JP2001146859A - テント - Google Patents

テント

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JP2001146859A
JP2001146859A JP32985899A JP32985899A JP2001146859A JP 2001146859 A JP2001146859 A JP 2001146859A JP 32985899 A JP32985899 A JP 32985899A JP 32985899 A JP32985899 A JP 32985899A JP 2001146859 A JP2001146859 A JP 2001146859A
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tent
slider
opening
free edge
curtain
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JP32985899A
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Yuuichi Tamaura
裕一 玉浦
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Ogawa Tent Co Ltd
Original Assignee
Ogawa Tent Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開口部を開ける際のユーザの負担を低減し、
ファスナの破損やテントの美観の低下を抑制する。 【解決手段】 このテント11は、スライダ19の始点
21の近傍の自由縁部15cに、自由縁部及びスライダ
を係止する係止手段25を設けた点を特徴とする。これ
により、開口片幕の自由縁部をスライダと共に移動させ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テントに関し、
特にその開口部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外における日除けや雨除け用に
テントが利用されている。テントには、出入口や窓とし
て開閉自在な開口部が設けられている。一般的なテント
の開口部では、本体側の幕である本体幕と、開口形成位
置の幕である開口片幕(一般にフラップとも称され
る。)との結合又は分離がファスナによって調節され
る。
【0003】図4は、従来の典型的な開口部構造を有す
るテントを示す図であり、図4(A)には開口を形成し
ていない状態を示し、図4(B)には開口を形成してあ
る状態を示す。以下、図4を参照して、従来のテントの
開口部構造につき説明する。
【0004】図4(A)に示すように、テント101
は、本体幕103と、開口片幕105と、ファスナ10
7とを具える。開口片幕105は、本体幕103に固定
された固定縁部105aと、本体幕103から開放可能
な自由縁部105bとを有する。ファスナ107は、自
由縁部105bの一部又は全部(図示例では、開口片幕
の裾部を除く部分である。)に沿って設けられていて、
ファスナ107に沿って移動可能なスライダ109と、
スライダ109に取り付けられたタブ(図示せず)とを
有している。これにより、ユーザは、図4(B)に示す
ように、スライダ109を移動させて開口を形成するこ
とができる。
【0005】図4(A)に示すように、ファスナ107
としては、歯合による結合分離を実現する歯合型ファス
ナが広く用いられている。一般なテントでは、例えば、
一つのスライダに対してテントの内側及び外側の両側に
タブを設けることにより、テントの内側及び外側の双方
からこのスライダを自在に移動させて開口を形成できる
ようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のテントに出入りしようとするとき、ユーザは、
スライダを移動させて開口を開いたのち、開口部に垂れ
下がっている開口片幕を手でたくしあげる等により、開
口部の一部を塞いでいる開口片幕を除外する必要があっ
た。よって、従来構成のテントでは、開口部を出入口と
して機能させる際にユーザの余分な動作が必要であっ
た。また、窓として機能させる際にも、同様に、ユーザ
の余分な動作が必要であった。
【0007】また、一般的なテントでは、開口部を完全
に開いた場合、開口部の端に設けられたヒモ等によって
開口片幕を巻き取って固定することができる。しかしな
がら、完全に開かない場合には、開口片幕をヒモ等で固
定することができず、その結果、開口片幕が開口部に垂
れ下がってしまう。したがって、テントの美観が損なわ
れることがあった。
【0008】また、このとき、開口片幕は地面に達する
ように垂れ下がってしまう場合もあり、この場合には、
開口片幕の自由縁部に設けられているファスナがゴミや
砂利で目詰まりし、その結果、ファスナが破損すること
があった。また、このように開口片幕が地面に垂れ下が
ってしまうと、開口片幕そのものが汚損してしまう。よ
って、開口片幕に施されたデザインが損なわれてしま
い、その結果、テントの美観が損なわれることがあっ
た。
【0009】したがって、開口部を開ける際のユーザの
負担を低減できて、しかも、開口部の破損やテントの美
観の低下を抑制できるテントの出現が望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明のテン
トは、本体幕と、この本体幕に固定された固定縁部及び
この本体幕から解放可能な自由縁部を有する開口片幕
と、この自由縁部に沿って設けられたファスナとを具
え、このファスナのスライダを所定位置から移動させて
開口を形成するテントにおいて、スライダの所定位置の
近傍に、自由縁部及びスライダを係止する係止手段を設
けたことを特徴とする。
【0011】この構成では、係止手段が開口片幕の自由
縁部及びスライダを係止しているので、自由縁部と、ス
ライダとを連動させることができる。よって、スライダ
を移動させて開口を形成する最中に、ファスナの係合が
外れて開放された自由縁部の端を、例えば風等で翻らな
いように、スライダの側に常に引き寄せておくことがで
きる。すなわち、ユーザがスライダを移動させて開口片
幕を開けると、自由縁部の端は自動的にスライダ側に引
っ張られる。したがって、この構成によれば、開口を形
成する際に、開口片幕が開口領域から垂れ下がるのを抑
制することができる。
【0012】なお、この出願で言うテントとは、少なく
とも開口部に幕状の開口片を有する居住用テントを典型
的には意味するが、居住用ではない日除け雨除けとして
用いられる簡易構造のシェルタ等を含む。
【0013】また、典型的に言うと、この所定位置と
は、ファスナの始点を意味し、ファスナを閉じた状態に
おけるスライダの位置がファスナの始点である。
【0014】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は、係止手段を、自由縁部及びスライダを着脱自在に係
止する係止手段とするのが良い。
【0015】このようにすれば、開口片幕の自由縁部及
びスライダを係止するか否かについて、ユーザに自由に
選択させることができる。したがって、このテントは、
係止しない状態では従来構成と同様に用いることがで
き、係止した状態では上述した本願構成の作用効果が得
られるように用いることができる。また、自由縁部及び
スライダを着脱自在に係止しているため、テントのメイ
ンテナンスを容易に実施できるというメリットがある。
【0016】また、この発明の実施に当たり、係止手段
は、引張り弾性を有する係止部材を有し、及び、この係
止部材を自由縁部及びスライダ間に設けてなるのが好ま
しい。
【0017】このようにすれば、自由縁部の端を充分に
スライダ側に引き寄せることができる。また、詳細は後
述するが、開口片幕が、スライダの位置に依存して固定
縁部の端及びスライダ間の距離を変化させる形状である
場合にも、円滑にスライダを移動させ開口を形成するこ
とができる。
【0018】このとき、例えば、開口片幕は自由縁部に
筒状のスリーブを有し、係止部材がこのスリーブにガイ
ドされている構成とすることができる。
【0019】また、この発明の実施に当たり、例えば、
開口片幕は、その裾部に、本体幕から常に開放されてい
る自由縁部を有し、所定位置の近傍の当該裾部に係止手
段を有する。
【0020】また、この発明の実施の一例としては、開
口片幕の形状を略扇形とし、前述のファスナを該略扇形
の弧に沿うように設けるのが好ましい。
【0021】このようにすれば、スライダの位置に依存
して自由縁部の固定された縁部及びスライダ間の距離が
実質的に変化しない。よって、より円滑にスライダを移
動させ開口を形成することができる。
【0022】また、この発明の実施の一例としては、開
口片幕の形状を略方形とし、ファスナをこの略方形の対
辺に沿うようにそれぞれ設け、及び、これら各ファスナ
毎に個々に係止部材を設けてもよい。
【0023】また、この発明の実施の一例では、例え
ば、係止手段は、自由縁部に一端が固定された係止部材
と、この係止部材の他端に固定された掛合部材とを有
し、スライダはタブを有し、及び、掛合部材をこのタブ
と掛合させることにより自由縁部及びスライダを係止す
る。
【0024】或いは、この発明の実施の一例では、例え
ば、係止手段は自由縁部に固定された掛合部材からな
り、スライダはタブを有し、及び、掛合部材を該タブと
掛合させることにより自由縁部及びスライダを係止す
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
テントの実施の形態につき説明する。なお、この説明に
用いる各図は、これら発明を理解できる程度に各構成成
分の形状、大きさ及び配置関係を概略的に示してあるに
過ぎない。また、各図において同様な構成成分について
は、同一の番号を付して示し、その重複する説明を省略
することがある。
【0026】(第1の実施の形態)図1は、第1の実施
の形態におけるテントの係止手段の概略的な構成を示す
図である。図2は、第1の実施の形態のテントの開口部
構造を示す図であり、例えば側面から見た図である。な
お、図2(A)では開口を閉じた状態を示し、図2
(B)では開口を半分程度だけ開けた状態を示してあ
る。以下、図1及び図2を参照して第1の実施の形態の
テントにつき説明する。
【0027】図1及び図2に示すように、第1の実施の
形態のテント11は、従来公知のテントと同様に、本体
幕13と、開口片幕15と、ファスナ17とを具える。
開口片幕15は、本体幕13に固定された固定縁部15
aと、本体幕13から解放可能な自由縁部15b及び1
5cとを有する。ファスナ17は、自由縁部15bに沿
って設けられている。ユーザは、ファスナ17のスライ
ダ19を所定位置から移動させて、これによりテントに
開口を形成する。
【0028】また、この所定位置とは、典型的には、開
口を閉じた状態のファスナ17の位置すなわちファスナ
の始点21である。図1に示すように、スライダ19の
一端にはタブ23が取り付けられており、ユーザはタブ
23を例えば指で摘んで、スライダ19をファスナ17
の始点21から移動させることにより、開口を形成す
る。
【0029】図2に示すように、この開口片幕15は、
その固定縁部15aにおいて本体幕13と例えば一体に
なっている。また、本体幕13から開放可能な自由縁部
には、本体幕から自在に開放又は結合される自由縁部1
5bと、本体幕13から常に開放されている自由縁部1
5cとがあり、図1に示すように、自由縁部15bには
ファスナ17が設けられているが、一方、自由縁部15
cにはファスナが設けられていない。
【0030】すなわち、図1に示すテント11は、開口
片幕15の裾部すなわち自由縁部15cが開放されてい
る簡易型のテントである。更に言うと、この本体幕13
は、裾部15cを密閉し袋状とすることができるいわゆ
るテント内幕ではなく、裾部15cが開放されているい
わゆるテント外幕である。勿論、この本体幕13は、テ
ント外幕としてのみならず、テント内幕としても利用す
ることができる。ただし、テント内幕として利用する場
合には、図示せずも、開口片幕15の裾部すなわち自由
縁部15cを自在に密閉できる、ファスナやヒモ等の開
放及び結合を制御できる手段を、一般的には設けておく
必要がある。
【0031】この実施の形態のテント11は、スライダ
19の始点21の近傍に、自由縁部15c及びスライダ
19を係止する係止手段25を設けた点に特徴がある。
【0032】ただし、図1に示す例では、特に自由縁部
15c及びスライダ19は、タブ23を介して係止され
ている。図示例とは異なるが、勿論、係止手段25がタ
ブ23を介さずに自由縁部15c及びスライダ19を直
接係止してもよい。
【0033】このように、係止手段25を設けることに
より、自由縁部15cと、スライダ19とを連動させる
ことができる。よって、スライダ19を移動させて開口
を形成する最中に、ファスナ17の係合が外れて開放さ
れた自由縁部15cの端15dを、例えば風等で翻らな
いように、スライダ19の側に常に引き寄せておくこと
ができる。すなわち、図1及び図2(B)に示すよう
に、ユーザがスライダ19を移動させて開口を形成する
と、自由縁部15cの端15dは自動的にスライダ19
側に引っ張られる。
【0034】したがって、このテント11によれば、開
口を形成する際に、ユーザはスライダ19を移動させる
動作をするだけで、開口片幕15をたくし上げることが
できる。また、このとき、自由縁部15cの端15dは
スライダ19と共に移動するため、開口片幕15は例え
ば二つ折りの状態となり、その結果、開口片幕15が開
口部からだらしなく垂れ下がるのを抑制することができ
る。しかも、ファスナ17や開口片幕15が地面等に接
触しにくくなるため、ファスナ17の破損は抑制され、
同時に、開口片幕15の汚損も抑制される。
【0035】この係止手段25は、典型的に言うと、図
1に示すように、自由縁部15cに一端が固定された係
止部材としてのゴムコード25aと、このゴムコード2
5aの他端に固定された掛合部材としてのフック25b
とを有する。このゴムコード25aは、その一端25a
1がスリーブ27の内側に縫着されていて、開口片幕1
5の裾部に設けられているスリーブ27でガイドされて
いる。これにより、このゴムコード25aは、スリーブ
27の内側に沿って自在に伸縮する。よって、このテン
ト11によれば、開口片幕15の端15dを、常に充分
な張力でスライダ19側に引き寄せることができる。し
たがって、自由縁部15cに弛みが発生しにくい。
【0036】また、図2の各図に示す開口片幕15の形
状は、スライダ19の位置に依存して固定縁部15aの
端29及びスライダ19間の距離をあまり変化させない
ような形、すなわち略扇形である。ところで、一般的な
テントの開口片幕の形状は様々であり、必ずしもここで
いう距離が一定ではない。しかしながら、以上のような
伸縮自在のゴムコード25a等の係止部材を用いること
で、開口片幕15の形状が、スライダ19の位置に依存
して固定縁部15aの端29及びスライダ19間の距離
を大きく変化させる形状である場合にも、円滑にスライ
ダを移動させることができる。
【0037】また、図示例の係止手段25は、フック2
5b等の掛合部材を有していて、図1に示すように、フ
ック25bの鈎状部分をタブ23の孔に掛け合わせる構
造を有する。よって、開口片幕15の自由縁部15c及
びスライダ19の係止を自在に選択することができる。
したがって、例えば開口片幕15の固定縁部15aの近
傍に設けられたヒモ等により、開口片幕15を巻き取っ
て固定する際には、フック25bの掛合を外しておくこ
とで、容易に巻き取り動作を行うことができる。また、
テント11の組立て分解等のメインテナンスが容易にな
る。
【0038】言うまでもなく、以上説明した第1の実施
の形態のテントの各構成は、設計に応じて様々な構成に
置き換えることができる。例えば、図示例ではファスナ
を歯合型ファスナとしたが、例えばこれをベルベットフ
ァスナ等としても良い。また、上述したタブの孔にフッ
クを掛ける構成は、自由縁部及びスライダを係合するよ
うな類似技術に、置き換えてもよい。例えば、フックか
らなる係止手段を用いて、フックをタブと掛合させるこ
とにより自由縁部及びスライダを係止しても良い。ま
た、ここでは、この発明で言うファスナの所定位置を、
図示例のようなファスナの端点(始点)とした例を説明
したが、そうではなく、二つのスライダを有し両方向に
開くファスナを利用する場合のように、この所定位置を
ファスナを開く任意の起点とすることもできる。
【0039】また、この実施の形態では、係合部材とし
て引張り弾性を有するゴムコードの例を示したが、係合
部材としては、これ以外に、テープ、バンドや鎖などの
ひも状のものを用いてよい。ただし、係合部材はひも状
のものに限られない。また、この実施の形態では掛止部
材を用いた例を示したが、自由縁部及びスライダの係止
を、フック等による掛止以外の結合方法で実現してもよ
い。
【0040】(第2の実施の形態)図3は、第2の実施
の形態のテントの開口部構造を示す図であり、例えば側
面や前面から見た図である。なお、図3(A)では開口
を閉じた状態を示し、図3(B)では開口を半分程度だ
け開けた状態を示してある。以下、図3を参照して第2
の実施の形態のテントにつき説明する。ただし、この第
2の実施の形態では、第1の実施の形態にて説明したの
と同様な係止手段を2つ用いる。したがって、第1の実
施の形態と重複する説明は省略することがある。
【0041】図3に示すように、第2の実施の形態のテ
ント51は、従来公知のテントと同様に、本体幕53
と、開口片幕55と、ファスナ571及び572とを具
える。開口片幕55は、本体幕53に固定された固定縁
部55aと、本体幕53から解放可能な自由縁部55b
1、55b2及び55cとを有する。ファスナ571及
び572は、自由縁部55b1及び55b2に沿って設
けられている。ユーザは、ファスナ571及び572の
スライダ591及び592を所定位置から移動させて、
これによりテント51に開口を形成する。
【0042】このように、第2の実施の形態のテント5
1は、ファスナ571及び572により開閉する自由縁
部55b1及び55b2を有する。したがって、ここで
は、各ファスナ571及び572に対応する二つの係止
手段651及び652が設けられている。言い換えれ
ば、図示例のテント51では、開口片幕55の形状を略
方形とし、ファスナ571及び572を略方形の対辺に
沿うようにそれぞれ設け、及び、これら各ファスナ57
1及び572毎に個々に係止手段651及び652を設
けてある。
【0043】このテント51では、第1の実施の形態と
同様に、二つの係止手段651及び652を設けること
により、自由縁部55cと、スライダ591及び592
とを連動させることができる。よって、スライダ591
を移動させて開口を形成する最中に、ファスナ571及
び572の係合が外れて開放された自由縁部55b1及
び55b2の端55d1及び55d2を、例えば風等で
翻らないように、スライダ591及び592の側に常に
引き寄せておくことができる。すなわち、図3(A)及
び(B)に示すように、ユーザがスライダ591及び5
92を移動させて開口を形成すると、自由縁部55b1
及び55b2の端55d1及び55d2は自動的にスラ
イダ591及び592側に引っ張られる。
【0044】したがって、このテント51によれば、開
口を形成する際に、ユーザはスライダ591及び592
を移動させる動作をするだけで、開口片幕55をたくし
上げることができる。また、このとき、自由縁部55b
1及び55b2の端55d1及び55d2はスライダ5
91及び592と共に移動するため、開口片幕55は例
えば二つ折りの状態となり、その結果、開口片幕55が
開口部からだらしなく垂れ下がるのを抑制することがで
きる。しかも、ファスナ571及び572や開口片幕5
5が地面等に接触しにくくなるため、ファスナ571及
び572の破損は抑制され、同時に、開口片幕55の汚
損も抑制される。
【0045】ただし、第2の実施の形態の係止手段65
1及び652としては、第1の実施の形態の係止手段と
同様のものを用いることができる。
【0046】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
発明のテントによれば、スライダの所定位置の近傍の自
由縁部に係止手段を設けていて、この係止手段によりこ
の自由縁部及びスライダを係止している。よって、ユー
ザがスライダを移動させて開口片幕を開けると、自由縁
部の端は自動的にスライダ側に引っ張られる。したがっ
て、この構成によれば、開口を形成する際に、開口片幕
が開口領域から垂れ下がるのを抑制することができる。
【0047】よって、ユーザは、スライダを移動させて
開口を開いたのち、開口部に垂れ下がっている開口片幕
を手でたくしあげる等をすることなく、この開口部を出
入口や窓として機能させることができる。また、開口部
を完全に開かない場合にも、開口片幕が開口部に垂れ下
がるのを抑制でき、その結果、テントの美観の低下を抑
制できる。また、開口片幕が地面に達するように垂れ下
がるのを抑制できるため、ファスナが破損されにくい。
これと同時に、開口片幕そのものの汚損を抑制できるた
め、テントの美観の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の係止手段を概略的に示す図
である。
【図2】第1の実施の形態のテントの開口部構造を示す
図である。
【図3】第2の実施の形態のテントの開口部構造を示す
図である。
【図4】従来の典型的な開口部構造を有するテントを示
す図である。
【符号の説明】
11、51:テント 13、53:本体幕 15、55:開口片幕 15a、55a:固定縁部 15b、15c、55b1、55b2、55c:自由縁
部 15d、55d1、55d2:自由縁部の端 17、571、572:ファスナ 19、591、592:スライダ 21:始点 23:タブ 25、651、652:係止手段 25a:ゴムコード 25b:フック 27:スリーブ 29:固定縁部の端

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体幕と、該本体幕に固定された固定縁
    部及び該本体幕から解放可能な自由縁部を有する開口片
    幕と、該自由縁部に沿って設けられたファスナとを具
    え、該ファスナのスライダを所定位置から移動させて開
    口を形成するテントにおいて、 前記スライダの前記所定位置の近傍に、前記自由縁部及
    び前記スライダを係止する係止手段を設けたことを特徴
    とするテント。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のテントにおいて、 前記係止手段を、前記自由縁部及び前記スライダを着脱
    自在に係止する係止手段としたことを特徴とするテン
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のテントにおいて、 前記係止手段は、引張り弾性を有する係止部材を有し、
    及び、該係止部材を前記自由縁部及び前記スライダ間に
    設けてなることを特徴とするテント。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のテントにおいて、 前記開口片幕は前記自由縁部に筒状のスリーブを有し、
    前記係止部材が該スリーブにガイドされていることを特
    徴とするテント。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のテントにおいて、 前記開口片幕は、その裾部に、前記本体幕から常に開放
    されている自由縁部を有し、前記所定位置の近傍の当該
    裾部に、前記係止手段を有することを特徴とするテン
    ト。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のテントにおいて、 前記開口片幕の形状を略扇形とし、前記ファスナを該略
    扇形の弧に沿うように設けたことを特徴とするテント。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のテントにおいて、 前記開口片幕の形状を略方形とし、前記ファスナを該略
    方形の対辺に沿うようにそれぞれ設け、及び、これら各
    ファスナ毎に個々に前記係止部材を設けたことを特徴と
    するテント。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のテントにおいて、 前記係止手段は、前記自由縁部に一端が固定された係止
    部材と、この係止部材の他端に固定された掛合部材とを
    有し、前記スライダはタブを有し、及び、 前記掛合部材を該タブと掛合させることにより前記自由
    縁部及び前記スライダを係止することを特徴とするテン
    ト。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のテントにおいて、 前記係止手段は前記自由縁部に固定された掛合部材から
    なり、前記スライダはタブを有し、及び、 前記掛合部材を該タブと掛合させることにより前記自由
    縁部及び前記スライダを係止することを特徴とするテン
    ト。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載のテントにおいて、 前記所定位置を、ファスナの始点としたことを特徴とす
    るテント。
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