JP2001145315A - 駆動システム - Google Patents

駆動システム

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JP2001145315A
JP2001145315A JP2000270181A JP2000270181A JP2001145315A JP 2001145315 A JP2001145315 A JP 2001145315A JP 2000270181 A JP2000270181 A JP 2000270181A JP 2000270181 A JP2000270181 A JP 2000270181A JP 2001145315 A JP2001145315 A JP 2001145315A
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drive system
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carrier device
rotor interaction
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JP2000270181A
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Bernhard Schierling
シーアリング ベルンハルト
Alexander Manger
マンガー アレクサンダー
Benedikt Schauder
シャウダー ベネディクト
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ZF Friedrichshafen AG
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Mannesmann Sachs AG
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/006Structural association of a motor or generator with the drive train of a motor vehicle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/04Starting of engines by means of electric motors the motors being associated with current generators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans

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  • Power Engineering (AREA)
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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気的な相互作用のための磁界が与えられる
領域が、このような相互作用が実際に起こるあるいは必
要であるような空間領域に限定されているように、駆動
システムを構成する。 【解決手段】 駆動アセンブリの駆動軸(12)を回転
駆動できるあるいは(且つ)駆動軸(12)の回転の際
に電気的なエネルギーが獲得し得る電気機械(14)を
もっている、特に車両のための、駆動システム、その
際、電気機械(14)がステータ装置(18)と、駆動
軸(12)に共同の回転のために結合させられているあ
るいは結合させられ得るロータ装置(22)とをもって
おり、ロータ装置(22)が駆動軸(12)への結合の
ために設けられたキャリア装置(98)とキャリア装置
(98)によって担持されたロータ相互作用領域(9
2)とをもっている。キャリア装置(98)が、ロータ
相互作用領域(92)への接続部にあるいは(及び)ロ
ータ相互作用領域(92)の一部分としてロータ相互作
用領域(92)の少なくとも一部(26)よりも小さい
透磁率をもつ支持部分(96)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機械であっ
て、当該電気機械によって駆動アセンブリ(パワーユニ
ット、エンジン)の駆動軸が回転駆動され得るような、
あるいは当該駆動軸が回転している状態で当該電気機械
によって電気的なエネルギーが獲得され得るような、あ
るいは当該電気機械によって駆動アセンブリの駆動軸が
回転駆動され得る且つ当該駆動軸が回転している状態で
電気的なエネルギーが獲得され得るような電気機械をも
っている駆動システム、特に車両(乗り物)のための駆
動システムにして、その際、当該電気機械が、ステータ
装置と、前記駆動軸に一緒に回転するために結合されて
いるあるいは結合され得るロータ装置とをもっており、
その際、当該ロータ装置が、前記駆動軸への結合のため
に設けられたキャリア装置と当該キャリア装置によって
担持されたロータ相互作用領域とをもっているような駆
動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許第19631384号明細書
(DE 196 31 384 C1)により、ロータ装置が、すなわち永
久磁石を担持するそれのキャリアが、ディスク状の支持
部を介して駆動軸と結合させられており、且つ当該キャ
リアが同時にねじり振動減衰装置の一つの領域を担持す
るあるいは形成するような駆動システムが知られてい
る。特に当該キャリアが強磁性のあるいは反磁性の材料
から形成されているとき、これらの構成要素によって取
り囲まれている全領域に永久磁石によって磁界が発生さ
せられるという問題がある。このことは、電気機械の作
用特性(作用特性曲線、Wirkungscharakteristik)それ
自体に不都合な影響をもたらす可能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明の課
題は、磁気的な相互作用のための磁界が与えられる領域
が、このような相互作用が実際に起こるあるいは必要で
あるような空間領域に限定されているように、はじめに
述べた種類の駆動システムを構成することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明により、この課題
は、駆動アセンブリの駆動軸を回転駆動することができ
る電気機械、あるいは当該駆動軸が回転している状態で
電気的なエネルギーを得ることができる電気機械、ある
いは駆動アセンブリの駆動軸を回転駆動することができ
る且つ当該駆動軸が回転している状態で電気的なエネル
ギーを得ることができる電気機械をもっている駆動シス
テム、特に車両(乗り物)のための駆動システムにし
て、前記電気機械がステータ装置と前記駆動軸に一緒に
回転するために結合させられたあるいは結合させられ得
るロータ装置とをもっており、その際当該ロータ装置が
前記駆動軸への結合のために設けられたキャリア装置と
当該キャリア装置によって担持されるロータ相互作用領
域とをもっているような駆動システムによって解決され
る。
【0005】その際、さらに、前記キャリア装置が、ロ
ータ相互作用領域への接続部に、あるいはロータ相互作
用領域の一部として、あるいはロータ相互作用領域への
接続部に且つロータ相互作用領域の一部として、ロータ
相互作用領域の少なくとも一部分よりも小さい透磁率を
もつ支持部分をもっていることが考慮にいれられてい
る。
【0006】本発明に係る駆動システムの場合に導入さ
れる透磁率についてのとび(この透磁率についてのとび
は、存在する磁界が構造部材によってどのくらい強めら
れるかあるいは弱められるかの尺度である)によって、
相互作用のために与えられるべき磁界のそれに関連した
領域への集中がもたらされる。
【0007】その際、ロータ相互作用領域がより小さい
透磁率をもつ支持部分によって直接に担持されていると
有利である。ここではより小さい透磁率の領域について
特別の材料が使用されねばならないので、溶接による異
なった構成要素の結合のためのしばしば使用される措置
方法は、適用するのが困難である。従って、前記支持部
分が前記キャリア装置の別の領域と、好ましくはねじり
振動減衰装置と、ねじ留め(ねじ締め固定、Verschraub
ung)、鋲留め(リベット留め、Vernietung)、焼きば
め(Aufschrumpfen)、接合(接着、はり合わせ、Verkleb
en)、鋳込み(Eingiessen)、射出成形(Einspritzen)あ
るいはそのようなものによって結合させられていること
が提案される。
【0008】このような構成の場合に同時に、ロータ装
置とステータ装置との間でセルフセンタリングが行われ
且つ駆動軸の領域において発生した揺動運動(ぐらつ
き)がロータ装置に伝えられ得ないことの可能性をもた
らすために、前記支持部分が前記キャリア装置の前記別
の領域に少なくとも一つの弾性的に変形可能な結合エレ
メント、好ましくはリーフスプリングエレメント、によ
って担持されていることが提案される。ここでは、その
代わりに、前記キャリア装置の前記別の領域が、本質的
に、弾性的に変形可能な結合エレメントによって形成さ
れていてもよい。
【0009】本発明に係る駆動システムの別の実施形態
では、前記支持部分が前記ロータ装置の前記ロータ相互
作用領域の少なくとも一部分に比べて小さい透磁率をも
つ材料からなる少なくとも一つの層を含んでおり、当該
層が前記ロータ相互作用領域と前記キャリア装置の別の
領域との間に配置されていることが考慮にいれられてい
ることが好ましい。このことは、例えば、前記支持部分
が前記ロータ相互作用領域の外周面と前記キャリア装置
の前記別の領域の内周面との間に配置されていることに
よって実現され得る。その代わりに、前記支持部分が前
記ロータ相互作用領域の内周面と前記キャリア装置の前
記別の領域の外周面との間に配置されていてもよい。つ
まり、いずれの場合にも、前記キャリア装置の別の組立
体あるいは構成要素に対して前記ロータ相互作用領域を
覆うことによって必要な透磁率のとびがもたらされてい
る。
【0010】前記ロータ相互作用領域との前記支持部分
の結合に関しても、この結合を焼きばめ、鋲での固定(A
nnieten)、鋳合わせ(Angiessen)、接着(貼り付け、Ank
leben)あるいはそのようなものによって作り出すこと
が有利である。このようにして、特に永久磁石で励磁さ
れるロータの使用の場合に、永久磁石あるいはこれを担
持するロータヨークの結合が例えば、溶接の場合に生じ
てそのことが永久磁石の不可逆的な劣化を導く可能性が
あるだろうような本質的な熱損害(Waermeeintrag)なし
に行われ得ることがもたらされ得る。
【0011】本発明の別の選択可能な実施形態では、前
記キャリア装置が、少なくとも前記ロータ相互作用領域
を担持するエレメントのところで前記ロータ相互作用領
域の少なくとも一部分に比べて小さい透磁率をもつ材料
から形成されていることが考慮にいれられ得る。このこ
とは、例えば、前記キャリア装置が少なくとも一つのカ
バーディスクエレメントを備えるねじり振動減衰装置を
含んでおり、当該少なくとも一つのカバーディスクエレ
メントに前記ロータ相互作用領域が担持されているこ
と、及び前記少なくとも一つのカバーディスクエレメン
トが前記ロータ相互作用領域に比べて小さい透磁率をも
つ材料から形成されていることによって実現され得る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明を添付の図面に関連
して有利な実施形態をもとにして説明する。図1は、第
一の実施形態での本発明に係る駆動システムの部分縦断
面図を示し、図2は、選択可能な実施形態の図1に相当
する図を示し、図3は、図2のねじり振動減衰装置の、
ロータ相互作用領域との結合のために設けられた部分を
軸方向に見た図を示し、図4は、本発明に係る駆動シス
テムの選択可能な実施形態の図1に相当する別の図を示
し、図5は、ねじり振動減衰装置とロータ相互作用領域
との間の結合領域を軸方向に見た図を示し、図6は、本
発明に係る駆動システムの選択可能な実施形態の図1に
相当する別の図を示し、図7は、本発明に係る駆動シス
テムの選択可能な実施形態の図1に相当する別の図を示
し、図8は、図7に示された実施形態の変形例の詳細図
を示し、図9は、図7に示された実施形態の変形例の詳
細図を示し、図10は、本発明に係る駆動システムの選
択可能な実施形態の図1に相当する別の図を示し、図1
1は、図10に示す実施形態の変形例の詳細図を示し、
図12は、図10に示す実施形態の変形例の詳細図を示
し、図13は、本発明に係る駆動システムの選択可能な
実施形態の図1に相当する別の図を示し、図14は、本
発明に係る駆動システムの選択可能な実施形態の図1に
相当する別の図を示し、図15は、本発明に係る駆動シ
ステムの選択可能な実施形態の図1に相当する別の図を
示す。
【0013】図1は、最終的に不図示の内燃機関のため
のスタータ/ジェネレータ装置を形成する本発明に係る
駆動システム10の第一の形態例を示す。すなわち、ス
タータ運転では、駆動アセンブリ(パワーユニット、エ
ンジン)、すなわち内燃機関、を始動させるために、内
燃機関の概略的に示された駆動軸あるいはクランクシャ
フト12が回転のために駆動され得る。また、ジェネレ
ータ運転では、駆動アセンブリの回転作動中に電気的な
エネルギーが獲得されて電気的なシステムにあるいはア
キュムレータ(蓄電池)に供給され得る。
【0014】駆動システム10は、複数のステータコイ
ル20を備えていてステータキャリア16によって例え
ば駆動アセンブリに担持されるステータ装置18を有し
ている電気機械14をもっている。電気機械14は、さ
らに、ロータボディ24を備えるロータ装置22を有す
る。当該ロータボディは、その内周面にて複数のロータ
プレート(ロータシートメタル、電機子鉄板、アーマチ
ュアコアディスクRotorblechen)26、例えばリング状
の形状でのロータプレートを担持する。ロータプレート
群26は、それの内周面に担持された永久磁石28のた
めのロータヨークを形成する。つまり、電気機械14
が、パーマネント励磁された(永久磁石による、磁気電
気の)ロータを備える同期エクスターナルロータ機(Syn
chron-Aussenlaeufermaschine)であることがわかる。ロ
ータボディ24は、あとに続いてさらに述べられるよう
にして、一緒に回転するためにねじり振動減衰装置(ね
じり振動ダンパ装置)32の一次側部(Primaerseite)3
0と結合している。ねじり振動減衰装置32のこの一次
側部30は、さらに、複数の固定ねじ(留めねじ)34
によってクランクシャフト12のシャフトフランジ36
に固定されている。ねじり振動減衰装置32の一次側部
30は、二つのカバーディスクエレメント38、40を
含んでいる。カバーディスクエレメント40は、ポット
(深なべ)状に構成されており、また、半径方向外側に
位置していて回転軸心Aに関して本質的に軸方向に延在
している領域42によってカバーディスクエレメント3
8と例えば溶接によって結合させられている。カバーデ
ィスクエレメント38、40の間に形成されたリング状
空間44に、セントラルディスクエレメント46が食い
込んでいる。当該セントラルディスクエレメントが、本
質的に慣性質量体(はずみ質量体、フライホイール質量
体、Schwungmasse)48と共同して、ねじり振動減衰装
置32の二次側部50を形成する。慣性質量体48(当
該慣性質量体に例えば摩擦クラッチの押圧プレート組立
体が固定されていることが可能である)は、セントラル
ディスクエレメント46と、カバーディスクエレメント
38の半径方向内側で鋲留めあるいはそのようなものに
よって固定結合されている。ここで、もちろん、トラン
スミッション入力軸あるいはそのようなものへのセント
ラルディスクエレメント46あるいは慣性質量体48の
直接の連結が行なわれてもよい。
【0015】一次側部30、すなわちカバーディスクエ
レメント38、40、と二次側部50、すなわちセント
ラルディスクエレメント46、との間で、それ自体は周
知であるようにして、緩衝弾性装置(ダンパスプリング
装置)52が作用する。当該緩衝弾性装置の緩衝弾性体
(ダンパスプリング)あるいは緩衝弾性体のグループ
は、周方向において、ねじり振動減衰装置32の一次側
部30及び二次側部50に支持され得る、それによって
緩衝弾性装置52の弾性体(ばね)の圧縮のもとで一次
側部30と二次側部50との間の相対回転を可能にす
る。一次側部30ないし二次側部50における支持は、
カバーディスクエレメント40の軸方向に延在する部分
42にて滑り得るスプリングサドル(スプリングシュ
ー)あるいはスライディングブロック(スライディング
シュー、クロスヘッドシュー)を介して行なわれ得る。
【0016】カバーディスクエレメント40は、半径方
向内側の領域において、間隔スリーブ58と例えば溶接
によって固定結合されている。さらに、全体として符号
60を付された中心合わせスリーブが設けられており、
当該中心合わせスリーブがクランクシャフト12の中心
合わせ突出部62にそれ自体で中心合わせされている。
また、当該中心合わせスリーブが、ねじり振動減衰装置
32とロータ装置22とから形成された組立体を案内し
て近づける際に間隔スリーブ58を案内し且つそれによ
って、ロータ装置22がステータ装置18と接触状態に
なり得ないことをもたらす。間隔スリーブ58及び中心
合わせエレメント60は、ねじピン(スタッド、ねじボ
ルト)34によって通り抜けられ、当該ねじピンによっ
てカバーディスクエレメント40が、従ってねじり振動
減衰装置32の一次側部30がシャフトフランジ36に
固定される。
【0017】さらに、半径方向内側の領域においてリン
グ状の軸受エレメント(支持エレメント)64が同様に
ねじピン34によってカバーディスクエレメント40に
関して固定されており、当該軸受エレメントに軸方向す
べり軸受(軸方向すべり支持体、Axialgleitlager)6
6の介装(中間支持)のもとでセントラルディスクエレ
メント46が軸方向に支持されていることを指摘してお
く。二次側部50に対しての一次側部30の半径方向の
軸受け(支持)は、カバーディスクエレメント40のな
いしセントラルディスクエレメント46の二つの本質的
に軸方向に延在するシリンダ状の部分の間に位置づけら
れているころ体軸受(Waelzkoerperlager)あるいはすべ
り軸受68によって行われる。さらに、なお、カバーデ
ィスクエレメント40に複数のポット状の成形部70が
形成されており、当該成形部にそれぞれ一つの遊星歯車
(Planetenrad)72が回転可能に担持されていることを
指摘しておく。当該遊星歯車がセントラルディスクエレ
メント46の、成形によって形成されたかみ合わせ部
(歯切り部)74とかみ合う。それによって、当該セン
トラルディスクエレメントがリングギア(中空歯車)と
して一次側部30と二次側部50との間の相対回転の際
に遊星歯車72を回転するように駆動する。空間44は
粘性のある流動体で満たされているので、そのとき遊星
歯車72は粘性のある媒体中で回転し、当該媒体を押し
のけることが振動エネルギーの搬出を導く。
【0018】本発明に係る駆動システム10の場合に
は、回転ポジションセンサ90が設けられており、当該
回転ポジションセンサがねじり振動減衰装置32ないし
はロータ装置22の回転位置を検知する。このことは、
特にステータコイル20の整流のために意義がある。
【0019】駆動システムの図1に示された形態の場合
には、永久磁石28とロータプレート群26とから形成
されたロータ相互作用領域92を本質的に担持するロー
タボディ24が、ロータプレート群26よりも小さい透
磁率をもつ材料から製造されている。このようにして透
磁率のとび(Permeabilitaetssprung)がロータ相互作用
領域に隣接してうみだされる。その結果は、ステータ装
置18との相互作用のために、すなわちステータコイル
20を含むステータ相互作用領域94との相互作用のた
めに発生させられる磁界が主要な空間領域に集中させら
れているということである。透磁率は発生した磁界が材
料によってどのぐらい強められるかないしは弱められる
かの尺度であるということを指摘しておく。有利な形態
例では、ロータボディ24は、例えばアルミニウムある
いは合成物質(プラスチックなど)から製造されてお
り、ロータプレート群26と例えば焼ばめ(収縮結合)
あるいははりつけによって結合させられている。つま
り、ロータボディ24は、この実施形態では、ロータ相
互作用領域92を担持するないしは駆動軸12に保持す
るキャリア装置98の支持部分96を形成する。したが
って、当該キャリア装置は、本質的に支持部分96とし
てのロータボディ24及びねじり振動減衰装置32並び
に例えばカバーディスクエレメント40と溶接によって
結合させられたリング状のエレメント100を含んでい
る。当該エレメント100には、ロータボディ24が鋲
留めあるいはねじ留めによって固定されている。このよ
うにして、そうでなければ困難にだけ作り出され得るロ
ータボディ24とカバーディスクエレメント40との間
の溶接結合が回避され得る。もちろんエレメント100
が焼ばめによってねじり振動減衰装置32に固定されて
いてもよく、あるいは例えばカバーディスクエレメント
38、40のうちの一つにおける半径方向外側に向かっ
て張り出している複数の腕部分も含み得ることを指摘し
ておく。このような変形例は、図2及び図3に示されて
いる。ここで、カバ−ディスクエレメント38がその半
径方向外側の領域においてカバ−ディスクエレメント4
0のほぼシリンダ状の部分42を軸方向にてほぼシリン
ダ状の部分あるいは複数の腕部分102で覆うことがわ
かる。この一つあるいは複数の部分102は、自由端領
域に、半径方向外側に向かって張り出している領域10
4を有し、当該領域と支持部分96としてのロータボデ
ィ24とがここでも鋲留め、ねじ留めあるいはそのよう
なものによって固定結合されている。リング状のエレメ
ント100が省略され得るのでこの場合には低下した慣
性モーメント(Massentraegheitsmoment)が与えられ得る
という利点と並んで、特に、腕部分102を与えること
が、駆動軸12へのロータ相互作用領域96の弾力のあ
る結合が獲得され、その結果駆動軸12の揺動運動(Tau
melbewegungen)がロータ相互作用領域92に伝えられな
いあるいは弱められてだけ伝えられるという有利な観点
をもつ。この弾力性を得るために、カバーディスクエレ
メント40のシリンダ状の部分42がその端面領域にお
いてカバーディスクエレメント38と溶接されている。
そのために、これは、レーザ照射等による貫通溶接(Hin
durchschweissen)を容易にするために、沈下部106を
有する。そのとき、腕部分102とシリンダ状の部分4
2とは、それらの互いに当接している領域では互いと結
合させられていない。そのほかについては、図2及び図
3に示された形態例は図1に関連して説明された形態例
に相当する。
【0020】より小さい透磁率をもつ支持部分96を形
成するロータボディとキャリア装置98の残りの領域と
の、すなわち本質的にねじり振動減衰装置32との結合
の別の可能性が図4及び図5に示されている。そこで
は、カバーディスクエレメント40がその外周領域に半
径方向外側に向かって張り出している複数の結合部分あ
るいは突出部110を有する。対応して、ロータボディ
24がこれもまた半径方向外側に向かって張り出してい
る結合部分112を有する。それぞれカバーディスクエ
レメント40の一つの結合部分110とロータボディ2
4の一つの結合部分112との間にほぼ周方向にリーフ
スプリングエレメント(板ばねエレメント)の形でのそ
れぞれ一つの結合エレメント114が延在している。そ
のとき、このリーフスプリングエレメント114は、そ
の両方の周方向に位置している端部領域にて、結合部分
110ないしは結合部分112と鋲で留められている、
ねじ締め固定されている、あるいはその他の方法で結合
されている。この形態例の場合には、カバーディスクエ
レメント38が半径方向外側にほぼシリンダ状の部分1
16を有し、そのとき、当該シリンダ状の部分がカバー
ディスクエレメント40と結合部分110の半径方向内
側の領域で溶接されている。
【0021】したがって、この形態例の場合にも、例え
ば合成物質、アルミニウムあるいはそのような材料から
作られた支持部分96とキャリア装置98の残りの領域
との結合が溶接過程を回避して行なわれ得る。さらに、
ロータ相互作用領域92の弾力のある懸架が支持部分9
6と共同して達成される。その結果、駆動軸12に対し
ての揺動の絶縁が獲得される。さらに、リーフスプリン
グエレメント114が軸方向の振動減衰を可能にする。
その際、カバーディスクエレメント40へのロータボデ
ィ24の軸方向のぶつかりを阻止するために、ここでは
ロータボディ24とカバーディスクエレメント40との
間に摩擦あるいは緩衝エレメント、例えばゴムあるいは
そのようなものからなる摩擦あるいは緩衝エレメント、
が位置することが可能である。もちろん半径方向外側に
向かって突出している結合部分110の代わりにカバー
ディスクエレメント40の半径方向の領域に、例えばカ
バーディスクエレメント38との結合部の半径方向内側
に、例えばカバーディスクエレメント40の成形によっ
てリベット様の結合突出部が作り出されていてもよく、
当該結合突出部にそのとき半径方向内側に向かっても延
在しているリーフスプリングエレメントが取り付けられ
てもよいことを指摘しておく。そのほかにつては、この
形態例も図1に関連して前に説明された形態例に合致し
ている。従って、その説明を参照のこと。
【0022】ロータ装置22のロータ相互作用領域92
の弾力のある懸架の別の可能性が図6に示されている。
図6においてまず第一に、ここでは、ステータ相互作用
領域94がロータ相互作用領域92の半径方向外側に位
置しているインターナルロータ(インサイドロータ)タ
イプの電気機械が予定されていることがわかる。ロータ
相互作用領域92は、ここでも、複数の相並んで位置し
ているロータプレート群26をもっており、当該ロータ
プレート群がそれの外周面にて永久磁石28を担持す
る。ロータプレート群26は、周方向に相前後して並ん
で通り抜けている複数の結合エレメント120、例えば
結合リベット120、によって、互いと且つディスクエ
レメント122の半径方向外側の領域と結合させられて
いる。好ましくは弾性的にはずむ(弾力がある)スチー
ルプレート(シートスチール)あるいはそのようなもの
から製造されているディスクエレメント122は、半径
方向内側でカバーディスクエレメント40と一緒に、固
定ねじ(留めねじ)34によってシャフトフランジ36
に固定されている。例えばここでもアルミニウムで製造
されているとよい結合エレメント120あるいは結合リ
ベット120が、ロータ相互作用領域92のための支持
部分96を形成し、透磁率のとびを与えるために好まし
くはここでもアルミニウムあるいはそのようなものから
形成されている。さらに、ここでも所望の透磁率のとび
をもたらすために、ロータプレート群26とディスクエ
レメント122の半径方向外側の領域との間に同様に例
えばアルミニウムから形成されたリングエレメントが配
置されているとよい。もちろんディスクエレメント12
2が半径方向外側に向かって延在する複数の腕部分を有
するようにあるいはそれの弾力性を高めるために開口領
域を有するように構成されていてもよいことを指摘して
おく。さらに、図6において、ここではねじり振動減衰
装置32が軸方向についてロータ相互作用領域92ない
しステータ相互作用領域94と重なって配置されている
配置が選択されていることがわかる。それによって、軸
方向に短い構造形式が獲得される。さらに、ねじり振動
減衰装置32がロータ相互作用領域92と駆動軸12と
の間の力伝達経路に位置していないことがわかる。もっ
と正確にいうと、ディスクエレメント122を介して駆
動軸12へのロータ相互作用領域92の直接の結合が与
えられている。そのほかについては、ねじり振動減衰装
置32の構造は、前にすでに述べられた構造に本質的に
合致している。したがって、ここで前の説明を参照のこ
と。
【0023】図7は、別の実施形態を示す。この実施形
態の場合には、キャリア装置98の支持部分96とし
て、例えばアルミニウムあるいは合成物質(例えばプラ
スチックなど)から形成されたロータボディ24が設け
られており、当該ロータボディが内周面にて収縮結合
(焼きばめ、Auf- oder Einschrumpfen)によってロー
タ相互作用領域92のロータプレート群26を担持す
る。ここでは、ロータボディ24がねじり振動減衰装置
32と焼きばめによって結合させられている。この焼き
ばめ結合(収縮結合)を強固にするために、ロータボデ
ィ24をねじり振動減衰装置32の領域にて取り囲ん
で、ロータボディ24の外周領域に焼きばめされている
固定ベルト(Sicherungsguertel)130が設けられてい
る。このようにして、支持部分96とキャリア装置98
の別の領域、すなわちねじり振動減衰装置32との非常
に堅固な結合が達成される。その際、溶接あるいはその
ようなものによる結合が必要であることがない。ロータ
プレート群26とロータボディ24との結合も強固にす
るために、それの軸方向の領域においてロータボディ2
4を取り囲んで別の固定ベルト132、例えば合成物質
あるいはそのようなものからなる固定ベルトもロータボ
ディ24に焼きばめされている。このような固定ベルト
130のための材料としては、とりわけ、炭素繊維、ガ
ラス繊維、及びアラミド繊維からなる複合材料あるいは
鋼材料が適している。当該複合材料は、ラミネートにお
ける繊維の目的に合致した方向づけによって定められる
熱膨張係数が実現され得るという主要な利点をもつ。そ
の結果、温度の上昇の際にもハイソリッドな(高度にか
たい)結合が引き続き保たれている。
【0024】図7の実施形態に関して、さらに、間隔ス
リーブ58の外周面とステータキャリア16の半径方向
内側に向かって張り出している部分134とによって、
すでに組み立てられたステータ装置18へロータ装置2
2を軸方向に動かして近づける際にロータ相互作用領域
92とステータ相互作用領域94との相互の接触の発生
を妨げる強制ガイドが与えられていることを述べてお
く。この近づける運動の最終段階では、強制ガイドは駆
動軸12における中心合わせ突出部62によって引き継
がれる。なぜならば、回転作動中にステータ装置18に
対してのロータ装置22の本質的に妨害されない回転を
可能にするために、ステータキャリア16における張り
出し部134に対応配置されて間隔スリーブ58がその
とき沈下部を有するからである。
【0025】図7に示された実施形態の変形例が、図8
及び図9に示されている。図8では、ほぼロータボディ
24の軸方向の広がり領域全体に沿って広がり且つそれ
によってロータボディ24とカバーディスクエレメント
40との間の焼きばめ接合(焼きばめ結合)の強化にも
ロータボディ24とロータ相互作用領域92のロータプ
レート群26との間の焼きばめ接合の強化にも寄与する
全体を一貫する固定ベルト136が設けられていること
がわかる。
【0026】図9に示された形態例では、ここでもまた
唯一つの一貫するベルトが設けられている。しかしなが
ら、当該ベルトは階段状に形成されており、その結果、
それは、ロータボディ24とカバーディスクエレメント
40との間の焼きばめ接合を強固にする領域においてよ
り大きな厚さを有する。このようにして、特に結合のこ
の領域において高められた結合強さが与えられるとよ
い。なぜならば、ロータ相互作用領域とロータボディ2
4との間の結合に比べてより短い結合長しか存在せず、
このことがこの領域におけるより厚いベルトに基づいて
高められた押しつけ力によって補償され得るからであ
る。
【0027】透磁率のとびを与えること及びキャリア装
置98へのロータ相互作用領域92の結合のための別の
選択可能な実施形態が図10に示されている。図10で
は、ロータボディ24が例えばスチールプレート部材
(シートスチール部材)として形成されており、ねじり
振動減衰装置32、例えばカバーディスクエレメント4
0と溶接によって結合されている。ロータ相互作用領域
92、すなわちそれのロータプレート群26、とロータ
ボディ24との間には、ロータプレート群26に比べて
より小さい透磁率をもつ材料からなる、ロータプレート
群26を被覆する層138が設けられている。この場合
にも、例えば(プラスチックなどの)合成物質材料ある
いは繊維複合材料が使用されるとよい。この層138が
支持部分を形成し、当該支持部分を介してロータ相互作
用領域92がキャリア装置98の残りの領域、特にロー
タボディ24及びねじり振動減衰装置32と結合させら
れている。ここでもまた、ロータボディ24とロータプ
レート群26との間の結合は焼きばめによって行われ得
る。しかしながら、層138を間に配置して行われる。
さらに、もちろんこの焼きばめ結合の場合にも結合強度
を高めるための固定ベルトが用意されてもよいことを指
摘しておく。
【0028】この実施形態の変形例が図11及び図12
に示されている。図11では、ロータボディ24がカバ
ーディスクエレメント40とそれのシリンダ状の部分4
2への焼きばめによって結合させられていることがわか
る。その際、シリンダ状のスリーブの形で形成されてい
てもよい材料層138を設けることに基づいて、ここで
もロータボディ24がより高い透磁率をもつ材料から、
例えばスチールプレート等から形成されていてもよい。
【0029】図12に示す実施形態の場合には、カバー
ディスクエレメント40が、カバーディスクエレメント
38から離れる方へ向けられており且つ内周面にて材料
層138の介装(中間支持)のもとでロータ相互作用領
域92を支持するシリンダ状の部分140を有する。こ
こでもまた、カバーディスクエレメント40がスチール
プレートから形成されていてもよい。透磁率のとびは、
材料層138の挿入によって発生させられる。シリンダ
状の部分140とロータ相互作用領域との間の結合は、
同様に、焼きばめによって行われ得る。さらに、もちろ
ん図11及び図12に示す実施形態においてもロータボ
ディ24ないしは前記シリンダ状の部分140を取り囲
む固定ベルトが設けられていてよいことを指摘してお
く。
【0030】図13は、ロータ相互作用領域92、ステ
ータ相互作用領域94、及びねじり振動減衰装置32の
構造上の配置に関して、すでに図6に関連して説明され
た形態例に本質的に合致する形態例を示す。不図示のリ
ベットピン(クリンチボルト、Nietbolzen)等によって
一つのパケット(パッケージ)に結び合わされたロータ
プレート群26とそれに担持された永久磁石28とを含
むロータ相互作用領域92は、より小さい透磁率をもつ
材料からなる材料層138を間に配置してねじり振動減
衰装置32の外周領域に、特にカバーディスクエレメン
ト40のシリンダ状の部分42の外周領域に焼きばめさ
れている。前記材料層は、ここでも、合成物質あるいは
複合材料によって形成されているとよい。しかしながら
例えば焼きばめされたあるいは前もってロータ相互作用
領域92内に焼きばめされたアルミニウムリングも含み
得る。ここで、もちろんロータ相互作用領域92がねじ
り振動減衰装置32の一次側部30の外側部に焼きばめ
されているのではなく、例えば慣性質量体48の外周領
域に焼きばめされている形態例も可能であることを指摘
しておく。この場合には、そのとき、ロータ相互作用領
域92がねじり振動減衰装置32の二次側部50との結
合状態にある。その結果、一次側部30と二次側部50
との間に一般的にある揺動絶縁(揺動を伝えないこと)
に基づいて駆動軸12とロータ相互作用領域92との間
の揺動絶縁も与えられている。組み立てのために、ステ
ータ相互作用領域18への軸方向の近づける運動の際に
あるいは前もってすでに固定されたロータ装置22の場
合のステータ相互作用領域18の近づける運動の際にロ
ータ相互作用領域92とステータ相互作用領域94との
間の直接の接触の発生を妨げるために、ロータ相互作用
領域92がそれの外周領域にて弾力のあるストッキング
状(すなわち弾力があって直径が可変である)あるいは
網状のエレメントで覆われるとよい。
【0031】図14は、図13に示された形態例の変形
例を示す。ここでは支持部分96がもはや間に装着され
た材料層によって形成されているのではなく、キャリア
装置98の支持部分96が例えばねじり振動減衰装置3
2のカバーディスクエレメント40によって形成されて
いることがわかる。そのとき、当該カバーディスクエレ
メントは、この場合には、ロータプレート群26よりも
小さい透磁率をもつ材料、例えばアルミニウム、から作
られている。すなわち、ここでは、ロータ相互作用領域
92がそれのロータプレート群26によって直接にシリ
ンダ状の部分42の外周領域に焼きばめされる。もちろ
ん、ここでもまた、ねじり振動減衰装置の二次側部5
0、例えば慣性質量体48、との直接の結合も可能であ
る。そのとき、この慣性質量体48は、より小さい透磁
率をもつ材料、例えばアルミニウム、から作り出されて
いる。
【0032】図15は、インサイドロータ(Innenlaeufe
rrotor)方式のロータを備える図13及び図14に示さ
れた実施形態の別の変形例を示す。その際、ここでもち
ろんアウトサイドロータ(Aussenlaeuferrotor)方式のロ
ータを備える実施形態も可能であるだろう。図15に示
された形態例の場合には、電気機械14が非同期機とし
て構成されており、そのロータ相互作用領域92が互い
に当接しているロータプレートを含んでおり、これらの
ロータプレートがロータ保持器(Rotorkaefig)140に
よって束ねられている。ここではロータ相互作用領域の
一部を形成するのと同様に支持部分96としてキャリア
装置98の一部も形成するロータ保持器140は、ロー
タプレート群26に対しての、つまりロータ相互作用領
域92の残りの部分に対しての必要な透磁率のとびを作
り出すために、好ましくはアルミニウム等から作り出さ
れている。ここで、結合は、二次側部50に、すなわち
慣性質量体48あるいはそれの別のディスク状の部材に
直接に行われる。その際、好ましくは二次側部50への
ロータ相互作用領域92の結合は、まず第一にロータプ
レート26が例えば慣性質量体48にのせられることに
よって行われる。その際、慣性質量体48とロータプレ
ート群26との間の結合領域あるいは直接の接触領域に
おいてこれまた同様にロータプレート26よりも小さい
透磁率をもつ材料からなる層かあるいはより小さい透磁
率をもつリング状のエレメントが挿入され得る。そのた
めに、唯一つの作業過程でロータ保持器140が射出成
形され、その結果、そのときロータ相互作用領域92と
二次側部50との間のかたい結合がある。
【0033】これに関連して、もちろん前にのべたすべ
ての他の実施形態の場合に電気機械が永久磁石で励磁さ
れないロータを備える非同期機として構成されていても
よいことを指摘しておく。ここでも、ロータ相互作用領
域に比べてあるいはロータ相互作用領域の残りの部分に
比べてより小さい透磁率をもつ材料からなる支持部分9
6の中間接続によって、磁気的な相互作用の発生のため
に用意されるべき磁界が主要な空間領域に限定される。
さらになお、もちろん前に示された実施形態の場合にス
テータ相互作用領域94を本質的に形成するステータコ
イル20がステータキャリア16にアルミニウムリング
あるいはそのようなものの介装(中間支持)のもとで取
り付けられているとよいことを指摘しておく。ステータ
キャリア16は、例えば、原動機ブロックに取り付けら
れるべきトランスミッション中間ハウジングを形成し得
る、また電気機械14の冷却のための冷却媒体が通って
流れ得る冷却路配置を有し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態での本発明に係る駆動システム
の部分縦断面図である。
【図2】選択可能な実施形態の図1に相当する図であ
る。
【図3】図2のねじり振動減衰装置の、ロータ相互作用
領域との結合のために設けられた部分を軸方向に見た図
である。
【図4】本発明に係る駆動システムの選択可能な実施形
態の図1に相当する図である。
【図5】ねじり振動減衰装置とロータ相互作用領域との
間の結合領域を軸方向に見た図である。
【図6】本発明に係る駆動システムの選択可能な実施形
態の図1に相当する図である。
【図7】本発明に係る駆動システムの選択可能な実施形
態の図1に相当する図である。
【図8】図7に示された実施形態の変形例の詳細図であ
る。
【図9】図7に示された実施形態の変形例の詳細図であ
る。
【図10】本発明に係る駆動システムの選択可能な実施
形態の図1に相当する図である。
【図11】図10に示す実施形態の変形例の詳細図であ
る。
【図12】図10に示す実施形態の変形例の詳細図であ
る。
【図13】本発明に係る駆動システムの選択可能な実施
形態の図1に相当する図である。
【図14】本発明に係る駆動システムの選択可能な実施
形態の図1に相当する図である。
【図15】本発明に係る駆動システムの選択可能な実施
形態の図1に相当する図である。
【符号の説明】
12 駆動軸 14 電気機械 18 ステータ装置 22 ロータ装置 24 ロータボディ 26 ロータプレート 32 ねじり振動減衰装置 40 カバーディスクエレメント 92 ロータ相互作用領域 96 支持部分 98 キャリア装置 112 結合部分 114 リーフスプリングエレメント(結合エレメン
ト) 138 層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレクサンダー マンガー ドイツ連邦共和国 デー・97508 グレッ トシュタット ハウプトシュトラーセ 7 (72)発明者 ベネディクト シャウダー ドイツ連邦共和国 デー・97424 シュヴ ァインフルト ガルゲンライテ 143

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機械であって、当該電気機械によっ
    て駆動アセンブリの駆動軸(12)が回転のために駆動
    され得る、あるいは当該電気機械によって前記駆動軸
    (12)の回転の際に電気的なエネルギーが獲得され得
    る、あるいは当該電気機械によって駆動アセンブリの駆
    動軸(12)が回転のために駆動され得る且つ前記駆動
    軸(12)の回転の際に電気的なエネルギーが獲得され
    得る電気機械(14)をもっている駆動システム、例え
    ば車両のための駆動システムにして、前記電気機械(1
    4)がステータ装置(18)と、前記駆動軸(12)と
    共同の回転のために結合させられているあるいは結合さ
    せられ得るロータ装置(22)とをもっており、当該ロ
    ータ装置(22)が前記駆動軸(12)への結合のため
    に設けられたキャリア装置(98)と当該キャリア装置
    (98)によって担持されたロータ相互作用領域(9
    2)とをもっている駆動システムにおいて、 前記キャリア装置(98)が、前記ロータ相互作用領域
    (92)への接続部に、あるいは前記ロータ相互作用領
    域(92)の一部分として、あるいは前記ロータ相互作
    用領域(92)への接続部に且つ前記ロータ相互作用領
    域(92)の一部分として、前記ロータ相互作用領域
    (92)の少なくとも一部よりも小さい透磁率をもつ支
    持部分(96)をもっていることを特徴とする駆動シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記ロータ相互作用領域(92)がより
    小さい透磁率の前記支持部分(96)によって直接支持
    されていることを特徴とする、請求項1に記載の駆動シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記支持部分(96)が前記キャリア装
    置(98)の別の領域(32;112)と、好ましくは
    ねじり振動減衰装置(32)と、ねじ締め固定、鋲留
    め、焼きばめ、接着、鋳込み、射出、あるいはそのよう
    なものによって結合させられていることを特徴とする、
    請求項1または請求項2に記載の駆動システム。
  4. 【請求項4】 前記支持部分(96)が前記キャリア装
    置の前記別の領域(32)に、少なくとも一つの弾性的
    に変形可能な結合エレメント(114)、好ましくはリ
    ーフスプリングエレメント(114)、によって担持さ
    れていることを特徴とする、請求項3に記載の駆動シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記キャリア装置(98)の前記別の領
    域(112)が、本質的に、弾性的に変形可能な結合エ
    レメント(122)によって形成されていることを特徴
    とする、請求項3に記載の駆動システム。
  6. 【請求項6】 前記支持部分(96)が、前記ロータ装
    置(22)の前記ロータ相互作用領域(92)の少なく
    とも一部分(25)に比べてより小さい透磁率をもつ材
    料からなる少なくとも一つの層(138)をもってお
    り、当該層が前記ロータ相互作用領域(92)と前記キ
    ャリア装置(98)の別の領域(24;32)との間に
    配置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいず
    れか一項に記載の駆動システム。
  7. 【請求項7】 前記支持部分(96)が前記ロータ相互
    作用領域(92)の外周面と前記キャリア装置(92)
    の前記別の領域(24)の内周面との間に配置されてい
    ることを特徴とする、請求項6に記載の駆動システム。
  8. 【請求項8】 前記支持部分(96)が、前記ロータ相
    互作用領域(92)の内周面と前記キャリア装置(9
    8)の前記別の領域(32)の外周面との間に配置され
    ていることを特徴とする、請求項6に記載の駆動システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記支持部分(96)ないしは前記ロー
    タ装置(22)が前記ロータ相互作用領域(92)と、
    焼きばめ、鋲での固定、鋳合わせ、接着、あるいはその
    ようなものによって結合させられていることを特徴とす
    る、請求項3〜8のいずれか一項に記載の駆動システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記キャリア装置(98)が少なくと
    も前記ロータ相互作用領域(92)を担持するエレメン
    ト(40)のところで前記ロータ相互作用領域(92)
    の少なくとも一部分(26)に比べてより小さい透磁率
    をもつ材料から形成されていることを特徴とする、請求
    項1〜9のいずれか一項に記載の駆動システム。
  11. 【請求項11】 前記キャリア装置(98)が、少なく
    とも一つのカバーディスクエレメント(40)を備える
    ねじり振動減衰装置(32)を含んでおり、当該少なく
    とも一つのカバーディスクエレメントに前記ロータ相互
    作用領域(92)が担持されていること、及び、前記少
    なくとも一つのカバーディスクエレメント(40)が前
    記ロータ相互作用領域(92)に比べてより小さい透磁
    率をもつ材料から形成されていることを特徴とする、請
    求項10に記載の駆動システム。
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