JP2001150503A - 射出成形機の射出装置 - Google Patents
射出成形機の射出装置Info
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Abstract
なって定位置に留まりにくく、その滞留を防止すること
ができるようにする。 【解決手段】 プランジャ2に、成形材料の逆流を防止
する逆流防止弁4を固定するためのプランジャチップ5
を設けて、このプランジャチップ5に、プランジャ2の
動作方向に対して捩れた方向の捩れ溝211を形成す
る。
Description
に適したプリプラ式射出成形機の射出装置に関するもの
である。
の射出装置として、射出口を有するシリンダーとシリン
ダー内部の射出口に対面する位置において軸方向に摺動
するプランジャとこのプランジャを前進後退させる駆動
手段とを備え、シリンダーは、プランジャの摺動位置と
射出口との間に成形材料の供給口を有していて、プラン
ジャの前進でこのシリンダー内部に供給された成形材料
を加圧して射出口に連通した金型のキャビティ内に成形
材料を射出注入するようになっている射出成形機の射出
装置が知られている。
クリュウがシリンダーの外部に設けられたプリプラ式と
シリンダーの内部の先端側に一体に設けられたインライ
ン式のものがある。
すように、シリンダー1内に、プランジャ2と、成形材
料を加圧して射出注入する時の成形材料の逆流を防止す
る逆流防止弁4と、逆流防止弁4の動作を補助する圧縮
バネ3と、逆流防止弁4を圧縮バネ3を介して位置規制
するプランジャチップ5とをそれぞれ設け、プランジャ
チップ5にプランジャ2の動作方向に同方向の溝211
aが設けられ、この溝211aを通って成形材料をなす
溶融樹脂が射出口に通ずる貯留部分13に供給されるも
のが知られている。
術におけるプランジャチップ5にプランジャ2の動作方
向に同方向の溝211aが設けられ、この溝211aを
通って成形材料をなす溶融樹脂が射出口に通ずる貯留部
分13に供給されるものにおいては、プランジャ2の動
作方向と同方向に形成された複数の溝211aにはさま
れたプランジャチップ5の突出部分(又は溝211aの
形成されていない部分)とシリンダー1内面との間の部
分に位置する溶融樹脂は、流動しにくくその滞留により
焼けたり炭化し易いという問題があった。
形機の射出装置を提供することを目的とする。
めに、本発明における射出成形機の射出装置では、射出
口を有するシリンダーとシリンダー内部の射出口に対面
する位置において軸方向に摺動するプランジャとこのプ
ランジャを前進後退させる駆動手段とを備え、シリンダ
ーは、プランジャの摺動位置と射出口との間に成形材料
の供給口を有していて、プランジャの前進でこのシリン
ダー内部に供給された成形材料を加圧して射出口に連通
した金型のキャビティ内に成形材料を射出注入するよう
になっている射出装置において、前記プランジャに、成
形材料の逆流を防止する逆流防止弁を位置規制するため
のプランジャチップを設けて、このプランジャチップ
に、プランジャの動作方向に対して捩れた方向の捩れ溝
を形成したことを特徴としている。
材料の逆流を防止する逆流防止弁を固定するためのプラ
ンジャチップを設けて、このプランジャチップに、プラ
ンジャの動作方向に対して捩れた方向の捩れ溝を形成し
ているので、捩れ溝とシリンダー間の部分に位置する溶
融樹脂は、捩れ溝の形成により流動しやすくなって定位
置に留まりにくくなり、溶融樹脂の滞留を防止すること
ができる。
いて、捩れ溝は、プランジャの動作方向に対して、逆円
錐形に形成されるプランジャチップの斜面に沿って上方
基部から下部先端部に向かって捩れた方向に1または複
数溝形成すると好適である。
シリンダー間における溶融樹脂の滞留をより効果的に防
止することができる。
において、捩れ溝は、並行に間隔を有して複数形成する
と好適である。
シリンダー間における溶融樹脂の滞留をより一層防止す
ることができる。
の詳細な説明及び図面によって明らかになる。本発明の
各特徴は、可能な限りにおいて、それ単独で、あるいは
種々な組み合わせで複合して用いることができる。
実施の形態について図1および図2を参照しながら説明
し、本発明の理解に供する。
されず、また、以下の実施形態に記載されている構成部
分の材質形状は、特に限定的な記載がない限りは、本発
明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、
単なる説明例にすぎない。
係る射出成形機の射出装置を示している。
射出装置100に可塑化した成形材料を供給する予備可
塑化装置200と、射出装置100から可塑化した成形
材料をなす溶融樹脂が金型300のキャビティ内に射出
注入される全体の概略を示している。
るシリンダー1と、シリンダー1内部の射出口11に対
面する位置において軸方向に摺動するプランジャ2と、
プランジャ2を前進後退させる駆動手段20とを備え、
シリンダー1は、プランジャ2の摺動位置と射出口との
間に成形材料の供給口12を有していて、プランジャ2
の前進でこのシリンダー1内部に供給された成形材料を
加圧して射出口11に連通した金型のキャビティ内に成
形材料としての溶融樹脂を射出注入するようになってい
る。
流を防止する逆流防止弁4を位置規制するためのプラン
ジャチップ5を設けて、このプランジャチップ5に、プ
ランジャ2の動作方向に対して捩れた方向の捩れ溝21
1を形成している。
り溶融樹脂を受け入れ、溶融樹脂を圧送する予備可塑化
装置200は、本体部を加熱して、溶融樹脂をスクリュ
ウ201により供給口12に圧送して、シリンダー1内
に供給する。駆動手段20は、コンピューター26によ
り制御され、シリンダー1の後端から軸線上に延長した
スライドガイド軸21と、スライドガイド軸21の後端
に設けた支持台22に設置されるサーボモータ23と、
サーボモータ23の回転軸に連結されてスクリュウ軸2
4と、スクリュウ軸24に噛み合ってスクリュウ軸24
の正逆回転によりスライドガイド軸21にガイドされて
軸線上に前進後退する伝動部材25とにより構成する。
この伝動部材25は、その作用端をプランジャ2のシリ
ンダー1の後端より臨ませた臨出端101に連結して、
伝動部材25の前後動をプランジャ2に伝えて、このプ
ランジャ2を前後動させるようにしてある。
は、溶融樹脂を加圧してシリンダー1の射出口11から
射出注入する際に溶融樹脂の逆流を防止する逆流防止弁
4と、この逆流防止弁4に圧縮バネ3を介して逆流防止
弁4を保持するプランジャチップ5が設けられている。
ランジャ2の先端方向に付勢されているため、シリンダ
ー1内に供給される溶融樹脂の残留圧力が加わってもプ
ランジャ2の先端面の弁座2aに密着して溶融樹脂の逆
流を防止するようにしてある。
れ溝211は、プランジャ2の前後動作方向に対して、
鋭角に逆円錐形に形成されるプランジャチップ5の斜面
に沿ってプランジャチップ5と逆流防止弁4間に形成さ
れる圧縮バネ3の空間に連続した上方基端5aからプラ
ンジャチップ5と射出口11間に形成される溶融樹脂の
貯留部分13に連続した下部先端部5bに向かって螺子
状に捩れた方向に平行に間隔を有して複数形成してい
る。
よくその本数や、プランジャチップ5の下部先端部5b
に至る捩れ角、捩れ長さ並びに捩り幅および溝深さ等に
ついても図示する実施形態に限定されず任意に設定する
ことができる。
おいて、その動作を説明すると、予備可塑化装置200
内のスクリュウ201により予め定量されて圧送されて
きた溶融樹脂は、供給口12からシリンダー1とプラン
ジャ2間を通り、逆流防止弁4を圧縮バネ3のバネの付
勢力に抗して押し下げてプランジャ2先端面の弁座2a
から逆流防止弁4の連通路41を通って、圧縮バネ3が
配された空間3aからプランジャチップ5の捩れ溝21
1を通り貯留部分13から射出口11に供給される。
貯留された際は、予備可塑化装置200からの溶融樹脂
の供給が停止されて、その後プランジャ2を駆動手段2
0により伝動部材25を介し射出方向に前進させて、逆
流防止弁4を圧縮バネ3の付勢力と共に上動してプラン
ジャ2先端面の弁座2aを閉塞し、さらにプランジャ2
を射出方向に前進させて貯留部分13に貯留された溶融
樹脂を射出口11より金型300のキャビティ内に成形
材料である溶融樹脂を射出注入する。
は、プランジャ2の動作方向に対して捩れた方向の捩れ
溝211を形成しているので、捩れ溝211とシリンダ
ー1間の部分に位置する溶融樹脂は、捩れ溝211の形
成により流動しやすくなって定位置に留まりにくくな
り、溶融樹脂の滞留を防止することができるようにな
る。
料の逆流を防止する逆流防止弁を位置規制するためのプ
ランジャチップを設けて、このプランジャチップに、プ
ランジャの動作方向に対して捩れた方向の捩れ溝を形成
しているので、捩れ溝とシリンダー間の部分に位置する
溶融樹脂は、捩れ溝の形成により流動しやすくなって定
位置に留まりにくくなり、溶融樹脂の滞留を防止するこ
とができる効果を奏する。
図である。
ある。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 射出口を有するシリンダーとシリンダー
内部の射出口に対面する位置において軸方向に摺動する
プランジャとこのプランジャを前進後退させる駆動手段
とを備え、シリンダーは、プランジャの摺動位置と射出
口との間に成形材料の供給口を有していて、プランジャ
の前進でこのシリンダー内部に供給された成形材料を加
圧して射出口に連通した金型のキャビティ内に成形材料
を射出注入するようになっている射出装置において、前
記プランジャに、成形材料の逆流を防止する逆流防止弁
を位置規制するためのプランジャチップを設けて、この
プランジャチップに、プランジャの動作方向に対して捩
れた方向の捩れ溝を形成したことを特徴とする射出成形
機の射出装置。 - 【請求項2】 捩れ溝は、プランジャの動作方向に対し
て、逆円錐形に形成されるプランジャチップの斜面に沿
って上方基部から下部先端部に向かって捩れた方向に1
または複数溝形成したことを特徴とする請求項1記載の
射出成形機の射出装置。 - 【請求項3】 捩れ溝は、並行に間隔を有して複数形成
したことを特徴とする請求項1または2記載の射出成形
機の射出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33629799A JP4117754B2 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 射出成形機の射出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33629799A JP4117754B2 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 射出成形機の射出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001150503A true JP2001150503A (ja) | 2001-06-05 |
JP4117754B2 JP4117754B2 (ja) | 2008-07-16 |
Family
ID=18297659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33629799A Expired - Fee Related JP4117754B2 (ja) | 1999-11-26 | 1999-11-26 | 射出成形機の射出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4117754B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013233670A (ja) * | 2012-05-07 | 2013-11-21 | Japan Steel Works Ltd:The | プランジャ式射出装置 |
JP2018075816A (ja) * | 2016-11-11 | 2018-05-17 | キヤノン電子株式会社 | 射出成形機およびその制御方法 |
-
1999
- 1999-11-26 JP JP33629799A patent/JP4117754B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013233670A (ja) * | 2012-05-07 | 2013-11-21 | Japan Steel Works Ltd:The | プランジャ式射出装置 |
JP2018075816A (ja) * | 2016-11-11 | 2018-05-17 | キヤノン電子株式会社 | 射出成形機およびその制御方法 |
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