JP2001137389A - ボール洗浄機 - Google Patents

ボール洗浄機

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JP2001137389A
JP2001137389A JP32411099A JP32411099A JP2001137389A JP 2001137389 A JP2001137389 A JP 2001137389A JP 32411099 A JP32411099 A JP 32411099A JP 32411099 A JP32411099 A JP 32411099A JP 2001137389 A JP2001137389 A JP 2001137389A
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balls
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Atsuyuki Sawada
敬幸 澤田
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MODE CENTER KK
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ION FANTASY KK
MODE CENTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幼児用遊戯プール内で用いるボールの洗浄及
び乾燥を連続工程として短時間で行なうことができ、か
つ、簡易で低コストのボール洗浄機を提供する。 【解決手段】 ボール洗浄機1は、ボール4を洗浄液で
洗浄するための洗浄室2と、洗浄室2内で洗浄された上
記ボール4を乾燥させるための乾燥室3とを備え、か
つ、乾燥室3が、ボール4を所定の速度で進行させるた
めの手段(可動の環状ベルト12)と、ボール4の表面
に付着した洗浄液を吸水するための、当該乾燥室3の床
面に敷設された多孔性の吸水体2と、吸水体21に含浸
された洗浄液を下方に落下させて回収するための減圧状
態に設定可能な樋22とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のボールを満
たして内部に子供たちが入って遊ぶボールプールに関
し、このボールプールに使用する合成樹脂製またはゴム
製のボールに付着した汚れを除去するためのボール洗浄
機に関する。
【0002】
【従来の技術】ショッピングセンターの休憩エリア等に
おいて、小さなボールを多数敷き詰めた上で幼児が遊べ
るようにした幼児用遊戯プールが、設置されていること
がある。図3に示すように、幼児用遊戯プール41は、
付添い者等が腰掛けることのできる縁台部分42を周囲
に形成した、所定の深さの合成樹脂製プール43内に、
数cm程度の直径を有する緑、黄、ピンク等の色とりどり
の中空のボール4を敷き詰め、これらのボール4の上で
幼児が遊べるようにしたものである。ボール4の材質
は、通常、弾力性のある合成樹脂または合成ゴムであ
る。
【0003】このような遊戯用のボールは、不特定多数
の幼児が上に乗って遊ぶものであるため、次第に汚れが
付着していく。また、インフルエンザの流行時等には、
病気に感染した幼児の体から、病原体が、遊戯用のボー
ルに付着するおそれがあり、遊戯用のボールを介して、
インフルエンザ等が広がる可能性がある。このため、衛
生上の見地から、遊戯用のボールを消毒液等で、一定期
間毎に洗浄している。
【0004】従来、遊戯用のボールを洗浄するには、図
5に示すように、回転ブラシ51を内部に収容した金属
製ドラム52を用いていた。図5中、軸線方向が略水平
になるように保持した円筒形状の金属製ドラム52の一
端側の開口部53から、ボール4を入れると、ボール4
は、金属製ドラム52の内面と、回転ブラシ51の表面
の間に挟まれ、回転ブラシ51の回転に伴って回転す
る。この際、金属製ドラム52の壁面に穿設されている
開口部54から、洗浄液が注入されて、ボール4が洗浄
される。ボール4は、洗浄されつつ、吸引機55の作用
によって徐々に金属製ドラム52の他端(吸引機55
側)に近づいていき、最後に、吸引機55に通じる開口
部56にて吸引され、金属製ドラム52の外に排出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、ボールを洗浄液で洗浄した後、乾燥させる工程を
設けていない。そのため、洗浄されたボールは、幼児用
遊戯プール内に入れる前に、所定時間、風乾させる必要
があった。しかし、特に冬場のような温度の低い季節に
は、洗浄後のボールを乾燥させるのに長時間を要すると
いう問題があり、ボールを迅速に乾燥させる工程を導入
することが望まれている。
【0006】しかし、ボールを温風で乾燥させるとすれ
ば、熱源を備えた専用の機械が必要となり、高コストに
なる。本発明は、上記従来技術に鑑みて、ボールの洗浄
及び乾燥を連続工程として短時間で行なうことができ、
かつ、簡易で低コストのボール洗浄機を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る発明
は、ボール洗浄機において、ボールを洗浄液で洗浄する
ための洗浄室と、該洗浄室内で洗浄された上記ボールを
乾燥させるための乾燥室とを備え、かつ、上記乾燥室
が、上記ボールを所定の速度で進行させるための手段
と、上記ボールの表面に付着した洗浄液を吸水するため
の、当該乾燥室の床面に敷設された多孔性の吸水体と、
該吸水体に含浸された洗浄液を下方に落下させて回収す
るための減圧状態に設定可能な樋とを有することを特徴
とする。また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項
1に係るボール洗浄機において、上記ボールを所定の速
度で進行させるための上記手段が、上記ボールの上端部
に当接して上記ボールの進行方向と同じ方向に移動する
下部ベルト部分を有する、上記乾燥室の床面の上方に配
設された可動の環状ベルトを含むベルト駆動装置であ
る。さらに、上記洗浄室は、例えば、円筒形状の筒体部
と、上記ボールを所定の速度で移動させるための該筒体
部内に配設された回転体部とを有し、上記筒体部が、当
該筒体部の一端部近傍に位置する、上記ボールを当該筒
体部内に入れるための第一の開口部と、当該筒体部の他
端部近傍に位置する、上記ボールを当該筒体部の外に出
すための第二の開口部と、上記第一の開口部と上記第二
の開口部の間に位置する、上記洗浄液を当該筒体部内に
供給するための少なくとも一つの洗浄液供給口とを有
し、上記回転体部が、上記筒体部の軸線に沿って配設さ
れた所望の回転速度で回転可能な回転軸部と、上記ボー
ルを挟入可能なピッチで上記回転軸部の周囲に螺旋状に
形成された羽根部とからなるように、構成することがで
きる。さらに、上記ボール洗浄機は、上記ボールを多数
収容して、ボールを一つずつ送出するためのボール供給
箱と、該ボール供給箱からボールを吸入して、上記洗浄
室にボールを供給するためのボール吸入管とを備えるこ
とができ、上記ボール供給箱のボールを収容する部分
は、上記ボール吸入管に向って、下方に5〜7°の傾斜
と、17〜20°の幅の狭まり度合を有し、幅方向の縦
断面形状が略半円形となるように形成されることが好ま
しい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明のボール洗浄機の一
例を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明のボー
ル洗浄機の一例を示す縦断面図、図2は、本発明のボー
ル洗浄機を用いて、ボールを洗浄及び乾燥している状態
を示す斜視図、図3は、本発明のボール洗浄機のボール
供給箱の一例を示す斜視図、図4は、本発明のボール洗
浄機を用いた洗浄の対象となるボールが、実際に幼児用
遊戯プール内で使用されている状態を示す図である。
【0009】本発明のボール洗浄機を用いた洗浄の対象
となるボールとしては、上述の幼児用遊戯プールで用い
られる直径数cm程度の合成樹脂製ボールの他、直径1〜1
2cm、好ましくは直径3〜10cm程度の合成樹脂製又はゴム
製のボールが挙げられ、野球、卓球、ゴルフ等のスポー
ツで用いられるボールも含まれる。
【0010】ボールの材質としては、ポリプロピレン、
ポリエチレン等の合成樹脂や、ポリブタジエン、ポリイ
ソプレン、ブタジエンと他の単量体とからなる重合体等
の合成ゴムや、天然ゴム等が挙げられる。
【0011】本発明のボール洗浄機1は、例えば、図1
に示すように、上部に洗浄室2、下部に乾燥室3を備え
た一体型の機器として構成される。図1中、ボール4
は、まず、ボール吸入管5を通ってボール洗浄機1内に
導入される。ボール吸入管5は、ボール洗浄機1内で水
平に延設された後、略垂直に折曲して、下方に垂下し、
洗浄室2に接続されている。ボール吸入管5の折曲部分
の上部には、吸引管6が上方から合体し、吸引ブロアー
7(図2参照)に接続された吸引管6による減圧作用に
よって、ボール4が、ボール吸入管5を通じて、洗浄室
2内に送り込まれる。
【0012】洗浄室2は、円筒形状の筒体部8と、筒体
部8内に収容された回転体部9と、回転体部9を所定の
回転速度で回転させるための駆動部(モーター)10と
からなる。筒体部8は、円筒形状の本体部8aと、本体
部の両端に固着された回転体部9の軸受け部8bとから
なる。本体部8aには、ボール4を筒体部8内に導入す
るための第一の開口部8cと、ボール4を筒体部8の外
に排出するための第二の開口部8dと、洗浄液を筒体部
8内に供給するための洗浄液供給口8eと、回転体部9
を貫通させるための開口部8fとが穿設されている。
【0013】ここで、筒体部8の本体部8aの材質とし
て、透明な合成樹脂等を用いれば、筒体部8内でボール
4が移動しつつ洗浄される様子を確認することができる
ので、好ましい。また、洗浄液供給口8eの数は、例え
ば、4〜8個程度であるが、特に限定されるものではな
い。
【0014】回転体部9は、円筒形状の筒体部8の軸線
に沿って位置するように配設された回転軸部9aと、回
転軸部9aの周囲に螺旋状に固着して形成された羽根部
9bとからなる。螺旋状に形成された羽根部9bのピッ
チ(螺旋の頂部間の間隔)は、回転体部9と筒体部8の
間にボール4を収容できるとともに、ボール4を挟入し
て、回転体部9の回転と共にボール4を所定の速度で進
行させることができるように、定められている。
【0015】回転体部9と筒体部8の間の空隙にボール
4が位置するときに、ボール4が、進行方向における前
後の羽根部9bの双方に当接するとともに、筒体部8の
内面側表面にも当接するように設計すれば、ボール4
が、円滑に回転しながら、筒体部8の軸線方向に所定の
速度で進行することになるので、好ましい。
【0016】ボール4の洗浄に用いられる洗浄液として
は、ボール4の種類に応じて、任意の成分を含むものを
用いることができる。例えば、上記幼児用遊戯プール内
のボールを対象とする場合には、レックスフォード・ラ
ンド社(Rexford Rand Corporation)製のプラスチックボ
ールクリーナーを水で所定の倍率に希釈したものが、好
ましく用いられる。このクリーナーは、2.31%のジデシ
ルジメチルアンモニウムクロライド、1.54%のn−アル
キル(C1450%,C1240%,C1610%)ジメチル
・ベンジル・アンモニウム・クロライド、96.15%の不
活性成分の各成分からなり、大腸菌等の細菌やインフル
エンザウイルス、エイズウイルス等のウイルスを殺菌ま
たは不活化させるのに有効である。
【0017】洗浄液供給口8eから筒体部8内に噴射さ
れた洗浄液は、筒体部8の底部に穿設されたスリット口
から下方に落下し、洗浄液貯水槽11内に貯留される。
洗浄液貯水槽11の底部には、ドレンが設けられてお
り、ボールの洗浄作業の終了後にドレンを通じて排水で
きるように構成されている。また、洗浄液貯水槽11の
底面から適宜の間隔を隔てた上方には、フィルター付き
の吸水器(図示せず)が配設されており、この吸水器に
よって回収された洗浄液は、増圧ポンプ(図示せず)を
介して洗浄液供給口8eに導かれ、循環して使用される
ようになっている。
【0018】洗浄室内で洗浄されたボール4は、洗浄室
2の第二の開口部8dから垂下して延設された通路12
を落下して、乾燥室3内に導入される。乾燥室3は、ボ
ール4の直径と略同一寸法の高さの空洞を有する略水平
に設けられた通路13を有する。この通路13内では、
ボール4が所定の速度で進行する間に、ボール4に付着
している洗浄液が除去される。具体的には、乾燥室3の
通路13内に導入されたボール4は、当該ボール4の上
端部にて、可動の環状ベルト14の下部ベルト部分14
aの下面に当接するため、環状ベルト14の駆動に伴っ
て、回転しつつ直線状に所定の速度で進行することがで
きる。
【0019】可動の環状ベルト14は、モーター15で
駆動される第一のプーリー16と、第一のプーリー16
と対になって用いられる自由回転可能な第二のプーリー
17と、第一のプーリー16と第二のプーリー17の間
に必要に応じて配設される1つ以上の小径の補助プーリ
ー18とによって支持及び駆動されるエンドレスベルト
である。環状ベルト14は、断面が円形状のロープ状の
ものでも、あるいは、断面が扁平な長方形状、楕円形状
等の平板状のものでもよい。プーリー16,17,18
は、枠体19によって支持されている。枠体19を上下
方向に高さ調整できるように可動に構成すれば、直径の
異なる種々のボールに対応することができる。
【0020】乾燥室3の通路13の長さは、例えば、50
〜200cm程度であるが、特に限定されるものではない。
一般的には、ボールの直径が大きいほど、付着する洗浄
液の量が多く、かつ、1回回転する間に床面と接触する
長さが大きくなるので、通路の長さも大きくする必要が
ある。幼児用遊戯プールで用いる直径が数cm程度のボー
ルの場合、通路の長さは、1m程度とするのが適当であ
る。
【0021】乾燥室3の通路13の底部は、メッシュ状
の金属板20の上に、多孔性の吸水体21をシート状に
敷設して形成されている。多孔性の吸水体21として
は、水分の吸収能力が大きく、かつ、水切れの良いもの
であればよく、不織布シート、合成樹脂の発泡体からな
るシート、小孔を多数穿設したプラスチックシート等が
例示される。中でも、不織布シートが、機能面の他、入
手容易性、経済性等から、好ましく用いられる。
【0022】ここで、不織布シートの材料としては、ポ
リプロピレン、ポリエステル、レーヨン、ポリアミド
(ナイロン66等)、綿、毛等が用いられる。合成樹脂の
発泡体からなるシートの材料としては、ポリウレタン、
ポリスチレン等が例示され、中でもポリウレタンが好ま
しく用いられる。プラスチックシートの材料としては、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリア
ミド等が用いられる。プラスチックシートに多数の小孔
を設ける際の開孔率は、水分が充分に吸収されるように
適宜定めればよい。
【0023】敷設される多孔性の吸水体21の厚みは、
例えば、2〜10mm程度であるが、特に限定されるもので
はない。また、薄い層状のものを複数積層させて、吸水
体21を形成させてもよい。メッシュ状金属板20は、
特に吸水体21を支持しなくても、吸水体の形態が一定
に保持される場合には、省略しても差し支えない。な
お、メッシュ状金属板20の代わりに、硬質合成樹脂製
またはセラミック製の多孔板等を用いてもよい。
【0024】多孔性の吸水体21及びメッシュ状金属板
20の下方には、洗浄液を回収するための合成樹脂製の
樋22が配設されている。樋22内は、多孔性の吸水体
21からの洗浄液の落下を促進するために、減圧条件下
に保持される。すなわち、減圧用吸引機23に接続され
た吸引管24の端部(開口部)が、メッシュ状金属板2
0のほぼ中央下方の樋22の底部に位置するように配設
されているため、減圧用吸引機23を駆動させると、樋
22内が減圧状態となり、吸水体21に含浸された洗浄
液の落下が、促進される。なお、減圧用吸引機23とし
ては、例えば、1,100W程度の仕事率を有するものが用い
られる。
【0025】乾燥室3内の通路を通過中に乾燥されたボ
ール4は、乾燥室3の端部の開口部25で下方に落下
し、さらに、側方から吹き込み機(ブロアー)26によ
る送風を受けて、ボール排出管27を通じてボール洗浄
機1の外に排出される。ボール洗浄機1は、車輪28の
付いた架台29の上に立設した外壁部30の内部に、洗
浄室2、乾燥室3等を収容して構成されており、自由に
移動させて用いることができる。
【0026】ボール洗浄機1の使用時の状態を図2に示
す。図2中、ボール4は、ボール供給箱31からボール
吸入管5を通って、ボール洗浄機1内に送られる。ボー
ル洗浄機1内での洗浄及び乾燥を終えたボール4は、ボ
ール排出管27を通って、直ちに使用可能な状態でボー
ル収容箱32内に収容される。ボール洗浄機1の稼動
は、制御盤33上のスイッチによって制御される。な
お、制御盤33によって、ボール洗浄機1内での洗浄室
2におけるボールの進行速度、洗浄液の供給量、乾燥室
におけるボールの進行速度、乾燥室3における減圧条件
等の諸条件を細かく集中的に管理するように構成しても
よい。
【0027】ボール供給箱31の形状の一例を図3に示
す。ボール供給箱31は、半径50mmの半円形状の通路か
らなる水平通路部31aと、水平通路部31aに向って
下方に傾斜する床面を有する傾斜部31bとを備えてお
り、水平通路部31aと傾斜部31bとで、ボールの収
容部分を形成している。水平通路部31aは、ボールを
一つずつ順に繰り出すためのものである。傾斜部31b
から滑り落ちたボールは、水平通路部31a上で一列に
整列し、水平通路部31aの端部でボール吸入管5によ
って吸い取られ、ボール洗浄機1の洗浄室2に送られ
る。水平通路部31aの長さは、250mmである。なお、
水平通路部31aの長さは、ボールを円滑に進行させる
ために、200〜300mm程度とするのが好ましい。傾斜部3
1bは、幅方向(水平通路部31aに向う方向に対して
垂直な方向)の縦断面が略半円形の凹部として形成され
ており、凹部の最下部の縦断面の半径が50mm、凹部の最
上部の縦断面の半径が200mm、水平方向の長さが565mm、
凹部の最下部の底部と凹部の最上部の底部の高低差が58
mm、底部の傾斜角度が6°、凹部の幅の狭まり度合(凹
部の上端面の台形形状の2辺を延長したときの頂角の角
度)が18.5°である。なお、底部の傾斜角度は、5〜7°
とするのが好ましく、凹部の幅の狭まり度合は、17〜20
°とするのが好ましい。
【0028】本発明のボール洗浄機を用いた場合、例え
ば、1秒に1個の割合でボールを洗浄及び乾燥すること
ができる。したがって、1万個のボールは、2時間30
分ほどで処理可能である。こうして洗浄処理されたボー
ルは、例えば、図4に示すように、幼児用遊戯プール内
に多数敷き詰めて、幼児が乗って遊ぶのに用いられる。
【0029】
【発明の効果】本発明のボール洗浄機によれば、洗浄室
の他に乾燥室が追加されているので、洗浄後のボールを
風乾させることなく、直ちに使用することができる。ま
た、乾燥室が特定の構造に構成されているので、温風を
発生させる熱源や、乾燥のための大きなスペースを必要
とせず、簡易かつ経済的にボールを乾燥させることがで
きる。さらに、洗浄室内でのボールの進行速度が一定と
なるように構成すれば、ボールに対する洗浄作用にムラ
が生じることもなくなり、洗浄の目的をより効果的に達
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボール洗浄機の一例を示す縦断面図で
ある。
【図2】本発明のボール洗浄機を用いて、ボールを洗浄
及び乾燥している状態を示す斜視図である。
【図3】本発明のボール洗浄機のボール供給箱の一例を
示す斜視図である。
【図4】幼児用遊戯プール内でボールが使用されている
状態を示す図である。
【図5】従来のボール洗浄機の構造を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ボール洗浄機 2 洗浄室 3 乾燥室 4 ボール 5 ボール吸入管 6 吸引管 7 吸引ブロアー 8 筒体部 9 回転体部 10 駆動部 11 洗浄液貯水槽 12,13 通路 14 環状ベルト 15 モーター 16 第一のプーリー 17 第二のプーリー 18 補助プーリー 19 枠体 20 メッシュ状の金属板 21 吸水体 22 樋 23 減圧用吸引機 24 吸引管 25 開口部 26 吹き込み機 27 ボール排出管 28 車輪 29 架台 30 外壁部 31 ボール供給箱 32 ボール収容箱 33 制御盤 41 幼児用遊戯プール 42 縁台部分 43 合成樹脂製プール 51 回転ブラシ 52 金属製ドラム 53,54,56 開口部 55 吸引機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールを洗浄液で洗浄するための洗浄室
    と、該洗浄室内で洗浄された上記ボールを乾燥させるた
    めの乾燥室とを備え、かつ、 上記乾燥室が、上記ボールを所定の速度で進行させるた
    めの手段と、上記ボールの表面に付着した洗浄液を吸水
    するための、当該乾燥室の床面に敷設された多孔性の吸
    水体と、該吸水体に含浸された洗浄液を下方に落下させ
    て回収するための減圧状態に設定可能な樋とを有するこ
    とを特徴とするボール洗浄機。
  2. 【請求項2】 上記ボールを所定の速度で進行させるた
    めの上記手段が、上記ボールの上端部に当接して上記ボ
    ールの進行方向と同じ方向に移動する下部ベルト部分を
    有する、上記乾燥室の床面の上方に配設された可動の環
    状ベルトを含むベルト駆動装置である請求項1に記載の
    ボール洗浄機。
  3. 【請求項3】 上記洗浄室が、円筒形状の筒体部と、上
    記ボールを所定の速度で移動させるための該筒体部内に
    配設された回転体部とを有し、 上記筒体部が、当該筒体部の一端部近傍に位置する、上
    記ボールを当該筒体部内に入れるための第一の開口部
    と、当該筒体部の他端部近傍に位置する、上記ボールを
    当該筒体部の外に出すための第二の開口部と、上記第一
    の開口部と上記第二の開口部の間に位置する、上記洗浄
    液を当該筒体部内に供給するための少なくとも一つの洗
    浄液供給口とを有し、 上記回転体部が、上記筒体部の軸線に沿って配設された
    所望の回転速度で回転可能な回転軸部と、上記ボールを
    挟入可能なピッチで上記回転軸部の周囲に螺旋状に形成
    された羽根部とからなる請求項1又は2に記載のボール
    洗浄機。
  4. 【請求項4】 さらに、上記ボールを多数収容して、ボ
    ールを一つずつ送出するためのボール供給箱と、該ボー
    ル供給箱からボールを吸入して、上記洗浄室にボールを
    供給するためのボール吸入管とを備え、上記ボール供給
    箱のボールを収容する部分が、上記ボール吸入管に向っ
    て、下方に5〜7°の傾斜と、17〜20°の幅の狭ま
    り度合を有し、幅方向の縦断面形状が略半円形となるよ
    うに形成された請求項1〜3のいずれかに記載のボール
    洗浄機。
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