JP2001141625A - フィルム強度測定装置 - Google Patents

フィルム強度測定装置

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JP2001141625A
JP2001141625A JP32134499A JP32134499A JP2001141625A JP 2001141625 A JP2001141625 A JP 2001141625A JP 32134499 A JP32134499 A JP 32134499A JP 32134499 A JP32134499 A JP 32134499A JP 2001141625 A JP2001141625 A JP 2001141625A
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JP
Japan
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film
piercing
holding
jig
bracket
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JP32134499A
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Takeaki Kozuka
武明 小塚
Kiminobu Shibuya
公伸 渋谷
Yukinari Aso
幸成 阿蘇
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱いが極めて困難な極薄フィルムの引っ
張り強度及び突き刺し強度を容易に測定することができ
るフィルム強度測定装置を提供すること。 【解決手段】 フィルム10を引っ張り治具200の各
保持部または突き刺し治具の保持部に取り付ける。その
後、引っ張り治具の一方の保持部または突き刺し治具の
突き刺し部をコネクト部162に取り付ける。そして、
引っ張り治具の他方の保持部または突き刺し治具の保持
部を装置本体100に取り付ける。そして、移動手段1
70により負荷測定手段161と共に引っ張り治具の一
方の保持部または突き刺し治具の突き刺し部を移動させ
ることにより、フィルムの引っ張り強度または突き刺し
強度を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムの強度を
測定する装置に関し、特に固体電解質で成るフィルムの
引っ張り強度及び突き刺し強度を測定する装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のフィルムの引っ張り強度を測定す
る装置としては、例えば金属棒等の引っ張り強度を測定
する一般的な引っ張り強度測定装置を代用している。ま
た、従来のフィルムの突き刺し強度を測定する装置とし
ては、例えば特許第2735634号公報に記載のよう
に、抑え体に対し着脱可能な締付リングで水平に挟持さ
れたフィルムに対し、上下動する突き刺し体を降下させ
て突き刺すことにより、フィルムの突き刺し強度を測定
する装置が提案されている。さらに、例えば特開平5−
172722号公報に記載のように、一般的な引っ張り
試験機に対し、着脱可能な突き刺し試験治具を取り付け
ることにより、フィルムの突き刺し強度を測定する装置
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の携帯型電子機器
の普及により、容量が大きく、かつ安全性が高い2次電
池が望まれており、これに応えるべく固体電解質フィル
ムを用いた固体電解質2次電池が検討されている。この
固体電解質2次電池に用いられる固体電解質フィルム
は、厚さが0.02mm〜0.05mm程度と極めて薄
く、粘着性が非常に強く、しわくちゃになり易いため、
一旦しわくちゃになると使用不可能になる。また、固体
電解質は吸湿性が高く、危険物であるため、ドライルー
ム内で手袋等を装着して使用する必要がある。このよう
に、固体電解質2次電池に用いられる固体電解質フィル
ムは取り扱いが極めて困難であるため、上述した従来の
フィルムの強度を測定する装置では機能的に全く使用不
可能であるという問題があった。
【0004】本発明は、上述した事情から成されたもの
であり、取り扱いが極めて困難な極薄フィルムの引っ張
り強度及び突き刺し強度を容易に測定することができる
フィルム強度測定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、フィルムの引っ張り強度及び突き刺し強度を測
定する装置であって、装置本体と、負荷測定手段と、前
記フィルムの引っ張り強度を測定するために、前記フィ
ルムの略両端をそれぞれ保持する2つの保持部を有する
引っ張り治具と、前記フィルムの突き刺し強度を測定す
るために、前記フィルムの略中央部を除く両面を保持す
る保持部及び前記フィルムの略中央部を突き刺す突き刺
し部を有する突き刺し治具と、前記装置本体に取り付け
られており、前記装置本体に対して前記負荷測定手段を
直線移動させる移動手段と、前記負荷測定手段に取り付
けられており、前記引っ張り治具の一方の保持部または
前記突き刺し治具の突き刺し部を着脱可能に保持するコ
ネクト部とを備え、前記フィルムを前記引っ張り治具の
各保持部または前記突き刺し治具の保持部に取り付け、
前記引っ張り治具の一方の保持部または前記突き刺し治
具の突き刺し部を前記コネクト部に取り付け、前記引っ
張り治具の他方の保持部または前記突き刺し治具の保持
部を前記装置本体に取り付け、前記移動手段により前記
負荷測定手段と共に前記引っ張り治具の一方の保持部ま
たは前記突き刺し治具の突き刺し部を移動させることに
より、前記フィルムの引っ張り強度または突き刺し強度
を測定することにより達成される。
【0006】上記構成によれば、引っ張り治具と突き刺
し治具をそれぞれ別体で構成し、予め各治具にフィルム
をセットしてから、装置本体及びコネクト部を介した負
荷測定手段に取り付けるようにしている。このため、取
り扱いが極めて困難な極薄フィルムであっても、段取り
が容易で測定を迅速に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べ
る実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術
的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範
囲は、以下の説明において、特に本発明を限定する旨の
記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0008】図1は、本発明のフィルム強度測定装置の
実施形態の装置本体のみを示す外観斜視図である。尚、
装置の幅方向をX方向、奥行き方向をY方向、高さ方向
をZ方向とする。このフィルム強度測定装置は、例えば
幅500mm、奥行き500mm、高さ1000mmの
卓上型の引っ張り/突き刺し併用の測定装置であり、装
置本体100には、後述する引っ張り治具200と突き
刺し治具300が着脱交換されるようになっている。
【0009】装置本体100は、ベースプレート101
上に配設された電装部110と機構部150で概略構成
されている。電装部110は、図示しない各種の制御部
品が配線されカバー111で覆われており、このカバー
111のY方向前面には、制御部品に接続された各種の
操作スイッチを有する操作パネル112が配設されてい
る。この電装部110には、例えばAC100Vの家庭
用電源が投入される。
【0010】機構部150は、負荷を測定する測定部1
60及びこの測定部160をZ方向に上下動させる駆動
部(移動手段)170が後述するZ方向に配設されたコ
ラム151に取り付けられ、それぞれカバー152、1
53で覆われており、カバー153のY方向前面に、測
定部160、引っ張り治具200を着脱するための引っ
張り治具用ブラケット154及び突き刺し治具300を
着脱するための突き刺し治具用台155が配置されてい
る。
【0011】ここで、図2は、機構部150の内部構成
を示す斜視図、図3は、その側面図である。測定部16
0は、負荷を測定して負荷の値を表示するフォースゲー
ジ(負荷測定手段)161と、このフォースゲージ16
1と引っ張り治具200あるいは突き刺し治具300を
連結するためのコネクト部162を備えている。
【0012】フォースゲージ161は、例えば(株)イ
マダ製プッシュプルゲージDPX−5TRが使用され、
本体161aの下端にZ方向に延びる測定用ピン161
bに掛かった軸方向の負荷の値が、本体161bのY方
向前面の表示部161cに表示されるようになってい
る。
【0013】コネクト部162は、図4の詳細断面図に
も示すように、Z方向に平行に配置された2本のシャフ
ト162aと、各シャフト162aの外周面をそれぞれ
支持する2つのブッシュ162bと、フォースゲージ1
61の測定用ピン161bに取り付けられ、各シャフト
162aの上端を支持するピン用ブラケット(第1のブ
ラケット)162cと、引っ張り治具200あるいは突
き刺し治具300が着脱可能に取り付けられ、各シャフ
ト162aの下端を支持する治具用ブラケット(第2の
ブラケット)162dを備えている。
【0014】このようなコネクト部162を介在させる
ことにより、フォースゲージ161の測定用ピン161
bに引っ張り治具200あるいは突き刺し治具300を
直接着脱する際に発生するおそれがある外力によるフォ
ースゲージ161の損傷及び治具200、300の回転
による測定対象の破損を防止することができる。さら
に、コネクト部162がブッシュ162bで支持された
平行シャフト162aを備えているので、ブッシュ16
2bとシャフト162aとの間の摩擦係数を小さくし、
測定用ピン161bに掛かる負荷を一定方向(Z方向)
にすることができ、誤差の少ない負荷値を得ることがで
きる。
【0015】駆動部170は、ACサーボモータ171
と、このACサーボモータ171に連結された減速器1
72と、この減速器172にカップリング173を介し
て連結されたリニアアクチュエータ174が、Z方向に
駆動可能なようにコラム151に固定されている。リニ
アアクチュエータ174は、ボールネジ174aと、こ
のボールネジ174aに螺合されたボールスクリュウ1
74bと、このボールスクリュウ174bに一体化さ
れ、測定部160が固定されたスライダ174cを有し
ている。このような駆動部170により、測定部160
はZ方向に移動することができる。
【0016】図5は、本発明の引っ張り治具の実施形態
を示す分解斜視図である。尚、この図では、フィルムの
一端を挟持する治具のみを示すが、引っ張り治具200
はこれと同一のフィルムの他端を挟持する治具とにより
構成される。この引っ張り治具200は、フィルムの略
端部を挟持するブラケット(保持部)210及びブロッ
ク(保持部)220と、ブラケット210に係止されて
おり、フィルムが挟持された状態のブラケット210と
ブロック220をクランプするクランパー(保持部)2
30を備えている。ブラケット210、ブロック220
及びクランパー230は、耐腐食性の高い例えばステン
レス等の金属あるいはポリプロピレン等のプラスチック
で形成されている。
【0017】ブラケット210の上面とブロック220
の下面には、相互に噛み合う凸部211と凹部221が
設けられている。ブラケット210の凸部211とブロ
ック220の凹部221とを噛み合わせ、ブラケット2
10とブロック220の間にフィルムの略端部を挟み込
むことにより、ブラケット210とブロック220はず
れずにフィルムを保持することができる。
【0018】クランパー230は、平行に配置された2
本のアーム231の一端の間に、棒状の把手232が固
定され、各アーム231の略中央の間に、ブロック22
0の上面に設けられている凹部222に嵌まり込んでブ
ラケット210とブロック220をクランプするための
棒状のクランプ棒233が固定されている。そして、各
アーム231の他端の間に、ブラケット210が挿入さ
れ、クランプ棒233の両端に係止されている各引張ば
ね234の一端が、ブラケット210の下部両側面に設
けられている各ピン212に係止されている。各引張ば
ね234の復元力でクランプ棒233がブロック220
をブラケット210に対し押さえ込むことにより、フィ
ルムを保持することができる。
【0019】図6は、引っ張り治具にフィルムを保持さ
せるための本発明の引っ張り治具用取り付け治具の実施
形態を示す分解斜視図である。この引っ張り治具用取り
付け治具250は、各ブラケット210と各ブロック2
20を所定間隔あけて保持するベース251と、ベース
251に保持された各ブラケット210と各ブロック2
20を押さえる押さえ板252と、ベース251に保持
された各ブラケット210と各ブロック220を係止す
る係止手段253を備えている。ベース251、押さえ
板252及び係止手段253は、耐腐食性の高い例えば
ステンレス等の金属で形成されている。
【0020】ベース251は、上面に2つのブラケット
210の下部を嵌め込んで保持するための2つの溝部2
51aが所定間隔をあけて設けられ、これらの溝部25
1aの間に、フィルムを載置するためのプレート251
bが貼り付けられている。このプレート251bのみ
は、フィルムの貼り付きを防止するため、テフロンで形
成されている。押さえ板252は、各ブラケット210
上に載置された各ブロック220を押さえ込むためのプ
レート252aを有し、このプレート252aには運搬
するための把手252bが設けられている。
【0021】係止手段253は、ベース251にセット
された引っ張り治具200を係止するためのブラケット
253aを有し、このブラケット253aには運搬する
ための把手253bが設けられている。フィルムが挟み
込まれた各ブラケット210と各ブロック220を押さ
え板252のプレート252aで押さえ込むことによ
り、フィルムを平坦に張った状態で引っ張り治具200
に保持させることができる。また、フィルムが保持され
た引っ張り治具200を係止手段253で係止すること
により、フィルムを平坦に張った状態のままで装置本体
100に装着することができる。
【0022】図7は、本発明の突き刺し治具の実施形態
を示す斜視図である。この突き刺し治具300は、フィ
ルムの略中央部を除く両面を保持する上クランパー(保
持部)310及び下クランパー(保持部)320と、フ
ィルムの略中央部を突き刺す突き刺しスティック(突き
刺し部)330を備えている。突き刺しスティック33
0は、耐腐食性の高い例えばステンレス等の金属で形成
されている。
【0023】上クランパー310及び下クランパー32
0は、矩形板状に形成されており、各中央部には円形状
の穴311、321が設けられている。突き刺しスティ
ック330は、先端が円錐状に形成され、後端におねじ
が設けられている。突き刺しスティック330の先端
は、フィルムの貼り付きを防止するため、テフロンが被
覆されている。フィルムを上クランパー310と下クラ
ンパー320の間に挟み込み、突き刺しスティック33
0を穴311内に挿入することにより、フィルムを撓ま
せずにフィルムの略中央部に突き刺しスティック330
を突き刺すことができる。
【0024】このような構成において、その測定例を図
8〜図21を参照して説明する。先ず、引っ張り強度を
測定する場合について説明する。図8に示すように、装
置本体100の操作パネル112を操作して駆動部17
0を駆動させ、測定部160を原点位置からZ方向に下
降させてコネクト部162の治具用ブラケット162d
を引っ張り開始位置に位置決めしておく。
【0025】一方、図9に示すように、ベース251の
各溝部251a内に各ブラケット210の下部を嵌め込
んでねじ止めし、各クランパー230を外側に倒す。こ
こで、フィルム10は、例えば幅60mm、長さ110
mmに形成されており、図10に示すように、供給状態
では両面がラミネートフィルム11、12で挟まれた構
成となっている。そこで、フィルム10をベース251
のプレート251b上に載置する前に片面のラミネート
フィルム11を剥がす。続いて、図11に示すように、
露出したフィルム10を下にし、両端が各ブラケット2
10の上面に載るようにしてプレート251b上に載置
し粘着させる。そして、フィルム10の上側のラミネー
トフィルム12を剥がす。
【0026】次に、図12に示すように、各ブラケット
210上に各ブロック220を載置し、各ブラケット2
10の凸部211と各ブロック220の凹部221とを
噛み合わせる。続いて、図13に示すように、押さえ板
252の把手252bを持ってプレート252aを各ブ
ロック220の上面に押し付ける。そして、そのままの
状態で各クランパー230の把手232を持って各ブロ
ック220の上方に引き上げ、各クランパー230のク
ランプ棒233を各ブロック220の凹部222に嵌め
込む。これにより、各クランプ棒233は引張ばね23
4の復元力で各ブロック220を各ブラケット210に
対し押さえ込むことになるので、各ブラケット210と
各ブロック220はフィルム10を平坦に張った状態を
維持して挟持することができる。
【0027】次に、図14に示すように、押さえ板25
2を取り除き、係止手段253の把手253bを持って
ブラケット253aを各ブラケット210にねじ止めす
る。このねじ止めにより、ブラケット253aは各クラ
ンパー230の把手232を上から押さえ付けるので、
結果的にブラケット253aはフィルム10が平坦に張
られた引っ張り治具200の状態を維持することにな
る。従って、図15に示すように、係止手段253の把
手253bを持って引き上げることにより、フィルム1
0が平坦に張られたままで引っ張り治具200をベース
251から引き離すことができる。
【0028】次に、図16に示すように、係止手段25
3の把手253bを持って引っ張り治具200を装置本
体100に搬送し、各ブラケット210をコネクト部1
62の治具用ブラケット162dと引っ張り治具用ブラ
ケット154にねじ止めする。その後、図17に示すよ
うに、係止手段253の把手253bを持ってブラケッ
ト253aを各ブラケット210から外し、係止手段2
53を取り除く。これにより、図18に示すように、フ
ィルム10を平坦に張った状態のままで装置本体100
にセッティングすることができる。
【0029】そして、装置本体100の操作スイッチ1
12を操作して駆動部170を駆動させ、測定部160
をZ方向に上昇させてフィルム10を引っ張る。このと
き、フィルム10に掛かる負荷の値は、フォースゲージ
161の表示部161cに時々刻々と表示され、フィル
ム10の延び量は、操作パネル112に時々刻々と表示
される。そして、外部出力端子から出力されるフォース
ゲージ161の値とACサーボモータ171の位置情報
を情報処理してグラフを作成し、得られた負荷の値と延
び量に基づいて、フィルム10の引っ張り強度を測定す
る。
【0030】次に、突き刺し強度を測定する場合につい
て説明する。図8に示すように、装置本体100の操作
パネル112を操作して駆動部170を駆動させ、測定
部160を原点位置からZ方向に上昇させてコネクト部
162の治具用ブラケット162dを突き刺し開始位置
に位置決めしておく。
【0031】一方、図19に示すように、フィルム10
の片面のラミネートフィルム11を剥がし、露出したフ
ィルム10を下にして下クランパー320上に載置し粘
着させる。そして、フィルム10の上側のラミネートフ
ィルム12を剥がし、フィルム10上に上クランパー3
10を載置してねじ止めする。これにより、フィルム1
0は中央部を除く両面が上クランパー310と下クラン
パー320に覆われて挟持されることになる。
【0032】次に、図20に示すように、フィルム10
が挟持された上クランパー310と下クランパー320
を持って装置本体100に搬送し、突き刺し治具用台1
55にピン結合する。そして、突き刺しスティック33
0をコネクト部162の治具用ブラケット162dにね
じ止めする。これにより、図21に示すように、フィル
ム10は上クランパー310と下クランパー320で覆
われているので傷付くことは無く、装置本体100に容
易にセッティングすることができる。
【0033】そして、装置本体100の操作スイッチ1
12を操作して駆動部170を駆動させ、測定部160
をZ方向に下降させて突き刺しスティック330の先端
でフィルム10を突き刺す。このとき、フィルム10に
掛かる負荷の値は、フォースゲージ161の表示部16
1cに時々刻々と表示される。そして、外部出力端子か
ら出力されるフォースゲージ161の値とACサーボモ
ータ171の位置情報を情報処理してグラフを作成し、
得られた負荷の値に基づいて、フィルム10の突き刺し
強度を測定する。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、取り扱
いが極めて困難な極薄フィルムであっても、その引っ張
り強度及び突き刺し強度を容易に測定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフィルム強度測定装置の実施形態の装
置本体のみを示す外観斜視図。
【図2】図1のフィルム強度測定装置の機構部の内部構
成を示す斜視図。
【図3】図2の機構部の側面図。
【図4】図1のフィルム強度測定装置の機構部のコネク
ト部の詳細断面図。
【図5】本発明の引っ張り治具の実施形態を示す分解斜
視図。
【図6】引っ張り治具にフィルムを保持させるための本
発明の引っ張り治具用取り付け治具の実施形態を示す分
解斜視図。
【図7】本発明の突き刺し治具の実施形態を示す斜視
図。
【図8】図1のフィルム強度測定装置による引っ張り強
度の測定例を示す第1の図。
【図9】図1のフィルム強度測定装置による引っ張り強
度の測定例を示す第2の図。
【図10】図1のフィルム強度測定装置による引っ張り
強度の測定例を示す第3の図。
【図11】図1のフィルム強度測定装置による引っ張り
強度の測定例を示す第4の図。
【図12】図1のフィルム強度測定装置による引っ張り
強度の測定例を示す第5の図。
【図13】図1のフィルム強度測定装置による引っ張り
強度の測定例を示す第6の図。
【図14】図1のフィルム強度測定装置による引っ張り
強度の測定例を示す第7の図。
【図15】図1のフィルム強度測定装置による引っ張り
強度の測定例を示す第8の図。
【図16】図1のフィルム強度測定装置による引っ張り
強度の測定例を示す第9の図。
【図17】図1のフィルム強度測定装置による引っ張り
強度の測定例を示す第10の図。
【図18】図1のフィルム強度測定装置の装置本体に引
っ張り強度測定治具を取り付けた状態を示す外観斜視
図。
【図19】図1のフィルム強度測定装置による突き刺し
強度の測定例を示す第1の図。
【図20】図1のフィルム強度測定装置による突き刺し
強度の測定例を示す第2の図。
【図21】図1のフィルム強度測定装置の装置本体に突
き刺し強度測定治具を取り付けた状態を示す外観斜視
図。
【符号の説明】
10・・・フィルム、11、12・・・ラミネートフィ
ルム、100・・・装置本体、101・・・ベースプレ
ート、110・・・電装部、111・・・カバー、11
2・・・操作パネル、150・・・機構部、151・・
・コラム、152、153・・・カバー、154・・・
引っ張り治具用ブラケット、155・・・突き刺し治具
用台、160・・・測定部、161・・・フォースゲー
ジ、161a・・・本体、161b・・・測定用ピン、
161c・・・表示部、162・・・コネクト部、16
2a・・・シャフト、162b・・・ブッシュ、162
c・・・ピン用ブラケット、162d・・・治具用ブラ
ケット、170・・・駆動部、171・・・ACサーボ
モータ、172・・・減速器、173・・・カップリン
グ、174・・・リニアアクチュエータ、174a・・
・ボールネジ、174b・・・ボールスクリュウ、17
4c・・・スライダ、200・・・引っ張り治具、21
0・・・ブラケット、211・・・凸部、220・・・
ブロック、221・・・凹部、230・・・クランパ
ー、231・・・アーム、232・・・把手、233・
・・クランプ棒、234・・・引張ばね、250・・・
引っ張り治具用取り付け治具、251・・・ベース、2
51a・・・溝部、251b・・・プレート、252・
・・押さえ板、252a・・・プレート、252b・・
・把手、253・・・係止手段、253a・・・ブラケ
ット、253b・・・把手、300・・・突き刺し治
具、310・・・上クランパー、320・・・下クラン
パー、311、321・・・穴、330・・・突き刺し
スティック、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿蘇 幸成 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2G061 AA01 BA01 CB00 CB01 EA01 EC04 EC07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムの引っ張り強度及び突き刺し強
    度を測定する装置であって、 装置本体と、 負荷測定手段と、 前記フィルムの引っ張り強度を測定するために、前記フ
    ィルムの略両端をそれぞれ保持する2つの保持部を有す
    る引っ張り治具と、 前記フィルムの突き刺し強度を測定するために、前記フ
    ィルムの略中央部を除く両面を保持する保持部及び前記
    フィルムの略中央部を突き刺す突き刺し部を有する突き
    刺し治具と、 前記装置本体に取り付けられており、前記装置本体に対
    して前記負荷測定手段を直線移動させる移動手段と、 前記負荷測定手段に取り付けられており、前記引っ張り
    治具の一方の保持部または前記突き刺し治具の突き刺し
    部を着脱可能に保持するコネクト部とを備え、 前記フィルムを前記引っ張り治具の各保持部または前記
    突き刺し治具の保持部に取り付け、前記引っ張り治具の
    一方の保持部または前記突き刺し治具の突き刺し部を前
    記コネクト部に取り付け、前記引っ張り治具の他方の保
    持部または前記突き刺し治具の保持部を前記装置本体に
    取り付け、前記移動手段により前記負荷測定手段と共に
    前記引っ張り治具の一方の保持部または前記突き刺し治
    具の突き刺し部を移動させることにより、前記フィルム
    の引っ張り強度または突き刺し強度を測定することを特
    徴とするフィルム強度測定装置。
  2. 【請求項2】 前記引っ張り治具の各保持部が、前記フ
    ィルムの略端部を挟持するブラケット及びブロックと、
    前記ブラケットにそれぞれ係止されており、前記フィル
    ムが挟持された状態の前記ブラケットと前記ブロックを
    クランプするクランパーとをそれぞれ備えた請求項1に
    記載のフィルム強度測定装置。
  3. 【請求項3】 前記各ブラケットと前記各ブロックを所
    定間隔あけて保持するベースと、前記ベースに保持され
    た前記各ブラケットと前記各ブロックを押さえる押さえ
    板と、前記ベースに保持された前記各ブラケットと前記
    各ブロックを係止する係止手段とを有する引っ張り治具
    用取り付け治具を備え、 前記ベースに前記各ブラケットを保持させ、前記ベース
    上の前記各ブラケット間に前記フィルムを架け渡し、前
    記各ブラケット上の前記フィルムの略両端部を前記各ブ
    ロックで挟み込み、前記各ブラケットと前記各ブロック
    を前記押さえ板で押さえながら、前記フィルムが挟持さ
    れた状態の前記各ブラケットと前記各ブロックを前記各
    クランパーでそれぞれクランプし、前記各ブラケットと
    前記各ブロックを前記係止手段で係止し、前記フィルム
    が挟持された状態の前記各ブラケットと前記各ブロック
    を前記係止手段により前記ベースから離して前記装置本
    体等に取り付ける請求項2に記載のフィルム強度測定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記コネクト部が、平行に配置された2
    本のシャフトと、前記各シャフトの外周面をそれぞれ支
    持する2つのブッシュと、前記負荷測定手段に取り付け
    られ、前記各シャフトの一端を支持する第1のブラケッ
    トと、前記引っ張り治具の一方の保持部または前記突き
    刺し治具の突き刺し部が着脱可能に取り付けられ、前記
    各シャフトの他端を支持する第2のブラケットとを備え
    た請求項1に記載のフィルム強度測定装置。
  5. 【請求項5】 固体電解質で成るフィルムの引っ張り強
    度及び突き刺し強度を測定する請求項1に記載のフィル
    ム強度測定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101819281B1 (ko) * 2014-09-30 2018-01-16 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 편광 필름의 강도 측정 방법 및 편광판
CN113758801A (zh) * 2021-08-17 2021-12-07 裴胜杰 一种锂电池隔离膜质量检测仪器
WO2024179448A1 (zh) * 2023-02-27 2024-09-06 北京罗克维尔斯科技有限公司 隔膜试验设备
WO2024179477A1 (zh) * 2023-02-27 2024-09-06 北京罗克维尔斯科技有限公司 加载模块、夹紧模块、夹具以及试验设备

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