JP2001141544A - 土砂運搬船の積載土砂体積測定方法 - Google Patents

土砂運搬船の積載土砂体積測定方法

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JP2001141544A
JP2001141544A JP32265499A JP32265499A JP2001141544A JP 2001141544 A JP2001141544 A JP 2001141544A JP 32265499 A JP32265499 A JP 32265499A JP 32265499 A JP32265499 A JP 32265499A JP 2001141544 A JP2001141544 A JP 2001141544A
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Shozo Takeguchi
省三 竹口
Takeyuki Otsuka
健行 大塚
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MARIX KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全かつ必要な人手を少なくし、しかも大掛
かりな装置を必要とせずに、土砂運搬船16の船倉20
の積載土砂18の体積を正確に測定すること。 【解決手段】 船倉20の中心軸(X軸)に垂直なX1
〜X8を通る8個の横断面(ZY面)を決定し、各横断
面についてレーザ測定器30L(30R)で計測基準点
KPから積載土砂18表面上の計測点Y1〜Y6までの
距離と角度を計測し、Z,Yデータに変換し、データ点
Y1〜Y6を滑らかに連結する積載土砂表面輪郭線のス
プライン関数Y=F(Z)を求め、船倉内面輪郭線の関
数Y=F0(Z)を求め、F(Z)とF0(Z)の交点
を求め、F(Z)−F0(Z)をZについて積分して積
載土砂断面積S1〜S8を求め、データ点S1〜S8を
滑らかに連結する積載土砂断面積のスプライン関数S=
G(X)を求め、S=G(X)をXsからXeまで積分
して積載土砂18の体積を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は土砂運搬船の船倉に
積載された土砂の体積を測定する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】海洋土木工事において埋立て用の土砂は
土砂運搬船で運ばれているが、その土砂量は一般に重量
でなく体積(容積)で検収されている。これは、土砂は
水を含むとその重量が大幅に変動するため、正確な土砂
量の把握が困難となる点が考慮されたものと考えられ
る。このような土砂運搬船の船倉に積載された土砂の体
積測定には、従来、巻尺等を利用した人手によるもの、
赤外線センサーを利用した海上設置物によるものが知ら
れている。巻尺等を利用した人手によるものは、測定対
象となる土砂運搬船に5名程度の計測者がハシケから乗
り移り、巻尺や栗棒等で寸法を計測して積載土砂の断面
積を求め、シンプソン関数を利用して積載土砂体積を求
めていた。また、赤外線センサーを利用した海上設置物
によるものは、図10に示すように、海底10に固定し
た枠体12の一部を海面13上に突出させ、この枠体1
2の水平部12aに設けた赤外線センサーから海面13
側に向けて赤外線14を放射し、枠体12内を通過する
土砂運搬船16で反射した赤外線14を受光し、受光信
号に基づいて積載土砂18の体積を求めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、巻尺等
を利用した人手による従来例では、計測者が積載土砂の
上を歩く必要があるので危険にさらされ易いという問題
点があった。例えば、底開船の場合、計測者は土砂とと
もに海中に投入される危険があった。さらに、計測のた
めに5名もの人手が必要になり、計測時間も長く、巻尺
の「たるみ」による計測誤差が生じるという問題点があ
った。また、図10に示すような赤外線センサーを利用
した海上設置物による従来例では、大がかりな装置とな
るので莫大な設置費用が必要になるという問題点があっ
た。さらに、計測基準点が海上設置物の枠体12上にあ
って固定点であるのに対して、計測対象の積載土砂18
が土砂運搬船16上にあって移動及び揺動しているの
で、計測誤差が生じ易いという問題点があった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
ので、安全で必要とする人手を少なくでき、しかも大掛
かりな装置を必要とせずに船倉に積載した土砂の体積を
正確に測定することのできる土砂運搬船の積載土砂体積
測定方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、土砂運搬船の
船倉に積載された土砂の体積を測定する方法において、
船倉の縦方向(船首・船尾方向)又は横方向の中心軸
(X軸とする)と、この中心軸に垂直なm個(mは6以
上の整数)の横断面(水平方向をZ軸、垂直方向をY軸
とするZY面)とを決定し、各横断面上に位置し且つ船
倉のX軸の両側に位置する設定箇所を計測基準点に決定
し、各横断面について、レーザ測定器で計測基準点から
積載土砂表面上のn個(nは3以上の整数)の計測点ま
での距離と角度を計測し、この計測データをZ,Yデー
タに変換し、スプライン補間法を用いて2n個のデータ
点Z1,Y1〜Z2n,Y2nを滑らかに連結する積載
土砂表面輪郭線のスプライン関数Y=F(Z)を求め、
船倉内面輪郭線の関数Y=F0(Z)を求め、関数Y=
F(Z)とY=F0(Z)の交点を求め、F(Z)−F
0(Z)≧0以上となる交点間でF(Z)−F0(Z)
をZについて積分することによって各横断面の積載土砂
断面積S1〜Smを求め、スプライン補間法を用いてm
個のデータ点S1〜Smを滑らかに連結する積載土砂断
面積のスプライン関数S=G(X)を求め、船倉のX軸
に沿った一側端部から他側端部までの間でS=G(X)
をXについて積分して積載土砂の体積を求めることを特
徴とする。
【0006】各横断面について、レーザ測定器で計測基
準点から積載土砂表面上の2n個の計測点までの距離と
角度が計測される。この計測データは座標変換でZ,Y
データに変換され、スプライン補間法を用いて2n個の
データ点Z1,Y1〜Z2n,Y2nを滑らかに連結す
る積載土砂表面輪郭線のスプライン関数Y=F(Z)が
求められ、船倉内面輪郭線の関数Y=F0(Z)が求め
ら、Y=F(Z)とY=F0(Z)の交点が求められ、
F(Z)−F0(Z)≧0となる交点間でF(Z)−F
0(Z)をZについて積分することによって各横断面に
おける積載土砂断面積S1〜Smが求められる。つい
で、スプライン補間法を用いてm個のデータ点S1〜S
mを滑らかに連結する積載土砂断面積のスプライン関数
S=G(X)が求められ、船倉のX軸に沿った一側端部
から他側端部までの間でS=G(X)をXについて積分
して積載土砂の体積が求められる。
【0007】スプライン関数を求める計算を簡単にする
ために、スプライン関数Y=F(Z)及びS=G(X)
を、3次スプライン補間法を用いて求めた3次スプライ
ン関数とする。
【0008】関数Y=F0(Z)を簡単且つ正確に求め
るために、各横断面における船倉内面輪郭線の始点、折
曲点、終点のZ,Yデータを基にして関数Y=F0
(Z)を求める。
【0009】関数Y=F0(Z)をより早く求めるため
に、各横断面における船倉内面輪郭線の折曲点のZ,Y
データを、土砂運搬船の船名を引数としてメモリに予め
記憶しておき、土砂運搬船の船名を引数としてメモリか
らZ,Yデータを読み出し、このZ,Yデータを基にし
て関数Y=F0(Z)求める。
【0010】レーザ測定器で計測した距離と角度の計測
データを早く且つ正確に演算部(例えばコンピュータ)
へ転送するために、レーザ測定器に、計測データを置数
し、且つスイッチ操作で出力ポートから計測データを出
力する機能を付与する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による土砂運搬船の
積載土砂体積測定方法の一実施形態例を図を用いて説明
する。図1及び図2は本発明の一実施形態例を示すもの
で、図10と同一部分は同一符号とする。図2(a)
(b)において、16は海面13に浮かぶ土砂運搬船、
18は前記土砂運搬船16の船倉20に積載された土
砂、22は陸上に設置された集計センタ、24は前記集
計センタ22内に設けられたパソコン(パーソナルコン
ピュータ)である。
【0012】前記船倉20の縦方向(船首・船尾方向)
の中心軸を図2(b)に示すようにX軸とし、船倉20
の開口端部26の左舷側と右舷側には、X軸を中心とし
た対称位置に所定間隔(例えば等間隔)で基準線KL1
〜KL8とKR1〜KR8が描かれている。図2(b)
において、W1〜W8はX軸に垂直な横断面(水平方向
をZ軸、垂直方向をY軸とするZY面)を表し、横断面
W1は1対の基準線KL1、KR1とX軸上のX1を通
り、横断面W2は1対の基準線KL2、KR2とX軸上
のX2を通り、横断面W3は1対の基準線KL3、KR
3とX軸上のX3を通り、以下同様にして横断面W8は
1対の基準線KL8、KR8とX軸上のX8を通る。基
準線KL1〜KL8、KR1〜KR8のうちの対応する
任意の1対の基準線(例えばKL3、KR3)には、鉄
製の取付台座28L、28Rが着脱可能に位置決めさ
れ、この取付台座28L、28Rにはレーザ測定器30
L、30Rが着脱可能に固定されている。
【0013】前記レーザ測定器30L(30R)は、図
3〜図5に示すように、U字形状の可動ヨーク32に固
定された光波距離計本体34と、この光波距離計本体3
4の上部に連結された視準望遠鏡36と、可動ヨーク3
2に固着された回転軸38、38を回転可能に支持する
U字形状の固定ヨーク40と、一方の回転軸38に連設
されたロータリーエンコーダ42と、固定ヨーク40の
水平部下面に固着された連結板44と、この連結板44
の下面に固着された固定用マグネット46〜46と、連
結板44の上面両側に固着されたハンドグリップ48、
48とを具備し、光波距離計本体34の前面側には送光
レンズ50、受光レンズ52及び出力ポートとしてのR
S232C通信コネクタ54(RS232Cインタフェ
ース)が設けられ、光波距離計本体34の背面側には電
源スイッチ(スナップスイッチ)56、計測スイッチ
(押釦スイッチ)58及びLCD(液晶)表示部60が
設けられ、固定ヨーク40の一方の垂直部には、回転軸
38の回転を固定するための回転固定ツマミ62と、回
転軸38の上下動を微調整する高度微調ツマミ64とが
設けられている。前記レーザ測定器30L(30R)
は、送光レンズ50を介して積載土砂18表面の計測点
にレーザ光を照射し、この積載土砂18から反射してき
たレーザ光を受光レンズ52を介して受光し、計測基準
点KR(回転軸38の中心線O1と受光レンズ52の中
心線O2の交点)から計測点までの距離Rと角度θを計
測し、この計測データ(R,θ)をLCD表示部60で
表示するとともに、RS232C通信コネクタ54から
出力する。
【0014】前記取付台座28L(28R)は、図6
(a)(b)に示すように、折曲角を鈍角とした折曲板
66と、この折曲板66の折曲部内側に両端部を溶着し
たコ字形板68と、折曲板66の一方の板部に貫通穴を
介して取り付けられたボルト70、70及びチョウナッ
ト72、72とからなり、折曲板66の他方の板部の板
面とコ字形板68の板面とは約90°の角度をなすよう
に形成されている。そして、図3に示すように、折曲板
66の他方の板部の板面を船倉20の開口端部26の上
面に当接させるとともに、コ字形板68の板面を船倉2
0の内面に当接させて折曲板66の一方の板部を水平と
し、この水平板部の上面にレーザ測定器30L(30
R)の固定用マグネット46〜46をその磁気力で固着
し、チョウナット72、72をボルト70、70に螺着
することによって、レーザ測定器30L(30R)の位
置決めが行われる。
【0015】前記パソコン24は、図7に示すように、
CPU(中央処理装置)74と、このCPU74に結合
されたROM(リードオンリメモリ)76、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)78、外部記憶装置(例えばハ
ードディスク)80及び入出力制御部82と、この入出
力制御部82に結合された入力装置(例えばキーボー
ド)84、CRT(陰極線管)86及びプリンタ88と
を具備している。前記ROM76にはプログラムが格納
され、前記外部記憶装置80には、m個(mは6以上の
整数)の横断面における船倉内面輪郭線の始点、折曲
点、終点のZ,Yデータが、船名を引数として所定数の
船名分予め記憶されている。図1、図2に示した土砂運
搬船16については、その船名を引数として、8個(m
=8の場合)の横断面W1〜W8のそれぞれにおける船
倉内面輪郭線の始点、折曲点、終点のZ,Yデータが外
部記憶装置80に記憶されている。例えば、横断面W1
については、図1(a)に示すように、船倉20の内面
の輪郭線の始点A、折曲点B、C、D、E、F、G、
H、終点IのZ,Yデータ(Za,Ya)、(Zb,Y
b)、(Zc,Yc)、(Zd,Yd)、(Ze,Y
e)、(Zf,Yf)、(Zg,Yg)、(Zh,Y
h)、(Zi,Yi)が外部記憶装置80に記憶されて
いる。
【0016】前記CPU74は、前記ROM76に格納
されたプログラムに基づいて、次の〜に記載する機
能を有する。 レーザ測定器30L(30R)で計測されたデータ
(R,θ)を入力装置84から入力し、データ変換を指
令することによって計測データ(R,θ)をZ、Yデー
タに変換するデータ変換機能。 3次スプライン補間法を用いて各横断面における積載
土砂表面上の2n個のデータ点(例えば6個(n=3の
場合)のZ、Yデータの点)を滑らかに連結する積載土
砂表面輪郭線の3次スプライン関数Y=F(Z)を求め
る第1演算機能。3次スプライン補間法及び3次スプラ
イン関数は、数学的に公知の補間法及び関数で、3次ス
プライン関数は、その3階微分が階段関数で、2階以下
の微分が節点で連続であるような関数であると定義され
ている。このため、ZY平面上の2n個のデータ点を節
点(連結点ともいう)とし、これらの節点を滑らかに連
結する3次スプライン関数は、これらの節点で区画され
た2n+1の小区間内では、それぞれ、たかだか3次の
多項式曲線で定義され、その3階微分が階段関数で、2
階以下の微分が節点で連続であるような関数(区分的多
項式関数)である。 m個の各横断面における船倉20の内面の輪郭線を関
数Y=F0(Z)として求める第2演算機能。 関数Y=F(Z)とY=F0(Z)の交点を求める第
3演算機能。 F(Z)−F0(Z)≧0以上となる交点間でF
(Z)−F0(Z)をZについて積分して各横断面にお
ける積載土砂断面積S1〜Smを求める第4演算機能。 3次スプライン補間法を用いてm個のデータ点(断面
積S1〜Smのデータ点)を滑らかに連結する積載土砂
断面積の3次スプライン関数S=G(X)を求める第5
演算機能。 船倉のX軸に沿った一側端部から他側端部までの間で
S=G(X)をXについて積分して積載土砂の体積を求
める第6演算機能。
【0017】つぎに、前記実施形態例の作用を説明す
る。 A:まず、レーザ測定器30L、30Rが基準線KL1
〜KL8とKR1〜KR8のうちの所定の1対の基準線
上に順次位置決めされ、各位値決め箇所で積載土砂18
の表面上の6個(2n=6の場合)の計測点までの距離
Rと角度θが計測され、この計測データ(R,θ)が集
計センタ22に送信されるまでの作用について説明す
る。
【0018】(1)ハシケ(図示省略)から土砂運搬船
16の左舷、右舷に乗り移った計測者によって、船倉2
0の開口端部26の左舷側と右舷側に描かれた基準線K
L1〜KL8とKR1〜KR8のうちの横断面W1上に
位置した1対の基準線KL1、KR1上に、レーザ測定
器30L、30Rを位置決めする。このレーザ測定器3
0Lの位置決めは、取付台座28Lの折曲板66の水平
板部の上面にレーザ測定器30Lの固定用マグネット4
6〜46を磁気力で固着するとともに、チョウナット7
2、72をボルト70、70に螺着し、折曲板66の他
方の板部の板面を船倉20の開口端部26の上面に当接
させるとともに、コ字形板68の板面を船倉20の内面
に当接させることによって行われる。このため、レーザ
測定器30Lの回転軸38、38の中心線O1と受信レ
ンズ52の中心線O2の交点となる計測基準点KPは、
横断面W1内にあって、且つ図3に示すように、船倉2
0の内面輪郭線の始点Aから船倉20内側の水平方向に
ZK、垂直方向にYKだけ離れた点に位置決めされる。
レーザ測定器30Rの位置決め(計測基準点KPの位置
決めを含む)もレーザ測定器30Lの位置決めと同様に
して行われ、その計測基準点KPは、横断面W1内にあ
って船倉20の内面輪郭線の終点Iから船倉20内側の
水平方向にZK、垂直方向へYKだけ離れた点に位置決
めされる。
【0019】(2)ついで、レーザ測定器30Lの電源
スイッチ56をオンにして電源を供給し、光波距離計本
体34が回転軸38、38を中心として90°(ほぼ水
平方向)の位置を通過するように上下に振って90°の
位置を検出し初期設定する。例えば、図3に示すよう
に、光波距離計本体34を回転軸38、38を中心とし
て水平方向に対して上に角度θu(例えばθu=70
°)、下に角度θd(例えばθd=70°)振って90
°の位置を検出し初期設定する。この初期設定ではLC
D表示部60に「0set」という表示が現われる。そ
して、光波距離計本体34を回転軸38、38を中心と
して回転すると、計測基準点KPの真上が0°、真下が
180°、真横が90°として表示される。
【0020】(3)ついで、レーザ測定器30Lの光波
距離計本体34を積載土砂18の表面上の第1の計測点
に向け、計測スイッチ58を押す。すると、送光レンズ
50を介して出力したレーザ光が計測点に照射し、反射
したレーザ光が受光レンズ52を介して光波距離計本体
34に入力し、第1の計測点までの距離R1と角度θ1
(以下、計測データ(R1,θ1)と記述する。)が計
測され、LCD表示部60で表示される。ここで、送信
スイッチ(図示省略)を押すと、計測データ(R1,θ
1)はRS232C通信コネクタ54を経、無線装置
(図示省略)介して集計センタ22に送信される。同様
にして第2、第3の計測点までの計測データ(R2,θ
2)、(R3,θ3)が計測され集計センタ22に送信
される。このとき、各計測データは、次の計測まで保持
され、且つLCD表示部60の表示も保持される。
【0021】(4)レーザ測定器30Rに対しても電源
スイッチ56のオンで前記(2)と同様に初期設定がな
され、計測スイッチ58の押圧で前記(3)と同様にし
て、横断面W1についての第4、第5、第6計測点まで
の計測データ(R4,θ4)、(R5,θ5)、(R
6,θ6)が計測され、RS232C通信コネクタ54
を経、無線装置(図示省略)介して集計センタ22に送
信される。このとき、各計測データは、次の計測まで保
持され、且つLCD表示部60の表示も保持される。
【0022】(5)ついで、計測者がハンドル・グリッ
プ48、48、48、48を把持し、取付台座28L、
28Rを固着したレーザ測定器30L、30Rを持ち上
げることによって、船倉20の開口端部26上の1対の
基準線KL1、KR1に対するレーザ測定器30L、3
0Rの位置決めを解除する。そして、船倉20の開口端
部26の左舷側、右舷側に描かれた1対の基準線KL
2、KR2上にレーザ測定器30L、30Rを位置決め
する。そして、前記(1)〜(4)と同様にして、横断
面W2についての第1〜第6計測点までの計測データ
(R1,θ1)〜(R6,θ6)が計測され、RS23
2C通信コネクタ54を経、無線装置(図示省略)介し
て集計センタ22に送信される。以下同様にして、横断
面W3〜W8のそれぞれについての第1〜第6計測点ま
での計測データ(R1,θ1)〜(R6,θ6)が計測
され、RS232C通信コネクタ54を経、無線装置
(図示省略)介して集計センタ22に送信される。
【0023】B:ついで、集計センタ22に送信された
計測データ(R,θ)に基づいてパソコン24が積載土
砂18の体積を演算する作用を図8を併用して説明す
る。
【0024】(1)パソコン24を起動するとROM7
6に格納されたプログラムがRAM78に転送され、C
RT86にメニュー画面が表示される。このメニュー画
面の中から、入力装置84によって「船名の選択」が指
示されると、「船名の選択」モードとなる。ここで、入
力装置84から船名を入力すると、外部記憶装置80に
予め記憶されていた、横断面W1〜W8のそれぞれにお
ける船倉20の内面の輪郭線の始点A、折曲点B、C、
D、E、F、G、H、終点IのZY面上の船型データ
(Za,Ya)(Zb,Yb)(Zc,Yc)(Zd,
Yd)(Ze,Ye)(Zf,Yf)(Zg,Yg)
(Zh,Yh)(Zi,Yi)と、船倉20のX軸方向
の長さに対応した位置データXs、Xeとが読み出さ
れ、RAM78内の所定領域に書き込まれる。図1
(a)に示した横断面W3では点B、HがZ軸上にある
ので、Yb=0、Yh=0となる。また、データXsは
船倉20の船尾側端部のX座標(例えばXs=0)を表
し、データXeは船倉20の船首側端部のX座標を表
す。
【0025】(2)ついで計測対象とする横断面数m
(通常は6以上50以下の数値)の値8(m=8の場
合)を入力するとともに、横断面W1内の1対の基準線
KL1、KR1に対応したX座標のX1を入力する。す
ると、「M=0」の初期値がつぎの「M=M+1」で
「M=1」となり、横断面W1〜W8のうちのW1が選
択される。
【0026】(3)ついで、レーザ測定器30L、30
R側から送信されたきた計測データ(R,θ)のうちの
横断面W1に対応した計測データ(R1,θ1)〜(R
6,θ6)を入力装置84から入力すると、これらの計
測データ(R1,θ1)〜(R6,θ6)はCPU74
のデータ変換機能によって(Z1,Y1)〜(Z6,
Y6)のZ、Yデータに変換される。
【0027】(4)ついで、CPU74の3次スプライ
ン補間法を用いた第1演算機能によって、横断面W1
における積載土砂表面上の6個のデータ点(Z1,Y
1)〜(Z6,Y6)を滑らかに連結する積載土砂表面
輪郭線の3次スプライン関数Y=F(Z)が求められ
る。この3次スプライン関数Y=F(Z)は、ZY面上
の6個のデータ点(Z1,Y1)〜(Z6,Y6)を節
点として、これらの節点を滑らかに連結する3次の区分
的多項式関数に相当する。
【0028】(5)ついで、CPU74の第2演算機能
により、RAM78内に書き込まれた船型データ(Z
a,Ya)(Zb,Yb)(Zc,Yc)(Zd,Y
d)(Ze,Ye)(Zf,Yf)(Zg,Yg)(Z
h,Yh)(Zi,Yi)に基づいて、船倉20の内面
の輪郭線の関数Y=F0(Z)が求められる。
【0029】(6)ついで、CPU74の第3演算機能
によって、前記(4)で求められた関数Y=F(Z)
と前記(5)で求められた関数Y=F0(Z)の交点が
求められる。
【0030】(7)ついで、CPU74の第4演算機能
によって、F(Z)−F0(Z)≧0以上となる交点
間でF(Z)−F0(Z)をZについて積分して横断面
W1における積載土砂18の断面積S1が求められる。
すなわち、次に示す「数1」によって断面積S1が求め
られる。
【0031】
【数1】
【0032】(8)ついで、「M=8か?」(m=8の
場合)がN(NO)となり、X座標の入力画面となるの
で、入力装置84から次の横断面W2内の1対の基準線
KL2、KR2に対応したX座標のX2を入力する。す
ると、「M=M+1」で「M=2」となり、横断面W1
〜W8のうちのW2が選択され、前記(3)〜(7)と
同様の作用により、横断面W2における積載土砂18の
断面積S2が求められる。
【0033】(9)以下、同様にして横断面W3、W
4、W5、W6、W7、W8における積載土砂18の断
面積S3、S4、S5、S6、S7、S8が求められ
る。
【0034】(10)ついで、CPU74の3次スプラ
イン補間法を用いた第5演算機能によって、前記
(2)〜(9)で求められた8個のデータ点(断面積S
1〜S8のデータ点)を滑らかに連結する積載土砂断面
積の3次スプライン関数S=G(X)が求められる。こ
の関数S=G(X)は、図1(b)のXS面上の8個の
データ点X1,S1〜X8,S8を節点とし、これらの
節点を滑らかに連結する3次の区分的多項式関数に相当
する。
【0035】(11)ついで、CPU74の第6演算機
能によって、前記(10)で求められたS=G(X)
を、船倉20のX軸に沿った一側端部Xs(Xs=0)
から他側端部Xeまでの間で積分することによって、積
載土砂18の体積Vが求められる。すなわち、次に示す
「数2」によって体積Vが求められる。図1(b)の場
合では、「数2」のXs=0である。
【0036】
【数2】
【0037】前記実施形態例では、土砂運搬船に乗り込
んだ計測者がレーザ測定器で計測基準点から積載土砂表
面上の2n個の計測点までの距離Rと角度θを計測し、
この計測データをRS232C通信コネクタを用いて無
線で集計センタのパソコンに送信し、このパソコンによ
って積載土砂の体積を求めるようにした場合について説
明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、
土砂運搬船に乗り込んだ計測者がレーザ測定器の計測デ
ータを所定の用紙に書き込み、この用紙をファクシミリ
を用いて集計センタへ送信したり、用紙に記入された計
測データを電話で集計センタへ送信して、集計センタ側
でパソコンを用いて積載土砂の体積を求めるようにした
場合についても利用することができる。
【0038】前記実施形態例では、土砂運搬船に乗り込
んだ計測者がレーザ測定器の計測データを集計センタへ
送信し、集計センタ側で積載土砂の体積を求めるように
した場合について説明したが、本発明はこれに限るもの
でなく、土砂運搬船に乗り込んだ計測者が所定の機能を
持ったパソコン(例えば携帯可能なパソコン)を持込
み、このパソコンをレーザ測定器に結合し、レーザ測定
器で計測したデータをRS232C通信コネクタを用い
てオンラインでパソコンに伝送し、このパソコンで積載
土砂の体積を求めるようにした場合についても利用する
ことができる。この場合、パソコンに積載土砂表面の輪
郭線を表示する機能を付与した場合には、この表示され
た輪郭線と肉眼で見た積載土砂表面の輪郭線とを対比す
ることができるので、対比結果に基づいてより適切な計
測点への修正が可能となり、精度の高い計測データを得
ることができ、精度の高い体積を求めることができる。
【0039】前記実施形態例では、船倉内面の輪郭線F
0(Z)の折曲点が7点(B、C、D、E、F、G、H
の7点)の場合で、折曲点の全てが積載土砂内に埋もれ
ている場合について説明したが、本発明はこれに限るも
のでなく、船倉内面の輪郭線F0(Z)の折曲点が7点
以外の場合についても利用することができ、また折曲点
の一部が積載土砂表面上に露出している場合についても
利用することができる。例えば、図9に示すように、船
倉内面の輪郭線F0(Z)の折曲点が5点(B、C、
D、E、Fの5点)の場合についても利用することがで
きる。また、8つの横断面の一部又は全部において、図
9に示すように、折曲点B、C、D、E、Fのうちの1
つの折曲点Dが積載土砂18の表面上に露出している場
合についても利用することができる。図9において、輪
郭線Y=F0(Z)は船倉内面の始点A、折曲点B、
C、D、E、F、終点Gを順次連結した折曲線を表す。
【0040】つぎに図9の場合における積載土砂断面積
の求め方について説明する。説明の便宜上、折曲点B、
C、D、E、FのZY面上のデータを(Zb,0)、
(Zc,0)、(Zd,Yd)、(Ze,0)、(Z
f,0)とし、横断面をW1とし、積載土砂断面積をS
1とすると、このS1は次式で求められる。 S1=a1+a2+a3+a4+a5+a6+a7 上式において、a4はF(Z)−F0(Z)<0となる
ので0とおき(a4=0)、a1、a2、a3、a5、
a6、a7はそれぞれ、次に示す「数3」、「数4」、
「数5」、「数6」、「数7」、「数8」によって求め
られる。
【0041】
【数3】
【0042】
【数4】
【0043】
【数5】
【0044】
【数6】
【0045】
【数7】
【0046】
【数8】
【0047】前記実施形態例では、横断面が8個(m=
8)、各横断面上に位置する積載土砂表面上の計測点の
数が6個(2n=6)の場合について説明したが、本発
明はこれに限るものでなく、横断面が6個以上の場合
(mが6以上の整数の場合)、積載土砂表面上の計測点
数が6以上の偶数個の場合(nが3以上の整数の場合)
についても利用することができる。一般的に、m、nの
数が少ないほど計測に要する時間を短くでき、m、nの
数が多いほど計測の精度を上げることができるが、ベル
トコンベア等を用いて船倉内に土砂を積載する場合に
は、積載土砂表面の輪郭線はある程度自然な形状となる
ので、前記実施形態例の横断面が8個(m=8)、積載
土砂表面上の計測点数が6個(2n=6)の場合におい
ても相当程度の精度で計測することができる。
【0048】前記実施形態例では、土砂運搬船の船倉の
縦方向(船首・船尾方向)の中心軸をX軸とし、このX
軸に垂直なm個の横断面をZY面とした場合について説
明したが、本発明はこれに限るものでなく、土砂運搬船
の船倉の縦方向と垂直な横方向をX軸とし、このX軸に
垂直なm個の横断面をZY面とした場合についても利用
することができる。この場合、船倉の開口端部の船首側
と船尾側に、X軸を中心とした対象位置に所定間隔で基
準線を設け、対応する1対の基準線上に順次レーザ測定
器を位置決めした計測することになる。
【0049】前記実施形態例では、スプライン関数Y=
F(Z)及びS=G(X)を求める計算を簡単にするた
めに、3次スプライン補間法を用いて3次スプライン関
数を求めた場合について説明したが、本発明はこれに限
るものでなく、3次以外のスプライン補間法を用いて3
次以外のスプライン関数Y=F(Z)及びS=G(X)
を求めるようにした場合についても利用することができ
る。
【0050】
【発明の効果】本発明は、土砂運搬船の船倉に積載され
た土砂の体積を測定する方法において、船倉の縦方向又
は横方向の中心軸(X軸)と、この中心軸に垂直なm個
の横断面(ZY面)とを決定し、各横断面上に位置しX
軸の両側に位置する設定箇所を計測基準点に決定し、各
横断面について、レーザ測定器で計測基準点から積載土
砂表面上のn個の計測点までの距離と角度を計測し、こ
の計測データをZ,Yデータに変換し、スプライン補間
法を用いて2n個のデータ点Z1,Y1〜Z2n,Y2
nを滑らかに連結する積載土砂表面輪郭線のスプライン
関数Y=F(Z)を求め、船倉内面輪郭線の関数Y=F
0(Z)を求め、関数Y=F(Z)とY=F0(Z)の
交点を求め、F(Z)−F0(Z)≧0以上となる交点
間でF(Z)−F0(Z)をZについて積分して各横断
面の積載土砂断面積S1〜Smを求め、スプライン補間
法を用いてm個のデータ点S1〜Smを滑らかに連結す
る積載土砂断面積のスプライン関数S=G(X)を求
め、船倉のX軸に沿った一側端部から他側端部までの間
でS=G(X)をXについて積分して積載土砂の体積を
求めるように構成したので、次のような効果を有する。 (1)レーザ測定器を用いて土砂運搬船の所定箇所(例
えば、左舷、右舷)から計測できるので、従来例のよう
に計測者が積載土砂上に乗り移る必要がなく安全であ
り、必要とする計測者の数を少なくできる(例えば2〜
3名にできる)。 (2)レーザ測定器を用いた土砂運搬船の所定箇所(例
えば、左舷、右舷)からの計測で積載土砂表面上の2n
個の計測点についての計測データ(距離と角度)を得る
ようにしたので、従来例の海上設置物のような大掛かり
な装置を必要としない。 (3)スプライン補間法を用いて、積載土砂表面の輪郭
線のスプライン関数Y=F(Z)と、積載土砂断面積の
輪郭線のスプライン関数S=G(X)とを求め、レーザ
測定器の計測基準点と計測対象の積載土砂が同一の土砂
運搬船上にあるので、シンプソン法を利用し、計測基準
点が海上設置物上にあり計測対象の積載土砂が土砂運搬
船上にある従来例と比較して、計測誤差を小さくして正
確に土砂体積を測定することができる。
【0051】スプライン関数Y=F(Z)及びS=G
(X)を、3次スプライン補間法を用いて求めた3次ス
プライン関数とした場合には、スプライン関数を求める
計算を簡単にすることができる。
【0052】関数Y=F0(Z)を、各横断面における
船倉内面の輪郭線の始点、折曲点、終点のZ,Yデータ
を基にして求めるようにした場合には、関数Y=F0
(Z)を簡単且つ正確に求めることができる。
【0053】各横断面における船倉内面輪郭線の折曲点
のZ,Yデータを、土砂運搬船の船名を引数としてメモ
リに予め記憶しておき、土砂運搬船の船名を引数として
メモリからZ,Yデータを読み出し、このZ,Yデータ
を基にして関数Y=F0(Z)求めるようにした場合に
は、関数Y=F0(Z)をより早く求めることができ
る。
【0054】レーザ測定器に、計測データを置数し、ス
イッチ操作で出力ポートから計測データを出力する機能
を付与した場合には、レーザ測定器で計測した距離と角
度の計測データを早く且つ正確に演算部(例えばコンピ
ュータ)へ転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による土砂運搬船の積載土砂体積測定方
法の一実施形態例を示すもので、(a)は土砂運搬船を
X軸に垂直な横断面W1に沿って切断した端面(ZY
面)上に現われる3次スプライン関数Y=F(Z)を表
示した図、(b)は土砂運搬船の横断面W1〜W8の断
面積データ点S1〜S8を滑らかに連結する3次スプラ
イン関数S=G(X)をSX面上に表示した図である。
【図2】本発明による土砂運搬船の積載土砂体積測定方
法の一実施形態例を示すもので、(a)は土砂運搬船側
で計測されたデータが集計センタ側へ送信される状態を
示す概略図、(b)は土砂運搬船の平面図である。
【図3】図1、図2中のレーザ測定器30L(30R)
の正面図である。
【図4】図3の一部を省略した左拡大側面図である。
【図5】図3の一部を省略した右拡大側面図である。
【図6】図1、図2、図3中の取付台座28L(28
R)を示すもので、(a)は平面図、(b)は正面図で
ある。
【図7】図2中のパソコン24が具備する回路のブロッ
ク図である。
【図8】本発明による土砂運搬船の積載土砂体積測定方
法のうちの、レーザ測定器30L(30R)の計測デー
タに基づいて土砂体積を求める方法を示すフローチャー
トである。
【図9】本発明による土砂運搬船の積載土砂体積測定方
法の他の実施形態例を説明するもので、船倉内面輪郭線
(Y=F0(Z))の一部が積載土砂表面輪郭線(Y=
F(Z))から突出(露出)している状態を表示した図
である。
【図10】赤外線センサーを利用した海上設置物によっ
て積載土砂の体積を測定する従来例の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
13…海面、 16…土砂運搬船、 18…積載土砂、
20…船倉、 22…集計センタ、 24…パソコ
ン、 26…船倉20の開口端部、 28L、28R…
取付台座、 30L、30R…レーザ測定器、 32…
可動ヨーク、 34…光波距離計本体、 36…視準望
遠鏡、 38…回転軸、 40…固定ヨーク、 42…
ロータリーエンコーダ、 44…連結板、 46…固定
用マグネット、 48…ハンドグリップ、 50…送光
レンズ、 52…受光レンズ、 54…RS232C通
信コネクタ、 56…電源スイッチ、 58…計測スイ
ッチ、 60…LCD表示部、 62…回転固定ツマ
ミ、 64…高度微調ツマミ、66…折曲板、 68…
コ字形板、 70…ボルト、 72…チョウナット、7
4…CPU、 76…ROM、 78…RAM、 80
…外部記憶装置、82…入出力制御部、 84…入力装
置、 86…CRT、 88…プリンタ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】土砂運搬船の船倉に積載された土砂の体積
    を測定する方法において、前記船倉の縦方向(船首・船
    尾方向)又は横方向の中心軸(X軸とする)と、この中
    心軸に垂直なm個(mは6以上の整数)の横断面(水平
    方向をZ軸、垂直方向をY軸とするZY面)とを決定
    し、各横断面上に位置し且つ前記船倉のX軸の両側に位
    置する設定箇所を計測基準点に決定し、各横断面につい
    て、レーザ測定器で計測基準点から積載土砂表面上のn
    個(nは3以上の整数)の計測点までの距離と角度を計
    測し、この計測データをZ,Yデータに変換し、スプラ
    イン補間法を用いて2n個のデータ点Z1,Y1〜Z2
    n,Y2nを滑らかに連結する積載土砂表面輪郭線のス
    プライン関数Y=F(Z)を求め、船倉内面輪郭線の関
    数Y=F0(Z)を求め、関数Y=F(Z)とY=F0
    (Z)の交点を求め、F(Z)−F0(Z)≧0以上と
    なる交点間でF(Z)−F0(Z)をZについて積分す
    ることによって各横断面の積載土砂断面積S1〜Smを
    求め、スプライン補間法を用いてm個のデータ点S1〜
    Smを滑らかに連結する積載土砂断面積のスプライン関
    数S=G(X)を求め、前記船倉のX軸に沿った一側端
    部から他側端部までの間でS=G(X)をXについて積
    分して前記積載土砂の体積を求めることを特徴とする土
    砂運搬船の積載土砂体積測定方法。
  2. 【請求項2】スプライン関数Y=F(Z)及びS=G
    (X)を、3次スプライン補間法を用いて求めた3次ス
    プライン関数としてなる請求項1記載の土砂運搬船の積
    載土砂体積測定方法。
  3. 【請求項3】関数Y=F0(Z)は、各横断面における
    船倉内面の輪郭線の始点、折曲点、終点のZ,Yデータ
    を基にして求めてなる請求項1又は2記載の土砂運搬船
    の積載土砂体積測定方法。
  4. 【請求項4】各横断面における船倉内面の輪郭線の始
    点、折曲点、終点のZ,Yデータは、土砂運搬船の船名
    を引数としてメモリに予め記憶しており、前記土砂運搬
    船の船名を引数として前記メモリから読み出したZ,Y
    データを基にして関数Y=F0(Z)求めてなる請求項
    3記載の土砂運搬船の積載土砂体積測定方法。
  5. 【請求項5】レーザ測定器は、計測データを置数し、ス
    イッチ操作で出力ポートから計測データを出力する機能
    を具備してなる請求項1、2又は4記載の土砂運搬船の
    積載土砂体積測定方法。
  6. 【請求項6】レーザ測定器は、計測データを置数し、ス
    イッチ操作で出力ポートから計測データを出力する機能
    を具備してなる請求項3記載の土砂運搬船の積載土砂体
    積測定方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285704A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Penta Ocean Constr Co Ltd 土砂運搬船の積載土量計測方法
KR20230091482A (ko) * 2021-12-16 2023-06-23 현대건설(주) 유속 및 수심별 수중포설 모래의 유실율 산정방법

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