JP2001152049A - 干渉色を有する粉体およびその製造方法 - Google Patents

干渉色を有する粉体およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001152049A
JP2001152049A JP33735999A JP33735999A JP2001152049A JP 2001152049 A JP2001152049 A JP 2001152049A JP 33735999 A JP33735999 A JP 33735999A JP 33735999 A JP33735999 A JP 33735999A JP 2001152049 A JP2001152049 A JP 2001152049A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
carbon black
layer
flaky substrate
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33735999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3655513B2 (ja
Inventor
Yasuo Akano
八寿雄 赤野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HI MIRROR KK
Original Assignee
HI MIRROR KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HI MIRROR KK filed Critical HI MIRROR KK
Priority to JP33735999A priority Critical patent/JP3655513B2/ja
Publication of JP2001152049A publication Critical patent/JP2001152049A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3655513B2 publication Critical patent/JP3655513B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 彩度が高く深い色の外観色を有し、かつ耐薬
品性、耐溶剤性、耐光性、耐候性、耐熱性および安全性
にすぐれた真珠光沢顔料を低コストで提供する。 【解決手段】 薄片状基材の上に、チタン酸化物の層お
よびカーボンブラックを含有する層を有する、干渉色を
有する粉体において、前記カーボンブラック含有層は、
(1)珪素酸化物を主成分とするマトリックス中にカー
ボンブラックを分散させた層A、または(2)カーボン
ブラックからなる内側層と珪素酸化物を主成分とする外
側層とからなる複合層Bであることを特徴とする干渉色
を有する粉体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は干渉色を有する粉体
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種のチタン系粉体、特に雲母
チタン系粉体が用いられている。このうち、一般的な雲
母チタン系粉体は、化粧品原料基準にも記載されている
ように、微細な薄片状雲母の表面に二酸化チタン層を形
成させて、真珠光沢と種々の干渉色を有するもので、製
法としては、特公昭43−25644に見られるように
チタンの無機塩類(例えば硫酸チタニル)の水溶液をそ
の中に雲母を混合させた状態で加水分解し、雲母表面に
含水二酸化チタンを析出させた後、加熱する方法が一般
的である。この場合、生成した雲母チタン系粉体は、雲
母粒子表面上の二酸化チタン被覆層の厚さによって様々
な干渉色を呈する。しかしながら、前記雲母チタン系粉
体は干渉色は種々得られるものの、外観色は白色に近
い。
【0003】彩度の高い暗色(深い色)の外観色を有す
る真珠光沢顔料を得るために、一酸化チタン及び二酸化
チタンの低次酸化物またはチタン窒化物から成る層でコ
ーティングされた雲母基質を素材とする薄片状顔料(特
開昭58−164653,特開昭59−126468,
特開昭60−60163)等が提案されており、例えば
特開昭59−126468には、二酸化チタン及びその
他の金属酸化物でコーティングされた雲母を水素あるい
はアンモニアガス等の還元性雰囲気中で高温処理した
り、その他の方法で作製された暗色の外観色を有する顔
料が記載されている。
【0004】また、二酸化チタン被覆層の表面にカーボ
ンブラックの層を設けたり、薄片基材と二酸化チタン被
覆層の間にカーボンブラックの層を設ける等が提案され
ており、例えば特開平7−316458には、薄片状基
質を素材とし、チタン酸化物を含有する層を最外側層と
し、カーボンブラックを含有する層を第二番目の最外側
層とする、暗色の外観色を有する顔料が記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記方法により、真珠
光沢顔料の外観色はかなり彩度が高く深い色を示すもの
の、真珠光沢顔料としての耐薬品性、耐溶剤性、耐光
性、耐候性、耐熱性、および安全性が十分とは言えず、
生産性、製造コストの点でも十分とは言えなかった。
【0006】本発明は、彩度が高く深い色の外観色を有
し、かつ耐薬品性、耐溶剤性、耐光性、耐候性、耐熱性
および安全性にすぐれた真珠光沢顔料を高い生産性およ
び低いコストで製造することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、薄
片状基材の上に、チタン酸化物の層およびカーボンブラ
ックを含有する層を有する、干渉色を有する粉体におい
て、前記カーボンブラック含有層は、(1)珪素酸化物
を主成分とするマトリックス中にカーボンブラックを分
散させた層A、または(2)カーボンブラックからなる
内側層と珪素酸化物を主成分とする外側層とからなる複
合層Bであることを特徴とする干渉色を有する粉体であ
る。
【0008】本発明において、薄片状基材としては、天
然あるいは合成雲母、タルク、カオリン、セリサイトな
どの層状けい酸塩類あるいは薄片状ガラス(フレーク状
ガラス)、シリカフレークなどが使用することができ
る。加えて、その他に、アルミニウム薄片のような金属
薄片あるいは例えば、薄片状酸化鉄、またはビスマスオ
キシ塩化物のような薄片状金属酸化物を挙げることがで
きる。特に好ましいのは天然あるいは合成雲母、他の層
状けい酸塩類または薄片状ガラスであって、天然および
合成雲母が特に好ましい。
【0009】薄片状基材は好ましくは1μm〜500μ
m、より好ましくは2μm〜250μm、さらにさらに
好ましくは5μm〜200μmの粒径(主軸方向長さ)
および、好ましくは10μm以下、より好ましくは5μ
m以下、さらに好ましくは0.1〜3μmの範囲の厚さ
を有している。薄片状基材の厚さに対する主軸方向の長
さの比(アスペクト比)は好ましくは5以上であり、よ
り好ましくは10以上である。
【0010】本発明におけるカーボンブラック含有層に
使用するカーボンブラック(カーボン超微粒子)の平均
粒径は好ましくは1000nm以下、例えば20〜30
0nmであり、より好ましくは100nm以下であり、
さらに好ましくは50nm以下である。特に好ましいの
は10〜50nmの平均粒径を有するカーボンブラック
粒子である。
【0011】カーボンブラックの使用量は薄片状基材の
重量に対して、好ましくは30重量%以下、より好まし
くは10重量%未満であり、さらに好ましくは0.05
〜5.0重量%の範囲であり、0.1〜3.0重量%の
範囲が最も好ましい。
【0012】前記カーボンブラック含有層(複合層Bで
ある場合はその全体の厚み)は50〜500nmの厚み
を有することが好ましい。カーボンブラック含有層がカ
ーボンブラックからなる内側層と酸化珪素を主成分とす
る外側層とからなる複合層Bである場合、カーボンブラ
ックからなる内側層は、好ましくは500nmより小さ
く、特に50〜200nmの厚みを有する。そして酸化
珪素を主成分とする外側層は50〜500nmの厚みを
有することが好ましく、より好ましい厚みは50〜20
0nmである。この外側層は酸化珪素を、SiO2換算
で、90重量%以上含有することが好ましい。
【0013】また前記カーボンブラック含有層が珪素酸
化物を主成分とするマトリックス中にカーボンブラック
を分散させた層Aである場合、この層は50〜400n
mの厚みを有することが好ましく、酸化珪素を、SiO
2換算で、70〜99重量%、およびカーボンブラック
を1〜30重量%以上含有することが好ましい。層Aの
より好ましい厚みは100〜300nmである。
【0014】本発明におけるチタン酸化物の層は、好ま
しくは10〜1000nm、より好ましくは40〜50
0nmの厚みを有する。この厚みは干渉色の色相の決定
におおきな役割を有している。(例えば二酸化チタン層
の厚みが約90nm(光学厚み約210nm)のときは
紫色の透過色および金色の反射色を示す。)
【0015】本発明の干渉色を有する粉体の製造方法
は、加水分解・縮重合可能な有機ケイ素化合物およびカ
ーボンブラックを含有する処理液の中に薄片状基材を分
散させ、ついで前記有機ケイ素化合物を加水分解・縮重
合させて、前記薄片状基材の表面にカーボンブラック含
有珪素酸化物の薄膜を被覆させる工程と、ついで前記薄
片状基材の前記珪素酸化物の薄膜の上にチタン酸化物の
薄膜を被覆させる工程を含むことを特徴とする。
【0016】本発明における、加水分解・縮重合可能な
有機ケイ素化合物としては、テトラメトキシシラン、テ
トラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラ
ブトキシシラン等のテトラアルコキシシラン、メチルト
リメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチル
トリプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン等の
メチルトリアルコキシシランを挙げることができる。こ
れらの中で、比較的分子量の小さいもの、例えば炭素数
が3以下のアルコキシル基からなるテトラアルコキシシ
ランが、緻密な膜となり易いので好ましく用いられる。
またこれらテトラアルコキシシランの重合体で、平均重
合度が5以下のものも好ましく用いられる。
【0017】加水分解・縮重合可能な有機ケイ素化合物
およびカーボンブラックを含有する処理液は、有機ケイ
素化合物を0.5〜20重量%、カーボンブラックを
0.1〜5重量%含有する。処理液はその他に、加水分
解のための水を含有する。例えばシリコンアルコキシド
(前記有機珪素化合物)と水との混合割合(モル比)
は、シリコンアルコキシドを1とした場合に水25〜1
00が好適である。有機ケイ素化合物およびカーボンブ
ラックの含有比率を変えることにより、最終膜中の酸化
珪素とカーボンブラックの比率を調整することができ
る。この処理液は通常10〜12のpHを有する。
【0018】上記溶媒としては、ヘキサン、トルエン、
シクロヘキサンのような炭化水素;塩化メチル、四塩化
炭素、トリクロルエチレンのようなハロゲン化炭化水
素;アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン;ジ
エチルアミンのような含窒素化合物;アルコール類;酢
酸エチルのようなエステル等の有機溶媒を用いることが
できる。これらの中で、アルコール系溶媒が好ましく用
いられ、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパ
ノール、2−プロパノール、ブチルアルコール、アミル
アルコール等を挙げることができるが、それらの中で、
メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロ
パノールのような炭素数が3以下の鎖式飽和1価アルコ
ールが、常温における蒸発速度が大きいので更に好まし
く用いられる。
【0019】触媒の種類としては、、塩酸、フッ酸、硝
酸、酢酸等の酸触媒、および水酸化アンモニウム、アン
モニア、水酸化ナトリウムなどの、アルカリ触媒を用い
ることができる。
【0020】この処理液中に分散させる薄片状基材を5
重量%〜60重量%、分散させ、ついで1〜5時間静置
させることにより、前記有機ケイ素化合物は加水分解・
縮重合されて、薄片状基材の全表面に50〜 300n
mの厚みの、珪素酸化物を主成分とするマトリックス中
にカーボンブラックを分散させた層Aが形成される。つ
いで、水洗、濾過、乾燥を行い、さらに加熱する。この
乾燥は、室温または200℃以下、例えば150℃〜2
00℃、で3時間〜5時間おこなうことが好ましい。続
く加熱は300℃〜600℃、で1時間〜3時間おこな
うことが好ましく、これにより、層Aを緻密にすること
ができる。
【0021】次にこの薄片状基材の被覆層Aの上にチタ
ン酸化物の薄膜を被覆させる。この被覆は例えば、特公
昭43−25644に記載の方法によることができる。
10〜1000nmの厚みのチタン酸化物の薄膜を形成
させることができる。例えば、層A被覆薄片状基材を、
加熱した純水の中でスラリーにし、このスラリー中に、
硫酸チタニル水溶液を、徐々に滴下し、ついでそれに酸
例えば硫酸を所定量添加する。そしてこのスラリーを攪
拌分散して2時間反応させ、その反応終了後スラリーを
濾過、水洗、乾燥させることで製造することができる。
また、別な方法として、層A被覆薄片状基材をチタンイ
ソプロポキシドおよびイソプロピルアルコールからなる
混合液中に添加して攪拌分散し、次に、その液中に、水
およびイソプロピルアルコールからなる混合溶液を数時
間かけて徐々に滴下することにより、二酸化チタン薄膜
が前記基材表面に液相析出し、ついで水洗、濾過、乾燥
させることにより製造することができる。この乾燥は、
室温または200℃以下、例えば150℃〜200℃、
で3時間〜5時間おこなうことが好ましい。続く加熱は
300℃〜600℃、で1時間〜3時間おこなうことが
このましく、これにより、チタン酸化物層を緻密にする
ことができる。
【0022】上記方法では、層Aを形成させた後にチタ
ン酸化物の薄膜を形成させたが、逆にチタン酸化物の薄
膜を形成させた後に層Aを形成させてもよい。この際チ
タン酸化物の薄膜を形成させる代わりに、市販のチタン
酸化物薄膜被覆薄片状基材を使用してもよい。
【0023】また、本発明の干渉色を有する粉体の製造
方法は、上記層Aに代えて、カーボンブラックからなる
内側層と珪素酸化物を主成分とする外側層とからなる複
合層Bを形成してもよい。カーボンブラックからなる内
側層は、チタン酸化物の薄膜を形成させる前の薄片状基
材表面に、またはチタン酸化物の薄膜を形成させた後薄
片状基材表面に形成させる。カーボンブラックからなる
層は、カーボンブラックを分散させたアルコール分散液
中に、薄片状基材をいれて、所定時間攪拌混させたのり
洗浄、濾過、乾燥させるか、またはカーボンブラックと
薄片状基材とを混合機内で攪拌することによっても得ら
れる。
【0024】珪素酸化物を主成分とする外側層は、カー
ボンブラックからなる内側層が形成された薄片状基材表
面、またはカーボンブラックからなる内側層が形成され
たチタン酸化物被覆薄片状基材表面の表面に形成され
る。珪素酸化物を主成分とする層は上述のカーボンブラ
ック含有珪素酸化物の薄膜被覆において用いる処理液
(有機ケイ素化合物およびカーボンブラック含有)に代
えて、カーボンブラックを含有せずに有機ケイ素化合物
のみを含有させた処理液を用いることにより得られる。
【0025】本発明の干渉色を有する粉体の耐薬品性、
特に耐アルカリ性を更に向上させるために、この粉体の
最外表面に酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化
亜鉛等の被覆を設けることができる。これらの被覆の厚
みは10〜200nmであることが好ましい。この被覆
は、例えば公知の液相析出法によって行うことができ
る。
【0026】本発明の干渉色を有する粉体は、安全性の
高く、安定な、真珠光沢、虹色干渉色を呈する干渉色固
定化有色無機顔料として、種々の用途に適用することが
できる。例えば、プラスチック製品への応用としては、
化粧品容器、食品容器、壁装材、床材、家電製品、アク
セサリー、文房具、玩具、浴槽、バス用品、履き物、ス
ポーツ用品、トイレ用品など、印刷インキへの応用とし
ては、包装パッケージ、包装紙、壁紙、クロス、化粧
版、テキスタイル、各種フイルム、ラベルなど、塗料へ
の応用としては、自動車、オートバイ、自転車、の外装
用、建材、瓦、家具、家庭用品、化粧品、容器、事務用
品、スポーツ用品など,その他の応用として、水彩絵
具、油絵具、本革合成皮革、捺染、ボタン、漆器、陶磁
器顔料、化粧品、用顔料(口紅、アイシャドウ、ネイル
エナメル)等を挙げることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】[実施例1]テトラエトキシシラ
ン15ml、エチルアルコール300ml、および純水
60mlを混合して溶液を調製し、この溶液中にカーボ
ンブラックの超微粒子(粒径10〜 50nm)0.5
gを添加する。次に直径が10〜60μmで厚みが0.
3〜0.8μmの、真珠光沢および緑色の干渉色を呈す
る、市販の二酸化チタン被覆雲母(二酸化チタン被覆の
幾何学的厚さ150nm、独メルク社製、「Iriod
in 235」)50gを添加して攪拌機で攪拌混合す
る。その後に水酸化アンモニウム溶液(濃度25%)1
4mlを添加する。この状態で撹拌混合して2〜3時間
脱水縮合反応を行う。この結果、液中で、二酸化チタン
被覆雲母の各粒子の表面に、カーボンブラック超微粒子
を含有する二酸化珪素薄膜が均一に液相析出する。つい
で濾過および水洗を数回繰り返した後に乾燥を行った。
そして最後に400℃で2時間熱処理を行って、カーボ
ンブラック含有二酸化珪素薄膜(膜厚200nm)−二
酸化チタン薄膜−雲母の積層構造を有する、真珠光沢、
虹色干渉色を呈し、彩度が高く深い色の外観色を示し、
外観色と干渉色が同じで、安全性の高く、安定な干渉色
固定化有色無機顔料が得られた。
【0028】[実施例2]イソプロピルアルコール30
0ml中にカーボンブラックの超微粒子(粒径10〜5
0nm)0.5gを添加してなる処理液を調製する。次
に粒径が10〜60μmの真珠光沢、および干渉色を呈
する市販の二酸化チタン被覆雲母粒子50gをこの各処
理液中に添加して30分間攪拌混合する。この各処理液
中で二酸化チタン被覆雲母の表面に均一にカーボンブラ
ックの超微粒子が吸着した。ついでイソプロピルアルコ
ールで洗浄濾過を繰り返してた後に乾燥して、厚みが5
0nmのカーボンブラックの薄膜が被覆された二酸化チ
タン被覆雲母粒子を得た。
【0029】テトラエトキシシラン15ml、エチルア
ルコール300ml、純水60mlからなる溶液を調製
し、その各溶液中に上記カーボンブラック薄膜が被覆さ
れた二酸化チタン被覆雲母粒子各50gを添加して攪拌
機で攪拌混合する。その後でそれぞれ水酸化アンモニウ
ム溶液14ml添加する。この状態で静置して2〜3時
間脱水縮合反応を行う。この結果二酸化珪素薄膜が上記
粒子のカーボンブラック薄膜の表面に均一に液相析出す
る。ついで水洗、濾過を繰り返した後に乾燥を行った。
最後に400℃で2時間熱処理を行い、二酸化珪素薄膜
(膜厚200nm)−カーボンブラック薄膜−二酸化チ
タン薄膜−雲母の積層構造を有する、安全性の高く、安
定な干渉色固定化有色無機顔料が得られた。
【0030】[実施例3]テトラエトキシシラン15m
l、エチルアルコール300ml、純水60mlからな
る溶液を調製し、その溶液中にカーボンブラックの超微
粒子(粒径10〜50nm)0.5gを添加する。次に
粒径が10〜60μmの市販の天然雲母50gをその中
に加えて攪拌機で攪拌混合する。その後に水酸化アンモ
ニウム溶液14mlをこれに添加する。この状態で2〜
3時間脱水縮合反応を行う。この結果、カーボンブラッ
ク含有二酸化珪素薄膜が天然雲母の粒子の表面に均一に
液相析出した。ついで、水洗、濾過を繰り返した後に乾
燥を行い、さらに400℃で2時間加熱する。得られた
カーボンブラック含有二酸化珪素薄膜で被覆した天然雲
母55gを、チタンイソプロポキシド15mlおよびイ
ソプロピルアルコール500mlからなる混合液中に添
加して攪拌分散させる。次に、その液中に、純水15m
lおよびイソプロピルアルコール125mlからなる混
合溶液を6時間かけて徐々に滴下した。それにより、液
中で、脱水縮合反応によって、前記天然雲母表面のカー
ボンブラック含有二酸化珪素薄膜の表面に均一に二酸化
チタン薄膜が液相析出した。ついで水洗、濾過を繰り返
した後に乾燥を行った。そして最後に400℃で2時間
熱処理を行い、二酸化チタン薄膜−カーボンブラック含
有二酸化珪素薄膜−雲母の積層構造を有する、安全性の
高く、安定な、真珠光沢、虹色干渉色を呈する干渉色固
定化有色無機顔料が得られた。上記二酸化チタン薄膜は
130nmの幾何学的厚みを有していた。またカーボン
ブラック含有二酸化珪素薄膜は200nmの膜厚を有
し、カーボンブラックを2重量%含有していた。
【0031】[実施例4]前記実施例3において得られ
たカーボンブラック含有二酸化珪素薄膜で被覆した天然
雲母55gを70℃で100mlの純水の中でスラリー
にする。このスラリー中に、35gの硫酸チタニルを溶
解させた100mlの水溶液を、10分かけて徐々に滴
下する。ついでそれに18規定の硫酸を30ml添加す
る。このスラリーを攪拌分散して2時間反応させる。反
応終了後スラリーを濾過水洗を繰り返した後乾燥した。
そして最後に500℃で2時間熱処理を行い、二酸化チ
タン薄膜−カーボンブラック含有二酸化珪素薄膜−雲母
の積層構造を有する、安全性の高く、安定な、真珠光
沢、虹色干渉色を呈する干渉色固定化有色無機顔料が得
られた。上記二酸化チタン薄膜は145nmの幾何学的
厚みを有していた。
【0032】[実施例5]実施例1で用いたと同じ二酸
化チタン被覆雲母50gおよびカーボンブラックの超微
粒子(粒径10〜50nm)0.5gを、pHが約10
で、液温80〜90℃の水約500mlの中に攪拌分散
させ、ついでその液中に珪酸ソーダー27gと硫酸31
gを徐々に添加する。反応液中でシリカゾルが生成し、
雲母表面の二酸化チタン膜の表面にシリカゾルおよびカ
ーボンブラックが同時に、均一に沈積してカーボンブラ
ック含有シリカ薄膜が形成された。ついで濾過および水
洗を数回繰り返した後に乾燥を行った。そして最後に5
00℃で2時間熱処理を行って、カーボンブラック含有
二酸化珪素薄膜(膜厚180nm)−二酸化チタン薄膜
−雲母の積層構造を有する、真珠光沢、虹色干渉色を呈
し、外観色と干渉色が同じカーボンブラック含有二酸化
珪素被覆有色無機顔料が得られた。
【0033】[実施例6]実施例2で得られた二酸化チ
タン被覆雲母粒子に代えて、実施例3で用いた市販の天
然雲母を用いる他は、実施例2と同様にして、カーボン
ブラック薄膜および二酸化珪素薄膜の被覆をおこなう。
ついで、この二酸化珪素薄膜被覆雲母50gを、70℃
で100mlの純水の中でスラリーにする。このスラリ
ー中に、35gの硫酸チタニルを溶解させた100ml
の水溶液を、10分かけて徐々に滴下する。ついでそれ
に18規定の硫酸を30ml添加する。このスラリーを
攪拌分散して2時間反応させる。反応終了後スラリーを
濾過水洗を繰り返した後乾燥した。そして最後に500
℃で2時間熱処理を行い、二酸化チタン薄膜−二酸化珪
素薄膜−カーボンブラック薄膜−雲母の積層構造を有す
る、安全性の高く、安定な、真珠光沢、虹色干渉色を呈
する干渉色固定化有色無機顔料が得られた。上記二酸化
チタン薄膜は150nmの幾何学的厚みを有していた。
【0034】[実施例7]実施例1で得られたカーボン
ブラック含有二酸化珪素薄膜−二酸化チタン薄膜−雲母
の積層構造を有する干渉色固定化有色無機顔料の表面に
次のようにして酸化ジルコニウムの被膜を被覆した。
【0035】得られたカーボンブラック含有二酸化珪素
薄膜で被覆した天然雲母50gを、ジルコニウム-n-プ
ロポキシド7.5ml、イソプロピルアルコール300
mlからなる混合液中に添加して攪拌分散させる。次
に、その液中に、純水7.5mlおよびイソプロピルア
ルコール100mlからなる混合溶液を5時間かけて徐
々に滴下した。それにより、液中で、脱水縮合反応によ
って、前記二酸化チタン被覆雲母表面のカーボンブラッ
ク含有二酸化珪素薄膜の表面に酸化ジルコニウム薄膜が
均一に液相析出した。ついで水洗、濾過を繰り返した後
に乾燥を行った。そして最後に400℃で2時間熱処理
を行て、酸化ジルコニウム薄膜(厚み100nm)−カ
ーボンブラック含有二酸化珪素薄膜−二酸化チタン薄膜
−雲母の積層構造を有する干渉色固定化有色無機顔料が
得られた。この顔料は、25℃、1規定の水酸化ナトリ
ウム溶液中に240時間浸漬後、耐アルカリ試験前後の
試料の色変化を色差ΔE測定により求めた。ΔEは0.
55の値を示し、優れた耐アルカリ性を有することがわ
かった。
【0036】[比較例1]雲母50gをイオン交換水5
00g中に均一に分散させ、その中に40重量%の硫酸
チタニル水溶液208gを加えて、6時間沸騰させる。
放冷後、濾過水洗し900℃で焼成して、二酸化チタン
で被覆された雲母90gを得た。得られたチタン雲母を
流速3L/分のアンモニアガス気流下で800℃、4時間
の還元処理を行った。
【0037】得られた粉末は外観色、干渉色ともに鮮や
かな青色の真珠光沢を有していた。
【0038】[比較例2]雲母50gをイオン交換水5
00g中に均一に分散させ、その中に40重量%の硫酸
チタニル水溶液312gを加えて、6時間沸騰させる。
放冷後、濾過水洗し900℃で焼成して、二酸化チタン
で被覆されたを雲母100gを得た。得られたチタン雲
母を流速1L/minのアンモニアガスと流速3L/minの窒素
ガスとの混合ガス気流下で800℃、4時間の還元処理
を行った。得られた粉末は外観色、干渉色ともに鮮やか
な緑色の真珠光沢を有していた。
【0039】[比較例3]雲母50gをイオン交換水5
00g中に均一に分散させ、その中に40重量%の硫酸
チタニル水溶液312gを加えて、6時間沸騰させる。
放冷後、濾過水洗し900℃で焼成して、二酸化チタン
で被覆された雲母100gを得た。得られたチタン雲母
に金属チタン12gを混合し、該混合物をオイル拡散ポ
ンプを用いて10-3torr以下の真空度で800℃、4時
間の加熱還元処理を行った。得られた粉末は外観色、干
渉色ともに鮮やかな青緑色の真珠光沢であった。
【0040】[物性評価]実施例1〜6、比較例1〜3
に記載の顔料について下記の試験法により評価を行っ
た。 (1)外観色および干渉色;試料の顔料を肉眼により観
察した (2)耐熱性;試料10gを磁性ルツボに入れ、大気中
450℃で2時間加熱しする。上記加熱前および加熱後
の試料2.0gを粉体セル(CR−A50)に入れ、粉
体セルを叩いて詰めて、色彩色差測定計CR−200
(ミノルタ社製)を用いて、その測定ヘッドを試料の入
った粉体セルに垂直に立てて耐熱試験前後の試料の色変
化を色差ΔE測定により求めた。Lab表色系で表し
て、耐熱試験前の色調(L1、a1、b1)および耐熱性
試験後の色調(L2、a2、b2)を測色し、色差ΔE
は、((L1−L22+(a1−a22+(b1
221/2により算出した。 上記試験法による評価結果を表1に示す。
【0041】
【表1】 ────────────────────────────── 色調 耐熱性 外観色 干渉色 耐熱試験前後の色差ΔE ────────────────────────────── 実施例 1 緑色 緑色 0.91 2 赤色 赤色 0.55 3 青色 青色 0.83 4 緑色 緑色 0.85 5 紫色 紫色 0.97 6 緑色 緑色 0.67 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例 1 青色 青色 29.59 2 緑色 緑色 26.37 3 青緑色 青緑色 11.14 ──────────────────────────────
【0042】上記表1より明らかなように、本実施例に
かかる干渉色固定化有色無機顔料は、鮮やかな色調を呈
した。また、本実施例にかかる顔料は耐熱性試験の前後
における色調変化が極めて小さいのに対し、比較例1,
2,3は耐熱性試験の前後における色調変化が著しく、
本実施例品の優れた耐熱性が明かである。また本発明で
は特殊な雰囲気、大がかりの設備を要せず、簡単な設
備、操作、および通常の雰囲気で大量の処理が可能であ
り、低コスト化が可能である。それに対して比較例で
は、真空、高温、還元という特殊雰囲気中で高価、精
密、大規模設備を長時間稼働させて処理を行わなければ
ならないためコスト高になる。
【0043】
【発明の効果】本発明の、干渉色を有する粉体は、虹色
干渉色を呈する誘電体薄膜被覆基材の表面にカーボンを
酸化珪素とともに固着することによって隠蔽性をあげて
深色化を行っているので、外観色と同じ干渉色を呈して
おり、そのため酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、カー
ミン等の着色顔料を添加しなくても、また外観色のため
のベースコート無しの一層コートで所望の色調を出すこ
とができる。
【0044】また本発明の、干渉色を有する粉体のう
ち、(1)珪素酸化物を主成分とするマトリックス中に
カーボンブラックを分散させた層A、または(2)カー
ボンブラックからなる内側層と珪素酸化物を主成分とす
る外側層とからなる複合層Bがチタン酸化物の層よりも
外側に配置される態様においては、虹色干渉色を呈する
誘電体薄膜被覆基材の表面に珪素酸化物を主成分とする
層が均一に被覆されているので、耐薬品性、耐溶剤性、
耐候性、耐光性、耐熱性(450℃−2時間)の良い、
安定な無機顔料として有用であり、またカーボンブラッ
ク含有層(層A、複合層B)が前記チタン酸化物の層よ
りも外側に配置される干渉色を有する粉体については、
このカーボンブラック含有層が酸化チタンの光触媒作用
を遮蔽しているので、体に対する安全性が高く、雲母チ
タン表面との接触による塗料、樹脂、プラスチックの劣
化、化粧品関係における皮膚に対する炎症のおそれがな
い。
【0045】さらに本発明の干渉色を有する粉体の製造
方法によれば、無電解めっきのように液相で析出、成膜
を行うことができるので、特殊な雰囲気、大がかりの設
備を要せず、簡単な設備、操作、および通常の雰囲気で
大量の処理が可能であり、低コスト化が可能である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4G073 BA62 BB57 BC07 BD15 CC03 CM09 CM22 CM24 CN06 CN09 UB23 UB36 4J037 AA02 AA15 AA17 AA18 AA24 AA26 AA27 AA29 CA09 CA24 CC28 DD10 EE04 EE12 EE43 FF09 FF13 FF22 FF25 FF28

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄片状基材の上に、チタン酸化物の層お
    よびカーボンブラックを含有する層を有する、干渉色を
    有する粉体において、前記カーボンブラック含有層は、
    (1)珪素酸化物を主成分とするマトリックス中にカー
    ボンブラックを分散させた層A、または(2)カーボン
    ブラックからなる内側層と珪素酸化物を主成分とする外
    側層とからなる複合層Bであることを特徴とする干渉色
    を有する粉体。
  2. 【請求項2】 前記カーボンブラック含有層が前記チタ
    ン酸化物の層よりも内側に配置される請求項1記載の干
    渉色を有する粉体。
  3. 【請求項3】 前記カーボンブラック含有層が前記チタ
    ン酸化物の層よりも外側に配置される請求項1記載の干
    渉色を有する粉体。
  4. 【請求項4】 前記カーボンブラック含有層は50〜5
    00nmの厚みを有する請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の干渉色を有する粉体。
  5. 【請求項5】 前記層Aはカーボンブラックを1〜30
    重量%含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の干
    渉色を有する粉体。
  6. 【請求項6】 加水分解・縮重合可能な有機ケイ素化合
    物およびカーボンブラックを含有する処理液の中に薄片
    状基材を分散させ、ついで前記有機ケイ素化合物を加水
    分解・縮重合させて、前記薄片状基材の表面にカーボン
    ブラック含有珪素酸化物の薄膜を被覆させる工程と、つ
    いで前記薄片状基材の前記珪素酸化物の薄膜の上にチタ
    ン酸化物の薄膜を被覆させる工程を含むことを特徴とす
    る干渉色を有する粉体の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記チタン酸化物の薄膜を被覆させる工
    程は、加水分解・縮重合可能なチタン化合物を含有する
    処理液の中に前記カーボンブラック含有珪素酸化物薄膜
    被覆薄片状基材を分散させ、ついで前記チタン化合物を
    加水分解・縮重合させるものである請求項6に記載の干
    渉色を有する粉体の製造方法。
  8. 【請求項8】 加水分解・縮重合可能なチタン化合物を
    含有する処理液の中に薄片状基材を分散させ、ついで前
    記チタン化合物を加水分解・縮重合させて、前記薄片状
    基材の表面にチタン酸化物の薄膜を被覆させる工程と、
    加水分解・縮重合可能な有機ケイ素化合物およびカーボ
    ンブラックを含有する処理液の中に前記チタン酸化物薄
    膜被覆薄片状基材を分散させ、ついで前記有機ケイ素化
    合物を加水分解・縮重合させて、前記チタン酸化物薄膜
    被覆薄片状基材の表面にカーボンブラック含有珪素酸化
    物の薄膜を形成させる工程を含むことを特徴とする干渉
    色を有する粉体の製造方法。
  9. 【請求項9】 加水分解・縮重合可能な有機ケイ素化合
    物およびカーボンブラックを含有する処理液の中にチタ
    ン酸化物薄膜被覆薄片状基材を分散させ、ついで前記有
    機ケイ素化合物を加水分解・縮重合させて、前記チタン
    酸化物薄膜被覆薄片状基材の表面にカーボンブラック含
    有珪素酸化物の薄膜を形成させる工程を含むことを特徴
    とする干渉色を有する粉体の製造方法。
  10. 【請求項10】 加水分解・縮重合可能なチタン化合物
    を含有する処理液の中に薄片状基材を分散させ、ついで
    前記チタン化合物を加水分解・縮重合させて、前記薄片
    状基材の表面にチタン酸化物の薄膜を被覆させる工程
    と、前記チタン酸化物の薄膜の上にカーボンブラックの
    薄膜を被覆させる工程と、加水分解・縮重合可能な有機
    ケイ素化合物処理液の中に前記カーボンブラック薄膜被
    覆薄片状基材を分散させ、ついで前記有機ケイ素化合物
    を加水分解・縮重合させて、前記カーボンブラック薄膜
    被覆薄片状基材の表面に珪素酸化物の薄膜を形成させる
    工程を含むことを特徴とする干渉色を有する粉体の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 チタン酸化物薄膜被覆薄片状基材の上
    にカーボンブラックの薄膜を被覆させる工程と、加水分
    解・縮重合可能な有機ケイ素化合物およびカーボンブラ
    ックを含有する処理液の中にチタン酸化物薄膜被覆薄片
    状基材を分散させ、ついで前記有機ケイ素化合物を加水
    分解・縮重合させて、前記カーボンブラック薄膜被覆薄
    片状基材の表面に珪素酸化物の薄膜を形成させる工程を
    含むことを特徴とする干渉色を有する粉体の製造方法。
  12. 【請求項12】 薄片状基材の表面にカーボンブラック
    の薄膜を被覆させる工程と、加水分解・縮重合可能な有
    機ケイ素化合物を含有する処理液の中に上記カーボンブ
    ラック被覆薄片状基材を分散させ、ついで前記有機ケイ
    素化合物を加水分解・縮重合させて、前記薄片状基材の
    カーボンブラック被覆の表面に珪素酸化物の薄膜を被覆
    させる工程と、ついで前記薄片状基材の前記珪素酸化物
    の薄膜の上にチタン酸化物の薄膜を被覆させる工程を含
    むことを特徴とする干渉色を有する粉体の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記チタン酸化物の薄膜を被覆させる
    工程は、加水分解・縮重合可能なチタン化合物を含有す
    る処理液の中に前記珪素酸化物被覆薄片状基材を分散さ
    せ、ついで前記チタン化合物を加水分解・縮重合させる
    ものである請求項12に記載の干渉色を有する粉体の製
    造方法。
JP33735999A 1999-11-29 1999-11-29 干渉色を有する粉体およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3655513B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33735999A JP3655513B2 (ja) 1999-11-29 1999-11-29 干渉色を有する粉体およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33735999A JP3655513B2 (ja) 1999-11-29 1999-11-29 干渉色を有する粉体およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001152049A true JP2001152049A (ja) 2001-06-05
JP3655513B2 JP3655513B2 (ja) 2005-06-02

Family

ID=18307890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33735999A Expired - Fee Related JP3655513B2 (ja) 1999-11-29 1999-11-29 干渉色を有する粉体およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3655513B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004204209A (ja) * 2002-11-01 2004-07-22 Sk Kaken Co Ltd 金色顔料及びその製造方法
JP2004231512A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Inst Fr Petrole 炭素を含有する多孔質無機膜、それを調製するための方法、およびその使用
WO2005028568A1 (ja) * 2003-09-22 2005-03-31 Nippon Sheet Glass Company, Limited 黒色光輝性薄片およびそれを配合した化粧料、塗料組成物、樹脂組成物およびインキ組成物
JP2011507982A (ja) * 2007-12-04 2011-03-10 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング セキュリティ顔料
JP2012224858A (ja) * 2002-12-17 2012-11-15 Merck Patent Gmbh 干渉顔料
JP2018502183A (ja) * 2014-11-24 2018-01-25 ビーエーエスエフ コーポレーション エフェクト顔料内のカーボンブラック
CN107916019A (zh) * 2016-10-10 2018-04-17 汕头市龙华珠光颜料有限公司 一种炭黑复合颜料、制备方法及其应用
JP2021119213A (ja) * 2020-01-27 2021-08-12 ヴァイアヴィ・ソリューションズ・インコーポレイテッドViavi Solutions Inc. ナノ粒子のコーティングを有する薄膜干渉顔料

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004204209A (ja) * 2002-11-01 2004-07-22 Sk Kaken Co Ltd 金色顔料及びその製造方法
JP4558283B2 (ja) * 2002-11-01 2010-10-06 エスケー化研株式会社 金色顔料及びその製造方法
JP2012224858A (ja) * 2002-12-17 2012-11-15 Merck Patent Gmbh 干渉顔料
JP2004231512A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Inst Fr Petrole 炭素を含有する多孔質無機膜、それを調製するための方法、およびその使用
WO2005028568A1 (ja) * 2003-09-22 2005-03-31 Nippon Sheet Glass Company, Limited 黒色光輝性薄片およびそれを配合した化粧料、塗料組成物、樹脂組成物およびインキ組成物
JPWO2005028568A1 (ja) * 2003-09-22 2007-11-15 日本板硝子株式会社 黒色光輝性薄片およびそれを配合した化粧料、塗料組成物、樹脂組成物およびインキ組成物
JP2011507982A (ja) * 2007-12-04 2011-03-10 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング セキュリティ顔料
JP2018502183A (ja) * 2014-11-24 2018-01-25 ビーエーエスエフ コーポレーション エフェクト顔料内のカーボンブラック
JP2020169341A (ja) * 2014-11-24 2020-10-15 ビーエーエスエフ コーポレーション エフェクト顔料内のカーボンブラック
JP7197539B2 (ja) 2014-11-24 2022-12-27 ビーエーエスエフ コーポレーション エフェクト顔料内のカーボンブラック
CN107916019A (zh) * 2016-10-10 2018-04-17 汕头市龙华珠光颜料有限公司 一种炭黑复合颜料、制备方法及其应用
JP2021119213A (ja) * 2020-01-27 2021-08-12 ヴァイアヴィ・ソリューションズ・インコーポレイテッドViavi Solutions Inc. ナノ粒子のコーティングを有する薄膜干渉顔料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3655513B2 (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2598469C (en) Transparent goniochromatic multilayer effect pigment
US7531208B2 (en) Carbon coated high luster materials
US5364467A (en) Luster pigments based on multiply coated plateletlike metalic substrates
KR100876775B1 (ko) 고도로 내식성인 금속 안료
EP1587881B2 (en) Multi-layer effect pigment with the outermost layer having a larger thickness
CN1738869B (zh) 包括反射层的改进效果颜料
WO2005071019A1 (ja) 着色された光輝性顔料
JP5968448B2 (ja) 高い色強度を有する干渉顔料及びその製造方法
CN104254577B (zh) 制备效果颜料的方法
WO2006088761A2 (en) Multilayer effect pigment
WO2006116376A2 (en) Effect pigment composition comprising triacetin
US6794037B2 (en) High chroma effect materials
JPH10279828A (ja) 高虹彩色効果を有するパール顔料、その製造方法及び用途
JP3655513B2 (ja) 干渉色を有する粉体およびその製造方法
US5228911A (en) Oxidized graphite flaky particles and pigments based thereon
JP2016534215A (ja) 非磁性化可能な効果顔料
WO2007024610A1 (en) Complex inorganic effect materials
JPH06116507A (ja) 真珠光沢顔料
KR100215375B1 (ko) 산화된흑연박편입자및이를기본으로하는안료
JPH07157686A (ja) 青味光輝性白色真珠光沢顔料
WO2004055118A2 (en) Improved effect pigment comprising a reflecting layer

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 19991207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20020827

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041203

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20041203

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20041206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees