JP2001143891A - フラッシュ装置およびこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

フラッシュ装置およびこれを用いた画像形成装置

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JP2001143891A
JP2001143891A JP32546799A JP32546799A JP2001143891A JP 2001143891 A JP2001143891 A JP 2001143891A JP 32546799 A JP32546799 A JP 32546799A JP 32546799 A JP32546799 A JP 32546799A JP 2001143891 A JP2001143891 A JP 2001143891A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュランプの発光を確実に制御するこ
とができるフラッシュ装置を提供する。 【解決手段】 DC−DCコンバータ410Bと、フラ
ッシュランプ2と、複数のメインバンクコンデンサ43
2,435と、メインバンクコンデンサ432,435
を並列状態と直列状態とにスイッチング態様を切り換え
るIGBT437と、メインバンクコンデンサ432,
435をDC−DCコンバータ410Bに接続した状態
と切り離した状態とにスイッチング態様を切り換える充
電制御用IGBT425と、メインバンクコンデンサ4
32,435の充電の際には接続状態でかつ並列状態
に、フラッシュランプ2発光の際には切離状態でかつ直
列状態となるように両並直切換用IGBT437、充電
制御用IGBT425を制御するフラッシュ電源制御部
5Cとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置やカメ
ラなどで使用されるフラッシュ装置に関し、特にフラッ
シュランプへの給電技術に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタなどの電子写真方式の画
像形成装置では、静電潜像を現像剤(トナー)で顕像化
し、トナーを用紙(記録媒体)上に転写した後、フラッ
シュランプを瞬間的に発光(閃光)させる方式の定着装
置により当該トナーを定着させるようにしたものがあ
る。また、カメラではフラッシュ装置によりフラッシュ
ランプを閃光させ、被写体を一時的に照明して撮影する
ようになっている。このようなフラッシュ装置の一例と
して、特開昭60−128475号公報に開示されてい
るものがある。
【0003】図5は上記公報に開示された従来のフラッ
シュ定着装置の構成を示す回路図である。同図に示すよ
うに、フラッシュ装置は、商用交流電源ACから出力さ
れる200Vの交流を整流するブリッジダイオードBW
と、フラッシュランプFLと、逆流防止用の複数のダイ
オードD1〜Dnと、複数の放電用コンデンサC1〜C
nと、複数のスイッチSW1〜SWn−1とを備えてい
る。各スイッチSW1〜SWn−1は、図示しないフラ
ッシュ電源制御部によりスイッチング態様が図中の実線
で示す第1の状態と点線で示す第2の状態とに切り換え
られる。
【0004】各コンデンサの充電の場合には、各スイッ
チSW1〜SWn−1のスイッチング態様が第1の状態
に切り換えられ、各コンデンサC1〜Cnの−端子同士
が相互に接続され、各コンデンサC1〜Cnがブリッジ
ダイオードBWの出力に対して並列に接続される。これ
により、各コンデンサC1〜Cnはブリッジダイオード
BWの出力電圧のピーク値280Vまで充電される。
【0005】各コンデンサC1〜Cnの充電が完了する
と、各スイッチSW1〜SWn−1のスイッチング態様
が図中の点線で示す第2の状態に切り換えられ、各コン
デンサC1〜Cnの−端子と+端子とが相互に接続さ
れ、各コンデンサC1〜CnがフラッシュランプFLの
主電極間に直列に接続される。これにより、この主電極
間に印加されるランプ印加電圧が1つのコンデンサ電圧
のn倍に昇圧される。この昇圧状態でフラッシュランプ
FLのトリガー電極にトリガー信号を印加すると、フラ
ッシュランプFLがコンデンサC1〜Cnから静電エネ
ルギーの供給を受け、その主電極間に放電電流が流れ、
発光する。
【0006】このようなフラッシュ装置によれば、ブリ
ッジダイオードBW(直流電源)の出力電圧を低くし、
各コンデンサの耐圧を低くすることができ、装置部品の
コストを低減させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フラッシュ装置では、フラッシュランプFLの発光の際
に、ブリッジダイオードBWの出力によりコンデンサC
1が充電され続けている。このようにコンデンサC1の
充電が継続されてると、発光後のランプ印加電圧が低く
ても、フラッシュランプFLが発光し続ける。このよう
な状態は、スイッチSW1〜SWn−1のスイッチング
態様を第1の状態に戻して、コンデンサC1〜Cnを並
列に接続しても継続される。したがって、従来のフラッ
シュ装置では、コンデンサC1の充電電圧によっては、
フラッシュランプを消灯させることができず、フラッシ
ュランプの発光量を最適に制御することができない場合
が生ずるという問題があった。
【0008】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、フラッシュランプの発光を確実に制御する
ことができるフラッシュ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るフラッシュ装置は、所定の直流電圧を
出力する直流電源と、一対の電極を有するフラッシュラ
ンプと、複数のコンデンサと、直流電源の出力に対して
各コンデンサを並列に接続した並列状態と、フラッシュ
ランプの両電極に対して各コンデンサを直列に接続した
直列状態とにスイッチング態様を切り換える並直切換手
段と、直流電源の出力と各コンデンサとの間の充電経路
に配設され、直流電源の出力に各コンデンサを接続した
接続状態と、直流電源の出力から各コンデンサを切り離
した切離状態とにスイッチング態様を切り換える接離切
換手段と、前記各コンデンサを充電する際には前記接離
切換手段を接続状態に、前記並直切換手段を並列状態
に、フラッシュランプを発光させる際には前記切離手段
を切離状態に、前記並直切換手段を直列状態となるよう
に制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明に係るフラッシュ装置は、前
記制御手段は、各コンデンサの充電時に端子間電圧が充
電完了電圧に達すると、接離切換手段のスイッチング態
様を切離状態に切換制御した後に、前記並直切換手段の
スイッチング態様を直列状態に切換制御することを特徴
とする。また、本発明に係るフラッシュ装置は、前記制
御手段は、フラッシュランプの発光時に端子間電圧が所
定の電圧低下すると、前記並直切換手段のスイッチング
態様を並列状態に切換制御した後に、前記接離切換手段
のスイッチング態様を接続状態に切換制御することを特
徴とする。
【0011】さらに、本発明に係る画像形成装置は、記
録媒体上の現像剤を定着装置により定着させる画像形成
装置であって、前記定着装置として、上記のいずれかに
記載のフラッシュ装置を使用したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
フラッシュ装置を、レーザプリンタにおける定着装置に
適用した場合を例にして説明する。 (全体構成)図1は、レーザプリンタ(以下、単に「プ
リンタ」と記す。)のフラッシュ装置1およびこの付近
の構成を示す図である。
【0013】プリンタは、用紙S上に画像をトナーTN
で再現する画像形成部10と、フラッシュ装置1とを備
える。画像形成部10は、いわゆる電子写真方式でトナ
ー画像を形成するもので、所定の角速度で回転駆動され
る図示しない感光体ドラムと、感光体ドラム表面を画像
データにより光変調されたレーザビームで露光走査する
走査部と、感光体ドラム周囲に配設されるクリーナー
や、イレーサランプ、帯電チャージャー、現像器、転写
チャージャーなどからなる。
【0014】感光体ドラムは、レーザービームによる露
光走査を受ける前にクリーナーで残留トナーを除去さ
れ、さらにイレーサランプで照射されて除電された後、
帯電チャージャーにより一様に帯電されており、このよ
うな一様に帯電した状態でレーザビームの露光を受ける
と、感光体ドラム表面に静電潜像が形成される。この静
電潜像は、現像器から黒トナーや、青、緑、赤などのカ
ラートナーの供給を受けて顕像化される。
【0015】上記作像動作と同期して感光体ドラムと転
写チャージャーとの間の転写位置に、所定サイズ(例え
ば、A3横置き)の用紙Sが所定のシステムスピード
(例えば、100mm/秒)で搬送されてきており、こ
の転写位置において転写チャージャーの電荷によりトナ
ーTNが用紙S上に転写される。なお、このシステムス
ピードは、用紙搬送ローラ91の回転軸に取着されたロ
ータリーエンコーダ92により検出されており、このロ
ータリーエンコーダ92から画像形成部10およびフラ
ッシュ装置1に用紙搬送パルスとして送られている。
【0016】用紙Sに転写されたトナーTNは、触れる
とすぐに剥がれる不安定な状態であるので、フラッシュ
装置1に上記システムスピードで搬送されながらここで
フラッシュ定着される。 (フラッシュ装置1の全体構成)フラッシュ装置1は、
フラッシュランプ2と、フラッシュランプ2の直下を解
放し、このフラッシュランプ2を略逆U字状に外囲する
反射笠3と、フラッシュランプ2の直下に配設される防
塵ガラス6と、発光時にフラッシュランプ2に給電する
フラッシュ電源部4Cと、上記フラッシュ電源部4Cを
統括的に制御するフラッシュ電源制御部5Cとを備え、
フラッシュランプ2を所定の周期ごとに発光させ、その
発光エネルギーにより上記システムスピードでガイド板
60上に搬送されてくる用紙S上のトナーTNを用紙搬
送方向先端から順に溶融して定着させる。
【0017】フラッシュランプ2は、ガラス管にXeガ
ス等を封入し、ガラス管両端に主電極21,22(図2
参照)を、管壁にトリガー電極23(図2参照)を備え
た放電灯であって、フラッシュ電源部4Cから主電極2
1,22間に所定の電圧が印加された状態でトリガー電
極23にトリガー電圧が印加されると、管内の絶縁が破
れて一気に主電極21,22間の主放電を開始し、所定
の期間、赤外線領域においてスペクトルの強い閃光を発
する。なお、本実施の形態では、主電極21,22間の
ギャップ長が用紙幅(420mm)以上の500mm
で、放電開始電圧が1500V、定電流特性を示す最大
印加電圧が840V程度、最低印加電圧が600V程度
であるフラッシュランプ2が使用されている。このフラ
ッシュランプ2の主電極21,22には、フラッシュ電
源部4Cにより放電開始時のみ放電開始電圧を上回る電
圧(例えば、1600V)が印加され、放電開始後直ち
に最大印加電圧840と同じ値の電圧800Vが印加さ
れ、発光期間中定電流領域で駆動され、この発光期間中
の発光エネルギーはフラッシュ電源制御部5Cにより制
御されるようになっている。このフラッシュ電源部4
C、フラッシュ電源制御部5Cの詳細は後述する。
【0018】反射笠3は、フラッシュランプ2の半周背
面を外囲し、フラッシュランプ2の閃光をフラッシュラ
ンプ2直下の所定の定着幅の範囲(用紙Sの走行方向と
直交する方向の幅は、A3横の用紙Sと同じ420m
m、その走行方向の定着幅Wは、50mm)にほぼ均一
に配光するようになっている。このようなフラッシュラ
ンプ2の発光による光エネルギーが照射されると、用紙
S表面に付着したトナーTNが、発光エネルギーで定着
幅分溶融してしっかりと用紙Sの繊維間に入り込み定着
する。こうしてトナーTNが定着した用紙Sは、ガイド
板6に沿って排紙ローラ70に送られ、図示しない排紙
トレイ上に排出される。
【0019】(フラッシュ電源部4Cの構成)次に、上
記フラッシュランプ2に給電するフラッシュ電源部4C
の構成を説明する。図2は、上記フラッシュ電源部4C
およびこの付近の回路構成を示すブロック図である。
【0020】フラッシュ電源部4Cは、概略、ブリッジ
ダイオード405、DC−DCコンバータ410B、メ
インバンクコンデンサ回路430B、発光開始補助回路
490、トリガー回路440B、IGBT(Insul
ated Gate Bipolar Transis
tor)425(接離切換手段)などからなる。ブリッ
ジダイオード405は、電源スイッチ9を介して供給さ
れる商用交流電源8からの交流電圧(例えば200V、
15A)を整流する。
【0021】なお、電源スイッチ9とブリッジダイオー
ド405との間の給電経路には、高抵抗値を有する突入
電流抑制抵抗401と、これに並列に接続されるリレー
スイッチ402とからなる突入電流防止回路403が設
けられている。この突入電流防止回路403は、メイン
バンクコンデンサ回路430Bのメインバンクコンデン
サ432,435に電荷がある程度たまるまではブリッ
ジダイオード405や、DC−DCコンバータ410B
に規定値以上の突入電流が流れるのを防止するためのも
のであって、そのため所定期間はリレースイッチ402
をオフ状態とし、突入電流抑制抵抗401により既定値
以上の電流が流れないように制限をかけ、電荷がある程
度たまって既定値以上の電流が流れなくなるとリレース
イッチ402をオン状態とするようになっている。
【0022】また、商用交流電源8とブリッジダイオー
ド405との間の給電経路にリレースイッチ404が設
けられおり、これにより電源スイッチ9がオフされなく
ても商用交流電源8からの給電を自動的に停止するよう
になっている。なお、これらのリレースイッチ402,
404は、フラッシュ電源制御部5Cによりオン・オフ
制御されるようになっている。
【0023】DC−DCコンバータ410Bは、例え
ば、ブリッジダイオード405から出力される整流電流
と整流電圧との位相差をほぼ「0」とした力率改善型
で、入力電圧よりも出力電圧を高くする非絶縁型のスイ
ッチング電源であって、平滑用のコンデンサ411と、
昇圧用の高周波チョークコイル412、スイッチングト
ランジスタ413と、高周波平滑用のコンデンサ414
と、PFC(Power−Factor Contro
ller)415とを備えている。
【0024】PFC415は、フラッシュ電源制御部5
Cの充電指示に基づいて、スイッチングトランジスタ4
13を高速にスイッチングさせ、これにより高周波チョ
ークコイル412に流れる整流電流のスイッチング動作
を実行することによりコンデンサ414の端子間電圧を
直流の420Vに昇圧し、この電圧420Vを充電制御
用IGBT425を介してメインバンクコンデンサ回路
430Bに出力する。また、PFC415は、フラッシ
ュ電源制御部5Cの充電停止指示に基づいて、スイッチ
ングトランジスタ413のスイッチングを停止させる。
この場合には、ブリッジダイオード405の出力が高周
波チョークコイル412を介して整流され、コンデンサ
414の端子間電圧、すなわちDC−DCコンバータ4
10Bの出力は、280Vとなる。
【0025】充電制御用IGBT425は、pnpn接
合されたSCR(SiliconControlled
Rectifier)と、MOSFETとを組み合わ
せた構造を持ち、高電圧、高電流下で動作し、しかも、
ターンオン・ターンオフ時間の短い3端子バイポーラM
OS複合半導体スイッチング素子である。この充電制御
用IGBT425は、フラッシュ電源制御部5Cが出力
する「H」の信号(接続信号)により、オン状態となっ
てDC−DCコンバータ410Bの出力にメインバンク
コンデンサ回路430Bを接続する。また、IGBT4
50は、フラッシュ電源制御部5Cが出力する「L」の
信号(切離信号)によりオフ状態となって、DC−DC
コンバータ410Bの出力からメインバンクコンデンサ
回路430Bを切り離す。
【0026】メインバンクコンデンサ回路430Bは、
2つのメインバンクコンデンサ432,435と、メイ
ンバンクコンデンサ432,435の端子にそれぞれ直
列に接続される逆流防止用のダイオード431,43
3,434,436と、一方のメインバンクコンデンサ
432の+端子と他方のメインバンクコンデンサ435
の−端子との間に配設される並直切換用IGBT437
(並直切換手段)とを備える。
【0027】この並直切換用IGBT437は、フラッ
シュ電源制御部5Cがメインバンクコンデンサ432,
435の充電の際に出力する「L」の信号(並列信号)
によりオフ状態となって、メインバンクコンデンサ43
2の+端子とメインバンクコンデンサ435の−端子と
を切り離し、メインバンクコンデンサ回路430Bの出
力に対してメインバンクコンデンサ432,435を並
列に接続する。この状態で充電制御用IGBT425が
オンされると、DC−DCコンバータ410Bの出力4
20Vがダイオード431,433,434,436を
介してメインバンクコンデンサ432,435に印加さ
れ、メインバンクコンデンサ432,435が充電完了
電圧Vcs=420Vまで充電される。
【0028】一方、並直切換用IGBT437は、フラ
ッシュ電源制御部5Cがメインバンクコンデンサ43
2,435の充電完了後、フラッシュランプ2の発光に
際して出力する「H」の信号(直列信号)により、オン
状態となってメインバンクコンデンサ432の+端子と
メインバンクコンデンサ435の−端子とを接続し、フ
ラッシュランプ2に対してメインバンクコンデンサ43
2,435を直列に接続する。この状態では、メインバ
ンクコンデンサ432,435の両充電電圧が加算され
るので、フラッシュランプ2の主電極21,22間には
840Vが印加される。なお、並直切換用IGBT43
7がオン状態からオフ状態になって、メインバンクコン
デンサ432,435が並列にされると、フラッシュラ
ンプ2の主電極21,22間に流れる放電電流の経路が
遮断され、フラッシュランプ2の発光が停止される。
【0029】メインバンクコンデンサ432,435
は、従来(200μF)より比較的大きな容量C(例え
ば、C=12500μF)をそれぞれ有する耐圧450
V程度の電解コンデンサが用いられ、フラッシュランプ
2の1回の発光中に必要な発光エネルギー(例えば、4
00J)より十分に大きな静電エネルギー(E=(C・
Vcs2 )/2≒2200J)を蓄積する。
【0030】なお、メインバンクコンデンサ432,4
35に静電エネルギーを蓄積しておくのは、次の理由に
よる。フラッシュランプ2の1回の発光に必要な発光エ
ネルギーをDC−DCコンバータ410Bから直接供給
しようとすると、商用交流電源8の給電容量にも限界が
あるので、DC−DCコンバータ410Bの給電が追い
つかなくなる。そこで、メインバンクコンデンサ43
2,435に静電エネルギーを予め蓄積しておいて、こ
のメインバンクコンデンサ432,435からフラッシ
ュランプ2の1回の発光に必要な発光エネルギーを供給
することとしたものである。
【0031】また、メインバンクコンデンサ432,4
35にフラッシュランプ2の1回の発光に必要な発光エ
ネルギーより十分に大きな静電エネルギーを蓄積するこ
ととしたのは、次の理由による。フラッシュランプ2に
1回の発光に必要な発光エネルギーを供給しても、メイ
ンバンクコンデンサ432,435にはまだ十分に大き
な静電エネルギーが蓄積されているので、その端子間電
圧Vcの低下も僅かである。
【0032】ここで、発光エネルギーをE、メインバン
クコンデンサ432,435の直列接続時における合成
容量をC、充電完了時におけるメインバンクコンデンサ
432,435の端子間電圧(「充電完了電圧」ともい
う。)をVcs、フラッシュランプ2の放電停止時にお
けるメインバンクコンデンサ432,435の端子間電
圧(「放電停止電圧」あるいは「充電開始電圧」ともい
う。)をVceとすると、これらの間には(1)式の関
係がある。
【0033】 E={C・(Vcs2 −Vce2 )}/2 …(1 ) この(1)式にE=400[J]、直列接続時の合成容
量C=0.00625[F]、Vcs=840[V]を
代入して放電停止電圧Vceを実際に求めると、Vce
≒746(個別には、373)[V]となる。したがっ
て、端子間電圧の低下は94Vとなる。このような充電
完了電圧Vcs=840Vおよび放電停止電圧Vce≒
746Vは、フラッシュランプ2のインピーダンスが一
定で放電電流(約120A)も一定となる定電流領域の
範囲内に該当する。それ故、フラッシュランプ2の発光
期間中にわたり放電電流を120Aのほぼ一定に平坦化
することができるからである。また、上記のように電圧
変動が少ないと、高価なフィルムコンデンサを使わなく
ても、安価な電解コンデンサを使用できるからである。
【0034】なお、メインバンクコンデンサ432,4
35の両端間には、図3に示すように高抵抗値を有する
分圧抵抗461,462からなる電圧検出回路460
A,460Bがそれぞれ設けられており、この電圧検出
回路460A,460Bでメインバンクコンデンサ43
2,435の端子間電圧Vcをそれぞれ検出するように
なっている。さらに、メインバンクコンデンサ432,
435の両端間には、高抵抗値を有する抵抗471と、
通常オフ状態のリレースイッチ472とからなるチャー
ジ抜き回路470A,470Bが設けられており、電源
スイッチ9がオフされた際などにこのチャージ抜き回路
470A,470Bのリレースイッチ472をオン状態
としてメインバンクコンデンサ432,435に蓄積さ
れて電荷を放電させ、保守点検作業などでの危険を防止
するようになっている。このリレースイッチ472は、
フラッシュ電源制御部5Cによりオンオフ制御される。
【0035】発光開始補助回路490は、フラッシュラ
ンプ2の発光に当たってメインバンクコンデンサ43
2,435の充電完了電圧840Vに更に840Vを加
算し、フラッシュランプ2の主電極21,22間に印加
する電圧(ランプ印加電圧)をフラッシュランプ2の発
光開始電圧1500Vを上回る値にブーストするための
ものであって、2つの発光開始補助用コンデンサ49
2,496と、逆流防止用のダイオード491,495
と、高抵抗値を有する抵抗493,494,497と、
SCR498,499とからなる。
【0036】発光開始補助用コンデンサ492,496
は、メインバンクコンデンサ432,435の充電に同
期して充電完了電圧Vcs=420Vまでそれぞれ充電
される。なお、発光開始補助用コンデンサ492,49
6は、充電完了時の静電エネルギーが小さくなるよう
に、小さな容量(例えば、1μF)のものが用いられて
いる。フラッシュ電源制御部5Cからの発光準備信号に
よりSCR498,499がそれぞれ導通すると、発光
開始補助用コンデンサ492の−端子がメインバンクコ
ンデンサ435の+端子に接続され、発光開始補助用コ
ンデンサ496の−端子が発光開始補助用コンデンサ4
92の+端子に接続される。このときメインバンクコン
デンサ432,435は直列に接続されている。この結
果、メインバンクコンデンサ432,435と発光開始
補助用コンデンサ492,496とが直列に接続され、
フラッシュランプ2の主電極21,22には放電開始電
圧を上回る充電完了電圧Vcsの4倍の電圧1680V
が印加される。なお、フラッシュランプ2の発光開始の
際、発光開始補助用コンデンサ492,496の容量が
小さいので、その電荷を短時間の間に放電してしまう一
方、メインバンクコンデンサ432,435の電荷がS
CR498,499に流れることになるが、抵抗49
3,494,497が高抵抗値であるので、SCR49
8,499に流れる電流が保持電流未満になる。この結
果、SCR498,499が短時間でオフされ、フラッ
シュランプ2の主電極21,22の電圧が短時間の間に
1680Vから840Vまで低下する。したがって、フ
ラッシュランプ2の放電開始時の放電電流のピーク値が
低く抑えられ、しかもピークの幅も狭く抑えられるよう
になっている。
【0037】トリガー回路440Bは、フラッシュ電源
制御部5Cから出力される発光開始信号に基づいてフラ
ッシュランプ2のトリガー電極23にトリガー信号を印
加するものであって、高抵抗値を有する抵抗441と、
抵抗441を介して充電されるコンデンサ442と、1
次巻線および2次巻線を有するトリガートランス443
と、SCR444とを備える。
【0038】コンデンサ442は、メインバンクコンデ
ンサ432,435の充電に同期してDC−DCコンバ
ータ410Bの出力により抵抗441を介して充電完了
電圧Vcs=420Vまで充電される。なお、コンデン
サ442は、充電完了時の静電エネルギーが小さくなる
ように、小さな容量(例えば、1μF)のものが用いら
れている。フラッシュ電源制御部5Cからの発光開始信
号によりSCR444が導通すると、コンデンサ442
の充電電荷は、SCR444を介してトリガートランス
443の1次巻線に一挙に流れる。この結果、その2次
巻線に高圧のトリガー信号が発生し、このトリガー信号
がフラッシュランプ2のトリガー電極23に供給され
る。このとき、フラッシュランプ2の主電極21,22
には放電開始電圧を上回る電圧1680Vが印加されて
いる。これにより、フラッシュランプ2の発光が開始さ
れる。なお、この発光開始の際、コンデンサ442の容
量が小さいので、その電荷を短時間の間に放電してしま
いSCR444に流れる電流が短時間の間に保持電流未
満になる。この結果、SCR444が短時間でオフされ
る。
【0039】(フラッシュ電源制御部5Cの構成)次
に、図3により、上記フラッシュ電源部4Cを制御する
フラッシュ電源制御部5Cの構成を説明する。図3は、
上記フラッシュ電源制御部5Cおよびこの付近の回路構
成を示すブロック図である。
【0040】フラッシュ電源制御部5Cは、CPU51
と、このCPU51に接続されるタイマ52や、表示部
53、ROM54、RAM55などの他、フラッシュラ
ンプ2の発光エネルギーに応じた複数の放電停止電圧の
いずれか1つを選択する放電停止電圧選択スイッチ56
1、充電完了電圧と放電停止電圧とのいずれか一方を選
択する選択スイッチ562、比較器563,564、A
NDゲート565、インバータ566、充電休止用スイ
ッチ567、2つのインバータからなる遅延回路568
などを備える。
【0041】タイマ52は、CPU51の指示に従って
種々の時間を計測する。表示部53は、CPU51の指
示に従ってユーザに通知するための種々の情報を表示す
る。ROM54は、フラッシュランプ2を発光制御する
ためのプログラムや、フラッシュランプ2の劣化、メイ
ンバンクコンデンサ432,435の劣化などを調べる
ためのプログラムなどの他、フラッシュランプ2に供給
する発光エネルギーを管理するための発光エネルギー管
理テーブル541、発光エネルギー倍率テーブル542
を予め記憶している。
【0042】この発光エネルギー管理テーブル541
は、黒トナー用のものであって、1枚の用紙Sに対して
形成される画像を構成する全体の画素数と、その中で実
際にトナーが付着される画素数との割合を表す白黒比
(以下、「B/W」と記す。)情報と、トナーが付着さ
れた画素の印字濃度(Image Density、以
下、「ID」と記す。)情報と、1回の発光の際にフラ
ッシュランプ2に供給する発光エネルギーとの関係を表
すテーブルである。例えばB/Wが1〜6%、IDが
0.8である場合、この黒トナーを定着するためにフラ
ッシュランプ2の1回の発光に必要な発光エネルギーは
392Jであることがこの発光エネルギー管理テーブル
541からわかるようになっている。
【0043】また、発光エネルギー倍率テーブル542
は、1枚の用紙Sに対して形成される画像のトナーの色
と、トナーの色が黒である場合を基準の「1」として、
トナーの色が青、緑、赤である場合に基準に対して1回
の発光の際にフラッシュランプ2に供給する発光エネル
ギーの倍率を表すテーブルである。例えばB/Wが1〜
6%、IDが0.8である赤トナーを定着する場合、フ
ラッシュランプ2の1回の発光に必要な発光エネルギー
は392Jの2倍、すなわち784Jであることがこの
テーブルからわかるようになっている。
【0044】ここで、黒トナーは、その定着に単位面積
当たりの発光エネルギーが1.9J/cm2 程度必要
とするのものが用いられている。この場合には、用紙S
上の定着幅W=50mmの範囲の黒トナーを定着するた
めに、フラッシュランプ2の1回の発光中に必要な発光
エネルギーはほぼ400J(400≒1.9×5×4
2)必要となる。これに対して、カラートナーでは赤外
性含有率の低いものが用いられているので、単位面積当
たりの発光エネルギーは、青トナーでは2.28J/c
2 、緑トナーでは2.47J/cm2 、赤トナーで
は3.8J/cm 2 程度それぞれ必要とする。したが
って、この実施の形態1では、黒トナーを定着する場合
には定着幅W=50mmとする一方、カラートナーを定
着する場合には定着幅を黒トナーの場合と同じと、フラ
ッシュランプ2の発光エネルギーを黒トナーの場合の2
倍にすることにより、単位面積当たりのエネルギー密度
を2倍に上げるようになっている。
【0045】なお、青トナー、緑トナーの場合にも定着
幅を変更することが好ましいが、定着幅WR=25mm
にして赤トナーと同じ3.8J/cm2 で定着しても
昇華等の問題を生じなかった。このため本実施の形態で
は、緑トナー、青トナー、赤トナーのいずれかが含まれ
ている場合には、フラッシュランプ2の発光エネルギー
を2倍に設定するようになっている。
【0046】また、用紙Sがシステムスピード100m
m/秒でフラッシュ装置1に搬送されてくるので、黒ト
ナー、カラートナーのいずれかを定着する場合には定着
幅W=50mmにあわせて0.5秒ごとの周期(周波数
では2Hz)で、フラッシュランプ2を発光させるよう
になっている。この定着幅および発光周期は、CPU5
1により制御される。
【0047】RAM55は、上記プログラム実行時にお
けるワークエリアを提供し、画像形成部10から受信し
たB/W情報551、ID情報552、トナー色情報5
53の他、これらB/W情報551、ID情報552、
トナー色情報553に基づい上記発光エネルギー管理テ
ーブル541、発光エネルギー倍率テーブル542を参
照して得られた発光エネルギー決定値554などを格納
する。
【0048】ここで、定着エネルギー決定値は次のよう
にして取得される。上記した例のようにB/Wが1〜6
%、IDが0.8の黒トナーを定着する場合、フラッシ
ュランプ2の1回の発光に必要な発光エネルギーは39
2Jである。この場合の定着エネルギー決定値は、39
2Jとなる。この一方、発光エネルギーEと、端子間電
圧Vcとは、上記式(1)の関係にある。この場合、メ
インバンクコンデンサ432,435の端子間電圧Vc
は、図4のγ5に示すように、発光エネルギーEが増え
るにつれて充電完了電圧Vcsから徐々に低下してい
く。このため、メインバンクコンデンサ432,435
の端子間電圧Vcが充電完了電圧Vcsからどのぐらい
まで低下したかを監視し、所定の放電停止電圧Vceま
で低下した時点でフラッシュランプ2の発光を停止させ
ることにより、温度特性の変化や、経時変化などでフラ
ッシュランプ2のインピーダンスが変化したとしても、
フラッシュランプ2の発光エネルギーを一定に管理する
ことができる。そこで、この実施の形態では、放電停止
電圧Vceを式(1)からVce≒746(個別では3
73)[V]に決定し、このVceと同じ値の電圧Ve
が比較器563,564に設定することにより、メイン
バンクコンデンサ432,435の放電停止電圧Vce
に低下したとき、充電制御用IGBT425のオフ状態
の下で、並直切換用IGBT437をオフ状態にして放
電電流を遮断し、フラッシュランプ2の発光を停止さ
せ、発光エネルギーを管理するようになっている。
【0049】放電停止電圧選択スイッチ561は、CP
U51の指示にしたがって、発光エネルギーに応じた複
数の放電停止電圧のいずれか1つ(図示例では、37.
3V)を選択する。選択スイッチ562は、CPU51
の指示にしたがって、メインバンクコンデンサ432,
435の充電の際には充電完了電圧(42V)を選択
し、フラッシュランプ2の放電の際には放電停止電圧選
択スイッチ561により選択された放電停止電圧(3
7.3V)を選択する。
【0050】比較器563,564は、その非反転入力
に印加される電圧検出回路460A,460Bのよって
得られたメインバンクコンデンサ432,435の端子
間電圧Vcと、その反転入力に印加される電圧とを比較
する。より詳しくは、メインバンクコンデンサ432,
435の充電の際には、比較器563,564は、メイ
ンバンクコンデンサ432,435の端子間電圧Vcと
充電完了電圧(420V)とを比較する。これに対し
て、フラッシュランプ2の放電の際には、メインバンク
コンデンサ432,435の端子間電圧と放電停止電圧
(373V)とを比較する。なお、メインバンクコンデ
ンサ432,435の端子間電圧が電圧検出回路460
A,460Bの抵抗461,462による分圧比が1/
10であるので、放電停止電圧選択スイッチ561、選
択スイッチ562により選択される電圧も1/10に減
圧されているが、説明の便宜のため、減圧前の元の電圧
でも説明する。
【0051】充電休止用スイッチ567は、CPU51
の指示にしたがって、充電制御用IGBT425がオフ
状態からオン状態に変化するのを所定の充電休止期間遅
らせる。この充電休止期間は、フラッシュランプ2のガ
スの活性化が収まるのに必要な時間(例えば、100ミ
リ秒)に設定されている。CPU51は、電圧検出回路
460の端子間電圧Vcや、比較器563,564の出
力をモニタするとともにリレースイッチ402,40
4,472や放電停止電圧選択スイッチ561、選択ス
イッチ562、充電休止用スイッチ567をオンオフ制
御する一方、上記プログラムや管理テーブルに従って発
光エネルギー決定値を算出し、この決定値を表す決定電
圧Veを比較器563,564に出力するとともに、所
定のタイミングでDC−DCコンバータ410Bに充電
/充電停止を指示し、発光開始補助回路490に発光準
備信号を、トリガー回路440Bに発光開始信号を出力
することにより、円滑な定着制御を実行する。
【0052】(動作)次いで、CPU51による定着処
理を、図4に示すタイミングチャートを用いてに基づい
て説明する。なお、CPU51は、画像形成部10のC
PUと通信する通信処理などを図示しないメインルーチ
ンで定期的に実行しており、通信処理において画像形成
部10のCPUからB/W情報551、ID情報55
2、トナー色情報553を用紙Sごとに受信し、RAM
55に格納するようになっている。
【0053】この定着処理において、CPU51は、ま
ず、RAM55に格納されているB/W情報551、I
D情報552に基づいて、フラッシュランプ2の1回の
発光に必要な発光エネルギーを決定済みか否か判断す
る。決定済みでなければ、発光エネルギーを決定する。
この発光エネルギーの決定は、ROM54に格納された
発光エネルギー管理テーブル541を参照し、B/W情
報551、ID情報552に基づいて所望の発光エネル
ギーを決定し、この発光エネルギーを供給し終わる放電
停止電圧Vceを放電停止電圧選択スイッチ561によ
り選択することにより行われる。具体的には、発光エネ
ルギーが400Jであれば、放電停止電圧選択スイッチ
561に37.3Vを選択させることにより行われる。
【0054】放電停止電圧の選択が終わると、CPU5
1は、DC−DCコンバータ410Bに対して充電指示
を出力する。DC−DCコンバータ410Bは、この充
電指示を受け、ブリッジダイオード405から整流電流
の供給を受け、直流電圧420Vを出力する。充電指示
を出力すると、CPU51は、電圧検出回路460の出
力をモニタすることによりメインバンクコンデンサ43
2,435の端子間電圧Vcが充電完了電圧(Vcs=
373V)に達するのを待つ。
【0055】メインバンクコンデンサ432,435の
充電の際には、比較器563,564は、メインバンク
コンデンサ432,435の端子間電圧Vcと充電完了
電圧(420V)とを比較する。比較の結果、この端子
間電圧Vcが充電完了電圧Vcsより低い場合、比較器
563,564は、「L」を出力する。この場合、AN
Dゲート565の出力が「L」となり、インバータ56
6の出力が「H」、遅延回路568の出力が「L」とな
る。この結果、充電制御用IGBT425には充電休止
用スイッチ567を介して「H」(接続信号)が入力さ
れ、IGBT425がオン状態にされる。この一方、並
直切換用IGBT437には「L」(並列信号)が入力
され、並直切換用IGBT437がオフ状態にされる。
したがって、メインバンクコンデンサ432,435が
DC−DCコンバータ410Bの出力に対して並列に接
続され、メインバンクコンデンサ432,435の充電
が行われ、メインバンクコンデンサ432,435の端
子間電圧Vc、すなわち、フラッシュランプ2のランプ
印加電圧が上昇する(図4中のγ1参照)。このとき、
発光開始補助回路490の発光開始補助用コンデンサ4
92,496や、トリガー回路440Bのコンデンサ4
42も、メインバンクコンデンサ432,435ととも
に充電される。
【0056】そして、メインバンクコンデンサ432,
435の端子間電圧Vcが充電完了電圧(420V)に
達すると、比較器563,564は、それぞれ「H」を
出力する。この場合、ANDゲート565の出力が
「H」となり、インバータ566の出力が「L」、遅延
回路568の出力が「H」となる。この結果、充電制御
用IGBT425には充電休止用スイッチ567を介し
て「L」(切離信号)が入力され、IGBT425がオ
フ状態にされる。この一方、並直切換用IGBT437
には「H」(並列信号)が入力され、並直切換用IGB
T437がオン状態にされる。したがって、メインバン
クコンデンサ432,435がDC−DCコンバータ4
10Bの出力から切り離されて充電が停止され、フラッ
シュランプ2の出力に対して直列に接続され、フラッシ
ュランプ2のランプ印加電圧が2倍の840Vに上昇す
る(図4中のγ2参照)。
【0057】ここで、並直切換用IGBT437がオン
される際に充電制御用IGBT425がオンしている
と、DC−DCコンバータ410Bの出力電圧がダイオ
ード431,436を介して並直切換用IGBT437
に印可され、並直切換用IGBT437に過大な電流が
流れ、並直切換用IGBT437が破壊されるおそれが
ある。そこで、遅延回路568により、充電制御用IG
BT425がオフされてから並直切換用IGBT437
をオンさせ、並直切換用IGBT437の破壊を防止す
るようになっている。
【0058】CPU51は、比較器563,564の出
力が「L」→「H」になるのをモニタすることによりこ
の上昇を確認しており、所定のタイミングに発光準備信
号を発光開始補助回路490送り、SCR498,49
9を導通させる。この結果、メインバンクコンデンサ4
32,435と発光開始補助用コンデンサ492,49
6とが直列に接続され、フラッシュランプ2のランプ印
加電圧が1680Vに上昇する(図4中のγ3参照)。
そして、CPU51は、用紙搬送パルスに基づいて1発
光周期における発光タイミングになるのを待ち、発光タ
イミングになるとトリガー回路440BのSCR444
に対して発光開始信号を出力する。これにより、SCR
444が導通し、フラッシュランプ2のトリガー電極2
3にトリガー信号が入力される。したがって、フラッシ
ュランプ2は、発光を開始する。この場合、発光開始補
助用コンデンサ492,496の容量が小さいので、フ
ラッシュランプ2のランプ印加電圧が1680から84
0Vに瞬時的に低下する(図4中のγ4参照)。
【0059】フラッシュランプ2の発光の際には比較器
563,564は、メインバンクコンデンサ432,4
35の端子間電圧と放電停止電圧(373V)とを比較
する。比較の結果、この端子間電圧Vcが放電停止電圧
より高い場合、比較器563,564は、「H」を出力
する。この場合、ANDゲート565の出力が「H」と
なり、インバータ566の出力が「L」、遅延回路56
8の出力が「H」となる。この結果、並直切換用IGB
T437には「H」(直列信号)が入力され、並直切換
用IGBT437がオン状態にされる。この一方、充電
休止用スイッチ567は、CPU51の指示に従ってオ
フの状態に維持される。この結果、充電制御用IGBT
425がオフした状態を維持する。これにより、フラッ
シュランプ2は、メインバンクコンデンサ432,43
5に貯えられた静電エネルギーの供給を受け、ランプ印
加電圧を僅かに低下させながら(図4中のγ5参照)、
ほぼ一定の放電電流を流し、この電流に比例した一定の
光エネルギーを発生する。
【0060】そして、メインバンクコンデンサ432,
435の端子間電圧Vcが放電停止電圧(746(個別
には374)V)に達すると、比較器563,564
は、それぞれ「L」を出力する。この場合、ANDゲー
ト565の出力が「L」となり、インバータ566の出
力が「H」、遅延回路568の出力が「L」となる。こ
の場合、充電休止用スイッチ567がCPU51の指示
に従ってオフされているので、充電制御用IGBT42
5はオフしている。この一方、並直切換用IGBT43
7には「L」(並列信号)が入力され、充電休止用スイ
ッチ567のオフの状態で並直切換用IGBT437が
オフ状態にされる。したがって、フラッシュランプ2の
放電電流の電流経路が遮断され、フラッシュランプ2の
発光が停止され、ランプ印加電圧が0Vに低下する(図
4中のγ6参照)。
【0061】フラッシュランプ2の発光が停止される
と、CPU51は、充電休止用スイッチ567を充電休
止期間経過後にオンさせると共に、メインバンクコンデ
ンサ432,435の充電を開始させる。この充電休止
期間は、フラッシュランプ2のガスの活性化が収まるの
に必要な時間(例えば、100ミリ秒)に設定されてい
る。したがって、IGBT450がオン状態になって、
メインバンクコンデンサ432,435の充電が開始さ
れても、フラッシュランプ2が続流により発光するのが
確実に防止される。
【0062】このような処理が繰り返し実行されること
によりフラッシュランプ2からの発光エネルギーが、用
紙S上のトナーに間欠的に供給される。この光エネルギ
ーは、黒トナー、カラートナーの両方ともにその表面
で、通常よりも低い値で、かつ通常よりも長い間、熱エ
ネルギーに変換される。このため、黒トナーでは表面温
度がゆっくりと上昇し、結着剤が昇華することなく表面
から溶融し始めるとともに、その熱エネルギーがその内
部まで効率よく伝達され、カラートナーでは赤外線吸収
剤含有量が低減されていても、反応時間が十分に確保さ
れて赤外線吸収剤が効率よく反応し、その熱エネルギー
がその内部まで効率よく伝達され、全体的に溶融され用
紙Sの表面繊維に浸透する。メインバンクコンデンサ4
32,435の放電が停止すると、フラッシュランプ2
からの光エネルギーの照射が止まり、トナーに蓄積され
た熱エネルギーが空気中に放射されるため、トナーの温
度が低下し、用紙Sに浸透した状態で固まり、確実に定
着される。したがって、トナーの昇華や、昇華による騒
音の発生を大幅に抑制して、トナーを定着させることが
できる。また、カラートナーと黒トナーとが重ね合わさ
れているような場合であっても、黒トナー全体がゆっく
りと均一に加熱されるので、過剰なエネルギーであって
も昇華温度に達することもない。
【0063】なお、メインバンクコンデンサ432,4
35の充電の際、CPU51は、メインバンクコンデン
サ432,435の劣化診断処理を実行するようになっ
ている。ここで、メインバンクコンデンサ432,43
5の充電が行われた場合、メインバンクコンデンサ43
2,435の容量が正規の容量であれば、その端子間電
圧Vcは規定の上昇率で上昇する。これに対して、メイ
ンバンクコンデンサ432,435が劣化して容量が低
下した場合には、その端子間電圧Vcは上記規定の上昇
率より急な上昇率で素早く上昇する。また、DC−DC
コンバータ410Bなどの充電機構に異常が有る場合
や、メインバンクコンデンサ432,435が短絡した
場合には、その端子間電圧Vcは規定の上昇率よりも上
昇が遅い。
【0064】したがって、CPU51は、充電開始時か
ら規定時間経過した後にメインバンクコンデンサ43
2,435の端子間電圧Vcをモニタし、端子間電圧V
cが規定の電圧Vc1であれば、メインバンクコンデン
サ432,435が正常であると判断する。これに対し
て、端子間電圧Vcが規定の電圧Vc1よりも高いVc
2であれば、CPU51は、メインバンクコンデンサ4
32,435の容量が低下したと判断して、定着処理を
中止し、その旨を表示部53に表示することによりユー
ザーに通知する。また、端子間電圧Vcが規定の電圧V
c1よりも低いVc3であれば、充電機構に異常が有る
か、メインバンクコンデンサ432,435が短絡して
いるものと判断し、定着処理を中止し、その旨を表示部
53に表示することによりユーザーに通知するようにな
っている。
【0065】また、フラッシュランプ2の発光の際、C
PU51は、メインバンクコンデンサ432,435の
容量ばらつき診断処理を実行するようになっている。こ
こで、メインバンクコンデンサ432,435の容量が
ほぼ同じ値であることが望まれる。しかしながら、メイ
ンバンクコンデンサ432,435の劣化の度合いが異
なるような場合には、その容量に大きな差が生じる。例
えば、メインバンクコンデンサ432の容量が、メイン
バンクコンデンサ435の半分に低下したような場合
に、そのまま使用し続けると、メインバンクコンデンサ
432,435とも同じ充電完了電圧まで充電されるも
のの、メインバンクコンデンサ435に蓄積される静電
エネルギーが、メインバンクコンデンサ432の半分に
低下する。この状態でフラッシュランプ2を発光させる
と、同じ放電電流に比例した電荷分の発光エネルギーを
消費されるので、メインバンクコンデンサ435の端子
間電圧の低下がメインバンクコンデンサ432よりも速
くなる。そうすると、比較器564の出力が比較器56
3よりも速く「L」を出力し、ANDゲート565の出
力が「L」となり、メインバンクコンデンサ435がオ
フされて、所望の発光エネルギーが放出される前にフラ
ッシュランプ2の発光が停止されることになる。
【0066】したがって、CPU51は、発光開始時か
ら規定時間経過した後にメインバンクコンデンサ43
2,435の端子間電圧Vcをそれぞれモニタし、端子
間電圧Vcの偏差が規定の範囲内であれば、メインバン
クコンデンサ432,435にばらつきがなく正常であ
ると判断する。これに対して、端子間電圧Vcの偏差が
規定の範囲を超えていると、CPU51は、メインバン
クコンデンサ432,435の容量にばらつきがあると
判断して、定着処理を中止し、その旨を表示部53に表
示することによりユーザーに通知する。
【0067】さらに、フラッシュランプ2の発光開始
後、CPU51は、フラッシュランプ2の発光ミスを診
断するようになっている。ここで、フラッシュランプ2
が正常に発光した場合、メインバンクコンデンサ43
2,435の端子間電圧Vcは図4の実線γ5で示すよ
うに低下する。これに対して、トリガー回路440Bに
対して発光信号を出力しても、トリガー回路440Bか
ら出力されるトリガー信号が弱かったりしたような場合
には、フラッシュランプ2に放電電流が全く流れずに発
光することもない。この場合には、端子間電圧Vcは、
充電完了電圧Vcsに近い電圧を維持する。
【0068】したがって、CPU51は、発光信号を出
力してから規定時間(例えば、1m秒)経過後に端子間
電圧Vcをモニタし、端子間電圧Vc<充電完了電圧V
cseであれば、フラッシュランプ2が正常に発光され
たと判断し、この放電を継続させる。これに対して、端
子間電圧Vc≒充電完了電圧Vcsであれば、CPU5
1は、フラッシュランプ2の発光ミスと判断し、直ち
に、発光信号を出力するようになっている。なお、この
フラッシュランプ2の発光ミスの場合、定着処理を中止
し、その旨を表示部53に表示することによりユーザに
通知してもよい。
【0069】(変形例)以上、本発明に係るフラッシュ
装置を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明の
内容が、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であ
り、以下のような変形例が考えられる。上記実施の形態
では、メインバンクコンデンサ432,435の容量に
ばらつきがある場合には定着処理を中止したが、そのば
らつきの差が数%程度であれば、放電停止電圧選択スイ
ッチ561を2つ設け、2つの比較器563,564に
対してばらつきの差に応じた放電停止電圧を各放電停止
電圧選択スイッチ561から個別に設定するようにして
もよい。そうすると、メインバンクコンデンサ432,
435の容量のばらつきを吸収することができる。
【0070】また、上記実施の形態では、カラートナー
の場合、定着幅と発光周期とを黒トナーの場合と同一に
し、発光エネルギーを2倍にしたが、黒トナーの場合と
カラートナーの場合とで定着幅、発光周期を変えるよう
にしてもよい。この定着幅を変更するには、例えば反射
笠3の幅を変更できるように構成すればよい。また、上
記実施の形態では、カラートナーとして青、緑、赤のト
ナーを用いたが、イエロー、シアン、マゼンタなどの他
の色のトナーで実施してもよい。
【0071】また、上記実施の形態では、並直切換手段
としてIGBT437を、接離切換手段として充電制御
用IGBT425を用いたが、これらに代えてFETな
どのスイッチング素子を用いてもよい。また、上記実施
の形態では、商用交流電源8の交流電圧を整流した後D
C−DCコンバータ410Bにより直流に変換したが、
バッテリーの出力をDC−DC変換することにより直流
電圧を出力するようにしてもよい。
【0072】さらに、上記実施の形態では、レーザプリ
ンタに適用したが、本発明に係るフラッシュ定着装置
は、デジタル方式の複写機や、FAX、マイクロリーダ
プリントや、これらの複合機などの画像形成装置にも適
用でき、また、カメラにも適用できる。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明に係るフラッシュ装
置によれば、直流電源の出力に対して各コンデンサを並
列に接続した並列状態と、フラッシュランプの両電極に
対して各コンデンサを直列に接続した直列状態とにスイ
ッチング態様を切り換える並直切換手段と、直流電源の
出力と各コンデンサとの間の充電経路に配設され、直流
電源の出力に各コンデンサを接続した接続状態と、直流
電源の出力から各コンデンサを切り離した切離状態とに
スイッチング態様を切り換える接離切換手段と、前記各
コンデンサを充電する際には前記接離切換手段を接続状
態に、前記並直切換手段を並列状態に、フラッシュラン
プを発光させる際には前記切離手段を切離状態に、前記
並直切換手段を直列状態となるように制御する制御手段
と、を備えるので、従来のようにフラッシュランプの発
光の際にコンデンサを充電することがなく、従ってフラ
ッシュランプの発光の継続が確実に防止され、適切な発
光量に制御することができる。
【0074】また、本発明に係るフラッシュ装置によれ
ば、前記制御手段は、各コンデンサの充電時に端子間電
圧が充電完了電圧に達すると、接離切換手段のスイッチ
ング態様を切離状態に切換制御した後に、前記並直切換
手段のスイッチング態様を直列状態に切換制御するの
で、並直切換手段に過電流が流れことがなくなる。した
がって、並直切換手段の破壊を確実に防止することがで
きる。
【0075】さらに、本発明に係るフラッシュ装置によ
れば、前記制御手段は、フラッシュランプの発光時に端
子間電圧が所定の電圧低下すると、前記並直切換手段の
スイッチング態様を並列状態に切換制御した後に、前記
接離切換手段のスイッチング態様を接続状態に切換制御
するので、フラッシュランプの発光により活性化したガ
スが沈静化するのを待つことができる。したがって、フ
ラッシュランプの続流による発光を防止しつつ、各コン
デンサの充電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置に用いられるフラッシュ装置1お
よびこの付近の構成を示す図である。
【図2】図1のフラッシュ装置1におけるフラッシュ電
源部4Cおよびその付近の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図1のフラッシュ装置1におけるフラッシュ電
源制御部5Cおよびその付近の回路構成を示すブロック
図である。
【図4】CPU51による定着処理におけるランプ印加
電圧のタイミングチャートである。
【図5】従来のフラッシュ装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 フラッシュ装置 2 フラッシュランプ 4C フラッシュ電源部 5C フラッシュ電源制御部 410B DC−DCコンバータ 425 充電制御用IGBT 430B メインバンクコンデンサ回路 432,435 メインバンクコンデンサ 437 並直切換用IGBT S 用紙 TN トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 正雄 東京都港区浜松町2丁目1番5号 富士電 機ハイテック株式会社内 Fターム(参考) 2H027 ZA01 2H033 BC01 BC08 2H053 AA03 AB02 BA00 BA02 BA05 BA07 DA00 3K098 AA01 AA13 BB01 9A001 HH34 JJ35 KK42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の直流電圧を出力する直流電源と、 一対の電極を有するフラッシュランプと、 複数のコンデンサと、 直流電源の出力に対して各コンデンサを並列に接続した
    並列状態と、フラッシュランプの両電極に対して各コン
    デンサを直列に接続した直列状態とにスイッチング態様
    を切り換える並直切換手段と、 直流電源の出力と各コンデンサとの間の充電経路に配設
    され、直流電源の出力に各コンデンサを接続した接続状
    態と、直流電源の出力から各コンデンサを切り離した切
    離状態とにスイッチング態様を切り換える接離切換手段
    と、 前記各コンデンサを充電する際には前記接離切換手段を
    接続状態に、前記並直切換手段を並列状態に、フラッシ
    ュランプを発光させる際には前記切離手段を切離状態
    に、前記並直切換手段を直列状態となるように制御する
    制御手段と、 を備えることを特徴とするフラッシュ装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、各コンデンサの充電時
    に端子間電圧が充電完了電圧に達すると、接離切換手段
    のスイッチング態様を切離状態に切換制御した後に、前
    記並直切換手段のスイッチング態様を直列状態に切換制
    御することを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、フラッシュランプの発
    光時に端子間電圧が所定の電圧低下すると、前記並直切
    換手段のスイッチング態様を並列状態に切換制御した後
    に、前記接離切換手段のスイッチング態様を接続状態に
    切換制御することを特徴とする請求項1または2に記載
    のフラッシュ装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体上の現像剤を定着装置により定
    着させる画像形成装置であって、 前記定着装置として、前記請求項1ないし3のいずれか
    に記載のフラッシュ装置を使用したことを特徴とする画
    像形成装置。
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