JP2001149737A - 除湿剤再生機能付き除湿器 - Google Patents

除湿剤再生機能付き除湿器

Info

Publication number
JP2001149737A
JP2001149737A JP33760099A JP33760099A JP2001149737A JP 2001149737 A JP2001149737 A JP 2001149737A JP 33760099 A JP33760099 A JP 33760099A JP 33760099 A JP33760099 A JP 33760099A JP 2001149737 A JP2001149737 A JP 2001149737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dehumidifier
dehumidifying
deliquescent
regeneration
dehumidifying agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33760099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Ike
英俊 池
Yasushi Ishikawa
康 石川
Shigemi Watanabe
重見 渡辺
Kazunari Tsunoda
一成 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kankyo Co Ltd
Original Assignee
Kankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kankyo Co Ltd filed Critical Kankyo Co Ltd
Priority to JP33760099A priority Critical patent/JP2001149737A/ja
Publication of JP2001149737A publication Critical patent/JP2001149737A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】除湿剤潮解液の再生後においても高い除湿効率
が得られる除湿器を得ること。 【解決手段】本体容器2内に収容した潮解性の除湿剤の
除湿作用により本体容器2内を通過する空気の除湿を行
い、除湿作用により潮解した除湿剤潮解液を加熱して除
湿剤を再生する除湿剤再生機能付き除湿器1において、
本体容器2内に互いに所定間隔をあけて多層状態に設置
され除湿剤をそれぞれ保持可能な保持手段10を設け
る。保持手段10の設置位置は、潮解による除湿剤潮解
液の液面上昇により液面下に沈み加熱による液面下降に
より液面上に露出する位置とする。これにより、除湿剤
の液面変化を利用して除湿剤を多層状態に再生し、容器
内空間41で除湿剤の表面積を広く確保し、再生後も高
い除湿効率を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿器に関し、特
に本体容器内に収容した潮解性の除湿剤の除湿作用によ
り本体容器内を通過する空気の除湿を行い、除湿作用に
より潮解した除湿剤潮解液を加熱して除湿剤を再生する
除湿剤再生機能付き除湿器に関する。
【0002】
【従来技術】特開平9−299739号公報には、湿気
を吸収する潮解性の除湿剤を用いて空気の除湿を行い、
湿気吸収により潮解した除湿剤潮解液を加熱して除湿剤
の再生を行う除湿剤再生機能付き除湿器が示されてい
る。これによれば、除湿剤再生機能付き除湿器は、除湿
剤を収容した除湿室と、潮解した除湿剤潮解液を加熱す
る再生室と、除湿室と再生室を連通する連通路と、を有
し、除湿室で潮解した除湿剤潮解液が連通路を介して再
生室に流入する構造を有している。
【0003】そして、除湿室では除湿剤による除湿を行
う一方、同時に再生室では除湿剤潮解液を加熱して除湿
剤の再生を行うことにより、除湿機能を持続させる旨が
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された除湿器では、除湿剤は、容器の床面上に
配置されるため、再生前及び再生後においても空気との
接触面積は、容器床面の面積以上に確保することはでき
ない。
【0005】また、容器床面には、除湿剤の潮解により
除湿剤潮解液が貯留されるため、容器床面上に載置され
た除湿剤は、潮解の進行によって潮解液中に没すること
となる。除湿剤は、潮解液中に没した場合、本来有する
除湿能力を十分に発揮することができず、除湿効率が低
下する。
【0006】したがって、除湿剤に対して容器内に導入
した空気を十分に接触させることが困難で、除湿剤が本
来有する除湿能力を十分に発揮させることができず、除
湿効率が低いという課題を有する。
【0007】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、潮解した除湿剤潮解液の再生後
においても高い除湿効率が得られる除湿器を得ることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、請求項1に記載の発明による除湿剤再生機能付き
除湿器は、本体容器内に収容した潮解性の除湿剤の除湿
作用により本体容器内を通過する空気の除湿を行い、除
湿作用により潮解した除湿剤潮解液を加熱して除湿剤を
再生する除湿剤再生機能付き除湿器において、本体容器
内に互いに所定間隔をあけて多層状態に設置され除湿剤
をそれぞれ保持可能な保持手段を有し、保持手段の設置
位置は潮解による除湿剤潮解液の液面上昇により液面下
に沈み加熱による液面下降により液面上に露出する位置
とされたことを特徴とする。
【0009】これによれば、除湿剤は、潮解により除湿
剤潮解液となるが、この潮解時の体積増加による液面上
昇により保持手段は液面下に沈んだ状態となる。そし
て、除湿剤潮解液を再生するための加熱動作により除湿
剤潮解液の水分が蒸発され液面は下降する。
【0010】この加熱動作による液面下降によって保持
手段は液面上に露出するが、その際に除湿剤潮解液が保
持された状態で残る。ここで、保持手段に保持されてい
る除湿剤潮解液は、加熱動作により本体容器内に生じた
水蒸気の熱によって更に加熱され水分が蒸発される。こ
のため、加熱停止による温度低下によって保持状態で再
結晶化され、除湿剤として再生される。
【0011】このように、再生により多層状態で除湿剤
を保持するので容器内空間で除湿剤の表面積を広く確保
することができ、本体容器内を通過する空気をより多く
の除湿剤に接触させることができる。したがって、再生
後も高い除湿効率を得ることができる。
【0012】請求項2に記載の発明による除湿剤再生機
能付き除湿器は、保持手段がほぼ水平に延在し、各上面
に除湿剤を載置可能であることを特徴とする。これによ
れば、除湿動作と加熱動作による除湿剤潮解液の液面変
化によって、より多くの除湿剤潮解液を確実に保持手段
に載置し保持させることができる。また、各上面上に空
気をスムーズに通過させることができ、より多くの空気
を除湿剤に接触させることができる。したがって、より
高い除湿効率を得ることができる。
【0013】請求項3に記載の発明による除湿剤再生機
能付き除湿器は、保持手段が本体容器内で上下方向に所
定間隔を有して積層配置された蒸発皿であることを特徴
とする。これによれば、除湿剤を載置保持可能な保持手
段を簡易な構成により実現することができる。したがっ
て、製造コストを低減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る除
湿器の分解斜視図、図2は組み立て状態における縦断面
図である。
【0015】除湿器1は、図1及び図2に示すように、
下部ケース2と上部ケース3を有し、矩形の箱形状をな
す。下部ケース2は、上部が開放された箱形状をなし、
内部には下部ケース2内に再生容器4を支持するための
下部ケースリブ2aが複数突設されている。
【0016】下部ケース2内には再生容器4が収容され
る。再生容器4は、下部ケース2よりもひとまわり小さ
く上部が開放された矩形の箱形状をなし、上端には下部
ケースリブ2aの上端に載せられるフランジ部4eが設
けられている。
【0017】再生容器4内の床面4fには、図示してい
ない電源からの電力供給により発熱するヒータ(加熱手
段)5が設けられている。ヒータ5は、再生容器4内に
貯留された除湿剤潮解液を加熱し沸騰させることができ
る発熱機能を有する。
【0018】再生容器4は、下部ケース2内で下部ケー
スリブ2aにより保持されるため、図2に示すように、
再生容器4と下部ケース2との間に所定の間隙空間Cが
形成される。この間隙空間Cは、再生容器4から下部ケ
ース2への熱伝達を抑制する役割を果たす。
【0019】再生容器4の内部には、再生容器4内で除
湿剤保持手段6を支持するための再生容器リブ4gが突
設されている。再生容器4内には除湿剤保持手段6が収
容される。図3は、除湿剤保持手段6の拡大図である。
除湿剤保持手段6は、図3に示すように、複数の蒸発皿
10と蒸発皿保持枠体20とを有する。
【0020】蒸発皿10は、内方に除湿剤或いは除湿剤
潮解液を収容可能な所定容積を有する受皿形状をなす。
蒸発皿保持枠体20は、再生容器4内で蒸発皿10を上
下に積層した形で保持するものであり、対向配置された
対向壁板21、22と、対向壁板21、22の内側面2
1a、22aに突設された蒸発皿保持リブ23とを有す
る。
【0021】蒸発皿保持枠体20は、図1に示すよう
に、蒸発皿10を蒸発皿保持リブ23間に保持した状態
で再生容器4の上方から再生容器リブ4gの間に挿入さ
れ、後述する再生容器蓋31の下面31aと再生容器4
の床面4fとの間に挟持されることにより再生容器4内
に固定保持される。
【0022】蒸発皿保持リブ23は、水平方向に延在
し、上下方向に蒸発皿10の高さ幅と等しい間隔を有す
るように設けられており、側方から挿入された蒸発皿1
0の上下方向への移動を規制するように保持する。そし
て、各蒸発皿10の間に所定の間隙部24を形成する。
【0023】図1中、符号31は再生容器蓋であり、再
生容器4上部の開放部分を閉塞する。再生容器蓋31
は、図1に示すように下蓋部32と上蓋部33により構
成され、内部に迷路状の空気導入通路34及び空気導出
通路35が形成されている。
【0024】空気導入通路34は、再生容器4内で内壁
面4cの上部に沿うように延在する導入通路長手部34
aと、導入通路長手部34aの内壁面4b側の端部に連
続し内壁面4bの上部に沿うように延在する導入通路短
手部34bとにより構成される。また、空気導出通路3
5は、再生容器4内で内壁面4dの上部に沿うように延
在する導出通路長手部35aと、導出通路長手部35a
の内壁面4a側の端部に連続し内壁面4aの上部に沿う
ように延在する導出通路短手部35bとにより構成され
る。
【0025】下蓋部32には、導入通路短手部34bの
内壁面4d側の端部位置と導出通路短手部35bの内壁
面4c側の端部位置にそれぞれ再生容器4内に連通する
再生容器側導入開口36及び再生容器側導出開口37が
設けられている。
【0026】上蓋部33には、導入通路長手部34aの
内壁面4a側の端部位置と導出通路長手部35aの内壁
面4b側の端部位置に、後述する上部ケース3内に連通
する上部ケース側導入開口38及び上部ケース側導出開
口39が設けられている。
【0027】すなわち、下蓋部32に設けられた再生容
器側導入開口36及び再生容器側導出開口37は、上蓋
部33に設けられた上部ケース側導入開口38及び上部
ケース側導出開口39に対してそれぞれ対角位置に設け
られている。
【0028】したがって、除湿器1が横倒しされたとき
は、再生容器蓋31の再生容器4側の開口36、37と
上部ケース3側の開口38、39のいずれか一方は必ず
上方に位置することとなり、再生容器4内から除湿剤潮
解液が漏れ出すことを防止できる。尚、他の実施例とし
て、転倒時に開口36、37、38、39を閉塞する閉
塞手段を別途設けてもよい。
【0029】上述の再生容器蓋31は、再生容器4の上
部開放部分を閉塞する際に、図示していないシール材を
介して気密性を有するように固着される。このため、再
生容器4内には、図2に示すように、除湿剤保持手段6
を収容した再生容器室41が形成され、除湿剤保持手段
6を間に介して内壁面4b側に導入側容器室42、内壁
面4a側に導出側容器室43が形成される。そして、上
蓋部33の上面33aは再生容器4のフランジ部4eと
面一になる。
【0030】上記構成を有する下部ケース2の上部には
上部ケース3が取付けられる。下部ケース2と上部ケー
ス3の外壁面は取付け時に面一となり、両者は間に介在
されたシール材により気密性を有して固定される。下部
ケース2と上部ケース3との固定方法として本実施の形
態では、図示しないねじ止め手段により固定を行ってい
るが、本実施の形態に限定されるものではなく、例えば
嵌め合わせ手段により固定してもよい。
【0031】上部ケース3は、上部と下部が開放された
上部ケース本体50と、上部ケース本体50の上部を閉
塞する上部ケース蓋51により構成されており、上部ケ
ース本体50の側壁部50a及び側壁部50bには空気
の吸込み口52と吹出口53がそれぞれ開口形成されて
いる。そして、上部ケース本体50内の略中央位置に
は、上部ケース本体50内の空間を空気導入室54と空
気導出室55に分断若しくは連通させるシャッター部5
6が設けられている。
【0032】図4は、シャッター部56の斜視図であ
り、図中(a)は閉塞時の状態を示し、図中(b)は開
放時の状態を示す。
【0033】シャッター部56は、図4に示すように仕
切板57とガイド部58とプッシュノブ59を有する。
仕切板57は、ガイド部58により上下方向に移動可能
に支持され、下方へ移動した場合に上部ケース本体50
内を空気導入室54側と空気導出室55側に分断し、上
方に移動した場合に空気導入室54と空気導出室55と
の間を連通する。
【0034】プッシュノブ59は、仕切板57の上部に
固定されており、仕切板57が上方に移動した場合に上
部ケース蓋51のガイド孔51aを通過して上方に突出
し、仕切板57が下方に移動した場合に上端が上部ケー
ス蓋51とほぼ面一になる。
【0035】仕切板57は、常に上方に向かって付勢さ
れており、ガイド孔51aから上部ケース蓋51上に突
出するプッシュノブ59を押し下げることにより下方位
置に固定され、上部ケース蓋51とほぼ面一まで押し込
まれたプッシュノブ59を一回押圧することにより上昇
する機構を有する(図示せず)。
【0036】空気導出室55内には、電動ファン60が
設けられている。電動ファン60は、図示していない電
源からの電力供給により駆動され、空気導出室55内の
空気を吹出口53から外部に排出する。
【0037】次に、上記構成を有する除湿器1の除湿動
作及び再生動作について説明する。まず最初に、除湿動
作について説明する。蒸発皿10に所定量の乾燥した除
湿剤が載せられ、電動ファン60に電源から電力が供給
されると、電動ファン60が駆動され、空気導出室55
内の空気が吹出口53から排出される。
【0038】これにより、空気は、吸込み口52から空
気導入室54に吸い込まれ、上部ケース側導入開口3
8、空気導入通路34、再生容器側導入開口36を介し
て導入側容器室42に流入する。
【0039】導入側容器室42内に流入した空気は、蒸
発皿保持リブ23により形成された各蒸発皿10間の間
隙部24を介してそれぞれの蒸発皿10内に流入し、各
蒸発皿10に載せられた除湿剤と接触し、水分吸収によ
り除湿されて、乾燥した空気となる。
【0040】乾燥した空気は、他方の間隙部24から導
出側容器室43、再生容器側導出開口37、空気導出通
路35、上部ケース側導出開口39を介して空気導出室
55内に流れ込み、吹出口53から外部に排出される。
【0041】したがって、容器内を通過する空気の除湿
を行うことができ、特に、除湿剤が各蒸発皿10によっ
て多層状態で保持され表面積が広く確保されているた
め、導入した空気をより多くの除湿剤と接触させること
ができ、高い除湿効率を得ることができる。
【0042】一方、蒸発皿に載せられた除湿剤は、潮解
により除湿剤潮解液となって体積が増加し、蒸発皿10
内に溜まった後に蒸発皿10から溢れ出し、再生容器4
の床面4f上に貯留される。
【0043】そして、更なる潮解の進行により除湿剤潮
解液の体積は増大し、再生容器4内における除湿剤潮解
液の液面は、最終的には最上部の蒸発皿10が液面下に
沈む高さ位置にまで至る。また、潮解の進行に応じて除
湿剤は吸湿力が低下する。
【0044】そこで、低下した吸湿力を回復させるため
に除湿剤の再生が行われる。以下に上記構成を有する除
湿器1による除湿剤の再生動作について説明する。上述
の除湿動作により再生容器室41内で除湿剤潮解液を再
生するためには、まず、電動ファン60を駆動した状態
でシャッター部56の開放が行われ、それからヒータ5
の加熱がなされる。
【0045】シャッター部56の開放により上部ケース
3内の空気導入室54と空気導出室55は連通され、電
動ファン60により吸込み口52から吹出口53に向か
って大量の空気が通過される。ヒータ5は、電源供給に
より加熱され、ヒータ5の加熱により再生容器室41内
の除湿剤潮解液を沸騰させ、水蒸気を発生させる。
【0046】水蒸気は、再生容器蓋31の再生容器側導
入開口36及び再生容器側導出開口37からそれぞれ空
気導入通路34及び空気導出通路35を通過して、上部
ケース側導入開口38及び上部ケース側導出開口39か
ら空気導入室54及び空気導出室55内に流れ込み、電
動ファン60の駆動により上部ケース3内を通過する大
量の空気によって薄められて吹出口53から排出され
る。
【0047】水蒸気の排出に応じて再生容器室41内に
おける除湿剤潮解液の液面は徐々に下降し、蒸発皿10
が液面上に露出する。そして、蒸発皿10内には除湿剤
潮解液が溜まった状態で残る。
【0048】蒸発皿10内に残った除湿剤潮解液は、水
蒸気の熱で更に加熱されて濃縮され、沸点も上昇してい
るため、ヒータ5の加熱が停止され温度が常温まで低下
すると蒸発皿10上で再結晶化し、固体化される。ヒー
タ5の加熱は、除湿剤潮解液の温度が設定温度に達した
場合に停止される。
【0049】以上の再生動作により各蒸発皿10内で除
湿剤を再結晶化させ再生することができるため、除湿剤
を多層状態で保持することができ、再生容器室41内で
除湿剤の表面積を広く確保することができる。したがっ
て、再生後も高い除湿効率を得ることができる。
【0050】尚、本発明は上述の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨内で種々の変更が可能で
ある。上述の実施の形態では、保持手段として水平に配
置した蒸発皿10を用いたが、例えば、不織布やセラミ
ック等の除湿剤潮解液を吸収できかつ再生した除湿剤を
保持できる多孔質板を上下方向に延在させ所定間隔をお
いて並設してもよい。また、ネット(網体)や線状体
(糸)など、除湿剤が付着して再結晶化することができ
る付着対象物を設けても良い。
【0051】これによれば、除湿動作による除湿剤潮解
液の液面上昇及び加熱動作による液面下降により、多孔
質板の多孔質部分に吸収され或いは表面に付着した除湿
剤潮解液は、多孔質板上或いは付着対象物上で再結晶化
され、表面積の大きな除湿素子を形成する。したがっ
て、上述の蒸発皿10と同様に、再生により除湿剤の表
面積を広く確保することができ、高い除湿効率を得るこ
とができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る除湿
剤再生機能付き除湿器によれば、除湿動作による除湿剤
潮解液の液面上昇及び加熱動作による液面下降を利用し
て、保持手段に除湿剤潮解液を保持させ、再結晶化させ
ることができる。したがって、再生後も除湿剤を多層状
態で保持することができ、再生容器内で除湿剤の表面積
を広く確保することができる。このため、本体容器内を
通過する空気をより多くの除湿剤に接触させることがで
き、再生後も高い除湿効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る除湿器の分解斜視図であ
る。
【図2】除湿器の組み立て状態における縦断面図であ
る。
【図3】除湿剤保持手段の拡大図である。
【図4】シャッター部の斜視図である。
【符号の説明】
1 除湿器 2 下部ケース 3 上部ケース 5 ヒータ(加熱手段) 6 除湿剤保持手段 10 蒸発皿 20 蒸発皿保持枠体 41 再生容器室(容器内空間) 60 電動ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 康 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町二丁目66番 伊勢佐木町満利屋ビル 株式会社カンキ ョー内 (72)発明者 渡辺 重見 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町二丁目66番 伊勢佐木町満利屋ビル 株式会社カンキ ョー内 (72)発明者 角田 一成 神奈川県横浜市中区伊勢佐木町二丁目66番 伊勢佐木町満利屋ビル 株式会社カンキ ョー内 Fターム(参考) 4D052 AA09 CA01 CA04 DA01 DA06 DB02 FA08 GA01 GB11 HA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体容器内に収容した潮解性の除湿剤の
    除湿作用により該本体容器内を通過する空気の除湿を行
    い、該除湿作用により潮解した除湿剤潮解液を加熱して
    除湿剤を再生する除湿剤再生機能付き除湿器において、 前記本体容器内で互いに所定間隔をあけて多層状態に設
    置され除湿剤をそれぞれ保持可能な保持手段を有し、該
    保持手段の設置位置は前記潮解による除湿剤潮解液の液
    面上昇により液面下に沈み前記加熱による液面下降によ
    り液面上に露出する位置とされたことを特徴とする除湿
    剤再生機能付き除湿器。
  2. 【請求項2】 前記保持手段は、 ほぼ水平に延在し、各上面に除湿剤を載置可能であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の除湿剤再生機能付き除
    湿器。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、 本体容器内で上下方向に所定間隔を有して積層配置され
    た蒸発皿であることを特徴とする請求項1に記載の除湿
    剤再生機能付き除湿器。
JP33760099A 1999-11-29 1999-11-29 除湿剤再生機能付き除湿器 Pending JP2001149737A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33760099A JP2001149737A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 除湿剤再生機能付き除湿器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33760099A JP2001149737A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 除湿剤再生機能付き除湿器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001149737A true JP2001149737A (ja) 2001-06-05

Family

ID=18310182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33760099A Pending JP2001149737A (ja) 1999-11-29 1999-11-29 除湿剤再生機能付き除湿器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001149737A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11318415B2 (en) 2017-06-20 2022-05-03 Sharp Kabushiki Kaisha Humidity conditioning device and humidity conditioning method
US11376549B2 (en) 2018-01-04 2022-07-05 Sharp Kabushiki Kaisha Humidity conditioning device and humidity conditioning method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11318415B2 (en) 2017-06-20 2022-05-03 Sharp Kabushiki Kaisha Humidity conditioning device and humidity conditioning method
US11376549B2 (en) 2018-01-04 2022-07-05 Sharp Kabushiki Kaisha Humidity conditioning device and humidity conditioning method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1880859B (zh) 除湿机
KR101892724B1 (ko) 공기청정과, 가습 및 제습 기능을 갖는 복합기
JP5626171B2 (ja) 除加湿機
KR102095090B1 (ko) 소형 스마트 제습기
EP0335670B1 (en) Humidity conditioner
JP2001149737A (ja) 除湿剤再生機能付き除湿器
JP2005512006A (ja) 自然蒸発式加湿器
JPH0240213A (ja) 室内脱湿器
JP3328251B2 (ja) 除湿剤再生機能付き除湿器
CN106580222B (zh) 除湿装置和具有其的洗碗机
JP3121941U (ja) 空気改質型建屋
GB2384197A (en) A regenerating dehumidifier.
JP5126341B2 (ja) 空気清浄機
JP2011174704A (ja) 調湿装置
KR20120049015A (ko) 저수조가 없는 가열식 세라믹 가습기
JP2003117331A (ja) 押入れ除湿装置
JP2011050825A (ja) 除湿機
JP4396730B2 (ja) 除湿機
JPH02197739A (ja) 調湿装置
JP2009068829A (ja) 空気清浄機
JPH07280293A (ja) 収納室用除湿装置
US20240115110A1 (en) Shoes care device
US20240148231A1 (en) Shoes care device
KR101151810B1 (ko) 탈취부를 갖는 가열조리기
JPH0838847A (ja) 除湿装置