JP2001149537A - 負荷電力供給回路に対する信号処理装置 - Google Patents

負荷電力供給回路に対する信号処理装置

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JP2001149537A
JP2001149537A JP33858999A JP33858999A JP2001149537A JP 2001149537 A JP2001149537 A JP 2001149537A JP 33858999 A JP33858999 A JP 33858999A JP 33858999 A JP33858999 A JP 33858999A JP 2001149537 A JP2001149537 A JP 2001149537A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動時間が特定困難な負荷であっても制御内
容に反して負荷が動作することを有効に防止することが
でき、これにより特に遊技店に不測の不利益が生ずるの
を防止するのに好適な負荷電力供給回路に対する信号処
理装置を提供する。 【解決手段】 コントローラ200は、I/Oポート2
22からの駆動信号および負荷310に駆動電流が供給
されているか否かを示す駆動電流信号を入力し、それら
入力信号により特定されるコントローラ200が実際に
出力した駆動信号の内容と、コントローラ200の内部
処理で出力した駆動信号の内容とが異なるときは、駆動
信号処理回路100に停止信号を出力するようになって
いる。駆動信号処理回路100は、停止信号を入力した
ときは、コントローラ200が出力した駆動信号であっ
てドライバ300に出力される信号を、非アクティブ信
号にするようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動信号に基づい
て負荷への駆動電力の供給を制御する電力供給回路に出
力される駆動信号を、コントローラ、特に遊技機ごとに
設置され、遊技機の遊技を制御するコントローラから出
力される主には二値(ローレベル、ハイレベル)化され
た駆動信号の内容に基づいて処理する装置に係り、特
に、駆動時間が特定困難な負荷であっても制御内容に反
して負荷が動作することを有効に防止することができ、
これにより特に遊技店に不測の不利益が生ずるのを防止
するのに好適な負荷電力供給回路に対する信号処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ機等の遊技機では、複数
の電装品やアクチュエータ等の負荷を備えている。負荷
は、CPUを主とするコントローラからの二値化信号
(駆動信号)の出力状態に基づいて、その駆動が制御さ
れる。すなわち、コントローラから出力される数ボルト
のハイレベル信号と、0ボルトのローレベル信号が、ト
ランジスタ等で構成されるドライバの入力側に入力され
るようになっており、例えば、ハイレベル信号が入力さ
れると、出力側がオン状態となり、この出力側に接続さ
れた負荷に電力が供給される。また、ローレベルの信号
が入力されると、出力側の回路がオフ状態となり、ドラ
イバに接続された負荷への電力の供給が遮断される。
【0003】ここで、ドライバには、負荷への過電流お
よび過電圧印加を防止するための保護回路があらかじめ
備えられており、負荷に規格以上の電流が流れた場合
や、過電圧が印加された場合には、強制的に電力の供給
を遮断するようになっている。この保護回路の働きによ
り、被害を最小限にくい止めることができる。しかし、
この保護回路が働くときには、該当する負荷が焼きつき
を起こしたり、被覆部材が溶けたりしており、最悪の場
合は再生不可能な状態に陥っている可能性が高い。特
に、コントローラのI/Oポートチップがノイズ等でラ
ッチアップ(負荷を駆動させる側のアクティブ信号の継
続)した場合や、CPUのプログラムの暴走によるアク
ティブ信号の継続した出力があると、保護回路では、負
荷が熱溶断によるショート状態となるまで保護回路が働
かない場合がある。
【0004】また、アクティブ状態を継続しても何ら問
題のない負荷も存在するが、制御内容に反して負荷が動
作することは、好ましいことではない。そこで、こうし
た問題を解決するための回路として、例えば、本出願人
によって先に提案された負荷駆動回路があり、特開平11
-226193号公報に開示されている。これは、コントロー
ラからのアクティブ信号が所定時間継続したときは、そ
のアクティブ信号を無効とする回路であって、具体的に
は、コントローラからのアクティブ信号が継続している
間は、コンデンサへの充電が行われ、充電中はスイッチ
ングトランジスタはオフ状態であるが、規定の電荷が充
電されるとオン状態となり、ドライバへ供給されていた
アクティブ信号がスイッチングトランジスタのコレクタ
−エミッタ間を通じて接地電位にまで落とされ、ドライ
バへは非アクティブ信号が入力されたときと同等の信号
入力状態となり負荷の電力供給が遮断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の負荷駆動回路にあっては、過電流および過電圧印加が
問題となる負荷、およびアクティブ状態が継続しても何
ら問題もない負荷に対し、アクティブ状態が所定時間継
続したときは、アクティブ信号を無効とするようにして
いる。
【0006】しかしながら、アクティブ状態が継続して
も何ら問題もない負荷に対しても、アクティブ状態が所
定時間継続したときにアクティブ信号を無効とするので
あっては、次のような問題がある。すなわち、過電流お
よび過電圧印加が問題となる負荷については、過電流お
よび過電圧をこれ以上印加してはならない時間を負荷の
仕様等からおおよそ求めることができるため、アクティ
ブ信号を無効とするまでの所定時間をあらかじめ設定す
ることが可能であるが、アクティブ状態が継続しても何
ら問題もない負荷については、アクティブ信号を無効と
するまでの所定時間をあらかじめ設定することが困難な
場合がある。こうした負荷としては、例えば、賞球払出
装置の払出用ソレノイドがある。賞球払出装置の払出用
ソレノイドの駆動は、払い出される賞球をセンサにより
検出・計数して所定数の払出が終了するまで行う。この
場合、賞球が払い出される時間は、賞球数により異なる
ので、事前に特定するのは困難である。
【0007】また、上記従来の負荷駆動回路において、
駆動信号がアクティブとなってからあらかじめ設定した
所定時間が経過するまでは、アクティブ状態が制御内容
に反したものであってもその状態を許容することとなる
期間である。したがって、アクティブ信号を無効とする
までの所定時間を事前に特定するのが困難であるからと
いって、その所定時間をむやみに長時間に設定するの
は、アクティブ状態が制御内容に反したものであったと
きにその状態を長時間許容することとなり、制御内容に
反して負荷が動作することを防止するという目的を達成
し得ない。
【0008】また、特に賞球払出装置の払出用ソレノイ
ドにあっては、制御内容に反して負荷が動作した結果、
賞球を払い出すべきでないのに賞球が払出放しになる
と、次のような遊技機に特有の問題がある。すなわち、
制御内容に反して負荷が動作した結果、賞球を払い出す
べきであるのに賞球が払い出されない場合は、遊技客の
申告を受けて遊技店が別の対応(払い出すべきであるは
ずの賞球数に相当する賞球を与える等)をとることによ
り、こうした不具合による問題をある程度解消すること
ができるが、制御内容に反して負荷が動作した結果、賞
球を払い出すべきでないのに賞球が払出放しになった場
合は、遊技客が申告しない限り遊技店側では事態の発生
を知ることができず、払い出すべきでないはずの賞球を
遊技客に無償で提供してしまう可能性がある。
【0009】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、駆動時間が特定困難な負荷であっても制御内容に反
して負荷が動作することを有効に防止することができ、
これにより特に遊技店に不測の不利益が生ずるのを防止
するのに好適な負荷電力供給回路に対する信号処理装置
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の負荷電力供給回路に対
する信号処理装置は、駆動信号に基づいて負荷への駆動
電力の供給を制御する電力供給回路に出力される駆動信
号を、コントローラが出力する駆動信号の内容に基づい
て処理する装置であって、前記コントローラの内部処理
で出力した駆動信号の内容と前記コントローラが実際に
出力した駆動信号の内容とが異なるときは、前記電力供
給回路に出力される駆動信号を、前記コントローラの内
部処理で出力した駆動信号の内容に従ったものにするよ
うになっている。
【0011】このような構成であれば、コントローラか
ら駆動信号が出力され、コントローラの内部処理で出力
した駆動信号の内容とコントローラが実際に出力した駆
動信号の内容とが一致するときは、電力供給回路に出力
される駆動信号が処理されることなくそのまま電力供給
回路に入力される。これに対し、コントローラの内部処
理で出力した駆動信号の内容とコントローラが実際に出
力した駆動信号の内容とが異なるときは、電力供給回路
に出力される駆動信号がコントローラの内部処理で出力
した駆動信号の内容に従ったものにされ、電力供給回路
に入力される。
【0012】ここで、電力供給回路に出力される駆動信
号は、コントローラが出力する駆動信号そのものに限ら
ず、コントローラが出力する駆動信号を直接または間接
的に用いたものであればよく、例えば、コントローラが
出力する駆動信号そのものであってもよいし、コントロ
ーラと電力供給回路との間に何らかの中間回路を介在さ
せ、コントローラが出力する駆動信号に応じてその中間
回路により生成されるものであってもよい。以下、請求
項2記載の負荷電力供給回路に対する信号処理装置にお
いて同じである。
【0013】さらに、本発明に係る請求項2記載の負荷
電力供給回路に対する信号処理装置は、駆動信号に基づ
いて負荷への駆動電力の供給を制御する電力供給回路に
出力される駆動信号を処理する装置であって、前記駆動
信号を出力するコントローラと、停止信号を入力したと
きは前記電力供給回路に出力される駆動信号を前記負荷
への駆動電力の供給を遮断することとなるものにする信
号処理手段とを備え、前記コントローラは、当該コント
ローラによる駆動信号の出力に起因して変化する信号を
入力し、その入力信号により特定される当該コントロー
ラが実際に出力した駆動信号の内容と、当該コントロー
ラの内部処理で出力した駆動信号の内容とが異なるとき
は、前記信号処理手段に前記停止信号を出力するように
なっている。
【0014】このような構成であれば、コントローラの
内部処理による駆動信号の出力に伴ってコントローラか
ら駆動信号が出力される一方、コントローラによる駆動
信号の出力に起因して変化する信号がコントローラに入
力される。そして、その入力信号により特定されるコン
トローラが実際に出力した駆動信号の内容とコントロー
ラの内部処理で出力した駆動信号の内容とが一致すると
きは、電力供給回路に出力される駆動信号が処理される
ことなくそのまま電力供給回路に入力される。これに対
し、その入力信号により特定されるコントローラが実際
に出力した駆動信号の内容とコントローラの内部処理で
出力した駆動信号の内容とが異なるときは、コントロー
ラにより、信号処理手段に停止信号が出力され、信号処
理手段により、電力供給回路に出力される駆動信号が負
荷への駆動電力の供給を遮断することとなるものにさ
れ、電力供給回路に入力される。
【0015】さらに、本発明に係る請求項3記載の負荷
電力供給回路に対する信号処理装置は、請求項2記載の
負荷電力供給回路に対する信号処理装置において、前記
信号処理手段は、前記コントローラが出力した停止信号
によりスイッチングするトランジスタを有し、前記トラ
ンジスタが通電状態となることにより、前記コントロー
ラが出力した駆動信号であって前記電力供給回路に出力
される信号を、前記負荷への駆動電力の供給を遮断する
こととなるものにするようになっている。
【0016】このような構成であれば、コントローラが
出力した停止信号によりトランジスタがスイッチングさ
れ、そのトランジスタが通電状態となることにより、コ
ントローラが出力した駆動信号であって電力供給回路に
出力される信号が、負荷への駆動電力の供給を遮断する
こととなるものにされ、電力供給回路に入力される。さ
らに、本発明に係る請求項4記載の負荷電力供給回路に
対する信号処理装置は、請求項2および3のいずれかに
記載の負荷電力供給回路に対する信号処理装置におい
て、前記コントローラには、前記負荷に供給される駆動
電流を入力するようになっている。
【0017】このような構成であれば、コントローラの
内部処理による駆動信号の出力に伴ってコントローラか
ら駆動信号が出力される一方、コントローラには、コン
トローラによる駆動信号の出力に起因して負荷に供給さ
れる駆動電流が入力される。したがって、負荷に駆動電
流が供給されたときは、コントローラでは、入力した駆
動電流により、コントローラが実際に出力した駆動信号
が負荷への駆動電力を供給することとなるものであるこ
とが特定される。これに対し、負荷に駆動電流が供給さ
れないときは、コントローラでは、入力した駆動電流に
より、コントローラが実際に出力した駆動信号が負荷へ
の駆動電力の供給を遮断することとなるものであること
が特定される。
【0018】さらに、本発明に係る請求項5記載の負荷
電力供給回路に対する信号処理装置は、請求項2ないし
4のいずれかに記載の負荷電力供給回路に対する信号処
理装置において、前記コントローラには、当該コントロ
ーラが実際に出力した駆動信号を入力するようになって
いる。このような構成であれば、コントローラの内部処
理による駆動信号の出力に伴ってコントローラから駆動
信号が出力される一方、コントローラには、コントロー
ラが実際に出力した駆動信号が入力される。
【0019】したがって、コントローラが実際に出力し
た駆動信号が負荷への駆動電力を供給することとなるも
のであるときは、コントローラでは、入力した駆動信号
により、コントローラが実際に出力した駆動信号が負荷
への駆動電力を供給することとなるものであることが特
定される。これに対し、コントローラが実際に出力した
駆動信号が負荷への駆動電力の供給を遮断することとな
るものであるときは、コントローラでは、入力した駆動
信号により、コントローラが実際に出力した駆動信号が
負荷への駆動電力の供給を遮断することとなるものであ
ることが特定される。
【0020】さらに、本発明に係る請求項6記載の負荷
電力供給回路に対する信号処理装置は、請求項2ないし
5のいずれかに記載の負荷電力供給回路に対する信号処
理装置において、前記コントローラは、前記駆動信号を
出力する出力回路と、前記出力回路とは独立した別回路
でありかつ当該コントローラによる駆動信号の出力に起
因して変化する信号を入力する入力回路とを有する。
【0021】このような構成であれば、出力回路によ
り、コントローラから駆動信号が出力される一方、出力
回路とは独立した別回路である入力回路により、コント
ローラによる駆動信号の出力に起因して変化する信号が
コントローラに入力される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1ないし図4は、本発明に
係る負荷電力供給回路に対する信号処理装置の実施の形
態を示す図である。この実施の形態は、本発明に係る負
荷電力供給回路に対する信号処理装置を、図1に示すよ
うに、パチンコ機等の遊技機に設けられた負荷310
(例えば、賞球払出装置の払出用ソレノイド)への駆動
電力の供給を制御する場合について適用したものであ
る。
【0023】まず、本発明を適用するシステムの構成を
図1および図2を参照しながら説明する。図1は、本発
明を適用するシステムのうち駆動信号処理回路100の
構成を示す概念図であり、図2は、本発明を適用するシ
ステムのうちコントローラ200の構成を示すブロック
図である。このシステムは、図1に示すように、負荷3
10の駆動または駆動停止を制御するための駆動信号を
出力するコントローラ200と、ドライバ300に出力
される駆動信号をコントローラ200が出力した駆動信
号の内容に基づいて処理する駆動信号処理回路100
と、駆動信号に基づいて負荷310への駆動電力の供給
または供給の遮断を行うドライバ300と、負荷310
とで構成されている。
【0024】コントローラ200は、I/Oポート22
2から駆動信号を、I/Oポート224から停止信号を
それぞれ出力するとともに、コントローラ200がI/
Oポート222から出力した駆動信号をI/Oポート2
32から、負荷310に駆動電流が供給されているか否
かを示す駆動電流信号をI/Oポート234からそれぞ
れ入力するようになっている。駆動信号、停止信号およ
び駆動電流信号は、所定レベル(例えば、5[V])のア
クティブ信号、および0[V]の非アクティブ信号の二値
の論理状態をとる。ここで、駆動信号がアクティブ信号
であるときは、負荷310への駆動電力を供給すること
となる信号であることを示し、駆動信号が非アクティブ
信号であるときは、負荷310への駆動電力の供給を遮
断することとなる信号であることを示す。
【0025】一方、負荷310には、駆動信号より高い
電圧(12[V]、24[V]、48[V]等)の電力が供給
される。このため、コントローラ200と負荷310と
の間には、電力供給回路としてドライバ300が介在さ
れる。ドライバ300は、例えば、トランジスタ回路か
らなっており、入力側に微小の電圧(駆動信号のアクテ
ィブ信号に相当)が印加されると、出力側が通電状態と
なる構成である。
【0026】負荷310は、その一端部が電源線(プラ
ス)320に接続され、他端部は、ドライバ300の出
力側に接続されている。このため、ドライバ300の出
力側が通電状態となると、負荷310に電力が供給され
る。したがって、コントローラ200からの駆動信号に
より、負荷310の駆動または駆動停止を制御すること
ができる。
【0027】駆動信号処理回路100は、コントローラ
200から停止信号を入力したときは、コントローラ2
00が出力した駆動信号であってドライバ300に出力
される信号を、非アクティブ信号にするようになってお
り、抵抗102〜118と、NPN形のトランジスタで
あるスイッチングトランジスタ130,132と、PN
P形のトランジスタであるスイッチングトランジスタ1
34と、ダイオード140とで構成されており、具体的
にそれら回路素子は、次のように接続されている。
【0028】まず、コントローラ200がI/Oポート
222,224から駆動信号および停止信号を出力する
回路素子の接続を説明すると、抵抗102は、I/Oポ
ート222とドライバ300の入力側との間に設けられ
ており、抵抗104は、I/Oポート224とスイッチ
ングトランジスタ130のベース端子との間に設けられ
ている。また、抵抗106は、スイッチングトランジス
タ130のベース端子とエミッタ端子との間に設けられ
ており、スイッチングトランジスタ130のコレクタ端
子は、ドライバ300の入力側に、そのエミッタ端子
は、接地電位にそれぞれ接続されている。
【0029】こうした回路構成により、I/Oポート2
22からの駆動信号がアクティブ信号でありかつI/O
ポート224からの停止信号が非アクティブ信号である
場合は、スイッチングトランジスタ130がオフ状態と
なり、I/Oポート222からのアクティブ信号がその
ままドライバ300に入力される。また、I/Oポート
222からの駆動信号がアクティブ信号であっても、I
/Oポート224からの停止信号がアクティブ信号であ
る場合は、I/Oポート224からのアクティブ信号に
よりスイッチングトランジスタ130がオン状態とな
り、I/Oポート222からのアクティブ信号が、スイ
ッチングトランジスタ130のコレクタ−エミッタ間を
通じて接地電位にまで落とされ、ドライバ300に出力
される駆動信号が非アクティブ信号とされる。
【0030】なお、I/Oポート222からの駆動信号
が非アクティブ信号である場合は、スイッチングトラン
ジスタ130の通電・非通電状態にかかわらず、ドライ
バ300に出力される駆動信号が非アクティブ信号とな
る。次に、コントローラ200がI/Oポート222か
ら出力した駆動信号をI/Oポート232から入力する
回路素子の接続を説明すると、抵抗108は、I/Oポ
ート222とスイッチングトランジスタ132のベース
端子との間に設けられており、抵抗110は、スイッチ
ングトランジスタ132のベース端子とエミッタ端子と
の間に設けられている。また、スイッチングトランジス
タ132のコレクタ端子は、コントローラ200のI/
Oポート232に、そのエミッタ端子は、接地電位にそ
れぞれ接続されており、抵抗112は、コントローラ2
00のI/Oポート232と電源線150との間に設け
られている。
【0031】こうした回路構成により、I/Oポート2
22からの駆動信号がアクティブ信号である場合は、I
/Oポート222からのアクティブ信号によりスイッチ
ングトランジスタ132がオン状態となり、スイッチン
グトランジスタ130のコレクタ−エミッタ間の電圧が
降下し、I/Oポート232に出力される駆動信号がロ
ーレベル(0[V])とされる。
【0032】また、I/Oポート222からの駆動信号
が非アクティブ信号である場合は、スイッチングトラン
ジスタ132がオフ状態となり、I/Oポート232に
出力される駆動信号がハイレベル(例えば、5[V])と
なる。次に、駆動電流信号をI/Oポート234から入
力する回路素子の接続を説明すると、ダイオード140
のカソード端子は、ドライバ300の出力側に接続され
ており、抵抗114は、ダイオード140のアノード端
子とスイッチングトランジスタ134のベース端子との
間に設けられている。また、抵抗116は、スイッチン
グトランジスタ134のベース端子とエミッタ端子との
間に設けられており、スイッチングトランジスタ134
のコレクタ端子は、I/Oポート234に、そのエミッ
タ端子は、電源線152にそれぞれ接続されている。ま
た、抵抗118は、I/Oポート234と接地電位との
間に設けられている。
【0033】こうした回路構成により、ドライバ300
の出力側が通電状態となることにより負荷310に駆動
電流が供給された場合は、ダイオード140の順方向に
電流が流れることによりスイッチングトランジスタ13
4がオン状態となり、抵抗118の印加電圧が上昇し、
I/Oポート234に出力される駆動電流信号がハイレ
ベル(例えば、5[V])とされる。
【0034】また、ドライバ300の出力側が非通電状
態となることにより負荷310に駆動電流の供給が遮断
された場合は、スイッチングトランジスタ134がオフ
状態となり、I/Oポート234に出力される駆動電流
信号がローレベル(0[V])となる。次に、コントロー
ラ200の構成を詳細に説明する。
【0035】コントローラ200は、図2に示すよう
に、駆動信号を出力するための処理(負荷駆動プログラ
ム)を実行するCPU210と、CPU210からのア
ドレス信号をデコードしてI/Oポートチップ220に
ラッチ信号を出力するアドレスデコーダ240と、アド
レスデコーダ240からのラッチ信号に応じてCPU2
10からのデータ信号をラッチして駆動信号および停止
信号を出力端子222,224(I/Oポート222,
224に相当するもの)から出力するI/Oポートチッ
プ220と、アドレスデコーダ240からのゲート信号
に応じて入力端子232,234(I/Oポート23
2,234に相当するもの)に入力される信号をゲート
してCPU210に出力するI/Oポートチップ230
と、所定領域にあらかじめCPU210の負荷駆動プロ
グラム等を格納しているROM250と、ROM250
等から読み出したデータやCPU210の演算過程で必
要な演算結果を格納するためのRAM260とで構成さ
れている。
【0036】アドレスデコーダ240は、アドレス信号
を伝送するためのアドレスバス212およびコントロー
ル信号を伝送するためのコントロールバス214を介し
てCPU210と接続し、CPU210からのアドレス
信号をデコードすることにより、そのアドレス信号が第
1の所定アドレス(例えば、2000H)を示すもので
あると判定したときは、I/Oポートチップ220にラ
ッチ信号を出力し、そのアドレス信号が第2の所定アド
レス(例えば、2001H)を示すものであると判定し
たときは、I/Oポートチップ230にゲート信号を出
力するようになっている。
【0037】I/Oポートチップ220は、データ信号
を伝送するためのデータバス216を介してCPU21
0と接続し、アドレスデコーダ240からラッチ信号を
入力したときは、CPU210からのデータをラッチし
て駆動信号および停止信号を出力端子222,224か
ら出力するようになっている。したがって、CPU21
0の内部処理において、I/Oポートチップ220に対
応するI/Oポート(例えば、2000H)に対して出
力するデータの第1の所定ビット(例えば、最上位ビッ
ト)は、駆動信号の内容を示す駆動信号データを意味す
ることとなり、第1の所定ビットを「1」にして出力し
たときは、I/Oポートチップ220の出力端子222
から出力される駆動信号がアクティブ信号となり、第1
の所定ビットを「0」にして出力したときは、I/Oポ
ートチップ220の出力端子222から出力される駆動
信号が非アクティブ信号となる。また、I/Oポートチ
ップ220に対応するI/Oポートに対して出力するデ
ータの第2の所定ビット(例えば、最上位から2番目の
ビット)は、停止信号の内容を示す停止信号データを意
味することとなり、その出力形態は、駆動信号データの
出力形態と同じである。なお、駆動信号データは、I/
Oポートチップ220に対応するI/Oポートに出力さ
れるとともに、RAM260の所定領域に格納される。
【0038】I/Oポートチップ230は、データ信号
を伝送するためのデータバス216を介してCPU21
0と接続し、アドレスデコーダ240からのゲート信号
を入力したときは、入力端子232,234に入力され
る信号をゲートしてCPU210に出力するようになっ
ている。したがって、CPU210の内部処理におい
て、I/Oポートチップ230に対応するI/Oポート
(例えば、2001H)から入力するデータの第1の所
定ビット(例えば、最上位ビット)は、入力端子232
から入力される駆動信号の内容を示す駆動信号データを
意味することとなり、第1の所定ビットが「1」である
ときは、I/Oポートチップ230の入力端子232に
入力される駆動信号がアクティブ信号となり、第1の所
定ビットが「0」であるときは、I/Oポートチップ2
30の入力端子232に入力される駆動信号が非アクテ
ィブ信号となる。また、I/Oポートチップ230に対
応するI/Oポートから入力するデータの第2の所定ビ
ット(例えば、最上位から2番目のビット)は、入力端
子234から入力される駆動電流信号の内容を示す駆動
電流信号データを意味することとなり、その入力形態
は、駆動信号データの入力形態と同じである。
【0039】次に、CPU210の構成を詳細に説明す
る。CPU210は、マイクロプロセッシングユニット
MPU等からなり、ROM250の所定領域に格納され
ている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに
従って、図3および図4のフローチャートに示す停止信
号出力処理を実行するようになっている。図3および図
4は、停止信号出力処理を示すフローチャートである。
【0040】初めに、図3のフローチャートに示す停止
信号出力処理を説明する。この停止信号出力処理は、所
定周期(例えば、2[ms])ごとに発生するCPU21
0の割り込み信号に応じて実行されるものであって、C
PU210において実行されると、図3に示すように、
まず、ステップS100に移行する。ステップS100
では、I/Oポートチップ230に対応するI/Oポー
トのうち上記第1の所定ビット(以下、入力ポート23
2という。)から駆動信号データを入力し、ステップS
104に移行する。
【0041】ステップS104では、駆動信号データを
RAM260から読み出し、ステップS106に移行し
て、ステップS100で入力した駆動信号データにより
特定されるコントローラ200が実際に出力した駆動信
号(出力端子222からの駆動信号)の内容と、ステッ
プS104で読み出した駆動信号データの内容とが一致
するか否かを判定し、これらが一致しないと判定された
とき(No)は、ステップS108に移行する。具体的にこ
のステップS106は、ステップS100で入力した駆
動信号データを反転した内容とステップS104で読み
出した駆動信号データの内容との一致判定結果が不一致
であるというものであるときは、それらの内容が一致し
ないと判定し、それら一致判定結果のいずれもが一致で
あるというものであるときは、それらの内容が一致する
と判定する。
【0042】ステップS108では、I/Oポートチッ
プ220に対応するI/Oポートのうち上記第2の所定
ビット(以下、出力ポート224という。)に「1」を
示す停止信号データを出力し、一連の処理を終了して元
の処理に復帰させる。一方、ステップS106で、コン
トローラ200が実際に出力した駆動信号の内容と、ス
テップS104で読み出した駆動信号データの内容とが
一致していると判定されたとき(Yes)は、ステップS1
10に移行して、「0」を示す停止解除信号データを出
力ポート224に出力し、一連の処理を終了して元の処
理に復帰させる。
【0043】次に、図4(a)のフローチャートに示す
停止信号出力処理を説明する。この停止信号出力処理
は、所定周期(例えば、2[ms])ごとに発生するCP
U210の割り込み信号に応じて実行されるものであっ
て、CPU210において実行されると、図4(a)に
示すように、まず、ステップS200に移行する。ステ
ップS200では、I/Oポートチップ230に対応す
るI/Oポートのうち上記第2の所定ビット(以下、入
力ポート234という。)から駆動電流信号データを入
力し、ステップS204に移行する。
【0044】ステップS204では、駆動信号データを
RAM260から読み出し、ステップS206に移行し
て、ステップS200で入力した駆動電流信号データに
より特定されるコントローラ200が実際に出力した駆
動信号(出力端子222からの駆動信号)の内容と、ス
テップS204で読み出した駆動信号データの内容とが
一致するか否かを判定し、これらが一致しないと判定さ
れたとき(No)は、ステップS208に移行する。具体的
にこのステップS206は、ステップS200で入力し
た駆動電流信号データの内容とステップS204で読み
出した駆動信号データの内容との一致判定結果が不一致
であるというものであるときは、それらの内容が一致し
ないと判定し、それら一致判定結果のいずれもが一致で
あるというものであるときは、それらの内容が一致する
と判定する。
【0045】ステップS208では、「1」を示す停止
信号データを出力ポート224に出力するか否かを示す
出力フラグをセットし、一連の処理を終了して元の処理
に復帰させる。この出力フラグは、例えば、コントロー
ラ200の内部処理により、I/Oポートチップ220
に対応するI/Oポートのうち上記第1の所定ビット
(以下、出力ポート222という。)が出力状態に再度
変化するタイミングで、または出力フラグがセットされ
てから一定時間(例えば、30[s])が経過した後にク
リアするようにしてもよい。
【0046】一方、ステップS206で、コントローラ
200が実際に出力した駆動信号の内容と、ステップS
204で読み出した駆動信号データの内容とが一致して
いると判定されたとき(Yes)は、一連の処理を終了して
元の処理に復帰させる。次に、図4(b)のフローチャ
ートに示す停止信号出力処理を説明する。この停止信号
出力処理は、所定周期(例えば、2[ms])ごとに発生
するCPU210の割り込み信号に応じて実行されるも
のであって、CPU210において実行されると、図4
(b)に示すように、まず、ステップS220に移行す
る。
【0047】ステップS220では、出力フラグがセッ
トされているか否かを判定し、出力フラグがセットされ
ていると判定されたとき(Yes)は、ステップS222に
移行して、「1」を示す停止信号データを出力ポート2
24に出力し、一連の処理を終了して元の処理に復帰さ
せる。このように、出力フラグのセット/クリアを判定
して「1」を示す停止信号データを出力ポート224に
出力するようにしたのは、ステップS206を実行する
時点で、入力ポート234に出力される駆動電流信号が
ローレベルになると、これに伴って停止信号もとまり、
発振してしまうのを防止するためである。
【0048】一方、ステップS220で、出力フラグが
セットされていないと判定されたとき(No)は、一連の処
理を終了して元の処理に復帰させる。次に、上記実施の
形態の動作を図5を参照しながら説明する。図5は、コ
ントローラ200に対して入出力される信号の状態変化
を示すタイムチャートである。
【0049】コントローラ200側で負荷310を駆動
するためには、I/Oポート222からの駆動信号をア
クティブ信号とする。時刻t1において、図5に示すよ
うに、例えば、賞球の払出要求が発生して賞球を払い出
す必要が生じた場合に、コントローラ200側で負荷3
10を駆動するため、コントローラ200により、I/
Oポート222からの駆動信号がアクティブ信号とされ
ると、スイッチングトランジスタ130がオフ状態であ
るので、I/Oポート222からのアクティブ信号がそ
のままドライバ300に入力され、ドライバ300によ
り、負荷310に駆動電力が供給され、負荷310が駆
動する。一方、I/Oポート222からのアクティブ信
号によりスイッチングトランジスタ132がオン状態と
なり、スイッチングトランジスタ130のコレクタ−エ
ミッタ間の電圧が降下し、I/Oポート232に出力さ
れる駆動信号がローレベルとされ、CPU210によ
り、ステップS100を経て、「0」を示す駆動信号デ
ータが入力ポート232から入力される。また一方、負
荷310に駆動電流が供給されると、ダイオード140
の順方向に電流が流れることによりスイッチングトラン
ジスタ134がオン状態となり、抵抗118の印加電圧
が上昇し、I/Oポート234に出力される駆動電流信
号がハイレベルとされ、CPU210により、ステップ
S200を経て、「1」を示す駆動電流信号データが入
力ポート234から入力される。
【0050】次いで、時刻t2において、例えば、賞球
の払出要求がなくなって賞球の払出を停止する必要が生
じた場合に、コントローラ200側で負荷310の駆動
を停止するため、コントローラ200により、I/Oポ
ート222からの駆動信号が非アクティブ信号とされる
と、スイッチングトランジスタ130の通電・非通電状
態にかかわらず、ドライバ300に出力される駆動信号
が非アクティブ信号となり、ドライバ300により、負
荷310に駆動電力の供給が遮断され、負荷310の駆
動が停止する。一方、スイッチングトランジスタ132
がオフ状態となり、I/Oポート232に出力される駆
動信号がハイレベルとされ、CPU210により、ステ
ップS100を経て、「1」を示す駆動信号データが入
力ポート232から入力される。また一方、負荷310
に駆動電流の供給が遮断されると、スイッチングトラン
ジスタ134がオフ状態となり、I/Oポート234に
出力される駆動電流信号がローレベルとされ、CPU2
10により、ステップS200を経て、「0」を示す駆
動電流信号データが入力ポート234から入力される。
【0051】次いで、時刻t3において、賞球の払出要
求が発生して賞球を払い出す必要が生じた場合に、コン
トローラ200側で負荷310を駆動するため、コント
ローラ200により、I/Oポート222からの駆動信
号がアクティブ信号とされると、時刻t1の時と同様
に、ドライバ300により、負荷310に駆動電力が供
給され、負荷310が駆動するとともに、ステップS1
00,S200を経て、「0」を示す駆動信号データお
よび「1」を示す駆動電流信号データが入力される。
【0052】ところが、時刻t4において、賞球の払出
要求がなくなって賞球の払出を停止する必要が生じた場
合に、コントローラ200側で負荷310の駆動を停止
するため、コントローラ200の内部処理により、I/
Oポート222からの駆動信号を非アクティブ信号とし
ようとしたにもかからわず、ノイズ等何らかの原因によ
り、I/Oポート222がラッチアップすることにより
I/Oポート222からの駆動信号が非アクティブ信号
とならずアクティブ信号のままとなると、ドライバ30
0により、負荷310に駆動電力が供給され、負荷31
0が駆動するとともに、ステップS100,S200を
経て、「0」を示す駆動信号データおよび「1」を示す
駆動電流信号データが入力される。そして、ステップS
104,S106,S204,S206を経て、駆動信
号データがRAM260から読み出され、ステップS1
00,S200で入力した駆動信号データおよび駆動電
流信号データにより特定されるコントローラ200が実
際に出力した駆動信号の内容と、ステップS104,S
204で読み出した駆動信号データの内容とが不一致で
あると判定されるので、時刻t4から1クロック経過し
た時刻t5において、ステップS108,S208,S
222を経て、「1」を示す停止信号データが出力ポー
ト224から出力され、I/Oポート224からの停止
信号がアクティブ信号とされる。
【0053】時刻t5において、I/Oポート224か
らアクティブ信号が出力されると、I/Oポート224
からのアクティブ信号によりスイッチングトランジスタ
130がオン状態となり、I/Oポート222からのラ
ッチアップしたアクティブ信号が、スイッチングトラン
ジスタ130のコレクタ−エミッタ間を通じて接地電位
にまで落とされ、ドライバ300に出力される駆動信号
が非アクティブ信号とされる。
【0054】このようにして、本実施の形態では、コン
トローラ200は、I/Oポート222からの駆動信号
および負荷310に駆動電流が供給されているか否かを
示す駆動電流信号を入力し、それら入力信号により特定
されるコントローラ200が実際に出力した駆動信号の
内容と、コントローラ200の内部処理で出力した駆動
信号の内容とが異なるときは、駆動信号処理回路100
に停止信号を出力するようにし、駆動信号処理回路10
0は、停止信号を入力したときは、コントローラ200
が出力した駆動信号であってドライバ300に出力され
る信号を、非アクティブ信号にするようにした。
【0055】これにより、ノイズ等何らかの原因によ
り、負荷310の駆動を停止しようとしているときにI
/Oポート222がラッチアップした場合には、負荷3
10の駆動が停止するので、I/Oポート222がラッ
チアップしても負荷310が動作することをある程度防
止することができる。したがって、従来に比して、賞球
払出装置の払出用ソレノイドのように駆動時間が特定困
難な負荷310であっても、コントローラ200の制御
内容に反して負荷310が動作する可能性を低減するこ
とができる。
【0056】さらに、本実施の形態では、駆動信号処理
回路100は、コントローラ100が出力した停止信号
によりスイッチングするスイッチングトランジスタ13
0を有し、スイッチングトランジスタ130が通電状態
となることにより、コントローラ200が出力した駆動
信号であってドライバ300に出力される信号を、非ア
クティブ信号にするようにした。
【0057】これにより、CMOSトランジスタに比し
てラッチアップしにくいスイッチングトランジスタ13
0を用いていることから、I/Oポート222がラッチ
アップする前にスイッチングトランジスタ130がラッ
チアップする可能性が少なくなるので、信頼性を向上す
ることができる。さらに、本実施の形態では、コントロ
ーラ200は、駆動信号を出力するI/Oポートチップ
220と、駆動信号および駆動電流信号を入力するI/
Oポートチップ230とを有して構成した。
【0058】これにより、2つのI/Oポートチップ2
20,230を用いていることから、I/Oポートチッ
プ220,230が両方ともラッチアップする可能性が
少なくなるので、信頼性を向上することができる。さら
に、本実施の形態では、ステップS100で入力した駆
動信号データを反転した内容とステップS104で読み
出した駆動信号データの内容との一致判定結果、および
ステップS200で入力した駆動電流信号データの内容
とステップS204で読み出した駆動信号データの内容
との一致判定結果のいずれかが不一致であるというもの
であるときは、それらの内容が一致しないと判定するよ
うにした。
【0059】これにより、I/Oポートチップ230の
うち入力ポート232または入力ポート234のいずれ
かがラッチアップしても負荷310が動作することをあ
る程度防止することができるので、信頼性を向上するこ
とができる。上記実施の形態において、ドライバ300
は、請求項1ないし3記載の電力供給回路に対応し、駆
動信号処理回路100は、請求項2または3記載の信号
処理手段に対応し、スイッチングトランジスタ130
は、請求項3記載のトランジスタに対応し、I/Oポー
トチップ220は、請求項6記載の出力回路に対応し、
I/Oポートチップ230は、請求項6記載の入力回路
に対応している。
【0060】なお、上記実施の形態においては、コント
ローラ200には、I/Oポート222からの駆動信号
および負荷310に駆動電流が供給されているか否かを
示す駆動電流信号を入力するように構成したが、これに
限らず、コントローラ200による駆動信号の出力に起
因して変化する信号であれば、いかなる箇所の信号を入
力するように構成してもよい。
【0061】また、上記実施の形態においては、コント
ローラ200は、駆動信号を出力するI/Oポートチッ
プ220と、駆動信号および駆動電流信号を入力するI
/Oポートチップ230とを有して構成したが、これに
限らず、駆動信号の出力並びに駆動信号および駆動電流
信号の入力を単一のI/Oポートチップにより行うよう
に構成してもよい。
【0062】また、上記実施の形態においては、コント
ローラ200として、I/Oポートチップ220,23
0を外付けで備えるものを用いて構成したが、これに限
らず、I/Oポートチップを内蔵で備えるものを用いて
構成してもよい。また、上記実施の形態において、図3
および図4のフローチャートに示す処理を実行するにあ
たってはいずれも、ROM250にあらかじめ格納され
ている制御プログラムを実行する場合について説明した
が、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが
記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAM26
0に読み込んで実行するようにしてもよい。
【0063】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等
の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒
体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記
憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体
であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法の
いかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記
憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0064】また、上記実施の形態においては、本発明
に係る負荷電力供給回路に対する信号処理装置を、パチ
ンコ機等の遊技機に設けられた負荷310(例えば、賞
球払出装置の払出用ソレノイド)への駆動電力の供給を
制御する場合について適用したが、これに限らず、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で他のものにも適用可能であ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1ないし6記載の負荷電力供給回路に対する信号処理
装置によれば、従来に比して、賞球払出装置の払出用ソ
レノイドのように駆動時間が特定困難な負荷であって
も、コントローラの制御内容に反して負荷が動作する可
能性を低減することができるという効果が得られる。
【0066】さらに、本発明に係る請求項3記載の負荷
電力供給回路に対する信号処理装置によれば、コントロ
ーラの出力部がラッチアップする前にトランジスタがラ
ッチアップする可能性が少なくなるので、信頼性を向上
することができるという効果も得られる。さらに、本発
明に係る請求項6記載の負荷電力供給回路に対する信号
処理装置によれば、出力回路および入力回路が両方とも
ラッチアップする可能性が少なくなるので、信頼性を向
上することができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するシステムのうち駆動信号処理
回路100の構成を示す概念図である。
【図2】本発明を適用するシステムのうちコントローラ
200の構成を示すブロック図である。
【図3】停止信号出力処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】停止信号出力処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】コントローラ200に対して入出力される信号
の状態変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
100 駆動信号処理回路 102〜118 抵抗 130〜134 スイッチングトランジスタ 140 ダイオード 200 コントローラ 210 CPU 220,230 I/Oポートチップ 222,224 出力端子(I/Oポート) 232,234 入力端子 240 アドレスデコーダ 250 ROM 260 RAM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号に基づいて負荷への駆動電力の
    供給を制御する電力供給回路に出力される駆動信号を、
    コントローラが出力する駆動信号の内容に基づいて処理
    する装置であって、 前記コントローラの内部処理で出力した駆動信号の内容
    と前記コントローラが実際に出力した駆動信号の内容と
    が異なるときは、前記電力供給回路に出力される駆動信
    号を、前記コントローラの内部処理で出力した駆動信号
    の内容に従ったものにするようになっていることを特徴
    とする負荷電力供給回路に対する信号処理装置。
  2. 【請求項2】 駆動信号に基づいて負荷への駆動電力の
    供給を制御する電力供給回路に出力される駆動信号を処
    理する装置であって、 前記駆動信号を出力するコントローラと、停止信号を入
    力したときは前記電力供給回路に出力される駆動信号を
    前記負荷への駆動電力の供給を遮断することとなるもの
    にする信号処理手段とを備え、 前記コントローラは、当該コントローラによる駆動信号
    の出力に起因して変化する信号を入力し、その入力信号
    により特定される当該コントローラが実際に出力した駆
    動信号の内容と、当該コントローラの内部処理で出力し
    た駆動信号の内容とが異なるときは、前記信号処理手段
    に前記停止信号を出力するようになっていることを特徴
    とする負荷電力供給回路に対する信号処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記信号処理手段は、前記コントローラが出力した停止
    信号によりスイッチングするトランジスタを有し、前記
    トランジスタが通電状態となることにより、前記コント
    ローラが出力した駆動信号であって前記電力供給回路に
    出力される信号を、前記負荷への駆動電力の供給を遮断
    することとなるものにするようになっていることを特徴
    とする負荷電力供給回路に対する信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2及び3のいずれかにおいて、 前記コントローラには、前記負荷に供給される駆動電流
    を入力するようになっていることを特徴とする負荷電力
    供給回路に対する信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかにおいて、 前記コントローラには、当該コントローラが実際に出力
    した駆動信号を入力するようになっていることを特徴と
    する負荷電力供給回路に対する信号処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5のいずれかにおいて、 前記コントローラは、前記駆動信号を出力する出力回路
    と、前記出力回路とは独立した別回路であり且つ当該コ
    ントローラによる駆動信号の出力に起因して変化する信
    号を入力する入力回路とを有することを特徴とする負荷
    電力供給回路に対する信号処理装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686849A (ja) * 1992-09-09 1994-03-29 Applics Kk パチンコ機における玉打ち用のソレノイドの駆動回路
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