JP2001132475A - 蒸気・ガスタービン複合サイクルによる発電システム - Google Patents

蒸気・ガスタービン複合サイクルによる発電システム

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JP2001132475A JP31975899A JP31975899A JP2001132475A JP 2001132475 A JP2001132475 A JP 2001132475A JP 31975899 A JP31975899 A JP 31975899A JP 31975899 A JP31975899 A JP 31975899A JP 2001132475 A JP2001132475 A JP 2001132475A
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武知代 ▲吉▼田
Takechiyo Yoshida
Fujio Nakamura
富士男 中村
Takamasa Oba
隆政 大庭
Masaaki Inoue
政明 井上
Masayuki Shigeta
正之 重田
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Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気温度の高い地域や日本国内における昼間
のピーク時においても発電効率を向上させることができ
るとともに、併せて純水製造用の原水の確保が困難な地
域においても、発電と並行して容易に原水を確保するこ
とが可能になる蒸気・ガスタービン複合サイクルによる
発電システムを提供する。 【解決手段】 ガスタービン1の排気によってボイラー
給水/蒸気を加熱し、得られた蒸気によって蒸気タービ
ンを駆動することにより、これら蒸気・ガスタービンの
複合サイクルによって発電する発電システムにおいて、
ガスタービン1の燃焼用空気の入口側に、燃焼用空気を
氷結しない温度まで冷却する熱交換器10を設けるとと
もに、この熱交換器10の底部に、燃焼用空気を冷却す
ることによって発生した凝縮水を分離して、ボイラー/
蒸気タービンの給水の原水として供給するための凝縮水
の回収ライン18を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化水素等を燃料
とするガスタービンと、このガスタービンの排気によっ
て発生した蒸気によって駆動される蒸気タービンとから
なる複合サイクルによる発電システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、低温液化ガスの一種である液化天
然ガス(以下、LNGと略称する。)を燃料として使用
するガスタービンと、ボイラー/蒸気タービンとを組合
わせた複合(コンバインド)サイクルを設置した発電所
が数多く建設されている。このような蒸気・ガスタービ
ン複合サイクルによる発電システムによれば、ガスター
ビンにおけるブレイトンサイクルと、蒸気タービンにお
けるランキンサイクルとの組み合わせにより、特に高効
率が得られるとともに、低公害性に優れるという利点が
ある。
【0003】ところで、上記複合サイクルによる発電シ
ステムにおいては、ガスタービンの出力が、主として燃
料流量、燃焼ガス温度および燃焼圧力によって決定され
る。一方、燃焼用の空気は、ガスタービンおよび発電機
と同軸の空気圧縮機で燃焼圧力以上まで昇圧される。こ
の空気圧縮機は、上記発電機と同じ回転数、すなわち一
定回転で運転されるので、気温が高く空気の密度が小さ
い時には、その特性上、当該空気圧縮機における処理重
量空気量を所定量にすべく作動する。このため、体積空
気量の増加をきたし、ガスタービン付帯のコンプレッサ
ーの所要電力が増加することになる結果、発電出力が低
下することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の蒸気
・ガスタービン複合サイクルによる発電システムにあっ
ては、特に東南アジアや中近東等の気温の高い場所に設
置された場合に、小さい空気密度によって、空気圧縮機
の所要軸動力が増加してしまい、逆にガスタービンの軸
出力が低下してしまう結果、複合サイクルの利点を充分
に享受し得ないという問題点があった。
【0005】また、上記発電システムにおいては、ボイ
ラー/蒸気タービン側に、蒸気を発生させるための純水
を供給する必要がある。通常、上記純水は、市水や工業
用水を原水とし、これを砂濾過、凝集沈殿、クラリファ
イヤー等の設備で前処理して不純物を所定値以下まで取
り除いた後に、さらにイオン交換樹脂と接触させてイオ
ン交換することにより製造されている。
【0006】ところが、上述した東南アジアや中近東等
の水資源の乏しい国や地域においては、純水用の原水を
確保することが難しいため、別途海水淡水化設備によっ
て海水から得られた淡水を使用して純水を製造してい
る。この結果、発電システム全体としての設備費用が高
騰化するとともに、当該純水製造のために発電した電力
の一部が消費され、よって発電効率の低下を招来すると
いう問題点があり、さらに、このような海水淡水化設備
を設置することができない地域等においては、ガスター
ビンのみのオープンサイクルを余儀なくされるという問
題点があった。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、大気温度の高い地域や、日本国内にあっては
昼間のピーク時においても発電効率を向上させることが
できるとともに、併せて純水製造用の原水の確保が困難
な地域においても、発電と並行して容易に当該原水を確
保することが可能になる蒸気・ガスタービン複合サイク
ルによる発電システムを提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る蒸気・ガスタービン複合サイクルによる発電シス
テムは、ガスタービンの排気によってボイラー給水/蒸
気を加熱し、得られた蒸気によって蒸気タービンを駆動
することにより、これら蒸気・ガスタービンの複合サイ
クルによって発電する発電システムにおいて、ガスター
ビンの燃焼用空気の入口側に、当該燃焼用空気を氷結し
ない温度まで冷却する熱交換器を設けるとともに、この
熱交換器に、燃焼用空気を冷却することによって発生し
た凝縮水を分離して、ボイラー/蒸気タービンの給水の
原水として供給するための凝縮水の回収ラインを設けた
ことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の熱交換器の燃焼用空気の入口側に、エアフィル
タが設けられていることを特徴とするものであり、さら
に請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の
熱交換器には、冷媒としての不凍液の循環供給ラインが
設けられるとともに、この循環供給ラインには、上記不
凍液をガスタービンの燃料用低温液化ガスと熱交換させ
ることによって当該不凍液を冷却する第2の熱交換器が
介装されていることを特徴とするものである。
【0010】これに対して、請求項4に記載の発明は、
請求項1または2に記載の熱交換器には、冷媒としての
不凍液の循環供給ラインが設けられるとともに、この循
環供給ラインには、ガスタービンの夜間電力により冷媒
を製造・貯蔵し、昼間に貯蔵してあった当該冷媒と不凍
液とを熱交換させることによって当該不凍液を冷却する
第2の熱交換器が介装されていることを特徴とするもの
である。
【0011】請求項1〜4のいずれかに記載の発電シス
テムによれば、ガスタービンの燃焼用空気の入口側に設
けた熱交換器によって、燃焼用空気を氷結しない温度ま
で冷却することにより、常時気温の高い地域において
も、上記ガスタービンにおける効率を上げ、処理能力を
向上させて軸出力を増加させることが可能になる。しか
も、上記熱交換器における燃焼用空気の冷却と並行し
て、当該燃焼用空気の湿度分の一部が凝縮して凝縮水が
発生し、この凝縮水を分離して回収ラインからボイラー
/蒸気タービンの給水の原水として供給しているので、
市水や工業用水等の純水製造用の原水の引込み管が不要
となる。加えて、得られた原水は、そのままイオン交換
樹脂と接触させてイオン交換することによりボイラー/
蒸気タービンの給水として使用することができるため
に、純水設備としてクラリファイヤー等の前処理設備群
も不要になり経済性に優れる。
【0012】また、特に上記原水の確保が困難な地域に
おいても、容易に原水を確保することができる結果、海
水淡水化装置等の高価な設備を要すること無く、効率的
な蒸気・ガスタービン複合サイクルによる発電を行なう
ことが可能になる。この際に、請求項2に記載の発明の
ように、上記熱交換器の燃焼用空気の入口側に、エアフ
ィルタを設ければ、得られた凝縮水の純度が向上し、よ
って純水を製造する際の前処理がより簡略化するため好
適である。
【0013】また、一般にこの種の蒸気・ガスタービン
複合サイクルにおいては、ガスタービンの燃料としてL
NG等の低温液化ガスが用いられているために、当該低
温液化ガスの冷熱を直接利用してガスタービンに取入れ
られる燃焼用空気を冷却することにより、上記ガスター
ビンの出力を増大させる試みもあるが、例えばLNG
は、その温度が−160℃程度と極めて低温であって、
かつ気化温度は0℃より遥かに低いために、直接冷熱源
として用いると、温度が低過ぎて空気中の水分が熱交換
器の伝熱面で凍結する等の問題が生じて取り扱いが難し
いうえに、さらに空気冷却器に高価な極低温材を使用し
なければならないという問題点がある。
【0014】そこで、請求項3に記載の発明のように、
上記熱交換器における冷媒として循環供給ラインから供
給される不凍液を用い、この不凍液を第2の熱交換器に
おいてガスタービンの燃料用低温液化ガスにより冷却し
たり、あるいは請求項4に記載の発明のように、ガスタ
ービンの夜間電力により冷媒を製造・貯蔵し、昼間に貯
蔵してあった当該冷媒によって冷却するようにすれば、
例えば上記不凍液を−10℃〜−5℃に冷却し、これに
よってガスタービンの燃焼用空気を3℃〜5℃程度の氷
結しない温度まで、容易に冷却することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る蒸気・ガス
タービン複合サイクルによる発電システムの一実施形態
を示すものである。図1において、符号1は、ガスター
ビンである。このガスタービン1は、圧縮機2とタービ
ン3とが同軸的に同軸的に設けられ、導入管4から圧縮
機2に吸引された燃焼用空気を当該圧縮機2において圧
縮した後、燃焼器5においてライン6から供給される天
然ガス等の燃料ガスと混合燃焼させてガスタービン3を
駆動し、出力軸7に連結された発電機8を回転させる周
知のものであり、このガスタービン1の高温排気ガス
が、排出ライン9から隣接するボイラー/蒸気タービン
(図示を略す。)の給水を加熱して、駆動用の蒸気を発
生させるようになっている。
【0016】そして、この発電システムにおいては、導
入管4の上流側に燃焼用空気を氷結しない温度まで冷却
する熱交換器10が設けられている。この熱交換器10
は、例えばフィンチューブ型のもので、その燃焼用空気
の入口には、エアフィルタ11が設けられている。ま
た、この熱交換器10には、内部に配設されたフィンチ
ューブ内を流れる冷媒として、エチレングリコール等の
不凍液が循環供給ライン12から供給されている。この
循環供給ライン12には、上記不凍液を冷却するための
冷却器(第2の熱交換器)13が介装されており、その
冷媒としてガスタービン1の燃料となるLNGやLPG
等の低温液化ガス、あるいは液化窒素が供給ライン14
から導入されている。
【0017】さらに、この熱交換器10の底部には、こ
の熱交換器10内において燃焼用空気を冷却することに
よって発生した凝縮水を分離して溜めるドレンポット1
5が設けられている。そして、このドレンポット15に
は、内部の凝縮水をポンプ16によって抜出して原水タ
ンク17に送る凝縮水の回収ライン18が接続されてお
り、この原水タンク17に貯留された凝縮水が、上記ボ
イラー/蒸気タービンの給水の原水として供給されるよ
うになっている。
【0018】次に、以上の構成からなる蒸気・ガスター
ビン複合サイクルによる発電システムの作用について説
明する。先ず、ガスタービン1に供給される燃焼用空気
は、エアフィルタ11において同伴した不純物が除去さ
れた後に、熱交換器10に送られて冷却される。これと
並行して、冷却器13に供給ライン14からLNG等の
冷媒を供給することにより、熱交換器10において冷媒
となる不凍液を−10℃〜−5℃に保持しつつ循環供給
ライン12から熱交換器10に送る。これにより、上記
燃焼用空気を、氷結しない温度、例えば3℃〜5℃まで
冷却してガスタービン1の圧縮機2に供給する。
【0019】これにより、年間を通して外気温度が20
℃を下回らないような常時気温の高い地域においても、
ガスタービン1における効率を上げ、処理能力を向上さ
せて軸出力を増加させることができる。また、熱交換器
10における燃焼用空気の冷却と並行して、燃焼用空気
の湿度分の一部が凝縮して凝縮水が発生し、この凝縮水
が熱交換器10の底部を伝わってドレンポット15に分
離収集される。そこで、このドレンポット15内の凝縮
水を、ポンプ16によって抜出して、回収ライン18か
ら原水タンク17に一旦貯留し、この原水タンク17か
ら図示されないイオン交換器に送ってイオン交換樹脂と
接触させることにより、そのままボイラー/蒸気タービ
ンの給水として使用することができる。
【0020】ちなみに、本発明者等がガスタービンの吸
込み空気に含まれる不純物を一年間計測したところ、表
1に示す結果を得た。また、この吸込み空気を、氷結し
ない温度まで冷却して分離した凝縮水に含まれる不純
物、表2に示すような結果となった。表2に示すよう
に、得られた凝縮水は、ボイラー/蒸気タービンの給水
としてイオン交換器に供給する前の原水に要求されるT
SS≦1mg/lの値を下回っており、よって通常市水
や工業用水から純水を製造する際の、砂濾過やクラリフ
ァイヤ等による前処理が不要となる純度の高い水である
ことが判明した。
【0021】
【表1】
【表2】
【0022】さらに、上記熱交換器10において得られ
る凝縮水の量に付いて試算したところ、以下のようにな
った。先ず、上記発電システムの設置場所として、年間
を通しての最低気温が約21℃で最高気温が約37℃の
インドの某地区を想定した。当該地区における大気の相
対湿度は、同様に年間を通して約64%〜約86%であ
る。図2は、上記地区に、最大出力215MWであっ
て、燃焼用空気の吸込み量が、1771.3ton/h
であるガスタービンを設置し、燃焼用空気を熱交換器1
0において大気温度から5℃まで冷却して運転した場合
の、年間を通しての最大および最小の凝縮水量を示すも
のである。
【0023】図2から、年間を通して6.9ton/h
〜33ton/hの凝縮水の回収が期待できる。これに
対して、通常上記ボイラーにおける給水のブローダウン
量および損失量は、4.2ton/hであるから、本発
明によれば、上記熱交換器10における凝縮水の回収に
よって、発電システム全体において要する給水量を供給
することができ、よって外部からの原水の供給が不要に
なることが判る。
【0024】なお、上述した実施の形態においては、熱
交換器10へ循環供給ライン12から供給される不凍液
を冷却するための冷却器(第2の熱交換器)13を設
け、この冷却器13へ供給ライン14からガスタービン
1の燃料となるLNGやLPG等の低温液化ガス、ある
いは液化窒素を冷媒として導入することにより不凍液を
冷却する場合についてのみ説明したが、これに限るもの
ではなく、上記ガスタービンの夜間電力により冷媒を製
造・貯蔵し、昼間に貯蔵してあった上記冷媒を冷却器1
3へ供給して、上記不凍液を冷却するように構成しても
よい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4のい
ずれかに記載の蒸気・ガスタービン服装サイクルによる
発電システムによれば、常時気温の高い地域において
も、ガスタービンにおける効率を上げ、処理能力を向上
させて軸出力を増加させることができるとともに、熱交
換器における燃焼用空気の冷却によって生成した凝縮水
を分離して回収ラインからボイラー/蒸気タービンの給
水の原水として供給しているので、市水や工業用水等の
純水製造用の原水の引込み管が不要となり、しかも得ら
れた原水は、そのままイオン交換樹脂と接触させてイオ
ン交換することによりボイラー/蒸気タービンの給水と
して使用することができるために、純水設備としてクラ
リファイヤー等の前処理設備群も不要になり、経済性に
優れる。この結果、特に原水の確保が困難な地域におい
ても、容易に原水を確保することができ、よって海水淡
水化装置等の高価な設備を要すること無く、また廉価な
夜間電力を利用して効率的な蒸気・ガスタービン複合サ
イクルによる発電を行なうことができる。
【0026】また、請求項2に記載の発明によれば、熱
交換器において得られた凝縮水の純度を向上させて、純
水を製造する際の前処理をより簡略化することができ、
さらに請求項3または4に記載の発明によれば、上記熱
交換器における冷媒として循環供給ラインから供給され
る不凍液を用い、この不凍液を第2の熱交換器において
ガスタービンの燃料用低温液化ガスや、あるいはガスタ
ービンの夜間電力により製造・貯蔵しておいた冷媒によ
って冷却しているので、ガスタービンの燃焼用空気を容
易に氷結しない所望の温度まで冷却することができると
いった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気・ガスタービン複合サイクル
による発電システムの一実施形態を示す全体構成図であ
る。
【図2】本発明に係る熱交換器において年間に得られる
凝縮水の想定量を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ガスタービン 8 発電機 10 熱交換器 11 エアフィルタ 12 不凍液の循環供給ライン 13 冷却器(第2の熱交換器) 14 冷媒の供給ライン 15 ドレンポット 17 原水タンク 18 凝縮水の回収ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大庭 隆政 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 井上 政明 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 重田 正之 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンの排気によってボイラー給
    水/蒸気を加熱し、得られた蒸気によって蒸気タービン
    を駆動することにより、これら蒸気・ガスタービンの複
    合サイクルによって発電する発電システムにおいて、 上記ガスタービンの燃焼用空気の入口側に、当該燃焼用
    空気を氷結しない温度まで冷却する熱交換器を設けると
    ともに、この熱交換器に、上記燃焼用空気を冷却するこ
    とによって発生した凝縮水を分離して、上記ボイラー/
    蒸気タービンの給水の原水として供給するための凝縮水
    の回収ラインを設けたことを特徴とする蒸気・ガスター
    ビン複合サイクルによる発電システム。
  2. 【請求項2】 熱交換器の上記燃焼用空気の入口側に、
    エアフィルタが設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の蒸気・ガスタービン複合サイクルによる発電
    システム。
  3. 【請求項3】 上記熱交換器には、冷媒としての不凍液
    の循環供給ラインが設けられるとともに、この循環供給
    ラインには、上記不凍液を上記ガスタービンの燃料用低
    温液化ガスと熱交換させることによって当該不凍液を冷
    却する第2の熱交換器が介装されていることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の蒸気・ガスタービン複合サ
    イクルによる発電システム。
  4. 【請求項4】 上記熱交換器には、冷媒としての不凍液
    の循環供給ラインが設けられるとともに、この循環供給
    ラインには、上記ガスタービンの夜間電力により冷媒を
    製造・貯蔵し、昼間に貯蔵してあった当該冷媒と上記不
    凍液とを熱交換させることによって当該不凍液を冷却す
    る第2の熱交換器が介装されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の蒸気・ガスタービン複合サイク
    ルによる発電システム。
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