JP2001146935A - 衝撃吸収油シリンダ - Google Patents

衝撃吸収油シリンダ

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JP2001146935A
JP2001146935A JP33251599A JP33251599A JP2001146935A JP 2001146935 A JP2001146935 A JP 2001146935A JP 33251599 A JP33251599 A JP 33251599A JP 33251599 A JP33251599 A JP 33251599A JP 2001146935 A JP2001146935 A JP 2001146935A
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JP
Japan
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piston
cylinder
impact
oil
passage portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP33251599A
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English (en)
Inventor
Masashi Kawarasaki
正志 河原崎
Takayoshi Ishiguro
隆義 石黒
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Nippon Otis Elevator Co
Oil Drive Kogyo Ltd
Original Assignee
Nippon Otis Elevator Co
Oil Drive Kogyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衝撃吸収特性に影響を与えることなく戻り特性
を改善した衝撃吸収油シリンダの開発。 【解決手段】ピストンが下降する時はピストンを上下に
貫設したチェックバルブが閉じ、ピストンが復元上昇す
る時は該チェックバルブが開き、シリンダ上部室にある
作動油を速やかにシリンダ下部室に移動せしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油を使用した衝撃吸
収シリンダに関するもので、円柱形ピストンにチェック
バルブを取付け、衝撃吸収特性に影響を与えることな
く、戻り特性を改善したものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しよとする課題】従来から
油を使用した衝撃吸収シリンダではピストンが衝撃を受
けると、シリンダ下部室にあった油がシリンダ上部室に
移動する。低温では油の粘度が大で下部室にバネの力だ
けで油が戻るにはピストンとシリンダの間隙が少なくピ
ストンの上昇に時間が掛かってしまうことになる。この
上昇時間の短縮が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者はこのよ
うな要望に鑑み検討した結果、安価に製造できるチェッ
クバルブを取付けることにより、衝撃から解放された戻
り時にシリンダ上部室の油をシリンダ下部室へ速やかに
移動することができるようにしたものである。
【0004】油を収容した内部を液密状態に密閉したシ
リンダの円筒状内面を摺動するピストンロッドの先端部
の円柱形ピストンにチェックバルブを取付け、該ピスト
ンが下降するときはバルブが閉じ、該ピストンが上昇す
る時にバルブが開くことを特徴とする衝撃吸収シリンダ
用チェックバルブである。
【0005】このチェックバルブは上下の小径の油通路
と大径の油通路からなる油通路をピストンに貫設し、小
径の油通路を閉塞するようにバックアップ用スプリング
で押さえられたボールがあり、ピストンが下降したとき
はバルブが閉じ、該ピストンが上昇するときにはバネが
縮みボールによる小径の油通路の閉塞が外れてバルブが
開き、シリンダ上部室にある作動油を速やかにシリンダ
下部室に移動せしめる。
【0006】また大径の油通路下部にはバネ受けとして
リングねじが螺合されており、チェックバルブが開く時
はバックアップ用スプリングはボールとバネ受けとの間
で圧縮されて、ボールが小径の油通路の閉塞から外れる
こととなる。
【0007】
【実施例1】以下に本発明を図1により示す。ピストン
ロッド(3)の円筒状シリンダ(1)の内部の先端に
は、該シリンダ(1)内面を摺動する円柱形ピストン
(8)を設けた。作動油はシリンダ下部室(13)に充
填され、上部から衝撃があるとピストン(8)に急激な
下降する力が生じ、該ピストン(8)はシリンダ下部室
(13)内の作動油を加圧し、加圧された作動油はシリ
ンダとピストンとの摺動面の微細間隙を通ってシリンダ
上部室(14)内に押し出される。
【0008】シリンダ上部室(14)に移行した作動油
は、ピストンにかかった衝撃力がなくなり、低温では油
の粘度が大で復帰用コイルスプリングの復元力によって
復元するときにピストン(3)の上昇に時間がかかって
しまう。
【0009】そこでピストン(8)にチェックバルブ
(15)を取付け、該ピストン(8)が下降する時はバ
ルブ(15)が閉じ、ピストン(8)が上昇する時にバ
ルブ(15)が開くような構造とした。
【0010】(2)はシリンダ(1)の一方の端部開口
(図では上方)に蝶合する端面閉塞部材、(4)はシリ
ンダ(1)の内部と外部とを連通するエア抜き通路、
(5)は通常は通路(4)を密閉しておく通路閉鎖用プ
ラグ、(6)はピストンロッド(3)の先端に固定した
衝突板で、ここで衝撃を受けるようになっている。
【0011】衝突板(6)と端面閉塞部材(2)との間
には復帰コイルスプリング(7)が介製されている。
【0012】(9)は断面矩形溝で、コイルスプリング
(7)の復元自由長の状態でのピストン(8)の下端縁
近傍から他方の端部開口側、即ち他端面閉塞部材(1
0)に向って漸次浅くなっている。
【0013】又シリンダ(1)の側面には、シリンダ内
に作動油を注入するL形管(11)が固定されている。
(12)は管(11)の開口を閉塞するプラグである。
【0014】このような衝撃吸収油シリンダは、油注入
用L形管(11)から作動油を該L形管(11)の開口
端まで供給して通常縦向きに設置して使用する。そして
上方から衝突物が衝突板(6)に衝突した時には、ピス
トン(8)に急激な下降する力が生じ、該ピストン
(8)はシリンダ下部室(13)内の作動油を加圧し、
加圧された作動油はシリンダとピストン間の摺動面に存
在する微小の間隙を通って、又は断面矩形溝(9)が設
けられている場合には、これを通ってシリンダ上部室
(14)内に押出される。その後衝撃物が取り除かれた
後は、復帰用コイルスプリング(7)により衝突板
(6)は元の位置に戻される。
【0015】
【実施例2】以下に本発明のチェックバルブ(15)を
図2及び図3で説明する。小径油通路(a)は大径油通路
(a’)に収容されたバックアップコイル(b)で押さ
えられたボール(c)で閉塞されており、ピストン
(8)が下降する時はチェックバルブ(15)が閉じ、
該ピストン(8)が上昇する時にはコイル(b)が圧縮
されて縮みボール(c)が小径油通路(a)の閉塞状態
から外れてバルブ(15)が開き、シリンダ上部室(1
4)の作動油を速やかにシリンダ下部室(13)に移動
せしめる。上記の小径油通路(a)の断面積はピストン
(8)の断面積の5%以下、普通には0.5%前後の範囲
が適当である。
【0016】また大径油通路(a’)にはバネ受用のリ
ングねじ(d)があり、チェックバルブ(15)が開く
時にはコイル(b)はバネ受け(d)の間で圧縮されて
ボール(c)が小径油通路の閉塞から外れることで作動
油がバルブ(15)を通過することとなる。図3は以上
説明したチェックバルブ(15)を実際に使用した一例
を示している。
【0017】
【発明の効果】シリンダの円筒状内を摺動するピストン
ロッドの先端部の円柱形ピストンにこれを上下に貫通す
るチェックバルブを取付け、ピストンが下降する時はバ
ルブが閉じ、ピストンが上昇する時にはバルブが開き、
シリンダ上部室からシリンダ下部室へ円滑に作動油を移
動せしめる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を示す側断面図である。
【図2】 本発明のチェックバルブを示す側断面図であ
る。
【図3】 本発明のチェックバルブを使用した一例を示
す側断面図である。
【符号の説明】
1. シリンダ 2. 一端面閉塞部材 3. ピストンロッド 4. エア抜き用通路 5. 通路閉鎖用プラグ 6. 衝突板 7. 復帰用コイルスプリング 8. 円柱形ピストン 9. 断面矩形溝 10. 他端面閉塞部材 11. 油注入用L形管 12. 開口閉鎖用プラグ 13. シリンダ下部室 14. シリンダ上部室 15. チェックバルブ a. 小径油通路 a’. 大径油通路 b. バックアップコイル c. ボール d. バネ受用リングねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 隆義 東京都目黒区上目黒3−28−18 オイルド ライブ工業株式会社内 Fターム(参考) 3J069 AA34 EE02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油を収容して内部を液密状態に密閉したシ
    リンダの円筒状内面を摺動する円柱形ピストンに該ピス
    トンの両面側のシリンダ室を連通する油通路を貫設し、
    この油通路に、該ピストンが衝撃を受けて衝撃方向に摺
    動するときは該油通路を閉塞し、該ピストンが衝撃より
    解放されて反対方向に復元摺動する時は該油通路を開放
    するチェックバルブを設けたことを特徴とする衝撃吸収
    油シリンダ。
  2. 【請求項2】円柱形ピストンに一体的に固定したピスト
    ンロッドを一方のシリンダ端面閉塞部材を貫通して外部
    に延設し、その延設部に衝撃を受けるための衝突部を形
    成し、該衝突部が、衝撃を受けたときにピストン復帰用
    スプリングに抗して上記の円柱形ピストンが一方のシリ
    ンダ端面閉塞部材側から他方のシリンダ端面閉塞部材側
    に向って摺動するように構成した請求項1記載の衝撃吸
    収油シリンダ。
  3. 【請求項3】円柱形ピストンに貫設した油通路は該ピス
    トンが衝撃を受けて摺動する方向に向って小径の通路部
    と大径の通路部に構成され、小径の通路部を閉塞するた
    めのボールを大径の通路部に収容し、該ボールのバック
    アップ用スプリングを大経の通路部に螺合するリングね
    じにて保持せしめた請求項1または2記載の衝撃吸収油
    シリンダ。
  4. 【請求項4】ピストンが衝撃を受けてシリンダ内を摺動
    する方向に沿ってピストンに小径の通路部と大径の通路
    部とからなる油通路を形成し、小径の通路部を閉塞する
    ためのボールを大径の通路部に収容し、該ボールのバッ
    クアップ用スプリングを大径の通路部に螺合するリング
    ねじにて保持せしめたことを特徴とする衝撃吸収油シリ
    ンダ用チェックバルブ。
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