JP2001152802A - 高温ガスタービン動翼冷却構造 - Google Patents
高温ガスタービン動翼冷却構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は高温ガスタービン動翼を冷却する高
温ガスタービン動翼冷却構造に関する。従来の動翼は冷
却強化のために内部にサーペンタイン冷却流路を設けて
おり、冷却空気の高圧化が必要となり被冷却部への供給
前の高圧空気のリークによる問題が生じる不具合があっ
た。本発明は、この不具合を解消する冷却構造の提供を
課題とする。 【解決手段】 本発明の高温ガスタービン動翼冷却構造
は、ガスタービン動翼6内の冷却流路10を通り、前縁
部、中央前方部分を冷却した後、動翼6の後流側に冷却
空気25を放出する冷却系Aと、動翼6の冷却流路10
を通り、中央後方部分の冷却と共に、冷却流路10の後
方のフィルム冷却孔18から後縁部12に冷却空気26
を放出する冷却系Bとからなる。これにより、上述の不
具合が解消でき、さらに冷却のための動力損失を少くで
きる。
温ガスタービン動翼冷却構造に関する。従来の動翼は冷
却強化のために内部にサーペンタイン冷却流路を設けて
おり、冷却空気の高圧化が必要となり被冷却部への供給
前の高圧空気のリークによる問題が生じる不具合があっ
た。本発明は、この不具合を解消する冷却構造の提供を
課題とする。 【解決手段】 本発明の高温ガスタービン動翼冷却構造
は、ガスタービン動翼6内の冷却流路10を通り、前縁
部、中央前方部分を冷却した後、動翼6の後流側に冷却
空気25を放出する冷却系Aと、動翼6の冷却流路10
を通り、中央後方部分の冷却と共に、冷却流路10の後
方のフィルム冷却孔18から後縁部12に冷却空気26
を放出する冷却系Bとからなる。これにより、上述の不
具合が解消でき、さらに冷却のための動力損失を少くで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスタービン、特
に、ヘリコプタ用ガスタービンに適用されて好適な高温
タービン動翼冷却構造に関する。
に、ヘリコプタ用ガスタービンに適用されて好適な高温
タービン動翼冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンは、一般的構成図である図
2に示すように圧縮機1で空気を圧縮し、圧縮された圧
縮空気を燃焼機に導入すると共に、燃焼機2内に燃料を
投入して燃焼ガスを作り、それをタービン部3に導入し
て、発電機4および圧縮機1を回転させる構成となって
いる。また、ヘリコプタ用ガスタービンの高圧タービン
部は、図3に示すように、タービン静翼5とタービン動
翼6から成り立ち、それらは燃焼機2から出た高温ガス
に耐えうるよう、内部に冷却空気7を供給し、これらの
翼5,6を内部から冷却する冷却構造となっている。
2に示すように圧縮機1で空気を圧縮し、圧縮された圧
縮空気を燃焼機に導入すると共に、燃焼機2内に燃料を
投入して燃焼ガスを作り、それをタービン部3に導入し
て、発電機4および圧縮機1を回転させる構成となって
いる。また、ヘリコプタ用ガスタービンの高圧タービン
部は、図3に示すように、タービン静翼5とタービン動
翼6から成り立ち、それらは燃焼機2から出た高温ガス
に耐えうるよう、内部に冷却空気7を供給し、これらの
翼5,6を内部から冷却する冷却構造となっている。
【0003】このような、高温ガスに耐えうるようにし
た従来の高圧タービン翼のうち、ロータの外周に植設さ
れロータと共に回動するガスタービン動翼6の冷却は、
図4に示すように、圧縮機1出口付近から抽気した冷却
空気7を、冷却空気供給管19を介してガスタービン動
翼6の内部に設けられたタービュレータ8もしくはピン
フィン9が配設された冷却流路10に供給し、冷却空気
7によってガスタービン動翼6を内部から冷却した後、
翼チップ部11からガスタービン動翼6の翼外部、すな
わち、ガスタービン動翼6の周辺を流れる燃焼ガス中に
放出するようにしている。
た従来の高圧タービン翼のうち、ロータの外周に植設さ
れロータと共に回動するガスタービン動翼6の冷却は、
図4に示すように、圧縮機1出口付近から抽気した冷却
空気7を、冷却空気供給管19を介してガスタービン動
翼6の内部に設けられたタービュレータ8もしくはピン
フィン9が配設された冷却流路10に供給し、冷却空気
7によってガスタービン動翼6を内部から冷却した後、
翼チップ部11からガスタービン動翼6の翼外部、すな
わち、ガスタービン動翼6の周辺を流れる燃焼ガス中に
放出するようにしている。
【0004】このような冷却構造にされたガスタービン
動翼6においては、高速で回転するガスタービン動翼6
の回転により発生する、遠心力のポンプ効果のみの強制
対流冷却方法でガスタービン動翼6の冷却を行うように
しており、冷却空気供給管19から供給される冷却空気
7が、比較的低い供給圧力であっても冷却可能である。
しかしながら、冷却効率が低く、特に、運転効率を上げ
るために薄肉構造にされている後縁部12については、
冷却空気7による冷却効果が小さく、殆ど無冷却状態と
なるため、タービン入口の燃焼ガス温度の上昇に伴い、
耐酸化限界温度(LCF(Low Cycle Fat
igue))になることに伴う問題が深刻となる。
動翼6においては、高速で回転するガスタービン動翼6
の回転により発生する、遠心力のポンプ効果のみの強制
対流冷却方法でガスタービン動翼6の冷却を行うように
しており、冷却空気供給管19から供給される冷却空気
7が、比較的低い供給圧力であっても冷却可能である。
しかしながら、冷却効率が低く、特に、運転効率を上げ
るために薄肉構造にされている後縁部12については、
冷却空気7による冷却効果が小さく、殆ど無冷却状態と
なるため、タービン入口の燃焼ガス温度の上昇に伴い、
耐酸化限界温度(LCF(Low Cycle Fat
igue))になることに伴う問題が深刻となる。
【0005】このような問題を回避するため、図5に示
すように、ガスタービン動翼5の翼端チップ部11と翼
根部13の2箇所にリターン部14、15を設けたター
ビュレータ16付きサーペンタイン流路17を設け、冷
却空気7によりガスタービン動翼6の前縁部、中央部を
冷却すると共に、後縁部12の冷却のためのフィルム冷
却孔18を最後方側に配置されたサーペンタイン流路1
7に設け、フィルム冷却孔18から後縁部12に向けて
冷却空気7を吹き出し冷却して、後縁部12の高塩化を
防止する冷却構造が考えられている。
すように、ガスタービン動翼5の翼端チップ部11と翼
根部13の2箇所にリターン部14、15を設けたター
ビュレータ16付きサーペンタイン流路17を設け、冷
却空気7によりガスタービン動翼6の前縁部、中央部を
冷却すると共に、後縁部12の冷却のためのフィルム冷
却孔18を最後方側に配置されたサーペンタイン流路1
7に設け、フィルム冷却孔18から後縁部12に向けて
冷却空気7を吹き出し冷却して、後縁部12の高塩化を
防止する冷却構造が考えられている。
【0006】しかしながら、このような冷却構造の冷却
では、サーペンタイン流路17を翼端チップ部11から
翼根部13へ流れる冷却空気7の流れが形成されるた
め、ガスタービン動翼5の回転によって発生する遠心力
によるポンプ効果があまり期待できず、このため冷却空
気供給圧力を高くする必要があり、この供給圧力の高圧
化のために、ガスタービン動翼5に供給する前の冷却空
気7のリークが深刻な問題となる。
では、サーペンタイン流路17を翼端チップ部11から
翼根部13へ流れる冷却空気7の流れが形成されるた
め、ガスタービン動翼5の回転によって発生する遠心力
によるポンプ効果があまり期待できず、このため冷却空
気供給圧力を高くする必要があり、この供給圧力の高圧
化のために、ガスタービン動翼5に供給する前の冷却空
気7のリークが深刻な問題となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高温の燃焼
ガスで作動させるガスタービンで生じるLCFの問題を
回避するための冷却構造において、冷却空気を高圧化す
ることにより深刻な問題となる、ガスタービン動翼に供
給する前の冷却空気のリークの問題を解消するため、比
較的に低い冷却空気の供給圧力によっても冷却率を充分
上昇させることができ、タービン入口温度の高温化に対
しても、充分対応できる高圧タービン動翼冷却構造を提
供することを課題とする。
ガスで作動させるガスタービンで生じるLCFの問題を
回避するための冷却構造において、冷却空気を高圧化す
ることにより深刻な問題となる、ガスタービン動翼に供
給する前の冷却空気のリークの問題を解消するため、比
較的に低い冷却空気の供給圧力によっても冷却率を充分
上昇させることができ、タービン入口温度の高温化に対
しても、充分対応できる高圧タービン動翼冷却構造を提
供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の高温
ガスタービン動翼冷却構造は、次の手段とした。圧縮機
から抽気された冷却空気を冷却空気供給管を介して高温
ガスタービン動翼の内部に導入して、内部から冷却を行
なうようにした高温ガスタービン動翼の内部に形成され
る冷却流路が、次の冷却系Aおよび冷却系Bからなるも
のとした。
ガスタービン動翼冷却構造は、次の手段とした。圧縮機
から抽気された冷却空気を冷却空気供給管を介して高温
ガスタービン動翼の内部に導入して、内部から冷却を行
なうようにした高温ガスタービン動翼の内部に形成され
る冷却流路が、次の冷却系Aおよび冷却系Bからなるも
のとした。
【0009】(1)圧縮機から抽気され冷却空気供給管
により供給された冷却空気の一部を導入し、高温ガスタ
ービン動翼の前縁部及び中央前方部分を翼幅方向に穿設
された冷却流路内を通過させて、前縁部及び中央前方部
分を内部から冷却した後、高温ガスタービン動翼の後流
側から外部に放出するようにした冷却系A。
により供給された冷却空気の一部を導入し、高温ガスタ
ービン動翼の前縁部及び中央前方部分を翼幅方向に穿設
された冷却流路内を通過させて、前縁部及び中央前方部
分を内部から冷却した後、高温ガスタービン動翼の後流
側から外部に放出するようにした冷却系A。
【0010】なお、冷却系Aに設ける冷却流路内には冷
却空気と高温ガスタービン動翼の前縁部及び中央前方部
分との熱伝達効率を向上させるために、冷却流路内を流
れる冷却空気の流れを乱流状態にする、タービュレータ
を冷却空気の流れに略直交させて設けることが好まし
い。さらに、冷却した後の冷却空気を高温ガスタービン
動翼の後流側から外部に放出するために、高温ガスター
ビン動翼の中央前方部分の翼根部から後縁部側の翼根部
にかけて翼根部流路を穿設し、高温ガスタービン動翼の
中央前方部分を冷却した後の冷却空気を、この翼根部流
路により翼根部を冷却させながら高温ガスタービン動翼
の後流側に放出するようにすることが好ましい。
却空気と高温ガスタービン動翼の前縁部及び中央前方部
分との熱伝達効率を向上させるために、冷却流路内を流
れる冷却空気の流れを乱流状態にする、タービュレータ
を冷却空気の流れに略直交させて設けることが好まし
い。さらに、冷却した後の冷却空気を高温ガスタービン
動翼の後流側から外部に放出するために、高温ガスター
ビン動翼の中央前方部分の翼根部から後縁部側の翼根部
にかけて翼根部流路を穿設し、高温ガスタービン動翼の
中央前方部分を冷却した後の冷却空気を、この翼根部流
路により翼根部を冷却させながら高温ガスタービン動翼
の後流側に放出するようにすることが好ましい。
【0011】(2)また、圧縮機から抽気された冷却空
気のうち、冷却系Aに導入した残りの冷却空気を導入
し、高温ガスタービン動翼の中央後方部分を翼幅方向に
穿設された冷却流路内を通過させて、高温ガスタービン
動翼の中央後方部分を冷却するとともに、この冷却空気
を高温ガスタービン動翼の後縁部に放出して、後縁部表
面に冷却フィルムを形成するために冷却流路の翼幅方向
に間隔をおいて配置したフィルム冷却孔を設けた冷却系
B。
気のうち、冷却系Aに導入した残りの冷却空気を導入
し、高温ガスタービン動翼の中央後方部分を翼幅方向に
穿設された冷却流路内を通過させて、高温ガスタービン
動翼の中央後方部分を冷却するとともに、この冷却空気
を高温ガスタービン動翼の後縁部に放出して、後縁部表
面に冷却フィルムを形成するために冷却流路の翼幅方向
に間隔をおいて配置したフィルム冷却孔を設けた冷却系
B。
【0012】なお、冷却系Bに設ける冷却流路内にも、
冷却系Aの冷却流路内と同様に、冷却空気と高温ガスタ
ービン動翼の中央後方部分との熱伝達効率を向上させる
ために、冷却流路内を流れる冷却空気の流れを乱流状態
にする、タービュレータを冷却空気の流れに略直交させ
て設けることが好ましい。また、フィルム冷却孔は、冷
却流路内を流れる冷却空気が後縁部表面に沿って放出さ
れ、後縁部表面に冷却空気のフィルムを形成するような
開口形状にすることが好ましい。
冷却系Aの冷却流路内と同様に、冷却空気と高温ガスタ
ービン動翼の中央後方部分との熱伝達効率を向上させる
ために、冷却流路内を流れる冷却空気の流れを乱流状態
にする、タービュレータを冷却空気の流れに略直交させ
て設けることが好ましい。また、フィルム冷却孔は、冷
却流路内を流れる冷却空気が後縁部表面に沿って放出さ
れ、後縁部表面に冷却空気のフィルムを形成するような
開口形状にすることが好ましい。
【0013】これにより、高温ガスタービン動翼の前縁
部及び中央前方部分を冷却した冷却空気は、冷却後圧力
が低くくなった高温ガスタービン動翼の後流側から外部
に放出されるので、冷却系Aの冷却空気は翼幅方向に往
復する冷却流路内を流れるようにしたにも拘わらず、高
温ガスタービン動翼の後流側における燃焼ガスの低圧化
により、吸引力が働き圧力の低いものにできる。さら
に、高温ガスタービン動翼の中央後方部分を冷却する冷
却空気、および後縁部表面に冷却フィルムを形成するフ
ィルム冷却孔から外部へ流出する冷却空気は、高温ガス
タービン動翼の高速回転で発生する遠心力のポンプ効果
のみによる強制対流方式の採用により、冷却流路から後
縁部表面に沿って外部に放出できるので、冷却系Bの冷
却空気は、さらに圧力の低いものにできる。
部及び中央前方部分を冷却した冷却空気は、冷却後圧力
が低くくなった高温ガスタービン動翼の後流側から外部
に放出されるので、冷却系Aの冷却空気は翼幅方向に往
復する冷却流路内を流れるようにしたにも拘わらず、高
温ガスタービン動翼の後流側における燃焼ガスの低圧化
により、吸引力が働き圧力の低いものにできる。さら
に、高温ガスタービン動翼の中央後方部分を冷却する冷
却空気、および後縁部表面に冷却フィルムを形成するフ
ィルム冷却孔から外部へ流出する冷却空気は、高温ガス
タービン動翼の高速回転で発生する遠心力のポンプ効果
のみによる強制対流方式の採用により、冷却流路から後
縁部表面に沿って外部に放出できるので、冷却系Bの冷
却空気は、さらに圧力の低いものにできる。
【0014】従って、高温ガスタービン動翼を内部から
冷却する冷却空気の圧力を、冷却効果を向上させるにも
拘わらず高くする必要がなくなるために、冷却空気の圧
力の高圧化で生じていた、高温ガスタービン動翼に供給
する前に生じる冷却空気のリークに伴う問題を解消する
ことができる。さらに、圧縮機から抽気される冷却空気
が圧力の低いもので良くなるために、高温ガスタービン
動翼の冷却のために生じる動力損失を低減することがで
き、ガスタービンの効率を向上させることができる。
冷却する冷却空気の圧力を、冷却効果を向上させるにも
拘わらず高くする必要がなくなるために、冷却空気の圧
力の高圧化で生じていた、高温ガスタービン動翼に供給
する前に生じる冷却空気のリークに伴う問題を解消する
ことができる。さらに、圧縮機から抽気される冷却空気
が圧力の低いもので良くなるために、高温ガスタービン
動翼の冷却のために生じる動力損失を低減することがで
き、ガスタービンの効率を向上させることができる。
【0015】また、冷却流路内にタービュレータを設け
るようにすれば、冷却流路内を流れる冷却空気の流れ
は、熱伝達効率が向上する乱流状態になり、冷却空気と
高温ガスタービン動翼の前縁部及び中央前方部分、特
に、高温化し易い前縁部の高温化を防止することがで
き、LCFの問題を解消することができる。さらに、高
温ガスタービン動翼の中央前方部分を冷却した後の冷却
系Aの冷却空気を翼根部流路を通過させて、高温ガスタ
ービン動翼の後流側に放出するようにすれば、翼根部に
設けた冷却流路を流れる冷却空気により、翼根部の高温
化を防止することができる。
るようにすれば、冷却流路内を流れる冷却空気の流れ
は、熱伝達効率が向上する乱流状態になり、冷却空気と
高温ガスタービン動翼の前縁部及び中央前方部分、特
に、高温化し易い前縁部の高温化を防止することがで
き、LCFの問題を解消することができる。さらに、高
温ガスタービン動翼の中央前方部分を冷却した後の冷却
系Aの冷却空気を翼根部流路を通過させて、高温ガスタ
ービン動翼の後流側に放出するようにすれば、翼根部に
設けた冷却流路を流れる冷却空気により、翼根部の高温
化を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高圧タービン動翼
冷却構造の実施の一形態を図面にもとづき説明する。な
お、図2ないし図5において説明した部材と同一部材若
しくは類似の部材については同一符号を付して説明は省
略する。
冷却構造の実施の一形態を図面にもとづき説明する。な
お、図2ないし図5において説明した部材と同一部材若
しくは類似の部材については同一符号を付して説明は省
略する。
【0017】図1は本発明の高圧タービン動翼冷却構造
の実施の第1形態としての、ヘリコプタ用ガスタービン
に使用される高圧タービン動翼冷却構造の縦断面図であ
る。図に示すように、圧縮機1出口近傍から抽気された
冷却空気7は、冷却空気供給管19を通り、一部の冷却
空気25は分岐して、ガスタービン動翼6の前縁部に翼
幅方向に穿設された第1冷却流路20に流入し、翼根部
13から翼端チップ部11に向けて翼幅方向に流れ、前
縁部の対流冷却を行う。
の実施の第1形態としての、ヘリコプタ用ガスタービン
に使用される高圧タービン動翼冷却構造の縦断面図であ
る。図に示すように、圧縮機1出口近傍から抽気された
冷却空気7は、冷却空気供給管19を通り、一部の冷却
空気25は分岐して、ガスタービン動翼6の前縁部に翼
幅方向に穿設された第1冷却流路20に流入し、翼根部
13から翼端チップ部11に向けて翼幅方向に流れ、前
縁部の対流冷却を行う。
【0018】第1冷却流路20内を翼端チップ部11ま
で流れ前縁部を冷却した冷却空気25は、翼幅チップ部
11近傍のリターン部14でリターンして、第1冷却流
路20の後方を翼幅方向に穿設された第2冷却流路21
に流入し、翼端チップ部11から翼根部13に向けて流
れ、ガスタービン動翼6の中央前方部分の対流冷却を行
った後、後述する第3冷却流路23に冷却空気25を供
給するために、第2冷却流路21の出口側に配設された
冷却空気供給管19の外周を迂回して、翼根部13に穿
設された翼根部冷却流路22に流入し、翼根部13の上
部を冷却したのち、翼根部13後端に開口させたプラッ
トフォーム下面出口24からガスタービン動翼6後方の
外部へ放出される。
で流れ前縁部を冷却した冷却空気25は、翼幅チップ部
11近傍のリターン部14でリターンして、第1冷却流
路20の後方を翼幅方向に穿設された第2冷却流路21
に流入し、翼端チップ部11から翼根部13に向けて流
れ、ガスタービン動翼6の中央前方部分の対流冷却を行
った後、後述する第3冷却流路23に冷却空気25を供
給するために、第2冷却流路21の出口側に配設された
冷却空気供給管19の外周を迂回して、翼根部13に穿
設された翼根部冷却流路22に流入し、翼根部13の上
部を冷却したのち、翼根部13後端に開口させたプラッ
トフォーム下面出口24からガスタービン動翼6後方の
外部へ放出される。
【0019】すなわち、第1冷却流路20、第2冷却流
路21および翼根部冷却流路22を連通して流れ、ガス
タービン動翼6の前縁部、中央前方部分および翼根部1
3の上部の冷却する冷却空気17を流すようにした冷却
流路10により、冷却系Aを形成するようにしている。
路21および翼根部冷却流路22を連通して流れ、ガス
タービン動翼6の前縁部、中央前方部分および翼根部1
3の上部の冷却する冷却空気17を流すようにした冷却
流路10により、冷却系Aを形成するようにしている。
【0020】一方、冷却空気供給管19で供給される冷
却空気7のうち、冷却系Aに流すようにした冷却空気7
の残りである、残部の冷却空気26は、冷却空気供給管
19の後端部の開口からガスタービン動翼6の中央部後
方部分の内部を翼幅方向に穿設された第3冷却流路23
に流入し、ガスタービン動翼6の中央後方部分を冷却し
ながら、翼根部13から翼端チップ部11に向けて流れ
る。
却空気7のうち、冷却系Aに流すようにした冷却空気7
の残りである、残部の冷却空気26は、冷却空気供給管
19の後端部の開口からガスタービン動翼6の中央部後
方部分の内部を翼幅方向に穿設された第3冷却流路23
に流入し、ガスタービン動翼6の中央後方部分を冷却し
ながら、翼根部13から翼端チップ部11に向けて流れ
る。
【0021】また、この第3冷却流路23の後端部側に
は、翼幅方向に間隔を設けて後縁部12の冷却を行うた
めのフィルム冷却孔18が設けられ、フィルム冷却孔1
8から後縁部12の外表面に残部の冷却空気26を吹き
出し、後縁部12の外表面に冷却空気フィルム膜28を
形成して、後縁部12を冷却するようにしている。この
フィルム冷却孔15は、第3冷却流路23とともに冷却
系Bを形成するようにしている。
は、翼幅方向に間隔を設けて後縁部12の冷却を行うた
めのフィルム冷却孔18が設けられ、フィルム冷却孔1
8から後縁部12の外表面に残部の冷却空気26を吹き
出し、後縁部12の外表面に冷却空気フィルム膜28を
形成して、後縁部12を冷却するようにしている。この
フィルム冷却孔15は、第3冷却流路23とともに冷却
系Bを形成するようにしている。
【0022】また、第1、第2および第3冷却流路に
は、すべてタービュレータ27を設けるようにしてい
る。なお、タービュレータ27としては、図4に示すタ
ービュレータ8又は図5に示すV字形のタービュレータ
16を採用するようにしても良く、さらには、図4に示
すピンフィン9と同様のものを設けるようにしても良
い。
は、すべてタービュレータ27を設けるようにしてい
る。なお、タービュレータ27としては、図4に示すタ
ービュレータ8又は図5に示すV字形のタービュレータ
16を採用するようにしても良く、さらには、図4に示
すピンフィン9と同様のものを設けるようにしても良
い。
【0023】本実施の形態の高圧タービン動翼冷却構造
は、上述の構成にされているので、冷却空気供給管19
から第1冷却流路20に流入した一部の冷却空気25
は、タービュレータ27の効果と相俟って、ガスタービ
ン動翼6の前縁部を対流冷却した後、第1冷却流路20
から第2冷却流路21ヘリターンし、同様にガスタービ
ン動翼6の中央前方部分を冷却する冷却構造にしたこと
により、ガスタービン動翼6の前縁部および中央前方部
分の冷却効率が向上する。また、ガスタービン動翼6の
中央前方部分を冷却した一部の冷却空気25は、第2冷
却流路21を出たのち、翼根部冷却流路22に流入し、
翼根部冷却流路22の通過時に翼根部13を冷却する。
は、上述の構成にされているので、冷却空気供給管19
から第1冷却流路20に流入した一部の冷却空気25
は、タービュレータ27の効果と相俟って、ガスタービ
ン動翼6の前縁部を対流冷却した後、第1冷却流路20
から第2冷却流路21ヘリターンし、同様にガスタービ
ン動翼6の中央前方部分を冷却する冷却構造にしたこと
により、ガスタービン動翼6の前縁部および中央前方部
分の冷却効率が向上する。また、ガスタービン動翼6の
中央前方部分を冷却した一部の冷却空気25は、第2冷
却流路21を出たのち、翼根部冷却流路22に流入し、
翼根部冷却流路22の通過時に翼根部13を冷却する。
【0024】さらに、冷却空気供給管19の端部から第
3冷却流路23に流入した残部の冷却空気26は、ター
ビュレータ27の効果と相俟ってガスタービン動翼6の
中央後方部分を冷却するとともに、第3冷却流路23の
後端部に翼幅方向に間隔を設けて配置したフィルム冷却
孔18を設けたことにより、第3冷却流路23に流入し
た残部の冷却空気26はフィルム冷却孔18から後縁部
12に放出され、後縁部12表面に残部の冷却空気26
による冷却フィルム膜28を形成し、このフィルム冷却
効果により、後縁部12を冷却することができる。
3冷却流路23に流入した残部の冷却空気26は、ター
ビュレータ27の効果と相俟ってガスタービン動翼6の
中央後方部分を冷却するとともに、第3冷却流路23の
後端部に翼幅方向に間隔を設けて配置したフィルム冷却
孔18を設けたことにより、第3冷却流路23に流入し
た残部の冷却空気26はフィルム冷却孔18から後縁部
12に放出され、後縁部12表面に残部の冷却空気26
による冷却フィルム膜28を形成し、このフィルム冷却
効果により、後縁部12を冷却することができる。
【0025】また、第1冷却流路20〜第2冷却流路2
1〜翼根部冷却流路22からなる冷却系Aは、圧力の低
い高温ガスタービン動翼6出口側に配置され周辺の燃焼
ガス圧力が低下している、プラットフォーム下面出口2
4から1部の冷却空気25が吸引されて、ガスタービン
動翼6の外部に放出され、さらに、第3冷却流路23お
よびフィルム冷却孔18からなる冷却系Bを流れる残部
の冷却空気26は、ガスタービン動翼6の回転によって
発生する遠心力のポンプ効果のみの強制対流方式によ
り、ガスタービン動翼6の外部に放出することができ
る。
1〜翼根部冷却流路22からなる冷却系Aは、圧力の低
い高温ガスタービン動翼6出口側に配置され周辺の燃焼
ガス圧力が低下している、プラットフォーム下面出口2
4から1部の冷却空気25が吸引されて、ガスタービン
動翼6の外部に放出され、さらに、第3冷却流路23お
よびフィルム冷却孔18からなる冷却系Bを流れる残部
の冷却空気26は、ガスタービン動翼6の回転によって
発生する遠心力のポンプ効果のみの強制対流方式によ
り、ガスタービン動翼6の外部に放出することができ
る。
【0026】したがって、冷却空気供給管19によって
冷却系Aおよび冷却系Bに供給される冷却空気7は、比
較的低い供給圧力でも、高温になるガスタービン動翼6
を冷却可能にする多量の冷却空気7を冷却通路10に流
すことができ、ガスタービン動翼6に供給する冷却空気
7を高圧化することにより、被冷却部分に供給する前の
冷却空気7のリークに伴う問題を生じさせていた、従来
の高温ガスタービン動翼冷却構造の不具合を解消するこ
とができる。さらに、圧縮機1から抽気する冷却空気7
が低圧のものにできるため、ガスタービン動翼6の冷却
のための高圧空気の抽気が不要になり、これにより動力
損失を低減することができ、ひいては、ガスタービンの
効率向上に寄与することができる。
冷却系Aおよび冷却系Bに供給される冷却空気7は、比
較的低い供給圧力でも、高温になるガスタービン動翼6
を冷却可能にする多量の冷却空気7を冷却通路10に流
すことができ、ガスタービン動翼6に供給する冷却空気
7を高圧化することにより、被冷却部分に供給する前の
冷却空気7のリークに伴う問題を生じさせていた、従来
の高温ガスタービン動翼冷却構造の不具合を解消するこ
とができる。さらに、圧縮機1から抽気する冷却空気7
が低圧のものにできるため、ガスタービン動翼6の冷却
のための高圧空気の抽気が不要になり、これにより動力
損失を低減することができ、ひいては、ガスタービンの
効率向上に寄与することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高温ガス
タービン動力冷却構造によれば、圧縮機から抽気された
冷却空気を高温ガスタービン動翼の内部に導入する冷却
流路が、圧縮機からの冷却空気の一部を導入し、高温ガ
スタービン動翼の前縁部及び中央前方部分に穿設された
冷却流路内を通過させて、前縁部及び中央前方部分を内
部から冷却した後、高温ガスタービン動翼の後流側から
外部に放出する冷却系Aと、冷却系Aに導入した残りの
冷却空気を導入し、高温ガスタービン動翼の中央後方部
分に穿設された冷却流路内を通過させて、高温ガスター
ビン動翼の中央後方部分を冷却するとともに、冷却空気
を高温ガスタービン動翼の後縁部に放出し後縁部表面に
冷却フィルムを形成する翼幅方向に間隔を設け配設され
たフィルム冷却孔を設けた冷却系Bとからなるものとし
た。
タービン動力冷却構造によれば、圧縮機から抽気された
冷却空気を高温ガスタービン動翼の内部に導入する冷却
流路が、圧縮機からの冷却空気の一部を導入し、高温ガ
スタービン動翼の前縁部及び中央前方部分に穿設された
冷却流路内を通過させて、前縁部及び中央前方部分を内
部から冷却した後、高温ガスタービン動翼の後流側から
外部に放出する冷却系Aと、冷却系Aに導入した残りの
冷却空気を導入し、高温ガスタービン動翼の中央後方部
分に穿設された冷却流路内を通過させて、高温ガスター
ビン動翼の中央後方部分を冷却するとともに、冷却空気
を高温ガスタービン動翼の後縁部に放出し後縁部表面に
冷却フィルムを形成する翼幅方向に間隔を設け配設され
たフィルム冷却孔を設けた冷却系Bとからなるものとし
た。
【0028】これにより、高温ガスタービン動翼の前縁
部及び中央前方部分を冷却した冷却空気は、冷却後圧力
の低い高温ガスタービン動翼の後流側から外部に放出さ
れるので、冷却系Aの冷却空気は圧力の低いものにで
き、さらに、高温ガスタービン動翼の中央後方部分を冷
却するとともに、後縁部表面に冷却フィルムを形成する
フィルム冷却孔から放出される冷却系Bの冷却空気は、
高温ガスタービン動翼の高速回転で発生する遠心力のポ
ンプ効果のみの強制対流方式により、後縁部表面に沿っ
て外部に放出されるので、冷却系Bの冷却空気は、さら
に圧力の低いものにできる。
部及び中央前方部分を冷却した冷却空気は、冷却後圧力
の低い高温ガスタービン動翼の後流側から外部に放出さ
れるので、冷却系Aの冷却空気は圧力の低いものにで
き、さらに、高温ガスタービン動翼の中央後方部分を冷
却するとともに、後縁部表面に冷却フィルムを形成する
フィルム冷却孔から放出される冷却系Bの冷却空気は、
高温ガスタービン動翼の高速回転で発生する遠心力のポ
ンプ効果のみの強制対流方式により、後縁部表面に沿っ
て外部に放出されるので、冷却系Bの冷却空気は、さら
に圧力の低いものにできる。
【0029】従って、高温ガスタービン動翼を内部から
冷却する冷却空気の圧力を高くする必要がなくなるため
に、冷却空気の圧力の高圧化で生じていた、高温ガスタ
ービン動翼に供給する前の冷却空気のリークに伴う問題
を解消することができる。さらに、圧縮機から抽気され
る冷却空気が圧力の低いもので良くなるために、高温ガ
スタービン動翼の冷却のための動力損失を低減すること
ができ、ガスタービンの効率を向上させることができ
る。
冷却する冷却空気の圧力を高くする必要がなくなるため
に、冷却空気の圧力の高圧化で生じていた、高温ガスタ
ービン動翼に供給する前の冷却空気のリークに伴う問題
を解消することができる。さらに、圧縮機から抽気され
る冷却空気が圧力の低いもので良くなるために、高温ガ
スタービン動翼の冷却のための動力損失を低減すること
ができ、ガスタービンの効率を向上させることができ
る。
【図1】本発明の高温ガスタービン動翼冷却構造の実施
の第1形態を示すガスタービン動翼の縦断面図、
の第1形態を示すガスタービン動翼の縦断面図、
【図2】ガスタービンの一般的な構成を示す模式図、
【図3】ヘリコプタ用ガスタービンの高圧タービン部を
示す縦断面図、
示す縦断面図、
【図4】従来のガスタービン動翼の冷却構造を示す縦断
面図、
面図、
【図5】従来の改良されたガスタービン動翼の冷却構造
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
1 圧縮機 2 燃焼機 3 タービン部 4 発電機 5 ガスタービン静翼 6 ガスタービン動翼 7 冷却空気 8 タービュレータ 9 ピンフィン 10 冷却流路 11 翼端チップ部 12 後縁部 13 翼根部 14,15 リターン部 16 タービュレータ 17 サーペンタイン流路 18 フィルム冷却孔 19 冷却空気供給管 20 第1冷却流路 21 第2冷却流路 22 翼根部冷却流路 23 第3冷却流路 24 プラットフォーム下面出口 25 一部の冷却空気 26 残部の冷却空気 27 タービュレータ 28 冷却空気フィルム膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 邦弘 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱重 工業株式会社名古屋誘導推進システム製作 所内 Fターム(参考) 3G002 CA06 CA08 CB01 CB05
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮機から抽気された冷却空気を構造ガ
スタービン動翼の内部に導入して、内部から冷却を行う
高温ガスタービン動翼冷却構造において、前記高温ガス
タービン動翼の内部に形成される冷却流路が、前記圧縮
機から抽気された冷却空気の一部を導入し前記高温ガス
タービン動翼の前縁部及び中央前方部分を冷却して、前
記高温ガスタービン動翼の後流側から外部に放出する冷
却系Aと、冷却空気の残部を導入し前記高温ガスタービ
ン動翼の中央後方部分を冷却するとともに、前記高温ガ
スタービン動翼の後縁部に放出して後縁部表面に冷却フ
ィルムを形成する冷却孔を設けた冷却系Bとからなるこ
とを特徴とする高温ガスタービン動翼冷却構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33264799A JP2001152802A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 高温ガスタービン動翼冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33264799A JP2001152802A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 高温ガスタービン動翼冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001152802A true JP2001152802A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18257307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33264799A Pending JP2001152802A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 高温ガスタービン動翼冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001152802A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190111120A (ko) | 2017-03-10 | 2019-10-01 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 터빈 날개, 터빈 및 터빈 날개의 냉각 방법 |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP33264799A patent/JP2001152802A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190111120A (ko) | 2017-03-10 | 2019-10-01 | 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 | 터빈 날개, 터빈 및 터빈 날개의 냉각 방법 |
US11313232B2 (en) | 2017-03-10 | 2022-04-26 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Turbine blade, turbine, and method for cooling turbine blade |
DE112018001275B4 (de) | 2017-03-10 | 2022-12-08 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Turbinenschaufel, turbine und verfahren zum kühlen einer turbinenschaufel |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040810 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041207 |