JP2001133156A - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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JP2001133156A
JP2001133156A JP31516599A JP31516599A JP2001133156A JP 2001133156 A JP2001133156 A JP 2001133156A JP 31516599 A JP31516599 A JP 31516599A JP 31516599 A JP31516599 A JP 31516599A JP 2001133156 A JP2001133156 A JP 2001133156A
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文信 細川
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    • F24F2203/1088Rotary wheel comprising three flow rotor segments

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の衣類乾燥機、浴室乾燥機、あるいは押
入乾燥機は、エネルギー効率が低く、乾燥室外に放出す
る再生空気によって乾燥室外の湿度を上げるという課題
を有している。 【解決手段】 加熱手段15が加熱した高温の空気が吸
着剤11と接触した後、再生風路13中に設けている熱
交換器19a、19bによって乾燥室10外から吸気し
た低温の空気と熱交換し、熱交換されて高温となった乾
燥室10外の空気を加熱手段15に送風するようにして
エネルギー効率を高め、熱交換によって再生空気を結露
させ低温低湿となった空気を乾燥室10外に排気するよ
うにして、乾燥室10外の湿度の増加を防ぐことができ
る乾燥機としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気を除湿して衣
類を乾燥したり、あるいは浴室や押入や室内を乾燥する
乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている衣類乾燥機は、図7
に示しているような構造になっている。すなわち、例え
ばビニール等で組み立て自在に形成した衣類を収容する
乾燥室1に、送風手段5が吸着剤2を介して、循環風路
3を使用して空気を循環送風しているものである。送風
手段5としては、例えばシロッコファンが使用されてい
る。また吸着剤2としては、シリカゲルあるいはゼオラ
イトが使用されている。4は、乾燥室1外の空気を吸着
剤2に導き、再び乾燥室1外に案内する再生風路であ
る。また、ダンパー等によって構成している風路切換手
段7および8は、前記循環風路3と再生風路4とを切り
換えるものである。加熱手段6は吸着剤2の風上側に配
置してあり、制御手段9の指示によって通電されて高温
の空気を吸着材2に供給するものである。この高温の空
気の供給によって、吸着剤2は吸着した水分を放出して
再生されるものである。すなわち、制御手段9は、吸着
剤2の吸着時間の合計が所定の時間に達したことを認識
すると、加熱手段6を通電して吸着剤2を再生するもの
である。この再生工程では、制御手段9は、風路切換手
段7および8を作動させ、再生風路4側が開き循環風路
3側が閉じるようにして、吸着剤2が吸着した水分を含
んだ多湿となった空気を乾燥室1内には循環させずに、
再生風路4を通って乾燥室1外に排出するようにしてい
る。
【0003】以上の構成で、図示していない操作部を使
用者が操作して、運転を開始すると、制御手段9が、循
環風路3が開くように風路切換手段7と風路切換手段8
とを作動させた状態で、送風手段5を作動させる。送風
手段5の作動によって、乾燥室1内の空気は吸着剤2を
介して再び乾燥室1に送風される循環を繰り返すもので
ある。この時、吸着剤2を通過した空気は、吸着剤2に
よって水分を吸着されて除湿され、同時に吸着剤2が発
生する吸着熱によって高温低湿となる。この高温低湿の
乾燥空気が洗濯物等の衣類を収容している乾燥室1内を
循環することによって、衣類からの湿気によって多湿と
なった空気と入れ替わり、高温低湿の空気と衣類が接触
することによって、収容している洗濯物等の衣類の乾燥
が進行していくものである。また、制御手段9は、乾燥
を開始してから所定時間が経過すると、風路切換手段7
と風路切換手段8とを作動させて再生風路4を開く。同
時に加熱手段6を通電して、送風手段5が送風する乾燥
室1外の空気を加熱する。この加熱された空気は、吸着
剤2と接触して吸着剤2を加熱し、吸着剤2が吸着した
水分を放出させるものである。放出した水分は、再生風
路4が開いているため、送風手段5の送風によって再生
風路4から乾燥室1外に排出される。こうして吸着剤2
は再生され、水分吸着能力が回復する。以上のような吸
着と再生が制御手段9によって繰り返して行われ、乾燥
室1内に収容されている洗濯物等の衣類の乾燥は進行す
るものである。
【0004】なお、前記説明では乾燥室1は、ビニール
等で組み立て自在に形成した衣類を収容するものとして
説明したが、乾燥室1を例えば浴室や押入のような家屋
の一部屋として扱えば、全く同じ構成の浴室乾燥機や押
入乾燥機となるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の衣類乾燥
機、浴室乾燥機、あるいは押入乾燥機は、エネルギー効
率が低いという課題を有している。つまり、加熱手段に
よって吸着剤を再生した後の空気は再生後も温度が高
く、このエネルギーを再生風路から乾燥室外に排気して
いるものである。また、乾燥室外に放出される再生空気
は、多湿であり、乾燥室外の湿度を上げるという課題を
有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、乾燥室の室外
から吸気した再生空気と、吸着剤を再生した後の空気と
の間で熱交換を行う熱交換器を設けるようにして、排気
される再生空気が有している熱エネルギーを有効に利用
でき、エネルギー効率の高い乾燥機としているものであ
る。また、再生空気を乾燥室外の空気で冷却することに
よって、再生空気を結露させ、再生空気の水分を低減し
て、乾燥室外に放出するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、加熱
手段が加熱した高温の空気が吸着剤と接触した後、再生
風路中に設けている熱交換器によって乾燥室外から吸気
した低温の空気と熱交換し、熱交換されて高温となった
乾燥室外の空気を加熱手段に送風するようにしてエネル
ギー効率を高め、熱交換によって再生空気を結露させ低
温低湿となった空気を乾燥室外に排気するようにして、
乾燥室外の湿度の増加を防ぐことができる乾燥機として
いる。
【0008】請求項2に記載した発明は、複数の熱交換
器を使用するようにして、乾燥室外に排気する空気の湿
度を更に低減させるようにして、エネルギー効率が高
く、確実に乾燥室外の湿度の増加を防ぐことができる乾
燥機としている。
【0009】請求項3に記載した発明は、第2送風手段
を複数の送風機で構成するようにして、再生用と冷却用
の風量の設定が適切にでき、エネルギー効率が高く、確
実に乾燥室外の湿度の増加を防ぐことができる乾燥機と
している。
【0010】請求項4に記載した発明は、吸着剤回転手
段によって吸着剤を循環風路側または再生風路側に回転
させるようにして、吸着剤を常に再生しながら運転で
き、乾燥室外の湿度の増加を防ぐことができる乾燥機と
している。
【0011】請求項5に記載した発明は、複数の熱交換
器を使用するようにして、乾燥室外に排気する空気の湿
度を更に低減させるようにして、吸着剤を常に再生しな
がら運転でき、エネルギー効率が高く、確実に乾燥室外
の湿度の増加を防ぐことができる乾燥機としている。
【0012】請求項6に記載した発明は、第2送風手段
を複数の送風機で構成するようにして、再生用と冷却用
の風量の設定が適切にでき、吸着剤を常に再生しながら
運転でき、エネルギー効率が高く、確実に乾燥室外の湿
度の増加を防ぐことができる乾燥機としている。
【0013】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を
図1によって説明する。図1は本実施例の構成を示す断
面図である。10は例えば洗濯物等の衣類を収容するビ
ニール等で組み立て自在に形成した乾燥室、或いは浴室
や押入等の家屋の一室である。(以下の説明では、洗濯
物等の衣類を収容している乾燥室10とする。)乾燥室
10の上部及び下部には、ダクト等によって構成した循
環風路12を接続している。循環風路12中には、第1
送風手段14と、吸着剤11と、加熱手段15を設けて
いる。第1送風手段14は、本実施例では遠心型の送風
機を使用しており、乾燥室10から吸気した空気を、吸
着剤11を介して再び、乾燥室10内に循環送風してい
るものである。吸着剤11の風上には加熱手段15を配
置している。
【0014】また、前記循環風路12の途中には、ダク
ト等によって構成している再生風路13を設けている。
再生風路13は、前記循環風路12とダンパー等によっ
て構成した風路切換手段17,18を介して接続してい
る。風路切換手段17,18は制御手段21の指示によ
って動作するもので、図1に実線で示している状態は循
環風路12が遮断されて、再生風路13が使用されてい
る状態を示している。点線で示している状態は、逆に再
生風路13が遮断されて循環風路12が使用されている
状態を示している。再生風路13には複数の熱交換器1
9aおよび19bが配設されている。つまり、第2送風
手段18aが吸気口13aから吸気した乾燥室10外の
空気は、加熱手段15によって加熱され、再生風路13
を流れて、吸着剤11を加熱した後熱交換器19aと熱
交換器19bを通った後、排気口13bから排気され
る。また、同時に前記再生風路13の一部には冷却風路
42を接続している。冷却風路41には、前記熱交換器
19bと第2送風手段18bを配置している。つまり、
第2送風手段18bが吸気口42aから吸気した乾燥室
10外の空気は、熱交換器19bを介して排気口42b
から排気されるものである。この結果、前記熱交換器1
9bから排気口13bに流れる空気は、一層冷却されて
低湿となるものである。
【0015】また、前記再生風路13には水抜き穴22
a、22bを設けており、熱交換器19a、19bで発
生する結露水を系外に排出している。
【0016】第1送風手段14、第2送風手段18a、
18bとして、本実施例では遠心型のシロッコファンを
使用しているが、特に遠心型のシロッコファンに限定す
る必要はないものである。また本実施例では、吸着剤1
1はシリカゲルあるいはゼオライトの成型品を使用して
いる。加熱手段15はニクロムヒータや正抵抗温度係数
のセラミックヒータ等によって構成している。
【0017】以下、本実施例の動作を説明する。図示し
ていない操作部を使用者が操作して、運転を開始する
と、制御手段21が風路切換手段16と風路切換手段1
7とを作動させて、循環風路12を開き、同時に第1送
風手段14を作動させる。第1送風手段14の作動によ
って、乾燥室10内の空気は、乾燥室10の上部と乾燥
室10の下部に設けている循環風路12を使用して循環
する。循環風路12には、吸着剤11を配置している。
従って、第1送風手段14が送風する循環風は、吸着剤
11に必ず接触するものである。この接触によって、吸
着剤11を通過した空気は、空気中に含まれている水分
が吸着剤11に吸着されて除湿され、同時に吸着剤10
が発生する吸着熱を得て高温低湿の乾燥空気となるもの
である。こうして、乾燥室10の低部から供給された高
温低湿の乾燥空気は、例えば乾燥室に収容されている洗
濯物等の衣類を乾燥するように機能するものである。洗
濯物等の衣類との接触によって、衣類から蒸発した水分
を含んで低温高湿となった空気は、乾燥室10の上部か
ら第1送風手段14によって吸気され、再び、吸着剤1
1を介して、乾燥室10の低部に高温低湿の乾燥空気と
して供給されるものである。こうして、循環風路12を
使用する乾燥空気の循環によって、乾燥室10内の湿っ
た空気は乾いた空気と置き換わり、乾燥室10内の洗濯
物等の衣類の乾燥は進行する。また、乾燥室10が例え
ば浴室や押入等の家屋の一室である場合には、この浴室
や押入の乾燥が進行する。
【0018】本実施例では、制御手段21は、乾燥を開
始してから所定時間が経過すると、風路切換手段16と
風路切換手段17とを作動させて、循環風路12を閉じ
再生風路13を開くように指示する。つまり、吸着剤1
1が大量の水分を吸着して吸着能力が低下すると、再生
行程を実行するものである。この再生行程は、加熱手段
15によって吸着剤11を加熱し、吸着剤11が吸着し
ていた大量の水分を吸着剤11から離脱することによっ
て吸着剤11を再生するものである。この再生行程で
は、制御手段11は、前記風路切換手段16と風路切換
手段17の作動と同時に、加熱手段15を通電する指示
を行うものである。従って第2送風手段18aが乾燥室
10外に設けている吸気口13aから吸気した再生空気
は、熱交換器19aを通過した後、加熱手段15によっ
て加熱され、高温となって吸着剤11に接触する。この
高温の空気の接触によって、吸着剤11の温度が上昇
し、吸着剤11が前記循環中に吸湿した水分は吸着剤1
1から放出される。この放出された水分を含んで多湿と
なった再生空気は、再生風路13を通って、熱交換器1
9aさらに熱交換器19bを通って排気口13bから乾
燥室10外に排気される。
【0019】この時、本実施例では前記しているよう
に、再生風路13には2台の熱交換器19aと19bと
を備えている。熱交換器19aは、吸気口13aから吸
気した乾燥室10外の空気を余熱するように作用してい
るものである。すなわち、加熱手段15の通電によって
高温となった空気は、吸着剤11を加熱することによっ
て大部分の熱エネルギーが使用されるものではあるが、
熱交換器19aに達した時点ではまだ相当の熱エネルギ
ーを有しているものである。そこで、本実施例ではこの
熱エネルギーを吸気口13aから吸気した乾燥室10外
の空気と熱交換器19aを使用して熱交換するようにし
ているものである。この結果、吸気口13aから吸気し
た乾燥室10外の空気は加温されて、従って加熱手段1
5の通電量は少なくてすむものである、また本実施例で
は、熱交換器19aを通過して、熱交換器19aで生じ
た凝縮水を水抜き孔22aによって系外に排出されて乾
燥した乾燥空気は、前記しているように更に熱交換器1
9bを通過させて生じた凝縮水を水抜き孔22bによっ
て系外に排出してから、排気口13bから乾燥室10外
に排気するようにしている。このとき、熱交換器19b
は、第2送風手段18bが吸気口42aから吸気した乾
燥室10外の冷却空気と熱交換器19aを通過した空気
とを熱交換しているものである。この冷却風路42を使
用する熱交換によって、熱交換器19bを通過した空気
は、一層低湿となるものである。また熱交換によって生
じた凝縮水は、水抜き孔22bから系外に排出されるも
のである。なお、吸気口42aから第2送風手段18b
によって吸気された冷却風は、加温されてわずかに温度
が高くなって、排気口42bから乾燥室10外に排気さ
れる。
【0020】つまり、本実施例によれば加熱前の再生空
気が再生後の余熱で温度が高く多湿となった再生空気と
熱交換器19aで熱の授受を行う。一方、第2送風手段
18bによって吸気した乾燥室10外の空気を冷却風路
42を通して熱交換器19bに送り、熱交換器19bに
おいて、熱交換器19aを通過した後の再生空気と熱交
換して、再生空気をさらに冷却するものである。
【0021】以上のように本実施例によれば、吸着剤1
1を通過した後の多湿で比較的高温の再生空気を、熱交
換器19aを使用して、吸着剤11および加熱手段15
を通過する前の比較的低温の乾燥室10外の空気と熱交
換することによって、再生空気の熱エネルギーを顕熱と
潜熱を含めて回収することができるものである。
【0022】またこの結果、加熱手段15に送風される
空気の温度が乾燥室10外の空気の温度よりも高くなる
ため、再生空気を所定の温度まで昇温するための加熱手
段15が消費する電力は低減できるものである。すなわ
ち、エネルギー効率の高い乾燥機を実現できるものであ
る。
【0023】さらに本実施例では、熱交換器19bを使
用して、熱交換器19aを通過した空気を外気と熱交換
するようにして、熱交換器19aを通過した空気の湿度
を一層低下させるようにしているものである。このた
め、乾燥室10外の湿度の増加を防ぐことができる乾燥
機としている。
【0024】なお、本実施例では2台の熱交換器19
a、19bを使用するようにしているが、2台以上の熱
交換器を使用するようにしても支障はなく、熱交換器の
使用台数を特に2台に限定するものではない。
【0025】また本実施例では、第2送風手段を18a
と18bの2台としているが2台以上の複数であっても
同等の効果が得られるものである。また、第1送風手段
14と第2送風手段18a、18bとしてモータとシロ
ッコファンを使用しているが、本実施例は第1送風手段
14と第2送風手段18a、18bの構成を限定するも
のではない。また、第1送風手段14と第2送風手段1
8a、18bのそれぞれにモータを使用するようにして
いるが、1台のモータを共用して2台あるいは3台のフ
ァンを回転させる構成とすることも可能である。また、
第1送風手段14と第2送風手段18a、18bの設置
位置についても、乾燥室10内の空気、もしくは乾燥室
10外の空気を各風路で所定の方向に送風できるもので
あれば特に限定するものではない。
【0026】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
を図2によって説明する。図2は本実施例の構成を示す
断面図である。実施例1と共通の部分は同一番号を付し
て説明は省略する。本実施例では、再生風路13には1
台の熱交換器20を配置している。また本実施例では、
第2送風手段43を1台としており、実施例1で説明し
ている再生風路と冷却風路とを内部で仕切っているもの
である。すなわち、第2送風手段43によって乾燥室1
0外から吸気した空気は、熱交換器20を通って、一つ
は再生用空気として加熱手段15に送風され、別の一つ
は冷却風として排気口42b或いは42cから乾燥室1
0外に排気されるものである。この冷却空気は、熱交換
器20でさらに再生空気を冷却するものである。また、
21は、各部を制御する制御手段である。23は、再生
風路13に設けた、熱交換器20で発生する結露水を排
出する水抜き穴である。
【0027】第2送風手段43として、本実施例では遠
心型のシロッコファンを使用しているが、特に遠心型の
シロッコファンに限定する必要はないものである。
【0028】以下、本実施例の動作を説明する。図示し
ていない操作部を使用者が操作して、運転を開始する
と、制御手段21が風路切換手段16と風路切換手段1
7とを作動させて、循環風路12を開き、同時に第1送
風手段14を作動させる。第1送風手段14の作動によ
って、乾燥室10内の空気は、乾燥室10の上部と乾燥
室10の下部に設けている循環風路12を使用して循環
する。この循環によって、乾燥室10内には吸着剤11
によって乾燥された高温の乾燥空気が供給され、乾燥室
10内の洗濯物等の衣類は乾燥が進行する。
【0029】制御手段21は、乾燥を開始してから所定
時間が経過すると、風路切換手段16と風路切換手段1
7とを作動させて、再生風路13を開くように指示す
る。また同時に、第2送風手段43を作動させ、同時に
加熱手段15を通電する指示を行って実施例1で説明し
ている吸着剤11の再生行程を実行する。第2送風手段
43が送風する再生空気は、熱交換器20を通過して、
加熱手段15によって加熱され、高温となって吸着剤1
1に接触する。この高温の空気の接触によって、吸着剤
11の温度は上昇し、吸着剤11が循環中に吸湿した水
分は吸着剤11から放出される。こうして吸着剤11は
再生される。放出された水分を含んで多湿となった再生
空気は、再生風路13を通って、熱交換器20を通って
乾燥室10外に排気される。この時、熱交換器20は、
再生風路13を通った高温の再生空気と、第2送風手段
が乾燥室10外から吸気した空気とを熱交換する。従っ
て乾燥室10外から吸気した空気は、加温されて、加熱
手段15に送られる。従って実施例1で説明したよう
に、加熱手段15での加熱量を低減でき効率の高い乾燥
が実行できるものである。
【0030】また、実施例1で説明したと同様に、吸着
剤11から離脱した水分を含んで高温高湿の再生空気
は、熱交換器20で第2送風手段43が乾燥室10外か
ら吸気した冷却空気と熱交換されて、低温低湿となっ
て、排気口42b、排気口42cから排気される。この
とき、吸気口42aから吸気する冷却空気は大量である
ため、熱交換器20を通過する少量の再生空気は効率的
に熱交換されて冷却される。すなわち、排気口42b、
排気口42cから排気される冷却風は、非常に低湿とな
っており外気を加湿することはないものである。
【0031】以上のように本実施例によれば、吸着剤1
1を通過した後の多湿で比較的高温の再生空気を、熱交
換器20を使用して、吸着剤11および加熱手段15を
通過する前の比較的低温の乾燥室10外の空気と熱交換
することによって、再生空気が有している熱エネルギー
を効率的に回収できるものである。また、この結果加熱
手段15に供給される再生空気は外気の温度よりも高く
なっているため、加熱手段15での加熱量を低減でき、
効率の高い乾燥機を実現するものである。さらに、熱交
換器20を使用して再生空気を結露させているため、乾
燥室10外に放出する水分量を少なくでき、外気を加湿
することはないものである。
【0032】また本実施例では1台の熱交換器20を使
用して、再生風路と冷却風路とを仕切った形で使用して
いるため、1台の熱交換器で2台の熱交換器と同等の効
果が得られるものである。つまり、熱交換器の数量を1
台にすることにより部品点数を削減できる。
【0033】また本実施例では、第2送風手段43を1
台として、再生空気と冷却空気とを必要な風量に合わせ
た風路を仕切って使用しているようにしているため、1
台でも2台の送風手段を使用したものと同等の効果が得
られるものであり、部品点数を削減することができる。
【0034】なお本実施例では、第1送風手段14と第
2送風手段43のそれぞれにモータを使用するようにし
ているが、1台のモータを共用して2台のファンを回転
させる構成とすることも可能である。また、第1送風手
段14と第2送風手段43の設置位置についても、乾燥
室10内の空気、もしくは乾燥室10外の空気を各風路
で所定の方向に送風できるものであれば特に限定するも
のではない。
【0035】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図3は本実施例の構成を示す断面図
である。循環風路25はダクト等によって構成してお
り、乾燥室10の上部と下部とに接続し、第1送風手段
27を備えている。24は乾燥室10の空気から水分を
吸着する吸着剤である。第1送風手段27が循環風路2
5を通して乾燥室10の上部から吸気した空気は、吸着
剤24で除湿して乾燥室10の下部に送風循環してい
る。また、26は前記循環風路25に接して、或いは一
体となるように設けている再生風路で、熱交換器30
a、30bと加熱手段29と、前記吸着剤24を配置し
ている。28a、28bは複数の第2送風手段である。
乾燥室10外に開口している吸気口28cから第2送風
手段28aが吸気した空気は、再生空気として熱交換器
30aから再生風路26を通って、加熱手段29、吸着
剤24、熱交換器30aおよび熱交換器30bを介して
外気に開口している排気口30cから排気される。一
方、第2送風手段28bで吸気された乾燥室10外の空
気は、冷却空気として冷却風路44から熱交換器30b
に送風され乾燥室10外に排出される。冷却空気は、熱
交換器30bで熱交換器30aを通過した再生空気と熱
交換され、再生空気を冷却する。
【0036】なお、32は各手段を制御する制御手段で
ある。33a、33bは、再生風路26に設けられ、熱
交換器30a、30bで発生する結露水を排出する水抜
き穴である。
【0037】また、本実施例で使用している吸着剤24
は、図4に示すような構成となっている。図4は吸着剤
24の構成を示す斜視図である。吸着剤24はシリカゲ
ルまたはゼオライトを円柱形に成型した構成となってお
り、図示しているように軸方向に空気が流れるように多
数の貫通穴が開いているハニカム構造となっている。ま
た、吸着剤24は、回転手段35によって常時回転する
構成となっている。前記回転手段35は、ロータモータ
36とベルト37によって構成されている。つまり、吸
着剤24はロータモータ36の回転をベルト37によっ
て伝達されると、全体が回転するようになっている。ま
た、吸着剤24の表面には、仕切り板38と仕切板39
を設けており、吸着ゾーン40と再生ゾーン41とに仕
切っている。前記吸着ゾーン40には、循環風路25が
接続されており、第1送風手段27が送風する乾燥室1
0からの空気を除湿して、再び乾燥室10内に戻してい
る。再生ゾーン41には、再生風路26を接続してお
り、乾燥室10外の空気が加熱手段29を通過した後
に、再生ゾーン41に送り込まれ、吸着剤24を通過し
た後、熱交換器30a、30bを介して排気口30cか
ら排気されるものである。
【0038】本実施例の吸着剤24は、前記したよう
に、回転手段35によって回転され、吸着ゾーン40と
再生ゾーン41とを交互に回転移動するものである。つ
まり、吸着剤24は、回転することによって吸着ゾーン
40で空気を除湿した後、再生ゾーン41で加熱再生さ
れ、再び吸着ゾーン40に移動し、吸着と再生を繰り返
して、連続して、通過する循環空気を除湿するものであ
る。
【0039】以下、本実施例の動作を説明する。図示し
ていない操作部を使用者が操作して、運転を開始する
と、制御手段32によって、第1送風手段27と第2送
風手段28aと28bと加熱手段29、ロータモータ3
6が作動する。第1送風手段27によって、乾燥室10
内の空気が、循環風路25と吸着剤24とを通って循環
する。吸着剤24を通過した空気は、吸着剤24に水分
を吸着され除湿され、吸着熱を得て高温低湿の乾燥空気
になる。この乾燥空気の循環によって、乾燥室10内は
乾燥が進行する。つまり、乾燥室10を衣類乾燥機とし
て使用している場合には、収容している衣類の乾燥が進
行し、乾燥室10を浴室としている場合には浴室の乾燥
が進行し、乾燥室10が押入である場合には押入の乾燥
が進行するものである。同時に、第2送風手段28aに
よって、乾燥室10外に開口している吸気口28cから
吸気した空気は、熱交換器30aを通過して加熱手段2
9に送られる。加熱手段29の通電によって高温となっ
た空気は、吸着剤24の再生ゾーン41を通過して、吸
着剤24が吸湿した水分を放出させるものである。従っ
て、吸着剤20は再生ゾーン41を回転して通過するこ
とによって再生され、再び吸着ゾーン40で水分を吸着
するものである。また、この再生によって発生した水分
を含んで高湿となった再生空気は、第2送風手段28a
によって再生風路26を通過して、熱交換器30a、3
0bを介して、排気口30cから排気される。この熱交
換器30aを通過している間に、第2送風手段28aが
外気に開口している吸気口28cから吸気した空気を加
温するものである。すなわち、実施例1で説明したと同
様、前記再生空気が有している熱エネルギーを熱交換に
よって吸気口28cから吸気した新たな再生空気に供給
しているものである。このため、本実施例によっても、
吸着剤24の再生ゾーン41を通過した後の多湿で比較
的高温の再生空気を、熱交換器30aを使用して、吸着
剤24および加熱手段29を通過する前の比較的低温の
乾燥室10外の空気と熱交換することによって、再生空
気の熱エネルギーを回収できるものである。また、熱交
換器30bにおいては、乾燥室10外の多量の冷却空気
によって、熱交換器30aを通過した後の少量の再生空
気を冷却するため、再生空気は冷却されて低湿となるも
のである。この時に生ずる凝縮水は、再生風路26に設
けた水抜き穴33a、33bから系外に排水される。
【0040】なお本実施例によれば、吸着剤24を回転
手段35によって回転させるようにして、吸着ゾーン4
0と再生ゾーン41とを交互に通過させるようにしてい
るため、吸着と再生の工程を同時に実行でき、連続して
吸着除湿ができ除湿能力の高い乾燥機を実現できるもの
である。なお、本実施例では、回転手段35としてロー
タモータ36とベルト37を使用するようにしている
が、吸着剤24の中心軸を直接モータで回転さぜる構成
とすることも可能であり、特に吸着剤24の回転方法を
限定するものではない。
【0041】また、本実施例では、図4に示しているよ
うに、再生空気が加熱手段29を通過後に吸着剤24を
通過するようにしているが、図5に示しているような構
成とすることも可能である。すなわち、一旦吸着剤24
を通過した空気を、加熱手段29によって加熱し、この
加熱を終了した空気を再び吸着剤24を通過させる構成
とすることも考えられるものである。すなわち、本実施
例は、特に吸着剤24を通過する再生空気の流れ方を限
定するものではない。
【0042】また本実施例では、第1送風手段27と第
2送風手段28a、28bとしてモータとシロッコファ
ンを使用しているが、この構成に限定するものではな
い。また、第1送風手段27と第2送風手段28a、2
8bのそれぞれにモータを使用するようにしているが、
1台のモータを共用して2台あるいは3台のファンを回
転させる構成とすることも可能である。また、第1送風
手段27と第2送風手段28a、28bの設置位置につ
いても、乾燥室10内の空気、もしくは乾燥室10外の
空気を各風路で所定の方向に送風できるものであれば特
に限定するものではない。
【0043】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について説明する。図6は本実施例の構成を示す断面図
である。前記各実施例と共通する部分には同一の番号を
付して説明は省略する。本実施例では、第1送風手段2
7が循環風路25を介して乾燥室10の上部から吸気し
た空気を、吸着剤24で除湿して、乾燥室10の下部に
送風循環させている。また、再生風路26には、熱交換
器31と加熱手段29と、吸着剤24が配置されてい
る。
【0044】乾燥室10外に開口している吸気口45a
から第2送風手段45が吸気した空気は、熱交換器31
で再生風路26側と冷却風路44側に分かれて送風され
る。熱交換器31を通過した再生風路26側の再生空気
は、加熱手段29、吸着剤24、熱交換器31を介して
外気に開口している排気口31aから排気される。一
方、吸気口45aから第2送風手段45で吸気され、冷
却風路44を通った冷却空気は熱交換器31に送風さ
れ、熱交換器31で再生空気と熱交換された後、排気口
31aから乾燥室10外に排気される。なお、32は、
各手段を制御する制御手段である。34は、再生風路2
6に設けられ、熱交換器31で発生する結露水を排出す
る水抜き穴である。
【0045】以下、本実施例の動作を説明する。図示し
ていない操作部を使用者が操作して、運転を開始する
と、制御手段32によって、第1送風手段27と第2送
風手段45と加熱手段29、ロータモータ36が作動す
る。第1送風手段27によって、乾燥室10内の空気
が、循環風路25と吸着剤24とを通って循環する。吸
着剤24を通過した空気は、吸着剤24に水分を吸着さ
れ除湿され、吸着熱を得て高温低湿の乾燥空気になる。
この乾燥空気の循環によって、乾燥室10内は乾燥が進
行する。同時に、第2送風手段45によって、乾燥室1
0外に開口している吸気口45aから吸気した空気再生
風路26と冷却風路44にそれぞれ再生空気と冷却空気
として分かれて送風される。再生空気は、熱交換器31
を通過して加熱手段29に送られる。加熱手段29の通
電によって高温となった空気は、吸着剤24の再生ゾー
ン41を通過して、吸着剤24が吸湿した水分を放出さ
せるものである。再生によって発生した水分を含んで高
湿となった再生空気は、熱交換器31を通して、排気口
31aから排気される。この熱交換器31を通過してい
る間に、第2送風手段45が吸気した新たな再生空気を
加温するものである。すなわち、前記再生空気が有して
いる熱エネルギーを熱交換によって吸気口45aから吸
気した新たな再生空気に供給しているものである。この
ため、本実施例によっても、吸着剤24の再生ゾーン4
1を通過した後の多湿で比較的高温の再生空気を、熱交
換器31を使用して、吸着剤24および加熱手段29を
通過する前の比較的低温の乾燥室10外の空気と熱交換
することによって、再生空気が有している熱エネルギー
を回収できるものである。このとき本実施例によれば、
熱交換器31によって、第2送風手段45が吸気した乾
燥室10外の多量の冷却空気によって、再生後の少量の
再生空気をさらに冷却しているものである。このため、
再生空気は結露して水分を放出し、低湿となって排気口
31aから排気される。従って本実施例によっても、排
気空気によって乾燥室10外の湿度を高めることはない
ものである。この時に生ずる凝縮水は、再生風路26に
設けた水抜き穴34から系外に排水される。
【0046】本実施例では、1台の熱交換器31を使用
して、吸着剤24を通過した後の再生空気を、吸気口4
5aから吸気した新たな再生空気や冷却空気と熱交換し
ていするものである。また、このとき、吸気する空気を
再生風路26側と冷却風路44側とに内部で仕切ってい
るものである。このため1台の熱交換器31で、2台の
熱交換器を使用した場合と同等の効果が得られるもので
あり、熱交換器の数量を削減することができるものであ
る。
【0047】また本実施例では、1台の第2送風手段4
5を使用し、内部を仕切ることによって再生空気と冷却
空気に必要な風量を得ているものである。このため、1
台の第2送風手段45であっても、2台の第2送風手段
を使用した場合と同等の効果が得られるものであり、部
品点数を削減することができる。
【0048】なお本実施例では、第2送風手段45とし
てモータと遠心型のシロッコファンを使用しているが、
この構成に限定するものではない。また、第1送風手段
27と第2送風手段45のそれぞれにモータを使用する
ようにしているが、1台のモータを共用して2台のファ
ンを回転させる構成とすることも可能である。また、第
1送風手段27と第2送風手段45の設置位置について
も、乾燥室10内の空気、もしくは乾燥室10外の空気
を各風路で所定の方向に送風できるものであれば特に限
定するものではない。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、乾燥室の空
気から水分を吸着する吸着剤と、乾燥室の空気を吸気し
て前記吸着剤を介して再び前記乾燥室に導く循環風路
と、乾燥室外の空気を吸気して前記吸着剤を介して再び
乾燥室外に導く再生風路と、前記循環風路内に配置した
前記吸着空気を送風する第1送風手段と、前記吸着剤の
風上に配置した再生空気を加熱する加熱手段と、前記加
熱手段の風上もしくは前記吸着剤の風下のいずれか一方
または両方に配置した第1送風手段の送風経路を前記循
環風路または前記再生風路に切り換える風路切換手段
と、前記再生風路内に配置した前記加熱手段と前記吸着
剤を通過した空気を乾燥室外から吸気した空気と熱交換
する熱交換器と、乾燥室外の空気を冷却空気として前記
熱交換器に導き、熱交換後の乾燥空気を乾燥室外に排出
する冷却風路と、前記冷却風路と前記再生風路の風上も
しくは風下の合流箇所に配置した再生空気と冷却空気と
吸気し送風する第2送風手段と、前記熱交換器で発生し
た結露水を排出する水抜き穴と、前記各手段を制御する
制御手段とを有する構成として、乾燥室外の湿度の増加
を防ぐことができる乾燥機を実現するものである。
【0050】請求項2に記載した発明は、熱交換器は複
数使用し、少なくとも1つは吸着剤を加熱再生た後の再
生空気を加熱前の再生空気と熱交換し、少なくとも1つ
は吸着剤を加熱再生した後の再生空気を冷却空気と熱交
換する構成として、乾燥室外に排気する空気の湿度を更
に低減させるようにして、エネルギー効率が高く、確実
に乾燥室外の湿度の増加を防ぐことができる乾燥機を実
現するものである。
【0051】請求項3に記載した発明は、第2送風手段
は複数使用し、少なくとも1つは再生風路内に配置し乾
燥室外の空気を再生空気として再生風路に送風し、少な
くとも1つは冷却風路内に配置し乾燥室外の空気を冷却
空気として冷却風路に送風する構成として、再生用と冷
却用の風量の設定が適切にでき、エネルギー効率が高
く、確実に乾燥室外の湿度の増加を防ぐことができる乾
燥機を実現するものである。
【0052】請求項4に記載した発明は、乾燥室の空気
から水分を吸着する吸着剤と、乾燥室の空気を吸気して
前記吸着剤を介して再び前記乾燥室に導く循環風路と、
乾燥室外の空気を吸気して前記吸着剤を介して再び乾燥
室外に導く再生風路と、前記循環風路内に配置した前記
吸着空気を送風する第1送風手段と、前記吸着剤の風上
に配置した再生空気を加熱する加熱手段と、乾燥室の空
気から水分を吸着する吸着剤と、乾燥室の空気を吸着空
気として前記吸着剤を介して再び乾燥室に導く循環風路
と、乾燥室外の空気を再生空気として前記吸着剤を介し
て再び乾燥室外に導く再生風路と、前記循環風路内に設
けられて前記吸着空気を送風する第1送風手段と、前記
再生風路内の前記吸着剤の風上に設けられて再生空気を
加熱する加熱手段と、前記吸着剤の位置を前記循環風路
側または前記再生風路側に切り換える吸着剤回転手段
と、前記加熱手段と前記吸着剤を通過した空気を乾燥室
外から吸気した新たな再生空気および冷却空気と熱交換
する再生風路内に配置した熱交換器と、乾燥室外の空気
を冷却空気として前記熱交換器に導き熱交換後に乾燥室
外に排出する冷却風路と、前記冷却風路と前記再生風路
の風上もしくは風下の合流箇所に配置した再生空気と冷
却空気とを送風する第2送風手段と、前記熱交換器で発
生した結露水を排出する水抜き穴と、前記各手段を制御
する制御手段とを有する構成として、吸着剤を常に再生
しながら運転でき、乾燥室外の湿度の増加を防ぐことが
できる乾燥機を実現するものである。
【0053】請求項5に記載した発明は、熱交換器は複
数使用し、少なくとも1つは吸着剤を加熱再生した後の
再生空気を吸着材を加熱する前の再生空気と熱交換し、
さらに少なくとも1つは吸着剤を加熱再生した後の再生
空気を冷却空気と熱交換する構成として、吸着剤を常に
再生しながら運転でき、エネルギー効率が高く、確実に
乾燥室外の湿度の増加を防ぐことができる乾燥機を実現
するものである。
【0054】請求項6に記載した発明は、第2送風手段
は複数使用し、少なくとも1つは再生風路内に配置し、
乾燥室外の空気を再生空気として再生風路に送風し、更
に少なくとも1つは冷却風路内に配置し、乾燥室外の空
気を冷却空気として冷却風路に送風する構成として、再
生用と冷却用の風量の設定が適切にでき、吸着剤を常に
再生しながら運転でき、エネルギー効率が高く、確実に
乾燥室外の湿度の増加を防ぐことができる乾燥機を実現
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である乾燥機の構成を示
す断面図
【図2】本発明の第2の実施例である乾燥機の構成を示
す断面図
【図3】本発明の第3の実施例である乾燥機の構成を示
す断面図
【図4】同、吸着剤の構成を説明する説明図
【図5】同、吸着剤の別の構成を説明する説明図
【図6】本発明の第4の実施例である乾燥機の構成を示
す断面図
【図7】従来の衣類乾燥機の構成を示す断面図
【符号の説明】
10 乾燥室 11 吸着剤 12 循環風路 13 再生風路 14 第1送風手段 15 加熱手段 16 風路切換手段 17 風路切換手段 18a 第2送風手段 18b 第2送風手段 19a 熱交換器 19b 熱交換器 20 熱交換器 21 制御手段 22a水抜き穴 22b水抜き穴 23 水抜き穴 24 吸着剤 25 循環風路 26 再生風路 27 第1送風手段 28a第2送風手段 28b第2送風手段 29 加熱手段 30a熱交換器 30b熱交換器 31 熱交換器 32 制御手段 33a水抜き穴 33b水抜き穴 34 水抜き穴 35 回転手段 36 ロータモータ 37 ベルト 38 仕切り板 39 仕切り板 40 吸着ゾーン 41 再生ゾーン 42 冷却風路 43 第2送風手段 44 冷却風路 45 第2送風手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室の空気から水分を吸着する吸着剤
    と、乾燥室の空気を吸気して前記吸着剤を介して再び前
    記乾燥室に導く循環風路と、乾燥室外の空気を吸気して
    前記吸着剤を介して再び乾燥室外に導く再生風路と、前
    記循環風路内に配置した前記吸着空気を送風する第1送
    風手段と、前記吸着剤の風上に配置した再生空気を加熱
    する加熱手段と、前記加熱手段の風上もしくは前記吸着
    剤の風下のいずれか一方または両方に配置した第1送風
    手段の送風経路を前記循環風路または前記再生風路に切
    り換える風路切換手段と、前記再生風路内に配置した前
    記加熱手段と前記吸着剤を通過した空気を乾燥室外から
    吸気した空気と熱交換する熱交換器と、乾燥室外の空気
    を冷却空気として前記熱交換器に導き、熱交換後の乾燥
    空気を乾燥室外に排出する冷却風路と、前記冷却風路と
    前記再生風路の風上もしくは風下の合流箇所に配置した
    再生空気と冷却空気と吸気し送風する第2送風手段と、
    前記熱交換器で発生した結露水を排出する水抜き穴と、
    前記各手段を制御する制御手段とを有する乾燥機。
  2. 【請求項2】 熱交換器は複数使用し、少なくとも1つ
    は吸着剤を加熱再生した後の再生空気を加熱前の再生空
    気と熱交換し、少なくとも1つは吸着剤を加熱再生した
    後の再生空気を冷却空気と熱交換する請求項1に記載し
    た乾燥機。
  3. 【請求項3】 第2送風手段は複数使用し、少なくとも
    1つは再生風路内に配置し乾燥室外の空気を再生空気と
    して再生風路に送風し、少なくとも1つは冷却風路内に
    配置し乾燥室外の空気を冷却空気として冷却風路に送風
    する請求項1または2に記載した乾燥機。
  4. 【請求項4】 乾燥室の空気から水分を吸着する吸着剤
    と、乾燥室の空気を吸気して前記吸着剤を介して再び前
    記乾燥室に導く循環風路と、乾燥室外の空気を吸気して
    前記吸着剤を介して再び乾燥室外に導く再生風路と、前
    記循環風路内に配置した前記吸着空気を送風する第1送
    風手段と、前記吸着剤の風上に配置した再生空気を加熱
    する加熱手段と、乾燥室の空気から水分を吸着する吸着
    剤と、乾燥室の空気を吸着空気として前記吸着剤を介し
    て再び乾燥室に導く循環風路と、乾燥室外の空気を再生
    空気として前記吸着剤を介して再び乾燥室外に導く再生
    風路と、前記循環風路内に設けられて前記吸着空気を送
    風する第1送風手段と、前記再生風路内の前記吸着剤の
    風上に設けられて再生空気を加熱する加熱手段と、前記
    吸着剤の位置を前記循環風路側または前記再生風路側に
    切り換える吸着剤回転手段と、前記加熱手段と前記吸着
    剤を通過した空気を乾燥室外から吸気した新たな再生空
    気および冷却空気と熱交換する再生風路内に配置した熱
    交換器と、乾燥室外の空気を冷却空気として前記熱交換
    器に導き熱交換後に乾燥室外に排出する冷却風路と、前
    記冷却風路と前記再生風路の風上もしくは風下の合流箇
    所に配置した再生空気と冷却空気とを送風する第2送風
    手段と、前記熱交換器で発生した結露水を排出する水抜
    き穴と、前記各手段を制御する制御手段とを有する乾燥
    機。
  5. 【請求項5】 熱交換器は複数使用し、少なくとも1つ
    は吸着剤を加熱再生した後の再生空気を吸着材を加熱す
    る前の再生空気と熱交換し、さらに少なくとも1つは吸
    着剤を加熱再生した後の再生空気を冷却空気と熱交換す
    る請求項4に記載した乾燥機。
  6. 【請求項6】 第2送風手段は複数使用し、少なくとも
    1つは再生風路内に配置し、乾燥室外の空気を再生空気
    として再生風路に送風し、更に少なくとも1つは冷却風
    路内に配置し、乾燥室外の空気を冷却空気として冷却風
    路に送風する請求項4または5に記載した乾燥機。
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