JP2001148151A - 情報記録媒体のドライブ装置 - Google Patents

情報記録媒体のドライブ装置

Info

Publication number
JP2001148151A
JP2001148151A JP36531299A JP36531299A JP2001148151A JP 2001148151 A JP2001148151 A JP 2001148151A JP 36531299 A JP36531299 A JP 36531299A JP 36531299 A JP36531299 A JP 36531299A JP 2001148151 A JP2001148151 A JP 2001148151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chassis
information recording
recording medium
weight
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36531299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4182612B2 (ja
Inventor
Yuji Shishido
祐司 宍戸
Tatsuro Hayakawa
達郎 早川
Hiroshi Ikuta
浩 生田
Takashi Mochida
貴志 持田
Fumiharu Sudou
文晴 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP36531299A priority Critical patent/JP4182612B2/ja
Publication of JP2001148151A publication Critical patent/JP2001148151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4182612B2 publication Critical patent/JP4182612B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクが高速で回転した時に発生する振動
を除去して、ディスクの回転の高速化に対応することが
できる情報記録媒体のドライブ装置を提供すること。 【解決手段】 情報記録媒体Dを回転するためのモータ
と、情報記録媒体Dに記録されている情報を再生するか
あるいは情報記録媒体Dに情報を記録するための光学ユ
ニット12と、情報記録媒体Dと光学ユニット12を情
報記録媒体Dの半径方向に沿って相対的に移動させる送
り機構部と、モータと送り機構部を保持するシャーシ1
4と、シャーシ14を弾性体16,17bを介して取り
付けているベースシャーシ15と、を備える情報記録媒
体のドライブ装置20であり、シャーシ14には、送り
機構部10aとモータ11が動作する際に生じる振動を
打ち消すための位相反転装置17が設けられており、位
相反転装置17は、重り17aと、重り17aをシャー
シ14に保持する弾性体16,17bとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスク等の情報記録媒体のドライブ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図19は、従来用いられている情報記録
媒体のドライブ装置を示している。ドライブ装置105
0は、情報記録媒体(以下、ディスクという)Dを回転
させるためのスピンドルモータ1011と、ディスクの
情報を再生、あるいは記録させるための光ピックアップ
1012と、スピンドルモータ1011、あるいは光ピ
ックアップ1012をディスクの径方向に移動させるた
めのスレッドモータ1013と、これらを取り付けるた
めのシャーシ1014等から構成されるフィード機構部
1010aを有している。シャーシ1014は、ベース
シャーシ1015に、弾性体1016を介して取り付け
られた構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、弾性体101
6は、外部からの振動が直接フィード機構部1010a
に伝わったり、光ピックアップ1012が揺らされない
ようするために設けられている。この弾性体1016の
特性は、弾性体1016を柔らかくする程向上する。し
かしながら、弾性体1016を柔らかくしすぎれば、大
きなアンバランスを持ったディスクDが回転した場合、
フィード機構部1010aは、激しく振動させられてし
まう。この場合には、光ピックアップ1012には外部
から進入してきた振動により悪影響が及ぼされるのでは
なく、ディスクDが回転することによって発生する内部
の振動によって加振されて正常な情報の再生、記録が阻
害されてしまう。
【0004】フィード機構部1010aがディスクDを
回転しても、振動されづらくするためには、弾性体10
16を固くすればよいが、上記述べた如く、固くすれば
外部からの振動に弱くなるとともに、更にディスクDの
回転で発生した振動が弾性体1016を逆に伝わり、外
部へと漏洩し、HDD(ハードディスクドライブ)など
のコンピュータ周辺機器へ悪影響を及ぼすという欠点も
生じてしまう。即ち、弾性体1016を柔らかくしすぎ
れば、フィード機構部1010a自体が振動し、光ピッ
クアップ1012が揺らされて正常な記録、再生が阻害
され、固くしすぎれば、外部からの振動に弱くなるばか
りか、ディスクDの回転で生じた振動が外部へ漏洩する
ということになる。したがって、弾性体1016の周波
数特性などの伝達関数は、使用されるディスクDの回転
数などにより綿密に決定されなければならない。このよ
うに、従来技術のドライブ装置1050での振動系の設
定は極めて複雑であった。
【0005】更に、昨今のCD−ROM(コンパクトデ
ィスクを用いた読み出し専用メモリー)などの光ディス
クのドライブ装置では高速化が進み、回転数は毎分1万
回転近くにも及ぶものが存在している。このような高速
化されたドライブには、ただ単に弾性体の設定だけで追
従するのは困難であるという欠点もあった。以上述べた
如く、従来技術のドライブ装置は、振動系の設定が複雑
であり、ディスクDが高速で回転したときに発生する振
動を安価な方法で除去することに積極的でなく、高速化
に対応しにくいドライブ装置であった。
【0006】また、振動系の設定においてはドライブ装
置の重心の位置が関係しており、従来のドライブ装置に
おいては、振動系の設定を適切に行うべく重心に配慮し
つつ薄型化を図る必要があった。
【0007】そこで本発明は上記課題を解消し、ディス
クが高速で回転した時に発生する振動を除去して、ディ
スクの回転の高速化に対応することができる情報記録媒
体のドライブ装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、情報
記録媒体を回転するためのモータと、前記情報記録媒体
に記録されている情報を再生するかあるいは前記情報記
録媒体に情報を記録するための光学ユニットと、前記情
報記録媒体と前記光学ユニットを前記情報記録媒体の半
径方向に沿って相対的に移動させる送り機構部と、前記
モータと前記送り機構部を保持するシャーシと、前記シ
ャーシを弾性体を介して取り付けているベースシャーシ
と、を備える情報記録媒体のドライブ装置において、前
記シャーシには、前記送り機構部と前記モータが動作す
る際に生じる振動を打ち消すための位相反転装置が設け
られており、前記位相反転装置は、重りと、前記重りを
前記シャーシに保持する弾性体とを有することを特徴と
する情報記録媒体のドライブ装置である。請求項1で
は、位相反転装置がシャーシに設けられており、この位
相反転装置は、送り機構部とモータが動作する際に生じ
る振動を打ち消す。この位相反転装置の重りは、弾性体
を用いてシャーシに保持されている。これにより、情報
記録媒体が高速で回転した時に発生する振動を積極的に
除去して、情報記録媒体の高速回転化に対応することが
できる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の情報
記録媒体のドライブ装置において、前記シャーシには凹
部を有し、前記凹部には前記位相反転装置が配置されて
いる。請求項2では、シャーシの凹部に位相反転装置が
配置されているので、ドライブ装置の更なる小型化を図
ることができる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1に記載の情報
記録媒体のドライブ装置において、前記シャーシ上に複
数の前記位相反転装置が配置されている。請求項3で
は、それぞれの位相反転装置が異なる周波数に対応でき
るので、様々な要因をもつ振動に対応することができ
る。
【0011】請求項4の発明は、請求項1に記載の情報
記録媒体のドライブ装置において、前記送り機構部の重
心と重りの重心がほぼ一致している。請求項4では、送
り機構部の重心と重りの重心がほぼ一致しているので、
重心を中心とした回転振動が生じにくく、情報記録媒体
を高速で回転した時に発生する振動をさらに積極的に除
去し、情報記録媒体の高速の回転化を図ることができ
る。
【0012】請求項5の発明は、請求項1に記載の情報
記録媒体のドライブ装置において、前記重りは、非対称
形状を有する。請求項5では、複雑な形状をしたフィー
ド機構部の間隙を利用し、ウエイトを配置できるので、
スペースを有効に活用でき、小型化が可能となる。
【0013】請求項6の発明は、請求項1に記載の情報
記録媒体のドライブ装置において、前記重りには、前記
弾性体の配置位置に凹部が設けられている。請求項6で
は、重りをシャーシに設けると、弾性体が重りの凹部に
包み込まれるように配置されて重りがシャーシに近接す
るので、情報記録媒体のドライブ装置は重りを設けても
薄型化を図ることができる。
【0014】請求項7の発明は、請求項1に記載の情報
記録媒体のドライブ装置において、前記シャーシには、
前記弾性体の配置位置に凹部が設けられている。請求項
7では、重りをシャーシに設けると、弾性体がシャーシ
の凹部に包み込まれるように配置されて重りがシャーシ
に近接するので、情報記録媒体のドライブ装置は重りを
設けても薄型化を図ることができる。
【0015】請求項8の発明は、請求項1に記載の情報
記録媒体のドライブ装置において、前記重りは、前記送
り機構部の下部に配置されている。請求項8では、重り
が送り機構部の下部に配置されているので、デッドスペ
ースとなりやすい送り機構部の下部を有効に利用するこ
とで、情報記録媒体のドライブ装置の薄型化や小型化を
図ることができる。
【0016】請求項9の発明は、請求項1に記載の情報
記録媒体のドライブ装置において、前記重り及び前記送
り機構部の質量比と、前記重り及び前記送り機構部それ
ぞれの重心を回転中心としたときの慣性モーメント比と
がほぼ一致している。請求項9では、情報記録媒体のド
ライブ装置において直線運動の振動を除去し、更に回転
運動の振動をも除去することができる。
【0017】請求項10の発明は、請求項1に記載の情
報記録媒体のドライブ装置において、前記位相反転装置
が作る第一の共振周波数が、77.5Hz以上217H
z以下である。請求項10では、情報記録媒体のドライ
ブ装置において重りの質量や弾性体のばね定数の精度が
低くくてもよく、設定が容易になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0019】図1は、本発明の情報記録媒体のドライブ
装置の好ましい実施の形態を備える情報記録再生装置の
一例を示している。この情報記録再生装置1は、据え置
き型のものであってもあるいは車載型あるいは携帯型の
ものであっても構わない。情報記録再生装置1は、筐体
12を有しており、この筐体12の中には、情報記録媒
体のドライブ装置20と、その他の情報記録媒体のドラ
イブ装置22が内蔵されている。このドライブ装置20
は、たとえばハードディスク(HD)のドライブ装置で
ある。情報記録媒体のドライブ装置20は、情報記録媒
体であるディスクDを装着することによって、連続回転
させるものである。ディスクDは、たとえばCD−RO
M(コンパクトディスク)を用いた読み出し専用メモリ
等である。ディスクDは、筐体12の開口部24から挿
入されて、図示しないローディング/アンローディング
機構により、情報記録媒体のドライブ装置20のスピン
ドルモータ11に着脱可能にチャッキングできるように
なっている。
【0020】図2は、図1の筐体12のベースシャーシ
15に搭載された情報記録媒体のドライブ装置20を示
している。情報記録媒体のドライブ装置20は、ディス
クのドライブ装置等ともいい、光を用いてディスクDを
連続回転させながらディスクDに記録された情報を再生
したり、あるいは光を用いてディスクDに対して情報を
記録する機能を有している。ベースシャーシ15は、た
とえば金属もしくはプラスチック製のものであり、ベー
スシャーシ15の内面15Aの上には、シャーシ14
が、複数の弾性体16を用いて支持されている。このシ
ャーシ14は、たとえば鋼板をプレス化した金属製や、
プラスチック製のものである。シャーシ14の下部の四
隅は、弾性体16によりベースシャーシ15の内面15
Aに固定されている。シャーシ14は、図2の実施の形
態では直方体形状のものであり、シャーシ14は、スピ
ンドルモータ11、フィード機構部(送り機構部)10
aおよび位相反転装置17を搭載している。
【0021】スピンドルモータ11は、ディスクDを着
脱可能に保持して連続回転させるモータであり、スピン
ドルモータ11の軸にはチャッキング部11Aが設けら
れている。このチャッキング部11Aは、ディスクDを
着脱可能に保持することができる。スピンドルモータ1
1は、シャーシ14の一端部側14Aに固定されてお
り、スピンドルモータ11の軸方向はベースシャーシ1
5およびシャーシ14に対して垂直方向である。
【0022】フィード機構部10aは、光ピックアップ
12をX方向に往復移動して送る機能を有している。シ
ャーシ14の中央には穴40がX方向に形成されてい
る。この穴40の中には、2本のガイドバー44が平行
してX方向に設けられている。ガイドバー44は、光ピ
ックアップ12をX方向に案内するものである。スレッ
ドモータ13が作動することにより、ピニオン33が回
転するので、ピニオン33にかみ合っているラック19
とともに光ピックアップ12がX方向に移動しあるいは
位置決めすることができる。スレッドモータ13は、シ
ャーシ14の別の端部14Bに設けられている。
【0023】光ピックアップ(光学ユニットともいう)
12は、ディスクDの読み取り面にレーザ光を照射し
て、その戻り光を受光することにより、ディスクDに記
録されている情報を光学的に読み取ることができる。あ
るいは光ピックアップ12は、ディスクDの書き込み面
に書き込み用のレーザ光を照射することにより、光学的
に情報を書き込む機能を有している。光ピックアップ1
2は、上述したようにディスクDの情報を再生する再生
専用のものであったり、ディスクDの情報を再生しかつ
ディスクDに対して情報を書き込むことができる機能を
有している記録再生用のものであっても勿論構わない。
【0024】シャーシ14の上面14Cの別の端部14
Dには、位相反転装置17が搭載されている。この位相
反転装置17は、ウエイト17aと1つまたは複数の弾
性体17bを有している。図2の実施の形態では弾性体
17bは4つ有している。ウエイト17aは、たとえば
直方体形状であり、形状や材質は何ら問わないが、たと
えばタングステンや真鍮あるいは鉄のような密度の高い
材料を採用することが好ましい。このウエイト17a
は、切削、焼結あるいはプレス等の製法を用いることに
より作ることができる。弾性体17bは、弾性変形力を
有する材質、たとえばゴムや樹脂あるいはコイルバネや
板バネのようなものを採用することもできる。弾性体1
7bは、ウエイト17aの4つの角部分をシャーシ14
の上面14cの上に固定している。
【0025】ここで位相反転装置17の利点について詳
しく説明する。図3と図4は、弾性体16と弾性体16
が支えるフィード機構部10a(ただ、位相反転装置1
7を含まない)からなる振動系の伝達関数を示した利得
線図と位相線図である。すなわち図4に示すように、ベ
ースシャーシ15に振動を入力し、シャーシ14の振動
を出力とした特性である。尚、図3は、本発明のドライ
ブ装置20のフィード機構部10aと弾性体16の群と
の振動系の伝達関数を示したものである。ここでの共振
周波数は、ほぼ100Hzであって、回転数にほぼ一致
している。
【0026】図5は、位相反転装置17(ウエイト17
aと弾性体17bの群と)の振動の伝達関数特性を示し
た利得線図と位相線図である。すなわち、図6に示すよ
うに、シャーシ14へ振動を入力し、ウエイト17aの
振動を出力とした特性である。ここでも共振周波数はほ
ぼ100Hzであって、使用回転数frに一致してい
る。使用回転数fr=100Hzにおいて位相は180
°反転している。したがってシャーシ14上に取り付け
られた位相反転装置17中のウエイト17aは、シャー
シ14が振動する方向とは常に反対の方向へと振動し、
打ち消し合うので結果フィード機構部10aの振動を小
さくする働きをする。
【0027】上記述べたことをまとめれば、最も効果を
発揮するのは、シャーシ部の共振周波数ω1とウエイト
部の共振周波数ω2とが一致し、更にディスクDの回転
数がそれに一致したときである。即ち、図2をもって説
明すれば、フィード機構部10aの質量をm1、弾性体
16の群のバネ定数をk1、ウエイト17aの質量をm
2、弾性体17bの群のバネ定数をk2としたとき、k
2/k1=m2/m1で、ディスクDの回転数が、共振
周波数に一致するω=ω1=ω2で最も効果を発揮でき
るということになる。結果、本発明の実施の形態の位相
反転装置を用いれば、比較的、弾性体16を柔らかくす
ることができ、外乱振動に耐え、ベースシャーシ15へ
漏洩する振動も軽減でき、且つフィード機構部10aの
振動を抑えることができるので、光ピックアップ12は
正確に情報を再生或いは記録することができる。
【0028】次に、図7と図8を参照して、本発明の情
報記録媒体のドライブ装置の別の実施の形態について説
明する。図7の実施の形態が、図2の実施の形態と異な
る点は、位相反転装置17がシャーシ14に対して設け
られている形態である。図7の実施の形態のその他の点
については、図2の実施の形態とほぼ同じであるので、
同じ符号を記してその説明を援用する。図7と図8にお
いて、シャーシ14には開口部14Hが形成されてい
る。この開口部14Hの中には、位相反転装置17のウ
エイト(重り)17aが収容されており、ウエイト17
aは、4つの弾性体17bにより、シャーシ14の開口
部14Hを形成している壁部14Fおよび14Gに対し
て支持されている。このように位相反転装置17をシャ
ーシ14の開口部14Hに収容することにより、ドライ
ブ装置20のZ方向に関する厚みの薄型化を図ることが
でき、ドライブ装置20の設計の自由度がさらに広がる
利点がある。
【0029】図9は、本発明のドライブ装置のさらに別
の実施の形態を示している。図9の実施の形態が図2の
実施の形態と異なる点は、複数の位相反転装置17がシ
ャーシ14の上に設けられていることである。図9の実
施の形態は、その他の点については図2の実施の形態と
同じであるので同じ符号を記して説明を援用する。図9
の実施の形態において、1組の位相反転装置17は、シ
ャーシ14の上面14Cの一方の側に配置され、もう1
組の位相反転装置17は、シャーシ14の上面14Cの
他方に設けられている。これによりたとえば2組の位相
反転装置17,17がシャーシ14の上に配置されてお
り、これらの位相反転装置17,17の間にフィード機
構部10aの穴40が位置されており、複数の位相反転
装置17,17が、フィード機構部10aに対して並列
に設けられている。この場合には、振動を吸収する性能
が向上する上に、それぞれの位相反転装置17の伝達特
性を変えることで、様々な周波数で位相反転装置を作動
させることができる。
【0030】図10は、本発明のドライブ装置のさらに
別の実施の形態を示している。図10の実施の形態が図
2の実施の形態と異なるのは、たとえばU字型の位相反
転装置117が設けられていることである。この位相反
転装置117はほぼU字型のウエイト17aとたとえば
2つの弾性体17bを有している。ウエイト17aはU
字型を有しており、このウエイト17aはシャーシ14
の一端部に対して弾性体17bを用いてシャーシ14の
上面14cに固定されている。位相反転装置117のウ
エイト17aは、図10の実施の形態では、スピンドル
モータ11を囲むようにして位置している。このような
ウエイト17aは、いわゆる非対称形状にすることで、
スペースを有効に活用することができる。すなわち、複
雑な形状をもつフィード機構部10aの間隙(デッドス
ペース)を使い、効率よくフィード機構部10aの小型
化を維持し、ウエイト20の質量を稼ぐことができる。
この場合の非対称形状は、図10に示すようなほぼU字
型形状、あるいはL字型形状あるいは枠型形状等どのよ
うな形態を採用してもよい。情報記録媒体のドライブ装
置20のその他の要素については、図2の対応する要素
と同じであるので、同じ符号を記してその説明を援用す
る。
【0031】次に、図11〜図13を参照して、さらに
本発明の別の実施の形態について説明する。図11のド
ライブ装置の実施の形態では、情報記録媒体のドライブ
装置20のシャーシ14の上であって、かつスピンドル
モータ11の近くに位相反転装置217が配置されてい
る。この位相反転装置217は、ウエイト101と、4
つの弾性体12bを有しており、ウエイト101は4つ
の弾性体12bを用いてシャーシ14の上面14cに設
けられている。情報記録媒体のドライブ装置20のその
他の要素については、図2の対応する要素と同じである
ので、同じ符号を記してその説明を援用する。
【0032】図11は、フィード機構部10aの水平面
上の重心とウエイト101の水平面上の重心とをほぼ一
致させたドライブ装置20を示している。情報記録媒体
のドライブ装置20のその他の要素については、図2の
対応する要素と同じであるので、同じ符号を記してその
説明を援用する。図11では、フィード機構部10aの
水平面上の重心Gと、位相反転装置217のウエイト1
01の水平面上の重心G1とをほぼ一致させている。例
えば、図12のように重心Gと重心G1がずれていれ
ば、たとえフィード機構部10aの位相とウエイト10
1の位相を反転することができても、重心Gを中心とし
た回転振動が少なからず発生してしまう。この回転振動
を簡単に無くするためには、図13のように重心Gと重
心G1をほぼ一致させればよく、これで調整も格段にし
やすくなる。
【0033】図12と図13はフィード機構部10aの
重心Gとウエイト101の重心G1をほぼ一致させると
設定がし易く、且つ重心Gを中心にした回転振動が生じ
にくいかを説明するためのモデルである。フィード機構
部10aには、スピンドルモータや光ピックアップ、ス
レッドモータなどが、配置されており、少なからず重心
Gがスピンドルモータ(もしくは、ディスク)取り付け
側へとずれている。したがって、モデルでの形状は台形
であり、重心Gがやや左へとずれている。また、振動の
主な原因であるディスクの回転軸Oが振動の入力(外
乱)であるから、振動の入力点IPは、重心Gから、左
側へとシフトしている。結果、この振動系は、鉛直振動
と重心Gを中心とした回転振動の2自由度の振動とな
る。
【0034】図12は、ウエイト101の重心G1が、
重心Gからシフトした場合のモデルであり、この場合に
は更に、ウエイト101が振動することにより、振動の
入力をG1とし、重心Gを中心とした回転運動が生じて
しまう。図13は、フィード機構部10aの重心Gとウ
エイトの重心G1とをほぼ一致させたものである。この
場合には、ウエイト101の振動入力と回転中心が一致
していることを意味するので、回転振動は生じない。し
たがって、振動のモードが一つ減るので、格段に振動の
周波数特性の設定が容易になる。
【0035】本発明のドライブ装置の実施の形態では、
ディスクDの任意の使用回転数において、フィード機構
部の振動とは逆方向に振動し、フィード機構部の振動を
打ち消し合い、吸収してくれる位相反転装置を設けたか
ら、漏洩振動の少ない、記録、再生が良好に行われるド
ライブ装置となり、ディスクDの高速回転化が可能であ
る。
【0036】またさらに、本発明の別の実施の形態につ
いて、図14〜図18を参照してそれぞれ説明する。図
14は、本発明の別の実施の形態としてのドライブ20
0の断面構成例を示す部分断面図である。図14の実施
の形態は、以下に述べる点を除いて図2の実施の形態と
ほぼ同様である。図14の実施の形態では、位相反転装
置17が、図2の実施の形態においてシャーシ14の上
に設けられていたのが、以下に示すようにシャーシ14
に沿って設けられていることである。図14の実施の形
態は、その他の点については図2の実施の形態と同じで
あるので同じ符号を記して説明を援用する。
【0037】ドライブ200は、シャーシ14の表面に
沿って上述のウェイト17aとほぼ同様の材質のウェイ
ト201が設けられている。ドライブ200には、ウェ
イト201における弾性体17bの取付け位置に凹部2
02が設けられており、その中に弾性体17bが配置さ
れるような構成となっている。その結果、ドライブ20
0では、ウェイト201とシャーシ14との距離が近づ
くから、シャーシ14からみたウェイト201のZ軸方
向の慣性モーメントを小さくできる。このため、ドライ
ブ200は、新たなモードの振動が発生する確率を減ら
すことができる。また、ドライブ200は、ウェイト2
01のZ軸方向の慣性モーメントを抑えながら、弾性体
17bの高さを得ることができるので、弾性体17bの
設計の自由度が増す利点もある。
【0038】更に、ドライブ200のシャーシ14は、
弾性体17bの取付け部に、凹状の逃げ203(凹部)
を設けている。シャーシ14の上方には、ディスクDが
配置されるから、凹状の逃げ203を設ければ、弾性体
17bとディスクDが干渉しないから、ドライブDのZ
軸方向において薄型化を図ることができる。
【0039】図15は、本発明の別の実施の形態として
のドライブ300の構成例を示す斜視図である。図15
の実施の形態は、以下に述べる点を除いて図2の実施の
形態とほぼ同様である。図15の実施の形態では、図2
の実施の形態において位相反転装置17がシャーシ14
の上に設けられていたのが、位相反転装置17のウェイ
ト201がフィード機構部10aの下部に配置された構
成となっている。言い換えれば、ウェイト201は、シ
ャーシ14の下部に配置された構成となっているといっ
てもよい。図15の実施の形態は、その他の点について
は図2の実施の形態と同じであるので同じ符号を記して
説明を援用する。
【0040】フィード機構部10aの上部には、ディス
クを配置しなければならないから、そこに位相反転装置
17のウェイト201を配置すると、その厚さ分だけド
ライブ300の厚みが増してしまう。ドライブ300
は、フィード機構部10aの下部のデッドスペースを利
用してウェイト201を配置しているから、ドライブ3
00の厚さを維持したまま、位相反転装置17を設ける
ことができる。
【0041】また、ドライブ300は、好ましくはウェ
イト201の形状や材質を選定し、フィード機構部10
aと位相反転装置17の直線運動の共振周波数ωsをほ
ぼ一致させ、且つ、重心Gを回転中心としたときの、フ
ィード機構部10aと位相反転装置17の回転運動の共
振周波数ωsもほぼ一致させた構成となっている。即
ち、ドライブ300は、位相反転装置17を搭載するこ
とで、直線運動の振動を除去し、更に回転運動の振動を
も除去することができる構成になっている。
【0042】例えば、ウェイト17bの質量mdをフィ
ード機構部10aの質量mの2分の1とした場合には、
共振周波数は、一般に、 ω=(K/m)1/2 (ここでKは、ばね定数) で示されるので、フィード機構部10aの弾性体16と
位相反転装置17bのばね定数の比kd:kも2分の1
にすれば、共振周波数ωsは一致する。
【0043】しかし、質量比md:m=kd:kを成り
立たせて、直線運動の振動を除去しただけでは、回転運
動による振動が残り、不十分な場合が多い。そこで更
に、平面方向の重心Gを中心にしたウェイト17bの慣
性モーメントJdとフィード機構部10aの慣性モーメ
ントJの比も一致させれば、回転振動をも除去すること
ができる。回転振動の共振周波数αrは、一般に、 αr=(kr/J)1/2 であるから、全く直線運動と同じ原理である。ここでk
rは、弾性体の回転方向へのばね定数であるが、例えば
ドライブ300のように、柱状の弾性体の場合、360
度、どの方向でもばね定数は変わらないから、直線運動
のばね定数の比を一致させれば、回転方向のばね定数も
一致する場合が多い。
【0044】よってあとは、ドライブ300は、慣性モ
ーメントの比Jd:Jさえ一致させれば、回転運動の共
振周波数も一致させることができ、回転振動も除去する
ことができる。しかし、ここでの注意点は、弾性体17
bの配置位置にある。フィード機構部10a用の弾性体
16と位相反転装置17用の弾性体17bの配置位置
(この場合は、重心Gからの距離L)を配慮しないと、
カのモーメントの比に狂いが生じ、共振周波数ωrがず
れてしまう。従って、ドライブ300は、位相反転装置
17の弾性体17bは極力、弾性体16近辺に配置され
ているのが好ましい。現実には、慣性モーメントの比と
弾性体の配置位置の両面から慣性モーメント比を計算
し、共振点が一致すればよい。
【0045】図16は、図15のドライブ300の振動
の周波数特性の一例を示す図である。図16では、ドラ
イブ300の振動の周波数特性を破線で示し、更にドラ
イブ300から位相反転装置17を取り除いた時の振動
の周波数特性を実線で示したものである。図16は、デ
ィスクのアンバランスが0.4gーcmのときのドライ
ブ300の振動の周波数特性の一例であり、当然入力
は、アンバランスを有するディスクが回転することによ
る振動である。また、この場合の質量比は、0.3:1
である。即ち、図16は、位相反転装置を設けた場合に
は、従来のように位相反転装置を設けなかった場合に生
ずる一つの共振点が上下二つに分離するということを示
している。
【0046】ここで、質量比をRとすれば、一般に新た
に発生する共振周波数ω0は、 ω0=ω{(1+R/2)±(R+R2 /4)1/2
1/2 で示されるから、結果新たに発生する共振点は、質量比
Rに支配されることになる。ここで、それぞれの共振周
波数ω=ωd=123Hz≒7400RPM、質量比R
=0.3/1として、新たに発生する共振点を計算すれ
ば、下側の共振点ω0=94.1Hz=5646RPM
となる。
【0047】図17には、質量比Rと下側に発生する新
たな共振周波数ω0の関係を示している。図17によれ
ば、質量比Rを大きくする程、共振点は、下方へとシフ
トしていく。ここで、ドライブ300が32倍速CAV
(回転数一定)のCD−ROMドライブであったときの
動作について説明する。32倍速CAVドライブの多く
が、最外周φ116mmでの線速度Vを32倍速にする
傾向があるので、この場合の回転数は、標準例の線速度
1.4m/秒×32/(0.116/2)/2π=12
3Hz=7380RPMである。ここで、非常に大きな
アンバランスのディスクが装着され、極大の振動が発生
したり、面振れの大きなディスクが装着された場合は、
光ピックアップが正しく情報を読むことができないか
ら、それを検知する手段(Gセンサーや光ピックアップ
の信号を使う)をあらかじめ用意しておき、ディスクの
回転数を低下させる場合は多い。以下、これを「スピン
ダウン」と呼ぶ。
【0048】その場合には、回転数が4650RPM
と、ほぼ半減する8倍速のCLVモードに低下させる場
合が多い。これは、振動は回転数Nの2乗に比例するの
で、4650RPMでは7380RPMの場合の40%
の振動になるためである。このとき位相反転装置が新た
に作り出してしまう共振点が、4650RPM以下にあ
ってはならない。よって、ドライブ400のウェイトと
フィード機構部10aの質量比R =0.3/1とし
て、新たな共振点ω0=5645RPMとし、8倍速C
LVモードを避けている。
【0049】もしここで、スピンダウンを12倍速とす
ると回転数は6980RPM となり、32倍速CAV
モードの7380RPMとの差がほぼ無くなり、新たに
発生する共振点を設定する回転数の領域が無くなってし
まう。質量比Rや、弾性体のばね定数の誤差を考えれ
ば、ある程度の調整額域が必要になるので、32倍速C
AVモードと12倍速CLVモードが混在するドライブ
と位相反転装置の組み合わせは適切でない。
【0050】よって、最も位相反転装置が安定して威力
を発揮できるのは、最高回転数とスピンダウン後の回転
数との差があるドライブであり、図18に示す組み合わ
せになる。特に12倍のCLV以下のスピードで駆動さ
れることが通常の、CD−R,CD−RWドライブには
有用である。結果、最高速度が32倍速以上が通常な現
在のドライブにおいては、スピンダウン後の回転数は8
倍速相当以上が適切であり、新たに発生する第一の共振
周波数ω0は、77.5Hz(4650RPM)以上に
設定されることが最も適切である。このように第1の共
振周波数ω0を設定するのは、例えばCLV8倍速程度
で情報を記録媒体に記録するドライブではその回転数が
4650RPM未満となるので、その回転数範囲を避け
るためである。このように第1の共振周波数ω0を設定
すると、ウェイトの質量や弾性体のばね定数の精度を低
くすることができ、設定が容易になる。また、この第一
の共振周波数ω0の上限値としては、217Hz(13
000RPM)程度である。このように第1の共振周波
数ω0の上限値を設定するのは、例えばCAV60倍速
程度で情報を記録媒体から再生するドライブではその回
転数が13000RPM程度となるので、その回転数を
避けるためである。
【0051】本発明のドライブ装置の別の実施の形態で
は、図2の実施の形態としてのドライブ装置の効果を発
揮できると共に、これに加えて、弾性体の取り付け方
や、配置位置にも配慮をしたから、従来の位相反転装置
を搭載したドライブよりもさらに小型化や薄型化を図る
ことができる。更に、本発明のドライブ装置の実施の形
態では、回転振動にも対策を施しているので、振動を吸
収する性能も向上させることができる。
【0052】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れことなく、各種の変形を行うことができる。上述した
実施の形態では、図1に示すように情報記録媒体のドラ
イブ装置20が、筐体12の中で、ハードディスク用の
ドライブ装置22の隣に配置されている。この場合に、
情報記録媒体のドライブ装置20が動作時に発生する振
動が筐体12に伝わらないので、ハードディスク用のド
ライブ装置22に対して振動を伝える恐れがなくなる。
【0053】図1のように情報記録媒体のドライブ装置
20が筐体12の中で、他の種類のドライブ装置ととも
に内蔵されているのに限らず、情報記録媒体のドライブ
装置20が筐体の中で単独に設けられている場合も勿論
構わない。情報記録再生装置の情報記録媒体のドライブ
装置20は、ディスクDの情報を再生するだけの機能、
あるいはディスクDの情報の再生およびディスクDに対
して情報を再生する両方の機能を有していても構わな
い。
【0054】情報記録媒体のドライブ装置20等を有す
る装置は、携帯型、車載型あるいは据え置き型のいずれ
であっても構わない。情報記録媒体としては、光ディス
ク、光磁気ディスク、磁気ディスク等を含むものであ
る。光ディスクとしては、いわゆるコンパクトディスク
(CD)、CD−ROM、CD−R(追記型のコンパク
トディスク)等を含む。光磁気ディスクとしては、いわ
ゆるミニディスク(MD)、DVD(デジタルビデオデ
ィスク、デジタルバーサタイルディスク)等を含む。磁
気ディスクとしては、フロッピーディスク(FD)やハ
ードディスク(HD)等を含むものである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスクが高速で回転した時に発生する振動を除去し
て、ディスクの回転の高速化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録媒体のドライブ装置を含む情
報記録再生装置の例を示す斜視図。
【図2】図1の情報記録媒体のドライブ装置の好ましい
構成例を示す斜視図。
【図3】図2におけるベースシャーシ(入力側)とフィ
ード機構部(出力側)の伝達特性例を示す図。
【図4】ベースシャーシとフィード機構部の伝達特性を
模式的に示す図。
【図5】シャーシとウエイトの伝達特性の関係例を示す
図。
【図6】シャーシとウエイトの伝達特性を模式的に示す
図。
【図7】本発明の情報記録媒体のドライブ装置の別の実
施の形態を示す図。
【図8】図7の位相反転装置の装着例を示す斜視図。
【図9】本発明の情報記録媒体のドライブ装置のさらに
別の実施の形態を示す斜視図。
【図10】本発明の情報記録媒体のドライブ装置のさら
に別の実施の形態を示す斜視図。
【図11】本発明の情報記録媒体のドライブ装置のさら
に別の実施の形態を示す平面図。
【図12】図11の実施の形態において、ウエイトの重
心とシャーシの重心がずれている場合の例を示す図。
【図13】図11に示すようにウエイトの重心とシャー
シの重心が一致している例を示す図。
【図14】本発明の別の実施の形態としてのドライブの
断面構成例を示す部分断面図。
【図15】本発明の別の実施の形態としてのドライブの
構成例を示す斜視図。
【図16】図15のドライブの振動の周波数特性の一例
を示す図。
【図17】質量比と下側に発生する新たな共振周波数の
関係を示す図。
【図18】最速CAVモードとスピンダウン倍速の関係
の一例を示す図。
【図19】従来の情報記録媒体のドライブ装置を示す斜
視図。
【符号の説明】
10a・・・フィード機構部(送り機構部)、11・・
・スピンドルモータ、12・・・光ピックアップ(光学
ユニット)、13・・・スレッドモータ、14・・・シ
ャーシ、15・・・ベースシャーシ、16・・・弾性
体、17・・・位相反転装置、17a・・・ウエイト
(重り)、17b・・・弾性体、20・・・情報記録媒
体のドライブ装置、201・・・ウエイト(重り)、2
02・・・凹部、203・・・ウエイト(重り)、D・
・・ディスク(情報記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生田 浩 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 持田 貴志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 須藤 文晴 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D109 CA04 KA20 KB40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体を回転するためのモータ
    と、前記情報記録媒体に記録されている情報を再生する
    かあるいは前記情報記録媒体に情報を記録するための光
    学ユニットと、前記情報記録媒体と前記光学ユニットを
    前記情報記録媒体の半径方向に沿って相対的に移動させ
    る送り機構部と、前記モータと前記送り機構部を保持す
    るシャーシと、前記シャーシを弾性体を介して取り付け
    ているベースシャーシと、を備える情報記録媒体のドラ
    イブ装置において、 前記シャーシには、前記送り機構部と前記モータが動作
    する際に生じる振動を打ち消すための位相反転装置が設
    けられており、 前記位相反転装置は、重りと、前記重りを前記シャーシ
    に保持する弾性体とを有することを特徴とする情報記録
    媒体のドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記シャーシには凹部を有し、前記凹部
    には前記位相反転装置が配置されている請求項1に記載
    の情報記録媒体のドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記シャーシ上に複数の前記位相反転装
    置が配置されている請求項1に記載の情報記録媒体のド
    ライブ装置。
  4. 【請求項4】 前記送り機構部の重心と重りの重心がほ
    ぼ一致している請求項1に記載の情報記録媒体のドライ
    ブ装置。
  5. 【請求項5】 前記重りは、非対称形状を有する請求項
    1に記載の情報記録媒体のドライブ装置。
  6. 【請求項6】 前記重りには、前記弾性体の配置位置に
    凹部が設けられている請求項1に記載のドライブ装置。
  7. 【請求項7】 前記シャーシには、前記弾性体の配置位
    置に凹部が設けられている請求項1に記載のドライブ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記重りは、前記送り機構部の下部に配
    置されている請求項1に記載のドライブ装置。
  9. 【請求項9】 前記重り及び前記送り機構部の質量比
    と、前記重り及び前記送り機構部それぞれの重心を回転
    中心としたときの慣性モーメント比とがほぼ一致してい
    る請求項1に記載のドライブ装置。
  10. 【請求項10】 前記位相反転装置が作る第一の共振周
    波数が、77.5Hz以上217Hz以下である請求項
    1に記載のドライブ装置。
JP36531299A 1999-09-10 1999-12-22 情報記録媒体のドライブ装置 Expired - Fee Related JP4182612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36531299A JP4182612B2 (ja) 1999-09-10 1999-12-22 情報記録媒体のドライブ装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-257485 1999-09-10
JP25748599 1999-09-10
JP36531299A JP4182612B2 (ja) 1999-09-10 1999-12-22 情報記録媒体のドライブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001148151A true JP2001148151A (ja) 2001-05-29
JP4182612B2 JP4182612B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=26543225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36531299A Expired - Fee Related JP4182612B2 (ja) 1999-09-10 1999-12-22 情報記録媒体のドライブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4182612B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1610310A2 (en) * 2004-06-25 2005-12-28 Mitsumi Electric Co., Ltd. Optical disk drive unit
US7472407B2 (en) 2003-12-19 2008-12-30 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus having dynamic damper mechanism

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7472407B2 (en) 2003-12-19 2008-12-30 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc apparatus having dynamic damper mechanism
EP1610310A2 (en) * 2004-06-25 2005-12-28 Mitsumi Electric Co., Ltd. Optical disk drive unit
EP1610310A3 (en) * 2004-06-25 2007-05-02 Mitsumi Electric Co., Ltd. Optical disk drive unit

Also Published As

Publication number Publication date
JP4182612B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3744199B2 (ja) ディスクドライブ装置
EP0536699B1 (en) Disk playback apparatus
JP4182612B2 (ja) 情報記録媒体のドライブ装置
JP4183985B2 (ja) 光ディスク装置
JP3968684B2 (ja) ディスク装置
US6459675B2 (en) Self-compensating balancer for disk player and turntable for the same
JPH11328828A (ja) ディスク信号再生装置の回転数制御装置
JP4253673B2 (ja) ディスク駆動装置
KR100237889B1 (ko) 디스크 드라이버의 진동 흡수 장치
KR100230304B1 (ko) 자기보상형 진자밸런서를 채용한 디스크 플레이어
JP2001236720A (ja) バランス補正機構を有する光ディスク装置
JP3773820B2 (ja) ターンテーブル装置
JPH076575A (ja) ディスクドライブ装置
JP3744198B2 (ja) ディスクドライブ装置
KR100269120B1 (ko) 디스크플레이어용자기보상형밸런서구동방법
JPH1074357A (ja) ディスクプレーヤーの振動制御装置
JP4092713B2 (ja) ディスク装置
JP2000187930A (ja) ディスク装置
WO2007077862A1 (ja) 光ディスク駆動装置及び光ディスク装置
JP2010097667A (ja) ディスク駆動装置
JPH1173723A (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2001195874A (ja) 情報記録媒体のドライブ装置
JPH05325366A (ja) 磁気ディスク装置のスピンドル構造及びその組立方法
JPH09330555A (ja) 光ディスク装置
JPH10199169A (ja) ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080812

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080825

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees