JP2001134421A - Fifo記憶装置 - Google Patents

Fifo記憶装置

Info

Publication number
JP2001134421A
JP2001134421A JP31511299A JP31511299A JP2001134421A JP 2001134421 A JP2001134421 A JP 2001134421A JP 31511299 A JP31511299 A JP 31511299A JP 31511299 A JP31511299 A JP 31511299A JP 2001134421 A JP2001134421 A JP 2001134421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port memory
data
memory
port
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31511299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3926524B2 (ja
Inventor
Hitoshi Yamamoto
斉 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP31511299A priority Critical patent/JP3926524B2/ja
Publication of JP2001134421A publication Critical patent/JP2001134421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3926524B2 publication Critical patent/JP3926524B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を低く押さえかつ安価に構成できる
FIFO型記憶装置を提供する。 【解決手段】 FIFOメモリ1は、一時にデータ書き
込み又は読み出し動作のいずれかのみ可能なシングルポ
ートメモリ11と、データ書き込み動作と読み出し動作
が同時に可能な非同期デュアルポートメモリ13と、書
き込み要求があったときに入力ポートAを介して入力し
たデータをシングルポートメモリ11に書き込み、ま
た、シングルポートメモリ11への書き込みを行なわな
い期間にシングルポートメモリ11からデュアルポート
メモリ13へデータを転送するように、メモリ11、1
3を制御する入力制御部14と、読み出し要求があった
ときにデュアルポートメモリ13からデータを読み出し
て出力ポートBを介して出力するようにメモリ13を制
御する出力制御部16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータの記憶装置で
あって、特に、データの先入れ先出し(FIFO)機能
を有するデータ記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像データや音声データを処理
する情報処理機器において、装置または回路ブロック間
でのデータ転送時の動作タイミングを調整するために、
入力側動作と出力側動作が非同期に実現できるFIFO
(First In First Out)型の記憶装置が使用されてい
る。図18は一般的なFIFO型の記憶装置の構成を示
した図である。図に示すように、FIFOメモリ2は、
データの入力(書き込み)と出力(読み出し)とが同時
に(すなわち、互いに非同期に)行なえるデュアルポー
トメモリ23を備えており、このデュアルポートメモリ
23に対するデータの入力、出力動作はそれぞれの制御
部24、26により非同期に制御される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般にデュア
ルポートメモリは、シングルポートメモリに比べて回路
規模が大きくまた高価であるため、FIFO型記憶装置
の回路規模が大きくなり、製造コストも高くなる。この
ため、シングルポートメモリを用いたFIFO型記憶装
置がある。
【0004】シングルポートメモリを用いたFIFO型
記憶装置の一つとして特開平8−137741号公報に
開示された発明がある。この従来の発明では、シングル
ポートメモリを用いてFIFO型記憶装置を構成してい
る。具体的には、外部から入力した書き込みパルス又は
読み出しパルスより小さい幅の制御信号をそれぞれ生成
し、それらの制御信号により、書きこみ/読み出し動作
を制御するようにしている。しかし、この従来発明で
は、FIFO動作で連続したアクセスを行なうために
は、入出力動作における速い方の動作周波数の更に2倍
以上の周波数で動作可能なシングルポートメモリを用い
る必要がある。そのために高価な高速メモリが必要にな
るか、または、アクセス速度の制限を低くしなければな
らないという問題がある。また、この従来発明では、速
い動作周波数で動作させない場合であっても、バースト
転送が不可能であるという問題を有している。
【0005】本発明は上記課題を解決すべくなされたも
のであり、その目的とするところは、回路規模を低く押
さえかつ安価に構成できるFIFO型記憶装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るFIFO装
置は、第1のクロックに同期して入力ポートを介して入
力したデータを、その入力順に第2のクロックに同期し
て出力ポートを介して出力する記憶装置である。そのF
IFO記憶装置は、一時にデータの書き込み又は読み出
し動作のいずれかのみが可能なメモリ素子であって、入
力したデータを出力のために保持するシングルポートメ
モリと、データの書き込み又は読み出し動作を非同期に
実行可能なメモリ素子であって、シングルポートメモリ
及び外部装置との間でデータを非同期に転送するデュア
ルポートメモリと、シングルポートメモリ及びデュアル
ポートメモリに対するデータの書き込み及び読み出し動
作を制御する制御手段とを備えた。
【0007】上記のFIFO装置において、入力ポート
がシングルポートメモリに接続され、出力ポートがデュ
アルポートメモリに接続されてもよい。このとき、制御
手段は、入力ポートを介して入力したデータを第1のク
ロックに同期してシングルポートメモリに書きこみ、シ
ングルポートメモリへ書き込みを行なわない期間におい
ては、第1のクロックに同期してシングルポートメモリ
に蓄えられたデータを読み出してデュアルポートメモリ
に書きこむ。また、制御手段は、外部装置からデュアル
ポートメモリへ読み出し要求があったときに、第2のク
ロックに同期してデュアルポートメモリからデータを読
み出して出力ポートを介して出力するように、両メモリ
を制御する。
【0008】上記のFIFO装置において、シングルポ
ートメモリの動作周波数は入力ポートに接続される外部
装置の動作周波数に等しく、デュアルポートメモリの動
作周波数は入力ポート及び出力ポートに接続される外部
装置の動作周波数のうち速い方の動作周波数に等しくす
るようにしてもよい。
【0009】また、上記制御手段は、デュアルポートメ
モリがエンプティであるか否かを示すエンプティ信号を
出力してもよい。このとき、制御手段は、デュアルポー
トメモリにおいて、次にデータの読み出しを開始するア
ドレスが、次にデータの書き込みを開始するアドレス
に、その差が所定値以内になるように追いついたとき
に、デュアルポートメモリがエンプティであると判定す
るようにしてもよい。さらに、制御手段は、デュアルポ
ートメモリのエンプティを判定するための所定値を格納
する格納手段を備えてもよく、その所定値は外部より変
更可とする。
【0010】また、上記のFIFO装置において、入力
ポートがデュアルポートメモリに接続され、出力ポート
がシングルポートメモリに接続されてもよい。このと
き、制御手段は、入力ポートを介して入力したデータを
第1のクロックに同期してデュアルポートメモリに書き
こみ、一方、外部装置からシングルポートメモリへ読み
出し要求があったときに、第2のクロックに同期してシ
ングルポートメモリからデータを読み出して出力ポート
を介して出力し、シングルポートメモリからデータの読
み出しを行なわない期間において、第1のクロックに同
期してデュアルポートメモリに蓄えられたデータを読み
出してシングルポートメモリに書き込むように、両メモ
リを制御する。
【0011】また、シングルポートメモリの動作周波数
は、出力ポートに接続される外部装置の動作周波数に等
しく、上記デュアルポートメモリの動作周波数は入力ポ
ート及び出力ポートに接続される外部装置の動作周波数
のうち速い方の動作周波数に等しくするようにしてもよ
い。
【0012】制御手段は、デュアルポートメモリがフル
であるか否かを示すフル信号を出力するようにしてもよ
い。このとき、制御手段は、デュアルポートメモリにお
いて、次にデータの書き込みを開始するアドレスが、次
にデータの読み出しを開始するアドレスに、その差が所
定値以内になるように追いついたときに、デュアルポー
トメモリがフルであると判定するようにしてもよい。ま
た、制御手段はデュアルポートメモリのフルを判定する
ための所定値を格納する格納手段を備えてもよく、その
所定値は外部より変更できるようにする。
【0013】FIFO装置において、入力ポート又は出
力ポートに接続されるインタフェースは、例えば、IE
EE1394インタフェースであってもよい。また、F
IFO装置においては、デュアルポートメモリの記憶容
量を、シングルポートメモリの記憶容量よりも小さく設
定するのが好ましい。また、シングルポートメモリの記
憶容量とデュアルポートメモリの記憶容量との合計が、
入力ポートに接続されるインタフェースにより規定され
るパケットの最大サイズ以上になるように設定するのが
好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照し、本発
明に係るFIFO型メモリの実施形態について詳細に説
明する。
【0015】なお、以下に説明するFIFO型メモリ
(以下「FIFOメモリ」という。)は、転送データを
格納する記憶手段としてシングルポートメモリを有し、
さらに、FIFOメモリ全体としての非同期動作を実現
するために、シングルポートメモリと、入力または出力
ポートとの間のデータの非同期転送手段としてデュアル
ポートメモリを備える。したがって、シングルポートメ
モリの記憶容量は、FIFO型メモリ全体の記憶容量と
ほぼ同等の容量に設定し、デュアルポートメモリの記憶
容量は、データの非同期転送に必要な最小限の容量に設
定する。このように、シングルポートメモリとデュアル
ポートメモリを組み合わせ、かつ、デュアルポートメモ
リの容量を低く抑えることにより、回路規模、製造コス
トの増大を抑えたFIFO型メモリを実現できる。以下
にその詳細を説明する。
【0016】(第1の実施形態)<FIFOメモリの構
成>図1に本実施形態におけるFIFOメモリの構成を
示す。図1に示すように、FIFOメモリ1は入力ポー
トAと出力ポートBを有しており、さらに、一時に入力
または出力動作のいずれかが可能なシングルポートメモ
リ(以下「1ポートメモリ」という。)11と、同時に
データの入出力が可能な非同期デュアルポートメモリ
(以下「2ポートメモリ」という。)13と、FIFO
メモリ1へ入力したデータの書き込みを制御する入力制
御部14と、2ポートメモリ13からのデータの出力を
制御する出力制御部16とを備える。1ポートメモリ1
1の容量値は、FIFOメモリ1全体で要求される容量
とほぼ同等の値に設定し、2ポートメモリ13の値は、
2ポートメモリの回路規模を低減するために非同期転送
において必要とされる最小限の容量値、したがって、1
ポートメモリ11の容量より大幅に少ない値に設定する
のが好ましい。
【0017】図1に示すFIFOメモリ1は、IEEE
1394のリンク層とそれ以上の層との間のインターフ
ェースにおいて使用され、IEEE1394インタフェ
ース側(以下「リンク側」という。)から、他のインタ
フェース側(以下「DMA側」という)へデータを転送
する際に使用可能なメモリである。図1に示すFIFO
メモリは、このようにリンク側からのデータを受信する
ため受信型と呼ぶ。このため、図1の構成では、入力ポ
ートA側に1ポートメモリ11を、出力ポートB側に2
ポートメモリ13を配置している。
【0018】図2は、図1に示すFIFOメモリ1のさ
らに具体的な構成を示した図であり、FIFOメモリ1
に対する各種制御信号及びデータ等を詳細に示してい
る。
【0019】図2において、1ポートメモリ11は33
ビット×1024ワードのクロック同期式のシングルポ
ートRAMで構成される。但し、この1ポートRAM1
1はデータの入力/出力のためのデータバスをそれぞれ
別々に有している。2ポートメモリ13は、33ビット
×32ワードの非同期2ポートを持ったレジスタファイ
ルで構成されている。また、図1に示す入力制御部14
は、図2においてはリンク側とFIFOメモリ間のデー
タをインターフェースする回路部であるLコントローラ
15により構成される。また、図1に示す出力制御部1
7は、図2においてはDMA側とFIFOメモリ1間の
データをインターフェースする回路ブロックであるDコ
ントローラ17により構成される。さらに、FIFOメ
モリ1はレジスタ19を有しており、その値は外部から
読み出し、書き込みが可能である。
【0020】<FIFOメモリの制御信号、データバス
>図2に示すFIFOメモリに対する制御信号及びデー
タは以下のとおりである。なお、信号名の最後に付加さ
れる「B」の表記は、その信号がアクティブ・ローで動
作することを意味する。また、説明の便宜上、信号名又
はデータ名と、それを搬送する信号線名又はデータバス
名は同じものを使用する。 LCLK:リンク側の制御クロック。 LWRB:リンク側からFIFOメモリ1へのデータの
書き込み要求信号。 LEOP:書きこむパケットデータが最終のデータであ
ることを示す信号。 LDT[31:0]:FIFOメモリ1への書き込みデ
ータ。32ビット幅を持つ。 FFUL:FIFOメモリ1の書き込みのための空き容
量がなく、データの書き込みができない状態、すなわ
ち、フル(FULL)になったことを示す信号。したが
って、FFULが“HIGH”の期間にリンク側はFI
FOメモリへ新しいデータを書き込んではいけない。 DCLK:DMA側の制御クロック。 FRREQB:DMA側からのFIFOメモリ1へのデ
ータ読み出し要求信号。 FRACKB:FIFOメモリ1からDMA側への読み
出し要求に対するアクノリッジ信号。 FRWAIT:DMA側がデータ読み出し要求を出力し
ている期間において、データの読み出しをストップさせ
たい期間を制御するための読み出し停止信号。 FREOP:パケットの最終データであることを示すパ
ケット終了信号(以下「EOP信号」という)。 FRDT[31:0]:FIFOメモリ1から読み出さ
れたデータ。32ビット幅を有する。 FCK:1ポートメモリ11を制御するためのクロッ
ク。 FAD[9:0]:1ポートメモリ11のアドレス。 FIDT[32:0]:1ポートメモリ11への入力デ
ータ。32ビット目(FIDT[32])には、そのデ
ータがパケットの最終データであることを示すビット
(EOP)を含む。 FWEB:1ポートメモリ11に対するデータの書き込
み要求信号。 FODT[32:0]:1ポートメモリ11からの出力
データ。32ビット目(FODT[32])には、その
データがパケットの最終データであることを示すビット
(EOP)を含む。 RWDT[32:0]:2ポートメモリ13へ入力され
る1ポートメモリ11からの出力データ(FODT[3
2:0])。 RWAD[4:0]:2ポートメモリ13にデータを書
き込む際の書き込みアドレス。 RWRB:2ポートメモリ13への書き込み要求信号。 RRAD[4:0]:2ポートメモリ13からデータを
読み出す際の読み出しアドレス。バイナリコードで表現
されている。 RRDT[32:0]:2ポートメモリ13から読み出
したデータ。32ビット目には、EOPを示すビットを
含む。 RRAG[4:0]:読み出しアドレスRRAD[4:
0]のグレイコード値。Dコントローラ17からLコン
トローラ15に入力される。 RSTB:DMA側から読み出し要求があった時に、ク
ロックDCLKに同期して1クロックの期間のみ「LO
W」になるスタート信号。 REMP:2ポートメモリ13に蓄えられたデータが、
ある規則のもとで、メモリにて読み出されるデータがな
い状態すなわちエンプティ(EMPTY)であることを
示す信号。
【0021】<FIFOメモリの動作の概要>以上のよ
うに構成されるFIFOメモリ1は、一方のインタフェ
ース(IEEE1394)側からのデータ入力と、他方
のインタフェース(DMA)側へ出力とを非同期に行う
ことを可能とする。つまり、IEEE1394側から入
力ポートAを介して入力されたデータは1ポートメモリ
11に書き込まれ、蓄えられる。この1ポートメモリ1
1へのデータ書き込みが行なわれていない間、1ポート
メモリに蓄えられたデータが順次読み出され、2ポート
メモリ13に書き込まれる。2ポートメモリ13に書き
込まれたデータは、DMA側からの読み出し要求にした
がい読み出され、出力ポートBを介して出力される。こ
のとき、2ポートメモリ13は非同期動作が可能なた
め、1ポートメモリ11からのデータを書き込み動作中
においてもデータの読み出しは可能である。かかる各メ
モリ11、13の動作はLコントローラ15、Dコント
ローラ17により以下のように制御される。
【0022】すなわち、Lコントローラ15は、IEE
E1394側からデータ書き込み要求があれば、1ポー
トメモリ11へデータを書き込み、1ポートメモリ11
へのデータを書き込みを行なわない期間において、1ポ
ートメモリ11から2ポートメモリへデータを転送する
よう制御する。このとき、Lコントローラ15は、1ポ
ートメモリ11及び2ポートメモリ13のフル状態/エ
ンプティ状態を確認しながら、書き込み/読み出し動作
を制御する。すなわち、メモリ11、13がフルであれ
ば書き込み動作を行なわず、エンプティであれば読み出
し動作を行なわないように制御する。このように、Lコ
ントローラ15はIEEE1394側からの書き込み要
求を優先して行なうようにメモリ11、13を制御す
る。これによりIEEE1394側からのバースト転送
を可能にする。一方、Dコントローラ17は、DMA側
からの読み出し要求にしたがい、2ポートメモリ13か
らデータを読み出し、出力するようにメモリ13を制御
する。このとき、Dコントローラ17は、Lコントロー
ラ15からのエンプティ信号REMPに基き2ポートメ
モリ13のエンプティを判断しながら2ポートメモリ1
3の読み出し動作を制御する。
【0023】以下、これらの動作を行うLコントローラ
15、Dコントローラ17について詳細に説明する。
【0024】<Dコントローラの構成・動作>図3は、
Dコントローラ17の詳細な構成を示した図である。D
コントローラ17は、制御部31と、グレイコードで計
数するグレイコードカウンタ33と、グレイコードをバ
イナリコードに変換するグレイ−バイナリ変換器(G/
B変換器)35とを備える。さらに、Dコントローラ1
7は、信号RSTBを生成するためのDフリップフロッ
プ37とORゲート38とを備える。グレイコードカウ
ンタ33はクロックDCLKに同期してカウントアップ
していくことにより読み出しアドレスを生成する。ま
た、グレイコードカウンタ33は制御部31からのイネ
ーブル信号によりその停止/作動が制御される。このよ
うに、グレイコードカウンタを用いるのは、Lコントロ
ーラ15においてアドレスの変化点においてアドレスが
参照された場合であってもアドレスの誤差を最小に抑制
するためである。
【0025】Dコントローラ17の動作を説明する。F
IFOメモリ1に対してDMA側からの読み出し要求が
あると、読み出し要求信号FRREQBが立下り、この
立下りによりDフリップフロップ37とORゲート38
により、DCLKクロックで1パルス期間だけ“LO
W”となるスタート信号RSTBが生成される。このR
STB信号は制御部31に入力され、制御部31では読
み出し要求信号FRREQB、読み出し停止信号FRW
AIT、読み出しデータRRDT[32:0]及びエン
プティ信号REMPに基いて、読み出しデータFRDT
[31:0]、アクノリッジ信号FRACKB、パケッ
ト終了信号FREOP及びカウントアップイネーブル信
号が生成される。ここで、カウントアップイネーブル信
号とは、グレイ−バイナリ変換器33のカウントアップ
動作の作動/停止を制御する信号である。また、前述の
ようにデータFRDT[31:0]とデータRRDT
[31:0]とは同じものである。パケット終了信号F
REOPの値は、データRRDTの最後のビット(33
番目のビット)の値(RRDT[32])である。ま
た、アドレスRRAG[4:0]はグレイ−バイナリカ
ウンタ35の出力であり、信号RSTBによりリセット
される。そして、アドレスRRAD[4:0]は、グレ
イコードで表されるRRAG[4:0]の値をグレイ−
バイナリカウンタ35でバイナリコードに変換した値で
ある。
【0026】<Lコントローラの構成・動作>図4に、
Lコントローラ15の構成図を示す。Lコントローラ1
5は、制御部41と、グレイコードをバイナリコードに
変換するグレイ−バイナリ変換器(G/B変換器)43
と、バイナリカウンタ45と、Dフリップフロップ47
b〜47dと、ORゲート49とを備える。Dフリップ
フロップ47b〜47dとORゲート49とは、スター
ト信号LSTBを生成する。
【0027】Lコントローラ15の動作を説明する。L
コントローラ15において、Dコントローラ17から入
力されるアドレスRRAG[4:0]は、クロック信号
LCLKに同期してフリップフロップ47aでラッチさ
れた後、グレイ−バイナリ変換器43でグレイコードか
らバイナリコードに変換され、アドレスLRAD[4:
0]として制御部41に入力される。同様に、Dコント
ローラ17から入力されるスタート信号RSTBをクロ
ックLCLKで同期化した信号LSTBも制御部41に
入力される。また、書き込み要求信号LWRB、パケッ
ト終了信号LEOP、データ信号LDT[31:0]、
データ信号FODT[32]及びアドレス信号RWAD
[4:0]も制御部41に入力され、制御部41はバイ
ナリカウンタ45のカウントアップ動作の作動/停止を
制御するイネーブル信号、フル信号FFUL、クロック
FCK、アドレス信号FAD[9:0]、データ信号F
IDT[32:0]、書き込み要求信号FWEB、エン
プティ信号REMP及び書き込み要求信号RWRBを出
力する。ここで、データ信号FIDT[32:0]は、
データ信号LDT[31:0]のデータに、信号LEO
Pのデータを付加したものである。また、アドレス信号
RWADはバイナリカウンタ45の出力であり、信号L
STBによりリセットされる。
【0028】<2ポートメモリのエンプティ状態の判断
>Lコントローラ15の制御部41は、2ポートメモリ
13のエンプティ状態を示すエンプティ信号REMPを
出力する。エンプティ状態であるか否かの判断は次のよ
うに行なう。すなわち、Lコントローラ15の制御部4
1は、2ポートメモリ13において、次にデータの読み
出しを開始するアドレスである読み出し開始アドレス
と、次にデータの書き込みを開始するアドレスである書
き込み開始アドレスとを比較し、書き込みアドレスが読
み出しアドレスよりも大きく、かつ、それらのアドレス
の差が所定値より小さくなったときに、すなわち、読み
出しアドレスが書き込みアドレスに所定値以内に追いつ
いてきたときに、エンプティであると判断する。
【0029】このように、読み出し開始アドレスと書き
込み開始アドレスとの差分を用いてエンプティ状態を判
断するようにしたのは、2ポートメモリ13において
は、読み出し動作と書き込み動作とが非同期に行なわれ
ることから、エンプティ状態の判断動作中に読み出しア
ドレスが進行してしまうことがあり、エンプティ状態で
ないと判断されたにもかかわらず、実際の読み出し時に
はエンプティ状態となってしまうことがある。そこで、
エンプティ状態の判断動作中のアドレスの進行を考慮
し、読み出しアドレスが書き込みアドレスに所定量以上
近づいたときにエンプティであると判断するようにして
いる。
【0030】具体的には、本実施形態では、以下のよう
な式で生成されるwREMP信号をまず求め、その後、
この信号wREMPをクロックLCLKで同期化してエ
ンプティ信号REMPを得る。なお、次式はRTL言語
にしたがっている。 if (RWAD≧RRAD) wREMP = ({1'b0,RWAD}−{1'b0,RRAD}≦{2'b00,REVAL}); else wREMP = ({1'b1,RWAD}-{1'b0,RRAD}≦{2'b00,REVAL}); ここで、「RRAD」は2ポートメモリ13に対する読
み出し開始アドレスであり、「RWAD」は2ポートメ
モリ13に対する書き込み開始アドレスである。
【0031】また、「REVAL」はエンプティ状態の
判断基準となる3ビットの可変値(REVAL[2:
0])であり、レジスタ19に格納されている。この値
は外部より変更できる。また、上式において、書き込み
開始アドレス(RWAD)と読み出し開始アドレス(RRAD)
とを最初に比較して場合分けを行なっているが、これ
は、書き込みアドレス(RWAD)が2ポートメモリのメモ
リ空間の最大アドレスを超えて先頭のアドレスに戻り、
読み出し開始アドレス(RRAD)が書き込み開始アドレス
(RWAD)よりも大きくなる場合があるので、このような
場合でも、それらのアドレス間の差分を正しく求め、信
号wREMPを矛盾なく求められるようにする意図から
である。
【0032】<2ポートメモリのフル状態の判断>ま
た、Lコントローラ15の制御部41は、2ポートメモ
リ13のフル状態を示す信号RFUL(図示せず)を出
力する。フル状態であるか否かの判断は、2ポートメモ
リ13における読み出し側開始アドレスが書き込み側開
始アドレスよりも大きく且つそれらの差が所定値よりも
小さいときに、すなわち、読み出し側開始アドレスに書
き込み側開始アドレスが所定値以内に追いついてきたと
きに、フル状態であると判断する。より具体的には、フ
ル信号RFULは以下の式で生成される。
【0033】<1ポートメモリのフル状態、エンプティ
状態の判断>Lコントローラ15の制御部41は、1ポ
ートメモリ11において次にデータの書き込みを開始す
るアドレスである書き込み側開始アドレス“WRSA
[9:0]”と、次にデータの読み出しを開始するアド
レスである読み出し側開始アドレス“RDSA[9:
0]”とを管理している(図5参照)。これらのアドレ
スは、1ポートメモリ11にデータを書き込んだとき、
また、データを読み出したときにそれぞれインクリメン
トされるようになっている。制御部41は、これらの書
き込み側開始アドレス(WRSA)と読み出し側開始ア
ドレス(RDSA)を比較して、1ポートメモリ11が
フル状態であることを示す信号FFULと、1ポートメ
モリ11がエンプティ状態であることを示す信号FEM
P(図示せず)とを制御する。
【0034】<1ポートメモリにおけるデータ格納状態
>図5は1ポートメモリ11内にどのようにデータが蓄
えられるかを示した図である。図5に示すようにIEE
E1394で規定されたさまざまな種類のパケットデー
タが1ポートメモリ11に格納される。ところで、IE
EE1394のデータは“クワドレット”という32ビ
ットデータで処理され、パケットの終わりにはパケット
の切れ目を示す1ビットのEOP(End of Packet)コ
ードが必要であるため、図5に示すように1ポートメモ
リ11のデータ幅は33(=32+1)ビットとなる。
また、2ポートメモリ13も同様の理由により33ビッ
ト幅である。
【0035】<タイミングチャートによる動作説明>次
に、前述のように構成されるFIFOメモリの具体的な
動作を図6から図9のタイミングチャートを用いて説明
する。なお、以下の具体例では、エンプティ状態を規定
する所定値REVALの値は「2」としている。
【0036】a.格納データがあるときに読み出し要求
があった場合のタイミングチャート 図6は、1ポートメモリ11において、ある程度データ
が蓄えられている場合に、FIFOメモリ1に対して、
DMA側からデータのリード要求が来たときのタイミン
グチャートである。
【0037】図6に示すように、DMA側の制御クロッ
クDCLKと、リンク側の制御クロックLCLKとは非
同期である。すなわち、図6において、アドレス信号R
RADから上の信号がクロックDCLKに同期し、アド
レス信号LRAGから下の信号がクロックLCLKに同
期している。
【0038】まず、DMA側のタイミングTD2で、D
MA側からリード要求があると、信号FRREQBが
“LOW”に変化する。それにより、Dコントローラ1
7内のフリップフロップ37とORゲート38により、
信号RSTBはタイミングTD2でクロックDCLKの
1クロック期間の間、“LOW”に制御される。それに
ともない、Dコントローラ17内の全ての制御信号及び
カウンタ等が初期化される。そのため、2ポートメモリ
13のリードアドレスの元になるグレイコード値を示す
値RRAGが“0”になり、また、それに伴い2ポート
メモリ13の読み出しアドレスRRADが“0”にな
る。
【0039】一方、リンク側のタイミングTL2では、
信号RSTBをクロックLCLKに同期させた信号LS
TBを生成する。信号LSTBは、クロックLCLKの
1クロックの間“LOW”に制御され、Lコントローラ
15内の全ての制御信号及びカウンタ等が初期化され
る。そこで、2ポートメモリ13の書き込みアドレスR
WADが“0”になる。そして、既に1ポートメモリ1
1内には、ある程度データが蓄えられているため、リン
ク側からFIFOメモリ1への書き込み要求信号LWR
Bの“LOW”期間でないタイミングTL3〜TL7、
TL9、TL11及びTL13において、1ポートメモ
リの読み出しアドレスRDSA“RS0”からアドレス
“RS1”、“RS2”…へデータが順に読み出されれ
て2ポートメモリ13に順次書き込まれる。
【0040】タイミングTL2からTL5までの間、2
ポートメモリ13への書き込みアドレスRWADと、読
み出しアドレスLRADとの差は、REVAL値
(「2」)よりも小さいため、タイミングTL3からT
L6までの間、信号REMPは「HIGH」に制御され
る。信号REMPは「HIGH」に制御されたときは、
エンプティ状態であると判断し、2ポートメモリ13か
らの読み出しは行なわれない。
【0041】その後、データの書き込みにしたがい、2
ポートメモリ13への書き込みアドレスRWADがカウ
ントアップされ、タイミングTL6で、アドレスRWA
Dと、読み出しアドレスLRADとの差(3=3−0)
が、REVAL値「2」より大きくなる。すると、タイ
ミングTL7で信号REMPが「LOW」に制御され
る。そのため、Dコントローラ17は、エンプティ状態
ではなく、読み出しデータが存在すると判断し、タイミ
ングTD8から信号FRACKBを“LOW”にすると
同時に、順次2ポートメモリ13の読み出しアドレスの
元になるグレイコードカウンタ値(RRAG)をカウン
トアップし、それに伴って読み出しアドレスRRADが
インクリメントされていく。
【0042】その後、タイミングTL12で、2ポート
メモリ13への書き込みアドレスRWAD「7」と、2
ポートメモリ13からの読み出しアドレスLRAD
「5」の差が2となり、REVAL値「2」以下になる
ため、タイミングTL13から信号REMPが「HIG
H」に制御される。そのため、タイミングTD15で、
アクノリッジ信号FRACKBは“HIGH”になり、
2ポートメモリ13の読み出し動作は停止する。
【0043】また、図6においては、タイミングTL2
で、リンク側の制御により書き込み信号LWRBが「L
OW」に制御され、これにより、データバスLDTにパ
ケットAの最終データ(「PAE」)が出力され、リン
ク側からFIFOメモリ1へデータが書き込まれる。そ
の後、タイミングTL8、TL10及びTL12で次の
パケットBがFIFOメモリ1に書き込まれる。その
際、1ポートメモリ11の書き込みアドレスWRSAは
「WS0」から順次インクリメントされる。
【0044】b.格納データがないときに読み出し要求
があった場合のタイミングチャート 図7は、1ポートメモリ11内にデータがまったく無い
状態でFIFOメモリに対して、リンク側からデータの
読み出し要求があった場合のタイミングチャートであ
る。
【0045】図7において、DMA側のタイミングTD
1以前からFIFOデータのリード要求があるため、タ
イミングTD1の時点から既に、読み出し要求信号FR
REQBは“LOW”である。そして、既にアドレス信
号RRAG、RRAD、LRAG、LRAD及びRWA
Dは全て初期化されて“0”である。そこで、リンク側
のタイミングTL2でリンク側からFIFOメモリ1に
新しいパケットを書き込み始め、タイミングTL4、T
L6、TL8、TL10及びTL12とデータが1ポー
トメモリ11に書き込まれる。
【0046】そして、1ポートメモリ11にデータが書
き込まれるため、タイミングTL3でFEMP信号は
“LOW”になりエンプティ状態でなくなったと判断さ
れる。そのため、タイミングTL3では1ポートメモリ
11からデータが読み出されて2ポートメモリ13に書
き込まれる(図中、「FODT」、「RWDT」の値参
照)。そのため、タイミングTL4で、再び信号FEM
Pが「HIGH」になる。タイミングTL4及びTL
5、タイミングTL6及びTL7、タイミングTL8及
びTL9、タイミングTL10及びTL11、タイミン
グTL12及びTL13と同様に1ポートメモリ11に
一つデータが書き込まれ、そして次のタイミングで1ポ
ートメモリ11から2ポートメモリ13にデータが転送
されるという動作が繰り返される。
【0047】そして、タイミングTL8からRWADと
LRADとの差がREVAL値「2」より大きくなるた
め(例えば、タイミングTL8では3(=3−0))、
タイミングTL9から信号REMPが“LOW”にな
る。それに伴い、DMA側のタイミングTD10でFR
ACKBが“LOW”になり、タイミングTD10〜T
D13においてDMA側にRGFのデータが出力され
る。そして、タイミングTL11からRWADとLRA
Dの差がREVAL値“2”以下になるため(例えば、
タイミングTL11では2(=4−2))、タイミング
TL12から信号REMPが「HIGH」になる。その
ため、タイミングTD14からアクノリッジ信号FRA
CKBが「HIGH」にされ、2ポートメモリ13から
のデータの読み出しは停止される。
【0048】c.読み出しの中止要求があった場合、ま
たは、デュアルポートへの書き込みの停止要求があった
場合のタイミングチャート 図8は、FIFOメモリ1からデータを読み出し中にD
MA側から読み出しの中止要求によりデータの読み出し
が止められる場合、及び、2ポートメモリ13内のデー
タがフル状態に近づいて1ポートメモリ11から2ポー
トメモリ13へのデータの書き込みがストップされると
きのタイミングチャートである。DMA側からの読み出
しの中止要求は、読みこみ中止信号FWAITにより行
なわれる。
【0049】タイミングTL2、TL4、TL6、TL
8、TL10及びTL12と順次パケットデータが1ポ
ートメモリ11へ書き込まれる。また、タイミングTD
3〜TD6の期間、読みこみ中止信号FWAITが「H
IGH」にされる。そのため、FIFOメモリからのデ
ータ読み出しはストップされ、アドレス信号であるRR
AG及びRRADは変化しない。そして、タイミングT
D7及びTD8で再びFIFOメモリ1からデータが読
み出され、また、タイミングTD9〜TD11でFIF
Oメモリ1からのデータ読み出しがストップされる。そ
して、タイミングTD12から再びFIFOメモリ1で
データが読み出される。その時、タイミングTL6及び
TL7で、読み出しアドレスLRADと書き込みアドレ
スRWADの差が1以下になるため、フル信号RFUL
が「HIGH」になる。それにより、タイミングTL7
での2ポートメモリ13への書き込みが禁止される。
【0050】d.パケットの読み出し終了時のタイミン
グチャート 図9は、FIFOメモリ1からのデータの読み出しにお
いて、一パケットの読み出しが終了する場合の動作のタ
イミングチャートである。なお、図9においては、タイ
ミングTL9において1ポートメモリ11から読み出さ
れるパケットデータR9が一連のデータの最後のデータ
であるとする。
【0051】図9において、タイミングTD2〜TD4
の期間、DMA側から読み出し待機信号FRWAITが
「HIGH」にされており、これにより、FIFOメモ
リ1からの読み出しがストップする。そして、タイミン
グTL3で、書き込みアドレスRWADと、読み出しア
ドレスLRADとの差がREVAL値「2」以下になる
ため、タイミングTL4ではエンプティ信号REMPが
「HIGH」になる。そのためタイミングTD4では、
アクノリッジ信号FRACKBが「HIGH」になる
が、既に停止信号FRWAITによってFIFOに対す
るデータ読み出しをストップされているため、動作とし
ては影響がない。
【0052】そして、タイミングTL7からアドレスR
WADとLRADの差がREVAL値「2」以下になる
ため、タイミングTL8からエンプティ信号REMPが
「HIGH」になる。これにより1ポートメモリ11か
らの読み出しは停止する。ここで、タイミングTL9に
おいて、1ポートメモリ11からの読み出されるパケッ
トデータRWDTの33ビット目(RWDT[32])
すなわちEOPを参照し、それが最後のパケットである
と判断する。それにより、それ以後の読み出すべきパケ
ットのデータはないことが分かる。
【0053】そこで、FIFOメモリ1からの読み出し
をストップする制御信号の元となるエンプティ信号RE
MPは、タイミングTL10から強制的に「LOW」に
制御される。これにより、タイミングTD9からアクノ
リッジ信号FRACKBが「HIGH」になりFIFO
メモリ1の読み出しがストップしていたのが、タイミン
グTD11から再びアクノリッジ信号FRACKBが
「LOW」に制御され、FIFOメモリ1からのデータ
読み出しが再開される。そして、タイミングTD12に
おいてFIFOメモリ1から読み出されたデータはパケ
ットの最終データであることを示すEOP信号FREO
Pが「HIGH」であるため、タイミングTD13から
アクノリッジ信号FRACKBは「HIGH」に制御さ
れる。また、DMA側は、EOP信号FREOPを参照
してタイミングTD12でパケットの最終データを読み
出したことを認識し、読み出し要求信号FRREQB
を、タイミングTD13から「HIGH」に制御する。
このようにして一つのパケットの読み出しが終了する。
【0054】また、図6〜図9のタイミングチャートに
おいて、フル状態(フル信号FFULが「HIGH」)
が発生した場合、つまり、1ポートメモリ11内に全て
有効なデータが蓄えられたときは、FIFOメモリ1全
体がフル状態であるということでリンク側はフル信号F
FULが「LOW」になるまではデータの書き込みを行
わないように書き込み信号LWRBを制御する。
【0055】(第2の実施形態) <FIFOメモリの構成>本実施形態のFIFOメモリ
は、第1の実施形態のものと同様にIEEE1394の
リンク層とそれ以上の層との間のインターフェースに使
用できるものである。その回路構成を図10に示す。
【0056】図10に示すように、本実施形態のFIF
Oメモリ1’は、第1の実施形態におけるFIFOメモ
リ1と同様に、1ポートメモリ11と、2ポートメモリ
13と、入力制御部14’と、出力制御部16’とから
なる。第1の実施形態のFIFOメモリ1では、1ポー
トメモリ11を入力側に、2ポートメモリ13を出力側
に配置していたが、本実施形態のFIFOメモリ1’は
1ポートメモリ11を出力側に、2ポートメモリ13を
入力側に配置した構成としている。
【0057】図11は、図1に示すFIFOメモリ1’
のさらに詳細な構成を示した図である。FIFOメモリ
1’は、DMA側からリンク側へ転送するデータを蓄え
るFIFO型メモリである。このようにリンク側へデー
タを送信するため、このFIFOメモリ1’を送信型と
呼ぶ。
【0058】図11において、1ポートメモリ11、2
ポートメモリ13は第1の実施の形態の場合と同様であ
る。入力制御部14’(図10参照)は、DMA側とF
IFOメモリ間のデータをインターフェースする回路部
であるDコントローラ17’により構成され、出力制御
部16’は、リンク側とFIFOメモリ1’間のデータ
をインターフェースする回路ブロックであるLコントロ
ーラ15’により構成される。さらに、FIFOメモリ
1’は、外部から読み出し/書き込み可能な値を格納す
るレジスタ19’を有している。
【0059】<FIFOメモリ(送信型)の制御信号、
データ>以下に、本実施形態のFIFOメモリ1’に対
する制御信号、データを説明する。なお、信号名の最後
に付加される「B」の表記は、その信号がアクティブ・
ローで動作することを意味する。また、説明の便宜上、
信号名又はデータ名と、それを搬送する信号線名又はデ
ータバス名は同じものを使用する。
【0060】LCLK:リンク側の制御クロック。 FRDB:リンク側からFIFOメモリ1’へのデータ
の読み出し要求信号。 FEOP:読み出されるデータがパケットデータの最終
データかどうかを示す信号。 FDT[31:0]:FIFOメモリ1’からの32ビ
ット幅の読み出しデータ。 FEMP:FIFOメモリ1’がエンプティかどうかを
示す信号。したがってFEMPが「LOW」の期間にリ
ンク側はFIFOメモリ1’から新しいデータの読み出
しができる。 DCLK:DMA側の制御クロック。 FWREQB:DMA側からのFIFOメモリ1’への
データ書き込み要求信号。 FWACKB:書き込み要求に対するアクノリッジ信
号。 FWDTVL:DMA側が書き込みを行うとしているデ
ータが有効なデータであるかどうかを検証した結果を示
す信号。 FWEOP:パケットの最終データであることを示す制
御信号。 FWDT[31:0]:FIFOメモリ1’の32ビッ
ト幅の書き込みデータ。 FCK:1ポートメモリ11を制御するクロック。 FAD[8:0]:1ポートメモリ11のアドレス。 FWEB:1ポートメモリ11に対する書き込み要求信
号。 FODT[32:0]:1ポートメモリ11から読み出
されたデータ。32ビット目(FODT[32])に
は、そのデータがパケットの最終データであることを示
すビット(EOP)を含む。 FIDT[32:0]:1ポートメモリ11へ書きこま
れるデータ。32ビット目(FIDT[32])には、
そのデータがパケットの最終データであることを示すビ
ット(EOP)を含む。 RRDT[32:0]:2ポートメモリ13から読み出
されたデータであり、FIDT[32:0]と同じ。 RRAD[4:0]:2ポートメモリ13からデータを
読み出す際の読み出しアドレス。 RWRB:Dコントローラからの2ポートメモリ13へ
の書き込み要求信号。 RWAD[4:0]:2ポートメモリ13の書き込みア
ドレス。バイナリコードで表現されている。 RWDT[32:0]:2ポートメモリ13への書き込
みデータ。 RWAG[4:0]:アドレスRWAD[4:0]のグ
レイコード値であり、Dコントローラ17’からLコン
トローラ15’に入力される。 RSTB:DMA側からの読み出し要求があった時に、
クロックDCLKの1周期分のみ「LOW」になるスタ
ート信号。 RFUL:2ポートメモリ13に蓄えられたデータが、
ある規則のもとでフル状態であることを示す信号。
【0061】<FIFOメモリの動作の概要>以上のよ
うに構成されるFIFOメモリ1’は、一方のインタフ
ェース(DMA)側からのデータ入力と、他方のインタ
フェース(IEEE1394)側へ出力とを非同期に行
うことを可能とする。つまり、DMA側から入力ポート
Aを介して入力されたデータは2ポートメモリ11に書
き込まれ、蓄えられる。この2ポートメモリ11へ蓄え
られたデータは、1ポートメモリ13からデータが読み
出されていない期間において、1ポートメモリ13に書
き込まれる。一方、1ポートメモリ11においては、I
EEE1394側からの読み出し要求にしたがい、蓄え
られているデータが順次読み出され、出力ポートBを介
して出力される。これらの各メモリ11、13の動作は
Lコントローラ15’、Dコントローラ17’により以
下のように制御される。
【0062】すなわち、Lコントローラ15’は、IE
EE1394側からデータ読み出し要求があれば、1ポ
ートメモリ11からデータを読み出し、1ポートメモリ
11からデータを読み出さない期間において、2ポート
メモリ13から1ポートメモリへデータを転送するよう
に制御する。このとき、Lコントローラ15’は、1ポ
ートメモリ11及び2ポートメモリ13のフル状態/エ
ンプティ状態を確認しながら、書き込み/読み出し動作
を制御する。Lコントローラ15はIEEE1394側
からの読み出し要求を優先して行なうようにメモリ1
1、13を制御する。一方、Dコントローラ17’は、
DMA側からの書き込み要求にしたがい、2ポートメモ
リ13へデータを書き込むようにメモリ13を制御す
る。このとき、Dコントローラ17’は、Lコントロー
ラ15’からのフル信号RFULに基き2ポートメモリ
13のフルを判断しながら2ポートメモリ13への書き
込み動作を制御する。
【0063】以下、これらの動作を行うLコントローラ
15’、Dコントローラ17’について詳細に説明す
る。
【0064】<Dコントローラの構成・動作>図12に
Dコントローラ17’の構成を示す。Dコントローラ1
7’は、第1の実施形態の場合と同様に、制御部31
と、グレイコードで計数するグレイコードカウンタ33
と、グレイコードをバイナリコードに変換するグレイ−
バイナリ変換器(G/B変換器)35とを備える。さら
に、Dコントローラ17は、RSTB信号を生成するた
めのDフリップフロップ37とORゲート38とを備え
る。グレイコードカウンタ33はクロックDCLKに同
期して2ポートメモリ13に対する書き込みアドレスを
生成する。
【0065】このように構成されるDコントローラ1
7’において、DMA側からの書き込み要求があった時
(信号FWREQBの立ち下がり時)に、フリップフロ
ップ37及びORゲート38により、クロックDCLK
の1パルス分“LOW”期間となるスタート信号RST
Bが生成される。この信号RSTBは制御部31に入力
される。制御部31は、書き込み要求信号FWREQ
B、書き込みデータ検証信号FWDTVL、書き込みデ
ータFWDT[31:0]、パケット終了信号FWEO
P及びフル信号RFUL信号から、書き込みデータRW
DT[32:0]、書き込みアクノリッジ信号FWAC
KB、書き込み要求信号RWRB及びカウントアップイ
ネーブル信号を生成する。カウントアップイネーブル信
号は、グレイコードカウンタ33のカウントアップ動作
の停止/作動を制御する制御信号である。ここで、2ポ
ートメモリへ13の書き込みデータRWDT[32:
0]は、DAM側からの入力データFWDT[31:
0]に、パケット終了信号FWEOPの値を付加したも
のである。RWAG[4:0]はグレイコードカウンタ
33の出力であり、信号RSTBでリセットされる。ア
ドレスRWAD[4:0]は、グレイコードで表現され
るRWAG[4:0]の値をバイナリコードに変換した
値である。
【0066】<Lコントローラの構成>図13に、Lコ
ントローラ15’の回路構成を示す。Lコントローラ1
5’は、第1の実施の形態の場合と同様に、制御部41
と、グレイ−バイナリ変換器(G/B変換器)43と、
バイナリカウンタ45と、Dフリップフロップ47b〜
47dと、ORゲート49とを備える。
【0067】このように構成されるLコントローラ1
5’において、Dコントローラ17’から入力されるア
ドレスRWAG[4:0]は、クロックLCLKに同期
してフリップフロップ47aでラッチされた後、グレイ
−バイナリ変換器43でバイナリコードに変換され、ア
ドレスLWAD[4:0]となり、制御部41に入力さ
れる。同様に、Dコントローラ17’から入力されるス
タート信号RSTBをクロックLCLKで同期化した信
号LSTBも制御部41に入力される。また、読み出し
要求信号FRDB、読み出しデータ信号FODT[3
2:0]及びアドレス信号RRAD[4:0]も、制御
部41に入力される。制御部41は、バイナリカウンタ
45のカウント動作を制御するカウントアップイネーブ
ル信号、データ信号FDT[31:0]、パケット終了
信号FEOP、エンプティ信号FEMP、クロックFC
K、アドレス信号FAD[8:0]、書き込み要求信号
FWEB及びフル信号RFULを出力する。ただし、デ
ータ信号FDT[31:0]はデータ信号FODT[3
1:0]と等しく、パケット終了信号FEOPの値はF
ODT[32]と等しい。また、アドレス信号RRAD
の値はバイナリカウンタ45においてクロックLCLK
に同期して得られる出力であり、信号LSTBでリセッ
トされる。
【0068】<2ポートメモリのフル状態の判断>Lコ
ントローラ15’の制御部41は、2ポートメモリ13
のフル状態を示すフル信号RFULを生成する。具体的
には、フル信号RFULを、第1の実施形の場合と同様
にして、所定の基準値「RFVAL[2:0]」を用い
て以下のような式で生成される信号wRFULを求め、
その信号wRFULをクロックLCLKで同期化して生
成する。 if (RWAD<RRAD) wRFUL = ({1'b0,RRAD} - {1'b0,RWAD} ≦ {2'b00,RFVAL}); else wRFUL = ({1'b1,RRAD} - {1'b0,RWAD} ≦ {2'b00,RFVAL}); ここで、RRADは2ポートメモリ13における読み出
し開始アドレスであり、RWADは書き込み開始アドレ
スである。基準値RFVALの値はレジスタ19’に格
納され、レジスタ19’の値は外部より変更可能であ
る。
【0069】<2ポートメモリのエンプティ状態の判断
>また、Lコントローラ15’の制御部41は、その内
部で使用する制御信号として、2ポートメモリ13に蓄
えられたデータがエンプティであるか否かを示す信号R
EMP(図示せず)を管理している。2ポートメモリ1
3がエンプティか否かの判断は次にように行なう。すな
わち、2ポートメモリ13に対する読み出し開始アドレ
スと書き込み開始アドレスとが等しくなったときにエン
プティであると判断し、信号REMPを「HIGH」に
する。具体的には、信号RMEPは、読み出し開始アド
レスRRADと書き込み開始アドレスRWADとから以
下の式で生成される。 REMP = (RRAD == RWAD); なお、本実施形態の例では、読み出し開始アドレス(RR
AD)と書き込み開始アドレス(RWAD)とが等しいときに
単純に2ポートメモリ13がエンプティであると判断し
ている。
【0070】<1ポートメモリのフル状態、エンプティ
状態の判断>また、Lコントローラ15’の制御部41
は、1ポートメモリ11の書き込み側のアドレス「WR
SA[8:0]」、読み出し側のアドレス「RDSA
[8:0]」をそれぞれ管理しており、1ポートメモリ
11にデータを書きこんだ時、データを読み出した時に
それぞれのアドレスをインクリメントする。これらのア
ドレスに基き、制御部41は1ポートメモリ11がエン
プティであることを示す信号FEMPと、1ポートメモ
リ11がフルであることを示す信号FFUL(図示せ
ず)を制御する。
【0071】<1ポートメモリにおけるデータ格納状態
>図14は、本実施形態において1ポートメモリ11内
にどのようにデータが蓄えられるかを示した図である。
図14に示すように、1ポートメモリ11は、IEEE
1394で規定されたAsynchronousのパケ
ットデータを格納することができる。また、第1の実施
の形態の場合と同様、本実施形態における1ポートメモ
リ11、2ポートメモリ13のデータ幅は33ビットで
ある。
【0072】<タイミングチャートによる動作説明>前
述のFIFOメモリ1’のいくつかの動作におけるタイ
ミングチャートを図15、図16及び図17に示す。な
お、これらのタイミングチャートでは、2ポートメモリ
13のフル状態の判断基準値RFVALは「2」として
いる。
【0073】a.書き込み要求による書き込み後、すぐ
に読み出される場合のタイミングチャート 図15は、DMA側からFIFOデータへの書き込み要
求があり、新しいパケットデータが蓄えられ、その後、
そのデータがすぐにリンク側から読み出される場合のタ
イミングチャートである。
【0074】図15に示すように、DMA側の制御クロ
ックDCLKとリンク側の制御クロックLCLKは非同
期である。まず、DMA側のタイミングTD3で書き込
み要求信号FWREQBが「LOW」に変化して書き込
み要求が発生する。そのタイミングTD3において、ス
タート信号RSTBがクロックDCLKの1クロック分
“LOW”になる。そのスタート信号RSTBにより、
Dコントローラ17’内の全ての制御信号及びカウンタ
等が初期化される。その初期化により、2ポートメモリ
13の書き込みアドレスの元になるグレイコード値のR
WAGが「0」になり、また、それに伴い2ポートメモ
リ13の書き込みアドレスRWADが「0」になる。
【0075】また、リンク側クロックLCLKのタイミ
ングTL3では、スタート信号RSTBをクロックLC
LKに同期させた信号LSTBにおいて1クロック分の
「LOW」期間が発生する。このスタート信号LSTB
により、Lコントローラ15’内の全ての制御信号及び
カウンター等が初期化される。その初期化により、2ポ
ートメモリ13の読み出しアドレスRRADが「0」に
なる。そして、タイミングTD4〜TD7及びTD9〜
TD14の間、書き込み要求信号FWREQB、アクノ
リッジ信号FWACKB及びフル信号RFULが「LO
W」であり、データ有効信号FWDTVLが「HIG
H」であるので、2ポートメモリ13にデータ信号FW
DT[31:0]によるデータが書き込まれる。そし
て、タイミングTD8ではデータ有効信号FWDTVL
が「LOW」であるため、データ信号FWDT[31:
0]のデータが有効でないデータであると判断され、2
ポートメモリ13にはデータが書き込まれず、また、ア
ドレスRWAGの値はカウントアップされない。このと
き、Dコントローラ17’はデータ有効信号FWDTV
Lに基きデータが有効でないと判断し、グレイコードカ
ウンタ33がカウントアップを停止するようにカウント
アップイネーブル信号を制御している。
【0076】また、タイミングTL5から、2ポートメ
モリ13に対する書き込みアドレスLWADと読み出し
アドレスRRADとが等しくなくなるため、エンプティ
信号REMPは「LOW」になる。そこで、2ポートメ
モリ13から順次データがリードされ1ポートメモリ1
1に書きこまれる。それと同時に書き込み開始アドレス
WRSAもインクリメントされる。しかし、タイミング
TL9では、書き込みアドレスLWADと読み出しアド
レスRRADの値が等しくなるため、エンプティ信号R
EMPが「HIGH」になり2ポートメモリ13がエン
プティと判断され、これにより2ポートメモリ13から
1ポートメモリ11への書き込みはストップされる。ま
た、1ポートメモリ11において、タイミングTL10
から現在書き込み中の新しいパケットデータが読み出さ
れ始めるが、そのため、タイミングTL10及びTL1
2でも、2ポートメモリ13から1ポートメモリ11へ
のデータの書き込みは停止される。また、1ポートメモ
リ11に対する読み出し開始アドレスRDSA[8:
0]は、リンク側からデータが読み出されると同時にイ
ンクリメントされる。
【0077】b.2ポートメモリがフル状態に近づき、
書き込みが停止される場合のタイミングチャート 図16は、1ポートメモリ11内のデータがフル状態に
なり、次に、2ポートメモリ13内のデータがフル状態
に近づいて2ポートメモリ13から1ポートメモリ11
へのデータが書き込まれる場合、及び、DMA側からの
新しいデータの書き込みが停止される場合のタイミング
チャートを示す。
【0078】図16において、タイミングTL1、TL
5、TL9及びTL13でリンク側からFIFOメモリ
1’に対して読み出し要求があり(信号FRDBが「L
OW」)、且つ、書き込み開始アドレスWRSAと読み
出し開始アドレスRDSAとはタイミングTL4から等
しくなり、1ポートメモリ11のフル信号FFULが
「HIGH」になるため、2ポートメモリ13から1ポ
ートメモリ13へのデータの書き込みが停止される。
【0079】しかし、タイミングTL5でリンク側から
データが読み出されてアドレスRDSA[8:0]はイ
ンクリメントされるため、フル信号FFULが「LO
W」になり、再び、タイミングTL6で、2ポートメモ
リ13から1ポートメモリ11へデータが書き込まれ
る。同様に、タイミングTL7〜TL9及びTL11〜
TL13では、2ポートメモリ13から1ポートメモリ
11へのデータの書き込みが停止され、タイミングTL
10では2ポートメモリ13から1ポートメモリ11へ
データが書き込まれる。
【0080】また、DMA側から2ポートメモリ13へ
のデータの書き込みにおいて、タイミングTL2〜TL
6で、読み出しアドレスRRADと書き込みLWADと
の差が基準値RFVALである「2」以下になるため、
タイミングTL3〜TL7でフル信号RFULが“HI
GH”になる。それにより、タイミングTD4〜TD8
でアクノリッジ信号FWACKBが“HIGH”になり
DMA側から2ポートメモリ13への書き込みは停止さ
れる。しかし、タイミングTL7〜TL9までは、再
び、読み出しアドレスRRADと書き込みアドレスLW
ADとの差が所定値RFVALである「2」より大きく
なるため、タイミングTL8〜TL10ではフル信号R
FULが“LOW”になる。そのため、タイミングTD
9〜TD11では、アクノリッジ信号FWACKBが
“LOW”になり、DMA側から2ポートメモリ13へ
書き込みがなされる。そして、タイミングTD12〜T
D14においては、同様の理由によりアクノリッジ信号
FWACKBが“HIGH”になり、DMA側から2ポ
ートメモリ13へのデータの書き込みはストップされ
る。
【0081】c.データ書き込みが終了する場合のタイ
ミングチャート 図17は、FIFOメモリ1’へのパケットデータの書
き込みを終了する場合のタイミングチャートである。
【0082】全体的な動作は前述の図15及び図16に
示すタイミングチャートの場合と同様であるが、異なる
点はタイミングTD8でDMA側から2ポートメモリ1
3へデータが書き込まれているが、その時のEOP信号
FWEOPは「HIGH」であるため、このデータがこ
のパケットの最終データであることが分かる。そして、
DMA側は、最終データを書きこんだので、タイミング
TD9から書き込み要求信号FWREQBを「HIG
H」にする。これにより、Dコントローラ17’はアク
ノリッジ信号FWACKBをタイミングTD10から
「HIGH」にする。しかし、2ポートメモリ13から
1ポートメモリ11へのデータの書き込みは終了してい
ないため、継続して動作しタイミングTL11から、書
き込みアドレスLWADと、読み出しアドレスRRDA
とが同じ値になり、2ポートメモリ11から1ポートメ
モリ13へのデータの書き込みが終了する。
【0083】以上のように、上記第1及び第2の実施形
態に示したFIFOメモリは、データを蓄える機能を回
路規模の小さいシングルポートメモリで実現し、非同期
に転送する機能を非同期デュアルポートメモリにより実
現し、シングルポートメモリの記憶容量をFIFOメモ
リ全体で必要とされる容量に設定し、非同期デュアルポ
ートメモリの記憶容量をデータの転送に必要な最小限の
サイズに設定する。これにより、FIFOメモリ全体の
回路規模を低減することができる。例えば、0.35μ
プロセスを用いた場合を考えると、33ビット×102
4ワードの非同期デュアルポートRAMだけを用いた場
合は約2.16mm平方のサイズが必要であるが、第1
の実施形態の例では、33ビット×1024ワードのシ
ングルポートRAMは約1.2mm平方であり、33ビ
ット×32ワードのデュアルポートメモリ(レジスタフ
ァイル)は約0.14mm平方であるので、合計しても
約1.34mm平方のサイズで構成でき、回路規模を低
減できる。
【0084】また、本実施形態のFIFOメモリでは、
シングルポートメモリの動作周波数はそのシングルポー
トメモリに接続される外部の動作周波数と同じであり、
非同期デュアルポートメモリの動作周波数は、非同期の
入出力の高速側の動作周波数に設定できるので、従来の
技術で示したような高速動作を要するメモリを必要とせ
ず、より安価なメモリを用いることができる。
【0085】また、上記実施形態においては、所定値R
EVALやRFVALをレジスタに設定し、これらの値
を外部から変更できるようにした。FIFOメモリをパ
ーソナルコンピュータのPCIバスと接続して使用する
ような場合を考えると、PCIバス側の動作周波数は通
常0〜33Mhzで可変に使用できるため、入出力間の
非同期タイミングの関係が変化する場合がある。その
際、お互いの非同期なインタフェース間でやり取りする
信号、例えば本実施形態での信号REMPや信号RFU
Lのようなメモリのフル及びエンプティを知らせる信号
は、非同期メモリの書き込みアドレスと読み出しアドレ
スの差分を考慮して生成されなければならない。しか
し、実際のメモリのフル及びエンプティとなるアドレス
を用いて計算すると、計算結果が求まった時点では、既
にアドレスが進行してしまって誤動作するおそれがあ
る。そこで、実際のフル及びエンプティとなるアドレス
より所定数だけ手前のアドレスを用いて、フル及びエン
プティを判断する。その際の所定数は、FIFOメモリ
に対する入出力側の両インタフェースの周波数に応じて
最適な値に設定するのが好ましい。そこで、上記のよう
に、所定値REVALやRFVALをレジスタに設定
し、これらの値を外部から可変にするようにした。これ
により、これらの値を、接続するインタフェースの非同
期の周波数に応じて変更できるようにし、メモリの効率
的な使用を実現する。
【0086】(変形例)なお、上記の実施形態では、非
同期2ポートメモリとして非同期2ポートレジスタファ
イルの代わりに非同期2ポートRAMを用いても同様の
回路構成で実現できる。また、1ポートメモリは、入出
力データバスが一つにまとめられた1ポートRAMを用
いても同様にして実現できる。
【0087】また、1ポートメモリの記憶容量と2ポー
トメモリの記憶容量との合計した値を、入力ポートに接
続するインタフェースで規定される最大パケットサイズ
以上に設定するのが好ましい。
【0088】これは次の理由からである。すなわち、I
EEE1394におけるAsynchronousパケ
ットの最大サイズは32Bytesのヘッダー部と20
48Bytesのデータ部とを合せた2080Byte
sであるため、IEEE1394のシリアルバスに接続
する機器にFIFOメモリを用いる場合に、Async
hronousパケットに対して必要となるメモリサイ
ズは2080Bytesである。また、Isochro
nousパケットに対しては、16Bytesのヘッダ
部と4096Bytesのデータ部とを合せた4112
Bytesが必要となる。ここで、メモリのサイズを考
えると、一般にメモリサイズは通常2のべき乗の値であ
る。そのため、従来技術で示したような一つのメモリ素
子だけで構成する非同期FIFOメモリでは、必要なメ
モリサイズはそれぞれ2080Bytes及び4112
Bytesで十分であるにもかかわらず、このメモリ容
量を確保するためには、4096Bytes及び819
2Bytesの容量のメモリを使用する必要がある。こ
のため、メモリサイズが大きくなりすぎ、かつ、無駄な
メモリ領域が存在することになる。
【0089】しかしながら、本発明では、1ポートメモ
リと2ポートメモリとを合せたメモリ容量を利用でき
る。したがって、1ポートメモリの容量と2ポートメモ
リの容量との合計が、IEEE1394で規定される最
大パケットサイズ以上であれば、1つ当りのメモリの容
量を小さくすることができる。例えば、メモリ幅を33
ビットのところを32ビットで考えると、第2の実施形
態の場合では、2つのメモリの合計サイズは、2176
(=2048+128)Bytes、第1の実施形態の
場合では、4224(=4096+128)Bytes
となり、前述のパケット最大サイズ(それぞれ、208
0、4096Bytes)をカバーする。これにより、
シングルポートメモリの容量を一段上の大きなサイズに
変更する必要がなく、回路規模の増大を抑えることがで
き、かつ、メモリの効率的な使用を実現できる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、FIFO型記憶装置を
データ保持動作を回路規模の小さいシングルポートメモ
リで実現し、非同期動作をシングルポートメモリより記
憶容量の小さい非同期2ポートメモリで構成することに
より、FIFO型記憶装置全体の回路規模を小さくでき
る。
【0091】また、本発明によれば、シングルポートメ
モリやデュアルポートメモリ等のメモリ素子のフル及び
エンプティを判断する際の判断基準値を外部から変更で
きるような構成としたため、使用環境に応じた最適な値
に判断基準となる値に設定することができ、より効率的
にメモリ素子を使用することができる。
【0092】また、本発明によれば、シングルポートメ
モリとデュアルポートメモリの双方の記憶容量を合計し
た容量をインタフェースで規定される最大パケットサイ
ズ以上に設定する。したがって、双方のメモリ容量を合
計した容量をFIFO装置全体の容量として利用するこ
とができるため、シングルポートメモリの容量を増大さ
せる必要がなく、メモリ素子を効率的に使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態におけるFIF
Oメモリ(受信型)の構成図。
【図2】 第1の実施形態におけるFIFOメモリの詳
細な構成図。
【図3】 第1の実施形態におけるDコントローラの構
成図。
【図4】 第1の実施形態におけるLコントローラの構
成図。
【図5】 第1の実施形態における1ポートメモリ内の
パケットデータの格納の様子を説明した図(図中、ハッ
チング部分がデータ格納部分)。
【図6】 第1の実施形態におけるタイミングチャート
a。(格納データがあるときに読み出し要求があった場
合)
【図7】 第1の実施形態におけるタイミングチャート
b。(格納データがないときに読み出し要求があった場
合)
【図8】 第1の実施形態におけるタイミングチャート
c。(読み出しの中止要求があった場合、または、デュ
アルポートへの書き込みの停止要求があった場合)
【図9】 第1の実施形態におけるタイミングチャート
d。(パケットの読み出し終了時)
【図10】 本発明に係る第2の実施形態におけるFI
FOメモリ(送信型)の構成図。
【図11】 第2の実施形態におけるFIFOメモリの
詳細な構成図。
【図12】 第2の実施形態におけるDコントローラの
構成図。
【図13】 第2の実施形態におけるLコントローラの
構成図。
【図14】 第2の実施形態における1ポートメモリ内
のパケットデータの格納の様子を説明した図(図中、ハ
ッチング部分がデータ格納部分)。
【図15】 第2の実施形態におけるタイミングチャー
トa。(書き込み要求による書き込み後、すぐに読み出
される場合)
【図16】 第2の実施形態におけるタイミングチャー
トb。(2ポートメモリがフル状態に近づき、書き込み
が停止される場合)
【図17】 第2の実施形態におけるタイミングチャー
トc。(データ書き込みが終了する場合)
【図18】 従来の2ポートメモリのみを用いたFIF
Oメモリの構成図。
【符号の説明】 1,1’ FIFOメモリ 11 シングルポートメモリ 13 デュアルポートメモリ 14,14’ 入力制御部 15,15’ Dコントローラ 16,16’ 出力制御部 17,17’ Lコントローラ 19,19’ レジスタ 43 グレイ/バイナリ変換器

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のクロックに同期して入力ポートを
    介して入力したデータを、その入力順に第2のクロック
    に同期して出力ポートを介して出力する記憶装置におい
    て、 一時にデータの書き込み又は読み出し動作のいずれかの
    みが可能なメモリ素子であって、入力したデータを出力
    のために保持するシングルポートメモリと、 データの書き込み又は読み出し動作を非同期に実行可能
    なメモリ素子であって、上記シングルポートメモリ及び
    外部装置との間でデータを非同期に転送するデュアルポ
    ートメモリと、 上記シングルポートメモリ及びデュアルポートメモリに
    対するデータの書き込み及び読み出し動作を制御する制
    御手段とを備えたことを特徴とするFIFO記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記入力ポートが上記シングルポートメ
    モリに接続し、上記出力ポートが上記デュアルポートメ
    モリに接続し、 上記制御手段は、入力ポートを介して入力したデータを
    第1のクロックに同期してシングルポートメモリに書き
    こみ、シングルポートメモリへ書き込みを行なわない期
    間において、第1のクロックに同期してシングルポート
    メモリに蓄えられたデータを読み出してデュアルポート
    メモリに書きこみ、また、外部装置からデュアルポート
    メモリへ読み出し要求があったときに、第2のクロック
    に同期してデュアルポートメモリからデータを読み出し
    て出力ポートを介して出力するように、両メモリを制御
    することを特徴とする請求項1記載のFIFO記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 上記シングルポートメモリの動作周波数
    は、入力ポートに接続される外部装置の動作周波数に等
    しく、上記デュアルポートメモリの動作周波数は入力ポ
    ート及び出力ポートに接続される外部装置の動作周波数
    のうち速い方の動作周波数に等しいことを特徴とする請
    求項2記載のFIFO記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記デュアルポートメ
    モリがエンプティであるか否かを示すエンプティ信号を
    出力することを特徴とする請求項2記載のFIFO記憶
    装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記デュアルポートメ
    モリにおいて、次にデータの読み出しを開始するアドレ
    スが、次にデータの書き込みを開始するアドレスに、そ
    の差が所定値以内になるように追いついたときに、上記
    デュアルポートメモリがエンプティであると判定するこ
    とを特徴とする請求項4記載のFIFO記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段はデュアルポートメモリの
    エンプティを判定するための上記所定値を格納する格納
    手段を備え、該所定値は外部より変更可であることを特
    徴とする請求項5記載のFIFO記憶装置。
  7. 【請求項7】 上記入力ポートに接続されるインタフェ
    ースは、IEEE1394インタフェースであることを
    特徴とする請求項2記載のFIFO記憶装置。
  8. 【請求項8】 上記入力ポートが上記デュアルポートメ
    モリに接続し、上記出力ポートが上記シングルポートメ
    モリに接続し、 上記制御手段は、入力ポートを介して入力したデータを
    第1のクロックに同期してデュアルポートメモリに書き
    こみ、一方、外部装置からシングルポートメモリへ読み
    出し要求があったときに、第2のクロックに同期してシ
    ングルポートメモリからデータを読み出して出力ポート
    を介して出力し、シングルポートメモリからデータの読
    み出しを行なわない期間において、第1のクロックに同
    期してデュアルポートメモリに蓄えられたデータを読み
    出してシングルポートメモリに書き込むように、両メモ
    リを制御することを特徴とする請求項1記載のFIFO
    記憶装置。
  9. 【請求項9】 上記シングルポートメモリの動作周波数
    は、出力ポートに接続される外部装置の動作周波数に等
    しく、上記デュアルポートメモリの動作周波数は入力ポ
    ート及び出力ポートに接続される外部装置の動作周波数
    のうち速い方の動作周波数に等しいことを特徴とする請
    求項8記載のFIFO記憶装置。
  10. 【請求項10】 上記制御手段は、上記デュアルポート
    メモリがフルであるか否かを示すフル信号を出力するこ
    とを特徴とする請求項8記載のFIFO記憶装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、上記デュアルポート
    メモリにおいて、次にデータの書き込みを開始するアド
    レスが、次にデータの読み出しを開始するアドレスに、
    その差が所定値以内になるように追いついたときに、上
    記デュアルポートメモリがフルであると判定することを
    特徴とする請求項10記載のFIFO記憶装置。
  12. 【請求項12】 上記制御手段はデュアルポートメモリ
    のフルを判定するための上記所定値を格納する格納手段
    を備え、該所定値は外部より変更可であることを特徴と
    する請求項11記載のFIFO記憶装置。
  13. 【請求項13】 上記出力ポートに接続されるインタフ
    ェースは、IEEE1394インタフェースであること
    を特徴とする請求項8記載のFIFO記憶装置。
  14. 【請求項14】 上記デュアルポートメモリの記憶容量
    を、上記シングルポートメモリの記憶容量よりも小さく
    設定することを特徴とする請求項1ないし請求項13の
    いずれか1つに記載のFIFO記憶装置。
  15. 【請求項15】 上記シングルポートメモリの記憶容量
    と上記デュアルポートメモリの記憶容量との合計が、上
    記入力ポートに接続されるインタフェースにより規定さ
    れるパケットの最大サイズ以上に設定することを特徴と
    する請求項14記載のFIFO記憶装置。
JP31511299A 1999-11-05 1999-11-05 Fifo記憶装置 Expired - Fee Related JP3926524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31511299A JP3926524B2 (ja) 1999-11-05 1999-11-05 Fifo記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31511299A JP3926524B2 (ja) 1999-11-05 1999-11-05 Fifo記憶装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001134421A true JP2001134421A (ja) 2001-05-18
JP3926524B2 JP3926524B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=18061573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31511299A Expired - Fee Related JP3926524B2 (ja) 1999-11-05 1999-11-05 Fifo記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3926524B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005321933A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Fuji Xerox Co Ltd データ入出力装置およびデータ入出力方法
JP2009123190A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Samsung Electronics Co Ltd データ処理装置およびその制御方法
JP2010262663A (ja) * 2004-01-13 2010-11-18 Seiko Instruments Inc メモリインタフェース装置、メモリインタフェース方法、およびモデム装置
WO2011099048A1 (ja) * 2010-02-09 2011-08-18 三菱電機株式会社 伝送制御装置、メモリ制御装置、及び前記伝送制御装置を備えたplc

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010262663A (ja) * 2004-01-13 2010-11-18 Seiko Instruments Inc メモリインタフェース装置、メモリインタフェース方法、およびモデム装置
JP2005321933A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Fuji Xerox Co Ltd データ入出力装置およびデータ入出力方法
JP4569163B2 (ja) * 2004-05-07 2010-10-27 富士ゼロックス株式会社 データ入出力装置およびデータ入出力方法
JP2009123190A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Samsung Electronics Co Ltd データ処理装置およびその制御方法
WO2011099048A1 (ja) * 2010-02-09 2011-08-18 三菱電機株式会社 伝送制御装置、メモリ制御装置、及び前記伝送制御装置を備えたplc
JP5518103B2 (ja) * 2010-02-09 2014-06-11 三菱電機株式会社 伝送制御装置及び前記伝送制御装置を備えたplc
US9311262B2 (en) 2010-02-09 2016-04-12 Mitsubishi Electric Corporation Transmission control device, memory control device, and PLC including the transmission control device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3926524B2 (ja) 2007-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7328399B2 (en) Synchronous serial data communication bus
EP1775896B1 (en) Network on chip system employing an Advanced Extensible Interface (AXI) protocol
US5845152A (en) Method for transmission of isochronous data with two cycle look ahead
US6425021B1 (en) System for transferring data packets of different context utilizing single interface and concurrently processing data packets of different contexts
US20030074502A1 (en) Communication between two embedded processors
EP1010085B1 (en) System and method of flow control for a high speed bus
JP2009502072A (ja) FlexRay通信モジュール及びFlexRay通信制御装置、並びにFlexRay通信接続とFlexRay加入者装置との間でメッセージを伝送する方法
JP2001134421A (ja) Fifo記憶装置
WO1997041514A1 (en) Qualified burst buffer
JP2763871B2 (ja) 相手方メモリを用いた二つのプロセッサ間の非同期直列通信用送受信装置
US20230035810A1 (en) Method for data processing of frame receiving of an interconnection protocol and storage device
EP0829095B1 (en) Method and apparatus for reducing latency time on an interface by overlapping transmitted packets
JP2597040B2 (ja) Fifoメモリ装置
JP3269530B2 (ja) シリアル通信システムおよびシリアル通信方法
JPH03108182A (ja) メモリー制御装置及びメモリー制御方法
JP2001522501A (ja) スレーブ群インターフェース装置を介して周辺機器をバスにインターフェースする方法
JPH09179948A (ja) Icカードインタフェース装置
JP2000322375A (ja) Dma制御付fifo、並びに、それを用いたdma転送システム及び方法
JP2724797B2 (ja) ダイレクト・メモリ・アクセス・システム
JPH09185882A (ja) 入出力データの大きさを異にする先入れ先出しメモリ装置及びその方法
JP6026001B2 (ja) データ転送装置及びデータ転送方法
KR20220135562A (ko) 메모리 액세스를 위한 직렬 통신 방법 및 시스템
JP2003303168A (ja) 通信制御用半導体集積回路
JPH08197788A (ja) プリンタ制御装置の画像データ読出し回路
JPH06244902A (ja) 通信制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees