JP2001139337A - 加工装置、ガラススクライブ装置及びガラス切断方法 - Google Patents
加工装置、ガラススクライブ装置及びガラス切断方法Info
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- JP2001139337A JP2001139337A JP32091799A JP32091799A JP2001139337A JP 2001139337 A JP2001139337 A JP 2001139337A JP 32091799 A JP32091799 A JP 32091799A JP 32091799 A JP32091799 A JP 32091799A JP 2001139337 A JP2001139337 A JP 2001139337A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B33/00—Severing cooled glass
- C03B33/10—Glass-cutting tools, e.g. scoring tools
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
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- C03B33/02—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
- C03B33/023—Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
- C03B33/027—Scoring tool holders; Driving mechanisms therefor
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P40/00—Technologies relating to the processing of minerals
- Y02P40/50—Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
- Y02P40/57—Improving the yield, e-g- reduction of reject rates
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被加工体の表面にうねりが存在している場合
でも、加工ヘッドが正確に被加工体の表面を追従して、
正確に所定の加工を施すことができる加工方法とその装
置を提供すること。 【解決手段】 加工ヘッド15、51を、ベロウフラム
式エアシリンダ24、24aに直結した構造にして、Z
軸方向の変位を制御する。
でも、加工ヘッドが正確に被加工体の表面を追従して、
正確に所定の加工を施すことができる加工方法とその装
置を提供すること。 【解決手段】 加工ヘッド15、51を、ベロウフラム
式エアシリンダ24、24aに直結した構造にして、Z
軸方向の変位を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工面に接触して
加工しながら精密に移動することができる加工装置、液
晶セルに用いられているガラス基板をスクライビングす
るガラススクライビング装置及び、ガラス基板を切断す
る方法に関する。
加工しながら精密に移動することができる加工装置、液
晶セルに用いられているガラス基板をスクライビングす
るガラススクライビング装置及び、ガラス基板を切断す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、最近の情報関連機器の発展に伴
い、液晶ディスプレイに対して要求される機能は、多様
化すると共に高性能化している。軽量でフラットな形状
を活かして、ワードプロセッサ、ポータプルパソコン等
の事務機器に利用される単純マトリックス駆動の液晶デ
ィスプレイは、大面積化および高精細化しており、階調
表示、フルカラー化の方向へ技術が進展している。ま
た、ポータブルの小型TV用には既に多くのメーカがア
クティブマトリクス駆動のカラー液晶ディスプレイを採
用している。
い、液晶ディスプレイに対して要求される機能は、多様
化すると共に高性能化している。軽量でフラットな形状
を活かして、ワードプロセッサ、ポータプルパソコン等
の事務機器に利用される単純マトリックス駆動の液晶デ
ィスプレイは、大面積化および高精細化しており、階調
表示、フルカラー化の方向へ技術が進展している。ま
た、ポータブルの小型TV用には既に多くのメーカがア
クティブマトリクス駆動のカラー液晶ディスプレイを採
用している。
【0003】車載用のインスツルメントメータ、各種計
測器類、インジケータ、オーディオ機器等には、明る
く、高いコントラストのカラー表示が求められている。
車載用ディスプレイの一部にもアクティブマトリクス駆
動の液晶ディスプレイが使用されはじめている。
測器類、インジケータ、オーディオ機器等には、明る
く、高いコントラストのカラー表示が求められている。
車載用ディスプレイの一部にもアクティブマトリクス駆
動の液晶ディスプレイが使用されはじめている。
【0004】これらの液晶ディスプレイに用いられてい
る、液晶ディスプレイパネルのセルは、通常、2枚のガ
ラス基板の間に液晶を封入するために、2枚のガラス基
板がスぺーサ用の球を挟んだ状態で重ね合され、予め塗
布されているシール剤によって相互に貼り合わせ、その
後にシール剤を加圧しながら加熱、あるいは紫外線を照
射することにより硬化させ、2枚のガラス基板を貼り合
わせて形成しているサンドイッチセルが用いられてい
る。
る、液晶ディスプレイパネルのセルは、通常、2枚のガ
ラス基板の間に液晶を封入するために、2枚のガラス基
板がスぺーサ用の球を挟んだ状態で重ね合され、予め塗
布されているシール剤によって相互に貼り合わせ、その
後にシール剤を加圧しながら加熱、あるいは紫外線を照
射することにより硬化させ、2枚のガラス基板を貼り合
わせて形成しているサンドイッチセルが用いられてい
る。
【0005】ガラス基板は、上記のように使用目的によ
り要求される性能が異なるため、それぞれの用途に対応
したガラス基板が開発されている。大別して、単純マト
リクス駆動LCDには、ソーダライムガラス基板が使用
され、また、半導体技術が導入されたアクティブマトリ
クス駆動LCDには、無アルカリガラス、ホウケイ酸ガ
ラス、石英ガラス、シリコン基板等が使用されている。
り要求される性能が異なるため、それぞれの用途に対応
したガラス基板が開発されている。大別して、単純マト
リクス駆動LCDには、ソーダライムガラス基板が使用
され、また、半導体技術が導入されたアクティブマトリ
クス駆動LCDには、無アルカリガラス、ホウケイ酸ガ
ラス、石英ガラス、シリコン基板等が使用されている。
【0006】これらのガラス基板用の板ガラスの製造に
は、フロート法、ダウンドロー法、フュージョン(ダウ
ンドロー)法等の製造方法が用いられている。これらの
製造方法て製板されたガラスを、要求されるサイズに切
断、切断部のエッジの面取り研削、必要に応じて表面研
磨等を施して液晶ディスプレイ用のガラス基板に加工し
ている。
は、フロート法、ダウンドロー法、フュージョン(ダウ
ンドロー)法等の製造方法が用いられている。これらの
製造方法て製板されたガラスを、要求されるサイズに切
断、切断部のエッジの面取り研削、必要に応じて表面研
磨等を施して液晶ディスプレイ用のガラス基板に加工し
ている。
【0007】なお、通常用いられているガラス基板の厚
みは、一般に、厚さ1.1mmである。この他に、0.
7mm、0.5mmおよび0.4mm等の板厚が使用さ
れている。
みは、一般に、厚さ1.1mmである。この他に、0.
7mm、0.5mmおよび0.4mm等の板厚が使用さ
れている。
【0008】液晶ディスプレイに用いられているサンド
イッチセルの製造工程では、通常、1枚(両面で2枚)
のガラス基板に対して同時に複数個のサンドイッチセル
を形成し、複数個を形成後に両面のガラス基板のそれぞ
れのサンドイッチセルの間を切断して、個別のサンドイ
ッチセルに分離して作成している。
イッチセルの製造工程では、通常、1枚(両面で2枚)
のガラス基板に対して同時に複数個のサンドイッチセル
を形成し、複数個を形成後に両面のガラス基板のそれぞ
れのサンドイッチセルの間を切断して、個別のサンドイ
ッチセルに分離して作成している。
【0009】このガラス基板は、表目にV溝等が形成
(スクライブ)され、その後、V溝に沿って切断(ブレ
ーク)される。このうちのスクライブ装置としては、例
えば、図7に構成図を示すような装置が用いられてい
る。このガラススクライブ装置は基台81の上にガント
リー型の加工ヘッド支持部82が形成されている。
(スクライブ)され、その後、V溝に沿って切断(ブレ
ーク)される。このうちのスクライブ装置としては、例
えば、図7に構成図を示すような装置が用いられてい
る。このガラススクライブ装置は基台81の上にガント
リー型の加工ヘッド支持部82が形成されている。
【0010】基台81の上には、ガラス基板80を保持
するステージ83と、このステージ83を搭載し回転す
るインデックス機構であるθ軸移動機構84が設けられ
ている。一方、加工ヘッド支持部82には、加工ヘッド
であるスクライブユニット85を固定保持する支持板8
6が設けられ、また、この支持板86をステージ83に
対して水平方向に移動させるX軸もしくはY軸移動機構
89と、このX軸もしくはY軸移動機構89に設置さ
れ、モータ(不図示)とボールねじ(不図示)等で構成
されて、支持板86をZ軸方向に移動させるZ軸移動機
構91が設けられている。
するステージ83と、このステージ83を搭載し回転す
るインデックス機構であるθ軸移動機構84が設けられ
ている。一方、加工ヘッド支持部82には、加工ヘッド
であるスクライブユニット85を固定保持する支持板8
6が設けられ、また、この支持板86をステージ83に
対して水平方向に移動させるX軸もしくはY軸移動機構
89と、このX軸もしくはY軸移動機構89に設置さ
れ、モータ(不図示)とボールねじ(不図示)等で構成
されて、支持板86をZ軸方向に移動させるZ軸移動機
構91が設けられている。
【0011】支持板86に固定されているスクライブユ
ニット85は、図8に内部構成図を示すように、支持板
86に固定されたベース93と、このベース93に固定
されたエアシリンダ94と、ベース93に設けられてい
るリニアガイド95に係合し、Z軸方向に移動するチャ
ック96とで構成されている。
ニット85は、図8に内部構成図を示すように、支持板
86に固定されたベース93と、このベース93に固定
されたエアシリンダ94と、ベース93に設けられてい
るリニアガイド95に係合し、Z軸方向に移動するチャ
ック96とで構成されている。
【0012】エアシリンダ94は、摺動体97の摺動部
をOリングのシール97aとし、摺動体97に軸受98
に係合したシリンダ軸99が形成されている。また、こ
のシリンダ軸99の下端はフロウティングジョイント7
9を介してチャック96に連結している。
をOリングのシール97aとし、摺動体97に軸受98
に係合したシリンダ軸99が形成されている。また、こ
のシリンダ軸99の下端はフロウティングジョイント7
9を介してチャック96に連結している。
【0013】チャック96は、先端にダイヤモンド等の
硬質材のチップである工具78を備え、上下に突起部7
7a、77bが設けられている。上の突起部77aには
導電性の調整ねじ76が固定され、下の突起部77bに
は自重キャンセルばね75の一方が係止している。な
お、自重キャンセルばね75の他方はベース93に設け
られたピン74に係止している。また、調整ねじ76の
ベース93の対応位置には導電性のストッパ73が設け
られており、調整ねじ76とストッパ73にそれぞれ電
極72a、72bが取付けられている。
硬質材のチップである工具78を備え、上下に突起部7
7a、77bが設けられている。上の突起部77aには
導電性の調整ねじ76が固定され、下の突起部77bに
は自重キャンセルばね75の一方が係止している。な
お、自重キャンセルばね75の他方はベース93に設け
られたピン74に係止している。また、調整ねじ76の
ベース93の対応位置には導電性のストッパ73が設け
られており、調整ねじ76とストッパ73にそれぞれ電
極72a、72bが取付けられている。
【0014】この装置構成で、X軸もしくはY軸移動機
構89を作動させてガラス基板80に対しての位置を設
定し、次にZ軸移動機構91を作動させて工具78をガ
ラス基板80に対して所定位置まで降下させる。
構89を作動させてガラス基板80に対しての位置を設
定し、次にZ軸移動機構91を作動させて工具78をガ
ラス基板80に対して所定位置まで降下させる。
【0015】次に、エアシリンダ94内にポンプ(不図
示)によりエアを供給して適当な圧力をかけ、調整ねじ
76とストッパ73が接触した状態でチャック96を下
降させる。工具78がガラス基板80に接触し、調整ね
じ76とストッパ73が離れたことを電極72a、72
bから検出するとチャック96は下降を停止する。
示)によりエアを供給して適当な圧力をかけ、調整ねじ
76とストッパ73が接触した状態でチャック96を下
降させる。工具78がガラス基板80に接触し、調整ね
じ76とストッパ73が離れたことを電極72a、72
bから検出するとチャック96は下降を停止する。
【0016】工具78の圧力はエアシリンダ94内の圧
力と、自重キャンセルばね75の反力により調整されて
いるので、この状態で、スクラィブユニット85を、X
軸もしくはY軸移動機構89によりガラス基板80に水
平にならわせてガラス基板80上にV溝を形成し、次の
工程で、このV溝に沿ってガラス基板80を切断(ブレ
ーク)する。
力と、自重キャンセルばね75の反力により調整されて
いるので、この状態で、スクラィブユニット85を、X
軸もしくはY軸移動機構89によりガラス基板80に水
平にならわせてガラス基板80上にV溝を形成し、次の
工程で、このV溝に沿ってガラス基板80を切断(ブレ
ーク)する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
基板には程度の差はあっても、製造工程で発生した「う
ねり」が残存している。この「うねり」は、周期が1m
m以上ある表面の凹凸で、通常5〜20mmの周期を持
っている。
基板には程度の差はあっても、製造工程で発生した「う
ねり」が残存している。この「うねり」は、周期が1m
m以上ある表面の凹凸で、通常5〜20mmの周期を持
っている。
【0018】このため、上述のガラススクライブ装置で
ガラス基板をスクライブする際には、シリンダ軸はシー
ルと軸受により支持されているので、動作時はそれらの
摺動抵抗がかかる。また、軸には半径方向に遊びがほと
んどないので、動作を円滑にするために、チャックとの
連結部にフローティングジョイントを使用していた。そ
れらのために、ガラス基板のうねりを乗り越える際に、
シリンダ軸が瞬間的に浮き上がって、チャックとの間に
隙間が生じ、工具のガラス基板への押し付力が不完全に
なり、ガラス基板の表面のうねりに対する工具の上下動
の応答性が損なわれていた。
ガラス基板をスクライブする際には、シリンダ軸はシー
ルと軸受により支持されているので、動作時はそれらの
摺動抵抗がかかる。また、軸には半径方向に遊びがほと
んどないので、動作を円滑にするために、チャックとの
連結部にフローティングジョイントを使用していた。そ
れらのために、ガラス基板のうねりを乗り越える際に、
シリンダ軸が瞬間的に浮き上がって、チャックとの間に
隙間が生じ、工具のガラス基板への押し付力が不完全に
なり、ガラス基板の表面のうねりに対する工具の上下動
の応答性が損なわれていた。
【0019】ガラス基板のうねりに対して工具が十分に
追従しきれないと、V溝の形成不良が発生して、ブレー
ク時にセル破壊が発生する。特に、製品として付加価値
が高くなったセル後工程において発生するセル破壊は、
生産に大きなロスを発生させるため、V溝の形成不良を
少なくし、ブレーク工程の歩留まりを向上する手段の開
発が要望されていた。
追従しきれないと、V溝の形成不良が発生して、ブレー
ク時にセル破壊が発生する。特に、製品として付加価値
が高くなったセル後工程において発生するセル破壊は、
生産に大きなロスを発生させるため、V溝の形成不良を
少なくし、ブレーク工程の歩留まりを向上する手段の開
発が要望されていた。
【0020】本発明はこれらの事情にもとづいて成され
たもので、被加工体の表面にうねりが存在している場合
でも、加工ヘッドが正確に被加工体の表面を追従して、
正確に所定の加工を施すことができる加工装置、それを
用いたガラススクライブ装置及びガラス切断方法を提供
することを目的としている。
たもので、被加工体の表面にうねりが存在している場合
でも、加工ヘッドが正確に被加工体の表面を追従して、
正確に所定の加工を施すことができる加工装置、それを
用いたガラススクライブ装置及びガラス切断方法を提供
することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による手
段によれば、被加工体を保持するステージと、前記被加
工物を加工する加工ヘッドと、前記ステージ及び前記加
工ヘッドを相対的にX軸方向或いはY軸方向の少なくと
も一方に移動させる第1の移動手段と、前記加工ヘッド
をZ軸方向に移動させる第2の移動手段と、前記加工へ
ツドの加工治具を前記被加工体に対して所定の圧力で接
触させる圧力調整手段とを有することを特徴とする加工
装置である。
段によれば、被加工体を保持するステージと、前記被加
工物を加工する加工ヘッドと、前記ステージ及び前記加
工ヘッドを相対的にX軸方向或いはY軸方向の少なくと
も一方に移動させる第1の移動手段と、前記加工ヘッド
をZ軸方向に移動させる第2の移動手段と、前記加工へ
ツドの加工治具を前記被加工体に対して所定の圧力で接
触させる圧力調整手段とを有することを特徴とする加工
装置である。
【0022】また請求項2の発明による手段によれば、
前記圧力調整手段は、ベロウフラム式エアシリンダを有
することを特徴とする加工装置である。
前記圧力調整手段は、ベロウフラム式エアシリンダを有
することを特徴とする加工装置である。
【0023】また請求項3の発明による手段によれば、
前記圧力調整手段は、前記加工治具の前記被加工体に対
する圧力を検出する圧力センサを有し、該圧力センサか
らの検出結果に基づきべロウフラム式エアシリンダによ
る圧力制御を行うことを特徴とする加工装置である。
前記圧力調整手段は、前記加工治具の前記被加工体に対
する圧力を検出する圧力センサを有し、該圧力センサか
らの検出結果に基づきべロウフラム式エアシリンダによ
る圧力制御を行うことを特徴とする加工装置である。
【0024】また請求項4の発明による手段によれば、
前記加工治具は、前記べロウフラム式エアシリンダのシ
リンダ軸と一体に駆動することを特徴とする加工装置で
ある。
前記加工治具は、前記べロウフラム式エアシリンダのシ
リンダ軸と一体に駆動することを特徴とする加工装置で
ある。
【0025】また請求項5の発明による手段によれば、
前記被加工体は液晶用ガラス基板であり、前記加工治具
は硬質材よりなる工具を有し、該硬質材により前記液晶
用ガラス基板表面をスクライブすることを特徴とする加
工装置である。
前記被加工体は液晶用ガラス基板であり、前記加工治具
は硬質材よりなる工具を有し、該硬質材により前記液晶
用ガラス基板表面をスクライブすることを特徴とする加
工装置である。
【0026】また請求項6の発明による手段によれば、
前記加工治具は、前記被加工体の表面と接してガイドす
るガイドローラと、前記被加工体表面に粘性流体を塗布
するディスペンサを有することを特徴とする加工装置で
ある。
前記加工治具は、前記被加工体の表面と接してガイドす
るガイドローラと、前記被加工体表面に粘性流体を塗布
するディスペンサを有することを特徴とする加工装置で
ある。
【0027】また請求項7の発明による手段によれば、
ガラス基板を保持するステージと、前記ガラス基板をス
クライブするスクライブユニットと、前記ステージ及び
前記スクライブユニットを相対的にX軸方向或いはY軸
方向の少なくとも一方に移動させる第1の移動手段と、
前記スクライブユニットをZ軸方向に移動させる第2の
移動手段と、前記スクライブユニットのスクライブ治具
を前記ガラス基板に対して所定の圧力で接触させるべロ
ウフラム式エアシリンダと、前記スクライブ治具の前記
ガラス基板に対する圧力を検出する圧力センサとを有す
ることを特徴とするガラススクライブ装置である。
ガラス基板を保持するステージと、前記ガラス基板をス
クライブするスクライブユニットと、前記ステージ及び
前記スクライブユニットを相対的にX軸方向或いはY軸
方向の少なくとも一方に移動させる第1の移動手段と、
前記スクライブユニットをZ軸方向に移動させる第2の
移動手段と、前記スクライブユニットのスクライブ治具
を前記ガラス基板に対して所定の圧力で接触させるべロ
ウフラム式エアシリンダと、前記スクライブ治具の前記
ガラス基板に対する圧力を検出する圧力センサとを有す
ることを特徴とするガラススクライブ装置である。
【0028】また請求項8の発明による手段によれば、
ガラス基板に対するスクライブ治具の接触圧力を圧力セ
ンサにより検出し、圧力センサによる検出圧力に基づい
て前記スクライブ治具の接触圧力を調整しながらスクラ
イブするスクライブ工程と、前記スクライブ工程により
スクライブされたガラス基板をブレークするブレーク工
程とを有するガラス切断方法である。
ガラス基板に対するスクライブ治具の接触圧力を圧力セ
ンサにより検出し、圧力センサによる検出圧力に基づい
て前記スクライブ治具の接触圧力を調整しながらスクラ
イブするスクライブ工程と、前記スクライブ工程により
スクライブされたガラス基板をブレークするブレーク工
程とを有するガラス切断方法である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面を参照して説明する。
を図面を参照して説明する。
【0030】図1は本発明のガラススクライブ装置によ
りスクライブする被処理体である液晶ディスプレイに用
いるサンドイッチセルの一例の構成を示す断面図であ
る。
りスクライブする被処理体である液晶ディスプレイに用
いるサンドイッチセルの一例の構成を示す断面図であ
る。
【0031】すなわち、ガラス基板1a、1bの片面に
順次、SiO2のアルカリイオン防止膜2と、SiO2
等の蒸着膜である配向膜3とが積層形成され、配向膜3
中にはITOの透明電極4a、4b、4c、…4nが形
成されている。この2枚のガラス基板1a、1bがスペ
ーサ5a、5b、…を介して所定間隔で配向膜3が向か
い合う方向に組合わされ、熱硬化性又は紫外線硬化性の
封止材6で封止されて、封止された内部には液晶7が充
填されている。なお、ガラス基板1aの一方には液晶7
を注入するための注入口8が設けられ、この注入口8は
液晶7を注入後に封止材6aで封止されている。
順次、SiO2のアルカリイオン防止膜2と、SiO2
等の蒸着膜である配向膜3とが積層形成され、配向膜3
中にはITOの透明電極4a、4b、4c、…4nが形
成されている。この2枚のガラス基板1a、1bがスペ
ーサ5a、5b、…を介して所定間隔で配向膜3が向か
い合う方向に組合わされ、熱硬化性又は紫外線硬化性の
封止材6で封止されて、封止された内部には液晶7が充
填されている。なお、ガラス基板1aの一方には液晶7
を注入するための注入口8が設けられ、この注入口8は
液晶7を注入後に封止材6aで封止されている。
【0032】このサンドイッチセルにおける液晶層の厚
さは1μm以下から数百μmまで可能であり、面積につ
いては原理的な制限は無い。
さは1μm以下から数百μmまで可能であり、面積につ
いては原理的な制限は無い。
【0033】通常、製造工程では、これらのサンドイッ
チセルは複数個、所定ピッチでガラス基板上に並んで配
列されている。したがって、個々のサンドイッチセル得
るためには、ガラス基板に配列されている各サンドイッ
チセルの間をガラススクライブ装置でスクライブした後
に、ブレーク工程で切断して分離している。なお、この
ガラス基板の切断はサンドイッチセルを形成している2
枚のガラス基板の両方を折割する必要があるので、片面
をスクライブした後に、サンドイッチセルを反転させ
て、もう一方のガラス基板にも同様にスクライブを施し
ている。
チセルは複数個、所定ピッチでガラス基板上に並んで配
列されている。したがって、個々のサンドイッチセル得
るためには、ガラス基板に配列されている各サンドイッ
チセルの間をガラススクライブ装置でスクライブした後
に、ブレーク工程で切断して分離している。なお、この
ガラス基板の切断はサンドイッチセルを形成している2
枚のガラス基板の両方を折割する必要があるので、片面
をスクライブした後に、サンドイッチセルを反転させ
て、もう一方のガラス基板にも同様にスクライブを施し
ている。
【0034】図2は本発明のガラススクライブ装置の構
成図である。ガラススクライブ装置は基台11の上にガ
ントリー型の加工ヘッド支持部12が構造材で形成され
ている。
成図である。ガラススクライブ装置は基台11の上にガ
ントリー型の加工ヘッド支持部12が構造材で形成され
ている。
【0035】基台11の上には、ガラス基板1cを保持
するステージ13と、このステージ13を搭載し回転す
るインデックス機構であるθ軸移動機構14が設けられ
ている。このθ軸移動機構14は、ガラス基板1cを保
持したステージ13をXY方向に90度ずつ回転させる
もので、バレルカカム(不図示)等により構成されたイ
ンデックス機構である。
するステージ13と、このステージ13を搭載し回転す
るインデックス機構であるθ軸移動機構14が設けられ
ている。このθ軸移動機構14は、ガラス基板1cを保
持したステージ13をXY方向に90度ずつ回転させる
もので、バレルカカム(不図示)等により構成されたイ
ンデックス機構である。
【0036】一方、加工ヘッド支持部12には、加工ヘ
ッドであるスクライブユニット15を固定保持する支持
板16と、この支持板16をステージ13に対して水平
方向に移動させるモータ17とボールねじ18等で形成
した、X軸もしくはY軸移動機構(第1の移動手段)1
9と、このX軸もしくはY軸移動機構19に設置され、
モータ20とボールねじ(不図示)等で形成されて、支
持板16をZ軸方向に移動させるZ軸移動機構(第2の
移動手段)21とが設けられている。
ッドであるスクライブユニット15を固定保持する支持
板16と、この支持板16をステージ13に対して水平
方向に移動させるモータ17とボールねじ18等で形成
した、X軸もしくはY軸移動機構(第1の移動手段)1
9と、このX軸もしくはY軸移動機構19に設置され、
モータ20とボールねじ(不図示)等で形成されて、支
持板16をZ軸方向に移動させるZ軸移動機構(第2の
移動手段)21とが設けられている。
【0037】支持板16に固定されているスクライブユ
ニット15は、図3に内部構成図を示すように、支持板
16に固定されたベース23と、このベース23に固定
されたベロウフラム式エアシリンダ24と、ベース23
に設けられているリニアガイド25に係合し、Z軸方向
に移動するチャック26とで構成されている。
ニット15は、図3に内部構成図を示すように、支持板
16に固定されたベース23と、このベース23に固定
されたベロウフラム式エアシリンダ24と、ベース23
に設けられているリニアガイド25に係合し、Z軸方向
に移動するチャック26とで構成されている。
【0038】ベロウフラム式エアシリンダ24には、シ
リンダ27の内壁に摺動するベロウフラム28が設けら
れている。このベロウフラム28は金属性の円板28a
にゴム等の弾性体28bが、この円板28aの外形より
も外側まで延在して固定されている。したがって、シリ
ンダ27の内壁とは弾性体28bのみが摺動する。
リンダ27の内壁に摺動するベロウフラム28が設けら
れている。このベロウフラム28は金属性の円板28a
にゴム等の弾性体28bが、この円板28aの外形より
も外側まで延在して固定されている。したがって、シリ
ンダ27の内壁とは弾性体28bのみが摺動する。
【0039】また、円板28aは下方にシリンダ軸29
が固着して連結している。このシリンダ軸29は、先端
がチャック26に直結して固着されて連結している。
が固着して連結している。このシリンダ軸29は、先端
がチャック26に直結して固着されて連結している。
【0040】チャック26は、ベース23に設けられた
リニアガイド25により上下方向に移動自在に案内され
ている。その構造は、圧力センサであるロードセル30
を挟んで、上ブロック31とロードセル30と下ブロッ
ク32とが一体構造に形成されている。上ブロック31
は、上下に各1個ずつの突起部33a、33bが設けら
れている。上の突起部33aには導電性の材質の調整ね
じ34が固定され、下の突起部33bには自重キャンセ
ルばね35の一方が係止している。なお、自重キャンセ
ルばね35の他方はベース23に設けられたピン36に
係止している。また、調整ねじ34のベース23の対応
位置には導電性のストッパ37が設けられている。な
お、調整ねじ34とストッパ37にそれぞれ電極38
a、38bが取付けられている。
リニアガイド25により上下方向に移動自在に案内され
ている。その構造は、圧力センサであるロードセル30
を挟んで、上ブロック31とロードセル30と下ブロッ
ク32とが一体構造に形成されている。上ブロック31
は、上下に各1個ずつの突起部33a、33bが設けら
れている。上の突起部33aには導電性の材質の調整ね
じ34が固定され、下の突起部33bには自重キャンセ
ルばね35の一方が係止している。なお、自重キャンセ
ルばね35の他方はベース23に設けられたピン36に
係止している。また、調整ねじ34のベース23の対応
位置には導電性のストッパ37が設けられている。な
お、調整ねじ34とストッパ37にそれぞれ電極38
a、38bが取付けられている。
【0041】また、下ブロック32には図4に示すよう
に、先端にダイヤモンド等の硬質材のチップである工具
39を保持している。工具39は算盤玉状の形状で、下
ブロック32に固定されている工具ホルダ40に回転自
在に保持され、印加された圧力でガラス基板1cを押圧
し、回転しながら移動してガラス基板1cをスクライビ
ングする構造である。なお、上記工具39、工具ホルダ
40によりスクライブ治具を構成している。
に、先端にダイヤモンド等の硬質材のチップである工具
39を保持している。工具39は算盤玉状の形状で、下
ブロック32に固定されている工具ホルダ40に回転自
在に保持され、印加された圧力でガラス基板1cを押圧
し、回転しながら移動してガラス基板1cをスクライビ
ングする構造である。なお、上記工具39、工具ホルダ
40によりスクライブ治具を構成している。
【0042】これらの装置構成での動作は、まず、X軸
もしくはY軸移動機構19を作動させてスクライブユニ
ット15をガラス基板1cに対しての加工位置を設定
し、次にZ軸移動機構21を作動させて工具39をガラ
ス基板1cに対して所定位置まで降下させる。
もしくはY軸移動機構19を作動させてスクライブユニ
ット15をガラス基板1cに対しての加工位置を設定
し、次にZ軸移動機構21を作動させて工具39をガラ
ス基板1cに対して所定位置まで降下させる。
【0043】次に、ポンプ(不図示)によりシリンダ2
7の内部にエアを供給し適当な圧力を印加して、ベロウ
フラム28を下方に変位させる。ベロウフラム28には
シリンダ軸29を介してチャック26が一体に固着され
ているので、チャック26に固定されている調整ねじ3
4とストッパ37が接触した状態でチャック26を自重
キャンセルばね35に抗して下降させる。この下降によ
ってチャック26の先端に設けられている工具39がガ
ラス基板1cに接触し、調整ねじ34とストッパ37と
が離れるため、それを電極38a、38bに基づいて検
出すると、チャック26は下降を停止する。
7の内部にエアを供給し適当な圧力を印加して、ベロウ
フラム28を下方に変位させる。ベロウフラム28には
シリンダ軸29を介してチャック26が一体に固着され
ているので、チャック26に固定されている調整ねじ3
4とストッパ37が接触した状態でチャック26を自重
キャンセルばね35に抗して下降させる。この下降によ
ってチャック26の先端に設けられている工具39がガ
ラス基板1cに接触し、調整ねじ34とストッパ37と
が離れるため、それを電極38a、38bに基づいて検
出すると、チャック26は下降を停止する。
【0044】工具39の圧力はベロウフラム28内のエ
アの圧力と、自重キャンセルばね35の反力により調整
されているので、この状態で、チャック26をX軸もし
くはY軸移動機構19によりガラス基板1cに水平にな
らわせて、ガラス基板1cの表面のうねりに追従して微
小に上下させ、工具39の圧力を一定にしてガラス基板
1c上にV溝を形成(スクライブ)する。次工程でこの
V溝に沿ってガラス基板1cを切断(ブレーク)する。
アの圧力と、自重キャンセルばね35の反力により調整
されているので、この状態で、チャック26をX軸もし
くはY軸移動機構19によりガラス基板1cに水平にな
らわせて、ガラス基板1cの表面のうねりに追従して微
小に上下させ、工具39の圧力を一定にしてガラス基板
1c上にV溝を形成(スクライブ)する。次工程でこの
V溝に沿ってガラス基板1cを切断(ブレーク)する。
【0045】なお、工具39のガラス基板1cへの押付
け力は、ロードセル30で検出され、シリンダ27への
供給エア圧力にフィードバック制御している。また、ロ
ードセル30は、工具39のガラス基板1cへの接触の
検出にも用いている。
け力は、ロードセル30で検出され、シリンダ27への
供給エア圧力にフィードバック制御している。また、ロ
ードセル30は、工具39のガラス基板1cへの接触の
検出にも用いている。
【0046】上述のように本発明によれば、ベロウフラ
ム式シリンダを採用したことで、ベロウフラムの弾性体
により形成された軟らかい弁でシリンダ軸を押すような
構造にして、シリンダとの摺動抵抗を少なくして、ぶれ
の無い力の伝達を行えるようにした。
ム式シリンダを採用したことで、ベロウフラムの弾性体
により形成された軟らかい弁でシリンダ軸を押すような
構造にして、シリンダとの摺動抵抗を少なくして、ぶれ
の無い力の伝達を行えるようにした。
【0047】また、従来、シリンダ軸に用いていたジョ
イントと軸受けによる構造を、シリンダ軸とチャックと
を直結してシリンダ軸の動作を、チャックとリニアガイ
ドで支持する構造に変更した。これにより、シリンダ軸
とチャックの上下方向の遊びが無くなり、従来のように
工具のガラスへの押し付けが不完全になる現象を防止で
きるようにした。
イントと軸受けによる構造を、シリンダ軸とチャックと
を直結してシリンダ軸の動作を、チャックとリニアガイ
ドで支持する構造に変更した。これにより、シリンダ軸
とチャックの上下方向の遊びが無くなり、従来のように
工具のガラスへの押し付けが不完全になる現象を防止で
きるようにした。
【0048】また、工具とシリンダ軸との間、例えば、
チャックの中間などに圧力センサであるロードセルを介
在させ、工具の押付け力をロードセルで検出して供給エ
ア圧力にフィードバック制御するようにしたので、常
に、工具に一定の力を付与することができるようになっ
た。
チャックの中間などに圧力センサであるロードセルを介
在させ、工具の押付け力をロードセルで検出して供給エ
ア圧力にフィードバック制御するようにしたので、常
に、工具に一定の力を付与することができるようになっ
た。
【0049】また、ロードセルにより、工具のガラス基
板への接触を検出しているので、相互の接触を正確に検
出することができるようになった。
板への接触を検出しているので、相互の接触を正確に検
出することができるようになった。
【0050】これらの結果、本発明では、ガラス基板の
表面のうねりに対する工具の応答性が向上して圧着がよ
り確実になり、V溝の形成不良によるセル破壊を防止す
ることができた。
表面のうねりに対する工具の応答性が向上して圧着がよ
り確実になり、V溝の形成不良によるセル破壊を防止す
ることができた。
【0051】実際に、例えば、内径、ストロークが互い
に等しい従来のパッキン式シリンダと本発明のベロウフ
ラム式エアシリンダ24において、摺動抵抗を実測した
結果、前者がロッドの理論推力の27%を摺動抵抗によ
り損失してしまうのに対し、後者は3%であった。ま
た、半径方向の遊びの量は、前者が最大0.1mm程度
であるのに対し、後者は最大0.25mm程度であっ
た。また、応答性の向上の程度は、前者が目標変位まで
の到達時間が10msであるのに対し、後者は4msで
あった。
に等しい従来のパッキン式シリンダと本発明のベロウフ
ラム式エアシリンダ24において、摺動抵抗を実測した
結果、前者がロッドの理論推力の27%を摺動抵抗によ
り損失してしまうのに対し、後者は3%であった。ま
た、半径方向の遊びの量は、前者が最大0.1mm程度
であるのに対し、後者は最大0.25mm程度であっ
た。また、応答性の向上の程度は、前者が目標変位まで
の到達時間が10msであるのに対し、後者は4msで
あった。
【0052】この応答性が向上した理由は、同じ供給圧
力に対して、摺動抵抗が小さいほど工具39の加速度が
大きくなるためである。すなわち、供給圧力をP、シリ
ンダの断面積をA、工具とチャックの総質量をM、工具
とチャックの加速度をA、重力加速度をG,自重キヤン
セルばねの反力をKとしたとき、力の釣り合い関係は、
PA=ma+mg+K+f であるので、変形すると、 a=(PA−mg−K−f)/m となり、Pが一定ならfが小さくなるほどaが大きくな
るためである。
力に対して、摺動抵抗が小さいほど工具39の加速度が
大きくなるためである。すなわち、供給圧力をP、シリ
ンダの断面積をA、工具とチャックの総質量をM、工具
とチャックの加速度をA、重力加速度をG,自重キヤン
セルばねの反力をKとしたとき、力の釣り合い関係は、
PA=ma+mg+K+f であるので、変形すると、 a=(PA−mg−K−f)/m となり、Pが一定ならfが小さくなるほどaが大きくな
るためである。
【0053】なお、上述の実施の形態では、シリンダ軸
を軸受で支持せずに、半径方向のぶれをあえて大きくし
たベロウフラム式エアシリンタと、シリンダ軸に固定さ
れているチャックの動きを規制するリニアガイドとを組
み合わせて用いたが、シリンダ軸の回り止め機能をもち
摺動抵抗が小さい軸受けを備えたベロウフラム式エアシ
リンダを用いれば、軸受によってチャックの動きも規制
されるので、その際にはチャックの案内にリニアガイド
は用いなくてもよい。
を軸受で支持せずに、半径方向のぶれをあえて大きくし
たベロウフラム式エアシリンタと、シリンダ軸に固定さ
れているチャックの動きを規制するリニアガイドとを組
み合わせて用いたが、シリンダ軸の回り止め機能をもち
摺動抵抗が小さい軸受けを備えたベロウフラム式エアシ
リンダを用いれば、軸受によってチャックの動きも規制
されるので、その際にはチャックの案内にリニアガイド
は用いなくてもよい。
【0054】なお、上述の実施の形態ではガラス基板の
スクライブ装置について説明したが、本発明の基本構成
は他の種々の装置にも適用することができる。
スクライブ装置について説明したが、本発明の基本構成
は他の種々の装置にも適用することができる。
【0055】すなわち、図5は本発明の変形例でである
接着剤等の液体の精密塗布装置に適用した一例のディス
ペンサユニットの構成図である。なお、装置の全体の構
成とその動作は、上述の図2に示した構成とその動作の
説明と同様なので、その説明は省略する。
接着剤等の液体の精密塗布装置に適用した一例のディス
ペンサユニットの構成図である。なお、装置の全体の構
成とその動作は、上述の図2に示した構成とその動作の
説明と同様なので、その説明は省略する。
【0056】支持板(不図示)に固定されているディス
ペンサユニット(加工ヘッド)51は、支持板に固定さ
れたベース23aと、このベース23aに固定されたベ
ロウフラム式エアシリンダ24aと、ベース23aに設
けられているリニアガイド25aに係合し、Z軸方向に
移動するチャック26aとで構成されている。
ペンサユニット(加工ヘッド)51は、支持板に固定さ
れたベース23aと、このベース23aに固定されたベ
ロウフラム式エアシリンダ24aと、ベース23aに設
けられているリニアガイド25aに係合し、Z軸方向に
移動するチャック26aとで構成されている。
【0057】ベロウフラム式エアシリンダ24aは、シ
リンダ27aの内壁に摺動するベロウフラム28xが設
けられている。このベロウフラム28xは金属性の円板
28yにゴム等の弾性体28zが、この円板28yの外
形よりも外側まで延在して固定されている。したがっ
て、シリンダ27aの内壁とは弾性体28zのみが摺動
する。
リンダ27aの内壁に摺動するベロウフラム28xが設
けられている。このベロウフラム28xは金属性の円板
28yにゴム等の弾性体28zが、この円板28yの外
形よりも外側まで延在して固定されている。したがっ
て、シリンダ27aの内壁とは弾性体28zのみが摺動
する。
【0058】また、円板28yは下方にシリンダ軸29
aが固着して連結している。このシリンダ軸29aは、
先端がチャック26aに直結して固着されて連結してい
る。
aが固着して連結している。このシリンダ軸29aは、
先端がチャック26aに直結して固着されて連結してい
る。
【0059】チャック26aは、ベース23aに設けら
れたリニアガイド25aに上下方向に移動自在に案内さ
れ、かつ、上下に各1個ずつの突起部33x、33yが
設けられている。上の突起部33xには導電性の材質の
調整ねじ34aが固定され、下の突起部33yには自重
キャンセルばね35aの一方が係止している。なお、自
重キャンセルばね35aの他方はベース23aに設けら
れたピン36aに係止している。また、調整ねじ34a
のベース23aの対応位置には導電性のストッパ37a
が設けられている。なお、調整ねじ34aとストッパ3
7aには、それぞれ電極38x、38yが取付けられて
いる。
れたリニアガイド25aに上下方向に移動自在に案内さ
れ、かつ、上下に各1個ずつの突起部33x、33yが
設けられている。上の突起部33xには導電性の材質の
調整ねじ34aが固定され、下の突起部33yには自重
キャンセルばね35aの一方が係止している。なお、自
重キャンセルばね35aの他方はベース23aに設けら
れたピン36aに係止している。また、調整ねじ34a
のベース23aの対応位置には導電性のストッパ37a
が設けられている。なお、調整ねじ34aとストッパ3
7aには、それぞれ電極38x、38yが取付けられて
いる。
【0060】また、チャック26aの下端部には接着剤
を基板1dに塗布するディスペンサ52と案内ローラ5
3が設けられている。ディスペンサ52の先端は案内ロ
ーラ53の下端より上方に設定されている。したがっ
て、図6に示すように案内ローラ53が基板1dの表面
に接し、ディスペンサ52の先端は接着剤の塗布層54
の厚さ分だけ上方に設定されているので、ディスペンサ
52から所定量の接着材を吐出すれば、常に、均質な塗
布層54を基板1dに対して形成することができる。
を基板1dに塗布するディスペンサ52と案内ローラ5
3が設けられている。ディスペンサ52の先端は案内ロ
ーラ53の下端より上方に設定されている。したがっ
て、図6に示すように案内ローラ53が基板1dの表面
に接し、ディスペンサ52の先端は接着剤の塗布層54
の厚さ分だけ上方に設定されているので、ディスペンサ
52から所定量の接着材を吐出すれば、常に、均質な塗
布層54を基板1dに対して形成することができる。
【0061】なお、ディスペンサの先端と案内ローラの
先端との相対位置を変更すれば、それに応じて塗布層の
厚さを変更することができる。
先端との相対位置を変更すれば、それに応じて塗布層の
厚さを変更することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明によれば、被加工体の表面にうね
り等が存在していても、加工ヘッドがそれに対応して、
精密な加工を施すことができる。また、それらの技術を
用いることにより良好なスクライビング装置が得られ、
良好なガラス切断を行うことができる。
り等が存在していても、加工ヘッドがそれに対応して、
精密な加工を施すことができる。また、それらの技術を
用いることにより良好なスクライビング装置が得られ、
良好なガラス切断を行うことができる。
【図1】サンドイッチセルの断面図。
【図2】本発明のガラススクライブ装置の構成図。
【図3】本発明のガラススクライブ装置のスクライブユ
ニットの構成図。
ニットの構成図。
【図4】本発明のガラススクライブ装置のスクライブユ
ニットの加工部の構成図。
ニットの加工部の構成図。
【図5】本発明のディスペンサ装置のディスペンサユニ
ットの構成図。
ットの構成図。
【図6】本発明のディスペンサ装置のディスペンサユニ
ットの加工部の構成図。
ットの加工部の構成図。
【図7】従来のガラススクライブ装置の構成図。
【図8】従来のガラススクライブ装置のスクライブユニ
ットの構成図。
ットの構成図。
1a、1b、1c、1d…ガラス基板、15…スクライ
ブユニット、24、24a…ベロウフラム式シリンダ、
26、26a…チャック、28、28a…ベロウフラ
ム、30…ロードセル、39…工具、51…ディスペン
サユニット
ブユニット、24、24a…ベロウフラム式シリンダ、
26、26a…チャック、28、28a…ベロウフラ
ム、30…ロードセル、39…工具、51…ディスペン
サユニット
Claims (8)
- 【請求項1】 被加工体を保持するステージと、 前記被加工物を加工する加工ヘッドと、 前記ステージ及び前記加工ヘッドを相対的にX軸方向或
いはY軸方向の少なくとも一方に移動させる第1の移動
手段と、 前記加工ヘッドをZ軸方向に移動させる第2の移動手段
と、 前記加工へツドの加工治具を前記被加工体に対して所定
の圧力で接触させる圧力調整手段とを有することを特徴
とする加工装置。 - 【請求項2】 前記圧力調整手段は、ベロウフラム式エ
アシリンダを有することを特徴とする請求項1記載の加
工装置。 - 【請求項3】 前記圧力調整手段は、前記加工治具の前
記被加工体に対する圧力を検出する圧力センサを有し、
該圧力センサからの検出結果に基づきべロウフラム式エ
アシリンダによる圧力制御を行うことを特徴とする請求
項2記載の加工装置。 - 【請求項4】 前記加工治具は、前記べロウフラム式エ
アシリンダのシリンダ軸と一体に駆動することを特徴と
する請求項2或いは3記載の加工装置。 - 【請求項5】 前記被加工体は液晶用ガラス基板であ
り、前記加工治具は硬質材よりなる工具を有し、該硬質
材により前記液晶用ガラス基板表面をスクライブするこ
とを特徴とする請求項1乃至4記載の加工装置。 - 【請求項6】 前記加工治具は、前記被加工体の表面と
接してガイドするガイドローラと、前記被加工体表面に
粘性流体を塗布するディスペンサを有することを特徴と
する請求項1乃至4記載の加工装置。 - 【請求項7】 ガラス基板を保持するステージと、 前記ガラス基板をスクライブするスクライブユニット
と、 前記ステージ及び前記スクライブユニットを相対的にX
軸方向或いはY軸方向の少なくとも一方に移動させる第
1の移動手段と、 前記スクライブユニットをZ軸方向に移動させる第2の
移動手段と、 前記スクライブユニットのスクライブ治具を前記ガラス
基板に対して所定の圧力で接触させるべロウフラム式エ
アシリンダと、 前記スクライブ治具の前記ガラス基板に対する圧力を検
出する圧力センサとを有することを特徴とするガラスス
クライブ装置。 - 【請求項8】 ガラス基板に対するスクライブ治具の接
触圧力を圧力センサにより検出し、圧力センサによる検
出圧力に基づいて前記スクライブ治具の接触圧力を調整
しながらスクライブするスクライブ工程と、 前記スクライブ工程によりスクライブされたガラス基板
をブレークするブレーク工程とを有するガラス切断方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32091799A JP2001139337A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 加工装置、ガラススクライブ装置及びガラス切断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32091799A JP2001139337A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 加工装置、ガラススクライブ装置及びガラス切断方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001139337A true JP2001139337A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18126725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32091799A Pending JP2001139337A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 加工装置、ガラススクライブ装置及びガラス切断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001139337A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2008126502A1 (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-23 | Thk Co., Ltd. | スクライブ装置及びスクライブ方法 |
JP2013023404A (ja) * | 2011-07-20 | 2013-02-04 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd | スクライブ装置 |
WO2014048043A1 (zh) * | 2012-09-26 | 2014-04-03 | 玻石机械(天津)有限公司 | 平板材料的切割设备及其工作方法 |
JP2015036351A (ja) * | 2013-08-13 | 2015-02-23 | 日本電気硝子株式会社 | ガラス板の製造方法及びガラス板 |
CN105152525A (zh) * | 2015-10-21 | 2015-12-16 | 成都达盛光学实业有限公司 | 一种玻璃切割机 |
KR101807493B1 (ko) * | 2011-08-01 | 2017-12-11 | 주식회사 탑 엔지니어링 | 스크라이빙 장치 및 스크라이빙 장치의 가압력 유지방법 |
CN111825326A (zh) * | 2019-04-23 | 2020-10-27 | 三星钻石工业股份有限公司 | 刻划头及刻划装置 |
CN112638608A (zh) * | 2018-09-28 | 2021-04-09 | 三星钻石工业股份有限公司 | 刻划头及刻划装置 |
CN114230166A (zh) * | 2021-11-30 | 2022-03-25 | 蚌埠中光电科技有限公司 | 一种液晶玻璃基板加工自动掰断划线后玻璃的机构 |
-
1999
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