JP2001130826A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2001130826A
JP2001130826A JP31415099A JP31415099A JP2001130826A JP 2001130826 A JP2001130826 A JP 2001130826A JP 31415099 A JP31415099 A JP 31415099A JP 31415099 A JP31415099 A JP 31415099A JP 2001130826 A JP2001130826 A JP 2001130826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stapling
unit
document
image forming
recording paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31415099A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiko Kida
保彦 木田
Hiroyuki Harada
博之 原田
Junko Ota
純子 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP31415099A priority Critical patent/JP2001130826A/ja
Publication of JP2001130826A publication Critical patent/JP2001130826A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録紙ロスや作業ロスを抑制することができ
るようにする。 【解決手段】 原稿載置部61に載置された原稿束の原
稿枚数を原稿センサSDにより検知してカウントし、原
稿画像の記録された記録紙束の記録紙枚数を原稿画像が
記録紙に記録される前に予め取得しておき、この取得し
た記録紙枚数と所定の判定値とを比較することにより記
録紙束に対するステープル処理の可否を判別し、この判
別結果を表示部476に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力画像データに
基づいて順次記録紙に画像を記録し、集積された記録紙
束に対してステープル処理を行うようにした複写機やプ
リンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置は、複写機
の場合には、原稿載置部に載置された原稿束を下流側に
順次給送する原稿給送部、給送されてきた原稿を順次読
み取る画像読取部、読み取った原稿画像を給紙カセット
等から所定のタイミングで給送されてきた記録紙に記録
する画像形成部等を備えた画像形成本体部と、この画像
形成本体部から排出された記録紙が集積されてなる記録
紙束に対してステープル処理(用紙綴じ処理)を行う用
紙処理部を備えた用紙後処理部(フィニッシャ)とから
構成されている。
【0003】このように構成された画像形成装置では、
原稿載置部に原稿束を載置し、複写部数やステープル処
理等の所定の設定を行った後に複写指示を与えると、原
稿載置部に載置された原稿束が原稿1枚毎に順次画像読
取部に給送され、原稿の読み取りが行われて画像形成部
に給送されてきた記録紙に対して原稿画像が記録され
る。この原稿画像の記録された記録紙が用紙後処理部で
順次集積されて所定の頁数に達すると、その原稿束に対
して用紙処理部でステープル処理が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録紙束の
記録紙枚数がステープルのサイズ等によって決まる所定
値、すなわち、ステープル可能な厚みに対する枚数を超
えると、用紙処理部でステープル処理を行うことができ
ないようになる。このため、上記従来の画像形成装置で
は、用紙処理部に給送されてくる記録紙の枚数を順次カ
ウントし、そのカウント値が所定値を超えるとステープ
ル処理を行わないようにすることで用紙処理不良が発生
しないような構成とされている(特開平3−63192
号公報)。
【0005】このため、複写作業開始前にステープル処
理の設定をしたにもかかわらずステープル処理が行われ
ない状態で記録紙束が排出されてきた場合、自動的にス
テープル処理を行わせたい場合には記録紙束の枚数が少
なくなるような複写モード(例えば、片面原稿の場合に
は両面複写にする。)に設定し直して複写作業をやり直
さなければならないことになり、記録紙ロスや作業ロス
が生じるという問題があった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、記録紙束に対しステープル処理を行う設定をした
場合でも記録紙ロスや作業ロスを抑制することができる
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、入力画像データに基づいて
画像形成手段により順次記録紙に画像を記録し、集積さ
れた記録紙束に対してステープル処理を行うようにした
画像形成装置において、前記記録紙束の枚数情報を画像
が記録紙に記録される前に予め取得する枚数情報取得手
段と、取得された枚数情報と所定の判定値とを比較する
ことによりステープル処理の可否を判別するステープル
可否判別手段と、少なくともステープル処理が不能と判
別されたときにその旨を報知する報知手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0008】この構成によれば、入力画像データに基づ
いて記録紙に画像を記録する前に記録紙束の枚数情報が
得られ、この得られた枚数情報と所定の判定値とが比較
されてステープル処理の可否が判別され、少なくともス
テープル処理が不能の場合には報知手段により報知され
る。このため、ステープル処理が不能と判別された場合
に、ステープル処理を自動的に行わせる必要があるとき
はステープル処理が可能な複写モード(例えば、片面原
稿の場合には両面複写にする。)に設定し直したり、原
稿束を分割して原稿枚数を減らしたりする等して記録紙
束の記録紙枚数が少なくなるようにして複写することが
できるので、従来のように複写動作のやり直しによる記
録紙ロスや作業ロスを抑制することができる。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係るものにおいて、前記入力画像データは外部装置から
入力されるものであり、前記枚数情報取得手段は前記入
力画像データに含まれるページ情報に基づいて記録紙束
の枚数情報を取得するものであることを特徴としてい
る。
【0010】この構成によれば、ワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータ等の外部装置から画像データが入
力されて記録紙に画像が記録される。この場合、記録紙
束の記録紙枚数が記録紙に画像を記録する前に入力画像
データに含まれるページ情報から得られる。このため、
請求項1の場合と同様に複写動作のやり直しによる記録
紙ロスや作業ロスを抑制することができる。
【0011】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係るものにおいて、原稿載置部に載置された原稿束を原
稿1枚毎に順次下流側に給送する原稿給送手段と、この
原稿給送手段により給送されてきた原稿を順次読み取る
原稿読取手段とを備え、前記入力画像データは前記原稿
読取手段により原稿が読み取られることにより得られる
ものであり、前記枚数情報取得手段は前記原稿束の原稿
枚数をカウントすることにより記録紙束の枚数情報を取
得するものであることを特徴としている。
【0012】この構成によれば、入力画像データが原稿
載置部に載置された原稿束の原稿画像を原稿読取手段に
より読み取ることにより得られ、記録紙束の枚数情報が
原稿載置部に載置された原稿束の原稿枚数をカウントす
ることにより得られる。このため、請求項1の場合と同
様に複写動作のやり直しによる記録紙ロスや作業ロスを
抑制することができる。
【0013】また、請求項4に係る発明は、請求項1乃
至3のいずれかに係るものにおいて、前記ステープル可
否判別手段によりステープル処理が可能と判別されたと
きに前記画像形成手段を駆動し、ステープル処理が不能
と判別されたときに前記画像形成手段を駆動しないよう
にする動作制御手段をさらに備えたことを特徴としてい
る。
【0014】この構成によれば、ステープル処理が可能
と判別された場合にだけ画像形成手段が駆動され、ステ
ープル処理が不能と判別された場合には画像形成手段が
駆動しないようにされる。このため、ステープル処理が
不能なときにステープル処理がされない状態で記録紙に
対し画像の記録が行われることがなくなる結果、複写動
作のやり直しによる記録紙ロスや作業ロスを抑制するこ
とができる。
【0015】また、請求項5に係る発明は、請求項4に
係るものにおいて、前記ステープル可否判別手段により
ステープル処理が不能と判別されたときにステープル処
理の設定を解除して前記動作制御手段による画像形成手
段の駆動を許可する駆動許可手段をさらに備えたことを
特徴としている。
【0016】この構成によれば、ステープル処理が不能
と判別された場合でも必要なときにはステープル処理を
しない状態で記録紙に対して画像の記録を行うことがで
きる。このため、手作業でステープル処理を行う等する
ことで複写動作のやり直しによる記録紙ロスや作業ロス
を抑制することができる。
【0017】また、請求項6に係る発明は、請求項1乃
至5のいずれかに係るものにおいて、片面複写や両面複
写等の複写モードを設定するモード設定手段と、前記ス
テープル可否判別手段によりステープル処理が不能と判
別されたときにステープル処理が可能となるように前記
モード設定手段により設定された複写モードの設定変更
を行うモード設定変更手段とをさらに備えたことを特徴
としている。
【0018】この構成によれば、ステープル処理が不能
と判別された場合には複写モードを設定変更することに
よりステープル処理が可能となるようにして記録紙に対
し画像が記録される。このため、複写動作のやり直しに
よる記録紙ロスや作業ロスを抑制することができる。
【0019】また、請求項7に係る発明は、請求項6に
係るものにおいて、前記設定変更手段は、ステープル処
理が可能となる複写モードを検索する検索手段と、検索
された複写モードを表示する表示手段と、表示された複
写モードを指定するモード指定手段とを備えたことを特
徴としている。
【0020】この構成によれば、ステープル処理が不能
と判別された場合にはステープル処理が可能となる複写
モードが検索されて表示手段に表示され、この表示され
た複写モードを指定することによりステープル処理が可
能な状態で記録紙に対し画像が記録される。このため、
複写動作のやり直しによる記録紙ロスや作業ロスを抑制
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る画像形成装置の内部構成を概略的に示す側面図であ
る。この図において、画像形成装置1は、画像形成装置
部2と、画像形成装置部2の左方に配設された用紙後処
理部3とを備えている。また、画像形成装置部2は、本
体部4と、本体部4の上部に配設された原稿読取部5
と、原稿読取部5の上方に配設された自動原稿給送部6
とを備えている。
【0022】本体部4は、原稿読取手段41と、光学ユ
ニット42と、感光体ドラム43を有する画像形成部4
4と、定着部45と、記録紙搬送部46とを備えてい
る。また、本体部4の上部手前側の位置に操作パネル4
7が配設され、原稿読取手段41の下方に記録紙排出部
48が配設されている。
【0023】原稿読取部5は、本体部4の頂部に装着さ
れた第1のコンタクトガラス51と、第1のコンタクト
ガラス51の左方に配設された第2のコンタクトガラス
52とを備えている。この第1のコンタクトガラス51
は、静止した原稿に対して原稿読取手段41の後述する
スキャナ412を走査させることにより画像を読み取る
静止原稿読取領域を構成し、第2のコンタクトガラス5
2は、その位置に静止したスキャナ412に対して原稿
を移動させることにより画像を読み取る搬送原稿読取領
域を構成する。
【0024】自動原稿給送部6は、原稿載置部61と、
原稿排出部62と、給紙ローラ63と、搬送ローラ64
を有する原稿搬送部65とを備えており、原稿載置部6
1に載置(セット)された原稿束(この原稿束が1ジョ
ブの原稿量となる。)が給紙ローラ63により繰り出さ
れて原稿1枚ずつが原稿搬送部65により順次第2のコ
ンタクトガラス52の位置に搬送されると共に、原稿画
像が第2のコンタクトガラス52の下方に位置するスキ
ャナ412により読み取られ、画像の読み取られた原稿
は原稿排出部62に排出されるようになっている。この
読み取られた原稿画像は、後述する記憶部84に記憶さ
れる。
【0025】また、原稿載置部61の近傍位置下流側に
は原稿センサSDが配設されており、原稿載置部61に
原稿束が載置されているか否かを検出すると共に、原稿
載置部61に載置された原稿束の各原稿が原稿センサS
Dを通過する毎に検知信号が出力され、これにより原稿
束の原稿枚数がカウントされるようになっている。この
カウントされた原稿枚数は、後述するRAM83に記憶
される。なお、原稿の両面に画像が形成されているとき
には、第2のコンタクトガラス52を通過した原稿が逆
回転する搬送ローラ64により引き戻されて反転された
後、再び第2のコンタクトガラス52の位置に給送され
ることにより反対面の画像の読み取りが行われるように
なっている。この反対面の原稿画像についても後述する
記憶部84に記憶される。
【0026】また、自動原稿給送部6は、図中の奥行側
端部を回動支点にして第1のコンタクトガラス51に対
し開閉可能に構成されており、第1のコンタクトガラス
51上に載置される原稿の押え部を兼ねた構成となって
いる。
【0027】原稿読取手段41は、左右方向に配設され
たガイドレール411と、ガイドレール411に沿って
左右方向に往復動可能に配設された画像読取手段として
のスキャナ412とを備えている。スキャナ412は、
原稿面を照明するLED等からなる光源、CCD等から
なる原稿読取部、原稿画像を原稿読取部に導くミラー等
を備えており、通常は第1のコンタクトガラス51と第
2のコンタクトガラス52との中間位置であるホームポ
ジションに待機するようになっている。
【0028】すなわち、スキャナ412は、第1のコン
タクトガラス51上に原稿が載置されてスタートボタン
がONにされると、図略の駆動モータが駆動されること
によりホームポジションから原稿の先端位置(図中の右
端)にまで移動する。そして、スキャナ412は、光源
が点灯された状態で原稿の先端位置から後端位置(図中
の左端)に移動することにより原稿面を走査して1ライ
ン毎に画像の読み取りを行う。この読み取られた画像
は、所定のデータ処理が施された後にデジタル信号に変
換され、後述する記憶部84に記憶される。スキャナ4
12は、原稿画像の読み取りが終了すると光源が消灯さ
れてホームポジションに戻る。
【0029】また、スキャナ412は、原稿載置部61
に原稿束が載置されて後述するスタートボタン471が
ONにされると、原稿センサSDの検出信号及びスター
トボタン471の操作信号に基づいて図略の駆動モータ
が駆動されることによりホームポジションから第2のコ
ンタクトガラス52の位置に移動する一方、各原稿が原
稿搬送部65により搬送されて第2のコンタクトガラス
52上を通過するとき、第2のコンタクトガラス52の
位置に静止した状態で原稿画像を1ライン毎に読み取
る。この読み取られた画像は上記と同様にして記憶部8
4に記憶される。また、スキャナ412は、原稿載置部
61に載置された原稿束のすべての原稿の画像読取が終
了した後にホームポジションに戻る。
【0030】光学ユニット42は、記憶部84から読み
出された原稿画像を感光体ドラム43に露光するもの
で、その画像データに基づいて生成された変調信号をレ
ーザ光に変換して出力する発光部、この発光部からのレ
ーザ光を感光体ドラム43に向けて反射する反射ミラー
等を備えている。
【0031】画像形成部44は、記録紙に原稿画像を記
録(転写)するもので、感光体ドラム43の周面上部に
配設された帯電器、この帯電器の下流側に配設された現
像部、この現像部の下流側に配設されたクリーニング部
等を有している。感光体ドラム43は、図略の駆動モー
タの回転駆動により矢印方向に回転され、帯電器と対向
する位置で静電領域が形成され、この静電領域に光学ユ
ニット42から出力されるレーザ光により静電潜像が形
成され、現像部と対向する位置で静電潜像がトナー像に
現像される。感光体ドラム43の対向位置には転写ロー
ラが所定間隙を介して配設されており、トナー像の形成
された感光体ドラム43は、その転写ローラと対向する
位置で記録紙にトナー像を転写し、クリーニング部と対
向する位置で表面に残留しているトナーが除去されるよ
うになっている。なお、トナー像が転写された記録紙は
定着部45で加熱されて定着される。
【0032】記録紙搬送部46は、それぞれサイズの異
なる記録紙Pが積層されて収納された複数の給紙カセッ
ト461と、給紙カセット461内の記録紙Pを外部に
引き出す給紙ローラ462と、給紙カセット461から
引き出された記録紙Pを感光体ドラム43に導くと共
に、感光体ドラム43でトナー像が形成された記録紙P
を定着部45を経由して用紙後処理部3又は記録紙排出
部48に導く記録紙搬送路463と、記録紙搬送路46
3の適所に配設されて記録紙Pを下流側に搬送する搬送
ローラ464とを備えている。
【0033】記録紙搬送路463における定着部45の
下流側位置には複写枚数をカウントするための記録紙セ
ンサSPが配設されている。また、給紙カセット461
の上方には、バイパス給紙部464が配設されており、
バイパス給紙部464に記録紙が載置されると、その記
録紙は順に給紙ローラ465により繰り出されて感光体
ドラム43側に搬送されるようになっている。
【0034】なお、第1のコンタクトガラス51上に載
置された原稿又は原稿載置部61に載置された原稿束を
ステープル処理を行わずに一部だけ複写する場合には、
複写された記録紙は記録紙排出部48に排出される。ま
た、ソートモード又はグループモードが選択されて複写
された記録紙は排出口49から用紙後処理部3側に排出
される。ここで、ソートモードとは、複数枚の原稿を複
数部複写する場合に記録紙をページ順に揃えて排出する
態様をいい、グループモードとは、複数枚の原稿を複数
部複写する場合に記録紙を各ページ毎に複写部数ずつ揃
えて排出する態様をいう。
【0035】操作パネル47は、スタートボタン471
と、駆動許可ボタン472と、ソートモード及びグルー
プモードのいずれか一方を選択する記録紙モード選択キ
ー473と、複写部数を設定するテンキー等からなる複
写部数設定キー474と、ステープル処理を指定する用
紙処理設定キー475と、片面原稿/片面複写、両面原
稿/両面複写等の種々の複写モードを設定する複写モー
ド設定キー476と、モード選択、複写部数等の設定内
容を表示する表示部477とが配設されて構成されてい
る。
【0036】この複写モードとは、原稿の片面にのみ画
像が形成されている場合にその原稿画像を記録紙の片面
にのみ記録するもの(片面原稿/片面複写)、原稿の両
面に画像が形成されている場合に各原稿画像を記録紙の
両面にそれぞれ記録するもの(両面原稿/両面複写)、
原稿の片面にのみ画像が形成されている場合に2ページ
分の原稿画像を記録紙の両面に記録するもの(片面原稿
/両面複写)、原稿の片面にのみ画像が形成されている
場合に2ページ分の原稿画像を1枚の記録紙の片面の左
右両側にそれぞれ記録するもの(片面原稿/片面2in
1複写)、原稿の両面に画像が形成されている場合に各
原稿画像を1枚の記録紙の片面の左右両側にそれぞれ記
録するもの(両面原稿/片面2in1複写)、原稿の片
面にのみ画像が形成されている場合に4ページ分の原稿
画像を1枚の記録紙の片面の上下左右の4個所にそれぞ
れ記録するもの(片面原稿/片面4in1複写)、原稿
の両面に画像が形成されている場合に各面の原稿画像を
2枚の記録紙の片面にそれぞれ記録するもの(両面原稿
/片面複写)等の種々の態様が存在する。
【0037】すなわち、この複写モードには、原稿の枚
数と記録紙の枚数とが等しい関係にある場合、原稿の枚
数よりも記録紙の枚数が少なくなる関係にある場合、及
び原稿の枚数よりも記録紙の枚数が多くなる関係にある
場合が存在する。なお、「片面原稿/片面2in1」、
「複写両面原稿/片面2in1複写」等では、通常、記
録紙は原稿サイズの倍のものが用いられる。
【0038】用紙後処理部3は、画像形成装置部2の排
出口49から排出された記録紙が搬入される搬入口31
と、搬入された記録紙を下流側に搬送する記録紙搬送部
32と、搬入口31から搬入された複数枚の記録紙を一
時的に収納し、所定枚数に達した記録紙束を外部に排出
する中間トレイ部34と、この中間トレイ部34の下端
部に配設されたステープル処理(用紙綴じ処理)を行う
用紙処理部37と、中間トレイ部34から排出(移載)
された記録紙束を集積するスタックトレイ部38と、中
間トレイ部34の記録紙束をスタックトレイ部38へ排
出する搬出口39とを備えている。
【0039】記録紙搬送部32は、搬入口31から搬入
された記録紙を中間トレイ部34に搬送するもので、共
通搬送路321と、この共通搬送路321から分岐する
メイン搬送路322及びバイパス搬送路323とを備え
ている。共通搬送路321には、搬入口31から搬入さ
れた記録紙を下流側に搬送する搬送ローラ対324と、
搬送ローラ対324により搬送されてきた記録紙をメイ
ン搬送路322及びバイパス搬送路323のいずれか一
方に搬送する方向切換弁325とを備えている。
【0040】この方向切換弁325は、図略のソレノイ
ドにより実線で示す位置及び鎖線で示す位置のいずれか
一方に切り換えられるようになっており、実線で示す位
置に切り換えられたときには記録紙がメイン搬送路32
2に送り込まれ、鎖線で示す位置に切り換えられたとき
には記録紙がバイパス搬送路323に送り込まれるよう
になっている。
【0041】メイン搬送路322には、上流側から下流
側にかけて順に配設された4組の搬送ローラ対326,
327,328,329と、各搬送ローラ対間に配設さ
れた方向切換弁330,331,332とを備えてい
る。各方向切換弁330,331,332は、図略のソ
レノイドにより実線で示す位置及び鎖線で示す位置のい
ずれか一方に切り換えられるようになっており、実線で
示す位置に切り換えられたときには記録紙がその位置で
中間トレイ部34に排出され、鎖線で示す位置に切り換
えられたときには記録紙はさらに下流側に搬送される。
【0042】バイパス搬送路323には、搬送ローラ3
33を備えている。このバイパス搬送路323は、中間
トレイ部34に収納された記録紙束に対して用紙処理部
37でステープル処理が行われている最中や、中間トレ
イ部34の記録紙束がスタックトレイ部38へ排出され
ている最中に選択されるもので、それらの動作中に画像
形成装置部2から排出されてきた記録紙を一時的に保管
するものである。中間トレイ部34の記録紙束がスタッ
クトレイ部38へ排出されると、バイパス搬送路323
に保管されていた記録紙は中間トレイ部34に排出され
る。
【0043】中間トレイ部34は、上部側がスタックト
レイ部38側に位置し、下端側が画像形成装置部2側に
位置するように傾斜して配設されており、画像形成装置
部2側から搬入された所定枚数の記録紙を一時的に収納
する中間トレイ341と、中間トレイ341上に収納さ
れた所定枚数の記録紙からなる記録紙束を鉤部342に
より外部に排出する搬送ベルト等からなる搬送手段34
3と、中間トレイ341上に収納された記録紙束を左右
方向(記録紙の搬送方向と直交する幅方向)に仕分け
(オフセット)する仕分け手段344とを備えている。
また、中間トレイ部34の上方には、排出路70が配設
されると共に、排出路70の先端部には排出ローラ対7
1が配設されている。
【0044】また、用紙処理部37は、中間トレイ34
1の下端部に図1の紙面を貫く方向に所定間隔で一対の
ステープラ371が設けられており、中間トレイ341
上に排出された記録紙束の端縁にステープル処理を行う
ものである。なお、ステープラ371には、それぞれ駆
動モータ372が設けられており、記録紙束の端縁の1
箇所にステイプル処理を施すときは一方のステイプラ3
71が使用され、記録紙束の端縁の2箇所にステイプル
処理を施すときは両方のステイプラ371が使用され
る。
【0045】スタックトレイ部38は、スタックトレイ
381と、このスタックトレイ381を上下方向(矢印
方向)に往復動させる搬送ベルト等からなる移動手段3
82とを備えている。また、後述する搬出口39の近傍
位置には、スタックトレイ381が最上位置にあるか否
かを検出する位置センサSTと、スタックトレイ381
上の記録紙束の集積高さを検出する集積高さセンサSS
とが配設されている。この集積高さセンサSSは、例え
ば光反射型フォトインタラプタで構成され、位置センサ
STは、例えば光透過型フォトインタラプタで構成され
ている。
【0046】すなわち、スタックトレイ381上に記録
紙束が排出されていない状態では、スタックトレイ38
1が最上位置(初期位置)に上昇し、スタックトレイ3
81に取り付けられた遮光板が位置センサSTの光路を
遮断することによりスタックトレイ381が最上位置に
あることが検知されるようになっている。
【0047】また、スタックトレイ381上に記録紙束
が排出されると集積高さセンサSSがそれを検知するこ
とにより移動ベルト駆動モータ386がスタックトレイ
381を降下させる方向に駆動される。これにより、ス
タックトレイ381上の記録紙束上面と搬出口39との
間の距離が記録紙束の排出されていないときのスタック
トレイ381上面と搬出口39との間の距離に略等しく
なる位置にまで降下され、中間トレイ341上からの記
録紙束の排出が確実に行われるようになっている。この
ように、スタックトレイ381が降下することにより遮
光板で遮断されていた位置センサSTの光路が形成され
るようになる結果、スタックトレイ381上に記録紙束
が排出されていると判断されることになる。
【0048】図2は、本発明の実施形態に係る画像形成
装置1の主要な制御構成を示すブロック図である。この
図において、制御部8は、所定の演算乃至制御処理を行
うCPU81と、所定の処理プログラムが記憶されてい
るROM82と、処理データを一時的に記憶するRAM
83とを備えている。
【0049】また、CPU81には、操作パネル47
(スタートボタン471、駆動許可ボタン472、複写
部数設定キー474、用紙処理設定キー475、複写モ
ード設定キー476)、原稿センサSD、記録紙センサ
SP、集積高さセンサSS、及び位置センサSTが接続
されて所定の信号が入力されるようになっている。ま
た、CPU81には、原稿給送部駆動モータM1、画像
形成部駆動モータM2、記録紙搬送部駆動モータM3及
び用紙後処理部駆動モータM4が接続されて自動原稿給
送部6の給紙ローラ63と搬送ローラ64、画像形成部
44の感光体ドラム43、記録紙搬送部46の給紙ロー
ラ462と搬送ローラ464、及び用紙後処理部3の用
紙処理部37とスタックトレイ部38等の各動作が制御
される一方、スキャナ412が接続されると共に、スキ
ャナ412により読み取られた原稿画像を記憶するため
の書き換え可能なメモリからなる記憶部84が接続され
ている。
【0050】また、CPU81には、スタート指示判別
手段810、複写モード設定手段811、用紙処理設定
手段812、原稿枚数カウント手段813、記録紙束枚
数算出手段814、ステープル可否判別手段815、動
作制御手段816、判別結果表示指示手段817、複写
モード検索手段818、複写モード表示指示手段81
9、駆動許可判別手段820、駆動許可手段821、時
間経過判別手段822、モード指定判別手段823、及
び複写終了判別手段824の各機能実現手段を備えてい
る。
【0051】ここで、スタート指示判別手段810は、
スタートボタン471がONされたか否かを判別するも
の、複写モード設定手段811は、複写モード選択キー
477が操作されることに応じて「片面原稿/片面複
写」、「両面原稿/両面複写」等の所定の複写モードを
設定するもの、用紙処理設定手段812は、用紙処理キ
ー475が操作されることに応じてステープル処理を実
行するモードに設定するもの、原稿枚数カウント手段8
13は、原稿センサSDから出力される信号に基づいて
原稿載置部61に載置された原稿束の原稿枚数をカウン
トするものである。
【0052】また、記録紙束枚数算出手段814は、原
稿枚数カウント手段813により得られた原稿枚数と複
写モード設定手段811により設定された複写モード
(このモード中の片面原稿か両面原稿かの原稿情報)と
から原稿載置部61に載置された原稿束に対応する記録
紙束の枚数を予め算出するものである。例えば、複写モ
ードが「片面原稿/片面複写」に設定されていると記録
紙束の枚数は原稿枚数と同数となり、複写モードが「片
面原稿/両面複写」に設定されていると記録紙束の枚数
は原稿枚数の2分の1となり、複写モードが「両面原稿
/片面複写」に設定されていると記録紙束の枚数は原稿
枚数の2倍となる。
【0053】また、ステープル可否判別手段815は、
原稿載置部61に載置された原稿束に対応する記録紙束
の枚数によりステープル処理が可能であるか不可能であ
るかを判別するものであり、記録紙束枚数算出手段81
4により算出された記録紙束の枚数と、用紙処理部37
の処理能力に基づいて予め設定された判定値(例えば、
記録紙束の枚数が50枚までであればステープル処理が
可能である場合、「50」以下の数値でROM83等に
記憶されている。)とを比較し、記録紙束の枚数が判定
値以下の場合はステープル処理が可能であると判別し、
判定値を超える場合はステープル処理が不可能であると
判別する。
【0054】また、動作制御手段816は、ステープル
可否判別手段815によりステープル処理が可能である
と判別されたとき、画像形成部駆動モータM2により画
像形成部44を駆動させて給送されてきた記録紙に対し
画像を記録する一方、ステープル処理が不可能であると
判別されたとき、画像形成部44を駆動しないようにす
るものである。
【0055】また、判別結果表示指示手段817は、ス
テープル可否判別手段815による判別結果を表示部4
76に表示させるものである。例えば、ステープル処理
が可能である場合は、「ステープル処理可能」、ステー
プル処理が不可能である場合は、「ステープル処理不
能」と表示する。なお、これらの表示のうち、「ステー
プル処理可能」は、少なくとも画像形成部44が駆動さ
れて複写動作が開始されると消滅するように設定されて
いる。
【0056】複写モード検索手段818は、ステープル
可否判別手段815によりステープル処理が不可能であ
ると判別されたとき、原稿載置部61に載置された原稿
束に対応する記録紙束の枚数を少なくすることによりス
テープル処理が可能となる複写モードを検索するもので
ある。すなわち、例えば、複写モードが「片面原稿/片
面複写」に設定されている場合にステープル処理が不可
能であると判別されたとき、予め設定されている複数の
複写モードのうちでステープル処理が可能となる「片面
原稿/両面複写」等の複写モードが検索(ステープル処
理が可能となる複写モードが複数存在する場合はその複
数の複写モードが検索)される。この検索は、原稿が片
面にのみ画像の存在するものか、両面に画像の存在する
ものかの原稿情報(この原稿情報は、最初の複写モード
の設定内容から得ることができる。)、原稿束の枚数及
びステープル可否判別手段815による判別の際に用い
られる判定値から算出されて実行される。
【0057】また、複写モード表示指示手段819は、
複写モード検索手段818により検索された複写モード
を表示部476に表示させるようにするものである。こ
の表示部476に表示された複写モードをモード指定手
段である複写モード選択キー477により指定して選択
することで複写モード設定手段811により複写モード
の設定変更が行われる。ここで、複写モード選択キー4
77及び複写モード設定手段811は、複写動作開始前
の最初の設定とその後の設定変更における設定との機能
を兼用するようにしたものであるが、設定変更の際の複
写モード選択キー及び複写モード設定手段を別に設ける
ようにすることも可能である。なお、本実施形態では、
複写モード検索手段818、表示部476及び複写モー
ド選択キー477により複写モード設定変更手段が構成
される。
【0058】また、駆動許可判別手段820は、駆動許
可ボタン472がONにされたか否かを判別するもの、
駆動許可手段821は、ステープル可否判別手段815
によりステープル処理が不可能であると判別された場合
でオペレータがステープル処理は不要(あるいは、手作
業でステープル処理を実施する)と判断した場合に、駆
動許可ボタン472を操作することでステープル処理の
設定を解除し、動作制御手段816による画像形成部4
4の駆動を可能にするものである。すなわち、駆動許可
ボタン472を操作することにより記録紙に対し原稿画
像の記録が行われ、ステープル処理が行われない状態で
記録紙束がスタックトレイ381上に排出される。
【0059】また、時間経過判別手段822は、表示部
476に「ステープル処理不能」の表示が行われてから
一定時間が経過したか否かを判別するもの、モード指定
判別手段823は、表示部476に表示されているステ
ープル処理可能な複写モードが指定(複数のモードが表
示されているときは、そのうちの1つが指定)されたか
否かを判別するもの、複写終了判別手段824は、最初
に設定した複写部数だけ記録紙束が排出されて複写動作
が終了したか否かを、例えば記録紙センサSPで検出し
た記録紙枚数が複写部数分に達したか否かにより判別す
るものである。
【0060】次に、図2に示す制御構成を有する画像形
成装置1の主要な動作を図3に示すフローチャートを参
照して説明する。なお、複写作業に先立ち、用紙処理設
定キー475の操作によりステープル処理を行うモード
に設定されると共に(これにより、ソートモードに自動
設定される。)、複写部数設定キー474の操作により
複写部数が設定され、複写モード選択キー477の操作
により複写モードが設定される。そして、原稿載置部6
1に1ジョブ分の原稿束が載置され、スタートボタン4
71がONにされる。
【0061】まず、スタート指示がなされたか否かがス
タート指示判別手段810により判別され(ステップS
1)、判定が肯定されると、給送ローラ63が回転駆動
されて原稿載置部61に載置された原稿束は原稿1枚ず
つが繰り出され、原稿枚数が原稿枚数カウント手段81
3によりカウントされると同時に第2のコンタクトガラ
ス52上に給送される(ステップS3)。そして、第2
のコンタクトガラス52上に給送された原稿の読み取り
が行われ、この読み取られた原稿画像が記憶部84に記
憶される(ステップS5)。画像の読み取りが終了した
原稿は原稿排出部62に排出される。原稿の両面に画像
が形成されている場合は、各原稿の一面側の画像の読み
取りが先に行われた後に他面側の画像の読み取りが順次
行われる。なお、ステップS1で判定が否定されたとき
は、判定が肯定されるまで繰り返し判別が実行される。
【0062】次いで、原稿載置部61に載置された原稿
束に対応する記録紙束に対してステープル処理が可能で
あるか否かがステープル可否判別手段815により判別
される(ステップS7)。この判定が肯定されると、ス
テープル処理が可能である旨が判別結果表示指示手段8
17からの指令により報知手段となる表示部476に表
示され(ステップS9)、引き続いて画像形成部44で
画像形成が行われる(ステップS11)。すなわち、記
憶部84に記憶されている原稿画像が所定のタイミング
で記憶部84から原稿単位で順次読み出されて感光体ド
ラム43が露光されることによりトナー像が形成され、
このトナー像が給紙カセット461から所定のタイミン
グで給送されてきた記録紙に記録(転写)される。
【0063】このトナー像が記録された記録紙は、定着
部45で定着された後に排出口49から用紙後処理部3
側に排出され、中間トレイ341に排出された記録紙が
原稿載置部61に載置された原稿束に対応する枚数に達
すると(この枚数は、記録紙センサSPにより検出され
る。)、ステープラ371によりステープル処理が行わ
れ、ステープル処理の終了した記録紙束はスタックトレ
イ381上に排出される(ステップS13)。
【0064】次いで、複写動作が終了したか否かが複写
終了判別手段824により判別される(ステップS1
5)。この判定が否定されると、ステップS11に移行
して以降の動作を繰り返し実行する。ステップS15で
判定が肯定されると、画像形成部駆動モータM2の駆動
が停止されることにより画像形成部44の動作が停止さ
れ、これに応じて給紙カセット461からの記録紙の給
紙動作も停止される。
【0065】ステップS7で判定が否定されると、ステ
ープル処理が不能である旨が判別結果表示指示手段81
7からの指令により報知手段となる表示部476に表示
され(ステップS17)、続いて駆動許可ボタン472
がONにされて駆動許可指示が行われたか否かが駆動許
可判別手段820により判別される(ステップS1
9)。この判定が否定されると、一定時間が経過したか
否かが時間経過判別手段822により判別され(ステッ
プS21)、この判定が否定されると、ステップS19
に移行して以降の動作を繰り返し実行する。
【0066】ステップS21で判定が肯定されると、複
写モード検索手段818によりステープル処理の可能な
複写モードの検索が行われ、その検索結果が複写モード
表示指示手段819からの指令により表示部476に表
示される(ステップS23)。そして、表示部476に
表示された複写モードのうちから1の複写モードが指定
されたか否かがモード指定判別手段823により判別さ
れ(ステップS25)、判定が肯定されるとステップS
11に移行して以降の動作を繰り返し実行する。ステッ
プS25で判定が否定されると、判定が肯定されるまで
待機する。
【0067】ステップS19で判定が肯定されると、ス
テープル処理の設定が解除され(ステップS27)、続
いて画像形成部44で記録紙に対し画像形成が行われる
(ステップS29)。その後、複写動作が終了したか否
かが複写終了判別手段824により判別され(ステップ
S31)、判定が肯定されると複写作業は完了する。ス
テップS31で判定が否定されると、ステップS29に
移行して以降の動作を繰り返し実行する。
【0068】上記のように、本発明の実施形態に係る画
像形成装置1によれば、原稿載置部61に載置された原
稿束の原稿枚数を原稿枚数カウント手段813によりカ
ウントすることにより原稿載置部61に載置された原稿
束に対応する記録紙束の枚数を画像が記録紙に記録され
る前に予め取得する一方、取得された記録紙束の枚数と
所定の判定値とをステープル可否判別手段815で比較
することによりステープル処理の可否を判別し、ステー
プル処理が不能と判別されたときに表示部476にその
旨を表示するようにしているので、ステープル処理を自
動的に行わせる必要があるときはステープル処理が可能
な複写モードに設定し直したり、原稿束を分割して枚数
を減らしたりする等して複写動作を行わせることがで
き、従来のように複写動作のやり直しによる記録紙ロス
や作業ロスが生じるのを効果的に阻止することができ
る。
【0069】なお、本発明に係る画像形成装置1は、上
記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、以
下に述べるような種々の変形態様を採用することができ
る。
【0070】(1)上記実施形態では、原稿載置部61
に載置された原稿束に対応する記録紙束の枚数を記録紙
束枚数算出手段814により算出し、この算出した記録
紙束の枚数と、予め設定された判定値とを比較すること
によりステープル処理の可否を判別するようにしている
が、原稿載置部61に載置された原稿束の枚数と、設定
された複写モード及び用紙処理部37のステープル処理
能力値に応じて予め算出した判定値とを比較することに
よりステープル処理の可否を判別するようにしてもよ
い。
【0071】すなわち、用紙処理部37が記録紙束の枚
数が例えば50枚を超えるとステープル処理を行うこと
ができない場合(この「50」がステープル処理能力値
となる。)、例えば、複写モードが「片面原稿/片面複
写」に設定されていると判定値を「50」とし、複写モ
ードが「片面原稿/両面複写」に設定されていると判定
値を「100」とし、複写モードが「両面原稿/片面複
写」に設定されていると判定値を「25」とする。従っ
て、本発明では、原稿束の原稿枚数、又は原稿束の原稿
枚数から算出した記録紙束の記録紙枚数を「記録紙束の
枚数情報」といい、原稿束の原稿枚数をカウントする原
稿枚数カウント手段813、又は記録紙束枚数算出手段
814を「枚数情報取得手段」という。この場合、CP
U81に判定値設定手段としての機能実現手段を持たせ
ておけばよい。なお、原稿束の原稿枚数は、原稿載置部
61に載置された原稿束を自動的にカウントするのでは
なく、予め手捲り等でカウントした値を操作パネル47
から入力するようにしてもよい。
【0072】(2)上記実施形態では、ステープル処理
が可能な場合にも表示部476に判別結果を表示するよ
うにしているが、ステープル処理が不能の場合にだけ判
別結果を表示させるようにしてもよい。また、オペレー
タの注意をより喚起させるため、判別結果を点滅表示さ
せたり、表示部476とは別に判別結果を表示する専用
の表示部を設けるようにしてもよい。
【0073】(3)上記実施形態では、ステープル処理
の可否判別結果を表示部476に表示してオペレータに
報知するようにしているが、この報知は表示部476へ
の表示に限るものではない。例えば、音声出力手段を利
用して音声により報知を行うこともできる。また、ステ
ープル処理が不能の場合にだけ報知を行うような場合等
では、点滅発光手段を利用して発光により報知を行った
り、ブザー等の音出力手段を利用して音により報知を行
ったりすることが可能である。
【0074】(4)上記実施形態では、用紙後処理部3
が中間トレイ341に排出された記録紙が所定枚数に達
する毎にステープル処理を行うように構成されたもので
あるが、このような構成のものに限定されるものではな
い。例えば、複数のビンを備えておき、各ビンに所定枚
数の記録紙束を先に排出させておき、その後で各ビンの
記録紙束に対して順次ステープル処理を行うように構成
することも可能である。
【0075】(5)上記実施形態では、画像形成装置1
は複写機であるため、光学ユニット42に入力される画
像データ(入力画像データ)は原稿読取部5で原稿を読
み取ることにより得るものであるが、光学ユニット42
に入力される画像データをプリンタ等の場合のようにワ
ードプロセッサやパーソナルコンピュータ等の外部装置
から得るようにすることもできる。このように、外部装
置から画像データを得る場合には、この画像データに含
まれているページ情報を読み取って得たページ数が「記
録紙束の枚数情報」となる。また、このページ情報の読
取手段が「枚数情報取得手段」となる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至3の
発明によれば、記録紙束の枚数情報を画像が記録紙に記
録される前に予め取得する枚数情報取得手段と、取得さ
れた枚数情報と所定の判定値とを比較することによりス
テープル処理の可否を判別するステープル可否判別手段
と、少なくともステープル処理が不能と判別されたとき
にその旨を報知する報知手段とを備えているので、記録
紙束にステープル処理を行う場合に記録紙ロスや作業ロ
スを抑制することができる。
【0077】また、請求項4の発明によれば、ステープ
ル可否判別手段によりステープル処理が可能と判別され
たときに画像形成手段を駆動し、ステープル処理が不能
と判別されたときに画像形成手段を駆動しないようにす
る動作制御手段を備えているので、ステープル処理が不
能なときにステープル処理がされない状態で記録紙に対
し画像の記録が行われることがなくなる結果、複写動作
のやり直しによる記録紙ロスや作業ロスを抑制すること
ができる。
【0078】また、請求項5の発明によれば、ステープ
ル可否判別手段によりステープル処理が不能と判別され
たときにステープル処理の設定を解除して動作制御手段
による画像形成手段の駆動を許可する駆動許可手段を備
えているので、手作業でステープル処理を行う等するこ
とで複写動作のやり直しによる記録紙ロスや作業ロスを
抑制することができる。
【0079】また、請求項6の発明によれば、片面複写
や両面複写等の複写モードを設定するモード設定手段
と、ステープル可否判別手段によりステープル処理が不
能と判別されたときにステープル処理が可能となるよう
にモード設定手段により設定された複写モードの設定変
更を行うモード設定変更手段とを備えているので、複写
モードを設定変更することで記録紙ロスや作業ロスを抑
制することができる。
【0080】また、請求項7の発明によれば、設定変更
手段はステープル処理が可能となる複写モードを検索す
る検索手段と、検索された複写モードを表示する表示手
段と、表示された複写モードを指定するモード指定手段
とを備えているので、ステープル処理が可能な複写モー
ドに容易に設定変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部
構成を概略的に示す図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図2に示す制御構成を有する画像形成装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 画像形成装置本体 3 用紙後処理部 4 本体部 5 原稿読取部 6 原稿給送部 8 制御部 52 第2のコンタクトガラス(画像読取部) 61 原稿載置部 412 スキャナ(原稿読取手段) 63 給紙ローラ(原稿給送手段) 44 画像形成部(画像形成手段) 84 記憶部(記憶手段) 477 表示部(表示手段) 810 スタート指示判別手段 811 複写モード設定手段(モード設定手段) 812 用紙処理設定手段 813 原稿枚数カウント手段 814 記録紙束枚数算出手段 815 ステープル可否判別手段 816 動作制御手段 817 判別結果表示指示手段 818 複写モード検索手段(検索手段) 819 複写モード表示指示手段 820 駆動許可判別手段 821 駆動許可手段 822 時間経過判別手段 823 モード指定判別手段 824 複写終了判別手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 純子 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA31 DA46 DB08 EC06 ED16 ED29 EE06 EE08 EF09 FA11 FA21 FA35 FB16 FB19 GB13 GB19 ZA07 2H072 AA25 AB17 AB27 GA08 3F108 GA02 GA04 GB01 HA02 HA32 HA45 HA55

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データに基づいて画像形成手段
    により順次記録紙に画像を記録し、集積された記録紙束
    に対してステープル処理を行うようにした画像形成装置
    において、前記記録紙束の枚数情報を画像が記録紙に記
    録される前に予め取得する枚数情報取得手段と、取得さ
    れた枚数情報と所定の判定値とを比較することによりス
    テープル処理の可否を判別するステープル可否判別手段
    と、少なくともステープル処理が不能と判別されたとき
    にその旨を報知する報知手段とを備えたことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記入力画像データは外部装置から入力
    されるものであり、前記枚数情報取得手段は前記入力画
    像データに含まれるページ情報に基づいて記録紙束の枚
    数情報を取得するものであることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿載置部に載置された原稿束を原稿1
    枚毎に順次下流側に給送する原稿給送手段と、この原稿
    給送手段により給送されてきた原稿を順次読み取る原稿
    読取手段とを備え、前記入力画像データは前記原稿読取
    手段により原稿が読み取られることにより得られるもの
    であり、前記枚数情報取得手段は前記原稿束の原稿枚数
    をカウントすることにより記録紙束の枚数情報を取得す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ステープル可否判別手段によりステ
    ープル処理が可能と判別されたときに前記画像形成手段
    を駆動し、ステープル処理が不能と判別されたときに前
    記画像形成手段を駆動しないようにする動作制御手段を
    さらに備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ステープル可否判別手段によりステ
    ープル処理が不能と判別されたときにステープル処理の
    設定を解除して前記動作制御手段による画像形成手段の
    駆動を許可する駆動許可手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 片面複写や両面複写等の複写モードを設
    定するモード設定手段と、前記ステープル可否判別手段
    によりステープル処理が不能と判別されたときにステー
    プル処理が可能となるように前記モード設定手段により
    設定された複写モードの設定変更を行うモード設定変更
    手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記モード設定変更手段は、ステープル
    処理が可能となる複写モードを検索する検索手段と、検
    索された複写モードを表示する表示手段と、表示された
    複写モードを指定するモード指定手段とを備えたことを
    特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
JP31415099A 1999-11-04 1999-11-04 画像形成装置 Pending JP2001130826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31415099A JP2001130826A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31415099A JP2001130826A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001130826A true JP2001130826A (ja) 2001-05-15

Family

ID=18049840

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31415099A Pending JP2001130826A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001130826A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007171573A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム
WO2014091882A1 (ja) 2012-12-10 2014-06-19 グラドコジャパン株式会社 用紙後処理装置
JP2014113746A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Gradco Japan Ltd 用紙後処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007171573A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム
WO2014091882A1 (ja) 2012-12-10 2014-06-19 グラドコジャパン株式会社 用紙後処理装置
JP2014113746A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Gradco Japan Ltd 用紙後処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4044420B2 (ja) 用紙後処理装置
JP2000153947A (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP2000177920A (ja) 後処理装置および後処理方法
JP2006315812A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2001235977A (ja) 画像形成装置
JP2007041353A (ja) 画像形成装置、画像形成システム
US20080075491A1 (en) Image forming apparatus
JP2009232354A (ja) 画像読取装置及び複写機
JP2001130826A (ja) 画像形成装置
JP3566590B2 (ja) 画像形成装置
JP2005329624A (ja) 画像形成装置
JP4227559B2 (ja) 画像形成装置及び画像読取装置
JP2008207883A (ja) 画像形成システム
JP3581612B2 (ja) 画像形成装置
JP4267531B2 (ja) 画像形成装置
JP2004091130A (ja) シートスタック装置及びこれを用いたシート後処理装置
US5028951A (en) Copying apparatus
JP2780804B2 (ja) 画像形成装置
JP2005122006A (ja) 画像形成装置
JPH08211787A (ja) 画像形成装置
JP4076484B2 (ja) 画像形成装置及び後処理装置
JP2015000785A (ja) シート処理装置、及び画像形成システム
JP2712438B2 (ja) 記録装置の用紙搬送制御システム
JP3806244B2 (ja) 画像形成装置
JP2897233B2 (ja) 原稿供給装置