JP2001149467A - 透析液調製装置 - Google Patents
透析液調製装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 透析液調製用濃縮液剤の全量を容器から払い
出すと共に、洗浄、滅菌を容易にし、衛生面においても
改善された透析液調製装置を提供する。 【解決手段】 透析液調製用濃縮液容器を倒立状態で保
持し、容器の封入口を円筒状切開手段で開封すると共
に、該水供給手段の噴霧口が該切開手段の下部に上向き
に設けられ、円筒内部を通して水を噴霧することにより
該容器内部を洗浄する手段を備えることを特徴とする透
析液調製装置。
出すと共に、洗浄、滅菌を容易にし、衛生面においても
改善された透析液調製装置を提供する。 【解決手段】 透析液調製用濃縮液容器を倒立状態で保
持し、容器の封入口を円筒状切開手段で開封すると共
に、該水供給手段の噴霧口が該切開手段の下部に上向き
に設けられ、円筒内部を通して水を噴霧することにより
該容器内部を洗浄する手段を備えることを特徴とする透
析液調製装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は血液透析に使用する
ための透析液を調製する装置に関する。更に詳細には血
液透析液調製液剤を効率的に溶解し調製すると共に洗浄
や滅菌が容易に行うことができる透析液調製装置に関す
るものである。
ための透析液を調製する装置に関する。更に詳細には血
液透析液調製液剤を効率的に溶解し調製すると共に洗浄
や滅菌が容易に行うことができる透析液調製装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】腎機能不全患者の増加に伴い、血液透析
を受ける患者の数も増加傾向にある。かかる患者は、通
常、病院あるいは透析センターにおいて数日に１回の割
合で数時間血液透析をうけることを余儀なくされ、これ
を解消するには最終的には腎移植しかないのが現状であ
る。
を受ける患者の数も増加傾向にある。かかる患者は、通
常、病院あるいは透析センターにおいて数日に１回の割
合で数時間血液透析をうけることを余儀なくされ、これ
を解消するには最終的には腎移植しかないのが現状であ
る。
【０００３】血液透析は、血液と透析液をセルロースや
ポリスルフォンなどの高分子膜を用いた中空糸型半透膜
モジュールを介して循環し、血液中の老廃物や過剰の水
を、除去するものである。かかる透析に用いる透析液は
濃縮液、又は粉末状、顆粒状の固体状態で市販され、使
用時に一定量の水で希釈、溶解することにより濃度調整
を行い透析液として使用される。
ポリスルフォンなどの高分子膜を用いた中空糸型半透膜
モジュールを介して循環し、血液中の老廃物や過剰の水
を、除去するものである。かかる透析に用いる透析液は
濃縮液、又は粉末状、顆粒状の固体状態で市販され、使
用時に一定量の水で希釈、溶解することにより濃度調整
を行い透析液として使用される。
【０００４】かかる透析液には酢酸系と重炭酸塩系とが
あり、固形製剤は特に重炭酸塩系透析液で、重炭酸ナト
リウムを含む粉剤（Ｂ剤）として採用され、一方、濃縮
液としてはデキストロースや塩化ナトリウムを主成分と
し、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、酢酸等を成分とする濃縮水溶液（Ａ液）が採用され
ている。
あり、固形製剤は特に重炭酸塩系透析液で、重炭酸ナト
リウムを含む粉剤（Ｂ剤）として採用され、一方、濃縮
液としてはデキストロースや塩化ナトリウムを主成分と
し、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウ
ム、酢酸等を成分とする濃縮水溶液（Ａ液）が採用され
ている。
【０００５】透析液調製用の液剤から透析液を調整する
場合、濃厚液を希釈混合して透析液濃度の調整が行われ
る。液剤は透析液成分以外の水の重量分だけ重くなり、
特に透析溶剤の保管や配送の面で不利になる欠点がある
ものの、溶解作業が容易であるため、人手作業の軽減と
衛生面の改善策として自動透析液溶解調製装置も考案さ
れている。
場合、濃厚液を希釈混合して透析液濃度の調整が行われ
る。液剤は透析液成分以外の水の重量分だけ重くなり、
特に透析溶剤の保管や配送の面で不利になる欠点がある
ものの、溶解作業が容易であるため、人手作業の軽減と
衛生面の改善策として自動透析液溶解調製装置も考案さ
れている。
【０００６】例えば、特開平９−６１８号公報には、透
析液の自動調製機能及び透析機能を備えた人工腎臓装置
が記載され、斜めにカットした円筒状カッター（スパイ
ク）を上下させることにより容器封入口を開封すると共
に、カッター上部領域に設けられたスプレーノズルから
シャワーすることにより容器内を洗浄し洗い流す装置が
記載されている。
析液の自動調製機能及び透析機能を備えた人工腎臓装置
が記載され、斜めにカットした円筒状カッター（スパイ
ク）を上下させることにより容器封入口を開封すると共
に、カッター上部領域に設けられたスプレーノズルから
シャワーすることにより容器内を洗浄し洗い流す装置が
記載されている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は、カッタ
ー等の開封手段が駆動することにより容器を開封するも
のであり、駆動系が開封装置内部に存在する。この場
合、開封時に駆動系の摺動シール部に内容物が直接接触
することになり、内容物が駆動部分に噛み込む恐れがあ
り、機械の耐久性を低下させると共に、装置の洗浄性能
も悪くなる。本発明は、より簡便な構造で透析液調製用
濃縮液剤の全量を容器から払い出すと共に、洗浄、滅菌
を容易にし、衛生面においても改善された透析液調製装
置を提供するものである。
ー等の開封手段が駆動することにより容器を開封するも
のであり、駆動系が開封装置内部に存在する。この場
合、開封時に駆動系の摺動シール部に内容物が直接接触
することになり、内容物が駆動部分に噛み込む恐れがあ
り、機械の耐久性を低下させると共に、装置の洗浄性能
も悪くなる。本発明は、より簡便な構造で透析液調製用
濃縮液剤の全量を容器から払い出すと共に、洗浄、滅菌
を容易にし、衛生面においても改善された透析液調製装
置を提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる課題
に対して鋭意検討した結果、以下の透析液調製装置を見
出した。
に対して鋭意検討した結果、以下の透析液調製装置を見
出した。
【０００９】即ち、本発明は、透析液調製用濃縮液を封
入した容器、該容器を倒立状態で保持する容器保持手
段、該容器の封入口を開封する開封手段、該容器内およ
び透析液調製装置内に付着した透析液調製用液剤を洗い
流すための水供給手段、及び透析液を貯溜するタンク手
段を備えた透析液調製装置において、該容器を上下させ
ることにより、該開封手段で該容器の封入口を開封する
機構を備えることを特徴とする透析液調製装置を提供す
るものである。
入した容器、該容器を倒立状態で保持する容器保持手
段、該容器の封入口を開封する開封手段、該容器内およ
び透析液調製装置内に付着した透析液調製用液剤を洗い
流すための水供給手段、及び透析液を貯溜するタンク手
段を備えた透析液調製装置において、該容器を上下させ
ることにより、該開封手段で該容器の封入口を開封する
機構を備えることを特徴とする透析液調製装置を提供す
るものである。
【００１０】また、本発明は、かかる開封手段が、先端
が斜めにカットされた円筒状カッターであり、その先端
最上部にスリットを有することを特徴とする透析液調製
装置を提供するものである。
が斜めにカットされた円筒状カッターであり、その先端
最上部にスリットを有することを特徴とする透析液調製
装置を提供するものである。
【００１１】また、本発明は、透析液調製用濃縮液を封
入した容器、該容器を倒立状態で保持する容器保持手
段、該容器の封入口を開封する開封手段、該容器内およ
び透析液調製装置内に付着した透析液調製用液剤を洗い
流すための水供給手段、及び透析液を貯溜するタンク手
段を備えた透析液調製装置において、該開封手段が円筒
状切開手段であり、該水供給手段の噴霧口が該切開手段
の下部に上向きに設けられ、円筒内部を通して水を噴霧
することにより該容器内部を洗浄する手段であることを
特徴とする透析液調製装置を提供するものである。
入した容器、該容器を倒立状態で保持する容器保持手
段、該容器の封入口を開封する開封手段、該容器内およ
び透析液調製装置内に付着した透析液調製用液剤を洗い
流すための水供給手段、及び透析液を貯溜するタンク手
段を備えた透析液調製装置において、該開封手段が円筒
状切開手段であり、該水供給手段の噴霧口が該切開手段
の下部に上向きに設けられ、円筒内部を通して水を噴霧
することにより該容器内部を洗浄する手段であることを
特徴とする透析液調製装置を提供するものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明は、容器に封入した透析液
調製用の濃縮液剤を倒立状態で保持し、封入口を開封手
段で開封することで内容物を自然落下により流す出すと
共に、水供給手段により容器内部及び開封手段を効率的
に洗浄することが出来る装置である。
調製用の濃縮液剤を倒立状態で保持し、封入口を開封手
段で開封することで内容物を自然落下により流す出すと
共に、水供給手段により容器内部及び開封手段を効率的
に洗浄することが出来る装置である。
【００１３】容器開封機構は各種考えられる。但し、従
来の装置の様に溶解装置内部に開封機構の駆動系を入れ
ると、洗浄滅菌工程で充分に洗浄することが困難とな
り、また装置の駆動部分に容器内容物が直接接触すると
摺動シール部分に噛み込み、洗浄性の他、装置の耐久性
の低下も引き起こす可能性がある。そこで、本発明の装
置の開封機構としては、開封用刃のみを溶解装置内部に
設け、容器を押し下げて開封シール部分を突き開封する
方式が好ましく用いられる。
来の装置の様に溶解装置内部に開封機構の駆動系を入れ
ると、洗浄滅菌工程で充分に洗浄することが困難とな
り、また装置の駆動部分に容器内容物が直接接触すると
摺動シール部分に噛み込み、洗浄性の他、装置の耐久性
の低下も引き起こす可能性がある。そこで、本発明の装
置の開封機構としては、開封用刃のみを溶解装置内部に
設け、容器を押し下げて開封シール部分を突き開封する
方式が好ましく用いられる。
【００１４】本発明の開封装置は、円形のボトル封入口
のシール材を円筒形状カッターで開封しボトル内の封入
物を払出す開封装置である。かかる開封に用いるカッタ
ーは先端が斜めにカットされ且つ最上部にスリットを有
することを特徴とする。
のシール材を円筒形状カッターで開封しボトル内の封入
物を払出す開封装置である。かかる開封に用いるカッタ
ーは先端が斜めにカットされ且つ最上部にスリットを有
することを特徴とする。
【００１５】かかるスリット部分は、円筒形状カッター
でフィルムシートを全てカットし内容物と一緒にフィル
ムが混入するのを防ぐ為に設けるものであり、スリット
部分のシールは切り落とされることはなく、結果として
開封されたシールがボトル側に残ることが出来る。かか
るスリット部分の幅はボトルの大きさや使用するフィル
ムの種類・シール強度によっても異なるが、スリット幅
が狭すぎると強度不足で切り落ちる危険性があり、広す
ぎると内容物の一部がフィルム接合部に残り、内容物の
全量払い出しが出来なくなる危険性がある。本発明の開
封装置においては、スリット幅は４〜６ｍｍの幅が好ま
しい。
でフィルムシートを全てカットし内容物と一緒にフィル
ムが混入するのを防ぐ為に設けるものであり、スリット
部分のシールは切り落とされることはなく、結果として
開封されたシールがボトル側に残ることが出来る。かか
るスリット部分の幅はボトルの大きさや使用するフィル
ムの種類・シール強度によっても異なるが、スリット幅
が狭すぎると強度不足で切り落ちる危険性があり、広す
ぎると内容物の一部がフィルム接合部に残り、内容物の
全量払い出しが出来なくなる危険性がある。本発明の開
封装置においては、スリット幅は４〜６ｍｍの幅が好ま
しい。
【００１６】また、かかるスリット部分は斜めにカット
された円筒状カッターの先端部分に設けるのが好まし
い。先端部分に設けることによりフィルムシートをカッ
トする最初の段階でカットされずに残す部分が決まり、
カットを継続するに従って起きるフィルム張力低下によ
る切れ味低下の影響を最小限に押さえることが出来る。
された円筒状カッターの先端部分に設けるのが好まし
い。先端部分に設けることによりフィルムシートをカッ
トする最初の段階でカットされずに残す部分が決まり、
カットを継続するに従って起きるフィルム張力低下によ
る切れ味低下の影響を最小限に押さえることが出来る。
【００１７】斜めにカットされた円筒状カッターのカッ
ト角度は、特に限定するものではないが、鋭角にすれば
ボトル或いはカッターの移動距離が長くなり、装置の機
械耐久性の面から円筒状カッターの斜めにカットする先
端部角度は７０〜８５°、好ましくは７５〜８０°が好
ましい。
ト角度は、特に限定するものではないが、鋭角にすれば
ボトル或いはカッターの移動距離が長くなり、装置の機
械耐久性の面から円筒状カッターの斜めにカットする先
端部角度は７０〜８５°、好ましくは７５〜８０°が好
ましい。
【００１８】本発明に用いる円筒状カッターの刃先形状
は、円筒の外側に刃を設けた片刃であることが好まし
い。これにより切開面を固定することが出来る。
は、円筒の外側に刃を設けた片刃であることが好まし
い。これにより切開面を固定することが出来る。
【００１９】また、本発明の透析液調製装置では、透析
液調製用液剤を自然落下で流し出した後、容器内及び開
封手段を洗浄する為に、水供給手段からスプレーノズル
等で噴霧する。
液調製用液剤を自然落下で流し出した後、容器内及び開
封手段を洗浄する為に、水供給手段からスプレーノズル
等で噴霧する。
【００２０】かかる水供給手段の噴霧口は、円筒状の切
開手段の下部に上向きに設けられ、円筒内部を通して水
を噴霧することにより該容器内部を洗浄する手段であ
る。切開手段の下部噴霧口を設け、円筒状切開手段の内
側を通して容器内部を洗浄することで、開封時に内容物
が接触する開封手段を直接洗浄することが出来、更に円
筒内部を通すことにより、容器内部も直接水を噴霧する
ことが出来、洗浄性能を向上させることが出来る。
開手段の下部に上向きに設けられ、円筒内部を通して水
を噴霧することにより該容器内部を洗浄する手段であ
る。切開手段の下部噴霧口を設け、円筒状切開手段の内
側を通して容器内部を洗浄することで、開封時に内容物
が接触する開封手段を直接洗浄することが出来、更に円
筒内部を通すことにより、容器内部も直接水を噴霧する
ことが出来、洗浄性能を向上させることが出来る。
【００２１】従って、本発明の装置の洗浄機構において
は、容器、円筒状開封手段、水供給手段の噴霧口の噴霧
向きが同軸線上に配置するのが好ましい。但し、かかる
同軸線上というのは、洗浄効率の面からは完全に一致す
るのが最も好ましいが、噴霧口に直接内容物が当たるデ
メリットも有り、多少のずれは許容されものであり、噴
霧した水が円筒状開封手段の内壁に当たることなく容器
内に噴霧できる範囲を許容するものである。
は、容器、円筒状開封手段、水供給手段の噴霧口の噴霧
向きが同軸線上に配置するのが好ましい。但し、かかる
同軸線上というのは、洗浄効率の面からは完全に一致す
るのが最も好ましいが、噴霧口に直接内容物が当たるデ
メリットも有り、多少のずれは許容されものであり、噴
霧した水が円筒状開封手段の内壁に当たることなく容器
内に噴霧できる範囲を許容するものである。
【００２２】かかる装置には、開封手段とタンク手段の
間にメッシュ状の仕切り手段を備えるのが好ましい。通
常は円盤状のメッシュ構造をしたものが用いられ、透析
液タンク部分とを仕切るものである。
間にメッシュ状の仕切り手段を備えるのが好ましい。通
常は円盤状のメッシュ構造をしたものが用いられ、透析
液タンク部分とを仕切るものである。
【００２３】またかかる仕切り手段は異物混入を防止す
るものであり、目開きは１５０μｍ以下であることが好
ましい。一方、小さすぎると透析液調製用液剤、水等の
透過性が悪くなり、好ましくは２０μｍ以上の目開きの
メッシュサイズのものを用いるのが好ましい。更に好ま
しくは５０〜１００μｍの目開きのメッシュが好まし
い。
るものであり、目開きは１５０μｍ以下であることが好
ましい。一方、小さすぎると透析液調製用液剤、水等の
透過性が悪くなり、好ましくは２０μｍ以上の目開きの
メッシュサイズのものを用いるのが好ましい。更に好ま
しくは５０〜１００μｍの目開きのメッシュが好まし
い。
【００２４】またかかるメッシュ状仕切り手段は単層の
ものの他、複数の層を組合せたものを用いることが出来
る。この場合、メッシュ構造の上記メッシュの目開きよ
りも広いものを支持層として用いることが出来る。
ものの他、複数の層を組合せたものを用いることが出来
る。この場合、メッシュ構造の上記メッシュの目開きよ
りも広いものを支持層として用いることが出来る。
【００２５】またかかる仕切り手段の材質は、金属メッ
シュやプラスチック製、樹脂製のものなど特に限定する
ものではないが、医療機器としての安全性及び機械的強
度の面からステンレス製、特にＳＵＳ３０４以上、更に
好ましくはＳＵＳ３１６以上の品質が好ましい。
シュやプラスチック製、樹脂製のものなど特に限定する
ものではないが、医療機器としての安全性及び機械的強
度の面からステンレス製、特にＳＵＳ３０４以上、更に
好ましくはＳＵＳ３１６以上の品質が好ましい。
【００２６】透析液調製用液剤の原液、及び噴霧した水
により洗浄液は仕切り手段のメッシュ部分からタンク内
に流れ出し、定量の水で希釈され透析液として濃度調整
される。
により洗浄液は仕切り手段のメッシュ部分からタンク内
に流れ出し、定量の水で希釈され透析液として濃度調整
される。
【００２７】
【実施例】本願発明を図面を用いて更に詳細に説明す
る。図１に本願発明の透析液調製装置の概略図を示す。
液状の透析液調製用剤を封入した容器3から内容物を取
り出すための透析液作製機構である溶解装置4をタンク2
の上方に設ける。溶解装置4はボトルを自動的に開封す
る装置を備えている。
る。図１に本願発明の透析液調製装置の概略図を示す。
液状の透析液調製用剤を封入した容器3から内容物を取
り出すための透析液作製機構である溶解装置4をタンク2
の上方に設ける。溶解装置4はボトルを自動的に開封す
る装置を備えている。
【００２８】タンク内に貯溜したＲＯ水を循環ポンプ1
を用いてのスプレーノズル15に供給し、開封によりボト
ルから取り出される液体とともにタンク2に回収する。
かかる供給ＲＯ水は別ラインを設け、直接ＲＯ水供給源
から供給することも可能である。
を用いてのスプレーノズル15に供給し、開封によりボト
ルから取り出される液体とともにタンク2に回収する。
かかる供給ＲＯ水は別ラインを設け、直接ＲＯ水供給源
から供給することも可能である。
【００２９】図２に透析液調製装置の溶解装置４の詳細
図を示す。準備段階として、透析液調整剤ボトル3を内
筒10に倒立状態でセットする。その後、電磁弁6を開口
し、透析液作製機構4と透析液タンクを連通させる。
図を示す。準備段階として、透析液調整剤ボトル3を内
筒10に倒立状態でセットする。その後、電磁弁6を開口
し、透析液作製機構4と透析液タンクを連通させる。
【００３０】次に、ボトルの下降について説明する。モ
ーター7でボールネジ8を回転させる。ボールネジの回転
により、ナット9が下降する。内筒ボルダー12はナット9
および内筒10に固定されており、ナット9の下降ととも
に内筒10が下降する。下降によりボトル3は円筒型カッ
ター14により突き破られ開封される。開封と同時にボト
ル内の液体が自由落下によりボトルから払い出される。
開封後、下降と逆回転にモーター1が回転し、内筒が下
降前の位置に戻る。
ーター7でボールネジ8を回転させる。ボールネジの回転
により、ナット9が下降する。内筒ボルダー12はナット9
および内筒10に固定されており、ナット9の下降ととも
に内筒10が下降する。下降によりボトル3は円筒型カッ
ター14により突き破られ開封される。開封と同時にボト
ル内の液体が自由落下によりボトルから払い出される。
開封後、下降と逆回転にモーター1が回転し、内筒が下
降前の位置に戻る。
【００３１】次に、スプレーノズル15により、ボトル内
および透析液作製機構4全体に水を噴射する。ボトル、
カッター、透析液作製機構内壁などに付着した液体原液
は噴射水により希釈されながら電磁弁6を通って、タン
クに回収される。
および透析液作製機構4全体に水を噴射する。ボトル、
カッター、透析液作製機構内壁などに付着した液体原液
は噴射水により希釈されながら電磁弁6を通って、タン
クに回収される。
【００３２】
【発明の効果】本発明の透析液調製装置は洗浄機構を簡
略化させるとともに、均一濃度の透析液を調製できる装
置である。また、装置内に熱水を循環させることで洗浄
滅菌なども容易に行うことができ、衛生的にも優れた透
析液調製装置である。
略化させるとともに、均一濃度の透析液を調製できる装
置である。また、装置内に熱水を循環させることで洗浄
滅菌なども容易に行うことができ、衛生的にも優れた透
析液調製装置である。
【図１】本発明の透析液調製装置の概略フォロー図。
【図２】本発明の透析液調製装置中の透析液溶解装置の
概略正面図。
概略正面図。
1．循環ポンプ 2．タンク 3．ボトル 4．透析液作製装置 5．スプレーノズル用電磁弁 6．タンク遮断用電磁弁 7．モーター 8．ボールネジ 9．ナット 10．内筒 11．外筒 12．内筒ホルダー 13．ボールネジユニットホルダー 14．円筒型カッター 15．スプレーノズル 16．フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 結城 諭 東京都日野市旭が丘４丁目３番２号 帝人 株式会社東京研究センター内 Ｆターム(参考） 3B201 AA22 AB01 AB42 BB22 BB34 BB47 BB82 BB90 BB92 CB01 CD22 4C077 AA05 BB01 GG09 KK09 KK25
Claims (4)
- 【請求項１】 透析液調製用濃縮液を封入した容器、該
容器を倒立状態で保持する容器保持手段、該容器の封入
口を開封する開封手段、該容器内および透析液調製装置
内に付着した透析液調製用液剤を洗い流すための水供給
手段、及び透析液を貯溜するタンク手段を備えた透析液
調製装置において、該容器を上下させることにより、該
開封手段で該容器の封入口を開封する機構を備えること
を特徴とする透析液調製装置。 - 【請求項２】 該開封手段が、先端が斜めにカットされ
た円筒状カッターであり、その先端最上部にスリットを
有することを特徴とする請求項１記載の透析液調製装
置。 - 【請求項３】 透析液調製用濃縮液を封入した容器、該
容器を倒立状態で保持する容器保持手段、該容器の封入
口を開封する開封手段、該容器内および透析液調製装置
内に付着した透析液調製用液剤を洗い流すための水供給
手段、及び透析液を貯溜するタンク手段を備えた透析液
調製装置において、該開封手段が円筒状切開手段であ
り、該水供給手段の噴霧口が該切開手段の下部に上向き
に設けられ、円筒内部を通して水を噴霧することにより
該容器内部を洗浄する手段であることを特徴とする透析
液調製装置。 - 【請求項４】 該開封手段と該タンク手段との間に、メ
ッシュ構造を備えた仕切り手段を備えることを特徴とす
る請求項３に記載の透析液調製装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33971499A JP2001149467A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 透析液調製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33971499A JP2001149467A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 透析液調製装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001149467A true JP2001149467A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18330123
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33971499A Pending JP2001149467A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 透析液調製装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001149467A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010035619A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Olympus Medical Systems Corp | 内視鏡洗浄消毒装置 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05168678A (ja) * | 1991-11-29 | 1993-07-02 | Nikkiso Co Ltd | 透析液調整用剤の溶解装置 |
| JPH09618A (ja) * | 1995-02-13 | 1997-01-07 | Aksys Ltd | 人工腎臓装置 |
| JP3045807U (ja) * | 1997-07-31 | 1998-02-20 | 株式会社 マサル | 大型丸形缶の缶底板切断工具 |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP33971499A patent/JP2001149467A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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