JP2001145085A - デジタルコンテンツ配信システム及びデジタルコンテンツ配信装置並びにその配信方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルコンテンツ配信において、安全かつ
安価な料金徴収サービスを行う。 【解決手段】 デジタルコンテンツ配信装置１００の放
送送出部１１０は、放送送出管理手段１１２によって、
記憶手段１１１に記憶されたマルチメディアコンテンツ
を、送出手段１１３より送出する。送出されたマルチメ
ディアコンテンツは、放送手段２００を経由して受信装
置４００に送られる。制御手段４２０は、受信手段４１
０で受信されたマルチメディアコンテンツを表示手段４
３０により表示し、音声出力手段４４０で音声出力す
る。また、ユーザがデジタルコンテンツを所望する場合
には、所定のダウンロード情報を取得した後、ダウンロ
ード要求を送信する。通信手段１２３によりダウンロー
ド要求を受け取った実体データ管理手段１２２は、実体
データ・データベース１２１より所望のデジタルコンテ
ンツを検索し、その実体データを通信手段１２３によっ
て送出する。これを受信した受信装置４００は、記憶手
段４６０にデジタルコンテンツの実体データを記憶す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はデジタルコンテンツ
配信システム及びデジタルコンテンツ配信装置並びにそ
の配信方法に関し、特に楽曲データ、動画を含む画像デ
ータといったデジタルコンテンツの販売を行うデジタル
コンテンツ配信システム及びデジタルコンテンツ配信装
置並びにその配信方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在、デジタル衛星放送を利用したデジ
タルコンテンツの配信がさまざまな形で行われている。
デジタル衛星放送によるデジタルコンテンツの配信の例
として、ＳｋｙｐｅｒｆｅｃＴＶをプラットフォームに
した「Ｍｕｓｉｃ Ｌｉｎｋ」サービスにおける音楽ソ
フトの配信について説明する。これは、配信する実体デ
ータ（楽曲ＡＴＲＡＣデータ、楽曲ＭＰＥＧデータ等）
のエレメンタリ・ストリームにスクランブルをかけてお
り、ＩＥＥＥ１３９４を介してＭＤ（ＭｉｎｉＤｉｓ
ｃ）等へダウンロードする際、所望のエレメンタリ・ス
トリームを取得したと認められ、この時点でペイ・パー
・ビュー（Ｐａｙ Ｐｅｒ Ｖｉｅｗ；番組を見る毎に
料金を支払う）番組の課金と同じ仕組みでＩＣカードへ
課金するシステムをとっている。

【０００３】このようなデジタル衛星放送を利用したサ
ービスでは、リアルタイムにダウンロードさせ、かつ番
組放送時間内にダウンロードを終了させる必要がある。
このため、相当の伝送容量を実体データの送出に割り当
てる必要がある。例えば、上記説明のＭｕｓｉｃ Ｌｉ
ｎｋサービスの場合、１番組で最大１０曲の販売を可能
にするため、１０曲分のＭＰＥＧデータとＡＴＲＡＣデ
ータを４倍速で送出するデータ量を実体データのために
割り当てている。このため、Ｍｕｓｉｃ Ｌｉｎｋとい
う１サービス（チャンネル）のために、１トランスポン
ダ分の伝送帯域を必要としている。

【０００４】図９は、従来のデジタルコンテンツ配信シ
ステムの概略図である。これは、ＣＳデジタルデータ放
送を使って、音楽データ配信を行う送出システムであ
る。上記の説明のように送出するデータ量が大きいた
め、複数台のデータ送出装置（５３０ａ〜５３０ｊ）が
必要になるとともに、送出データを蓄積するデータ蓄積
装置５１０も大量のデータを保存可能な容量でなければ
ならない。データ蓄積装置５１０に保存された大量の送
出データは、送出スケジュール制御５２０により所定の
時刻に、データ１送出装置５３０ａからデータ１０送出
装置５３０ｊへ分割されて送られる。データ１送出装置
５３０ａからデータ１０送出装置５３０ｊは、入力デー
タの符号化処理等を行い１次ＭＵＸ（ｍｕｌｔｉｐｌｅ
ｘｅｒ）５５０へ送出する。また、実体データとともに
データに関連する情報が含まれるＸＭＬ（ｅｘｔｅｎｓ
ｉｂｌｅ ｍａｒｋｕｐ ｌａｎｇｕａｇｅ）コンテン
ツが、ＸＭＬコンテンツ送出装置５４０より１次ＭＵＸ
５５０に送出される。１次ＭＵＸ５５０に入力したデー
タは、１サービス分のストリームに多重化された後、Ｐ
ＳＩ、ＥＭＭ等と２次ＭＵＸ５６０で１トランスポート
ストリームに多重化されてアップリンクされる。

【０００５】一方、インターネットを利用した音楽配信
も、すでに始まっている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、デジタル衛星
放送システムによる音楽データ等のデジタルコンテンツ
の販売は、運用コストがかかるという問題がある。一
方、インターネットによる同様のデジタルコンテンツの
販売は、課金システムがまだ確立していないという問題
がある。

【０００７】デジタル衛星放送システムによる楽曲デー
タや動画を含む画像データ等のデジタルコンテンツの販
売は、上記の説明のように、リアルタイムで番組終了前
にダウンロードを終了させなければならない等の条件が
あるため、実体データ送出のため一定規模の送出システ
ムが必要になる。また、相当の伝送容量を実体データの
送出に割り当てなければならない。上記の例では、１ト
ランスポンダの伝送帯域が必要である。従って、実体デ
ータを放送波として配信するためには、実体システムを
送出するシステムの費用、またその運転費用と、１トラ
ンスポンダ分をアップリンクするために支払われる費用
が必要になり、年間に億単位のコストがかかってしま
う。

【０００８】インターネットによるデータ配信として、
シェアウエア等のソフトウエアの販売等はすでに販売構
造としても定着している。ソフトウエアの場合は、使用
期間が過ぎると使用できなくなる等の対策が可能であ
り、利用者は先にソフトウエアを取得し、納得してから
支払いすることが可能である。一方、楽曲データや動画
を含む画像データの場合、データの取得を先に可能に
し、一定期間後に自動的に使えなくするような仕組みを
データに持たせることは難しく、使用期間の間にコピー
されてしまう可能性も高い。従って、実体データを受け
渡す時点で課金が終わっている必要がある。このよう
に、Ｗｅｂサイトからインターネットを介して楽曲販売
をする場合に課金に関してのシステムが必要になるが、
課金システム自体と料金徴収を含めた運用に対して、コ
ストがかかることになる。特に、インディーズと呼ばれ
る独立系のレーベルは、安価な価格のデータ販売に対し
て、課金システムの運用コストが多大なものとなってし
まうため、自前の課金システムを運用することは難し
い。

【０００９】また、楽曲データの取得は、販売を行って
いるＷｅｂサイトへアクセスしなければならない。一般
的に、このようなＷｅｂサイトへのアクセスは、購入希
望者が主である。このため、認知度の低い楽曲、例えば
新人アーティストの楽曲等は、一般に認知してもらわな
ければ購入されることがない。そこで、このような楽曲
を受動的に視聴することが可能なシステムが要求され
る。

【００１０】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、音楽データや画像データ等のデジタルコンテ
ンツの配信、販売において、安全かつ安価な料金徴収サ
ービスを備えたデジタルコンテンツ配信システム及びデ
ジタルコンテンツ配信装置並びにその配信方法を提供す
ることを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、楽曲データ、動画を含む画像データとい
ったデジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテン
ツ配信システムにおいて、前記デジタルコンテンツのダ
ウンロードに用いるダウンロード情報及び前記ダウンロ
ード情報を放送波から取得するための取得情報とから成
る放送番組データを送出する放送送出手段と、前記デジ
タルコンテンツの実体データを記憶管理するとともに要
求に応じてネットワークを介して前記実体データをダウ
ンロードする実体データ配信手段と、を備えたデジタル
コンテンツ配信装置と、前記放送番組データを受信する
受信手段と、ユーザの要求に応じて前記ネットワークを
介して前記実体データ配信手段から取得する通信手段
と、前記取得した実体データを記憶する記憶手段と、前
記放送データ及び前記デジタルコンテンツの実体データ
をユーザに提供する情報提供手段と、を備えた受信装置
と、から成ることを特徴とするデジタルコンテンツ配信
システム、が提供される。

【００１２】このような構成のデジタルコンテンツ配信
システムは、デジタルコンテンツの配信を行うデジタル
コンテンツ配信装置において、デジタルコンテンツのダ
ウンロード情報とその取得情報とから成る放送番組デー
タを放送送出手段により送出する。受信装置は、受信手
段により放送番組データを受信し、これを情報提供手段
によりユーザに提供する。ユーザがデジタルコンテンツ
の取得を希望する場合、取得情報に基づいて放送波から
ダウンロード情報を取得する。このとき、例えば、課金
処理を行う。続いて、ダウンロード情報に基づいて、通
信手段によりネットワーク経由で実体データ配信手段へ
ダウンロードを要求する。デジタルコンテンツ配信装置
の実体データ配信手段は、ネットワークを介して管理す
るデジタルコンテンツの実体データを受信装置に対して
ダウンロードする。受信装置は、通信手段によりダウン
ロードされたデジタルコンテンツを取得し、記憶手段に
記憶するとともに、所望のときに情報提供手段によって
デジタルコンテンツを視聴する。

【００１３】また、楽曲データ、動画を含む画像データ
といったデジタルコンテンツの販売を行うデジタルコン
テンツ配信装置において、前記デジタルコンテンツのダ
ウンロードに用いるダウンロード情報及び前記ダウンロ
ード情報を放送波から取得するための取得情報とから成
る放送番組データを記憶する記憶手段と、前記放送番組
データの送出を管理する放送送出管理手段と、前記放送
送出管理手段に従って前記放送番組データを送出する送
出手段と、を備えた放送送出部と、前記デジタルコンテ
ンツの実体データを記憶する実体データ・データベース
と、前記実体データ・データベースの管理を行う実体デ
ータ管理手段と、ユーザからの要求を受けるとともに要
求されたデジタルコンテンツの実体データをダウンロー
ドする通信手段と、を備えた実体データ配信部と、から
成ることを特徴とするデジタルコンテンツ配信装置、が
提供される。

【００１４】このような構成のデジタルコンテンツ配信
装置の放送送出部は、デジタルコンテンツのダウンロー
ド情報とその取得情報とから成る放送番組データを記憶
手段に記憶しておく。放送送出管理手段は、スケジュー
ルに従って記憶手段に記憶された放送番組データを送出
手段により送出する。ユーザがデジタルコンテンツ取得
を希望する場合、実体データ配信部の通信手段経由でダ
ウンロード要求が入力する。実体データ管理手段は、要
求のあったデジタルコンテンツの実体データを実体デー
タ・データベースより抽出し、通信手段によってダウン
ロードする。

【００１５】また、楽曲データ、動画を含む画像データ
といったデジタルコンテンツの販売を行うデジタルコン
テンツ配信方法において、デジタルコンテンツを配信す
るデジタルコンテンツ配信装置で前記デジタルコンテン
ツの実体データを記憶管理し、前記デジタルコンテンツ
のダウンロードに用いるダウンロード情報及び前記ダウ
ンロード情報を放送波から取得するための取得情報とか
ら成る放送番組データを送出する手順と、前記放送番組
データを受信する受信装置で前記放送番組データの情報
をユーザに提供し、ユーザの要求に応じて前記デジタル
コンテンツ配信装置に対して前記デジタルコンテンツの
実体データのダウンロードを要求する手順と、前記デジ
タルコンテンツ配信装置で前記受信装置のダウンロード
要求に応じて前記記憶管理された実体データをネットワ
ーク経由でダウンロードする手順と、前記受信装置で前
記ダウンロードされた実体データを受信してこれを記憶
する手順と、から成ることを特徴とするデジタルコンテ
ンツ配信方法、が提供される。

【００１６】このような手順のデジタルコンテンツ配信
方法は、デジタルコンテンツ配信装置で、販売するデジ
タルコンテンツを記憶管理するとともに、取得情報とダ
ウンロード情報とから成る放送番組データを送出する。
受信装置は、この放送番組データを受信し、これをユー
ザに提供する。また、ユーザの要求に応じて、デジタル
コンテンツ配信装置に実体データのダウンロードを要求
する。ダウンロード要求を受信したデジタルコンテンツ
配信装置は、ネットワーク経由で実体データをダウンロ
ードする。受信装置は、ダウンロードされたデジタルコ
ンテンツを取得して記憶する。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図１は、本発明の一実施の形態で
あるデジタルコンテンツ配信システムの構成図である。

【００１８】本発明に係るデジタルコンテンツ配信シス
テムは、デジタルコンテンツ配信を行うデジタルコンテ
ンツ配信装置１００、デジタルコンテンツを取得する受
信装置４００、及びデジタルコンテンツ配信装置１００
と受信装置４００間を接続する放送手段２００とネット
ワーク３００とから構成される。

【００１９】デジタルコンテンツ配信装置１００は、放
送手段２００を介して放送番組データを送出する放送送
出手段である放送送出部１１０と、ネットワーク３００
を介してデジタルコンテンツの実体データをダウンロー
ドする実体データ配信手段である実体データ配信部１２
０と、から構成される。

【００２０】放送送出部１１０は、送出する放送番組デ
ータを記憶する記憶手段１１１と、放送番組データの送
出を管理する放送送出管理手段１１２と、放送を送出す
る送出手段１１３と、から構成される。また、実体デー
タ配信部１２０は、デジタルコンテンツのデータベース
である実体データ・データベース１２１と、実体データ
を管理する実体データ管理手段１２２と、ネットワーク
３００に接続する通信手段１２３と、から構成される。

【００２１】放送送出部１１０について説明する。記憶
手段１１１は、放送番組データを構成するデジタルコン
テンツのダウンロードに用いるダウンロード情報と、ダ
ウンロード情報を放送波から取得するための取得情報を
記憶する。ダウンロード情報とは、例えば、実体データ
配信部１２０のネットワーク上のローケーションを示す
ローケーション情報やデジタルコンテンツの実体データ
を取得するための鍵情報または取得した前記実体データ
を有効とするための鍵情報等である。取得情報は、例え
ば、マルチメディア言語記述により前記デジタルコンテ
ンツの実体データのダウンロード実行手順を記述した情
報である。また、さらに、課金に関する関連情報ＥＣＭ
を配信してもよい。また、必要に応じてさらにデジタル
コンテンツ販売促進のための販売情報配信のため、これ
を記憶する。販売情報は、例えば、販売対象のデジタル
コンテンツを代表するサムネイル等の画像、動画サンプ
ルや楽曲イントロまたはサビ等のオーディオデータ等で
あり、ユーザが購入時の選択の手がかりとして利用する
ことができる。以下、上記説明の配信情報をまとめてマ
ルチメディアコンテンツとする。放送送出管理手段１１
２は、マルチメディアコンテンツを管理するとともに、
送出スケジュールに従ってマルチメディアコンテンツを
送出する。また、必要に応じて実体データ管理手段１２
２とデータ交換を行う。送出手段１１３は、放送送出管
理手段１１２に従って、記憶手段１１１に記憶されたマ
ルチメディアコンテンツを放送手段２００に送出する。

【００２２】次に、実体データ配信部１２０について説
明する。実体データ・データベース１２１は、デジタル
コンテンツの実体データをデータベースとして記憶す
る。実体データ管理手段１２２は、実体データ・データ
ベース１２１を管理するとともに、必要に応じて実体デ
ータ・データベース１２１の検索と通信手段１２３を介
してダウンロード処理を行う。通信手段１２３は、ネッ
トワーク３００を経由して受信装置４００とデータ交換
を行うインタフェースである。受信装置４００からの要
求等を受信し、実体データ管理手段１２２に送出すると
ともに、実体データ管理手段１２２に従って、実体デー
タ・データベース１２１のデジタルコンテンツをダウン
ロードする。

【００２３】放送手段２００は、デジタルコンテンツ配
信装置１００から送出されたマルチメディアコンテンツ
を受信装置４００に対して送出する。例えば、通信放送
や地上波放送、ケーブルテレビ等の放送網である。

【００２４】ネットワーク３００は、デジタルコンテン
ツ配信装置１００と受信装置４００間のデータ交換を仲
介する、例えばインターネット等のネットワーク網であ
る。受信装置４００は、放送されたマルチメディアコン
テンツを受信する受信手段４１０、装置全体を制御する
制御手段４２０、マルチメディアコンテンツ及びデジタ
ルコンテンツを表示する表示手段４３０と音声出力する
音声出力手段４４０、ネットワーク３００に接続する通
信手段４５０、及び情報を記憶する記憶手段４６０とか
ら構成される。

【００２５】受信手段４１０は、デジタルコンテンツ配
信装置１００の送出したマルチメディアコンテンツを受
信し、制御手段４２０に送出する。制御手段４２０は、
装置内の各部、及び全体の情報の流れを制御する。表示
手段４３０は、制御手段４２０に従ってマルチメディア
コンテンツあるいはデジタルコンテンツを表示する。音
声出力手段４４０は、制御手段４２０に従ってマルチメ
ディアコンテンツあるいはデジタルコンテンツを音声出
力する。通信手段４５０は、制御手段４２０に従ってネ
ットワーク３００を介して実体データ配信部１２０とデ
ータ交換を行う。ダウンロード要求を送信し、ダウンロ
ードデータを受信する。記憶手段４６０は、必要に応じ
てマルチメディアコンテンツやデジタルコンテンツを記
憶する。

【００２６】このような構成のデジタルコンテンツ配信
システムの動作について説明する。デジタルコンテンツ
配信装置１００の放送送出部１１０は、放送送出管理手
段１１２によって、記憶手段１１１に記憶されたマルチ
メディアコンテンツを送出スケジュールに従って送出手
段１１３より送出する。送出されたマルチメディアコン
テンツは、放送手段２００を経由して受信装置４００に
送られる。制御手段４２０は、受信手段４１０で受信さ
れたマルチメディアコンテンツを表示手段４３０により
表示し、音声出力手段４４０で音声出力する。また、ユ
ーザがデジタルコンテンツを所望する場合には、取得情
報に基づいて所定のダウンロード情報を取得した後、こ
れを用いて通信手段４５０よりネットワーク３００を介
して実体データ配信部１２０の通信手段１２３へダウン
ロード要求を送信する。通信手段１２３によりダウンロ
ード要求を受け取った実体データ管理手段１２２は、実
体データ・データベース１２１より所望のデジタルコン
テンツを検索し、その実体データを通信手段１２３によ
って送出する。これを通信手段４５０によって受信した
受信装置４００は、記憶手段４６０にデジタルコンテン
ツの実体データを記憶する。必要に応じて、デジタルコ
ンテンツの実体データは、表示手段４３０及び音声出力
手段４４０へ出力される。デジタルコンテンツの内容に
応じて、表示手段４３０及び音声出力手段４４０のう
ち、一方だけを使用することもできる。例えば、楽曲デ
ータは表示手段４３０を使用しない。

【００２７】上記の説明ではデジタルコンテンツ配信装
置１００及び受信装置４００を単体の装置としたが、各
装置が内部バス等により接続する構成とすることもでき
る。また、上記説明のデジタルコンテンツ配信システム
におけるデータコンテンツ販売の料金徴収は、有料放送
の課金システムを利用する。現在、セキュリティ・モジ
ュールとして、ＣＰＵを内蔵したＩＣカードで課金管理
を行う課金システムが広く実用化されている。例えば、
ＳｋｙｐｅｒｆｅｃＴＶの場合、定期的に受信機より有
料放送サービスの課金システムに電話回線等を通じてア
クセスし、ＩＣカードに記録された視聴履歴を送信す
る。この視聴履歴に基づいて、有料放送サービス契約時
に指定された銀行自動引き落とし等により、料金の徴収
が行われている。

【００２８】また、上記の説明では、マルチメディアコ
ンテンツとして取得情報とダウンロード情報、さらに必
要に応じて販売情報を送出するとしたが、ネットワーク
インフラが整えば、販売情報はネットワーク経由で送信
することもできる。すなわち、デジタル放送の課金シス
テムを利用するため、鍵情報等、課金処理に必要な情報
のみをデジタル放送により送出することもできる。

【００２９】次に、放送送出部である放送送出設備につ
いて詳細に説明する。図２は、本発明の一実施の形態で
ある放送送出設備の構成図である。ここでは、ダウンロ
ード情報のみをデジタル放送により送出する。放送送出
設備は、記憶手段であるダウンロード用マルチメディア
コンテンツ蓄積装置１１１ａ、放送送出管理手段である
送出スケジュール制御１１２ａ、送出手段であるダウン
ロード用マルチメディアコンテンツ送出装置１１３ａ、
データ放送コンテンツを送出するデータ放送コンテンツ
送出装置１１４ａ、マルチメディアコンテンツ及びデー
タ放送コンテンツを多重化する１次ＭＵＸ１１５ａ、及
び１次ＭＵＸ１１５ａにより多重化された信号に、ＰＳ
Ｉ、ＥＭＭ、ＥＣＭ、他のサービスのＴＳを多重化する
２次ＭＵＸ１１６ａとから構成される。

【００３０】ダウンロード用マルチメディアコンテンツ
蓄積装置１１１ａには、デジタルコンテンツの実体デー
タではなく、ダウンロード情報が記録されている。この
ため、蓄積装置としては、相対的に小型化している。送
出スケジュール制御１１２ａは、スケジュールに従って
ダウンロード用マルチメディアコンテンツとデータ放送
コンテンツを送出する。ダウンロード用マルチメディア
コンテンツ送出装置１１３ａは、送出スケジュール制御
１１２ａに従ってダウンロード用マルチメディアコンテ
ンツを１次ＭＵＸ１１５ａに送出する。データ量が小さ
いため、送出装置も１台で複数のダウンロード用マルチ
メディアコンテンツを送出することができる。データ放
送コンテンツ送出装置１１４ａも、送出スケジュール制
御１１２ａに従ってデータ放送コンテンツを１次ＭＵＸ
１１５ａに送出する。１次ＭＵＸ１１５ａは、これらの
信号を１サービス分のストリームに多重化する。２次Ｍ
ＵＸ１１６ａは、さらに他のサービスやＰＳＩ、ＥＭＭ
等を加え、１トランスポートストリームに多重化し、ア
ップリンクのため送出する。このように、１サービスの
データ送出量も小さくなるため、他のサービスと同一ト
ランスポートストリーム内で共存することができる。

【００３１】このように、送出データの総量が小さいた
め、送出システム、送出装置が小規模で済み、システム
のコストが安い。また、大きな伝送容量を割り当てる必
要がないため、運用コストも安く済む。

【００３２】具体的なシステム構成例を説明する。図３
は、本発明の一実施の形態であるデジタルコンテンツ配
信システムの一例である。これは、放送手段として衛星
２００ａ、ネットワークとしてインターネット３００ａ
を用いた場合の構成例である。デジタルコンテンツ配信
装置１００ａは、放送送出部であるデジタル放送送出設
備１１０ａと、実体データ配信部であるデジタルコンテ
ンツ蓄積サーバ１２０ａと、放送信号を衛星にアップリ
ンクする送信アンテナ１３０ａとから構成される。ま
た、受信装置４００ａは、衛星放送を受信する受信アン
テナ４７０ａと、受信した放送信号を処理するとともに
インターネット３００ａを介してデジタルコンテンツ蓄
積サーバ１２０ａと通信する制御手段である受信機４２
０ａと、表示手段であるモニタ４３０ａと、記憶手段で
あるＭＤ４６０ａとから構成される。

【００３３】このような構成のデジタルコンテンツ配信
システムの動作について説明する。ダウンロード情報及
びその取得情報を含むマルチメディアコンテンツをデー
タ放送番組としてデジタル放送送出設備１１０ａより送
信アンテナ１３０ａを経由して衛星２００ａにアップリ
ンクされる。衛星２００ａは、これを受信装置４００ａ
に向けて送出する。受信アンテナ４７０ａを経由してこ
れを受信した受信機４２０ａは、マルチメディアコンテ
ンツをモニタ４３０ａに映し出し、デジタルコンテンツ
のデータ放送番組をユーザに提供する。ユーザがデジタ
ルコンテンツの取得を希望する場合、受信機４２０ａは
取得情報に基づいて、放送波からダウンロード情報を取
得する。取得したダウンロード情報のローケーション情
報に基づいてインターネット３００ａ経由でデジタルコ
ンテンツ蓄積サーバ１２０ａにアクセスし、ダウンロー
ド要求を行う。デジタルコンテンツ蓄積サーバ１２０ａ
は、デジタルコンテンツの実体データを検索し、これを
ダウンロードする。ダウンロードされた実体データは、
受信機４２０ａによりＩＥＥＥ１３９４を介してＭＤ４
６０ａに記録される。

【００３４】このように、実体データのダウンロード
は、インターネット３００ａを介して行われるため、番
組放送時間またはその時間枠とは無関係に２４時間、好
きなときにダウンロードを行うことができる。また、番
組放送時間内にダウンロードを終了する必要がないの
で、動画等の巨大なデータを販売することもできる。ダ
ウンロードを行うＷｅｂサイトは、負荷を考慮して複数
のサイトにデータを分散する等、販売データによってフ
レキシブルに対応することができる。

【００３５】上記の説明のように、ダウンロードに必要
な鍵情報等は、デジタル放送を用いて配信するので、デ
ジタル放送の課金システムあるいは料金徴収構造をその
まま利用することができる。この課金処理を含むデジタ
ルコンテンツ配信システムの動作及び配信方法について
説明する。

【００３６】最初にマルチメディアコンテンツ受信処理
について説明する。図４は、本発明の一実施の形態であ
るマルチメディアコンテンツ受信のフローチャートであ
る。受信装置がマルチメディアコンテンツを含むデータ
放送番組を受信する（Ｓ１０１）。受信装置側で本シス
テムのデジタルコンテンツ配信サービスを行うチャンネ
ルを選択すると、選択されたデータ放送マルチメディア
コンテンツが表示される（Ｓ１０２）。例えば、データ
放送方式がＸＭＬであれば、データ放送番組としてのＸ
ＭＬコンテンツを受信後、ＸＭＬブラウザが起動し、Ｘ
ＭＬマルチメディアコンテンツが表示される。この例の
データ放送番組は、いわゆるディレクトリサービスにあ
たるので、表示される分類に従って項目を選択し、購入
コンテンツの選択を行う画面に推移させる（Ｓ１０
３）。図５は、データ放送番組マルチメディアコンテン
ツの表示例である。これは、デジタル写真集の販売の例
である。このように購入データの選択ができるようにな
っている。また、試見ボタンを押下することにより、写
真集のサムネイルが左枠に表示され、内容の確認を行う
ことができる。

【００３７】図４に戻って説明する。番組が終了したか
どうか（Ｓ１０４）、及び視聴者が他のチャンネルを選
択し視聴を終了したかどうか（Ｓ１０５）がチェックさ
れ、番組が終了するか視聴が終了した場合、データ放送
番組を終了する（Ｓ１０６）。視聴者の操作により、購
入が選択されたかどうかがチェックされ（Ｓ１０７）購
入された場合は課金処理へ進む。購入がなければ、購入
データ選択（Ｓ１０３）へ戻る。購入を希望する視聴者
の操作により購入するデジタルコンテンツが選ばれる
と、データ放送番組マルチメディアコンテンツは記述に
従い、購入デジタルコンテンツをダウンロードするため
のダウンロード用マルチメディアコンテンツの流れるサ
ービスのＥＣＭを受信機内蔵プログラムによって取得
し、課金（ダウンロード）確認メッセージを表示する。
確認が行われたら、ＩＣカード等の記録媒体へ課金情報
を記録する（Ｓ１０８）。続いて、ローケーション情報
を含むダウンロード用マルチメディアコンテンツを放送
波の当該サービスから取得し、不揮発性メモリなどへ記
録する（Ｓ１０９）。

【００３８】次に、ダウンロード処理について説明す
る。図６は、本発明の一実施の形態であるダウンロード
処理のフローチャートである。ダウンロードが開始さ
れ、受信機の提供するＧＵＩに従って、不揮発性メモリ
に記憶されたダウンロード用マルチメディアコンテンツ
を選択する（Ｓ２０１）。このとき、例えば、課金済
み、すなわちダウンロード可能なマルチメディアコンテ
ンツの選択を容易にするため、課金済みコンテンツ選択
画面等が表示される。図７は、課金済みコンテンツ選択
画面の一例である。課金済みのコンテンツ一覧から選択
することにより、ダウンロード可能な課金済みダウンロ
ード用マルチメディアコンテンツのみが選択できる。

【００３９】図６に戻って説明する。選択されると、ダ
ウンロード用マルチメディアコンテンツが表示され（Ｓ
２０２）、ダウンロード実行確認メッセージが表示され
る（Ｓ２０３）。視聴者の確認操作により、電話回線等
を介してインターネットに接続し、ダウンロード用マル
チメディアコンテンツとして記述されているローケーシ
ョン情報からＦＴＰなどにより、購入対象の実体データ
のダウンロードを開始する。ダウンロードが開始できた
かがチェックされ（Ｓ２０４）、開始できなかった場
合、中止メッセージが表示され（Ｓ２０６）、ダウンロ
ード用マルチメディアコンテンツ表示が終了する（Ｓ２
１１）。正常に開始された場合、ＦＴＰのパスワードと
してローケーション情報とともに記録された課金済みを
証明するパスワード等によるチェック後、ダウンロード
が行われる（Ｓ２０５）。ダウンロード中は、例えば、
コンテンツダウンロード中の画面表示等を表示し、ダウ
ンロード実行状態をユーザに知らせる。図８は、デジタ
ルコンテンツダウンロード中の画面の一例である。これ
により、ユーザは、ダウンロードの進行状況を知ること
ができる。ダウンロードされたデータは、例えば、ＭＤ
等に記録され、視聴可能な状態となる。

【００４０】図６に戻って説明する。ダウンロードが正
常に終了したかがチェックされ（Ｓ２０７）、正常に終
了した場合は、ダウンロード用マルチメディアコンテン
ツを破棄し（Ｓ２０９）、ダウンロード完了メッセージ
を表示し（Ｓ２１０）、ダウンロード用マルチメディア
コンテンツ表示が終了する（Ｓ２１１）。失敗した場合
は、異常終了メッセージが表示され（Ｓ２０８）、ダウ
ンロード用マルチメディアコンテンツ表示が終了する
（Ｓ２１１）。

【００４１】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、デジタルコン
テンツ配信システム及びデジタルコンテンツ配信装置が
有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取り可
能な記録媒体に記録されたプログラムに記述しておく。
そして、このプログラムをコンピュータで実行すること
により、上記処理がコンピュータで実現される。コンピ
ュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装
置や半導体メモリ等がある。市場を流通させる場合に
は、ＣＤ−ＲＯＭ(Compact Disc Read Only Memory)や
フロッピーディスク等の可搬型記録媒体にプログラムを
格納して流通させたり、ネットワークを介して接続され
たコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワー
クを通じて他のコンピュータに転送することもできる。
コンピュータで実行する際には、コンピュータ内のハー
ドディスク装置等にプログラムを格納しておき、メイン
メモリにロードして実行する。

【００４２】

【発明の効果】以上説明したように本発明では、デジタ
ルコンテンツの配信を行うデジタルコンテンツ配信装置
において、ダウンロードに必要なダウンロード情報とこ
れを取得するための取得情報から成る放送番組データを
送出する。受信装置は、これを受信してユーザに提供す
る。ユーザがデジタルコンテンツの取得を希望する場合
には、取得情報によりダウウロード情報を獲得し、ダウ
ンロード情報に基づいて、ネットワーク経由で実体デー
タのダウンロードを要求する。デジタルコンテンツ配信
装置は、ネットワークを介して管理するデジタルコンテ
ンツの実体データを受信装置に対してダウンロードす
る。受信装置は、ダウンロードされたデジタルコンテン
ツを記憶保存する。

【００４３】このように、放送番組データとして送出す
るデータは販売情報とダウンロード情報だけでありデー
タ総量が小さいので、送出装置は小規模でよい。このた
め、そのシステムに要するコスト及び運用コストが安く
済む。また、デジタル有料放送で行われている課金サー
ビスにそのまま利用して料金徴収が可能であり、課金サ
ービスに要するコスト及び運用コスとも安く済む。

【００４４】また、本発明のデジタルコンテンツ配信装
置は、デジタルコンテンツの販売情報とダウンロード情
報とから成る放送番組データを記憶しておき、スケジュ
ールに従ってこれを送出する。ユーザがデジタルコンテ
ンツ取得を希望する場合、要求のあったデジタルコンテ
ンツの実体データを実体データ・データベースより抽出
し、ネットワーク経由でダウンロードする。

【００４５】このように放送番組データのデータ総量は
小さいので、送出装置は小規模でよく、そのシステムに
要するコスト及び運用コストが安く済む。また、本発明
のデジタルコンテンツ配信方法は、デジタルコンテンツ
配信装置で、販売するデジタルコンテンツを記憶管理す
るとともに、販売情報とダウンロード情報とから成る放
送番組データを送出する。受信装置は、この放送番組デ
ータをユーザに提供する。ユーザの要求に応じて、デジ
タルコンテンツ配信装置に実体データのダウンロードを
要求する。ダウンロード要求を受信したデジタルコンテ
ンツ配信装置は、ネットワーク経由で実体データをダウ
ンロードする。受信装置は、ダウンロードされたデジタ
ルコンテンツを取得して記憶する。

【００４６】このように、販売情報とダウンロード情報
のみを放送番組データとして送出するので、実体データ
の送出を番組放送時間内に終了させる必要がない。さら
に、デジタルコンテンツの大きさに制限を設ける必要は
ないため、動画等の巨大データを販売することもでき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態であるデジタルコンテン
ツ配信システムの構成図である。

【図２】本発明の一実施の形態である放送送出部の構成
図である。

【図３】本発明の一実施の形態であるデジタルコンテン
ツ配信システムの一例である。

【図４】本発明の一実施の形態であるマルチメディアコ
ンテンツ受信のフローチャートである。

【図５】データ放送番組マルチメディアコンテンツの表
示例である。

【図６】本発明の一実施の形態であるダウンロード処理
のフローチャートである。

【図７】課金済みコンテンツ選択画面の一例である。

【図８】デジタルコンテンツダウンロード中の画面の一
例である。

【図９】従来のデジタルコンテンツ配信システムの概略
図である。

【符号の説明】

１００…デジタルコンテンツ配信装置、１１０…放送送
出部、１１１…記憶手段、１１２…放送送出管理手段、
１１３…送出手段、１２０…実体データ配信部、１２１
…実体データ・データベース、１２２…実体データ管理
手段、１２３…通信手段、２００…放送手段、３００…
ネットワーク、４００…受信装置、４１０…受信手段、
４２０…制御手段、４３０…表示手段、４４０…音声出
力手段、４５０…通信手段、４６０…記憶手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B089 GA11 GA21 GB04 HA10 HA11 JA08 JA33 JB04 JB05 JB22 KA15 KA17 KB12 KB13 LB06 LB08 5C025 BA18 BA27 CA02 CA18 DA01 DA04 DA05 5C064 AB04 AC08 AC09 AD02 AD08 AD14 BA01 BB01 BC04 BC07 BC11 BC18 BC25 BD02 BD04 BD08 BD09

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 楽曲データ、動画を含む画像データとい
   ったデジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテン
   ツ配信システムにおいて、 前記デジタルコンテンツのダウンロードに用いるダウン
   ロード情報及び前記ダウンロード情報を放送波から取得
   するための取得情報とから成る放送番組データを送出す
   る放送送出手段と、前記デジタルコンテンツの実体デー
   タを記憶管理するとともに要求に応じてネットワークを
   介して前記実体データをダウンロードする実体データ配
   信手段と、を備えたデジタルコンテンツ配信装置と、 前記放送番組データを受信する受信手段と、ユーザの要
   求に応じて前記ネットワークを介して前記実体データ配
   信手段から取得する通信手段と、前記取得した実体デー
   タを記憶する記憶手段と、前記放送データ及び前記デジ
   タルコンテンツの実体データをユーザに提供する情報提
   供手段と、を備えた受信装置と、 から成ることを特徴とするデジタルコンテンツ配信シス
   テム。
2. 【請求項２】 前記ダウンロード情報は、販売対象であ
   る前記デジタルコンテンツを管理している前記実体デー
   タ配信手段のネットワーク上のローケーションを示すロ
   ーケーション情報と前記デジタルコンテンツの実体デー
   タを取得するための鍵情報または取得した前記実体デー
   タを有効とするための鍵情報であることを特徴とする請
   求項１記載のデジタルコンテンツ配信システム。
3. 【請求項３】 前記取得情報は、マルチメディア言語記
   述により前記デジタルコンテンツの実体データのダウン
   ロード実行手順を記述していることを特徴とする請求項
   １記載のデジタルコンテンツ配信システム。
4. 【請求項４】 前記取得情報は、さらに、課金に関する
   関連情報ＥＣＭ（Ｅｎｔｉｔｌｅｄ Ｃｏｍｐｏｎｅｎ
   ｔ Ｍｅｓｓａｇｅ）を配信することを特徴とする請求
   項１記載のデジタルコンテンツ配信システム。
5. 【請求項５】 前記受信装置は、さらに、課金処理を行
   うＩＣカードへの書き込みと読み出しを行うＩＣカード
   アクセス手段を有し、前記課金に関するＥＣＭに基づい
   て前記ＩＣカードに課金情報を記録することを特徴とす
   る請求項４記載のデジタルコンテンツ配信システム。
6. 【請求項６】 前記デジタルコンテンツ配信装置は、さ
   らに、販売対象である前記デジタルコンテンツを代表す
   る画像、動画サンプル、楽曲の一部を含むユーザが購入
   時の選択判断に用いることが可能な販売情報を配信する
   ことを特徴とする請求項１記載のデジタルコンテンツ配
   信システム。
7. 【請求項７】 楽曲データ、動画を含む画像データとい
   ったデジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテン
   ツ配信装置において、 前記デジタルコンテンツのダウンロードに用いるダウン
   ロード情報及び前記ダウンロード情報を放送波から取得
   するための取得情報とから成る放送番組データを記憶す
   る記憶手段と、前記放送番組データの送出を管理する放
   送送出管理手段と、前記放送送出管理手段に従って前記
   放送番組データを送出する送出手段と、を備えた放送送
   出部と、 前記デジタルコンテンツの実体データを記憶する実体デ
   ータ・データベースと、前記実体データ・データベース
   の管理を行う実体データ管理手段と、ユーザからの要求
   を受けるとともに要求されたデジタルコンテンツの実体
   データをダウンロードする通信手段と、を備えた実体デ
   ータ配信部と、 から成ることを特徴とするデジタルコンテンツ配信装
   置。
8. 【請求項８】 楽曲データ、動画を含む画像データとい
   ったデジタルコンテンツの販売を行うデジタルコンテン
   ツ配信方法において、 デジタルコンテンツを配信するデジタルコンテンツ配信
   装置で前記デジタルコンテンツの実体データを記憶管理
   し、前記デジタルコンテンツのダウンロードに用いるダ
   ウンロード情報及び前記ダウンロード情報を放送波から
   取得するための取得情報とから成る放送番組データを送
   出する手順と、 前記放送番組データを受信する受信装置で前記放送番組
   データの情報をユーザに提供し、ユーザの要求に応じて
   前記デジタルコンテンツ配信装置に対して前記デジタル
   コンテンツの実体データのダウンロードを要求する手順
   と、 前記デジタルコンテンツ配信装置で前記受信装置のダウ
   ンロード要求に応じて前記記憶管理された実体データを
   ネットワーク経由でダウンロードする手順と、 前記受信装置で前記ダウンロードされた実体データを受
   信してこれを記憶する手順と、 から成ることを特徴とするデジタルコンテンツ配信方
   法。