JP2001145827A - 混合装置 - Google Patents

混合装置

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JP2001145827A
JP2001145827A JP33269499A JP33269499A JP2001145827A JP 2001145827 A JP2001145827 A JP 2001145827A JP 33269499 A JP33269499 A JP 33269499A JP 33269499 A JP33269499 A JP 33269499A JP 2001145827 A JP2001145827 A JP 2001145827A
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fluid
mixing
mixing device
plate
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JP33269499A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Hiraoka
俊治 平岡
Masahiro Ueda
正浩 上田
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NIPPON KAGAKU KIKAI SEIZO
Japan Chemical Engineering and Machinery Co Ltd
Original Assignee
NIPPON KAGAKU KIKAI SEIZO
Japan Chemical Engineering and Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部エネルギーおよび複雑な形状の混合エレ
メントを用いない非常に簡易な構成で、液体,気体,気
・液・固系の関与した広い分野の混合,分散,ガス吸収
等を行う際に流体の均一な混合を連続して行う。 【解決手段】 円筒状のケーシング2の両端に案内板
7,スワール板8およびオリフィス板9を組み合わせて
なる混合エレメント3,3をそれぞれ配設し、そのケー
シング2の中心軸に沿って固定軸4を固定する。この固
定軸4には、複数の撹拌翼5を前記固定軸4に対して回
転自在に装着する。このケーシング2内に供給される流
体は、前記混合エレメント3を通過する際に旋回力を得
てケーシング内で旋回しつつ下流側に移動して混合する
とともに、撹拌翼5を回転させてケーシング中心付近の
軸方向の流れを混合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体,気体,気・
液・固系の関与した広い分野の混合,分散,ガス吸収等
を行う際に、流体の均一な混合を連続して行う混合装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の混合装置としては、外部エネルギ
ーによる撹拌機によって撹拌・混合を行う形式と、流体
のエネルギーを利用して各種エレメントにより混合する
形式との2種類に大きく分類される。
【0003】前者の混合装置としては、外部駆動装置に
よって回転駆動される撹拌機を槽内に備え、この槽内に
被混合物を供給して撹拌機を回転駆動させることにより
被混合物同士を互いに混合させるものが知られている。
また、例えば特開平7−8775号公報には、円筒状の
ケーシング内に、これと同心的に回転する複数の円筒状
内筒が収納され、この円筒状内筒を外部駆動装置によっ
て回転させることにより、前記ケーシング内周と円筒状
内筒外周との間に形成される環状間隙にテーラー渦を発
生させて、前記ケーシング内の被混合物を混合させる混
合装置が提案されている。
【0004】また、後者の混合装置としては、例えば特
開平9−52034号公報には、互いに対向する前面
に、この前面に対して側壁を直角と成した前方開放の平
面視が多角形状である筒状の小室を多数配列した大小2
つの円板を1組とする混合エレメントをケーシングの中
空内部の同心的に複数配列させてなるものが提案されて
いる。このように構成される混合装置において、被混合
物である流体をケーシングの内部空間に加圧流入させる
と、この流体の流れは混合エレメントの流通孔からその
内部に達し、小径な円板により直進進路が妨げられて方
向を変え、互いに連通する小室を経て中央部から外側に
向かって放射線状に直角衝突,分散,合流,蛇行,濁流
等の状態が組み合わさって複雑に流動する。次いで、ケ
ーシングの内周面と小径な円板とによって形成された流
通路から下流側の混合エレメントの各小室に入り、前述
のように直角衝突,分散,合流,蛇行,濁流等によって
複雑に順次混合エレメントの内部を流動して排出され
る。こうして、流動中に流体の混合が行われる。
【0005】前記いずれの形式の混合装置においても、
短時間にばらつきのない均一な製品を得ることが重要な
課題とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
外部エネルギーにより撹拌機を駆動させて被混合物の撹
拌・混合を行う混合装置においては、この混合装置を用
いて前述のように短時間にばらつきのない均一な製品を
得るためには、一般的に撹拌機の回転数を増加させるこ
とが必要となるが、これには経済的、技術的限界が生じ
てしまうという問題点があるとともに、外部駆動装置の
振動,騒音が増大するという問題点がある。また、特開
平7−8775号公報に記載の混合装置では、テーラー
渦を発生させるための内筒の回転数を被混合物(各種流
体)に応じて予め計算により算出する必要があり、手間
がかかるという問題点がある。
【0007】一方、前記流体エネルギーを用いる混合装
置(特開平9−52034号公報)では、前述のように
短時間にばらつきのない均一な製品を得るために多角形
状の小室を多数配列させた複雑な形状の混合エレメント
を複数配列させるため、コストアップが避けられない。
また、混合エレメントの複雑化に伴い流体をケーシング
の内部空間に導入させるため流入圧を高くする必要があ
り、装置構成が大掛かりとなる問題点がある。さらに、
混合エレメント内に目詰まりが生じやすく、メンテナン
スも困難である。
【0008】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、外部エネルギーおよび複雑な形状
の混合エレメントを用いない非常に簡易な構成で、液
体,気体,気・液・固系の関与した広い分野の混合,分
散,ガス吸収等を行う際に流体の均一な混合を連続して
行うことができる混合装置を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、第1発明(請求項1に係る
発明)による混合装置は、両端付近にそれぞれ流体の入
口と出口と有する筒状のケーシングを備え、このケーシ
ング内に導入される流体を混合する混合装置において、
前記ケーシングの少なくとも入口側に、前記流体がもつ
ケーシングの軸方向下流側へ向かう流動力を旋回力に変
換するスワール板を配設することを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明においては、ケーシングの少なくと
も入口側にスワール板が配設されており、少なくともケ
ーシング内に供給される流体(被混合物)がもつ流動力
を前記スワール板によって旋回力に変換される。これに
より、流体は旋回流となってケーシング内を下流側へ流
通し、ケーシング内で混合される。
【0011】本発明によれば、非常に簡易な構成でケー
シング内の流体の混合を連続して行うことができ、密
度,濃度,温度など均一な製品を得ることができるとと
もに、生産性の向上を図ることができる。また、外部駆
動装置などの外部エネルギーを要しないため、振動,騒
音を抑制できる。さらに、メンテナンスが容易であり、
既設の配管に取付けて使用することも可能であるため、
設備コストおよびイニシャルコストの低減、省スペース
化を図ることができる。
【0012】また、本発明によれば、流体の流れと直角
な半径方向に換える流動を起こさせることにより液体、
気体、気・液・固系の高度な撹拌,分散,懸濁化を図っ
て物質移動速度を向上させるとともに、伝達係数の向
上、スケーリングの防止を図ることができる。また、高
圧下、減圧下での操作においても、軸受け、軸封機構を
要しないため、トラブルも少なく安定な操作が可能とな
る。
【0013】本発明においては、前記ケーシングの内部
に、その略中心軸線周りに回転する撹拌翼を少なくとも
1つ備えるのが好ましい(請求項2に係る発明)。こう
することにより、前述のようにスワール板を経て旋回流
となった流体によって撹拌翼が回転し、この撹拌翼の回
転に伴ってケーシング中心付近の流れについても混合を
行うことができる。したがって、ケーシング内の流体は
猛烈な乱流となり、より混合性能を向上できるという効
果を奏する。また、ケーシング内周面へのスケールの付
着を防止できる。なお、前記撹拌翼は、ケーシングの略
中心軸線に沿って配設される固定軸に回転自在に装着さ
れる構成であっても、前記ケーシングの入口と出口との
間に回転自在に保持される回転軸に固定装着される構成
であってもよい。
【0014】次に、第2発明(請求項3に係る発明)に
よる混合装置は、両端付近にそれぞれ流体の入口と出口
とを有する筒状のケーシングを備え、このケーシング内
に導入される流体を混合する混合装置において、前記ケ
ーシング内の入口側に設けられ、そのケーシング内に導
入される流体の流速を高める流速増加手段と、その流速
増加手段通過後の流体によりケーシングの中心軸線周り
に回転駆動される駆動翼を備えることを特徴とするもの
である。
【0015】本発明においては、ケーシング内に導入さ
れる流体(被混合物)の流速が流速増加手段を通過する
際に高められ、この流速増加手段を通過した流体によっ
て駆動翼が回転され、この駆動翼の回転によりケーシン
グ内に導入された流体に旋回力が付与される。こうして
ケーシング内に導入された流体は、旋回流となって下流
側へ流通しながら混合される。
【0016】本発明によれば、ケーシング内に導入され
る際の流体のエネルギーを駆動翼によって旋回力に変換
しケーシング内を旋回させて混合を行うとともに、前記
駆動翼の回転によってケーシング中心付近の流れについ
ても混合を行うことができる。このように、非常に簡易
な構成でケーシング内の流体の混合を連続して行うこと
ができ、第1発明と同様の効果が得られる。
【0017】本発明においては、前記駆動翼をケーシン
グの略中心軸線周りに回転自在に支持される回転軸に固
定装着させるとともに、その回転軸の駆動翼下流側に少
なくとも1つの撹拌翼を固定装着させるのが好ましい
(請求項4に係る発明)。このような構成により、駆動
翼の回転に伴って回転軸がケーシングの略中心軸周りに
回転し、この回転軸の回転に伴って撹拌翼が回転するよ
うにされる。したがって、ケーシング下流側(駆動翼下
流側)での流体の旋回力を向上でき、さらにケーシング
中心付近の流れについても混合でき、混合性能をより向
上できるという効果を奏する。
【0018】第1および第2発明においては、前記ケー
シング内部に、ケーシングを通過する流体に剪断力を付
与する剪断板を装着するのが好ましい(請求項5に係る
発明)。このように前記ケーシング内で混合が行われた
流体に剪断力を付与することにより、より混合性能を向
上できる。
【0019】第1および第2発明においては、前記ケー
シングを多段に組み合わせるのが好ましい(請求項6に
係る発明)。このように、前記ケーシングを直列に多段
に組み合わせれば流体の混合時間を確保でき、前記ケー
シングを並列に多段に組み合わせれば単位時間当りの混
合処理容量を増大できる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明による混合装置の具
体的な実施の形態につき、図面を参照しつつ説明する。
【0021】図1には、本発明の第1実施例に係る混合
装置の縦断面図が示されている。
【0022】第1実施例の混合装置1は、円筒状のケー
シング2の両端がそれぞれ被混合物(以下、流体とい
う。)の入口2aおよび出口2bとされ、この流体の入
口2aおよび出口2bにはそれぞれ混合エレメント3,
3が装着されているとともに、前記ケーシング2内部に
はその中心軸線に沿って前記入口側混合エレメント3と
出口側混合エレメント3に固定される固定軸4が設けら
れている。また、この固定軸には、複数の撹拌翼(本実
施例では3個)5がその固定軸4に対して回転自在に装
着されている。
【0023】前記混合エレメント3は、上流側から順
に、案内板7,前記案内板7を通過する流体の流動力を
旋回力に変換するスワール板8および前記旋回力を有す
る流体が通過するオリフィス9aを中心位置に備えるオ
リフィス板9が組み合わされて構成されている。図2に
は、前記案内板7の正面図(a),スワール板8の正面
図(b)およびオリフィス板9の正面図(c)がそれぞ
れ示されている。
【0024】前記案内板7は、外径が前記ケーシング2
の内径に略一致する円形の板材よりなり、その略外周に
沿って複数の小孔7aが形成されるとともに、中心位置
に前記固定軸4を固定する固定穴7bが形成されて構成
されている。なお、前記案内板7は、前記小孔7aが形
成される外周側の厚みが中心付近の厚みより薄くなるよ
うにその一面側に円状に段差7cが形成されている。ま
た、前記スワール板8は略円環状の板材よりなり、その
中空円8aの接線に沿った切り込み線およびそれに平行
な切り込み線により開口部8bが形成されている。前記
案内板7の段差7cが形成されている一面側とスワール
板8とを密着させると、前記案内板7の小孔7aが形成
される外周部分とスワール板8との間に空間が形成さ
れ、この空間は、前記スワール板8の開口部8bで開放
される。
【0025】前記オリフィス板9は、その中心位置に前
記スワール板8の中空円8aの径に比較して十分小さい
径を有し、上流側端部がアール形状に面取りされている
オリフィス9aを有し、外径がケーシング2の内径に略
一致する円環状の板材よりなる。このオリフィス板9と
前記スワール板8とを密着させると、前記スワール板8
の開口部8bと中空円8aの外周部分とが閉じられる。
【0026】このように構成される混合装置1において
は、前記ケーシング2の入口2aから供給される流体
は、前記案内板7の小孔7aからスワール板8との空間
を通過して開口部8bに到達し、前記オリフィス板9に
接触して前記スワール板8の中空円に沿って旋回する。
こうして流体は、旋回流となって前記オリフィス板9の
オリフィス9aから押し出されて前記ケーシング2内に
導入され、前記固定軸4に装着された撹拌翼5を回転さ
せつつ下流側へ流通する。
【0027】前記流体は、ケーシング2内で軸方向の流
れと半径方向の流れ(旋回流)とにより高度な撹拌、分
散、懸濁化が図られ、物質移動速度が向上する。また、
前記撹拌翼5の回転によりケーシング2中心付近の軸方
向の流れについて混合が行われ、ケーシング2内には猛
烈な乱流が生じることになる。
【0028】こうして出口側混合エレメント3へ到達し
た流体は、案内板7の小孔7aを通過する際に剪断力が
付与されるとともに、前記小孔7aからスワール板8と
の空間を通過して開口部8bに到達し、前記オリフィス
板9に接触して前記スワール板8の中空円に沿って再び
旋回して、オリフィス板9のオリフィス9aから押し出
されケーシング2外へ排出される。
【0029】第1実施例によれば、流体の持つエネルギ
ーを極めて簡易な構成の混合エレメント3によって旋回
流に変換して、ケーシング2内で流体を旋回させるとと
もに、その流体の旋回流によって回転する撹拌翼5によ
ってケーシング2中心付近の軸方向の流れについても混
合を行うことができる。したがって、非常に簡易な構成
でケーシング2内の流体の混合を連続して行うことがで
き、密度,濃度,温度などが均一にされた製品を得るこ
とができるとともに、前記ケーシング2内は猛烈な乱流
のため、スケールの付着もなく安定した性能が得られる
という効果を奏する。また、外部駆動装置などの外部エ
ネルギーを要しないため、振動,騒音を抑制できるとい
う効果もある。このように構成される混合装置は、気−
液接触反応,ガスの吸収,液−液抽出等を行う物質移動
装置として用いるのが効果的である。さらに、前記撹拌
翼5の先端周速度が8〜30m/sec(特に、10〜
20m/sec)となり、流体に剪断力を付与すること
ができるため、水中油滴型(O/W型)エマルジョンや
油中水滴型(W/O型)エマルジョンの製造装置として
用いることができる。
【0030】また、第1実施例によれば、従来必要とさ
れていた外部駆動装置や複雑な混合エレメントが不要で
あるとともに、既設の配管に取付けて使用することも可
能であり、設備コストおよびイニシャルコストの低減お
よび省スペース化を図ることができる。また、構造が簡
易であるため、案内板7の小孔7aおよびオリフィス9
aの目詰まりを回避でき、メンテナンスも容易である。
さらに、軸受け、軸封機構を要しないため、コンタミ防
止を図ることができ、安定な操作が可能となる。
【0031】第1実施例においては、ケーシング2の両
端(入口2aおよび出口2b)に混合エレメント3,3
が配設されているが、これに限らず、図3に示されるよ
うに出口2b側には前記固定軸4を固定する案内板7の
みを配設されていてもよい。
【0032】また、第1実施例においては、ケーシング
2の中心軸に沿って固定軸4およびその固定軸に回転自
在に装着される撹拌翼5が設けられているが、これに限
らず、図4に示されるようにケーシング2’の両端面に
混合エレメント3,3を配設し、その混合エレメント
3,3で区画される領域内の下流側に流体に剪断力を付
与する多孔板(剪断板)10を配設するように構成して
もよい。このような構成により、ケーシング2’内に供
給される流体は入口側混合エレメント3によって旋回力
が付与され、前記ケーシング2’内を旋回しつつ下流側
の多孔板10に到達し、その多孔板10に形成されてい
る複数の孔から下流側に押し出される。このとき、流体
に剪断力が付与される。こうして多孔板10を通過した
流体は、出口側混合エレメント3によって、再び旋回力
が付与されてケーシング2’から排出される。このよう
にケーシング2’内に供給される流体に旋回力と剪断力
とを付与することができるので、前記第1実施例と同様
もしくはそれ以上の混合性能を向上させることができ
る。なお、前記多孔板10に代えて、流体に剪断力を付
与する剪断板としてデミスター,規則的な配列の充填物
層および不規則な配列の充填物層を配設することも可能
である。また、ケーシング2’の出口に前記多孔板10
のみを出口2bに配設し、この多孔板10を通過した流
体をケーシング2’から排出するようにしてもよい。
【0033】第1実施例においては、ケーシング2の中
心軸に沿って固定軸4およびその固定軸4に回転自在に
装着される撹拌翼5が設けられているが、これに限ら
ず、図5に示されるようにケーシング2”の両端2
a”,2b”に混合エレメント3,3を配設するととも
に、それら混合エレメント3,3で区画される領域内の
略中央位置に同一構成の混合エレメント3’を配設する
ように構成してもよい。このような構成により、ケーシ
ング2”内に供給される流体は入口側混合エレメント3
によって旋回力が付与され、前記ケーシング2”内を旋
回しつつ略中央位置の混合エレメント3’に到達し、こ
の混合エレメント3’によって剪断力および旋回力が更
に付与されて下流側に押し出される。次いで、前記混合
エレメント3’を通過した流体は、出口側混合エレメン
ト3によって、再び旋回力および剪断力が付与されてケ
ーシング2”から排出される。こうして、前記第1実施
例と同様もしくはそれ以上の混合性能を得ることができ
る。
【0034】また、第1実施例においては、ケーシング
2の中心軸に沿って固定軸4およびその固定軸4に回転
自在に装着される撹拌翼5が設けられているが、これに
限らず、ケーシング2の入口2aおよび出口2bに配設
される混合エレメント3,3または案内板7の中心位置
に回転自在に支持される回転軸に、撹拌翼を固定装着さ
せるように構成してもよい。こうすることにより、入口
側混合エレメント3を経て旋回流にされた流体によって
撹拌翼が旋回し、これに伴って回転軸が回転して、この
回転軸に固定装着された撹拌翼が全て均一に回転する。
したがって、ケーシング2内部上流側および下流側の中
心付近の流れについても均一に混合でき、前記第1実施
例と同様もしくはそれ以上の混合性能を得ることができ
る。
【0035】図6には、前記案内板7の変形例を説明す
る正面図(a)、A−A線断面図(a’)および前記ス
ワール板8の変形例を説明する正面図(b)、B−B線
断面図(b’)がそれぞれ示されている。また、図7に
は、前記スワール板8の変形例を説明する正面図(a)
およびC−C線断面図(b)が示されている。
【0036】図6(a)(a’)の案内板7’は、外径
が前記ケーシング2,2’,2”の内径に略一致する円
の一部を直径に平行する方向に切欠いた形状の板材より
なり、その両面の中心位置に前記固定軸4を固定する固
定穴7b’が形成されて構成されている。なお、前記案
内板7’は、前記スワール板8の中空円8aを完全に覆
う大きさにされている。また、前記スワール板8と組み
合わせる際には、前記切欠き部分が、スワール板8の開
口部8bに対向するように配置させる必要がある。
【0037】また、図6(b)(b’)のスワール板
8’は、外径がケーシング2,2’,2”の内径に略一
致するとともに、その中心位置に異なる径を有する半円
の一端を一致させ、他端を開放させてなる中空円8a’
と、その中空円8a’の開放部を外周に向けて大きく開
放させてなる開口部8b’とが形成された板材である。
【0038】図7のスワール板8”は、中心位置に小径
のオリフィス11を有し外径がケーシング2,2’,
2”の内径と略一致する円板12の上流側面に有底円筒
体13の開口側端面を接着させてなり、この有底円筒体
13の外周側面から内周側面にかけて、内周円の接線方
向に2つの流通孔14,14が形成されている。このよ
うに構成されるスワール板8”は、有底円筒体13の底
面が上流側となるようにケーシング2,2’,2”に装
着され、このスワール板8”を通過する流体は、前記有
底円筒体13の流通孔14,14を通過して有底円筒体
13内に導入され、この有底円筒体13の内周面に沿っ
て旋回し、円板12のオリフィス11を流通するように
されている。なお、前記スワール板8”は、前述の案内
板7,7’およびオリフィス板9を組み合わせて用いる
必要がなく、単独で用いることが可能である。
【0039】次に、第2実施例に係る混合装置について
説明する。図8には、この混合装置の縦断面図が示され
ている。
【0040】第2実施例の混合装置20は、円筒状のケ
ーシング21の両端21a,21bに配設される軸受け
部材22,22に、回転軸23がそのケーシング21の
中心軸線に沿って回転自在に支承されており、この回転
軸23の上流側にはパドル翼(本発明における駆動翼に
相当する。)24が固定装着されており、その下流側に
は複数個(本実施例では2個)の撹拌翼25が固定装着
されている。また、上流側軸受け部材22の下流側面に
は、スペーサ26を介して中心位置に小径のオリフィス
27aを備え外径が前記ケーシング21の内径と略一致
するオリフィス板(本発明における流速増加手段に相当
する。)27がそれぞれ密着するように組み合わされて
いる。
【0041】図9には、前記軸受け部材22の正面図
(a)およびスペーサ26の正面図(b)が示されてい
る。前記軸受け部材22は、外径が前記ケーシング21
の内径と略一致する円板を線対称位置に2箇所扇状に切
り欠いた形状の板材よりなり、その中心位置には前記回
転軸23を回転自在に支承する軸受け部22aが形成さ
れている。また、前記スペーサ26は、外径が前記ケー
シング21の内径と略一致する環状の板材である。な
お、前記パドル翼24を構成する羽根24aは、回転軸
23の軸方向に対して約45°の傾きを有するように装
着されるのが好ましい。
【0042】このように構成される混合装置20におい
ては、ケーシング21の入口側から流体が供給される
と、その流体が前記軸受け部材22の切り欠き部,スペ
ーサ26の中空部26aを通過して、前記オリフィス板
27のオリフィス27aから押し出されてケーシング2
1内に噴射される。前記オリフィス27aから押し出さ
れた流体の流動力によって前記パドル翼24が回転し、
前記回転軸23を回転させる。この回転軸23の回転に
より前記撹拌翼25が回転し、ケーシング21内に供給
され下流側へ流動する流体に旋回力が付与される。ま
た、前記パドル翼24および撹拌翼25の回転により、
ケーシング21中心付近の軸方向の流れが混合され、ケ
ーシング21内は乱流となる。こうしてケーシング21
内で混合された流体が前記下流側の軸受け部材22の切
り欠き部を経て、ケーシング21外へ排出される。
【0043】第2実施例によれば、ケーシング21内に
導入される際の流体の持つエネルギーを用いて旋回流を
発生させ、ケーシング21内の流体を旋回させて軸方向
の流れについても混合を行うことができる。したがっ
て、非常に簡易な構成でケーシング21内の流体の混合
を連続して行うことができ、密度,濃度,温度など均一
な製品を得ることができるとともに、前記ケーシング2
1内は猛烈な乱流のため、スケールの付着もなく安定し
た性能が得られるという効果を奏する。また、外部駆動
装置などの外部エネルギーを要しないため、振動,騒音
を抑制できる。このように構成される混合装置は、気−
液接触反応,ガスの吸収,液−液抽出等を行う物質移動
装置として用いるのが効果的である。さらに、前記撹拌
翼25の先端周速度が8〜30m/sec(特に、10
〜20m/sec)となり、流体に剪断力を付与するこ
とができるため、水中油滴型(O/W型)エマルジョン
や油中水滴型(W/O型)エマルジョンの製造装置とし
て用いることができる。
【0044】また、第2実施例によれば、従来必要とさ
れていた外部駆動装置や複雑な混合エレメントが不要で
あるとともに、既設の配管に取付けて使用することも可
能であり、さらにメンテナンスも容易であるため、設備
コストおよびイニシャルコストの低減、省スペース化を
図ることができる。
【0045】第2実施例においては、下流側の軸受け部
材22の下流側もしくはやや上流側に流体に剪断力を付
与する剪断板(図示省略)を配設してもよい。こうする
ことにより、ケーシング21から排出される流体の混合
性能をより向上させることができる。なお、剪断板とし
ては、第1実施例と同様に、多孔板,デミスター,充填
物(規則,不規則)が用いられる。
【0046】また、第2実施例においては、ケーシング
21の中心軸線に沿って回転自在な回転軸23にパドル
翼24と撹拌翼25とが固定装着される構成について説
明されているが、これに限らず、ケーシング21の中心
軸線に沿って固定される固定軸に対してパドル翼と撹拌
翼とが回転自在に装着される構成としてもよい。また、
これら回転軸23にパドル翼を固定させる構成または固
定軸にパドル翼を回転自在に装着させる構成のいずれを
採用する場合にも、撹拌翼を省略することができる。こ
のような構成に撹拌翼を省略した場合にも一定程度の効
果を得ることができる。さらに、前記パドル翼に代えて
プロペラ翼を装着しても同様の作用・効果が得られる。
【0047】図10には、前記上流側の軸受け部材22
の変形例を説明する正面図(a)およびD−D線断面図
(b)が示されている。この軸受け部材22’は、外径
が前記ケーシング21の内径と略一致する円板状であ
り、その中心位置に前記回転軸23を回転自在に支持す
る軸受け部22a’が形成されている。また、前記円板
の偏心位置で、かつ前記パドル翼24(またはプロペラ
翼)の羽根中央に対向する位置には、流体が通過する流
通孔28が1つ設けられている。この軸受け部材22’
を用いれば、前記スペーサ26およびオリフィス板27
が不要となり、より構造を簡易化できるとともに、前記
パドル翼24(またはプロペラ翼)が流通孔28を通過
して下流側に向けて流動する流体を確実に受けて回転
し、流体に剪断力と回転力とを付与することができる。
【0048】また、第1,第2実施例および各変形例に
おいては、ケーシングの軸方向を水平とした場合につい
て図示されているが、ケーシングの軸方向を垂直として
用いることも可能である。さらに、第1実施例およびそ
の変形例において、前記ケーシングの軸方向を垂直とし
て用いる場合は、ケーシングの入口側に混合エレメント
3もしくはスワール板8”のみを設け、ケーシング内部
に固定軸または回転軸を配設せずに1つの撹拌翼を配置
させれば、ケーシング内の旋回流によって撹拌翼を回転
させることができ、前述と同様の作用・効果を奏する。
【0049】次に、第3実施例に係る混合装置について
説明する。図11には、この混合装置の縦断面図(a)
およびE−E線断面図(b)が示されている。
【0050】第3実施例の混合装置30は、両端面を閉
塞させた円筒状のケーシング31を垂直方向に配置さ
せ、その円筒状ケーシング31の両端面に回転軸32が
ケーシング31の中心軸線周りに回転自在に支持されて
おり、この回転軸32の上流側には、複数枚の略匙状の
駆動羽根33aを各先端が前記ケーシング31の内周壁
面よりやや内側に沿うように略等間隔に配置させてなる
駆動翼33が固定装着されている。また、前記回転軸3
2の駆動翼33の下流側には、混合目的に合わせた形状
の撹拌翼34が固定装着されている。
【0051】前記ケーシング31の上流側端面には、外
部から下流側に向けて流体を供給する流体供給口35が
設けられているとともに、前記駆動翼33に対向する円
筒ケーシング31の外周壁面から内部に向けて流体を噴
射する駆動流体供給ノズル(本発明における流速増加手
段に相当する。)36が挿入されている。この駆動流体
供給ノズル36の挿入方向は、挿入位置付近のケーシン
グ31の略接線方向とされている。一方、前記ケーシン
グ31の下流側付近の外周面には、ケーシング31内で
混合された流体を排出する排出口37が設けられてい
る。
【0052】このように構成される混合装置30におい
て、例えば2種類の流体を混合させる際に一方の流体を
前記流体供給ノズル35からケーシング31内に導入す
るとともに、他方の流体を前記駆動流体供給ノズル36
からケーシング31内に噴射させる。前記駆動流体供給
ノズル36から噴射される流体が前記駆動羽根33aに
当って駆動翼33を回転させるとともに、前記ケーシン
グ31の内壁面に沿って旋回する。
【0053】前記駆動翼33の回転に伴って回転軸32
が回転し、この回転軸32の回転に伴って前記撹拌翼3
4が回転する。こうして回転軸32周辺の流体も旋回流
となり、前記流体供給口35から導入された流体と前記
駆動流体供給ノズル36から噴射されて旋回する流体と
が、前記駆動翼33および撹拌翼34の回転により混合
されながら下流側へ流通し、排出口37からケーシング
31外へ排出される。こうして前記第1実施例および第
2実施例と同等の効果を得ることができる。
【0054】第3実施例においては、2種類の流体を混
合する場合について説明しているが、これに限らず、例
えば1種類の流体を混合する場合はその流体を2つに分
けて前記駆動流体供給ノズル36および流体供給口35
からケーシング31内に導入するようにしてもよい。ま
た、前記流体供給口35を設けずに駆動流体供給ノズル
36から1種類または複数種の流体をケーシング31内
に噴射するようにしてもよい。さらに、複数種の流体を
流体供給口35から導入し、かつ前記駆動流体供給ノズ
ル36からエアを噴射させて駆動翼33を回転させるよ
うにしてもよい。
【0055】また、第3実施例においては、ケーシング
31を垂直方向に配置してそのケーシング31下部から
流体を導入して、上部の排出口37から排出する構成が
図示されているが、これに限らず、ケーシング上部から
流体を導入して下部から排出する構成であってもよく、
流体の流動方向の上流側に前記駆動翼および駆動流体供
給ノズルが設けられていればよい。さらに、前記ケーシ
ング31が水平方向に配置されても同様の作用・効果が
得られる。
【0056】第1,第2,第3実施例および各変形例に
おいては、流体の種類や混合処理量に応じてケーシング
を直列または並列に多段に組み合わせることが可能であ
る。前記ケーシングを直列に多段に組み合わせれば混合
時間を確保でき、並列に多段に組み合わせれば処理量を
増大できる。
【0057】第1,第2,第3実施例および各変形例に
係る混合装置は、反応器、吸収塔、抽出塔、熱交換器、
培養槽、廃水処理装置に適用されるのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施例に係る混合装置の
縦断面図である。
【図2】図2は、案内板の正面図(a),スワール板の
正面図(b)およびオリフィス板の正面図(c)であ
る。
【図3】図3は、第1実施例の変形例に係る混合装置の
縦断面図である。
【図4】図4は、第1実施例の変形例に係る混合装置の
縦断面図である。
【図5】図5は、第1実施例の変形例に係る混合装置の
縦断面図である。
【図6】図6は、案内体の変形例を説明する正面図
(a),A−A線断面図(a’),スワール板の変形例
を説明する正面図(b),B−B線断面図(b’)であ
る。
【図7】図7は、スワール板の変形例を説明する正面図
(a)およびC−C線断面図(b)である。
【図8】図8は、第2実施例に係る混合装置の縦断面図
である。
【図9】図9は、軸受け部材の正面図(a)およびスペ
ーサの正面図(b)である。
【図10】図10は、上流側の軸受け部材の変形例を説
明する正面図(a)およびD−D線断面図(b)であ
る。
【図11】図11は、第3実施例に係る混合装置の縦断
面図(a)およびE−E線断面図(b)である。
【符号の説明】
1,20,30 混合装置 2,2’,2”,21,31 ケーシング 3 混合エレメント 4 固定軸 5,25,34 撹拌翼 7,7’ 案内板 8,8’,8” スワール板 9,27 オリフィス板 10 多孔板(剪断板) 22 軸受け部材 23,32 回転軸 24 パドル翼 26 スペーサ 33 駆動翼 35 流体供給口 36 駆動流体供給ノズル 37 排出口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端付近にそれぞれ流体の入口と出口と
    を有する筒状のケーシングを備え、このケーシング内に
    導入される流体を混合する混合装置において、 前記ケーシングの少なくとも入口側に、前記流体がもつ
    ケーシングの軸方向下流側へ向かう流動力を旋回力に変
    換するスワール板を配設することを特徴とする混合装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングの内部に、その略中心軸
    線周りに回転する撹拌翼を少なくとも1つ備える請求項
    1に記載の混合装置。
  3. 【請求項3】 両端付近にそれぞれ流体の入口と出口と
    を有する筒状のケーシングを備え、このケーシング内に
    導入される流体を混合する混合装置において、 前記ケーシング内の入口側に設けられ、そのケーシング
    内に導入される流体の流速を高める流速増加手段と、そ
    の流速増加手段通過後の流体によりケーシングの中心軸
    線周りに回転駆動される駆動翼を備えることを特徴とす
    る混合装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動翼をケーシングの略中心軸線周
    りに回転自在に支持される回転軸に固定装着させるとと
    もに、その回転軸の駆動翼下流側に少なくとも1つの撹
    拌翼を固定装着させる請求項3に記載の混合装置。
  5. 【請求項5】 前記ケーシング内部に、ケーシング内を
    通過する流体に剪断力を付与する剪断板を装着する請求
    項1〜4のいずれかに記載の混合装置。
  6. 【請求項6】 前記ケーシングを多段に組み合わせる請
    求項1〜5のうちのいずれかに記載の混合装置。
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