JP2001130514A - 袋体の袋詰め装置 - Google Patents

袋体の袋詰め装置

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JP2001130514A JP31186499A JP31186499A JP2001130514A JP 2001130514 A JP2001130514 A JP 2001130514A JP 31186499 A JP31186499 A JP 31186499A JP 31186499 A JP31186499 A JP 31186499A JP 2001130514 A JP2001130514 A JP 2001130514A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破袋等の発生のない状態で米袋等の袋体を、
整然と、かつ、効率よく外装袋に詰めることができ、し
かも装置が複雑化することを回避することができる袋体
の袋詰め装置を提供する点にある。 【解決手段】 搬送経路に沿って搬送終端部まで搬送し
てきた袋体1を、搬送手段3の終端部下方に配置した収
納部4に自然落下させることができるように搬送姿勢か
ら搬送方向と平行な軸芯X1,X2周りで下方揺動させ
た退避姿勢に変更させる姿勢変更手段10を設けたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米袋等の袋体の所
定個数(複数個)を外装袋に自動的に詰めることができ
る袋体の袋詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記袋体の袋詰め装置としては、例えば
実公平5−18257号公報に示される袋詰包装整形装
置がある。これは、コンベアにて搬送されてきた小袋の
2つを整列コンベア上に整列配置し、これら2つの小袋
を、吸着盤を有する小袋保持機構により上方に持ち上げ
た後、整列コンベアに隣接配設された配積パレット上に
配積する。このように所定個数に配積された小袋群を、
セットされた外装袋の開口に向けて押圧板により移動さ
せ、外装袋内に挿入するように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記袋詰包装整形装置
では、整列コンベアや小袋保持機構の他、配積パレット
等が必要になり、構造の複雑化に伴う装置の大型化やコ
ストの高騰化を招くものであった。又、吸着盤を有する
小袋保持機構により2つの小袋を吸着した状態で持ち上
げると、袋体は上方に持ち上げられるのであるが、内部
に入っている内容物が自重で下方に移動することになる
ため、小袋が形崩れし、この状態で、配積パレット上に
配積される。しかも、配積パレット上の所定位置に小袋
を載置することが難しいため、セットされた外装袋の開
口の大きさよりも小袋群の外形が食み出してしまってい
ることが多く、その結果、外装袋の開口に向けて押圧板
により所定個数に配積された小袋群を移動させても、外
装袋に小袋群を挿入している途中で詰まってしまい、外
装袋に小袋群を挿入することができないことになり、実
際には、前記小袋群の詰まりを人為的に解消しながら、
作業を行うことになり、作業効率が非常に悪化するもの
であった。又、押圧板により所定個数に配積された小袋
群を無理矢理外装袋に詰めようとすると、小袋や外装袋
の破袋を招くものであった。又、吸着盤を有する小袋保
持機構により2つの小袋を吸着して配積パレット上に配
積するまでに時間を要することから、この時間内は、整
列コンベア上に連続して小袋を配置することができず、
その時間分作業効率を低下させることになり、前記作業
効率を更に悪化させるものであった。
【0004】本発明が前述の状況に鑑み、解決しようと
するところは、破袋等の発生のない状態で米袋等の袋体
を、整然と、かつ、効率よく外装袋に詰めることがで
き、しかも装置が複雑化することを回避することができ
る袋体の袋詰め装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の袋体の袋詰め装
置は、前述の課題解決のために、米袋等の袋体を搬送経
路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段にて搬送
されてきた袋体を一旦収納しておくために該搬送手段の
終端部下方に配置した収納部と、前記収納部に収納され
た所定個数の袋体を開口がほぼ水平方向を向いた所定姿
勢にセットされた外装袋内に移動させる移動機構と、前
記外装袋を所定姿勢にセットするための外装袋供給手段
とを備え、前記搬送手段の終端部を搬送方向と平行な軸
芯周りで揺動自在に構成すると共に、前記搬送されてき
た袋体を搬送終端部まで搬送する搬送姿勢と、この搬送
姿勢から前記軸芯周りで下方揺動させて該袋体を前記収
納部に自然落下させる退避姿勢とに、該搬送終端部を姿
勢変更させる姿勢変更手段を設けたことを特徴としてい
る。上記のように搬送手段の終端部まで搬送されてきた
袋体は、搬送手段の終端部を退避姿勢に変更することに
よって、搬送されてきたそのままの姿勢で下方に自然落
下し、収納部に一旦収納される。そして、収納部に所定
個数の袋体が収納されると、これら袋体が移動機構によ
り所定姿勢にセットされた外装袋内に移動されて袋詰め
が完了するのである。尚、水平姿勢から退避姿勢に変更
するときの搬送手段の終端部の揺動速度を、袋体が自然
落下するときの落下速度よりも速く設定することは当然
である。前記袋体が例えば米袋等のように平面視ほぼ長
方形状を有するものでなる場合には、袋体を、それの長
方形状の上下のほぼ偏平となる両面のうちの一方の偏平
面を下にした状態、つまり搬送面との接触面積を最も大
きくすることができる安定した姿勢で搬送し、この安定
姿勢で袋体を自然落下させることにより、収納部に着地
したときの衝撃力により形崩れすることなく収納部に袋
体を収納することができる。
【0006】前記搬送終端部が左右一対のコンベアから
なり、それらコンベアのそれぞれを前記搬送方向と平行
な軸芯周りで揺動自在に構成し、前記2つの軸芯をコン
ベアよりも上方に位置し、かつ、コンベアの搬送幅方向
ほぼ両端に位置する箇所に設定している。上記のように
搬送終端部を左右一対のコンベアから構成することによ
って、単一のコンベアから構成したものに比べて、退避
位置への揺動角度(揺動ストローク)を小さく(少な
く)することができ、その分駆動時間の短縮及びエネル
ギーの削減を図ることができる。又、軸芯を上記のよう
に設定することによって、前記退避位置への揺動角度
(揺動ストローク)を更に小さく(少なく)することが
できる。前記コンベアとしては、ベルト式の他、ローラ
式やチェーン式等が考えられる。
【0007】前記コンベアへ電動モータなどの動力源か
らの動力伝達をタイミングベルトを備えるベルト伝動機
構を介して行うことによって、コンベアの退避位置への
揺動時にタイミングベルトが捻れることでコンベアの位
置変更を特別な吸収機構等を設けなくとも良好に吸収す
ることができる。しかも、タイミングベルトで構成する
ことによって、スリップ等がなく、位置制御等のデータ
としても正確に利用することができる。
【0008】前記移動機構が、袋体を押し移動させる押
圧板と、この押圧板を駆動する駆動部とからなり、前記
押圧板を駆動して袋体を外装袋内に移動させた押し移動
完了位置から押し移動を開始させるための待機位置へ戻
す経路において該押圧板を上昇させる上昇手段を設ける
ことによって、押圧板を押し移動完了位置から待機位置
へ戻すまでに収納部に次の袋体を収納していても、押圧
板を上昇させて戻すことによって、収納部に収納した次
の袋体に干渉することなく、待機位置に戻すことが可能
になる。
【0009】前記搬送手段の搬送経路途中に袋体をほぼ
90°方向転換させるための方向転換手段を設けること
によって、米袋等の長方形状のもの等、縦横の寸法が異
なる袋体を方向転換して外装袋に合理的に詰めることが
できる。
【0010】米袋等の袋体を搬送経路に沿って搬送する
搬送手段と、前記搬送手段にて搬送されてきた袋体を一
旦収納しておくために該搬送手段の終端部下方に配置し
た収納部と、前記収納部に収納された所定個数の袋体を
開口がほぼ水平方向を向いた所定姿勢にセットされた外
装袋内に移動させる移動機構と、前記外装袋を所定姿勢
にセットするための外装袋供給手段とを備え、前記外装
袋の開口縁に予め又は袋詰め作業中に接着剤を塗布し、
前記所定個数の袋体が移動された外装袋の開口縁のうち
の左右縁部を互いに内方側に折り込むために左右から該
左右縁部を接当押圧するための第1折り込み部と、この
第1折り込み部にて折り込んだ左右縁部に前記外装袋の
開口縁のうちの上部縁部を内方側に折り込んで重ね合わ
せるために上方から該上部縁部を接当押圧するための第
2折り込み部と、前記第1折り込み部及び第2折り込み
部にて折り込んだ縁部に前記開口縁の下部縁部を下方か
ら接当押圧して接着剤による封止を完了するための第3
折り込み部とからなる封止手段を備えさせ、前記第2折
り込み部を上下2段に分離した2つの押圧部材から構成
し、前記下方に位置する押圧部材を前記第3折り込み部
が下部縁部を接当押圧する前に折り込みを解除した解除
姿勢に姿勢変更させることを特徴としている。所定個数
の入った外装袋の開口縁を封止する場合には、まず外装
袋の開口縁のうちの左右縁部を第1折り込み部により左
右から互いに内方側に折り込み、次に第2折り込み部に
より外装袋の開口縁のうちの上部縁部を内方側に折り込
んで第1折り込み部にて折り込んだ状態の左右縁部に重
ね合わせる。この後、第3折り込み部により開口縁の下
部縁部を下方から接当押圧して第1折り込み部及び第2
折り込み部にて折り込んだ縁部に重ね合わせて接着を完
了するのであるが、第3折り込み部が下部縁部を接当押
圧する前に下方に位置する押圧部材が折り込みを解除し
た解除姿勢に姿勢変更することによって、第3折り込み
部が開口縁の下部縁部だけでなく、下方に位置する押圧
部材が押圧していた上部縁部を同時に接当押圧して接着
を確実に行わせることができる。尚、前記接着剤として
は、粘弾性体に圧力を加えることにより流動し、必要な
接着強さを持つ感圧接着剤(粘着剤)が好ましいが、熱
硬化性接着剤等の反応型接着剤や溶液型接着剤等の蒸発
型接着剤等でもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、袋体の一例であ
る平面視ほぼ長方形状を有する米袋1を外装袋2に自動
的に詰めることができる袋詰め装置を示している。この
袋詰め装置は、米袋1を長方形状の上下のほぼ偏平とな
る両面のうちの一方の偏平面を下にした状態で、かつ、
長手方向がほぼ搬送方向となる姿勢で一直線上の搬送経
路に沿って特定箇所まで搬送するための搬送手段3と、
前記搬送手段3にて搬送されてきた米袋1を一旦収納し
ておくために該搬送手段3の終端部下方に配置した収納
部4と、前記収納部4に収納された所定個数の袋体1
を、搬送幅方向一端側に配設され、かつ、開口がほぼ水
平方向を向いた所定姿勢にセットされた外装袋2内に移
動させる後述の移動機構5と、前記外装袋2を所定姿勢
にセットするための外装袋供給手段6を主要構成として
いる。前記袋体としては、後述する1kg〜5kgまで
の小さな米袋の他、10kgの米袋でもよく、又、あづ
き袋や砂糖袋等、袋充填された袋体であればどのような
ものでもよい。
【0012】前記搬送手段3は、搬送始端部に搬送後方
側に向かって徐々に上方に搬送していく後方傾斜部分を
有する第1ベルトコンベア7と、この第1ベルトコンベ
ア7により搬送されてきた米袋1を受け取って後方に搬
送し、かつ、該第1ベルトコンベア7の搬送幅よりも狭
い搬送幅を有する第2ベルトコンベア8と、この第2ベ
ルトコンベア8から米袋1を受け取って前記収納部4の
直上方まで搬送する左右一対の第3ベルトコンベア9,
9とから構成している。前記搬送手段3を3つのベルト
コンベア7,8,9にて構成したが、1つのベルトコン
ベア又は2つのベルトコンベア又は4つ以上のベルトコ
ンベアで構成してもよい。又、後述の方向転換手段Aを
設ける関係上、前記第1ベルトコンベア7の搬送幅を他
のベルトコンベア8,9の搬送幅よりも広く設定した
が、それらを全て同一の搬送幅にしてもよい。又、搬送
手段3としては、大きな輸送力を持ち動力消費が少なく
構造も簡単なベルトコンベアが最適であるが、ローラコ
ンベアやチェーンコンベア等でもよい。
【0013】前記第3ベルトコンベア9,9を、図3に
示すように、前記第2ベルトコンベア8にて搬送されて
きた袋体を搬送終端部まで水平姿勢(ほぼ水平でもよ
い)で搬送する搬送姿勢(実線で示す)と、この搬送姿
勢から搬送経路から斜め下方に退避させて米袋1を下方
に配置した前記収納部4に自然落下させる退避姿勢とに
姿勢変更可能に構成してあり、第3ベルトコンベア9,
9を姿勢変更させる姿勢変更手段10について説明す
る。図3、図4及び図6に示すように、左右一対の縦フ
レーム11,11を前後に配設し、それら前後に位置す
る縦フレーム11,11の上端に角形フレーム14をそ
れぞれ架設し、これら左右の角形フレーム14,14の
前後方向ほぼ中間部の上端に固定したL型の取付部材1
6,16間に前後一対の板状のフレーム15,15をそ
れぞれ固定し、それらフレーム15,15の両端側箇所
(縦フレーム寄りの箇所)に回転自在に支持される貫通
軸17,17に一体回転する状態で上下のL型の連結板
材19A,19Bを介して一体化された前後一対のL型
の支持部材18,18をそれぞれ取り付け、前記第3ベ
ルトコンベア9,9を前記支持部材18,18の水平板
部上面に載置固定して、第3ベルトコンベア9,9を搬
送方向と平行な水平軸芯X1,X2周りで揺動可能に構
成している。前記上側に位置する連結板材19A,19
AにL型部材20,20の下部を連結し、これらL型部
材20,20の上端にほぼ水平姿勢の連結部材21,2
1の一端のボールジョイント部を枢支連結し、これら連
結部材21,21の他端を前記フレーム15,15の搬
送幅方向(左右方向)ほぼ中間の上端に渡って固定した
固定板22に縦軸芯Y周りで回転自在に取り付けた回転
アーム23の両端にそれぞれ枢支連結し、前記回転アー
ム23を所定角度回転させるためのシリンダSを前記一
方の角形フレーム14と該回転アーム23の一端との間
に取り付けている。従って、シリンダSを図4の短縮状
態から伸長作動させて、回転アーム23が平面視におい
て時計周りに所定角度回転すると共に、L型部材20,
20の上端部同士を互いに引き寄せる側に揺動させるこ
とによって、左右一対ずつの支持部材18,18、1
8,18をそれぞれの軸芯X1,X2周りで互いに離れ
る側に揺動させて、第3ベルトコンベア9,9上の米袋
1を下方の収納部4に自然落下させるようにしている。
このように下方に円弧を描きながら第3ベルトコンベア
9,9を退避位置に位置変更させることによって、水平
方向にスライドさせて第3ベルトコンベア9,9を退避
させる場合に米袋1に対する第3ベルトコンベア9,9
表面(上面)の摩擦係数等により米袋1の位置や姿勢等
が不測に変更されることを確実に回避することができ
る。前記第3ベルトコンベア9,9を退避させる速度
は、米袋1が自然落下する速度よりも速い速度に設定す
ることになる。前記2つの第3ベルトコンベア9,9に
より米袋1を落下させる構成にすることによって、揺動
角度(揺動ストローク)を小さく(少なく)することが
できる利点があるが、単一のコンベアを設けて、1個の
コンベアを揺動させるように構成してもよい。又、前記
2つの軸芯X1,X2を第3ベルトコンベア9,9より
も上方に位置させ、コンベアの搬送幅方向ほぼ両端に位
置する箇所に設定することによって、米袋1に対して逃
げやすくすることができるだけでなく、前記揺動角度
(揺動ストローク)を更に小さく(少なく)することが
できる利点があるが、他の箇所に2つの軸芯X1,X2
を設定してもよい。
【0014】前記第3ベルトコンベア9,9を駆動する
ためのベルト伝動機構Bについて説明すれば、図4〜図
6に示すように、前記搬送方向後端に位置する左右一対
の縦フレーム11,11の搬送方向後面側に架設した補
助フレーム24上の一端に電動モータ25を取り付け、
この電動モータ25の駆動軸と前記補助フレーム19の
中間部に固定の平面視長方形の箱体26に貫通支持させ
た駆動回転軸27とをカップリング28を介して連結
し、前記駆動回転軸27の両端に一体回転状態でプーリ
29,29を取り付け、前記後方側に位置する支持部材
18,18の垂直板部の上側に米袋1の搬送中心側に向
けて延出板部20A,20Aを形成し、これら延出板部
20A,20Aに平面視ほぼコの字状のブラケット3
0,30を取り付け、これらブラケット30,30の相
対向する平行な板部30A,30A、30A,30A間
に回転軸32,32を回転自在に支持させ、これら回転
軸32,32の搬送幅方向外方側一端に一体回転状態で
取り付けたプーリ33,33と前記プーリ29,29と
をタイミングベルト34,34により連動し、前記回転
軸32,32の搬送幅方向他端に一体回転状態で取り付
けたプーリ35,35と前記第3ベルトコンベア9,9
の駆動軸に固着のプーリ36とをタイミングベルト3
7,37により連動して、電動モータ25を駆動するこ
とによって、2つの第3ベルトコンベア9,9を駆動す
ることができるようにしている。このようにタイミング
ベルト34,34により連動させているから、前記のよ
うに第3ベルトコンベア9,9を揺動させても、タイミ
ングベルト34,34が捻れるだけで電動モータ25か
ら第3ベルトコンベア9,9への動力伝達を支障なく行
うことができる。図5に示す38は、位置検出器の一例
であるエンコーダであり、図6に示す米袋1検出手段の
一例である光電スイッチ39からの検出情報に基づいて
米袋1を第3ベルトコンベア9,9の所定位置に位置さ
せるためにエンコーダ38からの位置情報を利用して電
動モータ25の駆動停止時期を決定することができるよ
うにしている。
【0015】図2及び図7に示すように、前記第1ベル
トコンベア7の始端に供給される米袋1を搬送幅方向ほ
ぼ中央に接当案内するための左右一対の米袋1案内用の
ガイド40,40を設けているが、必ずしも必要ではな
い。そして、前記ガイド40,40により案内されなが
ら搬送されてきた米袋1をほぼ90°方向転換させるた
めの方向転換手段Aを前記第1ベルトコンベア7の搬送
方向終端部に設けてあり、米袋1の大きさ等によっては
外装袋2に効率よく詰める目的で搬送されてきた姿勢
(方向)を90°変更した状態で収納部4に自然落下さ
せることができるようにしている。前記方向転換手段A
も必ずしも必要ではない。図13(a)〜(d)に方向
転換して外装袋2に詰める場合を示している。
【0016】前記方向転換手段Aは、図7〜図9に示す
ように、搬送されてきた米袋1を一端側に寄せるための
押圧板41及びこの押圧板41を搬送幅方向(左右方
向)に移動させるためのシリンダ42(これら一端側に
寄せるための構成は必ずしも必要ではない)と、前記押
圧板41にて押し移動された米袋1を受け止める受止板
43(これも必ずしも必要ではない)と、この受止板4
3にて案内された米袋1の搬送方向前端面と横一側面と
を受け止める平面視ほぼL字型の方向転換部材44と、
縦(上下)軸芯Z周りで回転自在に吊り下げ支持された
回転軸45に一体回転状態で固定された前記方向転換部
材44取付用の水平板部材46と、前記回転軸45を回
転操作するためのシリンダ47と、前記方向転換部材4
4による方向転換中に米袋1が遠心力を受けて方向転換
部材44から飛び出すことを阻止するための後述する阻
止手段48(この阻止手段は必ずしも必要ではない)と
を備えているが、これらの構成以外でもよい。従って、
第1ベルトコンベア7にて長手方向が搬送方向となる姿
勢で搬送されてきた米袋1が発光部と受光部とからなる
光電スイッチ49,49(図7参照)にて検出される
と、押圧板41を所定のタイミング(検出後設定時間経
過したときのタイミング)で作動させて米袋1を一端側
に寄せた後、発光部と受光部とからなる光電スイッチ
C,C(図7参照)にて検出されると、方向転換部材4
4を所定のタイミング(検出後設定時間経過したときの
タイミング)で回転させると共に、阻止手段48にて米
袋1の飛び出しを阻止した状態で、米袋1の方向転換を
行い、方向転換が終了すると同時に阻止手段48を解除
操作することによって、長手方向が搬送幅方向に向いた
状態に方向転換された米袋1が第1ベルトコンベア7に
て第2ベルトコンベア8の始端部まで搬送されるのであ
る。
【0017】前記阻止手段48は、図9及び図10
(a),(b)に示すように、米袋1をベルト面側に押
し付けるために揺動自在に上端が吊り下げ支持された押
圧板50と、この押圧板50を米袋1を押圧する作用姿
勢と押圧を解除した解除姿勢とに切り替えるために前記
水平板部材46に固定された左右一対のブラケット5
1,51に回転自在に支持させた回転軸52と該押圧板
50との間に設けたシリンダ53とから構成し、シリン
ダ53を伸長作動させることにより、図10(a)に示
すように押圧板50を解除姿勢に切り替え、又、前記シ
リンダ53を短縮作動させることにより、図10(b)
に示すように、押圧板50を作用姿勢に切り替えること
ができるようにしている。前記押圧板50の下端を丸く
形成することによって、米袋1を押圧したときに米袋1
を損傷させることがないようにしているが、押圧板50
の形状は、図に示す形状以外でもよい。
【0018】前記収納部4は、図11及び図12に示す
ように、米袋1を受け止めて収納しておくための水平姿
勢の底部54と、この底部54の前後両端縁からヒンジ
を介して揺動自在に連結された前壁部55A及び後壁部
55Bと、これら前後壁部55A,55Bを独立して揺
動操作する2つのシリンダ57,58とからなる第1収
納部59と、この第1収納部59から搬送幅方向一端側
に延出された第2収納部60とからなっている。前記シ
リンダ57,58のピストンロッドの先端をほぼ中央部
の水平軸芯W周りで回転自在に設けたアーム56,56
の下端部に枢支連結し、それらアーム56,56の上端
部に備えさせたローラ56A,56Aを前記前後壁部5
5A,55Bの壁面に付設のコの字状のブラケット55
V,55Vに移動自在に係止している。従って、シリン
ダ57,58を短縮作動させることにより、アーム5
6,56を回転させることで図10の2点鎖線で示すよ
うに前後壁部55,56を上端側ほど前後方向に拡がっ
た姿勢にして、第3ベルトコンベア9,9から自然落下
する米袋1の落下位置が所定位置からずれた場合でも、
前後壁部55,56の傾斜案内面により底部54に確実
に収納することができるようにガイドとして機能させる
ことができるようにしている。前記第2収納部60は、
前記第収納部59の底部54から延出された底部と、こ
の底部の前後両端縁から垂直方向に伸びる前後壁部とか
らなっている。
【0019】前記第2収納部60の終端部には、開口が
第2収納部60に臨む水平姿勢でセットされており、前
記収納部4が所定個数の米袋1になると、前記移動機構
5を作動させることにより、外装袋2内にそれら所定個
数の米袋1を詰めることができるようにしてあり、次に
その移動機構5について説明する。図12に示すよう
に、米袋1を押し移動させる押圧板61と、この押圧板
61を駆動する駆動部62とからなり、前記押圧板61
を駆動して米袋1を外装袋2内に移動させた押し移動完
了位置(2点鎖線で示す位置)から押し移動を開始させ
るための待機位置(実線で示す位置)へ戻す経路におい
て該押圧板61を上昇させる上昇手段としてのシリンダ
63を設けて、例えば押し移動完了位置から押し移動を
開始させるための待機位置へ戻すときに米袋1が第1収
納部59に収納されていても、これを上方側に迂回させ
て押圧板61を良好に戻すことができ、袋詰め作業の迅
速化を図ることができるようにしている。前記駆動部6
2は、シリンダ本体64とスライドテーブル65からな
り、このスライドテーブル65に固定された支持枠体6
6に前記シリンダ63のシリンダチューブ側端部を枢支
連結し、このシリンダ63のピストンロッドの先端と前
記支持枠体66に一端が枢支連結された側面視ほぼL字
型のアーム67の先端上部とを枢支連結し、前記アーム
67の先端下部に一端が枢支された補助アーム67Aの
他端と前記支持枠体66に一端が枢支連結された前記押
圧板61の他端とを枢支連結して、図11に示すように
伸長作動しているシリンダ63を短縮作動させることに
より、垂直姿勢の押圧板61を水平姿勢に姿勢変更でき
るようにしている。図12に示す68は、前記第1収納
部59と第2収納部60とを仕切るための仕切板であ
り、図に示すシリンダ69により第1収納部59に収納
した米袋1の上側に積み重ねられるために落下供給した
米袋1が第2収納部60にずれ落ちる等、上段に落下供
給する米袋1が下側の米袋1に対して不測に移動するこ
とがないように垂直となる仕切姿勢(図に破線で示す)
と第1収納部59に収納された米袋1を第2収納部60
へ移動させることを許容するために水平となる解除姿勢
(図に実線で示す)とに姿勢変更することができるよう
にしている。
【0020】図13(a),(b),(c),(d)及
び図14(a),(b),(c),(d),(e),
(f)に、前記収納部4での収納の仕方を米袋1の大き
さ及び個数に応じてそれぞれ示している。いずれのもの
も上側に積層した米袋1を上から見た平面図を示し、下
側に積層した米袋1を後側から見た背面図を示し、この
ように積層された米袋1は前記押圧板61にて矢印方向
に移動させて外装袋2に詰め込むことになる。
【0021】図15に示すように、前記外装袋供給手段
4は、前記外装袋2の複数を積み重ね収納しておくため
の収納部70と、この収納部70に収納されている外装
袋2のうちの最上部に位置する外装袋2から順次吸着に
より分離させた後、該外装袋2を後述の回転テーブル7
2まで移動させて外装袋2の口を米袋1の詰め込みを可
能とする状態にセットするための外装袋セット手段71
とから構成している。
【0022】前記外装袋セット手段71が、両側に配置
された駆動プーリと従動プーリに巻回されたベルト73
と、このベルト73を駆動する正逆転可能な電動モータ
Mと、前記ベルト73に取り付けられた伸縮自在なシリ
ンダ74と、このシリンダ74のピストンロッドの先端
に取り付けられ、前記最上部に位置する外装袋2の上面
を吸着して直下方に位置する外装袋2と分離させるため
の複数の吸着パッド75と、回転テーブル72に移動さ
せた米袋1の口に挿入して該口を所定の開口姿勢に保つ
ための左右一対の口縁部材76とからなっている。従っ
て、まず、一枚目の外装袋2をセットする場合には、シ
リンダ74を図15のほぼ中央に位置する待機位置から
電動モータMを作動させて右端の仮想線で示す位置まで
移動させてから、シリンダ74を伸長作動させて吸引状
態になっている吸着パッド75を外装袋2の上面に吸着
させた後、シリンダ74を短縮作動させて外装袋2を上
昇させてから前記電動モータMを作動させて、外装袋2
を図15の実線で示す位置、つまり回転テーブル72の
直上方まで移動させる。次に、シリンダ74を伸長作動
させることにより回転テーブル72の底部上面まで外装
袋2を下降させた後、シリンダ74を短縮作動させるこ
とにより、外装袋2の上面を上昇させながらも、回転テ
ーブル72の下部に設けた吸着パッド(図示せず)によ
り外装袋2の下面を吸着することで外装袋2の口を開い
た後、口縁部材76,76のそれぞれを図示していない
アクチュエータにより縦軸芯周りで回転させることによ
り外装袋2の口内に挿入して口を所定姿勢に保持するよ
うにしている。そして、このようにセットした外装袋2
を図2に仮想線で示すセット姿勢から実線で示す所定姿
勢に姿勢変更させるために回転テーブル72を図示して
いないアクチュエータにより縦軸芯周りで回転させるの
である。
【0023】前記所定姿勢にセットされた外装袋2に所
定個数の米袋1が詰められた後は、前記回転テーブル7
2を図2の仮想線で示す位置になるように回転させた
後、図16に示すように、シリンダ77により外装袋2
の底部が下方となるように回転テーブル72を傾斜姿勢
に姿勢変更させ、押圧用のシリンダ78により米袋1を
押すことにより下方に移動させてから、外装袋2の開口
縁を封止するのである。前記一枚目の外装袋2をセット
した後は、前述のように図15の実線で示す位置にある
シリンダ74を右端の2点鎖線で示す位置まで移動させ
た後、前述同様に外装袋2を吸着パッド75にて吸着し
た後、図15のほぼ中央の前記待機位置まで移動させ
る。この後、前記回転テーブル72が傾斜姿勢から水平
姿勢に戻された時点で、前記外装袋2を吸着しているシ
リンダ74を図15の実線で示す位置まで移動させて、
前述のように回転テーブル72に外装袋2をセットす
る。そして、次回の外装袋2のセットも同様に待機位置
でシリンダ74が外装袋2を吸着した状態で待機し、前
述同様に外装袋2をセットするのである。前記外装袋2
の開口縁には、感圧接着剤(粘着剤)が予め塗布されて
おり、外装袋2の開口縁を後述のように折り畳むだけで
接着が完了するようになっている。前記感圧接着剤(粘
着剤)は、図19(a)に示すように、外装袋2の開口
縁のうちの左右縁部それぞれの内面の上半分の2箇所
と、上部縁部2Cの外面と、下部縁部2Dの内面の4箇
所塗布されており、このように塗布しておくことによっ
て、封止した後、接着剤が外面に露呈することがないよ
うにしている。前記外装袋2の開口縁に予め接着剤を塗
布しておく他、接着工程を袋詰め作業中に行うようにし
てもよい。
【0024】前記外装袋2の開口縁を封止する封止手段
Fの構成について説明すれば、図17〜図19に示すよ
うに、外装袋2の開口縁のうちの左右縁部2A,2Bを
互いに内方側に折り込むために左右から該左右縁部2
A,2Bを接当押圧するための第1折り込み部81と、
この第1折り込み部81にて折り込んだ左右縁部2A,
2Bに前記外装袋2の開口縁のうちの上部縁部2Cを内
方側に折り込んで重ね合わせるために上方から該上部縁
部2Cを接当押圧するための第2折り込み部82とを、
シリンダ79により上昇させた待機位置と下降させた封
止可能な使用姿勢とに切り替え自在な支持フレーム80
に取り付けている。又、前記第1折り込み部81及び第
2折り込み部82にて折り込んだ縁部2A,2B,2C
に前記開口縁の下部縁部2Dを下方から接当押圧して接
着剤による封止を完了するための第3折り込み部83を
下方に設けた外装袋2受止用の支持台84に移動させる
ための中継用のガイド板として構成している。
【0025】前記第1折り込み部81を、ほぼ三角形状
の左右一対の板材81A,81Aから構成し、それら板
材81A,81Aのそれぞれを外装袋2の案内傾斜面に
対して垂直となる方向の軸芯周りで回転可能に構成し、
シリンダ85,85(図では一方のみ図示)により板材
81A,81Aをそれの頂部が前方に向いた折り込み解
除姿勢と互いに90°内方側に回転させた折り込み姿勢
とに姿勢変更自在に構成している。尚、前記第1折り込
み部81の板材81A,81Aは、袋体2が所定位置に
位置するまで図18の2点鎖線で示す位置にあり、前記
板材81A,81Aを前記のように折り込み姿勢に姿勢
変更させる前に、左右に設けられたシリンダD,Dを短
縮作動させることにより図18の実線で示す距離Lだけ
内側に寄った位置まで移動させるようにしている。又、
前記第2折り込み部82を、上下2段に分離した2つの
押圧部材82A,82Bから構成し、それら押圧部材8
2A,82Bを2つのシリンダ86,87により図に示
す水平姿勢よりも一端が上方に向いた傾斜姿勢となる折
り込み解除姿勢と前記外装袋2の案内傾斜面に対して垂
直となる折り込み姿勢とに姿勢変更自在に構成してい
る。又、第3折り込み部83を押圧面に突出するゴムや
合成樹脂等でなる複数のローラ83Aを備え、かつ、水
平軸芯周りで揺動自在に支持させた押圧板から構成し、
前記押圧板83をシリンダ88により前記外装袋2を移
動案内させる案内(折り込み解除)姿勢と前記案内傾斜
面に対して垂直となる折り込み姿勢とに姿勢変更自在に
構成している。尚、前記複数のローラ83Aを備えさせ
ることによって、押圧板83の押圧力を大きく設定して
も、第1及び第2折り込み部81,82が破損すること
を弾性力により回避しながらも、接着を確実に行うこと
ができるようにしている。そして、前記下方に位置する
押圧部材82Bを前記第3折り込み部83が下部縁部2
Dを接当押圧する前に折り込みを解除した解除姿勢に姿
勢変更させるように構成している。
【0026】前記外装袋2の口を封止することを、図1
9(a),(b),(c),(d)の図面に基づいて説
明する。分かり易くするために図では外装袋2を水平姿
勢にした状態で描いている。まず、図17に示すように
外装袋2が支持台84に移動すると同時に、シリンダ7
9を伸長側に作動して第1折り込み部81及び第2折り
込み部82を下降させると共にシリンダD,Dを短縮作
動させて折り込み可能状態にする(図19(a)参
照)。続いて、シリンダ85を伸長作動させて左右の縁
部2A,2Bを折り込む(図19(b)参照)。次に、
シリンダ86,87を伸長作動させることにより上部縁
部2Cを折り込んだ後、前記シリンダ87を直ちに短縮
作動させて折り込み解除姿勢に姿勢変更させる(図19
(c)の2点鎖線参照)。この後、シリンダ88を伸長
作動させることにより下部縁部2Dを折り込んで、封止
を終了する(図19(d)参照)。
【0027】前記封止を終了した後は、前記シリンダ
D,Dを伸長作動させて板材81A,81Aを互いに離
間する外方側に移動させて袋体2の重ね合わせた部分か
ら抜き取った後、伸長作動させているシリンダ79の
他、残りのシリンダ85,86,88も短縮作動させ
て、外装袋2を案内可能な初期状態に切り替えることに
なる。又、封止を終了した外装袋2は、シリンダ89を
短縮作動させることにより支持台84を前倒れ傾斜姿勢
にして外装袋2を前側下方に配置してあるベルトコンベ
ア90に自重により移動させて、所定箇所まで搬送する
のである。前記支持台84からベルトコンベア90に外
装袋2を受け渡す際に、図17に示すように、外装袋2
の前面の封止部を接当板91にて再度接当させて接着が
確実に行われるようにしている。図に示す92は、前記
接当板91を操作するためのシリンダである。
【0028】
【発明の効果】請求項1によれば、搬送手段の終端部ま
で搬送されてきた袋体を搬送手段の姿勢変更手段にて搬
送されてきたそのままの姿勢で下方に自然落下させる構
成にすることができるから、従来のように吸着盤を有す
る小袋保持機構により2つの小袋を吸着した状態で持ち
上げた場合に発生する袋体の形崩れや破袋等がない。
又、形崩れのない状態で、しかも吸着盤を有する小袋保
持機構により2つの小袋を吸着して配積パレット上に配
積するまでに時間を要するようなことがないから、整然
と、かつ、高効率で袋体を外装袋に詰めることができ
る。又、吸着盤を有する小袋保持機構等の特別な装置等
が一切不要になり、その分装置の小型化及びコストの低
減化を図ることができる。
【0029】請求項2によれば、搬送終端部を左右一対
のコンベアから構成することによって、単一のコンベア
から構成したものに比べて、退避位置への揺動角度(揺
動ストローク)を小さく(少なく)することができ、そ
の分駆動時間の短縮及びエネルギーの削減を図ることが
でき、より一層作業の高速化を図ることができると共に
経済面において有利になる。
【0030】請求項3によれば、コンベアへ電動モータ
などの動力源からの動力伝達をタイミングベルトを備え
るベルト伝動機構を介して行うことによって、コンベア
の退避位置への揺動時にタイミングベルトが捻れること
でコンベアの位置変更を特別な吸収機構等を設けなくと
も良好に吸収することができ、簡素な構成で動力伝達が
行える利点がある。
【0031】請求項4によれば、押圧板を押し移動完了
位置から押し移動を開始させるための待機位置へ戻す経
路において上昇させる上昇手段を設けることによって、
押圧板を押し移動完了位置から待機位置へ戻すまでに収
納部に次の袋体を収納していても、押圧板を上昇させて
戻すことによって、収納部に収納した次の袋体に干渉す
ることなく、待機位置に戻すことが可能になり、その分
作業の高速化を図ることができる。
【0032】請求項5によれば、搬送手段の搬送経路途
中に袋体をほぼ90°方向転換させるための方向転換手
段を設けることによって、米袋等の長方形状のもの等、
縦横の寸法が異なる袋体を方向転換して外装袋に合理的
に詰めることができるから、米袋以外の大きさの異なる
袋体への対応も良好に行うことができ、使用範囲の拡大
を図ることができる。
【0033】請求項6によれば、第3折り込み部が下部
縁部を接当押圧する前に下方に位置する押圧部材が折り
込みを解除した解除姿勢に姿勢変更することによって、
第3折り込み部が開口縁の下部縁部だけでなく、下方に
位置する押圧部材が押圧していた上部縁部を再度接当押
圧してその部分を2度打ちすることができ、封止のため
の接着を確実に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】袋詰め装置の概略全体側面図である。
【図2】袋詰め装置の概略全体平面図である。
【図3】収納部に自然落下させる部分を示す要部の背面
図である。
【図4】収納部の直上方に位置する搬送手段の平面図で
ある。
【図5】搬送手段の終端部への動力伝達機構を示す平面
図である。
【図6】収納部に自然落下させる部分を示す要部の側面
図である。
【図7】第1ベルトコンベアの平面図である。
【図8】方向転換手段の具体的構造を示す平面図であ
る。
【図9】方向転換手段の具体的構造を示す背面図であ
る。
【図10】米袋の方向転換中に米袋を押さえ付けるため
の具体構成を示す背面図である。
【図11】収納部の側面図である。
【図12】収納部の米袋を移動させる移動機構の構成を
示す収納部の背面図である。
【図13】1kg〜2.5kgの米袋の積層の仕方を示
す説明図であり、(a)は、1kgの米袋を前後に10
袋ずつ合計20袋積層した場合を示し、(b)は、2k
gの米袋を前後に5袋ずつ合計10袋積層した場合を示
し、(c)は、1.5kgの米袋を前後に7袋ずつ合計
14袋積層した場合を示し、(d)は、2.5kgの米
袋を前後に4袋ずつ合計8袋積層した場合を示してい
る。
【図14】3kg〜5kgの米袋の積層の仕方を示す説
明図であり、(a)は、3kgの米袋を前後に2袋と3
袋の合計5袋積層した場合を示し、(b)は、3kgの
米袋を前後に3袋ずつ合計6袋積層した場合を示し、
(c)は、1kgの米袋を前後方向に3,1,3の合計
7袋積層した場合を示し、(d)は、4kgの米袋を前
後方向に2,1,2の合計5袋積層した場合を示し、
(e)は、4.2kgの米袋を2,1,2の合計5袋積
層した場合を示し、(f)は、5kgの米袋を前後に2
袋ずつ合計4袋積層した場合を示している。
【図15】外装袋セット手段の具体構成を示す側面図で
ある。
【図16】外装袋に米袋を詰めた後、下方に移動させる
ための構成を示す側面図である。
【図17】封止手段の具体構成を示す側面図である。
【図18】第1及び第2折り込み部を折り込み動作させ
た状態を示す正面図である。
【図19】封止動作を示す説明図であり、(a)は、第
1〜第3の折り込み部を折り込み動作させる直前の状態
を示す斜視図、(b)は、第1折り込み部を折り込み動
作させた状態を示す斜視図、(c)は、第1及び第2折
り込み部を折り込み動作させた状態を示す斜視図、
(d)は、第1〜第3折り込み部を折り込み動作させた
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 米袋 2 外装袋 2A,2B 左右縁部 2C 上部縁部 2D 下部縁部 3 搬送手段 4 収納部 5 移動機構 6 外装袋供給手段 7 第1ベルトコンベア 8 第2ベルトコンベア 9 第3ベルトコンベア 10 姿勢変更手段 11 縦フレーム 12 横フレーム 13 支持部材 14 角形フレーム 15 フレーム 16 取付部材 17 貫通軸 18支持部材 18A 延出板部 19A,19B 連結板材 20 L型部材 21 連結部材 22 固定板 23 回転アーム 24 補助フレーム 25 電動モータ 26 箱体 27 駆動回転軸 28 カップリング 29 プーリ 30ブラケット 30A 板部 32 回転軸 33 プーリ 34,37 タイミングベルト 35,36 プーリ 38 エンコーダ 39 光電スイッチ 40 ガイド 41 押圧板 42 シリンダ 43 受止板 44 方向転換部材 45 回転軸 46 水平板部材 47 シリンダ 48 阻止手段 49 光電スイッチ 50 押圧板 51 ブラケット 52 回転軸 53 シリンダ 54 底部 55A,55B 前後壁部 55V ブラケット 56 アーム 57,58 シリンダ 59 第1収納部 60 第2収納部 61 押圧板 62 駆動部 63 シリンダ 64 シリンダ本体 65 スライドテーブル 66 支持枠体 67アーム 67A 補助アーム 68 仕切板 69 シリンダ 70 収納部 71外装袋セット手段 72 回転テーブル 73 シリンダ本体 74 シリンダ 75 吸着パッド 76 口縁部材 77,78,79 シリンダ 80 支持フレーム 81 第1折り込み部 81A 板材 82第2折り込み部 82A,82B 押圧部材 83第3折り込み部 83A ローラ 84 支持台 85〜89 シリンダ 90 ベルトコンベア 91 接当板 92 シリンダ A 方向転換手段 B ベルト伝動機構 C 光電スイッチ D シリンダ F 封止手段 L 距離 M 電動モータ S シリンダ W、X1,X2,Y,Z 軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大手山 達治 和歌山県和歌山市黒田75−2 財団法人雑 賀技術研究所内 Fターム(参考) 3E003 AA01 AB02 BA03 BB03 BB05 BC02 BD03 CA02 CA04 CA05 CB03 CB06 DA02 DA03 DA07 3E054 AA13 CA08 EA02 FA07 FC02 FC08 FC13 FC19 GA01 GB02 GB03 GB06 GC02 HA02 HA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 米袋等の袋体を搬送経路に沿って搬送す
    る搬送手段と、前記搬送手段にて搬送されてきた袋体を
    一旦収納しておくために該搬送手段の終端部下方に配置
    した収納部と、前記収納部に収納された所定個数の袋体
    を開口がほぼ水平方向を向いた所定姿勢にセットされた
    外装袋内に移動させる移動機構と、前記外装袋を所定姿
    勢にセットするための外装袋供給手段とを備え、前記搬
    送手段の終端部を搬送方向と平行な軸芯周りで揺動自在
    に構成すると共に、前記搬送されてきた袋体を搬送終端
    部まで搬送する搬送姿勢と、この搬送姿勢から前記軸芯
    周りで下方揺動させて該袋体を前記収納部に自然落下さ
    せる退避姿勢とに、該搬送終端部を姿勢変更させる姿勢
    変更手段を設けたことを特徴とする袋体の袋詰め装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送終端部が左右一対のコンベアか
    らなり、それらコンベアのそれぞれを前記搬送方向と平
    行な軸芯周りで揺動自在に構成し、前記2つの軸芯をコ
    ンベアよりも上方に位置し、かつ、コンベアの搬送幅方
    向ほぼ両端に位置する箇所に設定してなる請求項1記載
    の袋体の袋詰め装置。
  3. 【請求項3】 前記コンベアへ電動モータ等の動力源か
    らの動力伝達をタイミングベルトを備えるベルト伝動機
    構を介して行うことを特徴とする請求項2記載の袋体の
    袋詰め装置。
  4. 【請求項4】 前記移動機構が、袋体を押し移動させる
    押圧板と、この押圧板を駆動する駆動部とからなり、前
    記押圧板を駆動して袋体を外装袋内に移動させた押し移
    動完了位置から押し移動を開始させるための待機位置へ
    戻す経路において該押圧板を上昇させる上昇手段を設け
    てなる請求項1記載の袋体の袋詰め装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段の搬送経路途中に袋体をほ
    ぼ90°方向転換させるための方向転換手段を設けてな
    る請求項1記載の袋体の袋詰め装置。
  6. 【請求項6】 米袋等の袋体を搬送経路に沿って搬送す
    る搬送手段と、前記搬送手段にて搬送されてきた袋体を
    一旦収納しておくために該搬送手段の終端部下方に配置
    した収納部と、前記収納部に収納された所定個数の袋体
    を開口がほぼ水平方向を向いた所定姿勢にセットされた
    外装袋内に移動させる移動機構と、前記外装袋を所定姿
    勢にセットするための外装袋供給手段とを備え、前記外
    装袋の開口縁に予め又は袋詰め作業中に接着剤を塗布
    し、前記所定個数の袋体が移動された外装袋の開口縁の
    うちの左右縁部を互いに内方側に折り込むために左右か
    ら該左右縁部を接当押圧するための第1折り込み部と、
    この第1折り込み部にて折り込んだ左右縁部に前記外装
    袋の開口縁のうちの上部縁部を内方側に折り込んで重ね
    合わせるために上方から該上部縁部を接当押圧するため
    の第2折り込み部と、前記第1折り込み部及び第2折り
    込み部にて折り込んだ縁部に前記開口縁の下部縁部を下
    方から接当押圧して接着剤による封止を完了するための
    第3折り込み部とからなる封止手段を備えさせ、前記第
    2折り込み部を上下2段に分離した2つの押圧部材から
    構成し、前記下方に位置する押圧部材を前記第3折り込
    み部が下部縁部を接当押圧する前に折り込みを解除した
    解除姿勢に姿勢変更させることを特徴とする袋体の袋詰
    め装置。
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