JP2001134742A - トリミング画像作成装置 - Google Patents

トリミング画像作成装置

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JP2001134742A
JP2001134742A JP31161299A JP31161299A JP2001134742A JP 2001134742 A JP2001134742 A JP 2001134742A JP 31161299 A JP31161299 A JP 31161299A JP 31161299 A JP31161299 A JP 31161299A JP 2001134742 A JP2001134742 A JP 2001134742A
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JP
Japan
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image
trimming
vectors
vector
rectangle
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Withdrawn
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JP31161299A
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English (en)
Inventor
Takayuki Okubo
隆幸 大久保
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原画像中のトリミング対象範囲が一続きの連結
した図形でなく、分離された複数の部分から構成され、
それらのうちのいずれかの外接矩形が他のすべての非連
結な部分を包含することができない場合においても、望
ましい切出しを自動的に容易に行うトリミング画像作成
装置を実現することを課題とする。 【解決手段】画像の2値化手段、2値画像ベクトル化手
段、不要ベクトル除去手段、複数ベクトルの外接矩形算
出手段を備え、原画像から前記外接矩形算出手段により
得られたトリミング矩形の内部を切出すことにより所望
のトリミング画像を得る、トリミング画像作成装置を構
成する。前記不要ベクトル除去手段は、複数の非連結な
分離された部分から構成される原稿画像から、原稿とし
て必要な部分と不要な部分を選り分ける処理を行う。不
要ベクトル除去手段は、ベクトルで構成されるループの
長さが定められた値以下の場合は、そのループを構成す
るベクトルを不要として除去する方法で実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用の原稿とし
て与えられる、住宅の間取り図のような複数の文字と絵
柄(図形)を含んだ原画像、複数の商品撮影像を含む原
画像のトリミング画像を作成する装置に関する。
【0002】
【従来技術】図3は、印刷用の原稿として与えられる間
取り図の典型的な例を示す。原稿の中で印刷に必要な部
分は間取り図を構成する線と文字および方位マークであ
る。それらは一続きの図形ではなく、複数の分離された
図形部分から構成されている。原画像にはこれ以外にゴ
ミも存在する。
【0003】従来は図10(A)に示すように、図3の
ような原稿画像データをパソコンなどの画像処理ソフト
ウエアで読み込み、画面上で作業者がトリミングすべき
領域を手で指定して、画像処理ソフトウエアの機能によ
り対話的に切出すことで所望のトリミング画像データを
得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の、人がトリミン
グしたい領域を手動で指定して切出す方法では、非常に
作業負荷が高く、時間もかかっていた。また、特願平1
0−324909号のような既存の画像処理手法で自動
的なトリミングを試みると、図3中にある方位マークの
ような、トリミング対象範囲が一続きの連結した図形で
なく、分離された複数の部分から構成され、それらのう
ちのいずれかの外接矩形が他のすべての非連結な部分を
包含することができない場合には、図10(B)のよう
に、望みのトリミング画像が得られないことがあった。
本発明はこのような問題点を考慮してなされたものであ
り、望ましい切出しを自動的に容易に行う方法および装
置を実現することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のトリミング画像作成装置は、画像の2値化
手段、2値画像ベクトル化手段、不要ベクトル除去手
段、複数ベクトルの外接矩形算出手段を備え、原画像か
ら前記外接矩形算出手段により得られたトリミング矩形
の内部を切出すことにより所望のトリミング画像を得
る、トリミング画像作成装置を構成する。
【0006】本発明のトリミング画像作成装置では、画
像の2値化→ベクトル化→不要ベクトル除去→外接長方
形(外接矩形)算出の順で一連の処理を行い、最後に得
られた外接矩形で原画像を切抜いて所望のトリミング画
像を得る。不要ベクトル除去手段は、複数の非連結な分
離された部分から構成される原稿画像から、原稿として
必要な部分と不要な部分を選り分ける処理を行う。不要
ベクトル除去手段は、ベクトルで構成されるループの長
さが定められた値以下の場合は、そのループを構成する
ベクトルを不要として除去する方法で実現することがで
きる。印刷原稿に使用する間取り図など、適用する画像
の範囲が定められる場合には、適切なループ長の閾値を
経験的に決めることが可能である。必要ベクトルとして
残ったベクトルの端点のX座標、Y座標の最大値最小値
を求めることにより、望ましいトリミングを与えるトリ
ミング矩形が得られる。この方法によれば、対象領域中
に非連結な2値図形が何個あってもそれら全てを包含す
る長方形を正しく決定することが可能である
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
トリミング画像作成装置1の全体構成図である。トリミ
ング画像作成装置1はコンピュータ本体10、データベ
ース20、カラーモニタ30、キーボード40およびマ
ウス41より構成される。コンピュータ本体10には、
背景色自動決定手段15、2値化手段16、ベクトル化
手段17、不要ベクトル除去手段18、外接矩形算出手
段19の各画像処理手段が含まれる。これらの画像処理
手段は画像記憶部12の画像データを、制御部11の指
示に従って適切に処理する。データベース20には、ト
リミング画像作成装置1の入力元画像である間取り図な
どの画像や、それらのトリミング処理後の画像が格納さ
れている。カラーモニタ30は処理前の原画像や処理後
のトリミング画像を確認のために表示する。キーボード
40およびマウス41は原画像ファイル名の入力・指定
を行うために用いる。
【0008】図2は前記トリミング画像作成装置1の処
理の流れを示すフローチャートである。以下、図3に示
した間取り図画像を例にとり、図2のフローチャートに
したがってトリミング画像作成装置1の動作を説明す
る。
【0009】まず、キーボード40またはマウス41に
より、作業する原画像のファイル名を入力または指定し
て、データベース11から原画像を画像記憶部12に読
み込み、原画像をカラーモニタ30に表示する(S1
0)。
【0010】さらに背景色自動決定手段15により、背
景色範囲を自動的に決定する(S12)。この処理は、
原画像データを色空間上で統計的に分析して2以上のク
ラスタに分け、任意の色が各クラスタに属する度合を評
価する評価関数を作成するとともに、操作者が前記各ク
ラスタが背景に属するか否かを指示することにより、こ
の指示と前記評価関数にしたがって自動的に原画像から
背景部と実体部を分離する特公平7−22326号や特
開平3−240884号で開示された画像切抜き技術を
利用する。
【0011】特公平7−22326号または特開平3−
240884号においては、原画像データを統計的に分
析する際、背景部と実体部にまたがった原画像の部分領
域(トレーニングエリア)を1つ以上指定することにな
っているが、本発明の背景色自動決定手段15において
は、トレーニングエリアとして、原画像全体を与える。
また、特公平7−22326号や特開平3−24088
4号では、画像をクラスタ分けした後、各クラスタが背
景部、実体部のどちらに属するかを各クラスタの代表色
から作業者が選択するが、本発明では、図4に示すよう
に原画像の周辺の複数個所の画素データをこれらは背景
画素であるという指示情報とともに背景色自動決定手段
15に与える。
【0012】間取り図、商品の略図など、印刷原稿とし
て作成されるイラスト原画像は、周辺部分は必ず背景部
分とみなしてよいのでこのようなことが可能である。背
景色自動決定手段15はこれらの情報から、原画像を3
つの色成分で構成される3次元空間上でクラスタ分けを
行い、それらのうちで、先に背景部として与えた画素と
等しい3色空間値を包含するクラスタを背景部分に属す
るクラスタと認識すると同時に、3次元色空間上の任意
の点がそれらの背景部クラスタに属するとみなせる評価
関数を決定する。この評価関数から背景色とみなすべき
色の範囲を決定する。このようにして、背景色自動決定
手段15においては何ら対話入力を必要とせずに全く自
動的に背景部の色の範囲を決定することができる。尚、
図4の背景画素を選ぶ位置は原画像のサイズに対して相
対的に決めておけばよい。
【0013】次に、2値化手段16にて、背景部に属す
る画素を0、実体部に属する画素を1として原画像の2
値化を行う(S14)。この結果図5のような2値画像
が得られる。
【0014】次に、ベクトル化手段17にて2値画像の
ベクトル化を行う(S16)。2値画像の境界画素の輪
郭をベクトル表現に変換する。このベクトル化処理は例
えば、特開昭62−131382号などの既存の適当な
2値画像処理手法を用いて実現することができる。図6
は図5の2値化画像から得られたベクトル(ベクトルの
集合)を図示したものである。
【0015】ステップS16で得られたベクトルの集合
には、複数のベクトルで構成される閉じた図形(ルー
プ)が必ず幾つか存在する。そこで、不要ベクトル除去
手段18にて、図6中に存在するループの長さ(ループ
を構成するベクトルの長さの和)を調べ、予め設定され
ている長さ以下のループを構成するベクトルはゴミとみ
なして取り除く処理を行う(S18)。この結果を表し
たものが図7である。対象となる間取り図と方位マーク
に対応した輪郭部分のみ残り、ゴミなど不要な図形部分
は除外される。
【0016】次に、外接矩形算出手段19にて図7に残
ったベクトルの外接矩形を算出することにより、原画像
のトリミング矩形を決定する(S20)。図7の図形を
構成する個々のベクトルの両端のX座標Y座標の最大値
最小値を調べることにより外接矩形を得ることができ
る。図8にそのようにして得たトリミング矩形を示す。
【0017】以上のように、トリミング矩形が算出され
たならば、原画像から、その矩形内部を切出すことによ
り、図9のように、目的とするトリミング画像を作成す
ることができる(S24)。こうして得られたトリミン
グ画像は、後の使用のためにデータベース11に再び格
納される(S26)。データベース11中のトリミング
済み画像は、後でDTP編集ソフトウエア等から呼び出
され、印刷製版のための編集処理に用いられる。
【0018】以上、本発明の一実施形態としてトリミン
グ画像作成装置1を説明した。本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲においては、上記内容以外の実施も可能である事
は言うまでもない。例えば、入力画像の品質が十分であ
るなら、ここで述べた背景色自動決定手段15を省い
て、固定閾値による単純な2値化で実現することも可能
である。また、背景色自動決定手段15は利用するが、
その処理内容を、色空間の3つの色成分を用いずに、1
つの色成分だけでクラスタ分けするようにして実現して
もよい。
【発明の効果】本発明により、一続きの図形ではなく、
複数の分離された図形部分から構成されている画像につ
いて、印刷の原稿として必要な部分だけを含んだトリミ
ング画像を、作業者の手作業による指示なしにまったく
の自動処理で作成することが可能となる。したがって、
作業負荷が著しく軽減され、作業能率が大幅に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるトリミング画像作成
装置1の全体構成図である。
【図2】トリミング画像作成装置1の処理フローを示す
フローチャートである。
【図3】典型的な間取り図の原稿である。
【図4】背景を指示する小領域の位置を示す図である。
【図5】2値化処理後の画像である。
【図6】ベクトル化処理後の画像である。
【図7】不要ベクトル除去後の画像である。
【図8】算出されたトリミング矩形を表示した図であ
る。
【図9】トリミングした結果得られた画像である。
【図10】従来方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 トリミング画像作成装置 10 コンピュータ本体 11 制御部 12 画像記憶部 15 背景色自動決定手段 16 2値化手段 17 ベクトル化手段 18 不要ベクトル除去手段 19 外接矩形算出手段 20 データベース 30 カラーモニタ 40 キーボード 41 マウス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の2値化手段、2値画像ベクトル化
    手段、不要ベクトル除去手段、複数ベクトルの外接矩形
    算出手段を備え、原画像から前記外接矩形算出手段によ
    り得られたトリミング矩形の内部を切出すことにより所
    望のトリミング画像を得ることができるトリミング画像
    作成装置。
  2. 【請求項2】 前記不要ベクトル除去手段は、ベクトル
    で構成されるループの長さが定められた値以下の場合
    は、そのループを構成するベクトルを不要として除去す
    る請求項1に記載のトリミング画像作成装置。
JP31161299A 1999-11-01 1999-11-01 トリミング画像作成装置 Withdrawn JP2001134742A (ja)

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Effective date: 20070109