JPH09229554A - 傘の乾燥装置 - Google Patents

傘の乾燥装置

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JPH09229554A
JPH09229554A JP3367296A JP3367296A JPH09229554A JP H09229554 A JPH09229554 A JP H09229554A JP 3367296 A JP3367296 A JP 3367296A JP 3367296 A JP3367296 A JP 3367296A JP H09229554 A JPH09229554 A JP H09229554A
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umbrella
warm air
insertion path
central axis
water droplets
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JP3367296A
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Kazuhiko Aoyama
一彦 青山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】濡れ傘を確実に乾燥することを課題とする。 【解決手段】ケーシング2の内側面に傘12の挿入路3
aを囲むように3つの温風吹出しダクト11を固着す
る。各温風吹出しダクト11を前記挿入路3aの中心軸
線Sを中心とする同一円周上に等間隔をおいて配置す
る。温風吹出しダクト11の先端面に温風吹出し口16
を形成し、各温風吹出し口16を挿入路3aの中心軸線
Sに沿って配列する。そして、温風吹出しダクト11に
導入された温風を温風吹出し口16から吹き出すように
する。又、各温風吹出しダクト11の間に回転ローラ1
8を設け、回転ローラ18の外側面にブラシ19を設け
る。そして、回転ローラ18が回転すると、傘地12a
にブラシ19が衝打され、傘地12aに付いている水滴
が落とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨に打たれた濡れ
傘を乾燥する乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、濡れ傘をそのまま室内に持ち込
むと、床面が濡れ傘の先端から垂れる雫により濡れた
り、傘の使用者が濡れ傘に触れて濡れたりする。そこ
で、これらの不具合を解消するために、従来は濡れ傘を
細長いビニール袋内に入れるようにしている。このよう
にすると、濡れ傘から垂れる雫はビニール袋内に溜まる
ため、床面に雫が落ちなくなるとともに、濡れ傘の外側
面はビニール袋で覆われているため、使用者が濡れたり
することもなくなる。又、傘地が溌水製を有する場合に
は、この濡れ傘を室内に持ち込む前に勢いよく振り払う
と、傘地から水滴が落とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、濡れ傘を入
れたビニール袋が破れていたりすると、その破れた所か
ら雫が垂れるおそれがある。又、ビニール袋は使用後に
ゴミとなるという問題もある。更に、傘地が溌水性を有
する傘の場合においては、何度も勢いよく濡れ傘を振り
払わないと水滴は確実に落ちないため、非力な女性や子
供では確実に水滴を振り払うことができなかった。
【0004】そこで、本発明は、濡れ傘を確実に乾燥す
ることを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ケーシング内に挿入される傘の傘地に対して温風を
吹き出す温風吹出し手段、又は傘地に付いた水滴を払拭
する払拭手段のうち少なくとも何れか一方の手段を備え
たことを要旨とするものである。この構成によれば、温
風吹出し手段から傘地に温風が吹き出されると、同傘地
に付いた水滴が蒸発する。又払拭手段により傘地が払拭
されると、同傘地に付いた水滴が拭われる。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記払拭手段
は、挿入される傘の挿入路を囲むように設けられている
ことを要旨とするものである。この構成によれば、傘の
外周が払拭される。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記払拭手段
は、傘地に付いた水滴を吸収可能な吸収部材を有する回
転体を備え、その回転体が回転する際に前記吸収部材が
傘地に接触されて、同傘地に付いた水滴が払拭可能とさ
れていることを要旨とするものである。この構成によれ
ば、回転体が回転すると、吸収部材が傘地に接触して同
傘地が払拭される。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記回転体は外
周面に吸収部材を有する複数の回転ローラからなり、各
回転ローラは前記傘の挿入路の中心軸線を中心とする同
一円周上に配置されていることを要旨とするものであ
る。この構成によれば、回転ローラが回転すると、吸収
部材が傘地に接触して同傘地が払拭される。
【0009】請求項5に記載の発明は、前記吸収部材は
傘地に衝打可能な線材により構成されていることを要旨
とするものである。この構成によれば、回転ローラが回
転すると、傘地に対して線材が衝打される。
【0010】請求項6に記載の発明は、前記払拭手段に
は回転ローラの軸心に向かって付勢され、前記吸収部材
に吸収された水滴を絞り出す絞り部材が設けられている
ことを要旨とするものである。この構成によれば、吸収
部材に吸収された水滴は絞り部材にて絞り出される。
【0011】請求項7に記載の発明は、前記温風吹出し
手段は、挿入される傘の挿入路を囲むように設けられて
いることを要旨とするものである。この構成によれば、
傘の外周から傘地に対して温風が吹き出される。
【0012】請求項8に記載の発明は、前記温風吹出し
手段は、前記傘の挿入路の中心軸線に向かって温風が吹
き出される吹出し部を有することを要旨とするものであ
る。この構成によれば、吹出し部から温風が傘の挿入路
の中心軸線に向かって吹き出される。
【0013】請求項9に記載の発明は、前記吹出し部は
前記傘の挿入路の中心軸線に沿って設けられていること
を要旨とするものである。この構成によれば、吹出し部
から温風が傘の挿入路の中心軸線に沿って吹き出され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を傘の乾燥装置に具
体化した一実施形態を図面を参照して説明する。
【0015】図1に示すように、乾燥装置1のケーシン
グ2は上下方向へ延びる有底円筒状に形成され、その上
部にはテーパ状をなす傘挿入口3が形成されている。こ
の傘挿入口3の下方において、ケーシング2内には挿入
される傘12の挿入路3aが上下方向へ延びるように設
けられている。ケーシング2内の下部には駆動装置4が
設けられ、この駆動装置4のケース5内にはモータ6が
収容されている。このモータ6は傘挿入口3の内側に設
けられたリミットスイッチ7がONするのに連動して駆
動する。モータ6の上端には上下方向へ延びる駆動シャ
フト8が設けられている。駆動シャフト8の先端には送
風ファン9が取着され、中央付近には駆動ギヤ10が固
着されている。なお、ケーシング2の下部には傘12か
ら垂れ落ちた水滴を排出するための排水口と、傘12へ
の吹付け空気を取り入れるための空気取入れ口(共に図
示しない)が設けられている。
【0016】図1,図2に示すように、ケーシング2の
内側面には前記挿入路3aを囲むように3つの温風吹出
しダクト11(温風吹出し手段)の基端が固着されてい
る。各温風吹出しダクト11は前記挿入路3aの中心軸
線Sを中心とする同一円周上に等間隔をおいて配置され
ている。温風吹出しダクト11は断面略扇状に形成さ
れ、その先端縁は前記挿入路3aの中心軸線Sに向かっ
て延出されている。
【0017】図1,図3に示すように、温風吹出しダク
ト11の下端には前記挿入路3aの中心軸線Sに向かっ
て延びるように導入部としての温風導入管13が突設さ
れている。温風導入管13はその先端側へ向かうほど細
くなるように形成され、同導入管13の先端は前記ケー
ス5の上面に貫通固着された温風供給部14の外側面に
連結されている。温風供給部14は有蓋円筒状に形成さ
れ、その内部には前記送風ファン9が挿入配置されてい
る。又、温風供給部14の内頂部にはヒータ15が設け
られ、前記リミットスイッチ7のONに連動してONす
る。そして、送風ファン9の回転により、ヒータ15を
熱源とする温風が各温風導入管13を介して各温風吹出
しダクト11に導入される。又、温風供給部14の中央
上面には環状をなすガイド部14aが形成されている。
そして、前記傘挿入口3から挿入路3a内へ挿入された
傘12の先端は、ガイド部14aに挿入されて温風供給
部14の上面に支持されるようになっている。
【0018】図1,図2に示すように、前記温風吹出し
ダクト11の先端面にはスリット状をなす吹出し部とし
ての温風吹出し口16が複数個形成されている。各温風
吹出しダクト11における温風吹出し口16は、前記挿
入路3aの中心軸線Sに沿って配列されている。そし
て、温風吹出しダクト11に導入された温風は、温風吹
出し口16から挿入路3aの中心軸線Sに向かって吹き
出される。
【0019】各温風吹出しダクト11の間には払拭手段
としての回転装置17が3つ設けられ、この回転装置1
7は前記挿入路3aの中心軸線Sを中心とする同一円周
上に等間隔をおいて配置されている。各回転装置17
は、回転体としての回転ローラ18と、回転ローラ18
の外側面に取着された吸収部材としてのブラシ19とか
ら構成されている。このブラシ19は綿等の布からなる
多数の線材部19aを有し、同線材部19aは回転ロー
ラ18の外側面に植設されている。前記線材部19aは
傘地12aに接触したとき、傘地12aに付いている水
滴を吸収可能となっている。挿入路3a内に収容される
傘12の側部はブラシ19にもたれかかるため、倒れる
ことはない。又、回転ローラ18には上下方向へ延びる
従動シャフト20が突設され、その両端はケーシング2
の底部と傘挿入口3の下部に設けられた軸受けメタル2
1により回転可能に支持されている。この従動シャフト
20の下端部には従動ギヤ22が固着されて、前記駆動
ギヤ10に噛合されている。そして、駆動シャフト8が
回転すると、その回転力は駆動ギヤ10、従動ギヤ2
2、従動シャフト20を介して伝達され、回転ローラ1
8及びブラシ19は図2に示す矢印A方向又は反矢印A
方向に所定時間おき毎に回転する。
【0020】図1,図4に示すように、前記ケーシング
2の内側面には一対の軸受け23が設けられている。こ
の軸受け23には支軸24が支持され、この支軸24に
て3つの絞り部材としての絞りローラ25が回転可能に
支持されている。この絞りローラ25はそれぞれの回転
ローラ18に近接配置され、同回転ローラ18の軸心に
沿って延出されている。各絞りローラ25における支軸
24の外側面には移動子26がケーシング2の半径方向
外方へ向けて突設されている。この移動子26は、ケー
シング2の内側面に突設された支持筒27内に摺動可能
に挿入されている。又、移動子26には圧縮バネ28が
挿通され、その両端は支持筒27の先端と支軸24の側
面に当接されている。そして、この圧縮バネ28の弾性
力により、絞りローラ25は前記回転ローラ18に対し
て接近する方向へ付勢されている。
【0021】次に、上記のように構成された傘の乾燥装
置の作用について以下に説明する。雨に打たれて傘地1
2aが濡れている傘12を傘挿入口3を介してケーシン
グ2内の挿入路3aに挿入すると、傘地12aがリミッ
トスイッチ7に触れ、モータ6が駆動するとともに、ヒ
ータ15がONする。すると、送風ファン9が回転さ
れ、熱風が温風導入管13を介して各温風吹出しダクト
11内に導入される。そして、温風は温風吹出し口16
から傘12に向けて排出され、前記挿入路3aの中心軸
線S方向に沿って傘地12a全体に吹付けられ、傘地1
2aに付いた水滴が蒸発されて乾燥される。
【0022】又、前記モータ6が駆動すると、それぞれ
の回転ローラ18及びブラシ19が所定時間おき毎に矢
印A方向又は反矢印A方向に回転される。すると、ブラ
シ19が傘地12aに衝打され、その衝打したときの振
動により傘地12aに付いた水滴が垂れ落ち、図示しな
い排水口に排出される。特に、この振動は、ブラシ19
の先端が届かない傘地12aの奥部にも伝達されるた
め、傘地12aに水滴が残ることはない。それととも
に、ブラシ19が傘地12aに衝打される毎にブラシ1
9自身にて傘地12aに付いている水滴が吸収される。
従って、傘地12aから湿り気が取り除かれる。
【0023】水滴を吸収したブラシ19は、圧縮バネ2
8の弾性力により、絞りローラ25が回転ローラ18に
圧接されるため、両ローラ18,25の間に挟まれる。
すると、ブラシ19に含まれている水滴は絞り出され、
図示しない排水口へ排出される。所定時間経過したとこ
ろで、傘12を傘挿入口3から引き抜くと、リミットス
イッチ7がOFFされ、モータ6が停止する。
【0024】本実施形態は以下に示す(1)〜(9)の
効果を有する。 (1)ケーシング2内に設けられた温風吹出しダクト1
1から温風を傘地12aに対して吹き出して水滴を蒸発
させるとともに、ブラシ19が回転することにより傘地
12aを払拭して傘地12aの湿り気を取り除くことに
より、傘地12aを確実に乾燥することができる。
【0025】(2)前記温風吹出しダクト11及び回転
装置17を、挿入路3aの中心軸線Sを中心とする同一
円周上に等間隔をおいて交互に配置したため、傘地12
aの周方向に対して均等に温風を吹き出すことができ、
又、傘地12aの周方向に沿ってブラッシングすること
ができる。従って、傘地12a全体をむらなく乾燥する
ことができる。
【0026】(3)ブラシ19の線材部19aを綿等の
布製としたため、傘地12aに付いた水滴を吸収するこ
とができる。従って、温風吹出しダクト11から吹き出
される温風やブラシ19によるブラッシングに伴う振動
のみで傘地12aを乾燥させるよりも、より一層短時間
で乾燥することができる。
【0027】(4)連続運転等により、水を含んだブラ
シ19が水滴を吸収できなくなっても、各回転ローラ1
8に絞りローラ25を対向配置したため、両ローラ1
8,25の協働によりブラシ19に含まれる水分を絞り
出すことができる。しかも、絞りローラ25を圧縮バネ
28の弾性力により常に回転ローラ18に圧接する方向
へ付勢したため、ブラシ19が所定以上の水分を含んで
膨張しても、回転ローラ18から離間する方向へ逃がす
ことができる。従って、回転ローラ18が絞りローラ2
5に無理に押さえ付けられて従動シャフト20に負荷が
かかるのを防止でき、モータ6の回転が低下することは
ない。従って、送風ファン9及び回転ローラ18の回転
数が低下するのが防止され、乾燥効率が低下するのを防
止できる。
【0028】(5)回転装置17を回転ローラ18と同
回転ローラ18に植設されたブラシ19とから構成し、
回転ローラ18の回転によりブラシ19の先端を傘地1
2a対して衝打するようにした。そのため、傘地12a
に付いている水滴を確実に落とすことができ、しかもブ
ラシ19の先端が届かない傘地12aの奥方にある水滴
も、衝打したときの振動にて確実に落とすことができ
る。
【0029】(6)挿入路3aの中心軸線Sに向かっ
て、温風を吹き出すように温風吹出しダクト11に温風
吹出し口16を配置したため、傘地12aに対する温風
の吹出し圧力が弱められることはない。従って、効率の
よい乾燥を行うことができる。
【0030】(7)複数の温風吹出し口16を挿入路3
aの中心軸線Sに沿って配列したため、傘12の上下方
向全体に亘って均一に傘地12aを乾燥することができ
る。 (8)傘挿入口3には傘12をケーシング2内に挿入し
た時にONするリミットスイッチ7を設けたため、使用
者は操作スイッチを操作することなく、傘挿入口3に傘
12を挿入するだけで自動的にモータ6を駆動させ、乾
燥動作に移ることができる。従って、女性や子供にも操
作し易いものにできる。
【0031】(9)回転装置17の駆動源を送風ファン
9の駆動源であるモータ6と兼用したため、駆動装置4
のケース5の容積を小さくすることができ、乾燥装置1
全体が大型化するのを防止することができる。
【0032】なお、本発明は前記実施形態以外に以下の
ように構成してもよい。 (a)前記実施形態では、回転ローラ18の従動シャフ
ト20を挿入路3aの中心軸線Sに沿って設けたが、線
材部19aが傘地12aに接触するならば、従動シャフ
ト20を任意の方向へ設け、回転ローラ18を回転させ
るようにしてもよい。
【0033】(b)前記実施形態では、ブラシ19の線
材部19aを布製にしたが、合成樹脂やスポンジにして
もよい。又、ブラシ19の代わりに、円筒状をなすスポ
ンジ体を回転ローラ18の外側面に取着してもよい。
又、このスポンジ体の外側面に複数の突起を設けてもよ
い。
【0034】(c)前記実施形態では、リミットスイッ
チ7を傘挿入口3の内側に設けたが、ガイド部14a内
における温風供給部14の上面に設けてもよい。そし
て、傘12の先端がガイド部14a内に挿入された際
に、リミットスイッチ7が作動するようにしてもよい。
又、リミットスイッチ7を傘挿入口3及び温風供給部1
4のガイド部14aにそれぞれ設け、各リミットスイッ
チ7がそれぞれON動作したときに対応させて、モータ
6又はヒータ15を各個別に駆動又はONさせてもよ
い。更に、リミットスイッチ7に代えて、赤外線センサ
等の光センサにし、この光センサによる傘12の検出に
基づいてモータ6を駆動させたり、ヒータ15をONさ
せてもよい。加えて、ケーシング2の外側面に手動式の
操作スイッチを設けてもよい。そして、操作スイッチを
操作して、モータ6を駆動したり、ヒータ15をONす
るようにしてもよい。
【0035】(d)前記実施形態では、スリット状をな
す温風吹出し口16を複数設けたが、複数の丸形状をな
す孔を複数設けたり、温風吹出しダクト11の上下両端
に亘って延びる一つの長孔にしてもよい。
【0036】(e)前記実施形態では、温風を挿入路3
の中心軸線Sに対してほぼ直交する方向へ吹出すように
したが、温風吹出し口16の吹出し角度を変えて、この
中心軸線Sに交差する方向であれば、任意の方向でもよ
い。
【0037】(f)前記実施形態では、送風ファン9に
て温風を温風吹出しダクト11に供給したが、送風ファ
ン9に代えてコンプレッサにしてもよい。この構成によ
れば、傘地12aに対する風圧及び時間当たりの温風の
風量を増すことができるため、乾燥時間をより一層短縮
することができる。
【0038】(g)前記実施形態では、駆動シャフト8
を一定の方向へ回転するようにしたが、両方向へ回転す
るようにし、しかも所定時間毎に回転方向を切り換える
ようにしてもよい。この構成にすれば、乾燥時間をより
一層短縮することができる。
【0039】(h)前記実施形態では、温風吹出しダク
ト11と回転装置17の両方を設けたが、何れか一方を
省略してもよい。 (i)挿入路3aの中心軸線Sを中心とする円筒状又は
円環状の温風吹出しダクト11又は回転体にしてもよ
い。又、このような形状を有する温風吹出しダクト11
又は回転体は挿入路3aの中心軸線Sに沿って複数個設
けてもよい。さらに、このような形状を有する温風吹出
しダクト11又は回転体の内側には、挿入路3aの中心
軸線Sに向かう温風吹出し口16又はブラシ19を設け
てもよい。
【0040】次に、前記実施の形態から把握できる請求
項以外の技術的思想について、それらの効果と共に記載
する。 (A)前記線材は布からなる請求項5に記載の傘の乾燥
装置。この構成によれば、傘地の乾燥効率をより一層高
めることができる。
【0041】(B)前記絞り部材はローラ体と、同ロー
ラ体を吸収部材に対し接近する方向へ弾性を付与する弾
性部材とから構成されている請求項6に記載の傘の乾燥
装置。この構成によれば、傘地の乾燥効率をより一層高
めることができる。
【0042】(C)前記温風吹出し手段と払拭手段とは
同一駆動源に基づき駆動される請求項1に記載の傘の乾
燥装置。この構成によれば、乾燥装置全体が大型化する
のを防止することができる。
【0043】(D)ケーシング内に挿入される傘を検出
する傘検出手段(リミットスイッチ7)と、傘検出手段
の検出信号に基づいて、前記温風吹出し手段又は払拭手
段を駆動が駆動可能とされている請求項1乃至請求項9
のうち何れかに記載の傘の乾燥装置。この構成によれ
ば、使用者が操作スイッチを操作することなく自動的に
温風吹出し手段又は払拭手段を駆動することができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、濡れ傘
を確実に乾燥することができる。請求項2に記載の発明
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、傘地の
周方向に対して均等に払拭することができるため、乾燥
むらをなくすことができる。
【0045】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加え、傘地に付いた
水滴を吸収部材にて吸収でき、湿り気を取り除くことが
できるため、乾燥効率を高めることができる。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加え、傘地についている水滴を各
吸収部材が均等に吸収できるため、より一層乾燥むらを
なくすことができる。
【0047】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の発明の効果に加え、傘地に吸収部材が衝打され
るため、衝打したときの振動により、傘地に付いた水滴
を取り除くことができる。
【0048】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
又は請求項5に記載の発明の効果に加え、水を含んだ吸
収部材から水を絞り出すことができるため、回転ローラ
が水の重量により重くなるのを防止でき、回転ローラに
負荷がかかりその回転数が低下するのを防止できる。こ
の結果、乾燥効率が低下するのを防止できる。
【0049】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、傘地の周方向に対して均等
に温風を吹付けることができるため、乾燥むらをなくす
ことができる。
【0050】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項7に記載の発明の効果に加え、傘の挿入路の
中心軸線に向かって温風を吹き出すことができるため、
乾燥効率が低下するのを防止できる。
【0051】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明の効果に加え、傘の挿入路の中心軸線に沿
って温風を吹出すことができるため、乾燥むらをより一
層なくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態を示す乾燥装置の縦断面図。
【図2】同じく、図1のX−X断面図。
【図3】同じく、温風吹出しダクトの下部を示す斜視
図。
【図4】同じく、絞りローラの上部を示す一部切欠断面
図。
【符号の説明】
2…ケーシング、3a…挿入路、11…温風吹出し手段
(温風吹出しダクト)、12…傘、12a…傘地、16
…温風吹出し口(吹出し部)、17…回転装置(払拭手
段)、18…回転ローラ(回転体)、19…ブラシ(吸
収部材)、19a…線材部、25…絞りローラ(絞り部
材)、S…中心軸心。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に挿入される傘の傘地に対し
    て温風を吹き出す温風吹出し手段、又は傘地に付いた水
    滴を払拭する払拭手段のうち少なくとも何れか一方の手
    段を備えた傘の乾燥装置。
  2. 【請求項2】前記払拭手段は、挿入される傘の挿入路を
    囲むように設けられている請求項1に記載の傘の乾燥装
    置。
  3. 【請求項3】前記払拭手段は、傘地に付いた水滴を吸収
    可能な吸収部材を有する回転体を備え、その回転体が回
    転する際に前記吸収部材が傘地に接触されて、同傘地に
    付いた水滴が払拭可能とされている請求項1又は請求項
    2に記載の傘の乾燥装置。
  4. 【請求項4】前記回転体は外周面に吸収部材を有する複
    数の回転ローラからなり、各回転ローラは前記傘の挿入
    路の中心軸線を中心とする同一円周上に配置されている
    請求項3に記載の傘の乾燥装置。
  5. 【請求項5】前記吸収部材は傘地に衝打可能な線材によ
    り構成されている請求項4に記載の傘の乾燥装置。
  6. 【請求項6】前記払拭手段には回転ローラの軸心に向か
    って付勢され、前記吸収部材に吸収された水滴を絞り出
    す絞り部材が設けられている請求項4又は請求項5に記
    載の傘の乾燥装置。
  7. 【請求項7】前記温風吹出し手段は、挿入される傘の挿
    入路を囲むように設けられている請求項1に記載の傘の
    乾燥装置。
  8. 【請求項8】前記温風吹出し手段は、前記傘の挿入路の
    中心軸線に向かって温風が吹き出される吹出し部を有す
    る請求項1又は請求項7に記載の傘の乾燥装置。
  9. 【請求項9】前記吹出し部は前記傘の挿入路の中心軸線
    に沿って設けられている請求項8に記載の傘の乾燥装
    置。
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