JP2001153404A - 分配器 - Google Patents

分配器

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JP2001153404A
JP2001153404A JP33538299A JP33538299A JP2001153404A JP 2001153404 A JP2001153404 A JP 2001153404A JP 33538299 A JP33538299 A JP 33538299A JP 33538299 A JP33538299 A JP 33538299A JP 2001153404 A JP2001153404 A JP 2001153404A
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Japan
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pipe
ice
distributor
opening
pipes
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JP33538299A
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Akiyoshi Ohira
昭義 大平
Michio Yanatori
美智雄 梁取
Yoshitaka Sakano
義孝 坂野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷水等のスラリー状で輸送される粒子を、分
割された複数の槽に輸送パイプを閉塞させることなく切
り替えて供給するための分配器を提供する。 【解決手段】 氷水輸送パイプを介して輸送された氷5
と水6の二相流は、氷水分配器8に流れ込む。分岐パイ
プ9により分割槽3aに氷5と水6を送り込む場合は、
ハンドル46を回転させて、接続パイプ30が固定部5
0と分岐パイプ9内をスライドして移動するようにし、
接続パイプ30の先端を閉鎖する閉鎖端面の下の側面に
設けた開口部34が氷水分配器8の内部で氷5と水6の
二相流が流れてくる方向を向くようにする。他の分割槽
3b、3c、3dにそれぞれ氷水を分配するには、同様
の手順を行えば良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製氷機により作ら
れる氷水を氷蓄熱システムの分割槽に分配する分配器や
スラリー状にして輸送される石炭を複数の槽に分配する
分配器等、粒子製造装置から製造され、スラリー状にし
て輸送される粒子を複数の槽に分配する分配器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電力負荷の平準化のためにビル用空調設
備に水蓄熱システムを利用することが知られている。こ
れは、例えば夜間に水蓄熱槽内の水の温度を下げてお
き、冷房時、蓄熱槽内の冷水を所望の場所に輸送し、熱
交換器により冷風を発生させるものである。近年、熱源
容量を増大させるため、既存の水蓄熱システムをダイナ
ミック式氷蓄熱システムに改修する動きがでてきてい
る。ダイナミック式氷蓄熱システムでは、製氷機により
作られた氷が蓄熱槽内に充填される。既存の水蓄熱槽
は、効率良く熱を取り出すため、堰により、複数の槽に
分割されている場合が多く、この水蓄熱槽を氷蓄熱槽と
して利用する場合には、製氷機からの氷を各槽に分配す
るための分配器が必要になる。
【0003】製氷機で作られた氷を複数の槽に分配する
構成として、例えば特開平6−300328号公報に
は、シャーベット氷を搬送するパイプに、各槽の底部と
接続する分岐パイプを接続し、各分岐パイプにオリフィ
スを設けることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の構成は、
氷を各槽に切り替えて供給する機能を備えておらず、ま
た、シャーベット氷に代えてハーベスト氷〈固い氷〉を
輸送する場合にはオリフィスで閉塞する可能性が高い。
オリフィスが閉塞した分岐パイプに接続されている槽に
は氷が供給されないので、この場合、氷を各槽に均一に
蓄積することができなくなる。
【0005】また、各槽に氷を選択的に切り替えて供給
することを可能にするには、バルブを設ける必要がある
が、バルブの弁体は開の状態でもバルブの通路内に留ま
ることから閉塞の発生する可能性が大きい。
【0006】本発明は、複数の槽に氷水等のスラリー状
粒子を閉塞を発生させることなく切り替えて供給するこ
とができる分配器を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の手段に
より解決される。即ち、第1のパイプを介して液体と共
に送られてくる粒子を複数の第2のパイプに分岐させて
複数の槽に分配する分配器において、前記第1のパイプ
と前記複数の第2のパイプとの間のそれぞれの連通路の
うち、選択された一つの連通路を開き他の連通路を遮断
する仕切り部材を設け、該仕切り部材は選択された連通
路の外に位置するように構成されてなることを特徴とす
る。
【0008】上記手段では、連通路を開閉する仕切り部
材は、開の状態では連通路内から完全に外に出る。従っ
て、開の状態でも弁体がバルブの通路内に留まる通常の
バルブを分配器として用いた場合に発生するバルブ内で
の閉塞が防止され、各槽に氷水等のスラリー状の粒子を
均一に蓄積することができる。
【0009】上記手段に代えて以下の手段とすることが
できる。即ち、第1のパイプを介して液体と共に送られ
てくる粒子を複数の第2のパイプに分岐させて複数の槽
に分配する分配器において、前記第1のパイプに、前記
複数の槽に対応する複数の第1の開口を該第1のパイプ
の軸方向に沿って設け、各第1の開口を介して前記第1
のパイプ内にそれぞれ挿入される複数の第3のパイプを
設け、各第3のパイプの先端は閉鎖端面により閉鎖され
後端は対応の第2のパイプに連通し、該各第3のパイプ
は、その先端が前記第1のパイプ内に入る第1の位置と
該第1のパイプの外に出る第2の位置との間で移動可能
であり、且つその閉鎖端面の近傍の側面に第2の開口が
形成され、前記第2の位置において該閉鎖端面が対応の
第1の開口を塞ぎ、前記第1の位置において前記第2の
開口が粒子の流れてくる方向を向くことを特徴とする。
【0010】上記手段では、例えば、第3のパイプを第
1及び第2のパイプの開口に螺着させ、第3のパイプを
回転させることにより、選択された第3のパイプを第1
のパイプ内に挿入させて連通させることができる。
【0011】上記手段に代えて以下の手段とすることが
できる。即ち、第1のパイプを介して液体と共に送られ
てくる粒子を複数の第2のパイプに分岐させて複数の槽
に分配する分配器において、前記第1のパイプに、前記
複数の槽に対応する複数の第1の開口を該第1のパイプ
の軸方向に沿って設け、前記第1のパイプをその内部に
同軸に収容する第3のパイプを設け、該第3のパイプは
該第1のパイプに対して軸方向に移動可能であり且つそ
の側壁面に少なくとも一つの第2の開口が形成され、該
第3のパイプが移動して、選択された槽に対応する第1
の開口に該第2の開口が整列することを特徴とする。
【0012】上記手段では、例えば、第3のパイプを固
定円筒部材の内周面に螺着させ、第3のパイプを回転さ
せることにより該第3のパイプを第1のパイプに対して
軸方向に移動させ、その第2の開口を第1のパイプの選
択された第1の開口に整列させ連通させることができ
る。
【0013】上記手段に代えて以下の手段とすることが
できる。即ち、第1のパイプを介して液体と共に送られ
てくる粒子を複数の第2のパイプに分岐させて複数の槽
に分配する分配器において、前記第1のパイプの第1の
開放端部の下方に前記複数の第2のパイプのそれぞれの
第2の開放端部を放射状に配置し、該第1の開放端部の
近傍に回転可能に配置され、下方に傾斜する案内面を有
する案内部材を設け、該案内部材は回転駆動されて前記
第1の開放端部と選択された槽に対応する第2のパイプ
の第2の開放端部との間に前記案内面により規定される
連通路を形成することを特徴とする。
【0014】上記手段では、案内部材を例えばモータに
より回転させ、第1のパイプの第1の開放端部と選択さ
れた第2の開放端部とを整列させ連通させることができ
る。
【0015】前記案内面はその下方端部に前記第1の開
放端部に整列する開口を有してもよい。こうすることに
より、氷水を周囲に飛散させることなく効率的に分配す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の分配器を備えた
ダイナミック式氷蓄熱システムの構成を示すものであ
る。ダイナミック式製氷機1を、道路22上に設けた建
屋2に設置している。ダイナミック式製氷機1はホッパ
ー23を介して氷水輸送パイプ7に接続されている。蓄
熱槽3に設けた吸いこみ部16はパイプ17の一端に接
続され、パイプ17の途中にポンプ18、バルブ19を
設けている。パイプ17の他端はバルブ21により分岐
し、それぞれダイナミック製氷機1と氷水輸送パイプ7
に接続するパイプ20とに連結している。
【0017】氷水輸送パイプ7の端部には氷水分配器8
が設けてあり、氷水分配器8には分岐パイプ9、10、
11、12が連結されている。分岐パイプ9、10、1
1、12の他端は、堰4a、4b、4cによって仕切ら
れた分割槽3a、3b、3c、3dのそれぞれの上部に
連通している。分割槽3a、3b、3c、3dの下方に
は、それぞれ吸い込み部15a、15b、15c、15
dを設けている。吸い込み部15a、15b、15c、
15dはバルブ18a、18b、18c、18dを備え
たパイプ14a、14b、14c、14dにそれぞれ接
続され、またパイプ14a、14b、14c、14dの
他端はパイプ14に接続されている。パイプ14にはポ
ンプ15、バルブ16、及びファンコイル27が備えら
れ、その他端は途中で分岐して散水管13a、13b、
13c、13dに接続する。
【0018】図2は本発明の氷水分配器8の構成図であ
る。氷水輸送パイプ7の端部に連結される氷水分配器8
は、パイプ取付部54、55、56、57、及び固定部
50、51、52、53を備える。固定部50、51、
52、53はそれぞれ開口部を有し、該開口部内に接続
パイプ30、31、32、33をはめ込んで設けてい
る。該開口部の内周面には、それぞれネジ部58、5
9、60、61が設けられており、また接続パイプ3
0、31、32、33の外周面にもネジ部38、39、
40、41を設けてある。固定部50、51、52、5
3と接続パイプ30、31、32、33とは、互いにネ
ジ部38と58、ネジ部39と59、ネジ部40と6
0、ネジ部41と61でそれぞれかみ合っている。分岐
パイプ9、10、11、12の内周面にはそれぞれネジ
部42、43、44、45を設けてあり、接続パイプ3
0と分岐パイプ9、接続パイプ31と分岐パイプ10、
接続パイプ32と分岐パイプ11、接続パイプ33と分
岐パイプ12はそれぞれネジ部38と42、ネジ部39
と43、ネジ部40と44、ネジ部41と45がそれぞ
れかみ合わされ固定されている状態になっている。接続
パイプ30、31、32、33の上端部の側面にはそれ
ぞれ開口部34、35、36、37を設けてある。接続
パイプ30、31、32、33の固定部50、51、5
2、53と分岐パイプ9、10、11、12の間の部分
にそれぞれハンドル46、47、48、49を設けてあ
る。
【0019】本実施形態の動作について説明する。深夜
電力などを利用してダイナミック式製氷機1を運転し、
氷5を作る。この氷5はホッパー23を介して氷水輸送
パイプ7を通り、氷水分配器8に輸送される。ダイナミ
ック式製氷機1で製氷時に必要な水は、パイプ17に設
けたポンプ18を運転し、蓄熱槽3内の水6を送り込む
ことにより得られる。ポンプ18により送り込まれた水
6は、パイプ17の途中で分岐したパイプ20にも供給
されるので氷水輸送パイプ7にも送り込まれ、ダイナミ
ック式製氷機1で作られた氷5と共に氷水輸送パイプ7
を、氷と水の二相流の状態で流れる。氷水輸送パイプ7
を流れる氷5の輸送頻度は、ダイナミック式製氷機1の
製氷・脱氷サイクルにより決定されるが、通常約20分
に一回脱氷され氷5が氷水輸送パイプ中を流れていく。
氷水輸送パイプ7により輸送された氷水は、氷水分配器
8の作用により分割槽3a、3b、3c、3dに分配さ
れる。
【0020】次に図2を参照して氷水分配器8の動作に
ついて説明する。氷水輸送パイプ7で輸送された氷5と
水6の二相流は、氷水分配器8に流れ込む。例えば、分
岐パイプ9により分割槽3aに氷5と水6を送り込む場
合は、ハンドル46を回転させて、接続パイプ30が固
定部50と分岐パイプ9内をスライドして移動するよう
にし、接続パイプ30の先端を閉鎖する閉鎖端面の下の
側面に設けた開口部34が氷水分配器8の内部で氷5と
水6の二相流が流れてくる方向を向くようにする。接続
パイプ30の側面に設けた開口部34には氷5と水6の
二相流が流入し、分岐パイプ9を通り分割槽3aに輸送
される。他の分割槽3b、3c、3dにそれぞれ氷水を
分配するには、同様の手順を行えば良い。例えば、分割
槽3dに氷水を輸送する場合は、接続パイプ30、3
1、32の閉鎖端面が、氷水分配器8のパイプ内壁面か
ら内側に出ないようにハンドル46、47、48を調節
し、開口部34、35、36から氷水が流れ込まないよ
うにする。一方、接続パイプ33の側面に設けた開口部
37からのみ氷水が流入するようにハンドル49を回転
させ、接続パイプ33の先端部を氷水分配器8内にスラ
イドさせて送り込み、開口部37を氷水分配器8内を流
れてくる氷5と水6の二相流が流れてくる方向を向くよ
うに設定する。ハンドル46、47、48、49を回転
させる動力は、例えばハンドル46、47、48、49
に設けられた歯車に連結するモーターから得られる。
【0021】このようにすれば氷水を、接続パイプ3
3、分岐パイプ12を介して分割槽3dに送り込むこと
ができる。分割槽3a、3b、3c、3dのどの分割槽
に氷水を分配するかは、各分割槽内に設けた温度センサ
ーにより温度を測定して決定する。分割槽の数が増えた
場合は、それに応じて氷水分配器8に設けられる接続パ
イプの数を増やせばよい。
【0022】図3は本発明の氷水分配器8の他の実施形
態の構成図である。この分配器では、パイプ8aの途中
から端部まで外周面にネジ部71を設け、パイプ72は
その内周面に設けたネジ部74によりパイプ8aと螺着
している。パイプ72とパイプ8aは二重構造になって
いる。またパイプ72の外周面にはネジ部73を設けて
あり、パイプ72は固定部70の内周面に設けたネジ部
79と螺着している。従って氷水分配器8は、パイプ8
a、パイプ72、固定部70により構成される三重構造
になっている。またパイプ8aの中間部分の側壁面には
開口部75、76が設けられており、パイプ72の中間
部分の側壁面にも開口部77、78が設けられている。
パイプ72にはハンドル80が設けられ、パイプ72の
終端部には該終端部に形成されたネジ部82と螺着する
蓋81が備えられている。分岐パイプ9、10はそれぞ
れパイプ8aの側壁面に設けた開口部75、76と連通
する位置に、固定部70を介して固定されている。
【0023】上記分配器の動作を説明する。ハンドル8
0を回転させることにより、パイプ72の側壁面に設け
た開口部77、78の位置をネジ部71、73、79の
作用により移動させることができる。図3は、分岐パイ
プ9を開口部77の位置に合わせた状態を示すものであ
り、パイプ8aを流れてきた氷5と水6の二相流は、開
口部75、77を通過して分岐パイプ9に流れ込む。こ
の時、開口部76はパイプ72の側壁面に設けた開口部
77、78と整列していないので、氷水が分岐パイプ1
0に流れ込むことはない。ハンドル80は、例えばハン
ドル80に設けられた歯車に連結されるモーターにより
回転駆動することができる。この場合、図2の構成とは
異なり、分岐パイプごとにモーターを設ける必要はな
い。
【0024】図4は氷5と水6の二相流が分岐パイプ1
0に流れ込む様子を示すものである。パイプ72に設け
たハンドル80を回すことにより、パイプ72をスライ
ドさせ、パイプ72の側壁面に設けた開口部77、78
の位置をずらす。すなわち、図3に示したように、開口
部75と同じ位置にあった開口部77をずらすと共に、
開口部77の位置を開口部78に合わせる。
【0025】開口部77、78の位置、及び分岐パイプ
9、10の位置は、ネジ部71、73、74のピッチと
ネジ部の長さを考慮して決める必要がある。開口部75
と開口部77とが同じ位置にあるとき、開口部76の場
所にパイプ72の側壁面に設けた開口部が来るようにす
るか、あるいは来ないようにするかを選択することがで
きる。従って、パイプ72の側壁面に設ける開口部の数
を増やすことにより、氷水を分配する分岐管の数を増や
すことができる。このとき、ネジ部の長さ、及びピッチ
を考慮してパイプ72の側壁面に設ける開口部の位置を
決める必要がある。
【0026】図5は本発明の氷水分配器8の更に他の実
施形態の構成図である。この分配器は円筒形であり、そ
の内側に入り込むように、分岐パイプ9、10、11を
放射状に配置している。これらの分岐パイプ9、10、
11の端部には、開口部87、88、89を設けてい
る。氷水分配器8の中央部には、案内壁84を有する氷
水案内器83が設けてある。
【0027】図6は図5に示した氷水分配器8のAA断面
図である。氷水分配器8の上部には氷水輸送パイプ7が
連結されている。氷水案内器83は、シャフト85を介
してモーター86により回転駆動される。
【0028】この実施形態の動作について説明する。分
岐パイプ9に氷水輸送パイプ7から送り込まれた氷5と
水6の二相流を送り込む場合は、図6に示したように、
モーター86を駆動させ、氷水案内器83を分岐パイプ
9に設けた開口部87に向ける。この場合、氷水輸送パ
イプ7から流れてくる氷5と水6は、氷水案内器83の
斜面90を滑り落ち、分岐パイプ9に設けた開口部87
に流れ込み、分岐パイプ9に接続された分割槽3aに輸
送される。分岐パイプ10、あるいは分岐パイプ11に
氷水を流し込む場合は、氷水案内器83をそれぞれ開口
部88、あるいは89に向けて同様の動作を行えば良
い。図5では分岐パイプの数を3本にしてあるが、更に
多くの槽に氷水を分配したい場合は、氷水分配器8に接
続する分岐パイプの本数を増やせばよい。
【0029】図7は本発明の氷水分配器8の更に他の実
施形態の構成図である。この分配器では、氷水輸送パイ
プ7端部の外周面にベアリング91が備えられ、ベアリ
ング91を介して曲がり部95を有するパイプ24が回
転可能に設けられている。氷水輸送パイプ7とパイプ9
0は二重構造になっている。図8に示すように、円筒形
の氷水分配器8内に、槽の数だけの氷水受け器92、9
3、94がその内周面に沿って設置され、それぞれ分岐
パイプ9、10、11に接続されている。図9は図8の
AA断面図である。
【0030】この実施形態では、曲がり部95を備えた
パイプ24の向きをモーターなどにより変え、氷水輸送
パイプ7から流れてくる氷5と水6の二相流を流し込む
氷水受け器を選択する。例えば図7では、氷水受け器9
2に氷5と水6の二相流が流れ込み、氷水受け器92に
接続した分岐パイプ9により、分割槽3aに輸送され
る。氷水受け器92の設置位置は、曲がり部95から流
れてくる氷水の二相流を周囲にまき散らすことないよう
な位置とする必要がある。
【0031】図10は本発明の氷水分配器8の更に他の
実施形態の構成図であり、図11は図10のAA断面図で
ある。氷水輸送パイプ7の端部に接続した氷水分配器8
の内部には、円錐状の回転部101が配置される。該回
転部101の頂部の下には支え部106が設けられ、該
支え部106は円錐体107の頂部に設置されている。
回転部101と円錐体107の間には、レール105を
ガイドとする車輪103、104が数個設けられ、回転
部101を支え部106と車輪103、104(他数
個)で支えている。回転部101の斜面には開口部11
1が形成され、パイプ入口が該開口部111と整列する
ように、パイプ108、及び不図示のパイプ109、1
10が円錐体107を貫通して設けられている。パイプ
108、109、110はそれぞれ分岐パイプ9、1
0、11に接続されている。回転部101には、その頂
部から尾根に沿って上方に伸びる案内板100を設けて
あり、案内板100と開口部111はガイド102で囲
まれている。
【0032】この分配器では、氷水輸送パイプ7で輸送
されてきた氷5と水6の二相流は、案内板100に衝突
して向きを変え、ガイド102に案内されて回転部10
1の斜面に設けた開口部111から、パイプ108、1
09、110のいずれか一つに流れ込む。開口部111
の位置は、回転部101に備えられる車輪103、10
4(他数個)を駆動し、回転させて決定することができ
る。回転部101は、車輪103、104(他数個)の
いずれかにモーターを設けて回転させる。例えば図11
では、氷5と水6の二相流は開口部111を通過し、該
開口部111の下に位置するパイプ108の入口開口部
に流れ込み、パイプ108に接続された分岐パイプ9を
通過して分割槽3aに送りこまれる。円錐体107の斜
面には、分割槽の数だけ開口が設けられる。
【0033】以上の実施形態では、氷と水をスラリー搬
送する際の分配器について説明したが、本発明の分配器
は、氷水以外の粒子(例えば石炭など)と液体(水、
油)の場合にも適用可能なことは言うまでもない。本発
明を石炭粒子の搬送、分配に適用する場合は、上記実施
形態の製氷機は石炭粒子製造装置、あるいは粒子破砕機
となる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、スラリー状で輸送され
る粒子を複数の槽に、輸送パイプを閉塞させることなく
選択的に切り替えて供給し、均一に蓄積することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるダイナミック式氷蓄熱式シ
ステムの構成図である。
【図2】本発明に係る氷水分配器の一実施形態の構成図
である。
【図3】本発明に係る氷水分配器の他の実施形態の構成
図である。
【図4】図3に示した氷水分配器の動作を説明する図で
ある。
【図5】本発明に係る氷水分配器の更に他の実施形態の
構成図である。
【図6】図5に示した氷水分配器のAA断面図である。
【図7】本発明に係る氷水分配器の更に他の実施形態の
構成図である。
【図8】図7に示した氷水分配器の上面図である。
【図9】図8に示した氷水分配器のAA断面図である。
【図10】本発明に関する氷水分配器の更に他の実施形
態の構成図である。
【図11】図10に示した氷水分配器のAA断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ダイナミック式製氷機 2 建屋 3 蓄熱槽 3a、3b、3c、3d 分割槽 4a、4b、4c、4d 堰 5 氷 6 水 7 氷水輸送パイプ 8 氷水分配器 8a パイプ 9、10、11、12 分岐パイプ 13a、13b、13c、13d 散水管 14、14a、14b、14c、14d パイプ 15 ポンプ 16 バルブ 18 ポンプ 19 バルブ 20 パイプ 21 バルブ 22 道路 23 ホッパー 24 パイプ 27 ファンコイル 30、31、32、33 接続パイプ 34、35、36、37 開口部 38、39、40、41 ネジ部 42、43、44、45 ネジ部 46、47、48、49 ハンドル 50、51、52、53 固定部 54、55、56、57 パイプ取付部 58、59、60、61 ネジ部 70 固定部 71 ネジ部 72 パイプ 73、74 ネジ部 75、76、77、78 開口部 79 ネジ部 80 ハンドル 81 蓋 82 ネジ部 83 氷水案内器 84 案内壁 85 シャフト 86 モーター 87、88、89 開口部 90 斜面 91 ベアリング 92、93、94 氷水受け器 95 曲がり部 100 案内板 101 回転部 102 ガード 103、104 車輪 105 レール 106 支え部 107 円錐体 108、109、110 パイプ 111 開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のパイプを介して液体と共に送られ
    てくる粒子を複数の第2のパイプに分岐させて複数の槽
    に分配する分配器において、前記第1のパイプと前記複
    数の第2のパイプとの間のそれぞれの連通路のうち、選
    択された一つの連通路を開き他の連通路を遮断する仕切
    り部材を設け、該仕切り部材は選択された連通路の外に
    位置するように構成されてなることを特徴とする分配
    器。
  2. 【請求項2】 第1のパイプを介して液体と共に送られ
    てくる粒子を複数の第2のパイプに分岐させて複数の槽
    に分配する分配器において、前記第1のパイプに、前記
    複数の槽に対応する複数の第1の開口を該第1のパイプ
    の軸方向に沿って設け、各第1の開口を介して前記第1
    のパイプ内にそれぞれ挿入される複数の第3のパイプを
    設け、各第3のパイプの先端は閉鎖端面により閉鎖され
    後端は対応の第2のパイプに連通し、該各第3のパイプ
    は、その先端が前記第1のパイプ内に入る第1の位置と
    該第1のパイプの外に出る第2の位置との間で移動可能
    であり、且つその閉鎖端面の近傍の側面に第2の開口が
    形成され、前記第2の位置において該閉鎖端面が対応の
    第1の開口を塞ぎ、前記第1の位置において前記第2の
    開口が粒子の流れてくる方向を向くことを特徴とする分
    配器。
  3. 【請求項3】 第1のパイプを介して液体と共に送られ
    てくる粒子を複数の第2のパイプに分岐させて複数の槽
    に分配する分配器において、前記第1のパイプに、前記
    複数の槽に対応する複数の第1の開口を該第1のパイプ
    の軸方向に沿って設け、前記第1のパイプをその内部に
    同軸に収容する第3のパイプを設け、該第3のパイプは
    該第1のパイプに対して軸方向に移動可能であり且つそ
    の側壁面に少なくとも一つの第2の開口が形成され、該
    第3のパイプが移動して、選択された槽に対応する第1
    の開口に該第2の開口が整列することを特徴とする分配
    器。
  4. 【請求項4】 第1のパイプを介して液体と共に送られ
    てくる粒子を複数の第2のパイプに分岐させて複数の槽
    に分配する分配器において、前記第1のパイプの第1の
    開放端部の下方に前記複数の第2のパイプのそれぞれの
    第2の開放端部を放射状に配置し、該第1の開放端部の
    近傍に回転可能に配置され、下方に傾斜する案内面を有
    する案内部材を設け、該案内部材は回転駆動されて前記
    第1の開放端部と選択された槽に対応する第2のパイプ
    の第2の開放端部との間に前記案内面により規定される
    連通路を形成することを特徴とする分配器。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記案内面はその下
    方端部に前記第1の開放端部に整列する開口を有するこ
    とを特徴とする分配器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107036359A (zh) * 2017-04-28 2017-08-11 青岛科创蓝新能源股份有限公司 一种冷水相变能热泵供热分流式排冰装置及系统

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CN107036359A (zh) * 2017-04-28 2017-08-11 青岛科创蓝新能源股份有限公司 一种冷水相变能热泵供热分流式排冰装置及系统

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