JP2001141632A - 蒸気の性状測定装置 - Google Patents
蒸気の性状測定装置Info
- Publication number
- JP2001141632A JP2001141632A JP32488899A JP32488899A JP2001141632A JP 2001141632 A JP2001141632 A JP 2001141632A JP 32488899 A JP32488899 A JP 32488899A JP 32488899 A JP32488899 A JP 32488899A JP 2001141632 A JP2001141632 A JP 2001141632A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- condensate
- vapor
- flow meter
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸気の湿り度のみならず、導電率やペーハー
等も含めて蒸気の性状を総合的に測定することができる
蒸気の性状測定装置を得ること。 【解決手段】 蒸気配管１に気液分離器２を配置する。
気液分離器２の下部に、導電率センサ４とペーハーセン
サ５を取り付けたスチームトラップ３を接続する。スチ
ームトラップ３の下流に復水流量計６を取り付ける。気
液分離器２の出口側に蒸気流量計７を連結する。各セン
サ４，５と流量計６，７を演算部８に接続して、演算部
８で蒸気の性状を演算し表示する。
等も含めて蒸気の性状を総合的に測定することができる
蒸気の性状測定装置を得ること。 【解決手段】 蒸気配管１に気液分離器２を配置する。
気液分離器２の下部に、導電率センサ４とペーハーセン
サ５を取り付けたスチームトラップ３を接続する。スチ
ームトラップ３の下流に復水流量計６を取り付ける。気
液分離器２の出口側に蒸気流量計７を連結する。各セン
サ４，５と流量計６，７を演算部８に接続して、演算部
８で蒸気の性状を演算し表示する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は蒸気配管を流れる蒸
気の性状を測定する装置に関する。蒸気使用機器の種類
により蒸気の性状、例えば蒸気の湿り度・乾き度とか導
電率とかペーハー等が、蒸気使用機器の生産性に大きな
影響を及ぼす場合があり、このような場合には供給され
る蒸気の性状が絶えず又は定期的に測定されている。
気の性状を測定する装置に関する。蒸気使用機器の種類
により蒸気の性状、例えば蒸気の湿り度・乾き度とか導
電率とかペーハー等が、蒸気使用機器の生産性に大きな
影響を及ぼす場合があり、このような場合には供給され
る蒸気の性状が絶えず又は定期的に測定されている。
【０００２】
【従来の技術】従来の蒸気の性状測定装置としては、例
えば特開平５−１６４６７２号公報に記載されたものが
ある。これは、蒸気配管に蒸気と液滴を分離する気液分
離器を配置し、気液分離器で分離した気体としての蒸気
と、液滴としての復水の流量を測定する流量計を設け
て、この流量計で測定した流量値に基いて蒸気の湿り度
を算出する演算部を設けたものであり、蒸気の性状を示
す１つの値である蒸気の湿り度を測定し把握することが
できるものである。
えば特開平５−１６４６７２号公報に記載されたものが
ある。これは、蒸気配管に蒸気と液滴を分離する気液分
離器を配置し、気液分離器で分離した気体としての蒸気
と、液滴としての復水の流量を測定する流量計を設け
て、この流量計で測定した流量値に基いて蒸気の湿り度
を算出する演算部を設けたものであり、蒸気の性状を示
す１つの値である蒸気の湿り度を測定し把握することが
できるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
蒸気の湿り度は測定することができるが、その他の蒸気
の性状を示す値を測定することができず、蒸気の性状を
総合的に測定できない問題があった。従って、本発明の
課題は、蒸気の性状を総合的に測定することのできる蒸
気の性状測定装置を得ることである。
蒸気の湿り度は測定することができるが、その他の蒸気
の性状を示す値を測定することができず、蒸気の性状を
総合的に測定できない問題があった。従って、本発明の
課題は、蒸気の性状を総合的に測定することのできる蒸
気の性状測定装置を得ることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた本発明の手段は、蒸気配管に蒸気と液滴を分
離する気液分離器を配置し、当該気液分離器で分離した
気体としての蒸気と、液滴としての復水の流量を測定す
る流量計を設けて、当該流量計で測定した流量値に基い
て蒸気の湿り度を算出する演算部を設けたものにおい
て、気液分離器で分離した復水の導電率又はペーハー等
の復水の質を検出する復水質センサを取り付けて、当該
復水質センサの検出値を演算部に供給して蒸気の湿り度
と復水の質を演算算出するものである。
めに講じた本発明の手段は、蒸気配管に蒸気と液滴を分
離する気液分離器を配置し、当該気液分離器で分離した
気体としての蒸気と、液滴としての復水の流量を測定す
る流量計を設けて、当該流量計で測定した流量値に基い
て蒸気の湿り度を算出する演算部を設けたものにおい
て、気液分離器で分離した復水の導電率又はペーハー等
の復水の質を検出する復水質センサを取り付けて、当該
復水質センサの検出値を演算部に供給して蒸気の湿り度
と復水の質を演算算出するものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】復水質センサを設けたことによ
り、蒸気の湿り度のみならず、導電率やペーハー等も含
めて蒸気の性状を総合的に測定することができる。復水
の導電率やペーハー等を測定することにより、蒸気の汚
れ具合としての質を把握することができる。蒸気の復水
質センサとしては、導電率やペーハー以外に、例えば復
水の透明度・濁り度や比重等を用途に応じて選択するこ
とができる。
り、蒸気の湿り度のみならず、導電率やペーハー等も含
めて蒸気の性状を総合的に測定することができる。復水
の導電率やペーハー等を測定することにより、蒸気の汚
れ具合としての質を把握することができる。蒸気の復水
質センサとしては、導電率やペーハー以外に、例えば復
水の透明度・濁り度や比重等を用途に応じて選択するこ
とができる。
【０００６】
【実施例】本発明の具体例を示す実施例を説明する。図
1において、蒸気配管１に接続した気液分離器２と、分
離した復水だけを排出するスチームトラップ３と、スチ
ームトラップ３の底部に取り付けた復水質センサとして
の導電率センサ４とペーハーセンサ５、復水の流量を測
定する復水流量計６と、気液分離器２で分離した蒸気の
流量を測定する蒸気流量計７、及び、各種演算や記録や
表示を行う演算部８とで蒸気の性状測定装置を構成す
る。
1において、蒸気配管１に接続した気液分離器２と、分
離した復水だけを排出するスチームトラップ３と、スチ
ームトラップ３の底部に取り付けた復水質センサとして
の導電率センサ４とペーハーセンサ５、復水の流量を測
定する復水流量計６と、気液分離器２で分離した蒸気の
流量を測定する蒸気流量計７、及び、各種演算や記録や
表示を行う演算部８とで蒸気の性状測定装置を構成す
る。
【０００７】気液分離器２は、蒸気と復水の混合流体が
流下してくる蒸気配管１に入口９を接続して、旋回式や
衝突式やフィルター式あるいはこれらを組み合わせた周
知の気液分離器であり、下部にスチームトラップ３を直
接に接続する。
流下してくる蒸気配管１に入口９を接続して、旋回式や
衝突式やフィルター式あるいはこれらを組み合わせた周
知の気液分離器であり、下部にスチームトラップ３を直
接に接続する。
【０００８】スチームトラップ３は、蒸気と復水の混合
流体から復水だけを排出するものであり、その底部に導
電率センサ４とペーハーセンサ５を取り付ける。スチー
ムトラップ３の底部は復水が溜まっており、この復水の
導電率やペーハー等の復水の質を検出するものである。
それぞれのセンサ４，５は演算部８と接続する。
流体から復水だけを排出するものであり、その底部に導
電率センサ４とペーハーセンサ５を取り付ける。スチー
ムトラップ３の底部は復水が溜まっており、この復水の
導電率やペーハー等の復水の質を検出するものである。
それぞれのセンサ４，５は演算部８と接続する。
【０００９】スチームトラップ３の下流側に復水流量計
６を取り付ける。復水流量計６は、流入してくる復水流
量を測定することができるものであれば従来より用いら
れているものを使用することができる。復水流量計６で
測定された復水流量は蒸気中に混在していた水分量（Ｗ
１）として演算部８に送られる。
６を取り付ける。復水流量計６は、流入してくる復水流
量を測定することができるものであれば従来より用いら
れているものを使用することができる。復水流量計６で
測定された復水流量は蒸気中に混在していた水分量（Ｗ
１）として演算部８に送られる。
【００１０】気液分離器２の下流側に、気液分離器２を
流下する間に乱れた流れを整流するための整流器１０を
取り付ける。整流器１０は、内部に流れ軸方向に沿った
多数の円筒部を有しており、下流の蒸気流量計７に流入
する蒸気の流れを整流することにより、蒸気の流量測定
精度を向上させるものである。
流下する間に乱れた流れを整流するための整流器１０を
取り付ける。整流器１０は、内部に流れ軸方向に沿った
多数の円筒部を有しており、下流の蒸気流量計７に流入
する蒸気の流れを整流することにより、蒸気の流量測定
精度を向上させるものである。
【００１１】蒸気流量計７も従来より用いられているも
のを使用することができるが、渦式流量計が適してい
る。蒸気流量計７で蒸気量（Ｗ２）が測定されて演算部
８に送られる。尚、蒸気流量計７の出口側は管１１を接
続して図示しない蒸気使用機器に接続する。
のを使用することができるが、渦式流量計が適してい
る。蒸気流量計７で蒸気量（Ｗ２）が測定されて演算部
８に送られる。尚、蒸気流量計７の出口側は管１１を接
続して図示しない蒸気使用機器に接続する。
【００１２】演算部８において、測定した水分量Ｗ１と
蒸気量Ｗ２に基いて、湿り度Ｗ１／（Ｗ１＋Ｗ２）を演
算算出したり、湿り度から乾き度を算出したり、あるい
は、復水の導電率やペーハー等の測定結果を表示するこ
とにより、蒸気の総合的な性状を測定することができ
る。また、復水量や蒸気量をそれぞれ表示したり記録す
ることも勿論できるものである。
蒸気量Ｗ２に基いて、湿り度Ｗ１／（Ｗ１＋Ｗ２）を演
算算出したり、湿り度から乾き度を算出したり、あるい
は、復水の導電率やペーハー等の測定結果を表示するこ
とにより、蒸気の総合的な性状を測定することができ
る。また、復水量や蒸気量をそれぞれ表示したり記録す
ることも勿論できるものである。
【００１３】上記実施例では、気液分離器２の出口側に
蒸気流量計７を設けた例を示したが、気液分離器２の入
口側に流量計を設けることもできる。この場合は、復水
を含んだ蒸気量Ｗ３を測定し、復水流量計６で測定した
復水量Ｗ１とで、湿り度Ｗ１／Ｗ３を算出する。
蒸気流量計７を設けた例を示したが、気液分離器２の入
口側に流量計を設けることもできる。この場合は、復水
を含んだ蒸気量Ｗ３を測定し、復水流量計６で測定した
復水量Ｗ１とで、湿り度Ｗ１／Ｗ３を算出する。
【００１４】また上記実施例では、蒸気流量計７と復水
流量計６を別個に取り付けた例を示したが、蒸気と復水
をそれぞれ同時に測定することのできる流量計を用いれ
ば１個の流量計で測定することができる。
流量計６を別個に取り付けた例を示したが、蒸気と復水
をそれぞれ同時に測定することのできる流量計を用いれ
ば１個の流量計で測定することができる。
【００１５】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、復水質セ
ンサを設けたことにより、蒸気の湿り度のみならず、導
電率やペーハー等も含めて蒸気の性状を総合的に測定す
ることができ、蒸気使用機器の生産性を向上することが
できる。
ンサを設けたことにより、蒸気の湿り度のみならず、導
電率やペーハー等も含めて蒸気の性状を総合的に測定す
ることができ、蒸気使用機器の生産性を向上することが
できる。
【図１】図１は本発明の蒸気の性状測定装置の実施例を
示す構成図。
示す構成図。
１ 蒸気配管 ２ 気液分離器 ３ スチームトラップ ４ 導電率センサ ５ ペーハーセンサ ６ 復水流量計 ７ 蒸気流量計 ８ 演算部
Claims (1)
- 【請求項１】 蒸気配管に蒸気と液滴を分離する気液分
離器を配置し、当該気液分離器で分離した気体としての
蒸気と、液滴としての復水の流量を測定する流量計を設
けて、当該流量計で測定した流量値に基いて蒸気の湿り
度を算出する演算部を設けたものにおいて、気液分離器
で分離した復水の導電率又はペーハー等の復水の質を検
出する復水質センサを取り付けて、当該復水質センサの
検出値を演算部に供給して蒸気の湿り度と復水の質を演
算算出することを特徴とする蒸気の性状測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32488899A JP2001141632A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 蒸気の性状測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32488899A JP2001141632A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 蒸気の性状測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001141632A true JP2001141632A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18170752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32488899A Pending JP2001141632A (ja) | 1999-11-16 | 1999-11-16 | 蒸気の性状測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001141632A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014169987A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-18 | Tlv Co Ltd | 乾き度測定装置 |
-
1999
- 1999-11-16 JP JP32488899A patent/JP2001141632A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014169987A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-18 | Tlv Co Ltd | 乾き度測定装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2601840C (en) | Wet-gas flowmeter | |
| US8069734B2 (en) | Multi-vortex flowmeter integrating pressure gauge | |
| US4305548A (en) | Energy loss detection system | |
| EP0667510B1 (en) | Fluid flow measurement | |
| CN104903686A (zh) | 用于确定多相流的质量流量比的方法和涡流测量仪 | |
| JPH04231868A (ja) | 排ガス分析装置 | |
| NL1004533C1 (nl) | Meter voor een veelfasig vochtig gas. | |
| JP6199077B2 (ja) | 乾き度測定装置 | |
| JPH01201148A (ja) | 流体の乾燥率測定方法，エネルギ供給率測定方法，及び乾燥率測定装置 | |
| JPH03207425A (ja) | フィルター交換時期判別装置 | |
| JP2001141632A (ja) | 蒸気の性状測定装置 | |
| JP2001141717A (ja) | 蒸気の性状測定装置 | |
| WO2011082678A1 (zh) | 天然气计量分离装置 | |
| JP2863967B2 (ja) | 湿り度測定装置 | |
| JP6083899B2 (ja) | 乾き度測定装置 | |
| JP4011473B2 (ja) | 蒸気の乾き度測定装置 | |
| JP2003075380A (ja) | 乾き度測定装置 | |
| JP2787396B2 (ja) | 蒸気流量計 | |
| JP3502896B2 (ja) | 蒸気・熱水二相流の乾き度および流量の測定装置および方法 | |
| JP6083898B2 (ja) | 乾き度測定装置 | |
| JPS6189541A (ja) | ガス中の浮遊液滴濃度の測定方法及びその装置 | |
| JP4480905B2 (ja) | 蒸気の乾き度又は湿り度測定装置 | |
| JPS61246515A (ja) | ごみ焼却炉における排ガス中の水分濃度検出方法とその装置 | |
| JP2003075317A (ja) | 水蒸気乾き度測定装置 | |
| JPH0378245U (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061102 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080611 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080624 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080819 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080916 |