JP2001141535A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP2001141535A
JP2001141535A JP32857099A JP32857099A JP2001141535A JP 2001141535 A JP2001141535 A JP 2001141535A JP 32857099 A JP32857099 A JP 32857099A JP 32857099 A JP32857099 A JP 32857099A JP 2001141535 A JP2001141535 A JP 2001141535A
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JP32857099A
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English (en)
Inventor
Minoru Kumagai
稔 熊谷
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路内における渦の発生を防止でき、流量を
正確に測定できる流量計を提供する。 【解決手段】 本発明の流量計10は、流入口20と流
出口21とを連通する流路を内蔵した本体13と、前記
流路を通過する流体の流量を測定するための測定手段1
5とを備えている。本体13は、下流側に向かうにつれ
て前記流路の断面積が連続的に小さくなる流体加速部を
備えており、測定手段15は、前記流体加速部を通過す
る流体の流速を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流量の測定
を行う流量計に関し、詳しくは、電子式ガスメータ等に
使用できる流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子式ガスメータ等に使用される
流量計としては、流路中の流体の流速に応じて変化する
物理量を間欠的に測定する測定手段と、前記測定手段に
よって測定した流速と流路の断面積と前記間欠時間とを
乗ずることによって流路を通過した流体の通過流量を求
める流量演算手段とを備えた推量式の流量計が知られて
いる。このような推量式の流量計には、流量測定手段と
して流体中で超音波を発信・受信する素子である音響ト
ランスジューサ等を使用する超音波式流量計がある。ま
た、流路中の流体の圧力変動を発生するフルイディック
素子を使用したフルイディック式流量計がある。
【0003】特開平9−318411号公報には、図6
および図7に示すような超音波式流量計が開示されてい
る。超音波式流量計80は、流量測定部81と、流量測
定部81の上流側に設けられた上流室90と、流量測定
部81の下流側に設けられた下流室91とを備えてい
る。
【0004】流量測定部81はその内部に断面矩形(長
辺長さW、短辺長さH)の流路82を有している。流路
82は、流量測定部81の全長にわたってその断面形状
及び断面積を一定に形成されている。上流室90および
下流室91には、超音波振動子85がそれぞれ取り付け
られている。これら超音波振動子85は、流路82を挟
んで対向しており、超音波振動子85間で流路82を横
切るように超音波の送受が行われる。超音波振動子85
には流量演算手段86が接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
超音波式流量計においては、流量測定部81の流路82
内における流れを二次元的にするために、流路82のア
スペクト比(長辺長さW/短辺長さH)を大きくすると
ともに流路82の断面形状及び断面積を一定にしてい
た。しかし本発明者は、流路の断面形状および断面積を
一定にした流量計80では、流路82の下流側における
流速の低下に伴って流路82内で渦が発生し、流量を正
確に測定できない場合があることを見出した。本発明
は、以上のような背景に基づいてなされたものであっ
て、その目的は、流路内における渦の発生を防止でき、
流量を正確に測定できる流量計を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記目的
は、流入口と流出口とを連通する流路を内蔵した本体
と、前記流路を通過する流体の流量を測定するための測
定手段とを備えた流量計において、前記本体が、下流側
に向かうにつれて前記流路の断面積が連続的に小さくな
る流体加速部を有し、前記測定手段が前記流体加速部を
通過する流体の流速を測定することを特徴とする流量計
によって達成される。
【0007】ここで流路は、直線に沿って延びているこ
とが好ましい。測定手段としては、例えば一対の音響ト
ランスジューサを用いることができる。
【0008】以上のような構成の流量計によれば、少な
くとも流体加速部においては流速が低下することはな
く、かつ圧力が流れに沿って上昇するため、渦が発生し
ない。そして測定手段が、その流体加速部における渦の
無い流体の流速を測定するので、速度変動の低い状態に
して測定でき、流量を正確に測定できる。
【0009】また本発明は、本体が複数の部材を組み合
せることで構成され、流路を区画する壁面が前記複数の
部材に分配されていることが好ましく、これにより、下
流側に向かうにつれて断面積が連続的に小さくなる流路
を有する本体の製造が容易化される。また、流路中に整
流手段を取り付けることも容易に行える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形
態である電子式ガスメータ用流量計を示す平面図、図2
は図1におけるII−II断面図、図3は図1におけるIII
−III断面図である。
【0011】図1に示すように流量計10は、流量測定
部11と、流量測定部11の上流側に接続された流入口
20と、流量測定部11の下流側に接続された流出口2
1とを備えている。また流量計10は、後述する測定手
段によって測定した流速に基づいて流量測定部11にお
ける通過流量を求める図示しない流量演算手段と、その
流量演算手段が求めた通過流量を外部に表示する図示し
ない表示手段とを備えている。
【0012】流量測定部11は、断面矩形の流路を内蔵
する本体13を有している。本体13は、断面形状が凹
字状の凹字状部材14と、パッキン18を介して凹字状
部材14に取り付けられた側壁板17とを有し、外観視
において直方体状になっている。そして本体13の、凹
字状部材14の一部をなす上壁(図では紙面に対して手
前側の壁)及びその上壁に対向する下壁に、測定手段で
ある音響トランスジューサ(以下「トランスジューサ」
という)15がそれぞれ取り付けられている。
【0013】図2に示すように、本体13の上壁内面1
3aおよび下壁内面13bは、その全長にわたって、下
流側(図では右側)に向かって互いに接近するテーパ面
になっている。したがって、流路12の断面積は下流側
に向かうにつれて連続的に小さくなっている。本体13
の全長は、例えば100mmとすることができる。
【0014】本体13の上壁に設けられたトランスジュ
ーサ15と下壁に設けられたトランスジューサ15と
は、流路12を挟んで相互に対向しており、それらトラ
ンスジューサ15間で流路12を横切るように超音波の
送受が行われる。トランスジューサ15は、本体13の
上壁および下壁にそれぞれ設けられた取付孔19に装着
されている。取付孔19は、本体13の上壁および下壁
の外壁面に対して斜めに延びている。そして、上壁に設
けられた音響トランスジューサ15は、下壁に設けられ
たトランスジューサ15より流路12の上流側に配置さ
れている。したがって、トランスジューサ15間で送受
される超音波は、図2に示すような断面視において流路
12を斜めに横切る。
【0015】図3に示すように、本体13は、凹字状部
材14の開口部をパッキン18及び側壁板17によって
塞いだ構成になっている。パッキン18として、ここで
は樹脂等からなる板状部材が用いられている。パッキン
18内面とそれに対向する凹字状部材14の内面とは平
行になっている。流路12の幅Wは、上壁内面13aお
よび下壁内面13bの幅に等しく、流路12の高さHよ
り狭い。この幅(短辺長さ)Wと高さ(長辺長さ)Hと
の大小関係は、流路12の全長にわたって維持されてい
る。なお、流路12の全長にわたってアスペクト比(H
/W)は2以上とされている。
【0016】凹字状部材14は、アルミを用いたダイカ
ストや高分子樹脂による成形等によって形成される。そ
して、凹字状部材14にパッキン18及び側壁板17を
取り付ける前に、流路12壁面となる凹字状部材14の
内面は、表面を平滑にされる。例えば、本体の上壁およ
び下壁に設けられた取付孔19(図2参照)近傍のバリ
等が取り除かれる。
【0017】次に本実施形態の作用を説明する。図1に
示した流入口20からガスが導入されると、そのガスは
流量測定部11へと円滑に流れていく。そして流量測定
部11ではその全長にわたって、図2に示したように下
流側に向かうにつれて流路12の断面積が狭くなってい
くので、ガスが加速される。すなわち流路12は、その
全域が流体加速部になっており、このような流路12で
は流速が低下することはなく、また圧力も流れに沿って
上昇するため、渦も発生しない。そして、トランスジュ
ーサ15が、その渦の無いガスの流速を測定する。最後
に、ガスは図1に示した流出口21から排出される。
【0018】以上のような構成の流量計10は、流量測
定部11に内蔵された流路12が、その全長にわたって
下流側に向かうにつれて断面積が連続的に小さくなるよ
うに形成されており、流路12においてガスの流速が低
下することは無く、渦が発生することもない。そしてト
ランスジューサ15が、その渦の無いガスの流速を測定
する。したがって、流量測定部11を通過するガスの正
確な流速を求めることができ、その流速に基づいて正確
な流量を求めることができる。
【0019】また、流量測定部11の本体13が、凹字
状部材14の開口をパッキン18及び側壁板17で塞い
だ構成になっており、流路12を区画する4つの壁面
が、凹字状部材14とパッキン18とに分配されてい
る。そして、これらの部材を組み合せることで、下流側
に向かうにつれて断面積が連続的に小さくなる流路12
を有する本体13を容易に製造できる。また、パッキン
18及び側壁板17を取り付ける前に、流路12壁面と
なる凹字状部材14の内面およびパッキン18内面を平
滑化することができるので、信頼性の高い流量計を得る
ことができる。
【0020】次に、図4および図5に基づいて本発明の
第2実施形態を説明する。本実施形態は、流量測定部の
構成が第1実施形態とは異なるもので、その他の構成は
第1実施形態と同様である。図4は本実施形態における
流量測定部を示す断面図、図5は図4におけるV−V断
面図である。なお、既に第1実施形態で説明した部材等
については、図4中および図5中に同一符号または相当
符号を付すことにより、説明を簡略化或いは省略する。
【0021】図4に示すように、本実施形態における流
量測定部31は、その上壁内面33aおよび下壁内面3
3bが、平行面と非平行面とからなっている。すなわ
ち、流路32の上流区域32aおよび下流区域32cで
は、上壁内面33aおよび下壁内面33bが平行になっ
ており、上流区域32aと下流区域32cとの間の中間
区域32bでは、上壁内面33aおよび下壁内面33b
が下流側に向かって互いに接近するテーパ面になってい
る。本実施形態においては、この中間区域32bが流体
加速部となる。
【0022】上流区域32aには、流路32の軸線方向
に対して垂直に当該流路を遮る、整流手段40が取り付
けられている。この整流手段40の形態は限定されず、
例えば金網や格子状部材を採用できる。
【0023】トランスジューサ15は、流路32の中間
区域32bにおけるガスの流速を測定できるように、本
体33の上壁および下壁における中間区域32bを構成
する部分に取り付けられている。中間区域32bの全長
は、例えば100mmとすることができる。
【0024】図5に示すように、本体33は、パッキン
38を介して凹字状部材14に取り付けられた側壁板1
7によって、凹字状部材34の開口部を塞いだ構成にな
っている。ここでは、本体33の上壁側面に沿うパッキ
ン38と、本体33の下壁側面に沿うパッキン38と
が、凹字状部材34と側壁板17との間に介在されてい
る。側壁板17内面とそれに対向する凹字状部材34の
内面とは平行になっている。 なお、これらパッキン3
8および側壁板17を取り付ける前に、凹字状部材34
には前述した整流手段40(図4参照)が取り付けられ
る。
【0025】以上のような、その全域が流体加速部とな
っていない流量測定部31を備えた流量計によっても、
少なくとも流路32の中間区域(流体加速部)32bに
おいてはガスの流速が低下することはなく、渦が発生し
ない。そしてトランスジューサ15が、その渦の無いガ
スの流速を測定するので、ガスの正確な流速を求めるこ
とができ、その流速に基づいて正確な流量を求めること
ができる。
【0026】また、流路32の上流区域32aに整流手
段40が取り付けられており、中間区域32bに流入す
るガスは整流されているので、渦の発生を一層確実に防
止できる。したがって、極めて信頼性の高い流量計を得
ることができる。また、パッキン38および側壁板17
を取り付ける前に、凹字状部材34に整流手段40を取
り付けることができ、整流手段40の取付作業が極めて
容易である。
【0027】なお、本発明は前述した実施形態に限定さ
れるものでなく、適宜な変更、改良等が可能である。例
えば、前述した実施形態では、本体13,33の流体加
速部における上壁内面13a,33aおよび下壁内面1
3b,33bの両方がテーパ面とされていたが、片方の
みをテーパ面としてもよい。また、流路壁面が湾曲面を
有していてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の流量計によ
れば、下流側に向かうにつれて流路の断面積が連続的に
小さくなる流体加速部を有し、測定手段が前記流体加速
部を通過する流体の流速を測定する。したがって、測定
手段が流体加速部における渦の無い流体の流速を測定す
るので、流量を正確に測定できる。
【0029】また本発明は、本体が複数の部材を組み合
せることで構成され、流路を区画する壁面が前記複数の
部材に分配されていれば、下流側に向かうにつれて断面
積が連続的に小さくなる流路を有する本体の製造を容易
化でき、また、流路中に整流手段を取り付けることも容
易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1におけるIII−III断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態における要部を示す断面
図である。
【図5】図4におけるV−V断面図である。
【図6】従来の流量計を示す図である。
【図7】従来の流量計を示す図である。
【符号の説明】
10 流量計 11,31 流量測定部 12,32 流路 13,33 本体 14,34 凹字状部材(本体) 15 音響トランスジューサ(測定手段) 17 側壁板(本体) 18,38 パッキン(本体) 20 流入口 21 流出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口と流出口とを連通する流路を内蔵
    した本体と、前記流路を通過する流体の流量を測定する
    ための測定手段とを備えた流量計において、 前記本体が、下流側に向かうにつれて前記流路の断面積
    が連続的に小さくなる流体加速部を有し、前記測定手段
    が前記流体加速部を通過する流体の流速を測定すること
    を特徴とする流量計。
  2. 【請求項2】 前記本体が複数の部材を組み合せること
    で構成され、前記流路を区画する壁面が前記複数の部材
    に分配されていることを特徴とする請求項1に記載の流
    量計。
JP32857099A 1999-11-18 1999-11-18 流量計 Pending JP2001141535A (ja)

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Effective date: 20060324