JP2001138861A - 鞍乗型車両用乗員拘束装置 - Google Patents

鞍乗型車両用乗員拘束装置

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JP2001138861A
JP2001138861A JP32482899A JP32482899A JP2001138861A JP 2001138861 A JP2001138861 A JP 2001138861A JP 32482899 A JP32482899 A JP 32482899A JP 32482899 A JP32482899 A JP 32482899A JP 2001138861 A JP2001138861 A JP 2001138861A
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Kaoru Sasaki
薫 佐々木
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乗員の自由度がより向上する鞍乗型車両用乗員
拘束装置を提供する。 【解決手段】乗員9を車体1に拘束する鞍乗型車両に備
えられる乗員拘束装置において、乗員9の少なくとも腰
部全周を拘束し着脱可能である拘束部材11と、この拘
束部材11に一端部が連結される帯状連結部材12と、
この帯状連結部材12の他端部を車体1に連結する取付
部材13とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鞍乗型車両用乗
員拘束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等の鞍乗型車両には、特開平
8−239073号に開示されるように、乗員を車体に
拘束する乗員拘束装置を備えるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この乗員拘束装置は、
ベルトにより乗員の腰から肩まで上半身を車体に拘束す
るため、乗員の位置が固定され乗員の自由度が少ない。
このため走行時に上体を傾けてカーブを曲がる時や好み
の位置に上体を移動するとき等の制限になることがあ
る。
【0004】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、乗員の自由度がより向上する鞍乗型車両用乗員拘
束装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0006】請求項1に記載の発明は、『乗員を車体に
拘束する鞍乗型車両に備えられる乗員拘束装置におい
て、乗員の少なくとも腰部全周を拘束し着脱可能である
拘束部材と、この拘束部材に一端部が連結される帯状連
結部材と、この帯状連結部材の他端部を車体に連結する
取付部材とから構成されることを特徴とする鞍乗型車両
用乗員拘束装置。』である。
【0007】この請求項1に記載の発明によれば、乗員
の少なくとも腰部全周を拘束し着脱可能である拘束部材
が、帯状連結部材を介して車体に連結されるから、帯状
連結部材の長さの範囲で、乗員の上体の移動が許容され
るため、乗員の自由度が確保される。また、拘束部材が
乗員の腰部全周を拘束することで、乗員の上体移動時
に、乗員と拘束部材の間に相対移動が生じないため、抵
抗なくスムーズに上体移動できる。
【0008】請求項2に記載の発明は、『前記取付部材
は、前記車体に対して回動可能に支持され、前記帯状連
結部材を巻き上げて長さが調節可能であることを特徴と
する請求項1に記載の鞍乗型車両用乗員拘束装置。』で
ある。
【0009】この請求項2に記載の発明によれば、取付
部材が車体に対して回動可能に支持されるから、乗員の
自由度が一層確保される。また、調整機能を車体に支持
された取付部材に設けたので、拘束部材、帯状連結部材
の重量を極力抑えることができ、乗員の上体移動の妨げ
になりにくい。
【0010】請求項3に記載の発明は、『前記取付部材
は、前記帯状連結部材が所定値以下の力で所定長さ引か
れた時に帯状連結部材を離脱させることを特徴とする請
求項1に記載の鞍乗型車両用乗員拘束装置。』である。
【0011】この請求項3に記載の発明によれば、帯状
連結部材が所定値以下の力で所定長さ引かれた時に帯状
連結部材を離脱させるから、乗員が拘束部材の外して忘
れて車両から下りることがあっても引っかかることなく
下りることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の鞍乗型車両用乗
員拘束装置の実施の形態を図面に基づいて説明するが、
この発明はこの実施の形態に限定されない。
【0013】図1は鞍乗型車両用乗員拘束装置を備える
スクータ型車両の側面図、図2は鞍乗型車両用乗員拘束
装置の斜視図、図3は拘束部材を外すことを忘れて下り
た状態を示す図である。
【0014】この実施の形態の鞍乗型車両としてスクー
タ型車両を示し、このスクータ型車両の車体1には前輪
2と後輪3が支持され、前輪2はハンドル4により操向
される。車体1は、フロントカウル5とリヤカウル6で
覆われ、リヤカウル6の上部にはシート7が配置されて
いる。フロントカウル5とシート7との間にはステップ
部8が設けられ、シート7に着座した乗員9がステップ
部8に足を載せて運転するようになっている。フロント
カウル5内には、エアバック装置50が配置され、車体
1が所定の衝撃力で障害物に衝突したときに、乗員9の
前方に瞬時に膨らむようになっている。
【0015】シート7の着座する部分7aの後方位置に
は、乗員である乗員9を車体1に拘束する乗員拘束装置
10が備えられている。乗員拘束装置10は、乗員9の
少なくとも腰部全周を拘束し着脱可能である拘束部材1
1と、この拘束部材11に一端部が連結される帯状連結
部材12と、この帯状連結部材12の他端部を車体に連
結する取付部材13とから構成される。
【0016】拘束部材11は、バンド11aとバックル
11bからなる。バンド11aの一端11a1には、バ
ックル11bの差し込み部11b1が固定され、他端1
1a2にはバックル11bの係止部11b2が固定さ
れ、乗員9の腰部全周を拘束し着脱可能である。
【0017】帯状連結部材12は、ベルト等の可撓性部
材で形成され、一端12aがバンド11aに固定され、
他端12bは取付部材13に巻上可能になっており、拘
束部材11の一部を車体1に連結する。
【0018】取付部材13は、取付部13aとケース部
13bを有し、取付部13aはシート7の下方位置で車
体1に固定され、帯状連結部材12はシート7を貫通し
て上方に引き出し可能になっている。ケース部13bに
は、テンショナー機構13cが内蔵され、このテンショ
ナー機構13cに帯状連結部材12の他端12bが固定
されて巻上げ可能になっている。このテンショナ機構1
3cは、帯状連結部材12を急激に所定値以上の力で引
くと引き出すことができないが、所定値以下の力でゆっ
くり引き出してロックすることで長さが調節可能であ
る。なお、常に弱いテンションを帯状連結部材12に与
えておき、余剰分を巻上げるようにしてもよい。
【0019】また、ケース部13bは取付部13aに回
動可能に支持されており、ケース部13bの帯状連結部
材12の引き出し方向を自由に変えることができる。こ
の実施の形態では、シート7に帯状連結部材12の取出
部7bを設け、 取付部材13はシート7の下方に配置
されている。
【0020】この乗員拘束装置10は、乗員9の腰部全
周を拘束し着脱可能である拘束部材11が、帯状連結部
材12を介して車体に連結されるから、帯状連結部材1
2の長さの範囲で、乗員9の上体の移動が許容されるた
め、乗員9の自由度が確保される。また、拘束部材11
が乗員9の腰部全周を拘束することで、乗員9の上体移
動時に、乗員9と拘束部材11の間に相対移動が生じな
いため、抵抗なくスムーズに上体移動できる。
【0021】また、取付部材13が車体に対して回動可
能に支持されるから、乗員9の自由度が一層確保され
る。また、調整機能を車体に支持された取付部材13に
設けたので、拘束部材11、帯状連結部材12の重量を
極力抑えることができ、乗員9の上体移動の妨げになり
にくい。
【0022】また、取付部材13は、図3に示すように
帯状連結部材12が所定値以下の力で所定長さ引かれた
時に帯状連結部材12を離脱させるようになっており、
仮に乗員が拘束部材11の外して忘れて車両から下りる
ことがあっても引っかかることなく下りることができ
る。
【0023】図4は乗員拘束装置の他の実施の形態を示
す図である。この実施の形態では、乗員拘束装置10の
取付部材13がシートボトム20に固定されている。帯
状連結部材12はシートボトム20からシート7を貫通
して上方に引き出し可能になっている。
【0024】図5は乗員拘束装置の他の実施の形態を示
す図である。この実施の形態では、乗員拘束装置10の
取付部材13がバックレスト21に内蔵され、帯状連結
部材12はバックレスト21から前方に引き出し可能に
なっている。
【0025】図6は乗員拘束装置の他の実施の形態を示
す図である。この実施の形態は、タンデムシート22に
2個の乗員拘束装置10を備えたものであり、それぞれ
の取付部材13が着座部22aの後方のタンデムシート
22内に配置される。
【0026】図7は乗員拘束装置の他の実施の形態を示
す図である。この実施の形態では、乗員拘束装置10の
拘束部材11を広幅に形成したものである。
【0027】また、図1乃至図7の実施の形態に限定さ
れず、拘束部材11の形状、材質等は帯状連結部材12
とは関係なく可撓性部材で自由に形成することができる
が、図8に示すように拘束部材11と帯状連結部材12
とを一のベルト部材90で形成してもよい。
【0028】図9は乗員拘束装置の他の実施の形態を示
す図である。この実施の形態では、乗員拘束装置10の
拘束部材11を腕を通すチョッキで構成しているが、こ
れに限定されずベストのような方式も考えられ、帯状連
結部材12の張力をトリガーとして、拘束部材11のチ
ョッキ内にガスを注入して膨らませることもできる。
【0029】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、乗員の少なくとも腰部全周を拘束し着脱可能であ
る拘束部材が、帯状連結部材を介して車体に連結される
から、帯状連結部材の長さの範囲で、乗員の上体の移動
が許容されるため、乗員の自由度が確保される。また、
拘束部材が乗員の腰部全周を拘束することで、乗員の上
体移動時に、乗員と拘束部材の間に相対移動が生じない
ため、抵抗なくスムーズに上体移動できる。
【0030】請求項2に記載の発明では、取付部材が車
体に対して回動可能に支持されるから、乗員の自由度が
一層確保される。また、調整機能を車体に支持された取
付部材に設けたので、拘束部材、帯状連結部材の重量を
極力抑えることができ、乗員の上体移動の妨げになりに
くい。
【0031】請求項3に記載の発明では、帯状連結部材
が所定値以下の力で所定長さ引かれた時に帯状連結部材
を離脱させるから、乗員が拘束部材の外して忘れて車両
から下りることがあっても引っかかることなく下りるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鞍乗型車両用乗員拘束装置を備えるスクータ型
車両の側面図である。
【図2】鞍乗型車両用乗員拘束装置の斜視図である。
【図3】拘束部材を外すことを忘れて下りた状態を示す
図である。
【図4】乗員拘束装置の他の実施の形態を示す図であ
る。
【図5】乗員拘束装置の他の実施の形態を示す図であ
る。
【図6】乗員拘束装置の他の実施の形態を示す図であ
る。
【図7】乗員拘束装置の他の実施の形態を示す図であ
る。
【図8】乗員拘束装置の他の実施の形態を示す図であ
る。
【図9】乗員拘束装置の他の実施の形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 車体 9 乗員 10 乗員拘束装置 11 拘束部材 12 帯状連結部材 13 取付部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗員を車体に拘束する鞍乗型車両に備えら
    れる乗員拘束装置において、乗員の少なくとも腰部全周
    を拘束し着脱可能である拘束部材と、この拘束部材に一
    端部が連結される帯状連結部材と、この帯状連結部材の
    他端部を車体に連結する取付部材とから構成されること
    を特徴とする鞍乗型車両用乗員拘束装置。
  2. 【請求項2】前記取付部材は、前記車体に対して回動可
    能に支持され、前記帯状連結部材を巻き上げて長さが調
    節可能であることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型
    車両用乗員拘束装置。
  3. 【請求項3】前記取付部材は、前記帯状連結部材が所定
    値以下の力で所定長さ引かれた時に帯状連結部材を離脱
    させることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両用
    乗員拘束装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007076497A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Honda Motor Co Ltd 乗員離脱検知装置
JP2014504991A (ja) * 2011-02-10 2014-02-27 グリーン 5 ホールディング プライベート リミテッド 自己解除式安全ベルト

Cited By (3)

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JP4590331B2 (ja) * 2005-09-14 2010-12-01 本田技研工業株式会社 乗員離脱検知装置
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