JP2001154384A - 電子写真用感光体およびその製造方法 - Google Patents

電子写真用感光体およびその製造方法

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JP2001154384A
JP2001154384A JP33310799A JP33310799A JP2001154384A JP 2001154384 A JP2001154384 A JP 2001154384A JP 33310799 A JP33310799 A JP 33310799A JP 33310799 A JP33310799 A JP 33310799A JP 2001154384 A JP2001154384 A JP 2001154384A
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輝夫 佐々木
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Yoichi Nakamura
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Shinjiro Suzuki
信二郎 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真特性、特には電位保持率に優れた電
子写真用感光体と、塗布液により感光層を形成する際
に、特に電位保持率に優れた感光層を形成することので
きる電子写真用感光体の製造方法を提供する。 【解決手段】 導電性基体上に感光層を有し、該感光層
が光導電材料として、少なくともフタロシアニン化合物
を含有する電子写真用感光体において、前記フタロシア
ニン化合物を有する層が、o−フタロニトリル化合物が
配位子として結合する金属フタロシアニン化合物を、前
記フタロシアニン化合物1molに対して100nmo
l以上200mmol以下の割合で含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用感光体
(以下、単に「感光体」とも称する)およびその製造方
法に関し、詳しくは、導電性基体上に設けられた有機材
料を含む感光層中の光導電材料の改良によって優れた電
位保持率を有する、電子写真方式のプリンター、複写
機、ファクシミリなどに用いられる電子写真用感光体お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真用感光体には、暗所で
表面電荷を保持する機能、光を受容して電荷を発生する
機能、同じく光を受容して電荷を輸送する機能が要求さ
れ、一つの層でこれらの機能を併せ持ったいわゆる単層
型感光体と、主として電荷発生に寄与する層と暗所での
表面電荷の保持および光受容時の電荷輸送に寄与する層
とに機能分離した層を積層した積層型感光体がある。
【0003】これらの電子写真用感光体を用いた電子写
真法による画像形成には、例えば、カールソン方式が適
用される。この方式での画像形成は、暗所での感光体へ
のコロナ放電による帯電、帯電された感光体表面上への
原稿の文字や絵などの静電潜像の形成、形成された静電
潜像のトナーによる現像、現像されたトナー像の紙など
の支持体への転写定着により行われ、トナー像転写後の
感光体は除電、残留トナーの除去、光除電などを行った
後、再使用に供される。
【0004】従来より、上述の電子写真用感光体の感光
材料としては、セレン、セレン合金、酸化亜鉛あるいは
硫化カドミウムなどの無機光導電性物質を樹脂結着剤中
に分散させたものの他に、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、ポリビニルアントラセン、フタロシアニン化合物ま
たはビスアゾ化合物などの有機光導電性物質を樹脂結着
剤中に分散させたもの、あるいは真空蒸着させたものな
どが利用されている。
【0005】一方、かかる有機光導電性物質のうち、フ
タロシアニン化合物の合成方法について、種々の検討が
なされてきており、副生成する誘導体不純物についても
種々検討されている。例えば、特開平3−35245号
公報においては、チタニルオキソフタロシアニン合成時
における塩化チタニルフタロシアニンの副生成について
種々検討が行われており、過去の実施例においては0.
38〜5重量%の塩素含有が確認されていることが記載
されているだけでなく、塩化フタロシアニンを副生成し
ないチタニルオキソフタロシアニンの合成方法につい
て、詳細な検討が行われている。
【0006】また、文献(I.M.Keen and B.W.Malerbi.,
J.Inorg.Nucl.Chem.,1965,Vol.27,p.1311〜1319)中に
記載されているように、フタロシアニン化合物において
は、o−フタロニトリル化合物が配位子として結合した
分子構造を有する例も知られている。この文献中には、
o−フタロニトリル化合物が配位子として結合した分子
構造を有する金属フタロシアニン化合物の例として、
(フタロシアニノ)クロロルテニウム(III)−フタロ
ニトリル化物、(フタロシアニノ)クロロオスミウム
(III)−フタロニトリル化物、(フタロシアニノ)二
酸化オスミウム(VI)−フタロニトリル化物、(モノク
ロロフタロシアニノ)クロロイリジウム(III)−フタ
ロニトリル化物が報告されている。
【0007】しかし、かかる金属フタロシアニン化合物
については、過去のいずれの文献においても、上記以外
の報告は存在していない。特に、上記の例示金属フタロ
シアニン化合物はいずれも白金族の元素に限定されたも
のであり、その他の金属フタロシアニン化合物に関して
は、フタロニトリル化合物が配位する金属フタロシアニ
ン化合物について示す報告はこれまでなされていなかっ
た。従って、電子写真用感光体におけるかかる金属フタ
ロシアニン化合物の含有比率と電位保持率との相関関係
についても、全く検討が行われていなかった。
【0008】尚、チタニルフタロシアニンについては、
ジオールと反応してチタン錯体を生成することを示した
報告例として、特開平5−273775号公報や特開平
9−230615号公報が挙げられるが、これらの報告
はいずれも感度の高い電子写真用感光体を得ることを目
的としたものであり、高電位保持率の達成を目的とした
ものではなく、またo−フタロニトリル化合物の配位子
を持つ金属フタロシアニン化合物に関しては全く触れら
れていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、フタロ
シアニン化合物を電子写真用感光体の感光材料として用
いることは公知であり、またその合成、精製、副生成物
についても種々検討されてきているが、フタロニトリル
化合物の重合の際の生成物のうちで、塩素を含有しない
可能性のある物質については、電子写真用感光体特性と
の関係が必ずしも明確になっていないのが現状であっ
た。即ち、フタロシアニン化合物の種々の合成法の検討
例が提示されてきているが、フタロシアニン化合物の合
成に伴う副生成物質の種類、含有比率と電子写真特性、
特に電位保持率との関係が必ずしも明確ではなかった。
特に、フタロニトリル化合物が配位子として結合する金
属フタロシアニン化合物については、含有比率と電位保
持率との関係について、全く検討が行われていなかっ
た。
【0010】そこで本発明の目的は、かかる関係を明ら
かにして、電子写真特性、特には電位保持率に優れた電
子写真用感光体と、塗布液により感光層を形成する際
に、特に電位保持率に優れた感光層を形成することので
きる電子写真用感光体の製造方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、感光層においてフタロ
シアニン化合物を含有する層に、o−フタロニトリル化
合物が配位子として結合する金属フタロシアニン化合物
(以下、単に「配位子結合金属フタロシアニン化合物」
とも称する)を特定含有量範囲内で含有させたところ、
感光体の電位保持率が大幅に上昇することを見出し、本
発明の電子写真用感光体を完成するに至った。
【0012】即ち、本発明の電子写真用感光体は、導電
性基体上に感光層を有し、該感光層が光導電材料とし
て、少なくともフタロシアニン化合物を含有する電子写
真用感光体において、前記フタロシアニン化合物を有す
る層が、o−フタロニトリル化合物が配位子として結合
する金属フタロシアニン化合物を、前記フタロシアニン
化合物1molに対して100nmol以上200mm
ol以下の割合で含有することを特徴とするものであ
る。
【0013】また、本発明者らは、前記電子写真用感光
体を製造するにあたり、電荷発生物質を含有する塗布液
中にフタロシアニン化合物と配位子結合金属フタロシア
ニン化合物とを含有させ、後者の含有量を前者に対して
特定範囲内としたところ、かかる塗布液を用いた感光体
の電位保持率が大幅に上昇することを見出し、本発明の
製造方法を完成するに至った。
【0014】即ち、本発明の電子写真用感光体の製造方
法は、導電性基体上に電荷発生物質を含有する塗布液を
塗布して感光層を形成する工程を含む本発明の前記電子
写真用感光体の製造方法において、前記塗布液が、フタ
ロシアニン化合物と、o−フタロニトリル化合物が配位
子として結合する金属フタロシアニン化合物とを含有
し、かつ、該塗布液中の該金属フタロシアニン化合物の
含有量が、前記フタロシアニン化合物1molに対して
100nmol以上200mmol以下であることを特
徴とするものである。
【0015】尚、本発明の電子写真用感光体における感
光層は、単層型および積層型の双方を含むものであり、
いずれかに限定されるものではない。また、本発明の製
造方法における塗布液は、浸漬塗布法または噴霧塗布法
等の種々の塗布方法に適用することが可能であり、いず
れかの塗布方法に限定されるものではない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の感光体の具体的構
成を図面に基づいて説明する。電子写真用感光体には、
いわゆる負帯電積層型感光体、正帯電積層型感光体、正
帯電単層型感光体などがある。以下に、本発明を、負帯
電積層型感光体を例にとり具体的に説明するが、本発明
に係る、o−フタロニトリル化合物が配位子として金属
原子に結合する金属フタロシアニン化合物に関する以外
の感光体の形成または製造等のための成分や方法等は、
公知の物質、方法等から適宜好適なものを選択すること
ができる。
【0017】図1に示すように、負帯電積層型感光体
は、導電性基体1上に積層された下引き層2上に、さら
に感光層5が積層されて形成される。かかる感光層5
は、電荷発生層3上に電荷輸送層4が積層されており、
電荷発生層3と電荷輸送層4とに分離した機能分離型で
ある。尚、上記いずれの型の感光体においても、下引き
層2は必ずしも必要ではない。
【0018】導電性基体1は、感光体の電極としての役
目と同時に他の各層の支持体としての役目も持ってお
り、円筒状、板状、フィルム状のいずれでもよく、材質
的にはアルミニウム、ステンレス鋼、ニッケルまたはこ
れらの合金などの金属、あるいはガラス、樹脂などの上
に導電処理を施したものでもよい。
【0019】下引き層2には、アルコール可溶ポリアミ
ド、溶剤可溶芳香族ポリアミド、熱硬化型ウレタン樹脂
などを用いることができる。アルコール可溶ポリアミド
としては、ナイロン6、ナイロン8、ナイロン12、ナ
イロン66、ナイロン610、ナイロン612などの共
重合化合物や、N−アルキル変性またはN−アルコキシ
アルキル変性ナイロンなどが好ましい。これらの具体的
な化合物としては、アミランCM8000(東レ(株)
製、6/66/610/12共重合ナイロン)、エルバ
マイド9061(デュポン・ジャパン(株)製、6/6
6/612共重合ナイロン)、ダイアミドT−170
(ダイセル・ヒュルス(株)製、ナイロン12主体共重
合ナイロン)などを挙げることができる。更に、下引き
層2には、酸化チタン(TiO2)、SnO2、アルミ
ナ、炭酸カルシウム、シリカなどの無機微粉末を含有さ
せて用いることもできる。
【0020】電荷発生層3は、有機光導電性物質を真空
蒸着するか、または有機光導電性物質の粒子を樹脂結着
材中に分散させた材料を塗布して形成され、光を受容し
て電荷を発生する。電荷発生層3は、その電荷発生効率
が高いことと同時に発生した電荷の電荷輸送層4への注
入性が重要で、電場依存性が少なく、低電場でも注入の
よいことが望ましい。
【0021】本発明においては、電荷発生物質として、
少なくともフタロシアニン化合物が含まれている必要が
あるが、他の電荷発生物質、例えば各種アゾ、キノン、
インジゴ、シアニン、スクアリリウム、アズレニウム化
合物などの顔料や染料を併用することもできる。
【0022】また、本発明の感光体においては、電荷発
生層3中にo−フタロニトリル化合物が配位子として結
合する金属フタロシアニン化合物を含有し、その含有量
が、フタロシアニン化合物1molに対して100nm
ol以上200mmol以下、好適には300nmol
以上100mmol以下、さらに好適には1μmol以
上50mmol以下である。このようにフタロシアニン
化合物に対し所定量の配位子結合金属フタロシアニン化
合物を含有させることで電位保持率が大幅に上昇する作
用メカニズムは必ずしも明確ではないが、以下のように
考えることもできる。即ち、配位子結合する金属フタロ
シアニン化合物の含有量が100nmol未満ではフタ
ロシアニン化合物が純粋すぎて結晶が成長しすぎるか、
もしくは分散性が低下して電位保持率低下の原因となる
と考えることもできる。一方、200mmolを超える
と、フタロシアニン化合物の結晶配列を乱しすぎるか、
もしくはo−フタロニトリル化合物が配位子として結合
する金属フタロシアニン化合物そのものの作用により電
位保持率低下の原因となると考えることもできる。
【0023】本発明で使用し得るフタロシアニン化合物
の合成方法は公知であり、例えば、PHTHALOCYANINES C.
C. Leznoff et al., 1989(VCH Publishers. Inc.)、ま
たは、THE PHTHALOCYANINES F. H. Moser. et al., 198
3(CRC Press)等に開示された手法に従い合成することが
できる。
【0024】本発明においては、かかるフタロシアニン
化合物がチタニルオキソフタロシアニンであることが好
ましく、また、無金属フタロシアニンであることも好ま
しい。また、フタロシアニン化合物の中心元素が、遷移
金属、特には、チタン、バナジウム、クロム、マンガ
ン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ジルコニウムおよび
ニオブからなる群から選ばれるものも好適に使用するこ
とができ、さらに、フタロシアニン化合物の中心元素
が、インジウム、ガリウム、アルミニウム、ゲルマニウ
ムおよびスズからなる群から選ばれるものも好適に使用
することができる。更にまた、フタロシアニン化合物
が、下記一般式(1)、 (式中、Mは水素原子、金属元素、金属酸化物、金属ハ
ロゲン化物、金属水酸化物、ケイ素化合物又はリン化合
物であり、R1〜R16は、夫々独立に水素原子、ハロゲ
ン原子、水酸基、ニトロ基、シアノ基、エステル基、ア
ルキル基、アリル基、アルコキシル基、アリール基また
はフェノキシル基を示す)で表される種々の官能基を導
入したフタロシアニン化合物も好適に用いることができ
る。
【0025】また、o−フタロニトリル化合物が配位子
として結合する金属フタロシアニン化合物は種々あり、
上にも挙げたように、例えば、(フタロシアニノ)クロ
ロルテニウム(III)−フタロニトリル化物、(フタロ
シアニノ)クロロオスミウム(III)−フタロニトリル
化物、(フタロシアニノ)二酸化オスミウム(VI)−フ
タロニトリル化物、(モノクロロフタロシアニノ)クロ
ロイリジウム(III)−フタロニトリル化物(J.Inorg.N
ucl.Chem.,1965,Vol.27,p.1311〜1319参照)を挙げるこ
とができる。好ましくは、上記金属フタロシアニン化合
物がチタニルオキソフタロシアニン化合物である。尚、
配位子として結合するo−フタロニトリル化合物は置換
基を有していてもよく、下記一般式(2)、 (式中、R17〜R20は、夫々独立に水素原子、ハロゲン
原子、水酸基、ニトロ基、シアノ基、エステル基、アル
キル基、アリル基、アルコキシル基、アリール基または
フェノキシル基を示す)で表されるものとすることがで
きる。
【0026】本発明における、o−フタロニトリル化合
物が配位子として結合する金属フタロシアニン化合物の
配合系は以下のようにして見出された。本発明者らは、
先ず、チタニルオキソフタロシアニンの合成時に、チタ
ニルオキソフタロシアニン化合物の金属配位子としてo
−フタロニトリル化合物に相当する構造が余分に結合し
た分子構造を有する化合物(化学式(C8425OT
i、分子量704.5、以下、「チタニルオキソ5量
体」と略記する)が副生成することを見出し、これを多
量に副生成させ、単離することに成功した。
【0027】本発明者らは、かかるチタニルオキソ5量
体の構造同定を目的として、チタニルオキソ5量体を副
成分として含有するチタニルオキソフタロシアニン試料
について、レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析
(以下、「TOF−MS」と略記する)法による分析を
行った。図2〜4に、チタニルオキソ5量体含有チタニ
ルオキソフタロシアニンのTOF−MSスペクトル例を
示す。図2は、陽イオン検出分析の結果を示しており、
質量数576のチタニルオキソフタロシアニン分子イオ
ンの他に、質量数704のチタニルオキソ5量体分子イ
オンをも感度よく検出していることがわかる。
【0028】次に、質量数704のチタニルオキソ5量
体分子イオンに注目して、これについて陽イオン検出の
MS/MS分析を行った。この結果を図3に示す。この
結果から、質量数704の親イオンから質量数576の
フラグメントイオンが生成されることを確認することが
でき、かかるチタニルオキソ5量体分子イオンが、フタ
ロシアニン環の外側に、分子量128のo−フタロニト
リルが付加した構造であることがわかった。
【0029】さらに、同じ試料について陰イオン検出分
析を行った結果を図4に示す。チタニルオキソフタロシ
アニンに関しては質量数576の分子イオンが感度よく
検出できたが、チタニルオキソ5量体に関しては分子イ
オンのみならず、チタニルオキソ5量体の構造を反映し
たその他のイオンですら検出できなかった。
【0030】以上から、チタニルオキソ5量体の構造に
ついて、チタニルオキソ5量体分子の構造をそのまま反
映した付加イオンを生成しにくい構造であること、即
ち、チタニルオキソフタロシアニンにおいて余分のフタ
ロニトリルが配位子として結合した構造であることがわ
かった。
【0031】本発明に係るフタロシアニン化合物がチタ
ニルオキソフタロシアニンである場合には、質量分析に
おいて、o−フタロニトリル化合物が配位子として結合
するチタニルオキソフタロシアニン化合物の質量数70
4のピーク強度が、チタニルオキソフタロシアニンの質
量数576のピーク強度に対して、10-5%より大きく
20%未満であることが好ましい。
【0032】尚、本発明に係る、o−フタロニトリル化
合物が配位子として結合する金属フタロシアニン化合物
については、昇華法により除去することもできる。ま
た、本発明においては、合成時に副生成したかかる金属
フタロシアニン化合物をそのまま用いることも可能であ
る。
【0033】電荷発生層3は電荷輸送層が積層されるの
で、その膜厚は電荷発生物質の光吸収係数により決ま
り、一般的には5μm以下であり、好適には1μm以下
である。電荷発生層は電荷発生物質を主体として、これ
に電荷輸送物質などを添加して使用することも可能であ
る。電荷発生層用の樹脂結着剤としては、ポリカーボネ
ート、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、エポ
キシ、ポリビニルブチラール、フェノキシ、シリコー
ン、メタクリル酸エステルの重合体および共重合体、お
よびこれらのハロゲン化物、シアノエチル化合物などを
適宜組み合わせて使用することが可能である。尚、電荷
発生物質の使用量は、かかる樹脂結着剤100重量部に
対し、10〜5000重量部、好ましくは50〜100
0重量部である。
【0034】電荷輸送層4は、樹脂結着剤中に電荷輸送
物質、例えば、各種ヒドラゾン系化合物、スチリル系化
合物、アミン系化合物およびこれらの誘導体を単独また
は組み合わせたものを分散させた材料からなる塗膜であ
り、暗所では絶縁体層として感光体の電荷を保持し、光
受容時には電荷発生層から注入される電荷を輸送する機
能を有する。電荷輸送層用の樹脂結着剤としては、ポリ
カーボネート、ポリエステル、ポリスチレン、メタクリ
ル酸エステルの重合体、混合重合体および共重合体など
が用いられるが、機械的、化学的および電気的安定性、
密着性などの他に、電荷輸送物質との相溶性が重要であ
る。電荷輸送物質の使用量は、樹脂結着剤100重量部
に対し、20〜500重量部、好ましくは30〜300
重量部である。電荷輸送層の膜厚は、実用的に有効な表
面電位を維持するためには3〜50μmの範囲が好まし
く、より好適には15〜40μmである。
【0035】
【実施例】以下に、本発明における具体的な実施例を示
すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0036】実施例1 下引き層の形成 ポリアミド樹脂(東レ(株)製アミランCM8000)
70重量部と、メタノール(和光純薬工業(株)製)9
30重量部とを混合して、下引き層用塗布液を作製し
た。この下引き層用塗布液をアルミニウム基体上に浸漬
塗布法により塗布し、乾燥後の膜厚が0.5μmの下引
き層を形成した。
【0037】チタニルオキソフタロシアニンの合成 反応容器にo−フタロニジトリル(東京化成工業(株)
製)800gと、キノリン(東京化成工業(株)製)
1.8リットルとを加えて撹拌した。窒素雰囲気下で四
塩化チタン(キシダ化学(株)製)297gを滴下し、
撹拌した。滴下後、2時間かけて180℃で加熱を行
い、以後は同温度で15時間保温して、撹拌した。
【0038】この反応液を130℃まで放冷してから濾
過し、N−メチル−2−ピロリジノン(関東化学(株)
製)3リットルにて洗浄した。このウェットケーキを窒
素雰囲気下、N−メチル−2−ピロリジノン1.8リッ
トルにて160℃で1時間、加熱、撹拌した。これを放
冷し、濾過して、N−メチル−2−ピロリジノン3リッ
トル、アセトン(関東化学(株)製)2リットル、メタ
ノール(関東化学(株)製)2リットルおよび温水4リ
ットルにて順次洗浄した。
【0039】このようにして得られたチタニルオキソフ
タロシアニンウェットケーキを、さらに、水4リット
ル、36%塩酸(関東化学(株)製)360mlの希塩
酸にて、80℃で1時間、加熱、撹拌した。これを放冷
し、濾過して、温水4リットルで洗浄した後、乾燥し
た。これを真空昇華法により3回精製した後に、乾燥し
た。
【0040】次いで、−5℃の96%硫酸(関東化学
(株)製)4kgに、液温が−5℃を超えないように冷
却、撹拌しながら上記乾燥物200gを加えて、−5℃
に保持して1時間冷却し、撹拌した。さらに、水35リ
ットル、氷5kgに、液温が10℃を超えないように冷
却、撹拌しながらこの硫酸溶液を加え、1時間冷却し
て、撹拌した。これを濾過し、温水10リットルで洗浄
した。
【0041】これをさらに、水10リットル、36%塩
酸770mlの希塩酸で80℃で1時間、加熱、撹拌し
た。次いで放冷し、濾過して、温水10リットルで洗浄
した後、乾燥して、チタニルオキソフタロシアニンを得
た。これについて昇華精製を行い、チタニルオキソフタ
ロシアニンの純品を得た。
【0042】配位子結合金属フタロシアニン化合物の合
前記チタニルオキソフタロシアニンの合成において、
乾燥窒素雰囲気下の代わりに、常時一般外気を吹き込み
大気雰囲気下とした以外は、全く同様にチタニルオキソ
フタロシアニン合成を行った。
【0043】以上の操作により、チタニルオキソフタロ
シアニンの金属原子に配位子として余分にフタロニトリ
ルが付加した構造を有する配位子結合金属フタロシアニ
ン化合物が、チタニルオキソフタロシアニンの混合物と
して得られた。図5に、配位子結合金属フタロシアニン
化合物混合チタニルオキソフタロシアニンのTOF−M
Sスペクトルの陽イオン検出分析結果を表すスペクトル
図を示す。
【0044】調査の結果、チタニルオキソフタロシアニ
ンと配位子結合金属フタロシアニン化合物のピーク強度
比率は、TOF−MS分析の陽イオン検出分析におい
て、1:1と算出された。これを昇華法で精製して、配
位子結合金属フタロシアニン化合物の純品を得た。配位
子結合金属フタロシアニン化合物の収率は、フタロニト
リルを基準にして10〜15%であった。
【0045】電荷発生層の形成 上記のように合成した配位子結合金属フタロシアニン化
合物を、チタニルオキソフタロシアニン1molに対し
て100nmol添加した。これと、水0.5リットル
およびo−ジクロロベンゼン(関東化学(株)製)1.
5リットルとを、直径8mmのジルコニアボール6.6
kgを入れたボールミル装置に入れ、24時間ミリング
した。これをアセトン1.5リットル、メタノール1.
5リットルで取り出し、濾過して、水1.5リットルで
洗浄した後に乾燥した。
【0046】この配位子結合金属フタロシアニン化合物
含有チタニルオキソフタロシアニン10重量部と、塩化
ビニル系樹脂(日本ゼオン(株)製MR−110)10
重量部と、ジクロロメタン686重量部および1,2−
ジクロロエタン294重量部とを混合し、さらに超音波
分散して電荷発生層塗布液を作製した。この電荷発生層
塗布液を前述の下引き層上に浸漬塗布法により塗布し、
乾燥後の膜厚が0.2μmの電荷発生層を形成した。
【0047】電荷輸送層の形成 4−(ジフェニルアミノ)ベンズアルデヒドフェニル
(2−チエニルメチル)ヒドラゾン(富士電機(株)
製)100重量部と、ポリカーボネート樹脂(帝人化成
(株)製パンライトK−1300)100重量部と、ジ
クロロメタン800重量部と、シランカップリング剤
(信越化学工業(株)製KP−340)1重量部と、ビ
ス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)フェニル
ホスホナイト(富士電機(株)製)4重量部とを混合し
て、電荷輸送層用塗布液を作製した。この電荷輸送層用
塗布液を上記の電荷発生層上に浸漬塗布法により塗布
し、乾燥後の膜厚が20μmの電荷輸送層を形成して、
電子写真用感光体を製造した。
【0048】実施例2 実施例1の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して10μ
molに代えた以外は、実施例1と同様にして感光体を
製造した。
【0049】実施例3 実施例1の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して1mm
olに代えた以外は、実施例1と同様にして感光体を製
造した。
【0050】実施例4 実施例1の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して100
mmolに代えた以外は、実施例1と同様にして感光体
を製造した。
【0051】実施例5 実施例1の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して200
mmolに代えた以外は、実施例1と同様にして感光体
を製造した。
【0052】実施例6 実施例1の配位子結合金属フタロシアニン化合物を添加
した後、濃硫酸(関東化学(株)製)にてアシッドペー
スティング処理し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施
例1と同様にして感光体を製造した。
【0053】実施例7 実施例6の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して10μ
molに代えた以外は、実施例6と同様にして感光体を
製造した。
【0054】実施例8 実施例6の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して1mm
olに代えた以外は、実施例6と同様にして感光体を製
造した。
【0055】実施例9 実施例6の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して100
mmolに代えた以外は、実施例6と同様にして感光体
を製造した。
【0056】実施例10 実施例6の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して200
mmolに代えた以外は、実施例6と同様にして感光体
を製造した。
【0057】比較例1 実施例1の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して50n
molに代えた以外は、実施例1と同様にして感光体を
製造した。
【0058】比較例2 実施例1の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して300
mmolに代えた以外は、実施例1と同様にして感光体
を製造した。
【0059】比較例3 実施例6の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して50n
molに代えた以外は、実施例6と同様にして感光体を
製造した。
【0060】比較例4 実施例6の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量を
チタニルオキソフタロシアニン1molに対して300
mmolに代えた以外は、実施例6と同様にして感光体
を製造した。
【0061】上記実施例1〜10および比較例1〜4で
得られた感光体の電気特性を、静電記録紙試験装置(川
口電機製作所製EPA−8200)を用いて測定した。
感光体は暗所でコロトロンにより表面電位−600Vに
帯電させ、5秒間暗部に静置して、その間の電位の保持
率(%)を測定した。得られた結果を下記の表1に示
す。
【0062】
【表1】
【0063】上記表1から明らかなように、実施例はい
ずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいずれ
も実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0064】実施例11 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成した無金属フタロシアニンに代えた以外は、実施
例1と同様にして感光体を製造した。
【0065】実施例12 実施例11の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して10μmol
に代えた以外は、実施例11と同様にして感光体を製造
した。
【0066】実施例13 実施例11の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して1mmolに
代えた以外は、実施例11と同様にして感光体を製造し
た。
【0067】実施例14 実施例11の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して100mmo
lに代えた以外は、実施例11と同様にして感光体を製
造した。
【0068】実施例15 実施例11の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して200mmo
lに代えた以外は、実施例11と同様にして感光体を製
造した。
【0069】実施例16 実施例11の配位子結合金属フタロシアニン化合物を添
加した後、濃硫酸(関東化学(株)製)にてアシッドペ
ースティング処理し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実
施例11と同様にして感光体を製造した。
【0070】実施例17 実施例16の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して10μmol
に代えた以外は、実施例16と同様にして感光体を製造
した。
【0071】実施例18 実施例16の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して1mmolに
代えた以外は、実施例16と同様にして感光体を製造し
た。
【0072】実施例19 実施例16の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して100mmo
lに代えた以外は、実施例16と同様にして感光体を製
造した。
【0073】実施例20 実施例16の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して200mmo
lに代えた以外は、実施例16と同様にして感光体を製
造した。
【0074】比較例5 実施例11の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して50nmol
に代えた以外は、実施例11と同様にして感光体を製造
した。
【0075】比較例6 実施例11の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して300mmo
lに代えた以外は、実施例11と同様にして感光体を製
造した。
【0076】比較例7 実施例16の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して50nmol
に代えた以外は、実施例16と同様にして感光体を製造
した。
【0077】比較例8 実施例16の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
を無金属フタロシアニン1molに対して300mmo
lに代えた以外は、実施例16と同様にして感光体を製
造した。
【0078】上記実施例11〜20および比較例5〜8
で得られた感光体の電気特性を前記と同様にして測定し
て、電位保持率(%)を求めた。得られた結果を下記の
表2に示す。
【0079】
【表2】
【0080】上記表2から明らかなように、実施例はい
ずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいずれ
も実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0081】実施例21 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成したバナジウムフタロシアニンに代えた以外は、
実施例1と同様にして感光体を製造した。
【0082】実施例22 実施例21の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して10μm
olに代えた以外は、実施例21と同様にして感光体を
製造した。
【0083】実施例23 実施例21の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して1mmo
lに代えた以外は、実施例21と同様にして感光体を製
造した。
【0084】実施例24 実施例21の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して100m
molに代えた以外は、実施例21と同様にして感光体
を製造した。
【0085】実施例25 実施例21の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して200m
molに代えた以外は、実施例21と同様にして感光体
を製造した。
【0086】実施例26 実施例21の配位子結合金属フタロシアニン化合物を添
加した後、濃硫酸(関東化学(株)製)でアシッドペー
スティング処理し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施
例21と同様にして感光体を製造した。
【0087】実施例27 実施例26の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して10μm
olに代えた以外は、実施例26と同様にして感光体を
製造した。
【0088】実施例28 実施例26の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して1mmo
lに代えた以外は、実施例26と同様にして感光体を製
造した。
【0089】実施例29 実施例26の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して100m
molに代えた以外は、実施例26と同様にして感光体
を製造した。
【0090】実施例30 実施例26の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して200m
molに代えた以外は、実施例26と同様にして感光体
を製造した。
【0091】比較例9 実施例21の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して50nm
olに代えた以外は、実施例21と同様にして感光体を
製造した。
【0092】比較例10 実施例21の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して400m
molに代えた以外は、実施例21と同様にして感光体
を製造した。
【0093】比較例11 実施例26の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して50nm
olに代えた以外は、実施例26と同様にして感光体を
製造した。
【0094】比較例12 実施例26の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をバナジウムフタロシアニン1molに対して300m
molに代えた以外は、実施例26と同様にして感光体
を製造した。
【0095】上記実施例21〜30および比較例9〜1
2で得られた感光体の電気特性を前記と同様にして測定
して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果を下記
の表3に示す。
【0096】
【表3】
【0097】上記表3から明らかなように、実施例はい
ずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいずれ
も実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0098】実施例31 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成したニオブフタロシアニンに代えた以外は、実施
例1と同様にして感光体を製造した。
【0099】実施例32 実施例31の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して10μmol
に代えた以外は、実施例31と同様にして感光体を製造
した。
【0100】実施例33 実施例31の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して1mmolに
代えた以外は、実施例31と同様にして感光体を製造し
た。
【0101】実施例34 実施例31の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して100mmo
lに代えた以外は、実施例31と同様にして感光体を製
造した。
【0102】実施例35 実施例31の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して200mmo
lに代えた以外は、実施例31と同様にして感光体を製
造した。
【0103】実施例36 実施例31の配位子結合金属フタロシアニン化合物を添
加した後、濃硫酸でアシッドペースティング処理し、水
で洗浄後、乾燥した以外は、実施例31と同様にして感
光体を製造した。
【0104】実施例37 実施例36の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して10μmol
に代えた以外は、実施例36と同様にして感光体を製造
した。
【0105】実施例38 実施例36の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して1mmolに
代えた以外は、実施例36と同様にして感光体を製造し
た。
【0106】実施例39 実施例36の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して100mmo
lに代えた以外は、実施例36と同様にして感光体を製
造した。
【0107】実施例40 実施例36の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して200mmo
lに代えた以外は、実施例36と同様にして感光体を製
造した。
【0108】比較例13 実施例31の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して50nmol
に代えた以外は、実施例31と同様にして感光体を製造
した。
【0109】比較例14 実施例31の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して300mmo
lに代えた以外は、実施例31と同様にして感光体を製
造した。
【0110】比較例15 実施例36の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して50nmol
に代えた以外は、実施例36と同様にして感光体を製造
した。
【0111】比較例16 実施例36の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をニオブフタロシアニン1molに対して300mmo
lに代えた以外は、実施例36と同様にして感光体を製
造した。
【0112】上記実施例31〜40および比較例13〜
16で得られた感光体の電気特性を前記と同様にして測
定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果を下
記の表4に示す。
【0113】
【表4】
【0114】上記表4から明らかなように、実施例はい
ずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいずれ
も実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0115】実施例41 実施例11の無金属フタロシアニンを、常法に従い合成
したインジウムフタロシアニンに代えた以外は、実施例
11と同様にして感光体を製造した。
【0116】実施例42 実施例41の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して10μm
olに代えた以外は、実施例41と同様にして感光体を
製造した。
【0117】実施例43 実施例41の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して1mmo
lに代えた以外は、実施例41と同様にして感光体を製
造した。
【0118】実施例44 実施例41の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して100m
molに代えた以外は、実施例41と同様にして感光体
を製造した。
【0119】実施例45 実施例41の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して200m
molに代えた以外は、実施例41と同様にして感光体
を製造した。
【0120】実施例46 実施例41の配位子結合金属フタロシアニン化合物を添
加した後、96%硫酸でアシッドペースティング処理
し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施例41と同様に
して感光体を製造した。
【0121】実施例47 実施例46の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して10μm
olに代えた以外は、実施例46と同様にして感光体を
製造した。
【0122】実施例48 実施例46の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して1mmo
lに代えた以外は、実施例46と同様にして感光体を製
造した。
【0123】実施例49 実施例46の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して100m
molに代えた以外は、実施例46と同様にして感光体
を製造した。
【0124】実施例50 実施例46の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して200m
molに代えた以外は、実施例46と同様にして感光体
を製造した。
【0125】比較例17 実施例41の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して50nm
olに代えた以外は、実施例41と同様にして感光体を
製造した。
【0126】比較例18 実施例41の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して300m
molに代えた以外は、実施例41と同様にして感光体
を製造した。
【0127】比較例19 実施例46の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して50nm
olに代えた以外は、実施例46と同様にして感光体を
製造した。
【0128】比較例20 実施例46の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をインジウムフタロシアニン1molに対して300m
molに代えた以外は、実施例46と同様にして感光体
を製造した。
【0129】上記実施例41〜50および比較例17〜
20で得られた感光体の電気特性を前記と同様にして測
定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果を下
記の表5に示す。
【0130】
【表5】
【0131】上記表5から明らかなように、実施例はい
ずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいずれ
も実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0132】実施例51 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成したガリウムフタロシアニンに代えた以外は、実
施例1と同様にして感光体を製造した。
【0133】実施例52 実施例51の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して10μmo
lに代えた以外は、実施例51と同様にして感光体を製
造した。
【0134】実施例53 実施例51の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して1mmol
に代えた以外は、実施例51と同様にして感光体を製造
した。
【0135】実施例54 実施例51の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して100mm
olに代えた以外は、実施例51と同様にして感光体を
製造した。
【0136】実施例55 実施例51の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して200mm
olに代えた以外は、実施例51と同様にして感光体を
製造した。
【0137】実施例56 実施例51の配位子結合金属フタロシアニン化合物を添
加した後、96%硫酸でアシッドペースティング処理
し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施例51と同様に
して感光体を製造した。
【0138】実施例57 実施例56の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して10μmo
lに代えた以外は、実施例56と同様にして感光体を製
造した。
【0139】実施例58 実施例56の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して1mmol
に代えた以外は、実施例56と同様にして感光体を製造
した。
【0140】実施例59 実施例56の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して100mm
olに代えた以外は、実施例56と同様にして感光体を
製造した。
【0141】実施例60 実施例56の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して200mm
olに代えた以外は、実施例56と同様にして感光体を
製造した。
【0142】比較例21 実施例51の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して50nmo
lに代えた以外は、実施例51と同様にして感光体を製
造した。
【0143】比較例22 実施例51の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して300mm
olに代えた以外は、実施例51と同様にして感光体を
製造した。
【0144】比較例23 実施例56の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して50nmo
lに代えた以外は、実施例56と同様にして感光体を製
造した。
【0145】比較例24 実施例56の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をガリウムフタロシアニン1molに対して300mm
olに代えた以外は、実施例56と同様にして感光体を
製造した。
【0146】上記実施例51〜60および比較例21〜
24で得られた感光体の電気特性を前記と同様にして測
定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果を下
記の表6に示す。
【0147】
【表6】
【0148】上記表6から明らかなように、実施例はい
ずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいずれ
も実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0149】実施例61 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成したジルコニウムフタロシアニンに代えた以外
は、実施例1と同様にして感光体を製造した。
【0150】実施例62 実施例61の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して10μ
molに代えた以外は、実施例61と同様にして感光体
を製造した。
【0151】実施例63 実施例61の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して1mm
olに代えた以外は、実施例61と同様にして感光体を
製造した。
【0152】実施例64 実施例61の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して100
mmolに代えた以外は、実施例61と同様にして感光
体を製造した。
【0153】実施例65 実施例61の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して200
mmolに代えた以外は、実施例61と同様にして感光
体を製造した。
【0154】実施例66 実施例61の配位子結合金属フタロシアニン化合物を添
加した後、96%硫酸でアシッドペースティング処理
し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施例61と同様に
して感光体を製造した。
【0155】実施例67 実施例66の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して10μ
molに代えた以外は、実施例66と同様にして感光体
を製造した。
【0156】実施例68 実施例66の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して1mm
olに代えた以外は、実施例66と同様にして感光体を
製造した。
【0157】実施例69 実施例66の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して100
mmolに代えた以外は、実施例66と同様にして感光
体を製造した。
【0158】実施例70 実施例66の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して200
mmolに代えた以外は、実施例66と同様にして感光
体を製造した。
【0159】比較例25 実施例61の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して50n
molに代えた以外は、実施例61と同様にして感光体
を製造した。
【0160】比較例26 実施例61の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して300
mmolに代えた以外は、実施例61と同様にして感光
体を製造した。
【0161】比較例27 実施例66の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して50n
molに代えた以外は、実施例66と同様にして感光体
を製造した。
【0162】比較例28 実施例66の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をジルコニウムフタロシアニン1molに対して300
mmolに代えた以外は、実施例66と同様にして感光
体を製造した。
【0163】上記実施例61〜70および比較例25〜
28で得られた感光体の電気特性を前記と同様にして測
定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果を下
記の表7に示す。
【0164】
【表7】
【0165】上記表7から明らかなように、実施例はい
ずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいずれ
も実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0166】実施例71 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成したゲルマニウムフタロシアニンに代えた以外
は、実施例1と同様にして感光体を製造した。
【0167】実施例72 実施例71の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して10μ
molに代えた以外は、実施例71と同様にして感光体
を製造した。
【0168】実施例73 実施例71の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して1mm
olに代えた以外は、実施例71と同様にして感光体を
製造した。
【0169】実施例74 実施例71の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して100
mmolに代えた以外は、実施例71と同様にして感光
体を製造した。
【0170】実施例75 実施例71の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して200
mmolに代えた以外は、実施例71と同様にして感光
体を製造した。
【0171】実施例76 実施例71の配位子結合金属フタロシアニン化合物を添
加した後、96%硫酸でアシッドペースティング処理
し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施例71と同様に
して感光体を製造した。
【0172】実施例77 実施例76の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して10μ
molに代えた以外は、実施例76と同様にして感光体
を製造した。
【0173】実施例78 実施例76の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して1mm
olに代えた以外は、実施例76と同様にして感光体を
製造した。
【0174】実施例79 実施例76の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して100
mmolに代えた以外は、実施例76と同様にして感光
体を製造した。
【0175】実施例80 実施例76の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して200
mmolに代えた以外は、実施例76と同様にして感光
体を製造した。
【0176】比較例29 実施例71の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して50n
molに代えた以外は、実施例71と同様にして感光体
を製造した。
【0177】比較例30 実施例71の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して300
mmolに代えた以外は、実施例71と同様にして感光
体を製造した。
【0178】比較例31 実施例76の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して50n
molに代えた以外は、実施例76と同様にして感光体
を製造した。
【0179】比較例32 実施例76の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をゲルマニウムフタロシアニン1molに対して300
mmolに代えた以外は、実施例76と同様にして感光
体を製造した。
【0180】上記実施例71〜80および比較例29〜
32で得られた感光体の電気特性を前記と同様にして測
定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果を下
記の表8に示す。
【0181】
【表8】
【0182】上記表8から明らかなように、実施例はい
ずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいずれ
も実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0183】実施例81 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成した鉄(II)1,2,3,4,8,9,10,1
1,15,16,17,18,22,23,24,25
−ヘキサデカフルオロ−29H,31H−フタロシアニ
ン(以下、「フルオロ鉄フタロシアニン」と略称する)
に代えた以外は、実施例1と同様にして感光体を製造し
た。
【0184】実施例82 実施例81の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して10μm
olに代えた以外は、実施例81と同様にして感光体を
製造した。
【0185】実施例83 実施例81の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して1mmo
lに代えた以外は、実施例81と同様にして感光体を製
造した。
【0186】実施例84 実施例81の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して100m
molに代えた以外は、実施例81と同様にして感光体
を製造した。
【0187】実施例85 実施例81の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して200m
molに代えた以外は、実施例81と同様にして感光体
を製造した。
【0188】実施例86 実施例81の配位子結合金属フタロシアニン化合物を添
加した後、96%硫酸でアシッドペースティング処理
し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施例81と同様に
して感光体を製造した。
【0189】実施例87 実施例86の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して10μm
olに代えた以外は、実施例86と同様にして感光体を
製造した。
【0190】実施例88 実施例86の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して1mmo
lに代えた以外は、実施例86と同様にして感光体を製
造した。
【0191】実施例89 実施例86の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して100m
molに代えた以外は、実施例86と同様にして感光体
を製造した。
【0192】実施例90 実施例86の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して200m
molに代えた以外は、実施例86と同様にして感光体
を製造した。
【0193】比較例33 実施例81の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して50nm
olに代えた以外は、実施例81と同様にして感光体を
製造した。
【0194】比較例34 実施例81の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して300m
molに代えた以外は、実施例81と同様にして感光体
を製造した。
【0195】比較例35 実施例86の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して50nm
olに代えた以外は、実施例86と同様にして感光体を
製造した。
【0196】比較例36 実施例86の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をフルオロ鉄フタロシアニン1molに対して300m
molに代えた以外は、実施例86と同様にして感光体
を製造した。
【0197】上記実施例81〜90および比較例33〜
36で得られた感光体の電気特性を前記と同様にして測
定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果を下
記の表9に示す。
【0198】
【表9】
【0199】上記表9から明らかなように、実施例はい
ずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいずれ
も実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0200】実施例91 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成したスズフタロシアニンに代えた以外は、実施例
1と同様にして感光体を製造した。
【0201】実施例92 実施例91の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して10μmolに
代えた以外は、実施例91と同様にして感光体を製造し
た。
【0202】実施例93 実施例91の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して1mmolに代
えた以外は、実施例91と同様にして感光体を製造し
た。
【0203】実施例94 実施例91の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して100mmol
に代えた以外は、実施例91と同様にして感光体を製造
した。
【0204】実施例95 実施例91の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して200mmol
に代えた以外は、実施例91と同様にして感光体を製造
した。
【0205】実施例96 実施例91の配位子結合金属フタロシアニン化合物を添
加した後、96%硫酸でアシッドペースティング処理
し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施例91と同様に
して感光体を製造した。
【0206】実施例97 実施例96の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して10μmolに
代えた以外は、実施例96と同様にして感光体を製造し
た。
【0207】実施例98 実施例96の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して1mmolに代
えた以外は、実施例96と同様にして感光体を製造し
た。
【0208】実施例99 実施例96の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して100mmol
に代えた以外は、実施例96と同様にして感光体を製造
した。
【0209】実施例100 実施例96の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して200mmol
に代えた以外は、実施例96と同様にして感光体を製造
した。
【0210】比較例37 実施例91の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して50nmolに
代えた以外は、実施例91と同様にして感光体を製造し
た。
【0211】比較例38 実施例91の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して300mmol
に代えた以外は、実施例91と同様にして感光体を製造
した。
【0212】比較例39 実施例96の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して50nmolに
代えた以外は、実施例96と同様にして感光体を製造し
た。
【0213】比較例40 実施例96の配位子結合金属フタロシアニン化合物の量
をスズフタロシアニン1molに対して300mmol
に代えた以外は、実施例96と同様にして感光体を製造
した。
【0214】上記実施例91〜100および比較例37
〜40で得られた感光体の電気特性を前記と同様にして
測定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果を
下記の表10に示す。
【0215】
【表10】
【0216】上記表10から明らかなように、実施例は
いずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいず
れも実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0217】実施例101 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成したマンガンフタロシアニンに代えた以外は、実
施例1と同様にして感光体を製造した。
【0218】実施例102 実施例101の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して10μm
olに代えた以外は、実施例101と同様にして感光体
を製造した。
【0219】実施例103 実施例101の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して1mmo
lに代えた以外は、実施例101と同様にして感光体を
製造した。
【0220】実施例104 実施例101の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して100m
molに代えた以外は、実施例101と同様にして感光
体を製造した。
【0221】実施例105 実施例101の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して200m
molに代えた以外は、実施例101と同様にして感光
体を製造した。
【0222】実施例106 実施例101の配位子結合金属フタロシアニン化合物を
添加した後、96%硫酸でアシッドペースティング処理
し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施例101と同様
にして感光体を製造した。
【0223】実施例107 実施例106の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して10μm
olに代えた以外は、実施例106と同様にして感光体
を製造した。
【0224】実施例108 実施例106の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して1mmo
lに代えた以外は、実施例106と同様にして感光体を
製造した。
【0225】実施例109 実施例106の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して100m
molに代えた以外は、実施例106と同様にして感光
体を製造した。
【0226】実施例110 実施例106の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して200m
molに代えた以外は、実施例106と同様にして感光
体を製造した。
【0227】比較例41 実施例101の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して50nm
olに代えた以外は、実施例101と同様にして感光体
を製造した。
【0228】比較例42 実施例101の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して300m
molに代えた以外は、実施例101と同様にして感光
体を製造した。
【0229】比較例43 実施例106の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して50nm
olに代えた以外は、実施例106と同様にして感光体
を製造した。
【0230】比較例44 実施例106の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をマンガンフタロシアニン1molに対して300m
molに代えた以外は、実施例106と同様にして感光
体を製造した。
【0231】上記実施例101〜110および比較例4
1〜44で得られた感光体の電気特性を前記と同様にし
て測定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果
を下記の表11に示す。
【0232】
【表11】
【0233】上記表11から明らかなように、実施例は
いずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいず
れも実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0234】実施例111 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成したアルミニウムフタロシアニンに代えた以外
は、実施例1と同様にして感光体を製造した。
【0235】実施例112 実施例111の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して10
μmolに代えた以外は、実施例111と同様にして感
光体を製造した。
【0236】実施例113 実施例111の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して1m
molに代えた以外は、実施例111と同様にして感光
体を製造した。
【0237】実施例114 実施例111の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して10
0mmolに代えた以外は、実施例111と同様にして
感光体を製造した。
【0238】実施例115 実施例111の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して20
0mmolに代えた以外は、実施例111と同様にして
感光体を製造した。
【0239】実施例116 実施例111の配位子結合金属フタロシアニン化合物を
添加した後、96%硫酸でアシッドペースティング処理
し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施例111と同様
にして感光体を製造した。
【0240】実施例117 実施例116の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して10
μmolに代えた以外は、実施例116と同様にして感
光体を製造した。
【0241】実施例118 実施例116の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して1m
molに代えた以外は、実施例116と同様にして感光
体を製造した。
【0242】実施例119 実施例116の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して10
0mmolに代えた以外は、実施例116と同様にして
感光体を製造した。
【0243】実施例120 実施例116の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して20
0mmolに代えた以外は、実施例116と同様にして
感光体を製造した。
【0244】比較例45 実施例111の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して50
nmolに代えた以外は、実施例111と同様にして感
光体を製造した。
【0245】比較例46 実施例111の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して30
0mmolに代えた以外は、実施例111と同様にして
感光体を製造した。
【0246】比較例47 実施例116の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して50
nmolに代えた以外は、実施例116と同様にして感
光体を製造した。
【0247】比較例48 実施例116の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をアルミニウムフタロシアニン1molに対して30
0mmolに代えた以外は、実施例116と同様にして
感光体を製造した。
【0248】上記実施例111〜120および比較例4
5〜48で得られた感光体の電気特性を前記と同様にし
て測定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果
を下記の表12に示す。
【0249】
【表12】
【0250】上記表12から明らかなように、実施例は
いずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいず
れも実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0251】実施例121 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法に従
い合成した鉄フタロシアニンに代えた以外は、実施例1
と同様にして感光体を製造した。
【0252】実施例122 実施例121の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量を鉄フタロシアニン1molに対して10μmolに
代えた以外は、実施例121と同様にして感光体を製造
した。
【0253】実施例123 実施例121の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量を鉄フタロシアニン1molに対して1mmolに代
えた以外は、実施例121と同様にして感光体を製造し
た。
【0254】実施例124 実施例121の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量を鉄フタロシアニン1molに対して100mmol
に代えた以外は、実施例121と同様にして感光体を製
造した。
【0255】実施例125 実施例121の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量を鉄フタロシアニン1molに対して200mmol
に代えた以外は、実施例121と同様にして感光体を製
造した。
【0256】実施例126 実施例121の配位子結合金属フタロシアニン化合物を
添加した後、96%硫酸でアシッドペースティング処理
し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施例121と同様
にして感光体を製造した。
【0257】実施例127 実施例126の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量を鉄フタロシアニン1molに対して10μmolに
代えた以外は、実施例126と同様にして感光体を製造
した。
【0258】実施例128 実施例126の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量を鉄フタロシアニン1molに対して1mmolに代
えた以外は、実施例126と同様にして感光体を製造し
た。
【0259】実施例129 実施例126の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量を鉄フタロシアニン1molに対して100mmol
に代えた以外は、実施例126と同様にして感光体を製
造した。
【0260】実施例130 実施例126の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量を鉄フタロシアニン1molに対して200mmol
に代えた以外は、実施例126と同様にして感光体を製
造した。
【0261】比較例49 実施例121の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量を鉄フタロシアニン1molに対して50nmolに
代えた以外は、実施例121と同様にして感光体を製造
した。
【0262】比較例50 実施例121の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量を鉄フタロシアニン1molに対して300mmol
に代えた以外は、実施例121と同様にして感光体を製
造した。
【0263】比較例51 実施例126の配位子結合金属フタロシアニン化合物量
を鉄フタロシアニン1molに対して50nmolに代
えた以外は、実施例126と同様に感光体を製造した。
【0264】比較例52 実施例126の配位子結合金属フタロシアニン化合物量
を鉄フタロシアニン1molに対して300mmolに
代えた以外は、実施例126と同様に感光体を製造し
た。
【0265】上記実施例121〜130および比較例4
9〜52で得られた感光体の電気特性を前記と同様にし
て測定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果
を下記の表13に示す。
【0266】
【表13】
【0267】上記表13から明らかなように、実施例は
いずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいず
れも実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0268】実施例131 実施例1のチタニルオキソフタロシアニンを、常法(特
開平3−94264号公報に記載)に従い合成したチタ
ニルテトラクロロフタロシアニンに代えた以外は、実施
例1と同様にして感光体を製造した。
【0269】実施例132 実施例131の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して10μmolに代えた以外は、実施例131と同様
にして感光体を製造した。
【0270】実施例133 実施例131の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して1mmolに代えた以外は、実施例131と同様に
して感光体を製造した。
【0271】実施例134 実施例131の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して100mmolに代えた以外は、実施例131と同
様にして感光体を製造した。
【0272】実施例135 実施例131の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して200mmolに代えた以外は、実施例131と同
様にして感光体を製造した。
【0273】実施例136 実施例131の配位子結合金属フタロシアニン化合物を
添加した後、濃硫酸(関東化学製)でアシッドペーステ
ィング処理し、水で洗浄後、乾燥した以外は、実施例1
31と同様にして感光体を製造した。
【0274】実施例137 実施例136の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して10μmolに代えた以外は、実施例136と同様
にして感光体を製造した。
【0275】実施例138 実施例136の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して1mmolに代えた以外は、実施例136と同様に
して感光体を製造した。
【0276】実施例139 実施例136の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して100mmolに代えた以外は、実施例136と同
様にして感光体を製造した。
【0277】実施例140 実施例136の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して200mmolに代えた以外は、実施例136と同
様にして感光体を製造した。
【0278】比較例53 実施例131の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して50nmolに代えた以外は、実施例131と同様
にして感光体を製造した。
【0279】比較例54 実施例131の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して300mmolに代えた以外は、実施例131と同
様にして感光体を製造した。
【0280】比較例55 実施例136の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して50nmolに代えた以外は、実施例136と同様
に感光体を製造した。
【0281】比較例56 実施例136の配位子結合金属フタロシアニン化合物の
量をチタニルテトラクロロフタロシアニン1molに対
して300mmolに代えた以外は、実施例136と同
様に感光体を製造した。
【0282】上記実施例131〜140および比較例5
3〜56で得られた感光体の電気特性を前記と同様にし
て測定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果
を下記の表14に示す。
【0283】
【表14】
【0284】上記表14から明らかなように、実施例は
いずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいず
れも実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0285】実施例141 実施例1の配位子結合金属フタロシアニン化合物を文献
(J.Inorg.Nucl.Chem.,1965,Vol.27,p1311〜1319)に従
い合成した(モノクロロフタロシアニノ)クロロイリジ
ウム(III)−フタロニトリル化物(以下、「イリジウ
ム5量体」と略称する)に代えた以外は、実施例1と同
様にして感光体を製造した。
【0286】実施例142 実施例141のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して10μmolに代えた
以外は、実施例141と同様にして感光体を製造した。
【0287】実施例143 実施例141のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して1mmolに代えた以
外は、実施例141と同様にして感光体を製造した。
【0288】実施例144 実施例141のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して100mmolに代え
た以外は、実施例141と同様にして感光体を製造し
た。
【0289】実施例145 実施例141のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して200mmolに代え
た以外は、実施例141と同様にして感光体を製造し
た。
【0290】実施例146 実施例141のイリジウム5量体を添加した後、濃硫酸
(関東化学製)でアシッドペースティング処理し、水で
洗浄後、乾燥した以外は、実施例141と同様にして感
光体を製造した。
【0291】実施例147 実施例146のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して10μmolに代えた
以外は、実施例146と同様にして感光体を製造した。
【0292】実施例148 実施例146のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して1mmolに代えた以
外は、実施例146と同様にして感光体を製造した。
【0293】実施例149 実施例146のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して100mmolに代え
た以外は、実施例146と同様にして感光体を製造し
た。
【0294】実施例150 実施例146のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して200mmolに代え
た以外は、実施例146と同様にして感光体を製造し
た。
【0295】比較例57 実施例141のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して50nmolに代えた
以外は、実施例141と同様にして感光体を製造した。
【0296】比較例58 実施例141のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して300mmolに代え
た以外は、実施例141と同様にして感光体を製造し
た。
【0297】比較例59 実施例146のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して50nmolに代えた
以外は、実施例146と同様にして感光体を製造した。
【0298】比較例60 実施例146のイリジウム5量体の量をチタニルオキソ
フタロシアニン1molに対して300mmolに代え
た以外は、実施例146と同様にして感光体を製造し
た。
【0299】上記実施例141〜150および比較例5
7〜60で得られた感光体の電気特性を前記と同様にし
て測定して、電位保持率(%)を求めた。得られた結果
を下記の表15に示す。
【0300】
【表15】
【0301】上記表15から明らかなように、実施例は
いずれも電位保持率が高く良好であるが、比較例はいず
れも実施例に比し電位保持率が低いことが分かる。
【0302】
【発明の効果】本発明によれば、感光層の光導電材料と
して少なくともフタロシアニン化合物を含有する電子写
真用感光体において、かかるフタロシアニン化合物を有
する層における、o−フタロニトリル化合物に相当する
構造が配位子として結合した分子構造を有する金属フタ
ロシアニン化合物の含有量を、フタロシアニン化合物1
molに対して100nmol以上200mmol以下
にすることにより、電位保持率に優れた電子写真用感光
体を得ることができる。
【0303】また、本発明によれば、導電性基体上に電
荷発生物質を含有する塗布液を塗布して感光層を形成す
る工程を含む上記電子写真用感光体の製造方法におい
て、該塗布液にフタロシアニン化合物とo−フタロニト
リル化合物に相当する構造が配位子として結合した分子
構造を有する金属フタロシアニン化合物を含み、該金属
フタロシアニン化合物の含有量を該フタロシアニン化合
物1molに対して100nmol以上200mmol
以下にすることにより、電位保持率に優れた電子写真用
感光体の製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例負帯電積層型電子写真用感光体の
模式的断面図である。
【図2】本発明に係る配位子結合金属フタロシアニン化
合物含有チタニルオキソフタロシアニンのTOF−MS
スペクトルの一例としての、陽イオン検出分析の結果を
示すスペクトル図である。
【図3】本発明に係る配位子結合金属フタロシアニン化
合物含有チタニルオキソフタロシアニンのTOF−MS
スペクトルの一例としての、質量数704の配位子結合
金属フタロシアニン化合物分子イオンについてのMS/
MS分析の結果を示すスペクトル図である。
【図4】本発明に係る配位子結合金属フタロシアニン化
合物含有チタニルオキソフタロシアニンのTOF−MS
スペクトルの一例としての、陰イオン検出分析の結果を
示すスペクトル図である。
【図5】実施例に係る配位子結合金属フタロシアニン化
合物混合チタニルオキソフタロシアニンのTOF−MS
スペクトルの陽イオン検出分析結果を示すスペクトル図
である。
【符号の説明】
1 導電性基体 2 下引き層 3 電荷発生層 4 電荷輸送層 5 感光層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 洋一 長野県松本市筑摩四丁目18番1号 富士電 機画像デバイス株式会社内 (72)発明者 鈴木 信二郎 長野県松本市筑摩四丁目18番1号 富士電 機画像デバイス株式会社内 (72)発明者 喜納 秀樹 長野県松本市筑摩四丁目18番1号 富士電 機画像デバイス株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA14 AA19 BA38 BA39 BA40 EA04 EA12 FA12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基体上に感光層を有し、該感光層
    が光導電材料として、少なくともフタロシアニン化合物
    を含有する電子写真用感光体において、 前記フタロシアニン化合物を有する層が、o−フタロニ
    トリル化合物が配位子として結合する金属フタロシアニ
    ン化合物を、前記フタロシアニン化合物1molに対し
    て100nmol以上200mmol以下の割合で含有
    することを特徴とする電子写真用感光体。
  2. 【請求項2】 前記フタロシアニン化合物がチタニルオ
    キソフタロシアニンである請求項1記載の電子写真用感
    光体。
  3. 【請求項3】 前記フタロシアニン化合物が無金属フタ
    ロシアニンである請求項1記載の電子写真用感光体。
  4. 【請求項4】 前記フタロシアニン化合物の中心元素が
    遷移金属である請求項1記載の電子写真用感光体。
  5. 【請求項5】 前記遷移金属が、チタン、バナジウム、
    クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、ジル
    コニウムおよびニオブからなる群から選ばれる請求項4
    記載の電子写真用感光体。
  6. 【請求項6】 前記フタロシアニン化合物の中心元素
    が、インジウム、ガリウム、アルミニウム、ゲルマニウ
    ムおよびスズからなる群から選ばれる請求項1記載の電
    子写真用感光体。
  7. 【請求項7】 前記フタロシアニン化合物が下記一般式
    (1)、 (式中、Mは水素原子、金属元素、金属酸化物、金属ハ
    ロゲン化物、金属水酸化物、ケイ素化合物又はリン化合
    物であり、R1〜R16は、夫々独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、水酸基、ニトロ基、シアノ基、エステル基、ア
    ルキル基、アリル基、アルコキシル基、アリール基、ま
    たはフェノキシル基を示す)で表されるフタロシアニン
    化合物である請求項1記載の電子写真用感光体。
  8. 【請求項8】 o−フタロニトリル化合物が配位子とし
    て結合する前記金属フタロシアニン化合物がチタニルオ
    キソフタロシアニン化合物である請求項1〜7のうちい
    ずれか一項記載の電子写真用感光体。
  9. 【請求項9】 前記o−フタロニトリル化合物が、下記
    一般式(2)、 (式中、R17〜R20は、夫々独立に水素原子、ハロゲン
    原子、水酸基、ニトロ基、シアノ基、エステル基、アル
    キル基、アリル基、アルコキシル基、アリール基または
    フェノキシル基を示す)で表される請求項1〜8のうち
    いずれか一項記載の電子写真用感光体。
  10. 【請求項10】 電荷発生物質として、質量数576の
    チタニルオキソフタロシアニンと、質量数704の、o
    −フタロニトリル化合物が配位子として結合するチタニ
    ルオキソフタロシアニン化合物とを含み、かつ、質量分
    析における質量数704のピーク強度が、質量数576
    のピーク強度に対して、10-5%より大きく20%未満
    である請求項2記載の電子写真用感光体。
  11. 【請求項11】 導電性基体上に電荷発生物質を含有す
    る塗布液を塗布して感光層を形成する工程を含む請求項
    1記載の電子写真用感光体の製造方法において、 前記塗布液が、フタロシアニン化合物と、o−フタロニ
    トリル化合物が配位子として結合する金属フタロシアニ
    ン化合物とを含有し、かつ、該塗布液中の該金属フタロ
    シアニン化合物の含有量が、前記フタロシアニン化合物
    1molに対して100nmol以上200mmol以
    下であることを特徴とする電子写真用感光体の製造方
    法。
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