JP2001141039A - デファレンシャル装置 - Google Patents

デファレンシャル装置

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JP2001141039A
JP2001141039A JP31982399A JP31982399A JP2001141039A JP 2001141039 A JP2001141039 A JP 2001141039A JP 31982399 A JP31982399 A JP 31982399A JP 31982399 A JP31982399 A JP 31982399A JP 2001141039 A JP2001141039 A JP 2001141039A
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JP
Japan
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oil
differential
bearing
pinion shaft
drive pinion
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JP31982399A
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Yasuhiko Ishikawa
泰彦 石川
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion
    • F16H57/0483Axle or inter-axle differentials
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
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    • F16H57/0469Bearings or seals
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general
    • F16C2361/61Toothed gear systems, e.g. support of pinion shafts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力シャフトの芯ズレと撓み及び伝達ギヤ組
の噛み合い状態低下を防止すると共に、潤滑性と耐久性
とを大きく向上させる。 【解決手段】 エンジンの駆動力をデフケ−ス13に伝
達するドライブピニオンシャフト3及び伝達ギヤ組11
と、デフケ−ス13の回転を車輪側に配分する差動機構
15と、シャフト3を収容するフロントハウジング19
と、伝達ギヤ組11とデフケ−ス13を収容するファイ
ナルドライブハウジング21を有するデフキャリヤ17
とを備え、シャフト3が、ハウジング19,21の両方
にユニットベアリング5を介して支承されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の、例えば
後輪側に配置されるデファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デファレンシャル装置としては、
例えば図5に示すようなものが知られている。
【0003】このデファレンシャル装置201は車両の
後輪側に配置されており、デフキャリヤ203に収容さ
れている。
【0004】デファレンシャル装置201のデフケ−ス
205は伝達ギヤ組207を介してドライブピニオンシ
ャフト209に連結されている。ドライブピニオンシャ
フト209は、継ぎ手を介して後輪側のプロペラシャフ
トに連結されており、エンジンの駆動力はこれらの動力
系を介してデフケ−ス205を回転駆動し、デファレン
シャル装置201によって左右の後輪に配分される。
【0005】デフキャリヤ203は、ドライブピニオン
シャフト209を収容するフロントハウジング211
と、デフケ−ス205と伝達ギヤ組207とを収容する
ファイナルドライブハウジング213などから構成され
ている。
【0006】伝達ギヤ組207は、ドライブピニオンシ
ャフト209に形成されたドライブピニオンギヤ215
と、デフケ−ス205に固定されたリングギヤ217か
らなるハイポイドギヤ組である。
【0007】ドライブピニオンシャフト209の前部
(図中上部)はボ−ルベアリング219によってフロン
トハウジング211に支承され、後部(図中下部)はユ
ニットベアリング221によってファイナルドライブハ
ウジング213に支承されている。
【0008】ユニットベアリング221は、一体のアウ
タ−レ−ス223、一対のインナ−レ−ス225,22
7、これらの間に配置された円錐台形の転動体229,
231からなるテ−パ−ロ−ラ−ベアリングである。ア
ウタ−レ−ス223はボルト233によってフランジ部
235をファイナルドライブハウジング213に固定さ
れており、各インナ−レ−ス225,227はドライブ
ピニオンシャフト209に嵌合している。
【0009】ドライブピニオンシャフト209は大きな
駆動力を伝達し、ユニットベアリング221は、このと
きドライブピニオンギヤ215とリングギヤ217の噛
み合いによって生じるスラスト力237をドライブピニ
オンシャフト209を介して受けている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の構
造によれば、矢印239が示すように、ユニットベアリ
ング221のアウタ−レ−ス223は前端部がどこにも
支持されていない片持ち状態であるから、それだけ支持
剛性が不足するおそれがある。
【0011】ユニットベアリング221の支持剛性が不
充分であると、大きな駆動力を伝達する際にドライブピ
ニオンシャフト209が撓むおそれがある。
【0012】また、ユニットベアリング221は、ファ
イナルドライブハウジング213に対してはアウタ−レ
−ス223を介して位置決めされているが、フロントハ
ウジング211に対しては特に位置決めされていないの
で、ドライブピニオンシャフト209は大きな駆動力を
伝達する際に芯ズレが発生するおそれがある。
【0013】このように、ドライブピニオンシャフト2
09に撓み、あるいは、芯ズレが生じると、伝達ギヤ組
207を構成するドライブピニオンギヤ215とリング
ギヤ217の噛み合い状態を良好に保つために、ドライ
ブピニオンシャフト209に撓みが生じないように径を
増したり、ハウジングの剛性を上げたりすることが必要
になり、その結果、装置が大型化し、重量化してしま
う。
【0014】また、デフケ−ス205の内部やドライブ
ピニオンギヤ215とリングギヤ217は、ファイナル
ドライブハウジング213に封入されたオイルによって
潤滑されるが、このオイルは途中に配置されたユニット
ベアリング221で遮断され、フロントハウジング21
1の先端部分には届きにくいので、ドライブピニオンシ
ャフトの車両前方側を支持するボ−ルベアリング219
をこのオイルによって潤滑することが困難であり、オイ
ル注入式のボールベアリング等を用いる必要があった。
【0015】さらに、インナ−レ−ス225,227の
各テ−パ−面はそれぞれ軸方向外側に向かって開いてい
るから、インナ−レ−ス225,227と転動体22
9,231が回転すると、その遠心力を受けて、矢印2
41,241のように、ユニットベアリング221の内
部からオイルが吐き出され、潤滑不足になるおそれがあ
る。
【0016】そこで、この発明は、入力側ドライブピニ
オンシャフトの芯ズレを防止し、伝達ギヤ組の噛み合い
状態を良好に保つと共に、ベアリングの潤滑効果及びそ
の負荷容量と耐久性を大きく向上させたデファレンシャ
ル装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、エンジンの駆動力によって回転するプロペ
ラシャフト側に連結されたドライブピニオンシャフト
と、このドライブピニオンシャフトの駆動力をデフケ−
スに伝達する伝達ギヤ組と、デフケ−スの回転を車輪側
に配分する差動機構と、オイルが封入されたデフキャリ
ヤとを備え、このデフキャリヤが、ドライブピニオンシ
ャフトを収容するフロントハウジングと、伝達ギヤ組と
デフケ−スを収容するファイナルドライブハウジングと
を有し、ドライブピニオンシャフトが、フロントハウジ
ングとファイナルドライブハウジングにそれぞれベアリ
ングを介して支承されていることを特徴としている。
【0018】エンジンの駆動力はプロペラシャフトから
ドライブピニオンシャフトに伝達され、伝達ギヤ組を介
してデフケ−スを回転させ、デフケ−スの回転は差動機
構を介して車輪側に配分される。
【0019】また、本発明のデファレンシャル装置で
は、ドライブピニオンシャフトをフロントハウジングと
ファイナルドライブハウジングとの両方にそれぞれベア
リングを介して支承させたから、ドライブピニオンシャ
フト209を支承するユニットベアリング221がファ
イナルドライブハウジング213にだけ支持された従来
例と異なって、ドライブピニオンシャフトが強固に支持
され、撓みと芯ズレが防止される。
【0020】従って、伝達ギヤ組(例えば、ドライブピ
ニオンシャフトに形成されたドライブピニオンギヤとデ
フケ−スに連結されたリングギヤ)の噛み合い状態を良
好に保つことができると共に、騒音や磨耗が防止され、
耐久性を大きく向上させることができる。
【0021】請求項2の発明は、請求項1に記載のデフ
ァレンシャル装置であって、ドライブピニオンシャフト
をフロントハウジングとファイナルドライブハウジング
とに支承するベアリングが、一体のアウタ−レ−スと一
対のインナ−レ−スとの間にそれぞれ転動体を配置した
ユニットベアリングであり、このアウタ−レ−スが、フ
ロントハウジングとファイナルドライブハウジングとの
両方に支持されており、各インナ−レ−スが、それぞれ
ドライブピニオンシャフトを支承していることを特徴と
し、請求項1の構成と同等の効果を得ることができる。
【0022】これに加えて、ドライブピニオンシャフト
をフロントハウジングとファイナルドライブハウジング
とに支承するベアリングを、ユニットベアリングにした
から、部品点数が大幅に低減されて、低コストになると
共に、組み付け性を向上することができる。
【0023】請求項3の発明は、請求項1,2に記載の
デファレンシャル装置であって、フロントハウジング、
または、フロントハウジングとファイナルドライブハウ
ジングとに、部材の回転によって掻き上げられたオイル
を一時的に保持しベアリングに供給するオイル保持部が
設けられていることを特徴とし、請求項1,2の構成と
同等の効果を得ることができる。
【0024】これに加えて、フロントハウジング、また
は、フロントハウジングとファイナルドライブハウジン
グとに、オイルを一時的に保持し、ベアリングなどの周
辺部材に供給するオイル保持部(例えば、オイル溝)を
設けたことにより、ベアリングなどに常時オイルを供給
することができ、潤滑性を向上させることができる。
【0025】従って、ドライブピニオンシャフトをフロ
ントハウジングとファイナルドライブハウジングとに支
承するベアリングだけでなく、フロントハウジングの先
端部でドライブピニオンシャフトを支承するベアリング
にもオイルが供給され、負荷容量と耐久性が大きく向上
する。
【0026】請求項4の発明は、請求項2,3に記載の
デファレンシャル装置であって、ユニットベアリングを
構成するベアリングの間にオイルを導くオイル流路が、
アウタ−レ−スに設けられていることを特徴とし、請求
項2,3の構成と同等の効果を得ることができる。
【0027】これに加えて、アウタ−レ−スに設けられ
たオイル流路を通り各構成ベアリングの間にオイルが導
かれることによって、アウタ−レ−スが一体になったユ
ニットベアリングでも、内部が充分に潤滑され、負荷容
量と耐久性をさらに向上させることができる。
【0028】また、一対のインナ−レ−スのテ−パ−面
がそれぞれ軸方向外側に向かって開いているユニットベ
アリングでは、各インナ−レ−スと転動体の遠心力によ
ってオイルが軸方向外側に吐き出され、生じた負圧によ
ってアウタ−レ−スのオイル流路から内部にオイルが吸
入され、内部と外部でオイルが循環し、オイルポンプが
構成される。
【0029】このオイルポンプ機能によって内部に新し
いオイルが常時多量に供給されるから、ユニットベアリ
ングの潤滑効果と、その負荷容量、耐久性が大きく向上
する。
【0030】さらに、このオイルポンプ機能によって、
離れた個所に配置されている周辺部材に吐き出しオイル
を直接供給し、潤滑することが可能になる。
【0031】従って、ユニットベアリングが一側の端部
を支承するドライブピニオンシャフトの他側の端部を支
承するベアリングを、この吐き出しオイルによって直接
潤滑することが可能になり、このベアリングの負荷容量
と耐久性を大きく向上させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1〜図3によって本発明の第1
実施形態を説明する。
【0033】各図はこの実施形態のリヤデフ1(デファ
レンシャル装置)を示しており、このリヤデフ1は請求
項1〜4の特徴を備えている。また、左右の方向はリヤ
デフ1を用いた車両及び図1と図3での左右の方向であ
り、図1の上方と図2の左方はこの車両の前方に相当す
る。なお、符号を与えていない部材等は図示されていな
い。
【0034】リヤデフ1は車体の前部にエンジンを配置
した後輪駆動車(FR車)に用いられている。
【0035】リヤデフ1は、ドライブピニオンシャフト
3、ユニットベアリング5、ドライブピニオンギヤ7と
リングギヤ9からなる伝達ギヤ組11(伝達ギヤ組)、
デフケ−ス13、ベベルギヤ式の差動機構15などから
構成されている。
【0036】リヤデフ1はデフキャリヤ17の内部に収
容されており、このデフキャリヤ17は、フロントハウ
ジング19、ファイナルドライブハウジング21、左右
のサイドカバ−23,25などから構成されている。
【0037】フロントハウジング19とファイナルドラ
イブハウジング21はボルト27で固定されており、各
サイドカバ−23,25はファイナルドライブハウジン
グ21にボルト29で固定されている。ファイナルドラ
イブハウジング21と各サイドカバ−23,25とによ
って形成されるオイル室30には所定量のオイルが封入
されている。
【0038】ドライブピニオンシャフト3は、車両前方
からフロントハウジング19に貫入しており、前部をボ
−ルベアリング31によってフロントハウジング19に
支承されており、後部をユニットベアリング5によって
フロントハウジング19とファイナルドライブハウジン
グ21とに支承されている。
【0039】ドライブピニオンシャフト3の先端部には
フランジ33がスプライン連結され、ナット35で固定
されている。このフランジ33は継ぎ手側のフランジを
介して図外のプロペラシャフトに連結され、プロペラシ
ャフトはトランスミッションからエンジン側に連結され
ており、ドライブピニオンシャフト3はエンジンによっ
て回転駆動される。
【0040】前記ナット35はフランジ33を介してボ
−ルベアリング31のインナ−レ−ス37を押圧し、位
置決めしている。
【0041】フロントハウジング19とフランジ33と
の間にはシ−ル39が配置されており、オイル漏れ及び
外部から異物が侵入することを防止している。また、フ
ランジ33にはカバ−41が固定されており、走行中に
飛来する障害物からシ−ル39を保護している。
【0042】ユニットベアリング5は、軸方向に対向し
て配置され、一体のアウタ−レ−ス43を共用し、一対
のインナ−レ−ス49,53が近接配置され、ドライブ
ピニオンシャフト3を軸方向に位置決めする一対のテ−
パ−ロ−ラ−ベアリング45,47によって構成されて
いる。
【0043】前側のベアリング45は、アウタ−レ−ス
43とインナ−レ−ス49との間に円錐台形の小型の転
動体51を配置して構成されており、後側のベアリング
47は、アウタ−レ−ス43とインナ−レ−ス53との
間に円錐台形の大型の転動体55を配置して構成されて
いる。これらの転動体51,55はリテ−ナ57,59
によってそれぞれ位置を保持されている。
【0044】図1のように、アウタ−レ−ス43の外周
にはフランジ状の突部61が形成されている。このフラ
ンジ状突部61は周方向不等間隔に4個形成されてお
り、各突部61はボルト63によってファイナルドライ
ブハウジング21に固定されている。
【0045】さらに、アウタ−レ−ス43の後端部はフ
ァイナルドライブハウジング21に形成された支承部6
5に嵌合して保持されており、アウタ−レ−ス43の前
端部はフロントハウジング19に形成された支承部67
に嵌合して保持されている。
【0046】このように、ユニットベアリング5のアウ
タ−レ−ス43は、ユニットベアリング221のアウタ
−レ−ス223が片持ち状態である従来例と異なって、
フロントハウジング19とファイナルドライブハウジン
グ21とにそれぞれ前端部と後端部とを支持されてい
る。
【0047】インナ−レ−ス49,53はいずれもドラ
イブピニオンシャフト3に圧入されている。
【0048】また、ドライブピニオンシャフト3にはロ
ックナット69が螺着され、ワッシャ71を介してイン
ナ−レ−ス49を押圧し、前側テ−パ−ロ−ラ−ベアリ
ング45のガタをなくし、センタ−リングしている。
【0049】車両の走行中にドライブピニオンギヤ3が
駆動力を伝達すると、ベベルギヤであるドライブピニオ
ンギヤ7とリングギヤ9との噛み合いによって、ドライ
ブピニオンシャフト3には、図1の矢印が示すように、
噛み合いスラスト力73が掛かる。
【0050】この噛み合いスラスト力73は後側テ−パ
−ロ−ラ−ベアリング47のインナ−レ−ス53を押圧
して、センタ−リングする。
【0051】また、この噛み合いスラスト力73は、ユ
ニットベアリング5の後側テ−パ−ロ−ラ−ベアリング
47が受けるから、その転動体55には噛み合いスラス
ト力73に応じた大型のものが用いられており、このよ
うに、大きな噛み合いスラスト力73を受ける転動体5
5を大型にしたことによって、ユニットベアリング5に
は充分な耐久性が与えられている。
【0052】さらに、噛み合いスラスト力73が掛から
ない前側のテ−パ−ロ−ラ−ベアリング45にはそれに
応じた小型の転動体51を用いたことにより、ユニット
ベアリング5は、充分な耐久性をを持ちながら、小型、
軽量に構成されている。
【0053】図2と図3に示すように、フロントハウジ
ング19の内周には、重力方向の下側にオイル溝75
(オイル保持部)が形成されている。
【0054】図2のH−Hは水平面を示しており、この
水平面と比較して分かるように、オイル溝75は車両前
方(図中左方)に向かって下り勾配になっている。
【0055】オイル室30のオイルはリングギヤ9の回
転によって掻き上げられる。車両が前進走行するとき、
リングギヤ9は図2の矢印77の方向に回転する。フロ
ントハウジング19とファイナルドライブハウジング2
1の重力方向上側には、これらを通してオイル流路79
が形成されており、リングギヤ9によって掻き上げられ
たオイルは、矢印81のように、オイル室30からフロ
ントハウジング19側に流入し、オイル溝75に集めら
れ、一時的に保持される。
【0056】また、重力方向の上側にはフロントハウジ
ング19とアウタ−レ−ス43との間に隙間82が設け
られており、こ隙間82はオイル流路79の一部をなし
ている。
【0057】上記のように、アウタ−レ−ス43の4個
のフランジ状突部61が周方向不等間隔に形成されてい
るから、ボルト63で各突部61をファイナルドライブ
ハウジング21に固定するだけで、隙間82の位置合わ
せは終了する。
【0058】オイル溝75に一時的に保持されたオイル
は、車両前方に向かって流れ下りボ−ルベアリング31
の下部を浸し、浸したオイルはインナ−レ−ス37の回
転によってボ−ルベアリング31全体に送られ、これを
充分に潤滑する。
【0059】また、車両が前進走行するとき、ドライブ
ピニオンシャフト3は図3の矢印83の方向に回転す
る。フロントハウジング19の内周には突き出し部85
が形成されており、ドライブピニオンシャフト3によっ
て掻き上げられたオイルはこの突き出し部85に当たっ
て下側に落ち、オイル溝75に戻る。こうして、オイル
溝75には常時充分な量のオイルが保持され、その潤滑
効果を高く保つことができる。
【0060】また、図2のように、ユニットベアリング
5のアウタ−レ−ス43には、上記のオイル流路79と
連通して、テ−パ−ロ−ラ−ベアリング45,47の間
にオイルを導くオイル流路87が形成されており、リン
グギヤ9に掻き上げられたオイルは、矢印89のよう
に、オイル流路87を通ってユニットベアリング5の内
部に入り、テ−パ−ロ−ラ−ベアリング45,47を充
分に潤滑する。
【0061】さらに、インナ−レ−ス49,53のテ−
パ−面はそれぞれ軸方向外側に向かって開いているか
ら、各インナ−レ−ス49,53と転動体51,55の
遠心力によって、図2の矢印90,90が示すように、
軸方向外側(前方と後方)にオイルが吐き出され、内部
に生じた負圧によってオイル流路87からオイルが吸入
される。
【0062】また、円錐台形である転動体51,55が
それぞれ軸方向外側に向かって大径になるから、転動体
51,55の遠心力は大径側程大きくなり、これによっ
て軸方向外側に吐き出されるオイル量と吐出圧がさらに
増加する。
【0063】このように、ユニットベアリング5にはオ
イルポンプ機能があり、このオイルポンプ機能によって
ユニットベアリング5の内部と外部でオイルが循環する
から、潤滑効果及びその負荷容量と耐久性がさらに向上
する。
【0064】また、前側テ−パ−ロ−ラ−ベアリング4
5のオイルポンプ機能によって吐き出されるオイルによ
り、オイル溝75に保持されるオイル量が増加するか
ら、ベアリング31の潤滑効果及びその負荷容量と耐久
性がさらに向上する。
【0065】また、後側テ−パ−ロ−ラ−ベアリング4
7から吐き出されるオイルによって、ドライブピニオン
ギヤ7とリングギヤ9の噛み合い部に供給されるオイル
量が増加するから、ベアリング31の潤滑効果及びその
負荷容量と耐久性がさらに向上する。
【0066】図1のように、リヤデフ1のデフケ−ス1
3はベアリング91によって両端をデフキャリヤ17に
支承されている。
【0067】伝達ギヤ組11のドライブピニオンギヤ7
とリングギヤ9は方向変換ギヤ組を構成しており、ドラ
イブピニオンシャフト3を回転させるエンジンの駆動力
は伝達ギヤ組11で方向を変換され、デフケ−ス13を
回転させる。
【0068】ベベルギヤ式の差動機構15は、デフケ−
ス13に固定されたピニオンシャフト93と、ピニオン
シャフト93上に支承されたピニオンギヤ95と、ピニ
オンギヤ95と噛み合う左右のサイドギヤ97,99な
どから構成されている。左のサイドギヤ97は左のドラ
イブシャフトと継ぎ手などを介して左の後輪に連結され
ており、右のサイドギヤ99は右のドライブシャフト1
01と継ぎ手などを介して右の後輪に連結されている。
【0069】デフケ−ス13を回転させるエンジンの駆
動力は、ピニオンシャフト93からピニオンギヤ95を
介してサイドギヤ97,99に分配され、それぞれのド
ライブシャフトなどを介して左右の後輪に伝達される。
また、悪路などで後輪間に駆動抵抗差が生じると、エン
ジンの駆動力はピニオンギヤ95の自転によって左右の
後輪側に差動分配される。
【0070】こうして、リヤデフ1が構成されている。
【0071】上記のように、リヤデフ1は、ドライブピ
ニオンシャフト3を支承するユニットベアリング5を、
フロントハウジング19とファイナルドライブハウジン
グ21の両方で支持したから、ドライブピニオンシャフ
ト209を支承するユニットベアリング221がファイ
ナルドライブハウジング213だけに支持された従来例
と異なって、ユニットベアリング5及びドライブピニオ
ンシャフト3の撓みと芯ズレが防止される。
【0072】従って、伝達ギヤ組11のドライブピニオ
ンギヤ7とリングギヤ9の噛み合い状態が良好に保たれ
て、騒音や磨耗が防止され、耐久性が大きく向上する。
【0073】しかも、ドライブピニオンシャフト3をフ
ロントハウジング19とファイナルドライブハウジング
21とに支承するベアリングに、ユニットベアリング5
を用いたことによって、部品点数が大幅に低減され、低
コストになると共に、組み付け性が大きく向上する。
【0074】また、フロントハウジング19にオイル溝
75を設けたことにより、ユニットベアリング5だけで
なく、オイルが前方のボ−ルベアリング31に供給され
て潤滑性が向上し、負荷容量と耐久性が大きく向上す
る。
【0075】また、テ−パ−ロ−ラ−ベアリング45,
47の間にオイルを導くオイル流路87をアウタ−レ−
ス43に形成したことにより、ユニットベアリング5の
内部が充分に潤滑され、負荷容量と耐久性がさらに向上
する。
【0076】これに加えて、自らのオイルポンプ機能に
よってユニットベアリング5の潤滑効果が大きく向上す
ると共に、オイルポンプ機能によってオイル溝75の保
持オイル量が増加するから、ユニットベアリング5とベ
アリング31の潤滑効果及び負荷容量と耐久性などが大
きく向上する。
【0077】次に、図4によって第2実施形態の説明を
する。
【0078】図4はこの実施形態のリヤデフ151(デ
ファレンシャル装置)を示しており、このリヤデフ15
1は請求項1〜4の特徴を備えている。また、左右の方
向はリヤデフ151を用いたFR車及び図4での左右の
方向であり、図4の左方はこの車両の前方に相当する。
なお、符号を与えていない部材等は図示されていない。
【0079】以下、第1実施形態のリヤデフ1と同機能
の部材には同一の符号を与えて引用しながら、相違点を
説明する。
【0080】リヤデフ151は、ドライブピニオンシャ
フト3、ユニットベアリング153、ドライブピニオン
ギヤ7とリングギヤ9からなる伝達ギヤ組11、デフケ
−ス13、ベベルギヤ式の差動機構15、コントロ−ラ
などから構成されている。
【0081】ユニットベアリング153は、軸方向の前
後に対向して近接配置された一対のテ−パ−ロ−ラ−ベ
アリング155,157によって構成されている。ユニ
ットベアリング153はドライブピニオンシャフト3を
軸方向に位置決めしており、一体のアウタ−レ−ス15
9を共用している。
【0082】前側のベアリング155は、アウタ−レ−
ス159とインナ−レ−ス161との間に円錐台形の転
動体163を配置して構成されており、後側のベアリン
グ157は、アウタ−レ−ス159とインナ−レ−ス1
65との間に転動体163を配置して構成されている。
【0083】このように、各ベアリング155,157
の転動体163は同一寸法であり、各転動体163はそ
れぞれリテ−ナ57,59によって周方向に位置を保持
されている。
【0084】また、インナ−レ−ス161,165はい
ずれもドライブピニオンシャフト3に圧入されている。
【0085】アウタ−レ−ス159の外周には4個のフ
ランジ状突部167が周方向不等間隔に形成されてお
り、各フランジ状突部167はボルト63によってファ
イナルドライブハウジング21に固定されている。
【0086】さらに、アウタ−レ−ス159は、後端部
をファイナルドライブハウジング21の支承部65に嵌
合して保持されており、前端部はフロントハウジング1
9の支承部67に嵌合して保持されている。
【0087】このように、アウタ−レ−ス159は前端
部と後端部の両方をデフキャリヤ17によって支持され
ている。
【0088】ドライブピニオンシャフト3に螺着された
ロックナット69は、ワッシャ71を介してインナ−レ
−ス161を押圧し、前側テ−パ−ロ−ラ−ベアリング
155のガタをなくし、センタ−リングしている。
【0089】リングギヤ9によって掻き上げられたオイ
ルは、オイル流路79を通ってフロントハウジング19
側に流入し、オイル溝75で一時的に保持される。
【0090】オイル流路79の一部をなす隙間82の位
置合わせは、リヤデフ1と同様に、周方向不等間隔の各
フランジ状突部167をボルト63でファイナルドライ
ブハウジング21に固定するだけで終了する。
【0091】アウタ−レ−ス159には、オイル流路7
9と連通してベアリング155,157の間にオイルを
導くオイル流路169が形成されており、リングギヤ9
に掻き上げられたオイルは、矢印89のように、オイル
流路169を通ってユニットベアリング153の内部に
入り、ベアリング155,157を充分に潤滑する。
【0092】さらに、各インナ−レ−ス161,165
のテ−パ−面はそれぞれ軸方向外側に向かって開いてお
り、各インナ−レ−ス161,165と各転動体163
の遠心力によって、矢印171,171が示すように、
前方と後方にオイルが吐き出され、内部に生じた負圧に
よってオイル流路169からユニットベアリング153
にオイルが吸入される。
【0093】また、円錐台形である転動体163はそれ
ぞれ軸方向外側に向かって大径になっており、転動体1
63の遠心力が大径側程大きくなるから、軸方向外側に
向かうオイルの吐出量と吐出圧が増加する。
【0094】このようなオイルポンプ機能によってユニ
ットベアリング153の内部と外部でオイルが循環する
から、潤滑効果及びその負荷容量と耐久性がさらに向上
する。
【0095】また、前側ベアリング155の転動体16
3は、リヤデフ1に用いられているユニットベアリング
5の前側ベアリング45の転動体51より大径で長くさ
れており、それだけ遠心力が大きくなり、前方に吐き出
されるオイル量(矢印171)が増加し、吐出圧も大き
くなる。
【0096】従って、ベアリング31を前側ベアリング
155から吐き出される多量の吐き出しオイルによって
直接潤滑することが可能になり、その上、多量の吐き出
しオイルによってオイル溝75の保持オイル量が増加す
る。
【0097】こうして、ベアリング31の潤滑効果、負
荷容量、耐久性などがさらに大きく向上する。
【0098】また、ドライブピニオンギヤ7とリングギ
ヤ9の噛み合い部は、後側のベアリング157から吐き
出されるオイル(矢印171)によって潤滑され、負荷
容量、耐久性が向上する。
【0099】また、前後のベアリング155,157に
同一寸法の転動体163を用いたことによってそれぞれ
の遠心力が等しくなり、オイルポンプ機能によるオイル
の吐出量は前後でほぼ同量になる。
【0100】なお、オイル溝75を後方に延長し、前側
ベアリング155の吐き出しオイルを直接受けるように
すれば、オイル溝75の保持オイル量がさらに増加す
る。
【0101】また、アウタ−レ−ス159のオイル流路
169を下側にも設けて、延長したオイル溝75と連通
させれば、ユニットベアリング153へのオイル供給量
(オイル吸入量)が増加するから、ユニットベアリング
153の潤滑効果、負荷容量、耐久性がさらに向上す
る。
【0102】こうして、リヤデフ151が構成されてい
る。
【0103】リヤデフ151では、上記のように、前側
ベアリング155の転動体163を大径で長くしたこと
により、その大きな遠心力によって多量のオイルが前方
に吐き出され、ベアリング31を直接潤滑することが可
能になり、その潤滑効果、負荷容量、耐久性などが大き
く向上する。
【0104】これに加えて、リヤデフ151は、リヤデ
フ1と同等の効果が得られる。
【0105】なお、本発明のデファレンシャル装置は、
リヤデフに最適であり、上記実施形態ではリヤデフとし
て用いたものを示したが、ドライブピニオンシャフトと
伝達ギヤ組が用いられる構成であれば、フロントデフ
(エンジンの駆動力を左右の前輪に配分するデファレン
シャル装置)や、エンジンからの出力をギヤ組を介して
ドライブピニオンシャフトからプロペラシャフト側に出
力する機構(一般的に4WD車用のトランスファと称す
る)に適用することも可能である。
【0106】オイルの保持部は、フロントハウジングだ
けでなく、フロントハウジングとファイナルドライブハ
ウジングとに通して形成してもよい。
【0107】このオイルの保持部をファイナルドライブ
ハウジングまで延ばして形成した場合は、上記のよう
に、ユニットベアリングのアウタ−レ−スにこのオイル
保持部と連通するオイル流路を設ければ、このオイル流
路からもユニットベアリングの内部にオイルが供給さ
れ、負荷容量と耐久性がさらに向上する。
【0108】ユニットベアリングの転動体は、円錐状の
ものに限定されず、例えば、円筒形でも、あるいは、円
筒の中央部が大径になった糸巻き状のものでもよい。
【0109】転動体が円筒形や糸巻き状であっても、充
分なオイルポンプ機能が得られる。
【0110】また、差動機構は、ベベルギヤ式の差動機
構に限らない。
【0111】例えば、プラネタリ−ギヤを介してインタ
−ナルギヤとサンギヤとを連結したプラネタリ−ギヤ式
の差動機構、あるいは、デフケ−スの収容孔に収容され
たピニオンギヤを介してサイドギヤを連結した差動機構
などでもよい。
【0112】
【発明の効果】本発明のデファレンシャル装置は、ドラ
イブピニオンシャフトをフロントハウジングとファイナ
ルドライブハウジングとの両方にベアリングを介して支
承したことにより、ドライブピニオンシャフトの支持強
度を大きく向上させ、撓みと芯ズレを防止し、伝達ギヤ
組を構成するギヤの噛み合いが良好に保たれて、騒音と
磨耗が防止され、耐久性が大きく向上する。
【0113】請求項2の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ることができると共に、ドライブピニオンシ
ャフトをユニットベアリングを用いてフロントハウジン
グとファイナルドライブハウジングに支承することによ
り、部品点数が大幅に低減されて低コストになり、組み
付け性が大きく向上する。
【0114】請求項3の発明は、請求項1,2の構成と
同等の効果を得ることができると共に、オイル保持部か
ら供給されるオイルによって周辺部材の潤滑性が向上
し、フロントハウジングの前部と後部の両方でベアリン
グに充分なオイルが供給され、負荷容量と耐久性が大き
く向上する。
【0115】請求項4の発明は、請求項2,3の構成と
同等の効果を得ることができると共に、アウタ−レ−ス
のオイル流路から各構成ベアリングの間にオイルが供給
され、ユニットベアリングの内部が充分に潤滑されて負
荷容量と耐久性がさらに向上する。
【0116】また、オイルポンプ機能によってユニット
ベアリングの潤滑効果、負荷容量、耐久性が大きく向上
する。
【0117】さらに、このオイルポンプ機能により、ド
ライブピニオンシャフトの先端側を支承するベアリング
のように、離れた個所にある周辺部材に吐き出しオイル
を直接供給して潤滑することが可能になり、潤滑効果と
耐久性とが大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB矢視図である。
【図4】第2実施形態を示す断面図である
【図5】従来例の断面図である
【符号の説明】
1,151 リヤデフ(デファレンシャル装置) 3 ドライブピニオンシャフト 5,153 ユニットベアリング(ベアリング) 7 ドライブピニオンギヤ(伝達ギヤ組) 9 リングギヤ(伝達ギヤ組) 11 伝達ギヤ組 13 デフケ−ス 15 差動機構 17 デフキャリヤ 19 フロントハウジング 21 ファイナルドライブハウジング 43 ユニットベアリング5のアウタ−レ−ス 45,47 テ−パ−ロ−ラ−ベアリング(ユニットベ
アリング5を構成するベアリング) 49,53 ユニットベアリング5のインナ−レ−ス 51,55 ユニットベアリング5の転動体 75 フロントハウジング19のオイル溝(オイル保持
部) 87 アウタ−レ−ス43のオイル流路 155,157 テ−パ−ロ−ラ−ベアリング(ユニッ
トベアリング153を構成するベアリング) 159 ユニットベアリング153のアウタ−レ−ス 161,165 ユニットベアリング153のインナ−
レ−ス 163 ユニットベアリング153の転動体 169 アウタ−レ−ス159のオイル流路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D042 AB01 CA03 CB03 CC02 3J027 FA23 FA25 FB02 HA01 HB07 HC12 HC19 3J063 AA01 AB13 AC11 BA11 CA05 CB52 CD02 CD03 CD42 CD45 CD46 XD03 XD16 XD42 XD62 XD73 XE14 XF14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力によって回転するプロ
    ペラシャフト側に連結されたドライブピニオンシャフト
    と、このドライブピニオンシャフトの駆動力をデフケ−
    スに伝達する伝達ギヤ組と、デフケ−スの回転を車輪側
    に配分する差動機構と、オイルが封入されたデフキャリ
    ヤとを備え、 このデフキャリヤが、ドライブピニオンシャフトを収容
    するフロントハウジングと、伝達ギヤ組とデフケ−スを
    収容するファイナルドライブハウジングとを有し、ドラ
    イブピニオンシャフトが、フロントハウジングとファイ
    ナルドライブハウジングにそれぞれベアリングを介して
    支承されていることを特徴とするデファレンシャル装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明であって、ドライ
    ブピニオンシャフトをフロントハウジングとファイナル
    ドライブハウジングとに支承するベアリングが、一体の
    アウタ−レ−スと一対のインナ−レ−スとの間にそれぞ
    れ転動体を配置したユニットベアリングであり、このア
    ウタ−レ−スが、フロントハウジングとファイナルドラ
    イブハウジングとの両方に支持されており、各インナ−
    レ−スが、それぞれドライブピニオンシャフトを支承し
    ていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかに記載の発明であ
    って、フロントハウジング、または、フロントハウジン
    グとファイナルドライブハウジングとに、部材の回転に
    よって掻き上げられたオイルを一時的に保持しベアリン
    グに供給するオイル保持部が設けられていることを特徴
    とするデファレンシャル装置。
  4. 【請求項4】 請求項2,3の何れかに記載の発明であ
    って、ユニットベアリングを構成するベアリングの間に
    オイルを導くオイル流路が、アウタ−レ−スに設けられ
    ていることを特徴とするデファレンシャル装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003046416A1 (en) * 2001-11-28 2003-06-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Bevel gear transmission
JP2006283791A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Jtekt Corp 車両用ピニオン軸支持装置

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WO2003046416A1 (en) * 2001-11-28 2003-06-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Bevel gear transmission
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