JP2001134898A - 駐車場管理装置 - Google Patents

駐車場管理装置

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JP2001134898A
JP2001134898A JP31101699A JP31101699A JP2001134898A JP 2001134898 A JP2001134898 A JP 2001134898A JP 31101699 A JP31101699 A JP 31101699A JP 31101699 A JP31101699 A JP 31101699A JP 2001134898 A JP2001134898 A JP 2001134898A
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Japan
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vehicle
address
parking
detection signal
parking lot
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JP31101699A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Yanagawa
博彦 柳川
Tetsutoshi Ishikawa
哲理 石川
Yasufumi Yamada
恭文 山田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各駐車スペースに駐車した車両を次々に短時
間で検出でき、ケーブルの敷設空間を少なくしその設置
工事を容易化する。 【解決手段】 駐車場内の各駐車スペースに設置された
カメラ2は、共通に設けられたアドレスライン3および
ビデオライン4に対し、それぞれ並列および直列に接続
される。ホストコンピュータ7は、所定の順序に従って
駐車スペース番号を指定し、システムコントローラ5は
その駐車スペースに設置されたカメラ2の固有アドレス
をアドレスライン3を通して送信する。カメラ2は、ア
ドレスライン3上のアドレスと自己の固有アドレスとが
一致するかを検出し、一致するとビデオライン4に映像
信号を出力する。ホストコンピュータ7は、ナンバー認
識装置6により認識された車両番号を管理し、案内表示
装置8により利用者に有用な情報を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場の駐車スペ
ースに駐車した車両を検出し、その車両検出信号に基づ
いて車両の管理を行う駐車場管理装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】駐車場特に駅前や大型
スーパーなどに設けられた車両収容台数が多い大規模な
駐車場にあっては、1つの駐車フロアが広大で、そこに
多数の駐車スペースが設けられている。また、駐車フロ
アが複数の階層にわたって設けられた立体式構造のもの
もある。こうした大規模な駐車場を利用する場合、利用
者は自ら車両を運転して空いた駐車スペースを捜し出し
そこに駐車する必要がある。しかし、混雑時においては
空いた駐車スペースを捜すのは容易ではなく、しかも空
いた駐車スペースを捜しながら運転すると前方への注意
が散漫になり易い。また、駐車場の規模が大きくなる
と、利用者は車両を駐車した位置を認識しにくくなる。
その結果、利用者が駐車位置に戻ろうとする場合、広い
駐車場内で自分の車両を捜し回らなければならない状況
も生じ得る。
【0003】そこで、こうした利用者の不便さを解消す
るとともに駐車場の管理の省力化を図るために、駐車ス
ペースに駐車した各車両を超音波センサやカメラなどの
車両検出手段を用いて検出し、その検出結果(例えば満
空状態)を表示したり車両管理に用いたりする駐車場管
理装置が提案されている。このような駐車場管理装置
は、施設管理者が画面に順次映し出される施設内の状況
を監視する監視装置などとは異なり、多数ある駐車スペ
ースに駐車した車両を次々に短時間で検出できるように
高い処理能力が要求される。
【0004】例えば、特開平3−253992号公報に
は、移動式のテレビカメラを用いて各駐車スペースに駐
車した車両のナンバープレートを順次撮影し、その撮影
した画像を画像処理して得た車両番号に基づいて、空き
駐車スペースへの案内・誘導、駐車料金の計算などの駐
車場管理を行う駐車場管理装置が開示されている。この
駐車場管理装置によれば、1台のテレビカメラで全駐車
スペースの駐車車両を撮影できるが、テレビカメラを移
動するための機構が複雑になるとともに車両を次々に短
時間で撮影することができず、また撮影タイミングを決
めるのが難しいといった欠点がある。
【0005】これに対し、特開平9−81898号公報
には、各駐車スペースのそれぞれに対し当該駐車スペー
スに駐車した車両のナンバープレートを撮影するカメラ
を備え、そのカメラの映像信号を画像処理して車両番号
を抽出し、その車両番号データに基づいて駐車場管理を
行う駐車場管理装置が開示されている。この駐車場管理
装置によれば、カメラが固定されているため上述したよ
うな移動機構が不要となり、車両の検出も次々に行うこ
とができる。しかし、各カメラから画像処理手段に映像
信号を伝送するためのケーブルがカメラの数(駐車スペ
ースの数)と同数だけ必要となるので、ケーブルの設置
工事に手間がかかるとともにケーブルの束を設置するの
に十分な広い敷設空間を確保する必要があり、実際の駐
車場には設置しづらかった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、各駐車スペースに駐車した車両を次々
に短時間で検出可能であって、しかもケーブルの敷設空
間が少なくケーブルの設置工事が容易となる駐車場管理
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために請求項1に記載した手段を採用できる。この手段
によれば、駐車場の複数の駐車スペースのそれぞれに車
両検出手段が設けられており、各車両検出手段は、これ
ら複数の車両検出手段に共通に設けられたアドレス線か
ら取得したアドレスと当該車両検出手段に与えられた固
有アドレスとが一致した場合に、共通に設けられたデー
タ線に対して車両検出信号を出力する。そして、送受信
手段は、このアドレス線に対して各車両検出手段の固有
アドレスを順次送信し、その固有アドレスの送信に対応
してデータ線から車両検出信号を受信するので、共通に
設けられたアドレス線とデータ線のみを用いて、時分割
処理により複数ある全ての車両検出手段から順次車両検
出信号を受信することが可能となる。
【0008】その結果、各車両検出手段と送受信手段と
をそれぞれ別々のデータ線で接続する場合に比べ、車両
検出手段と送受信手段との間のケーブル数が格段に少な
くなり、配線工事が容易になるとともにケーブルを格納
するための設置面積(敷設空間)が少なくて済む。
【0009】また、アドレスが伝送されるアドレス線と
車両検出信号が伝送されるデータ線とが分離された構成
となっているので、上記時分割処理において、アドレス
信号と車両検出信号との分離処理や両信号の衝突を回避
するための細かいタイミング制御を行う必要がない。そ
のため、送受信手段や車両検出手段内の検出信号制御手
段が行う処理が簡単となり、送受信動作の高速化を期待
できる。つまり、送受信手段は、車両情報獲得手段や車
両管理手段の処理能力を越えない範囲内において、固有
アドレスを次々に送信することにより、短時間のうちに
複数の車両検出手段からの車両検出信号を受信すること
が可能となる。従って、本駐車場管理装置は、駐車スペ
ースが多い大規模な駐車場に対しても適用し易いという
特徴を有する。
【0010】さらに、車両情報獲得手段は、送受信手段
が受信した車両検出信号に基づいて時分割処理により駐
車スペースに駐車した各車両の車両情報を獲得し、車両
管理手段は、その車両情報を用いて駐車スペースに駐車
した車両を管理するので、駐車場利用者の利便性を高め
るための種々のサービスを提供可能であるとともに、駐
車場管理の省力化を図ることができる。
【0011】請求項2に記載した手段によれば、各駐車
スペースに設けられた車両検出手段は、送受信手段を始
点とするデータ線を介して直列に接続される。そして、
車両検出手段は、アドレス線から取得したアドレスが自
己の固有アドレスと一致した場合には、当該車両検出手
段よりも末端側のデータ線を切り離し、送受信手段に繋
がる始点側のデータ線に対し車両検出信号を出力する。
一方、車両検出手段は、アドレス線から取得したアドレ
スが自己の固有アドレスと一致しない場合には、データ
線を切り離すことなく信号通過状態(スルー状態)に保
持する。これにより、データ線を介して直列に接続され
た複数の車両検出手段のうち、送受信手段からアドレス
指定された車両検出手段のみがそのデータ線を介して送
受信手段に対し車両検出信号を送信することができる。
【0012】請求項3に記載した手段によれば、検出信
号生成手段は撮像手段から構成されており、車両情報獲
得手段はその撮像手段からの撮像データに基づいて車両
情報としてナンバープレートの車両番号を取得する。こ
れにより、各駐車スペースにおける車両の有無の検出や
車両の大きさの検出のみならず、車両番号による車両の
識別も可能となる。
【0013】請求項4に記載した手段によれば、情報入
出力手段は、車両管理手段が行う車両の管理に関する所
定の情報、例えば車両番号の入力に対する該当車両の駐
車位置情報や駐車料金情報、あるいは各駐車スペースの
空き情報やその空き駐車スペースへの案内情報などを文
字や音声などによって出力する。これにより、駐車場利
用者の利便性が高まるとともに、駐車場管理の省力化を
図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、駐車場管理
装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。こ
の図1において、例えば大規模な立体駐車場に設置され
る駐車場管理装置1は、駐車場内の多数の駐車スペース
(図示せず)のそれぞれに設置された車両検出手段とし
てのテレビカメラ(以下、単にカメラと称す)2、2、
…これら全てのカメラ2、2、…に対し共通に設けられ
たアドレスライン3(アドレス線に相当)およびビデオ
ライン4(データ線に相当)、システムコントローラ5
(送受信手段に相当)、ナンバー認識装置6(車両情報
獲得手段に相当)、ホストコンピュータ7(車両管理手
段に相当)および案内表示装置8(情報入出力手段に相
当)から構成されている。
【0015】アドレスライン3は、システムコントロー
ラ5が送信する例えば10bitのアドレス信号を各カ
メラ2、2、…に対して伝送するための1本のディジタ
ル信号ケーブル(10本の信号線が束ねられたケーブ
ル)である。また、ビデオライン4は、各カメラ2、
2、…から出力された映像信号をシステムコントローラ
5に対して伝送するための1本のアナログ信号ケーブル
である。これらアドレスライン3およびビデオライン4
は、システムコントローラ5を始点とし、駐車場内に設
置された各カメラ2、2、…を順に経由して末端のカメ
ラ2に至るように非ループ状に敷設されている。
【0016】カメラ2は、駐車スペースに駐車した車両
(図示せず)の前部全体または後部全体が視野となるよ
うに位置調整されて設置されている。前部全体または後
部全体を視野とするのは、車種によってナンバープレー
トの装着位置が異なるためである。
【0017】図2は、カメラ2の概略的な電気的構成を
示したものである。この図2において、カメラ2は、レ
ンズ9、CCD撮像素子(撮像手段に相当)からなる撮
像部10(検出信号生成手段に相当)およびインターフ
ェース部11(検出信号制御手段に相当)から構成され
ている。また、インターフェース部11は、カメラ2を
識別するための固有アドレス(例えば10bit)が記
憶されたROM12と、アドレスデコーダ13と、この
アドレスデコーダ13からのデコード信号を受けて動作
するスイッチ回路14とを備えている。
【0018】アドレスデコーダ13は、上記10bit
の固有アドレスとシステムコントローラ5からアドレス
ライン3を通して伝送されてきた10bitのアドレス
との一致・不一致を検出するもので、各bit毎に2入
力ExOR回路を備えて構成されている。そして、アド
レスデコーダ13は、各bitのExOR回路の出力が
全てLレベルになった時、つまりシステムコントローラ
5から送信されたアドレスが当該カメラ2が有する固有
アドレスと一致した時に、スイッチ回路14に対し例え
ばHレベルのデコード信号を出力するようになってい
る。また、アドレスデコーダ13は、何れかのbitの
ExOR回路の出力がHレベルになった時、つまりシス
テムコントローラ5から送信されたアドレスが当該カメ
ラ2が有する固有アドレスと異なる時に、スイッチ回路
14に対し例えばLレベルのデコード信号を出力するよ
うになっている。
【0019】スイッチ回路14は、デコード信号がHレ
ベルである時に図2に示すa側に切り替えられ、デコー
ド信号がLレベルである時に図2に示すb側に切り替え
られるようになっている。なお、10bit幅のアドレ
スライン3を備えた本実施形態の駐車場管理装置1は、
最大で1024の駐車スペースを管理することができ
る。
【0020】さて、図1において、システムコントロー
ラ5、ナンバー認識装置6およびホストコンピュータ7
は、例えば駐車場の一画に設けられた管理室(図示せ
ず)などに設置されている。各駐車スペースには番号
(駐車スペース番号)が付されており、この駐車スペー
ス番号と当該駐車スペースに設置されたカメラ2の固有
アドレスとは1対1に対応している。
【0021】システムコントローラ5は、ホストコンピ
ュータ7から出力された駐車スペース番号をカメラ2の
固有アドレスに変換し、その固有アドレスをアドレスラ
イン3を通して送信するようになっている。また、シス
テムコントローラ5は、そのアドレス送信に呼応してカ
メラ2からビデオライン4を通して送信されてきた映像
信号を受信し、その受信した映像信号にノイズ除去処理
を施した後、ナンバー認識装置6に出力するようになっ
ている。
【0022】ナンバー認識装置6は、詳しくは後述する
ように、システムコントローラ5から得た車両の前部ま
たは後部の映像信号から静止画像を得て、その画像に対
して画像処理を行ってその車両のナンバープレートに記
された自動車登録番号(以下、車両番号と称す)を文字
認識するものである。また、車両が駐車していない場合
には、ナンバー認識装置6は、認識結果として車両番号
に替えて一定の番号(例えば「0000」)を出力する
ようになっている。
【0023】ホストコンピュータ7は、駐車場管理装置
1の全体動作を制御するもので、システムコントローラ
5に対し予め決められた順序に従って駐車スペース番号
を指定し、その駐車スペース番号とナンバー認識装置6
から得た当該駐車スペースに駐車した車両の車両番号と
を対応させて駐車場内の車両管理を行うように構成され
ている。このホストコンピュータ7には、駐車場管理者
がデータを入出力するために用いる入出力端末装置や、
所定のデータが記録される外部記憶装置(何れも図示せ
ず)などが接続されている。
【0024】案内表示装置8は、駐車場の車両出入口や
歩行者出入口など利用者が利用し易い位置に設置されて
いる。この案内表示装置8は、ホストコンピュータ7と
接続されており、ホストコンピュータ7が有する車両管
理データのうち利用者の利便性を高めるのに役立つ情報
を表示したり音声によってアナウンスしたりするように
なっている。例えば、車両出入口に設置された案内表示
装置8は、入庫車に対しては各駐車スペースの空き状態
や空き駐車スペースへの案内を表示し、出庫車に対して
は駐車料金を表示したりする。また、歩行者出入口に設
置された案内表示装置8は、利用者が自己の車両番号を
入力すると、それに対して当該車両の駐車位置を表示す
るようになっている。
【0025】次に、本実施形態の作用について、図3な
いし図6も参照しながら説明する。図3は、ホストコン
ピュータ7が実行する車両管理処理を示すフローチャー
トである。ホストコンピュータ7は、予め決められた順
序に従って駐車スペースの番号を指定し(ステップS
1)、システムコントローラ5に対して指定した駐車ス
ペース番号を含む撮影命令を出力する(ステップS
2)。
【0026】その後、ホストコンピュータ7は、ナンバ
ー認識装置6から車両番号の認識結果が出力されたかど
うかを判断する(ステップS3)。ホストコンピュータ
7が撮影命令を出力してからナンバー認識装置6が認識
結果を出力するまでには、システムコントローラ5にお
けるノイズ除去処理やナンバー認識装置6における認識
処理などに起因した処理時間がかかる。この間にあって
は、ホストコンピュータ7は、ステップS3において
「NO」と判断しステップS6に移行する。このステッ
プS6において、ホストコンピュータ7は、撮影命令を
出力後所定の待ち時間が経過したかどうかを判断し、ま
だ経過していない(「NO」)と判断した場合にはステ
ップS3に戻る。
【0027】ここで、例えば指定した駐車スペースに設
置されたカメラ2に異常があってシステムコントローラ
5が映像信号を受信できなかった場合には、所定の待ち
時間が経過してもナンバー認識装置6から車両番号およ
び番号「0000」が出力されない。この場合には、ホ
ストコンピュータ7は、ステップS6において「YE
S」と判断し、ステップS7に移行する。そして、ホス
トコンピュータ7は、ステップS7において指定した駐
車スペースの駐車状況がタイムオーバーによって得られ
なかったことを記録し再びステップS1に移行する。
【0028】さて、ホストコンピュータ7は、ナンバー
認識装置6から車両番号の認識結果が出力された場合に
はステップS3において「YES」と判断しステップS
4に移行する。そして、ホストコンピュータ7は、この
ステップS4においてナンバー認識装置6から車両番号
または番号「0000」を入力する。そして、ホストコ
ンピュータ7は、車両番号を入力した場合には、車両番
号と前記指定した駐車スペース番号とを関連付けた車両
管理データを記録する。また、番号「0000」を入力
した場合には、指定した駐車スペースが空きであること
を示す車両管理データを記録する。さらに、ホストコン
ピュータ7は、この車両管理データを用いて、所定の手
順に従って車両管理のための処理を実行する。
【0029】その後、ホストコンピュータ7は、最新の
車両管理データに基づいて、案内表示装置8の表示の更
新処理を実行する(ステップS5)。例えば車両出入口
に設置された案内表示装置8に対して、ホストコンピュ
ータ7は、各駐車スペースの空き状態表示を更新したり
空き駐車スペースへの案内表示を更新したりする。指定
した駐車スペースに関する処理が終了すると、ホストコ
ンピュータ7はステップS1に移行し、そのステップS
1において次の順番にある駐車スペース番号を指定して
それ以降上述した処理と同じ処理を繰り返す。
【0030】図4は、カメラ2における映像信号の送信
動作をフローチャートの形式で示したものである。以下
において、カメラ2の送信動作をシステムコントローラ
5およびホストコンピュータ7の動作と関連付けながら
説明する。
【0031】システムコントローラ5は、ホストコンピ
ュータ7から駐車スペース番号を含む撮影命令が出力さ
れると(図3に示すステップS2)、その指定された駐
車スペースに設置されたカメラ2の固有アドレスをアド
レスライン3を通して伝送する。各駐車スペースに設置
されたカメラ2は、そのインターフェース部11内に設
けられたアドレスデコーダ13によって、アドレスライ
ン3上のアドレスとROM12に記憶された自己の固有
アドレスとが一致するかどうかの検出を行っている(図
4に示すステップS11)。
【0032】両アドレスが一致する場合(ステップS1
1で「YES」の場合)には、デコード信号がHレベル
となって、スイッチ14は図2におけるa側(カメラO
N側)に切り替えられる(ステップS12)。これによ
り、各カメラ2を経由するビデオライン4は、当該カメ
ラ2よりも末端側が切り離され、当該カメラ2の撮像部
10からの映像信号がシステムコントローラ5側(始点
側)のビデオライン4に出力される。
【0033】この時、他のカメラ2のスイッチ14は図
2におけるb側(カメラOFF側)に切り替えられてお
り、当該他のカメラ2内においてビデオライン4は信号
通過状態(スルー状態)となっている。従って、指定さ
れたカメラ2から出力された映像信号はビデオライン4
を通してシステムコントローラ5に伝送される。その
後、アドレスデコーダ13は、デコード信号をLレベル
とし、スイッチ14をカメラOFF側に切り替える(ス
テップS13)。
【0034】これに対し、両アドレスが一致しない場合
(ステップS11で「NO」の場合)には、デコード信
号がレベルとなって、スイッチ14は図2におけるb側
(カメラOFF側)に切り替えられる(ステップS1
4)。この時、上述したように、ビデオライン4は信号
通過状態(スルー状態)となる。
【0035】その結果、ホストコンピュータ7が指定し
た駐車スペースに設置されたカメラ2からシステムコン
トローラ5に対し、ビデオライン4を通してその駐車ス
ペースに駐車した車両の映像信号が送られる。この映像
信号は、システムコントローラ5でノイズ除去処理が施
され、ナンバー認識装置6に送られる。
【0036】図5は、ナンバー認識装置6が実行する車
両番号認識処理のフローチャートを示している。また、
図6は、その認識処理について実際の画像を用いて示す
説明図である。ナンバー認識装置6は、映像信号から1
フレーム分の静止画像(図6(a)参照)を得て、その
画像に対して以下に述べる画像処理を実行する。すなわ
ち、ナンバー認識装置6は、ステップS21において画
像からナンバープレート部分(図6(b)参照)を抽出
する処理を実行し、ステップS22においてナンバープ
レート部分を抽出ができたかどうかを判断する。
【0037】ナンバー認識装置6は、抽出できた場合
(「YES」)にはステップS23に移行し、そこでナ
ンバープレートに記載された文字の切り出し処理を実行
する。図6(b)において、各文字について細線の矩形
で囲まれた領域が文字領域として切り出された領域であ
る。続いて、ナンバー認識装置6は、ステップS24に
おいて切り出した文字の認識処理を行って車両番号(陸
支コード、車種コード、用途コード、一連番号)を特定
し(図6(c)参照)、ステップS25においてその車
両番号を出力する。
【0038】一方、ナンバー認識装置6は、駐車スペー
スが空いており画像に車両が撮影されていない場合に
は、ナンバープレートを抽出できないため、ステップS
22で「NO」と判断してステップS26に移行する。
そして、ナンバー認識装置6は、ステップS26で車両
番号に替えて当該駐車スペースが空車であることを示す
番号「0000」を設定し、ステップS25においてそ
の番号を出力する。
【0039】以上述べたように、本実施形態の駐車場管
理装置1は、駐車場の各駐車スペースのそれぞれに車両
撮影用のカメラ2が設置され、各カメラ2、2、…とシ
ステムコントローラ5との間を共通に設けた1本(実際
には10本の信号線の束)のアドレスライン3と1本の
ビデオライン4とにより接続した構成に特徴を有する。
この構成によれば、各カメラ2とシステムコントローラ
5とをそれぞれ別々のビデオラインで接続する場合に比
べ、ケーブル数が格段に少なくなり、配線工事が容易に
なるとともにケーブルを格納するための設置面積あるい
は敷設空間が少なくて済む。
【0040】また、アドレス信号が伝送されるアドレス
ライン3と映像信号が伝送されるビデオライン4とが分
離された構成となっているので、両信号を1本のケーブ
ルで送受信する装置とは異なり、アドレス信号と映像信
号との分離処理や両信号の衝突を回避するための細かい
タイミング制御を行う必要がない。そのため、システム
コントローラ5やカメラ2のインターフェース部11の
処理が簡単になり、ナンバー認識装置6の画像処理能力
やホストコンピュータ7の処理能力を越えない範囲内に
おいて、アドレス信号や映像信号の送受信動作を高速化
できる。従って、本実施形態の駐車場管理装置1は、車
両の収容台数が多い大規模な駐車場においても、比較的
短時間で全駐車スペースの車両情報を収集できるという
利点を有している。
【0041】さらに、駐車場管理装置1は、各車両につ
いて時分割で処理を行うナンバー認識装置6を備えてい
るので、各駐車スペースにおける車両の有無のみなら
ず、駐車車両の車両番号を認識することができる。これ
により、ホストコンピュータ7は、駐車スペース番号と
その駐車スペースに駐車した車両の車両番号とを対応さ
せて駐車場内の車両管理を行うことが可能となり、その
分駐車場管理者の労力が軽減される。
【0042】また、車両出入口や歩行者出入口などに設
けられた案内表示装置8には、駐車スペースの空き状
態、空き駐車スペースへの案内、車両の駐車位置、駐車
料金などが表示またはアナウンスされるので、利用者の
利便性が高まる。
【0043】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、次のように変形または拡張が可能であ
る。各駐車スペースに設置される車両検出手段はテレビ
カメラ2に限られず、電子式カメラ、超音波センサなど
種々のセンサであっても良い。超音波センサなどの場合
には、ナンバー認識装置6に替えて当該センサに適した
車両情報獲得手段を設ければ良い。
【0044】アドレスライン3は10bitに限られ
ず、駐車場の車両収容台数に応じて適宜増減しても良
い。また、アドレス信号について、システムコントロー
ラ5がパラレル−シリアル変換機能を備えるとともに、
カメラ2のインターフェース部11がシリアル−パラレ
ル変換機能を備える場合には、1bit分のアドレスラ
インによりアドレスの伝送が可能となる。
【0045】各カメラ2は、スイッチ回路14を介して
ビデオライン4に対し直列に接続されていたが、各カメ
ラ2をビデオライン4に対し並列に接続しても良い。こ
の場合には、映像信号を出力しないカメラ2の出力部が
ハイインピーダンスの状態となってビデオライン4から
電気的に切り離されるように構成すれば良い。
【0046】映像信号をディジタル信号として出力可能
なカメラ2を用いても良く、その場合には、ビデオライ
ン4としてアナログ信号ケーブルに替えて、ディジタル
信号ケーブルや光ファイバーケーブルを使用すれば良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における駐車場管理装置の
電気的構成を概略的に示すブロック図
【図2】カメラの概略的な電気的構成図
【図3】ホストコンピュータが実行する車両管理処理を
示すフローチャート
【図4】カメラにおける映像信号の送信動作を示すフロ
ーチャート
【図5】ナンバー認識装置が実行する車両番号認識処理
を示すフローチャート
【図6】車両番号認識処理について実際の画像を用いて
示す説明図
【符号の説明】
1は駐車場管理装置、2はテレビカメラ(車両検出手
段)、3はアドレスライン(アドレス線)、4はビデオ
ライン(データ線)、5はシステムコントローラ(送受
信手段)、6はナンバー認識装置(車両情報獲得手
段)、7はホストコンピュータ(車両管理手段)、8は
案内表示装置(情報入出力手段)、10は撮像部(検出
信号生成手段)、11はインターフェース部(検出信号
制御手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 恭文 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5B049 AA01 AA06 CC46 DD00 EE05 FF03 FF07 5H180 AA01 BB06 CC04 KK06 KK07 KK08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車場の複数の駐車スペースのそれぞれ
    に対して設けられ、固有アドレスを有するとともに当該
    駐車スペースに駐車した車両について車両検出信号を出
    力可能な車両検出手段と、 これら複数の車両検出手段に対し共通に設けられ当該各
    車両検出手段が接続されるアドレス線およびデータ線
    と、 前記アドレス線に対して前記車両検出手段の固有アドレ
    スを順次送信し、当該固有アドレスの送信に対応して前
    記データ線から前記車両検出信号を受信する送受信手段
    と、 この送受信手段が受信した前記車両検出信号に基づいて
    前記駐車スペースに駐車した車両の車両情報を獲得する
    車両情報獲得手段と、 この車両情報獲得手段により獲得した車両情報を用いて
    前記駐車スペースに駐車した車両を管理する車両管理手
    段とを備えて構成され、 前記車両検出手段は、前記車両検出信号を生成する検出
    信号生成手段と、前記アドレス線から取得したアドレス
    と自己の固有アドレスとが一致した場合に前記データ線
    に対し前記車両検出信号を出力する検出信号制御手段と
    から構成されていることを特徴とする駐車場管理装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の車両検出手段は前記送受信手
    段を始点とする前記データ線を介して直列に接続され、 前記車両検出手段の検出信号制御手段は、当該車両検出
    手段よりも末端側のデータ線を切り離した上で、前記送
    受信手段に繋がる始点側のデータ線に対し前記車両検出
    信号を出力するように構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の駐車場管理装置。
  3. 【請求項3】 前記検出信号生成手段は撮像手段から構
    成されており、 前記車両情報獲得手段は前記車両情報としてナンバープ
    レートの車両番号を取得することを特徴とする請求項1
    または2記載の駐車場管理装置。
  4. 【請求項4】 前記車両管理手段が行う車両の管理に関
    する所定の情報を入出力可能な情報入出力手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載
    の駐車場管理装置。
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