともに、印刷デ
ータの排紙先をユーザ名のみでなく目的に応じて指定す
ることができる。
【0349】第17の発明および第19の発明によれ
ば、前記各排紙口の用紙積載量を検知し、該検知された
各排紙口の用紙積載量を、各排紙口の用紙積載量と登録
される各排紙口の識別名称を記憶するためのメモリに記
憶させ、前記印刷データに付加された識別名称と同一の
識別名称をメモリに登録されている排紙口が存在するか
どうかを検索し、前記各排紙口から空の排紙口を検索
し、各検索結果に基づいて、前記印刷データの印刷結果
を排紙する排紙口を決定し、前記印刷データを排紙する
排紙口が前記メモリに識別名称登録されていない排紙口
に決定された場合、前記印刷データに付加されている識
別名称を決定された排紙口の識別名称として前記メモリ
に登録し、前記メモリに記憶される各排紙口の積載量を
監視し、前記メモリに識別名称を登録されている排紙口
の積載量が零になった時に、該排紙口の識別名称を前記
メモリから削除するので、複数のユーザで画像記録装置
を共有利用する場合でも、排紙口の積載能力を最大限に
発揮しながら現在の排紙口の使用状況およびユーザの指
定する識別名称に合わせて動的に排紙口を割り当てて、
ユーザ名のみでなく目的に応じた多種の印刷物の仕分け
排紙をユーザ毎に同時に実現することができる。
【0350】第20,34,35の発明によれば、複数
の収納部の何れかの収納部への第1のジョブの記録紙の
排出動作中に、前記収納部に対する記録紙の排出動作が
不可能な状態になったことに応じて、前記第1のジョブ
の残りの記録紙を、その他の収納部に排出するよう制御
し、記録紙の排出動作が不可能な状態になった前記収納
部の隣の収納部の状態が既に記録紙が収納されていない
状態の場合は、その他の収納部に記録紙が既に収納され
ていたとしても、前記第1のジョブの残りの記録紙の排
出動作を許可すべく、前記隣の収納部に前記第1のジョ
ブの残りの記録紙を排出するよう制御すると共に、記録
紙の排出動作が不可能な状態になった前記収納部の隣の
収納部の状態が既に記録紙が収納されている状態の場合
は、記録紙が収納されていない他の収納部が存在して記
録紙の排出動作を実行可能であっても、前記第1のジョ
ブの残りの記録紙の排出動作を禁止するよう制御するの
で、わずらわしい設定等を行うことなく、排紙口の積載
能力を最大限に発揮しながら、ユーザ名のみでなく異な
る排紙目的に応じた多種の印刷物の仕分け排紙をユーザ
毎に同時に実現して、ユーザからの様々な要望に対処す
る共に、排紙口の積載能力を活かすが為に発生しうる不
具合にも対処することができる。
【0351】第21の発明によれば、遠隔のデータ処理
装置からの印刷データを記録紙に記録するので、遠隔の
データ処理装置からデータ処理装置毎のわずらわしい設
定等を行うことなく、排紙口の積載能力を最大限に発揮
しながら、ユーザ名のみでなく異なる排紙目的に応じた
多種の印刷物の仕分け排紙をユーザ毎に同時に実現し
て、ユーザからの様々な要望に対処する共に、排紙口の
積載能力を活かすが為に発生しうる不具合にも対処する
ことができる。
【0352】第22の発明によれば、前記データ処理装
置のユーザにて選択され前記印刷データに対応して前記
データ処理装置から出力された排紙モードに基づいて、
記録紙を排出すべき収納部を選択するので、データ処理
装置毎のわずらわしい設定等を行うことなく、データ処
理装置から排紙モードを選択するのみで、排紙口の積載
能力を最大限に発揮しながら、ユーザ名のみでなく異な
る排紙目的に応じた多種の印刷物の仕分け排紙をユーザ
毎に同時に実現して、ユーザからの様々な要望に対処す
る共に、排紙口の積載能力を活かすが為に発生しうる不
具合にも対処することができる。
【0353】第23の発明によれば、前記排紙モード
は、記録紙を排出すべき収納部を画像記録装置が自動的
に決定する第1のモードと、記録紙を排出すべき収納部
を前記データ処理装置のユーザにより指定可能な第2の
モードとを含むので、データ処理装置毎のわずらわしい
設定等を行うことなく、データ処理装置から第1のモー
ド又は第2のモードを設定するだけで、排紙口の積載能
力を最大限に発揮しながら、ユーザ名のみでなく異なる
排紙目的に応じた多種の印刷物の仕分け排紙を自動決定
された収納部又はユーザ指定の収納部に行って、ユーザ
からの様々な要望に対処する共に、排紙口の積載能力を
活かすが為に発生しうる不具合にも対処することができ
る。
【0354】第24の発明によれば、前記データ処理装
置のユーザにより選択された排紙モードが前記第1のモ
ードである場合に、前記制御手段による前記第1の制御
を行い、前記データ処理装置のユーザにより選択された
排紙モードが前記第2のモードである場合に、前記制御
手段による前記第1の制御を禁止するので、自動決定さ
れた収納部に仕分け排紙する場合、排紙口の積載能力を
活かすが為に発生しうる不具合、即ち同一の出力ジョブ
があちこちの排紙口に分散出力され、混乱したユーザに
よる記録紙の取り忘れなどの不具合にも対処することが
できる。
【0355】第25の発明によれば、前記第1のジョブ
の出力処理が終了したことに応じて、その旨を示す第1
の情報を、前記データ処理装置に通知する通知手段を更
に具備するので、多くのユーザが画像記録装置を共有す
る場合でも、ユーザは自らの出力ジョブの終了を容易に
認識することができる。
【0356】第26の発明によれば、前記データ処理装
置のユーザにより選択された排紙モードが前記第1のモ
ードである場合、前記通知手段は、どの収納部に記録紙
を排出したかをユーザにより識別可能な第2の情報を前
記第1の情報と共に通知するので、多くのユーザが画像
記録装置を共有する場合でも、ユーザは自らの出力ジョ
ブの収納された収納部を容易に認識することができる。
【0357】第27の発明によれば、前記第1のジョブ
の残りの記録紙の排出動作を禁止した場合、前記制御手
段は、記録紙の排出動作が不可能な状態になった前記収
納部の隣の収納部から記録紙が取り除かれたことを確認
したことに応じて、前記第1のジョブの残りの記録紙の
排出動作の禁止を解除するので、記録紙の排出動作が不
可能な状態になった場合でも、該収納部の隣の収納部に
排紙することで、排紙口の積載能力を活かすが為に発生
しうる不具合、即ち同一の出力ジョブがあちこちの排紙
口に分散出力され、混乱したユーザによる記録紙の取り
忘れなどの不具合にも対処することができる。
【0358】第28の発明によれば、前記第1のジョブ
の残りの記録紙の排出動作を禁止した場合、前記制御手
段は、記録紙の排出動作が不可能な状態になった前記収
納部から前記第1のジョブの記録紙が取り除かれたこと
を確認したことに応じて、前記第1のジョブの残りの記
録紙の排出動作の禁止を解除するので、記録紙の排出動
作が不可能な状態になった場合でも、該収納部の記録紙
が取り除かれた後に該収納部に排紙することで、排紙口
の積載能力を活かすが為に発生しうる不具合、即ち同一
の出力ジョブがあちこちの排紙口に分散出力され、混乱
したユーザによる記録紙の取り忘れなどの不具合にも対
処することができる。
【0359】第29の発明によれば、前記第1のジョブ
の残りの記録紙の排出動作を禁止した場合、前記制御手
段は、記録紙の排出動作が不可能な状態になった前記収
納部の隣の収納部から記録紙が取り除かれたことを確認
した、或いは、記録紙の排出動作が不可能な状態になっ
た前記収納部から前記第1のジョブの記録紙が取り除か
れたことを確認した、ことに応じて、前記第1のジョブ
の残りの記録紙の排出動作の禁止を解除するので、記録
紙の排出動作が不可能な状態になった場合でも、該収納
部の隣の収納部、或いは、該収納部の記録紙が取り除か
れた後に該収納部に排紙することで、排紙口の積載能力
を活かすが為に発生しうる不具合、即ち同一の出力ジョ
ブがあちこちの排紙口に分散出力され、混乱したユーザ
による記録紙の取り忘れなどの不具合にも対処すること
ができる。
【0360】第30の発明によれば、前記記録紙の排出
動作が不可能な状態とは、記録紙の積載状況が満載にな
った状態であるので、記録紙の積載状況が満載になった
ために該収納部への記録紙の排出動作が不可能になった
場合に、排紙口の積載能力を活かすが為に発生しうる不
具合にも対処することができる。
【0361】第31の発明によれば、前記記録紙の排出
動作が不可能な状態とは、複数部の排出を行う場合に排
出すべき記録紙が部の切れ目まで排出され新たな部に切
り換わる状態であるので、排出すべき記録紙の部の切れ
目で新たな部に切り換わるために該収納部への記録紙の
排出動作が不可能になった場合に、排紙口の積載能力を
活かすが為に発生しうる不具合にも対処することができ
る。
【0362】第32の発明によれば、前記隣の収納部と
は、記録紙の排出動作が不可能な状態になった収納部の
1つ下の収納部であるので、記録紙の排出動作が不可能
な状態になった場合でも、該収納部の1つ下の収納部に
連続排紙することで、排紙口の積載能力を活かすが為に
発生しうる不具合、即ち同一の出力ジョブがあちこちの
排紙口に分散出力され、ユーザによる記録紙の取り忘れ
などの不具合にも対処することができる。
【0363】第33の発明によれば、前記隣の収納部と
は、記録紙の排出動作が不可能な状態になった収納部の
1つ上の収納部であるので、記録紙の排出動作が不可能
な状態になった場合でも、該収納部の1つ上の収納部に
連続排紙することで、排紙口の積載能力を活かすが為に
発生しうる不具合、即ち同一の出力ジョブがあちこちの
排紙口に分散出力され、ユーザによる記録紙の取り忘れ
などの不具合にも対処することができる。
【0364】従って、データ処理装置毎のわずらわしい
設定等を行うことなく、排紙口の積載能力を最大限に発
揮しながら、ユーザ名のみでなく異なる排紙目的に応じ
た多種の印刷物の仕分け排紙をユーザ毎に同時に実現し
て、ユーザからの様々な要望に対処する共に、排紙口の
積載能力を活かすが為に発生しうる不具合にも対処する
ことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すデータ処理装置お
よび画像記録装置を適用可能な画像記録システムの仕分
け方法を説明する概念図である。
【図2】図1に示した各ホストコンピュータ上のホスト
アプリケーションによりプリンタの排紙モードの設定を
行う画面の一例を示す模式図である。
【図3】図1に示した各ホストコンピュータ上のホスト
アプリケーションにより印刷時の排紙モードの設定を行
う画面の一例を示す模式図である。
【図4】図1に示した各ホストコンピュータ上のホスト
アプリケーションにより印刷時の排紙モードの設定を行
う画面の一例を示す模式図である。
【図5】図1に示したホストコンピュータの構成を説明
するブロック図である。
【図6】本発明のデータ処理装置および画像記録装置を
適用可能な画像記録システムの第1の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明のデータ処理装置および画像記録装置を
適用可能な画像記録システムの第2の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図8】画像記録装置からホストコンピュータに通知さ
れる印刷終了通知を示す模式図である。
【図9】図1に示した画像記録装置を適用可能なレーザ
ビームプリンタの構成を説明するブロック図である。
【図10】図9に示したプリンタの構成を説明する断面
図である。
【図11】図9に示したプリンタの構成を説明するブロ
ック図である。
【図12】ビデオコントローラ(VC)とエンジンコン
トローラ(EC)との間でやりとりされる信号を説明す
る図である。
【図13】ビデオコントローラ(VC),エンジンコン
トローラ(EC)とオプションコントローラ(OC)と
の間でやりとりされる信号を説明する図である。
【図14】図9に示したビデオコントローラの構成を説
明するブロック図である。
【図15】図9に示したオプションコントローラ部内に
設けられるRAMに確保されるビデオコントローラとの
共有メモリの摸式図である。
【図16】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第3の処理手順を示す
フローチャートである。
【図17】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第4の処理手順を示す
フローチャートである。
【図18】図9に示した外部機器からオプションコント
ローラ部及びエンジンコントローラ部までのデータフロ
ーを示す図である。
【図19】図14に示したRAMに格納されるページテ
ーブルの構造を示す図である。
【図20】図14に示したRAMに格納されるエンジン
状態テーブルの構造を示す図である。
【図21】図14に示したRAMに格納されるジョブ制
御テーブルの構造を示す図である。
【図22】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第5の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図23】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第6の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図24】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第7の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図25】本発明のデータ処理装置および画像記録装置
を適用可能な画像記録システムの第8の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【図26】本発明の第1実施形態のユーザセパレート自
動モードにおける処理の具体例を説明する為の図であ
る。
【図27】本発明に係るデータ処理装置および画像記録
装置を適用可能な画像記録システムで読み出し可能な各
種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマ
ップを説明する図である。
【図28】従来の仕分け方法(1)1ジョブセパレート
モードを説明する概念図である。
【図29】従来の仕分け方法(2)疑似メールボックス
モードを説明する概念図である。
【図30】従来の仕分け方法(3)特開平2−1200
68号公報に示される排紙方法を説明する概念図であ
る。
【符号の説明】
101A〜101D 外部機器(ホストコンピュータ) 102 画像記録装置(プリンタ) 1 CPU 2 RAM 3 ROM 404 ROM 407 RAM 409 CPU 410 EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 H04N 1/00 B 108 108L

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の排紙口を有する画像記録装置又は
    複数の排紙口を有するオプション装置を接続可能な画像
    記録装置に印刷データを送信可能なデータ処理装置にお
    いて、 排紙口を決定するための識別名称または識別名称の種類
    を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された識別名称、または指定さ
    れた識別名称の種類に応じて決定される識別名称を前記
    画像記録装置に送信する印刷データに付加する付加手段
    と、を有することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記識別名称は、ユーザ名,ホスト名,
    グループ名,部署名,ファイル名,紙種,日付を含む前
    記印刷データの印刷結果を仕分ける為の識別情報とする
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 印刷結果排紙終了時に前記画像記録装置
    から通知される印刷結果を出力した排紙口の情報を報知
    する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2
    記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 データ処理装置より受信した印刷データ
    の印刷結果を複数の排紙口に排紙可能な画像記録装置に
    おいて、 前記各排紙口の用紙積載量を検知する検知手段と、 前記検知手段が検知した各排紙口の用紙積載量と登録さ
    れる各排紙口の識別名称を各排紙口毎に記憶する記憶手
    段と、 前記印刷データに付加された識別名称と同一の識別名称
    が前記記憶手段に登録された排紙口が存在するかどうか
    を検索する第1の検索手段と、 前記各排紙口から空の排紙口を検索する第2の検索手段
    と、 前記第1の検索手段,第2の検索手段の検索結果に基づ
    いて、前記印刷データの印刷結果を排紙する排紙口を決
    定する決定手段と、 前記決定手段により決定された排紙口の識別名称が前記
    記憶手段に登録されていない場合、前記印刷データに付
    加されている識別名称を前記決定手段が決定した排紙口
    の識別名称として前記記憶手段に登録する登録手段と、 前記記憶手段に記憶される各排紙口の積載量を監視し、
    前記記憶手段に識別名称が登録されている排紙口の積載
    量が零になった時に、該排紙口の識別名称を前記記憶手
    段から削除する削除手段と、を有することを特徴とする
    画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段は、少なくとも用紙が積載
    されていない、用紙が積載されている、満載であるの3
    段階の検知を各排紙口毎に検出することを特徴とする請
    求項4記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、各排紙口の用紙積載状
    況,識別名称,使用状況等を各排紙口毎に記憶すること
    を特徴とする請求項4又は5記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の検索手段は、前記印刷データ
    に付加されている識別名称と同一の名称が登録されてい
    る排紙口が存在するか否かを優先順位の低い排紙口から
    検索して最も優先順位の低い同一名称の排紙口を1つ選
    択するものであり、 前記決定手段は、前記第1の検索手段の検索結果、前記
    印刷データに付加されている識別名称と同一の名称の排
    紙口が選択され、該排紙口が満載でない場合には、該排
    紙口を前記印刷データの印刷結果の排紙口に決定するこ
    とを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の画像記
    録装置。
  8. 【請求項8】 前記決定手段は、前記第1の検索手段の
    検索結果、前記印刷データに付加されている識別名称と
    同一の名称の排紙口が選択され、該排紙口が満載である
    場合は、該排紙口に連続する排紙口が空の場合のみ該連
    続する排紙口を前記印刷データの印刷結果を排紙する排
    紙口に決定することを特徴とする請求項4〜7のいずれ
    かに記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記決定手段は、前記第1の検索手段の
    検索結果、前記印刷データに付加されている識別名称と
    同一の名称の排紙口が選択され、該排紙口が満載である
    場合は、該排紙口の次の優先順位の排紙口が空の場合の
    み該次の優先順位の排紙口を前記印刷データの印刷結果
    を排紙する排紙口に決定することを特徴とする請求項4
    〜7のいずれかに記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記決定手段は、前記第1の検索手段
    の検索結果、前記印刷データに付加されている識別名称
    と同一の名称の排紙口が選択され、該排紙口が満載であ
    り、かつ該排紙口の次の優先順位の排紙口が空でない場
    合、前記第2の検索手段により優先順位の高い順に検索
    された空き排紙口を前記印刷データの印刷結果を排紙す
    る排紙口に決定することを特徴とする請求項9記載の画
    像記録装置。
  11. 【請求項11】 前記決定手段は、前記第1の検索手段
    の検索結果、前記印刷データに付加されている識別名称
    と同一の名称の排紙口が存在しない場合、前記第2の検
    索手段により優先順位の高い順に検索された空き排紙口
    を前記印刷データの印刷結果を排紙する排紙口に決定す
    ることを特徴とする請求項4〜10のいずれかに記載の
    画像記録装置。
  12. 【請求項12】 前記優先順位は、より上段又は、より
    下段にある排紙口がより優先順位の高い排紙口とするこ
    とを特徴とする請求項7,9,10,11のいずれかに
    記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】 前記識別名称は、ユーザ名,ホスト
    名,グループ名,部署名,ファイル名,紙種,日付を含
    む前記印刷データの印刷結果を仕分ける為の識別情報と
    することを特徴とする請求項4〜12のいずれかに記載
    の画像記録装置。
  14. 【請求項14】 前記決定手段により決定した前記印刷
    データを印刷した排紙先を前記印刷データの印刷排紙終
    了時に表示部に表示するおよび/または前記データ処理
    装置に通知する通知手段を設けたことを特徴とする請求
    項4〜13のいずれかに記載の画像記録装置。
  15. 【請求項15】 前記複数の排紙口は、画像記録装置本
    体に設けられた複数の排紙口,画像記録装置本体に接続
    されるオプション装置に設けられた複数の排紙口を含む
    ことを特徴とする請求項4〜14のいずれかに記載の画
    像記録装置。
  16. 【請求項16】 複数の排紙口を有する画像記録装置又
    は複数の排紙口を有するオプション装置を接続可能な画
    像記録装置に印刷データを送信可能なデータ処理装置の
    制御方法において、 排紙口を決定するための識別名称または識別名称の種類
    を指定する指定工程と、 該指定された識別名称、または指定された識別名称の種
    類に応じて決定される識別名称を前記画像記録装置に送
    信する印刷データに付加する付加工程と、を有すること
    を特徴とするデータ処理装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 データ処理装置より受信した印刷デー
    タの印刷結果を複数の排紙口に排紙可能な画像記録装置
    の制御方法において、 前記各排紙口の用紙積載量を検知する検知工程と、 該検知された各排紙口の用紙積載量を、各排紙口の用紙
    積載量と登録される各排紙口の識別名称を記憶するため
    のメモリに記憶させる記憶工程と、 前記印刷データに付加された識別名称と同一の識別名称
    がメモリに登録されている排紙口が存在するかどうかを
    検索する第1の検索工程と、 前記各排紙口から空の排紙口を検索する第2の検索工程
    と、 各検索結果に基づいて、前記印刷データの印刷結果を排
    紙する排紙口を決定する決定工程と、 該決定された排紙口の識別名称が前記メモリに登録され
    ていない場合、前記印刷データに付加されている識別名
    称を決定された排紙口の識別名称として前記メモリに登
    録する登録工程と、 前記メモリに記憶される各排紙口の積載量を監視し、前
    記メモリに識別名称が登録されている排紙口の積載量が
    零になった時に、該排紙口の識別名称を前記メモリから
    削除する削除工程と、を有することを特徴とする画像記
    録装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 複数の排紙口を有する画像記録装置又
    は複数の排紙口を有するオプション装置を接続可能な画
    像記録装置に印刷データを送信可能なデータ処理装置
    に、 排紙口を決定するための識別名称または識別名称の種類
    を指定する指定工程と、 該指定された識別名称、または指定された識別名称の種
    類に応じて決定される識別名称を前記画像記録装置に送
    信する印刷データに付加する付加工程と、を実行させる
    ためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可
    能な記憶媒体。
  19. 【請求項19】 データ処理装置より受信した印刷デー
    タの印刷結果を複数の排紙口に排紙可能な画像記録装置
    に、 前記各排紙口の用紙積載量を検知する検知工程と、 該検知された各排紙口の用紙積載量を、各排紙口の用紙
    積載量と登録される各排紙口の識別名称を記憶するため
    のメモリに記憶させる記憶工程と、 前記印刷データに付加された識別名称と同一の識別名称
    がメモリに登録されている排紙口が存在するかどうかを
    検索する第1の検索工程と、 前記各排紙口から空の排紙口を検索する第2の検索工程
    と、 各検索結果に基づいて、前記印刷データの印刷結果を排
    紙する排紙口を決定する決定工程と、 該決定された排紙口の識別名称が前記メモリに登録され
    ていない場合、前記印刷データに付加されている識別名
    称を決定された排紙口の識別名称として前記メモリに登
    録する登録工程と、 前記メモリに記憶される各排紙口の積載量を監視し、前
    記メモリに識別名称を登録されている排紙口の積載量が
    零になった時に、該排紙口の識別名称を前記メモリから
    削除する削除工程と、を実行させるためのプログラムを
    記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  20. 【請求項20】 複数の収納部を有するオプション装置
    に接続可能であって、前記複数の収納部に対して選択的
    に記録紙を排出可能な画像記録装置であって、 前記複数の収納部の何れかの収納部への第1のジョブの
    記録紙の排出動作中に、前記収納部に対する記録紙の排
    出動作が不可能な状態になったことに応じて、前記第1
    のジョブの残りの記録紙を、その他の収納部に排出する
    よう制御する制御手段を有し、 前記制御手段は、記録紙の排出動作が不可能な状態にな
    った前記収納部の隣の収納部の状態が既に記録紙が収納
    されていない状態の場合は、その他の収納部に記録紙が
    既に収納されていたとしても、前記第1のジョブの残り
    の記録紙の排出動作を許可すべく、前記隣の収納部に前
    記第1のジョブの残りの記録紙を排出するよう制御する
    と共に、記録紙の排出動作が不可能な状態になった前記
    収納部の隣の収納部の状態が既に記録紙が収納されてい
    る状態の場合は、記録紙が収納されていない他の収納部
    が存在して記録紙の排出動作を実行可能であっても、前
    記第1のジョブの残りの記録紙の排出動作を禁止するよ
    う制御する第1の制御を実行することを特徴とする画像
    記録装置。
  21. 【請求項21】 遠隔のデータ処理装置からの印刷デー
    タを記録紙に記録することを特徴とする請求項20記載
    の画像記録装置。
  22. 【請求項22】 前記データ処理装置のユーザにて選択
    され前記印刷データに対応して前記データ処理装置から
    出力された排紙モードに基づいて、記録紙を排出すべき
    収納部を選択することを特徴とする請求項21記載の画
    像記録装置。
  23. 【請求項23】 前記排紙モードは、記録紙を排出すべ
    き収納部を画像記録装置が自動的に決定する第1のモー
    ドと、記録紙を排出すべき収納部を前記データ処理装置
    のユーザにより指定可能な第2のモードとを含むことを
    特徴とする請求項22記載の画像記録装置。
  24. 【請求項24】 前記データ処理装置のユーザにより選
    択された排紙モードが前記第1のモードである場合に、
    前記制御手段による前記第1の制御を行い、前記データ
    処理装置のユーザにより選択された排紙モードが前記第
    2のモードである場合に、前記制御手段による前記第1
    の制御を禁止することを特徴とする請求項23記載の画
    像記録装置。
  25. 【請求項25】 前記第1のジョブの出力処理が終了し
    たことに応じて、その旨を示す第1の情報を、前記デー
    タ処理装置に通知する通知手段を更に具備することを特
    徴とする請求項23記載の画像記録装置。
  26. 【請求項26】 前記データ処理装置のユーザにより選
    択された排紙モードが前記第1のモードである場合、前
    記通知手段は、どの収納部に記録紙を排出したかをユー
    ザにより識別可能な第2の情報を前記第1の情報と共に
    通知することを特徴とする請求項25記載の画像記録装
    置。
  27. 【請求項27】 前記第1のジョブの残りの記録紙の排
    出動作を禁止した場合、前記制御手段は、記録紙の排出
    動作が不可能な状態になった前記収納部の隣の収納部か
    ら記録紙が取り除かれたことを確認したことに応じて、
    前記第1のジョブの残りの記録紙の排出動作の禁止を解
    除することを特徴とする請求項20記載の画像記録装
    置。
  28. 【請求項28】 前記第1のジョブの残りの記録紙の排
    出動作を禁止した場合、前記制御手段は、記録紙の排出
    動作が不可能な状態になった前記収納部から前記第1の
    ジョブの記録紙が取り除かれたことを確認したことに応
    じて、前記第1のジョブの残りの記録紙の排出動作の禁
    止を解除することを特徴とする請求項20記載の画像記
    録装置。
  29. 【請求項29】 前記第1のジョブの残りの記録紙の排
    出動作を禁止した場合、前記制御手段は、記録紙の排出
    動作が不可能な状態になった前記収納部の隣の収納部か
    ら記録紙が取り除かれたことを確認した、或いは、記録
    紙の排出動作が不可能な状態になった前記収納部から前
    記第1のジョブの記録紙が取り除かれたことを確認し
    た、ことに応じて、前記第1のジョブの残りの記録紙の
    排出動作の禁止を解除することを特徴とする請求項20
    記載の画像記録装置。
  30. 【請求項30】 前記記録紙の排出動作が不可能な状態
    とは、記録紙の積載状況が満載になった状態であること
    を特徴とする請求項20記載の画像記録装置。
  31. 【請求項31】 前記記録紙の排出動作が不可能な状態
    とは、複数部の排出を行う場合に排出すべき記録紙が部
    の切れ目まで排出され新たな部に切り換わる状態である
    ことを特徴とする請求項20記載の画像記録装置。
  32. 【請求項32】 前記隣の収納部とは、記録紙の排出動
    作が不可能な状態になった収納部の1つ下の収納部であ
    ることを特徴とする請求項20記載の画像記録装置。
  33. 【請求項33】 前記隣の収納部とは、記録紙の排出動
    作が不可能な状態になった収納部の1つ上の収納部であ
    ることを特徴とする請求項20記載の画像記録装置。
  34. 【請求項34】 複数の収納部を有するオプション装置
    に接続可能であって、前記複数の収納部に対して選択的
    に記録紙を排出可能な画像記録装置の制御方法であっ
    て、 前記複数の収納部の何れかの収納部への第1のジョブの
    記録紙の排出動作中に、前記収納部に対する記録紙の排
    出動作が不可能な状態になったことに応じて、前記第1
    のジョブの残りの記録紙を、その他の収納部に排出する
    よう制御するステップと、 記録紙の排出動作が不可能な状態になった前記収納部の
    隣の収納部の状態が既に記録紙が収納されていない状態
    の場合は、その他の収納部に記録紙が既に収納されてい
    たとしても、前記第1のジョブの残りの記録紙の排出動
    作を許可すべく、前記隣の収納部に前記第1のジョブの
    残りの記録紙を排出するよう制御すると共に、記録紙の
    排出動作が不可能な状態になった前記収納部の隣の収納
    部の状態が既に記録紙が収納されている状態の場合は、
    記録紙が収納されていない他の収納部が存在して記録紙
    の排出動作を実行可能であっても、前記第1のジョブの
    残りの記録紙の排出動作を禁止するよう制御するステッ
    プと、を有することを特徴とする画像記録装置の制御方
    法。
  35. 【請求項35】 複数の収納部を有するオプション装置
    に接続可能であって、前記複数の収納部に対して選択的
    に記録紙を排出可能な画像記録装置に、 前記複数の収納部の何れかの収納部への第1のジョブの
    記録紙の排出動作中に、前記収納部に対する記録紙の排
    出動作が不可能な状態になったことに応じて、前記第1
    のジョブの残りの記録紙を、その他の収納部に排出する
    よう制御するステップと、 記録紙の排出動作が不可能な状態になった前記収納部の
    隣の収納部の状態が既に記録紙が収納されていない状態
    の場合は、その他の収納部に記録紙が既に収納されてい
    たとしても、前記第1のジョブの残りの記録紙の排出動
    作を許可すべく、前記隣の収納部に前記第1のジョブの
    残りの記録紙を排出するよう制御すると共に、記録紙の
    排出動作が不可能な状態になった前記収納部の隣の収納
    部の状態が既に記録紙が収納されている状態の場合は、
    記録紙が収納されていない他の収納部が存在して記録紙
    の排出動作を実行可能であっても、前記第1のジョブの
    残りの記録紙の排出動作を禁止するよう制御するステッ
    プと、を実行させるためのプログラムをコンピュータが
    読み取り可能に記憶した記憶媒体。
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