JP2001145601A - 内視鏡の内圧調整装置 - Google Patents

内視鏡の内圧調整装置

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JP2001145601A JP33213699A JP33213699A JP2001145601A JP 2001145601 A JP2001145601 A JP 2001145601A JP 33213699 A JP33213699 A JP 33213699A JP 33213699 A JP33213699 A JP 33213699A JP 2001145601 A JP2001145601 A JP 2001145601A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】逆止弁から弁開放アダプタを取り外す際に、内
視鏡の内圧を大気圧に近づけるのに十分な量の空気が内
視鏡内に確実に送り込まれるようにして、湾曲部の外皮
ゴムチューブがその内側の節輪の間に食い込んで破損す
る等の不都合の発生等を無くすことができる内視鏡の内
圧調整装置を提供すること。 【解決手段】内視鏡の外部の圧力が内部より一定圧力以
上高い時は弁開放アダプタ30取り外しの際に逆止弁1
0が強制的に開かれる状態より先への弁開放アダプタ3
0の移動を規制し、内視鏡の外部の圧力が内部より一定
圧力以上高くないときは規制位置から退避する感圧スト
ッパ50を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オートクレーブ
又はエチレンオキサイドガス(EOG)などによって滅
菌されることのある内視鏡に設けられた内圧調整装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡を滅菌するためにエチレンオキサ
イドガスやオートクレーブなどを行うためには、内視鏡
を収容した滅菌室内を減圧する必要があり、内視鏡をそ
のような低圧環境に耐えられる構造にする必要がある。
【0003】その際問題になるのは、内視鏡の外装のな
かで最も柔軟な部分、例えば一般にゴムで形成されてい
る湾曲部の被覆チューブが、減圧時に膨らんで破裂して
しまう場合があることである。
【0004】そこで、内視鏡内部から外部へは気体を通
過させ、内視鏡外部から内部へは気体を通過させない逆
止弁を設けて、減圧滅菌室内では内視鏡内の空気が外部
へ抜けて内圧が下げられ、且つ滅菌時や洗浄時には蒸
気、ガス又は洗浄水等が内視鏡内に侵入する恐れがない
ようにしている。
【0005】しかし、そのような構造をとると、内視鏡
の滅菌処理が終了して逆止弁を内視鏡から取り外すこと
により、それと同時に逆止弁が閉じるので、内視鏡の内
圧が大気圧に比べて低い状態のままになる。
【0006】すると、内視鏡の外装の中で最も柔軟な湾
曲部の被覆チューブが、その内側の節輪の間に食い込ん
だ状態になるので、そのまま湾曲操作を行うと湾曲機構
に著しく無理な力がかかって、故障や事故の原因になる
場合がある。
【0007】そこで、弁開放アダプタを逆止弁に着脱自
在に設け、逆止弁に対してアダプタを着脱する途中で逆
止弁が強制的に開いた状態になるようにして、内視鏡内
に大気が送り込まれるようにしている。
【0008】また、そのような際に水分が内視鏡内に侵
入しないようにするために、弁開放アダプタを逆止弁に
着脱する際に連通する内視鏡の内部と外部との間の連通
路に、通水性はないが通気性のある多孔質部材を取り付
けたものが少なくない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、弁開放アダプ
タによって逆止弁が開かれるのは着脱動作の途中の非常
に短い時間なので、アダプタ着脱途中の短い時間では内
視鏡の内圧を大気圧に近づけるのに十分な量の空気が内
視鏡内に送り込まれず、湾曲部の外皮ゴムチューブ等が
内外圧差によって内側の節輪間の隙間等に食い込んで損
傷してしまう場合がある。
【0010】また、通水性はないが通気性のある多孔質
部材には大きな通気抵抗があるので、多孔質部材が設け
られた内視鏡の内圧調整装置では特にその傾向が大きな
ものになる。
【0011】そこで本発明は、逆止弁から弁開放アダプ
タを取り外す際に、内視鏡の内圧を大気圧に近づけるの
に十分な量の空気が内視鏡内に確実に送り込まれるよう
にして、湾曲部の外皮ゴムチューブがその内側の節輪の
間に食い込んで破損する等の不都合の発生等を無くすこ
とができる内視鏡の内圧調整装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の内圧調整装置は、外部との間を仕
切る隔壁がすべて気密に構成された内視鏡に、内視鏡内
部から外部へは気体を通過させ内視鏡外部から内部へは
気体を通過させない逆止弁を設けると共に、逆止弁に対
する着脱の途中で逆止弁を強制的に開いた状態にする弁
開放アダプタを、逆止弁に対して着脱自在に設けた内視
鏡の内圧調整装置において、内視鏡の外部の圧力が内部
より一定圧力以上高い時は弁開放アダプタ取り外しの際
に逆止弁が強制的に開かれる状態より先への弁開放アダ
プタの移動を規制し、内視鏡の外部の圧力が内部より一
定圧力以上高くないときは規制位置から退避する感圧ス
トッパを設けたものである。
【0013】なお、弁開放アダプタを逆止弁に着脱する
際に連通する内視鏡の内部と外部との間の連通路に、通
水性はないが通気性のある多孔質部材が配置されていて
もよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1は内視鏡の全体構成を示しており、
操作部1の下端に連結された挿入部2の先端部分には、
操作部1に設けられた操作レバー3による遠隔操作によ
って屈曲自在な湾曲部4が設けられている。湾曲部4
は、柔軟なゴムチューブによって被覆されている。
【0015】操作部1の上端には接眼部5が突設され、
操作部1の上部に連結された連結可撓管6の先端には、
図示されていない光源装置に接続されるコネクタ7が取
り付けられている。
【0016】この内視鏡は、パッキングやOリングなど
によって、外部との間を仕切る隔壁がすべて気密に構成
され、内部は各部が互いに連通している。そして、エチ
レンオキサイドガスやオートクレーブなどによる滅菌時
に内部の圧力を調整するための内圧調整装置が、コネク
タ7に突設されている。
【0017】この内圧調整装置には、内視鏡内部から外
部へは気体を通過させ内視鏡外部から内部へは気体を通
過させない逆止弁10が設けられると共に、逆止弁10
に対する着脱の途中で逆止弁10を強制的に開いた状態
にする弁開放アダプタ30が、逆止弁10に対して着脱
自在に設けられている。
【0018】そしてさらに、内視鏡の外部の圧力が内部
より一定圧力以上高い時の弁開放アダプタ30を取り外
しの際に逆止弁10が強制的に開かれる状態より先への
弁開放アダプタ30の移動を規制する感圧ストッパ50
が設けられている。図2は、弁開放アダプタ30が取り
外された状態の矢視II図である。
【0019】以下、この内圧調整装置について説明をす
る。図3は、弁開放アダプタ30と、それに一体に設け
られた感圧ストッパ50を示しており、7aは、内視鏡
の外部と内部とを仕切るコネクタ7部分の外壁である。
【0020】その外壁7aの外面には、逆止弁10の取
り付け座11が螺合、突設されており、筒状に形成され
た取り付け座11の側面には、後述する弁開放アダプタ
30の係合溝33と係合させるための係止ピン12が突
設されている。13は、シール用のOリングである。
【0021】取り付け座11には、外方に突出する筒状
の弁座形成部材14の基端部がねじ止め固定されてお
り、その弁座形成部材14の外端側に外方に向けて広が
るように形成されたテーパ面部分が弁座14aになって
いる。23は、シール用のOリングである。
【0022】弁体15は、弁座形成部材14内に軸方向
に移動自在に且つ軸線周りに回転可能に配置されて、弁
座14aに対向するテーパ面部分に円状に形成された溝
にOリング16が装着されている。
【0023】したがって、そのOリング16が弁座14
aに押し付けられると、逆止弁が閉じて内視鏡の内部と
外部との間が完全に閉塞された状態になり、逆に、弁体
15が外方に移動してOリング16が弁座14aから離
れると、その隙間を介して内視鏡の内部と外部との間が
連通する。
【0024】なお、弁体15の中間部分には、IV−IV断
面を図示する図4にも示されるように、通気のための溝
15aが形成されており、弁体15の外端部には、後述
する弁開放アダプタ30を係合させて弁体15を軸線周
りに回転させるための係合溝25が形成されている。
【0025】弁体15は、圧縮コイルスプリング17に
よって内方(即ち、逆止弁10が閉じられる方向)に付
勢されており、圧縮コイルスプリング17の付勢力に抗
して弁体15を押し上げて逆止弁10を外部から強制的
に開くための駆動ピン19が、弁体15の内端近傍の側
面に突設されている。
【0026】弁体15の内端部分には、その駆動ピン1
9によって回転規制筒18が連結固定されている。この
回転規制筒18は、V−V断面を図示する図5にも示さ
れるように弁座形成部材14内に嵌合しているが、弁体
15と一体に軸線方向に進退自在であり、その外面部分
には軸線と平行方向に通気溝18aが形成されている。
また、圧縮コイルスプリング17の一端が回転規制筒1
8の端面で受けられている。
【0027】回転規制筒18の奥側の部分は、VI−VI断
面を図示する図6にも示されるように、円筒状部分の一
部(18b)だけが残された形状に切り欠かれていて、
弁体15と一体的に軸線周りに回動する。以下、この部
分を回転規制片18bという。
【0028】図3に戻って、弁座形成部材14の筒状部
分には、駆動ピン19を駆動するためのカム溝22が穿
設されている。このカム溝22には、図7の展開図に示
されるように、圧縮コイルスプリング17の付勢力によ
って駆動ピン19が押し付けられる面が山形のカム面に
なっている。
【0029】その結果、弁体15が所定の角度θだけ回
転操作される途中の位置(回転角度がθ/2の付近の位
置)では、カム溝22のカム面によって駆動ピン19が
押し上げられて弁体15が弁座形成部材14から離れ、
逆止弁10が強制的に開かれて内視鏡の内外が連通した
状態になる。
【0030】弁体15が所定の角度θだけ回転操作され
ると、弁体15が次第に弁座14aに近づき、圧縮コイ
ルスプリング17の付勢力によって弁体15のOリング
16が弁座14aに押し付けられて逆止弁10が閉じた
状態になり、駆動ピン19はカム面から離れる。
【0031】そして、逆止弁10が閉じていて、内視鏡
の内圧が高まったときは、その内外圧力差によって弁体
15がわずかに押し開かれ、そのとき駆動ピン19は図
7にeで示されるように微動する。圧力差が圧縮コイル
スプリング17によって設定された所定の大きさ以下に
なると、逆止弁10が閉じる。
【0032】再び図3に戻って、感圧ストッパ50は、
取り付け座11の外周面に突設されたシリンダ体51内
に組み込まれている。52は固定部シール用のOリング
である。シリンダ体51内には、軸線方向に進退自在に
ピストンロッド53が配置され、その先端が取り付け座
11内に達している。54は、ピストンロッド53とシ
リンダ体51との嵌合面をシールするOリングである。
【0033】ピストンロッド53は、圧縮コイルスプリ
ング56により外方に向けて付勢されており、シリンダ
体51の突端部に取り付けられた環状の止め蓋55が、
シリンダ体51内からピストンロッド53が抜け出すの
を規制している。
【0034】また、ピストンロッド53に対して内視鏡
内外両側から等面積に圧力がかかるように、ピストンロ
ッド53の内端側から中間位置まで、VIII−VIII断面を
図示する図8にも示されるように通気溝53aが形成さ
れている。
【0035】このような構成により、ピストンロッド5
3は、内視鏡の内外圧力差と圧縮コイルスプリング56
の付勢力との均衡によって軸線方向に移動し、内視鏡の
外部の圧力が内部より一定圧力以上高い時はピストンロ
ッド53が取り付け座11の内方に押し込まれ、そうで
ないときは、ピストンロッド53が止め蓋55に当接す
る状態に退避する。
【0036】なお、逆止弁10に弁開放アダプタ30が
取り付けられていない状態においては、図6に示される
ように、回転規制片18bの外周面がピストンロッド5
3の先端面に対向しているので、ピストンロッド53の
内方への移動が規制されて、回転規制片18bが軸線周
りに回転することができる(したがって、弁体15が軸
線周りに回転することができる)。
【0037】図9は弁開放アダプタ30を示しており、
弁開放アダプタ30は、逆止弁10の取り付け座11の
外周面に着脱自在に嵌装される筒状の内筒31と、その
内筒31の外端開口を塞ぐように被せられたキャップ状
の外筒32とを、小ネジで連結固定して構成されてい
る。34は、取り付け座11の外周面との間をシールす
るためのOリングである。
【0038】内筒31の開口端部側には、逆止弁10の
係止ピン12に係合させるための係合溝33が形成され
ている。係合溝33は、図10に展開図が示されるよう
に、内筒31の端部に開口して、内筒31を角度θだけ
回転させることができるL字状に形成されている。
【0039】図9に戻って、内筒31と外筒32との間
には、通気溝37aを介して外面側から外部に連通する
通気空間37が全周に形成されており、この通気空間3
7は、内筒31の側壁に穿設された通気孔38を介して
内筒31の内部と連通している。
【0040】通気空間37内には、通水性はないが通気
性のある薄い多孔質部材35が円筒状に形成されて配置
されている。多孔質部材35は、上下両端部においてリ
ング状の固定部材36によって押圧固定され、且つ固定
部に隙間ができないように接着剤で内筒31の外周面に
接合されており、それ以外の部分は、内筒31及び外筒
32の壁面に触れないように、通気空間37内の空中に
配置されている。
【0041】多孔質部材35は、通気空間37内を内側
と外側とに仕切って内視鏡の内部と外部との間の連通路
を塞ぐように配置されている。したがって、外部から通
気溝37a、通気空間37及び通気孔38を通って弁開
放アダプタ30内に出入りする空気は、必ず多孔質部材
35を通過することになる。一方、多孔質部材35には
通水性はないので、この弁開放アダプタ30が取り付け
られた内視鏡を洗浄液中等に浸漬しても、内視鏡内部へ
の液の侵入はない。
【0042】また、内筒31内には、弁体15の係合溝
25に係合して内筒31の回転運動をそのまま弁体15
に伝達するための回転伝達ピン39が、軸線と平行方向
に配置されている。
【0043】図11は、逆止弁10に弁開放アダプタ3
0が取り付けられた状態を示しており、弁開放アダプタ
30が逆止弁10に被さるように取り付けられている。
取り付けに際しては、弁開放アダプタ30側の係合溝3
3内に逆止弁10側の係止ピン12を導いていけばよ
い。
【0044】係合溝33内に係止ピン12を導くと、そ
れによって回転伝達ピン39が弁体15に形成された係
合溝25と係合する。したがって、弁開放アダプタ30
を係合溝33に沿って軸回りに角度θだけ回転させるこ
とができ、その回転運動が回転伝達ピン39を介して弁
体15に伝えられ、XII−XII断面を図示する図12に示
されるように、回転規制筒18と駆動ピン19が軸回り
に角度θだけ回転する。
【0045】そのようにして駆動ピン19が回転する
と、駆動ピン19は、カム溝22のカム面22aによっ
て回動範囲の途中で一旦押し上げられる。したがってそ
の際には、弁体15が強制的に押し上げられて逆止弁1
0が開き、内視鏡の内部と外部とが連通してから、駆動
ピン19が再び元と同じ位置に戻る。
【0046】また、それと同時に、弁体15と共に回転
規制筒18が回転することにより、XIII−XIII断面を図
示する図13に示されるように、回転規制片18bが感
圧ストッパ50のピストンロッド53と干渉しない位置
に回動する。
【0047】そのようにして逆止弁10に弁開放アダプ
タ30が取り付けられた内視鏡を滅菌装置内等で真空又
は低圧の環境内に置くと、図11に示されるように、内
視鏡の内外圧力差によって弁体15が圧縮コイルスプリ
ング17の付勢力に抗して押し開かれ、内視鏡内の気体
が多孔質部材35や通気空間37等を通過して排出さ
れ、内視鏡の内部が低圧になる。
【0048】そして内視鏡を滅菌装置内から出したら、
逆止弁10から弁開放アダプタ30を取り外すのである
が、内視鏡の外部は大気圧になっているのに対して内視
鏡の内部は低圧のままになっている。その結果、図14
に示されるように、感圧ストッパ50のピストンロッド
53が内部へ移動している。
【0049】したがって、弁開放アダプタ30を逆止弁
10から取り外す方向に回転させると、図15に示され
るように弁開放アダプタ30によって回動される回転規
制片18bがピストンロッド53にぶつかり、弁開放ア
ダプタ30は取り付け時の半分の角度(θ/2)しか回
転することができない。
【0050】その状態では、図16に示されるように駆
動ピン19がカム溝22のちょうど中間部分に位置して
いるので、図17に示されるように、弁体15のOリン
グ16が弁座14aから強制的に離されて逆止弁10が
開いた状態になっている。その結果、外部の空気が低圧
の内視鏡内に送り込まれて、内視鏡内の圧力が大気圧に
近い状態に回復される。
【0051】そして、内視鏡内の圧力が大気圧に近い状
態に上昇すると、感圧ストッパ50のピストンロッド5
3が、図17に実線で示されるように回転規制片18b
とぶつからない外方に退避するので、弁開放アダプタ3
0をさらにθ/2の角度回転させて逆止弁10から取り
外すことができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、内視鏡の外部の圧力が
内部より一定圧力以上高い時は弁開放アダプタ取り外し
の際に逆止弁が強制的に開かれる状態より先への弁開放
アダプタの移動が規制されるので、逆止弁から弁開放ア
ダプタを取り外す際に、内視鏡の内圧を大気圧に近づけ
るのに十分な量の空気が確実に内視鏡内に送り込まれ、
湾曲部の外皮ゴムチューブがその内側の節輪の間に食い
込んで破損する等の不都合の発生等を無くすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の内視鏡の外観図である。
【図2】本発明の実施の形態の弁開放アダプタが取り外
された状態の内視鏡の内圧調整装置の平面図(図1にお
ける矢視II図)である。
【図3】本発明の実施の形態の弁開放アダプタが取り外
された状態の内視鏡の内圧調整装置の縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態の図3におけるIV−IV断面
図である。
【図5】本発明の実施の形態の図3におけるV−V断面
図である。
【図6】本発明の実施の形態の図3におけるVI−VI断面
図である。
【図7】本発明の実施の形態のカム溝22の展開図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態の図3におけるVIII−VIII
断面図である。
【図9】本発明の実施の形態の弁開放アダプタの縦断面
図である。
【図10】本発明の実施の形態の係合溝33の展開図で
ある。
【図11】本発明の実施の形態の内視鏡の内圧調整装置
の外部圧力が低い状態の縦断面図である。
【図12】本発明の実施の形態の図11におけるXII−X
II断面図である。
【図13】本発明の実施の形態の図11におけるXIII−
XIII断面図である。
【図14】本発明の実施の形態の内視鏡の内圧調整装置
の内部圧力が低い状態の縦断面図である。
【図15】本発明の実施の形態の弁開放アダプタを取り
外す途中の状態の、図17におけるXV−XV断面に相当す
る断面図である。
【図16】本発明の実施の形態の弁開放アダプタを取り
外す途中の状態の、図17におけるXVI−XVI断面に相当
する断面図である。
【図17】本発明の実施の形態の弁開放アダプタを取り
外す途中の状態の内視鏡の内圧調整装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 逆止弁 14a 弁座 15 弁体 16 Oリング 18b 回転規制片 19 駆動ピン 22 カム溝 30 弁開放アダプタ 35 多孔質部材 50 感圧ストッパ 53 ピストンロッド 56 圧縮コイルスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部との間を仕切る隔壁がすべて気密に構
    成された内視鏡に、内視鏡内部から外部へは気体を通過
    させ内視鏡外部から内部へは気体を通過させない逆止弁
    を設けると共に、上記逆止弁に対する着脱の途中で上記
    逆止弁を強制的に開いた状態にする弁開放アダプタを、
    上記逆止弁に対して着脱自在に設けた内視鏡の内圧調整
    装置において、 上記内視鏡の外部の圧力が内部より一定圧力以上高い時
    は上記弁開放アダプタ取り外しの際に上記逆止弁が強制
    的に開かれる状態より先への上記弁開放アダプタの移動
    を規制し、上記内視鏡の外部の圧力が内部より上記一定
    圧力以上高くないときは上記規制位置から退避する感圧
    ストッパを設けたことを特徴とする内視鏡の内圧調整装
    置。
  2. 【請求項2】上記弁開放アダプタを上記逆止弁に着脱す
    る際に連通する内視鏡の内部と外部との間の連通路に、
    通水性はないが通気性のある多孔質部材が配置されてい
    る請求項1記載の内視鏡の内圧調整装置。
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