JP2001138872A - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JP2001138872A
JP2001138872A JP32412499A JP32412499A JP2001138872A JP 2001138872 A JP2001138872 A JP 2001138872A JP 32412499 A JP32412499 A JP 32412499A JP 32412499 A JP32412499 A JP 32412499A JP 2001138872 A JP2001138872 A JP 2001138872A
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arm
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wiper arm
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Masaru Ishikawa
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡潔な構造でワイパのアタックアングルの変
更を行うことによって、確実な払拭動作ができるワイパ
装置を提供する。 【解決手段】 ワイパアーム8に内蔵され、リンク機構
3より与えられた動力により往復で回動する駆動アーム
6とともにワイパアーム8が払拭面上を揺動する際に、
ワイパアーム8を払拭面に対し傾斜させてワイパブレー
ドのアタックアングルを変更可能なワイパアーム傾動機
構7を備えているワイパ装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイパブレード
で払拭面を拭うワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイパブレードで払拭面を拭うワイパ装
置としては、ワイパモータによりリンク機構を介してピ
ボット軸が回動することによって、このピボット軸に結
合されたワイパアームが払拭面上で揺動され、ワイパア
ームに取付けられたワイパブレードを払拭面に押し付け
ながら払拭面を拭うものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車ボディの
製作技術の向上とともに、ボディデザインの自由度が大
きくなった。これに伴い、ウインドスクリーンの自由曲
面が複雑になり、より高曲率化され、とくに、ウインド
スクリーンのサイド部分の曲率変動が著しく大きくなっ
た。これに対し、払拭性能を満足させるため、ウインド
スクリーンのサイド部分の曲率変動に追従してワイパブ
レードを傾けるためにピボット軸を傾けながらワイパ動
作を行うことによってアタックアングルを変更させるワ
イパ装置(特開平4−87863号公報)が考えられ
た。しかし、この装置では、ピボット軸を支持するピボ
ットホルダを傾ける機構が複雑になるとともに、ピボッ
ト軸にワイパモータの動力を伝えるリンク機構も三次元
的な動きに対応しなければならないので、その際のトル
クの伝達効率が低下し、負荷的に余分の力が作用して強
度の補強が必要になるという問題点があった。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるワイパ装置は、簡潔な
構造でワイパのアタックアングルの変更を行うことによ
って、確実な払拭動作ができるワイパ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるワイパ装置では、通電により回転する出力軸をもつ
ワイパモータと、ワイパモータの出力軸に連結されたリ
ンク機構と、車体側に配置されたピボット軸と、リンク
機構より与えられた動力により往復で回動する駆動アー
ムと、駆動アーム上に配置され、駆動アームとともに払
拭面上を往復で揺動するワイパアームと、ワイパアーム
に装着され、ワイパアームの揺動により払拭面を往復で
拭うワイパブレードと、ワイパアームに内蔵され、駆動
アームとともにワイパアームが払拭面上を揺動する際
に、ワイパアームを払拭面に対し傾斜させてワイパブレ
ードのアタックアングルを変更可能なワイパアーム傾動
機構を備えている構成としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わるワイパ装置で
は、請求項1の構成に加え、ワイパアーム傾動機構に
は、ピボット軸に固定されているとともにワイパアーム
に球面対偶を介して結合された第1の球継手と、駆動ア
ームに支持されているとともにワイパアームに球面対偶
を介して結合された第2の球継手と、ワイパアームに支
持された一対のカム溝遊嵌部材と、カム溝遊嵌部材を挿
入可能にして第1の球継手に形成され、ワイパアームが
揺動される際に、払拭面の法線に直交する線に対してワ
イパブレードが傾くようにワイパアームを傾動可能なカ
ム溝とが備えられている構成としたことを特徴としてい
る。
【0008】この発明の請求項3に係わるワイパ装置で
は、請求項2の構成に加え、ワイパアームには、第1の
球継手に球面対偶を介して結合される第1の孔と、一対
のカム溝遊嵌部材を第1の孔の中心に向けそれぞれ移動
可能にして収納する切欠溝と、第2の球継手に球面対偶
を介して結合される第2の孔とが形成された球継手支持
用板部と、球継手支持用板部とは独立していて、第1の
球継手に球面対偶を介して結合される第3の孔と、第2
の球継手に球面対偶を介して結合される第4の孔とが形
成され、球継手支持用板部に結合されるホルダとが備え
られている構成としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わるワイパ装置で
は、請求項2または3の構成に加え、カム溝は、ワイパ
ブレードが下部反転位置から上部反転位置に近付くにつ
れて、払拭面の法線に直交する線に対するワイパブレー
ドの傾斜角が大きくなるようなカムフォロアをもつ構成
としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項5に係わるワイパ装置で
は、請求項2、3または4の構成に加え、駆動アームに
は、ピボット軸が挿入されてピボット軸により回動可能
に支持されるピボット軸挿通用筒部と、このピボット軸
挿通用筒部の一方に配置されてリンク機構に結合される
ピボットアーム部と、ピボット軸挿通用筒部の他方に配
置されて第2の球継手が回動可能に支持される枢軸が形
成されたサブアーム部とが一体的に備えられている構成
としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項6に係わるワイパ装置で
は、請求項2、3または4の構成に加え、駆動アームに
は、車体側に回動可能に支持されたピボット軸が基端部
に固定され、先端部にリンク機構が結合されるピボット
アーム部と、基端部にピボット軸が結合され、先端部に
第2の球継手が回動可能に支持される枢軸が形成された
サブアーム部とが備えられている構成としたことを特徴
としている。
【0012】この発明の請求項7に係わるワイパ装置で
は、通電により回転する出力軸をもつワイパモータと、
ワイパモータの出力軸に連結されたリンク機構と、車体
側に配置されたピボット軸と、枢軸が形成され、リンク
機構より与えられた動力により往復で回動する駆動アー
ムと、ピボット軸に固定されているとともにワイパアー
ムに球面対偶を介して結合された第1の球継手と、駆動
アームの枢軸に回動可能に支持されているとともにワイ
パアームに球面対偶を介して結合された第2の球継手
と、カム溝遊嵌部材をもち、駆動アームの枢軸の回動に
より、駆動アームとともに払拭面上を往復で揺動するワ
イパアームと、ワイパアームに装着され、ワイパアーム
の揺動により払拭面の下部反転位置と上部反転位置との
間を往復で拭うワイパブレードと、カム溝遊嵌部材を挿
入可能にして第1の球継手に形成され、ワイパアームが
揺動される際に、払拭面の法線に直交する線に対してワ
イパブレードが傾くようにワイパアームを傾動可能なカ
ム溝を備えている構成としたことを特徴としている。
【0013】
【発明の作用】この発明の請求項1、2、3、4、5、
6、7に係わるワイパ装置において、駆動アームととも
にワイパアームが払拭面上を揺動すると、ワイパアーム
に内蔵されたワイパアーム傾動機構によって、ワイパア
ームが払拭面に対し傾斜されてワイパブレードのアタッ
クアングルが変更される。それ故、従来のもののような
ピボット軸を傾ける複雑な機構を必要とせずに、ウイン
ドスクリーンのサイド部分の曲率変動に追従したワイパ
ブレードによる払拭動作が行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】
【0015】
【実施例】図1ないし図28には、この発明に係わるワ
イパ装置の第1実施例が示されている。
【0016】図示するワイパ装置1は、ワイパモータ
2、リンク機構3、ピボット軸4、ピボットホルダ5、
駆動アーム6、ワイパアーム傾動機構7、ワイパアーム
8、ワイパブレード9から構成されている。リンク機構
3は、モータアーム10、リンクコンロッド11、駆動
アーム6からなる。ワイパアーム傾動機構7は、ワイパ
アーム8、第1の球継手12、第1のカム溝遊嵌部材1
3、第1のばね14、第2のカム溝遊嵌部材15、第2
のばね16、第2の球継手17からなる。
【0017】ワイパモータ2は、ワイパ制御回路に電気
的に接続され、このワイパ制御回路に備えられたワイパ
スイッチがオン切換えされることによって供給された電
源の電流により回転する出力軸2aをもつ。ワイパモー
タ2の出力軸2aには、モータアーム10の一端部に形
成された出力軸結合部10bがナット18のねじ込みに
より固定されている。
【0018】モータアーム10には、板形のモータアー
ム本体10aの一端部に出力軸結合部10bが配置さ
れ、モータアーム本体10aの他端部に第1のボールピ
ン19が固定されている。第1のボールピン19には、
リンクコンロッド11の一端部に設けられた第1のボー
ルリテーナ20が球面対偶を介して結合されている。モ
ータアーム10は、ワイパモータ2の出力軸2aととも
に回転する。
【0019】リンクコンロッド11には、パイプ状にさ
れたリンクコンロッド本体11aの一端部に第1のボー
ルリテーナ20が設けられ、リンクコンロッド本体11
aの他端部に第2のボールリテーナ21が設けられてい
る。第2のボールリテーナ21は、駆動アーム6の一端
部に固定された第2のボールピン22に球面対偶を介し
て結合されている。リンクコンロッド11は、モータア
ーム10の回転を駆動アーム6の往復回動に変換する。
【0020】駆動アーム6は、く字形の板状にされてお
り、この駆動アーム6には、駆動アーム本体6aの一端
部にピボットアーム部6bが備えられているとともに、
駆動アーム本体6aの他端部にサブアーム部6cが備え
られている。ピボットアーム部6bの端部に第2のボー
ルピン22が固定されている。
【0021】サブアーム部6cの端部には、枢軸6dが
突出形成されており、この枢軸6dは、第2の球継手1
7に形成された枢軸孔17a1に挿通され、先端部に抜
止め用のシー(C)ピン23が嵌付けられている。
【0022】駆動アーム本体6aの折曲部分である中央
部には、円筒形にされたピボット軸挿通用筒部6eが形
成されており、このピボット軸挿通用筒部6e内に第
1、第2の軸受31、32を介してピボット軸4が挿通
されている。
【0023】駆動アーム6は、リンクコンロッド11よ
り与えられた動力によりピボット軸4を中心に往復回動
されてワイパアーム8を往復で揺動させる機能をもつ。
【0024】駆動アーム6上には、ワイパアーム8が配
置されている。ワイパアーム8には、アームヘッド8
a、リテーナ8b、アームピース8cがそれぞれ備えら
れている。
【0025】アームヘッド8aには、先端部にリテーナ
結合部8a1が形成されており、このリテーナ結合部8
a1にリテーナ8bの基端部に形成されたアームヘッド
結合部8b1が回動可能に結合されている。
【0026】アームヘッド8aには、基端部寄りに球継
手支持用板部8a2が形成されており、この球継手支持
用板部8a2には、第1の球継手12が収められる第1
の孔8a3と、第2の球継手17が収められる第2の孔
8a4とが独立して形成されている。第1、第2の孔8
a3、8a4はそれぞれすり鉢形にされている。そし
て、第1の孔8a3の外縁部に、第1のカム溝遊嵌部材
13、第1のばね14がそれぞれ収容される第1の切欠
溝8a5が形成されているとともに、この第1の切欠溝
8a5に対向して第2のカム溝遊嵌部材15、第2のば
ね16がそれぞれ収容される第2の切欠溝8a6が形成
されている。
【0027】球継手支持用板部8a2の第1の孔8a3
には、第1の球継手12が回動可能に収容されている。
この第1の球継手12には、球形の継手本体12aの中
央に、上下に貫通されたピボット軸孔12a1が形成さ
れているとともに、継手本体12aの外周部にカム溝1
2a2が形成されている。
【0028】カム溝12a2は、図7および図8に示さ
れるように、ピボット軸孔12a1の孔方向に直交する
第1の面a1に対して傾斜した第2の面a2上に配置さ
れていて、第1の球継手12の中心を結ぶ軸線まわりに
所望の回転角が生まれるようにするカムフォロワをも
つ。カム溝12a2のカムフォロワは、ワイパアーム8
を傾斜させる角度、すなわち、ワイパブレード9の接し
ている払拭面60の法線に対するワイパブレード9の傾
斜角度であるアタックアングルに対応している。カム溝
12a2は円弧形の断面形状をもつ。このとき、ワイパ
アーム8の揺動角θと、ワイパブレード9の傾斜角φと
の関係は、カム溝12a2までの距離(第1の球継手1
2の半径)R、カム溝12a2までの最大距離eを用い
ると、
【0029】
【数式1】
【0030】により得られる。図9では、揺動角が90
度のタンデムワイパでの運転席側に用いる場合が示され
ており、この場合、図中に補正後と記載されている揺動
角により明らかなように、下部反転位置(停止位置兼用
下部反転位置B1)における傾斜角が最小に設定され、
下部反転位置から上部反転位置(図23に示される上部
反転位置B5)(90度)に向かうにつれて傾斜角が大
きく変更され、上部反転位置(図23に示される上部反
転位置B5)(90度)における傾斜角が最大に設定さ
れることによって、ウインドスクリーンの回り込んだ形
状に対してアタックアングルをおこすようにされてい
る。このとき、R=14(mm),e=4.8(mm)とし
た。
【0031】球継手支持用板部8a2の第1の切欠溝8
a5には、第1のカム溝遊嵌部材13、第1のばね14
がそれぞれ収容され、球継手支持用板部8a2の第2の
切欠溝8a6には、第2のカム溝遊嵌部材15、第2の
ばね16がそれぞれ収容されている。第1のカム溝遊嵌
部材13は、第1の球継手12のカム溝12a2に収容
されて、第1のばね14により第1の孔8a3の中心に
向けて付勢され、第2のカム溝遊嵌部材15は、第1の
球継手12の第1のカム溝遊嵌部材13の対向位置でカ
ム溝12a2に収容されて、第2のばね16により第1
の孔8a3の中心に向けて付勢されているため、第1の
球継手12のカム溝12a2のカムフォロワに対応して
球継手支持用板部8a2をピボット軸4に対して傾斜さ
せるのに用いられる。
【0032】球継手支持用板部8a2の第2の孔8a4
には、第2の球継手17が回動可能に収容されている。
この第2の球継手17には、球形の継手本体17aの中
央に、上下に貫通された枢軸孔17a1が形成されてい
る。この第2の球継手17には、第1の球継手12のよ
うなカム溝12a2は形成されていない。第2の球継手
17は、枢軸孔17a1に駆動アーム6の枢軸6dが挿
通されているため、枢軸6dにより回動可能に支持され
ている。
【0033】球継手支持用板部8a2上には、ホルダ8
a7が配置されている。ホルダ8a7には、球継手支持
用板部8a2の第1の孔8a3と一対でなる第3の孔8
a8と、球継手支持用板部8a2の第2の孔8a4と一
対でなる第5の孔8a9とが形成されているとともに、
第1の切欠溝8a5と一対でなっていて第1のカム溝遊
嵌部材13、第1のばね14がそれぞれ収容される第3
の切欠溝8a11と、第2の切欠溝8a6と一対でなっ
ていて第2のカム溝遊嵌部材15、第2のばね16がそ
れぞれ収容される第4の切欠溝8a12とが形成されて
いる。第3、第4の孔8a8、8a9は第1、第2の孔
8a3、8a4と反対向きのすり鉢形をなす。ホルダ8
a7は、第1、第2の球継手12、17を球継手支持用
板部8a2とにより挟み込んで6本のビス24によりね
じ止めされている。このとき、第1の球継手12は、ホ
ルダ8a7の第3の孔8a8と、球継手支持用板部8a
2の第1の孔8a3とによりワイパアーム8に球面対偶
を介して結合され、一方、第2の球継手17は、ホルダ
8a7の第5の孔8a9と、球継手支持用板部8a2の
第2の孔8a4とによりワイパアーム8に球面対偶を介
して結合されているため、ワイパアーム8は、駆動アー
ム6のサブアーム部6c上で傾斜を許容されて結合され
ている。
【0034】ピボット軸4は、ピボットホルダ5に固定
されている。このピボット軸4には、波座金25が挿通
されたうえで、駆動アーム6のピボット軸挿通用筒部6
eが挿通され、さらに、波座金26が挿通されたうえ
で、球継手支持用板部8a2の第1の孔8a3とホルダ
8a7の第3の孔8a8に挟み込まれた第1の球継手1
2のピボット軸孔12a1が挿通され、このピボット軸
孔12a1から突出した先端部にナット27がねじ込ま
れている。ピボットホルダ5には、第3、第4の軸受3
3、34を介して駆動アーム6のピボット軸挿通用筒部
6eが挿通されている。ピボットホルダ5は、車体のカ
ウルトップパネル等のアウタパネル下に配置されたダッ
シュアッパパネル等のインナパネルにねじ固定される。
ピボット軸4は、その先端部がカウルトップパネル上に
突出して配置される。
【0035】アームヘッド8aの球継手支持用板部8a
2とホルダ8a7との外側には、アームヘッドカバー8
a10が嵌付けられている。
【0036】リテーナ8bには、コ字形にされたリテー
ナ本体8b2の基端部にアームヘッド結合部8b1が配
置され、先端部に形成されたアームピース結合部8b3
にアームピース8cの基端部がリベット止めにより結合
されている。
【0037】アームピース8cの先端部には、ワイパブ
レード装着部8c1が形成されており、このワイパブレ
ード装着部8c1にワイパブレード9が装着されてい
る。アームピース8cの基端部とアームヘッド8aの球
継手支持用板部8a2の先端部とには図示しないアーム
スプリングがそれぞれ係止されており、このアームスプ
リングによりワイパブレード9が払拭面60に押し付け
られる。
【0038】ワイパアーム8は、カウルトップパネル上
に突出しているピボット軸4の先端部に、球継手支持用
板部8a2、第1の球継手12、ホルダ8a7を介して
ナット27がねじ固定されているため、カウルトップパ
ネル上の手の届きやすいところに配置される。
【0039】このようなワイパ装置1は、ワイパモータ
2、ピボットホルダ5が車体のダッシュアッパパネル等
のインナパネルにそれぞれねじ固定され、カウルトップ
パネル上に突出しているピボット軸4の先端部にワイパ
アーム8がナット27でねじ固定され、ワイパアーム8
のアームピース8cに形成されたワイパブレード装着部
8c1にワイパブレード9が装着され、ワイパモータが
ワイパ制御回路に電気的に接続されて車体に搭載され
る。
【0040】ワイパ装置1では、駆動アーム6のピボッ
トアーム部6bにリンクコンロッド11からの動力が与
えられることによって駆動アーム6が回動すると、駆動
アーム6の枢軸6dがピボット軸4を中心に回動する。
駆動アーム6の枢軸6dが回動することにより、ワイパ
アーム8はピボット軸4を中心に回動される。ワイパア
ーム8は、回動されると球継手支持用板部8a2とホル
ダ8a7とにより挟まれて配置されている第1、第2の
カム溝遊嵌部材13、15が第1の球継手12のカム溝
12a2内を移動していき、第1、第2のカム溝遊嵌部
材13、15がカム溝12a2内を移動することによ
り、図10に示されるように、ワイパアーム8が傾きな
がら払拭面60を揺動され、その結果、ワイパブレード
9がワイパアーム8と一体的に傾いてアタックアングル
を変更しながら払拭面60を拭う。
【0041】ワイパ装置1では、ワイパ制御回路のワイ
パスイッチがオン切換えされず、ワイパモータ2の出力
軸2aが回転しないと、図11に示されるように、駆動
アーム6のピボットアーム部6bが位置A1にあり、ワ
イパブレード9は停止位置兼用下部反転位置B1にあ
る。このとき、図13に示されるように、第1、第2の
カム溝遊嵌部材13、15は、ピボット軸4に直交する
位置に配置されているため、ワイパアーム8、ワイパブ
レード9の傾斜角C1は0度である。
【0042】ワイパ制御回路のワイパスイッチがオン切
換えされてワイパモータ2の出力軸2aが回転され、リ
ンクコンロッド11から動力が伝えられることによっ
て、図14に示されるように、駆動アーム6のピボット
アーム部6bが位置A2まで進み回動されると、図16
に示されるように、第1、第2のカム溝遊嵌部材13、
15が第1の球継手12のカム溝12a2内を進み移動
していき、ワイパアーム8がピボット軸4に直交する線
に対し6.9度(Φ2 )傾きながら揺動され、ワイパブ
レード9が位置B2でワイパアーム8の傾斜角C2でも
って払拭面60を拭う。
【0043】ワイパアーム8が揺動を続け、図17に示
されるように、駆動アーム6のピボットアーム部6bが
位置A3まで進み回動されると、図19に示されるよう
に、第1、第2のカム溝遊嵌部材13、15が第1の球
継手12のカム溝12a2内をさらに進み移動してい
き、ワイパアーム8がピボット軸4に直交する線に対し
16.9度(Φ3 )傾きながら揺動され、ワイパブレー
ド9が位置B3でワイパアーム8の傾斜角C3でもって
払拭面60を拭う。このとき、傾斜角C3は傾斜角C2
よりも大きい。
【0044】ワイパアーム8がさらに揺動を続け、図2
0に示されるように、駆動アーム6のピボットアーム部
6bが位置A4まで進み回動されると、図22に示され
るように、第1、第2のカム溝遊嵌部材13、15が第
1の球継手12のカム溝12a2内をさらに進み移動し
ていき、ワイパアーム8がピボット軸4に直交する線に
対し20.9度(Φ4 )傾きながら揺動され、ワイパブ
レード9が位置B4でワイパアーム8の傾斜角C4でも
って払拭面60を拭う。このとき、傾斜角C4は傾斜角
C3よりも大きい。
【0045】そして、ワイパアーム8がさらに揺動を続
け、図23に示されるように、駆動アーム6のピボット
アーム部6bが位置A5まで進み回動されると、図25
に示されるように、第1、第2のカム溝遊嵌部材13、
15が第1の球継手12のカム溝12a2内をさらに進
み移動していき、ワイパアーム8がピボット軸4に直交
する線に対し21.4度(Φ5 )傾きながら揺動され、
ワイパブレード9が反転位置B5でワイパアーム8の傾
斜角C5でもって払拭面60を拭う。このとき、傾斜角
C5は傾斜角C4よりも大きい。
【0046】ワイパアーム8は、ワイパブレード9の上
部反転位置B5で反転して戻るため、図26に示される
ように、駆動アーム6のピボットアーム部6bが位置A
6まで戻り回動され、図27に示されるように、駆動ア
ーム6のピボットアーム部6bが位置A7まで戻り回動
され、図28に示されるように、駆動アーム6のピボッ
トアーム部6bが位置A8まで戻り回動される。
【0047】そして、図11に示されるように、駆動ア
ーム6のピボットアーム部6bがA1位置まで戻り回動
されると、図13に示されるように、第1、第2のカム
溝遊嵌部材13、15は、ピボット軸4に直交する位置
に配置され、ワイパアーム8がピボット軸4に対し0度
の傾きにされ、ワイパブレード9が停止位置兼用下部反
転位置B1でワイパアーム8の傾斜角C1にされる。
【0048】ワイパ制御回路のワイパスイッチがオン切
換えされている間、ワイパ装置1は、ワイパアーム8が
ワイパブレード9の停止位置兼用下部反転位置B1と上
部反転位置B5との間の払拭面60を繰り返し往復で拭
う。
【0049】ワイパ制御回路のワイパスイッチがオン切
換えされてワイパ作動が行われている途中で、ワイパス
イッチがオフ切換えされると、ワイパモータ2に内蔵さ
れたワイパ定位置停止回路により、ワイパブレード9が
停止位置兼用下部反転位置B1に到達するまでワイパモ
ータ2への通電が行われ、ワイパブレード9が停止位置
兼用下部反転位置B1に到達したところでワイパモータ
2への通電がカットオフされ、ワイパブレード9が停止
位置兼用下部反転位置B1で停止する。
【0050】上述したように、ワイパ装置1では、ワイ
パブレード9が停止位置兼用下部反転位置B1から上部
反転位置B5へ向かう際、ワイパアーム傾動機構7によ
りワイパアーム8が0度から21.4度(Φ5 )まで傾
斜され、ワイパブレード9のアタックアングルが変更さ
れることによって、高曲率をもつウインドスクリーンに
対する払拭が拭き残し等なく確実に行われるものとな
る。そして、ワイパ装置1では、リンクコンロッド1
1、モータアーム10、ワイパモータ2は、従来と同様
のものが用いられ、ワイパアーム8に内蔵されたワイパ
アーム傾動機構7によりワイパブレード9のアタックア
ングルが変更されるから、ピボット軸を支持するピボッ
トホルダを傾ける機構をもつ従来のものと比べて、複雑
な機構になることがないので、簡潔な構造で実現され
る。また、アタックアングルを変える必要が生じた際に
は、異なるカムフォロワをもつカム溝12a2が形成さ
れた第1の球継手12のみを設定するだけであり、その
部品が車体のカウルトップパネル等のアウタパネル上に
あるワイパアーム8にあるから、標準部品としての設計
が著しく簡単であることは言うまでもない。
【0051】図29ないし図31には、この発明に係わ
るワイパ装置の第2実施例が示されている。
【0052】この場合のワイパ装置1では、ピボット軸
4とピボットホルダ5とが一体的に形成されたピボット
体30が用いられており、他の部位は第1の実施例と同
様にされているため、第1実施例と同様の動作が行わ
れ、ワイパアーム傾動機構7によりワイパアーム8が傾
斜され、ワイパブレード9のアタックアングルが変更さ
れることによって、高曲率をもつウインドスクリーンに
対する払拭が拭き残し等なく確実に行われる。
【0053】図32ないし図36には、この発明に係わ
るワイパ装置の第3実施例が示されている。
【0054】この場合のワイパ装置1では、駆動アーム
6に、ピボット軸挿通用筒部6eが形成されておらず、
ピボットアーム部6bとサブアーム部6cとが分割され
ているものが示されている。
【0055】駆動アーム6のピボットアーム部6bは、
先端部に第2のボールピン22が固定されているととも
に、基端部にピボット軸4の基部が一体的に結合されて
いる。そして、ピボット軸4の先端部にサブアーム部6
cの基端部がホルダ8a7の外側でナット27によりね
じ固定され、サブアーム部6cの先端部に配置された枢
軸6dがホルダ8a7の外側から第2の球継手17の枢
軸孔17a1に挿入されている。サブアーム部6cの枢
軸6dは、第1実施例とは反対方向に突出形成されてい
るため、第1実施例で用いられたシー(C)ピン23は
省かれている。波座金25も省かれている。ピボットホ
ルダ5は、球継手固定溝5aをもち、この球継手固定溝
5aに第1の球継手12が挿入されているとともに、図
34および図35に示される一対の固定ピン5b、5b
によりピボットホルダ5に固定されている。他の部位は
第1の実施例と同様にされているため、第1実施例と同
様の動作が行われ、ワイパブレード9が停止位置兼用下
部反転位置B1から上部反転位置B5へ向かう際、ワイ
パアーム傾動機構7によりワイパアーム8が0度〜2
1.4度(Φ5 )まで傾斜され、ワイパブレード9のア
タックアングルが変更されることによって、高曲率をも
つウインドスクリーンに対する払拭が拭き残し等なく確
実に行われる。
【0056】なお、第1、第2、第3実施例では、タン
デムタイプの片側のワイパのみが図示されているが、第
1、第2、第3実施例に用いられたモータアーム10の
第1のボールピン19を図3のように二重構造にしてあ
るので、もう片側のワイパについては、図2と同じよう
な寸法の異なる同一構造の駆動アーム6、ピボット軸
4、ワイパアーム傾動機構7が内蔵されたワイパアーム
8、ワイパブレード9を配置してもかまわないし、第
1、第2、第3実施例に用いられた駆動アーム6のピボ
ットアーム部6bの第2のボールピン22の裏側にもう
ひとつのボールピンが固定され、このボールピンに、も
う片側の駆動アーム6、ピボット軸4、ワイパアーム傾
動機構7が内蔵されたワイパアーム8、ワイパブレード
9をそれぞれ配置してもかまわない。
【0057】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1、2、3、4、5、6、7に係わるワイパ装置に
よれば、駆動アームとともにワイパアームが払拭面上を
揺動すると、ワイパアームに内蔵されたワイパアーム傾
動機構によって、ワイパアームが払拭面に対し傾斜され
てワイパブレードのアタックアングルが変更される。そ
れ故、従来のもののようなピボット軸を傾ける複雑な機
構を必要とせずに、ウインドスクリーンのサイド部分の
曲率変動に追従したワイパブレードによる払拭動作が行
われる。よって、簡潔な構造でワイパのアタックアング
ルの変更を行うことによって、確実な払拭動作を行うこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパ装置の第1実施例の正
面図である。
【図2】図1に示したワイパ装置の主要部分の正面図で
ある。
【図3】図1に示したワイパ装置の各部品の組付関係を
説明する斜め上方から見た外観斜視図である。
【図4】図1に示したワイパ装置の各部品の組付関係を
説明する斜め下方から見た外観斜視図である。
【図5】図1に示したワイパ装置においてのアームヘッ
ド部分の外観斜視図である。
【図6】図1に示したワイパ装置においてのアームヘッ
ド部分の各部品の組付関係を説明する外観斜視図であ
る。
【図7】図1に示したワイパ装置に用いた第1の球継手
のカム溝を説明する外観斜視図である。
【図8】図1に示したワイパ装置に用いた第1の球継手
のカム溝とカム溝遊挿部材との組付関係を説明する外観
斜視図である。
【図9】図1に示したワイパ装置においてのワイパアー
ム傾動機構による傾斜角の特性図である。
【図10】図1に示したワイパ装置においてのワイパア
ームの傾斜動作を説明する正面図である。
【図11】図1に示したワイパ装置においての動作説明
図である。
【図12】図11に示した状態でのアームヘッドまわり
の断面図である。
【図13】図11に示した状態でのピボット軸まわりの
断面図である。
【図14】図1に示したワイパ装置においての動作説明
図である。
【図15】図14に示した状態でのアームヘッド部分の
外観斜視図である。
【図16】図14に示したワイパ装置においてのピボッ
ト軸まわりの断面図である。
【図17】図1に示したワイパ装置においての動作説明
図である。
【図18】図17に示した状態でのアームヘッド部分の
外観斜視図である。
【図19】図17に示したワイパ装置においてのピボッ
ト軸まわりの断面図である。
【図20】図1に示したワイパ装置においての動作説明
図である。
【図21】図20に示した状態でのアームヘッド部分の
外観斜視図である。
【図22】図11に示したワイパ装置においてのピボッ
ト軸まわりの断面図である。
【図23】図1に示したワイパ装置においての動作説明
図である。
【図24】図23に示した状態でのアームヘッド部分の
外観斜視図である。
【図25】図26に示したワイパ装置においてのピボッ
ト軸まわりの断面図である。
【図26】図1に示したワイパ装置においての動作説明
図である。
【図27】図1に示したワイパ装置においての動作説明
図である。
【図28】図1に示したワイパ装置においての動作説明
図である。
【図29】この発明に係わるワイパ装置の第2実施例の
各部品の組付関係を説明する斜め上方から見た外観斜視
図である。
【図30】図29に示したワイパ装置の各部品の組付関
係を説明する斜め下方から見た外観斜視図である。
【図31】図29に示したワイパ装置においてのアーム
ヘッド部分の外観斜視図である。
【図32】この発明に係わるワイパ装置の第3実施例の
正面図である。
【図33】図32に示したワイパ装置の主要部分の正面
図である。
【図34】図32に示したワイパ装置の各部品の組付関
係を説明する斜め上方から見た外観斜視図である。
【図35】図32に示したワイパ装置の各部品の組付関
係を説明する斜め下方から見た外観斜視図である。
【図36】図32に示したワイパ装置においてのアーム
ヘッド部分の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 ワイパ装置 2 ワイパモータ 2a 出力軸 3 リンク機構 4 ピボット軸 6 駆動アーム 6b ピボットアーム部 6c サブアーム部 6d 枢軸 6e ピボット軸挿通用筒部 7 ワイパアーム傾動機構 8 ワイパアーム 8a2 球継手支持用板部 8a3 第1の孔 8a4 第2の孔 8a5 (切欠溝)第1の切欠溝 8a6 (切欠溝)第2の切欠溝 8a7 ホルダ 8a8 第3の孔 8a9 第4の孔 9 ワイパブレード 12 第1の球継手 12a2 カム溝 13 (カム溝遊嵌部材)第1のカム溝遊嵌部材 17 第2の球継手 60 払拭面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により回転する出力軸をもつワイパ
    モータと、 上記ワイパモータの出力軸に連結されたリンク機構と、 車体側に配置されたピボット軸と、 上記リンク機構より与えられた動力により往復で回動す
    る駆動アームと、 上記駆動アーム上に配置され、該駆動アームとともに払
    拭面上を往復で揺動するワイパアームと、 上記ワイパアームに装着され、該ワイパアームの揺動に
    より払拭面を往復で拭うワイパブレードと、 上記ワイパアームに内蔵され、上記駆動アームとともに
    ワイパアームが払拭面上を揺動する際に、該ワイパアー
    ムを払拭面に対し傾斜させて上記ワイパブレードのアタ
    ックアングルを変更可能なワイパアーム傾動機構を備え
    ていることを特徴とするワイパ装置。
  2. 【請求項2】 ワイパアーム傾動機構には、 ピボット軸に固定されているとともにワイパアームに球
    面対偶を介して結合された第1の球継手と、 駆動アームに支持されているとともにワイパアームに球
    面対偶を介して結合された第2の球継手と、 ワイパアームに支持された一対のカム溝遊嵌部材と、 上記カム溝遊嵌部材を挿入可能にして上記第1の球継手
    に形成され、ワイパアームが揺動される際に、払拭面の
    法線に直交する線に対してワイパブレードが傾くように
    該ワイパアームを傾動可能なカム溝とが備えられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイパ装置。
  3. 【請求項3】 ワイパアームには、 第1の球継手に球面対偶を介して結合される第1の孔
    と、一対のカム溝遊嵌部材を第1の孔の中心に向けそれ
    ぞれ移動可能にして収納する切欠溝と、第2の球継手に
    球面対偶を介して結合される第2の孔とが形成された球
    継手支持用板部と、 上記球継手支持用板部とは独立していて、第1の球継手
    に球面対偶を介して結合される第3の孔と、第2の球継
    手に球面対偶を介して結合される第4の孔とが形成さ
    れ、該球継手支持用板部に結合されるホルダとが備えら
    れていることを特徴とする請求項2に記載のワイパ装
    置。
  4. 【請求項4】 カム溝は、ワイパブレードが下部反転位
    置から上部反転位置に近付くにつれて、払拭面の法線に
    直交する線に対するワイパブレードの傾斜角が大きくな
    るようなカムフォロアをもつことを特徴とする請求項2
    または3に記載のワイパ装置。
  5. 【請求項5】 駆動アームには、ピボット軸が挿入され
    て該ピボット軸により回動可能に支持されるピボット軸
    挿通用筒部と、このピボット軸挿通用筒部の一方に配置
    されてリンク機構に結合されるピボットアーム部と、ピ
    ボット軸挿通用筒部の他方に配置されて第2の球継手が
    回動可能に支持される枢軸が形成されたサブアーム部と
    が一体的に備えられていることを特徴とする請求項2、
    3または4に記載のワイパ装置。
  6. 【請求項6】 駆動アームには、車体側に回動可能に支
    持されたピボット軸が基端部に固定され、先端部にリン
    ク機構が結合されるピボットアーム部と、基端部に該ピ
    ボット軸が結合され、先端部に第2の球継手が回動可能
    に支持される枢軸が形成されたサブアーム部とが備えら
    れていることを特徴とする請求項2、3または4に記載
    のワイパ装置。
  7. 【請求項7】 通電により回転する出力軸をもつワイパ
    モータと、 上記ワイパモータの出力軸に連結されたリンク機構と、 車体側に配置されたピボット軸と、 枢軸が形成され、上記リンク機構より与えられた動力に
    より往復で回動する駆動アームと、 上記ピボット軸に固定されているとともにワイパアーム
    に球面対偶を介して結合された第1の球継手と、 上記駆動アームの枢軸に回動可能に支持されているとと
    もにワイパアームに球面対偶を介して結合された第2の
    球継手と、 カム溝遊嵌部材をもち、上記駆動アームの枢軸の回動に
    より、該駆動アームとともに払拭面上を往復で揺動する
    ワイパアームと、 上記ワイパアームに装着され、該ワイパアームの揺動に
    より払拭面の下部反転位置と上部反転位置との間を往復
    で拭うワイパブレードと、 上記カム溝遊嵌部材を挿入可能にして上記第1の球継手
    に形成され、上記ワイパアームが揺動される際に、払拭
    面の法線に直交する線に対して上記ワイパブレードが傾
    くように該ワイパアームを傾動可能なカム溝を備えてい
    ることを特徴とするワイパ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021118362A1 (en) * 2019-12-09 2021-06-17 Elpedal As Windscreen wiper assembly

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