JP2001143116A - 建設機械のレンタル方法 - Google Patents
建設機械のレンタル方法Info
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- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims abstract description 53
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 11
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005281 excited state Effects 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
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- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 建設機械の盗難を防止することにより、貸し
出される建設機械の管理コストを低減することのできる
建設機械のレンタル方法を提供する。 【解決手段】 盗難防止回路と、この盗難防止回路を作
動させるための信号を受信する受信回路とを建設機械に
搭載してからこの建設機械をレンタルし、レンタル中に
コンピュータ1から人工衛星4を介して上記受信回路に
上記信号を送信することにより遠隔地から上記建設機械
5a〜5cを管理することを特徴とする。
出される建設機械の管理コストを低減することのできる
建設機械のレンタル方法を提供する。 【解決手段】 盗難防止回路と、この盗難防止回路を作
動させるための信号を受信する受信回路とを建設機械に
搭載してからこの建設機械をレンタルし、レンタル中に
コンピュータ1から人工衛星4を介して上記受信回路に
上記信号を送信することにより遠隔地から上記建設機械
5a〜5cを管理することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベル等の建
設機械のレンタル方法に関するものである。
設機械のレンタル方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クローラ式油圧ショベルはその行動半径
が小さいため、プラント等の建設中は作業現場に放置さ
れることが多い。また、建設機械はレンタル・リース機
を利用することが多いが所有者が現場に常駐しないこと
もあって管理が不十分でありしばしば盗難が発生してい
る。このような状況から、多数の建設機械を所有するレ
ンタル・リース会社は高額の盗難保険に加入しなければ
ならず、管理コストの増大が負担となっている。
が小さいため、プラント等の建設中は作業現場に放置さ
れることが多い。また、建設機械はレンタル・リース機
を利用することが多いが所有者が現場に常駐しないこと
もあって管理が不十分でありしばしば盗難が発生してい
る。このような状況から、多数の建設機械を所有するレ
ンタル・リース会社は高額の盗難保険に加入しなければ
ならず、管理コストの増大が負担となっている。
【0003】そこで自動車に装備されている盗難防止装
置をこの種の建設機械にも適用することが検討されてい
る。現在、自動車に搭載されている盗難防止装置として
は、例えば、識別コードを記憶したICをエンジン始動
キーに封入するとともに、自動車本体側に搭載した盗難
防止装置にも同じ識別コードを記憶させ、エンジン始動
キーを差し込んだときにエンジン始動キー側の識別コー
ドをワイヤレスで盗難防止装置側に送信し、両方の識別
コードを照合して照合結果が一致する場合にのみエンジ
ンを始動することができるものが知られている。また、
予め盗難防止装置に設定されている暗証番号を置数キー
を介して入力したときにエンジンを始動させることがで
きるものもある。
置をこの種の建設機械にも適用することが検討されてい
る。現在、自動車に搭載されている盗難防止装置として
は、例えば、識別コードを記憶したICをエンジン始動
キーに封入するとともに、自動車本体側に搭載した盗難
防止装置にも同じ識別コードを記憶させ、エンジン始動
キーを差し込んだときにエンジン始動キー側の識別コー
ドをワイヤレスで盗難防止装置側に送信し、両方の識別
コードを照合して照合結果が一致する場合にのみエンジ
ンを始動することができるものが知られている。また、
予め盗難防止装置に設定されている暗証番号を置数キー
を介して入力したときにエンジンを始動させることがで
きるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動車用盗難防止装置を建設機械に適用したとしても、
前者の盗難防止装置では、ケーブルを用意しバッテリー
をエンジンのスタータモータに直結すればエンジンを始
動させること可能になってしまう。また、後者の盗難防
止装置では暗証番号が流出する虞れがある。従って、い
ずれの盗難防止装置を採用しても盗難を確実に防止する
ことができないという問題がある。
自動車用盗難防止装置を建設機械に適用したとしても、
前者の盗難防止装置では、ケーブルを用意しバッテリー
をエンジンのスタータモータに直結すればエンジンを始
動させること可能になってしまう。また、後者の盗難防
止装置では暗証番号が流出する虞れがある。従って、い
ずれの盗難防止装置を採用しても盗難を確実に防止する
ことができないという問題がある。
【0005】しかもレンタル中の建設機械の管理は実質
的にその使用者に任されることになるため、建設機械の
所有者は盗難防止について何ら対処することができない
という問題がある。
的にその使用者に任されることになるため、建設機械の
所有者は盗難防止について何ら対処することができない
という問題がある。
【0006】本発明は以上のような従来の建設機械にお
ける課題を考慮してなされたものであり、建設機械の盗
難を防止することにより、レンタル用建設機械の管理コ
ストを大幅に低減することのできる建設機械のレンタル
方法を提供するものである。
ける課題を考慮してなされたものであり、建設機械の盗
難を防止することにより、レンタル用建設機械の管理コ
ストを大幅に低減することのできる建設機械のレンタル
方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、盗難防止回路
と、この盗難防止回路を作動させるための信号を受信す
る受信回路とを建設機械に搭載してからこの建設機械を
レンタルし、レンタル中にコンピュータから人工衛星を
介して上記受信回路に上記信号を送信することにより遠
隔地から上記建設機械を管理する建設機械のレンタル方
法である。
と、この盗難防止回路を作動させるための信号を受信す
る受信回路とを建設機械に搭載してからこの建設機械を
レンタルし、レンタル中にコンピュータから人工衛星を
介して上記受信回路に上記信号を送信することにより遠
隔地から上記建設機械を管理する建設機械のレンタル方
法である。
【0008】上記レンタル方法においては、貸し出され
る建設機械の位置をGPS(GlobalPositioning Syste
m)を用いて測定し、測定された建設機械の位置が所定
の作業領域外であるときに、上記信号を当該建設機械へ
送信することが好ましい。
る建設機械の位置をGPS(GlobalPositioning Syste
m)を用いて測定し、測定された建設機械の位置が所定
の作業領域外であるときに、上記信号を当該建設機械へ
送信することが好ましい。
【0009】また、測定された建設機械の位置を地図上
に表示するとともに、その地図上に円を入力することに
よって上記所定の作業領域を設定することができる。
に表示するとともに、その地図上に円を入力することに
よって上記所定の作業領域を設定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。
基づいて本発明を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明に係る建設機械のレンタル
方法が適用されるシステムの構成を示したものである。
方法が適用されるシステムの構成を示したものである。
【0012】同図に示すシステムは、管理が不十分な遠
隔地に貸し出される建設機械としての油圧ショベルにつ
いて、衛星を利用し盗難を確実に防止するように構成さ
れている。
隔地に貸し出される建設機械としての油圧ショベルにつ
いて、衛星を利用し盗難を確実に防止するように構成さ
れている。
【0013】現在、静止衛星(高度約36、000km)の軌道
に対して低い軌道を周回する低軌道衛星(高度約800k
m)の商用化が1999年1月頃から開始される予定である。
低軌道であるために小規模で足りるこの低軌道衛星は、
通信コストが安いというメリットがあり、本実施形態で
はこのような低軌道衛星を利用している。
に対して低い軌道を周回する低軌道衛星(高度約800k
m)の商用化が1999年1月頃から開始される予定である。
低軌道であるために小規模で足りるこの低軌道衛星は、
通信コストが安いというメリットがあり、本実施形態で
はこのような低軌道衛星を利用している。
【0014】油圧ショベルの所有者(例えば建設機械メ
ーカー或いはレンタル会社)は、貸し出される油圧ショ
ベルに対して通信可能なコンピュータとしてのパソコン
端末1を備え、このパソコン端末1は例えばインターネ
ットを介して衛星管理会社2と接続されている。衛星管
理会社2は、衛星地球局3から低軌道衛星4に向けて信
号を送信する。
ーカー或いはレンタル会社)は、貸し出される油圧ショ
ベルに対して通信可能なコンピュータとしてのパソコン
端末1を備え、このパソコン端末1は例えばインターネ
ットを介して衛星管理会社2と接続されている。衛星管
理会社2は、衛星地球局3から低軌道衛星4に向けて信
号を送信する。
【0015】低軌道衛星4は衛星地球局3から送信され
た信号を中継し、貸し出される油圧ショベル5a,5
b,5cに対して信号の送信を行う。
た信号を中継し、貸し出される油圧ショベル5a,5
b,5cに対して信号の送信を行う。
【0016】各油圧ショベル5a,5b,5cはそれぞ
れ送受信装置を搭載しており、油圧ショベルから発信し
た信号も低軌道衛星4→衛星地球局3→衛星管理会社2
→パソコン端末1に信号を送信することができるように
なっている。
れ送受信装置を搭載しており、油圧ショベルから発信し
た信号も低軌道衛星4→衛星地球局3→衛星管理会社2
→パソコン端末1に信号を送信することができるように
なっている。
【0017】図2は、上記各油圧ショベル5a,5b,
5cに搭載される盗難防止装置の構成を示したものであ
る。
5cに搭載される盗難防止装置の構成を示したものであ
る。
【0018】同図において、6は、エンジン始動キー7
が差し込まれるキースイッチであり、エンジン始動キー
7をOFF位置からON位置→START位置に回すことにより端
子A,B,C間で接続パターンを切り換えるようになっ
ている。
が差し込まれるキースイッチであり、エンジン始動キー
7をOFF位置からON位置→START位置に回すことにより端
子A,B,C間で接続パターンを切り換えるようになっ
ている。
【0019】端子Aは図示しないヒューズを介してバッ
テリ8に接続されている。端子Bはリレー9の接点9a
を介してエンジンストップソレノイド10に、同じく接
点9bを介して油圧アンロード回路11にそれぞれ接続
されている。端子Cは同じく接点9cを介して電磁コイ
ル12に接続され、この電磁コイル12に通電されると
その接点12aが閉じてエンジンスタータモータ13が
回転するようになっている。
テリ8に接続されている。端子Bはリレー9の接点9a
を介してエンジンストップソレノイド10に、同じく接
点9bを介して油圧アンロード回路11にそれぞれ接続
されている。端子Cは同じく接点9cを介して電磁コイ
ル12に接続され、この電磁コイル12に通電されると
その接点12aが閉じてエンジンスタータモータ13が
回転するようになっている。
【0020】上記油圧アンロード回路11において、リ
レー接点9bの下流側にはレバーロックリミットスイッ
チ14及びレバーロックソレノイド15がこの順に直列
に接続されている。
レー接点9bの下流側にはレバーロックリミットスイッ
チ14及びレバーロックソレノイド15がこの順に直列
に接続されている。
【0021】レバーロックリミットスイッチ14は図3
に示すように、レバーLをロック解除位置に押し下げた
ときに閉じるようになっている。なお、レバーLは、オ
ペレータが乗降する際に引き上げると、走行、旋回、フ
ロントアタッチメント等のすべての操作回路を遮断して
油圧をロックし、身体が操作レバーに触れても機体が動
作しないように安全装置として機能し、レバーLを押し
下げると油圧のロックが解除され、走行、旋回、フロン
トアタッチメントの操作が可能になるように構成されて
いるものである。
に示すように、レバーLをロック解除位置に押し下げた
ときに閉じるようになっている。なお、レバーLは、オ
ペレータが乗降する際に引き上げると、走行、旋回、フ
ロントアタッチメント等のすべての操作回路を遮断して
油圧をロックし、身体が操作レバーに触れても機体が動
作しないように安全装置として機能し、レバーLを押し
下げると油圧のロックが解除され、走行、旋回、フロン
トアタッチメントの操作が可能になるように構成されて
いるものである。
【0022】詳しくは、図2に示したようにレバーロッ
クリミットスイッチ14が閉じられてレバーロックソレ
ノイド15が励磁されると、切換弁16がア位置からイ
位置に切り換えられ、イ位置では制御用ポンプ17から
吐出される圧油が、バケット操作用リモコン弁18,ブ
ーム操作用リモコン弁19,アーム操作用リモコン弁2
0,走行モータ操作用リモコン弁21等の各リモコン弁
18〜21に供給される。
クリミットスイッチ14が閉じられてレバーロックソレ
ノイド15が励磁されると、切換弁16がア位置からイ
位置に切り換えられ、イ位置では制御用ポンプ17から
吐出される圧油が、バケット操作用リモコン弁18,ブ
ーム操作用リモコン弁19,アーム操作用リモコン弁2
0,走行モータ操作用リモコン弁21等の各リモコン弁
18〜21に供給される。
【0023】従って、切換弁16がイ位置にあり例えば
バケット操作用リモコン弁18に圧油が供給されている
状態では、操作レバー18aをA方向に操作すると、コ
ントロールバルブ22が中立位置からウ位置に切り換え
られ、油圧ポンプ23から吐出される圧油がバケットシ
リンダ24のヘッド側油室24aに導入され、バケット
引き動作が行うことができる。一方、操作レバー18a
をB方向に操作すると、コントロールバルブ22がエ位
置に切り換えられ、圧油がバケットシリンダ24のロッ
ド側油室24bに導入され、バケット押し動作を行うこ
とができる。
バケット操作用リモコン弁18に圧油が供給されている
状態では、操作レバー18aをA方向に操作すると、コ
ントロールバルブ22が中立位置からウ位置に切り換え
られ、油圧ポンプ23から吐出される圧油がバケットシ
リンダ24のヘッド側油室24aに導入され、バケット
引き動作が行うことができる。一方、操作レバー18a
をB方向に操作すると、コントロールバルブ22がエ位
置に切り換えられ、圧油がバケットシリンダ24のロッ
ド側油室24bに導入され、バケット押し動作を行うこ
とができる。
【0024】また、上記エンジンストップソレノイド1
0は、励磁されたときにエンジンの駆動が可能であり、
非励磁のときは燃料をカットしてエンジンをストップさ
せるようになっている。
0は、励磁されたときにエンジンの駆動が可能であり、
非励磁のときは燃料をカットしてエンジンをストップさ
せるようになっている。
【0025】リレー9の電磁コイル9dは通常OFF動
作、すなわち非励磁の状態にあり、接点9c及び9aは
通常閉動作している。従ってエンジンスタータモータ1
3は回転可能であり、燃料カットも作動しない。
作、すなわち非励磁の状態にあり、接点9c及び9aは
通常閉動作している。従ってエンジンスタータモータ1
3は回転可能であり、燃料カットも作動しない。
【0026】このような構成において、低軌道衛星4か
らいずれかの油圧ショベルに向けて運転停止信号が送信
されると、運転停止信号はアンテナ25で受信され、衛
星通信ユニット26に与えられる。衛星通信ユニット2
6のリレー制御部26aは、運転停止信号(後述する盗
難防止回路を作動させるための信号)を受けて電磁コイ
ル9dを励磁する。なお、上記衛星通信ユニット26及
びリレー9は盗難防止回路として機能する。
らいずれかの油圧ショベルに向けて運転停止信号が送信
されると、運転停止信号はアンテナ25で受信され、衛
星通信ユニット26に与えられる。衛星通信ユニット2
6のリレー制御部26aは、運転停止信号(後述する盗
難防止回路を作動させるための信号)を受けて電磁コイ
ル9dを励磁する。なお、上記衛星通信ユニット26及
びリレー9は盗難防止回路として機能する。
【0027】電磁コイル9dが励磁されると、接点9
a,9b,9cがそれぞれ開き、エンジンストップソレ
ノイド10への通電が絶たれ、それによりエンジンが停
止する。また、電磁コイル12が非励磁となって接点1
2aが開くことによりエンジンスタータモータ13の通
電回路も遮断されるため、エンジン始動も不可能にな
る。
a,9b,9cがそれぞれ開き、エンジンストップソレ
ノイド10への通電が絶たれ、それによりエンジンが停
止する。また、電磁コイル12が非励磁となって接点1
2aが開くことによりエンジンスタータモータ13の通
電回路も遮断されるため、エンジン始動も不可能にな
る。
【0028】また、上述したレバーLをロック解除位置
に押し下げてレバーロックリミットスイッチ14が閉じ
られても接点9bが開いているためにレバーロックソレ
ノイド15には通電されず、切換弁16はア位置を維持
する。それにより、リモコン弁18〜21に供給される
圧油がアンロードされ、フロントアタッチメント、走行
モータ等を操作することができなくなる。
に押し下げてレバーロックリミットスイッチ14が閉じ
られても接点9bが開いているためにレバーロックソレ
ノイド15には通電されず、切換弁16はア位置を維持
する。それにより、リモコン弁18〜21に供給される
圧油がアンロードされ、フロントアタッチメント、走行
モータ等を操作することができなくなる。
【0029】この状態で、仮に不法侵入者がケーブルを
用いてバッテリ8とエンジンスタータモータ13とを直
結し、エンジンを始動させることができたとしても、レ
バーロックソレノイド15は励磁されていないため切換
弁16はア位置に維持される。それにより、制御用ポン
プ17から吐出される圧油はアンロード弁27を通じて
タンク28に流れることになり、結果として油圧ショベ
ルを操作することはできない。
用いてバッテリ8とエンジンスタータモータ13とを直
結し、エンジンを始動させることができたとしても、レ
バーロックソレノイド15は励磁されていないため切換
弁16はア位置に維持される。それにより、制御用ポン
プ17から吐出される圧油はアンロード弁27を通じて
タンク28に流れることになり、結果として油圧ショベ
ルを操作することはできない。
【0030】このように、人工衛星を利用して貸し出さ
れた建設機械を管理する方法では、建設機械が盗難に遭
ったことが判明した時点で油圧ショベルの所有者がパソ
コン端末1から運転停止の指令を入力すれば、運転停止
信号が衛星通信を利用して遠隔地の油圧ショベルに送信
され、エンジンの始動を不可能にしたり、また、エンジ
ンを停止させたり、さらにまた、機体の油圧操作ができ
なくなるように制御することができる。
れた建設機械を管理する方法では、建設機械が盗難に遭
ったことが判明した時点で油圧ショベルの所有者がパソ
コン端末1から運転停止の指令を入力すれば、運転停止
信号が衛星通信を利用して遠隔地の油圧ショベルに送信
され、エンジンの始動を不可能にしたり、また、エンジ
ンを停止させたり、さらにまた、機体の油圧操作ができ
なくなるように制御することができる。
【0031】また、上記システムは、例えば、全地球位
置把握システム:GPSと併用することにより、より高
度な盗難防止システムを実現することができる。GPS
は、周知のように少なくとも3個の人工衛星から送信デ
ータを地球上の受信機で受信し、それらの受信データか
ら受信機の3次元位置を測定する高精度の測位システム
である。
置把握システム:GPSと併用することにより、より高
度な盗難防止システムを実現することができる。GPS
は、周知のように少なくとも3個の人工衛星から送信デ
ータを地球上の受信機で受信し、それらの受信データか
ら受信機の3次元位置を測定する高精度の測位システム
である。
【0032】クローラで自走する油圧ショベルはその移
動範囲が狭く、大幅に移動した場合はトレーラ等に載せ
られて盗難が行われていると推定することができる。そ
こで、パソコン端末1のディスプレイ上に油圧ショベル
が配置される現場の地図を表示させ、その地図上に油圧
ショベルの作業領域を円で入力する。この作業領域の入
力は例えば中心点とその半径をキーボードから座標入力
してもよく、また、タブレット等のポインティングデバ
イスを用いて地図上の任意の範囲を指定するものであっ
てもよい。
動範囲が狭く、大幅に移動した場合はトレーラ等に載せ
られて盗難が行われていると推定することができる。そ
こで、パソコン端末1のディスプレイ上に油圧ショベル
が配置される現場の地図を表示させ、その地図上に油圧
ショベルの作業領域を円で入力する。この作業領域の入
力は例えば中心点とその半径をキーボードから座標入力
してもよく、また、タブレット等のポインティングデバ
イスを用いて地図上の任意の範囲を指定するものであっ
てもよい。
【0033】そしてGPSで測定された油圧ショベルの
位置を、上記地図上に重ねて表示すれば、管理対象とな
る油圧ショベルの位置が通常の作業領域内にあるかどう
かを確認することができる。作業領域を逸脱した場合
は、警報を鳴らすとともに衛星通信ユニット26に対し
てエンジン停止信号を送信する。
位置を、上記地図上に重ねて表示すれば、管理対象とな
る油圧ショベルの位置が通常の作業領域内にあるかどう
かを確認することができる。作業領域を逸脱した場合
は、警報を鳴らすとともに衛星通信ユニット26に対し
てエンジン停止信号を送信する。
【0034】このように、GPSを利用して油圧ショベ
ルの位置を測定する機能を追加した場合には、油圧ショ
ベルが予め設定された作業領域を逸脱したときに、また
は逸脱しようとするときに油圧ショベルの作動を停止さ
せることができるため、盗難を未然に防ぐことができ
る。
ルの位置を測定する機能を追加した場合には、油圧ショ
ベルが予め設定された作業領域を逸脱したときに、また
は逸脱しようとするときに油圧ショベルの作動を停止さ
せることができるため、盗難を未然に防ぐことができ
る。
【0035】なお、上記実施形態ではリモコン弁に圧油
を供給する回路と、エンジンへ燃料を供給する回路の双
方を遮断するように構成したが、いずれか一方の回路を
遮断することによっても本発明の盗難防止効果を奏する
ことができる。
を供給する回路と、エンジンへ燃料を供給する回路の双
方を遮断するように構成したが、いずれか一方の回路を
遮断することによっても本発明の盗難防止効果を奏する
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1の本発明によれば、貸し出される建設機械が遠
隔地にあっても、建設機械の所有者は、衛星通信を介し
建設機械のエンジン駆動を遠隔操作で停止させたり、ま
た、アクチュエータの作動を停止させることができる。
請求項1の本発明によれば、貸し出される建設機械が遠
隔地にあっても、建設機械の所有者は、衛星通信を介し
建設機械のエンジン駆動を遠隔操作で停止させたり、ま
た、アクチュエータの作動を停止させることができる。
【0037】それにより、作業が終了して建設機械が無
人となる場合に、建設機械の所有者は使用者に代わって
建設機械の盗難防止を図ることができるようになる。従
って、本発明によれば、多数の建設機械それぞれにかけ
ていた盗難保険が必要でなくなり、建設機械の管理コス
トを大幅に低減させることができる。
人となる場合に、建設機械の所有者は使用者に代わって
建設機械の盗難防止を図ることができるようになる。従
って、本発明によれば、多数の建設機械それぞれにかけ
ていた盗難保険が必要でなくなり、建設機械の管理コス
トを大幅に低減させることができる。
【0038】請求項2の本発明によれば、貸し出される
建設機械の位置をGPSを用いて測定し、測定した建設
機械の位置が所定の作業領域外であるときに運転停止信
号を建設機械に送信するため、盗難が発生した時点で迅
速に盗難防止回路を作動させることができる。
建設機械の位置をGPSを用いて測定し、測定した建設
機械の位置が所定の作業領域外であるときに運転停止信
号を建設機械に送信するため、盗難が発生した時点で迅
速に盗難防止回路を作動させることができる。
【0039】請求項3の本発明によれば、建設機械の位
置を地図上に表示し、その地図上で作業領域を円で設定
するようにしたため、作業領域を正確に設定することが
できる。
置を地図上に表示し、その地図上で作業領域を円で設定
するようにしたため、作業領域を正確に設定することが
できる。
【図1】本発明の建設機械のレンタル方法に使用される
システムの構成図である。
システムの構成図である。
【図2】図1に示す油圧ショベルに搭載される盗難防止
回路の構成図である。
回路の構成図である。
【図3】図1に示すレバーロックリミットスイッチの切
換操作を示す説明図である。
換操作を示す説明図である。
1 パソコン端末 2 衛星管理会社 3 衛星地球局 4 低軌道衛星 5a 油圧ショベル 6 キースイッチ 7 エンジン始動キー 9 リレー 10 エンジンストップソレノイド 11 油圧アンロード回路 13 エンジンスタータモータ 14 レバーロックリミットスイッチ 15 レバーロックソレノイド 16 切換弁 26 衛星通信ユニット
Claims (3)
- 【請求項1】 盗難防止回路と、この盗難防止回路を作
動させるための信号を受信する受信回路とを建設機械に
搭載してからこの建設機械をレンタルし、 レンタル中にコンピュータから人工衛星を介して上記受
信回路に上記信号を送信することにより遠隔地から上記
建設機械を管理することを特徴とする建設機械のレンタ
ル方法。 - 【請求項2】 貸し出される建設機械の位置をGPSを
用いて測定し、測定された建設機械の位置が所定の作業
領域外であるときに、上記信号を当該建設機械へ送信す
る請求項1記載の建設機械のレンタル方法。 - 【請求項3】 測定された建設機械の位置を地図上に表
示するとともに、その地図上に円を入力することによっ
て上記所定の作業領域を設定する請求項2記載の建設機
械のレンタル方法。
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JP2000299092A JP2001143116A (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 建設機械のレンタル方法 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2003085306A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Big Rental:Kk | 遠隔配置された対象物を監視するシステム及び方法 |
KR100826373B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2008-05-02 | 두산인프라코어 주식회사 | 산업용 차량의 도난방지 시스템 |
-
2000
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003085306A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Big Rental:Kk | 遠隔配置された対象物を監視するシステム及び方法 |
JP4703917B2 (ja) * | 2001-09-10 | 2011-06-15 | コマツレンタル株式会社 | レンタルシステム及びレンタル業務支援方法 |
KR100826373B1 (ko) * | 2001-10-31 | 2008-05-02 | 두산인프라코어 주식회사 | 산업용 차량의 도난방지 시스템 |
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