JPH11294101A - 後方流動多段エ―ロフォイル冷却回路 - Google Patents

後方流動多段エ―ロフォイル冷却回路

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JPH11294101A
JPH11294101A JP10324815A JP32481598A JPH11294101A JP H11294101 A JPH11294101 A JP H11294101A JP 10324815 A JP10324815 A JP 10324815A JP 32481598 A JP32481598 A JP 32481598A JP H11294101 A JPH11294101 A JP H11294101A
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cooling
span
tip
ribs
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ジョージ・アルバート・ダージン
Ching-Pang Lee
チング−パング・リー
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】できるだけ少量の冷却空気を使用して、ガスタ
ービンベーンあるいはブレードのタービンエーロフォイ
ル全体の有効かつ効率的なフィルム冷却及び対流冷却を
もたらす冷却回路を提供する。 【解決手段】タービンエーロフォイル12は、それぞれ
別々の縦方向段に配列された外側及び内側蛇行部36
a,38aを有する2以上の独立した蛇行冷却回路3
6,38を画定する複数の内部リブ34を含んでいて、
外側蛇行部は当該エーロフォイルを縦方向に差別的に冷
却するため内側段蛇行部よりも縦方向上方に配置され
る。外側及び内側蛇行部はそれぞれ外側及び内側出口3
6c、38cと外側及び内側入口36b、38bとを含
んでおり、外側及び内側出口36c、38cは、蛇行部
内で前縁から後縁へと後方に向かう翼弦流れ方向を有す
るように、それぞれ外側及び内側入口よりも後方に位置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、概括的にはガスタービンエンジ
ンにおけるタービンロータブレード及びステータベーン
の冷却に関するものであり、具体的にはその内部の蛇行
冷却回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンエンジンには空気を圧縮す
る圧縮機が含まれており、圧縮空気は燃焼器に送られ、
そこで燃料と混合・点火され燃焼ガスを発生する。燃焼
ガスは単段又は多段タービンを通って下流に流れ、ター
ビンで燃焼ガスから圧縮機を駆動するためのエネルギー
が抽出されるとともに、例えば飛行中の航空機を推進す
るためのファンを駆動するための出力も発生する。ター
ビン段には、ロータディスクの外周に固定された1列の
タービンロータブレードが、その上流に配置された複数
のステータベーンを有する静止タービンノズルと共に含
まれる。ロータディスクを回転するためのエネルギーを
抽出すべく、燃焼ガスはステータベーン間及びタービン
ブレード間を流れる。燃焼ガスは高熱であるので、ター
ビンベーン及びブレードはその目的のために圧縮機から
抽気された圧縮空気の一部で冷却されるのが通例であ
る。圧縮機空気をたとえ一部でも燃焼器での使用から流
用すると必然的にエンジンの全体効率は低下する。従っ
て、できるだけ少量の圧縮機ブリード空気でベーン及び
ブレードを冷却するのが望ましい。
【0003】典型的なタービンベーン及びブレードには
エーロフォイルが含まれ、その表面を燃焼ガスが流れ
る。エーロフォイルは通例その内部に1以上の蛇行冷却
通路を含んでおり、その中をエーロフォイル冷却用の圧
縮機ブリード空気が流れる。エーロフォイルはその内部
に冷却効果を高めるための種々のタービュレータ(乱流
器)を含んでいてもよく、冷却空気はエーロフォイルの
外面に設けられた種々のフィルム冷却孔を通して上記通
路から排出される。
【0004】エーロフォイル上を流れる燃焼ガスの温度
プロフィールは通例エーロフォイルの半径方向高さ(す
なわちスパン)の50%〜80%に中心ピークをもつ。
隣接エーロフォイル間での二次流れ場のため、時として
燃焼ガスの温度プロフィールがエーロフォイルの正圧側
上で半径方向外側にシフトすることがある。従って、エ
ーロフォイルは通例スパン中央上方の正圧側で比較的高
い入熱負荷を受ける。蛇行冷却回路は翼根元から空気を
エーロフォイル内に導入するので、有効な作動寿命を得
るため、最大入熱を経験するエーロフォイル外部が適切
に冷却されるように冷却空気を適当な流量で供給しなけ
ればならない。そのためエーロフォイル内部が過冷却さ
れかねず、貴重な圧縮機ブリード空気の無駄使いとな
る。かかる短所を克服すべく、米国特許第559100
7号に開示された「多段タービンエーロフォイル(mu
lti−tier turbin airfoil)」
が案出された(その開示内容は文献の援用によって本明
細書に取り込まれる)。この米国特許には、部分的に別
々の縦方向段に配列された2以上の独立した蛇行冷却回
路を画定する複数の内部リブを有するエーロフォイルで
あって、当該エーロフォイルを縦方向に差別的に冷却す
るため外側段回路が内側段回路よりも部分的に縦方向上
方に配置されているエーロフォイルが開示されている。
今般、一段と優れた冷却空気分布を用いることのできる
一段と進んだタービンエーロフォイル設計が開発され
た。
【0005】典型的な中央回路の冷却空気は、蛇行通路
内で熱を取り去った後、フィルム冷却孔を通って外に出
る。1列以上のフィルム冷却孔が正圧側のみならず負圧
側にも配置されている。新たな低貫流タービン設計の空
力効率の高いエーロフォイルは正圧側に沿って低速の外
部ガス経路流に付される。その結果フィルム冷却孔を通
してのブロー比(フィルム冷却空気とガス流の質量流束
比)が非常に高くなって、エーロフォイルの正圧側での
フィルム冷却効率(フィルム噴出)が非常に悪くなる。
フィルム冷却空気を供給するキャビティのうちの少なく
とも若干の幾何学的制約のため、正圧側及び負圧側の表
面から比較的浅い角度のフィルム冷却孔を正圧側及び負
圧側に用いるのは不可能もしくは困難である。大きな角
度を用いると、多量のフィルム冷却空気が境界層の外に
流れ出てしまうため、多大な空力混合損が生じ、フィル
ム冷却効率が悪くなる。そこで、エーロフォイルのかか
る領域でフィルム冷却を使用せずにすみ、エーロフォイ
ル全体の有効かつ効率的なフィルム冷却及び対流冷却を
もたらす回路設計が望まれている。
【0006】
【発明の概要】タービンエーロフォイルは、それぞれ別
々の縦方向段に配列された外側蛇行部と内側蛇行部を有
する2以上の独立した蛇行冷却回路を画定する複数の内
部リブを含んでいて、外側蛇行部は当該エーロフォイル
を縦方向に差別的に冷却するため内側段蛇行部よりも縦
方向上方に配置される。外側及び内側蛇行部はそれぞれ
外側及び内側出口と外側及び内側入口とを含んでおり、
外側及び内側出口は、蛇行部内で前縁から後縁へと後方
に向かう翼弦流れ方向を有するように、それぞれ外側及
び内側入口よりも後方に位置する。
【0007】当該エーロフォイルは、エーロフォイルの
負圧側の外壁にフィルム冷却孔を含んでいてもよく、エ
ーロフォイルの前縁と後縁の間の翼弦中央部に沿った正
圧側の外壁にフィルム冷却孔を全く有していなくてもよ
い。
【0008】
【発明の効果】本発明は、タービンエーロフォイル外壁
のスパン上方部の冷却だけでなく外壁の負圧側及び正圧
側の翼弦中央部の冷却にも格段の改善がもたらされるこ
とを始め、数々の利点をもたらす。さらに、別々の前縁
及び中央回路を用いることで、エーロフォイルのスパン
上方部に冷たい冷却空気を与える。
【0009】エーロフォイルの大きく湾曲した輪郭のた
め、前縁に近いスパン流路(すなわちキャビティ)間の
スパンリブは後縁に近いスパン流路間のスパンリブより
も幅広く、そのため平均すると外壁の両側の高温外表面
からより遠く離れており、概して流路内の冷却空気温度
により近い温度を有する。本発明におけるような下流向
き蛇行回路設計では、冷却空気温度は上流向き蛇行回路
設計での同一キャビティ内の冷却空気温度よりも低い。
そのため下流向き蛇行回路は上流向き蛇行回路よりも低
いスパン方向リブ壁の平均温度を有するようになり、そ
の結果翼弦方向における全体的な冷却空気温度分布に優
れるとともにエーロフォイルのバルク温度に優れ、エー
ロフォイル全体の冷却作用が良くなる。
【0010】二段(階層)回路設計では、冷却空気を一
段と効率的に分布させる上での融通性が高まり、各経路
の長さが短縮されるとともにターンの数が増して、その
結果蛇行通路内の熱伝導(冷却)係数が高まる。また、
外部ガスはタービンを通過する際翼弦方向すなわち下流
方向に膨張するので、下流向き蛇行回路設計は外部ガス
圧力との調和性及び適合性に優れた内部冷却空気圧を与
える。その結果、ブレードに対する逆流マージンが高ま
り、多大な圧力消費と交換に優れた熱伝導が得られるこ
とで内部冷却能力がより一層最大限に活用できるように
なる。
【0011】前縁に近い外壁側面は従来技術よりも低温
かつ新鮮な空気で冷却されるので、この領域ではフィル
ム冷却は必ずしも必要でない。その結果、タービン性能
が向上し、生産コストも下がる。さらに、後縁に近いフ
ィルム冷却孔は前縁に近いフィルム冷却孔よりも表面か
らの流れ角度を浅くすることができ、その結果フィルム
冷却効果が向上する。後縁近くでの外部ガス流速は、前
縁に近い翼側面に沿った部分よりも高速に加速される。
従って、エーロフォイル冷却は前縁に近い外壁側面部分
の熱伝導及び対流冷却についてより良くあつらえること
ができ、フィルム冷却孔は側面の後縁に近い部分に用い
ればよく、そうした部分ではフィルム冷却孔は小さい
(従って優れた)ブロー比をもつようになり、その結果
フィルム冷却効率及び全体的な冷却効率が向上する。
【0012】一般に、エーロフォイルに関する設計上の
要求条件は、スパン下方では低金属温度における高応力
レベルでの破損に対する懸念を、上方領域では酸化及び
疲労亀裂開始を避けるため高い表面温度に対する懸念を
動機とする。下流へと流れる多段蛇行という設計コンセ
プトは、冷却流れ及びブレード寿命をさらに至適化でき
る能力をもってこれらのニーズに応えるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の特徴的事項と思料される
新規態様は特許請求の範囲に記載し、明示した。以下、
添付の図面を参照しながら、本発明をその目的及び有利
な効果と併せてさらに詳細に説明する。図1に図示した
のは、ガスタービンエンジン用のタービンブレード10
の具体例である。ブレード10はエーロフォイル12
と、エンジンのロータディスクにブレード10を従来通
り固定するのに用いられる慣用のダブテール根元14と
を含んでいる。エーロフォイル12の断面を図2に示す
が、図示した通り、エーロフォイル12は外壁15を含
んでいてその正圧側16と負圧側18は軸方向、すなわ
ち翼弦方向に離隔した上流の前縁20と下流の後縁22
に沿って互いに結合している。エーロフォイル12は、
エーロフォイル12のスパン方向の縦軸すなわち半径方
向軸24に沿って半径方向内側の基部26から半径方向
外側の翼先端28まで縦方向に延在していてエーロフォ
イルのスパンSをなす。翼先端(チップともいう)28
は、外壁15から外側延長部を有するスクイーラチップ
(squealer tip)、すなわち外側先端壁3
1周縁に該外側先端壁から縦方向外側に延在しその内側
にスクイーラチップキャビティ33を形成するスクイー
ラチップ壁29として図示してある。内側の基部26
は、エーロフォイル12の内側流れ境界を形成する従来
のプラットホーム30にて画定され、その下に根元14
が延びている。
【0014】ブレード10の作動時には、燃焼器(図示
せず)によって燃焼ガス32が発生し、エーロフォイル
の外壁15の正圧側16及び負圧側18上を下流に流れ
る。燃焼ガス32の半径方向すなわち縦方向温度プロフ
ィールは通例エーロフォイルの中央スパン翼弦CMの上
の約50%〜80%のスパン中央領域近くに中心ピーク
をもつ。隣接エーロフォイル12間の二次流れ場によっ
て温度プロフィールがエーロフォイルの正圧側16で半
径方向外側に向かってシフトすることがあり、エーロフ
ォイル12の半径方向高さ(すなわちスパン)の約70
%〜85%の範囲に半径方向外向きにシフトする。そこ
で、正圧側16はスパン高さの70%〜85%のスパン
中央領域上方でその最大の入熱又は負荷を経験する。
【0015】本発明によれば、燃焼ガス32からエーロ
フォイル12に加わる熱負荷の分布との調和を高めるた
め、エーロフォイル12の選択的な半径方向(すなわち
スパン方向)冷却を行う。図面には例示的なガスタービ
ンロータブレード10を示したが、本発明は、同様のエ
ーロフォイルを有するタービンステータベーンにも均等
に適用され、かかるステータベーンも本発明に従って同
様に冷却し得る。
【0016】さらに具体的には、正圧側16と負圧側1
8は前縁20と後縁22の間で周方向(すなわち横方
向)に互いに離隔していて、総括的に符号34で示す複
数の内部リブで一体としてつながっている。内部リブ3
4は、外側段蛇行部36a及び内側段蛇行部38aをそ
れぞれ有する外側冷却回路36及び内側冷却回路38と
して示す2以上の独立した冷却通路を画定する。外側段
蛇行部36a及び内側段蛇行部38aはそれぞれ概して
中央スパン翼弦CMの上下に配置される。外側段蛇行部
36a及び内側段蛇行部38aは別々の縦方向デッキも
しくは段に配列され、外側段蛇行部36aはエーロフォ
イル12を縦方向に差別的に冷却して燃焼ガス32から
加わる熱負荷との調和を図るべく部分的に内側段蛇行部
38aよりも縦方向(すなわち半径方向)上方に配置さ
れる。さらに、外側段及び内側段蛇行部36a及び38
aは、それぞれの外側段及び内側段蛇行部内の蛇行冷却
流れ35が蛇行部内で前縁20から後縁22へと後方に
向かう翼弦流れ方向43で起こるように配置される。外
側段及び内側段蛇行部36a及び38aはそれぞれ外側
及び内側出口36c及び38cと外側及び内側入口36
b及び38bとを含んでいて、これらは外側及び内側出
口36c及び38cがそれぞれ外側及び内側入口36b
及び38bよりも後方に位置するように配置され、蛇行
冷却流れ35が前縁20から後縁22へと後方に向かっ
て翼弦流れ方向43に流れるようにして、燃焼ガス32
から加わる熱負荷との調和を高め、蛇行冷却流れ35を
エーロフォイルの熱負荷に対して一段と効果的に適合さ
せかつエーロフォイル12を一段と効果的に冷却する。
【0017】図1に示す内部リブ34は、主として、翼
弦方向に離隔しかつ縦方向に延在する短いスパンリブ3
4aと長いスパンリブ34bの形態をしており、短いス
パンリブ34aは外側段及び内側段蛇行部36a及び3
8aを画定し、長いスパンリブ34bは複数の別個のス
パン流路(総括的に符号40で示す)及び蛇行流路(総
括的に符号41で示す)を画定するが、これらの流路は
エーロフォイル12内部に縦方向に延在して、圧縮機
(図示せず)から従来通り受け入れた冷却空気42をエ
ーロフォイル冷却のためエーロフォイル12の内部に流
す。内部リブ34は好ましくは2以上の(1つでも足り
るが)スパン中央コードリブ34xをも含んでいて、コ
ードリブ34xは隣接する短いスパンリブ34aと長い
スパンリブ34bの間に翼弦方向に延在し、外側転回流
路37a及び内側転回流路37bを部分的に構成する。
外側転回流路37a及び内側転回流路37bはスパン流
路40と蛇行流路41をつないで外側蛇行部36a及び
内側蛇行部38aを形成する。中央スパン翼弦CM近く
の外側転回流路37aと内側転回流路37bの幾つかは
翼弦方向に延在する隣接コードリブ34xによって離隔
されていており、隣接コードリブ34xは縦方向にずれ
ていても(すなわち離隔していても)よい。ずれ配置
は、エーロフォイルがスパン中央領域で折れて破損する
という破損線を通例有する第1モードの共振に関してエ
ーロフォイルの剛性を高めるのでさらに有利となる。外
側蛇行部36aの蛇行流路41は、好ましくは、エーロ
フォイル12の剛性をさらに高めるとともにその構成を
単純化すべく内側蛇行部38aの対応流路と縦方向に整
合させる。
【0018】図に示す例示的な実施形態では、外側段冷
却回路36及び内側段冷却回路38は5パス蛇行回路で
ある。実質的に、外側段冷却回路36はすべて内側段冷
却回路38の主要部分の真上に配置されており、そのた
めエーロフォイル12はその縦方向(すなわち半径方
向)に選択的に冷却され、作動時にエーロフォイル12
上を流れる燃焼ガス32から加わる入熱との調和を高め
得る。外側段及び内側段冷却回路36、38の蛇行パス
数は所望に応じて適当な数とし得る。
【0019】図1に示す例示的な実施形態において、外
側段蛇行部36a及び内側段蛇行部38aはエーロフォ
イル12の前縁20と後縁22の間の翼弦中央領域M近
くに配置されているが、これは経験上エーロフォイル1
2における最高入熱が例えばエーロフォイル先端28近
くの翼弦中央領域でしかも正圧側16にあることが判明
したからである。この具体的な実施形態では、コードリ
ブ34xはエーロフォイル12のスパン中央付近、すな
わち半径方向高さの約50%の位置に配置されている。
背景の項で述べた通り、燃焼ガス32の中心ピーク型温
度プロフィールが半径方向に少しでも移動すると、エー
ロフォイル12の正圧側16にスパン高さの約70%〜
85%の範囲で最高温度をもたらす。従って、コードリ
ブ34xをスパン中央Mに配置することにより、外側段
冷却回路36はエーロフォイル先端28まで上方に延在
することになり、この最高入熱領域に直接冷却空気を供
給するようになってこの領域のエーロフォイルが最大限
冷却されるようになる。
【0020】外側段冷却回路36はスパン流路40のう
ち外側入口流路40bを画定するものをさらに含んでい
て、該外側入口流路40bは半径方向上方に向かって外
側転回流路37aのうちの第1の外側転回流路37eま
で延在する。内側段冷却回路38も同様にスパン流路4
0のうち内側入口流路40aを画定するものを含んでい
て、該内側入口流路40aは半径方向上方に向かって内
側転回流路37bのうちの第1の内側転回流路38eま
で延在する。内側段冷却回路38は、スパン流路40の
うちの第3のもので内側出口流路40cを画定するもの
を含んでいて、該内側出口流路40cは半径方向上方に
向かって外側先端壁31まで延在しそこで最高点に達す
る。
【0021】前縁冷却プレナム70は最前部のスパンリ
ブ71と外壁15の前縁20との間に形成される。後縁
冷却プレナム72は最後部のスパンリブ75と外壁15
の後縁22との間に形成される。最前部スパンリブ71
内の冷却空気排出口74は冷却空気を外側入口流路40
bから前縁冷却プレナム70に供給し、そこから従来の
前縁シャワーヘッド冷却孔44を通して冷却吸気が流出
する。最後部スパンリブ75内の冷却空気排出口74は
冷却空気を内側出口流路40cから後縁冷却プレナム7
2に供給し、そこから従来の後縁冷却孔46を通して冷
却空気が流出する。これは前縁20及び後縁22を冷却
するために用いられる。
【0022】エーロフォイルは、フィルム冷却孔48を
外壁15の両側に含んでいてもよいし、或いは、図2に
示す別の具体的な実施形態のように、負圧側18がフィ
ルム冷却孔を全く有しておらず、正圧側16が好ましく
はエーロフォイルの前縁と後縁の間の翼弦中央部に沿っ
て複数の下流に傾斜したフィルム冷却孔48を外壁15
に有するように構成してもよい。
【0023】図1に示す例示的実施形態のエーロフォイ
ル12は冷却空気42を根元14から受け入れるので、
外側段冷却回路36及び内側段冷却回路38のそれぞれ
の入口流路40b及び40aは、それぞれ外側段冷却回
路36及び内側段冷却回路38に別々に冷却空気42を
供給すべく下方部分で互いに平行に延在する。エーロフ
ォイルのスクイーラチップは、内側出口流路40c及び
外側出口流路40dからスクイーラチップキャビティ3
3へとつながる位置で外側先端壁31に設けられた先端
冷却孔59によって冷却される。こうして、外側段冷却
回路36及び内側段冷却回路38は各々1以上の先端冷
却孔59で最高点に達し、冷却空気をスクイーラチップ
キャビティ33に供給する。追加の新鮮な冷却空気を内
側出口流路に供給し次いで後縁22の補充冷却のため後
縁冷却プレナム72に供給すべく、内側転回流路37b
のうちの一つの間にかかる最底部コードリブ64を貫通
して内側出口流路40cへと通じる1以上のリフレッシ
ャー孔62を通じてリフレッシャー冷却空気42aを供
給するための、リフレッシャースパン流路60を根元1
4を通して配置してもよい。外側先端壁31はまた冷却
回路と流路とプレナムの最も外側の部分をキャップす
る。
【0024】最前部スパンリブ71及び最後部スパンリ
ブ75及びそれらの冷却空気排出孔74の下流にある先
端冷却孔59で最高点に達する外側段冷却回路36及び
内側段冷却回路3を有することの一つの利点は、前縁冷
却プレナム70及び後縁冷却プレナム72のスパン方向
全長に供給するのに十分な冷却空気が常に存在すること
である。この態様のもう一つの利点は、最前部スパンリ
ブ71及び最後部のスパンリブ75(それぞれコールド
ブリッジ及びウォームブリッジとも呼ばれる)が従来技
術の設計よりも低温に保たれ、そのためそれらが取り付
けれた外壁15をより効果的に冷却することである。こ
の設計は、前縁及び後縁冷却空気排出口74或いはイン
ピンジメント孔及び負圧側フィルム冷却孔48(ギル孔
とも呼ばれる)に冷却空気を供給する上向パスで冷却さ
れるブレードを有する従来のコールド及びウォームブリ
ッジ設計よりも効果的な冷却設計である。これら従来の
供給キャビティ又は通路の先端にはごく少量の冷媒しか
残らない。これらのブリッジ及び通路はまた妥当な大き
さの表面長さに及ぶが、その長さに対しては適度な冷却
を与えなければならない。
【0025】図1に示すタービンブレードの実施形態で
は、入口流路40a及び40bは、従来と同様に冷却空
気42を受け入れるため、根元14内部の内側基部26
下方の共通平面で始まる。内側出口流路40c及び外側
出口流路40dは翼先端28の共通平面にて終わる。こ
のように、2段冷却回路36及び38は縦方向にほぼ同
じ広がりをもち、外側段冷却回路36は主にエーロフォ
イル12の外側部分を冷却し、内側段冷却回路38は主
にエーロフォイル12の内側部分を冷却する。ブレード
スパン中央の下側は少ない冷却ですむので、内側段冷却
回路38に送る冷却空気42の量は、その領域の低い入
熱負荷に適応した必要量だけに低減し得る。そして、外
側段冷却回路36に導入される冷却空気42は、エーロ
フォイル上方領域の高い入熱負荷に適応した適当量を与
えるべく独立に計量し得る。このようにして、従来技術
で起こっていたようなこれらの領域の過冷却を起こさず
に、事情が許せば冷却空気42の総使用量を減らして、
エーロフォイル12を半径方向(すなわち縦方向)及び
軸方向(すなわち翼弦方向)に選択的に冷却することが
できる。冷却空気42はこうして一段と効率的に利用さ
れ、圧縮機から抽気される冷却空気の量が減って、ガス
タービンエンジンの全体的作動効率が上昇する。
【0026】エーロフォイル12は、その他にも、当技
術分野で周知のタービュレータもしくはピン(図示せ
ず)等のエーロフォイルの冷却作用を高めるための慣用
手段を有していてもよい。以上、図面に示したタービン
ブレード10に関して本発明を説明してきたが、本発明
は同様のエーロフォイルを有するタービンノズルベーン
に対しても使用でき、その選択的スパン方向冷却を利用
して燃焼ガス32から加わる半径方向温度プロフィール
との調和を高めることができる。
【0027】上述の多段蛇行冷却配置は、冷却空気の使
用量を至適化するとともにエーロフォイル12の金属温
度プロフィールを一段と望ましいものにするための選択
的なスパン方向及び翼弦方向冷却という利点をもたら
す。図1では5パス蛇行回路を例示したが、設計用途及
び利用可能な冷却空気圧に応じて、外側段冷却回路36
に対して3パス蛇行回路を用いてもよい。多段蛇行外側
及び内側段冷却回路36及び38は、従来のマルチパス
蛇行通路用に用いられるような慣用鋳造法を用いて容易
に製造し得る。
【0028】以上、本発明の好適な実施形態と考えられ
る構造について説明したが、本発明の他の変更例も上述
した説明から当業者に明らかであり、このような変更例
も本発明の要旨の範囲内に包含される。以上本発明の例
示的で好ましいと考えられる実施形態について記載して
きたが、本発明についてのその他様々な修正は本明細書
の教示内容から当業者には自明であり、添付の特許請求
の範囲においてかかる修正のすべてが本発明の真の技術
的思想及び技術的範囲に属するものとして保護されるこ
とを望むものである。
【0029】そこで米国特許で保護されることを望むの
は特許請求の範囲に記載され明示された事項である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 下流に流れる蛇行部をもつ多段蛇行冷却回路
を有するガスタービンエンジンエーロフォイルの具体例
を翼弦にそって平らに展開したものの断面図である。
【図2】 実際の湾曲した翼弦をもって図示した図1の
エーロフォイルの線2−2の断面図である。
【符号の説明】
10 タービンブレード 12 エーロフォイル 14 ダブテール根元 15 外壁 16 正圧側 18 負圧側 20 前縁 22 後縁 24 半径方向軸 26 内側基部 28 エーロフォイル先端 29 スクイーラチップ壁 30 プラットホーム 31 外側先端壁 32 燃焼ガス 33 スクイーラチップキャビティ 34 内部リブ 34a 短いスパンリブ 34b 長いスパンリブ 34x スパン中央のコードリブ 35 冷却流れ 36 外側段冷却回路 36a 外側段蛇行部 36b 外側入口 36c 出口 37a 外側転回流路 37b 内側転回流路 37e 第1外側転回流路 38 内側段冷却回路 38a 内側段蛇行部 38b 内側入口 38c 出口 38e 第1内側転回流路 40 スパン流路 40a 内側入口流路 40b 外側入口流路 40c 内側出口流路 40d 外側出口流路 41 蛇行流路 42 冷却空気 42a リフレッシャー冷却空気 43 流れ方向 44 シャワーヘッド冷却孔 46 後縁冷却孔 48 下流傾斜フィルム冷却孔 59 先端冷却孔 60 リフレッシャースパン流路 62 リフレッシャー孔 64 最底部コードリブ 70 前縁冷却プレナム 71 最前部スパンリブ 72 後縁冷却プレナム 74 排出口 75 最後部スパンリブ M 翼弦中央領域 CM 中央スパン翼弦 S スパン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エーロフォイルの翼弦方向に離隔した前
    縁と後縁において互いに結合した正圧側(16)と負圧
    側(18)を有しかつ根元(14)から先端(28)ま
    で縦方向に延在するエーロフォイル外壁(15)を含ん
    でなるガスタービンエンジンエーロフォイル(12)で
    あって、 正圧側と負圧側は前縁と後縁の間互いに離隔していて、
    かつ部分的に別々の縦方向段に配列された2以上の独立
    した蛇行外側及び内側冷却回路(36、38)を画定す
    る複数の内部リブ(34)によって互いに結合してお
    り、 外側及び内側冷却回路(36、38)はそれぞれ外側段
    及び内側段蛇行部(36a、38a)を含んでいるが、
    外側段蛇行部(36a)は当該エーロフォイルを縦方向
    に差別的に冷却するため内側段蛇行部(38a)よりも
    縦方向上方に配置されており、しかも外側段及び内側段
    蛇行部はそれぞれ外側及び内側出口(36c、38c)
    と外側及び内側入口(36b、38b)とを含んでいる
    が、外側及び内側出口(36c、38c)は、蛇行部内
    で前縁から後縁へと後方に向かう翼弦流れ方向を有する
    ように、それぞれ外側及び内側入口(36b、38b)
    よりも後方に位置している、標記ガスタービンエンジン
    エーロフォイル。
  2. 【請求項2】 内側入口(38b)が外側入口(36
    b)の後方にある、請求項1記載のエーロフォイル。
  3. 【請求項3】 外側及び内側蛇行部それぞれの外側及び
    内側転回流路(37a、37b)、並びに内部リブ(3
    4)のうち外側転回流路(37a)と内側転回流路(3
    7b)の間に配置された翼弦方向に延在する2以上の隣
    接コードリブ(34x)をさらに含んでなる、請求項1
    記載のエーロフォイル。
  4. 【請求項4】 コードリブ(34x)の翼弦方向に隣接
    するものが縦方向に離隔している、請求項3記載のエー
    ロフォイル。
  5. 【請求項5】 内部リブ(34)が、当該エーロフォイ
    ル内部に縦方向に冷却空気を流すための縦方向に延在す
    る複数のスパン流路(40、41)を画定する複数の翼
    弦方向に離隔しかつ縦方向に延在するスパンリブ(34
    b)を含んでおり、 コードリブ(34x)がスパンリブ(34b)の左側の
    ものの幾つかからスパンリブ(34b)の右側のものま
    で翼弦方向に延在し、 外側蛇行部のスパン流路(40、41)の少なくとも幾
    つかは内側蛇行部のスパン流路(40、41)の対応す
    るものと縦方向に整合している、請求項4記載のエーロ
    フォイル。
  6. 【請求項6】 負圧側はフィルム冷却孔を全く有してお
    らず、正圧側は当該エーロフォイルの前縁と後縁の間の
    翼弦中央部(M)に複数の第1フィルム冷却孔(48)
    を有する、請求項1記載のエーロフォイル。
  7. 【請求項7】 前縁周辺に複数の第2フィルム冷却孔
    (44)をさらに含んでなる、請求項6記載のエーロフ
    ォイル。
  8. 【請求項8】 当該エーロフォイルが前縁及び後縁に沿
    って前縁及び後縁冷却プレナム(70、72)をさらに
    含んでなり前縁及び後縁冷却プレナム(70、72)は
    それぞれ前縁及び後縁に沿って外壁(15)に冷却空気
    排出口(44)を有しており、 前縁冷却プレナム(70)は外側冷却回路(36)の入
    口スパン流路(41)から前縁スパンリブ(34b)を
    貫通する前縁空気供給口(74)を有しており、 後縁冷却プレナム(72)は内側冷却回路(38)の出
    口スパン流路(40)から後縁スパンリブ(34b)を
    貫通する後縁空気供給口(74)を有する、請求項1記
    載のエーロフォイル。
  9. 【請求項9】 外側冷却回路(36)の入口スパン流路
    (41)が根元(14)を通して配置されており、かつ
    当該エーロフォイルが、 根元(14)を通して配置された内側冷却回路(38)
    の入口スパン流路(41)、 根元(14)を通して配置されたリフレッシャースパン
    流路(60)、及び内側転回流路(37b)のうちの一
    つの間にかかるコードリブ(34x)の一つを通してリ
    フレッシャースパン流路(60)から出口スパン流路
    (40)へと通じる1以上のリフレッシャー孔(62)
    をさらに含んでなる、請求項8記載のエーロフォイル。
  10. 【請求項10】 当該エーロフォイルが、 外側蛇行部(36a)の外側出口(36c)から先端の
    縦方向外側の先端壁(31)を通して配置された1以上
    の第1先端冷却孔(59)、 内側蛇行部(38a)の外側出口(36c)から先端
    (28)の壁を通して配置された1以上の第2先端冷却
    孔(59)、及び外側先端壁周縁に該外側先端壁から縦
    方向外側に延在しその内側にスクイーラチップキャビテ
    ィ(33)を構成するスクイーラチップ壁(29)を有
    するスクイーラチップ(28)をさらに含んでなる、請
    求項9記載のエーロフォイル。
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