JP2001148669A - 波長多重光中継装置 - Google Patents

波長多重光中継装置

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JP2001148669A
JP2001148669A JP2000302698A JP2000302698A JP2001148669A JP 2001148669 A JP2001148669 A JP 2001148669A JP 2000302698 A JP2000302698 A JP 2000302698A JP 2000302698 A JP2000302698 A JP 2000302698A JP 2001148669 A JP2001148669 A JP 2001148669A
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light
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Hiroshi Shimomura
博史 下村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノード内での光損失を減らし、又EDFAゲート
スイッチ後方への励起光出力を抑制する。 【解決手段】 光伝送路131に出力された信号光は、波
長多重光分岐151の分波機能によりゲート型光増幅器51
へ出力される。ゲート型光増幅器51で光増幅された信号
光は、光アイソレータ91を経て波長多重光分岐152に入
力され、その合波機能により光伝送路132へ出力され
る。そして光分合波器410で他の波長光と合波されて光
伝送路120に出力される。伝送路131からの信号光の分岐
は、光分岐31により行われ、光受信器71に入力される。
光信号の挿入は、ゲート型光増幅器51をオフの状態に
し、光送信機81から出力された信号光を、光分岐41を介
して光伝送路132に接続し、光分合波器410を経由して光
伝送路120に出力する。波長多重光分岐151〜154は、異
なる波長の光を低損失で光分合波できるため、1対1の
光分岐を用いた場合よりも5dB以上低損失となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信・光交換に
おける波長多重光分岐挿入並びに光増幅を行う波長多重
光中継増幅装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一本の光ファイバ内で波長の異なる信号
光を一括伝送する波長多重方式は、大容量の光伝送を可
能とし、EDFA(エルビウムドープ光ファイバ増幅
器)に代表される高利得、高出カの光増幅器の登場によ
り長距離・大容量のファイバ間光伝送が可能となった。
信号を中継増幅する際に、その中継局において信号の分
岐挿入を行うADM(アッド/ドロップ多重)は、より
密なネットワーク網を張ることができるため、今後ます
ますの需要が見込まれる。
【0003】特に、信号光を電気信号に変換することな
く光のまま信号の分岐挿入を行う光ADMは、中継局の
規模を小さくすることができ、また、通信速度、フォー
マット無依存であるため、通信形態の変化に対してもイ
ンタフェースを置き換えることで対応が可能であり、通
信の低コスト化に大きく貢献する。
【0004】光ADMの一形態として、波長多重光をノ
ード内で分波し、各波長毎に光分岐挿入の信号処理を行
い再び波長多重光に合波して次ノードに出力する波長光
分岐挿入(波長光ADM)装置があげられる。これは、
1ノードで最大全波長の光分岐挿入が可能である特徴を
もつ。従って、上記の利点の他にサービスの需要の変化
に応じて信号パスを、新たに設備投資を行うことなく切
り換えることが可能である。
【0005】図15は、分波および合波の機能を一台の
光分合波器で行い、各波長毎に増幅、挿入、分岐を行う
ように構成された波長多重光中継増幅装置の先行技術を
示すものである。図15において、光伝送路110に
は、例えば波長が1530nm、1540nm、155
0nm、1560nmの4つの信号光が波長多重されて
いる。これらの光は、アレイ導波路回折格子に代表され
る光分合波器410に入力されそれぞれ異なる光伝送路
131〜134に出力される。
【0006】波長光ADMの動作における、通過、分
岐、挿入の動作について図15を参照して説明する。通
過については、光伝送路131に出力された1530n
mの信号光はゲート型光増幅器51で光増幅された後、
光アイソレータ91を経て、分岐比1:1の光分岐12
によって接続された光伝送路132を経由して光分合波
器410に戻り、光分合波器410で再多重化されて光
伝送路120へ出力される。分岐については、伝送路1
31に出力された1530nmの信号光は光分岐31に
接続された光受信器71に入力され、受信される。
【0007】また、挿入については、伝送路131に出
力された1530nmの信号光はゲート型光増幅器51
をオフの状態にすることで光増幅器からの出力を遮断す
る。そして、光送信器81から出力された1530nm
の信号光は、光分岐41によって光伝送路132に接続
され光分合波器410に入力される。
【0008】他の波長の光が流れる光伝送路132〜1
34についても同様の構成を介して光分合波器410に
接続され光伝送路120に出力される。以上によりノー
ド内で任意波長の光信号の増幅、分岐、挿入が可能とな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図15に示した、分波
および合波の機能を一台の光分合波器で行い、各波長毎
に分岐挿入を行うとともに通過信号光の増幅を行い、ル
ープバックさせて折り返す構成の波長多重光中継増幅装
置は、光部品および制御項目の削減が可能であることか
ら、低コストでかつ高密度の部品実装が可能である利点
がある。
【0010】しかしながら、この構成では、信号光を分
岐挿入するための光分岐31〜34、41〜44以外
に、各波長毎の伝送路間を接続するための光分岐11〜
14があり、光信号がノード内を往復する際に、分岐挿
入用の光分岐の他にさらに2カ所の光分岐を通過するこ
とになる。
【0011】光分岐11〜14の分岐比が1対1の場
合、2つの光分岐による挿入損失は6dBとなる。波長
多重光分岐挿入装置では、さらに分岐挿入用の光分岐の
挿入損失および光分合波器の挿入損失が見込まれるた
め、ノード内での光レべル設計に際し自由度が制限され
る。この光レベルの制限を防ぐためには、ノード内の光
部品の損失を削減させる方法の他に、適宜光増幅器を設
置する方法がある。
【0012】波長多重光分岐挿入装置内で信号の分岐挿
入を行うためのゲートスイッチとして、また、次ノード
に信号光を伝送するための光増幅器としてエルビウム添
加ファイバを励起光で制御(励起光入力時には信号光は
EDF内で光増幅されて通過し、励起光を入力しない状
態では、信号光はEDF内で吸収される。)し、信号光
のゲートおよび光増幅を行うEDFAゲートが利用でき
る。
【0013】このEDFAゲートを、上記の折り返し構
成による光損失の補償用として用いた場合、次ノードま
での伝送距離が長い場合などは励起光強度を高くする必
要があるが、その場合には、ゲートON状態の際にエル
ビウム添加ファイバにより吸収しきれなかった励起光は
そのまま光合波器に入力され、光学部品が損傷する可能
性が高い。そのため、波長多重数が多い場合は励起光源
から出力される励起光強度を制限する必要があり、その
結果、ノード間の可能伝送距離が短くなるという問題が
生じる。
【0014】本発明は、上記の従来技術の問題点に鑑
み、ノード内での光損失を減らし、また、EDFAゲー
トスイッチ後方への励起光出力の漏れを抑制することに
より、ノード間の可能伝送距離の長距離化を図ることを
目的とするものである。
【0015】
【発明を解決するための手段】図15における各光伝送
路131〜134は、その往路と復路で通過信号光の波
長が異なる。本発明は、この点に着目し、各光伝送路1
31〜134間を接続する光分岐11〜14として、光
合分波機能を有する素子を用いたことを特徴としてい
る。光合分波機能を有する素子の導入により、前記光分
岐11〜14による挿入損失を少なくすることができ
る。
【0016】また、本発明は、エルビウム添加光ファイ
バの後方にも別の光分波機能を有する素子を設置し、励
起光を分離することにより、波長多重を行う光合波器に
励起光が入力しないようにしたことを特徴としている。
この手法により、光合波器には高レベルの励起光が入力
されることはないので、光合波器の光損傷を防ぐことが
できる。また、励起光強度の大きい励起光源を採用する
ことができるので、ノード間伝送距離の長距離化を実現
することができる。
【0017】図2は、本発明において用いる波長多重光
分岐(光合分波機能を有する素子)の構成例を示す図で
ある。図2に示される波長多重光分岐151は、波長1
540nmと波長1550nmの光を分波あるいは合波
する機能を有する場合の例であり、光入出力1〜3の光
ファイバとの接続部をもっている。光入力1に入力され
た、波長1540nmと波長1550nmの波長多重光
は波長多重光分岐151により光分波され、光入出力2
に波長1550nmの光が、光入出力3に波長1540
nmの光がそれぞれ出力される。それぞれのクロストー
クは15dB以下で、挿入損失も0.5dB以下の特性
を持っている。また、光合波の際も同等の特性で光合波
を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を示
すブロック図である。図1において、光伝送路110に
は、波長1530nm、1540nm、1550nm、
1560nmの4つの信号光が波長多重されている。こ
れらの信号光は、アレイ導波路回折格子に代表される光
合分波器410に入力され、それぞれ異なる光伝送路1
31〜134に出力される。すなわち、光伝送路131
〜134の各々にはただ一つの波長の光のみが存在す
る。
【0019】波長光ADMの動作における、通過、分
岐、挿入について以下説明する。まず通過については、
光伝送路131に出力された1530nmの信号光は波
長多重光分岐151の分波機能によりゲート型光増幅器
51へ出力される。ゲート型光増幅器51で光増幅され
た信号光は、光アイソレータ91を経て波長多重光分岐
152に入力され、波長多重光分岐152の合波機能に
より光伝送路132へ出力される。そして光分合波器4
10で他の波長光と合波されて光伝送路120に出力さ
れる。
【0020】分岐については、伝送路131に出力され
た1530nmの信号光は、光分岐31に接続された光
受信器71に入力され、受信される。また、挿入のとき
は、伝送路131に出力された1530nmの信号光は
ゲート型光増幅器51をオフの状態にすることで光ゲー
トからの出力を遮断する。そして、光送信機81から出
力された1530nmの信号光は、光分岐41によって
光伝送路132に接続され、光分合波器410を経由し
て光伝送路120に出力される。
【0021】他の波長の光が流れる光伝送路132〜1
34についても同様の構成を介して光分合波器410に
接続され光伝送路120に出力される。以上によりノー
ド内で任意波長の光信号の通過(増幅)、分岐、挿入が
可能となる。
【0022】波長多重光分岐151〜154は、異なる
波長の光を低損失で光分合波できるため、これを用いる
ことにより従来の1対1の光分岐を用いた場合と比較し
て5dB以上低損失な光中継増幅回路が実現できる。
【0023】図3は、本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。この実施の形態においては、第1の実
施の形態における、光アイソレータ91〜94と、波長
多重光分岐151〜154の各組み合わせをそれぞれ、
光サーキュレータ61〜64に置き換えたものである。
この手法でも、第1の実施の形態と同等の効果を得るこ
とができ、従来の1対1の光分岐を用いた場合と比較し
て5dB以上低損失な光中継増幅回路が実現できる。
【0024】図4は、本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。この実施の形態は、光分岐挿入は行わ
ず、光中継増幅のみを行うノードに適用したものであ
る。
【0025】図4において、光伝送路110には波長1
530nm、1540nm、1550nm、1560n
mの4つの信号光が波長多重されている。これらの光
は、アレイ導波路回折格子に代表される光合分波器41
0に入力されそれぞれ異なる光伝送路に出力される。す
なわち、光伝送路131〜134の各々にはただ一つの
波長の光のみが存在する。
【0026】光伝送路131に出力された1530nm
の信号光は波長多重光分岐151の分波機能により光増
幅器55へ出力される。光増幅器55で光増幅された信
号光は、光アイソレータ91を経て波長多重光分岐15
2に入力され、波長多重光分岐152の合波機能により
光伝送路132へ出力される。そして光分合波器410
に入力され、光伝送路120に出力される。
【0027】他の波長の光が流れる光伝送路132〜1
34についても同様の構成を介して光分合波器410に
接続され、光伝送路120に出力される。この実施の形
態において、各光増幅器55〜58の利得を制御する手
段を設けることにより、波長多重光の各波長の光レべル
の等価を行うことができる。また、光合波器410のフ
ィルタ効果により雑音成分が少ない光増幅器が実現でき
る。
【0028】また、波長多重光分岐151〜154は異
なる波長の光を低損失で光分合波できるため、従来の1
対1の光分岐を用いた場合と比較して5dB以上の低損
失化が可能であり、さらに、各波長毎に個別に増幅して
いるので、波長多重光一括光増幅に比べてより高利得の
光中継増幅器が実現できる。
【0029】図5は、本発明の他の実施の形態を示すブ
ロック図である。図5において、光伝送路110には波
長1530nm、1540nm、1550nm、156
0nmの4つの信号光が波長多重されている。これらの
信号光は、光増幅器55で一括増幅された後、アレイ導
波路回折格子に代表される光合分波器410に入力さ
れ、それぞれ異なる光伝送路131〜134に出力され
る。すなわち、光伝送路131〜134の各々にはただ
一つの波長の光のみが存在する。
【0030】光伝送路131に出力された1530nm
の信号光は、波長多重光分岐151の分波機能により光
減衰器181へ出力される。光減衰器181で光減衰さ
れた信号光は、光アイソレータ91を経て波長多重光分
岐152に入力され、波長多重光分岐152の合波機能
により光伝送路132へ出力される。そして光分合波器
410に入力され、光伝送路120に出力される。他の
波長の光が流れる光伝送路132〜134についても同
様の構成を介して光分合波器410に接続され光伝送路
120に出力される。
【0031】各光減衰器181〜184の減衰量を制御
することにより、波長多重光の各波長の光レべルの等価
が可能となる。また、光合分波器のフィルタ効果により
雑音成分が少なく、かつ、波長多重光分岐151〜15
4は、異なる波長の光を低損失で光分合波できるため、
従来の1対1の光分岐を用いた場合と比較して5dB以
上低損失の光利得等価器が実現できる。
【0032】図6は、本発明における光中継増幅器にお
いて利用可能なEDFAゲートスイッチの実施の形態を
示す構成図である。図6において、光伝送路121には
波長1550nmの信号光が伝送されている。励起光源
161より出力された波長1480nmの励起光は、光
伝送路122を通過して、光伝送路121に接続された
波長多重光分岐155によって合波され、EDF141
に入力される。EDF141からは光増幅された波長1
550nmの信号光とともにEDF141で吸収しきれ
なかった波長1480nmの励起光が同時に出力され
る。
【0033】EDF141の後方に設置した波長多重光
分岐156により信号光と励起光は光分波され、前者は
そのまま光伝送路121に、後者は光伝送路123に出
力される。この方法により、信号光と励起光を分離し、
ゲートスイッチの後方への励起光出力を抑制し、ゲート
スイッチの後方に接続された光学部品への強い励起光入
力による光学部品の損傷を防ぐことができる。すなわ
ち、前記の波長多重光中継増幅器における本実施の形態
の光中継増幅器を用いることにより、光合分波器410
に対して強い励起光が入力されることが無くなり、光合
分波器410の損傷を防ぐことができる。
【0034】図7は、本発明における光中継増幅器にお
いて利用可能なEDFAゲートスイッチの他の実施の形
態を示す構成図である。図7において、光伝送路121
には波長1550nmの信号光が伝送されている。励起
光源163より出力された波長1480nmの励起光
は、光伝送路122を通過して、光伝送路121に接続
された波長多重光分岐157によって合波され、EDF
141に入力される。EDF141からは光増幅された
波長1550nmの信号光とともにEDF141で吸収
しきれなかった波長1480nmの励起光が同時に出力
される。
【0035】EDF141の後方に設置した波長多重光
分岐158により信号光と励起光は光分波され、前者は
そのまま光伝送路121に、後者は光伝送路123に出
力される。光伝送路123に出力された励起光は、ファ
イバブラッググレーティングに代表される波長選択型の
光反射ミラー25によって反射され、再度EDF141
に励起光として入力することによってEDFの励起効率
を高める。
【0036】この方法により、信号光と励起光を分離
し、ゲートスイッチの後方への励起光出力を抑制し、ゲ
ートスイッチの後方に接続された光学部品への強い励起
光入力による光学部品の損傷を防ぐことができる。ま
た、光反射ミラー25を通過した波長1550nmの漏
洩光強度を光モニタ200でモニタすることにより、光
レベル制御及び障害監視を行うことができる。
【0037】図8は、本発明における光中継増幅器にお
いて利用可能なEDFAゲートスイッチのさらに他の実
施の形態を示す構成図である。図8において、光伝送路
121には波長1550nmの信号光が伝送されてい
る。励起光源163より出力された波長1480nmの
励起光は、光伝送路122を通過して、光伝送路121
に接続された波長多重光分岐157によって合波され、
EDF141に入力される。一方、励起光源164より
出力された波長1480nmの励起光も光伝送路123
を通過して、光伝送路121に接続された波長多重光分
岐158によって合波されEDF141に入力される。
EDF141からは光増幅された波長1550nmの信
号光とともにEDF141で吸収しきれなかった波長1
480nmの励起光が同時に出力される。
【0038】EDF141の後方に設置した波長多重光
分岐158により信号光と励起光は光分波され、前者は
そのまま光伝送路121に、後者は光伝送路123に出
力される。さらに、EDF141の前方に出力された励
起光は波長多重光分岐157によって光分岐され光伝送
路122に出力される。
【0039】この方法により、信号光と励起光を分離
し、ゲートスイッチの後方への励起光出力を抑制し、ゲ
ートスイッチの後方に接続された光学部品への強い励起
光入力による光学部品の損傷を防ぐことができる。ま
た、励起光源を分散することにより、個々の励起光源の
強度を小さくすることができる。
【0040】図9は、前記のEDFAゲートスイッチを
用いて波長光分岐挿入装置を構成した本発明の他の実施
の形態を示す図である。図9において、光伝送路110
には波長1548nm、1554nmの2つの信号光が
波長多重されている。これらの信号光は、アレイ導波路
回祈格子に代表される光分波器210に入力され、それ
ぞれ異なる光伝送路131、132に出力される。すな
わち、光伝送路131、132の各々にはただ一つの波
長の光のみが存在する。
【0041】この実施の形態の波長光ADMの動作にお
ける、通過、分岐、挿入について説明する。通過のとき
には、励起光源161は動作状態となっており、励起光
源161より出力された波長1480nmの励起光は、
波長多重光分岐151によって光伝送路131に出力さ
れた1548nmの信号光と合波され、EDF141に
入力される。EDF141において、波長1548nm
の信号光は光増幅され、EDF141において吸収され
なかった励起光とともに出力される。信号光と励起光
は、波長多重光分岐152により分波され、信号光は光
合波器310を介して光伝送路120に出力される。
【0042】分岐については、伝送路131に出力され
た1548nmの信号光は、光分岐31に接続された光
受信器71に入力され、受信される。
【0043】挿入のときには、励起光源161からの出
力をオフの状態にすることでEDF141は不動作状態
となり、光分波器210から伝送路131に出力された
1548nmの信号光は遮断される。一方、励起光源1
63より出力された波長1480nmの励起光は波長多
重光分岐155を経てEDF143に入力されており、
光送信器81から出力された1548nmの挿入信号光
が波長多重光分岐155を介してEDF143に入力さ
れると、この挿入信号光はEDF143で光増幅され、
EDF143で吸収できなかった励起光とともに光分岐
41によって光伝送路131に出力される。さらに、波
長多重光分岐152により分波され、挿入信号光は光合
波器310に、また励起光はバンドパスフィルタ171
へ出力される。
【0044】他の波長の光が流れる光伝送路132につ
いても同様の構成を介して光分合波器410に接続され
光伝送路120に出力される。以上によりノード内で任
意波長の光信号の通過、分岐、挿入が可能となる。
【0045】伝送路131、132を流れる波長148
0nmの励起光は、波長多重光分岐152、154によ
り分波されるため光合波器310には入力されない。従
って光合波器を損傷することなくEDF141〜144
の利得を大きくすることができる。
【0046】また、波長多重光分岐152、154より
光伝送路135、136に出力された波長1548n
m、1554nmの漏洩光をバンドパスフィルタ17
1、172で取り出し、光モニタ200で光強度をモニ
タすることができ、その結果を利用して波長多重光の光
レべル制御および波長多重光分岐挿入装置の障害監視を
行うことができる。
【0047】図10は、前記のEDFAゲートスイッチ
を用いて波長光分岐挿入装置を構成した本発明の他の実
施の形態を示す図である。図10において、光伝送路1
10には、波長1530nm、1540nm、1550
nm、1560nmの4つの信号光が波長多重されてい
る。これらの信号光は、光サーキュレータ60を経てア
レイ導波路回折格子に代表される光分合波器410に入
力され、それぞれ異なる光伝送路131〜134に出力
される。すなわち、光伝送路131〜134の各々には
ただ一つの波長の光のみが存在する。
【0048】この実施の形態の波長光ADMの動作(通
過、分岐、挿入)について、以下説明する。通過のとき
には、励起光源161より出力された波長1480nm
の励起光は、ファイバブラッグミラーに代表される、励
起光は透過し信号光は反射する光反射ミラー21を通過
してEDF141に入力されている。光伝送路131に
出力された1530nmの信号光はEDF141に入力
され、光増幅された後、EDF141で吸収されなかっ
た励起光とともに出力される。そして波長選択型の光反
射ミラー21により信号光のみが反射され、再度EDF
141で光増幅され、EDF141で吸収されなかった
励起光とともに光伝送路131に出力される。信号光と
励起光は、波長多重光分岐191により分波され、信号
光のみが光分合波器410に出力される。
【0049】分岐については、伝送路131に出力され
た1548nmの信号光は、光分岐31に接続された光
受信器71に入力され、受信される。
【0050】挿入のときには、励起光源161からの出
力をオフの状態にすることでEDF141は不動作状態
となり、光合分波器410から伝送路131に出力され
た1548nmの信号光は遮断される。一方、励起光源
165より出力された波長1480nmの励起光は波長
多重光分岐155を経てEDF145に入力されてお
り、光送信器81から出力された1548nmの挿入信
号光が波長多重光分岐155を介してEDF145に入
力されると、この挿入信号光はEDF145で光増幅さ
れ、EDF145で吸収できなかった励起光とともに光
分岐41によって光伝送路131に出力される。さら
に、波長多重光分岐191により分波され、挿入信号光
は光合分波器410に、また励起光はバンドパスフィル
タ171へ出力される。
【0051】他の波長の光が流れる光伝送路132〜1
34についても同様の構成を介して光分合波器410に
接続され光伝送路120に出力され、光サーキュレータ
60を経て光伝送路121に出力される。以上によりノ
ード内で任意波長の光信号の通過、分岐、挿入が可能と
なる。
【0052】伝送路131〜134を流れる波長148
0nmの励起光は、波長多重光分岐191〜194によ
り分波されるため、光分合波器410には入力されな
い。従って光分合波器410を損傷することなく、ED
F141〜148での利得を大きくすることができる。
【0053】また、波長多重光分岐191〜194より
光伝送路135〜138に出力された各波長の漏洩光を
バンドパスフィルタ171〜174で取り出し、光モニ
タ200で光強度をモニタすることができ、これを利用
して波長多重光の光レべル制御および波長多重光分岐挿
入装置の障害監視を行うことができる。
【0054】図11は、前記のEDFAゲートスイッチ
を用いて波長光分岐挿入装置を構成した本発明の他の実
施の形態を示す図である。図11において、光伝送路1
10には、波長1530nm、1540nm、1550
nm、1560nmの4つの信号光が波長多重されてい
る。これらの信号光は、アレイ導波路回折格子に代表さ
れる光分合波器410に入力され、それぞれ異なる光伝
送路131〜134に出力される。すなわち、光伝送路
131〜134の各々にはただ一つの波長の光のみが存
在する。
【0055】この実施の形態における波長光ADMの動
作(通過、分岐、挿入)について、以下説明する。通過
のときには、励起光源161より出力された波長148
0nmの励起光は、光分岐195によって合波され、E
DF141に入力されている。光伝送路131に出力さ
れた1530nmの信号光は、波長多重光分岐151を
通過した後EDF141に入力され、光増幅された後、
EDFで吸収されなかった励起光とともに出力される。
出力された信号光と励起光は、波長多重光分岐191に
より分波され、信号光は光アイソレータ91を経て波長
多重光分岐152に入力され光伝送路132を経由して
光分合波器410に出力される。
【0056】分岐については、伝送路131に出力され
た1530nmの信号光は、光分岐31に接続された光
受信器71に入力され、受信される。
【0057】挿入のときには、励起光源161からの出
力をオフの状態にすることでEDF141は不動作状態
となり、光合分波器410から伝送路131に出力され
た1548nmの信号光は遮断される。一方、励起光源
165より出力された波長1480nmの励起光は波長
多重光分岐155を経てEDF145に入力されてお
り、光送信器81から出力された1548nmの挿入信
号光が波長多重光分岐155を介してEDF145に入
力されると、この挿入信号光はEDF145で光増幅さ
れ、EDF145で吸収できなかった励起光とともに光
分岐41によって光伝送路に出力される。さらに、波長
多重光分岐191により分波され、挿入信号光は、光ア
イソレータ91を経て波長多重光分岐152に入力さ
れ、光伝送路132を経由して光分合波器410に出力
される。また励起光は、バンドパスフィルタ171へ出
力される。
【0058】他の波長の光が流れる光伝送路132〜1
34についても同様の構成を介して光分合波器410に
接続され、光伝送路120に出力される。以上により、
ノード内で任意波長の光信号の通過、分岐、挿入が可能
となる。
【0059】この実施の形態においては、光伝送路13
1〜134同士を接続する波長多重光分岐151〜15
4は、異なる波長の光を低損失で光分合波できるため、
従来の1対1の光分岐を用いた場合と比較して5dB以
上低損失な光分岐挿入回路が実現できる。
【0060】また、伝送路131〜134を流れる波長
1480nmの励起光は、波長多重光分岐191〜19
4により分波されるため光合分波器410には入力され
ない。従って、光合分波器を損傷することなくEDF1
41〜148での利得を大きくすることができる。
【0061】また、波長多重光分岐191〜194より
光伝送路135〜138に出力された各波長の漏洩光を
バンドパスフィルタ171〜174で取り出し、光モニ
タ200で光強度をモニタすることができ、これを利用
して波長多重光の光レベル制御および波長多重光分岐挿
入装置の障害監視を行うことができる。
【0062】図12は、本発明の光中継増幅装置の他の
実施の形態を示す図である。図12において、光伝送路
110には、波長1548nm、1554nmの2つの
信号光が波長多重されている。これらの信号光は、アレ
イ導波路回折格子に代表される光分波器210に入力さ
れ、それぞれ異なる光伝送路131、132に出力され
る。すなわち、光伝送路131、132の各々にはただ
一つの波長の光のみが存在する。
【0063】光分波器210より光伝送路131に出力
された1548nmの信号光と、励起光源161より光
伝送路133出力された波長1480nmの励起光は、
波長多重光分岐151によって合波され、EDF141
に入力される。従って、波長1548nmの信号光は、
EDF141により光増幅され、EDF141で吸収さ
れなかった励起光とともに出力される。この信号光と励
起光は、波長多重光分岐152により分波され、信号光
は光合波器310を介して光伝送路120に出力され
る。他の波長の光が流れる光伝送路132についても同
様の構成を介して光合波器310に接続され光伝送路1
20に出力される。
【0064】この実施の形態において、各励起光源16
1、162の励起光強度を制御する手段を設けることに
より、各伝送路に接続された光増幅器の利得制御を行う
ことが可能となるので、波長多重光の各波長の光レベル
等価が可能となり、かつ、光分波器及び光合波器のフィ
ルタ効果により雑音成分が少ない光増幅装置が実現でき
る。
【0065】伝送路131、132を流れる波長148
0nmの励起光は、波長多重光分岐152、154によ
り分波されるため、光合波器310には入力されない。
従って光合波器を損傷することなくEDF141、14
2の利得を大きくすることができる。
【0066】また、波長多重光分岐152、154より
光伝送路135、136に出力された波長1548n
m、1554nmの漏洩光をバンドパスフィルタ17
1、172で取り出し、光モニタ200で光強度をモニ
タすることができ、この結果を利用して、波長多重光の
光レべル制御および光増幅器の障害監視を行うことがで
きる。
【0067】図13は、本発明の光中継増幅装置の他の
実施の形態を示す図である。図13において、光伝送路
110には、波長1530nm、1540nm、155
0nm、1560nmの4つの信号光が波長多重されて
いる。これらの信号光は、光サーキュレータ60を経て
アレイ導波路回折格子に代表される光分合波器410に
入力され、それぞれ異なる光伝送路131〜134に出
力される。すなわち、光伝送路131〜134の各々に
はただ一つの波長の光のみが存在する。
【0068】光合分波器410により分波され、光伝送
路131に出力された1530nmの信号光はEDF1
41に入力される。一方、励起光源161より出力され
た波長1480nmの励起光はファイバブラッグミラー
に代表される光反射ミラー21を通過してEDF141
に入力されているので、波長1530nmの信号光はE
DF141により光増幅された後、光反射ミラー21に
より信号光のみが反射されて再度EDF141で光増幅
され、EDF141で吸収されなかった励起光とともに
光伝送路131に出力される。この信号光と励起光は、
波長多重光分岐191により分波され、信号光のみが光
分合波器410に出力される。
【0069】他の波長の光が流れる光伝送路132〜1
34についても同様の構成を介して光分合波器410に
接続され光伝送路120に出力され、光サーキュレータ
60を経て光伝送路121に出力される。
【0070】この実施の形態においても、各励起光源1
61〜164の励起光強度を制御することにより、各光
増幅器の利得制御が可能であるので、波長多重光の各波
長の光レべル等価が可能となる。また、光合分波器のフ
ィルタ効果により雑音成分が少ない光増幅器が実現でき
る。さらに、各波長毎に個別に光増幅しているので、波
長多重光一括光増幅に比べてより高い光出力が得られ
る。
【0071】また、伝送路131〜134を流れる波長
1480nmの励起光は、波長多重光分岐191〜19
4により分波されるため、光分合波器410には入力さ
れない。従って光分合波器を損傷することなくEDF1
41〜144での利得を大きくすることができる。
【0072】また、波長多重光分岐191〜194より
光伝送路135〜138に出力された各波長の漏洩光を
バンドパスフィルタ171〜174で取り出し、光モニ
タ200で光強度をモニタすることができ、これを利用
して波長多重光の光レべル制御および光増幅器の障害監
視を行うことができる。
【0073】図14は、本発明の波長多重光中継増幅装
置の他の実施の形態を示す図である。図14において、
光伝送路110には、波長1530nm、1540n
m、1550nm、1560nmの4つの信号光が波長
多重されている。これらの信号光は、アレイ導波路回折
格子に代表される光合分波器410に入力され、それぞ
れ異なる光伝送路に出力される。すなわち、光伝送路1
31〜134の各々にはただ一つの波長の光のみが存在
する。
【0074】光伝送路131に出力された1530nm
の信号光は、波長多重光分岐151を通過した後、光分
岐195によって励起光源161より出力された波長1
480nmの励起光と合波され、EDF141に入力さ
れる。波長1530nmの信号光は、EDF141によ
り光増幅され、EDF141で吸収されなかった励起光
とともに出力される。この信号光と励起光は、波長多重
光分岐191により分波され、信号光は光アイソレータ
91を経て波長多重光分岐152に入力され光分合波器
410に出力される。他の波長の光が流れる光伝送路1
32〜134についても同様の構成を介して光分合波器
410に接続され、光伝送路120に出力される。
【0075】この実施の形態においても、各励起光源1
61〜164の励起光強度を制御する手段を設けること
により、各光増幅器の利得制御を行うことができるの
で、波長多重光の各波長の光レべル等価が可能となる。
さらに、光合分波器のフィルタ効果により雑音成分が少
ない光増幅器が実現できる。
【0076】また、光伝送路131〜134同士を接続
する波長多重光分岐151〜154は、異なる波長の光
を低損失で光分合波できるため、従来の1対1の光分岐
を用いた場合と比較して5dB以上低損失な光中継増幅
装置が実現できる。さらに、伝送路131〜134を流
れる波長1480nmの励起光は、波長多重光分岐19
1〜194により分波されるため光合分波器410には
入力されない。従って、光合分波器を損傷することなく
EDF141〜148での利得を大きくすることができ
る。
【0077】また、波長多重光分岐191〜194より
光伝送路135〜138に出力された各波長の漏洩光を
バンドパスフィルタ171〜174で取り出し、光モニ
タ200で光強度をモニタすることができ、これを利用
して波長多重光の光レべル制御および波長多重光増幅装
置の障害監視を行うことができる。
【0078】なお、本発明の実施の形態においては、光
伝送路における波長多重数は2もしくは4として説明し
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
8、16、32、64等任意の波長数に設定することが
できる。また、入力光の波長も1550nm帯に限定さ
れるものではなく、1300nm帯など自由に設定でき
る。また、信号速度も特に限定されるものではなく、
2.5Gbps、5Gbps、10Gbpsとビットレ
ートフリーの設定が可能である。
【0079】また、光分波器、光合波器、光合分波器に
ついては、アレイ導波路回折格子を例に挙げて説明して
いるが、同等の機能を有するグレーティング構造をもつ
波長ルータ、波長MUXカプラーなど、あるいは光分岐
と干渉膜フィルターの組み合わせなどで同等の機能を有
する物であれ変更して実施することができる。さらに、
アレイ導波路回折格子などに代表される前記光分波、光
合波、光分合波器は、各波長により挿入損失が異なるた
め、適宜各導波路に光減衰器を挿入して光レべルの等価
を行うことができる。
【0080】同様に、各EDFAゲートおよび光増幅器
の利得を制御することにより、もしくは、図10、図1
3の実施の形態における光反射ミラーの反射率を制御す
ることにより各波長毎に光レべルの等価を行うことも可
能である。
【0081】また、各実施の形態で示した光分岐挿入の
ための光分岐の設置位置も、分岐、挿入、通過の機能を
妨げることのない範囲で自由に変更可能である。
【0082】また、EDFAゲートの構成は、特にED
F(エルビウム添加ファイバ)に限るものではなく、ア
ルミニウム、テルルなどをファイバに不純物として添加
し、励起光源により励起して光増幅を行う構成のもので
あれば代用可能である。さらに、励起光の波長も148
0nmに限定されるものではなく、980nm等でも代
用可能である。さらに、不純物添加光ファイバの長さ
も、ドーピング量、励起光強度、スイッチとしての所要
消光比、挿入損失等によって適宜任意の値に設定でき、
集積化する際には、上記の設定を考慮して最短化するこ
とが可能である。さらに、励起方法も前方励起、後方励
起、前後方励起、偏波多重方法など用途に応じて自由に
設定可能である。
【0083】また、光分岐と光アイソレータの組み含わ
せを、光サーキュレータに置き換えることも可能であ
る。
【0084】また、ループバック構成実施の形態におい
ては、光伝送路同士を接続する波長多重光分岐は、でき
るだけ離れた波長の信号光を分合波する方が、低挿入損
失、低クロストーク化の点では有利である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
波長多重光分岐を用いることにより、ノード内の挿入損
失を低減することができる。また、EDFAゲートスイ
ッチの後方に波長多重光分岐を配置することにより、E
DFで吸収できなかった励起光を分波することができ、
ゲートスイッチ後方ヘの励起光出力を抑制し光学部品の
損傷を防ぐことができる。従って、装置の小型化、ノー
ド間伝送の長距離化が可能となり、通信コストの低減化
を図ることができる。
【0086】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態において用いる波長多重光
分岐の構成を示す図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる光中継増幅器の構
成を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる光中継増幅器の構
成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかる光中継増幅器の構
成を示す図である。
【図9】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図10】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図11】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図12】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図13】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図14】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図15】従来例を示す図である。
【符号の説明】
110、120、121、131〜138 光伝送路 11〜14、31〜34、41〜44 光分岐 21〜25 光反射ミラー 51〜54 ゲート型光増幅器 55〜58 光増幅器 60〜64 光サーキュレータ 71〜74 光受信器 81〜84 光送信器 91〜94 光アイソレータ 141〜148 EDF 151〜158、191〜194 波長多重光分岐 161〜168 励起光源 171〜174 バンドパスフィルタ 181〜184 光減衰器 200 光モニタ 210 光分波器 310 光合波器 410 光分合波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 14/02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光伝送路と、 前記光伝送路に接続された不純物添加光ファイバと、 励起光を前記不純物添加光ファイバに入力して、前記不
    純物添加光ファイバを光励起する励起光源と、 前記励起光源と前記光伝送路に入力された信号光とを合
    波し、前記不純物添加光ファイバに出力する第1の波長
    多重分岐と、 前記不純物添加光ファイバで光増幅された信号光から前
    記不純物添加光ファイバ内で吸収されなかった前記励起
    光を分離し、光増幅された信号光を出力する第2の波長
    多重分岐とを備えていることを特徴とする光増幅器。
  2. 【請求項2】 光伝送路と、 前記光伝送路に接続された不純物添加光ファイバと、 励起光を前記不純物添加光ファイバに入力して、前記不
    純物添加光ファイバを光励起する励起光源と、 前記励起光源と前記光伝送路に入力された信号光とを合
    波し、前記不純物添加光ファイバに出力する第1の波長
    多重分岐と、 前記不純物添加光ファイバで光増幅された信号光から、
    前記不純物添加光ファイバ内で吸収されなかった前記励
    起光を分離し、光増幅された信号光を出力するする第2
    の波長多重分岐と、 前記第2の波長多重分岐で分離された前記励起光を入力
    し、前記励起光波長のみを反射する光反射ミラーと、 前記反射ミラーを透過した光をモニタする光モニタとを
    備え、 前記分離された励起光を前記光反射ミラーで反射させ前
    記第2の波長多重分岐を介して再度前記不純物光ファイ
    バに入力するとともに、前記光反射ミラーを透過した漏
    洩信号光の光強度、S/N比等を光モニタすることを特
    徴とする光増幅器。
  3. 【請求項3】 光伝送路と、 前記光伝送路に接続された不純物添加光ファイバと、 励起光を前記不純物添加光ファイバの入力側から入力し
    て、前記不純物添加光ファイバを光励起する第1の励起
    光源と、 前記第1の励起光源からの励起光と前記光伝送路に入力
    された信号光とを合波し、前記不純物添加光ファイバに
    出力する第1の波長多重光分岐と、 励起光を前記不純物添加光ファイバの出力側から入力し
    て、前記不純物添加光ファイバを光励起する第2の励起
    光源と、 前記第2の励起光源からの励起光を前記不純物添加光フ
    ァイバの出力側から入力する第2の波長多重光分岐とを
    備え、 前記光伝送路に入力した信号光を、前記第1及び第2の
    励起光源から出力する励起光によって光励起された前記
    不純物添加光ファイバによって光増幅し、さらに前記不
    純物添加ファイバより出力される光増幅された信号光と
    励起光を前記第2の波長多重光分岐によって分離して信
    号光を出力することを特徴とする光増幅器。
  4. 【請求項4】 前記励起光を入力又は遮断する手段を備
    え、前記励起光入力時には、光増幅された信号光を出力
    する一方、前記励起光源からの励起光遮断時には、入力
    した信号光を不純物添加光ファイバ内で光吸収させて出
    力を遮断することにより、光ゲートスイッチ機能を持た
    せたことを特徴とする請求項1〜3記載の光増幅器。
  5. 【請求項5】 一方の光伝送路から入力された波長多重
    光を複数の各波長毎に分波する光分波器と、 前記光分波器に接続された複数の光伝送路と、 前記複数の光伝送路にそれぞれ接続された第1の光分岐
    と、 前記第1の光分岐の一の出力に接続された光受信器と、 前記第1の光分岐のもう一方の出力に接続された第1の
    不純物添加光ファイバと、 前記第1の不純物添加光ファイバを光励起するための少
    なくとも一つの第1の励起光源と、 前記第1の励起光源と前記第1の不純物添加光ファイバ
    とを接続する第1の波長多重光分岐と、 前記光受信器それぞれに対応し、前記波長多重光を構成
    する一の光出力を有する光送信器と、 前記各光送信器の出力にそれぞれ接続された第2の不純
    物添加光ファイバと、前記第2の不純物添加光ファイバ
    をそれぞれ光励起するための第2の励起光源と、 前記第2の励起光源と前記第2の不純物添加光ファイバ
    とを接続する第2の波長多重光分岐と、 前記第2の不純物添加光ファイバの各出力を前記複数の
    伝送路にそれぞれ接続する第2の光分岐と、 前記第1および第2の不純物添加光ファイバより出力さ
    れる信号光と励起光とを分波し、一方の端子より信号光
    を、他方の端子より励起光を出力する第3の波長多重分
    岐と、 前記第3の波長多重光分岐の一方の端子に接続され、各
    波長の信号光を他方の光伝送路ヘ波長多重光として出力
    する光合波器とを備えることを特徴とする波長光ADM
    機能を備えた波長多重光中継装置。
  6. 【請求項6】 前記第3の波長多重光分岐の他方の端子
    に接続され、信号光波長のみを通過させるバンドパスフ
    ィルタと、 前記バンドパスフィルタに接続され、漏洩信号光の光強
    度、S/N比等をモニタする光モニタ手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項5記載の波長多重光中継装置。
  7. 【請求項7】 一方の光伝送路から波長多重光を入力
    し、他方の光伝送路へ波長多重光を出力する光サーキュ
    レータと接続され、前記光サーキュレータの入出力から
    入力された波長多重光を各波長毎に分波して複数の波長
    光をそれぞれ出力する一方、前記分波された複数の波長
    光を入力して波長多重化し、前記光サーキュレータの入
    出力へ出力する光分合波器と、 前記複数の光伝送路にそれぞれ接続された第1の光分岐
    と、 前記第1の光分岐の一の光出力それぞれに接続された光
    受信器と、 前記複数の光伝送路それぞれに対応してその一方が接続
    された第1の不純物添加ファイバと、 前記第1の不純物添加ファイバの他方にそれぞれ接続さ
    れ、信号光を反射し励起光を透過する光反射ミラーと、 前記光反射ミラーを介して前記第1の不純物添加光ファ
    イバにそれぞれ接続され、前記第1の不純物添加光ファ
    イバを光励起する第1の励起光源と、 前記光受信器それぞれに対応し前記波長多重光を構成す
    る一の光出力をそれぞれ有する光送信器と、 前記光送信器の出力に接続された第2の不純物添加光フ
    ァイバと、 前記第2の不純物添加光ファイバを光励起するための第
    2の励起光源と、 前記第2の励起光源と前記不純物添加光ファイバとを接
    続する第1の波長多重光分岐と、 前記第2の不純物添加光ファイバの各出力と前記複数の
    伝送路とをそれぞれ接続する第2の光分岐と 一方で、前記光分合波器に接続されて波長毎に分離され
    た信号光それぞれを入力して前記第1の不純物添加ファ
    イバ側へ出力し、他方で、前記第1および第2の不純物
    添加光ファイバより出力される励起光と信号光とを分波
    し、信号光を前記光分合波器へ出力する第2の波長多重
    光分岐とを備えたことを特徴とする波長光ADM機能を
    備えた波長多重光中継装置。
  8. 【請求項8】 前記第2波長多重光分岐の励起光出力に
    接続され、信号光波長のみを通過させるバンドパスフィ
    ルタと前記バンドパスフィルタに接続され、漏洩信号光
    の光強度、S/N比等をモニタする光モニタを備えてい
    ることを特徴とする請求項7記載の波長多重光中継装
    置。
  9. 【請求項9】 一方の光伝送路から入力された波長多重
    光を複数の各波長毎に分波する光分波器と、 前記光分波器に接続され、分波された各波長の信号光を
    伝送する複数の光伝送路と、 前記複数の光伝送路にそれぞれ接続された不純物添加光
    ファイバと、 前記不純物添加光ファイバをそれぞれ光励起するための
    励起光源と、 前記励起光源と前記不純物添加光ファイバとを接続する
    第1の波長多重光分岐と、 前記不純物添加光ファイバより出力される励起光と信号
    光を分離する第2の波長多重光分岐と、 前記第2の波長多重光分岐の信号光出力に接続され、各
    波長の信号光を他方の光伝送路へ波長多重して出力する
    光合波器とを備えていることを特徴とする波長多重光中
    継増幅装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の波長多重光分岐により分離
    された励起光出力に接続され、信号光のみを通過させる
    バンドパスフィルタと、 前記バンドパスフィルタに接続され、漏洩信号光の光強
    度、S/N比等をモニタする光モニタ手段を備えている
    ことを特徴とする請求項9記載の波長多重光中継増幅装
    置。
  11. 【請求項11】 一方の光伝送路から波長多重光を入力
    し、他方の光伝送路へ波長多重光を出力する光サーキュ
    レータと接続され、前記光サーキュレータの入出力から
    入力された波長多重光を各波長毎に分波して複数の波長
    光をそれぞれ出力する一方、前記分波された複数の波長
    光を入力して波長多重化し、前記光サーキュレータの入
    出力へ出力する光分合波器と、 前記複数の光伝送路それぞれに対応してその一方が接続
    された不純物添加光ファイバと、 前記不純物添加光ファイバの他方にそれぞれ接続され、
    信号光を反射し励起光を透過する光反射ミラーと、 前記光反射ミラーを介して前記不純物添加光ファイバに
    それぞれ接続され、前記不純物添加光ファイバを光励起
    する励起光源と、 一方で、前記光分合波器に接続されて波長毎に分離され
    た信号光それぞれを入力して前記不純物添加光ファイバ
    側へ出力し、他方で、前記不純物添加光ファイバより出
    力される励起光と信号光とを分離し、信号光を前記光分
    合波器へ出力する波長多重光分岐とを備えたことを特徴
    とする波長多重光中継増幅装置。
  12. 【請求項12】 前記波長多重光分岐により分離された
    励起光出力に接続され、信号光のみを通過させるバンド
    パスフィルタと、 前記バンドパスフィルタに接続され、漏洩信号光の光強
    度、S/N比等をモニタする光モニタ手段を備えている
    ことを特徴とする請求項11記載の波長多重光中継増幅
    装置。
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CN111669225A (zh) * 2015-09-29 2020-09-15 日本电气株式会社 光中继器和光中继器的控制方法

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