JP2001153970A - 時計用連結構造および時計 - Google Patents

時計用連結構造および時計

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JP2001153970A JP34069999A JP34069999A JP2001153970A JP 2001153970 A JP2001153970 A JP 2001153970A JP 34069999 A JP34069999 A JP 34069999A JP 34069999 A JP34069999 A JP 34069999A JP 2001153970 A JP2001153970 A JP 2001153970A
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    • A44C5/14Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps characterised by the way of fastening to a wrist-watch or the like
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    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B37/00Cases
    • G04B37/14Suspending devices, supports or stands for time-pieces insofar as they form part of the case
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各連結部に対する着脱作業が簡単となり、使
用途中で連結用ピンが抜けてしまう不具合もなくなり、
低コスト、デザイン的に向上したより自由で美しい時計
用連結構造および時計が得られること。 【解決手段】 時計用連結構造およびこの連結構造を用
いる時計は、時計用ケース1に設けた連結用のケース連
結部2と、バンド4に設けた連結用のバンド連結部4a
とを横方向に隣接して配置し、横方向に連通する係合孔
3,6,6を両連結部1,4aにそれぞれ設け、時計用
ケース1とバンド4とを一体化する連結用ピン7を各係
合孔6,3,6に連通させる。そして、両係合孔3,6
の少なくともいずれか一方にコイルスプリング8を挿入
し、このコイルスプリング8の内径部分によって係止さ
れ、かつ両係合孔6,3,6にまたがるように連結用ピ
ン7をコイルスプリング8の内径中に挿入している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計用連結構造お
よび当該構造を採用した時計に関わり、特に、その時計
用連結部に連結用のピンを固定させる連結構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図12および図13は、従来の時計に用
いられる連結方法の1例を示したものである。長いピン
34と短いパイプ35を連結部材として利用している。
具体的には、時計のケースの連結部30とバンドの連結
部32とを連結する際、まず、中空のパイプ35を予め
ケースの連結部30の挿入用孔31に入れる。そして、
バンドの連結部32を持ち上げ、そのバンドの連結部3
2の挿入用孔33,33をケースの連結部30の挿入用
孔31と合わせ、ピン34をその3つの孔33,31,
33に押し込む。押し込みが完了すると、時計のケース
とバンドとが一体化する。
【0003】また、時計の使用中にピン34が抜け落ち
ないように、そのピン34の中央部に小外径部36が設
けられている。両連結部30,32を連結する時、ピン
34の小外径部36は、パイプ35の中央部に設けられ
た小外径部37に嵌め込まれ、ピン34は固定される。
【0004】図14は、特開平08−224114号公
報に示されている従来の他の時計の連結部分の構造を示
す図である。時計ケース40の二股状連結部42,42
には、両端に段53,53を有する挿入用ピン50を挿
入させるためのピン挿入用孔41,41が設けられる。
バンドの連結部45にまゆ状の断面を有する貫通孔46
を設け、この貫通孔46に断面が同じ形状のスペーサー
47を入れておく。また、断面の中央のくびれ部63で
分段される大径中空部61および小径中空部62を有す
る断面まゆ形のリング60を、スペーサー47の中空部
48,49へ差し込む。
【0005】リング60の大径中空部61は、挿入用の
ピン50の大径部52,52を緩く挿入できる位の内径
を有し、小径中空部62は、挿入用のピン50の小径部
51の径と略同程度の内径を有している。くびれ部63
は、小径部62の内径より狭い巾を有するように形成さ
れている。そして、スペーサー47およびリング60を
備えたバンドの連結部45を時計ケース40の二股状連
結部42,42の間に差し込み、リング60の大径中空
部61が二股状連結部42のピン挿入用孔41,41に
一致させてからピン50を押し込む。その後、時計ケー
ス40とバンドとを互いに引き離す方向へ引っ張ると、
ピン50の小径部51はリング60の小径中空部62に
移り、その両連結部42,45の連結作業が完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図12および図13に
現した連結構造は、ピン34およびパイプ35の構造が
シンプルであり、その部品の加工も容易である。しか
し、ピン34をパイプ35に押し込むとき、パイプ35
の小外径部37を押し広げる必要があり、極めて大きな
力が必要となっている。このため、組み込み作業が困難
で、時間がかかるものとなっている。また、5kg以上
の力を細いピン34に与えると、ピン34は曲がったり
座屈したり、時には時計またはバンドの表面にキズを付
けたりという製造上の不具合を生じやすくなる。また、
組み込み作業の困難性を解消するため、治具を使用して
も良いが、治具が特殊となりコストが上昇し、加えて、
ピン34の曲がり等の問題は依然として残る。
【0007】また、そのピン34が曲がらないように、
パイプ35の固定力を弱くする(パイプ35の小外径3
7の内径を大きくする)と、時計を使用している途中で
ピン34が抜け落ちる危険性が高くなる。一方、時計の
使用途中にピン34が抜けないように、その固定力を強
くすると、連結を解除するためにピン34を抜きたい
時、その作業が極めて困難となる。また、パイプ35の
小外径部37は、塑性変形させられるものであり、パイ
プ35の小外径部37の内径より大きな外径のピン34
を押し込むことはかなり無理があり、しかも押し込む力
にばらつきができやすい。
【0008】図14に示した特開平08−224114
号公報の連結構造は、時計ケース40とバンドの連結部
45の間の着脱に際し、大きな力を必要とせず、しか
も、バンドと時計ケース40とを相対移動させれば簡単
にできる。しかし、その連結構造は、部品が多く、コス
トが上昇し、着脱するとき部品を無くす危険性が高くな
る。また、バンドの移動を許容するスペースを時計ケー
ス40側に設ける必要があるため、デザイン上の制約を
生じてくる。
【0009】また、その断面まゆ状の貫通孔46の加工
方法は、かなり複雑な工程を必要とし、コストが上昇す
る。なお、貫通孔46の形成に当たって、バンドの連結
部45を上下に分断して(図13の点線参照)貫通孔4
6のための半孔を形成してから両者を接合固定する方法
もあるが、部品点数の増大と、作業工程の増加によっ
て、生産効率が悪化し、時計のコストが高くなる。
【0010】本発明は、上記した問題を解決するために
なされたものであり、部品の数が少なく、加工及び組み
立てが簡単で、コストが低く、さらに、着脱し易く、時
計の使用途中で連結用ピンが抜けてしまうことが無い時
計用連結構造およびその連結構造を用いる時計を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の時計用連結構造は、時計用ケースに
設けた連結用のケース連結部と、バンドに設けた連結用
のバンド連結部とを横方向に隣接して配置し、横方向に
連通する係合孔を両連結部にそれぞれ設け、時計用ケー
スとバンドとを一体化する連結用ピンを各係合孔に連通
させてなる時計用連結構造において、両係合孔の少なく
ともいずれか一方にコイルスプリングを挿入し、このコ
イルスプリングの内径部分によって係止され、かつ両係
合孔にまたがるように連結用ピンをコイルスプリングの
内径中に挿入している。
【0012】このような構造にすると、部品点数が少な
くと共にいため、簡単に連結作業ができる。しかも、コ
イルスプリングは、簡単に加工でき、加工工数が減少
し、コスト低減を図ることができる。また、コイルスプ
リングの内径部分を利用して連結用ピンを係止している
ので、コイルスプリングの弾性力を有効に活用でき、連
結させやすく、簡単には抜けず、しかも、それほど大き
な力を必要とせず、取り外せるといった機能を容易に実
現できる。なお、コイルスプリングの内径全体を使用す
るときは1つずつのコイルは、ピンの外径の表面をそれ
ぞれ包み、総合的な摩擦力が強くなり、ピンが勝手に抜
け落ちる可能性がなくなる。さらに、ピンの固定力は、
そのコイルスプリングの弾性力に帰因する摩擦力や係止
力であるので、着脱作業を行う時、大きな力および特殊
な工具を使わなくても簡単にできるようになり、時計に
キズが付いたり、ピンが曲がったりすることが無くな
る。
【0013】他の発明の時計用連結構造は、時計本体に
接続されるバンドの連結構造であって少なくとも2つの
連結体が連結される時計用連結構造において、連結体の
一方に設けられた連結用の係合連結部と、この一方の連
結体に対しその連結方向に隣接して配置される他方の連
結体に係合連結部に対して横方向に隣接して設けられる
連結用の被係合連結部とを備え、横方向に連通する係合
孔を上記両連結部にそれぞれ設け、両係合孔の少なくと
もいずれか一方にコイルスプリングを挿入し、このコイ
ルスプリングによって係止され、かつ両係合孔にまたが
るように連結用ピンをコイルスプリングの内径中に挿入
している。
【0014】このような構造によって、連結体が連結さ
れる時、少ない部品点数のため、バンド全体が軽くな
る。また、連結部の着脱作業が簡単にできるため、作業
効率が向上すると共にバンドもきれいに仕上げることが
できる。さらに、コイルスプリングが使用されるため、
加工工数が減少し、コスト低減を図ることが可能とな
る。また、コイルスプリングの内径部分を利用して連結
用ピンを係止しているので、コイルスプリングの弾性力
を有効に活用でき、連結させやすく、簡単には抜けず、
しかも、それほど大きな力を必要とせず、取り外せると
いった機能を容易に実現できる。
【0015】また、他の発明は、上述の各発明の時計用
連結構造に加え、両連結部のいずれか一方を二股状の突
出部とし、いずれか他方を二股状の突出部の間に入り込
む突出状部とし、二股状の突出部と突出状部のそれぞれ
に係合孔を貫通孔として設け、突出状部の係合孔内にコ
イルスプリングを挿入し、3つの貫通孔内にまたがるよ
うに連結用ピンを配設している。
【0016】このような構造によって、その連結部の間
に予め隙間をあけて置く必要が無くなり、デザイン上の
制約がなくなると共に一体感が高まりデザイン上好まし
いものとなる。また、中央の突出状部にコイルスプリン
グを挿入しているので、コイルスプリングが抜け出して
しまうのを確実に防止することが可能となる。また、3
つの貫通孔は、ピンよりわずか大きめの穴であり、連結
部を薄くできるため、デザイン性の向上を図ることがで
きる。
【0017】また、他の発明は、上述の各発明の時計用
連結構造に加え、コイルスプリングの一部の内径を他の
部分より小径の小径スプリング部とし、連結用ピンの一
部の外径を他の部分より小径の小径外径部とし、小径ス
プリング部を小径外径部にはめ合わせ、連結用ピンを係
止している。
【0018】このような構造によって、連結用ピンは、
コイルスプリングの小径スプリング部を通過する際、こ
の小径スプリング部が弾性変形し拡張するため、ピンを
軽く押すことでコイルスプリングの内径中に挿入するこ
とができる。また、小径スプリング部の弾性により変形
した部分は元に戻るため、連結用ピンの小径外径部に嵌
め合わせられると、クリック感が感じられ、組み付けの
確認が容易となると共に、小径スプリング部が係止作用
を持つこととなり、ピンを確実に係止できることとな
る。
【0019】コイルスプリングの小径スプリング部は、
連結用ピンの小径外径部との嵌め合わせにより、連結用
ピンを係止する。このような構造は、ピンを固定する力
が一層強くなる。また、ピンを引き抜くとき、スプリン
グの弾性により、引き抜きが容易となると共にその引き
抜き力のばらつきが生じにくくなる。また、特殊な工具
を使用する必要がないため、コストが上昇したり連結部
にキズが付いたしなくなる。
【0020】また、他の発明は、上述の各発明の時計用
連結構造に加え、コイルスプリングの内径を連結用ピン
の外径よりわずかに小さくし、両者の接触摩擦によっ
て、連結用ピンを係止する。コイルスプリングの中央部
に小径スプリング部を設けない場合、連結用のピンを挿
入する時、コイルスプリングの内径をピンの外径よりわ
ずか小さくするのが好ましい。このような構成とする
と、コイルスプリングの内径より太いピンが挿入される
際、コイルスプリングが拡張変形し、その弾性変形後元
に戻る弾性力によって、ピンの表面に作用する摩擦力が
大きくなる。従って、コイルスプリングとピンの外表面
との摩擦力、即ち、連結用ピンの固定力は大きくなり、
ピンの抜け落ちという不具合が無くなる。
【0021】また、本発明の時計は、連結用のケース連
結部が設けられた時計用ケースを有する時計本体と、ケ
ース連結部に隣接して配置されるバンド連結部を有する
バンドとを備え、両連結部を側面方向に連通する係合孔
を両連結部にそれぞれ設け、各係合孔に連結用ピンを連
通させることで時計用ケースとバンドとを一体化する時
計において、両係合孔の少なくともいずれか一方にコイ
ルスプリングを挿入し、このコイルスプリングの内径部
分によって係止され、かつ両係合孔にまたがるように連
結用ピンをコイルスプリングの内径中に挿入している。
【0022】このような構造にすると、部品点数が少な
くと共にいため、簡単に連結作業ができる。しかも、コ
イルスプリングは、簡単に加工でき、加工工数が減少
し、コスト低減を図ることができる。また、コイルスプ
リングの内径部分を利用して連結用ピンを係止している
ので、コイルスプリングの弾性力を有効に活用でき、連
結させやすく、簡単には抜けず、しかも、それほど大き
な力を必要とせず、取り外せるといった機能を容易に実
現できる。なお、コイルスプリングの内径全体を使用す
るときは1つずつのコイルは、ピンの外径の表面をそれ
ぞれ包み、総合的な摩擦力が強くなり、ピンが勝手に抜
け落ちる可能性がなくなる。さらに、ピンの固定力は、
そのコイルスプリングの弾性力に帰因する摩擦力や係止
力であるので、着脱作業を行う時、大きな力および特殊
な工具を使わなくても簡単にできるようになり、時計に
キズが付いたり、ピンが曲がったりすることが無くな
る。このため、組み立て易くしかも修理し易い時計とな
ると共に時計のコストを下げることができる。
【0023】また、他の発明は、上述の発明の時計に加
え、両連結部のいずれか一方を二股状の突出部とし、い
ずれか他方を二股状の突出部の間に入り込む突出状部と
し、二股状の突出部と突出状部のそれぞれに係合孔を貫
通孔として設け、突出状部の係合孔内にコイルスプリン
グを挿入し、3つの貫通孔内にまたがるように連結用ピ
ンを配設している。
【0024】その連結部の間に予め隙間をあけておく必
要が無くなり、デザイン上の制約がない、デザイン性の
良い時計が得られると共に一体感が高まりデザイン上好
ましいものとなる。また、中央の突出状部にコイルスプ
リングを挿入しているので、コイルスプリングが抜け出
してしまうのを確実に防止することが可能となる。ま
た、3つの貫通孔は、ピンよりわずか大きめ円の孔であ
り、加工が簡単になり、連結部自体を薄く軽くでき、デ
ザイン性の面でさらによいものとなる。
【0025】また、他の発明は、上述の各発明の時計に
加え、コイルスプリングの一部の内径を他の部分より小
径の小径スプリング部とし、連結用ピンの一部の外径を
他の部分より小径の小径外径部とし、小径スプリング部
を小径外径部に嵌め合わせ、連結用ピンを係止してい
る。
【0026】その連結用ピンがコイルスプリングの小径
スプリング部を通過する際、小径スプリング部の拡張弾
性により、ピンの装着作業をスムーズに行うことができ
る。また、コイルスプリングの小径スプリング部は、連
結用ピンの小径外径部と嵌め合わせると、クリック感が
感じられ、組み付けの確認が容易となる。また、その嵌
め込みにより、ピンに対する係止力が強くなる一方、ス
プリングの弾性力によってピンの抜き取りも容易とな
る。このような構造を用いる時計は、部品が増加せず、
組み立てし易く、修理し易いものとなると共に連結部の
確実な固定が可能となり腕等から外れてしまうという事
故が生じなくなる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ説明する。
【0028】図1は、本発明の時計用連結構造および時
計の第1の実施の形態を示す分解斜視図である。図示さ
れているように、時計用ケース1には、ケース連結部と
なる突出状部2が設けられている。その突出状部2には
1つの係合孔3が横方向に貫通するように設けられてい
る。時計のバンド4に時計用ケース1と繋がるようにす
るバンド連結部4aが設けられ、このバンド連結部4a
の先端に二股状の突出部5,5が設けられている。この
二股状の突出部5,5は、それぞれ横方向に貫通した係
合孔6,6を有している。3つの係合孔6,3,6は、
突出状部2と二股状の突出部5,5とが係合したとき直
線状に並び連結用ピン7がケース1とバンド4をまたが
るように挿入可能とされている。
【0029】時計用ケース1の突出状部2の係合孔3の
内径D3は、図2に示すように、バンド連結部4の係合
孔6,6の内径D6より大きめに設けられ、予め円筒状
のコイルスプリング8が入れられている。この円筒状の
コイルスプリング8の外径D8(図3参照)は、コイル
スプリング8を係合孔3にスムーズに挿入できるよう
に、内径D3より小さめに設けられている。たとえば、
係合孔3の内径D3が1.40mmの場合に、コイルス
プリング8の外径D8は1.37mmとする。
【0030】また、この実施の形態では、図1および図
2に示すように、ステンレス製の連結用ピン7の中央部
に他の部分より小径の小径外径部9を設け、一方、コイ
ルスプリング8の中央部にも小径スプリング部10を設
けている。
【0031】連結用ピン7には、図2に示すように、そ
の両端にテーパーとなる斜面部7a,7aが、その小径
外径部9の両側に同形状のテーパーとなる斜面部7b,
7bがそれぞれ設けられている。両端の斜面部7a,7
aは、コイルスプリング8の小径スプリング部10に挿
入し易くし、かつ小径スプリング部10を押し広げし易
くするものである。小径外径部9の斜面部7b,7b
は、一旦係合した、コイルスプリング8の小径スプリン
グ部10がある程度の力(引き抜き力または押し力)で
その係合が外れるように働く。
【0032】時計用ケース1とバンド4との連結作業を
行う際、3つの突出状部5,2,5を長手方向に隣接さ
せる。バンド連結部4aの二股状の突出状部5,5の係
合孔6,6を、予めコイルスプリング8を入れた係合孔
3に合わせる。そして、連結用ピン7を一方の係合孔6
から挿入し、コイルスプリング8の内径に差し入れ、さ
らに、他方の係合孔6に挿入させることで、図2に示す
状態となり、ケース1とバンド4たが一体化する。
【0033】連結用ピン7を一方の係合孔6に挿入して
いくと、その先端が小径スプリング部10に突き当た
る。その突き当たり力に抗してさらに挿入させると、小
径スプリング部10が斜面部7aで押し広げられさらに
進入していく。そして、連結用ピン7が係合孔6,3,
6に挿入された時、連結用ピン7の小径外径部9とコイ
ルスプリング8の小径スプリング部10とが嵌め込ま
れ、クッリク感を感じると連結作業は完成となる。
【0034】連結用ピン7を係合孔6およびコイルスプ
リング8に挿入するため、その係合孔6の内径D6とコ
イルスプリング8の内径d8に対し、連結用ピン7の外
径D7が一定の余裕を持つのが好ましい。本実施の形態
では、連結用ピン7の外径D7を1.00mmとし、コ
イルスプリング8の内径d8を1.05mmとし、係合
孔6の内径D6を1.10mmとしている。なお、コイ
ルスプリング8の長さL8は、ケース連結部となる突出
状部2の長さと同じくらいの長さに設定されている。
【0035】また、この実施の形態では、上述のよう
に、バンド連結部4aの係合孔6,6の内径D6が1.
10mmとされ、コイルスプリング8の外径D8が1.
37mmとされている。このため、係合孔6,6の内縁
は、ちょうどコイルスプリング8の両端に当たって、コ
イルスプリング8の横方向への移動を阻止する。この結
果、コイルスプリング8は、連結用ピン7を抜かない限
り係合孔3から抜け落ちることない。
【0036】また、この実施の形態では、コイルスプリ
ング8の小径スプリング部10の内径Sは、0.95m
mと設定されている。また、連結用ピン7の両端の先細
の先端の径d7は、内径Sに比べ、わずかに小さくされ
ている。しかし、線径の中心間の距離S1より小さくす
れば挿入作業はかなりやすいものとなる。
【0037】連結用ピン7をそのコイルスプリング8内
に挿入して小径スプリング部10を通す際、コイルスプ
リング8の弾性によって、小径スプリング部10は拡張
する。その小径スプリング部10の弾性復帰力より、連
結用ピン7の小径外径部9に嵌め込まれ、クリック感を
感じると連結用ピン7が係止される。
【0038】このような係合方法で連結したケース1と
バンド4は、部品点数が減少し、低コスト化と作業が向
上する。また、コイルスプリング8の挿入脱着作業が1
kg以下の安定した力で簡単に行えるようになり、作業
能率が向上する。また、各係合孔6,3,6の加工が簡
単にできると共に連結部5,2,5が薄くできるため、
デザイン性の良い連結部が得られる。この様な連結構造
を用いる時計は、連結用ピン7の小径外径部9をコイル
スプリング8の小径スプリング部10に嵌め込むことに
よって、使用途中で連結用ピン7が抜け落ちることがな
くなり安全かつ低コストの時計が得られる。また、斜面
部7aによって、連結用ピン7の挿入が容易となり、斜
面部7b,7bによって、連結用ピン7の抜き取りが容
易となる。
【0039】本実施の形態では、コイルスプリング8は
弾性ステンレス材を使用している。小径スプリング部1
0は、図4に示すように、円形となっている。その小径
スプリング部10の内径Sは、コイルスプリング8の大
部分を占める内径d8より0.1mm小さくし、両端に
行くに従い徐々に径を大きくし、全長L8の12分の1
程度小径スプリング部10から離れた所で内径d8とな
る。
【0040】なお、小径スプリング部10は、図5に示
すように、楕円状小径スプリング部10aとなるように
しても良い。この楕円状の小径スプリング部10aの短
手方向の内径Sは、コイルスプリング8の他の内径d8
より短く、長手方向の内径S2は、d8より長くしてい
る。このような構造の場合、連結用ピン7を挿入し小径
スプリング部10aを通過させる時、短手方向の内径S
を伸して挿入し、連結用ピン7の小径外径部9にその短
手方向部分が嵌め込まれ、連結用ピン7が係止される。
【0041】本発明の第2の実施の形態を、図6から図
8に示す。なお、だい1の実施の形態と同一部材には同
一符号を付して説明することとする。
【0042】この第2の実施の形態では、中央部縮径が
ない円柱状の連結用ピン12および小径部なしの円筒状
のコイルスプリング11を使用する。時計用ケース1と
バンド4との連結作業を行う時、第1の実施の形態と同
じように、コイルスプリング11を予め係合孔3に入れ
ておき、そして、バンド4の連結部4aの二股状の突出
部5,5の係合孔6,6を、時計用ケース1の突出状部
2に設けられた係合孔3に合わせて、連結用ピン12を
挿入する。
【0043】本実施の形態では、各係合孔3,6,6の
内径D3を1.40mmとし、内径D6を1.10mm
とし、そのコイルスプリング11の外径D11を1.3
0mmとし、内径d11を0.98〜0.99mmとし
ている。このように、コイルスプリング11が係合孔
6,6の内方の両縁部に挟まれて係合孔3内に配置され
ている。連結用ピン12の外径D12はコイルスプリン
グ11の内径d11より0.01〜0.02mm位大き
く、1.00mmとする。
【0044】このような設定によって、連結用ピン12
をコイルスプリング11の内径部分に挿入する際、コイ
ルスプリング11は弾性により拡張変形する。この拡張
変形後、元に戻る弾力により、連結用ピン12の表面に
締め付け力が作用する。従って、コイルスプリング11
と連結用ピン12との間に摩擦力が発生し、連結用ピン
12が固定される。これによって、連結用ピン12の抜
け落ちという不良が無くなる。
【0045】また、連結部2,4aの着脱作業時、連結
用ピン12の抜き取り挿入作業がやはり1kg以下の安
定した力で行えると共に特殊な工具や強い力も必要な
く、挿入や抜き取りが簡単に行える。しかも、時計用ケ
ース1やバンド4の表面にキズが付かないようにして作
業を行うことができる。
【0046】上述の2つの実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これらに限ることはなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であ
る。たとえば、図9に示したように、時計のバンド部の
連結構造であって、複数の連結体20,20’の間に使
用しても良い。この複数の連結体20,20’は、連結
方向に次々隣接して配置すると、バンドとなる。
【0047】連結体20は、長手方向の一方を被係合連
結部となる二股状の突出部22,22とし、他方を係合
連結部となる突出状部21とする。連結体20’は、連
結体20と同様に二股状の突出部22’,22’および
突出状部21’をそれぞれ両端に有している。上述した
2つの実施の形態と同じように、予めコイルスプリング
25を突出状部21,21’の係合孔23,23’に入
れておく。そして、その突出状部21が二股状の突出部
22’,22’の間に入り込んで、連結用ピン26を両
連結体20,20’の係合孔24’,23,24’に横
方向に挿入する。
【0048】このバンド4に使用されるコイルスプリン
グ25と連結用ピン26は、先に示した第2の実施の形
態のコイルスプリング11と連結用ピン12とそれぞれ
同様の形状となっているが、第1の実施の形態のコイル
スプリング8と連結用ピン7の組み合わせとしても良
い。
【0049】このような連結構造を時計のバンド4の連
結部分に用いると、装着作業およびピン抜き作業が容易
となり、作業効率が向上すると共に部品点数が減少し低
価格化させることができる。また、着脱し易いため、作
業途中でバンド4にキズが付くのを避けることができ、
時計のバンドの長さの調整が従来に比べ容易となる。
【0050】また、図10に示すように、中央部に小径
スプリング部10を有するコイルスプリング8に対し
て、中央部に小径無しの連結用ピン12を組み合わせて
使用しても良い。コイルスプリング8の小径スプリング
部10の内径は、連結用ピン12の外径より0.01〜
0.03mm位小さくされている。このため、連結用ピ
ン12をこの小径スプリング部10に挿入すると、小径
スプリング部10が拡張される。この小径スプリング部
10の弾性復帰力によって、小径スプリング部10は、
連結用ピン12を締め付け、連結用ピン12に対して摩
擦力を発揮する。そのため、連結用ピン12はコイルス
プリング8の係止され、連結用ピン12の抜け落ちとい
う不具合は生じない。
【0051】また、図11に示すように、連結用ピン
7,12,26は自体の外径より細い内径を有するコイ
ルスプリング8,11,25に挿入しやすくするため、
その連結用ピン7,12,26の両端にそれぞれ斜面部
7a,7a,14,14を設けるのが好ましい。しか
し、斜面部7a,7a,14,14を設けず垂直状態と
したり、斜面部をさらに長くしても良い。
【0052】また、小径外径部9を有するピン7におい
て、図11(A)に示すように、小径外径部9の外径と
繋がる同一形状の斜面部7b,7bの代わりに、傾斜角
度が異なる緩斜面部7cと急斜面部7dを設置しても良
い。このように構成すると、連結用ピン7は、小径スプ
リング部10を有するコイルスプリング8に嵌め込む
時、スムーズにでき、一方、連結用ピン7を抜け取る作
業を行う時、緩斜面部7c部分を使うことで、大きな力
または特殊な工具を使わなくても簡単に取り外すことが
できることとなる。
【0053】また、上述した各実施の形態では、小径外
径部9を持つ連結用ピン7およびコイルスプリング8の
小径スプリング部10は、1カ所としているが、それぞ
れ2カ所や3カ所等複数箇所としても良い。コイルスプ
リング8,11,25の材料としては、ステンレス以外
にゴムや樹脂類の水に強い弾性材料を使っても良い。ま
た、連結用ピン7,12,26もステンレス以外にセラ
ミック、エンジニアリングプラスチック等強度を有する
他の部材としても良い。
【0054】コイルスプリング8,11,25が置かれ
る場所は、突出状部の係合孔に入れずに、二股状の突出
部の係合孔に1つづつ入れたり、全ての係合孔に入れる
ようにしても良い。そのコイルスプリング8,11,2
5や連結用ピン7,12,26の長さや太さは、部品及
び作業能率によって、長くしたり短くしたり、太くした
り、細くしたりしても良い。さらに、両連結部は、突出
状部2が二股状の突出部5,5の間に差し込むように連
結するだけではなく、ケース1側に二股状の突出部を設
け、バンド4側に1つの突出状部を設けるようにしても
良い。さらには、1つの突出状部と1つの突出状部の連
結、二股状の突出状部と二股状の突出状部の連結、二股
状の突出状部と三股状の突出状部の連結等としても良
い。
【0055】また、各係合孔3,6,23,23’,2
4,24’は、全て貫通孔としているが、一方向からの
み連結用ピンが挿入できるように、他端側の孔を塞ぐよ
うにしても良い。さらに、実施の形態では、腕時計のケ
ース本体とバンドとの連結、バンドの各連結体の連結に
ついて系しているが、腕時計以外に、ネックレス等の装
飾品、鎖等の実用品等にも本発明を適用することができ
る。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の時計用連
結構造によれば、コイルスプリングで連結用ピンを係止
するため、連結部品が少なくなり、組み立て易くなり、
着脱作業が簡単となり、時計の使用途中で連結用ピンが
抜けてしまう不具合もなくなる。さらに、作業中に連結
用ピンが曲がってしまう不具合もなくなる。また、連結
部分の各部品の加工が簡単にできしかも小型化も容易で
あるため、連結部に対する各種の制約がなくなり、連結
部のデザインが自由になり、デザインを向上させること
ができる。
【0057】また、本発明の時計によれば、上述した連
結構造を用いるため、上述の効果を有するのに加え、時
計の製造工数および部品の加工工数が少なくなり、製造
効率が上がると共に低コストの時計が得られる。また、
連結部に対する各種のデザイン的制約が無くなるため、
デザイン的に向上したより自由で美しい時計が得られる
ようになる。強い力での作業が不要となるため、時計本
体やケース、バンド部等を傷受けたりする危険性が大幅
に減少する。さらに、連結部分の部品点数が少なくな
り、小型化も可能となるため、時計自体を軽くすること
が可能となると共に手触り性も向上させることができ
る。
【0058】さらに、この連結構造を用いた時計のバン
ド部は、連結部分の着脱が容易となるため、バンドの長
さの調整が簡単となると共に修理等の作業が手早くでき
るようになる。また、バンドの形状も各種のものとでき
ると共に小型軽量なバンドとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の時計用連結構造お
よび時計の分解斜視図である。
【図2】図1の時計用連結構造のピンを挿入した状態を
示す部分断面拡大図である。
【図3】図1の時計用連結構造に使用されるコイルスプ
リングの構造を示す縦断面図である。
【図4】図3のコイルスプリングのA−A線で切った時
の小径スプリング部とその周辺を示す横断面図である。
【図5】図1の時計用連結構造に使用されるコイルスプ
リングの他の小径スプリング部の例を示す図で、楕円状
の小径スプリング部を有する例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の時計用連結構造の
分解斜視図である。
【図7】図6の時計用連結構造のピンを挿入した構造を
示す部分断面図拡大図である。
【図8】図6の時計用連結構造に使用されるコイルスプ
リングの構造を示す図である。
【図9】本発明の時計用連結構造を時計のバンドの連結
体の連結に使用された例を示す部分分解斜視図である。
【図10】本発明の他の変形例で、時計のケースとバン
ドとの連結構造の他の例を示す図である。
【図11】本発明の時計用連結構造や時計に使用される
連結用ピンの構造を示す図であり、(A)は小径外径部
を有する連結用ピンの他の例を示す図であり、(B)は
小径部無しの連結用ピンを示す図である。
【図12】従来の時計用連結構造の1例を示す分解斜視
図である。
【図13】図12の従来の時計用連結構造において、連
結用ピンを挿入した状態の部分断面拡大図である。
【図14】従来の時計用連結構造の他の例を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 時計用ケース 2 突出状部(ケース連結部) 3 突出状部の係合孔 4 バンド 4a バンド連結部 5 二股状の突出部 6 二股状の突出部の係合孔 7 連結用ピン 8 コイルスプリング 9 小径外径部 10 小径スプリング部 11 コイルスプリング 12 連結用ピン 20,20’ 時計のバンド部の連結体 21,21’ 突出状部(係合連結部) 22,22’ 二股状の突出部(被係合連結部) 23,23’ 突出状部の係合孔 24,24’ 二股状の突出部の係合孔 25 コイルスプリング 26 連結用ピン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計用ケースに設けた連結用のケース連
    結部と、バンドに設けた連結用のバンド連結部とを横方
    向に隣接して配置し、横方向に連通する係合孔を上記両
    連結部にそれぞれ設け、上記時計用ケースと上記バンド
    とを一体化する連結用ピンを上記各係合孔に連通させて
    なる時計用連結構造において、上記両係合孔の少なくと
    もいずれか一方にコイルスプリングを挿入し、このコイ
    ルスプリングの内径部分によって係止され、かつ上記両
    係合孔にまたがるように上記連結用ピンを上記コイルス
    プリングの内径中に挿入したことを特徴とする時計用連
    結構造。
  2. 【請求項2】 時計本体に接続されるバンドの連結構造
    であって少なくとも2つの連結体が連結される時計用連
    結構造において、上記連結体の一方に設けられた連結用
    の係合連結部と、この一方の結体に対しその連結方向に
    隣接して配置される他方の連結体に上記係合連結部に対
    して横方向に隣接して設けられる連結用の被係合連結部
    とを備え、横方向に連通する係合孔を上記両連結部にそ
    れぞれ設け、上記両係合孔の少なくともいずれか一方に
    コイルスプリングを挿入し、このコイルスプリングの内
    径部分によって係止され、かつ上記両係合孔にまたがる
    ように上記連結用ピンを上記コイルスプリングの内径中
    に挿入したことを特徴とする時計用連結構造。
  3. 【請求項3】 前記両連結部のいずれか一方を二股状の
    突出部とし、いずれか他方を上記二股状の突出部の間に
    入り込む突出状部とし、上記二股状の突出部と上記突出
    状部のそれぞれに前記係合孔を貫通孔として設け、上記
    突出状部の前記係合孔内に前記コイルスプリングを挿入
    し、上記3つの貫通孔内にまたがるように前記連結用ピ
    ンを配設したことを特徴とする請求項1または2記載の
    時計用連結構造。
  4. 【請求項4】 前記コイルスプリングの一部の内径を他
    の部分より小径の小径スプリング部とし、前記連結用ピ
    ンの一部の外径を他の部分より小径の小径外径部とし、
    上記小径スプリング部を上記小径外径部にはめ合わせ、
    前記連結用ピンを係止したことを特徴とする請求項1、
    2または3記載の時計用連結構造。
  5. 【請求項5】 前記コイルスプリングの内径を前記連結
    用ピンの外径よりわずかに小さくし、両者の接触摩擦に
    よって、前記連結用ピンを係止したことを特徴とする請
    求項1、2または3記載の時計用連結構造。
  6. 【請求項6】 連結用のケース連結部が設けられた時計
    用ケースを有する時計本体と、上記ケース連結部に隣接
    して配置されるバンド連結部を有するバンドとを備え、
    上記両連結部を側面方向に連通する係合孔を両連結部に
    それぞれ設け、上記格係合孔に連結用ピンを連通させる
    ことで上記時計用ケースと上記バンドとを一体化する時
    計において、上記両係合孔の少なくともいずれか一方に
    コイルスプリングを挿入し、このコイルスプリングの内
    径部分によって係止され、かつ上記両係合孔にまたがる
    ように上記連結用ピンを上記コイルスプリングの内径中
    に挿入したことを特徴とする時計。
  7. 【請求項7】 前記両連結部のいずれか一方を二股状の
    突出部とし、いずれか他方を上記二股状の突出部の間に
    入り込む突出状部とし、上記二股状の突出部と上記突出
    状部のそれぞれに前記係合孔を貫通孔として設け、上記
    突出状部の前記係合孔内に前記コイルスプリングを挿入
    し、上記3つの貫通孔内にまたがるように前記連結用ピ
    ンを配設したことを特徴とする請求項6記載の時計。
  8. 【請求項8】 前記コイルスプリングの一部の内径を他
    の部分より小径の小径スプリング部とし、前記連結用ピ
    ンの一部の外径を他の部分より小径の小径外径部とし、
    上記小径スプリング部を上記小径外径部に嵌め合わせ、
    前記連結用ピンを係止したことを特徴とする請求項6ま
    たは7記載の時計。
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