JP2001144522A - アンテナトラップ - Google Patents

アンテナトラップ

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JP2001144522A
JP2001144522A JP32396999A JP32396999A JP2001144522A JP 2001144522 A JP2001144522 A JP 2001144522A JP 32396999 A JP32396999 A JP 32396999A JP 32396999 A JP32396999 A JP 32396999A JP 2001144522 A JP2001144522 A JP 2001144522A
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JP
Japan
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antenna element
trap
antenna
insulating cylindrical
hole
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JP32396999A
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English (en)
Inventor
Toshio Arai
敏夫 新井
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Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成とすると共に、小型化する。 【解決手段】 円筒状の第1絶縁円筒部12bに下部に
拡径部11bが形成された上部アンテナエレメント11
を下から嵌入する。次いで、下部アンテナエレメント1
3が挿入された第2絶縁円筒部12cを、第1絶縁円筒
部12bに嵌入された拡径部11b内に下から嵌入す
る。さらに、第1絶縁円筒部12bの外周面に巻回した
トラップコイル12aの端部をそれぞれ上部アンテナエ
レメント11および下部アンテナエレメント13の基端
部に巻回して接続することにより、トラップ部12を組
み立てる。下部アンテナエレメント13の上部と上部ア
ンテナエレメント11の下部に形成された拡径部11b
とにより同軸状の小型化されたコンデンサが形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、第1周波数帯と第
2周波数帯の2周波の送受信を行うことのできるアンテ
ナトラップに関するものであり、特に、小型化したアン
テナに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】アンテナを備える携帯機器としては、主
にセルラー方式の携帯電話機やPHS(Personal Handy
phone System)電話機が知られている。これらの携帯電
話システムには、現在、使用周波数帯域として、800
MHz帯、1.5GHz帯、1.9GHz帯が割り当て
られている。従って、携帯機器には、自機が使用する使
用周波数帯域に応じたアンテナが備えられている。
【0003】このような携帯機器において2周波の送受
信を行う場合には、2周波用アンテナを用いる必要があ
る。この種の従来の2周波用アンテナの一例を図6に示
す。図6に示す2周波用アンテナ100は、上部アンテ
ナエレメント101と下部アンテナエレメント103と
の間にトラップ回路102が設けられている。このトラ
ップ回路102は、コイルLoとコンデンサCoとを並
列に接続した並列共振回路から構成されている。そし
て、高域周波数fHの放射特性とインピーダンスを配慮
して給電点104からトラップ回路102までの長さ、
すなわち下部アンテナエレメント103の長さが決定さ
れており、下部アンテナエレメント103およびトラッ
プ回路102を含む上部アンテナエレメント101の全
長が、低域周波数fLの長さとなるように上部アンテナ
エレメント101の長さが決定されている。
【0004】この2周波用アンテナ100の低域周波数
Lにおける等価回路を図7(a)に示し、高域周波数
Hにおける等価回路を図7(b)に示す。2周波用ア
ンテナ100が低域周波数fLにおいて動作している際
には、図7(a)に示すように、上部アンテナエレメン
ト101、下部アンテナエレメント103および残留イ
ンダクタンスとして機能するトラップ回路102の全長
が低域周波数fLに共振して動作するようになる。ま
た、2周波用アンテナ100が高域周波数fHにおいて
動作している際には、図7(b)に示すように、上部ア
ンテナエレメント101はトラップ回路102がハイイ
ンピーダンスとなることから切り離され、下部アンテナ
エレメント103のみが機能するようになり、下部アン
テナエレメント103が高域周波数fHに共振して動作
するようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の2周波用アンテ
ナ100におけるトラップ回路102は、通常はケース
内に集中定数を配置して所望の特性が得られるようにさ
れている。すると、携帯機器のように小型化が望まれる
場合には、小型化が困難になるという問題点があった。
これを解決するアンテナとして、特開平7−30314
号に記載されたアンテナが提案されている。このアンテ
ナは、第1エレメントと第2エレメントの間にトラップ
回路が設けられており、このトラップ回路は、絶縁樹脂
が充填された外側の導電筒状体内に内側の絶縁筒状体を
配置して形成したコンデンサと、該コンデンサに並列に
接続されたコイルとにより構成されている。しかしなが
ら、このアンテナにおけるトラップ回路は2重とされた
導電筒状体の内部に絶縁樹脂が充填されるようインサー
ト成形する必要があることから、その作成方法が複雑で
高度の成形技術が必要になるという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は簡易な構成の小型化する
ことができる2周波アンテナ用のアンテナトラップを提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1のアンテナトラップは、一方の閉じた
端面を貫通して第1のアンテナエレメントが導入され、
他方の開口された端部から第2絶縁円筒部が嵌入されて
いる円筒状の第1絶縁円筒部と、前記第2絶縁円筒部内
に嵌挿された第2のアンテナエレメントと、前記第1絶
縁円筒部の外周面に巻回されていると共に、一端が前記
第1のアンテナエレメントに接続され、他端が前記第2
のアンテナエレメントに接続されているトラップコイル
とを備え、前記第1のアンテナエレメントにおける前記
第1絶縁円筒部内に導入された部分に円筒状に拡径され
た拡径部が形成されており、該拡径部内に前記第2絶縁
円筒部が嵌挿されることにより、前記第2のエレメント
と前記拡径部の内周面とが前記第2絶縁円筒部を介して
対向するようにされている。
【0008】また、本発明の第2のアンテナトラップ
は、一方の閉じた端面を貫通して第1のアンテナエレメ
ントが導入される第1の貫通孔と、他方の開口された端
部から絶縁円筒部および導電性のリング状部が嵌入され
る第2の貫通孔とが形成された円筒状の絶縁体部と、前
記絶縁円筒部および前記リング状部内に嵌挿される第2
のアンテナエレメントとを備え、前記絶縁体部の外周面
に形成されたヘリカル状の溝部内と、前記絶縁体部の上
面と下面と、前記絶縁体部の前記第1の貫通孔と前記第
2の貫通孔に導電被膜が形成されて、前記ヘリカル状の
溝部内に形成されたヘリカル状導電被膜によりトラップ
コイルが形成されると共に、該トラップコイルの一端が
前記上面に形成された上面導電被膜を介して、前記第1
の貫通孔に形成された第1の導電被膜、および、前記第
2の貫通孔に形成された第2の導電被膜に接続され、さ
らに、該トラップコイルの他端が前記下面に形成された
下面導電被膜および前記リング状部を介して前記第2の
アンテナエレメントに接続されることにより、前記第1
のエレメントに前記第1の導電被膜を介して接続された
前記第2の導電被膜と、前記第2のエレメントとが前記
絶縁円筒部を介して絶縁されて対向するようにされてい
る。
【0009】このような第1の本発明によれば、円筒状
の第1絶縁円筒部に第1のエレメントを嵌入し、さら
に、第2のエレメントが挿入された第2絶縁円筒部を嵌
入することにより形成した同軸状のコンデンサに、第1
絶縁円筒部の外周面に巻回したコイルを並列接続するこ
とによりアンテナトラップを形成することができるよう
になる。これにより、アンテナトラップのコンデンサを
小型化することができると共に、組立により作成するこ
とができるため、高度の成形技術を必要とすることなく
小型化されたアンテナトラップを作成することができる
ようになる。
【0010】また、第2の本発明においても、円筒状の
絶縁体部の導電被膜を形成した貫通孔内に第2のエレメ
ントが挿入された第2絶縁円筒部を嵌入することにより
同軸状に形成した小型化されたコンデンサに、絶縁体部
の外周面にヘリカル状の導電被膜を形成して形成したコ
イルを並列接続することによりアンテナトラップを形成
することができる。これにより、アンテナトラップのコ
ンデンサを小型化することができると共に、アンテナト
ラップを成形することなく組立により作成することがで
きるようになるため、高度の成形技術を必要とすること
なく小型化されたアンテナトラップを作成することがで
きるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】2周波用アンテナに備えられる本
発明のアンテナトラップの第1の実施の形態の構成を図
1(a)(b)(c)および図2に示す。ただし、図1
(a)は本発明の第1のアンテナトラップを備えた2周
波用アンテナの正面図、図1(b)はその上面図、図1
(c)はその下面図であり、図1(a)に示す正面図の
断面図が図2に示されている。これらの図に示すよう
に、2周波用アンテナ1は上部アンテナエレメント11
と下部アンテナエレメント13とを備えており、上部ア
ンテナエレメント11と下部アンテナエレメント13と
の間に、本発明にかかる第1のアンテナトラップである
第1のトラップ部12が設けられている。
【0012】トラップ部12は、閉じた上面を備える円
筒状とされた樹脂製の第1絶縁円筒部12bの外周面に
巻回されたトラップコイル12aを有しており、トラッ
プコイル12aの上端は上部アンテナエレメント11の
基端部に巻回されて固着され、トラップコイル12aの
下端は下部アンテナエレメント13の基端部に巻回され
て固着されている。第1絶縁円筒部12bの下面は開口
されており、第1絶縁円筒部12bの内周面に当接する
ように上部アンテナエレメント11の下部が嵌入されて
いる。上部アンテナエレメント11の下部には、図示す
るように円筒状に拡径された拡径部11bが形成されて
おり、この拡径部11bの外周面が第1絶縁円筒部12
bの内周面に当接するように嵌入されている。さらに、
拡径部11bの中に樹脂製の第2絶縁円筒部12cが嵌
入されており、第2絶縁円筒部12c内に下部アンテナ
エレメント13の上部が嵌挿されている。
【0013】この第2絶縁円筒部12cの上端は閉じて
いるため、図2に示すように第2絶縁円筒部12c内に
嵌挿された下部アンテナエレメント13の上部と、上部
アンテナエレメント11の下部に形成された拡径部11
bの内周面とが第2絶縁円筒部12cを介して絶縁され
て対向するようになる。第2絶縁円筒部12cは誘電体
として作用し、下部アンテナエレメント13の上部と上
部アンテナエレメント11の下部に形成された拡径部1
1bとによりコンデンサが形成されるようになる。この
コンデンサの容量値は、両者の対向面積とその間隔およ
び第2絶縁円筒部12cの誘電率により決定されるよう
になる。そして、トラップコイル12aの上端は上部ア
ンテナエレメント11の基端部に巻回されて電気的に接
続されており、トラップコイル12aの下端は下部アン
テナエレメント13の基端部に巻回されて電気的に接続
されていることから、下部アンテナエレメント13の上
部と上部アンテナエレメント11の下部に形成された拡
径部11bとにより形成された同軸状のコンデンサと、
トラップコイル12aとは並列に接続されて並列共振回
路を形成するようになる。この並列共振回路によりトラ
ップ部12が構成されている。
【0014】このトラップ部12の作用を説明すると、
高域周波数fHにおいてはトラップ部12がハイインピ
ーダンスとなることからトラップ部12より上部は作用
しないようになる。すなわち、図7(b)に示す場合と
同様に上部アンテナエレメント11は切り離され、下部
アンテナエレメント13のみが機能するようになり、下
部アンテナエレメント13が高域周波数fHに共振して
動作するようになる。このため、下部アンテナエレメン
ト13の長さは、高域周波数fHの放射特性とインピー
ダンスを配慮して決定されている。また、2周波用アン
テナ1が低域周波数fLにおいて動作している際には、
図7(a)に示す場合と同様に、上部アンテナエレメン
ト11、下部アンテナエレメント13および残留インダ
クタンスとして機能するトラップ部12の全長が低域周
波数fLに共振して動作するようになる。すなわち、下
部アンテナエレメント13およびトラップ部12を含む
上部アンテナエレメント10の全長が、低域周波数fL
の長さとなるように上部アンテナエレメント11の長さ
が決定されている。
【0015】上記説明した本発明にかかる第1の実施の
形態のアンテナトラップである第1のトラップ部12
は、次のようにして作成することができる。まず、円筒
状の第1絶縁円筒部12bに下部に拡径部11bが形成
された上部アンテナエレメント11を下から嵌入する。
次いで、下部アンテナエレメント13が挿入された第2
絶縁円筒部12cを、第1絶縁円筒部12bに嵌入され
た拡径部11b内に下から嵌入する。さらに、第1絶縁
円筒部12bの外周面に巻回したトラップコイル12a
の端部をそれぞれ上部アンテナエレメント11および下
部アンテナエレメント13の基端部に巻回して接続する
ことにより、トラップ部12を組み立てることができ
る。このようにして、形成されたコンデンサは同軸状に
形成されているため小型とすることができ、このため、
トラップ部12も小型に形成することができるようにな
る。また、トラップ部12は組立により作成することが
できるため、高度の成形技術を必要とすることなく簡易
に作成することができる。
【0016】次に、2周波用アンテナに備えられる本発
明のアンテナトラップの第2の実施の形態の構成を図3
(a)(b)(c)、図4および図5に示す。ただし、
図3(a)は本発明の第2のアンテナトラップを備えた
2周波用アンテナの正面図、図3(b)はその上面図、
図3(c)はその下面図であり、図4に絶縁体部の断面
図が主に示されており、図3(a)に示す正面図の断面
図が図5に示されている。これらの図に示すように、2
周波用アンテナ1は上部アンテナエレメント11と下部
アンテナエレメント13とを備えており、上部アンテナ
エレメント11と下部アンテナエレメント13との間
に、本発明にかかる第2のアンテナトラップである第2
のトラップ部21が設けられている。
【0017】トラップ部21は、閉じた上面を備える円
筒状とされた樹脂製の絶縁体部22の外周面に形成され
たトラップコイル23を有しており、トラップコイル2
3は絶縁体部22の外周面に形成されたヘリカル状溝部
23b内に形成されているヘリカル状導電被膜23aに
より構成されている。トラップコイル23の上端は、上
部突出部24を含む絶縁体部22の上面に形成された上
面導電被膜24aと一体化されており、トラップコイル
23の下端は、下部突出部25を含む絶縁体部22の下
面に形成された下面導電被膜25aと一体化されてい
る。また、絶縁体部22には図4に示すように貫通孔2
7が形成されていると共に、絶縁体部22の上部突出部
24を貫通して貫通孔27に通じるエレメント挿通孔が
形成されている。このエレメント挿通孔の壁部には第1
の導電被膜27aが形成されており、貫通孔27の壁部
には第2の導電被膜27bが形成されている。さらに、
エレメント挿通孔内に上部アンテナエレメント11が挿
通されて電気的に第1の導電被膜27aに接続されてい
る。
【0018】この第1の導電被膜27aは第2の導電被
膜27bと一体化されて電気的に接続されていると共
に、上部導電被膜24aと一体化されて電気的に接続さ
れている。なお、第2の導電被膜27bは貫通孔27の
下端部には形成されておらず、第2の導電被膜27bと
絶縁されて貫通孔27の下端の壁部に第3の導電被膜2
7cが形成されている。この第3の導電被膜27cは、
下部導電被膜25aと一体化されて電気的に接続されて
いる。
【0019】以上説明した絶縁体部22の貫通孔27内
に絶縁円筒部26が嵌入され、さらに、絶縁円筒部26
の下端面に当接するように導電性のリング状部28が貫
通孔27内に嵌入されている。さらに、リング状部28
を貫通して絶縁円筒部26内に下部アンテナエレメント
13の上部が嵌挿されている。これにより、リング状部
28は第3の導電被膜27cに接触して電気的に接続さ
れるため、下部アンテナエレメント13はリング状部2
8、下部導電被膜25aを介してトラップコイル23の
下端に電気的に接続される。また、上部アンテナエレメ
ント11は第1の導電被膜27a、上部導電被膜24a
を介してトラップコイル23の上端に電気的に接続され
ると共に、貫通孔27内に形成された第2の導電被膜2
7bに電気的に接続される。
【0020】絶縁円筒部26の上端は閉じているため、
図5に示すように絶縁円筒部26内に嵌挿された下部ア
ンテナエレメント13の上部と、上部アンテナエレメン
ト11に接続されている貫通孔27内に形成された第2
の導電被膜27bとが絶縁円筒部26を介して絶縁され
て対向するようになる。この際に、絶縁円筒部26は誘
電体として作用し、下部アンテナエレメント13の上部
と第2の導電被膜27bとによりコンデンサが形成され
るようになる。このコンデンサの容量値は、両者の対向
面積とその間隔および絶縁円筒部26の誘電率により決
定されるようになる。そして、トラップコイル23の上
端は上部アンテナエレメント11に電気的に接続されて
おり、トラップコイル23の下端は下部アンテナエレメ
ント13に電気的に接続されていることから、下部アン
テナエレメント13の上部と貫通孔27内に形成された
第2の導電被膜27bとにより形成された同軸状のコン
デンサと、トラップコイル23とは並列に接続されて並
列共振回路を形成するようになる。この並列共振回路に
より第2のトラップ部21が構成されている。この第2
のトラップ部21の作用は第1のトラップ部12と同様
であるので、その説明は省略する。
【0021】上記説明した本発明にかかる第2の実施の
形態のアンテナトラップである第2のトラップ部21
は、次のようにして作成することができる。まず、円筒
状の絶縁体部22の全面に蒸着やメッキにより導電被膜
を形成する。次いで、外周面を切削することにより、ヘ
リカル状溝部23b内に残ったヘリカル状導電被膜23
aによりトラップコイル23が形成されるようになる。
また、貫通孔27内に形成された導電被膜の下部をリン
グ状に切削して、第2の導電被膜27bと第3の導電被
膜27cとに分離する。続いて、上部アンテナエレメン
ト11をエレメント挿通孔に挿入し、次いで、下部アン
テナエレメント13が挿入された絶縁円筒部26を、貫
通孔27内に下から嵌入する。さらに、絶縁円筒部26
の下端面に当接するよう下部アンテナエレメント13に
挿通したリング状部28を貫通孔27の下部に嵌入する
ことにより、第2のトラップ部21を組み立てることが
できる。このようにして、形成されたコンデンサは同軸
状に形成されているため小型とすることができ、このた
め、第2のトラップ部21も小型に形成することができ
るようになる。また、第2のトラップ部21は組立によ
り作成することができるため、高度の成形技術を必要と
することなく作成することができる。
【0022】以上説明した本発明のアンテナトラップ
は、組立後に接着剤により各部を固着するようにしても
よいし、また、嵌入に替えて圧入することにより各部を
固着するようにしてもよい。また、上部アンテナエレメ
ント11や下部アンテナエレメント13は直線状のアン
テナエレメントである必要はなく、ヘリカル状のアンテ
ナエレメントや折り曲げたアンテナエレメントとするこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、第1のトラップ部によれば、円筒状の第1絶縁円筒
部に第1のエレメントを嵌入し、さらに、第2のエレメ
ントが挿入された第2絶縁円筒部を嵌入することにより
形成した同軸状のコンデンサに、第1絶縁円筒部の外側
に巻回したコイルを並列接続することによりアンテナト
ラップを形成することができるようになる。これによ
り、アンテナトラップのコンデンサを同軸状として小型
化することができると共に、組立により作成することが
できるため、高度の成形技術を必要とすることなく小型
化されたアンテナトラップを作成することができるよう
になる。
【0024】また、第2のトラップ部においても、円筒
状の絶縁体部の導電被膜を形成した貫通孔内に第2のエ
レメントが挿入された第2絶縁円筒部を嵌入することに
より同軸状に形成した小型化されたコンデンサに、絶縁
体部の外周面にヘリカル状の導電被膜を形成して形成し
たコイルを並列接続することによりアンテナトラップを
形成することができる。これにより、アンテナトラップ
のコンデンサを同軸状として小型化することができると
共に、アンテナトラップを成形することなく組立により
作成することができるようになるため、高度の成形技術
を必要とすることなく小型化されたアンテナトラップを
作成することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナトラップの第1の実施の形態
の構成を示す本発明のアンテナトラップを備えた2周波
用アンテナの正面図、上面図、下面図である。
【図2】本発明のアンテナトラップの第1の実施の形態
の構成を示す本発明のアンテナトラップを備えた2周波
用アンテナの正面の断面図である。
【図3】本発明のアンテナトラップの第2の実施の形態
の構成を示す本発明のアンテナトラップを備えた2周波
用アンテナの正面図、上面図、下面図である。
【図4】本発明のアンテナトラップの第1の実施の形態
における絶縁体部の構成を主に示す断面図である。
【図5】本発明のアンテナトラップの第2の実施の形態
の構成を示す本発明のアンテナトラップを備えた2周波
用アンテナの正面の断面図である。
【図6】2周波用アンテナの構成の一例を示す図であ
る。
【図7】2周波用アンテナの高域周波数と低域周波数に
おける等価回路を示す図である。
【符号の説明】
1 2周波用アンテナ 10 上部アンテナエレメント 11 上部アンテナエレメント 11b 拡径部 12 トラップ部 12a トラップコイル 12b 第1絶縁円筒部 12c 第2絶縁円筒部 13 下部アンテナエレメント 21 トラップ部 22 絶縁体部 23 トラップコイル 23a ヘリカル状導電被膜 23b ヘリカル状溝部 24 上部突出部 24a 上面導電被膜 25 下部突出部 25a 下面導電被膜 26 絶縁円筒部 27 貫通孔 27a 第1の導電被膜 27b 第2の導電被膜 27c 第3の導電被膜 28 リング状部 100 2周波用アンテナ 101 上部アンテナエレメント 102 トラップ回路 103 下部アンテナエレメント 104 給電点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の閉じた端面を貫通して第1のアン
    テナエレメントが導入され、他方の開口された端部から
    第2絶縁円筒部が嵌入されている円筒状の第1絶縁円筒
    部と、 前記第2絶縁円筒部内に嵌挿された第2のアンテナエレ
    メントと、 前記第1絶縁円筒部の外周面に巻回されていると共に、
    一端が前記第1のアンテナエレメントに接続され、他端
    が前記第2のアンテナエレメントに接続されているトラ
    ップコイルとを備え、 前記第1のアンテナエレメントにおける前記第1絶縁円
    筒部内に導入された部分に円筒状に拡径された拡径部が
    形成されており、該拡径部内に前記第2絶縁円筒部が嵌
    挿されることにより、前記第2のエレメントと前記拡径
    部の内周面とが前記第2絶縁円筒部を介して対向するよ
    うにしたことを特徴とするアンテナトラップ。
  2. 【請求項2】 一方の閉じた端面を貫通して第1のアン
    テナエレメントが導入される第1の貫通孔と、他方の開
    口された端部から絶縁円筒部および導電性のリング状部
    が嵌入される第2の貫通孔とが形成された円筒状の絶縁
    体部と、 前記絶縁円筒部および前記リング状部内に嵌挿される第
    2のアンテナエレメントとを備え、 前記絶縁体部の外周面に形成されたヘリカル状の溝部内
    と、前記絶縁体部の上面と下面と、前記絶縁体部の前記
    第1の貫通孔と前記第2の貫通孔に導電被膜が形成され
    て、前記ヘリカル状の溝部内に形成されたヘリカル状導
    電被膜によりトラップコイルが形成されると共に、該ト
    ラップコイルの一端が前記上面に形成された上面導電被
    膜を介して、前記第1の貫通孔に形成された第1の導電
    被膜、および、前記第2の貫通孔に形成された第2の導
    電被膜に接続され、さらに、該トラップコイルの他端が
    前記下面に形成された下面導電被膜および前記リング状
    部を介して前記第2のアンテナエレメントに接続される
    ことにより、前記第1のエレメントに前記第1の導電被
    膜を介して接続された前記第2の導電被膜と、前記第2
    のエレメントとが前記絶縁円筒部を介して絶縁されて対
    向するようにしたことを特徴とするアンテナトラップ。
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