JP2001147909A - 状態監視システム - Google Patents

状態監視システム

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JP2001147909A
JP2001147909A JP32887499A JP32887499A JP2001147909A JP 2001147909 A JP2001147909 A JP 2001147909A JP 32887499 A JP32887499 A JP 32887499A JP 32887499 A JP32887499 A JP 32887499A JP 2001147909 A JP2001147909 A JP 2001147909A
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Toshitaka Mototomi
俊孝 本富
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムの運用開始前であっても、各ワーク
ステーションの状態を確実に監視できるようにする。 【解決手段】 複数のワークステーション131〜13
Nの状態がホストコンピュータ11により監視される状
態監視システム10において、複数のワークステーショ
ンとネットワークとの間に介在し、複数のワークステー
ションからそれぞれ出力された状態に関するデータを記
憶する状態管理手段141〜14Nを含み、状態管理手
段は、ホストコンピュータの要求に応じて状態に関する
データを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばホストコン
ピュータによりネットワークを介して複数のワークステ
ーションの障害や異常などの状態が監視される状態監視
システムに関し、特に、システムの運用を開始する前の
準備段階におけるワークステーションの障害や異常を確
実に監視する状態監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばホストコンピュータと
複数のワークステーションとがLAN(ローカル・エリ
ア・ネットワーク)などのネットワークにより接続され
た情報通信システムでは、ホストコンピュータにより複
数のワークステーションの障害や異常などの状態がネッ
トワークを介して監視される状態監視システムが構成さ
れている。
【0003】この状態監視システムでは、ホストコンピ
ュータとワークステーションの双方で、それぞれアプリ
ケーションを動作させることにより、互いのアプリケー
ション間での通信が行われる。
【0004】そして、上述のアプリケーション間の通信
の際に、ホストコンピュータは、各ワークステーション
における異常や障害の発生などの状態が、各ワークステ
ーションによりネットワークを介してそれぞれ通知され
る。
【0005】あるいは、上述のアプリケーション間の通
信の際に、ホストコンピュータにより、各ワークステー
ションに対して異常や障害の発生などの状態に関する情
報の取得要求が行われ、ネットワークを介して各ワーク
ステーションの状態に関する情報が取得される。
【0006】このように構成されることで、各ワークス
テーションの障害や異常などの状態を遠隔地のホストコ
ンピュータにより認識することができ、その後の対策を
講じることができるため、システムの保守管理を容易か
つ的確に行なうことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の状態監
視システムでは、システム運用開始後のアプリケーショ
ン間の通信を行なうことができなければ、ホストコンピ
ュータが各ワークステーションの状態を認識することが
できない。従って、ホストコンピュータは、システムの
運用を開始するための準備段階に発生した各ワークステ
ーションの障害や異常などの状態を認識することができ
ない。
【0008】一般に、ワークステーションの状態は、電
源が投入されていない第1の状態、電源が投入されてハ
ードウェアをチェックする第2の状態、ハードウェアの
チェック完了後にメモリ上にOS(オペレーティング・
システム)が読み出され、さらにその後ユーザ作成アプ
リケーションが起動される第3の状態、そして、アプリ
ケーションが起動されてシステムの運用が開始された第
4の状態といった4つの状態に大別される。
【0009】すなわち、上述の状態監視システムは、上
述の各段階を経て運用可能な状態となるため、電源断の
状態からアプリケーション起動される前の状態までの運
用開始前(第1〜第3の状態)においては各ワークステ
ーションの状態を認識することができないという問題が
あった。
【0010】本発明は上述した問題を解消し、システム
の運用開始前であっても、各ワークステーションの状態
を確実に監視できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、複数のワークステーションの状態がネ
ットワークを介して接続されたホストコンピュータによ
り監視される状態監視システムにおいて、複数のワーク
ステーションとネットワークとの間に介在し、複数のワ
ークステーションからそれぞれ出力された状態に関する
データを記憶する状態管理手段を含み、状態管理手段
は、ホストコンピュータの要求に応じて状態に関するデ
ータをホストコンピュータに送信するとしたものであ
る。
【0012】上記の構成としたことで、状態管理手段に
格納されている状態に関するデータを取得したホストコ
ンピュータによりワークステーションの状態が認識され
得るため、システムの運用開始前であっても各ワークス
テーションの状態を確実に監視することができる。
【0013】また、状態に関するデータは、ワークステ
ーションにより行われる各処理を細分化した各状態に対
応して定められたデータであるとしたものである。
【0014】上記の構成としたことで、ワークステーシ
ョンの各処理の際に障害や異常が発生した場合であって
も、細分化されたどの状態で停止したのかを確実に認識
することができ、障害や異常の原因となる部分を迅速に
特定することができる。
【0015】また、状態管理手段は、記憶されている状
態に関するデータを、新たに受信した状態に関するデー
タに更新するとしたものである。
【0016】上記の構成としたことで、状態管理手段の
記憶容量を最小限に抑えることができると共に、取得要
求に対して単に保持情報を出力するだけの簡単な構成と
することができる。
【0017】また、ホストコンピュータは、状態管理手
段に対して定期的にデータ送信の要求を行なうとしたも
のである。
【0018】上記の構成としたことで、ホストコンピュ
ータによりワークステーションの状態が定期的に認識さ
れ、システムの運用開始前の各ワークステーションの状
態をも確実に監視することができる。
【0019】また、状態管理手段が、それぞれのワーク
ステーションに対応して設けられるとしたものである。
【0020】上記の構成としたことで、状態管理手段を
簡単な構成とすることができ、容易に各ワークステーシ
ョンの状態を監視することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して説明する。図1は、本例の状態監視システ
ム10の構成を示すブロック図である。状態監視システ
ム10は、ホストコンピュータ11と、入出力端末12
と、N個(Nは任意の正の整数)のワークステーション
131〜13Nと、N個の特殊装置141〜14N(例
えば、パネル装置:以下、「PNL」という)とを含
む。
【0022】なお、ホストコンピュータ11と各PNL
141〜14Nは、本例ではLAN15により接続され
ている。この場合、ホストコンピュータ11と各PNL
141〜14Nを接続する通信ネットワークは、LAN
15に限らず他の通信ネットワークであっても良い。
【0023】また、この実施の形態で用いられるパネル
装置とは、少なくともワークステーションからインタフ
ェースを介して送信される自己(ワークステーション)
の状態に関する情報を保持する機能と、ホストコンピュ
ータの要求に応じてネットワークを介して保持している
ワークステーションの状態に関するデータを送信する機
能とを有する装置の意味である。
【0024】ホストコンピュータ11と各PNL141
〜14Nは、LAN15を介して、ここでは広く利用さ
れている例えばTCP/IPなどの通信プロトコルに従
って通信を行なう。
【0025】また、各PNL141〜14Nと各ワーク
ステーション131〜13Nとは、それぞれ各種データ
の交換を行なうため、それぞれインタフェース161〜
16Nにより接続されている。インタフェース161〜
16Nは、例えば汎用されているインタフェースが用い
られ、本例ではEIA(米電子工業会)により規格化さ
れているRS−232Cが用いられる。RS−232C
は、パーソナルコンピュータおよびエンジニアリングワ
ークステーションなどにおいて広く用いられているイン
タフェースである。
【0026】各PNL141〜14Nと各ワークステー
ション131〜13Nとの間では、それぞれ、インタフ
ェース161〜16Nを介して、例えば低レベルの手順
を採用した通信が行なわれる。低レベルの手順として
は、例えば、コマンドに対して応答をとらない無手順で
構築された伝送制御手順であって、各ワークステーショ
ン131〜13Nと各PNL141〜14Nが、互いに
認識することが可能に作成された業務的手順などが考え
られる。
【0027】ホストコンピュータ11には、各種情報処
理装置が用いられる。ホストコンピュータ11は、電源
ON/OFFや障害状態などについての各ワークステー
ション131〜13Nの状態を遠隔地から認識する。ま
た、ホストコンピュータ11は、電源投入、電源切断お
よび再立ち上げなどについての各ワークステーション1
31〜13Nの制御を遠隔地から行なう。
【0028】ホストコンピュータ11は、LAN15を
経由して、例えば定期的に各PNL141〜14Nに対
して後述するPCRの取得要求を行ない、取得したPC
Rに基づいて該当する各ワークステーション131〜1
3Nの状態を認識する。
【0029】PCRの取得を行なう際には、ホストコン
ピュータ11は、本例では、TCP/IPの上位レイヤ
における通信を行い、各PNL141〜14Nとホスト
コンピュータ11が認識可能なアプリケーションプロト
コルを用いて通信を行なう。
【0030】ホストコンピュータ11は、入出力端末1
2が接続されており、認識した各ワークステーション1
31〜13Nの状態などの各種情報を入出力端末12に
出力し、例えば入出力端末12の表示画面に表示させる
ことで運用者に各種情報を通知する。また、ホストコン
ピュータ11は、運用者による入出力端末12の操作に
より入力された指示などを受付ける。
【0031】各ワークステーション131〜13Nに
は、各種情報処理装置が用いられる。各ワークステーシ
ョン131〜13Nでは、適用されるシステムに応じた
種々の処理が行われ、処理結果がホストコンピュータ1
1あるいは図示しない他のコンピュータに向けて出力さ
れる。
【0032】なお、本例では各ワークステーション13
1〜13Nにそれぞれ表示装置を設けない構成としてい
るが、各ワークステーション131〜13Nにそれぞれ
表示装置を設けるようにしても良い。この場合、各ワー
クステーション131〜13Nは、処理結果をそれぞれ
自己に接続された表示装置に出力する構成とされ、例え
ば別室に設置されたホストコンピュータ11により管理
される。
【0033】また、各ワークステーション131〜13
Nは、後述するフェーズが変化する毎に、各フェーズに
対応して予め定められたレジスタ値(Phase Co
deRegister:以下、「PCR」という)をP
NL141〜14Nに出力する。
【0034】フェーズは、例えば図2に示すように、上
述した第1〜第4状態のそれぞれ(ここでは、特に第2
および第3の状態)を更に細分化した各状態を示すもの
である。
【0035】また、PCRは、例えば図2に示すよう
に、各フェーズにそれぞれ対応して予め付与されてい
る。
【0036】各PNL141〜14Nは、それぞれ、各
種記憶媒体で構成されるPCR格納領域(図示せず)を
有しており、各ワークステーション131〜13Nより
入力されたPCRをPCR格納領域に格納する。
【0037】また、各PNL141〜14Nは、それぞ
れ、ホストコンピュータ11からのPCR取得要求を受
けると、PCR格納領域に格納されているPCRをLA
N15を介してホストコンピュータ11に通知する。
【0038】なお、本例では各ワークステーション13
1〜13Nに対応して各PNL141〜14Nを設ける
構成としているが、対応する数設ける必要はなく、例え
ば各ワークステーション131〜13Nが接続されるP
NLを一つ設ける構成としても良い。この場合、PNL
には、各ワークステーション131〜13N毎のPCR
格納領域をそれぞれ別個に設けるようにすれば良い。
【0039】次に、本例の状態監視システム10におけ
る各ワークステーション131〜13Nの状態監視処理
について、図3〜図5を参照して説明する。
【0040】なお、ここでは、ホストコンピュータ11
が、特にワークステーション131の状態を監視する場
合の処理について説明する。また、PCRは、ここでは
上述した図2に示したようにして予め定められているも
のとする。
【0041】初期状態においては、ワークステーション
131の本体(上述する制御部を除く部分)は電源OF
Fの状態であり、PNL141のPCR格納領域には、
本例ではPCR「P000」が格納されている。
【0042】初期状態にて、ホストコンピュータ11
は、LAN15やPNL141などを介し、ワークステ
ーション131に搭載されている図示しない常時通電さ
れている制御部に向けて電源投入を要求する命令コマン
ド41を出力する。
【0043】電源投入の命令コマンド41を受信する
と、ワークステーション131に搭載されている制御部
は、ワークステーション131の電源を投入する。
【0044】ワークステーション131の電源が投入さ
れるとここでの処理が開始され、電源ON状態とされた
ワークステーション131は、PNL141にPCR4
2(本例では、PCR「I000」)を含むデータを出
力し、ファームウェアの起動を行う(ステップS30
1)。
【0045】PCR42を含むデータを入力したPNL
141は、PCR格納領域に保持されているPCR「P
000」を、受信したPCR「I000」に更新する。
なお、以下の処理においても、PNL141では、上述
した更新処理と同様に、PCR格納領域の保持情報がワ
ークステーション131から入力したPCRに順次更新
される。
【0046】ファームウェアが正常に起動すると(ステ
ップS302のY)、ワークステーション131は、各
種ハードウェアのチェックを開始する(ステップS30
3)。先ず、ワークステーション131は、PNL14
1にPCR「I001」を含むデータを出力し、ここで
はメモリチェックを開始する。
【0047】メモリチェックが正常に終了すると、ワー
クステーション131は、PNL141にPCR「I0
02」を含むデータを出力し、ここでは基本ボードチェ
ックを行う。
【0048】基本ボードチェックが正常に終了すると、
ワークステーション131は、PNL141にPCR
「I003」を含むデータを出力し、ここではハードデ
ィスクなどの固定ディスクチェックを行う。
【0049】このように、ワークステーション131
は、搭載されているそれぞれのハードウェアのチェック
を終える毎(各フェーズの処理を終える毎)に予め定め
られたPCRなどのデータを出力する。すなわち、前フ
ェーズの処理を終了して例えば通信ボードのチェックな
どの次のフェーズの処理に移行する際には、ワークステ
ーション131は、PNL141に例えば所定のPCR
「I00m」(mは、所定の正の整数)を含むデータを
出力すると共に、次の段階の処理(ここでは、通信ボー
ドのチェック)を行う。
【0050】チェックした全てのハードウェアが正常で
あると判断すると(ステップS304のY)、ワークス
テーション131は、PNL141にPCR43(本例
では、PCR「O000」)を含むデータを出力し、O
Sの読み出しおよび起動処理を開始する(ステップS3
05)。
【0051】先ず、ワークステーション131は、PN
L141にPCR「O001」を含むデータを出力し、
ここではローダの起動を行なう。
【0052】ローダの起動を終えると、ワークステーシ
ョン131は、PNL141にPCR「O002」を含
むデータを出力し、ここではOSの基本部分の起動を行
なう。
【0053】このように、ワークステーション131
は、各フェーズの処理を終える毎に該当するPCRなど
のデータを出力する。すなわち、前フェーズを終了して
例えばOSの拡張部分の起動などの次のフェーズの処理
に移行する際には、ワークステーション131は、PN
L141に所定のPCR「O00n」(nは、所定の正
の整数)を含むデータを出力すると共に、次のフェーズ
の処理(ここでは、拡張部分の起動)を行う。
【0054】OSが正常に起動すると(ステップS30
6のY)、ワークステーション131は、PNL141
にPCR44(本例では、PCR「A000」)を含む
データを出力し、本例の状態監視システム10が適用さ
れるシステムで用いられる各種アプリケーションの読み
出しおよび起動処理を開始する(ステップS307)。
【0055】先ず、ワークステーション131は、PN
L141にPCR「A001」を含むデータを出力する
と共に、第1のアプリケーションの読出しや起動を行な
う。
【0056】第1のアプリケーションの起動を終える
と、ワークステーション131は、PNL141にPC
R「A002」を含むデータを出力すると共に、第2の
アプリケーションの読出しや起動を行なう。
【0057】このように、ワークステーション131
は、各アプリケーションの起動を終える毎に所定のPC
Rなどのデータを出力する。すなわち、前フェーズのア
プリケーションの起動を終了して例えば第x(xは、所
定の正の整数)のアプリケーションの起動などの次の段
階に移行する際には、ワークステーション131は、P
NL141に所定のPCR「A00x」を含むデータを
出力すると共に、次の段階の処理(例えば、第xのアプ
リケーションの起動)を開始する。
【0058】アプリケーションが正常に起動してシステ
ムの起動が完了すると(ステップS308のY)、ワー
クステーション131は、PNL141に所定のPCR
45(本例では、PCR「Axxx」(xは、所定の正
の整数))を含むデータを出力する。そして、ワークス
テーション131における、システムの運用が開始され
る(ステップS309)。
【0059】システムの運用が開始されると、ワークス
テーション131は、例えばオフライン操作やオンライ
ン操作による各種の処理を行うなどのシステムの運用状
態となる(ステップS310)。この場合、ワークステ
ーション131は、本例では、オフライン操作を行う場
合にはPNL141に所定のPCR「A0OF」を含む
データを出力し、オンライン操作を行う場合にはPNL
141に所定のPCR「A0ON」を含むデータを出力
する。
【0060】そして、ワークステーション131内に搭
載されている図示しない制御部は、ホストコンピュータ
11からの電源断要求コマンド57を受信すると、PN
L141にPCR「I000」を含むデータを出力す
る。そして、ワークステーション131内に搭載されて
いる制御部は、ワークステーション131の電源をOF
Fにする。
【0061】ワークステーション131を電源OFFと
すると、ワークステーション131のシステム運用状態
が終了する。なお、状態監視システム10における各ワ
ークステーション131〜13Nの状態の監視は、継続
して行われる。
【0062】なお、ワークステーション131は、ファ
ームウェアが正常に起動しなかった場合(ステップS3
02のN)、チェックした何れかのハードウェアチェッ
クが正常に終了しなかった場合(ステップS304の
N)、OSが正常に起動しなかった場合(ステップS3
06のN)、および何れかのアプリケーションが正常に
起動しなかった場合(ステップS308のN)には、そ
の後の処理を継続することができない停止状態となって
しまう。
【0063】一方、ホストコンピュータ11は、例えば
図4に示すように、ワークステーション131とは非同
期に、一定時間t毎(例えば1秒毎)にPCR要求コマ
ンド51を出力し、PNL141のPCR格納領域に格
納されているPCR52(本例では、PCR「P00
0」)、PCR53(本例では、PCR「I00a」
(aは任意の正の整数))、PCR54(本例では、P
CR「O00b」(bは任意の正の整数))、PCR5
5(本例では、PCR「A00c」(cは任意の正の整
数))、PCR56(本例では、PCR「Axxx」)
を順次取得して入出力端末12に出力する。
【0064】ホストコンピュータ11は、取得したPC
Rに基づいてワークステーションの状態を判断する。こ
の場合、ホストコンピュータ11は、取得したPCRが
所定時間更新されないとき(あるいは、再度同じPCR
を取得したとき)は、そのPCRを出力した直後の処理
の際に異常や障害が発生したものと判断する。一方、ホ
ストコンピュータ11は、取得したPCRが更新され続
けている間はワークステーション131の立ち上げ途中
であると判断し、例えばその経過を入出力端末12の表
示画面に表示させる。
【0065】例えば、ホストコンピュータ11は、PC
R52取得後所定期間経過したにもかかわらずPCRが
更新されない場合は、現在ワークステーションが電源オ
フの状態であって、前回使用されたときに正常に動作し
正常に終了している状態であると判断する。
【0066】また、例えば、ホストコンピュータ11
は、PCR53(ここでは、a=1すなわちPCR「I
001」であるとする)取得後所定期間経過したにもか
かわらずPCRが更新されない場合は、全フェーズにお
けるファームウェアの起動までは正常に行われたが、メ
モリチェックの際に障害や異常が発生したことによりシ
ステムが停止しているものと判断する。
【0067】なお、ホストコンピュータ11は、運用者
による入出力端末12の操作によりワークステーション
131の状態の変更指示を受付ける。この際、ホストコ
ンピュータ11は、例えばシステムの運用形態やハード
ウェア/ソフトウェア制限などの観点から予め取り決め
た規則に従って、PNL141のPCR格納領域に格納
されているPCRに基づいて変更可能または不可能を判
断し、可能であるときには変更処理を実行すると共に処
理の経過を入出力端末12の表示画面に表示させ、不可
能であるときには変更処理を受付けずにその旨を入出力
端末12の表示画面に表示させる。
【0068】この場合、本例でのホストコンピュータ1
1による運用者から変更指示を受付けるかどうかの判断
は、例えば図5に示す内容の規則に従って行われる。従
って、本例では、ホストコンピュータ11側のアプリケ
ーションが、図5に示す規則に基づいて作成される。
【0069】他のワークステーション132〜13Nに
ついても、上述と同様にして状態の監視が行われる。
【0070】このようにして、本例の状態監視システム
10における各ワークステーション131〜13Nの状
態を監視する処理が行われる。
【0071】以上説明したようにシステムの運用開始前
のワークステーションの状態をもPNLに格納する構成
としたことで、ホストコンピュータによるPCRに基づ
いたワークステーションの状態の認識が可能となるた
め、システムの運用開始前であっても各ワークステーシ
ョンの状態を確実に監視することができる。
【0072】また、上述したように各フェーズが変化す
る毎に自己の状態を示すPCRを含むデータをPNLに
出力するワークステーションを設ける構成としたこと
で、ワークステーションの立ち上げ途中で障害や異常が
発生した場合であっても、どのフェーズで停止したのか
を確実に認識することができ、障害や異常の原因となる
部分を迅速に特定することができる。
【0073】さらに、上述したようにPNLが自己のP
CR格納領域を新たに受信したPCRに随時更新する構
成としたことで、記憶容量を最小限に抑えることができ
ると共に、取得要求に対して単に保持情報を出力するだ
けの簡単な構成とすることができる。
【0074】なお、上述した一実施の形態では、PNL
のPCR格納領域を新たに受信したPCRに随時更新す
る構成としていたが、PNLが受信したPCRを所定数
蓄積する構成としても良い。この場合、ホストコンピュ
ータからのPCR取得要求があった場合には、PNLは
最新のPCRを含むデータを送信するようにすれば良
い。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
ワークステーションの状態がネットワークを介して接続
されたホストコンピュータにより監視される状態監視シ
ステムにおいて、複数のワークステーションとネットワ
ークとの間に介在し、複数のワークステーションからそ
れぞれ出力された状態に関するデータを記憶する状態管
理手段を含み、状態管理手段は、ホストコンピュータの
要求に応じて状態に関するデータをホストコンピュータ
に送信するとしたものであるため、ホストコンピュータ
によるPCRに基づいたワークステーションの状態の認
識が可能となり、システムの運用開始前であっても各ワ
ークステーションの状態を確実に監視することができ
る。
【0076】状態に関するデータは、ワークステーショ
ンにより行われる各処理を細分化した各状態に対応して
定められたデータであるとした場合には、ワークステー
ションの各処理の際に障害や異常が発生した場合であっ
ても、細分化されたどの状態で停止したのかを確実に認
識することができ、障害や異常の原因となる部分を迅速
に特定することができる。
【0077】状態管理手段は、記憶されている状態に関
するデータを、新たに受信した状態に関するデータに更
新するとした場合には、状態管理手段の記憶容量を最小
限に抑えることができると共に、取得要求に対して単に
保持情報を出力するだけの簡単な構成とすることができ
る。
【0078】ホストコンピュータは、状態管理手段に対
して定期的にデータ送信の要求を行なうとした場合に
は、ホストコンピュータによりワークステーションの状
態が定期的に認識され、システムの運用開始前の各ワー
クステーションの状態をも確実に監視することができ
る。
【0079】状態管理手段が、ワークステーションに対
応して複数設けられるとしたものであるとした場合に
は、状態管理手段を簡単な構成とすることができ、容易
に各ワークステーションの状態を監視することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における状態監視シス
テムの構成の例を示すブロック図である。
【図2】 本発明の一実施の形態におけるフェーズとP
CRとの関係の例を示す説明図である。
【図3】 本発明の一実施の形態における状態監視シス
テムの状態監視処理についてのワークステーションの処
理の例を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の一実施の形態における状態監視シス
テムの状態監視処理の例を示すシーケンス図である。
【図5】 本発明の一実施の形態におけるホストコンピ
ュータでの入出力端末からの変更指示の受付の可否判断
の例を示す説明図である。
【符号の説明】 10 状態監視システム 11 ホストコンピュータ 12 入出力端末 131〜13N ワークステーション 141〜14N PNL(状態管理手段) 15 LAN(ローカル・エリア・ネットワーク) 161〜16N インタフェース(RS−232C)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワークステーションの状態がネッ
    トワークを介して接続されたホストコンピュータにより
    監視される状態監視システムにおいて、 上記複数のワークステーションと上記ネットワークとの
    間に介在し、上記複数のワークステーションからそれぞ
    れ出力された状態に関するデータを記憶する状態管理手
    段を含み、 上記状態管理手段は、上記ホストコンピュータの要求に
    応じて上記状態に関するデータを上記ホストコンピュー
    タに送信する状態監視システム。
  2. 【請求項2】 状態に関するデータは、ワークステーシ
    ョンにより行われる各処理を細分化した各状態に対応し
    て定められたデータである請求項1記載の状態監視シス
    テム。
  3. 【請求項3】 状態管理手段は、記憶されている状態に
    関するデータを、新たに受信した状態に関するデータに
    更新する請求項1または請求項2記載の状態監視システ
    ム。
  4. 【請求項4】 ホストコンピュータは、状態管理手段に
    対して定期的にデータ送信の要求を行なう請求項1ない
    し請求項3記載の状態監視システム。
  5. 【請求項5】 状態管理手段が、各ワークステーション
    に対応して設けられる請求項1ないし請求項4記載の状
    態監視システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1297897C (zh) * 2002-09-28 2007-01-31 纬创资通股份有限公司 监视与处理主机与管理系统间传输数据的监视系统及方法
US7589624B2 (en) 2004-10-29 2009-09-15 Nec Corporation Component unit monitoring system and component unit monitoring method
JP2011181064A (ja) * 2010-02-05 2011-09-15 Fujitsu Ltd 情報処理装置及び情報処理方法

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