JP2001147828A - 二重化構成装置の制御方式と制御方法 - Google Patents

二重化構成装置の制御方式と制御方法

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JP2001147828A
JP2001147828A JP33291799A JP33291799A JP2001147828A JP 2001147828 A JP2001147828 A JP 2001147828A JP 33291799 A JP33291799 A JP 33291799A JP 33291799 A JP33291799 A JP 33291799A JP 2001147828 A JP2001147828 A JP 2001147828A
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Takemi Takita
剛己 瀧田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現用系制御装置から予備系制御装置への動作状
態情報の転送が不可能な障害に対しても予備系制御装置
が現用系の動作を継続処理可能な二重化制御装置の制御
方式および制御方法を提供する。 【解決手段】障害制御部22は自装置内に障害が発生す
ると信号線31を介して制御装置20へ障害発生通知情
報を送信すると共に退避メモリ14へ主記憶部13の動
作状態情報を退避し、障害発生通知情報を受信した制御
装置20は初期化情報を制御装置10へ返送し制御装置
10を初期化後、制御装置の可搬式不揮発性メモリ15
に格納されている障害発生時の動作状態情報を信号線3
2を介して読み出して継続処理し、動作状態情報が読み
出し不可のとき、制御装置10の可搬式不揮発メモリを
制御装置20へ移設し、継続処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二重化構成された制
御装置の制御方式およびその方法に関し、特に障害発生
時における制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、局用交換機等の高信頼性を要求さ
れる装置では、冗長構成により信頼性の向上を図ること
が多い。
【0003】例えば図3に示すように、系管理を行う障
害制御装置30を制御装置10、20とは別に設け、動
作状態情報の収集と系管理を行う制御方式がある。
【0004】すなわち、主制御部11と、主記憶部13
と、データ交換部16とから構成された制御装置10と
20とを障害制御装置30を介して接続すると共に、双
方のデータ交換部16、26を一対の信号線32で接続
し、障害制御部30は現在動作中の制御装置(例えば1
0)の動作状態を監視し、制御装置10に障害が発生し
たとき待機中であった制御装置20を動作状態に設定
し、今まで動作状態にあった制御装置10を待機状態に
設定すると共に、データ交換部16を制御して障害発生
時の動作状態情報(主制御装置11および主記憶部13
に残っている動作中の処理を継続するために必要なすべ
ての処理データ)を信号線32を介して制御装置20の
データ交換部26へ転送し、制御装置20の主記憶部2
3へ書き込み、以後制御装置20は主記憶部23に書き
込まれた処理データを基に制御装置10が動作中であっ
た処理を継続する。
【0005】障害制御部30は、それぞれ多数の信号線
で構成される信号線33、34、35、36を使用して
制御装置10および20の動作状態を監視し障害発生を
検出する。
【0006】また、現用系制御装置と、予備系制御装置
と、現用系および予備系制御装置にそれぞれ接続され、
現用系制御装置に障害が発生したとき、現用系制御装置
から予備系制御装置への切替制御を行う系再構成制御手
段と、現用系および予備系制御装置それそれに、重大障
害が発生したとき即座に予備系制御装置の系再構成制御
手段を起動させる起動手段とを有し、且つ現用系制御装
置のプログラム情報を所定時間毎に予備系制御装置へ転
送する転送手段を有し、予備系制御装置に接続された系
再構成制御手段は、起動手段の起動命令に従い転送手段
によって転送されたプログラム情報に基づきシステムプ
ログラムを再開するすることにより、障害時における予
備系への迅速な切替と、システム再起動時にシステム動
作の継続性を確保する二重化構成の制御装置の再開装置
が、例えば特開平08−298543号公報に提案され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した第1の従
来例の場合は、障害制御部が状態情報の収集と系管理を
行うため、障害制御部に障害が発生した場合には、現用
から予備への切替制御ができなくなる。
【0008】また系管理を行うために状態情報を収集す
る信号線を多数必要とし、信号線の実装が困難で、信頼
性を低下させる要因になり兼ねない。
【0009】また、主記憶部に使用される大容量の不揮
発性メモリは固定式であるため、障害発生時の動作状態
情報を読み出すことが困難で、障害の原因解析、復旧処
理等の保守業務に支障を来すことがあった。
【0010】また特開平08−298543の第2の従
来例の場合は、起動手段が現用系制御装置に発生した重
大障害に基づき即座に起動命令を予備系の系再構成制御
手段へ送出して予備系制御装置を現用系として切替設定
することにより、障害時における予備系への迅速な切替
を可能とし、且つ予備系の系再構成制御手段は、転送手
段から予備系制御装置へ所定時間毎に転送する最新のプ
ログラム情報によりシステム再起動の継続性を確保する
ことはできるものの、転送手段に障害が発生した場合の
救済手段がない。
【0011】すなわち、転送手段に障害が発生すると、
予備系制御装置へプログラム情報を転送することができ
ず、予備系制御装置が現用系制御装置の動作を継続処理
することができない。
【0012】また、障害発生時に現用系制御装置から予
備系制御装置へプログラム情報を転送するので、転送中
にプログラムが破損する危険性がある。
【0013】本発明の目的は、現用系制御装置から予備
系制御装置への動作状態情報の転送が不可能な障害に対
しても予備系制御装置が現用系の動作を継続処理可能な
二重化制御装置の制御方式および制御方法を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の二重化制御装置
の制御方式は、動作状態にある制御装置の動作状態情報
を待機状態にある制御装置へ転送し、双方の記憶装置の
記憶内容を一致させる動作状態情報転送機能を有する二
重化構成装置において、前記制御装置間をそれぞれ一対
の第1および第2の信号線で接続し、前記制御装置の双
方に、それぞれ自装置内の障害検出を行い対向する前記
制御装置へ障害発生通知情報を前記第1の信号線を介し
て送受信する障害制御部を有することを特徴とする。
【0015】また、障害の発生を検出した前記制御装置
は、障害発生時の自装置の動作状態情報を退避する退避
メモリを有することを特徴とする。
【0016】また、可搬可能なメモリを有し、前記退避
メモリへ退避した障害発生時の前記動作状態情報を前記
可搬可能なメモリへ格納することを特徴とする。
【0017】また、前記障害発生通知情報を受信した前
記制御装置は、自装置を起動し、前記障害発生通知情報
を送信した前記制御装置へ初期化情報を前記第1の信号
線を介して送信することを特徴とする。
【0018】また、前記障害発生通知情報を受信した前
記制御装置は、前記障害発生通知情報を送信した前記制
御装置を初期化後、前記障害発生通知情報を送信した前
記制御装置の前記可搬可能なメモリに格納されている障
害発生時の前記動作状態情報を前記第2の信号線を介し
て読み出し、前記障害発生通知情報を送信した前記制御
装置の動作を継続処理し、前記動作状態情報が読み出し
不可のとき、前記障害発生通知情報を送信した前記制御
装置の前記可搬可能なメモリを前記障害発生通知情報を
受信した前記制御装置へ移動・搭載し、前記障害発生通
知情報を送信した前記制御装置の動作を継続処理するこ
とが可能なことを特徴とする。
【0019】また、動作状態にある制御装置の動作状態
情報を待機状態にある制御装置へ転送し、双方の記憶装
置の記憶内容を一致させる動作状態情報転送機能を有す
る二重化構成装置において、前記制御装置間をそれぞれ
一対の第1および第2の信号線で接続し、前記制御装置
の双方に、それぞれ自装置内の障害検出を行い対向する
前記制御装置へ障害発生通知情報を前記第1の信号線の
一方を介して送受信する障害制御部と、前記制御装置の
制御プログラムを格納する主記憶部と、前記主記憶部に
格納されている前記制御プログラムを基に自装置全体の
制御を司る主制御部と、前記主制御部および前記主記憶
部が処理したデータを前記第2の信号線を介して対向す
る前記制御装置へ転送するデータ交換部と、前記障害制
御部が自装置内の障害発生を検出したとき前記主制御部
および前記主記憶部の障害発生時の動作状態情報を退避
する退避メモリと、前記退避メモリに退避した障害発生
時の動作状態情報を格納する可搬可能なメモリとを有す
ることを特徴とする。
【0020】本発明の二重化構成装置の制御方法は、動
作状態にある制御装置の動作状態情報を待機状態にある
制御装置へ転送し、双方の記憶装置の記憶内容を一致さ
せる動作状態情報転送機能を有する二重化構成装置にお
いて、現用系制御装置の障害制御部が自制御装置の障害
発生を検出したとき、自制御装置の主制御部とデータ交
換部の動作を停止させ、主制御部および主記憶部の動作
状態情報の退避命令をメモリ退避部へ送出する第1のス
テップと、前記障害制御部から前記退避命令を受けた前
記メモリ退避部が前記主制御部および前記主記憶部から
障害発生時の前記動作状態情報を読み出し、可搬可能な
メモリへ格納する第2のステップと、前記障害制御部が
前記可搬可能なメモリへの障害発生時点の前記動作状態
情報の格納が終了後、一対の第1の信号を介して待機状
態にある予備系制御装置の障害制御部へ障害発生通知情
報を送信する第3のステップと、前記予備系制御装置の
障害制御部が、前記現用系制御装置の前記障害制御部か
ら前記障害発生通知情報を受信したとき、前記予備系制
御装置を起動し、前記第1の信号線を介して前記現用系
制御装置の前記障害制御部へ初期化情報を送信し、前記
現用系制御装置を初期化して待機状態に設定する第4の
ステップと、現用系に切り替わった前記予備系制御装置
の前記主制御部が、予備系に切り替わった前記現用系制
御装置の前記可搬可能なメモリに格納されている障害発
生時点における前記動作状態情報を読み出して障害発生
時点の前記動作状態情報を取得し自制御装置の主記憶部
に書き込み、予備系に切り替わった前記現用系制御装置
に代わって動作を引き継ぎ現用系制御装置として継続動
作する第5のステップと、前記第5のステップにおい
て、前記可搬可能なメモリに格納されている障害発生時
点の前記動作状態情報の取得に失敗した場合には、前記
可搬可能なメモリを予備系に切り替わった前記現用系制
御装置から取り外し、現用系に切り代わった前記予備系
制御装置の可搬可能なメモリに代えて実装し、前記可搬
可能なメモリに格納されている障害発生時点の前記動作
状態情報を自制御装置の主記憶部に書き込む第6のステ
ップとを有することを特徴とする。
【0021】また、前記障害発生時の動作状態情報は、
障害が発生した前記制御装置が処理中であった処理動作
を継続処理するために必要なすべての処理データでるこ
とを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は本発明の主要構成を示すブ
ロック図、図2は本発明の障害発生時における制御手順
を示すフローチャートである。
【0023】本発明の二重化構成制御装置の制御方式
は、図1に示すように、制御装置10と制御装置20と
が一対の信号線31および信号線32により接続され二
重化構成されている。
【0024】制御装置10は、主記憶部11、障害制御
部12、主記憶部13、メモリ退避部14、可搬式不揮
発メモリ15、データ交換部16とから構成され、制御
装置20も同様に、主記憶部21、障害制御部22、主
記憶部23、メモリ退避部24、可搬式不揮発メモリ2
5、データ交換部26とから構成されている。
【0025】主制御部11、12は、それぞれ自制御装
置10、20の全体の制御を司るCPUである。
【0026】障害制御部12、22は、一対の信号線3
1で相互接続され、それぞれ自制御装置10、20の主
制御部11、12の動作状態を監視し処理継続が困難な
障害が発生したとき、障害が発生した現用系の制御装置
から予備系の制御装置へ信号線31を介して障害発生通
知情報を送信し、障害発生通知を受けた予備系の制御装
置は障害が発生した現用系の制御装置へ信号線31を介
して初期化情報を送信し現用系の制御装置を初期化す
る。
【0027】主記憶部13、23は、主制御部11、2
1の制御動作のためのプログラムを格納しており、主制
御部11、21はこのプログラムに基づき制御装置1
0、20をそれぞれ制御する。
【0028】メモリ退避部14、24は、主制御部1
1、21とは独立して障害制御部12、22の制御によ
り動作し、障害発生時の主制御部11、21および主記
憶部13、23の動作状態情報(主制御部11、21が
処理中であった処理動作を継続処理するために必要なす
べての処理データ)を可搬式不揮発メモリ15、25へ
退避する。
【0029】可搬式不揮発メモリ15、25は、メモリ
退避部14、24から制御装置10、20の障害発生時
の動作状態情報を格納する。この可搬式不揮発メモリ1
5、25は、着脱可能であり格納した動作状態情報の可
搬が可能である。
【0030】データ交換部16、26は、制御装置1
0、20の主記憶部13、23から、正常動作時の処理
データを、例えば1つの処理が終了するたびに読み出し
信号線32を介して送信し、対向する装置制御10、2
0の主記憶部13、23に書き込む。
【0031】また障害発生時には、メモり退避部14、
24から障害発生時の動作状態情報を読み出し信号線3
2を介して送信し、対向する装置制御10、20の主記
憶部13、23に障害発生時の動作状態情報を書き込
む。
【0032】次に図1に図2を合わせて参照し、障害発
生時の処理について説明する。なお、制御装置10を現
用系、制御装置20を予備系として説明する。
【0033】正常動作状態では現用系制御装置10のみ
が処理動作を行い(図2のステップS101)、予備系
制御装置20は待機状態である(S105、S10
6)。待機状態とは、現用系制御装置10のデータ交換
部15が信号線32、予備系制御装置20のデータ交換
部25を介して現用系制御装置10の主記憶部13の正
常動作時の処理データを予備系制御装置20の主記憶部
23に書き込み、現用系制御装置10と予備系制御装置
20の処理データの一致処理のみを行っている状態であ
り、他の構成部は動作停止状態にある。
【0034】現用系制御装置10の障害制御部12は、
自制御装置(制御装置10)の障害(主制御部11の障
害)発生を検出すると(S102)、主制御部11とデ
ータ交換部15の動作を停止させ、主制御部11および
主記憶部13に残る動作状態情報(予備系制御装置が継
続動作に必要なすべての処理データ)の退避命令をメモ
リ退避部14へ送出する。
【0035】メモリ退避部14は、障害発生時の主記憶
部13、23の動作状態情報を読み出し、可搬式不揮発
メモリ15へ格納する(S103)。
【0036】障害制御部12は、主制御部11および主
記憶部13からの障害発生時の動作状態情報の可搬式不
揮発メモリ15への格納が終了すると、障信号線31を
介して予備系制御装置20の障害制御部22へ障害発生
通知情報を送信する(S104)。
【0037】予備系制御装置20の障害制御部22は、
現用系制御装置10の障害制御部12から障害発生通知
情報を受信すると、予備系制御装置20を起動し(S1
07)、信号線31を介して現用系制御装置10の障害
制御部12へ初期化情報を送信し(S108)、現用系
制御装置10を初期化して待機状態にし(S109)、
予備系制御装置20が現用系に切り替わる。
【0038】現用系に切り替わった予備系制御装置20
の主制御部21は、自制御装置の主記憶部23〜データ
交換部26〜信号線32〜予備系に切り替わった現用系
制御装置10のデータ交換部16〜主記憶部13〜メモ
リ退避部14の経路で現用系であった制御装置10の可
搬式不揮発メモリ15に格納されている障害発生時の動
作状態情報を読み出し処理を行い、可搬式不揮発メモリ
15に格納されている障害発生時の動作状態情報を取得
し制御装置20の主記憶部23に書き込み、制御装置1
0に代わって制御装置20が動作を引き継ぎ現用系とし
て継続動作する(S113)。
【0039】ステップS110における可搬式不揮発メ
モリ15に格納されている障害発生時の動作状態情報を
データ交換部16、メモリ退避部14のいずれかの障害
で取得に失敗した場合には、可搬式不揮発メモリ15を
制御装置10から取り外し、制御装置20の可搬式不揮
発メモリ25に代えて実装し(S112)、制御装置2
0の主記憶部23に可搬式不揮発メモリ15に格納され
ている動作状態情報を書き込む。
【0040】制御装置20の主制御部21は、主記憶部
23に書き込まれた動作状態情報を基に、制御装置10
に代わり動作を継続する(S113)。
【0041】その後、制御装置20に障害が発生した場
合は、上記と逆の方法で動作し、制御装置10が制御装
置20に代わり処理を継続する。
【0042】このように、障害を検出する障害制御部を
二重化構成した双方の制御装置に備え、障害制御部はそ
れぞれ自制御装置内の障害監視を行い、自制御装置内に
障害が発生したとき対向制御装置へ障害発生通知を送信
する一対の第1の信号線と、現用系制御装置の正常時お
よび障害発生時の動作状態情報を対向制御装置へ送信す
る一対の第2の信号線で相互接続するだけであるため、
二重化構成した制御装置間を接続する信号線を最小限に
できる。
【0043】また、メモリ退避部が主制御部とは独立し
て障害制御部の制御により動作するので、制御部の障害
による系切替が不能になることがなく、予備系制御装置
が現用系制御装置に代わって動作を継続することができ
る。
【0044】また、障害発生時の動作状態情報をメモリ
退避部を介して可搬可能な不揮発メモリに格納するの
で、データ交換部やメモリ退避部の障害で障害発生時の
動作状態情報の予備系制御装置への転送が不可能な場
合、現用系制御装置の可搬式不揮発メモリを予備系制御
装置へ移設することにより、予備系制御装置が現用系制
御装置の処理を継続することができる。
【0045】また、障害発生時の動作状態情報が格納さ
れた大容量の可搬式不揮発メモリを可搬することができ
るので、格納されている重要なデータを読み出すことが
でき、データの欠落を防止することができる。その結
果、障害解析や障害復旧等の保守作業が容易になる。
【0046】また、障害発生時に現用形成御装置から予
備系制御装置へは障害発生時の動作状態情報のみを転送
し、プログラムは転送しないので、転送中のプログラム
が破損して継続動作が不能になることはない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の二重化構成
制御装置の制御方式および制御方法は、二重化構成され
た制御装置個々に障害制御部を設け、各障害制御部は自
制御装置内の障害検出と障害検出時の動作状態情報の退
避制御とを分担し、障害制御装置の各種制御情報を相互
に授受する一対の第1の信号線と、現用系制御装置の正
常動作時の処理データおよび障害発生時の動作状態情報
を予備系制御装置へ転送する一対の第2の信号線とで制
御装置間を接続して障害発生時の現用/予備切替処理を
行うので、制御装置間の接続信号線が少なく信号線の実
装が容易で、且つ信頼性が向上する。
【0048】また、現用系制御装置が正常動作中は、主
制御装置の正常動作状態情報をデータ交換部から第2の
信号線を介して予備系制御装置のデータ交換部へ転送し
予備系制御装置の主記憶部に書き込み、現用系/予備系
の動作状態情報の一致処理を行い、障害発生時は障害制
御部の制御により、障害発生時の動作状態情報(主制御
部11、21が処理中であった処理動作を継続処理する
ために必要なすべての処理データをメモリ退避部へ退避
して可搬式不揮発メモリへ格納すると共に、退避メモリ
に退避した障害発生時の動作状態情報をデータ交換部か
ら第2の信号線を介して予備系制御装置のデータ交換部
へ転送し予備系制御装置の主記憶部に書き込み、予備系
制御装置が現用系制御装置に代わり処理を継続し、退避
メモリに退避した障害発生時の動作状態情報をデータ交
換部から取得ができなかったとき、現用系制御装置の可
搬式不揮発メモリを予備系制御装置の可搬式不揮発性メ
モリに代えて搭載して予備系制御装置の主記憶部に書き
込み、現用系制御装置の処理を継続するよう構成したの
で、メモリ退避部は障害制御部の制御により主制御部と
は独立に動作し、主制御装置の障害の影響を受けること
なく、障害時の動作状態情報を予備系制御装置へ転送す
ることができ、予備系制御装置は現用系制御装置に代わ
り処理を継続することができる。
【0049】また、障害発生時の動作状態情報の予備系
制御装置への転送ができない場合には、現用系制御装置
の可搬式不揮発性メモリを予備系制御装置へ移設するこ
とにより、予備系制御装置は現用系制御装置に代わり処
理を継続することができるので、障害解析、障害復旧等
の作業が容易になる。
【0050】障害発生時に現用形成御装置から予備系制
御装置へは障害発生時の動作状態情報のみを転送し、プ
ログラムは転送しないので、転送中のプログラムが破損
して継続動作が不能になることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の主要構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の障害発生時における制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図3】従来の二重化構成制御装置の主要構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 現用系制御装置 11 主制御部 12 障害制御部 13 主記憶部 14 メモリ退避部 15 可搬式不揮発メモリ 16 データ交換部 20 予備系制御装置 21 主制御部 22 障害制御部 23 主記憶部 24 メモリ退避部 25 可搬式不揮発メモリ 26 データ交換部 31 第1の信号線 32 第2の信号線 33 信号線 34 信号線 35 信号線 36 信号線
フロントページの続き Fターム(参考) 5B034 BB02 CC01 DD01 5B083 AA05 BB03 CD11 CE01 DD13 GG04 5K019 AA08 BA01 BA23 CA07 CC05 DB08 DC02 DC06 EA02 EA28 EA31 EA33 EA35 5K026 AA10 AA15 CC07 FF01 GG20 GG21 GG22 KK01 KK02 5K051 AA09 DD01 EE01 HH16 LL07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作状態にある制御装置の動作状態情報
    を待機状態にある制御装置へ転送し、双方の記憶装置の
    記憶内容を一致させる動作状態情報転送機能を有する二
    重化構成装置において、前記制御装置間をそれぞれ一対
    の第1および第2の信号線で接続し、前記制御装置の双
    方に、それぞれ自装置内の障害検出を行い対向する前記
    制御装置へ障害発生通知情報を前記第1の信号線を介し
    て送受信する障害制御部を有することを特徴とする二重
    化構成装置の制御方式。
  2. 【請求項2】 障害の発生を検出した前記制御装置は、
    障害発生時の自装置の動作状態情報を退避する退避メモ
    リを有することを特徴とする請求項1記載の二重化構成
    装置の制御方式。
  3. 【請求項3】 可搬可能なメモリを有し、前記退避メモ
    リへ退避した障害発生時の前記動作状態情報を前記可搬
    可能なメモリへ格納することを特徴とする請求項1、2
    のにずれかに記載の二重化構成装置の制御方式。
  4. 【請求項4】 前記障害発生通知情報を受信した前記制
    御装置は、自装置を起動し、前記障害発生通知情報を送
    信した前記制御装置へ初期化情報を前記第1の信号線を
    介して送信することを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の二重化構成装置の制御方式。
  5. 【請求項5】 前記障害発生通知情報を受信した前記制
    御装置は、前記障害発生通知情報を送信した前記制御装
    置を初期化後、前記障害発生通知情報を送信した前記制
    御装置の前記可搬可能なメモリに格納されている障害発
    生時の前記動作状態情報を前記第2の信号線を介して読
    み出し、前記障害発生通知情報を送信した前記制御装置
    の動作を継続処理し、前記動作状態情報が読み出し不可
    のとき、前記障害発生通知情報を送信した前記制御装置
    の前記可搬可能なメモリを前記障害発生通知情報を受信
    した前記制御装置へ移動・搭載し、前記障害発生通知情
    報を送信した前記制御装置の動作を継続処理することが
    可能なことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の二重化構成装置の制御方式。
  6. 【請求項6】 動作状態にある制御装置の動作状態情報
    を待機状態にある制御装置へ転送し、双方の記憶装置の
    記憶内容を一致させる動作状態情報転送機能を有する二
    重化構成装置において、前記制御装置間をそれぞれ一対
    の第1および第2の信号線で接続し、前記制御装置の双
    方に、それぞれ自装置内の障害検出を行い対向する前記
    制御装置へ障害発生通知情報を前記第1の信号線の一方
    を介して送受信する障害制御部と、前記制御装置の制御
    プログラムを格納する主記憶部と、前記主記憶部に格納
    されている前記制御プログラムを基に自装置全体の制御
    を司る主制御部と、前記主制御部および前記主記憶部が
    処理したデータを前記第2の信号線を介して対向する前
    記制御装置へ転送するデータ交換部と、前記障害制御部
    が自装置内の障害発生を検出したとき前記主制御部およ
    び前記主記憶部の障害発生時の動作状態情報を退避する
    退避メモリと、前記退避メモリに退避した障害発生時の
    動作状態情報を格納する可搬可能なメモリとを有するこ
    とを特徴とする二重化構成装置の制御方式。
  7. 【請求項7】 動作状態にある制御装置の動作状態情報
    を待機状態にある制御装置へ転送し、双方の記憶装置の
    記憶内容を一致させる動作状態情報転送機能を有する二
    重化構成装置において、現用系制御装置の障害制御部が
    自制御装置の障害発生を検出したとき、自制御装置の主
    制御部とデータ交換部の動作を停止させ、主制御部およ
    び主記憶部の動作状態情報の退避命令をメモリ退避部へ
    送出する第1のステップと、 前記障害制御部から前記退避命令を受けた前記メモリ退
    避部が前記主制御部および前記主記憶部から障害発生時
    の前記動作状態情報を読み出し、可搬可能なメモリへ格
    納する第2のステップと、 前記障害制御部が前記可搬可能なメモリへの障害発生時
    点の前記動作状態情報の格納が終了後、一対の第1の信
    号を介して待機状態にある予備系制御装置の障害制御部
    へ障害発生通知情報を送信する第3のステップと、 前記予備系制御装置の障害制御部が、前記現用系制御装
    置の前記障害制御部から前記障害発生通知情報を受信し
    たとき、前記予備系制御装置を起動し、前記第1の信号
    線を介して前記現用系制御装置の前記障害制御部へ初期
    化情報を送信し、前記現用系制御装置を初期化して待機
    状態に設定する第4のステップと、 現用系に切り替わった前記予備系制御装置の前記主制御
    部が、予備系に切り替わった前記現用系制御装置の前記
    可搬可能なメモリに格納されている障害発生時点におけ
    る前記動作状態情報を読み出して障害発生時点の前記動
    作状態情報を取得し自制御装置の主記憶部に書き込み、
    予備系に切り替わった前記現用系制御装置に代わって動
    作を引き継ぎ現用系制御装置として継続動作する第5の
    ステップと、 前記第5のステップにおいて、前記可搬可能なメモリに
    格納されている障害発生時点の前記動作状態情報の取得
    に失敗した場合には、前記可搬可能なメモリを予備系に
    切り替わった前記現用系制御装置から取り外し、現用系
    に切り代わった前記予備系制御装置の可搬可能なメモリ
    に代えて実装し、前記可搬可能なメモリに格納されてい
    る障害発生時点の前記動作状態情報を自制御装置の主記
    憶部に書き込む第6のステップとを有することを特徴と
    する二重化構成装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記障害発生時の動作状態情報は、障害
    が発生した前記制御装置が処理中であった処理動作を継
    続処理するために必要なすべての処理データでることを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の二重化装
    置の制御方式または請求項7記載の二重化構成装置の制
    御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016066303A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 沖電気工業株式会社 サーバ装置、冗長構成サーバシステム、情報引継プログラム及び情報引継方法
WO2018110452A1 (ja) * 2016-12-13 2018-06-21 Necプラットフォームズ株式会社 周辺装置、ホスト装置、保守装置、情報処理システム、方法および記録媒体

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