JP2001149711A - 自動洗浄式ストレーナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でありながら濾過部材に付着した
異物を迅速に除去することができる自動洗浄式ストレー
ナを提供することを目的とする。 【解決手段】 自動洗浄式ストレーナは、濾過ケース２
内の空間を内部領域８と外部領域９とに二分する略筒状
の濾過部材を有する濾過部３と、この濾過部３を洗浄す
るための洗浄水噴出機構４とを備える。また、洗浄水噴
出機構４は、濾過部３の内部に進入し濾過部材に向けて
その内部から洗浄水を噴出するための洗浄水噴出部４１
と、この洗浄水噴出部４１を濾過部３内において昇降さ
せるエアシリンダ４２とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、原水から異物を
除去するための自動洗浄式ストレーナに関する。

【０００２】

【従来の技術】ストレーナは、工場やプラント等におい
て排出され、あるいは循環使用されるる排水中から異物
を除去する目的で使用されるものである。このストレー
ナは、金属メッシュ等のフィルターから構成される濾過
部材を備えた濾過部に対して排水（原水）を通過させる
ことにより、原水中に混入した異物を濾過部材で濾過す
る構成を備える。

【０００３】ところで、このようなストレーナにおいて
は、連続して原水を濾過し続けると、原水中の異物が金
属メッシュ等のフィルターから構成される濾過部材に付
着し、濾過部材が目詰まりする。濾過部材にこのような
目詰まりが発生した場合には、濾過動作を継続して実行
することが不可能となる。

【０００４】このため、従来、濾過部材に付着した異物
を除去するための逆洗機構を備えた自動洗浄式ストレー
ナも採用されている。このような逆洗機構を備えた自動
洗浄式ストレーナにおいては、濾過部材に対し通常の濾
過時の原水の流入方向とは逆方向に洗浄水を通過させる
ことにより、この洗浄水で濾過部材に付着した異物を除
去する構成を有する。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このような逆洗機構に
より濾過部材に付着した異物を除去しようとしても、濾
過部材の一部から異物が除去されることによりその部分
の流路抵抗が小さくなった場合には、逆方向に流れる洗
浄水が流路抵抗が小さい部分に集中して流入することか
ら、濾過部材に付着する異物を濾過部材全体から除去す
るためには長い時間と多量の洗浄水を必要とするという
問題が生ずる。

【０００６】このため、濾過部材を円筒状に形成し、原
水を濾過する際には円筒状の濾過部材の内部に原水を供
給することにより原水を濾過部材の内側から外側に向け
て流出させその濾過を行い、また、濾過部材を逆洗する
際には円筒状の濾過部材の外側から濾過部材の外周面に
向けて洗浄水を噴出するとともに、濾過部材を上下方向
に移動して濾過部材の全域に洗浄水を供給しうるように
した逆洗機構も提案されている。

【０００７】しかしながら、このような逆洗機構におい
ては、円筒状の濾過部材を上下移動させるための複雑な
昇降機構が必要となる。また、逆洗後においても、原水
の供給部や濾過後の処理水の回収部と移動後の濾過部材
とが気密状態を保つ必要があることから、その気密機構
も複雑となる。

【０００８】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、簡易な構成でありながら濾過部材に付
着した異物を迅速に除去することができる自動洗浄式ス
トレーナを提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、濾過ケースと、前記濾過ケース内に収納され、前記
濾過ケース内の空間を内部領域と外部領域とに二分す
る、筒状の濾過部材を有する濾過部と、前記濾過部によ
り前記濾過ケース内に形成された外部領域に対し、濾過
を行うべき原水を供給する原水供給部と、前記濾過部に
より前記濾過ケース内に形成された内部領域から、濾過
の完了した処理水を回収するための処理水回収部と、前
記濾過部により前記濾過ケース内に形成された内部領域
に進入し前記筒状の濾過部材の内側から当該濾過部材に
向けて流体を噴出する流体噴出部と、当該流体噴出部を
前記筒状の濾過部材の一端から多端に向けて移動させる
移動機構とを有し、前記流体噴出部から噴出する流体に
より前記筒状の濾過部材に付着した異物を除去する流体
噴出機構と、前記濾過部により前記濾過ケース内に形成
された外部領域から、前記流体噴出機構による前記濾過
部材の洗浄時に発生する異物を含む汚水を排出するため
の汚水排出部とを備えたことを特徴とする。

【００１０】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、前記流体噴出機構は、前記筒状の濾過
部材の内周の全方向に向けて流体を噴出する流体噴出部
を備えている。

【００１１】請求項３に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、前記濾過部はその上部に開口部を有す
る有底円筒状の形状を有し、前記処理水回収部は前記濾
過部の上方に形成された回収口を含むとともに、前記汚
水排出部は前記濾過部の下方に形成された排出口を含ん
でいる。

【００１２】請求項４に記載の発明は、請求項１乃至請
求項３いずれかに記載の発明において、前記流体噴出機
構は、その流体噴出部から洗浄水を噴出する。

【００１３】請求項５に記載の発明は、請求項１乃至請
求項３いずれかに記載の発明において、前記流体噴出機
構は、その流体噴出部から空気を噴出する。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図１はこの発明に係る自動洗浄
式ストレーナの概要図であり、図２はその濾過部３およ
び流体噴出部４の拡大図、また、図３はこの発明に係る
自動洗浄式ストレーナを液体の管路等とともに示す説明
図である。

【００１５】この発明に係る自動洗浄式ストレーナは、
精密濾過処理の前工程で原水から異物を除去する目的で
使用されるものであり、濾過ケース２と、この濾過ケー
ス２内に収納された濾過部３と、洗浄水噴出機構４とを
備える。

【００１６】前記濾過ケース２は、その上部にフランジ
２１を備えた略円筒形の形状を有する。この濾過ケース
２には、濾過ケース２内に濾過すべき原水を流入させる
ための供給口２２と、濾過ケース２内から濾過後の処理
水を回収するための回収口２３と、濾過ケース２内から
異物を含む汚水を排出するための排出口２４とが形成さ
れている。

【００１７】図３に示すように、供給口２２は、濾過を
行うべき原水の供給路７１と、逆止弁７２を介して接続
されている。また、回収口２３は、濾過の完了した処理
水を回収するための処理水の回収路７３と、電磁弁７４
および逆止弁７５を介して接続されている。さらに、排
出口２４は、後述する濾過部３の洗浄時に発生する異物
を含む汚水をドレインに排出するための汚水の排出路７
６と、電磁弁７７を介して接続されている。

【００１８】前記濾過部３は、図２に示すように、円筒
形の金属メッシュを含む濾過部材３１と、この円筒形の
濾過部材３１の底部として機能する金属製の底部材３２
とから構成される。

【００１９】濾過部材３１は、円筒状に形成されたパン
チングプレートの外周を金属メッシュで覆った構成を有
する。この濾過部材３１に使用される金属メッシュとし
ては、例えば、６０メッシュと呼称される１インチあた
り６０本の金属繊維を編み込んだものを使用することが
できる。

【００２０】但し、必要とされる濾過特性に応じて、そ
の他の金属メッシュを使用してもよい。また、濾過部材
３１として、その他の材質からなるフィルター部材を使
用するようにしてもよい。さらには、多数の小孔を有す
るパンチングプレート自体を濾過部材３１として使用し
てもよい。

【００２１】前記濾過部３により、前記濾過ケース２内
の空間は、内部領域８と外部領域９とに二分される。前
記濾過ケース２における回収口２３は、内部領域８に臨
む位置に配置されており、前記濾過ケース２における供
給口２２および排出口２４は、外部領域９に臨む位置に
配置されている。

【００２２】前記洗浄水噴出機構４は、円筒形の濾過部
材３１の内部に進入し、濾過部材３１に向けてその内部
から洗浄水を噴出するための洗浄水噴出部４１と、この
洗浄水噴出部４１を円筒形の濾過部材３１の上部の開口
部から底部材３２に近接する位置まで昇降させるための
エアシリンダ４２とを備える。

【００２３】洗浄水噴出機構４における洗浄水噴出部４
１は、図２に示すように、スペーサ４３を介して近接配
置された一対の円盤部材４４、４５から構成される。こ
のため、洗浄水噴出部４１の外周部には、一対の円盤部
材４４、４５間の隙間から構成される洗浄水噴出用スリ
ット４６が形成されている。

【００２４】なお、洗浄水噴出部４１を構成する一対の
円盤部材４４、４５の外径は、濾過部３における円筒状
の濾過部材３１の内径より若干小さい寸法となってい
る。このため、後述するように洗浄水噴出部４１が濾過
部３内に進入した状態においては、洗浄水噴出用スリッ
ト４６は、濾過部材３１と近接した状態で対向配置され
ることになる。

【００２５】この洗浄水噴出部４１は、図１に示すよう
に、エアシリンダ４２の外管４８内を貫通する中空状の
洗浄水供給管４７と接続されている。また、この洗浄水
供給管４７の上端部付近を覆う位置には、図３に示す洗
浄水の供給路５２と電磁弁５１を介して接続された洗浄
水導入管４９が配設されている。このため、洗浄水噴出
部４１には、洗浄水導入管４９および洗浄水供給管４７
を介して洗浄水が供給される。

【００２６】この洗浄水としては、一般の水道水が使用
される。なお、洗浄水としては、異物が混入していない
濾過後の処理水と同等の水であれば、どのようなものを
使用してもよい。

【００２７】洗浄水噴出機構４におけるエアシリンダ４
２は、エアシリンダ４２の外管４８における洗浄水供給
管４７に付設されたピストン部材５３の上方の領域と連
通する通気口５４と、下方の領域に連通する通気口５５
とを備える。これらの通気口５４、５５は、各々、スピ
ードコントローラ５６を介して、図示しないコンプレッ
サに連通する圧縮空気供給路５８と接続された三方切替
弁５７と接続されている。

【００２８】このため、三方切替弁５７を切り換えるこ
とにより連通口５４に圧縮空気を供給した場合には、洗
浄水噴出部４１は、図１および図２において二点鎖線で
示すように、底部材３２に近接する濾過部３の底部位置
に移動する。一方、三方切替弁５７を切り換えることに
より連通口５５に圧縮空気を供給した場合には、洗浄水
噴出部４１は、図１および図２において実線で示すよう
に、濾過部３の上方位置に移動する。

【００２９】次に、以上のような構成を有する自動洗浄
式ストレーナによる原水の濾過動作および濾過部３の洗
浄動作について説明する。

【００３０】上述した自動洗浄式ストレーナにより原水
を濾過する際には、洗浄水噴出部４１を図１および図２
において実線で示す上方位置に配置する。また、電磁弁
５１、７７を閉鎖するとともに電磁弁７４を開放する。

【００３１】この状態において、原水の供給路７１から
供給口２２を介して濾過ケース２内に供給された原水
は、濾過部３の外側の外部領域９から、濾過部３におけ
る濾過部材３１を通過し、濾過部３の内側の内部領域８
に移動する。そして、原水が濾過部材３１を通過する際
に、原水中の異物が濾過部材３１により濾過される。濾
過部材３１により異物を除去された処理水は、回収口２
３を介して処理水の回収路７３に送液される。

【００３２】このような濾過動作を一定時間継続して実
行した場合には、円筒形の濾過部材３１の外側に異物が
付着し、濾過部材３１に目詰まりが生ずる。このため、
一定時間毎に濾過部材３１を洗浄する洗浄工程を実行す
る必要がある。

【００３３】この自動洗浄式ストレーナにおいて濾過部
材３１の洗浄を行う際には、電磁弁７４、７７を開放し
ておく。そして、電磁弁５１を開放して、洗浄水の供給
路５２から洗浄水を供給する。この洗浄水は、洗浄水導
入管４９および洗浄水供給管４７を介して洗浄水噴出部
４１に送液され、洗浄水噴出部４１の外周部に形成され
た洗浄水噴出用スリット４６から３６０度の全方向に向
けて噴出される。

【００３４】この状態において、三方電磁弁５７を切り
換えることにより、洗浄水噴出部４１を、図１および図
２において実線で示す上方位置から二点鎖線で示す底部
位置に向けて低速で移動させる。これにより、円筒形の
濾過部材４１は、洗浄水噴出用スリット４６から噴出さ
れる洗浄水により、その上端から底部に向けて順次洗浄
される。

【００３５】ここで、洗浄水噴出部４１の外径は濾過部
材３１の内径より若干小さい寸法となっており、洗浄水
噴出用スリット４６は濾過部材３１と近接した状態で対
向配置されていることから、濾過部材４１に付着した異
物は洗浄水噴出用スリット４６から噴出される洗浄水に
より確実に除去され、濾過ケース２における外部領域９
に移動した後、汚水の排出路７６を介してドレインに排
出される。一方、異物を含まない洗浄水の一部は、回収
口２３を介して流出する。

【００３６】このとき、供給路２２の上流側には逆止弁
７２が配設されていることから、異物を含む汚水が原水
の供給路７１に逆流することはない。

【００３７】次に、三方電磁弁５７を再度切り換え、洗
浄水噴出部４１を、図１および図２において二点鎖線で
示す底部位置から実線で示す上方位置に復帰させる。ま
た、電磁弁７４を閉鎖する。これにより、濾過ケース２
内の洗浄水は、異物とともに、汚水の排出路７６を介し
てドレインに排出される。

【００３８】なお、上述した実施形態においては、濾過
部材３１に向けて洗浄水を噴出することによりこの濾過
部材３１を洗浄する構成を採用しているが、洗浄水に換
えて高圧の空気を利用し、濾過部材３１に向けて高圧の
空気を噴出することによりこの濾過部材３１を洗浄する
構成を採用してもよい。

【００３９】以下、洗浄水に換えて高圧の空気により濾
過部材３１を洗浄する場合の洗浄動作について説明す
る。なお、上述した洗浄水供給用の各部材は、高圧の空
気を供給するための部材として機能する。

【００４０】この自動洗浄式ストレーナにおいて濾過部
材３１の洗浄を高圧の空気を利用して行う際には、電磁
弁７４を開放し、電磁弁７７を閉鎖しておく。そして、
電磁弁５１を開放して、供給路５２から高圧の空気を供
給する。この高圧の空気は、導入管４９および供給管４
７を介して噴出部４１に送液され、噴出部４１の外周部
に形成された噴出用スリット４６から３６０度の全方向
に向けて噴出される。

【００４１】この状態において、三方電磁弁５７を切り
換えることにより、噴出部４１を、図１および図２にお
いて実線で示す上方位置から二点鎖線で示す底部位置に
向けて低速で移動させる。これにより、円筒形の濾過部
材４１は、噴出用スリット４６から噴出される高圧の空
気により、その上端から底部に向けて順次洗浄される。

【００４２】このとき、噴出部４１の外径は濾過部材３
１の内径より若干小さい寸法となっており、噴出用スリ
ット４６は濾過部材３１と近接した状態で対向配置され
ていることから、濾過部材４１に付着した異物は噴出用
スリット４６から噴出される高圧の空気により確実に除
去され、濾過ケース２における外部領域９に移動する。
また、異物を含まない空気は、回収口２３を介して流出
する。このとき、濾過ケース２に空気抜き用の孔部を形
成しておいてもよい。

【００４３】次に、三方電磁弁５７を再度切り換え、噴
出部４１を、図１および図２において二点鎖線で示す底
部位置から実線で示す上方位置に復帰させる。また、電
磁弁７４を閉鎖し、電磁弁７７を開放する。これによ
り、濾過ケース２内に残留する原水は、異物とともに、
汚水の排出路７６を介してドレインに排出される。

【００４４】なお、上述した実施形態においては、濾過
ケース２に、原水の供給路７１と接続する供給口２２と
汚水の排出路７６と接続する排出口２４との２個の開口
部を形成しているが、濾過ケース２に単一の開口部を形
成し、この開口部を原水の供給路７１と汚水の排出路７
６との両方に接続させる構成を採用してもよい。

【００４５】また、上述した実施形態においては、洗浄
水噴出部４１を円筒形の濾過部材３１の上部の開口部か
ら底部材３２に近接する位置まで昇降させるための移動
機構としてエアシリンダ４２を使用しているが、このエ
アシリンダ４２に換えてモータ等を使用してもよい。

【００４６】

【発明の効果】請求項１に記載の発明によれば、筒状の
濾過部材の内側から当該濾過部材に向けて流体を噴出す
る流体噴出部と、当該流体噴出部を筒状の濾過部材の一
端から多端に向けて移動させる移動機構とを有し、流体
噴出部から噴出する流体により筒状の濾過部材に付着し
た異物を除去する流体噴出機構を備えたことから、簡易
な構成でありながら濾過部材に付着した異物を迅速に除
去することが可能となる。

【００４７】請求項２に記載の発明によれば、流体噴出
機構が筒状の濾過部材の内周の全方向に向けて流体を噴
出する流体噴出部を備えることから、濾過部材の全域を
迅速に洗浄することが可能となる。

【００４８】請求項３に記載の発明によれば、濾過部は
その上部に開口部を有する有底円筒状の形状を有し、処
理水回収部は濾過部の上方に形成された回収口を含むと
ともに、汚水排出部は濾過部の下方に形成された排出口
を含むことから、洗浄後に発生する汚水を効率よく排出
する排出することが可能となる。

【００４９】請求項４に記載の発明によれば、流体噴出
機構から噴出する洗浄水により、濾過部材を有効に洗浄
することが可能となる。

【００５０】請求項５に記載の発明によれば、流体噴出
機構から噴出する空気により、濾過部材を有効に洗浄す
ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明に係る自動洗浄式ストレーナの概要図
である。

【図２】この発明に係る自動洗浄式ストレーナにおける
濾過部および流体噴出部の拡大図である。

【図３】この発明に係る自動洗浄式ストレーナを液体の
管路とともに示す説明図である。

【符号の説明】

２ 濾過ケース ３ 濾過部 ４ 洗浄水噴出機構 ８ 内部領域 ９ 外部領域 ２２ 供給口 ２３ 回収口 ２４ 排出口 ３１ 濾過部材 ３２ 底部材 ４１ 洗浄水噴出部 ４２ エアシリンダ ４６ 洗浄水噴出用スリット ４７ 洗浄水供給管 ４８ 外管 ４９ 洗浄水導入管 ５３ ピストン部材 ５７ 三方切替弁 ５８ 圧縮空気供給路 ７１ 供給路 ７３ 回収路 ７６ 排出路

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ０１Ｄ 29/38 ５２０Ａ ５４０

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 濾過ケースと、 前記濾過ケース内に収納され、前記濾過ケース内の空間
   を内部領域と外部領域とに二分する、筒状の濾過部材を
   有する濾過部と、 前記濾過部により前記濾過ケース内に形成された外部領
   域に対し、濾過を行うべき原水を供給する原水供給部
   と、 前記濾過部により前記濾過ケース内に形成された内部領
   域から、濾過の完了した処理水を回収するための処理水
   回収部と、 前記濾過部により前記濾過ケース内に形成された内部領
   域に進入し前記筒状の濾過部材の内側から当該濾過部材
   に向けて流体を噴出する流体噴出部と、当該流体噴出部
   を前記筒状の濾過部材の一端から多端に向けて移動させ
   る移動機構とを有し、前記流体噴出部から噴出する流体
   により前記筒状の濾過部材に付着した異物を除去する流
   体噴出機構と、 前記濾過部により前記濾過ケース内に形成された外部領
   域から、前記流体噴出機構による前記濾過部材の洗浄時
   に発生する異物を含む汚水を排出するための汚水排出部
   と、 を備えたことを特徴とする自動洗浄式ストレーナ。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の自動洗浄式ストレーナ
   において、 前記流体噴出機構は、前記筒状の濾過部材の内周の全方
   向に向けて流体を噴出する流体噴出部を備える自動洗浄
   式ストレーナ。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の自動洗浄式ストレーナ
   において、 前記濾過部はその上部に開口部を有する有底円筒状の形
   状を有し、 前記処理水回収部は前記濾過部の上方に形成された回収
   口を含むとともに、 前記汚水排出部は前記濾過部の下方に形成された排出口
   を含む自動洗浄式ストレーナ。
4. 【請求項４】 請求項１乃至請求項３いずれかに記載の
   自動洗浄式ストレーナにおいて、 前記流体噴出機構は、その流体噴出部から洗浄水を噴出
   する自動洗浄式ストレーナ。
5. 【請求項５】 請求項１乃至請求項３いずれかに記載の
   自動洗浄式ストレーナにおいて、 前記流体噴出機構は、その流体噴出部から空気を噴出す
   る自動洗浄式ストレーナ。