JP2001147261A - 距離検出方法、位置検出方法及び装置 - Google Patents

距離検出方法、位置検出方法及び装置

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JP2001147261A
JP2001147261A JP32927399A JP32927399A JP2001147261A JP 2001147261 A JP2001147261 A JP 2001147261A JP 32927399 A JP32927399 A JP 32927399A JP 32927399 A JP32927399 A JP 32927399A JP 2001147261 A JP2001147261 A JP 2001147261A
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electromagnetic wave
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Tadashi Hayakawa
正 早川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周囲の障害物による電磁波の反射を排除
して可能な限り精度良く通信局間の相対距離を検出す
る。 【解決手段】 2つの通信局間で波長の異なる複数の電
磁波を使用して交信を行って片道の伝播時間を検出し、
この検出結果から直接波と反射波の判定を行い、またこ
の判定結果から通信局間に存在する障害物に反射せずに
直進可能な波長の電磁波を選択し、さらに選択した波長
の電磁波の中から最善の距離分解能を持つ波長の電磁波
を選択して距離検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局間又は移動
局と基地局との間の相対距離及び移動局の位置検出に用
いて好適な距離検出方法、位置検出方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、二つの移動局の間又は移動局と基
地局との間の相対距離を検出する方法として、二つの通
信局の間で無線の直接波で交信して、そのときの片道の
伝播時間ΔTを検出し、この伝播時間ΔTに基づいて相
対距離を検出する方法がある。
【0003】また、位置の不定な移動局MSの位置を検
出する従来技術としては、位置の不定な移動局MSと位
置の判明している複数の通信局CSi(i=1〜n)と
の間で直接波の片道の伝播時間ΔTi(i=1〜n)を検
出して、伝播時間ΔTiに基づいて相対距離Riを検出
し、通信局CSiの位置情報と相対距離Riに基づいて
移動局MSの位置を算出する方法がある。この場合、通
信局CSiは位置固定の基地局である必要はなく、例え
ば人工衛星に搭載されている通信局でもよい。特に最近
では、複数の人工衛星から送信される電磁波信号を車載
の受信機で受信し、その受信タイミングを検出して自局
の位置を算出する所謂GPSを利用したカーナビゲータ
の普及が著しい。
【0004】位置検出の別法としては、位置の不定な移
動局MSと位置の判明している通信局CSとの間で指向
性のあるアンテナを用いて直接波交信を行い、その片道
の伝播時間ΔTを検出して、この伝播時間ΔTに基づい
て相対距離Rを検出するともに、電磁波の送出方向Θを
検出して相対距離Rと送出方向Θと通信局CSの位置情
報に基づいて位置を算出する方法がある。前記方法のい
ずれにせよ、通信局間で直接波で交信を行い、その片道
の伝播時間ΔTに基づいて相対距離Rを検出することが
基本になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
距離検出方法においては、次のような問題がある。すな
わち、最近、携帯電話やカーナビゲータの普及が著しい
が、図4に示すように、これらの通信機器のアンテナ長
が数cm〜数10cmのオーダであり、交信に使用する
キャリア電磁波にはアンテナ長と同程度のオーダの波長
のものを使用している。しかし、家屋やビルディングの
大きさが数m〜数10mのオーダであることから、携帯
電話やカーナビゲータの直接波による通信の障害物とな
ってしまう。携帯電話の位置検出サービスやカーナビゲ
ータの実現のために従来技術の距離検出方法を適用しよ
うとすると、その前提となる電磁波の直接波の交信が、
前述したように家屋やビルディングが障害物となってで
きないケースが多い。
【0006】図5に示すように、前述のGPSによるカ
ーナビゲータの場合、人工衛星CS1、CS2が地上か
ら高々度の位置にあるので、カーナビゲータの受信する
直接波の仰角が大きいため比較的障害物の影響は少ない
が、それでも高層ビル街では位置検出に必要な数の全て
の人工衛星から直接波を受信することは困難である。
【0007】また、図6に示すように、従来技術では、
直接波による交信と直接波ではない反射波による交信と
を判別できないので、反射波による交信を直接波による
交信と誤認識して誤った相対距離を検出するケースがあ
る。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、通信局同士が周囲の障害物の状況下においても可
能な限り精度良く相対距離を検出可能な距離検出方法、
移動局の位置検出方法及びその装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の距離検出方法
は、それぞれ共振波長を可変できるアンテナを装備した
二つの通信局の間において、波長の異なる少なくとも二
つの電磁波にて交信を行い、各波長の電磁波の伝播時間
により前記通信局間の相対距離を検出する。
【0010】この方法によれば、波長の異なる少なくと
も二つの電磁波を使用することで、通信局の周囲に存在
する障害物に応じた最適の波長の電磁波で交信すること
ができる。したがって、直接波による交信も可能となり
直線経路の伝播時間の検出を行うことができる。
【0011】また、本発明の距離検出方法は、それぞれ
共振波長を可変できるアンテナを装備した二つの通信局
の間において、波長の異なる少なくとも二つの電磁波に
よる交信により、前記通信局の間の片道の伝播距離をそ
れぞれ比較し、伝播距離が大きいと判断した電磁波によ
る交信を、障害物を介した反射波による交信であると判
定する。
【0012】この方法によれば、直接波による交信と反
射波による交信を判別することができる。したがって、
反射波による交信を直接波による交信と誤認識して誤っ
た相対距離を検出することを防止できるとともに、より
距離分解能の小さい波長を使用して精度の高い距離検出
を行うことができる。
【0013】また、本発明の距離検出方法は、それぞれ
共振波長を可変できるアンテナを装備した二つの通信局
の間において、波長の異なる二つの電磁波による交信に
より、前記通信局の間の片道の伝播距離を比較し、一方
の電磁波の伝播距離とこの伝播距離の分解能の和が他方
の電磁波の伝播距離とこの伝播距離の分解能の差より小
さい場合には、前記他方の電磁波による交信を、障害物
を介した反射波による交信であると判定する。
【0014】この方法によれば、直接波による交信と反
射波による交信とを判別することができる。したがっ
て、反射波による交信を直接波による信号と誤認識して
誤った相対距離を検出することを防止できるとともに、
より距離分解能の小さい波長を使用して精度の高い距離
検出を行うことができる。
【0015】また、本発明の距離検出方法は、それぞれ
共振波長を可変できるアンテナを装備した二つの通信局
の間において、波長の異なる少なくとも二つの電磁波に
よる交信のうち少なくとも1回は、前記通信局間に存在
する障害物の大きさよりも十分長い波長の電磁波により
行い、この電磁波による交信を直進波による交信である
と判定する。
【0016】この方法によれば、通信局間に存在すると
想定される最大の障害物の大きさよりも十分長い波長の
電磁波による交信を行った場合に、そのときの電磁波が
通信局間に存在する障害物に反射されずに直進するの
で、直接波による交信を確実に行うことができる。
【0017】また、本発明の距離検出方法は、上記距離
検出方法において、直進波の交信により検出した片道の
伝播距離のうち最も波長の短い電磁波の交信により検出
した片道の伝播距離を通信局の間の相対距離として判定
する。
【0018】この方法によれば、直接波で交信した電磁
波のうち、最も距離分解能が小さい電磁波を選択して、
最も精度の高い相対距離の検出値を選択することができ
る。
【0019】また、本発明の距離検出方法は、上記距離
検出方法において、直進波と判定した電磁波のうち最も
波長の短い電磁波を使用した交信による距離検出の距離
分解能を通信局の間の相対距離の最大誤差として判定す
る。
【0020】この方法によれば、直接波で交信した電磁
波のうち最も距離分解能が小さい電磁波を選択して、最
も精度の高い相対距離検出誤差を提示することができ
る。
【0021】また、本発明の距離検出方法は、上記距離
検出方法において、一つの波長の電磁波を使用した交信
が直接波による交信と判定した場合、以後の交信に前記
波長より短い波長の電磁波を使用して交信を行う。
【0022】この方法によれば、距離検出精度の劣る波
長の電磁波での交信を防止することができる。
【0023】また、本発明の距離検出方法は、上記距離
検出方法において、一つの波長の電磁波を使用した交信
が不通である場合又は反射波による交信と判定した場合
に、以後の交信に前記波長より長い波長の電磁波を使用
して交信を行う。
【0024】この方法によれば、障害物で反射される波
長による電磁波での交信を防止することができる。
【0025】また、本発明の距離検出方法は、上記距離
検出方法において、長い波長から短い波長の順序で電磁
波を使用した交信を行い、交信が不通になった時点又は
交信に使用された電磁波が障害物による反射波と判定さ
れた時点で距離検出操作を終了する。
【0026】この方法によれば、一度距離検出操作を行
った電磁波より距離検出精度の劣る波長の電磁波での交
信を防止することができるとともに、障害物で反射され
る波長による電磁波での交信を防止することができる。
【0027】また、発明の距離検出装置は、アンテナ、
前記アンテナの共振波長を可変する共振波長可変手段、
キャリアの周波数を可変するキャリア周波数可変手段及
び電磁波信号の受信タイミングを検出する受信タイミン
グ検出手段を具備する無線通信手段と、上記距離検出方
法を実現するプログラムを記憶させた記憶手段と、この
記憶手段に記憶されたプログラムに従って前記無線通信
手段を制御する制御手段と、を具備する構成を採る。
【0028】この構成によれば、通信局同士が周囲の障
害物の状況に応じて可能な限り精度良く相対距離を検出
可能な距離検出装置を実現できる。
【0029】また、発明の距離検出装置は、上記距離検
出装置において、前記記憶手段は、半導体メモリ、磁気
記憶媒体、光記憶媒体又は光磁気記憶媒体である。
【0030】また、本発明の位置検出方法は、上記距離
検出方法を用いて位置の判明していない通信局と位置の
判明している複数の通信局との間の相対距離を検出し、
検出した前記相対距離情報と前記複数の通信局の絶対位
置情報とに基づいて位置の判明していない前記通信局の
絶対位置を検出する。
【0031】この方法によれば、位置の判明していない
通信局と位置の判明している通信局との間に存在する障
害物の状況に応じて可能な限り精度良く位置の判明して
いない通信局の位置を検出することができる。
【0032】また、本発明の位置検出装置は、上記距離
検出装置と、この距離検出装置を用いて自局と位置の判
明している複数の相手局の夫々との間の相対距離を検出
し、検出した相対距離情報と複数の通信局の夫々の絶対
位置情報とに基づいて自局の位置を検出する自局位置検
出手段と、を具備する構成を採る。
【0033】この構成によれば、自局と前記相手局との
間に存在する障害物の状況に応じて可能な限り精度良く
自局の位置を検出できる位置検出装置を実現できる。
【0034】また、本発明の車載装置は、上記位置検出
装置を具備する構成を採る。
【0035】この構成によれば、本発明の位置検出装置
を用いることで、位置検出が可能な車載装置即ちカーナ
ビゲーション装置を実現できる。
【0036】また、本発明の位置検出方法は、上記距離
検出方法により相手局との相対距離を検出する一方、相
対距離検出に使用された電磁波の送出方向を検出し、検
出した相対距離情報と電磁波の送出方向情報とに基づい
て自局と相手局の相対位置を検出する。
【0037】この方法によれば、本発明の距離検出方法
を用いることで、自局と相手局の相対位置を検出するこ
とができる。
【0038】また、本発明の位置検出方法は、上記位置
検出方法により自局と相手局の相対位置を検出し、検出
した相対位置情報と自局の絶対位置情報とに基づいて相
手局の絶対位置を検出する。
【0039】この方法によれば、本発明の距離検出方法
を用いることで、相手局の絶対位置を検出することがで
きる。
【0040】また、本発明の位置検出方法は、上記位置
検出方法により自局と相手局の相対位置を検出し、検出
した相対位置情報と相手局の絶対位置情報とに基づいて
自局の絶対位置を検出する。
【0041】この方法によれば、本発明の距離検出方法
を用いることで、自局の絶対位置を検出することができ
る。
【0042】また、本発明の位置検出装置は、指向性の
あるアンテナ、このアンテナからの電磁波の送出方向を
可変する電磁波送出方向可変手段、電磁波の送出方向を
検出する電磁波送出方向検出手段、前記アンテナの共振
波長を可変する共振波長可変手段、キャリア周波数を可
変するキャリア周波数可変手段及び電磁波信号の受信タ
イミングを検出する受信タイミング検出手段を具備する
無線通信手段と、上記位置検出方法を実現するプログラ
ムを記憶した記憶手段と、この記憶手段に記憶されたプ
ログラムに従って前記無線通信手段を制御する制御手段
と、を具備する構成を採る。
【0043】この構成によれば、本発明の位置検出方法
を用いることで、自局と相手局の相対位置を検出するこ
とができる位置検出装置を実現できる。
【0044】また、本発明の位置検出装置は、上記位置
検出装置において、前記記憶手段は、半導体メモリ、磁
気記憶媒体、光記憶媒体又は光磁気記憶媒体である。
【0045】また、本発明の移動局は、上記位置検出装
置を具備する構成を採る。
【0046】この構成によれば、本発明の位置検出装置
を用いることで、固定基地局との交信により、自局の絶
対位置を検出することができる。
【0047】また、本発明の車搭装置は、上記位置検出
装置を具備する構成を採る。
【0048】この構成によれば、本発明の位置検出装置
を用いることで、車載移動局の絶対位置を検出すること
ができる。
【0049】また、本発明の基地局は、上記位置検出装
置を具備する構成を採る。
【0050】この構成によれば、本発明の位置検出装置
を用いることで、基地局にて移動局の絶対位置を検出す
ることができる。
【0051】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、二つの通信局間
で波長の異なる複数の電磁波を使用して交信を行って片
道の伝播時間を検出し、この検出結果から直接波と反射
波の判定を行い、この判定結果から通信局間に存在する
障害物に反射せずに直進可能な波長の電磁波を選択し、
選択した波長の電磁波の中から最善の距離分解能を持つ
波長の電磁波を選択して距離検出を行うものである。
【0052】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0053】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る距離検出方法の説明図である。実施の形態
1は、セルラシステムの基地局と携帯電話、自動車電話
の相対距離の検出の例である。無線通信局間の相対距離
Rを検出するには、無線通信局間で直接波の電磁波によ
る交信を行って片道の伝播時間Δtを検出し、検出した
伝播時間Δtに光速c(3.0×108[m/s])を掛けること
で求めることができる。
【0054】現在、セルラシステムの携帯電話、自動車
電話が急速に普及していて、携帯電話、自動車の端末局
の位置を検出するサービスも導入され始めている。セル
ラシステムの携帯電話、自動車電話に使用されているア
ンテナの物理長のオーダーは、パーソナルの携帯電話で
数cm、車載の自動車電話で約cm〜数10cmであ
る。アンテナの固有波長は、周知の如く水平アンテナで
は物理長の1/2、垂直アンテナでは物理長の1/4と
なる。一般にセルラシステムで利用されているキャリア
の波長オーダーは、携帯電話、自動車電話のアンテナの
物理長のオーダーと同程度である。位置検出サービスに
は、基地局BSと携帯電話や自動車電話MSとの間の相
対距離Rの検出が前提となるが、現行の携帯電話のシス
テムにおいて相対距離を検出する際には下記の問題が生
じる。
【0055】すなわち、市街地で自動車電話MSを使用
する場合、市街地に存在する家屋やビルディングの大き
さが数m〜数10mのオーダーであり、無線のキャリア
の波長λより十分大きい。このため、図4に示した通
り、家屋やビルディングが基地局BSと自動車電話MS
との交信に使用する電磁波に対して障害物となり、直接
波で交信できないケースがある。また、図6に示した通
り、自動車電話MSが家屋やビルディングに反射した反
射波を受信しその反射経路の伝播距離を、直接波による
直線の伝播距離と誤認識して、誤った相対距離を検出す
るケースがある。
【0056】アンテナの固有波長は、上述したように、
アンテナの物理長の1/2又は1/4となるが、アンテ
ナの共振波長を可変として制御する技術は実現されてい
る。例えば、アンテナにコイルを直列に挿入するとアン
テナコイルのインダクタンスLに応じて共振周波数は長
くなり、アンテナにコンデンサを直列に挿入するとコン
デンサの容量Cに応じて共振周波数は短くなる。したが
って、アンテナに直列にコイルと電圧で容量を制御でき
るコンデンサを挿入することで、共振波長を任意に可変
できるアンテナを実現できる。なお、コイルと容量可変
のコンデンサを並列に接続しても共振波長を任意に可変
できることは言うまでもない。
【0057】実施の形態1では、図1に示すように、共
振波長を可変可能なアンテナを使用して通信局間の距離
を検出するようにしたものである。この図において、基
地局BSと自動車電話MSとの間で、自動車電話MSの
アンテナの物理長と同程度のオーダーの波長λ2の電磁
波W2で交信すると、ビル1が障害物になって直接波で
交信することができない。そこで、ビル1の大きさ数m
〜数10mり十分長い波長、例えば数100mのオーダ
ーの波長λ1の電磁波W1をキャリアとして、基地局B
Sと自動車電話MSとの間で交信を行うと、波長λ1の
電磁波W1はビル1の大きさより十分大きいので、電磁
波W1はビル1に反射されずに直進することになる。こ
れにより、基地局BSと自動車電話MSは直接波で交信
することが可能になる。したがって、電磁波W1を使っ
て基地局BSと自動車電話MSとの間の相対距離R1を
検出することができる。
【0058】それでは、最大の障害物と想定される障害
物大きさよりも十分長い波長の電磁波W1の一種類だけ
で交信を行って相対距離を求めれば良いかというとそう
ではない。一般に電磁波を使用した測距方法の距離分解
能は、波長が短いほど小さくなるので、波長は短い方が
望ましい。したがって、複数の波長の異なる電磁波を使
用して複数回交信を行い、直接波で交信できた電磁波の
うち最小の波長λzをもつ電磁波WZによる交信で求め
た伝播距離Rzを相対距離Rと判定するとよい。またそ
のときの距離分解能ΔRzを検出した相対距離Rの最大
誤差ΔRmaxと判定するとよい。
【0059】次に、直接波による交信と反射波による交
信を判別して、相対距離の誤検出を防止する方法につい
て説明する。
【0060】図1では、数10cmのオーダーの波長λ
2の電磁波W2がビル2に反射して自動車電話MSに受
信されている様子を示しているが、このとき、電磁波W
1の片道の伝播時間ΔT1から算出した伝播距離R1
と、電磁波W2の片道の伝播時間ΔT2から算出した伝
播距離R1との間には、三角形の一辺の長さと残り二辺
の長さの和の関係にあるので、常にR2>R1の関係に
ある。したがって、電磁波の距離分解能を考慮しないと
きは、R2>R1のときには電磁波W2の受信波は反射
波、R2=R1のときには電磁波W2の受信波は直接波
と判定できる。電磁波W1の距離分解ΔR1及び電磁波
W2の距離分解ΔR2を考慮すると、R2−ΔR2>R
1+ΔR1のときは電磁波W2の受信波は反射波、R2
−ΔR2≦R1+ΔR1のときは電磁波W2の受信波は
直接波と判定する。
【0061】なお、図1では、交信に使用する電磁波と
して、波長が数100mのオーダのλ1の電磁波W1
と、波長が数10cmのオーダのλ2の電磁波W2しか
示していないが、実際はもっといろいろなオーダの波長
を持つ電磁波で交信するとよい。その際、交信しようと
する電磁波の波長を以前の交信の結果に基づいて決定す
ると、不必要な交信を省けて良い。例えば、波長λ1の
電磁波W1を使用した交信が直接波による交信と判定し
た場合は、λ1より長い波長の電磁波を使用して交信し
てもその距離分解能は電磁波W1より劣るので距離を検
出しても意味が無い。したがって、以後の交信にはλ1
より短い波長の電磁波だけを使用して交信を行うとよ
い。例えば、波長の長い順に電磁波を使用して交信を行
い、交信が不通になった時点で、あるいは、交信に使用
された電磁波が障害物による反射波と判定された時点
で、測距操作を終了するとよい。
【0062】逆に、波長λ2の電磁波W2を使用した交
信が不通であったとき、または反射波による交信と判定
した場合は、λ2より短い波長の電磁波を使用して交信
を試みても、障害物に阻まれて直接波による交信ができ
ないので意味が無い。したがって、以後の交信にはλ2
より長い波長の電磁波だけを使用して交信を行うとよ
い。
【0063】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2に係る距離検出装置の構成を示すブロック図であ
る。この図において、距離検出装置100は、アンテナ
170と、無線送受信部110と、無線送受信部110
を制御する制御部120とを備えて構成されている。無
線送受信部110は、アンテナ制御部130と、キャリ
ア発生部140と、変調/復調部150と、受信信号タ
イミング検出部160とを備えて構成されている。
【0064】アンテナ制御部130は、延長コイル13
1と、短縮コンデンサ132と、D/Aコンバータ13
3とを備えて構成されている。延長コイル131と短縮
コンデンサ132はアンテナ170に対して直列に接続
されている。短縮コンデンサ132は、引加電圧で静電
容量可変なコンデンサであって、これに引加される静電
容量制御電圧はD/Aコンバータ134よりアナログ出
力の形で与えられる。D/Aコンバータの入力は制御部
120よりデジタル出力の形で与えられる。
【0065】キャリア発生部140は、水晶発振子14
1とPLL142とを備えて構成されている。水晶発振
子141で発生されるクロックは、PLL142に入力
されて、PLL142で任意の周波数のクロックに変換
されてアンテナ制御部130に供給される。PLL14
2の出力周波数は、制御部120によって指定される。
アンテナ170で捉えられた受信信号は、変調/復調部
150で復調された後、受信信号の受信タイミングが受
信信号タイミング検出部160で検出される。検出され
た受信タイミングは制御部120に報告される。
【0066】制御部120は、プログラム格納用メモリ
(半導体メモリ)121と、CPU122とを備えて構
成されている。CPU122は、無線送受信部110の
受信信号タイミング検出部160から受信信号のタイミ
ングの報告を受け、またプログラム格納用メモリ121
に搭載されたプログラムに従ってキャリア発生部140
のPLL142にキャリア周波数を指定し、アンテナ制
御部130のD/Aコンバータ134に短縮コイル13
3の静電容量制御電圧値を設定することで無線送受信部
110を制御する。
【0067】プログラム格納用メモリ121には、上記
実施の形態1の距離検出方法を実現するプログラムが書
き込まれており、CPU122はこのプログラムに従っ
て基地局BSと自動車電話MSとの間の相対距離R1を
検出する。
【0068】上記無線送受信部110が無線通信手段
に、アンテナ制御部130が共振波長可変手段に、キャ
リア発生部140がキャリア周波数可変手段に、受信信
号タイミング検出部160が受信タイミング検出手段
に、制御部120が制御手段に、プログラム格納用メモ
リ121が記憶手段に、それぞれ相当する。なお、プロ
グラム格納用メモリ121を使用する他に、磁気記憶媒
体、光記憶媒体又は光磁気記憶媒体を使用しても良い。
この場合、それぞれの媒体に応じたドライブ装置を使用
しなければならないことは言うまでもない。また、アン
テナ制御部130では、延長コイル131と短縮コンデ
ンサ132を直列接続したが、上述したように、並列接
続しても構わない。
【0069】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係る位置検出方法は、上記実施の形態2に記載の距離検
出装置を自動車及び複数の基地局に装備し、実施の形態
1に記載の距離検出方法によって自動車と複数の基地局
との相対距離を検出して、これにより得られた相対距離
情報(複数)と基地局の絶対位置情報(複数)とに基づ
いて三角測量の原理によって自動車の絶対位置を検出す
るものである。本発明の距離検出方法を用いることで、
カーナビゲータを実現することができる。
【0070】(実施の形態4)上記実施の形態3に係る
位置検出方法では基地局が複数必要であるが、通信装置
に装備するアンテナを指向性アンテナとして、このアン
テナをモータ等の駆動源によって回転させて交信を行う
ようにすれば、固定基地局は1つで済む。実施の形態1
に記載の距離検出方法を用いて基地局と移動局との間の
相対距離Rを検出するとともに、アンテナの回転角度の
モニタを行って、相対距離Rを検出した交信時の回転角
度Θを検出し、相対距離Rと回転角度Θとに基づいて移
動局の絶対位置を検出することができる。
【0071】(実施の形態5)図3は、本発明の実施の
形態5に係る位置検出装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、この図において、前述した図2と共通する部
分には同一の符号を付けてその説明を省略する。この図
において、位置検出装置200は、制御部210と、無
線送受信部110と、指向性アンテナ230と、指向性
アンテナ230を回転させるアンテナ回転部240と、
指向性アンテナ230の回転角度を検出する回転角度検
出部250とを備えて構成されている。
【0072】上記実施の形態2で説明した通り、制御部
210は、無線送受信部110に対してキャリア周波数
の指定と指向性アンテナ230の共振波長の制御を行
う。指向性アンテナ230で受信された受信信号の受信
タイミングは無線送受信部110で検出される。アンテ
ナ回転部240による指向性アンテナ230の回転角度
Θは、回転角度検出部250で検出されて制御部210
に報告される。
【0073】制御部210は、プログラム搭載用メモリ
(半導体メモリ)211と、CPU212とを備えて構
成されており、CPU212はプログラム搭載用メモリ
211に搭載されたプルグラムに従って無線送受信部1
10を制御する。プログラム搭載用メモリ211には、
上記実施の形態1に係る距離検出方法を用いた位置検出
方法を実現するプログラムが書き込まれている。さら
に、位置検出方法としては、実施の形態1に係る距離検
出方法により自局と相手局との間の相対距離を検出し、
この際の交信に使用した電磁波の送出方向を検出し、検
出した相対距離情報と、この相対距離情報を検出した時
の電磁波の送出方向情報とに基づいて自局と相手局との
相対位置を検出するプログラムが書き込まれている。
【0074】また、検出した相対位置から相手局の絶対
位置も検出することができる。すなわち、上記位置検出
方法により自局と相手局の相対位置を検出し、検出した
相対位置の情報と自局の絶対位置情報とに基づいて相手
局の絶対位置を検出することができる。なお、自分の絶
対位置が不明で相手局の絶対位置が分かっている場合も
当然ながら、上記位置検出方法により自局と相手局の相
対位置を検出し、検出した相対位置の情報と相手局の絶
対位置情報とに基づいて自局の絶対位置を検出すること
ができる。
【0075】なお、指向性アンテナの回転部240は電
磁波送出方向可変手段に、指向性アンテナの回転角度検
出部250は電磁波送出方向検出手段に、無線送受信部
110は無線通信手段に、それぞれ相当する。また、プ
ログラム格納用メモリ211を使用する他に、磁気記憶
媒体、光記憶媒体又は光磁気記憶媒体を使用しても良
い。この場合、それぞれの媒体に応じたドライブ装置を
使用しなければならないことは言うまでもない。
【0076】(実施の形態6)上記実施の形態5に係る
位置検出装置は、固定の基地局に搭載することもできる
し、移動局に搭載することもできる。移動局に実施の形
態5に係る位置検出装置を搭載することにより、自局と
相手局の相対位置を検出することができる。
【0077】例えば、森林地帯で遭難した遭難者の救出
を例に挙げる。遭難者は緊急時用に実施の形態2に係る
距離検出装置を携帯している。実施の形態5に係る位置
検出装置は、例えば航空機に搭載されて上空より遭難者
の捜索に使用する。距離検出装置と位置検出装置は、周
囲の樹木より大きな波長の電磁波を使用することで直接
波で交信して、両者の相対距離を検出することができ
る。位置検出装置は、その電磁波送出方向検出手段によ
り電磁波の送出方向を検出することができる。そして、
相対距離の情報と電磁波の送出方向の情報から、航空機
を基準とした遭難者の相対位置を検出することができ
る。上記ケースでは航空機自身が移動しているので、航
空機自身の絶対位置が判明せず、したがって遭難者の絶
対位置も検出できないが、遭難者の捜索、救出する目的
は達成できる。
【0078】(実施の形態7)勿論、自局又は相手局の
いずれかの絶対位置が判明すれば、絶対位置情報と検出
した相対位置情報の基づいて、もう一方の局の絶対位置
を検出することができる。例えば、自動車に実施の形態
5に係る位置検出装置を搭載すれば、固定基地局(位置
の判明している相手局)と交信を行うことによりカーナ
ビゲータを実現することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二つの通信局間で波長の異なる複数の電磁波を使用して
交信を行い片道の伝播距離を検出し、直接波と反射波の
判定を行い、周囲の障害物に反射されずに直進可能な長
い波長の電磁波を選択し、選択した電磁波から最善の距
離分解能を持つ波長の電磁波を選択して距離検出を行う
ようにしたので、通信局同士が周囲の障害物の状況下に
おいて、可能な限り精度良く相対距離を検出可能な距離
検出方法及びその装置、さらに移動局の位置検出方法及
びその装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る距離検出方法を説
明するための概念図
【図2】本発明の実施の形態2に係る距離検出装置の構
成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態5に係る位置検出装置の構
成を示すブロック図
【図4】従来技術の課題の説明するための概念図
【図5】従来技術のGPSシステムの課題の説明するた
めの概念図
【図6】従来技術の課題の説明するための概念図
【符号の説明】
1、2 ビル BS 基地局 MS 移動局 W1、W2 電磁波 100 距離検出装置 110 無線送受信部 120、210 制御部 121 プログラム格納用メモリ 122 CPU 130 アンテナ制御部 131 延長コイル 132 短縮コンデンサ 133 D/Aコンバータ 140 キャリア発生部 141 水晶発振子 142 PLL 150 変調/復調部 160 受信信号タイミング検出部 170 アンテナ 200 位置検出装置 211 プログラム搭載用メモリ 230 指向性アンテナ 240 アンテナ回転部 250 回転角度検出部

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ共振波長を可変できるアンテナ
    を装備した二つの通信局の間において、波長の異なる少
    なくとも二つの電磁波にて交信を行い、各波長の電磁波
    の伝播時間により前記通信局間の相対距離を検出するこ
    とを特徴とする距離検出方法。
  2. 【請求項2】 それぞれ共振波長を可変できるアンテナ
    を装備した二つの通信局の間において、波長の異なる少
    なくとも二つの電磁波による交信により、前記通信局の
    間の片道の伝播距離をそれぞれ比較し、伝播距離が大き
    いと判断した電磁波による交信を、障害物を介した反射
    波による交信であると判定することを特徴とする距離検
    出方法。
  3. 【請求項3】 それぞれ共振波長を可変できるアンテナ
    を装備した二つの通信局の間において、波長の異なる二
    つの電磁波による交信により、前記通信局の間の片道の
    伝播距離を比較し、一方の電磁波の伝播距離とこの伝播
    距離の分解能の和が他方の電磁波の伝播距離とこの伝播
    距離の分解能の差より小さい場合には、前記他方の電磁
    波による交信を、障害物を介した反射波による交信であ
    ると判定することを特徴とする距離検出方法。
  4. 【請求項4】 それぞれ共振波長を可変できるアンテナ
    を装備した二つの通信局の間において、波長の異なる少
    なくとも二つの電磁波による交信のうち少なくとも1回
    は、前記通信局間に存在する障害物の大きさよりも十分
    長い波長の電磁波により行い、この電磁波による交信を
    直進波による交信であると判定することを特徴とする距
    離検出方法。
  5. 【請求項5】 前記直進波の交信により検出した片道の
    伝播距離のうち最も波長の短い電磁波の交信により検出
    した片道の伝播距離を通信局の間の相対距離として判定
    することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
    に記載の距離検出方法。
  6. 【請求項6】 前記直進波と判定した電磁波のうち最も
    波長の短い電磁波を使用した交信による距離検出の距離
    分解能を通信局の間の相対距離の最大誤差として判定す
    ることを特徴とする請求項5記載の距離検出方法。
  7. 【請求項7】 一つの波長の電磁波を使用した交信が直
    接波による交信と判定した場合、以後の交信に前記波長
    より短い波長の電磁波を使用して交信を行うことを特徴
    とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の距離検
    出方法。
  8. 【請求項8】 一つの波長の電磁波を使用した交信が不
    通である場合又は反射波による交信と判定した場合に、
    以後の交信に前記波長より長い波長の電磁波を使用して
    交信を行うことを特徴とする請求項1から請求項7のい
    ずれかに記載の距離検出方法。
  9. 【請求項9】 長い波長から短い波長の順序で電磁波を
    使用した交信を行い、交信が不通になった時点又は交信
    に使用された電磁波が障害物による反射波と判定された
    時点で距離検出操作を終了することを特徴とする請求項
    1から請求項7のいずれかに記載の距離検出方法。
  10. 【請求項10】 アンテナ、前記アンテナの共振波長を
    可変する共振波長可変手段、キャリアの周波数を可変す
    るキャリア周波数可変手段及び電磁波信号の受信タイミ
    ングを検出する受信タイミング検出手段を具備する無線
    通信手段と、 請求項1から請求項9のいずれかに記載の距離検出方法
    を実現するプログラムを記憶させた記憶手段と、 この記憶手段に記憶されたプログラムに従って前記無線
    通信手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする距離検出装置。
  11. 【請求項11】 前記記憶手段は、半導体メモリ、磁気
    記憶媒体、光記憶媒体又は光磁気記憶媒体であることを
    特徴とする請求項10記載の距離検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載の距離検出方法を用いて位置の判明していない通信局
    と位置の判明している複数の通信局との間の相対距離を
    検出し、検出した前記相対距離情報と前記複数の通信局
    の絶対位置情報とに基づいて位置の判明していない前記
    通信局の絶対位置を検出することを特徴とする位置検出
    方法。
  13. 【請求項13】 請求項10又は請求項11記載の距離
    検出装置と、 この距離検出装置を用いて自局と位置の判明している複
    数の相手局の夫々との間の相対距離を検出し、検出した
    相対距離情報と複数の通信局の夫々の絶対位置情報とに
    基づいて自局の位置を検出する自局位置検出手段と、 を具備することを特徴とする位置検出装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の位置検出装置を具備
    することを特徴とする車載装置。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項9のいずれかに記
    載の距離検出方法により相手局との相対距離を検出する
    一方、相対距離検出に使用された電磁波の送出方向を検
    出し、検出した相対距離情報と電磁波の送出方向情報と
    に基づいて自局と相手局の相対位置を検出することを特
    徴とする位置検出方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の位置検出方法により
    自局と相手局の相対位置を検出し、検出した相対位置情
    報と自局の絶対位置情報とに基づいて相手局の絶対位置
    を検出することを特徴とする位置検出方法。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の位置検出方法により
    自局と相手局の相対位置を検出し、検出した相対位置情
    報と相手局の絶対位置情報とに基づいて自局の絶対位置
    を検出することを特徴とする位置検出方法。
  18. 【請求項18】 指向性のあるアンテナ、このアンテナ
    からの電磁波の送出方向を可変する電磁波送出方向可変
    手段、電磁波の送出方向を検出する電磁波送出方向検出
    手段、前記アンテナの共振波長を可変する共振波長可変
    手段、キャリア周波数を可変するキャリア周波数可変手
    段及び電磁波信号の受信タイミングを検出する受信タイ
    ミング検出手段を具備する無線通信手段と、 請求項15から請求項17のいずれかに記載の位置検出
    方法を実現するプログラムを記憶した記憶手段と、 この記憶手段に記憶されたプログラムに従って前記無線
    通信手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする位置検出装置。
  19. 【請求項19】 前記記憶手段は、半導体メモリ、磁気
    記憶媒体、光記憶媒体又は光磁気記憶媒体であることを
    特徴とする請求項18記載の位置検出装置。
  20. 【請求項20】 請求項18又は請求項19記載の位置
    検出装置を具備することを特徴とする移動局。
  21. 【請求項21】 請求項18又は請求項19記載の位置
    検出装置を具備することを特徴とする車搭装置。
  22. 【請求項22】 請求項18又は請求項19記載の位置
    検出装置を具備することを特徴とする基地局。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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