JP2001134090A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001134090A
JP2001134090A JP31670199A JP31670199A JP2001134090A JP 2001134090 A JP2001134090 A JP 2001134090A JP 31670199 A JP31670199 A JP 31670199A JP 31670199 A JP31670199 A JP 31670199A JP 2001134090 A JP2001134090 A JP 2001134090A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像ユニットの揺動スペースをできるだけ小さ
くし、更に常時安定した画像濃度を得ることができる画
像形成装置を提供する。 【解決手段】現像ユニット11の揺動支点軸19は、現
像ユニット11が当接位置から待避位置へ揺動すると
き、現像ユニット11のより少ない揺動角度ですべての
現像ローラ7a,8a,9a,10aが感光体3から効果
的に離れる方向に移動する位置に設けられている。ま
た、現像ユニット11の待避位置では、すべての現像器
7,8,9,10のトナーカートリッジ7b,8b,9b,1
0bが上にかつ現像ローラ7a,8a,9a,10aが下
になるようにされており、トナーカートリッジ7b,8
b,9b,10b内のトナーが各現像器7,8,9,10の
ホッパー内に移動し易くなっている。これにより、現像
ユニット11の揺動動作直後の各現像器7,8,9,10
内にトナーが十分に蓄えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面にトナー薄層
が形成される現像ローラを、非現像時は感光体から一定
以上の間隔をおいて離間させ、また現像時は感光体に接
触または近接させて感光体上にトナー像を形成するよう
に現像器が作動制御される画像形成装置の技術分野に属
し、特に、本体に揺動可能に設けられかつ現像器を保持
する現像ユニットと感光体を保持する感光体ユニットと
が互いに個別に位置決めされて設けられている画像形成
装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、静電複写機やプリンタ等の画像形
成装置においては、現像器に保持された現像ローラの表
面にトナー薄層を形成し、この現像ローラを、非現像時
は感光体から一定以上の間隔をおいて離間した非現像位
置に設定し、また現像時は感光体に接触または近接させ
た現像位置に設定して感光体上にトナー像を形成する画
像形成装置が知られている。このような画像形成装置で
は、現像器を筐体である現像ユニットにスライドあるい
は回転可能に保持し、クラッチ等の動力伝達制御機構を
用いて、現像ローラの感光体に対する前述の離接動作を
行っている。そして、現像器の交換あるいは現像器に保
持されているトナーカートリッジの交換等の現像器に対
して所定の作業を行う際は、現像器を保持する現像ユニ
ットを画像形成装置の本体の外に引き出して、作業を行
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、画像
形成装置には画像形成の高速化が強く求められている。
画像形成の高速化の1つとして、例えば画像形成速度の
高速化があり、そのためには現像ローラの非現像位置と
現像位置との間での切替に要する時間を短縮する必要が
ある。そこで、現像ローラの非現像位置での現像ローラ
と感光体との離間距離を、現像ローラの表面のトナーが
感光体の表面に付与された電界によって引き寄せられな
い程度の必要最小限の距離に設定している。しかし、こ
のように現像ローラと感光体との離間距離を必要最小限
に設定すると、現像ユニットを本体から引き出す際、現
像ローラが感光体ユニットに干渉してしまい、現像ユニ
ットを本体の外に引き出すことができない場合が生じ
る。
【0004】そこで、現像ユニットを保持ユニットに揺
動支点軸を中心に揺動(回転)可能に保持し、この現像
ユニットを揺動させて現像ローラを感光体から十分に退
避させた状態にして、保持ユニットごと本体から引き出
すことが考えられる。しかしながら、このように現像ユ
ニットを揺動させるようにすると、感光体に対する現像
ユニットの位置決めが難しく、感光体と現像ユニットと
の位置決め精度が低下してしまい、安定した良好な現像
を行なことが難しくなる。感光体と現像ユニットとの位
置決め精度を向上させるには、現像器、感光体等の各部
品の精度をできるだけ高くするとともに、感光体ユニッ
ト、現像ユニットおよび保持ユニット等の本体フレーム
への部品の取付精度をできるだけ高くすることが考えら
れる。
【0005】そのために、(1) 現像ローラを現像器に所
定の位置決め精度で位置決めする、(2) 現像器を現像ユ
ニットに所定の位置決め精度で位置決めする、(3) 現像
ユニットを保持ユニットに所定の位置決め精度で位置決
めする、(4) 保持ユニットを装置本体に所定の位置決め
精度で位置決めする、(5) 感光体を感光体ユニットに所
定の位置決め精度で位置決めする、(6) 感光体ユニット
を装置本体に所定の位置決め精度で位置決めする、こと
が必要となる。
【0006】しかしながら、このように位置決めを行う
場合、位置決め部材が多岐にわたって存在し、これらの
位置決め部材の精度および位置決め部材の取付精度にば
らつきがあるため位置決めが煩雑となるばかりでなく、
現像ユニットと感光体ユニットとが個別に位置決めされ
るため、現像ローラと感光体とを高い位置決め精度で位
置決めすることはきわめて難しいものとなる。
【0007】また、現像ユニットを揺動して感光体ユニ
ットから退避する際、現像ユニットの揺動スペースを大
きくすれば、各現像器の現像ローラが感光体から十分に
離間するようになるが、その分、画像形成装置の本体が
大型になってしまう。逆に、現像ユニットの揺動スペー
スを小さくすれば、画像形成装置の本体が小型になる
が、その分、各現像器の現像ローラが感光体からあまり
離間しなくなってしまう。このように、現像ユニットを
揺動させる場合、相反する問題がある。更に、トナーカ
ートリッジの交換直後では、現像器のホッパー部内にト
ナーが十分に蓄えられていない場合があり、形成された
画像の画像濃度が不安定になって、良好な画質が得られ
ない場合がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、現像ユニットと感光体ユ
ニットとの位置決めをより一層高い位置決め精度で行う
ことができる画像形成装置を提供することである。本発
明の他の目的は、現像ユニットの揺動スペースをできる
だけ小さくし、更に常時安定した画像濃度を得ることが
できる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明は、本体に、この本体内に位置決め
されて本体前後方向に引出および挿入可能に装着される
保持ユニットと、前記本体に位置決めされて取り付けら
れ、感光体を保持する感光体ユニットと、前記保持ユニ
ットに位置決めされた揺動支点軸を中心に揺動可能に保
持され、前記感光体ユニットに当接することによりこの
感光体ユニットに対して位置決めされるとともに、所定
数の現像器を保持する現像ユニットとを少なくとも備
え、前記現像ユニットが、感光体ユニットに当接する当
接位置と、前記本体に対して前記保持ユニットを引出お
よび挿入するとき、前記所定数の現像器の現像ローラが
感光体ユニットに干渉しない位置に前記感光体ユニット
から離間する離間位置との間で揺動可能となっており、
前記現像ユニットの揺動支点軸が、前記現像ユニットが
前記当接位置から前記待避位置へ揺動するとき、前記所
定数の現像器の一端側に設けられている現像ローラがす
べて前記感光体から離れる方向に移動する位置に設けら
れていることを特徴としている。
【0010】また、請求項2の発明は、前記所定数の現
像器の他端側に、それぞれトナーカートリッジが着脱可
能に設けられており、前記現像ユニットが前記離間位置
に設定されているとき、すべての現像器がそれぞれそれ
らの現像ローラが下にかつそれらのトナーカートリッジ
が上になるように配設されていることを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】このように構成された本発明の画像形成装置に
おいては、操作部材の操作により、現像ユニットが感光
体ユニットから離間した待避位置から揺動して感光体ユ
ニットに当接する当接位置に設定されることで、現像ユ
ニットは、この感光体ユニットに対して高精度に位置決
めされる。
【0012】また、現像ユニットが当接位置から待避位
置へ揺動するとき、すべての現像ローラが感光体から離
れる方向に移動するようになる。こしたがって、現像ユ
ニットのより少ない揺動角度ですべての現像ローラが感
光体から効果的に離れるようになる。これにより、現像
ユニットの揺動スペースが小さくなり、画像形成装置の
本体のより一層の小型化が可能となる。しかも、現像ユ
ニットの待避位置では、すべての現像器のトナーカート
リッジが上に、また現像ローラが下になるので、各現像
器からトナーカートリッジをそれぞれ取り出したとき、
すべての現像器の現像ローラが設けられるホッパー部が
上方に開口するようになる。したがって、トナーカート
リッジが取り外されても、現像器内のトナーが外に噴き
出し難くなり、トナーカートリッジの交換時にトナーの
こぼれが抑制され、トナーカートリッジの交換作業が簡
単になる。
【0013】また、現像ユニットが待避位置にあると
き、このようにトナーカートリッジが上に、また現像ロ
ーラが下になるので、トナーカートリッジ内のトナーが
各現像器のホッパー内に移動し易くなる。したがって、
トナーカートリッジの交換後、現像ユニットを待避位置
から当接位置へ揺動させたとき、この揺動動作直後に各
現像器のホッパー部内にトナーが十分に蓄えられるよう
になる。これにより、形成された画像の画像濃度が常時
安定して、良好な画質の画像が得られるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の画像形成
装置の実施の形態の一例が適用されたフルカラーの画像
形成装置全体を模式的に示す図、図2は、図1のII−II
線に沿う断面図である。
【0015】図1および図2に示すように、この例のフ
ルカラーの画像形成装置1は、この画像形成装置1の本
体2に位置決めされて固定され、感光体(以下、OPC
ともいう)3および感光体クリーナ4を有する感光体ユ
ニット5と、OPC3を帯電するとともに形成する画像
を露光するLSU6と、感光体ユニット5内に配置され
た帯電ローラ(不図示)で帯電されたOPC3に対し、
形成する画像の露光を行なう光走査系露光ユニット(以
下、LSUともいう)6と、区イエロー、マゼンタ、シ
アン、およびブラックの各現像器7,8,9,10を保持
する現像ユニット11と、本体2に位置決めされ、かつ
本体2の前側(図1の図面に対して垂直上方)に引出可
能に取り付けられ、現像ユニット11を揺動可能に保持
する保持ユニット12と、各現像器7,8,9,10で現
像されたOPC3上のトナー像が中間転写される中間転
写体13と、中間転写体13上の中間転写像を転写紙に
転写する転写ユニット14と、転写紙に転写された転写
画像を定着する定着ユニット15と、本体2内にセット
され、転写紙を収容する給紙カセット16と、本体2の
手前側(つまり図1において右側)に設けられ、転写紙
の供給を手差しで行うときに転写紙を収容する手差し給
紙トレイ17と、本体2の上部に設けられ、画像が形成
された転写紙を収容する排紙トレイ18とを備えてい
る。
【0016】OPC3は感光体ユニット5の前、後フレ
ーム5a,5bの間に高精度に位置決めされ、かつ作動
時、図1において反時計方向に回転可能に設けられてい
る。このOPC3の表面には、LSU6により、形成し
ようとする画像の潜像が形成されるとともに、各現像器
7,8,9,10により、それぞれイエロー、マゼンタ、
シアン、およびブラックのトナー像が形成されるように
なっている。また、感光体クリーナ4は、中間転写後の
OPC3上の残留トナーを除去しかつ収容するようにな
っている。更に、感光体ユニット5は位置決めピン5c
により本体2の前フレーム2aに高精度に位置決めされ
て固定されているとともに、位置決めピン5d,5eに
より本体2の後フレーム2bに高精度に位置決めされて
固定されている。したがって、OPC3は本体2に対し
て高精度に位置決めされている。
【0017】イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラ
ックの各現像器7,8,9,10は、OPC3の外周に沿
いかつOPC3の回転上流側から順に配設されている。
なお、各現像器7,8,9,10の配設順序は、前述の順
序に限定されることなく任意に設定される。また、以下
の説明では、説明の便宜上、前述の色の順序、つまり、
イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの順で各
現像器7,8,9,10が配設されているものとする。
【0018】各現像器7,8,9,10はいずれも現像ユ
ニット11に高精度に位置決めされてスライド可能にま
たは回転可能に保持されている。これらの各現像器7,
8,9,10は、それぞれ、OPC3に離接可能に設けら
れ、かつOPC3上の潜像を現像するためのトナーをO
PC3に搬送する現像ローラ7a,8a,9a,10aを
備えている。図1には、各現像器7,8,9,10の現像
ローラ7a,8a,9a,10aがいずれもOPC3に当
接した状態で示されているが、これらの現像ローラ7
a,8a,9a,10aは、非現像時にはいずれもOPC
3から離間した非現像位置に保持されており、現像時に
は適宜の順でOPC3に当接または近接した現像位置に
設定されて、OPC3上の潜像を現像するようになって
いる。
【0019】OPC3に対する各現像ローラ7a,8a,
9a,10aの当接または近接動作および離間動作は、
各現像器7,8,9,10をクラッチ等の機構(不図示)
を用いてモータ等の駆動手段(不図示)で行われるよう
になっている。その場合、OPC3から非現像時の各現
像ローラ7a,8a,9a,10aの非現像位置までの離
間距離は、画像形成速度の高速化のための切替時間の短
縮に対応するために、各現像ローラ7a,8a,9a,1
0aの表面のトナーがOPC3の表面に付与された電界
によって引き寄せられない程度の必要最小限の距離に設
定されている。
【0020】図2および図3に示すように、現像ユニッ
ト11は前後フレーム11a,11bと上下ステー11
c,11dとから、所定の強度を有する筐体として形成
されている。この現像ユニット11は、その上端部でか
つイエローの現像器7側の側端部が保持ユニット12
に、揺動支点軸19によりこの揺動支点軸19を中心に
揺動(回動)可能に保持されている。その場合、揺動支
点軸19は保持ユニット12の前後フレーム12a,1
2bにこれらのフレーム12a,12bを貫通して回転
可能に支持されているとともに、現像ユニット11の前
後フレーム11a,11bには、それぞれ、この揺動支
点軸19の径より若干大きな径の貫通孔11e,11f
が穿設されていて、これらの貫通孔11e,11fを揺
動支点軸19が遊嵌した状態で貫通している。したがっ
て、現像ユニット11は揺動支点軸19の回転とは独立
して揺動可能となっている。この現像ユニット11の揺
動により、各現像ローラ7a,8a,9a,10aがいず
れもOPC3に対して当接または近接して現像可能に設
定され、また、いずれの現像ローラ7a,8a,9a,1
0aもOPC3から十分に待避可能に設定されるように
なっている。
【0021】保持ユニット12も現像ユニット11と同
様に、前後フレーム12a,12bと上下ステー12c,
12dとから、所定の強度を有する筐体として形成され
ている。図3に示すように、保持ユニット12は、この
保持ユニット12と本体2との間に設けられた一対のガ
イドレール20,21によってガイドされて、現像ロー
ラ7a,8a,9a,10aをOPC3から十分に待避さ
せた状態で本体2へ挿入可能にまた本体2から引き出し
可能にされている。
【0022】一方のガイドレール20は、保持ユニット
12の支点軸19側の側端と本体2との間に配設されて
いるとともに、他方のガイドレール20は、保持ユニッ
ト12のブラックの現像器10側の下端と本体2との間
に配設されている。一対のガイドレール20,21はと
もに同じ構成を有しており、それぞれ、図4(a),
(b)に示すように保持ユニット12側に固定された保
持ユニット側レール22と、本体2側に固定された本体
側レール23と、これらの両レール22,23の間に介
設された中間レール24とからなっている。
【0023】保持ユニット側レール22はその両側端部
22a,22bがそれぞれ下方にほぼ直角に曲げられて
ほぼ断面コ字状に形成されているとともに、これら両側
端部22a,22bはそれぞれ内側に円弧状に湾曲され
ている。また、本体側レール23はその両側端部23
a,23bがそれぞれ上方にほぼ直角に曲げられてほぼ
断面コ字状に形成されているとともに、これらの両側端
部23a,23bはそれぞれ外側に円弧状に湾曲されて
いる。更に、中間レール24も、本体側レール23と同
様にその両側端部24a,24bが上方にほぼ直角に曲
げられてほぼ断面コ字状に形成されているが、これらの
両側端部24a,24bはそれぞれ更に180°折り曲
げられて、内、外側側端部24a1,24a2;24b1,
24b2からなる二重に形成されている。内側側端部2
4a1,24b1はそれぞれ外側に円弧状に湾曲されてい
るとともに、外側側端部24a2,24b2はそれぞれ内
側に円弧状に湾曲されている。
【0024】そして、保持ユニット側レール22が中間
レール24内に、保持ユニット側レール22の両側端部
22a,22bの円弧状湾曲部と中間レール24の両内
側側端部24a1,24b1の円弧状湾曲部とがそれぞれ
所定の間隙を有して対向するように配設されるととも
に、中間レール24が本体側レール23内に、本体側レ
ール23の両側端部23a,23bの円弧状湾曲部と中
間レール24の両外側側端部24a2,24b2の円弧状
湾曲部とがそれぞれ所定の間隙を有して対向するように
配設されるようになっている。
【0025】更に、中間レール24の上面には、ほぼコ
字状の第1線材25が中間レール24の長手方向と直交
する方向に配置されている。この第1線材25は、その
中央部25cが中間レール24の中央部24cの上面に
固定されているとともに、その両側端部25a,25b
がそれぞれ保持ユニット側レール22の両側端部22
a,22bの円弧状湾曲部と中間レール24の両内側側
端部24a1,24b1の円弧状湾曲部との間の間隙の中
心に位置するようになっている。第1線材25の両側端
部25a,25bには、それぞれボール26,27が両側
端部25a,25bを中心に回転可能に支持されてい
る。これらのボール26,27は、両側端部22a,22
bの円弧状湾曲面および両内側側端部24a1,24b1
の円弧状湾曲面に接触してこれらの湾曲面の間で転がる
ようになっている。そして、第1線材25およびボール
26,27の組が所定組数中間レール24にその長手方
向に沿って所定間隔を置いて設けられている。
【0026】同様にして、中間レール24の下面にも、
ほぼコ字状の第2線材28が中間レール24の長手方向
と直交する方向に配置されている。この第2線材28
は、その中央部28cが中間レール24の中央部24c
の下面に固定されているとともに、その両側端部28
a,28bがそれぞれ本体側レール23の両側端部23
a,23bの円弧状湾曲部と中間レール24の両外側側
端部24a2,24b2の円弧状湾曲部との間の間隙の中
心に位置するようになっている。そして、第2線材28
の両側端部28a,28bには、それぞれボール29,3
0が両側端部28a,28bを中心に回転可能に支持さ
れている。これらのボール29,30は、両側端部28
a,28bの円弧状湾曲面および両外側側端部24a2,
24b2の円弧状湾曲面に接触してこれらの湾曲面の間
で転がるようになっている。そして、第2線材28およ
びボール29,30の組が所定組数中間レール24にそ
の長手方向に沿って所定間隔を置いて設けられている。
【0027】これらの保持ユニット側レール22、本体
側レール23および中間レール24は、保持ユニット側
レール22が中間レール24内に、ボール26,27に
より図4(b)において上下左右方向に支持されかつ中
間レール24に対して長手方向に相対移動可能に組み込
まれ、また、中間レール24が本体側レール23内に、
ボール29,30により図4(b)において上下左右方
向に支持されかつ本体側レール23に対して長手方向に
相対移動可能に組み込まれている。
【0028】そして、保持ユニット12が本体2へ装着
されたときに保持ユニット12を停止して位置決めする
ために、本体側レール23の一端部に設けられたストッ
パ31に中間レール24の一端が当接することで、保持
ユニット12の本体2への押し込み方向、つまり図4
(a)において下方への中間レール24の移動が規制さ
れているとともに、中間レール24の一端部に設けられ
たストッパ32に保持ユニット側レール22の一端が当
接することで、保持ユニット12の本体2への押し込み
方向への保持ユニット側レール22の移動が規制されて
いる。また、保持ユニット12が本体2から最大に引き
出されたときに保持ユニット12を停止して位置決めす
るために、中間レール24が本体側レール23に対して
図4(a)に示されている位置より更に引出方向に状
態、つまり図4(a)において上方へ相対移動するのを
阻止されているとともに、保持ユニット側レール22が
中間レール24に対して図4(a)に示されている位置
より更に引出方向へ相対移動するのを阻止されている。
このようにして、保持ユニット側レール22、本体側レ
ール23および中間レール24は、図4(a)に示す最
大に引き出された位置と、本体側レール23および中間
レール24の各一端がそれぞれストッパ31,32に当
接した位置との間で、テレスコピックに伸縮可能にされ
ている。
【0029】更に、図3に示すように現像ユニット11
には、感光体ユニット5に対する現像ユニット11のX
方向、つまり図3において左右方向の位置決めを行う現
像ユニットX方向位置決め部11xと現像ユニット11
のY方向、つまり図3において上下方向の位置決めを行
う現像ユニットY方向位置決め部11yとが設けられて
いる。これらの位置決め部11x,11yは図示例では
突起で形成されているが、面等の他の適宜の手段で構成
することができる。
【0030】一方、感光体ユニット5にも、現像ユニッ
ト11に対する感光体ユニット5のX方向の位置決めを
行う、現像ユニットX方向位置決め部11xが当接可能
な感光体ユニットX方向位置決め部5xと、現像ユニッ
トY方向位置決め部11yが当接することで感光体ユニ
ット5のY方向の位置決めを行う、現像ユニットY方向
位置決め部11yが当接可能な感光体ユニットY方向位
置決め部5yとが設けられている。これらの位置決め部
5x,5yは図示例では面で形成されているが、現像ユ
ニット11の位置決めと同様の突起等の他の適宜の手段
で構成することができる。
【0031】そして、図3に示すように、現像ユニット
11が揺動支点軸19を中心に揺動して、現像ユニット
XおよびY方向位置決め部11x,11yが、それぞれ
感光体ユニットXおよびY方向位置決め部5x,5yに
当接することで、感光体ユニット5と現像ユニット11
とのXおよびY方向の位置決めが本体2を介することな
く直接高精度に行われるようになっている。このよう
に、現像ユニット11が感光体ユニット5に対してXお
よびY方向に位置決めされた状態では、各現像器7,8,
9,10の各現像ローラ7a,8a,9a,10aがそれぞ
れOPC3に当接または近接した現像位置に、より高精
度に設定されるようになっている。このように現像ユニ
ットXおよびY方向位置決め部11x,11yは現像ユ
ニット11に設けられる第1の位置決め部を構成してい
る。
【0032】ところで、このように現像ユニット11が
揺動支点軸19を中心に揺動することでXおよびY方向
の位置決めを行う場合、現像ユニット11の揺動中心に
対する現像ユニットXおよびY方向位置決め部11x,
11yの位置にばらつきが生じるため、現像ユニットX
およびY方向位置決め部11x,11yが、それぞれ感
光体ユニットXおよびY方向位置決め部5x,5yに同
時に当接することは困難になり、これらの現像ユニット
XおよびY方向位置決め部11x,11yの一方のみし
か、対応する感光体ユニットXおよびY方向位置決め部
5x,5yに当接しなく、他方の位置決めができなくな
る可能性が考えられる。例えば、現像ユニット11の揺
動中心から現像ユニットY方向位置決め部11yまでの
高さがばらつきにより大きくなっている場合、この現像
ユニットY方向位置決め部11yが感光体ユニットY方
向位置決め部5yに当接した状態では、現像ユニット1
1全体が上方に持ち上がった状態で保持されて、本来の
正規の状態に(水平状態に)保持されない。このため、
現像ユニットX方向位置決め部11xが感光体ユニット
X方向位置決め部5xに当接しなくなり、感光体ユニッ
ト5と現像ユニット11とのX方向の位置決めができな
くなる。
【0033】そこで、この例の画像形成装置1では、前
述のように揺動支点軸19が貫通する現像ユニット11
の貫通孔11e,11fの径が揺動支点軸19の径より
若干大きく設定されて、揺動支点軸19が貫通孔11
e,11fを遊嵌することで、揺動支点軸19と現像ユ
ニット11との間に、所定のがたを持たせている。この
がたにより、現像ユニット11の揺動支点に対する現像
ユニットXおよびY方向位置決め部11x,11yの位
置のばらつきを吸収することで、現像ユニットXおよび
Y方向位置決め部11x,11yがそれぞれ感光体ユニ
ットXおよびY方向位置決め部5x,5yに同時に当接
することを可能にしている。
【0034】しかし、このように揺動支点軸19と現像
ユニット11との間にがたを持たせるようにすると、現
像ユニット11の位置決め部11x,11yにおける前
述のばらつきがない場合あるいはばらつきの大小によっ
ては、揺動支点軸19の径と現像ユニット11の貫通孔
11e,11fの径との差の分だけ現像ユニット11が
正規の水平状態より下方にずり落ちて、この現像ユニッ
ト11は貫通孔11e,11fの上面が揺動支点軸19
の上面に片当たりした状態に保持される可能性が考えら
れる。
【0035】そこで、この例の画像形成装置1では、更
に現像ユニット11が正規の水平状態で、現像ユニット
XおよびY方向位置決め部11x,11yがそれぞれ感
光体ユニットXおよびY方向位置決め部5x,5yに同
時に当接することができるようにしている。すなわち、
図2、図5および図6に示すように一対の第1揺動リン
クレバー33,34がそれぞれ現像ユニット11の前フ
レーム11aと保持ユニット12の前フレーム12aと
の間および保持ユニット12の後フレーム12bの外側
に位置し、それらの一端部を揺動支点軸19に連結固定
されてこの揺動支点軸19と一体回転可能に設けられて
いる。これらの第1揺動リンクレバー33,34の他端
部には、それぞれ第2揺動リンクレバー35,36の一
端部が相対回転可能に連結されているとともに、これら
の第2揺動リンクレバー35,36の他端部にそれぞれ
揺動ロックレバー37,38の一端部が相対回転可能に
連結されている。各揺動ロックレバー37,38は互い
に同一形状に形成され、揺動ユニット12の前後フレー
ム12a,12bに揺動支点軸19に対して相対位置が
高精度に保持されて設けられた揺動支点ピン39,40
に、それぞれ、がたなく揺動可能に保持されている。す
なわち、各揺動ロックレバー37,38の揺動支点は揺
動支点軸19に対して高精度に位置決めされている。そ
して、揺動支点軸19の回転に第1および第2揺動リン
クレバー33,34;35,36を介して連動して各揺動
ロックレバー37,38が揺動支点ピン39,40を中心
にして揺動回転するようになっている。
【0036】これらの揺動ロックレバー37,38の各
他端部には、それぞれ、後述する第2位置決め部の位置
決めピン41,42にがたなく係合することにより現像
ユニット11を正規の位置に設定し保持する円弧状凹部
の現像ユニット正規位置設定部37a,38aおよび位
置決めピン41,42を押圧しながらこれらの現像ユニ
ット正規位置設定部37a,38aにガイドする押圧ガ
イド部37b,38bが形成されている。現像ユニット
正規位置設定部37a,38aは、いずれもそれらの揺
動支点に対して高精度に位置決めされている。
【0037】現像ユニット11の前後フレーム11a,
11bに、第1位置決め部である現像ユニットXおよび
Y方向位置決め部11x,11yに対して相対位置が高
精度に保持されて位置決めピン41,42が設けられて
いる。これらの位置決めピン41.42は、現像ユニッ
ト11と感光体ユニット5との位置決めを高精度に行
う、現像ユニット11に設けられた第2の位置決め部を
構成している。なお、図5および図6においてカッコを
付された符号は、画像形成装置1の後側(図1において
図面の裏側)に配置された部材を、前側に配置された部
材に対応させて便宜上示すものである。
【0038】揺動ロックレバー37,38が位置決めピ
ン41,42に係合して現像ユニット11を正規の水平
位置に保持しながら、現像ユニットXおよびY方向位置
決め部11x,11yがそれぞれ感光体ユニットXおよ
びY方向位置決め部5x,5yに当接した現像ユニット
11の当接位置では、揺動ロックレバー37,38は現
像ユニット11を感光体ユニット5にほとんど押圧しな
いようになっている。揺動支点軸19には、操作レバー
43がこの揺動支点軸19と一体回転可能に支持されて
おり、この操作レバー43の回転操作により、揺動支点
軸19が回転し、更に、第1および第2揺動リンクレバ
ー33,34;35,36を介して各揺動ロックレバー3
7,38が揺動支点ピン39,40を中心にして揺動回転
するようになっている。そして、図6に示す現像ユニッ
ト11が感光体ユニット5から十分に離間した退避位置
にある状態から、操作レバー43が揺動支点軸19を中
心に図6において時計方向に回転操作されることによ
り、揺動支点軸19、第1および第2揺動リンクレバー
33,34;35,36を介して各揺動ロックレバー37,
38が揺動支点ピン39,40を中心にして反時計方向
に揺動し、押圧ガイド部37b,38bがそれぞれ位置
決めピン41,42に当接してこれらのピン41,42を
介して現像ユニット11を、揺動支点軸19を中心に反
時計方向つまり感光体ユニット5に当接させる方向に揺
動するようになっている。
【0039】更に、図5および図6に示すように保持ユ
ニット12には、操作レバー43の回転操作により現像
ユニット11を感光体ユニット5に当接させる方向に揺
動させた際、前述のように第1および第2揺動リンクレ
バー33,34;35,36が操作レバー43の回転に連
動して回転するが、後述するように揺動ロックレバー3
7,38がそれぞれ位置決めピン41,42に係合して現
像ユニット11を正規の水平位置に保持した後、更に操
作レバー43が回転操作されて揺動ロックレバー37,
38が位置決めピン41,42を介して現像ユニット1
1を所定の押圧力で感光体ユニット5に押圧した状態
で、第2揺動リンクレバー35,36が当接してこれら
のレバー35,36のそれ以上の回転を阻止するストッ
パ44,45が設けられている。
【0040】ストッパ44が設けられる位置は、揺動ロ
ックレバー37が位置決めピン41に係合して現像ユニ
ット11を正規の水平位置に保持した状態で、第1およ
び第2揺動リンクレバー33,35の連結点46の位置
が、第2揺動リンクレバー35と揺動ロックレバー37
との連結点47と揺動支点軸19とを結ぶ直線αより図
5において右側に移動して、第2揺動リンクレバー35
がこのストッパ44に当接したとき、第1および第2揺
動リンクレバー33,35はトグル作用によりこれらの
レバー33,35どうしが突っ張りあって、揺動ロック
レバー37を介して現像ユニット11を大きな押圧力で
感光体ユニット5に押圧し、現像ユニット11は大きな
保持力で感光体ユニット5に押圧された状態に保持され
るようになっている。
【0041】また、連結点46が直線αを超えて左側か
ら右側に移動する際、第1および第2揺動リンクレバー
33,35のトグル作用が逆に変化することでクリック
感が生じ、このクリック感を操作レバー43を介して知
ることで、現像ユニット11が感光体ユニット5に所定
の押圧力で押圧された状態に設定されたことが分かるよ
うになっている。保持ユニット12の後側にも、このス
トッパ44と同様にして第2揺動リンクレバー36が当
接するようにストッパ45が設けられている。
【0042】更に、現像ユニット11に設けられた位置
決めピン41と保持ユニット12に設けられたばね支持
ピン48との間には巻きばね49(図5および図6にの
み図示)が設けられており、この巻きばね49は現像ユ
ニット11を持ち上げる方向、つまり揺動支点軸19を
中心に図5において反時計方向に常時付勢している。す
なわち、図5に示す第2揺動リンクレバー35,36が
ストッパ44,45に当接して揺動ロックレバー37,3
8により現像ユニット11が感光体ユニット5に所定の
押圧力で押圧されている状態では、巻きばね49のばね
力FSの作用方向は揺動ロックレバー37,38の方向と
なっているが、このばね力FSの成分F Rが現像ユニット
11を持ち上げる方向に作用するようになっている。巻
きばね49のばね力は、図5に示す状態ではこの現像ユ
ニット11を持ち上げることができなく、この現像ユニ
ット11を押圧する押圧力がなくなると、現像ユニット
11をその自重に抗して退避位置まで持ち上げることが
でき、更にこの現像ユニット11の退避位置で現像ユニ
ット11の自重と釣り合う大きさに設定されている。こ
れにより、現像ユニット11は巻きばね49のばね力に
よって持ち上げられれ退避位置に移動されるようになっ
ている。
【0043】そして、この巻きばね49のばね力FS
作用方向が現像ユニット11wp持ち上げるにつれて現
像ユニット11の回転方向に向いてくるので、現像ユニ
ット11を回転させる力の成分FRが次第に大きくな
り、現像ユニット11が図6に示す待避位置に設定され
たときは、この成分FRは最大となるように設定されて
いる。なお、現像ユニット11の後側にも、この巻きば
ね49と同様に、現像ユニット11を持ち上げる方向に
作用するばねを設けてもよい。
【0044】ところで、この例の画像形成装置1では、
揺動支点軸19が次のように設けられている。すなわ
ち、揺動支点軸19は、現像ユニット11が当接位置か
ら待避位置へ揺動するとき、現像器7,8,9,10の現
像ローラ7a,8a,9a,10aがすべて現像ユニット
11のより少ない揺動角度で感光体3から効果的に離れ
る方向に移動する位置に設けられている。具体的には、
図7に示すように揺動支点軸19は、現像ユニット11
における一番上にあるイエローの現像器7側の上端部に
設けられている。揺動支点軸19のこの位置では、揺動
支点軸19が揺動支点軸19から最も近いイエローの現
像ローラ7aからでも最も離れており、現像ユニット1
1のより少ない揺動角度で、各現像ローラ7a,8a,9
a,10aがすべて感光体3から効果的に離れるように
されている。
【0045】また、揺動支点軸19をこの位置に設ける
ことで、図8に示すように現像ユニット11の待避位置
では、すべての現像器7,8,9,10は、それらの一端
側に保持された現像ローラ7a,8a,9a,10aが下
に位置し、またそれらの他端側に保持されたトナーカー
トリッジ7b,8b,9b,10bが上に位置するように
傾斜されている。したがって、トナーカートリッジ7
b,8b,9b,10bを交換するために現像ユニット1
1が待避位置に設定された状態で保持ユニット12が本
体2外に引き出され、本体2外に露出された各現像器
7,8,9,10からトナーカートリッジ7b,8b,9b,
10bが取り出されたとき、各現像器7,8,9,10の
ホッパー部7c,8c,9c,10cが上方に開口するた
め、各現像器7,8,9,10内のトナーは外に噴き出し
難くなっている。
【0046】更に、現像ユニット11が当接位置から待
避位置へ揺動するとき、各現像器7,8,9,10がこの
ように傾斜することによって、トナーカートリッジ7
b,8b,9b,10b内のトナーが各現像器7,8,9,1
0のホッパー内に移動し易くなる。これにより、現像ユ
ニット11が一旦待避位置へ揺動した後、再び当接位置
に揺動すると、図7に示すようにこの揺動動作直後の各
現像器7,8,9,10のホッパー部7c,8c,9c,10
c内にはトナーが十分に蓄えられるようになる。
【0047】次に、このように構成されたこの例の画像
形成装置1における、保持ユニット12の引出および挿
入動作と現像ユニット11の感光体ユニット5に対する
当接および離間動作とについて説明する。これらの動作
説明は、まず、図6に示す現像ユニット11の待避位置
において保持ユニット12の本体2からの引出動作から
始める。現像ユニット11が巻きばね49のばね力で保
持された待避位置では、各現像ローラ7a,8a,9a,
10aがOPC3から十分離間した位置にある。また、
各現像器7,8,9,10は各現像ローラ7a,8a,9a,
10aが下に位置し、かつ各トナーカートリッジ7b,
8b,9b,10bは上に位置して傾斜している。更に、
操作レバー43が鉛直方向に設定されており、図5に示
すように揺動ロックレバー37,38の現像ユニット正
規位置設定部37a,38aおよび押圧ガイド部37b,
38bがいずれも現像ユニット11の位置決めピン4
1,42から離間している。この状態で保持ユニット1
2を本体2の手前に引くと、保持ユニット側レール22
が中間レール24に対して伸び出し、また中間レール2
4が本体側レール23に対して伸び出し、これらの両レ
ール22,24が最大限伸び出ると、保持ユニット12
が本体2から最大限引き出された所定の引出位置に設定
される。
【0048】この保持ユニット12の引出位置で、現像
器7,8,9,10のトナーカートリッジ7b,8b,9b,
10bの少なくとも1つが交換のため取り外されると、
その現像器のホッパー部が上方に開口する。新しいトカ
ートリッジが取り付けられてトナーカートリッジの交換
が行わると、保持ユニット12を本体2内へ押し込む
と、保持ユニット側レール22が中間レール24内に進
入し、また中間レール24が本体側レール23内に進入
し、各レール22,24の端が対応する各ストッパ32,
32に当接して各レール24,23内に最大限進入する
と、保持ユニット11が本体2の所定の装着位置に設定
される。この保持ユニット12の引出、挿入動作時は、
現像ユニット11の感光体ユニット5に対してXおよび
Y方向の相対位置は変わらなく、これらの現像ユニット
11および感光体ユニット5は図6に示す状態となって
いる。
【0049】保持ユニット12が本体2の装着位置に設
定された後、操作レバー43を図6において時計方向に
回転操作すると、揺動支点軸19も時計方向に回転す
る。この揺動支点軸19の時計方向の回転で、第1揺動
リンクレバー33,34および第2揺動リンクレバー3
5,36を介して、揺動ロックレバー37,38が揺動支
点ピン39,40を中心に反時計方向に回転する。な
お、このとき第1揺動リンクレバー33,34は揺動支
点軸19と同方向に回転し、また第2揺動リンクレバー
35,36は揺動ロックレバー37,38との連結点を中
心に反時計方向に自転しかつ揺動支点ピン39,40を
中心に反時計方向に公転する。
【0050】揺動ロックレバー37,38の反時計方向
の回転で、それらの押圧ガイド部37b,38bがそれ
ぞれ位置決めピン41,42に当接し、これらの位置決
めピン41,42を押圧する。すると、現像ユニット1
1は巻きばね49のばね力に抗して揺動支点軸19を中
心に反時計方向に揺動する。現像ユニット11の反時計
方向の回転開始時は、巻きばね49のばね力FSの作用
方向が現像ユニット11の回転方向に近い方向となって
いて、現像ユニット11を時計方向に回転させるばね力
Sの成分FRが大きいものとなっているが、このばね力
Sの成分FRは現像ユニット11の自重で打ち消される
ので、現像ユニット11の感光体ユニット5への当接動
作開始時における操作レバー43の操作力が小さく、そ
の操作は容易となる。そして、現像ユニット11が反時
計方向に回転するにつれて、巻きばね49のばね力FS
の作用方向が次第に現像ユニット11の回転半径方向に
近づいてくるので、ばね力FSの成分FRが次第に小さく
なり、操作レバー43の操作は更に一層容易となる。
【0051】操作レバー43の回転操作による現像ユニ
ット11の反時計方向の揺動回転で、現像ユニット11
の現像ユニットX方向位置決め部11xおよび現像ユニ
ットY方向位置決め部11yが、それぞれ、揺動支点軸
19と貫通孔11e,11fとの径差によるがたにより
同時にまたはほぼ同時に感光体ユニット5の感光体ユニ
ットX方向位置決め部5xおよび感光体ユニットY方向
位置決め部5yに当接する。これにより、現像ユニット
11が感光体ユニット5に対してX方向およびY方向に
直接位置決めされる。
【0052】このようにして、現像ユニット11が感光
体ユニット5に本体2を介することなく直接位置決めさ
れ、しかも、感光体ユニット5が本体2に高精度に位置
決めされているとともに、感光体ユニットXおよびY方
向位置決め部5x,5yがともにOPC3に対して高精
度に位置決めされ、また、保持ユニット12が本体2に
対して精度良く位置決めされ、更に、現像ユニット11
の11x,11yが揺動支点軸19に対して精度よく位
置決めされているので、現像ユニット11と感光体ユニ
ット5とのX方向およびY方向の位置決めが高精度に行
われるようになる。
【0053】ところで、このように現像ユニット11が
感光体ユニット5に対してX方向およびY方向に位置決
めされても、揺動支点軸19と貫通孔11e,11fと
の間のがたにより、貫通孔11e,11fの斜め右上の
面が揺動支点軸19の斜め右上の面に当たって現像ユニ
ット11が若干落ち込んだ状態になっている可能性があ
る。そこで、操作レバー43を更に時計方向に回転操作
して図5に示す水平方向に設定すると、揺動ロックレバ
ー37,38が更に反時計方向に回転するので、位置決
めピン41,42がそれぞれ押圧ガイド部37b,38b
により若干持ち上げられて、図5に示すように現像ユニ
ット正規位置設定部37a,38aに嵌合する。これに
より、現像ユニット11は揺動ロックレバー37,38
に押さえ込まれて堅固にロックされ、正規の水平位置に
設定かつ保持される。また、現像ユニットX方向位置決
め部11xおよび現像ユニットY方向位置決め部11y
がともに感光体ユニットX方向位置決め部5xおよび感
光体ユニットY方向位置決め部5yに当接して、現像ユ
ニット11と感光体ユニット5とのXおよびY方向の位
置決めが行われるようになる。
【0054】操作レバー43が更に時計方向に回転操作
されると、第1揺動リンクレバー33,34がそれぞれ
更に時計方向に回転するとともに、第2揺動リンクレバ
ー35,36がそれぞれ揺動ロックレバー37,38との
連結点47を中心に反時計方向に回転して、連結点46
が直線αの方へ移動していき、図5に示すように連結点
46が直線αを超えて右側に移動して第2揺動リンクレ
バー35,36がストッパ44,45に当接し、第2揺動
リンクレバー35,36のそれ以上の回転が阻止され
る。この状態では、第1および第2揺動リンクレバー3
3,34;35,36どうしのトグル作用による突っ張り
あいで生じる大きな押圧力で揺動ロックレバー37,3
8が現像ユニット11を感光体ユニット5に押圧してい
る。
【0055】このようにして、揺動支点ピン39,40
が保持ユニット12に揺動支点軸19に対して高精度に
位置決めされて設けられているとともに位置決めピン4
1,42が現像ユニットXおよびY方向位置決め部11
x,11yに対して高精度に位置決めされて設けられて
いるので、図5に示すように現像ユニット11は正規の
水平位置に高精度に保持された状態で感光体ユニット5
に対して本体2を介することなく直接X方向およびY方
向のいずれの方向にも更に一層高精度に位置決めされる
ようになる。
【0056】また、現像ユニット11が所定の押圧力で
感光体ユニット5に押圧されているので、巻きばね49
のばね力が現像ユニット11に感光体ユニット5から離
隔する方向に作用されていても、現像ユニット11を感
光体ユニット5に対して正規の水平位置でX方向および
Y方向に高精度の位置決めされた状態に確実に保持され
るようになるとともに、各現像器7,8,9,10の各現
像ローラ7a,8a,9a,10aがそれぞれ現像時にO
PC3に当接したとき、その反力で現像ユニット11が
感光体ユニット5から離間しようとしても、現像ユニッ
ト11は感光体ユニット5から離間することはない。
【0057】図5に示す現像ユニット11が感光体ユニ
ット5に対して正規位置でXおよびY方向に位置決めさ
れ、かつ所定の押圧力で現像ユニット11が感光体ユニ
ット5に押圧されている状態から、トナーカートリッジ
7b,8b,9b,10bの交換等のため、保持ユニット
12を本体2から引き出すには、まず、操作レバー43
を図5において反時計方向に回転操作する。すると、揺
動支点軸19が同方向に回転するので、第1揺動リンク
レバー33も反時計方向に回転し、連結点46が直線α
の左側に移動する。このときのクリック感で操作レバー
43の操作力f解除されると、巻きばね49のばね力に
より現像ユニット11が反時計方向に揺動し持ち上げら
れる。すると、現像ユニット11は感光体ユニット5と
の当接位置から移動するので、現像ユニットX方向位置
決め部11xおよび現像ユニットY方向位置決め部11
yが、それぞれ、感光体ユニット5の感光体ユニットX
方向位置決め部5xおよび感光体ユニットY方向位置決
め部5yから離間する。このとき、各現像器7,8,9,
10の現像ローラ7a,8a,9a,10aがすべて上方
に移動するようになる。また、揺動ロックレバー37,
38も時計方向に回転して、現像ユニット正規位置設定
部37a,38aがそれぞれ位置決めピン41,42から
外れるようになる。
【0058】現像ユニット11が持ち上げられるにつれ
て巻きばね49のばね力FSの作用方向が現像ユニット
11の回転方向に次第に向いてくるので、ばね力FS
成分FRによる現像ユニット11を時計方向に回転させ
る力が次第に大きくなってくる。このため、現像ユニッ
ト11は確実に持ち上げられるにようになる。
【0059】巻きばね49のばね力と現像ユニット11
の自重とが釣り合って、現像ユニット11が待避位置に
設定保持されると、操作レバー43が図6に示す鉛直位
置に回転操作されて、図示しないロック手段でこの位置
に保持される。こうして、巻きばね49のばね力で現像
ユニット11が持ち上げられて待避位置に確実に設定保
持されるようになる。なお、操作レバー43は、揺動ロ
ックレバー37,38が位置決めピン41,42に当接し
たままの位置に保持されるようにすることもできる。以
後、前述したように保持ユニット12が本体2から引き
出される。こうして、保持ユニット11の本体2に対す
る引出および挿入動作と、現像ユニット11の感光体ユ
ニット5に対する当接および離間動作とが行われる。
【0060】次に、この例の画像形成装置1の画像形成
動作について説明する。通常は、保持ユニット12が本
体2内の装着位置に保持され、現像ユニット11が感光
体ユニット5に当接した当接位置に保持されている。そ
して、画像形成装置1の非画像形成時は、各現像ローラ
7a,8a,9a,10aがOPC3から離間した状態に
設定されており、この状態で画像形成操作が行われる
と、OPC3が図1において反時計方向に回転し、OP
C3が帯電された後、LSU6によって、形成しようと
する画像がOPC3の表面に露光され、OPC3の表面
にこの画像の潜像が形成される。次に、イエローの現像
器7が作動されてイエローの現像ローラ7aがOPC3
に対して当接または近接されて現像位置に設定されて、
OPC3上の潜像に対してイエローの現像が行われ、イ
エローのトナナー像が形成される。次に、このイエロー
のトナー像は中間転写体13に中間転写され、中間転写
後のOPC3上の残留トナーが感光体クリーナ4によっ
て除去され、収容される。
【0061】次にOPC3が除電された後、再び前述同
様にOPC3に対して帯電露光されて、形成しようとす
る画像の潜像がOPC3上に形成される。次いで、シア
ンの現像器9が駆動されて、イエローの場合と同様にシ
アンの現像が行われて、OPC3上にシアンのトナー像
が形成され、このトナー像が中間転写体13に中間転写
される。以後、同様にしてマゼンタおよび黒の現像が順
次行われ、これらのマゼンタおよび黒のトナー像が順次
OPC3から中間転写体13に中間転写されて、色合わ
せされる。中間転写体13で色合わせされたトナー像
は、転写器14において、給紙カセット16または手差
し給紙トレイ17から給紙ローラ50,51により取り
出されかつゲートローラ52によって制御されて搬送さ
れてくる転写紙(不図示)に転写される。その後、転写
紙上のトナー像が定着器15で定着されて、排紙トレイ
18に搬送されて収容される。こうして、この例の画像
形成装置1によるフルカラーの画像形成が行われる。
【0062】このように、この例の画像形成装置1によ
れば、現像ユニット11を感光体ユニット5に本体2を
介さずに直接位置決めするようにしているので、現像ユ
ニット11と感光体ユニット5とのX方向およびY方向
の位置決めを高精度に行うことができるようになる。そ
の場合、画像形成の高速化にともない、現像ローラ7
a,8a,9a,10aの非現像位置での現像ローラ7a,
8a,9a,10aと感光体3との離間距離を必要最小限
の距離に設定し、しかも現像ユニット11の本体2から
引出時に現像ローラ7a,8a,9a,10aを感光体3
から十分に退避させて感光体3と干渉させずに現像ユニ
ット11を本体2から引出可能にしても、現像ユニット
11と感光体ユニット5との高精度の位置決めをより迅
速に行うことができる。これにより、この例の画像形成
装置1は画像形成の高速化に十分に対応できるようにな
る。
【0063】また、現像ユニット11の揺動中心(つま
り、貫通孔11e,11fの中心)に対して現像ユニッ
トXおよびY方向位置決め部11x,11yの位置のば
らつきがあっても、揺動支点軸19と貫通孔11e,1
1fとの径差によるがたでこのばらつきを吸収している
ので、現像ユニット11の現像ユニットXおよびY方向
位置決め部11x,11yを感光体ユニット5の感光体
ユニットXおよびY方向位置決め部5x,5yに同時に
当接させることができるようになる。しかも、揺動支点
軸19と貫通孔11e,11fとの間にがたがあって
も、揺動ロックレバー37,38で現像ユニット11を
精度良く正規の水平位置に保持するようにしているの
で、現像ユニット11と感光体ユニット5とのX方向お
よびY方向の位置決めを更に一層高精度に行うことがで
きるようになる。
【0064】更に、現像ユニット11の持ち上げは巻き
ばね49のばね力により行っているので、操作レバー4
3の操作が非常に容易になる。これにより、トーカート
リッジ7b,8b,9b,10bの交換等の現像ユニット
11の作業を行う際、ユーザーの労力を軽減できるとと
もに、現像ユニット11の当接位置および待避位置への
揺動操作が容易となり、操作性が向上する。更に、揺動
支点軸19を、現像ユニット11が当接位置から待避位
置へ揺動するとき、現像ユニット11のより少ない揺動
角度ですべての現像ローラ7a,8a,9a,10aが感
光体3から効果的に離れる方向に移動する位置に設けて
いるので、現像ユニット11の揺動スペースを小さくで
き、画像形成装置1の本体2のより一層の小型化を図る
ことが可能となる。
【0065】しかも、現像ユニット11の待避位置で
は、すべての現像器7,8,9,10を、トナーカートリ
ッジ7b,8b,9b,10bが上に、また現像ローラ7
a,8a,9a,10aが下になるように傾斜させて、本
体2外に露出した各現像器7,8,9,10からトナーカ
ートリッジ7b,8b,9b,10bを取り出したとき、
すべての現像器7,8,9,10のホッパー部7c,8c,
9c,10cを上方に開口させているので、各現像器7,
8,9,10内のトナーを外に噴き出し難くできる。これ
により、トナーカートリッジ7b,8b,9b,10bの
交換時にトナーのこぼれを抑制でき、トナーカートリッ
ジ7b,8b,9b,10bの交換作業が簡単になる。
【0066】また、現像ユニット11が待避位置にある
とき、各現像器7,8,9,10をこのように傾斜させる
ことによりトナーカートリッジ7b,8b,9b,10b
内のトナーが各現像器7,8,9,10のホッパー内に移
動し易くなるので、トナーカートリッジ7b,8b,9
b,10bの交換後、現像ユニット11を待避位置から
当接位置へ揺動させたとき、この揺動動作直後に各現像
器7,8,9,10のホッパー部7c,8c,9c,10c内
にトナーを十分に蓄えさせることができるようになる。
これにより、形成された画像の画像濃度を常時安定させ
ることができ、良好な画質の画像を得ることができる。
【0067】なお、前述の例では、現像ユニット11を
イエローの現像器7側の端部を中心に揺動可能に保持ユ
ニット12に保持しているが、図9に示すようにブラッ
クの現像器10側の端部を中心に揺動可能に保持ユニッ
ト12に保持することもできる。その場合、ブラックの
現像器10側の端部でも、ブラックの現像器10の現像
ローラ10aからできるだけ遠いトナーカートリッジ1
0bの近傍位置で揺動可能に支持するようにすれば、前
述と同様に現像ユニット11の揺動角度をより小さくで
きる。しかし、この場合は、現像ユニット11の退避位
置で、トナーカートリッジが現像ローラより下になる現
像器がある。また、前述の例では、現像ユニット11の
当接位置から待避位置への持ち上げ揺動を巻きばね49
のばね力で行い、現像ユニット11の待避位置から当接
位置への押し下げ揺動を操作レバー43の操作力で行う
ようにしているが、現像ユニット11の持ち上げを操作
レバーの操作力で行い、また現像ユニット11の押し下
げを現像ユニット11の押し下げで行うようにすること
もできる。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、現像ユニットを感光体ユニッ
トに本体を介することなく直接位置決めしているので、
現像ユニットと感光体ユニットとの位置決めをより高精
度にかつより簡単に行うことができる。その場合、画像
形成の高速化にともない、現像ローラの非現像位置での
現像ローラと感光体との離間距離を必要最小限の距離に
設定し、しかも現像ユニットの本体から引出時に現像ロ
ーラを感光体から十分に退避させて現像ローラを感光体
と干渉させずに現像ユニットを本体から引出可能にして
も、現像ユニットと感光体ユニットとの高精度の位置決
めをより迅速に行うことができる。これにより、本発明
の画像形成装置は画像形成の高速化に十分に対応できる
ようになる。
【0069】また、現像ユニットが当接位置から待避位
置へ揺動するとき、すべての現像ローラを感光体から離
れる方向に移動させるようにしているので、現像ユニッ
トのより少ない揺動角度ですべての現像ローラを感光体
から効果的に離すことができる。これにより、現像ユニ
ットの揺動スペースを小さくでき、画像形成装置の本体
のより一層の小型化を図ることができる。しかも、現像
ユニットの待避位置では、すべての現像器のトナーカー
トリッジが上に、また現像ローラが下になるようにして
いるので、各現像器からトナーカートリッジをそれぞれ
取り出したとき、すべての現像器の現像ローラが設けら
れるホッパー部を上方に開口させることができるように
なる。したがって、トナーカートリッジを取り外して
も、現像器内のトナーが外に噴き出し難くなり、トナー
カートリッジの交換時にトナーのこぼれを抑制でき、装
置の汚れを防止できるとともに、トナーカートリッジの
交換作業が簡単になる。
【0070】また、現像ユニットが待避位置にあると
き、トナーカートリッジが上に、また現像ローラが下に
してトナーカートリッジ内のトナーを各現像器のホッパ
ー内で移動し易くしているので、トナーカートリッジの
交換後、現像ユニットを待避位置から当接位置へ揺動さ
せたとき、この揺動動作直後に各現像器のホッパー部内
にトナーを十分に蓄えることができるようになる。これ
により、形成された画像の画像濃度を常時安定させるこ
とができ、良好な画質の画像を得ることができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の実施の形態の一例が
適用されたフルカラーの画像形成装置全体を模式的に示
す図である。
【図2】 図1におけるII−II線に沿う断面図である。
【図3】 図1に示す画像形成装置の感光体ユニット、
現像ユニットおよび保持ユニットの一部を部分的に拡大
して示す図である。
【図4】 保持ユニットの引出、挿入のためのレールを
示し、(a)はレールが最大に引き出された状態を示す
図、(b)はレールが縮小した状態での横断面図であ
る。
【図5】 現像ユニットが感光体ユニットに押圧されて
当接位置に設定されている状態を示す図である。
【図6】 現像ユニットが感光体ユニットから離間して
退避位置に設定されている状態を示す図である。
【図7】 現像ユニットの当接位置での現像器の状態を
示す図である。
【図8】 現像ユニットの退避位置での現像器の状態を
示す図である。
【図9】現像ユニットの揺動の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…本体、3…感光体(OPC)、
5…感光体ユニット、6…光走査系露光ユニット(LS
U)、7…イエローの現像器、7a…イエローの現像ロ
ーラ、7b…イエローのトナーカートリッジ、8…マゼ
ンタの現像器、8a…マゼンタの現像ローラ、8b…マ
ゼンタのトナーカートリッジ、9…シアンの現像器、9
a…シアンの現像ローラ、9b…シアンのトナーカート
リッジ、10…ブラックの現像器、10a…ブラックの
現像ローラ、10b…ブラックのトナーカートリッジ、
11…現像ユニット、12…保持ユニット、19…揺動
支点軸、20,21…ガイドレール、22…保持ユニッ
ト側レール、23…本体側レール、24…中間レール、
33,34…第1揺動リンクレバー、35,36…第2揺
動リンクレバー、37,38…揺動ロックレバー、37
a,38a…現像ユニット正規位置設定部、37b,38
b…ガイド面、39,40…揺動支点ピン、41,42…
位置決めピン、43…操作レバー、44,45…ストッ
パ、48…ばね支持ピン、49…巻きばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に、この本体内に位置決めされて本
    体前後方向に引出および挿入可能に装着される保持ユニ
    ットと、前記本体に位置決めされて取り付けられ、感光
    体を保持する感光体ユニットと、前記保持ユニットに位
    置決めされた揺動支点軸を中心に揺動可能に保持され、
    前記感光体ユニットに当接することによりこの感光体ユ
    ニットに対して位置決めされるとともに、所定数の現像
    器を保持する現像ユニットとを少なくとも備え、 前記現像ユニットは、感光体ユニットに当接する当接位
    置と、前記本体に対して前記保持ユニットを引出および
    挿入するとき、前記所定数の現像器の現像ローラが感光
    体ユニットに干渉しない位置に前記感光体ユニットから
    離間する離間位置との間で揺動可能となっており、 前記現像ユニットの揺動支点軸は、前記現像ユニットが
    前記当接位置から前記待避位置へ揺動するとき、前記所
    定数の現像器の一端側に設けられている現像ローラがす
    べて前記感光体から離れる方向に移動する位置に設けら
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記所定数の現像器の他端側にそれぞれ
    トナーカートリッジが着脱可能に設けられており、前記
    現像ユニットが前記離間位置に設定されているとき、す
    べての現像器がそれぞれそれらの現像ローラが下にかつ
    それらのトナーカートリッジが上になるように配設され
    ていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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