JP2001139712A - 多孔質ポリオレフィン成形体 - Google Patents
多孔質ポリオレフィン成形体Info
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Abstract
ρ)に優れ、且つリサイクル性、耐熱性、耐水性に優れ
たポリオレフィン成形体の提供。 【解決手段】 多孔質ポリオレフィン延伸体を強化材と
した成形体であって、密度が0. 4〜0. 8g/ccで
ある多孔質ポリオレフィン成形体。
Description
体に関し、より詳細には、軽量、高強度、高剛性で、且
つリサイクル性、耐熱性、耐水性に優れた成形体に関す
る。
性、高強度が要求される部材には、主として鋼材が用い
られてきた。近年、この種の部材の軽量化を果たす手段
として合成樹脂をガラス繊維で補強してなる複合材料、
いわゆるFRP広くが使用されている。しかしながら、
FRPを用いた部材では、ガラス繊維を含んでいるため
リサイクルが困難であるという問題があった。
伸すると、延伸方向に分子が配向し、延伸方向の強度及
び剛性が著しく向上し、ガラス繊維に匹敵する物性を得
ることも可能であることが知られている。上記の高倍率
に延伸した樹脂は、通常、繊維状の形態で得られるが、
このような高倍率延伸樹脂を良好な接着方法で一体化す
ることにより構造部材や建材などに十分利用可能である
と考えられる。
2‐198834号公報には、延伸シートよりも融点の
低い被覆樹脂を該延伸シートの両面に被覆し熱接着した
積層体が開示されている。しかし、成形体の強度、弾性
率を更に向上させるには、成形体の厚みを厚くする必要
があり、その結果として、成形体の重量が増加してしま
い、構造部材の更なる軽量化を図る上で上記方法では不
十分であった。
部材の軽量化を主眼としたものであり、上記方法よりも
更に比強度(σ1/2 /ρ)、比剛性(E1/3 /ρ)の優
れたポリオレフィン成形体を提供することにある。
多孔質ポリオレフィン延伸体を強化材とした成形体であ
って、密度が0. 4〜0. 8g/ccである多孔質ポリ
オレフィン成形体である。
ィン延伸体がシートであって、該シートが少なくとも2
層以上で構成され、多孔質ポリオレフィン延伸体と接着
層が交互に存在する請求項1記載の多孔質ポリオレフィ
ン成形体である。
体よりも低融点でありかつ該延伸体と接着性を有するヒ
ートシール性樹脂層である請求項2記載の多孔質ポリオ
レフィン成形体である。
ィン延伸体の延伸倍率が10倍以上である請求項1〜3
いずれかに記載の多孔質ポリオレフィン成形体である。
いられるポリオレフィン樹脂としては、例えば、エチレ
ン、プロピレン、1‐ブテン及び1‐ペンテン等のα‐
オレフィンの単独重合体や上記α‐オレフィンからなる
共重合体、上記α‐オレフィンと酢酸ビニル、ビニルア
ルコール、塩化ビニル、アクリル酸、(メタ)アクリル
酸エステル等のビニル系単量体との共重合体等が挙げら
れる。上記α‐オレフィンとビニル系単量体との共重合
体中におけるビニル系単量体は10重量%以下が好まし
い。10重量%を越えるとポリオレフィンとしての特性
が失われるからである。上記ポリオレフィンの内、ポリ
プロピレン樹脂が好ましく用いられる。
ば、ホモポリプロピレン樹脂、ブロックポリプロピレン
樹脂、ランダムポリプロピレン樹脂等がが挙げられる
が、結晶性の高いホモポリプロピレン樹脂が好適に用い
られる。また、ホモポリプロピレン樹脂に30重量%以
下のブロックポリプロピレン樹脂、ランダムポリプロピ
レン樹脂を含有せしめた樹脂も好適に用いられる。更
に、上記ポリプロピレン樹脂には、10重量%以下の量
の酢酸ビニル、ビニルアルコール、塩化ビニル、アクリ
ル酸、(メタ)アクリル酸エステル等のビニル系単量体
が共重合されていても良い。
クス(MI)は、延伸性、物性面から0. 1〜20が好
ましく、より好ましくは0. 5〜10である。又、上記
ポリオレフィン樹脂の重量平均分子量は、通常10万〜
50万以下である。上記ポリプロピレン樹脂には、成形
に際して各種安定剤、滑剤、顔料等の添加剤が添加され
ても良い。
体に用いる延伸体は、シート状、繊維状、不織布、織
物、ロッド状などの形態をとることができうるが、成形
体の成形性、物性等からシート状の形態をとることが好
ましい。多孔質延伸シート製造に際しては、通常、原反
シートを製造した後に、延伸により多孔質化し、多孔質
延伸シートとされる。
れるものではなく、従来の方法を適宜選択して用いれば
よい。通常は、原料となるポリオレフィン樹脂組成物を
混練機にて十分に溶融混練し、シートダイを用いてシー
ト状に押出成形し、冷却固化する方法が用いられる。原
反シートの厚みについては特に限定されるものではない
が、0. 5〜10mm程度のものが好ましい。0. 5m
m未満の場合には、延伸後の厚みが薄くなりすぎること
があり、また10mm以上の場合、下記に示す圧延処理
を施しても延伸が困難になることがあるからである。
としては、特定の温度条件で延伸する方法や、無機充填
材を原反シートに配合し延伸する方法等があるが、高強
度、高弾性であり、且つ延伸シート内の空隙を均一に存
在させる為には、特定の温度条件で延伸するのが好まし
く、通常、原反シートのガラス転移温度とガラス転移温
度より30度低い温度との間の温度領域で延伸成形され
る。上記延伸シートの製造方法については特に限定され
ず、通常の、速度の異なる2対のロール間に挟んで原反
シートを加熱しながら一軸方向に引張るロール延伸法
や、原反シートを局所的に加熱し、局所的に延伸するゾ
ーン延伸法等が用いられる。また、原反シートが厚い場
合には、延伸処理を施す前に圧延処理を施すとよい。
されるものではないが、一般的なロール圧延法を用いる
ことができる。ロール圧延法とは、回転する一対の圧延
ロール間に、該圧延ロールのクリアランスよりも厚いシ
ートを挿入し、シート厚みを減少させると同時に長さ方
向に伸長させることにより行われる。この際、原反シー
トに応じて原反シートの予熱、圧延ロールの加熱温調を
行う事が好ましい。原反シートの予熱、圧延ロールの加
熱温調を行わないと、圧延時の圧下力が増大するだけで
なく、シート自体の分子鎖が切断するなど後の延伸処理
において問題が生じる。
率は10倍以上が好ましく、更に好ましくは20倍以上
である。延伸倍率が10倍未満では補強体としての物性
が不足するおそれがあるからである。また上限は特に限
定されないが、事実上、連続成形において50倍より高
い延伸倍率ではシートの厚みが薄くなり、また成形安定
性も極端に悪くなるおそれが有り安定的にシートをえる
事が困難になるおそれがある。また、該延伸シートの厚
みは特に限定されないが、延伸後のシート厚みは通常5
0〜300μmが好ましい。薄くなると積層して得られ
る成形体中に占める多孔質延伸シートの量が減少し、成
形体の強度、剛性を損なうおそれがある。更に好ましく
は100〜300μmである。
伸シートは、延伸時に発生するミクロボイド、ミクロク
レーズにより該シート内部に空隙が生じ多孔質化する。
この成形体を構成する該延伸シートが多孔質化される事
により、本発明に於ける成形体の軽量化が達成される。
伸シートが2層以上積層されて、多孔質ポリオレフィン
成形体が成形されるが、この際の積層方法は、該シート
間に接着層を介在させる事により行われる。本発明で接
着層を介在させる方法としては、相溶性を有する反応性
モノマー等を介在させ該シートを変性、溶解し分子同士
が架橋等を介して絡み合わせる方法(化学接着)、該シ
ートの表面層を加熱により軟化、溶融させて積層一体化
させる方法(自己融着)、該シート間に該シートよりも
低融点のヒートシール性樹脂を介在させ熱接着により接
着する方法(融着)等が挙げられ、用途により適宜選択
されるものである。
少なくとも一方の多孔質延伸シートの表面に塗布、もし
くは表面層に含浸させた多孔質延伸シートを重ね合わせ
た後に加熱により反応性モノマーを重合せしめて、多孔
質延伸シートを接着させる。加熱温度としては、反応性
モノマー、後述の過酸化物等の種類により異なるが、通
常は、100〜120℃の範囲で行われる。上記反応性
モノマーとしては、例えば、スチレン、ジビニルベンゼ
ン、ジアリルフタレート、トリメチロールプロパンメタ
クリレート、トリプロピレングリコールジアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート等が挙げられる。更に、
より低温で、短時間に反応せしめるために過化物を加え
る事が好ましい。過酸化物としては、例えば、ジクミル
パーオキサイド、ジターシャリーブチルパーオキサイ
ド、ターシャリーブチルパーオキシピバレイト、ターシ
ャリーブチルパーオキシイソブチレート等が挙げられ
る。
ィン延伸シート層の表面のみを加熱溶融後加圧等の手段
を用い一体化させる事ができ、多孔質ポリオレフィン層
間にシート同士が融着した接着層が形成される。この
際、シート成分中に主成分よりも低い融点を有する相溶
性のよい材料をポリマーアロイ成分として配合したシー
トを用いて加熱一体化する方法が、加熱時の該シートの
強度低下を防ぐ事ができるので好ましい。ここで用いら
れるアロイ成分としては前述の酢酸ビニル、ビニルアル
コール、塩化ビニル、アクリル酸、(メタ)アクリル酸
エステル等を含有する樹脂が好適に用いられる。この中
でも特にヒートシール性を有する樹脂を用いる方法が最
も好適に用いられる。
も低融点のヒートシール性樹脂を接着層として用い、延
伸シートとヒートシール性シートを重ね合わせて、加熱
圧着させることにより、積層し成形体を得る。
リプロピレン、ブロックポリプロピレン、ランダムポリ
プロピレン、及びこれらのポリプロピレンに酢酸ビニ
ル、ビニルアルコール、塩化ビニル、アクリル酸、マレ
イン酸等が共重合された共重合体等が挙げられる。上記
ポリプロピレン樹脂としては、強化層である多孔質ポリ
プロピレン延伸シートよりも融点が低いポリプロピレン
樹脂がが用いられる。上記多孔質ポリプロピレン延伸シ
ートの融点をTm1、上記ポリプロピレンの融点をTm2、
両者の融点の差をΔTm 、とし、ΔTm =Tm1−Tm2と
すると、ΔT m が5〜40℃であるポリプロピレン樹脂
が好適に用いられる。更に好ましくは、ΔTm が10〜
30℃であるポリプロピレン樹脂である。ΔTm が40
℃を越える場合は、成形体の耐熱性が低下する事が考え
ら、また、ΔTm が5℃未満の場合は積層時に延伸シー
トの配向が緩和するおそれがあり、積層一体化工程が困
難になるからである。ここでいう融点とは、示差走査熱
量測定(DSC)等の熱分析における結晶の融解にとも
なう吸熱ピークの温度である。
シート状に成形されたものを用いても良く、通常Tダイ
法やインフレーション法による押出成形により得られ
る。該ヒートシール性樹脂フィルムの厚みは積層一体化
する多孔質ポリプロピレン延伸シートの厚みにもよる
が、10〜100μmの厚みのものが好適に用いられ
る。厚みが10μm未満では接着層の厚みが少ない為に
未接着部分が多くなり、また100μmを超えると、多
孔質ポリオレフィン延伸体の比率が低くなり、成形体の
強度、剛性が不足するおそれがある。
ピレン延伸シート成形体は、上記延伸処理により得られ
た多孔質ポリプロピレン延伸シートと前記ヒートシール
性樹脂シートを用いて加熱接着され成形体の密度が0.
4〜0. 8g/ccになる様に積層一体化される。密度
が0. 4g/cc未満の場合、高強度、高弾性の延伸シ
ートを得ることが困難であり、また、密度が0. 8g/
ccを超えるものでは、多孔質化させることにより達成
される軽量化の効果が少なくなり、比強度、比剛性が低
下してしまう。
トの少なくとも片面にヒートシール性樹脂が積層一体化
されていても良く、この手段としては、例えば、該延伸
シートとヒートシール性樹脂シートを、延伸シートの融
点より低くヒートシール性樹脂シートの融点よりも高い
温度に加熱し、両者を重ね合わせ、ラミネートする方
法、ヒートシール性樹脂をシート状に成形する際に、直
接延伸シート上に成形する方法等が挙げられる。
トの積層方向は特に限定されず、用途に応じて、成形体
軸方向に対し0〜90゜の範囲で適宜選択されうる。こ
の際、一般的には、成形体軸方向に対して、左右対称と
なるように積層される。
ートシール性シートを交互に積層し加熱接着する際の方
法は特に限定されないが、例えば熱プレス成形、引き抜
き成形等が簡便に用いられ、成形体形状や寸法に応じて
適宜選択されるものである。熱プレス成形とは、加熱温
調された上下型内に材料を投入し、加圧しつつ型締めを
行う成形法である。また引き抜き成形法とは、ある形状
を有する型内に連続的に材料を供給し、加圧、加熱と同
時に引抜力を与えながら成形する方法である。
ートシール性シートの融点以上であり且つ多孔質ポリプ
ロピレン延伸シートの融点よりも低い温度である必要が
ある。ヒートシール性シートの融点よりも低い温度で
は、ヒートシール性樹脂が十分に溶融せず接着性が不足
してしまう、また、多孔質ポリプロピレン延伸シートの
融点より高い場合は、加熱時に延伸シートの分子の配向
が緩和し強度、剛性面が低下してしまう恐れがあるから
である。更に、必要に応じてポリプロピレン延伸シート
とヒートシール性樹脂を延伸シートの融点未満の温度で
予め加熱しておいても良い。
層間で剥離することなく概ね接着されていることをさ
し、気泡の巻き込み等による僅かな未接着部分が存在し
ても成形体として事実上支障がなければよいが、接着面
積が広く、接着力が高いことがより好ましい。ここで、
多孔質ポリプロピレン延伸シートとヒートシール性シー
トとの接着強度を向上させるために、多孔質ポリプロピ
レン延伸シートを表面処理しても良く、該シート表面層
のみを局所的に融解させ延伸シートの分子の配向を緩和
させる方法、サンドブラストやショットピーニングによ
り粗面化する方法が好適に用いられる。
構造部材や建材等に利用してもよいし、勿論各種構造部
材の強化材(芯材)として利用することもできる。更
に、表層材を貼り合わせ意匠性を付加したり、耐候性を
向上させることもできる。ここで、本発明において記載
する成形体は、板状に限られるものではなく、異形形状
にも適用され、断面二次モーメントが厚みに大きく左右
される形状については特に軽量化することができる。
ことにより従来技術よりも更に軽量化し、比強度、比剛
性の高い各種部材を得ることができる。また、ポリオレ
フィン樹脂を主体とした成形体であるため、リサイクル
性に優れこれらを溶融混練することにより再度使用でき
うるという利点、更にポリオレフィン樹脂の特性である
耐水性、耐薬品性に優れるという利点を併せ持つ。
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。実施例1 〔多孔質延伸シートの作成〕ホモポリプロピレン樹脂
(商品名;MA3、MI;11、融点;163℃、三菱
化学社製)を二軸同方向混練押出機(商品名;PCM3
0、池貝鉄工社製)を用いて樹脂温度約220℃で溶融
混練、成形し、厚み2. 0mm、巾100mmのシート
を得た。得られたシートを、100℃に加熱しつつ、二
対のロールを有するロール延伸機を用いて25倍に延伸
し、厚み0. 2mm、巾56mmの多孔質延伸シートを
得た。シートの密度は0. 65g/ccであった。
ポリプロピレン樹脂(商品名;MG05BS、MI;4
5、融点;140℃、三菱化学社製)を二軸同方向混練
押出機(商品名;PCM30、池貝鉄工社製)を用いて
樹脂温度約200℃で溶融混練、成形し、厚み0. 05
mm、幅100mmのシートを得た。
伸シートとヒートシール性シートを交互に20枚積層
し、プレス器を用い、加熱温度145℃、圧力0. 1M
Paで3分間加圧し、積層した後、冷却プレスにて常温
まで冷却した。得られた成形体の密度は0. 70g/c
cであった。
ロピレン樹脂(商品名;MA3、MI;11、融点;1
63℃、三菱化学社製)の代わりに、ホモポリプロピレ
ン樹脂(商品名;MA3、MI;11、融点;163
℃、三菱化学社製)80重量部とランダムポリプロピレ
ン樹脂(商品名;MG05BS、MI;45、融点;4
0℃、三菱化学株式会社製)20重量部を用いる以外は
実施例1と同様に行った。得られた多孔質延伸シートは
厚み0. 20mm、巾50mm、密度0. 73g/cc
であり、成形体の密度は0. 76g/ccであった。
作成において、延伸温度を150℃の代わりに、100
℃にする以外は実施例と同様に行った。得られた多孔質
延伸シートは厚み0. 15mm、巾54mm、密度0.
91g/ccであり、成形体の密度は0.91g/cc
であった。
れた多孔質延伸成形体について、下記の方法で評価を行
って、比強度、比弾性率を測定し、比強度、比剛性を算
出した。結果を表1に示す。 (曲げ強度、曲げ弾性率)JIS K7113に準拠し
て、主積層方向(延伸方向)の曲げ強度、曲げ弾性率を
測定した。 (密度)JIS K7112に準拠し密度を測定した。 (比強度、比剛性)上記で得られた曲強度( σ) 、曲げ
弾性率( E) 、密度( ρ) より、下式に従い比強度、比
剛性を算出した。
形体は、多孔質ポリオレフィン延伸体を強化材とした成
形体であって、密度が0. 4〜0. 8g/ccであるの
で、優れた比強度、比剛性、リサイクル性、耐熱性、耐
水性を示す。請求項2記載の多孔質ポリオレフィン成形
体は、多孔質ポリオレフィン延伸体がシートであって、
該シートが少なくとも2層以上積層され、多孔質ポリオ
レフィン延伸体と接着層が交互に存在するので請求項1
記載の効果をより確実に奏することができる。請求項3
記載の多孔質ポリオレフィン成形体は、接着層が、該延
伸体よりも低融点であり、且つ、該延伸体と接着性を有
するヒートシール性樹脂層であるので、請求項2記載の
効果をより確実に奏することができる。請求項4記載の
多孔質ポリオレフィン成形体は、多孔質ポリオレフィン
延伸体の延伸倍率が10倍以上であるので、請求項1〜
3いずれかに記載の効果をより確実に奏することができ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 多孔質ポリオレフィン延伸体を強化材と
した成形体であって、密度が0. 4〜0. 8g/ccで
あることを特徴とする多孔質ポリオレフィン成形体。 - 【請求項2】 多孔質ポリオレフィン延伸体がシートで
あって、該シートが少なくとも2層以上積層され、多孔
質ポリオレフィン延伸体と接着層が交互に存在する事を
特徴とする請求項1記載の多孔質ポリオレフィン成形
体。 - 【請求項3】 接着層が、該延伸体よりも低融点であ
り、且つ、該延伸体と接着性を有するヒートシール性樹
脂層であることを特徴とする請求項2記載の多孔質ポリ
オレフィン成形体。 - 【請求項4】 多孔質ポリオレフィン延伸体の延伸倍率
が10倍以上であることを特徴とする請求項1〜3いず
れかに記載の多孔質ポリオレフィン成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32437699A JP2001139712A (ja) | 1999-11-15 | 1999-11-15 | 多孔質ポリオレフィン成形体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32437699A JP2001139712A (ja) | 1999-11-15 | 1999-11-15 | 多孔質ポリオレフィン成形体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18165115
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020075755A1 (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | サンアロマー株式会社 | ポリプロピレンシートの製造方法 |
-
1999
- 1999-11-15 JP JP32437699A patent/JP2001139712A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020075755A1 (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | サンアロマー株式会社 | ポリプロピレンシートの製造方法 |
JPWO2020075755A1 (ja) * | 2018-10-09 | 2021-09-02 | サンアロマー株式会社 | ポリプロピレンシートの製造方法 |
JP7279066B2 (ja) | 2018-10-09 | 2023-05-22 | サンアロマー株式会社 | ポリプロピレンシートの製造方法 |
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