JP2001148226A - X線管用の固定アノードアッセンブリ - Google Patents

X線管用の固定アノードアッセンブリ

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JP2001148226A
JP2001148226A JP2000295647A JP2000295647A JP2001148226A JP 2001148226 A JP2001148226 A JP 2001148226A JP 2000295647 A JP2000295647 A JP 2000295647A JP 2000295647 A JP2000295647 A JP 2000295647A JP 2001148226 A JP2001148226 A JP 2001148226A
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target
ray tube
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anode target
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JP2000295647A
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Robert Steven Miller
ロバート・スティーヴン・ミラー
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Varian Medical Systems Inc
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • H01J35/112Non-rotating anodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/08Targets (anodes) and X-ray converters
    • H01J2235/086Target geometry

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  • X-Ray Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】X線管によって発生したX線信号の品質及び強
度を改善する固定ターゲットアノードを提供する。 【解決手段】固定アノードアッセンブリ110は、アノ
ード基板112のターゲット端138,138′に配置
されたアノードターゲット部114を有している。アノ
ードターゲットはオーバーハング部36を有しており、
オーバーハング部は、リバウンドした電子が下にあるア
ノード基板に衝突するのを防止する機能を有している。
リバウンドした電子の下にあるアノード基板への衝突を
防止できないと、逸脱したX線の発生の原因となる。オ
ーバーハング部は、また、基板で発生した逸脱したX線
がX線管から放出されるのを遮断する機能を有する。タ
ーゲット面120には、下にあるアノード基板から離れ
る方向で、アノードターゲット面の中心に向けてリバウ
ンドした電子を案内する機能を有する輪郭付き形状が形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ある一定のタイ
プのX線管で使用される固定アノードアッセンブリに関
する。特に、本願発明は、前記X線管によって発生した
X線信号の品質及び強度を改善する固定ターゲットアノ
ードに関する。
【0002】
【従来の技術】X線発生装置は、産業上や医療上での幅
広い種類の用途において用いられるきわめて貴重なツー
ルである。そのような装置は、一般に、診断の治療上の
放射線医学、半導体製造、及び材料試験のような領域に
おいて使用されている。
【0003】これらの異なる産業及び用途で使用される
前記装置においてX線を発生させるための基本的な作動
は、大変に似ている。電子を発生させて放出し、加速さ
せ、次いで急に停止させるとき、X線は発生する。典型
的には、この全プロセスは、X線発生管内に形成される
真空状態で行われる。X線管は、通常、3つの一次素子
と、電子(エレクトロン)の源であるカソードと、前記
カソードから離れて設けられ前記カソードによって放出
される電子を受け取ることができるように方向決めされ
たアノードと、前記カソードから前記アノードへ電子を
運ぶために高電圧を加えるための機構とを有している。
【0004】前記3つの一次素子は、通常、真空管内に
位置決めされ、電気回路内に接続されている。前記電気
回路は、電圧発生素子が、アノード(陽極)とカソード
(陰極)との間に(約5千ボルトから何十万ボルトを越
えた範囲にわたる)大変に高い電圧を加えることができ
るように接続されている。この高い電圧差によって、電
子の流れすなわち電子ビームが、カソードからアノード
アッセンブリのアノードターゲット部に向けて、大変な
高速度で放出される。前記アノードターゲットは、典型
的に、以下のような金属から構成されている。すなわ
ち、電子が前記アノードターゲットに打ち付けられると
き、その打ちつけられる電子ビームの運動エネルギー
が、大変に高い周波数の電磁波(すなわち、X線)に変
換されるような金属から構成されている。発生したX線
の特性、例えば、波長の特性は、前記アノードターゲッ
ト材料に使用される金属の種類による。種々の金属が、
種々の特性を有するX線を発生する。結果として生じた
X線は、前記アノードターゲットから発出し、次いで、
患者のボディーの領域や産業装置のような物体に視準さ
れる。周知のように、前記物体を通るX線、すなわち、
前記物体から蛍光を発するX線は、検出され且つ分析さ
れて、X線医療診断検査や材料分析方法のような多くの
用途の任意のものにおいて使用することができる。
【0005】あるいくつかのX線装置において、前記ア
ノードターゲットは、作動の間に回転する回転ディスク
に位置決めされる。前記アノードターゲットの回転によ
って、所定時に、前記アノードターゲット上のある特定
地点に存在する熱量が減少される。しかしながら、他の
X線管、例えば、X線螢光やX線回折のような分析作業
用の装置において使用されるある一定のタイプのもの
は、固定されたターゲットのアノードアッセンブリを使
用している。
【0006】図1は、固定アノードアッセンブリ10を
用いているX線管装置8の一部の一例を図示している。
固定アノードアッセンブリ10は、アノード基板12の
部分と、ろう付けインターフェース18などによってア
ノード基板12のターゲット端16に付着された(ある
いは、取り付けられた)アノードターゲット14とを有
している。X線管装置8は、また、カソードアッセンブ
リを有している。カソードアッセンブリは、シールド2
4と、フィラメント25とを備えているように示されて
いる。作動時、電流がフィラメント25を通り、それに
よって、多数の電子が温められ、次いで、前記多数の電
子が放出される。高電位が、前記カソードと前記アノー
ドとの間に加えられており、それによって、前記電子
が、前記アノードに向けてきわめて高速度に加速され
る。前記加速された電子がアノードターゲット14の面
20に突き当たるとき、概略的にライン26で表されて
いるX線が発生する。X線26は、X線管装置8に形成
された窓28を通してX線対象物に向けて案内されるこ
とが好ましい。
【0007】発生したX線の特性は、いくつかの要因に
よる。これらの要因としては、アノードターゲット14
に用いられる材料の種類やアノードターゲットのカソー
ドに対する物理的な向きなどが挙げられる。例えば、ア
ノードターゲット14は、高速度の電子流が衝突したと
きX線を効率的に発生させることができる特定の原子番
号(Z)を有する金属製の材料から形成されている。そ
れに反して、下にあるアノード基板12の部分は、典型
的に、前記アノードターゲットとは異なる種類の材料か
ら構成されている。例えば、銅が基板として頻繁に用い
られている。この基板材料の選択は、いくつかの要因に
基づいている。第1に、電子の衝突の結果、アノードタ
ーゲット14に発生した熱を効率的に伝導し且つ放散さ
せる能力が、重要である。第2に、使用される基板材料
は、ターゲット材料と異なることがよくある。というの
は、ターゲット材料は典型的に高価であるし、機械加工
や製造が困難という事実があるからである。このよう
に、基板に異なる材料を使用することは、通常、より実
用的である。しかしながら、基板のために異なる材料を
用いることは、他の問題を引き起こす可能性がある。例
えば、前記基板材料は、前記ターゲットから放出される
ものとは異なる特質のあるX線を放出する。その結果、
アノード基板に電子が衝突した場合、それは、典型的
に、前記ターゲットから放出されるX線に有害に干渉す
る可能性のあるX線の汚染源となる。基板から放出され
るX線も同様に、他の面で有害となる可能性がある。例
えば、X線蛍光装置において、X線は、分析用の材料の
タイプとは異なるアノードターゲット材料から発生させ
なければならず、さもないと、その結果得られた分析は
不確定となる。したがって、基板材料が分析用の材料と
同じ場合、基板で発生するどのX線も有害となる。
【0008】特定の且つ安定した波長を有するX線を発
生させる場合、また、適切な態様で、カソードをアノー
ドターゲット14に対して方向決めすることが要求され
る。例えば、フィラメント25は、電子流内の電子がア
ノードターゲットに衝突し、それによって、X線が発生
するように、固定アノードアッセンブリ10に対して位
置決しなければならない。同時に、固定アノードアッセ
ンブリ10とカソードシールド24との間の距離(図1
において、「s」として示されている)を十分に大きく
して、電気的なショートがアノードとカソードとの間に
発生するのを防止しなければならない。
【0009】しかしながら、自由選択の距離sを維持す
る試みは、発生したX線の特性に悪影響を与える可能性
のある他の状況を引き起こすかもしれない。例えば、電
子流22からのいくつかの電子は、X線を発生させるこ
となく、アノードターゲット14の面20に最初に衝突
するかもしれない。次いで、電子が、アノードターゲッ
ト層14の面20からはね返り、その結果、(図1の3
0で示される)二次的な電子流が発生して、アノードの
アノード基板12の一部に衝突する可能性がある。注意
すべきは、アノード基板12を構成するために使用され
る基板材料が、X線の汚染源となることである。この二
次的な電子流の衝突によって、(図1の32で示され
る)逸脱したX線ビームが発生する可能性がある。その
逸脱したX線ビームの特性は、一次的なX線ビーム26
とは、著しくことなることが多い。また、注意すべき
は、逸脱したX線ビーム32と一次的なX線ビーム26
との間の相互作用によって、X線管装置8により最後に
発生し且つ放出されるX線の特性、強度及び焦点合わせ
に悪影響を与える可能性があり、これによって、X線に
よって得られる分析結果の品質に最終的に影響を与える
可能性がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そのような逸脱したX
線信号の形成を防止することは、これまで難しいと考え
られてきた。1つの試みとして、X線装置の窓のサイズ
を小さくして、逸脱したX線信号が、当該装置から出て
行くのを防止すると共に、一次的なX線信号との干渉を
防止することが行われてきた。しかしながら、この試み
では、当該X線装置から出て行く一次的なX線の量を、
受け入れがたいレベルまで制限する可能性があり、した
がって、ある一定のX線の用途に対しては実行可能な選
択肢がない可能性があった。したがって、当該技術にお
いては、電子がアノード基板材料に衝突し低品質の逸脱
したX線を発生させるという上記問題を解決する固定ア
ノードアッセンブリが必要となっている。そのうえ、ど
の解決策を取ろうとも、X線装置から放出される一次的
なX線信号の全体にわたる品質及び量に影響を及ぼすべ
きではない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、従来技術の
状態に応答して、特に、上記問題、他の問題、さらに
は、X線管に関連して使用するための現在入手可能な固
定アノードアッセンブリによって十分にあるいは完全に
は解決されていないニーズに応答して発展されたもので
ある。したがって、前記X線管装置から放出されるX線
信号の量及び特性を改善した固定アノードアッセンブリ
形態を提供することが、本願発明の全体的な目的であ
る。他の目的は、アノードアッセンブリのアノード基板
部で発生した第2のX線すなわち逸脱したX線の量を減
少させる固定アノードを提供することである。さらに、
本願発明の別の全体的な目的は、ターゲット面からアノ
ード基板へはね返る(リバウンドする)電子の数を減少
させるように機能する独特な幾何学的な形状を備えたア
ノードターゲットを有する固定アノードアッセンブリを
提供することである。本願発明の別の目的は、ターゲッ
ト基板で意図せずに発生したX線が、X線管から放出さ
れるのを遮断する(ブロックする)すなわち遮るように
機能する、アノードターゲット形状寸法(ジオメトリ
ー)を有する固定アノードアッセンブリを提供すること
である。別の目的は、リバウンドした電子を、下にある
アノード基板から離れる方向でターゲットの中心線に向
けて案内するアノードターゲットを有する固定アノード
アッセンブリを提供することである。
【0012】すなわち、前記目的及び他の目的は、アノ
ード基板で発生したX線を除去し、あるいは少なくとも
減少させ、それによって、X線管装置から放出されるX
線信号の特性(又は品質)及び強度を改善する固定アノ
ードアッセンブリで達成される。本願発明の実施例で
は、適切なターゲット面を提供するばかりでなく、リバ
ウンドした電子が下にあるアノード基板に衝突するのを
防止する手段を有するアノードターゲット構造を用いて
いる。前記ターゲット構造は、Xが基板に発生した場合
に、X線の少なくともいくつかがX線管から漏れるのを
妨げる態様で、下にある基板を遮断しすなわち遮るよう
に機能するようにすることが好ましい。そのうえ、他の
実施例では、リバウンドした電子を、アノードターゲッ
ト面の中心に向いた方向に、したがって、下にある基板
から遠ざかる方向に案内する手段を有している。両方の
特徴部分によって、X線がアノード基板で発生するのを
防止する、あるいは、少なくとも、X線がアノード基板
で発生するのを減少させる。このようにして、より高品
質のX線信号がX線管装置から放出されるのを確保する
のに役立つ。
【0013】本願発明では、上記機能を提供するための
種々のターゲット形態及び幾何学的な形状が考えられ
る。例えば、本願の好適な実施例においては、リバウン
ドした電子が基板に衝突するのを防止する手段が、ター
ゲットアノード「オーバーハング」構造によって、実行
される。前記オーバーハング構造は、下にある基板を越
えて外に伸長しており、そのため、多くのリバウンドし
た電子が前記基板に衝突するのをブロックする(すなわ
ち、遮断する)ように機能し、また、前記基板で意図せ
ずに発生したX線の少なくともいくつかが、X線装置の
窓に達するのを遮るように機能する。要求されるわけで
はないが、前記オーバーハングは、任意の鋭角がエッジ
(すなわち、縁部)に形成されることなく、滑らかな面
で構成されることが好ましい。これによって、ターゲッ
トアノードのX線発生特性が改善され、X線が、X線装
置窓を通して、適切に焦点合わせが行われて案内される
ということが確保される。
【0014】他の実施例においては、リバウンドした電
子を、前記アノードターゲット面の中心に向いた方向に
案内する前記手段は、前記X線管窓に露出した特定の輪
郭を有しているアノードターゲット面によって実施され
る。この輪郭付きの面は、種々の幾何学的な形状を有す
ることができ、その各々は、さらにX線ビームを発生さ
せる必要のあるターゲットに衝突した電子を、実質的
に、下にあるアノード基板から遠ざかる方向で、アノー
ドターゲット面の中心線に向けてリバウンドさせるとい
う効果を奏する。
【0015】本願発明の他の好適な実施例において、オ
ーバーハング部を備えたターゲットアノードが、適切に
輪郭が付けられたターゲット面と結合される。この組み
合わせでは、アノード基板に衝突するリバウンド電子の
発生をさらに減らし、また、発生した任意のX線がX線
装置の窓に達するのを遮りながら、ターゲットに衝突す
るX線ビーム発生用の電子の発生を強めることができる
という効果を奏する。
【0016】本願発明のこれらの目的や他の目的及び効
果は、下記の記述や特許請求の範囲からより完全に明ら
かとなるであろうし、後述する本願発明の実施によって
理解されるであろう。
【0017】本願発明の上記効果、他の効果、上記目
的、及び他の目的を明らかにするために、添付した図面
に図示された具体的な実施例を参照して、上で簡単に説
明した本願発明をより具体的に説明する。これらの図面
は、本願発明の典型的な実施例をだけを図示したもので
あり、本願発明は、その範囲に限定されるものではな
く、添付した図面の使用を通して、追加の実施例や追加
の詳細で説明される。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して以下説明する。図
面においては、同様な構成には同様な参照符号が付与さ
れている。図面は、本願発明の好適な実施例の概略を示
しており、本願発明を限定したものでなく、必ずしも一
定の比率に縮小して描かれたものでもないということを
理解すべきである。
【0019】最初に、図2を参照する。図2は、本願発
明の教示にしたがって構成された固定アノードアッセン
ブリ110の好適な一実施例の断面正面図を図示してい
る。図示されているように、アノードターゲット114
の一部が、アノード基板112のターゲット端に取り付
けられている。ろう付け層18などを用いて、アノード
ターゲット114をアノード基板112に固定すること
ができる。
【0020】図示されているように、アノードターゲッ
ト114が、適切なターゲット面120を提供してい
る。カソード(図示せず)から放出された電子が、ター
ゲット面120に衝突する。適切なターゲット面の提供
に加えて、アノードターゲット114は、また、リバウ
ンドした電子のうちの少なくともいくつかが、下にある
アノード基板112に衝突するのを防止すると共に、ア
ノード基板112で発生したX線が、X線管から出て行
くのを遮断する(すなわち、ブロックする)ターゲット
手段を有している。一例として(本願発明は当該例に限
定されるものではい)、本願発明のその防止手段は、部
分ボックス36内に部分的に示された、ターゲットアノ
ード「オーバーハング(すなわち、張出し)」部によっ
て実施されている。図示されているように、オーバーハ
ング構造は、アノードターゲット114の一体部分とし
て形成されており、また、隣接するアノード基板の外面
113の少なくとも一部を越えて伸長する態様で形成さ
れている。このようにして、図2に示されているよう
に、アノードターゲット114の寸法は、下にあるアノ
ード基板112の寸法を越えており、アノードターゲッ
ト114の外側周縁部がアノード基板112を越えて張
り出しており、これによって、露出された下側部分13
4が形成されている。図2において、アノード基板11
2は、第1の直径d1を有するように図示されており、
アノードターゲット114は、第2の直径d2を有する
ように図示されている。第1の直径d1は、アノード基
板112の幅に対応しており、その中心を通る断面で測
定されている。第2の直径d2は、アノードターゲット
114の幅に対応しており、一方の側部138’から反
対の側部138までアノードターゲットの中心を通る断
面で、測定されている。第2の直径d2は、第1の直径
d1よりも大きく、その結果、アノードターゲット11
4は、アノード基板112を越えて張り出している、す
なわち、オーバーハングしている。
【0021】アノードターゲット114のオーバーハン
グ構造は、いくつかの効果をもたらす。第1に、ターゲ
ット面120に最初に接触した後リバウンドした電子の
少なくともいくつかは、下にあるアノード基板112へ
の到達が前記オーバーハングによって遮断されるすなわ
ちブロックされる。第2に、たとえ、リバウンドした電
子がアノード基板112に衝突し、逸脱したX線が放出
される場合でも、オーバーハング部分36は、逸脱した
X線がX線管から出て行くのを防止するように機能す
る。その代わり、逸脱したX線ビーム32は、ターゲッ
トの露出された下側134と衝突する傾向となり、主要
なX線ビームの一部とならない。
【0022】第1の直径d1のための特定の値と、第2
の直径d2のための特定の値は、X線装置の用途、アノ
ードターゲット114及びアノード基板112のための
熱損失要件、フィラメント125(図示せず)からアノ
ードターゲット114までの近接距離、及びアノードタ
ーゲットとカソード(図示せず)との間に加えられる電
圧の大きさによる。例えば、ある一定の用途に対して
は、アノードターゲット114は、第1の直径d1のサ
イズの2倍の大きさの第2の直径d2を有するかもしれ
ない。しかしながら、第2の直径d2は、種々の比率で
第1の直径d1の大きさを越えるようにしてもよいとい
うことが理解される。例えば、第2の直径d2は、約
0.5パーセントないし約50パーセントだけ第1の直
径d1よりも大きくすることができる。第2の直径d2
は、約10パーセントないし約20パーセントの範囲で
第1の直径d1よりも大きくして、第1の直径d1を越
えるようにしてもよい。
【0023】アノードターゲット114のオーバーハン
グ部分36は、図2においてパラメーターhとして示さ
れる高さを有している。その値は、X線装置の要件及び
作動パラメーター、アノードターゲット材料、及びアノ
ードターゲット材料のコストに応じて選択される。hの
大きさは、約125ミルないし約10ミルあるいはそれ
以下の範囲とすることができ、約75ミルないし約50
ミルの範囲とすることが好ましい。一実施例において、
アノードターゲット114の高さhは、約60ミルであ
る。
【0024】アノードターゲット114のオーバーハン
グ部分36のプロファイル(輪郭)は、エッジ140を
形成するように、ターゲット面120と反対の側部13
8との間に角度を有している。図2において、角度α
は、横断面が矩形の形状を有するオーバーハングを形成
するように、ほぼ(おおよそ)90°となっている。下
方のエッジ141が、また、反対の側部138とアノー
ドターゲット114の露出した下側134との間の交点
に形成されている。
【0025】ある実施例においては、図2において示さ
れているような鋭角なエッジ140をオーバーハング部
に設けることは望ましくない。別の実施例が、図3に示
されている。図3は、図2の区域36に図示されたオー
バーハング部分に対応する、アノードターゲット214
の部分を図示している。図3の実施例において、オーバ
ーハングセクションには、鋭い鋭角な角度やエッジなし
に形成されている。より詳細に説明すると、アノードタ
ーゲット214の厚さは値hであり、アノードターゲッ
ト214の側部238は、アノードターゲット214の
面220とアノードターゲット214の露出した下側2
34との間が、全放射状のプロファイル(換言すれば、
面220と露出した下側234との間全体が、放射状の
ように広がる形状のプロファイル)すなわち半円プロフ
ァイルとなるように丸くされている。アノードターゲッ
ト214の面220とアノードターゲット214の露出
した下側234との間の全放射状すなわち半円プロファ
イル形状は、成形、微細機械加工、それらの組み合わせ
などのような技術によって実施することができる。別の
実施例として、図3に図示した半円形のプロファイル
は、一連の面取りによって近づけることができる。面2
20と露出した下側234との間で行われる前記一連の
面取りの回数を増やした場合、全放射状すなわち半円プ
ロファイルに近づけられる。図2において見られるよう
なエッジ140と下方のエッジ141とを除去する2つ
の面取りを用いることによって、全放射状のプロファイ
ルに最低限近づけることができる。さらに、前記実際の
プロファイルは、円形のみとする必要なく、代わりに、
パラボラ形状や双曲線形状のプロファイルのような偏心
したプロファイルとしてもよい。
【0026】図4は、ターゲットアノードのオーバーハ
ング部分の別の実施例を図示している。この実施例にお
いて、アノードターゲット314のオーバーハング部分
は、面320と、4分の1円形の弧として形成された側
部338とを有している。側部338は、半径hを有し
ており、アノードターゲット314の露出した下側33
4で終端している。下方のエッジ341が、露出した下
側334と側部338の結合部分に形成されている。図
3における全放射状プロファイル形状すなわち半円プロ
ファイル形状と同様に、図4に図示された4分の1円形
の弧は、成形、微細機械加工、偏心プロファイル、及び
上述したプロファイルをまねた一連の面取りを含む同じ
技術によって形成してもよい。
【0027】図5は、本願発明のさらに別の実施例を図
示している。この実施例において、アノードターゲット
414のオーバーハング部分(図2の部分36)には、
異なる形状が構成されている。図示されているように、
ターゲットアノード414は面420を含んでいる。面
420は、h/2の半径を有する凸状の円形の弧ように
端を切って短くされたエッジ440を有している。前記
半径の値は、特定の用途にしたがって変化させることが
でき、h/2よりも小さくしてもよい。好適な実施例に
おいて、弧の半径がh/2である場合、h’で示された
値も、また、h/2の値を有しており、それによって、
半径とh’とを加えると、hに等しくなる。凸状の円形
の弧440は、図3及び図4で図示されたプロファイル
をつくるために使用される技術と同様な技術を用いるこ
とによって形成することができる。図3及び図4で図示
されたプロファイルをつくるために使用される技術とし
ては、成形、微細機械加工、偏心形状、及び凸状の円形
の弧に近づける一連の面取りが挙げられる。
【0028】図6は、図2の部分36に対応するアノー
ドターゲット514のオーバーハング部分のさらに別の
実施例を図示している。図6において、面520には、
横断面が鋭角のプロファイルを備えたエッジが形成され
ている。それによって、鋭角なエッジ540が、面52
0を備えた鋭角α’を形成する側部538と共に形成さ
れている。
【0029】図7は、図6の実施例の別の実施例を図示
している。より詳細には、図6の鋭角なエッジ540に
対応する鋭角なエッジ642は、そのエッジをまるくす
ることによって変更されている。好適な実施例におい
て、変更された鋭角なエッジ642は、半径h/nを有
している。nは、約2ないし20の値を有している。変
更された鋭角なエッジ642は、成形、微細機械加工、
偏心形成によって、また、要求されたプロファイルに近
づく一連の面取りによって、形成することができる。ま
た、図6及び図7に図示された実施例において、下側5
34、634の部分は露出しているが、アノード基板
(図2参照)の幅d1を、それぞれの下方のエッジ54
1、641で終端させ、下側534、634を完全に覆
うようにしてもよい。
【0030】図2ないし図7に示された実施例は、下に
あるアノード基板への電子の衝突や下にあるアノード基
板からの電子のリバウンドを防止できる方法と、アノー
ドターゲットに設けたオーバーハング部分によって、逸
脱したX線がX線管からが出て行くのを妨げる(ブロッ
ク)する方法とを図示している。しかしながら、本願発
明は、ターゲット面からリバウンドした電子を、下にあ
るアノード基板から離れる方向に(好ましくは、ターゲ
ット面の中心に向けて)案内する手段を含む他の実施例
も考察されている。この方向を変える手段を実施するた
めの特定のアノードターゲット構造の好適な例が、図8
ないし図10を参照して説明されている。概ね、リバウ
ンドした電子を、アノードターゲット面の中心に向いた
方向に案内するための手段は、アノードターゲット面に
形成された特有の輪郭によって実施される。概ね、前記
輪郭の実施によって、リバウンドした電子が、偏向させ
られて、二次的な電子流30(図2参照)としてアノー
ド基板に衝突しないで、アノードターゲットの面に再び
衝突するような態様となる。この方法において、リバウ
ンドした電子は、意図された態様で、ターゲット面に簡
単に衝突し、このようにして、有用なX線の発生に寄与
する。ターゲット面の特有な輪郭は、概ね凹状にし、そ
の方向が、X線装置の窓に向けられていることが好まし
い。
【0031】図8−10は、アノードターゲットの直径
d2と、下にあるアノード基板の直径d1とが、実質的
に等しい場合の実施例を図示している。図8において、
アノードターゲット814は、上述した態様でアノード
基板812の上に配置されている。横断面において、固
定アノードアッセンブリ810は、アノードターゲット
814の面を有しており、該アノードターゲット814
の面は、V字形状のプロファイルを有する窪み844と
して形成された輪郭を有している。窪み844は、円錐
形形状にされており、その角度は、角度βによって画定
されている。角度βは、鋭角又は鈍角とすることがで
き、180°よりも小さいことが好ましく、約170°
ないし約20°にすると最適である。固定アノードアッ
センブリ810の中線46は、実質的にアノードターゲ
ット814とアノード基板812とを角度βの頂点で二
分している。この形状において、X線を発生させること
なくアノードターゲット814の面820に衝突した電
子は、アノード基板812での二次的な衝突を生じる結
果となる方向ではなく、アノードターゲット814に再
び衝突するようにリバウンドする傾向となる。したがっ
て、前記面形状は、逸脱したX線ビーム32(図2参
照)の発生が実質的に避けられる態様で機能する。
【0032】図9は、さらに別の実施例を図示してい
る。この実施例においては、ターゲット面は、電子がア
ノード基板に衝突するのを防止するように方向決めされ
ている。そこでは、アノードアッセンブリ910には、
アノードターゲット914が形成されている。アノード
ターゲット914は、実質的に曲線のある窪み944と
して形成されている面920を有している。一般的に、
特定の用途に応じて、横断面で見て任意の好適な曲線の
ある窪みを用いることができる。例えば、曲線のある窪
み944は、円弧、放物線状の弧、双曲線状の弧などと
して形成してもよい。図9の実施例において、窪み94
4は、横断面で見たとき、実質的に円形となっており、
また、回転楕円面状の物体の変位によって引き起こされ
る形状に実際に形成されている。あるいは、窪み944
は、中線46近くのアノードターゲット914の面92
0が、実質的に平坦になるように皿形状としてもよい。
前記プロファイルはエッジ940に近づくほど、面92
0は、エッジ940で交わる凹状の弧に曲げられる。し
たがって、面920用のそのようなプロファイルは、凹
状の4分の1円弧、凹状の弧によって頭を切って短くし
た矩形のエッジなどのような、曲線のあるセクションと
平坦なセクションとの組み合わせとすることができる。
同様な形状をまた用いてもよい。図8及び図10に図示
されたアノードターゲットによって形成されたエッジ
と、面920によって形成されたエッジ940は、上記
実施例の教示にしたがって丸みをつけられてもよい。
【0033】図10は、ターゲット面1020を利用す
るさらに別の好適な実施例を図示している。ターゲット
面1020は、リバウンドした電子が下にあるアノード
基板に衝突するのを減少させるように機能する。図10
において、ターゲット面1020は、窪み1044とし
て形成されている。窪み1044の形状は、截頭円錐形
の本体を変位させることによって生じる。図示された実
施例において、窪み1044は、2つの鈍角によって画
定されている。前記2つの鈍角の各々は、γの値を有し
ている。γの値は、180°よりも小さいことが好まし
く、約90°から約180°よりもわずかに小さい範囲
とすることができる。
【0034】図11、図12及び図13は、本願発明の
さらに別の実施例である。それら実施例は、オーバーハ
ングターゲットと特性ターゲット面輪郭との組み合わせ
を用いて、逸脱したX線ビーム32の防止を高めるよう
にしてある。例えば、これらの図の各々において、アノ
ード基板(1112、1212、1312)の第1の直
径d1は、アノードターゲット(1114、1214、
1314)の第2の直径d2よりも小さい寸法を有する
ように示されており、それによって、上述したようなオ
ーバーハングターゲットが形成されている。さらに、部
分領域36で示されているように、図2−図7に図示さ
れた実施例の各々は、図11−図13の実施例において
も用いることができる。最後に、各実施例は、リバウン
ドした電子をターゲット面の中心に向けて案内するため
のターゲット窪み形状部分(1144、1244、13
44)を有している。面、側部及び露出した下側のうち
のどれを組合せるかは、オーバーハングの程度、ターゲ
ットの直径に対する窓の直径、及び加えられるX線の特
定のニーズによる。
【0035】図14は、本願発明のさらに別の実施例を
図示している。ここで、ターゲット面1420は、5つ
あるいはそれ以上の別個の面を有している。図2−図7
の部分36から取った代替実施例を適用して、ターゲッ
ト面1420の別個の面の数を変更してもよく、それに
よって、その数は、9つの別個の面及び6つの可能性の
ある鋭いエッジから、単一の滑らか面まで変化するよう
に多数変化する。前記単一の滑らか面は、中線1446
の面1420で開始し、径方向に対して両方向に伸長
し、ターゲット1414の露出した下側1434で終え
る。
【0036】図14は、また、追加の手段を図示してい
る。前記追加の手段によって、アノード基板からの逸脱
したX線の発生を減少させることができる。先の実施例
のいずれにも、前記追加の手段を含めても良い。図14
に示されているように、アノードターゲット材料からな
る薄い層(すなわち、高Z材料)が、アノード基板の外
面に設けられ、これによって、マイクロシース(mic
rosheath:すなわち微小なシース)1460が
形成される。図示された実施例において、マイクロシー
ス1460は、ターゲット1414と同じ材料から形成
されている。最も、違う材料を用いることもできる。マ
イクロシース1460は、約10オングストロームない
し約10,000オングストロームの範囲の厚さを有す
ることができる。好適な一実施例において、マイクロシ
ース1460の厚さは、約50オングストロームとなっ
ている。マイクロシース1460は、固定アノードアッ
センブリの製造プロセスの最終ステップとして、固定ア
ノードアッセンブリ上に形成されることが好ましい。マ
イクロシース1460は、化学蒸着法(CVD)のよう
な任意の適切な手段を用いることによって付着させるこ
とができる。マイクロシース1460は、逸脱したX線
の発生を減少させるための手段の一例である。前記説明
から理解されるように、リバウンドした電子がアノード
基板に衝突して、十分にブロックされていない場合で
も、マイクロシース1460は、発生したどのX線も、
ターゲット面で形成されたX線と同じようにその特性
(すなわち、波長)において同様になるということを確
実にする。
【0037】本願発明のターゲットアノードは、種々の
材料から形成することができる。前記種々の材料として
は、例えば、チタン、タングステン、又は、高速度の電
子が衝突したときに十分なX線を発生させることができ
る任意の同様な金属材料が挙げられる。前記ターゲット
は、ロジウム、プラチナ、モリブデン、クロム、タング
ステン、またはチタンで形成することが好ましい。ター
ゲットを二重にしたスプリットフィラメント装置の場合
には、ターゲットは、ロジウム−クロムまたはロジウム
−タングステンからなる二重のターゲットのうような組
み合わせ式のもので形成することができる。
【0038】多くのX線管において、アノード基板は、
典型的に、銅又はその合金から形成されている。という
のは、コストが低いことと、熱伝導率(熱伝導性)が高
いからである。もっとも、他の材料を用いることもでき
る。ターゲットは、典型的には、一定の原子番号の材料
から形成されていることから、前記ターゲットの原子番
号は、典型的に、前記基板の原子番号とは異なる。前記
基板が合金である場合、前記原子番号は、前記合金の成
分の原子番号の重みつき平均となるということが理解さ
れる。例えば、例示的な実施例において、前記アノード
基板は、銅の原子番号と異なる原子番号を有している。
また、前記アノードターゲット面は、前記複数の金属の
一つに等しい原子番号を有している。前記複数の金属と
しては、ロジウム、プラチナ、モリブデン、クロム、チ
タン、タングステン、又はそれらの組み合わせが挙げら
れる。
【0039】本願発明は、その精神や必須の特徴から離
れることなしに、他の一定の形態で具体化することもで
きる。上述した実施例は、全ての点で例証されたものと
して考えるべきであり、また、それらに限定されるもの
ではないと考えるべきである。そのため、本願発明の範
囲は、前記説明によってというよりも、請求の範囲によ
って示されている。請求の範囲と均等な意味ないし均等
な範囲の全ての変更は、請求の範囲内に包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、アノードが、アノード基板の一端に配
置されたターゲットアノード面を備えた固定アノードア
ッセンブリである、従来技術のX線装置の断面正面図で
ある。
【図2】図2は、本願発明の教示に従って構成された固
定アノードアッセンブリの好適な本実施例の断面正面図
である。
【図3】図3は、アノードターゲットが、半円のプロフ
ァイル(輪郭)を有するエッジを備えた、アノードター
ゲットオーバーハングの詳細な実施例の断面正面図であ
る。
【図4】図4は、アノードターゲットが、4分の1円形
のプロファイルを有するエッジを備えた、アノードター
ゲットオーバーハングの別の詳細な実施例の断面正面図
である。
【図5】図5は、アノードターゲットオーバーハングの
さらに別の詳細な実施例の断面正面図であって、アノー
ドターゲットが、丸みをつけたエッジを備えた矩形のプ
ロファイルを有するエッジを含んでいる断面正面図であ
る。
【図6】図6は、アノードターゲットが、三角形形状の
エッジを備えた、アノードターゲットオーバーハングの
別の詳細な実施例の断面正面図である。
【図7】図7は、アノードターゲットが、丸みが付けら
れた先端を有する三角形形状を備えた、アノードターゲ
ットオーバーハングのさらに別の詳細な実施例の断面正
面図である。
【図8】図8は、アノードアッセンブリの一つの好適な
実施例の断面正面図であって、アノードターゲットが、
円錐形の窪みを形成する適合した凹状の輪郭を有する面
を備えている断面正面図である。
【図9】図9は、アノードアッセンブリの別の実施例の
断面正面図であって、アノードターゲットが、曲線のあ
る窪みを形成する適合した凹状の輪郭を有する面を備え
ている断面正面図である。
【図10】図10は、アノードアッセンブリのさらに別
の実施例の断面正面図であって、アノードターゲット
が、截頭円錐形の窪みを形成する適合した凹状の輪郭を
有する面を備えている断面正面図である。
【図11】図11は、好適なアノードアッセンブリの一
例の断面正面図であって、アノードターゲットが、円錐
形の窪みを形成する適合した凹状の輪郭を有する面を備
えており、また、アノードターゲットが、ターゲット端
でのアノード基板よりも大きな特有の寸法を有してい
る、断面正面図である。
【図12】図12は、別のアノードアッセンブリの断面
正面図であって、アノードターゲットが、曲線から成る
の窪みを形成する適合した凹状の輪郭を有する面を備え
ており、また、アノードターゲットが、ターゲット端で
のアノード基板よりも大きな特有の寸法を有している、
断面正面図である。
【図13】図13は、さらに別の固定アノードアッセン
ブリの断面正面図であって、アノードターゲットが、截
頭円錐形の窪みを形成する適合した凹状の輪郭を有する
面を備えており、また、アノードターゲットが、ターゲ
ット端でのアノード基板の特有の寸法よりも大きな特有
の寸法を有している、断面正面図である。
【図14】図14は、別の固定アノードアッセンブリの
断面正面図であって、アノードターゲットが、ソリッド
シリンダーの変位によって形成可能な窪みを形成する断
面正面図である。
【符号の説明】
8 X線管装置 10 固定ア
ノードアッセンブリ 12 アノード基板 14 アノー
ドターゲット 16 ターゲット端 18 ろう付けインターフェース(ろう付け層) 20 面 22 電子流 24 シールド 24 カソード
シールド 25 フィラメント 26 X線(一
次的なX線ビーム) 28 窓 30 二次的な
電子流 32 逸脱したX線ビーム 36 オーバーハング部分(部分ボックス) 46 中線 110 固定ア
ノードアッセンブリ 112 下にあるアノード基板 113 外面 114 アノードターゲット 120 ターゲ
ット面 125 フィラメント 134 ターゲ
ットの露出された下側 134 露出された下側部分 138 反対の
側部 138 一方の側部 140 エッジ 141 下方のエッジ 214 アノー
ドターゲット 220 面 234 露出し
た下側 238 側部 314 アノー
ドターゲット 320 面 334 露出し
た下側 338 側部 338 4分の1円形の弧として形成された側部 341 下方のエッジ 414 アノー
ドターゲット 420 面 440 凸状の
円形の弧 440 エッジ440 514 アノー
ドターゲット 520 面 534 下側 538 側部 540 鋭角な
エッジ 541 下方のエッジ 634 下側 641 下方のエッジ 642 鋭角な
エッジ 810 固定アノードアッセンブリ 812 アノー
ド基板 814 アノードターゲット 820 面 844 窪み 910 アノー
ドアッセンブリ 914 アノードターゲット 920 面 940 エッジ 944 曲線の
ある窪み 1020 ターゲット面 1044 窪み 1414 ターゲット 1420 ター
ゲット面 1446 中線 1460 マイ
クロシース

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管で使用するための固定アノードア
    ッセンブリであって、前記固定アノードアッセンブリ
    は、 外面を有するアノード基板構造体を備えており、前記ア
    ノード基板構造体は、第1の原子番号を有する材料から
    構成されており、 前記固定アノードアッセンブリは、また、 前記アノード基板構造体のターゲット端に取り付けられ
    たアノードターゲット構造体を備えており、前記アノー
    ドターゲット構造体は、前記第1の原子番号とは異なる
    第2の原子番号を有する材料から構成されたターゲット
    面を有しており、 前記固定アノードアッセンブリは、さらに、 アノードターゲットオーバーハングを備えており、前記
    アノードターゲットオーバーハングは、前記アノード基
    板構造体の外面を越えて伸長する態様で前記アノードタ
    ーゲット構造体の一部として形成されていることを特徴
    とする固定アノードアッセンブリ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の固定アノードアッセン
    ブリにおいて、 前記アノードターゲットオーバーハングは、矩形のプロ
    ファイルを有するエッジを備えていることを特徴とする
    固定アノードアッセンブリ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の固定アノードアッセン
    ブリにおいて、 前記アノードターゲットオーバーハングは、矩形のプロ
    ファイルを有しており、前記オーバーハングの少なくと
    も一つのコーナーが、丸みをつけられていることを特徴
    とする固定アノードアッセンブリ。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の固定アノードアッセン
    ブリにおいて、 前記アノードターゲットオーバーハングは、半円のプロ
    ファイルを有するエッジを備えていることを特徴とする
    固定アノードアッセンブリ。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の固定アノードアッセン
    ブリにおいて、 前記アノードターゲットオーバーハングは、三角形のプ
    ロファイルを有するエッジを備えていることを特徴とす
    る固定アノードアッセンブリ。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の固定アノードアッセン
    ブリにおいて、 前記アノードターゲット構造体は、さらに、実質的に前
    記アノードターゲットの中心に向いた方向に、リバウン
    ドした電子を案内するための手段を備えていることを特
    徴とする固定アノードアッセンブリ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の固定アノードアッセン
    ブリにおいて、 リバウンドした電子を案内するための前記手段は、前記
    アノードターゲットに形成された輪郭付きの面を備えて
    いることを特徴とする固定アノードアッセンブリ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の固定アノードアッセン
    ブリにおいて、 前記アノードターゲットに形成された輪郭付きの面は、
    実質的に凹状の形状をしていることを特徴とする固定ア
    ノードアッセンブリ。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の固定アノードアッセン
    ブリにおいて、 前記アノードターゲットに形成された輪郭付きの面は、
    円弧の形状のプロファイルを有していることを特徴とす
    る固定アノードアッセンブリ。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の固定アノードアッセ
    ンブリにおいて、 前記アノードターゲットに形成された輪郭付きの面は、
    放物線状の弧の形状のプロファイルを有していることを
    特徴とする固定アノードアッセンブリ。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載の固定アノードアッセ
    ンブリにおいて、 前記アノードターゲットに形成された輪郭付きの面は、
    円錐形の形状のプロファイルを有していることを特徴と
    する固定アノードアッセンブリ。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の固定アノードアッセ
    ンブリにおいて、 前記アノード基板は、リバウンドした電子の衝突から生
    じる逸脱したX線の発生を減少させるための手段を備え
    ていることを特徴とする固定アノードアッセンブリ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の固定アノードアッ
    センブリにおいて、 逸脱したX線の発生を減少させるための前記手段は、前
    記アノード基板の外面の少なくとも一部に設けられた材
    料層を備えており、前記材料層は、前記アノードターゲ
    ットに用いられる材料の層に等しい原子番号を有してい
    る金属を備えていることを特徴とする固定アノードアッ
    センブリ。
  14. 【請求項14】 X線管であって、 電子ビームの形態で電子を放出することができる、電気
    的に加熱されるフィラメントを有するカソードアッセン
    ブリと、 前記電子ビームが衝突する面を備えた固定アノードター
    ゲットを有する固定アノードアッセンブリとを備えてお
    り、前記アノードアッセンブリは、前記衝突した電子ビ
    ームの結果としてX線ビームを放出し、前記電子ビーム
    の少なくとも一つの電子は、前記アノードターゲット面
    に衝突したとき、当該アノードターゲット面でリバウン
    ドし、 前記X線管は、また、前記少なくとも一つのリバウンド
    した電子を、実質的に前記アノードターゲット面の中心
    に向いた方向に案内するための手段を備えていることを
    特徴とするX線管。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のX線管において、 前記アノードターゲットは、アノード基板構造体のター
    ゲット端に取り付けられていることを特徴とするX線
    管。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載のX線管において、 リバウンドした電子を案内するための前記手段は、前記
    アノードターゲット面に形成された輪郭付きの面を備え
    ていることを特徴とするX線管。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のX線管において、 前記アノードターゲット面に形成された輪郭付きの面
    は、実質的に凹状の形状をしていることを特徴とするX
    線管。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載のX線管において、 前記アノードターゲット面に形成された輪郭付きの面
    は、円弧の形状のプロファイルを有していることを特徴
    とするX線管。
  19. 【請求項19】 請求項16に記載のX線管において、 前記アノードターゲット面に形成された輪郭付きの面
    は、放物線状の弧の形状のプロファイルを有しているこ
    とを特徴とするX線管。
  20. 【請求項20】 請求項16に記載のX線管において、 前記アノードターゲット面に形成された輪郭付きの面
    は、円錐形の形状のプロファイルを有していることを特
    徴とするX線管。
  21. 【請求項21】 請求項16に記載のX線管において、 前記アノードターゲット面に形成された輪郭付きの面
    は、円筒形の形状のプロファイルを有していることを特
    徴とするX線管。
  22. 【請求項22】 請求項14に記載のX線管において、 さらに、前記アノードターゲットの一部として形成され
    たアノードターゲットオーバーハングを備えており、前
    記アノードターゲットオーバーハングは、前記下にある
    アノード基板を越えて伸長しており、それによって、前
    記リバウンドした電子の少なくともいくつかが前記アノ
    ード基板に衝突するのを防止できることを特徴とするX
    線管。
  23. 【請求項23】 請求項14に記載のX線管において、 さらに、前記アノードターゲットの一部として形成され
    たアノードターゲットオーバーハングを備えており、前
    記アノードターゲットオーバーハングは、前記下にある
    アノード基板を越えて伸長しており、それによって、前
    記アノード基板で発生したX線のうちの少なくともいく
    つかが、前記X線管から放出されるのを遮断できること
    を特徴とするX線管。
  24. 【請求項24】 X線管であって、 電子ビームの形態で電子を放出することができる、電気
    的に加熱されるフィラメントを有するカソードアッセン
    ブリと、 下にあるアノード基板部に取り付けられた固定アノード
    ターゲット部を有する固定アノードアッセンブリとを備
    えており、前記アノードターゲット部は、前記電子ビー
    ムが衝突するターゲット面を有しており、前記アノード
    アッセンブリは、前記衝突した電子ビームの結果として
    X線ビームを放出し、前記電子ビームの複数の電子は、
    前記アノードターゲット面に衝突したとき、当該アノー
    ドターゲット面でリバウンドし、 前記X線管は、また、 前記複数のリバウンドした電子のうちの少なくともいく
    つかが、前記下にあるアノード基板に衝突するのを防止
    するための防止手段と、 前記複数のリバウンドした電子のうちの少なくともいく
    つかを、実質的に前記アノードターゲット面の中心に向
    いた方向に案内するための案内手段とを備えていること
    を特徴とするX線管。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載のX線管において、 前記防止手段は、前記アノードターゲットの一部として
    形成されたアノードターゲットオーバーハングを備えて
    おり、 前記アノードターゲットと前記オーバーハングは、共
    に、前記下にある基板の直径よりも大きな直径を有して
    いることを特徴とするX線管。
  26. 【請求項26】 請求項24に記載のX線管において、 リバウンドした電子を案内するための前記案内手段は、
    前記アノードターゲット面に形成された輪郭付きの面を
    備えていることを特徴とするX線管。
  27. 【請求項27】 請求項24に記載のX線管において、 さらに、前記アノード基板部で発生した逸脱したX線ビ
    ームを遮断するための手段を備えていることを特徴とす
    るX線管。
  28. 【請求項28】 固定アノードアッセンブリであって、 ターゲット端を有するアノード基板を備えており、前記
    ターゲット端は、外面によって境界が付けられた第1の
    直径を有しており、 前記固定アノードアッセンブリは、また、 前記アノード基板のターゲット端に配置されたアノード
    ターゲットを備えており、前記アノードターゲットは、
    前記第1の直径よりも大きな第2の直径を有しており、
    それによって、前記アノードターゲットは、前記基板の
    外面を越えて伸長していることを特徴とする固定アノー
    ドアッセンブリ。
  29. 【請求項29】 請求項28に記載の固定アノードアッ
    センブリにおいて、 前記アノード基板は、第1の原子番号を有する材料を備
    えており、 前記アノードターゲットは、前記第1の原子番号とは異
    なる第2の原子番号を有する材料を備えていることを特
    徴とする固定アノードアッセンブリ。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の固定アノードアッ
    センブリにおいて、 前記第2の原子番号は、前記第1の原子番号よりも大き
    いことを特徴とする固定アノードアッセンブリ。
  31. 【請求項31】 請求項28に記載の固定アノードアッ
    センブリにおいて、 前記アノードターゲットは、さらに、凸状の輪郭を有す
    るターゲット面を備えていることを特徴とする固定アノ
    ードアッセンブリ。
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