JP2001133988A - レーザ描画装置の描画方法 - Google Patents

レーザ描画装置の描画方法

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JP2001133988A
JP2001133988A JP31459499A JP31459499A JP2001133988A JP 2001133988 A JP2001133988 A JP 2001133988A JP 31459499 A JP31459499 A JP 31459499A JP 31459499 A JP31459499 A JP 31459499A JP 2001133988 A JP2001133988 A JP 2001133988A
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pattern
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dots
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JP31459499A
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English (en)
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Hiroshi Yanagisaka
博 柳坂
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ描画装置において、設計パターンに対
して描画パターンが大きくまたは小さくなる幅が奇数ド
ットである場合にも0.5ドット幅分の偏りを生ずるこ
となく、設計パターンに一致する補正された描画パター
ンを得ることのできる描画方法を提供することを目的と
している。 【解決手段】 設計パターンを描画するための描画デー
タに基づいて描画された描画パターンが、格子方向にお
いてMドット分大きくなる場合には、K=INT(M/
2)として、描画パターンが設計パターンに対して大き
くなる方向における描画パターンの両端部に対応する描
画データをそれぞれKドット分削除し、さらにMが奇数
の場合には、前記描画パターンが設計パターンに対して
大きくなる方向における前記描画パターンの一方の端部
に対応する描画データをさらに1ドット分削除して前記
描画データを補正し、前記描画装置における描画開始位
置を、前記一方の端部側に0.5ドット分シフトし、補
正された描画データに基づいて描画を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板への
パターンの描画に使用するレーザ描画装置における描画
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板に回路パターンを形成す
る方法として、回路パターンに対応したラスタデータに
応じて変調したレーザ光をポリゴンミラーなどの偏向手
段を介して基板上で走査させ、基板に直接パターンに対
応した画像を描画(露光)するレーザ描画装置が知られ
ている。
【0003】このような装置で回路パターンを描画する
場合には、ワークテーブルに載置された基板上でレーザ
ービームが主走査方向に走査し、レーザビームの主走査
に同期してワークテーブルを主走査方向と直行する方向
(副走査方向)に移動させることにより、基板上に2次
元の回路パターンに対応した画像が形成されるようにな
っており、描かれる画像の元となる描画データは、装置
に依存した所定のドットピッチで格子状に配置されたド
ットとして制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、描画データ
に基づいて描画を行った場合、エッチング後の描画パタ
ーンを実際に測定してみると、感光材料の状態、レーザ
ービームの状態、描画後の現像工程・エッチング工程等
の描画条件によって、描画パターンが設計パターンより
も大きくなる場合、または小さくなる場合がある。例え
ば、ある設計パターンに対し描画パターンが格子方向
(X軸,Y軸方向)において両端部それぞれ0.5ドッ
ト幅分大きくなるときは、1ドット分描画データを減ら
して描画をすれば所望の描画パターン幅が得られる。し
かし、このようにして得られる描画パターンは設計パタ
ーンに対して、X軸およびY軸方向の両端部いずれか一
方の方向に0.5ドット偏ったものとなる。
【0005】本発明は、描画パターンが大きくまたは小
さくなる幅が奇数ドットである場合(すなわち、両端部
いずれか一方の描画データを他方の端部に対し1ドット
幅分余分に削除または追加して補正を行う場合)にも前
記0.5ドットの偏りを生ずることなく、設計パターン
に一致する補正された描画パターンを得ることのできる
描画方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の描画方法は、所
定のドットピッチで格子状に配置されるドットによりパ
ターンを形成し、さらに、描画開始位置を0.5ドット
以下の高い精度で調整可能であるレーザ描画装置におい
て、設計パターンを描画するための描画データに基づい
て描画された描画パターンが、格子方向において設計パ
ターンと異なるサイズを有する場合に、設計パターンと
同サイズのパターンを描画するために前記描画パターン
を補正する方法であって、描画パターンのサイズが設計
パターンのサイズと異なる方向における描画パターンの
サイズが設計パターンのサイズと一致するよう、前記描
画パターンの両端部に対応する描画データを補正し、前
記補正された描画データにより描画されるパターンの描
画位置が前記設計パターンの位置に一致するように前記
描画装置における描画開始位置をシフトして描画するこ
と、を特徴とする。なお、設計パターンに対する描画パ
ターンのサイズの相違は、実際に描画を行ってエッチン
グした後に形成された描画パターンを測定して求める。
【0007】設計パターンを描画するための描画データ
に基づいて描画された描画パターンが、格子方向におい
てMドット分大きくなる場合には、K=INT(M/
2)として、描画パターンが設計パターンに対して大き
くなる方向における描画パターンの両端部に対応する描
画データをそれぞれKドット分削除し、さらにMが奇数
の場合には、前記描画パターンが設計パターンに対して
大きくなる方向における前記描画パターンの一方の端部
に対応する描画データをさらに1ドット分削除して前記
描画データを補正し、前記描画装置における描画開始位
置を、前記一方の端部側に0.5ドット分シフトし、補
正された描画データに基づいて描画を行う。
【0008】設計パターンを描画するための描画データ
に基づいて描画された描画パターンが、格子方向におい
てMドット分小さくなる場合には、K=INT(M/
2)として、描画パターンが設計パターンに対して小さ
くなる方向における描画パターンの両端部に対応する描
画データにそれぞれKドット分追加し、さらにMが奇数
の場合には、前記描画パターンが設計パターンに対して
大きくなる方向における前記描画パターンの一方の端部
に対応する描画データにさらに1ドット分追加して前記
描画データを補正し、前記描画装置における描画開始位
置を、前記一方の端部と反対側に0.5ドット分シフト
し、補正された描画データに基づいて描画を行う。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、従来より用いられ、テー
ブル上に載置される基板が所定の位置からずれている場
合に、描画開始位置を高い精度で調整することにより前
記位置ずれを相殺することができるレーザ描画装置の構
成を示すブロック図である。前記レーザ描画装置におい
て、副走査方向における位置調整は、テーブルTの移動
制御により高精度が得られる。主走査方向における位置
調整は、次に述べるように実行される。
【0010】光源111から射出されたレーザビーム
は、ハーフミラー130により描画用ビームと参照用ビ
ームに分割される。描画用ビームは、音響光学素子(A
OM)112により描画データに基づいて変調され、さ
らに、ポリゴンミラーおよびfθレンズよりなる走査光
学系113により偏向されてテーブルTに載置された基
板S上を走査する。
【0011】参照用ビームは、音響光学素子(AOM)
112を経由せず、走査光学系により偏向され走査位置
検出部116に入射する。走査位置検出部116におい
て、所定の間隔でリニアスケール129上に設けられた
スリットを通過した参照用ビームが蛍光性光ファイバ1
28に入射し、蛍光性光ファイバ128の端部より発し
た光が受光素子127により受光され、所定周期のパル
ス信号が発生される。走査位置検出部116では、前記
パルス信号に基づいて描画制御クロック信号等を生成す
る。描画制御部114は、描き出し位置制御部115を
通して送られてくる描画制御クロック信号の各パルス毎
にメモリ122のデータを1画素分づつ読み出して音響
光学素子(AOM)112に送り、ビームの変調(すな
わち主走査方向の描画)を行う。
【0012】描き出し位置制御部115では、前記描画
制御クロック信号がディレイライン126によって所定
時間(クロック間隔より十分に短い時間)づつ遅延した
複数のクロック信号が出力される。CPU117は、画
素単位より小さい量走査開始位置を移動する場合には、
前記複数のクロック信号から適正なものを用いて描画制
御クロック信号として用いて描画を行う。従って、主走
査方向における描画開始位置の高精度な調整が実現され
る。
【0013】図2は、前記レーザ描画装置の外観を示す
斜視図である。図1のブロック図に示す制御部が本体1
01に納められている。図2おいて回路パターンが書き
込まれる基板SはテーブルT上に載置される。テーブル
T上には、基準スケール103が設けられ、また、図3
に示すように基板Tを載置する際の当て付け部105が
形成されている。基板Tは図3のように当て付け部10
5に当接させてテーブルT上に載置することにより、テ
ーブルTの所定位置に位置することになる。本体101
正面にはレール104が左右に延びて設けられており、
CCDカメラ102a,102bは、レール104上に
左右に移動可能なように取り付けられている。また、基
板T上にはアラインメントマークが設けられている。
【0014】基板SがテーブルT上に載置されると、C
PU117はあらかじめ記憶している本来のアラインメ
ントマーク位置データに基づき、CCDカメラ102
a,102bを主走査方向(X方向)に移動させる。な
お、アラインメントマークのデータは、当て付け部のコ
ーナーを基準としたX,Y座標で与えられる。実際にC
CDカメラ102a,102bが到達した位置と本来の
アラインメントマーク位置データとの差を基準スケール
103の指標値に基づきカメラ位置補正量として記憶す
る。さらに、アラインメントマークデータに基づき、次
のアラインメントマークがCCDの視野に入るようにテ
ーブルTを副走査方向(Y方向)に移動し、アラインメ
ントマークを検出して本来のアラインメントマークデー
タと検出位置との差を求める。検出が終了すると、検出
により得られたアラインメントマークデータとの差に基
づき、基板Sと描画位置との差としてX方向の長さ、Y
方向の長さ、および基板の回転ずれθが計算される。な
お、回転ずれθは、テーブル駆動部119に含まれるテ
ーブル角度制御機能によりテーブルTを回転させること
により補正される。また、前述のように、Y方向のずれ
はテーブルTの移動を制御することにより、X方向のず
れは、描画時の走査のタイミングを制御することにより
補正される。
【0015】図4〜図8は、レーザ描画装置で描画を行
った結果、描画条件により、形成されるパターンが設計
値より大きくまたは小さくなる場合に、本発明の方法に
より、描画データを削除または追加して適正な補正を行
う過程を表している。
【0016】図4(a)は、設計上のパターンと該パタ
ーンを得るためのレーザ描画装置内部のメモリ上の描画
データの関係を示している。枠3で示す長方形の設計パ
ターンを得るために、ドットピッチの最小間隔を表すグ
リッド1上で、ドット2の集まりが図のように配置さ
れ、描画時のラスターデータとして用いられる。図4
(b)は、図4(a)で描こうとしたパターンが形成さ
れた状態を示している。しかし、実際に描かれる描画パ
ターンは描画時の条件により設計値に対して変化する場
合がある。
【0017】図5(a)は、図4(a)の描画データに
て描画を行った結果、描画時の条件により、設計パター
ンよりも実際の描画パターンの方が大きくなって形成さ
れた状態を表しており、X方向(主走査方向)において
左右両端部合わせて1ドット幅分が、Y方向(副走査方
向)において上下両端部合わせて1ドット幅分描画パタ
ーンが大きく形成されている。
【0018】この場合、X方向およびY方向における描
画パターンのいずれか一方の端部に対応する描画データ
を1列分削除することにより設計パターンと同じパター
ン幅を得ることができる。図5(b)は、設計パターン
と同じパターン幅を得るために、元の描画データからX
方向については図の右側の1列を、Y方向については図
の上側の1列を削った状態を示している。ここで、この
ままの状態にて描画を行うと、図5(c)で示すような
パターン7が形成されることになる。パターン7の幅は
理想的なパターン4の幅に等しい。しかし、このパター
ン7の位置は、設計パターンを示す枠3の位置に対し
て、X方向で左に0.5ドットおよびY方向で下に0.
5ドットずれている。したがって、このような場合に
は、レーザ描画装置は、X方向については描画データの
走査開始位置をドット列を削った方向(図の右方向)に
0.5ドット分ずらし、Y方向についてはテーブルを移
動することでて描画位置をドット列を削った方向(図の
上方向)に移動して描画を開始する。図6には、以上の
方法で得られたパターン8が示されており、パターンの
位置および幅が設計パターンを示す枠3と一致してい
る。
【0019】図7(a)は、図4(a)の描画データに
て描画を行った結果、描画時の条件により、設計パター
ンよりも実際の描画パターンの方が小さくなって形成さ
れた状態を表しており、X方向(主走査方向)において
左右両端部合わせて1ドット幅分が、Y方向(副走査方
向)において上下両端部合わせて1ドット幅分描画パタ
ーンが小さく形成されている。
【0020】この場合、X方向およびY方向における描
画パターンのいずれか一方の端部に対応する描画データ
に1列分データを追加することにより設計パターンと同
じパターン幅を得ることができる。図7(b)は、設計
パターンと同じパターン幅を得るために、元の描画デー
タに対しX方向については図の右側に、Y方向について
は図の上側にそれぞれ1列づつ描画データを追加した状
態を示している。ここで、このままの状態にて描画を行
うと、図7(c)で示すパターン12が形成されること
になる。パターン12の幅は設計パターン4の幅に等し
い。しかし、このパターン12の位置は、設計パターン
を示す枠3の位置に対して、X方向で右に0.5ドット
およびY方向で上に0.5ドットずれている。したがっ
て、このような場合には、レーザ描画装置は、X方向に
ついては描画データの走査開始位置をドット列を追加し
た一方の端部とは反対方向(図の左方向)に0.5ドッ
ト分移動し、Y方向についてはテーブルを移動すること
でて描画位置をドット列を追加した一方の端部とは反対
の方向(図の下方向)に移動して描画を開始する。図8
には、以上の方法で得られたパターン13が示されてお
り、パターンの位置および幅が設計パターンを示す枠3
と一致している。
【0021】図9は描画パターンが、X方向およびY方
向の両端部で合わせて3ドット分大きくなる場合に補正
を行う過程を示している。なお、ここでは、説明を簡略
化するために、X方向のみを考慮して説明する。この場
合、元の描画データを示すドット20の集まりにより描
かれる描画パターンは枠21の形状となる。ここで、X
方向の両端部で合計で3ドット幅分パターンを細らせる
ためには、M=3として、 K=INT(M/2) を計算し(INT(X)はXを超えない最大の整数を表
す)、描画データの左右両端部をそれぞれKドット(こ
の場合K=1)削除し、さらに左右両端部のいずれか一
方(図9(b)の例では左側)の一列分の描画データを
削除する。図9(b)のように変更した描画データにて
そのまま描画を行うと、結果は、パターン23のように
形成される。
【0022】パターン23は、設計パターンを示す枠2
1に対して右に0.5ドット偏っている。このような場
合には、レーザ描画装置はラスタデータの走査開始位置
を、削除量が1ドット多い図の左方向へ0.5ドット分
移動して描画を行う。図10は、この方法で得られたパ
ターン24が示されており、パターン24は設計パター
ンを示す枠21に一致している。すなわち、パターン2
4により所望の補正パターンが得られたことになる。
【0023】図11は描画パターンが、X方向およびY
方向の両端部で合わせて3ドット分小さくなる場合に補
正を行う過程を示している。なお、ここでは、説明を簡
略化するために、X方向のみを考慮して説明する。この
場合、元の描画データを示すドット30の集まりにより
描かれる描画パターンは枠31の形状となる。ここで、
X方向の両端部で合計で3ドット幅分パターンを太らせ
るためには、M=3として、 K=INT(M/2) を計算し、描画データの左右両端部にそれぞれKドット
(この場合K=1)追加し、さらに左右両端部のいずれ
か一方(図11(b)の例では左側)に一列分の描画デ
ータを追加する。図11(b)のように変更した描画デ
ータにてそのまま描画を行うと、結果は、パターン33
のように形成される。
【0024】パターン33は、設計パターンを示す枠2
7に対して左に0.5ドット偏っている。このような場
合には、レーザ描画装置はラスタデータの走査開始位置
を、追加量が1ドット多い一方の端部とは反対の図の右
方向へ0.5ドット分移動して描画を行う。図12に
は、この方法で得られたパターン34が示されており、
パターン34は設計パターンを示す枠27に一致してい
る。すなわち、パターン34により所望の補正パターン
が得られたことになる。
【0025】以上の説明では、X方向のみを考慮して行
ったが、レーザ描画装置はワークテーブルを副走査方向
(Y方向)で0.5ドットの距離で移動することで、Y
方向においても同様の補正が可能である。
【0026】次に一般的なプリント基板に対する描画を
考えると、回路パターンの描画は既に基板に開けられて
いるスルーホールに合わせて行われる。図13は、スル
ーホールに形成されるパターンを示している。図13
(a)は、ドット51の集合(描画データ)による設計
パターンを示しており、スルーホール52の周囲で枠5
3、54で示される枠内が設計パターンである。しか
し、上述したように、実際に形成されるパターンは、描
画条件により変動し、図13(b)は、結果が設計パタ
ーンよりもX方向(およびY方向)両端部合わせて1ド
ット大きい場合を示しており、枠55,56で示される
枠内にパターンが形成される。図13(c)は、結果が
設計パターンよりX方向(およびY方向)両端部合わせ
て1ドット小さい場合を示しており、枠57,58で示
される枠内にパターンが形成される。
【0027】図14および図15は、図13(b)にお
いて例示した、実際の描画パターンが設計パターンより
大きい場合に、適正な補正を行うまでの過程を図で表し
たものである。図14(a)に示すように、元の描画デ
ータであるドット61の集まりにより、スルーホール6
2の周辺で枠63,64で示される枠内にパターンが形
成されている。この場合、元の描画データから、X方向
の左右いずれか一方の端部およびY方向の上下いずれか
一方の端部で1列分ドットデータを削除する。
【0028】ここでは、一例として図14(b)のよう
に、X方向の右側の端部、Y方向の上側の端部の描画デ
ータ(白塗りのドット)を削除した場合を例示してい
る。この状態で描画をすると、図15(a)の枠66,
67で示される枠内に描画パターンが形成されることに
なり(但し、円の枠68の内部にはパターンは形成され
ない)、パターン幅としては、図13(a)で示された
設計パターンと同じ結果が得られる。しかし、ここで得
られるパターンは、図13(a)の設計パターンと比較
すると、スルーホール62に対して全体の位置がずれて
いるため、スルーホールの為のパターンとしては適切な
ものではない。このような場合にレーザ描画装置は、描
画データを1ドット幅削除した方向である、右側および
上側へ0.5ドット描画開始位置を移動する。図15
(b)は、以上述べた方法により得られたパターンを示
す枠が描かれている。本枠内のパターンは、スルーホー
ル62に対する位置が適切に補正されており、また、図
13(a)に示される設計パターンと同じ結果となって
いることが解る。
【0029】図16および図17は以上述べた本発明の
描画方法を図1のレーザ描画装置に適用した場合の動作
を示すフローチャートである。前述のように、テーブル
T上に基板Sが載置されると、位置読取部118に含ま
れるCCDカメラが基板上のアラインメント・マークを
取り込み(S1)、同じく位置読取部118に含まれる
画像処理部でその位置を算出する(S2)。読み取った
位置はCPU117へ出力され、CPU117は読み取
った位置情報を元に基板位置ずれに対する補正量を求め
る(S3)。
【0030】ここで、さらに、本発明の方法により描画
パターン幅をMドット大きく(または小さく)補正する
場合には(S4:YES)、S5の補正処理が実行され
る。図17は補正処理を示すフローチャートである。始
めに、X方向の両端部に対応する描画データをINT
(M/2)ドット、Y方向の両端部に対応する描画デー
タをINT(M/2)ドット追加(または削除)する
(S10)。Mが奇数の場合は(S11:YES)、さ
らに、X方向のいずれか一方の端部に対応する描画デー
タを1ドット、Y方向のいずれか一方の端部に対応する
描画データを1ドット追加(または削除)する(S1
2)。
【0031】S13ではS12において描画データを1
ドット追加または削除した位置に従って描画開始位置を
0.5ドット分移動すべき方向を求める。S12におい
て描画データを1ドット追加した場合の0.5ドット分
の移動方向は、X方向およびY方向において描画データ
を1ドット追加した一方の端部とは反対方向である。ま
た、S12において描画データを1ドット削除した場合
の0.5ドット分の移動方向は、X方向およびY方向に
おいて削除した一方の端部の方向である。
【0032】S6ではS3において求められた補正すべ
き書き出し位置と、S13において求められた移動方向
の両方を考慮してXおよびY方向の書き出し位置を決定
する。CPU117は、この書き出し位置に従って、描
画制御部104および描き出し位置制御部115を制御
してX方向書き出し位置を移動し、テーブル駆動部11
9を制御することでY方向書き出し位置を移動する。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、設
計パターンを描画するための描画データに基づいて描画
される描画パターンが、格子方向において設計パターン
と異なる場合にも、設計パターンと同サイズのパターン
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の補正方法が適用される、レーザ描画装
置のブロック図である。
【図2】レーザ描画装置の外観を示す斜視図である。
【図3】図2のレーザ描画装置におけるアラインメント
マークの検出を説明するための上面図である。
【図4】長方形のパターンを描画する場合の、描画デー
タと設計パターンの関係を示す図である。
【図5】図6とともに図4の長方形のパターンが太く形
成された場合に、1ドット幅分細く補正する過程を示す
図である。
【図6】図5とともに図4の長方形のパターンが太く形
成された場合に、1ドット幅分細く補正する過程を示す
図である。
【図7】図8とともに図4の長方形のパターンが細く形
成された場合に、1ドット幅分太く補正する過程を示す
図である。
【図8】図7とともに図4の長方形のパターンが細く形
成された場合に、1ドット幅分太く補正する過程を示す
図である。
【図9】図10とともにパターンの両側で合計奇数ドッ
ト分パターンを細く補正する過程を示す図である。
【図10】図9とともにパターンの両側で合計奇数ドッ
ト分パターンを細く補正する過程を示す図である。
【図11】図12とともにパターンの両側で合計奇数ド
ット分パターンを太く補正する過程を示す図である。
【図12】図11とともにパターンの両側で合計奇数ド
ット分パターンを太く補正する過程を示す図である。
【図13】スルーホール周辺に形成される描画パターン
と描画データの関係を示す図である。
【図14】図15とともにスルーホール周辺のパターン
を1ドット幅分細く補正する過程を示す図である。
【図15】図14とともにスルーホール周辺のパターン
を1ドット幅分細く補正する過程を示す図である。
【図16】図17とともに、本発明の描画方法を示すフ
ローチャートである。
【図17】図16とともに、本発明の描画方法を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
102a CCDカメラ 102b CCDカメラ 111 レーザ光源 112 音響光学素子 113 走査光学系 114 描画制御部 115 描き出し位置制御部 116 走査位置検出部 117 CPU 118 位置読取部 119 テーブル駆動部 122 メモリ 123 バッファ 124 出力制御部 125 マルチプレクサ 126 ディレイライン 127 受光素子 128 蛍光性光ファイバ 129 リニアスケール T テーブル S 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のドットピッチで格子状に配置され
    るドットによりパターンを形成するレーザ描画装置にお
    いて、 設計パターンを描画するための描画データに基づいて描
    画された描画パターンが、格子方向において設計パター
    ンと異なるサイズを有する場合に、設計パターンと同サ
    イズのパターンを描画するために前記描画パターンを補
    正する方法であって、 描画パターンのサイズが設計パターンのサイズと異なる
    方向における描画パターンのサイズが設計パターンのサ
    イズと一致するよう、前記描画パターンの両端部に対応
    する描画データを補正し、 前記補正された描画データにより描画されるパターンの
    描画位置が前記設計パターンの位置に一致するように描
    画開始位置をシフトして描画すること、を特徴とするレ
    ーザ描画装置の描画方法。
  2. 【請求項2】 所定のドットピッチで格子状に配置され
    るドットによりパターンを形成するレーザ描画装置にお
    いて、 設計パターンを描画するための描画データに基づいて描
    画された描画パターンが、格子方向においてMドット分
    大きくなる場合に、設計パターンと同サイズのパターン
    を描画するために前記描画データを補正する方法であっ
    て、 K=INT(M/2)として、描画パターンが設計パタ
    ーンに対して大きくなる方向における描画パターンの両
    端部に対応する描画データをそれぞれKドット分削除す
    ることにより前記描画データを補正し、 さらにMが奇数の場合には、 前記描画パターンが設計パターンに対して大きくなる方
    向における前記描画パターンの一方の端部に対応する描
    画データをさらに1ドット分削除して前記描画データを
    補正し、 描画開始位置を、前記一方の端部側に0.5ドット分シ
    フトし、 補正された描画データに基づいて描画を行うこと、を特
    徴とするレーザ描画装置の描画方法。
  3. 【請求項3】 所定のドットピッチで格子状に配置され
    るドットによりパターンを形成するレーザ描画装置にお
    いて、 設計パターンを描画するための描画データに基づいて描
    画された描画パターンが、格子方向においてMドット分
    小さくなる場合に、設計パターンと同サイズのパターン
    を描画するために前記描画データを補正する方法であっ
    て、 K=INT(M/2)として、描画パターンが設計パタ
    ーンに対して小さくなる方向における描画パターンの両
    端部に対応する描画データにそれぞれKドット分追加す
    ることにより前記描画データを補正し、 さらにMが奇数の場合には、 前記描画パターンが設計パターンに対して大きくなる方
    向における前記描画パターンの一方の端部に対応する描
    画データにさらに1ドット分追加して前記描画データを
    補正し、 描画開始位置を、前記一方の端部と反対側に0.5ドッ
    ト分シフトし、 補正された描画データに基づいて描画を行うこと、を特
    徴とするレーザ描画装置の描画方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8035058B2 (en) 2004-09-27 2011-10-11 Hitachi Displays, Ltd. Apparatus for repairing circuit pattern and method for manufacturing display apparatus using the same
CN111999985A (zh) * 2020-08-07 2020-11-27 深圳清溢光电股份有限公司 一种提升光刻速度的方法、装置、存储介质及终端设备

Cited By (3)

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CN111999985B (zh) * 2020-08-07 2023-01-31 深圳清溢光电股份有限公司 一种提升光刻速度的方法、装置、存储介质及终端设备

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