JP2000149026A - 画像トリミング装置 - Google Patents

画像トリミング装置

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JP2000149026A
JP2000149026A JP32490998A JP32490998A JP2000149026A JP 2000149026 A JP2000149026 A JP 2000149026A JP 32490998 A JP32490998 A JP 32490998A JP 32490998 A JP32490998 A JP 32490998A JP 2000149026 A JP2000149026 A JP 2000149026A
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trimming
rectangle
color range
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JP32490998A
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English (en)
Inventor
Takayuki Okubo
隆幸 大久保
Hideaki Kobayashi
小林  秀章
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原画像を対象物に外接する矩形領域でトリミ
ングする作業の自動化を図る。 【解決手段】 対象物と背景とを含む原画像を、対象物
に外接する矩形領域でトリミングして矩形内画像を切り
出す画像トリミング装置において、画像記億部14を介
して入力される原画像について、背景色範囲を自動的に
決定する背景色範囲決定部16と、決定された背景色範
囲を2値の一方の値に、背景色以外の範囲を2値の他方
の値に、それぞれ設定する2値化処理により2値画像を
作成する2値画像作成部18と、作成された2値画像を
ベクトル化して輪郭線を抽出するベクトル化部20と、
抽出された最長の輪郭線に当るベクトル以外の不要ベク
トルを除去する不要ベクトル除去部22と、残存したベ
クトルの外接矩形を前記トリミングに使用する矩形領域
として算出する外接矩形算出部24とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、画像トリミング装
置、特に画像を対象物に外接する矩形領域によりトリミ
ングする際に適用して好適な、画像トリミング装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】商品等の対象物が背景と共に写し込まれ
ている原画像をスキャナ等で入力し、該入力画像を対象
物に外接する矩形領域によりトリミングし、その矩形に
より対象物が切り出された画像を他の画像に貼り込んだ
り、その作業のためにデータベース等に保存したりする
ことが行われている。
【0003】このトリミングを、原画像が図10に示し
た商品(対象物)が瓶詰の御茶である場合を例に具体的
に説明すると、トリミングのための外接矩形は図11に
示した破線のようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トリミング作業では、切り出したい領域である外接矩形
を設定するためには、オペレータがディスプレイ上で該
矩形を規定する対角2頂点を指定する作業を手動で行っ
ていたので、対象とする原画像の数が多い場合には作業
負荷が大きく、しかも作業時間もかかるという問題があ
った。
【0005】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、原画像を対象物に外接する矩形領域
でトリミングする際、該矩形領域を自動的に設定するこ
とができ、結果として同矩形領域で対象画像を切り出す
画像のトリミング作業を自動化することができる画像ト
リミング装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、対象物と背景
とを含む原画像を、対象物に外接する矩形領域でトリミ
ングして矩形内画像を切り出す画像トリミング装置にお
いて、前記原画像について、背景色範囲を自動的に決定
する背景色範囲決定手段と、決定された背景色範囲を2
値の一方の値に、背景色以外の範囲を2値の他方の値
に、それぞれ画素値を設定する2値化処理により2値画
像を作成する手段と、作成された2値画像をベクトル化
して輪郭線を抽出する手段と、抽出された最長の輪郭線
に当るベクトル以外の不要ベクトルを除去する手段と、
残存したベクトルの外接矩形を前記トリミングに使用す
る矩形領域として算出する手段とを備えたことにより、
前記課題を解決したものである。
【0007】即ち、本発明においては、背景色範囲を自
動的に決定できるようにすると共に、背景と対象物とを
2値画像に置き換え、該2値画像に基づいて対象物の輪
郭と、該輪郭に外接する矩形を自動的に計算できるよう
にしたので、該矩形を利用することにより、トリミング
作業の自動化を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に係る一実施形態である画
像トリミング装置の要部構成を示すブロック図である。
【0010】本実施形態の画像トリミング装置は、対象
物と背景とからなる原画像を、対象物に外接する矩形領
域でトリミングして矩形内画像を切り出すための各処理
を実行する画像処理部(計算機)10を備えている。
【0011】この画像処理部10は、処理対象となる原
画像をデータベース12から読み込んで保持する画像記
憶部14と、該記憶部14から読み出した原画像につい
て背景色範囲を決定する背景色範囲決定部16と、決定
された背景色範囲を白:1(2値の一方の値)に、背景
色以外の範囲を黒:0(2値の他方の値)に、それぞれ
画素値を設定する2値化処理により2値画像を作成する
2値画像作成部18と、作成された2値画像をベクトル
化して輪郭線を抽出するベクトル化部20と、抽出され
た最長の輪郭線に当るベクトル以外の不要ベクトルを除
去する不要ベクトル除去部22と、残存したベクトルの
外接矩形を前記トリミングに使用する矩形領域として算
出する外接矩形算出部24と、該外接矩形でトリミング
して切り出された矩形内画像を保持する切出画像記憶部
26とを備えていると共に、保持されている矩形内画像
が切出画像データベース28に格納されるようになって
いる。
【0012】本実施形態の画像トリミング装置は、前記
図10に破線で示した外接矩形で囲まれた範囲の画像を
自動的に切り出すためのものであり、このように切り出
された画像は、図3に棚割りシミュレーションシステム
(図示せず)の表示画面を概念的に示したように、スー
パーマーケット等で商品を実際に棚に陳列する前に、そ
の陳列後のイメージを把握するために予め画面上の棚に
割り付け、シミュレートする際に使用する。
【0013】次に、本実施形態の作用を、原画像が前記
図10に示した対象物が瓶詰の御茶を撮影した画像と同
一である場合を例に、図3のフローチャートに従って説
明する。
【0014】前記データベース12から原画像を画像記
憶部14に読み込む(ステップ1)と共に、該原画像を
背景色範囲決定部16に読み出し、該決定部16におい
て背景色範囲を自動的に決定する(ステップ2)。ここ
では、上記背景色範囲決定部16が、特公平7−223
26や特開平3−240884により、本出願人が既に
提案している技術を利用して、前記原画像全体を構成す
る各画素の色分布を、R、G、BやY、M、C、K等の
座標で規定される色空間においてクラスタ分けすると共
に、原画像中で背景と推定される領域から抽出される1
以上の点の画素の色が属するものを背景クラスタとし、
該クラスタに含まれている画素を背景色範囲とすること
により、自動的に決定することができるようになってい
る。
【0015】このクラスタのイメージを、便宜上R、G
の2次元座標で示すと図4の破線(長円)のようにな
る。又、背景と推定される領域としては、原画像の周辺
上や四隅等の通常は明らかに背景である領域を挙げるこ
とができ、そこから予め決めてある、例えば16点を自
動的に抽出することにより、高精度に自動決定すること
ができる。
【0016】次いで、画像の2値化を行う(ステップ
3)。これは、上記ステップ2で決定した背景色範囲に
含まれる画素を1に、それ以外の画素を0にそれぞれ画
素値を設定する処理に当たる。この2値化処理により、
前記原画像の場合は、図5に示すように2値画像が得ら
れる。なお、図中左下の線はノイズNである。
【0017】次いで、上記ステップ3で作成された2値
画像をベクトル化する(ステップ4)。このベクトル化
は、図3の2値画像の輪郭(画素値が1と0の境界)を
抽出する処理に当たり、図6に示したように輪郭をなぞ
ったような線のみからなるベクトル化画像が得られる。
【0018】次いで、上記ベクトル化画像(輪郭画像)
から、ループを形成している最長の輪郭線に当るベクト
ルを選択し、これ以外のノイズNや対象物の内側にある
ラベル等の短いループからなる不要ベクトルを除去する
(ステップ5)。これにより、図7に示すような瓶の外
形に対応する輪郭線(ベクトル)のみの画像が抽出さ
れ、ノイズNや不要部分を除外することができる。
【0019】次いで、上記図7のベクトル(輪郭線)に
対する外接矩形を算出する(ステップ6)。図8に示し
た破線は、ここで算出された外接矩形のイメージを示し
たもので、通常の方法により算出することができる。こ
の外接矩形は、対角2頂点の座標値又は各頂点の座標値
として規定することができる。
【0020】以上のように、外接矩形が算出されたなら
ば、該矩形を用いて従来と同様に原画像から矩形内画像
を切り出すことにより、図9に示すようなトリミング画
像を作成することができる(ステップ7)。このように
作成された切出画像は、データベース28に格納され、
次の原画像があれば、それを画像記憶部14に読み込
み、同様に前記各ステップの処理を行う。
【0021】なお、本実施形態では、前記ステップ2に
背景色範囲の自動決定を、明らかに背景に属すると推定
される画素が属するクラスタを背景色クラスタと決定す
る方法を採用したが、これに限らず以下のようにするこ
ともできる。
【0022】即ち、全ての原画像を、例えば黒を背景と
して撮影している場合のように、予め背景色が明らかで
あれば、色空間でR、G、B(又はM、Y、C、K)の
各座標値の上限値と下限値の計6個(又は8個)のパラ
メータで規定された直方体を想定し、この直方体に属す
る色の画素を背景と判定する。前記図4には、便宜上
R、Gの2次元の場合について各上下限値(r1、r
2)、(g1、g2)で規定される長方形を併せて示
し、上記直方体のイメージを示した。
【0023】又、本出願人が特公平7−22325で提
案している、各版(原画像)毎に、判別分析法により閾
値を求め、この閾値に対して予め予測できる背景色の側
に属する色を背景色とする方法を利用する。
【0024】又、ユーザーが、最初の原画像について、
背景領域内にサンプル領域を指定し、該サンプル領域内
についてその版の色の平均と分散を求め、その後、各版
(原画像)について特に偏差値が一定範囲内の色を背景
色とする。
【0025】又、本出願人が特開平3−201173で
提案している方法を利用し、同様のサンプル領域内につ
いて、3次元色空間における色の分布に関して平均(ベ
クトル)と共分散行列を求め、この分布からのマハラノ
ビス距離が一定値以内の色を背景色とする。
【0026】以上詳述した本実施形態によれば、入力し
た背景と商品からなる原画像に対して、該商品をその外
接矩形に沿って切り出すトリミング作業を完全自動化す
ることができるので、全く人手によるトリミング作業が
必要無くなることから、作業負荷も無く、格段に作業の
効率を上げることができる。
【0027】従って、多数の商品について原画像がデー
タベース化されている場合、これら原画像をトリミング
して矩形内画像を再びデータベース化する作業を完全自
動で、しかも短時間で行うことが可能となる。
【0028】以上、本発明について具体的に説明した
が、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるも
のでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。
【0029】例えば、前記実施形態では、トリミングし
て切り出された画像を棚割りシミュレーションに適用す
る場合を示したが、これに限定されない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
原画像を対象物に外接する矩形領域でトリミングする
際、該矩形領域を自動的に設定することができ、結果と
して同矩形領域で対象画像を切り出す画像のトリミング
作業を自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の画像トリミング装置
の概略構成を示すブロック図
【図2】棚割りシミュレーションのイメージを示す説明
【図3】本実施形態の作用を示すフローチャート
【図4】色空間上のクラスタ等のイメージを示す線図
【図5】原画像を2値化した画像のイメージを示す説明
【図6】2値化した画像をベクトル化した画像のイメー
ジを示す説明図
【図7】不要ベクトルを除去したベクトル画像のイメー
ジを示す説明図
【図8】ベクトルの外接矩形のイメージを示す説明図
【図9】本実施形態によりトリミングした画像のイメー
ジを示す説明図
【図10】原画像の一例を示す説明図
【図11】トリミング枠の外接矩形を示す説明図
【符号の説明】
10…画像処理部 12…原画像データベース 14…画像記憶部 16…背景色範囲決定部 18…2値画像作成部 20…ベクトル化部 22…不要ベグトル除去部 24…外接矩形算出部 26…切出画像記憶部 28…切出画像データベース
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA29 CE02 CE09 DA08 DB02 DB06 DC16 DC25 5L096 AA02 BA08 DA01 EA23 EA35 EA37 EA43 FA06 FA15 FA18 FA65 GA38 MA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物と背景とを含む原画像を、対象物に
    外接する矩形領域でトリミングして矩形内画像を切り出
    す画像トリミング装置において、 前記原画像について、背景色範囲を自動的に決定する背
    景色範囲決定手段と、 決定された背景色範囲を2値の一方の値に、背景色以外
    の範囲を2値の他方の値に、それぞれ画素値を設定する
    2値化処理により2値画像を作成する手段と、 作成された2値画像をベクトル化して輪郭線を抽出する
    手段と、 抽出された最長の輪郭線に当るベクトル以外の不要ベク
    トルを除去する手段と、 残存したベクトルの外接矩形を前記トリミングに使用す
    る矩形領域として算出する手段とを備えていることを特
    徴とする画像トリミング装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記背景色範囲決定手段が、前記原画像全体を構成する
    各画素の色を色空間上でクラスタ分けすると共に、原画
    像で背景と推定される領域から抽出される1以上の点の
    画素の色が属するクラスタに含まれる画素を背景色範囲
    に決定することを特徴とする画像トリミング装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記背景色範囲決定手段が、前記原画像全体を構成する
    画素の中で、予め決定してある色空間上の範囲に含まれ
    る色の画素を背景色範囲に決定することを特徴とする画
    像トリミング装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記画像トリミング装置が、前記外接矩形で切り出され
    た矩形内画像を格納するデータベースに接続されている
    ことを特徴とする画像トリミング装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記対象物が商品であり、切り出された前記矩形内画像
    が、棚割りシミュレーションにより棚に陳列される商品
    として使用されることを特徴とする画像トリミング装
    置。
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