JP2001146431A - オキシ水酸化ニッケルの製造方法 - Google Patents

オキシ水酸化ニッケルの製造方法

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JP2001146431A
JP2001146431A JP32338999A JP32338999A JP2001146431A JP 2001146431 A JP2001146431 A JP 2001146431A JP 32338999 A JP32338999 A JP 32338999A JP 32338999 A JP32338999 A JP 32338999A JP 2001146431 A JP2001146431 A JP 2001146431A
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Japan
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nickel
reaction
nickel oxyhydroxide
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oxygen gas
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Junichi Maruta
順一 丸田
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高純度のオキシ水酸化ニッケルを合成する方法
を開発する。 【解決手段】オキシ水酸化ニッケルの製造方法におい
て、2価のニッケル化合物を含む水または水溶液に、酸
素ガスまたは酸素を体積比25%以上含む混合ガスを供
給しながら酸化剤を添加する工程を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オキシ水酸化ニッ
ケルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オキシ水酸化ニッケルは、ニッケルカド
ミウム蓄電池、ニッケル亜鉛蓄電池およびニッケル水素
蓄電池の正極活物質として用いられている。通常、これ
らの電池を製作する際は、正極板、負極板ともに、放電
状態の活物質が用いられる。すなわち、正極には水酸化
ニッケル、負極には水酸化カドミウム、酸化亜鉛もしく
は水素吸蔵合金または水素吸蔵金属からなる極板が用い
られる。
【0003】一方これに対して、充電状態の活物質、す
なわち、正極にはオキシ水酸化ニッケル、負極には金属
カドミウム、金属亜鉛もしくは水素を吸蔵した水素吸蔵
合金または水素吸蔵金属をもちいて、電池を作製するこ
とも可能である。
【0004】加えて最近、このようないわゆるアルカリ
蓄電池用正極活物質としての用途だけではなく、非水電
解質電池用正極活物質としても、オキシ水酸化ニッケル
が非常に有用であることが報告されている(電気化学会
第64回大会、講演番号3A06)。
【0005】この報告によると、オキシ水酸化ニッケル
の理論放電容量が約290mAh/gであるのに対し
て、95%以上の利用率に相当する、285mAh/g
もの高い初期放電容量を示しており、ノートパソコン用
電源など、高エネルギー密度の電池を必要とする用途に
も十分利用可能であるといえる。しかし、このオキシ水
酸化ニッケルは、サイクル寿命特性が良好でないという
課題を有している。このサイクル寿命性能の向上が、実
用化のために解決されるべき大きな問題点となってい
る。
【0006】オキシ水酸化ニッケルは、水酸化ニッケ
ル、硝酸ニッケル、硫酸ニッケルまたはK2 [Ni(C
N)4]のような、ニッケルの原子価が2価である化合
物を、アルカリ性水溶液中で次亜塩素酸ナトリウムやペ
ルオキソ二硫酸カリウムのような強力な酸化剤を用い
て、化学的に酸化することによって合成する方法が、特
開平6−31045号や、Z.Anorg.Che
m.,261,26(1950)で報告されている。
【0007】しかし、これらの方法では、反応温度や出
発物質によって、得られる生成物の種類・組成が大きく
変化し、安定して高純度のオキシ水酸化ニッケルを得る
ことが困難である。特に、反応系に含まれる水が関係す
る副反応の影響は避けることが困難で、目的とする主反
応の収率が低下する結果となる。
【0008】具体的には、オキシ水酸化ニッケルの生成
電位と水の酸化電位とがほぼ等しい値であるために、主
反応として2価のニッケル化合物が酸化剤によって酸化
されオキシ水酸化ニッケルが生成する反応が進行するの
と同時に、酸化剤が水の酸化反応にも消費されたり、生
成したオキシ水酸化ニッケルが水によって再還元される
などの、主反応の進行をを阻害する副反応が進行する。
【0009】オキシ水酸化ニッケルはエッジシェアのN
iO6八面体からなる層がc軸方向に積み重なった層状
構造を有し、その層間をプロトンやアルカリカチオンが
拡散することによって充放電反応の進行が可能となって
いる。ここで、活物質としてのオキシ水酸化ニッケルの
純度が低いと、その層状構造に乱れが生じ、充放電反応
におけるプロトンやアルカリカチオンなどの構造内拡散
が阻害される。これは活物質の性能低下を招く原因とな
るので、高純度のオキシ水酸化ニッケルの合成方法が求
められている。
【0010】なお、オキシ水酸化ニッケルは、それ自身
が電池活物質として用いられるだけではなく、活物質の
合成原料としても有用であることが報告されている。特
開昭63−19760号によれば、20〜75%のコバ
ルトを含むオキシ水酸化ニッケルをリチウム電池用活物
質として用いることが提案されている。
【0011】特開平6−31045号では、放電特性の
向上をはかるため、3価のニッケルイオンを含む水酸化
物または酸化物をリチウム塩と混合した後、加熱処理す
ることが提案されている。これによると、2価の水酸化
ニッケル(Ni(OH)2)を分散した水酸化ナトリウ
ム溶液に次亜塩素酸ナトリウム水溶液、塩素含有水溶液
や臭素含有水溶液を反応させてオキシ水酸化ニッケルを
製作し、このオキシ水酸化ニッケル含む水酸化物または
酸化物を硝酸リチウムと混合した後、加圧・成形・乾燥
して600℃〜800℃の空気中で加熱する。そして、
これを再度粉砕成形して700℃〜900℃の空気中で
加熱焼結し、ニッケル酸リチウムを製造している。
【0012】ところが、これらの方法によるニッケル酸
リチウムは、上記と同様にオキシ水酸化ニッケル中に含
まれる不純物によって高純度の試料が得られにくく、純
粋なものを製造することが困難であり、その放電特性、
特に高率放電性能は良好ではない。
【0013】なお、同報告において水酸化ニッケルを原
料として電気化学的な酸化によってオキシ水酸化ニッケ
ルを合成する試みもあるが、水酸化ニッケルの電子伝導
度は10-12 〜10-14 S・cm-1と非常に低いため、
反応を進行させるためには、グラファイト・金属粉末な
どの、電極剤の電子伝導度を向上させるための導電性添
加物を電極剤に含有させる必要がある。
【0014】加えて、電解浴中には電解質支持塩を高濃
度で溶解させておく必要があり、反応後にそれら不純物
を完全に除去することは容易ではない。そのために、こ
の方法においても、純粋なオキシ水酸化ニッケルを得る
ことは困難である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】オキシ水酸化ニッケル
は、ニッケルカドミウム蓄電池、ニッケル亜鉛蓄電池ま
たはニッケル水素蓄電池などのアルカリ二次電池、なら
びに非水電解質二次電池の正極活物質として、もしくは
正極活物質の合成原料として用いられるが、前述したよ
うに、化学的な合成法の反応条件は非常にシビアで、安
定に高純度の試料を供給できる製造プロセスとなり得る
には問題がある。これを解決するには、出発物質・反応
温度・合成手順などの反応条件の最適化が必要である。
【0016】しかし現在のところ、有用な反応条件は確
立されていない。特に水が関与する副反応によって、主
反応の進行が阻害され、反応の完結が不完全であること
に起因するオキシ水酸化ニッケルの結晶構造の乱れは、
その電池活物質としての特性を劣化させる大きな要因と
なるので、副反応を抑制し、主反応を優先的に進行させ
る手段の確立が求められている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によるオキシ水酸
化ニッケルの製造方法は、2価のニッケル化合物を含む
水または水溶液に、酸素ガスまたは酸素を体積比25%
以上含む混合ガスを供給しながら酸化剤を添加する工程
を備えたことを特徴とする。また、コバルト、マンガ
ン、鉄、アルミニウムおよび亜鉛の中から選択される少
なくとも1種以上の金属を含む化合物を上記2価のニッ
ケル化合物および/または上記水または上記水溶液に含
むことを特徴とし、2価のニッケル化合物として水酸化
ニッケルを用いることを特徴とする。さらに上記製造方
法において、酸化剤としてペルオキソ二硫酸塩やオゾン
を用いることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、ニッケルカドミウム蓄
電池、ニッケル亜鉛蓄電池またはニッケル水素蓄電池な
どのアルカリ二次電池、ならびに非水電解質二次電池の
正極活物質として、もしくは正極活物質の合成原料とし
て用いられるオキシ水酸化ニッケルの製造方法に関する
ものであり、2価のニッケル化合物を含む水または水溶
液に、酸素ガスまたは酸素を体積比25%以上含む混合
ガスを供給しながら酸化剤を添加する工程を備えたこと
を特徴としている。
【0019】この方法により、主反応の進行に悪影響を
およぼす副反応を抑制し、高純度のオキシ水酸化ニッケ
ルを製造することが可能である。酸素の供給の方法とし
ては、液に直接バブルしてもよく、バブルはせず反応容
器内の気相に流すだけでもよく、オゾンのような気体の
酸化剤を用いるときは、それを酸素との混合ガスとして
供給してもよい。
【0020】ここで、コバルト、マンガン、鉄、アルミ
ニウムおよび亜鉛の中から選択される少なくとも1種以
上の金属を含む化合物を上記2価のニッケル化合物およ
び/または上記水または上記水溶液に含ませると、より
安定に高純度のオキシ水酸化ニッケルを製造することが
でき、その活物質としての特性も優れたものとなる。
【0021】これら異種金属の含ませ方としては、ニッ
ケル2価の固体化合物を共沈化合物としてもよく、合金
や溶融塩由来の混合体としてもよく、ニッケル塩と異種
金属塩との混合水溶液としてもよく、どちらか一方を固
体、もう一方を溶液としてもよい。加えて、2価のニッ
ケル化合物として水酸化ニッケルを用いると、反応の進
行がよりスムースとなり、反応収率も向上する。
【0022】また、水酸化ニッケルは固体であり、反応
全体を通じて液に溶解することはないため、水酸化ニッ
ケル粉末の粒子形状を制御することによって、目的とす
るオキシ水酸化ニッケルの物性を制御することも容易で
ある。さらにここで好ましくは、酸化剤としてペルオキ
ソ二硫酸塩やオゾンを用いるのが、反応の進行のしやす
さの観点から望ましい。
【0023】
【実施例】以下、本発明を好適な実施例を用いて説明す
るが、本発明の適用範囲は決してこれに限定されるもの
ではない。 [実施例1]粒子径5〜50μmの水酸化ニッケル粉末
100gを5Mの水酸化ナトリウム水溶液2L中に分散
させ、溶液を攪拌しながら、酸素ガスを毎分0.2dm
3の流速でバブルした状態で、酸化剤としてのペルオキ
ソ二硫酸ナトリウムを1.0当量添加し、室温で24時
間反応させた。反応後、生成物を水洗したのち、80℃
の温度で2時間乾燥して、本発明によるオキシ水酸化ニ
ッケルAを得た。
【0024】[実施例2]粒子径5〜50μmの水酸化
ニッケル粉末100gを5Mの水酸化ナトリウム水溶液
2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、酸素ガスを毎
分0.2dm3の流速でバブルした状態で、酸化剤とし
てのペルオキソ二硫酸ナトリウムを1.2当量添加し、
室温で24時間反応させた。反応後、生成物を水洗した
のち、80℃の温度で2時間乾燥して、本発明によるオ
キシ水酸化ニッケルBを得た。
【0025】[実施例3−1]粒子径5〜50μmの水
酸化ニッケル粉末100gを5Mの水酸化ナトリウム水
溶液2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、酸素ガス
を毎分0.2dm3の流速でバブルした状態で、酸化剤
としてのペルオキソ二硫酸ナトリウムを1.5当量添加
し、室温で24時間反応させた。反応後、生成物を水洗
したのち、80℃の温度で2時間乾燥して、本発明によ
るオキシ水酸化ニッケルCを得た。
【0026】[実施例3−2]粒子径5〜50μmの水
酸化ニッケル粉末100gを5Mの水酸化ナトリウム水
溶液2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、酸素/窒
素混合ガス(体積比50:50)を毎分0.2dm3
流速でバブルした状態で、酸化剤としてのペルオキソ二
硫酸ナトリウムを1.5当量添加し、室温で24時間反
応させた。反応後、生成物を水洗したのち、80℃の温
度で2時間乾燥して、本発明によるオキシ水酸化ニッケ
ルDを得た。
【0027】[実施例3−3]粒子径5〜50μmの水
酸化ニッケル粉末100gを5Mの水酸化ナトリウム水
溶液2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、酸素/窒
素混合ガス(体積比25:75)を毎分0.2dm3
流速でバブルした状態で、酸化剤としてのペルオキソ二
硫酸ナトリウムを1.5当量添加し、室温で24時間反
応させた。反応後、生成物を水洗したのち、80℃の温
度で2時間乾燥して、本発明によるオキシ水酸化ニッケ
ルEを得た。
【0028】[実施例4]粒子径5〜50μmの水酸化
ニッケル粉末100gを5Mの水酸化ナトリウム水溶液
2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、酸素ガスを毎
分0.2dm3の流速でバブルした状態で、酸化剤とし
てのペルオキソ二硫酸ナトリウムを2.0当量添加し、
室温で24時間反応させた。反応後、生成物を水洗した
のち、80℃の温度で2時間乾燥して、本発明によるオ
キシ水酸化ニッケルFを得た。
【0029】[実施例5]粒子径5〜50μmの水酸化
ニッケル粉末100gを5Mの水酸化ナトリウム水溶液
2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、反応容器内の
気相を毎分0.5dm3の流速で酸素ガスを通すことに
より酸素置換しながら、酸化剤としてのペルオキソ二硫
酸ナトリウムを1.5当量添加し、室温で24時間反応
させた。反応後、生成物を水洗したのち、80℃の温度
で2時間乾燥して、本発明によるオキシ水酸化ニッケル
Gを得た。
【0030】[実施例6]粒子径5〜50μmの水酸化
ニッケル粉末100gを5Mの水酸化ナトリウム水溶液
2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、酸素ガスを毎
分0.2dm3の流速でバブルした状態で、酸化剤とし
てのペルオキソ二硫酸カリウムを1.5当量添加し、室
温で24時間反応させた。反応後、生成物を水洗したの
ち、80℃の温度で2時間乾燥して、本発明によるオキ
シ水酸化ニッケルHを得た。
【0031】[実施例7]1Mの硝酸ニッケル水溶液2
Lを調製し、溶液を攪拌しながら、酸素ガスを毎分0.
2dm3の流速でバブルした状態で、酸化剤としてのペ
ルオキソ二硫酸ナトリウムを1.5当量添加し、室温で
30時間反応させた。反応後、生成物を水洗したのち、
80℃の温度で2時間乾燥して、本発明によるオキシ水
酸化ニッケルIを得た。
【0032】[実施例8]コバルトを15mol%
{(Co/(Ni+Co)}含む、粒子径5〜50μm
の水酸化ニッケル粉末を5Mの水酸化ナトリウム水溶液
2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、酸素ガスを毎
分0.2dm3の流速でバブルした状態で、酸化剤とし
てのペルオキソ二硫酸ナトリウムを1.5当量添加し、
室温で24時間反応させた。反応後、生成物を水洗した
のち、80℃の温度で2時間乾燥して、本発明によるオ
キシ水酸化ニッケルJを得た。
【0033】[実施例9]アルミニウムを1mol%
{(Al/(Ni+Al)}含む、粒子径5〜50μm
の水酸化ニッケル粉末を5Mの水酸化ナトリウム水溶液
2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、酸素ガスを毎
分0.2dm3の流速でバブルした状態で、酸化剤とし
てのペルオキソ二硫酸ナトリウムを1.5当量添加し、
室温で24時間反応させた。反応後、生成物を水洗した
のち、80℃の温度で2時間乾燥して、本発明によるオ
キシ水酸化ニッケルKを得た。
【0034】[実施例10]コバルトおよびアルミニウ
ムをそれぞれ10mol%{(Co/(Ni+Co+A
l)}および1mol%{(Al/(Ni+Co+A
l)}含む、粒子径5〜50μmの水酸化ニッケル粉末
を5Mの水酸化ナトリウム水溶液2L中に分散させ、溶
液を攪拌しながら、酸素ガスを毎分0.2dm3の流速
でバブルした状態で、酸化剤としてのペルオキソ二硫酸
ナトリウムを1.5当量添加し、室温で24時間反応さ
せた。反応後、生成物を水洗したのち、80℃の温度で
2時間乾燥して、本発明によるオキシ水酸化ニッケルL
を得た。
【0035】[実施例11]0.85Mの硝酸ニッケル
と0.15Mの硝酸コバルトの混合水溶液2Lを調製
し、溶液を攪拌しながら、酸素ガスを毎分0.2dm3
の流速でバブルした状態で、酸化剤としてのペルオキソ
二硫酸ナトリウムを1.5当量添加し、室温で30時間
反応させた。反応後、生成物を水洗したのち、80℃の
温度で2時間乾燥して、本発明によるオキシ水酸化ニッ
ケルMを得た。
【0036】[実施例12]5〜50μmの水酸化ニッ
ケル粉末100gを分散させた水2Lを攪拌しながら、
室温において、比重1.2の硫酸溶液を酸化鉛電極およ
び白金電極を用いて電気分解することによって得られ
た、酸素/オゾン混合ガス(体積比90:10)を、液
中に毎分0.1dm3の流速で80時間通気した後湯洗
し、そして80℃の温度で2時間乾燥して本発明による
オキシ水酸化ニッケルNを得た。
【0037】[比較例1−1]粒子径5〜50μmの水
酸化ニッケル粉末100gを5Mの水酸化ナトリウム水
溶液2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、空気を毎
分0.2dm3の流速でバブルした状態で、酸化剤とし
てのペルオキソ二硫酸ナトリウムを1.5当量添加し、
室温で24時間反応させた。すなわち、酸素ガスではな
く空気をバブルするほかは、実施例1と同じ手順で反応
をおこなった。反応後、生成物を水洗したのち、80℃
の温度で2時間乾燥して、比較としての従来例によるオ
キシ水酸化ニッケルOを得た。
【0038】[比較例1−2]粒子径5〜50μmの水
酸化ニッケル粉末100gを5Mの水酸化ナトリウム水
溶液2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、窒素ガス
を毎分0.2dm3の流速でバブルした状態で、酸化剤
としてのペルオキソ二硫酸ナトリウムを1.5当量添加
し、室温で24時間反応させた。すなわち、酸素ガスで
はなく窒素ガスをバブルするほかは、実施例1と同じ手
順で反応をおこなった。反応後、生成物を水洗したの
ち、80℃の温度で2時間乾燥して、比較としての従来
例によるオキシ水酸化ニッケルPを得た。
【0039】[比較例1−3]粒子径5〜50μmの水
酸化ニッケル粉末100gを5Mの水酸化ナトリウム水
溶液2L中に分散させ、溶液を攪拌しながら、アルゴン
ガスを毎分0.2dm 3の流速でバブルした状態で、酸
化剤としてのペルオキソ二硫酸ナトリウムを1.5当量
添加し、室温で24時間反応させた。すなわち、酸素ガ
スではなくアルゴンガスをバブルするほかは、実施例1
と同じ手順で反応をおこなった。反応後、生成物を水洗
したのち、80℃の温度で2時間乾燥して、比較として
の従来例によるオキシ水酸化ニッケルQを得た。
【0040】[比較例2−1]酸素ガスではなく、空気
をバブルして反応を進行させるほかは、実施例2と同じ
手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニッケ
ルRを得た。
【0041】[比較例2−2]酸素ガスではなく、窒素
ガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例2と
同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニ
ッケルSを得た。
【0042】[比較例2−3]酸素ガスではなく、アル
ゴンガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例
2と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸
化ニッケルTを得た。
【0043】[比較例3−1]酸素ガスではなく、空気
をバブルして反応を進行させるほかは、実施例3と同じ
手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニッケ
ルUを得た。
【0044】[比較例3−2]酸素ガスではなく、窒素
ガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例3と
同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニ
ッケルVを得た。
【0045】[比較例3−3]酸素ガスではなく、アル
ゴンガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例
3と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸
化ニッケルWを得た。
【0046】[比較例4−1]酸素ガスではなく、空気
をバブルして反応を進行させるほかは、実施例4と同じ
手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニッケ
ルXを得た。
【0047】[比較例4−2]酸素ガスではなく、窒素
ガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例4と
同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニ
ッケルYを得た。
【0048】[比較例4−3]酸素ガスではなく、アル
ゴンガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例
4と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸
化ニッケルZを得た。
【0049】[比較例5−1]反応容器内に酸素ガスの
供給をおこなわず、空気中で反応を進行させるほかは、
実施例5と同じ手順で、比較としての従来例によるオキ
シ水酸化ニッケルAAを得た。
【0050】[比較例5−2]反応容器内に酸素ガスで
はなく、窒素ガスを供給するほかは、実施例5と同じ手
順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニッケル
ABを得た。
【0051】[比較例5−3]反応容器内に酸素ガスで
はなく、アルゴンガスを供給するほかは、実施例5と同
じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニッ
ケルACを得た。
【0052】[比較例6−1]酸素ガスではなく、空気
をバブルして反応を進行させるほかは、実施例6と同じ
手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニッケ
ルADを得た。
【0053】[比較例6−2]酸素ガスではなく、窒素
ガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例6と
同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニ
ッケルAEを得た。
【0054】[比較例6−3]酸素ガスではなく、アル
ゴンガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例
6と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸
化ニッケルAFを得た。
【0055】[比較例7−1]酸素ガスではなく、空気
をバブルして反応を進行させるほかは、実施例7と同じ
手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニッケ
ルAGを得た。
【0056】[比較例7−2]酸素ガスではなく、窒素
ガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例7と
同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニ
ッケルAHを得た。
【0057】[比較例7−3]酸素ガスではなく、アル
ゴンガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例
7と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸
化ニッケルAIを得た。
【0058】[比較例8−1]酸素ガスではなく、空気
をバブルして反応を進行させるほかは、実施例8と同じ
手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニッケ
ルAJを得た。
【0059】[比較例8−2]酸素ガスではなく、窒素
ガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例8と
同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニ
ッケルAKを得た。
【0060】[比較例8−3]酸素ガスではなく、アル
ゴンガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例
8と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸
化ニッケルALを得た。
【0061】[比較例9−1]酸素ガスではなく、空気
をバブルして反応を進行させるほかは、実施例9と同じ
手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニッケ
ルAMを得た。
【0062】[比較例9−2]酸素ガスではなく、窒素
ガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例9と
同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニ
ッケルANを得た。
【0063】[比較例9−3]酸素ガスではなく、アル
ゴンガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例
9と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸
化ニッケルAOを得た。
【0064】[比較例10−1]酸素ガスではなく、空
気をバブルして反応を進行させるほかは、実施例10と
同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニ
ッケルAPを得た。
【0065】[比較例10−2]酸素ガスではなく、窒
素ガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例1
0と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸
化ニッケルAQを得た。
【0066】[比較例10−3]酸素ガスではなく、ア
ルゴンガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施
例10と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ
水酸化ニッケルARを得た。
【0067】[比較例11−1]酸素ガスではなく、空
気をバブルして反応を進行させるほかは、実施例11と
同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸化ニ
ッケルASを得た。
【0068】[比較例11−2]酸素ガスではなく、窒
素ガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施例1
1と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ水酸
化ニッケルATを得た。
【0069】[比較例11−3]酸素ガスではなく、ア
ルゴンガスをバブルして反応を進行させるほかは、実施
例11と同じ手順で、比較としての従来例によるオキシ
水酸化ニッケルAUを得た。
【0070】[比較検討]各生成物中のニッケルなど金
属元素の平均酸化数を表1、表2および表3に示した。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】目的とするオキシ水酸化ニッケルは3価の
ニッケル種であるので、この金属平均酸化数の値が3に
近いほど反応収率が高いといえる。実施例1と比較例1
−1〜1−3とを比較すると、通気するガスが異なる以
外は同じ反応条件でオキシ水酸化ニッケルを合成したと
きに、実施例における酸素を用いた例がもっとも金属平
均酸化数が3に近いことがわかった。
【0075】この傾向は、酸化剤の添加量を変えた実施
例2、3−1〜3−3および4とそれに対応する比較例
2−1〜2−3、3−1〜3−3および4―1〜4−3
との比較においてもみられており、特に実施例3−1〜
3−3をみると、酸素ガスをより多く供給した場合に、
オキシ水酸化ニッケルがより高収率で得られていること
がわかった。
【0076】供給したいずれのガスも、反応系に含まれ
る物質との反応性は乏しいため、このような結果は、種
々のガスの供給によって主反応および副反応の進行の度
合いが変化したことに起因するのではではないかとみら
れる。すなわち、酸素ガスを供給した場合は他のガスに
比べて、主反応を促進するか、副反応を抑制するか、も
しくはその両方の効果があるとみられる。表1、表2お
よび表3に示すように、他の実施例と比較例との対比で
も同様の結果が得られている。
【0077】反応の手順として、実施例5のように酸素
ガスをバブルするのではなく単に反応系中に流し、その
雰囲気を酸素で飽和させてもよく、実施例6や12のよ
うに酸化剤を変更してもよく、実施例8、9および10
のように異種元素を含んだニッケル化合物を原料として
用いてもよく、実施例7、11のようにニッケル原料と
してニッケル塩の水溶液を用い、異種元素の添加方法と
して、ニッケル塩と異種元素の塩との混合水溶液を用い
ることもできる。
【0078】これ以外にも、異種元素としてマンガン、
鉄、亜鉛などを反応系に含ませても、酸素ガスの通気に
よる反応収率の向上がみられた。また、異種元素を添加
して合成した場合、得られたオキシ水酸化ニッケル中の
金属平均酸化数の値は、非添加の試料のそれにくらべて
より3に近く、異種元素添加の手法は反応収率向上に効
果があることがわかった。
【0079】[電池評価試験]各試料を正極活物質とす
る電池を作製し、その性能を評価した。上述のように、
オキシ水酸化ニッケルはアルカリ電池用の正極活物質と
しても、非水電解質電池用の正極活物質としても用いら
れ、さらに非水電解質電池用正極活物質の合成原料とし
ても有用である。よって、その特性を評価する方法は種
々存在しうるが、ここでは非水電解質電池用正極活物質
としての特性を評価する。この電池系は、電池性能が活
物質の純度の影響をより受けやすいと考えられるため、
各試料の特性の差をより明らかにすることが可能であ
る。
【0080】正極活物質としてのオキシ水酸化ニッケル
に、導電材としてアセチレンブラック(AB)粉末と、
結着剤としてのポリフッ化二ビニリデン(PVdF)の
N−メチル−2―ピロリドン(NMP)溶液とを、固形
分の重量比で86:5:9の割合で混合し、ペースト状
にして、粘度調節のためNMPを適宜加えながら混練し
たのち、集電体のニッケル網に塗布した後、80℃で乾
燥して、大きさが25mm×25mmの正極板を作製し
た。
【0081】この正極板1枚と負極に同じ大きさの金属
リチウム板2枚と、電解液に1Mの過塩素酸リチウムを
含むエチレンカーボネート(EC)およびジエチルカー
ボネート(DEC)混合溶液(1:1)50mlを用い
て試験電池を作製した。これらの電池を25℃、1.0
mA/cm2 の電流密度(10時間率)で1.5Vまで
放電した後、同じ電流密度で4.2Vまで充電をおこな
った。その後、この放電−充電サイクルを繰り返した。
【0082】一例として、本発明によるC、DおよびE
ならびに比較例のU、VおよびWの初期放電特性および
サイクル寿命特性をそれぞれ図1および図2に示す。そ
の他の試料も含めた各電池の初期放電容量、および25
サイクル経過後の容量保持率の一覧を表1、表2および
表3に示す。
【0083】[評価結果]図2をみると、本発明による
オキシ水酸化ニッケルC、DおよびEの初期放電容量は
従来活物質U、VおよびWを用いたいずれの電池のそれ
に比べても高い。これは、本発明の方法によって、高純
度のオキシ水酸化ニッケルが得られ、高純度であること
に起因して、その電気化学活性も高いことを示してい
る。この点からも、従来のオキシ水酸化ニッケル製造法
にくらべて本発明の方法が優れていることがわかった。
【0084】C、DおよびEを比較すると、酸素含有量
の多いガスを供給した方が、得られるリチウム含有遷移
金属酸化物もより電気化学活性が高いが、Eのように酸
素を体積比25%含む混合ガスを用いた場合でも従来例
と比較すると十分に本発明の効果が得られているため、
実用時にはコストその他の要因を加味して、供給ガス中
の酸素含有量を体積比25%以上の範囲で自由に設定す
ることができる。
【0085】同じ電池についてサイクル寿命性能を比較
した図3をみても、本発明による電池が非常に優れた特
性を示していることがわかった。この結果も、オキシ水
酸化ニッケルの純度が高いと、結晶構造の不規則性によ
るプロトンやアルカリ金属カチオンの構造内拡散阻害を
受けにくいことに起因するものとみられる。
【0086】他のオキシ水酸化ニッケル試料を活物質と
する電池を含めた、初期放電容量値と、それに対する2
5サイクル経過後の放電容量保持率をそれぞれ記した表
1、表2および表3をみても、本発明によるオキシ水酸
化ニッケルの方が、同様の反応条件で供給ガスのみを変
更して合成された従来例のものに比べてすぐれた電気化
学特性を示していることが確認できた。
【0087】ここで、AとIとを比べると2価のニッケ
ル化合物として水酸化ニッケルを用いた方が良好な特性
を示すことがわかる。またAとJ、KおよびLとを比較
すると、コバルトやアルミニウムをはじめとする異種元
素を含ませると特にサイクル寿命特性において性能向上
の効果がみられることがわかった。
【0088】
【発明の効果】本発明の製造方法により、主反応の進行
に悪影響をおよぼす副反応を抑制し、高純度のオキシ水
酸化ニッケルを製造することが可能である。
【0089】さらに、2価のニッケル化合物として水酸
化ニッケルを用いると、反応の進行がよりスムースとな
り、反応収率も向上する。また、水酸化ニッケルは固体
であり、反応全体を通じて液に溶解することはないた
め、水酸化ニッケル粉末の粒子形状を制御することによ
って、目的とするオキシ水酸化ニッケルの物性を制御す
ることも容易である。
【0090】このオキシ水酸化ニッケルを電池活物質も
しくは電池活物質の合成原料として用いたとき、初期放
電容量が高く、また充放電にともなう容量低下が極めて
少ない、すぐれた電気化学的な特性を示す。それゆえに
本発明の工業的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオキシ水酸化ニッケルC、Dおよ
びE、ならびに従来法によるオキシ水酸化ニッケルU、
VおよびWをそれぞれ正極活物質として用いた電池の放
電特性を比較した図。
【図2】本発明によるオキシ水酸化ニッケルC、Dおよ
びE、ならびに従来法によるオキシ水酸化ニッケルU、
VおよびWをそれぞれ正極活物質として用いた電池の充
放電サイクルの経過に伴う放電容量の推移を比較した
図。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2価のニッケル化合物を含む水または水
    溶液に、酸素ガスまたは酸素を体積比25%以上含む混
    合ガスを供給しながら酸化剤を添加する工程を備えたこ
    とを特徴とする、オキシ水酸化ニッケルの製造方法。
  2. 【請求項2】 コバルト、マンガン、鉄、アルミニウム
    および亜鉛の中から選択される少なくとも1種以上の金
    属を含む化合物を、上記2価のニッケル化合物および/
    または上記水または上記水溶液に含むことを特徴とす
    る、請求項1記載のオキシ水酸化ニッケルの製造方法。
  3. 【請求項3】 2価のニッケル化合物として水酸化ニッ
    ケルを用いることを特徴とする、請求項1または2記載
    のオキシ水酸化ニッケルの製造方法。
  4. 【請求項4】 酸化剤としてペルオキソ二硫酸塩を用い
    ることを特徴とする請求項1、2または3記載のオキシ
    水酸化ニッケルの製造方法。
  5. 【請求項5】 酸化剤としてオゾンを用いることを特徴
    とする、請求項1、2または3記載のオキシ水酸化ニッ
    ケルの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005519021A (ja) * 2002-03-04 2005-06-30 ザ ジレット カンパニー オゾンを使用するオキシ水酸化ニッケルの製造
US6991875B2 (en) 2002-08-28 2006-01-31 The Gillette Company Alkaline battery including nickel oxyhydroxide cathode and zinc anode

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JP2005519021A (ja) * 2002-03-04 2005-06-30 ザ ジレット カンパニー オゾンを使用するオキシ水酸化ニッケルの製造
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